JP2015032630A - エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法 - Google Patents

エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015032630A
JP2015032630A JP2013159701A JP2013159701A JP2015032630A JP 2015032630 A JP2015032630 A JP 2015032630A JP 2013159701 A JP2013159701 A JP 2013159701A JP 2013159701 A JP2013159701 A JP 2013159701A JP 2015032630 A JP2015032630 A JP 2015032630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
wafer
flow path
epitaxial
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013159701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6101591B2 (ja
Inventor
晶 宮坂
Akira Miyasaka
晶 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2013159701A priority Critical patent/JP6101591B2/ja
Publication of JP2015032630A publication Critical patent/JP2015032630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6101591B2 publication Critical patent/JP6101591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】チャンバの内壁に残留した堆積物からなるパーティクルの低減を図るとともに、高品質なエピタキシャル層をウェハの面上に安定して堆積成長させることを可能とした、エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法を提供する。
【解決手段】チャンバ内において、一面4aに凹部が設けられた搭載プレート4と、凹部の内壁面との間に、回転可能なように隙間Lを有するように、凹部に収容されたウェハ支持台3と、を少なくとも有し、搭載プレート4は、凹部の内壁面に一方の端部10aを有し、隙間Lを通じてチャンバ内の反応空間に接続され、パーティクルPがウェハの被処理面Waに接近するのを妨げる第1ガスG1を流す第1流路10と、凹部の内壁面に一方の端部11aを有し、隙間Lに接続され、ウェハ支持台3とともにウェハWを回転させる第2ガスG2を流す第2流路11と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、チャンバ内に原料ガスを供給しながら、加熱されたウェハの面上にエピタキシャル層を堆積成長させてなる、エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に対して、バンドギャップが約3倍、絶縁破壊電界強度が約10倍、熱伝導度が約3倍という優れた物性を有しており、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。
SiCを用いた半導体デバイスの製造には、通常、SiCエピタキシャルウェハが用いられる。このSiCエピタキシャルウェハは、昇華再結晶法等を用いて作製されたSiC単結晶基板(SiCウェハ)の面上に、SiC半導体デバイスの活性領域となるSiC単結晶薄膜(SiCエピタキシャル層)をエピタキシャル成長(結晶成長)させることによって作製される。
エピタキシャルウェハの製造装置としては、チャンバ内に原料ガスを供給しながら、加熱されたSiCウェハの面上にSiCエピタキシャル層を堆積成長させる化学的気相成長(CVD)装置が用いられる。SiCのエピタキシャル成長は、1500℃以上の高温下で行われる。SiCのエピタキシャル成長に用いられるCVD法としては、横方向にガスを流す方法や縦方向にガスを流す方法等、種々の形態が挙げられる。特許文献1や特許文献2に記載されている横型のホットウオール法や、特許文献3〜5に記載されている自公転型のCVD装置は、その典型的なものである。いずれの方法においても、高温に保持されたSiC基板上に原料ガスを流通させることにより、エピタキシャル成長が行われる。
原料ガスを流通させる際には、その上流側と下流側とで、エピタキシャル成長の膜厚やドーピング濃度が不均一となりやすい。そのため、最近の製造装置では、搭載プレート(サセプター)の収容部に収容されたウェハ支持台(サテライト)の底面にガス(回転ガス)を流入させ、これを回転させることにより、結晶成長中のSiCウェハを回転させてSiCウェハ上の膜厚等の不均一の解消を図っている(特許文献2参照)。また、複数枚のSiCウェハに対して同時にエピタキシャル成長させる製造装置としては、複数のウェハ支持台を収容した搭載プレートが回転(公転)し、さらにウェハ支持台自体が回転(自転)する、自公転型のものが用いられる(特許文献3〜5参照)。
回転ガスがチャンバ内に入るタイプの装置もあったが、このタイプの装置において、回転ガスとしてAr(アルゴン)ガスを用いた場合、このArガスがキャリヤガスの水素ガスに混入してSi(シリコン)ドロップレット形成の原因になり、このSiドロップレットがエピタキシャル膜中の欠陥(シャローピット)発生の原因になってしまうという問題があった。そのため、回転ガスがチャンバ外に流出するタイプの装置もある。
ところで、従来のエピタキシャルウェハの製造装置においては、SiCエピタキシャル層を形成する処理を行う際に、その原料が、SiCウェハの面上だけでなく、シーリング(天板)の面上にも堆積する。そして、この処理を繰り返すことにより、シーリングの面上においてSiCエピタキシャル層の原料の堆積物が増える一方で、その一部が剥がれてSiCウェハの面上に落下することがある。この場合、落下した堆積物は、処理中のSiCエピタキシャル層の内部に埋め込まれたり、表面上に付着したりすることによって、パーティクル(ダウンフォール)として、SiCエピタキシャル層の膜質に対して悪影響を及ぼす。
そのため、結晶成長前に、パーティクルがSiCウェハの被処理面に付着するのを防ぐ必要がある。そこで、従来の製造装置において、結晶成長直前まで、ウェハ支持台を回転させる回転ガスの流量を結晶成長時よりも増やすことで、収容部とウェハ支持台との隙間から漏れ出るガス(すなわち、SiCウェハの側面を上方に抜けるガス)の量を増やし、そのガスの流れによって、SiCウェハの被処理面へのパーティクルの接近を妨げる(パージ又はブロッキング)ことが行われることがある。この場合の製造装置は、パーティクルの接近防止のために結晶成長前に流すガスと、ウェハ上の特性の不均一を抑制するために結晶成長中に流すガスとが同じ流路を流れる。
しかしながら、上記パージ又はブロッキングの効果を高めるために回転ガスの流量を増やすと、ウェハ支持台の回転速度(単位時間あたりの回転数)が速くなり過ぎて、ウェハ支持台に対するSiCウェハの位置ずれが生じる虞がある。また、この場合、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生が問題となる。また、回転ガスはウェハ支持台の熱の一部を奪うが、ウェハを加熱しながら結晶成長直前まで回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増やすとウェハの温度が大きく下がり、次に成長開始に合わせて回転ガスの流量を結晶成長時の流量に戻すとウェハの温度が上がり出すというように、結晶成長直前にウェハの温度が大きく変化してしまう。
特開2008−270682号公報 特開2011−18772号公報 特開平1−278498号公報 米国特許第5788777号明細書 特表2004−507619号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、上述したパーティクルの低減を図るとともに、高品質なエピタキシャル層をウェハの面上に安定して堆積成長させることを可能とした、エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の手段を提供する。
(1)チャンバ内に原料ガスを供給しながら、加熱されたウェハの面上にエピタキシャル層を堆積成長させるエピタキシャルウェハの製造装置であって、
前記チャンバ内において、
一面に凹部が設けられた搭載プレートと、
前記凹部の内壁面との間に、回転可能なように隙間を有して、前記凹部に収容されたウェハ支持台と、を少なくとも有し、
前記搭載プレートは、
前記凹部の内壁面に一方の端部を有し、前記隙間を通じて前記チャンバ内の反応空間に接続され、パーティクルが前記ウェハの被処理面に接近するのを妨げる第1ガスを流す第1流路と、
前記凹部の内壁面に一方の端部を有し、前記隙間に接続され、前記ウェハ支持台とともに前記ウェハを回転させる第2ガスを流す第2流路と、を備えていることを特徴とするエピタキシャルウェハの製造装置。
(2)前記第1流路の一方の端部は、前記凹部の内壁面のうち内底面に接続されていることを特徴とする前項(1)に記載のエピタキシャルウェハの製造装置。
(3)前記第1流路の一方の端部は、少なくとも、前記凹部の内壁面のうち内底面において、前記チャンバ内に前記原料ガスを流す際の上流側および/または下流側の位置に設けられていることを特徴とする前項(1)または(2)に記載のエピタキシャルウェハの製造装置。
(4)前記凹部の内壁面において、前記第1流路の一方の端部と前記第2流路の一方の端部との間の位置から、前記搭載プレートの内部を貫通する回転ガス排出孔が設けられていることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェハの製造装置。
(5)チャンバ内に原料ガスを供給しながら、加熱されたウェハの面上にエピタキシャル層を堆積成長させるエピタキシャルウェハの製造方法であって、
前記ウェハ支持台及びその上に載置されたウェハを、第2ガスを用いて回転させながら、前記ウェハの面上に前記エピタキシャル層を堆積成長させる成長工程を少なくとも備え、
前記成長工程の前に、前記第2ガスが流れる流路とは別個に設けた流路を用いて、前記ウェハの側面を上方に抜ける第1ガスを流しておくことを特徴とするエピタキシャルウェハの製造方法。
(6)前記第1ガスとして、アルゴンが含まれたガスを用いることを特徴とする前項(5)に記載のエピタキシャルウェハの製造方法。
(7)前記第2ガスとして、水素元素からなるガスを用いることを特徴とする前項(5)または(6)に記載のエピタキシャルウェハの製造方法。
(8)前記第1ガスとして、水素元素からなるガスを用い、前記第2ガスとして、アルゴン元素が含まれたガスを用いることを特徴とする前項(5)に記載のエピタキシャルウェハの製造方法。
本発明に係るエピタキシャルウェハの製造装置は、SiCウェハの結晶成膜を均一化するためにSiCウェハを回転させる第2ガスの流路と別に、ウェハの被処理面に接近するパーティクルをパージする(又はブロックする)第1ガスの流路を備えている。したがって、第1ガスは第2ガスと異なる流路から供給されることになる。そのため、SiCウェハを回転させる第2ガスとは独立に、ウェハの被処理面に接近するパーティクルをパージする第1ガスを流すことが可能になる。そうすると、ウェハ支持台を回転させずに、第1ガスを流してウェハの被処理面にパーティクルが接近するのを防止することができ、この回転にともなって、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生を防ぐとともに、ウェハ支持台に対するSiCウェハの位置ずれの発生を防ぐことができる。
あるいは、回転ガスを流すことによってウェハ支持台が回転するように構成されていても、パージ効果又はブロック効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生の増大やSiCウェハの位置ずれの発生の増大を伴うことなく、第1ガスを流してパージ効果又はブロッキング効果を高めることが可能になる。
また、昇温時にパージ効果又はブロッキング効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、結晶成長直前で回転ガスの流量を結晶成長時の流量に戻す必要がなく、結晶成長の前後でSiCウェハの温度が大きく変化することがない。
本発明に係るエピタキシャルウェハの製造方法においては、ウェハの被処理面に接近するパーティクルをパージ(又はブロックする)する第1ガスを、SiCウェハの結晶成膜を均一化するためにSiCウェハを回転させる第2ガスとは独立した手段を用いて導入する。したがって、第1ガスは第2ガスと異なる流路から供給されることになるため、ウェハ支持台を回転させることなく、反応空間に第1ガスを導入して、ウェハの被処理面にパーティクルが接近するのを防止することができる。そのため、回転にともなった、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生、ウェハ支持台に対するSiCウェハの位置ずれが生じる虞がない。
あるいは、回転ガスを流すことによってウェハ支持台を回転させるにしても、パージ効果又はブロッキング効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生の増大やSiCウェハの位置ずれの発生の増大を伴うことなく、第1ガスを流してパージ効果又はブロッキング効果を高めることが可能になる。
また、昇温時にパージ効果又はブロッキング効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、SiCウェハの温度が大きく変化することがない。
本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造装置の第1の実施形態を示す断面模式図である。 本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造装置の第1の実施形態を構成する要部を拡大して示す断面模式図である。 本発明を適用した搭載プレートの一例を示す平面模式図である。
以下、本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴を分かり易くするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(1)第1の実施形態
(エピタキシャルウェハの製造装置)
図1は、本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造装置の第1の実施形態を示す断面模式図である。本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造装置1は、例えば、図1に示すようなCVD装置であり、減圧排気可能なチャンバ(成膜室)2内において、SiCウェハWを加熱し、SiCの原料ガスGを供給しながら、加熱されたSiCウェハWの面上にSiCエピタキシャル層(不図示)を堆積成長させるものである。なお、原料ガスGには、例えば、シリコン(Si)源にシラン(SiH)、炭素(C)源にプロパン(C)を含むものを用いることができ、さらに、キャリアガスとして水素(H)を含むものを用いることができる。エピタキシャルウェハの製造装置1の中央部から供給されたガスGは、SiCウェハの上方を経由して流れ、反応空間Kの外周部分からチャンバ2の外部に排気される(排気口は不図示)。
製造装置1は、チャンバ2と、チャンバ2の内部においてSiCウェハWを支持するウェハ支持台(サテライト)3と、ウェハ支持台3を搭載する搭載プレート(サセプター)4と、チャンバ2に付設され、チャンバ2の内部を昇温する手段と、チャンバ2に付設され、チャンバ2の内部に原料ガスGを供給する手段と、を有している。製造装置1における反応空間Kは、チャンバ2を構成する、シーリング(天板)2Aと、周壁2Bと、搭載プレート4とで囲まれてなる。
搭載プレート4は、円盤状の回転台をなしており、その下面4bの中央部に回転軸7が取り付けられている。搭載プレートの上面4a側には、SiCウェハWを支持する円盤状のウェハ支持台3を収容する複数の凹状の収容部(凹部)8が設けられている。凹部8は、上面4a側から見た平面視において円形状をなし、上面4aの周方向(搭載プレート4の回転方向)に等間隔に複数並んで設けられている。搭載プレート4は、回転軸7と一体をなし、上面4aの法線の向きが一定となるように回転自在に支持されている。
図2は、図1に示した製造装置1のうち、本発明の特徴が含まれる要部Aを拡大して示した断面図である。図2に示すように、ウェハ支持台3は、凹部8の内径よりも僅かに小さい外径を有し、凹部8の底面の中央部にあるピン状の小突起12によって支持されることにより、凹部8内において、小突起12を中心軸として回転自在となっている。凹部8の内壁面は、収容されたウェハ支持台3が回転可能なように、ウェハ支持台3の側面との間に隙間Lを有している。
隙間Lは、凹部8の内底面8aとウェハ支持台3の外底面3bとの間の隙間L1と、凹部8の内側面8cとウェハ支持台3の外側面3cとの間の隙間L2とを含む。図1に示す構成では、隙間L1は、小突起12によって、ウェハ支持台3が支持されていることで形成されているが、隙間L1の構成はこれに限定されない。小突起12を備えずに、例えば、凹部8の内底面8aに、ウェハ支持台3を支持する複数の凸部が設けられ、凸部間の隙間によって、隙間L1が設けられていてもよい。
図2に示すように、ウェハ支持台3は、上面3aの外縁部が厚み方向に凹んでおり、ここにウェハホルダー9が配されている。ウェハホルダー9は円環状をなし、ウェハ支持台の上面3aの外縁部において、凹み部分を埋めるとともに上面3a側に、載置するSiCウェハWの厚さ分以上突出するように配されている。ウェハホルダー9を構成する円環の内径は、少なくとも載置するSiCウェハの外径よりも大きい。なお、搭載プレートの厚み方向dにおいて、ウェハホルダー9の突出部と、載置するSiCウェハの被処理面Waとの位置が揃っていない場合には、原料ガスGの流れに乱れ(層流の乱れ)が生じやすく、SiCウェハWの面内においてエピタキシャル層が均一に形成されない虞がある。そのため、ウェハホルダー9の突出部と、載置するSiCウェハの被処理面Waとは、略同一面上にあることが好ましい。
SiCウェハWの側面とウェハホルダー9との間に隙間がある場合、そこにSiC結晶が堆積することによって、SiCウェハWが搭載プレートの上面(載置面)4aから浮き上がってしまう虞がある。したがって、SiCウェハWとウェハホルダー9との間の隙間は、可能な限り埋まっていることが好ましく、例えば、SiCウェハWがオリエーテンションフラット(OF)を有している場合には、ウェハホルダー9の内周の形状のうち、オリエーテンションフラットに対応する部分は直線状をなしていてもよい。
ウェハホルダー9をSiCウェハWと同じ材料で形成することにより、SiCウェハW周辺部の特性のばらつきを小さくすることができる。したがって、ウェハホルダー9としては、SiCウェハWと同じ材料である炭化珪素からなるものを用いるのが望ましい。ウェハホルダー9の表面に対しては、堆積したSiCは強固に付着するため、剥離してパーティクルとなることが少ない。
搭載プレート4は、第1ガスG1を流す第1流路10と、第2ガスG2を流す第2流路11とを内在している。第1ガスG1は、パーティクルPがSiCウェハの被処理面Waに接近するのを妨げるために用いるガスである。
アルゴン(Ar)などの重い元素のガスほど、SiCウェハの被処理面Waに接近するパーティクルを、パージ又はブロックする効果(パージ効果又はブロック効果)が大きい。但し、Arガスは、キャリヤガスである水素ガスに混入することによってSiドロプレットを形成し、このSiドロプレットはエピタキシャル層内でシャローピットとなる。従って、結晶成長(エピタキシャル層形成)前にSiドロプレット形成のおそれがない状況では、パージガスとして重い元素であるArガス(又はArガスを含有するガス)を用いることが好ましいが、Siドロプレット形成のおそれがある状況では、パージガスとしてキャリヤガスである水素ガスを用いることが好ましい。
図1に示すように、第1流路10は、凹部8の内壁面において開口する一方の端部10aを有し、一方の端部10aは、凹部8の内壁面とウェハ支持台3との間の隙間Lに接続され、他方の端部10bが第1ガス供給手段13に接続されている。さらに、第1流路の一方の端部10aは、隙間Lを通じて、反応空間Kに間接的に接続されている。この場合の隙間Lは、第1流路10と反応空間Kとの間を中継する流路をなしている。なお、第1流路の一方の端部10aは、凹部8の内壁面のうち内底面において隙間Lに接続されていることが好ましい。
原料ガスGは、チャンバ2内に流す際の上流側と下流側により多く堆積するため、第1流路の一方の端部10aは、少なくとも、上流側および/または下流側の位置において、反応空間Kと連通していることが好ましい。すなわち、第1流路の一方の端部10aは、凹部8の内壁面において、チャンバ2内に原料ガスGを流す際の上流側および/または下流側の位置に設けられているのが好ましい。なお、図1では第1ガス供給手段13が搭載プレートの下面4bと対向する位置に配されている例を示しているが、第1ガス供給手段13の位置はこの位置に限定されない。
第2ガスG2は、SiCウェハWにエピタキシャル成長による成膜を行う際に、成膜が面内で均一となるように、ウェハ支持台3とともにSiCウェハWを回転させるために用いるガス(回転ガス)である。第2ガスG2(回転ガス)としては例えば、Arガス、又はArと水素の混合ガスが用いられるが、第2ガスG2(回転ガス)がチャンバ内に入るタイプの装置においては、第2ガスG2としては、原料ガスGと共にキャリヤガスとして用いる水素分子(H)などからなるガスを用いることが好ましい。Arガスがキャリヤガスの水素ガスに混入すると、エピタキシャル層内の欠陥(シャローピット)の原因となるSiドロプレットが形成されるからである。
図1に示すように、第2流路11は、凹部8の内壁面において開口する一方の端部11aを有し、一方の端部11aは、凹部8の内壁面とウェハ支持台3との間の隙間Lに接続され、他方の端部11bが第2ガス供給手段14に接続されている。搭載プレート4には、図2に示すように回転ガスG2をチャンバ2の外に直接排気するために、回転ガスG2をウェハ支持台3の下部の空間から排出させる回転ガス排気孔15を設けておいてもよい。回転ガス排気孔15を設けておくと、第2流路11から流入した第2ガスG2は、凹部8とウェハ支持台3とで挟まれる空間における、所定の流路(後述する図3の溝8b)を経由して、回転ガス排気孔15を通して搭載プレートの下面側4bから外部に放出されることになる。そのため、反応空間Kには回転ガスG2が直接入いらないので、回転ガスG2の種類及び流量を、反応空間Kへの影響を考慮せずに任意に選択することができる。回転ガス排出孔15は、凹部8の内壁面において、第1流路の一方の端部10aと第2流路の一方の端部11aとの間の位置から、搭載プレート4の内部を貫通するように設けられているのが好ましい。なお、図1では第2ガス供給手段14が搭載プレートの下面4bと対向する位置に配されている例を示しているが、第2ガス供給手段14の位置はこの位置に限定されない。
図3は、搭載プレート4を上面4a側から見た平面図である。搭載プレート4は、上面4aに6つの凹部8を備えている。図3では、図1、2に示した回転ガス排出孔15の開口部は省略されている。各凹部の底面8aには、中心部分から弧を描きながら外側に延びる3つの溝8bが設けられ、各溝8bの中心部分に近い位置に第2ガスの流入孔(第2流路の一方の端部11a)が設けられている。溝8bは、第2ガスG2が凹部の底面8aにおいて回転するように誘導する形状となっている。このような構造により、第2流路の一方の端部11aから流入する第2ガスG2が、溝8bを流れるのにともなって、第2ガスG2に乗るように接しているウェハ支持台3の回転が促される。
なお、成膜がウェハWの面内で均一となるように、ウェハ支持台3およびウェハWの回転軸の方向を一定に保つため、溝8bは2箇所以上に設けられていることが好ましく、3箇所以上に設けられていればより好ましい。
また、各凹部の底面8aの外縁部には、第1ガスG1の3つの流入孔(第1流路の一方の端部10a)が設けられており、ここから流入した第1ガスG1が、凹部8の内壁面とウェハ支持台3とで挟まれた空間を通過して反応空間Kに流出する。この空間は搭載プレート4の厚み方向dに直線的に延びているため、第1ガスG1は、運動量をほぼ維持した状態で通過することができ、反応空間Kにおいて、搭載プレートの上面4aに対して垂直な方向に勢い良く流入する。これにより、SiCウェハの被処理面Waに接近するパーティクルを強力にブロックすることができる。さらに、第1流路の一方の端部10aは、凹部8の内壁面のうち内底面に設けられていることが好ましい。この場合、第1ガスGがウェハ支持台3の回転に影響を与えないので、第1ガスGの流量をウェハ支持台3の回転とは無関係に設定することができる。
搭載プレート4は、いわゆるプラネタリ(自公転)方式を採用している。搭載プレート4は、図示を省略する駆動モータにより回転軸7が回転駆動されるとともに、その中心軸周りに回転駆動される。複数のウェハ支持台3は、原料ガスGとは別の駆動用ガスが各々のウェハ支持台の下面3bと収容部との間に供給されることにより、各々の中心軸周りに回転駆動される仕組みとなっている(不図示)。これにより、複数のウェハ支持台7に載置された各SiCウェハWに対して均等に成膜を行うことが可能である。
シーリング2Aは、搭載プレート4と略一致した径を有する円盤状の部材であり、上面4aと相対向しながら、搭載プレート2との間で扁平状の反応空間Kを形成している。周壁2Bは、搭載プレート4およびシーリング2Aの外周部を取り囲むリング状の部材である。
チャンバ2の内部を昇温する手段としては、例えば図1に示すように、搭載プレート4およびシーリング2Aを高周波誘導加熱によって加熱することが可能な、誘導コイル5を用いることができる。この誘導コイル5は、チャンバ2の外部において、搭載プレートの下面4bおよびシーリング2Aの上面に、それぞれ近接した状態で対向配置されている。
製造装置1では、図示を省略する高周波電源から誘導コイル5に高周波電流が供給されると、搭載プレート4、ウェハ支持台3、シーリング2A、周壁2Bが高周波誘導加熱によって加熱される。そして、搭載プレート4、シーリング2A、周壁2Bからの輻射や、ウェハ支持台3からの熱伝導などによって、ウェハ支持台3に載置されたSiCウェハWを加熱することが可能となっている。
搭載プレート4、シーリング2A、周壁2Bとしては、高周波誘導加熱に適した材料として、耐熱性に優れ、なおかつ熱伝導率の良いグラファイト(カーボン)材料からなるものを用いることができる。さらにグラファイト(カーボン)からのパーティクル等の発生を防ぐため、表面がSiCやTaC等で被覆されたものを好適に用いることができる。
なお、昇温手段としては、上述した高周波誘導加熱によるものに限らず、抵抗加熱によるもの等を用いてもよい。また、昇温手段としては、搭載プレートの下面側4bおよびシーリング2Aの上面側の両方に配置された構成に限らず、これらのいずれか一方側のみに配置された構成とすることも可能である。
反応空間Kに原料ガスGを供給する手段(ガス供給手段)としては、例えば図1に示すように、シーリング2Aの上面中央部から反応空間K内に原料ガスGを導入するガス導入管(ガス導入口)6を用いることができる。ガス導入管6は、円筒状に形成されて、シーリング2Aの中央部に設けられた円形状の開口部13を貫通した状態で、その先端部(下端部)が反応空間Kに臨んで配されている。
製造装置1においては、ガス導入管6から放出された原料ガスGが反応空間Kの内側から外側に向かって放射状に流れ、SiCウェハWの面内に対して平行に原料ガスGを供給されるように構成されている。なお、チャンバ内で不要になったガスは、周壁4の外側に設けられた排気口(不図示)からチャンバの外へと排出することが可能となっている。
シーリング2Aは、誘導コイル5により高温で加熱されているため、その内周部(開口部13が形成された中央部)において、原料ガスGを導入するために低温とされたガス導入管6とは非接触となっている。
本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造装置1は、SiCウェハWの結晶成膜を均一化するためにSiCウェハWを回転させる第2ガスの流路と別に、ウェハの被処理面に接近するパーティクルをパージする(又はブロックする)第1ガスの流路を備えている。したがって、第1ガスは第2ガスと異なる流路から供給されることになる。そのため、第2ガスとは独立に第1ガスを流すことが可能になる。
そうすると、ウェハ支持台を回転させずに、第1ガスを流してウェハの被処理面にパーティクルが接近するのを防止することができ、この回転にともなって、ウェハ支持台3と搭載プレート4とが擦れ合うことによるパーティクルの発生を防ぐとともに、ウェハ支持台3に対するSiCウェハWの位置ずれの発生を防ぐことができる。
あるいは、回転ガスを流すことによってウェハ支持台が回転するように構成されていても、パージ効果又はブロッキング効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生の増大やSiCウェハの位置ずれの発生の増大を伴うことなく、第1ガスを流してパージ効果又はブロッキング効果を高めることが可能になる。
また、昇温時にパージ効果又はブロッキング効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、結晶成長直前で回転ガスの流量を結晶成長時の流量に戻す必要がなく、結晶成長の前後でSiCウェハの温度が大きく変化することがない。
なお、回転ガスがチャンバ外に流出するタイプの装置においては、回転ガスとしてAr(アルゴン)ガスを用いた場合であっても、このArガスがキャリヤガスの水素ガスに混入することがない。そのため、チャンバ内においてSi(シリコン)ドロップレットが形成されるのを防ぐことができ、このSiドロップレットを原因とした、エピタキシャル膜中の欠陥(シャローピット)発生の問題を回避することができる。
(エピタキシャルウェハの製造方法)
本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造方法の第1の実施形態は、上記の製造装置1を用いて、SiCウェハWの面上にエピタキシャル層を堆積成長させる工程を含む方法である。
まず、SiCウェハWを作製または用意する。SiCウェハWは、昇華再結晶法等を用いて作製されたSiCインゴットを円盤状にスライスした後、その表面に研磨加工等を施すことによって得られる。
そして、チャンバ2内において、SiCウェハWをウェハ支持台3に載置し、静止させた状態として加熱する(加熱工程)。加熱工程における加熱は、図1に示すように、チャンバ2の外部において、搭載プレートの下面4bおよびシーリング2の上面に、それぞれ近接した状態で対向配置した誘導コイル5を用いて行うことができる。具体的には、誘導コイル5に高周波電流を供給することによって発生する高周波誘導加熱によって搭載プレート4、ウェハ支持台3、シーリング2A、周壁2Bを加熱する。これにより、搭載プレート4、シーリング2A、周壁2Bからの輻射や、ウェハ支持台3からの熱伝導などによって、ウェハ支持台3に載置されたSiCウェハWを加熱することが可能となる。
第1工程においては、パーティクルPがSiCウェハの被処理面Waに接近するのを妨げるように、ウェハ支持台3の周囲に設けられた流入孔10aから、チャンバ2内に向けて第1ガスG1を流入させる。第1ガスG1としては、アルゴン(Ar)などの重い元素が含まれたガスを用いることが好ましい。
続いて、チャンバ2内に原料ガスGを供給し、面内において均一に成膜されるように、ウェハ支持台3及びその上に載置されたSiCウェハWを、第2ガスG2を用いて回転させながら、SiCウェハWの面上にエピタキシャル層を堆積成長させる(成長工程)ことによって、エピタキシャルウェハが得られる。SiCウェハWの回転は、面の法線の向きが略一定となるように行うことが好ましい。第2ガスG2としては、原料ガスGにも含まれている水素分子(H)などからなるガスを用いることが好ましい。
本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造方法においては、ウェハの被処理面に接近するパーティクルをパージ(又はブロックする)する第1ガスG1を、SiCウェハの結晶成膜を均一化するためにSiCウェハを回転させる第2ガスG2とは独立した手段を用いて導入する。したがって、第1ガスは第2ガスと異なる流路から供給されることになるため、ウェハ支持台3を回転させることなく、反応空間Kに第1ガスG1を導入して、ウェハの被処理面にパーティクルが接近するのを防止することができる。そのため、回転にともなった、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生、ウェハ支持台に対するSiCウェハの位置ずれが生じる虞がない。
あるいは、回転ガスを流すことによってウェハ支持台を回転させるにしても、パージ効果又はブロッキング効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、ウェハ支持台と搭載プレートとが擦れ合うことによるパーティクルの発生の増大やSiCウェハの位置ずれの発生の増大を伴うことなく、第1ガスを流してパージ効果又はブロッキング効果を高めることが可能になる。
また、昇温時にパージ効果又はブロック効果を高めるために、回転ガスの流量を結晶成長時の流量より増加させる必要がないため、SiCウェハの温度が大きく変化することがない。
したがって、本発明に係るエピタキシャルウェハの製造方法によれば、昇温時のウェハ支持台3の回転にともなった、ウェハ支持台3と搭載プレート4とが擦れ合うことによるパーティクルの発生、ウェハ支持台3に対するSiCウェハWの位置ずれが生じる虞がない。
また、本発明に係るエピタキシャルウェハの製造方法によれば、昇温中の回転によって、ウェハ支持台3の熱の一部が失われることはないため、SiCウェハWの面内の温度を所定の温度(成膜温度)に調整することが可能となる。
また、本発明を適用したエピタキシャルウェハの製造方法では、製造装置1を用いることによって、高品質なSiCエピタキシャル層をSiCウェハWの面上に安定して堆積成長させることが可能である。そして、製造装置1のメンテナンスにかかる時間も短縮できることから、エピタキシャルウェハの製品歩留まりを更に向上させることが可能である。
1・・・製造装置、2・・・チャンバ、3・・・ウェハ支持台、4・・・搭載プレート、
4a・・・一面(上面)、8・・・凹部、10・・・第1流路、
10a、11a・・・一方の端部、10b、11b・・・他方の端部、
11・・・第2流路、15・・・回転ガス排気孔、G・・・原料ガス、
G1・・・第1ガス、G2・・・第2ガス、L・・・隙間、P・・・パーティクル、
W・・・ウェハ(SiCウェハ)、Wa・・・被処理面。

Claims (8)

  1. チャンバ内に原料ガスを供給しながら、加熱されたウェハの面上にエピタキシャル層を堆積成長させるエピタキシャルウェハの製造装置であって、
    前記チャンバ内において、
    一面に凹部が設けられた搭載プレートと、
    前記凹部の内壁面との間に、回転可能なように隙間を有して、前記凹部に収容されたウェハ支持台と、を少なくとも有し、
    前記搭載プレートは、
    前記凹部の内壁面に一方の端部を有し、前記隙間を通じて前記チャンバ内の反応空間に接続され、パーティクルが前記ウェハの被処理面に接近するのを妨げる第1ガスを流す第1流路と、
    前記凹部の内壁面に一方の端部を有し、前記隙間に接続され、前記ウェハ支持台とともに前記ウェハを回転させる第2ガスを流す第2流路と、を備えていることを特徴とするエピタキシャルウェハの製造装置。
  2. 前記第1流路の一方の端部は、前記凹部の内壁面のうち内底面に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のエピタキシャルウェハの製造装置。
  3. 前記第1流路の一方の端部は、少なくとも、前記凹部の内壁面において、前記チャンバ内に前記原料ガスを流す際の上流側および/または下流側の位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のエピタキシャルウェハの製造装置。
  4. 前記凹部の内壁面において、前記第1流路の一方の端部と前記第2流路の一方の端部との間の位置から、前記搭載プレートの内部を貫通する回転ガス排出孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェハの製造装置。
  5. チャンバ内に原料ガスを供給しながら、加熱されたウェハの面上にエピタキシャル層を堆積成長させるエピタキシャルウェハの製造方法であって、
    前記ウェハ支持台及びその上に載置されたウェハを、第2ガスを用いて回転させながら、前記ウェハの面上に前記エピタキシャル層を堆積成長させる成長工程を少なくとも備え、
    前記成長工程の前に、前記第2ガスが流れる流路とは別個に設けた流路を用いて、前記ウェハの側面を上方に抜ける第1ガスを流しておくことを特徴とするエピタキシャルウェハの製造方法。
  6. 前記第1ガスとして、アルゴン元素が含まれたガスを用いることを特徴とする請求項5に記載のエピタキシャルウェハの製造方法。
  7. 前記第2ガスとして、水素元素からなるガスを用いることを特徴とする請求項5または6に記載のエピタキシャルウェハの製造方法。
  8. 前記第1ガスとして、水素元素からなるガスを用い、前記第2ガスとして、アルゴン元素が含まれたガスを用いることを特徴とする請求項5に記載のエピタキシャルウェハの製造方法。
JP2013159701A 2013-07-31 2013-07-31 エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法 Active JP6101591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013159701A JP6101591B2 (ja) 2013-07-31 2013-07-31 エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013159701A JP6101591B2 (ja) 2013-07-31 2013-07-31 エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015032630A true JP2015032630A (ja) 2015-02-16
JP6101591B2 JP6101591B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=52517741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013159701A Active JP6101591B2 (ja) 2013-07-31 2013-07-31 エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6101591B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017055086A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 昭和電工株式会社 SiCエピタキシャルウェハの製造方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造装置
JP2017084989A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 三菱電機株式会社 炭化珪素エピタキシャル成長装置、炭化珪素エピタキシャルウエハの製造方法及び炭化珪素半導体装置の製造方法
JP2017165615A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 住友電気工業株式会社 炭化珪素のエピタキシャル成長装置
JP2018060937A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 昭和電工株式会社 SiCエピタキシャルウェハの製造方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造装置
KR20180115044A (ko) * 2017-04-12 2018-10-22 오충석 화학 기상 증착용 반응기 및 이를 포함하는 화학 기상 증착 장치
JP2019046855A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 株式会社ニューフレアテクノロジー 気相成長方法
JP2019169743A (ja) * 2019-06-28 2019-10-03 昭和電工株式会社 SiCエピタキシャルウェハの製造方法
DE102018123281A1 (de) * 2018-09-21 2020-03-26 Aixtron Se CVD-Reaktor mit auf einem Gaspolster drehgelagerten Substrathaltern
WO2022013906A1 (ja) * 2020-07-13 2022-01-20 三菱電機株式会社 SiCエピタキシャル基板の製造装置及び製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03135014A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Furukawa Electric Co Ltd:The ウエハの成膜装置
JPH04302138A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体ウエハの気相成長装置
JPH06333833A (ja) * 1993-05-21 1994-12-02 Mitsubishi Electric Corp 半導体製造装置及び半導体製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03135014A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Furukawa Electric Co Ltd:The ウエハの成膜装置
JPH04302138A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体ウエハの気相成長装置
JPH06333833A (ja) * 1993-05-21 1994-12-02 Mitsubishi Electric Corp 半導体製造装置及び半導体製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10930492B2 (en) 2015-09-11 2021-02-23 Showa Denko K.K. Method for producing SiC epitaxial wafer and apparatus for producing SiC epitaxial wafer
WO2017043282A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 昭和電工株式会社 SiCエピタキシャルウェハの製造方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造装置
JP2017055086A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 昭和電工株式会社 SiCエピタキシャルウェハの製造方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造装置
JP2017084989A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 三菱電機株式会社 炭化珪素エピタキシャル成長装置、炭化珪素エピタキシャルウエハの製造方法及び炭化珪素半導体装置の製造方法
JP2017165615A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 住友電気工業株式会社 炭化珪素のエピタキシャル成長装置
JP2018060937A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 昭和電工株式会社 SiCエピタキシャルウェハの製造方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造装置
KR20180115044A (ko) * 2017-04-12 2018-10-22 오충석 화학 기상 증착용 반응기 및 이를 포함하는 화학 기상 증착 장치
KR102008056B1 (ko) * 2017-04-12 2019-08-06 오충석 화학 기상 증착용 반응기 및 이를 포함하는 화학 기상 증착 장치
JP2019046855A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 株式会社ニューフレアテクノロジー 気相成長方法
US11482416B2 (en) 2017-08-30 2022-10-25 Nuflare Technology, Inc. Vapor phase growth method
DE102018123281A1 (de) * 2018-09-21 2020-03-26 Aixtron Se CVD-Reaktor mit auf einem Gaspolster drehgelagerten Substrathaltern
JP2019169743A (ja) * 2019-06-28 2019-10-03 昭和電工株式会社 SiCエピタキシャルウェハの製造方法
WO2022013906A1 (ja) * 2020-07-13 2022-01-20 三菱電機株式会社 SiCエピタキシャル基板の製造装置及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6101591B2 (ja) 2017-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6101591B2 (ja) エピタキシャルウェハの製造装置および製造方法
JP6097681B2 (ja) SiCエピタキシャルウェハの製造装置およびSiCエピタキシャルウェハの製造方法
JP6792083B2 (ja) 気相成長装置、及び、気相成長方法
JP6018909B2 (ja) ウェハホルダーおよびエピタキシャルウェハの製造装置
US10930492B2 (en) Method for producing SiC epitaxial wafer and apparatus for producing SiC epitaxial wafer
US20120231615A1 (en) Semiconductor thin-film manufacturing method, semiconductor thin-film manufacturing apparatus, susceptor, and susceptor holder
TW201022470A (en) Chemical vapor deposition with elevated temperature gas injection
WO2013021909A1 (ja) エピタキシャルウェハの製造装置及び製造方法
CN111033692B (zh) 气相生长方法
TW200847243A (en) Apparatus and method for forming film
JP6723416B2 (ja) SiCエピタキシャルウェハの製造方法
JP6562546B2 (ja) ウェハ支持台、ウェハ支持体、化学気相成長装置
JP2018082100A (ja) 搭載プレート、ウェハ支持台、及び化学気相成長装置
JP6986872B2 (ja) ウェハ支持台、化学気相成長装置、及び、SiCエピタキシャルウェハの製造方法
JP2020102533A (ja) SiC化学気相成長装置
JP5306432B2 (ja) 気相成長方法
JP6335683B2 (ja) SiCエピタキシャルウェハの製造装置
JP6748549B2 (ja) SiCエピタキシャルウェハの製造方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造装置
JP6078428B2 (ja) ウェハ支持台、およびそのウェハ支持台が用いられてなる化学的気相成長装置
JP2009277958A (ja) 成膜装置及び成膜方法
JP2008258508A (ja) 気相成長装置及び気相成長方法
JP5702591B2 (ja) 半導体製造装置および半導体製造方法
KR20130074704A (ko) 증착 장치
JP2010074000A (ja) 気相成長装置及び気相成長方法
JP2010040555A (ja) 化合物半導体エピタキシャルウェハ製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6101591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350