JP2019155710A - 造形方法、造形装置およびプログラム - Google Patents

造形方法、造形装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 立体造形物の強度と造形精度を向上する造形方法、造形装置およびプログラムを提供すること。【解決手段】 立体造形物を造形する造形方法であって、第1の粉末層を形成する第1の形成工程と、前記第1の粉末層に液滴を吐出することで層状造形物を形成する第2の形成工程と、前記層状造形物の表面に前記液滴が残留した状態で前記層状造形物上に第2の粉末層を形成する第3の形成工程とを含む。【選択図】 図7

Description

本発明は、造形方法、造形装置およびプログラムに関する。
入力された立体形状データ(モデルデータ)に基づいて、立体的な造形物を造形する立体造形装置(いわゆる「3Dプリンタ」)が開発されている。
立体造形には種々の造形方式があり、例えば、バインダジェッティングと呼ばれる方式が挙げられる。バインダジェッティング方式では、造形ステージ上に形成された粒子の薄層に対して、バインダと呼ばれる液滴を吐出することで、粒子が結合された層状造形物を形成する。その後、層状造形物上にさらに粉末の薄層を形成し、バインダを吐出して、層状造形物を積層する。上記の工程を繰り返すことで、立体的な造形物を造形することができる。
このような立体造形において、造形物の強度と精度を向上させる技術が提案されている。例えば、特開2017−94714号公報(特許文献1)には、形成されたスラリー材料層に含まれる水分を揮発させる層乾燥工程を含む造形技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1は、形成された層を乾燥させるものであって、吐出されたバインダを乾燥させるものではなかった。そのため、バインダの状態に応じた制御が充分ではなく、造形物の強度と精度を向上させる、さらなる技術が求められていた。
本発明は、上記従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、立体造形物の強度と造形精度を向上する造形方法、造形装置およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明によれば、立体造形物を造形する造形方法であって、
第1の粉末層を形成する第1の形成工程と、
前記第1の粉末層に液滴を吐出することで層状造形物を形成する第2の形成工程と、
前記層状造形物の表面に前記液滴が残留した状態で、前記層状造形物上に第2の粉末層を形成する第3の形成工程と
を含む、造形方法が提供される。
上述したように、本発明によれば、立体造形物の強度と造形精度を向上する造形方法、造形装置およびプログラムが提供される。
本発明の実施形態における立体造形装置の概略構成を示す上面図。 本実施形態の造形部を示す側面図。 本実施形態の制御部の構成図。 本実施形態の立体造形装置に含まれる詳細なソフトウェアブロック図。 一般的なバインダジェッティング方式における一連の立体造形工程を示す図。 粉末層内部のバインダの様子を例示する断面図。 第1の実施形態における立体造形装置が実行する処理を示すフローチャート。 第1の実施形態における造形プロセスを示す図。 第2の実施形態における立体造形装置が実行する処理を示すフローチャート。 第2の実施形態における造形プロセスを示す図。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜その説明を省略するものとする。
本発明の実施形態における立体造形装置の構成について、図1および図2を以て説明する。図1は、本発明の実施形態における立体造形装置の概略構成を示す上面図であり、図2は、本実施形態の造形部1を示す側面図である。
この立体造形装置は、粉末積層造形装置である。図1に示すように、立体造形装置は造形部1と、造形ユニット5を備える。造形部1は、粉末20が結合された層状の造形物である層状造形物30が形成される。造形ユニット5は、造形部1の層状に敷き詰められた粉末層31にバインダ10を吐出して立体造形物を造形する。なお、バインダ10は、後述するように、各色に着色されたインクであってもよい。
まず、造形部1の詳細について図2(a)、(b)を用いて説明する。ここで、X方向とは図1における左右方向であり、Y方向は図1における上下方向である。Z方向とは、図2(a)における上下方向(図1における表裏方向)である。図2(a)は造形部1をX方向から見た断面図、図2(b)は造形部1の要部をX方向から見た断面図である。
図2に示すように、造形部1は、粉末槽11を有する。粉末槽11は、供給槽21と、造形槽22と、余剰粉末受け槽29と、ローラ部材100aと、粉末除去板13を備える。
供給槽21は、造形槽22に供給する粉末20を保持する。供給槽21の底部は供給ステージ23として鉛直方向(高さ方向)に昇降自在となっている。
造形槽22は、層状造形物30が積層されて立体造形物が造形される。造形槽22の底部は造形ステージ24として鉛直方向(高さ方向)に昇降自在となっており、造形ステージ24上に層状造形物30が積層された立体造形物が造形される。
余剰粉末受け槽29は、粉末層31を形成するときに、後述するローラ部材100によって移送供給される粉末20のうち、粉末層31を形成しないで落下する余剰の粉末20を溜める。余剰粉末受け槽29の底面は、粉末20を吸引する機構が備えられた構成や、余剰粉末受け槽29が簡単に取り外せるような構成となっている。
供給ステージ23は、モータ27によって矢印Z方向(高さ方向)に昇降され、造形ステージ24は、モータ28によって矢印Z方向に昇降される。
ローラ部材100aは粉末層形成部の一例であり、粉末層31を形成する。より具体的には、ローラ部材100aは、供給槽21の供給ステージ23上に供給された粉末20を造形槽22に移送し、粉末20を敷いて粉末層31を形成する。
ローラ部材100は、造形ステージ24のステージ面(粉末20が積載される面)に沿って矢印Y方向に、ステージ面に対して相対的に往復移動可能に配置され、往復移動機構25によって移動される。また、ローラ部材100は、モータ26によって図2(b)の矢印A方向に回転駆動される(即ち、ローラ部材100は回転部材の一例である)。
粉末除去板13は、ローラ部材100aの周面に接触して、ローラ部材100に付着した粉末20を除去する。粉末除去板13は、ローラ部材100aの周面に接触した状態で、ローラ部材100aとともに移動する。
次に、造形ユニット5の構成について説明する。図2に示すように、造形ユニット5は、液体吐出ユニット50を備えている。液体吐出部である液体吐出ユニット50は、造形ステージ24上の粉末層31にバインダ10を吐出する。液体吐出ユニット50は、キャリッジ51と、キャリッジ51に搭載された2つ(1又は3つ以上でもよい。)の液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)52a、52bを備えている。
キャリッジ51は、ガイド部材54及び55に移動可能に保持されている。ガイド部材54及び55は、両側の側板70、70に昇降可能に保持されている。
このキャリッジ51は、後述するX方向走査機構550を構成するX方向走査モータによってプーリ及びベルトを介して主走査方向である矢印X方向(以下、単に「X方向」という。他のY、Zについても同様とする。)に往復移動される。
2つのヘッド52a、52b(以下、区別しないときは「ヘッド52」という。)は、バインダ10を吐出する複数のノズルを配列したノズル列がそれぞれ2列配置されている。一方のヘッド52aの2つのノズル列は、ローラ部材100aによって形成された粉末層31に、シアンインク及びマゼンタインクを吐出する。他方のヘッド52bの2つのノズル列は、ローラ部材100aによって形成された粉末層31に、イエローインク及びブラックインクを吐出する。なお、ヘッド構成はこれに限るものではない。
これらのシアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクの各々を収容した複数のタンク60がタンク装着部56に装着され、供給チューブなどを介してヘッド52a、52bに供給される。
また、液体吐出ユニット50は、ガイド部材54、55とともに矢印Z方向に昇降可能に配置され、後述するZ方向昇降機構551によってZ方向に昇降される。
また図1に示すように、造形ユニット5は、メンテナンス機構61を備える。メンテナンス機構61は、X方向の一方側に備えられ、液体吐出ユニット50のヘッド52の維持回復を行う。
メンテナンス機構61は、主にキャップ62とワイパ63で構成される。キャップ62は、ヘッド52のノズル面(ノズルが形成された面)に密着し、ノズルからバインダ10を吸引する。ノズルに詰まった粉末20の排出や高粘度化したバインダ10を排出するためである。
ワイパ63は、ノズルのメニスカス形成(ノズル内は負圧状態である)のため、ノズル面をワイピング(払拭)する。また、メンテナンス機構61は、バインダ10の吐出が行われない場合に、ヘッド52のノズル面をキャップ62で覆い、粉末20がノズルに混入することやバインダ10が乾燥することを防止する。
さらに、造形ユニット5は、スライダ部72を有する。スライダ部72は、ベース部材7上に配置されたガイド部材71に移動可能に保持されており、造形ユニット5全体がX方向と直交するY方向(副走査方向)に往復移動可能である。
この造形ユニット5は、後述するY方向走査機構552によって全体がY方向に往復移動される。
ここで、造形部1の詳細について説明する。
図2に示すように、粉末槽11は、箱型形状をなし、供給槽21と造形槽22と、余剰粉末受け槽29の3つの上面が開放された槽とを備えている。供給槽21内部には供給ステージ23が、造形槽22内部には造形ステージ24がそれぞれ昇降可能に配置される。
供給ステージ23の側面は供給槽21の内側面に接するように配置されている。造形ステージ24の側面は造形槽22の内側面に接するように配置されている。これらの供給ステージ23及び造形ステージ24の上面は水平に保たれている。
造形槽22の隣には余剰粉末受け槽29が設けられている。
余剰粉末受け槽29には、粉末層31を形成するときにローラ部材100によって移送供給される粉末20のうちの余剰の粉末20が落下する。余剰粉末受け槽29に落下した余剰の粉末20は供給槽21に粉末20を供給する粉末供給装置554に戻される。
供給槽21上には粉末供給装置554が配置される。粉末供給装置554は、造形の初期動作時や供給槽21の粉末量が減少した場合に、粉末供給装置554を構成するタンク内の粉末20を供給槽21に供給する。粉末供給のための粉末搬送方法としては、スクリューを利用したスクリューコンベア方式や、エアーを利用した空気輸送方式などが挙げられる。
粉末供給装置554がY方向に移動するローラ部材100と接触しないように、粉末供給装置554をY方向に移動可能な構成としても良いし、Z方向に退避する構成としても良く、供給槽21に粉末20を供給できる構成であればこれらの構成に限らない。
また、ローラ部材100は、造形槽22及び供給槽21の内寸(即ち、粉末20が供給される部分又は仕込まれている部分の幅)よりも長い棒状部材であり、往復移動機構25によってステージ面に沿ってY方向(副走査方向)に往復移動される。
このローラ部材100は、モータ26によって図2(b)の矢印A方向に回転しながら、供給槽21の外側から供給槽21及び造形槽22の上方を通過するようにして水平移動する。これにより、粉末20が造形槽22上へと移送供給され、ローラ部材100が造形槽22上を通過しながら粉末層31が形成される。
次に、立体造形装置の制御部500について図3を参照して説明する。図3は、本実施形態の制御部500の構成図である。
図3に示すように、制御部500は、主制御部500Aを備える。主制御部500Aは、CPU501と、ROM502と、RAM503を備える。
CPU501は、立体造形装置全体の制御を司る。ROM502は、CPU501に本実施形態に係わる制御を含む立体造形動作の制御を実行させるためのプログラムを含むプログラム、その他の固定データを格納する。RAM503は、造形データ等を一時格納する。
さらに、制御部500は、不揮発性メモリ(NVRAM)504と、ASIC505と、外部I/F506を備える。
不揮発性メモリ(NVRAM)504は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持する。
ASIC505は、制御部500は、画像データに対する各種信号処理等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理する。
外部I/F506は、外部の造形データ作成装置600から造形データを受信するときに使用するデータ及び信号の送受を行う。なお、造形データ作成装置600は、最終形態の造形物を各造形層にスライスした造形データを作成する装置であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成されている。
さらに、制御部500は、I/O507と、ヘッド駆動制御部508を備える。
I/O507は、各種センサの検知信号を取り込む。ヘッド駆動制御部508は、液体吐出ユニット50の各ヘッド52を駆動制御する。
さらに、制御部500は、各種モータ駆動部510〜516を備える。
モータ駆動部510は、液体吐出ユニット50のキャリッジ51をX方向(主走査方向)に移動させるX方向走査機構550を構成するモータを駆動する。
モータ駆動部511は、液体吐出ユニット50のキャリッジ51をZ方向に移動(昇降)させるZ方向昇降機構551を構成するモータを駆動するなお、矢印Z方向への昇降は造形ユニット5全体を昇降させる構成とすることもできる。
モータ駆動部512は、造形ユニット5をY方向(副走査方向)に移動させるY方向走査機構552を構成するモータを駆動する。
モータ駆動部513は、供給ステージ23を昇降させるモータ27を駆動する。モータ駆動部514は、造形ステージ24を昇降させるモータ28を駆動する。モータ駆動部515は、ローラ部材100を移動させる往復移動機構25のモータ553を駆動する。モータ駆動部516は、ローラ部材100を回転駆動するモータ26を駆動する。
さらに、制御部500は、供給系駆動部517と、メンテナンス駆動部518を備える。
供給系駆動部517は、供給槽21に粉末20を供給する粉末供給装置554を駆動する。メンテナンス駆動部518は、液体吐出ユニット50のメンテナンス機構61を駆動する。
さらに、制御部500は、後供給駆動部519と、モータ駆動部520を備える。
後供給駆動部519は、粉末後供給部80から粉末20の供給を行わせる。モータ駆動部520は、制御部500は、後述する粉末回収部90の移送スクリュー97、97を回転駆動するモータ555を駆動する。
さらに、制御部500は、加熱制御部522を備える。加熱制御部522は、粉末層31に吐出されたバインダ10を乾燥させるヒータ101に接続され、ヒータ101が行う加熱動作を制御する。なお、バインダ10を乾燥させる方法は、ヒータ101を用いる方法以外のものであってもよく、例えば、所定時間が経過するまで次工程を待機し、自然乾燥させるといった方法であってもよい。
さらに、制御部500のI/O507には、温湿度センサ560が接続される。温湿度センサ560は、装置の環境条件としての温度及び湿度を検出する。
また、I/O507に接続されるセンサとして、カメラなどを備えていてもよい。この場合、I/O507は、粉末層31に吐出されたバインダ10の痕跡の有無などを示すデータを検出信号として検知する。なお、バインダ10の痕跡の有無を検出するセンサは、カメラ以外のセンサであってもよい。
さらに、制御部500には、操作パネル524が接続される。操作パネル524は、必要な情報の入力及び表示を行う。
なお、造形データ作成装置600と立体造形装置(粉末積層造形装置)610によって造形装置が構成される。
次に、造形データ作成装置600が行う造形データ作成の一例について説明する。
まず、所望する立体データ(例えばSTLなどのCADデータ)を積層方向(即ちZ方向)で分断して、複数のスライスデータ12とする。
そして、各スライスデータ12の各X座標と各Y座標に対応した液滴吐出の有無や、液滴の大きさ、液滴の種類、などを決定し、これを造形データとする。
なお、上記の造形データの作成方法は一例であり、これに限るものでなく、造形データ作成装置600を別体のパーソナルコンピュータで行うこともできるし、所望する立体データのスライスデータ12への変換を必須とするものではない。
以上、本実施形態の立体造形装置の構成について説明した。次に、本実施形態における各ハードウェアによって実行される機能手段について、図4を以て説明する。図4は、本実施形態の立体造形装置に含まれる詳細なソフトウェアブロック図である。
立体造形装置は、造形データ入力部611、造形制御部612、層状造形物状態取得部613、バインダ状態判定部614を含んで構成される。以下に各機能ブロックの詳細について説明する。
造形データ入力部611は、外部I/F506を介して、造形データ作成装置600から造形データの入力を受け付ける手段である。
造形制御部612は、入力された造形データに基づいて、造形部1、造形ユニット5などの各種ハードウェアの動作を制御する手段である。立体造形装置は、造形制御部612が制御する各種動作によって、粉末層31を形成し、バインダ10の液滴の吐出でき、立体造形物を造形する。
層状造形物状態取得部613は、カメラなどの各種センサ類によって、層状造形物30の表面の状態を取得する手段である。バインダ状態判定部614は、層状造形物状態取得部613が取得した層状造形物30の状態を解析し、層状造形物30の表面のバインダ10の痕跡などの状態を判定する手段である。
粉末層31に対して吐出されたバインダ10が、層内の粉末20を結合させることで層状造形物30を形成する。このとき、バインダ10は、時間の経過に伴って、乾燥したり、層状造形物30の内部に浸透したりするので、層状造形物30の表面のバインダ10の状態が変化する。バインダ状態判定部614は、層状造形物状態取得部613が取得した層状造形物30の表面の状態の時間的な変化に基づいて、バインダ10の状態を判定する。例えば、層状造形物30の表面の状態の変化が観測された場合には、バインダ状態判定部614は、層状造形物30の表面にバインダ10が残留しているものと判定できる。また、層状造形物30の表面の状態の変化が観測されない場合には、バインダ状態判定部614は、層状造形物30の表面からバインダ10が消失したものと判定できる。
なお、上述したソフトウェアブロックは、CPU501が本実施形態のプログラムを実行することで、各ハードウェアを機能させることにより、実現される機能手段に相当する。また、各実施形態に示した機能手段は、全部がソフトウェア的に実現されても良いし、その一部または全部を同等の機能を提供するハードウェアとして実装することもできる。
次に、造形プロセスについて図5を以て説明する。図5は、一般的なバインダジェッティング方式における一連の立体造形工程を示す図である。
図5(a)は、1層の層状造形物30が形成された後に、次層を形成する処理を開始するためのステージ準備工程を示している。図5(a)に示すように、次層造形処理の開始に伴って、造形制御部612は、供給槽21の供給ステージ23をz1方向に上昇させ、造形槽22の造形ステージ24をz2方向に下降させる。造形ステージ24上には、1層目の層状造形物30が造形されていて、当該層状造形物30の表面は、造形槽22の開口端面から、Δtだけ下がった位置にある。ここで、Δtは、積層ピッチに相当し、特に数値を限定するものではないが、数10μm〜100μm程度であることが好ましい。
図5(b)は、粉末20の供給工程を示す図である。図5(a)の状態とした後、図5(b)に示すように、ローラ部材100aは、造形ステージ24のステージ面と平行に移動する。ローラ部材100aは、矢印で示す方向に回転しながら、粉末20を伴ってy2方向に移動する。これによって、粉末20を造形槽22へ供給できる。
図5(c)は、粉末層31を形成する粉末層形成工程を示す図である。図5(c)に示すように、ローラ部材100aは、粉末20を1層目の層状造形物30の上部に供給しながら、引き続きy2方向に移動する。ローラ部材100aは、その下部が造形槽22の開口端面に接する高さに配置されて、造形ステージ24のステージ面と平行に移動する。これによって、積層ピッチΔtの厚みを有する粉末層31を形成することができる。また、粉末層形成工程において、粉末層31に使用されなかった余剰の粉末20は、余剰粉末受け槽29に落とされ、溜められてもよい。
図5(d)は、ローラ部材100aの復帰工程を示す図である。粉末層形成工程を完了した後、ローラ部材100aは、y1方向に移動し、初期位置に復帰する。なお、復帰工程におけるローラ部材100aの高さは、粉末層形成工程と同じ高さであってもよい。または、ローラ部材100aの両端にモータを用いた昇降機構や、段差を有するレールを設けることで、ローラ部材100aの高さを粉末層形成工程よりも高くてしてもよい。
図5(e)は、層状造形物形成工程を示す図である。図5(e)に示すように、ヘッド52から粉末層31に対してバインダ10の液滴を吐出することで、層状造形物30を形成する。層状造形物形成工程では、バインダ10を造形データに基づく領域に吐出することで、粉末20を結合させ、所望の形状の層状造形物30を形成する。なお、形成される層状造形物30は、立体造形物の一部分を構成する形状である。
ここで、バインダ10によって層状造形物30の形成する方法について説明する。第1の方法では、バインダ10が接着性を有しており、粉末層31に対して吐出させる。粉末層31の表面に到達したバインダ10が、粉末層31の内部に浸透することで、粉末20同士を接着させることで、結合し、所望の形状の層状造形物30を形成する。また、別の方法では、バインダ10に替えて接着性を有さない液滴を使用し、接着剤を含む粉末20の粉末層31に対して吐出してもよい。この場合、液滴が粉末20の接着剤を溶解させることで、粉末20同士を接着することができる。粉末層31の表面に到達した液滴が、粉末層31の内部に浸透する点については、第1の方法と同様である。
また、層状造形物形成工程において吐出されたバインダ10は、粉末層31の粉末20を結合させるだけでなく、下層の層状造形物30と、上層の粉末層31の粉末20とを結合させることができる。これによって、各層状造形物30が結合できるので、立体造形物を造形することができる。層状造形物形成工程の後、ステージ準備工程に戻り、最表層を形成するまで、図5の各工程を繰り返す。これによって、層状造形物30が積層した立体造形物を造形することができる。
ここまで、立体造形物を造形する一連の工程について説明した。次に、立体造形工程における造形精度の低下について図6を以て説明する。図6は、粉末層31内部のバインダ10の様子を例示する断面図であり、複数の層状造形物30が積層された様子を示している。
図6(a)は、層状造形物30が所望の形状で形成され、積層された場合の立体造形物を示している。ここでは、同じ形状の層状造形物30が理想的に積層された場合を例示している。
図6(b)は、バインダ10が残った状態で上部の層状造形物30が形成された場合の立体造形物を示しており、図中の破線で示す形状は、層状造形物30の所望の形状である。下部の層状造形物30の内部に過剰にバインダ10が存在したまま次々と上層が形成されると、バインダ10が粉末層31に浸透し、所望の形状の領域外に染み出す。バインダ10が所望の形状の領域外に染み出すと、図6(b)に示すように、層状造形物30の形状が所望の形状から乖離し、立体造形物の造形精度および余剰粉末の除去性が低下する。
ここで、過剰なバインダ10をヒータ101などによって乾燥させる工程を立体造形工程に含めることで、所望の形状の領域外へのバインダ10の染み出しを抑制できる。しかしながら、乾燥工程によって層状造形物30の表面が乾燥することから、下層の層状造形物30と、上層の粉末層31の粉末20との結合が充分ではなくなり、立体造形物の強度が低下する。
したがって、以下に説明する各実施形態では、領域外への染み出しを抑制するように乾燥しつつ、層状造形物30の表面にバインダ10を残して次層の粉末層31を形成する。まず、第1の実施形態について、図7,8を以て説明する。第1の実施形態では、粉末層形成工程の後に、乾燥工程を実施する。
図7は、第1の実施形態における立体造形装置が実行する処理を示すフローチャートである。立体造形装置は、造形データの入力を受けて、ステップS1000から造形処理を開始する。その後、立体造形装置は、ステップS1001において、ステージ準備工程、供給工程、粉末層形成工程を実施し、第1層目の粉末層31を形成する。
ステップS1002では、立体造形装置は、ヘッド52を制御してバインダ10を吐出し、所望の形状の層状造形物30を形成する。
ステップS1003では、ステップS1002で形成された層状造形物30が最表層であるか否かによって処理を分岐する。最表層を形成した場合には(YES)、立体造形物が完成したものとして、ステップS1006に進み、造形処理を終了する。最表層を形成していない場合には(NO)、ステップS1004に進み、次層を形成する処理に移行する。
ステップS1004では、ステージ準備工程、供給工程、粉末層形成工程を経て、次層の粉末層31を形成する。ここで、次層の粉末層31は、下部の層状造形物30の表面にバインダ10が残留した状態で形成される。これによって、残留しているバインダ10は、粉末層31が形成されると同時に、粉末20を接着できる。すなわち、下層の層状造形物30と、上層の形成された粉末層31の粉末20とを結合させることができるので、立体造形物の強度を向上できる。
ここで、バインダ10が残留しているか否かは、層状造形物状態取得部613が、層状造形物30の表面の状態を取得することによって判定されてもよい。例えば、カメラなどによって層状造形物30の画像を取得し、バインダ状態判定部614が、バインダ10の痕跡の有無に基づいて残留状態を判定するといった方法が挙げられる。このようにして、バインダ10が層状造形物30の表面に残留している状態を確認して、ステップS1004で粉末層31を形成することで、下層の層状造形物30と、上層の形成された粉末層31の粉末20とを結合でき、立体造形物の強度を向上できる。
その後、ステップS1005では、残留しているバインダ10を乾燥させる乾燥工程を実施する。乾燥工程を実施することで、次層の層状造形物30を形成するためにバインダ10が吐出されても、バインダ10の量が過剰とならず、所望の形状の領域外への染み出しを抑制できるので、立体造形物の強度を向上できる。なお、乾燥工程は、ヒータ101などによって加熱することで行われてもよいし、所定時間が経過するまで次の処理を待機して自然乾燥することで行われてもよい。
ステップS1005で乾燥工程を実施した後、ステップS1002に戻り、最表層を形成するまで処理を繰り返す。
上述した処理を行うことで、各層間が結合する強度を向上でき、かつ、所望の形状の領域外へのバインダ10の染み出しを抑制できる。
次に、上述した第1の実施形態における造形プロセスを説明する。図8は、第1の実施形態における造形プロセスを示す図である。図8(a)は、図5(d)に対応する状態であり、粉末層31を形成したローラ部材100aが初期位置に復帰している。このとき、層状造形物30の表面には、バインダ10が残留していることから、層状造形物30と、粉末層31の粉末20とを結合でき、層間の結合を強固にできる。
その後、図8(b)に示すように、ステップS1005に対応する乾燥工程を実施する。ここでは、ヒータ101によって加熱することで、過剰に残留しているバインダ10を乾燥させる例を示している。これによって、バインダ10の染み出しを抑制でき、立体造形物の造形精度を向上できる。
乾燥工程の後、図8(c)に示すように、層状造形物形成工程を実施する。なお、図8(c)は、図5(e)に対応する工程である。
ここまで説明したように、第1の実施形態によれば、粉末層形成工程の後に乾燥工程を実施することで、各層間が結合する強度を向上でき、かつ、所望の形状の領域外へのバインダ10の染み出しを抑制できる。したがって、立体造形物の強度と造形精度を向上できる。
次に、第2の実施形態について、図9、10を以て説明する。第2の実施形態では、層状造形物形成工程の後に、乾燥工程と再吐出工程とを実施する。
図9は、第2の実施形態における立体造形装置が実行する処理を示すフローチャートである。立体造形装置は、造形データの入力を受けて、ステップS2000から造形処理を開始する。立体造形装置は、ステップS2001〜S2002で、第1層目の粉末層31を形成し、所望形状の層状造形物30を形成する。なお、ステップS2001〜S2002の処理は、ステップS1001〜S1002の処理と同様である。
ステップS2003では、ステップS1003と同様に、S2002で形成された層状造形物30が最表層であるか否かによって処理を分岐する。最表層を形成した場合には(YES)、立体造形物が完成したものとしてステップS2007に進み、造形処理を終了する。最表層を形成していない場合には(NO)、ステップS2004に進み、次層を形成する処理に移行する。
ステップS2004では、ステップS2002で吐出されたバインダ10を乾燥させる乾燥工程を実施する。乾燥工程を実施することによって、層状造形物30の表面や内部のバインダ10を乾燥させて取り除くことができる。これによって、バインダ10の量が過剰となることを防止できるので、その後に層状造形物30が積層された場合の造形精度を向上できる。なお、乾燥工程は、ヒータ101などによって加熱することで行われてもよいし、所定時間が経過するまで次の処理を待機して自然乾燥することで行われてもよい。
バインダ10を乾燥させた後、ステップS2005で、バインダ10を層状造形物30の表面に吐出させる再吐出工程を実施する。再吐出工程は、その後の粉末層形成工程において、粉末20と層状造形物30とを結合させるために実施するものである。したがって、再吐出工程におけるバインダ10の吐出処理と、層状造形物形成工程におけるバインダ10の吐出処理とは、必ずしも同様である必要はない。すなわち、層状造形物形成工程においては粉末層31にバインダ10を充分に浸透させる程度の吐出量を要するところ、再吐出工程においてはそれよりも少ない吐出量であってもよい。例えば、層状造形物形成工程で150pl〜250pl程度の吐出量で吐出している場合には、再吐出工程では、10pl〜100pl程度の吐出量で吐出すればよい。なお、ここで示した数値は、一例であって、特に実施形態を限定するものではない。
ステップS2005の後、ステップS2006において立体造形装置は粉末層形成工程を実施する。このとき、ステップS2005で吐出されたバインダ10が、層状造形物30の表面に存在していることから、粉末層31を構成する粉末20と、層状造形物30とが接着する強度を向上できる。
ステップS2006で粉末層形成工程を実施した後、ステップS2002に戻り、最表層を形成するまで処理を繰り返す。
上述した処理を行うことで、各層間が結合する強度を向上でき、かつ、所望の形状の領域外へのバインダ10の染み出しを抑制できる。
ところで、上述した再吐出工程において吐出されるバインダ10と、層状造形物形成工程において吐出されるバインダ10とは、同じ解像度で吐出されなくてもよい。すなわち、層状造形物形成工程では立体造形物の造形精度を向上するために高解像度で吐出し、再吐出工程では層状造形物形成工程よりも低い解像度で吐出する構成としてもよい。例えば、再吐出工程では、層間の結合強度を維持できる程度の解像度で吐出することとしてもよい。
さらに、再吐出工程において吐出されるバインダ10と、層状造形物形成工程において吐出されるバインダ10とは、異なる物性であってもよく、例えば、粘度の異なるバインダ10を用いてもよい。粘度が高いバインダ10を用いると、層状造形物30の表面から内部に浸透するまでの時間が長くなる。したがって、再吐出工程において、層状造形物形成工程よりも粘度の高いバインダ10を用いることで、層状造形物30の表面にバインダ10を残留させたまま、粉末層31を形成しやすくできる。例えば、層状造形物形成工程では4[mPa・s]の粘度を有するバインダ10を使用し、再吐出工程では8[mPa・s]の粘度を有するバインダ10を使用する。これによって、再吐出工程で吐出されたバインダ10は、層状造形物30の表面に留まりやすくなり、粉末層形成工程において粉末20と接着する強度を向上できる。なお、ここで示した数値は、一例であって、特に実施形態を限定するものではない。
次に、上述した第2の実施形態における造形プロセスを説明する。図10は、第2の実施形態における造形プロセスを示す図である。図10(a)は、図5(e)に対応する状態であり、ステップS2002に対応する層状造形物形成工程を実施している。
その後、図10(b)に示すように、ステップS2004に対応する乾燥工程を実施する。ここでは、ヒータ101によって加熱することで、過剰に残留しているバインダ10を乾燥させる例を示している。これによって、バインダ10の染み出しを抑制でき、立体造形物の造形精度および余剰粉末の除去性を向上できる。
乾燥工程の後、図10(c)に示すように、ステップS2005に対応する再吐出工程を実施する。再吐出工程では、バインダ10の吐出量を層状造形物形成工程よりも少なくすることで、下層へのバインダ10の染み出しを防止でき、立体造形物の造形精度および余剰粉末の除去性が低下することを防ぐ。
再吐出工程の後、図10(d)に示すように、ステージ準備工程を実施し、以降、供給工程、粉末層形成工程と続く。したがって、再吐出工程によるバインダ10が層状造形物30の表面に存在したままで、以降の工程を行うことができるので、粉末層形成工程の際に、層状造形物30と、粉末層31の粉末20とを結合でき、層間の結合を強固にできる。
ここまで説明したように、第2の実施形態によれば、層状造形物形成工程の後に、乾燥工程および再吐出工程を実施した上で粉末層形成工程を実施することで、各層間が結合する強度を向上でき、かつ、所望の形状の領域外へのバインダ10の染み出しを抑制できる。したがって、立体造形物の強度と造形精度を向上できる。
以上、説明した本発明の実施形態によれば、立体造形物の強度と造形精度を向上する造形方法、造形装置およびプログラムを提供することができる。
上述した本発明の実施形態の各機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)等で記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROM等の装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1…造形部、5…造形ユニット、7…ベース部材、10…バインダ、11…粉末槽、12…スライスデータ、13…粉末除去板、20…粉末、21…供給槽、22…造形槽、23…供給ステージ、24…造形ステージ、25…往復移動機構、26〜28…モータ、29…余剰粉末受け槽、30…層状造形物、31…粉末層、50…液体吐出ユニット、51…キャリッジ、52…ヘッド、54、55…ガイド部材、56…タンク装着部、60…タンク、61…メンテナンス機構、62…キャップ、63…ワイパ、70…側板、71…ガイド部材、72…スライダ部、80…粉末後供給部、90…粉末回収部、97…移送スクリュー、100…ローラ部材、101…ヒータ、500…制御部、501…CPU、502…ROM、503…RAM、505…ASIC、506…外部I/F、507…I/O、508…ヘッド駆動制御部、510〜516…モータ駆動部、517…供給系駆動部、518…メンテナンス駆動部、519…後供給駆動部、520…モータ駆動部、522…加熱制御部、524…操作パネル、550…X方向走査機構、551…Z方向昇降機構、552…Y方向走査機構、553…モータ、554…粉末供給装置、555…モータ、560…温湿度センサ、600…造形データ作成装置、610…粉末積層造形装置、611…造形データ入力部、612…造形制御部、613…層状造形物状態取得部、614…バインダ状態判定部
特開2017−94714号公報

Claims (10)

  1. 立体造形物を造形する造形方法であって、
    第1の粉末層を形成する第1の形成工程と、
    前記第1の粉末層に液滴を吐出することで層状造形物を形成する第2の形成工程と、
    前記層状造形物の表面に前記液滴が残留した状態で、前記層状造形物上に第2の粉末層を形成する第3の形成工程と
    を含む、造形方法。
  2. 前記第3の形成工程の後に、
    前記第2の粉末層と、前記層状造形物とを乾燥させる、乾燥工程をさらに含む、請求項1に記載の造形方法。
  3. 前記層状造形物の表面における前記液滴の痕跡を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得した前記痕跡に基づいて、前記層状造形物の表面に前記液滴が残留しているか否かを判定する判定工程をと
    さらに含む、請求項2に記載の造形方法。
  4. 前記第2の形成工程と、前記第3の形成工程との間に、
    前記層状造形物を乾燥させる乾燥工程と、
    前記層状造形物の表面に前記液滴を吐出する吐出工程と
    をさらに含む、請求項1に記載の造形方法。
  5. 前記吐出工程で吐出される液滴は、前記第2の形成工程で吐出される液滴よりも少量であることを特徴とする、請求項4に記載の造形方法。
  6. 前記吐出工程で吐出される液滴は、前記第2の形成工程で吐出される液滴よりも粘度が高いことを特徴とする、請求項4に記載の造形方法。
  7. 前記乾燥工程は、加熱手段を用いることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか1項に記載の造形方法。
  8. 前記乾燥工程は、自然乾燥によって行われることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか1項に記載の造形方法。
  9. 立体造形物を造形する造形装置であって、
    粉末層を形成する粉末層形成手段と、
    前記粉末層に液滴を吐出することで層状造形物を形成する吐出手段と、
    前記液滴を乾燥させる乾燥手段と
    を含む、造形装置。
  10. 立体造形物を造形する造形装置が実行するプログラムであって、前記造形装置を、
    粉末層を形成する粉末層形成手段、
    前記粉末層に液滴を吐出することで層状造形物を形成する吐出手段、
    前記液滴を乾燥させる乾燥手段
    として機能させる装置可読なプログラム。

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