JP2019169743A - SiCエピタキシャルウェハの製造方法 - Google Patents

SiCエピタキシャルウェハの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SiCエピタキシャルウェハの面内のキャリア濃度を制御できるSiCエピタキシャルウェハの製造方法を提供する。【解決手段】このSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、凹状収容部を有する搭載プレートと凹状収容部内に配置され、上面にSiC基板が載置されるサテライトとサテライト上に載置されるSiC基板の主面上にSiCエピタキシャル膜の原料ガスを供給する第1ガス供給管と凹状収容部内に供給孔を有する第2ガス供給管とを備える製造装置を用い、サテライトに対し搭載プレートの中央から外周に向かう方向に第1ガス供給管から原料ガスを供給し、第2ガス供給管を用いて凹状収容部とサテライトの間からSiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントキャリアガスを供給し、第1ガス供給管から供給されるガスの総量に対する第2ガス供給管から供給されるガスの総量は、1/300〜1/50である。【選択図】図1

Description

本発明は、SiCエピタキシャルウェハの製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きく、熱伝導率が3倍程度高い等の特性を有する。炭化珪素はこれらの特性を有することから、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。このため、近年、上記のような半導体デバイスにSiCエピタキシャルウェハが用いられるようになっている。
SiCエピタキシャルウェハは、SiC基板上にSiC半導体デバイスの活性領域となるSiCエピタキシャル膜を成長させることによって製造される。SiC基板は、昇華法等で作製したSiCのバルク単結晶から加工して得られ、SiCエピタキシャル膜は、化学的気相成長法(Chemical Vapor Deposition:CVD)によって形成される。
SiCエピタキシャルウェハを製造するための装置としては、複数のウェハを水平に配置し、各ウェハを公転させるとともにウェハ中心を軸にしてウェハ自体を自転させる水平自公転型のエピタキシャル成長装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
このエピタキシャル成長装置では、回転可能な搭載プレート(サセプタ)上に、この搭載プレートの回転軸を囲むように複数のサテライトが設けられている。サテライトが回転駆動機構によって自転可能とされることにより、このサテライト上に載置されたSiC基板は、搭載プレートの回転軸を中心に公転するとともに自転することで、自公転可能に構成されている。
上述のようなエピタキシャル成長装置においては、原料ガスが搭載プレート上に載置されたSiC基板の外周端部の外側から通過することで、原料ガスがSiC基板上に供給される。この際、加熱手段によってSiC基板を高温に維持しながら、基板上にエピタキシャル材料を堆積させることでエピタキシャル膜を成膜する。
特許第2771585号公報 特許第2835338号公報
ここで、SiC基板上にSiCエピタキシャル膜を成長させた際に、得られるSiCエピタキシャル膜の外周部、即ちエッジ付近においてキャリア濃度が低くなるという問題がある。特に、大型のSiCエピタキシャルウェハを得るために、大型のSiC基板上にSiCエピタキシャル膜を成長させた際に、この傾向は顕著である。SiCエピタキシャルウェハの大型化に対する近年の市場から強い要望に伴い、SiCエピタキシャルウェハの面内方向におけるキャリア濃度を制御することが求められている。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、SiCエピタキシャルウェハの面内のキャリア濃度を制御できるSiCエピタキシャルウェハの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、検討の結果、SiC基板に対して所定の位置からドーパントガスを含むキャリアガス(ドーパントキャリアガスと呼ぶ)を供給することで、SiCエピタキシャル膜のキャリア濃度を制御できることを見出した。その上で、既存の装置に大幅な変更を設けずかつ効率的に、所定の部分のキャリア濃度を制御ができるSiCエピタキシャルウェハの製造装置の構成を見出し、発明を完成させた。
すなわち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手順を提供する。
(1)本発明の一態様に係るSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、凹状収容部を有する搭載プレートと、前記凹状収容部内に配置され上面にSiC基板が載置されるサテライトと、を備えるSiCエピタキシャルウェハの製造方法であって、前記凹状収容部と前記サテライトの間から前記SiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給する。
(2)上記(1)に記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法において、前記ドーパントキャリアガスが、前記凹状収容部の底部から供給され、前記ドーパントキャリアガスにより前記凹状収容部内で前記サテライトが回転してもよい。
(3)上記(1)または(2)のいずれかに記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法において、前記搭載プレートの上面に対して、前記SiC基板の上面の位置が同一又はそれより下方としてもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のドーパントガスが窒素ガスであってもよい。
(5)本発明の一態様に係るSiCエピタキシャルウェハの製造装置は、SiC基板の主面上に、化学的気相成長法によってSiCエピタキシャル膜を成長させるSiCエピタキシャルウェハの製造装置であって、凹状収容部を有する搭載プレートと、前記凹状収容部内に配置され、上面にSiC基板が載置されるサテライトと、前記サテライト上に載置されるSiC基板の主面上に、SiCエピタキシャル膜の原料ガスを供給する第1ガス供給管と、前記凹状収容部内に供給口を有する第2ガス供給管と、前記第2ガス供給管に接続され、前記第2ガス供給管にドーパントキャリアガスを含むガスを供給するガス供給部と、を有する。
本発明のSiCエピタキシャルウェハの製造方法及び製造装置によれば、SiC基板の面内方向におけるキャリア濃度を制御できる。
本発明の一態様に係るSiCエピタキシャルウェハの製造装置の断面模式図である。 本発明の一実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造装置における搭載プレートを平面視した図である。 本発明の一実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造装置における1つのサテライト周辺を拡大した断面模式図である。 実施例1、実施例2及び比較例1において得られたSiCエピタキシャル膜の面内方向におけるキャリア濃度の位置依存性を示したグラフである。 実施例1及び実施例2と比較例1とのキャリア濃度の差を示したグラフである。
以下、本発明を適用したSiCエピタキシャルウェハの製造方法およびその製造装置について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
まず本明細書におけるガスの名称についての定義を説明する。SiCを構成する元素を供給するガスを「原料ガス」と言う。原料ガスには、シラン系ガスと炭化水素系ガスがある。シラン系ガスとしては、シラン(SiH)、ジクロロシラン(SiCl)、トリクロロシラン(SiCl)、四塩化ケイ素(SiCl)等を用いることができる。炭化水素系ガスとしては、プロパン(C)、エタン(C)等を用いることができる。またこれらの原料ガスに加えて、後述するキャリアガス等が同時に含まれたガスを広義の「原料ガス」として説明する場合がある。
これらの炭化珪素の構成元素である主要原料ガスの他に、ドーピングを行うためのガスを「ドーパントガス」という。このドーパントガスによりSiC基板内にドーパントされたものが、SiC基板内でキャリアとして機能する。炭化珪素のドーパントガスとしては、N型ドーピングの為の窒素、アンモニア、P型ドーピングの為のトリメチルアルミニウムなどがあげられる。
CVD結晶成長において原料ガスに比べて大量に流され、原料ガスやドーピングガスを運ぶ機能を有するガスを「キャリアガス」という。キャリアガスとしては、アルゴン(Ar)、水素(H)等が挙げられる。すなわち「キャリアガス」の「キャリア」は、SiC基板内の「キャリア密度(濃度)」の「キャリア」と同じ意味ではない。
また「ドーパントキャリアガス」は、ドーパントガスを含んでいるガスを意味し、ドーパントガスとキャリアガスが混ざったガスも含む。例えば、ドーパントキャリアガスが、窒素ガスのみからなってもよいし、窒素ガスと希ガス等のガスが混合したガスでもよい。
<SiCエピタキシャルウェハの製造装置>
構成を理解しやすい様に、SiCエピタキシャルウェハの製造装置から説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造装置の断面を模式的に説明する図である。
本発明の一実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造装置100は、搭載プレート10と、サテライト20と、第1ガス供給管30と、第2ガス供給管40と、図視略のガス供給部を有する。またSiCエピタキシャルウェハの製造装置100は、反応空間Kを形成するためのシーリング50及び側壁60と、反応空間Kを加熱するためのヒータ70を有する。SiCエピタキシャルウェハの製造装置100では、減圧排気可能なチャンバ(成膜室)内に、原料ガスGを供給し、加熱されたSiC基板Wの面上にSiCエピタキシャル膜を成長させる。チャンバ(成膜室)内に供給される原料ガスGは、広義の原料ガスでもよい。
図2は、本発明の一実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造装置における搭載プレートを平面視した図である。
搭載プレート10は、平面視円形状の回転台13と回転台13の中央に接続された回転軸12とからなる。回転台13には、回転台13の周方向(回転方向)に等間隔に複数並んで凹状収容部11が設けられている。図2では、凹状収容部11が等間隔に6個並んで設けられている場合を例示している。簡単のため搭載プレート10の一つの凹状収容部11にのみサテライト20を収容したが、当該構成には限られない。
搭載プレート10の中央下部には回転軸12が取り付けられている。回転軸12が図示を省略する駆動モータにより回転することで、回転台13がその中心軸周りに回転駆動できる。以下、回転軸12を中心軸とした回転を「公転」と言うことがある。
搭載プレート10は、耐熱性を有していればよく、公知の材料を用いることができる。例えば、黒鉛、TaCコートした黒鉛、SiCコートした黒鉛等を用いることができる。
図3は、本発明の一実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造装置における1つのサテライト周辺を拡大した断面模式図である。
サテライト20は、搭載プレート10の凹状収容部11に収容されている。サテライト20は、凹状収容部11内部で回転駆動手段によって自転することができる。すなわち、サテライト20は回転軸12に対して自公転できる。サテライト20は、搭載プレート10と同様の材質を用いることができる。
サテライト20の外径と凹状収容部11の内径は、ほぼ同一のサイズとし、わずかに凹状収容部11が大きいことが好ましい。凹状収容部11の大きさがサテライト20より大きすぎると、サテライト20が自転した際に、凹状収容部11内で横滑りしやすくなる。そのため、均一なSiCエピタキシャル膜を得ることが難しくなる。一方、サテライト20と凹状収容部11が同一であると、後述する第2ガス供給管40から供給されたガスの流路を十分に確保できなくなる。
サテライト20上には、SiC基板Wが載置される。SiC基板Wは、図3に示すように、サテライト20の上面20aに形成された凹部21に載置されることが好ましい。凹部21にSiC基板Wが載置されることにより、回転等によりSiC基板Wが横滑りすることを抑制することができる。
サテライト20のSiC基板の載置面は、円形であることが望ましい。SiC基板Wにオリエーテンションフラット(OF)がついている場合は、載置面は、SiC基板Wと相似形でOFに対応する直線部があってもよい。サテライト20の載置面上に、SiC基板Wに覆われていない部分があると、その部分にも結晶が堆積する。この堆積物によりSiC基板Wが、載置面に対し浮く場合がある。そこで、載置面に直線部を設けることにより、OFの外側の載置面に不要な結晶が堆積することを防止できる。
SiC基板Wを載置後のSiC基板W上面は、回転台上面13aと同一面か、それよりも下側にあることが好ましい。SiC基板Wが回転台上面13aより高い場合、SiC基板W端部で原料ガスの流れの乱れ(層流の乱れ)が生じやすくなる。原料ガスの流れの乱れが生じると、SiC基板W端部の成膜された膜の特性が内側と差が生じてしまう場合がある。
第1ガス供給管30は、その第1の端部が図示略のガス供給配管に接続され、第2の端部がシーリング50、側壁60及び搭載プレート10で囲まれる反応空間Kに接続されている。第1ガス供給管30によって反応空間Kに原料ガスGを供給することができる。原料ガスGとしては、SiCエピタキシャル膜の原料として一般に用いられる炭化水素系ガス及びシラン系ガスを含有するものを用いることができる。炭化水素系ガス及びシラン系ガスとしては、上述のものを用いることができる。第1ガス供給管30からは、原料ガスと同時にキャリアガス、ドーパントガスを供給してもよい。
図1に示すように、第1ガス供給管30の第2の端部(反応空間側の供給口)は、搭載プレート10の中央に向かって設けられていることが好ましい。第1ガス供給管30の供給口が搭載プレート10の中央に向かって設けられていることで、第1ガス供給管30から供給された原料ガスの流れを搭載プレート10の中央から外周に向かう方向に制御することができる。すなわち、搭載プレート10上に載置されたサテライト20に対して均一に原料ガスを供給することができる。
第2ガス供給管40は、その第1の端部が図示略の外部タンク等に接続され、第2の端部が凹状収容部11に接続されている。ここで、この外部タンク等は、特許請求の範囲における「ガス供給部」に対応する。ガス供給部は、ドーパントキャリアガスをいれたタンクを用いてもよい。あるいは、ガス供給部として、水素などのキャリアガスとドーピングガスを制御された流量で混合するガス混合装置を用いることができる。ガス混合装置はキャリアガスとドーパントガスを一定の比率で混合し、その混合ガスの一部または全部を所定の流量や圧力で第2ガス供給管に供給するものであり、マスフローコントローラーや圧力コントローラー等によって構成することができる。図1では、第2ガス供給管40は、搭載プレート10の回転軸12及び回転台13内を貫通して形成され、凹状収容部11の上面11aに供給口41を有する。
第2ガス供給管40は凹状収容部11の上面11aに供給口41を有する。そのため、凹状収容部11にサテライト20が収納された場合、サテライト20の下面20bと凹状収容部11の間にガスが供給される。サテライト20は、供給口41から供給されたガスにより凹状収容部11の上面からわずかに浮上する。したがって、凹状収容部11とサテライト20の間に加わる摩擦力が低減され、サテライト20はその中心を軸として回転自在となる。サテライト20を中心軸周りに回転駆動することで、サテライト20に載置されたSiC基板Wに対して均等に成膜を行うことができる。
サテライト20の回転は、供給口41から排出されたガスによって制御される構成でもよい。供給口41から排出されたガスは、サテライト20を浮揚させる機能と回転させる機能を持たせることができる。サテライト20を回転させるためには、例えば凹状収容部11の底面にらせん状の溝を形成し、その溝にそってガスを流すことにより、その粘性でサテライト20にトルクを与え、その結果回転させるという方法がある。あるいは、サテライト20の裏面側にらせん状の溝を形成し、その溝にそってガス流を流しても、同様の機能を持たせることができる。つまり、サテライト20を回転させるために、外部電源等を有する駆動手段を別途準備する必要が無く、SiCエピタキシャル製造装置の構成を簡便なものとしている。
このように供給口41から供給されるガスは、サテライトを浮揚させる機能と、回転させる機能を持つ。これらの機能を、一種類の供給口により持たせてもよいし、浮揚させる機能と回転させる機能を別の供給口からのガスで持たせてもよい。別の供給口を用いる場合は、回転させる機能とサテライトを浮揚させる機能のどちらか一方の供給口からドーパントキャリアガスを流して凹部収容部とサテライトの間からSiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントキャリアガスを供給することでもよい。
第2ガス供給管40は、図視略の外部タンクから反応空間Kにドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給する。第2ガス供給管40から供給されたドーパントキャリアガスは、図3に示すように、凹状収容部11とサテライト20の間を介して反応空間Kに供給される。すなわち、サテライト20に載置されたSiC基板Wを基準として考えると、その外周から中央に向かってドーパントキャリアガスが供給される。そのため、SiC基板Wの外周のキャリア濃度を中央のキャリア濃度に対して高めることができる。
第2ガス供給管40から供給されるガスがドーパントガスを含まないと、SiC基板Wの外周のキャリア濃度が低くなる。この場合、第1ガス供給管30から供給する原料ガスにドーパントガスを加えることでSiCエピタキシャル膜に対してドーパント元素を供給することができる。すなわち、第2ガス供給管40から供給されるガスにドーパントガスを含めることで、SiCエピタキシャル膜の外周のキャリア濃度を高めることができる。この結果、第2ガス供給管40から供給されるガスにドーパントガスを含めることで、均一なSiCエピタキシャル膜を成長させることができる。
シーリング50は、搭載プレート10及びサテライト20を上方から覆うように配置される。
シーリング50も、搭載プレート10およびサテライト20と同様に、黒鉛を材料とする基材の表面をコーティングされてなる円盤状部材である。シーリング50の表面をコーティングする被覆膜も、従来公知のTaCやSiC等を用いて形成することが可能である。
側壁60は、公知のものを用いることができる。例えば、図1に示すように支持部61を有するものを用いることができる。支持部61は、周壁60の内周面に全周に亘って設けられたシーリング支持部であり、このシーリング支持部上にシーリング50の外周部が載置される。チャンバ内で不要になったガスは、側壁60と搭載プレート10の間に設けられた排気口からチャンバの外へと排出することができる。
ヒータ70は、反応空間Kを加熱する。例えば、誘導コイル等を用いることができる。図示を省略する高周波電源から誘導コイルに高周波電流が供給されると、搭載プレート10およびシーリング50が高周波誘導加熱により加熱される。これら搭載プレート10およびシーリング50からの輻射や、サテライト20からの熱伝導等により、サテライト20に載置されたSiC基板Wを加熱することができる。なお、加熱手段は、搭載プレート10(回転台13)の下面側およびシーリング50の上面側に配置された構成に限らず、これらのいずれか一方側のみに配置された構成とすることも可能である。また高周波誘導加熱に限らず、抵抗加熱によるもの等を用いてもよい。
本発明の一態様に係るSiCエピタキシャルウェハの製造装置100を用いると、キャリア濃度の面内均一性の高いSiCエピタキシャルウェハを製造することができる。また既存の装置に大幅な変更を設けず、かつ効率的に所定の部分のキャリア密度を高めることができる。そのため、安価かつ容易にキャリア濃度の面内均一性の高いSiCエピタキシャルウェハを製造することができる。
<SiCエピタキシャルウェハの製造方法>
本発明のSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、凹状収容部を有する搭載プレートと、凹状収容部内に配置され上面にSiC基板が載置されるサテライトと、を備えるSiCエピタキシャルウェハの製造方法であって、凹状収容部とサテライトの間からSiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントガスを含んでいるドーパントキャリアガスを供給する。
図1のSiCエピタキシャルウェハの製造装置100を用いた例を基に、SiCエピタキシャルウェハの製造方法について説明する。
まず、サテライト20に載置するSiC基板Wを準備する。SiC基板Wは、ワイヤーソー等により、SiC単結晶のインゴットを円板状にスライス加工することで得ることができる。またその外周部を面取りしてもよい。この際、SiCバルク単結晶の成長方法や、インゴットの研削加工方法、スライス加工方法等については、特に限定されることなく、従来公知の方法を採用できる。
次いで得られたSiC基板Wを研磨する。研磨の方法は、従来公知の方法を採用できる。研磨は、粗研磨と鏡面研磨のそれぞれを行うことが好ましい。粗研磨は、例えば、ラップ研磨等の機械式研磨法等を用いて行うことができる。粗研磨により、SiC基板Wにおける大きなうねりや加工歪等の凹凸を除去することができる。鏡面研磨は、例えばCMP法等により行うことができる。鏡面研磨では、粗研磨で凹凸及び平行度が整えられたSiC基板の平坦度をより高めることができる。
次いで、得られたSiC基板W上にSiCエピタキシャル膜を成長させる。
まず、上述のSiCエピタキシャルウェハの製造装置100のサテライト20上にSiC基板Wを載置する。
SiC基板Wを載置後に、図視略の真空ポンプにより反応空間Kを真空排気したのち、第1ガス供給管30から水素やアルゴンなどのガスを流して一定の減圧状態にする。またヒータ70により反応空間Kを加熱する。さらに、回転軸12を図示略の駆動モータにより回転駆動させると共に、サテライト20を回転させる。サテライト20の回転は、第2ガス供給管40から供給されるガスによって行うことが好ましい。第2ガス供給管40から供給されるガスを利用することで、装置が複雑化することを避けることができる。サテライト20は、回転軸12に対して自公転する。
この状態で、さらに原料ガスGを第1ガス供給管30から供給する。反応空間Kに供給された原料ガスGは、搭載プレート10の中央から外周に向かって広がり、搭載プレート10と側壁60の間を通って外部に排出される。この際、サテライト20上に載置されたSiC基板Wでは、原料ガス中のシラン系ガスと炭化水素系ガスが反応し、SiCエピタキシャル膜が成長する。また原料ガスにドーパントガスを混ぜることで、半導体のドーパントとして寄与するドーパント元素を含んだSiCエピタキシャル膜を成長させることができる。
第2ガス供給管40から供給されたガスは、凹状収容部11とサテライト20の間を介して反応空間Kに供給される。そのため、第2ガス供給管40から供給されるガスは、SiC基板Wを基準に考えると、その外周から中央に向かって供給される。そのため、第2ガス供給管40から供給されるガスにドーパントガスを含めることで、エピタキシャル成長するSiCエピタキシャル膜の中央部に対する外周部のキャリア濃度を高くすることができる。
SiCのドーパントとして機能するドーパント元素を、第1ガス供給管30から供給する原料ガスGに加えただけでは、SiC基板Wの外周のキャリア濃度が低くなる場合がある。このような時は、キャリアガスの流量や圧力などを調整してSiCエピタキシャル面内のキャリア濃度分布を調整するが、SiC基板が大口径になると限界がある。さらにキャリアガスの流量や圧力などの基本条件は、キャリア濃度分布以外の特性、例えば成長膜厚分布などの特性にも影響を与えるため、任意に変更できるものではない。これに対し、第2ガス供給管40からドーパント元素をドーパントガスとして供給する方法は、原料ガスのキャリアガスの流量や圧力などの基本条件に影響を与えずにSiC基板Wの外周のキャリア濃度を高めることができる。したがって、他の特性も兼ね備えかつキャリア濃度の均一なSiCエピタキシャルウェハを得ることができる。また、第2ガス供給管40から供給されるドーパント元素は、キャリア濃度の面内分布に関しては、SiCエピタキシャルウェハの外周のキャリア濃度のみを相対的に高め、中央付近では均一にドーピングされるため、中央付近のキャリア濃度分布の形にはほとんど影響を与えない。
第1ガス供給管30から供給されるガスの総量に対する第2ガス供給管40から供給されるガスの総量は、1/300〜1/50であることが好ましい。第2ガス供給管40から供給されるガスの総量を、第1ガス供給管から供給されるガスの総量と比較して少なくしておくことで、チャンバ内のガスの流れを搭載プレート10の中央から外周に向かう方向が主となるように制御することができ、乱流等の発生を抑制することができる。
第1ガス供給管30から供給されるガスに含まれるドーパントガスの流量に対する、第2ガス供給管40から供給されるドーパントキャリアガスに含まれるドーパントガスの流量の比は100:1〜0:1が好ましく、50:1〜10:1がより好ましく、40:1〜30:1がより好ましい。すなわち、ドーパントガスをすべて第2ガス供給管から供給することもできる。この範囲内であれば、第1ガス供給管30から供給されるドーパントキャリアガスによって低くなったSiC基板Wの外周のキャリア濃度を、第2ガス供給管40から供給されるドーパントキャリアガスによって好適に補償することができる。すなわち、SiCエピタキシャルウェハのキャリア濃度の均一性をより高めることができる。
また、第2ガス供給管40から供給されるドーパントキャリアガスに含まれるドーパントガスは、第1ガス供給管30から供給されるドーパントガスよりも効率的にエピタキシャルウェハに取り込まれるので、同じキャリア濃度を得るために反応空間に導入するドーパントの絶対量を少なくすることができる。この特徴は、ドーパントガスによるメモリー効果を低減することができる。そのため、たとえば高キャリア濃度のエピタキシャル層と低キャリア濃度を連続して積層する場合に、従来方法にくらべ有効である。
また、第2のガス供給管から供給されるドーパントキャリアガスは、ウェハに対し、ウェハの周辺部近傍から、全方向均一に供給される。これにより、ウェハの外周部に対して周方向に均一に確実にドーパントガスを供給することができる。
第2ガス供給管40から供給されるガス中にドーパントガスを混在させるのは、第1ガス供給管30から原料ガスGを供給するのと、同時またはそれ以降に行うことが好ましい。第1ガス供給管30から原料ガスGを供給する段階では、サテライト20は自転していることが好ましい。これに対し、原料ガスGがSiC基板W上に供給される前に、ドーパントガスがSiC基板W上に供給されないことが好ましい。これは、SiC基板W自体もSiCの単結晶からなるため、ドーパントガスと反応するためである。
そこで、原料ガスGがSiC基板W上に供給されるまでは、第2ガス供給管40から供給するガスは反応に寄与しないキャリアガス(例えば、希ガス等)を供給し、原料ガスGがSiC基板W上に供給されると同時またはそれ以降に、第2ガス供給管40から供給するガスにドーパントガスを含めドーパントキャリアガスとすることが好ましい。このように 第2ガス供給管40から供給するガス中にドーパントガスを混在させるタイミングを、第1ガス供給管30から原料ガスGを供給するのと同時またはそれ以降にすることで、よりキャリア濃度の制御性を高めることができる。
さらに複数のエピタキシャル層を積むような場合、それぞれのエピタキシャル層毎に、第2ガス供給管40から供給されるガスを、ドーパントガスを含まないキャリアガスをとする成長段階と、ドーパントガスを含むドーパントキャリアガスとする成長段階が交互に混在するエピタキシャル成長としてもよい。
以上は、自公転のエピタキシャル成長装置で説明したが、凹状収容部とサテライトの間から前記SiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給する構成を含めば、自公転のエピタキシャル成長装置に限定されるものではない。例えばウェハが自転のみする装置であってもよいし、公転のみする装置でサテライトが浮揚しているだけの装置でもよい。
本発明の一態様に係るSiCエピタキシャルウェハの製造方法によれば、SiC基板上に成長するSiCエピタキシャル膜の面内方向のキャリア濃度の制御性を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以下、本発明の効果を、実施例を用いて具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1においては、まず、SiC基板(6インチ、4H−SiC−4°off基板)を準備した。またSiCエピタキシャル膜の製造装置として、6個の凹状収容部を有する搭載プレートに、6つのサテライトを設置した。そしてサテライト上に載置されたSiCウェハを自公転させながらSiCエピタキシャル膜を8〜10.5μm成長させた。第1ガス供給管からは、原料ガスとしてシラン、プロパン、キャリアガスとして水素を供給した。また第2ガス供給管からは、ドーパントガスとして窒素を含み、主として水素を含むドーパントキャリアガスを供給した。第1ガス供給管から供給したガスの総流量Aと第2ガス供給管から供給したガスの総流量Bの比(B/A)は0.0076倍であった。
またドーパントガスは、第1のガス供給管から供給される窒素ガスの量Cとし、第2のガス供給管から供給される窒素ガスの量Dの比(D/C)、すなわち、それぞれのガス供給管から供給されるガス、第1ガス供給管から流したドーパントガスの流量に対する第2ガス供給管から供給した窒素の流量の比は、0.056であった。また成膜温度は1600℃とした。
[実施例2]
実施例2は、第2ガス供給管から供給したガスの総流量を変更した点のみが実施例1と異なる。第1ガス供給管から流したドーパントガスの流量に対する第2ガス供給管から供給した窒素の流量は、0.028倍であった。
[比較例1]
比較例1は、ドーパントガスを第1のガス供給管からのみ流し、第2ガス供給管にはドーパントガスを含めなかった点が実施例1と異なる。その他の条件は、実施例1と同一とした。
図4は、実施例1及び比較例1において得られたSiCエピタキシャル膜の面内方向に対するキャリア濃度変化を示したグラフである。図の横軸は、面内のキャリア濃度の測定値を直径方向の1方向を横軸として示したものである。面内のキャリア濃度ばらつきの測定は、この位置及びそれと直交する同位置の合計21点を測定した。キャリア濃度の面内ばらつきを、測定点の平均値(max−min/21点)で示す。実施例1のキャリア濃度の面内ばらつきは22%であった。実施例2の面内ばらつきは13%であった。比較例の面内ばらつきは32%であった。実施例1及び2のいずれも、比較例1に比べキャリア濃度の面内ばらつきが改善されている。
図4に示すように、実施例1及び2のSiCエピタキシャル膜の外周部分のキャリア濃度は、比較例1のSiCエピタキシャル膜の外周のキャリア濃度に対して高いことがわかる。すなわち、第2ガス供給管から供給されたドーパントキャリアガスによって、SiCウェハの外周部分のキャリア濃度が高くなっていることが分かる。またその結果、SiCウェハの面内方向におけるキャリア濃度が均質化していることがわかる。
図5に、実施例1及び実施例2と比較例1のキャリア濃度の差を、図4から計算したものを示している。図5に示すように、凹状収容部とサテライトの間からSiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給してドーピングを行う方法では、周辺部分のキャリア濃度を集中的に高めることができる。これは、6インチ以上の大口径ウェハへエピタキシャル成長を行う場合、ウェハ周辺部でキャリア濃度が低くなりやすいという課題を、有効に解決することができる。
また、図5では、半径50mm以内のキャリア濃度は非常に均一になっている。この場合、半径75mm(直径6インチ)のウェハを用いているので、この方法を用いると、周辺25mmを除いた部分で非常に均一なドーピングが可能であることを示している。このことから、ウェハに対して、その直径よりも大きなサテライトを用いた場合、ドーピングガスを凹状収容部とサテライトの間からのみから供給すること、または凹状収容部とサテライトの間からのドーピングガスの供給が主となる様に供給することにより、面内分布が均一なドーピングを、効率的に行うことができる。その際、ウェハの外周のサセプタ表面は、SiCの単結晶又は多結晶又は焼結体などを配置することにより、大きなウェハを置いた時と同じ成長状況を達成できるため好ましい。
本発明のSiCエピタキシャルウェハの製造装置は、電気特性に優れたSiCエピタキシャルウェハを、簡便な装置で生産性良く製造できることから、例えば、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等に用いられるSiCエピタキシャルウェハを製造することができる。
10…搭載プレート、11…凹状収容部、11a…上面、12…回転軸、13…回転台、13a…回転台上面、14…溝、20…サテライト、20a…上面、20b…下面、21…凹部、30…第1ガス供給管、40…第2ガス供給管、41…供給口、50…シーリング、60…側壁、61…支持部、70…ヒータ、100…SiCエピタキシャルウェハの製造装置、G…原料ガス、K…反応空間、W…SiCウェハ

Claims (2)

  1. 凹状収容部を有する搭載プレートと、前記凹状収容部内に配置され上面にSiC基板が載置されるサテライトと、前記サテライト上に載置されるSiC基板の主面上に、SiCエピタキシャル膜の原料ガスを供給する第1ガス供給管と、前記凹状収容部内に供給口を有し、ドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給する第2ガス供給管と、を備えるSiCエピタキシャルウェハの製造装置を用いたSiCエピタキシャルウェハの製造方法であって、
    前記サテライトに対し、前記搭載プレートの中央から外周に向かう方向に前記第1ガス供給管から原料ガスを供給し、
    前記第2ガス供給管を用いて、前記凹状収容部と前記サテライトの間から前記SiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給し、
    前記第1ガス供給管から供給されるガスの総量に対する前記第2ガス供給管から供給されるガスの総量は、1/300〜1/50であるSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
  2. 凹状収容部を有する搭載プレートと、前記凹状収容部内に配置され上面にSiC基板が載置されるサテライトと、前記サテライト上に載置されるSiC基板の主面上に、SiCエピタキシャル膜の原料ガスを供給する第1ガス供給管と、前記凹状収容部内に供給口を有し、ドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給する第2ガス供給管と、を備えるSiCエピタキシャルウェハの製造装置を用いたSiCエピタキシャルウェハの製造方法であって、
    前記サテライトに対し、前記搭載プレートの中央から外周に向かう方向に前記第1ガス供給管から原料ガスを供給し、
    前記サテライトにSiC基板を載置すると共に、前記搭載プレートの表面の、前記SiC基板の外周にSiCの単結晶又は多結晶又は焼結体のいずれかを載置し、
    前記第2ガス供給管を用いて、前記凹状収容部と前記サテライトの間から前記SiCエピタキシャルウェハの外周にドーパントガスを含むドーパントキャリアガスを供給するSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
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