JP2002205338A - 粉末材料除去装置、および三次元造形システム - Google Patents

粉末材料除去装置、および三次元造形システム

Info

Publication number
JP2002205338A
JP2002205338A JP2001004132A JP2001004132A JP2002205338A JP 2002205338 A JP2002205338 A JP 2002205338A JP 2001004132 A JP2001004132 A JP 2001004132A JP 2001004132 A JP2001004132 A JP 2001004132A JP 2002205338 A JP2002205338 A JP 2002205338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder material
powder
dimensional
dimensional structure
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001004132A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Tochimoto
茂昭 栃本
Naoki Kubo
直樹 久保
Motohiro Nakanishi
基浩 中西
Akira Wada
和田  晃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001004132A priority Critical patent/JP2002205338A/ja
Priority to US10/041,250 priority patent/US20020090410A1/en
Publication of JP2002205338A publication Critical patent/JP2002205338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三次元造形物から不要な粉末材料を効率良く
除去できる粉末材料除去技術を提供する。 【解決手段】 三次元造形システム1は、粉末除去装置
70を備えている。この粉末除去装置70は、送風駆動
部73を有する送風部WSと、吸引駆動部75を有する
吸引部WRとを備えている。そして、造形ステージ62
上で結合剤を選択的に付加しつつ粉末材料を積層して造
形された三次元造形物91に対して、送風駆動部73を
駆動することにより複数の送風開口70bから送風を行
う。また、送風によって吹き飛ばされた粉末を、吸引駆
動部75を駆動することにより複数の吸引開口70cか
ら吸引する。これにより、三次元造形物91の周囲から
不要な粉末材料を効率よく除去できることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末材料を選択的
に結合し生成される三次元造形物から未結合の粉末材料
を除去する粉末材料除去技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、造形ステージ上に粉末材料を
薄層状に伸展させ、その層の所定部分にバインダを選択
的に付与することにより粉末を結合させた結合体を形成
させる動作を繰り返すことによって三次元造形物を生成
する三次元造形装置が知られている。
【0003】そして、この三次元造形装置で生成された
三次元造形物は、その周りに未結合の粉末材料が存在
し、この不要な粉末材料に埋もれる状態で完成するた
め、三次元造形物を人手で掘出す作業が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような人手による三次元造形物の掘出し作業において
は、三次元造形物を壊さないように慎重に行われなけれ
ばならず、効率が悪い。
【0005】また、人手による掘出し作業中には、粉塵
が舞うため、作業環境が悪いという問題点もある。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、三次元造形物から不要な粉末材料を効率良く除
去できる粉末材料除去技術を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、粉末材料の層に結合剤を選択的
に付与し粉末材料を結合させることにより、前記粉末材
料の結合体を順次形成し生成される三次元造形物につい
て、前記三次元造形物の周囲から未結合の粉末材料を除
去する装置であって、(a)前記三次元造形物を内包し、
前記未結合の粉末材料の除去処理を行う処理室と、(b)
前記処理室において、前記三次元造形物に送風する複数
の気流を相互に離れた部位からそれぞれ発生可能な送風
手段とを備える。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る粉末材料除去装置において、前記処理室には、前
記処理室の外部から前記複数の気流を選択的に導入する
複数の送風口が設けられる。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る粉末材料除去装置において、(c)
前記複数の気流のうち少なくとも1の気流の方向を変更
する変更手段をさらに備える。
【0010】また、請求項4の発明は、粉末材料の層に
結合剤を選択的に付与し粉末材料を結合させることによ
り、前記粉末材料の結合体を順次形成し生成される三次
元造形物について、前記三次元造形物の周囲から未結合
の粉末材料を除去する装置であって、(a)前記三次元造
形物を内包し、前記未結合の粉末材料の除去処理を行う
処理室と、(b)前記処理室において、前記三次元造形物
に送風する気流を発生させる送風手段と、(c)前記気流
の方向を変更する変更手段とを備える。
【0011】また、請求項5の発明は、粉末材料の層に
結合剤を選択的に付与し粉末材料を結合させることによ
り、前記粉末材料の結合体を順次形成し生成される三次
元造形物について、前記三次元造形物の周囲から未結合
の粉末材料を除去する装置であって、(a)前記三次元造
形物を内包し、前記未結合の粉末の除去処理を行う処理
室と、(b)前記処理室において、前記未結合の粉末材料
を吸引する複数の気流を相互に離れた部位に向かってそ
れぞれ発生可能な吸引手段とを備える。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項5の発明
に係る粉末材料除去装置において、前記処理室には、前
記処理室の外部に前記複数の気流を選択的に排出する複
数の吸引口が設けられる。
【0013】また、請求項7の発明は、粉末材料の層に
結合剤を選択的に付与し粉末材料を結合させることによ
り、前記粉末材料の結合体を順次形成し生成される三次
元造形物について、前記三次元造形物の周囲から未結合
の粉末材料を除去する装置であって、(a)前記三次元造
形物から前記未結合の粉末材料を除去する除去手段と、
(b)前記未結合の粉末材料の除去中に、前記三次元造形
物の姿勢を変更する変更手段とを備える。
【0014】また、請求項8の発明は、請求項1ないし
請求項7のいずれかの発明に係る粉末材料除去装置を有
し、三次元造形物を生成する三次元造形システムであっ
て、(d)前記三次元造形物の造形に使用する粉末材料を
供給する供給部と、(e)前記粉末材料除去装置によって
前記三次元造形物から除去された未結合の粉末材料を回
収する回収部と、(f)前記回収部で回収された前記未結
合の粉末材料を、前記供給部に搬送する搬送手段とを備
える。
【0015】また、請求項9の発明は、請求項8の発明
に係る三次元造形システムにおいて、前記供給部は、(d
-1)前記三次元造形物の造形に未使用の粉末材料を補充
する手段、を有し、前記供給部では、前記未使用の粉末
材料よりも、前記回収部で回収された粉末材料を優先し
て供給する。
【0016】また、請求項10の発明は、請求項8の発
明に係る三次元造形システムにおいて、前記供給部は、
(d-1)前記三次元造形物の造形に未使用の粉末材料を補
充する手段、を有し、前記供給部では、前記回収部で回
収された粉末材料を、前記未使用の粉末材料と混合して
供給する。
【0017】また、請求項11の発明は、請求項8ない
し請求項10のいずれかの発明に係る三次元造形システ
ムにおいて、前記搬送手段は、(f-1)前記回収部で回収
された未結合の粉末材料から異物を除去する手段を有す
る。
【0018】また、請求項12の発明は、請求項8ない
し請求項11のいずれかの発明に係る三次元造形システ
ムにおいて、前記搬送手段は、(f-2)前記回収部で回収
された未結合の粉末材料を乾燥する手段を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <三次元造形システム1の要部構成>図1は、本発明の
第1実施形態に係る粉末除去装置70を組込んだ三次元
造形システム1の要部構成を示す図である。この三次元
造形システム1は、粉末材料に選択的に結合材を付与し
て粉末材料を結合させることにより、粉末材料の結合体
を順次形成していき、最終的な結合体として三次元造形
物を生成するものである。
【0020】三次元造形システム1は、制御部10と、
制御部10にそれぞれ電気的に接続するバインダ付与部
20と造形部6と粉末供給部40と粉末伸展部50と粉
末回収機構80とを備えて構成される。また、造形部6
は、造形機構部60と粉末除去装置70とが一体的に構
成されている。
【0021】<制御部10の構成>制御部10は、コン
ピュータ11と、コンピュータ11と電気的に接続する
駆動制御部12と、駆動制御部12と電気的に接続する
ノズルヘッド駆動部13とを備えている。
【0022】コンピュータ11は、内部にCPU、メモ
リやタイマ等を備えて構成される一般的な卓上型コンピ
ュータ等である。このコンピュータ11は、三次元形状
の造形対象物を形状データとしてデータ化し、それを平
行な幾層もの薄い断面体にスライスして得られる断面デ
ータを駆動制御部12に対して出力する。
【0023】駆動制御部12は、コンピュータから得ら
れる断面データに基づいて各部の動作を制御する。駆動
制御部12は、コンピュータ11から断面データを取得
すると、その断面データに基づいて上記の各部に対して
駆動指令を与えることにより造形部6の造形機構部60
において粉末材料の一層ごとの粉末の結合体を順次形成
する動作を統括的に制御する。また、造形終了後は結合
されなかった未結合粉末を、造形部6の粉末除去装置7
0において除去するための各動作を統括的に制御する。
【0024】<バインダ付与部20の構成>バインダ付
与部20は、粉末材料を結合させるための結合材となる
液状のバインダを収容するタンク部21、タンク部21
内のバインダを吐出させるノズルヘッド22、ノズルヘ
ッド22を水平XY平面で移動させるXY方向駆動部2
3を備えている。
【0025】タンク部21は、それぞれ異なる色のバイ
ンダを収容する複数のタンク(この例では4つのタン
ク)21a〜21dを備えている。具体的には、それぞ
れのタンク21a〜21dには、Y(イエロー)、M
(マジェンタ)、C(シアン)の色料の3原色およびW
(ホワイト)に着色されたバインダが収容されている。
ここで、着色されたバインダは、粉末と結合しても変色
しないものであり、長時間経過しても変色・退色しない
ものを使用するのが望ましい。
【0026】ノズルヘッド22は、XY方向駆動部23
の下部に固定されており、XY方向駆動部23とともに
一体となってXY平面内で移動自在となっている。ま
た、ノズルヘッド22はタンク部21のタンク数と同数
の吐出ノズル22a〜22dを備え、各吐出ノズル22
a〜22dはタンク21a〜21dと4本のチューブで
個別に連結されている。各吐出ノズル22a〜22d
は、例えばインクジェット方式等で微小な液滴として各
バインダを吐出(噴出)するノズルである。各吐出ノズ
ル22a〜22dによるバインダの吐出は、ノズルヘッ
ド駆動部13によって個別に制御されており、各吐出ノ
ズル22a〜22dから吐出されるバインダはノズルヘ
ッド22に対向する位置に設けられている造形機構部6
0の粉末層92に付着する。
【0027】XY方向駆動部23は、駆動部本体23a
およびガイドレール23bを備えている。駆動部本体2
3aは、ガイドレール23bに沿ってX方向への往復移
動が可能であるとともに、Y方向への往復移動が可能と
なっている。よって、ノズルヘッド22は、XY方向駆
動部23によりX軸およびY軸によって規定される平面
内で移動できることとなる。すなわち、XY方向駆動部
23は、ノズルヘッド駆動部13からの駆動指令に基づ
いてノズルヘッド22を、その平面における駆動範囲内
で任意の位置に移動させることができる。そして、ノズ
ルヘッド駆動部13は、XY平面におけるノズルヘッド
22の位置に応じて複数の吐出ノズル22a〜22dの
うちから選択してバインダ吐出を行うように制御し、造
形機構部60の粉末層92の必要な部分に選択的にバイ
ンダを付与する。
【0028】<造形部6の構成>造形部6は、凹状部を
有する造形槽61、造形槽61の凹状部の底面を形成す
るように設けられている造形ステージ62、造形ステー
ジ62をZ方向に移動させるZ方向移動部63と、Z方
向移動部63を駆動する駆動部64を備えている。
【0029】造形槽61は、粉末材料を用いて三次元造
形物91を生成するための作業領域を提供する役目を果
たしている。また、造形槽61は、その上部一端側に、
粉末供給部40から供給される粉末材料を一時的に保持
する粉末仮置部61bを有している。
【0030】造形ステージ62は、XY断面において図
2(b)に示す網状の断面を持つ矩形型の形状を有し、そ
の側面が造形槽61における凹状部の垂直内壁61aと
接している。この造形ステージ62には図2(a)に示す
断面形状を有する網状トレイ9が載置される。
【0031】また、造形ステージ62は、その上部に2
つの電磁石62mを有している。この電磁石62mは、
金属で形成される網状トレイ9を固定する役割を担って
いる。
【0032】そして、この造形ステージ62と造形槽6
1の垂直内壁61aとで形成される直方体状の三次元空
間(つまり、凹状部の空間)が、三次元造形物91を生
成するための造形領域として機能する。そして、造形ス
テージ62の網状トレイ9上に粉末材料の薄層が一層ご
とに順次形成されるとともに、一層形成ごとに各吐出ノ
ズル22a〜22dから吐出されるバインダにより、造
形ステージ62上にて粉末材料の必要な部分を接合させ
て造形物が作成されることとなる。
【0033】Z方向移動部63は、造形ステージ62と
連結する支持棒63aを有している。そして、支持棒6
3aが、駆動部64によって垂直方向に移動されること
により、支持棒63aと連結する造形ステージ62のZ
方向の移動が可能となる。
【0034】<粉末除去装置70の構成>粉末除去装置
70は、除去された粉末を回収する回収室71と、粉末
の除去を行う処理室72とを有するとともに、送風部W
Sと吸引部WRとを有している。
【0035】送風部WSは、気流を発生させる送風駆動
部73と、送風駆動部73の送風出口から3方に分岐し
て垂直内壁61aのうち互いに離れた部位(この実施形
態では上下に離れて配列した部位)に設けられた3つの
送風開口70bに接続する配管74と、配管74に介挿
される3つの送風用バルブ74vとを備えている。
【0036】送風駆動部73は、送風ブロアを備えてお
り、配管74を介して処理室72に送風を行う。
【0037】送風用バルブ74vのそれぞれは、制御部
10からの指令信号に応答して、それぞれの送風開口7
0bの開閉を自動的に行う電磁バルブである。ここで、
3つの送風用バルブ74vを選択的に開閉することによ
り、処理室72に送風する送風開口70bを選ぶことが
可能となる。
【0038】吸引部WRは、処理室72内の空気を吸引
する吸引駆動部75と、吸引駆動部75の吸引入口から
分岐して垂直内壁61aのうち互いに離れた部位(この
実施形態では上下に離れて配列した部位)に設けられた
3つの吸引開口70cに接続する配管76と、配管76
に介挿される3つの吸引用バルブ76vおよび流量セン
サ78aとを備えている。この流量センサ78aと同様
の流量センサ78bが、後述する粉末搬送管81の途中
に設けられている。また、吸引部WRは、吸引した粉末
材料を粉末供給部40に搬送するための回収部として機
能する。
【0039】吸引駆動部75は、配管76を介して処理
室72内に気流を発生させ、未結合粉末を吸引するため
の部位である。
【0040】吸引用バルブ76vのそれぞれは、制御部
10からの指令信号に応答して、それぞれの吸引開口7
0cの開閉を自動的に行う電磁バルブである。ここで、
3つの吸引用バルブ76vを選択的に開閉することによ
り、処理室72から吸引する吸引開口70cを選ぶこと
が可能となる。
【0041】さらに、粉末除去装置70は、垂直内壁6
1aの突起部61tに設けられている重量センサ79を
有するとともに、垂直内壁61aの中央付近に設けられ
るシャッター67と、シャッター67をX方向に駆動す
る3つの駆動ローラ68とを有している。
【0042】重量センサ79は、網状トレイ9上の三次
元造形物91を含む積載重量を計測するためのセンサで
ある。
【0043】そして、造形ステージ62の降下により未
結合粉末に埋もれた三次元造形物91が処理室72内に
移動すると、送風駆動部73を起動し、送風用バルブ7
4vを開いて送風開口70bから処理室72に送風が行
われる。また、吸引駆動部75を起動し、吸引用バルブ
76vを開いて吸引開口70cから吸引が行われること
となる。
【0044】この粉末除去において、三次元造形物91
から落下した粉末材料は、網状トレイ9及び造形ステー
ジ62の孔H1、H2(図2)を通って、回収室71に堆
積することとなる。
【0045】<粉末回収機構80の要部構成>回収室7
1の底部には粉末搬送用スクリュー82が設けられてい
る。この粉末搬送用スクリュー82は、回収した粉末材
料を粉末供給部40に搬送するための粉末回収機構80
の一部を構成する。
【0046】粉末回収機構80は、上記粉末搬送用スク
リュー82の他、粉末搬送管81と駆動部83とを備え
て構成される。粉末搬送管81は、回収室71の底部か
ら粉末供給部40のタンク部41内部へと配置されてい
る。そして、この粉末搬送管81の内部には、柔軟な部
材で形成された粉末搬送用スクリュー82が回収室71
の底部からタンク部41内部の管端部84付近まで配置
されている。図1に示すように、粉末搬送管81は2カ
所に屈曲部81a,81bを有するが、粉末搬送用スク
リュー82は柔軟な部材で形成されていることから、そ
のような屈曲部81a,81bにおいても粉末搬送管8
1に沿って屈曲した状態で配置される。ただし、これら
屈曲部81a,81bは、曲率半径が大きくなるように
設定され、スクリューの回転力が屈曲部の前後で有効に
スクリューの回転力として伝達されるように構成するこ
とが好ましい。
【0047】そして、粉末搬送用スクリュー82の一端
側は、モータ等によって構成される駆動部83の回転軸
に連結されており、駆動部83が所定方向に回転駆動を
行うことで、粉末搬送用スクリュー82もスクリューの
中心軸回りに所定方向への回転動作を行う。この回転力
は、屈曲部81a,81bにおいても有効に粉末搬送用
スクリュー82に伝達され、粉末搬送管81の内部に設
けられた粉末搬送用スクリュー82は全体的に駆動部8
3に連動してその中心軸回りの回転動作を行う。
【0048】この結果、回収室71に堆積した粉末材料
は、粉末搬送用スクリュー82によって粉末搬送管81
の内部を搬送され、粉末供給部40におけるタンク部4
1の内部に再供給されることとなり、粉末材料の再利用
を行うことが可能になる。
【0049】<粉末供給部40の要部構成>粉末供給部
40は、粉末材料を収容するタンク部41と、タンク部
41からの粉末供給口(出口)に設けられ、駆動制御部
12からの指令によってタンク部41の粉末供給口を開
閉させる締切板42とを備えている。
【0050】タンク部41には、例えば白色の粉末材料
が収容されている。この粉末材料は、三次元造形物91
の形成における材料となるもので、例えば、デンプン
粉、樹脂粉末などが使用される。
【0051】また、タンク部41の上部側には、未使用
の粉末材料が収容される粉末材料容器30を装着する容
器装着部43が設けられている。
【0052】締切板42は、駆動制御部12による駆動
指令に基づいて水平方向(X方向)にスライドできるよ
うになっており、造形部6の粉末仮置部61bに対し
て、タンク部41に収容される粉末の供給および停止を
行う。
【0053】粉末伸展部50は、ブレード51と、ブレ
ード51の動作を規制するガイドレール52と、ブレー
ド51を移動させる駆動部53とを備えている。
【0054】ブレード51は、Y方向に長く、下部先端
が尖った刃状の形状を有している。ブレード51のY方
向の長さは、造形槽61の凹部におけるY方向の幅をカ
バーできる長さとなっている。なお、ブレード51によ
る粉末材料の伸展(拡散)が円滑に行えるように、ブレ
ードに微小振動を与えるバイブレーション機構を付加し
ても良い。
【0055】駆動部53は、ブレード51を垂直方向
(Z方向)に昇降移動させたり、水平方向(X方向)に
往復移動させることが可能となっている。そして、駆動
制御部12からの指令に基づいて駆動部53が動作する
ことにより、ブレード51のX方向及びZ方向の移動が
可能となる。
【0056】<三次元造形システム1の動作>図3は、
三次元造形システム1の基本的な動作を示すフローチャ
ートである。この動作では、制御部10により自動的に
実行される。
【0057】ステップS1では、コンピュータ11が、
表面にカラー模様等が施された三次元造形対象物を表現
したモデルデータが作成される。造形するための基にな
る三次元形状データには、一般の三次元CADモデリン
グソフトウェアで作成されるカラー三次元モデルデータ
を使用することができる。また、三次元形状入力装置で
計測された形状データおよびテクスチャを利用すること
も可能である。
【0058】モデルデータにおいては、色情報が三次元
モデルの表面にのみ付与されているもの、または色情報
がモデル内部まで付与されているものがある。後者の場
合でも造形に際してモデル表面の色情報のみを使用する
ことが可能であるし、モデル内部の色情報も使用するこ
とが可能である。例えば、人体モデル等の三次元造形物
を生成する際、各内臓ごとに異なる色で彩色を施したい
場合もあり、その場合にはモデル内部の色情報を使用す
る。
【0059】ステップS2では、コンピュータ11が上
記のモデルデータから造形対象物を水平方向にスライス
した各断面ごとの断面データを生成する。具体的には、
モデルデータから積層する粉末の一層分の厚みに相当す
るピッチでスライスされた断面体を切り出し、形状デー
タ及び彩色データを含む断面データを作成するのであ
る。なお、スライスするピッチは、所定範囲内(粉末を
結合可能な厚みの範囲)で変更可能である。
【0060】ステップS3では、造形対象物を造形する
際における粉末の積層厚さ(断面データ作成の際のスラ
イスピッチ)及び積層数(断面データセットの数)に関
する情報が、コンピュータ11から駆動制御部12に入
力される。
【0061】次のステップS4以降については、制御部
10が各部を制御することによって行われる動作であ
る。
【0062】ステップS4では、造形ステージ62にお
いて粉末の第N層目(N=1,2,・・)の結合体を形成す
るために、造形ステージ62がZ方向移動部63によ
り、コンピュータ11から入力された上記積層厚さに基
づき、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。これにより、造形ステージ62上に積層されて必要
な結合が完了した粉末層の上方に、新たな粉末の層を1
層分形成するためのスペースが形成される。ただし、N
=1の場合は、最初の層の形成に相当するため、網状ト
レイ9の上面自身の上にスペースが形成されるようにす
る。
【0063】ここでは、孔H1(図2)を塞ぐように造形
ステージ62上に網状トレイ9が配置されるとともに、
電磁石62mの通電により造形ステージ62に網状トレ
イ9が固定される。これにより、粉末が孔を通って落下
せず造形ステージ62上で保持できることとなる。
【0064】ステップS5では、三次元造形物の造形に
おいて材料となる粉末の供給を行う。粉末供給部40の
締切板42が閉止位置からスライドしてタンク部41内
の粉末材料を所定量だけ造形部6の粉末仮置部61bに
落下させる。この所定量とは、上記のスペースの体積
(造形における粉末の必要量)より若干多めに設定され
ている。また、最初の層形成時(N=1の時)には、網
状トレイ9の隙間に粉末材料を充填することも考慮し
て、他の層形成時(N>1の時)よりもさらに若干多め
に設定することが好ましい。所定量の粉末材料の供給完
了後、締切板42が閉止位置に戻り粉末供給を停止す
る。
【0065】ステップS6では、ステップS5で供給さ
れた粉末材料を造形ステージ62上に伸展し、粉末材料
の薄層を1層分形成する。つまり、粉末仮置部61b上
に堆積された粉末をブレード51がX方向に移動するこ
とで造形ステージ62上に形成された薄層形成のための
スペースに粉末材料が入り込み、薄い均一な粉末層92
が形成される。このとき、ブレード51の下部先端を造
形部6の最上面に沿って移動させる。これにより、所定
の厚さの粉末材料の薄層が正確に形成できる。
【0066】そして、粉末層92が形成された後、ブレ
ード51は、駆動部53によって最上面から上方に離さ
れるとともに、粉末層92の上方を通過して初期位置に
復帰する。
【0067】ステップS7では、ステップS2で作成さ
れた形状データおよび彩色データに従ってXY方向駆動
部23を駆動することにより、ノズルヘッド22をXY
平面内で移動させる。その際、形状データの存在する領
域のみを走査することにより時間が短縮される。そし
て、その移動に伴って各吐出ノズル22a〜22dから
選択的に着色されたバインダの吐出を行わせる。これに
より、粉末材料の結合体が生成される。なお、バインダ
が塗布されない粉末材料(未結合粉末)は個々に独立し
た状態を保つこととなる。
【0068】ここでは、三次元造形物91の表面部分に
相当する部分について、バインダの吐出を行う際に、造
形対象物から導かれた彩色情報に基づいてY、M、Cお
よびWのバインダを選択的に吐出する。これにより、三
次元造形物91の造形過程において造形物表面に彩色を
施すことができ、カラー造形を行うことが可能になる。
一方、三次元造形物において彩色を施す必要のない部分
(彩色不要領域)では、彩色された部分の着色状態を妨
げることのないWのバインダを吐出することにより、造
形を行う。
【0069】また、粉末層92に付着したバインダの拡
がりを均一化して造形物の強度を確保するため、造形部
分に対して単位面積当たり同量のバインダを均一に付与
することが好ましい。例えば、XY方向駆動部23によ
る各吐出ノズル22a〜22dの移動速度に、単位時間
当たりに各吐出ノズル22a〜22dから吐出されるバ
インダの量(例えば、バインダ液滴の数)を乗じたもの
を一定にすれば、単位面積当たり同量のバインダが均一
に付与できることとなる。
【0070】バインダの吐出完了後、バインダ吐出動作
を停止し、XY方向駆動部23を駆動することにより、
ノズルヘッド22は初期位置に復帰する。
【0071】なお、バインダの吐出後、バインタを乾燥
させる工程を介在するように構成してもよい。例えば、
粉末層92の上方側から、赤外線ランプ等を照射する工
程を行うようにしてもよい。これにより、粉末層92に
付着したバインダの迅速な乾燥を行うことができる。た
だし、自然乾燥により迅速に硬化する種類のバインダで
は、特に乾燥工程は不要となる。
【0072】そして、一層分の造形が終了するとステッ
プS8に進んで、駆動制御部12が、ステップS3で入
力された積層数に基づき、その積層数分の処理が完了し
たかどうかを判定する。つまり、三次元造形物91の造
形が完了したかどうかを判断するのである。ここで、造
形完了と判定された場合には、ステップS9に進み、造
形未完と判定された場合には、ステップS4からの処理
を繰り返す。
【0073】ステップS4に戻った場合には、第N層目
の上側に第N+1層目の新たな粉末材料の結合体を形成
する動作が行われる。そして、このような繰り返し動作
により、造形ステージ62上に一層ごとのカラー化され
た結合体が順次積層されていき最終的に造形対象物の三
次元造形物91が造形ステージ62上に生成される。そ
してステップS8において造形完了と判定される。
【0074】以上の造形動作では、次のステップS9に
おける粉末除去を考慮し、例えば凹部を有する箱型形状
の三次元造形物91の造形では、未結合粉末が重力を利
用して落下できるよう、その凹部の開口が鉛直下方を向
くように三次元造形物91の造形を制御するのが好まし
い。また、凹部が複数あり、その凹部が様々な方向を向
いている場合には、より多くの未結合粉末が重力により
落下除去できるような向きに三次元造形物91を造形す
るのが好ましい。
【0075】ステップS9では、後で詳述する粉末除去
が行われる。
【0076】ステップS10では、ステップS9で未結
合粉末が除去された三次元造形物91の取出しが行われ
る。ここでは、図8に示すように造形ステージ62が、
上昇し、三次元造形物91を取出すことができる。
【0077】以上で、三次元造形システム1における一
連の動作が終了する。上記の三次元造形システム1によ
れば、三次元造形物91に付着している未結合粉末を自
動的に除去することができるように構成されているた
め、装置周囲の環境に粉末材料を飛散させることなく三
次元造形物91を取り出すことができる。
【0078】また、三次元造形システム1では、粉末除
去装置70において除去された未結合粉末を回収室71
にて回収するとともに、その回収された未結合粉末を粉
末回収機構80によって粉末供給部40に再供給するよ
うに構成されている。つまり、未結合粉末を自動的に再
利用することが可能なように構成されており、未結合粉
末を再利用するためにユーザが作業を行う必要はない。
【0079】<粉末除去の動作>図4は、上記のステッ
プS9に対応する粉末除去の動作を説明するフローチャ
ートである。
【0080】ステップS11では、Z方向移動部63に
より造形ステージ62が降下し、粉末除去装置70に三
次元造形物91が移動される。この際には、造形ステー
ジ62上の網状トレイ9、三次元造形物91、および三
次元造形物91の周囲の未固化粉末が一体となって造形
槽61を降下することとなる。
【0081】また、上記の動作に付随して、ノズルヘッ
ド22が、造形ステージ62の上方から待避し、ノズル
ヘッド22を保護する機構(図示せず)によって外部から
の粉塵侵入を防ぎ、また乾燥から保護される。
【0082】ステップS12では、図5に示すように粉
末層92の最上層がシャッターより、下方に位置すると
ころまで造形ステージ62が降下すると、待避位置にあ
ったシャッター67が移動し造形槽61に蓋をする。
【0083】このシャッタ67の閉動作により、未結合
粉末が上方に飛散し、雰囲気中に浮遊するのを防止でき
るとともに、ノズルヘッド22や他の機構部への粉末の
付着を防止できる。なお、シャッター67の閉止によ
り、処理室72を密閉するのが望ましい。
【0084】そして、網状トレイ9が造形槽61内の重
量センサ79に接触する位置まで造形ステージ62が降
下すると、造形ステージ62上で網状トレイ9を固定す
る電磁石62mの通電が停止され、網状トレイ9と造形
ステージ62との分離が可能となる。さらに造形ステー
ジ62が降下すると、網トレイ9は造形槽61の重量セ
ンサ79に引っかかり造形ステージ62と離れて保持さ
れることとなる。この網状トレイ9と造形ステージ62
との分離動作により、未結合粉末の一部は網状トレイ9
および造形ステージ62の孔H1、H2(図2)を通って
下方に落下することとなる(図6)。
【0085】ステップS13では、図6に示すように、
送風駆動部74を駆動し、送風開口70bから複数の気
流Afを発生させ、三次元造形物91に送風する。ここ
では、送風バルブ74vを選択的に開閉して、次のよう
な送風制御が行われる。
【0086】図7は、処理室72における送風制御を説
明するための図である。図7の横軸は時間tを示してお
り、縦軸は風量Qを示している。
【0087】送風開始t=0から時間Taの間は、上段
の送風開口A、中段の送風開口B、および下段の送風開
口Cから一定の風量で送風を行う。これにより、三次元
造形物91から均等に未結合粉末を除去でき、大まかな
粉末除去が行える。
【0088】次の時間Tbでは、上段の開口Aから下段
の開口Cまで順次に送風を行う。これにより、三次元造
形物91の上部から下部にかけて粉末の除去を行えるた
め、重力を利用した粉末の除去を行える。
【0089】そして、時間Tcでは、風量を増して上段
の開口Aから送風を行う。これにより、時間Ta、Tb
における送風では未結合粉末の除去が難しい上部の傾斜
部に対して集中的に送風が行える。つまり、三次元造形
物91の形状に応じ、粉末除去が難しい領域への集中的
な除粉が行える。
【0090】このように、三次元造形物91の形状、付
着する未結合粉末の量などを考慮し、制御部10により
風量などを制御することにより、効率よく除粉が行え
る。
【0091】ステップS14では、吸引駆動部76を駆
動し、吸引開口70cから複数の気流Agを発生させ、
三次元造形物91周辺の未結合粉末を吸引する。ここで
は、図に示すように、3つの吸引用バルブ76vを開い
て、処理室72から吸引する。
【0092】なお、ここでは、上記の送風制御と同様
に、三次元造形物91の形状などを考慮して、吸引制御
するのが好ましい。
【0093】ステップS15では、網状トレイ9および
造形ステージ62を通って落下した未結合粉末を粉末回
収機構80によって回収する。ここでは、落下した粉末
が回収室71に溜まり、粉末搬送用スクリュー82の回
転により押出されて粉体供給部40へと戻される。
【0094】ステップS16では、三次元造形物91周
囲の未結合粉末の除去が完了したかを判定する。
【0095】具体的には、コンピュータ11内のタイマ
によって除粉開始から計測される経過時間と、粉末除去
が完了するまでに必要とされると予想される予想時間に
所定のマージンに相当する時間値を加算して算出され
る。
【0096】この所要時間Toの長短に影響を及ぼす要
素としては、例えば次の5要素が考えられる。
【0097】1.三次元造形物91の造形に使用する粉
末材料の体積の大きさ。
【0098】(造形槽61における積層数n×積層厚さ
t) 2.未結合粉末の量の多さ。
【0099】(造形槽61における積層数n×積層厚さ
t−三次元造形物91の体積) 3.三次元造形物91の表面形状の複雑さ。
【0100】(三次元造形物の表面積と体積との比) 4.三次元造形物91表面の凹部の数。
【0101】5.三次元造形物91の陰となり、送風が
届かない領域の大きさ。
【0102】上記の5要素を考慮し、所要時間Toは、
例えば、上記マージンの大きさをTmとして、次の数式
(1)のように算出できる。この演算は、制御部10で実
行される。
【0103】 To=k1・D1+k2・D2+k3・D3+k4・D4+k5・D5+Tm・・・(1) ここで、D1〜D5は、上記「1.」〜「5.」それぞれの
要素を表現する具体的な値であり、k1〜k5は、各要素
に対する重み係数である。これらの数値はあらかじめ実
験的に求められる。
【0104】そして、三次元形状データに基づき、所要
時間Toを、上式(1)の演算結果を予め記録しているデ
ータテーブルから読取り、これを粉末除去装置70を運
転する基準時間と設定する。なお、所要時間Toは、デ
ータテーブルから読取るのでなく、逐次演算で求めても
良い。
【0105】なお、所要時間Toに影響を及ぼす要素
は、上記の5要素の他に、気温、湿度などによる粉末材
料の流動度合などが考えられる。これらもパラメータと
して考慮に入れた所要時間Toの算出を行うのが好まし
い。
【0106】このステップS16の動作において、粉末
除去が完了した場合には、ステップS17に進み、完了
していない場合には、ステップS13に戻る。
【0107】ステップS17では、粉末除去装置70を
停止し、シャッター67が閉止位置から開動作を行って
図8に示すような待避位置に移動する。
【0108】ステップS18では、Z方向移動部63の
駆動部64を駆動して造形ステージ62を上昇し、粉末
除去装置70から三次元造形物91を搬出する。そし
て、図8に示す位置に造形ステージ62が上昇すると、
三次元造形物91が取出せることとなる。
【0109】この粉末除去装置70の動作により、粉末
除去において、三次元造形物に対して複数の開口から送
風を行うとともに、複数の開口から吸引を行うため、不
要な粉末材料を効率よく除去でき、未結合粉末から三次
元造形物を容易に取出すことができる。
【0110】また、以上の三次元造形システム1の動作
により、三次元造形システム1における一連の動作の一
部として自動的に未結合粉末の除去を行うことが可能で
あるため、三次元造形物91の生成後にユーザ自らが未
結合粉末を除去する必要がなく、手や服を汚すこともな
くなる。
【0111】なお、上述したステップS16における除
去完了を、未結合の粉末材料の除去の進行状況を反映す
る計測値に基づいて判定する条件については、所要時間
により除去完了判定を行うだけでなく、以下で説明する
判定方法を併用することが好ましい。
【0112】<三次元造形物91に係る重量変化で判定
>粉末除去装置70において、三次元造形物91周辺の
未結合粉末の除去が完了したか否かを、三次元造形物9
1を含む網状トレイ9上の積載物に対する重量センサ7
9による重量計測値と、予め設定される閾値との比較に
より判定する方法について、以下で説明する。
【0113】この判定方法では、上記の閾値を算出する
ため、まず三次元造形物91の予想重量を制御部10で
算出する。
【0114】この三次元造形物の重量Maは、三次元造
形物91の基礎となる三次元形状データと、粉末材料の
体積および比重と、接着剤の体積および比重とから計算
可能である。すなわち、三次元形状データから導かれる
三次元造形物の体積をVa、粉末の充填率をφp、粉末
の比重をρp、使用する接着剤の体積をVb、接着剤の
比重をρbとすると、造形物の重量は、次の数式(2)で
算出される。
【0115】 Ma=ρp×Va×φp+ρb×Vb ・・・・・(2) 上式から算出された三次元造形物91の重量を利用して
求められた閾値に対して、重量センサ79により測定さ
れる三次元造形物91と、その周囲に付着して残存して
いる未結合の粉末材料との合計重量の計測値が次の条件
を満足すれば、粉末除去動作を停止するよう制御部10
から指示が出されることとなる。 (重量センサの計測値−網状トレイの重量)<(造形物
の重量Ma)×(1+α1) ここで、α1は、三次元造形物91における粉末の充填
率が多少の誤差を含んでおり、上式(2)によって正確な
三次元造形物91の重量の算出が困難であるため、これ
を考慮したものである。 (重量センサの計測値変化率)<β1 この計測値変化率とは、重量センサ79による計測値の
単位時間あたりの変化量のことである。
【0116】なお、完了判定においては、上記、の
条件を単独で判定しても良い。また、所定値α1、β1
は予め経験的に求めた値を使用しても良いし、その値に
操作者が修正を加えたものでも良い。
【0117】このような重量変化による判定は、それを
単独で利用することもできるが、他の判定基準、特に既
述した所要時間による判定と併用するのが好ましい。そ
れは、重量変化判定において、もしエラーが生じると除
去完了判定が無限ループに入ってしまい、完了指令が生
じない可能性もあるためである。所要時間判定は、タイ
マ計測によるものであってエラーには強いため、これを
併用することにより、必ず除去完了指令が出ることにな
る。なお、このような所要時間判定との併用のメリット
は、以下の他の判定基準を採用した場合にも同様であ
る。
【0118】<除去粉末の流量変化で判定>粉末除去装
置70において、三次元造形物91周辺の未結合粉末の
除去が完了したか否かを、流量センサ78に基づき算出
される除去された粉末の体積と、予め設定される閾値と
の比較により判定する方法について、以下で説明する。
【0119】この判定方法では、上記の閾値を算出する
ため、まず除去粉末の予想体積Veを制御部10で算出
する。
【0120】この除去粉末の体積Veは、三次元形状デ
ータから導かれる三次元造形物の体積をVa、造形槽6
1のXY平面における凹部の断面積をSa、粉末層の積
層数をn、粉末層厚さをtとすると、除去粉末の体積
は、次の数式(3)で算出される。
【0121】 Ve=Sa×n×t−Va ・・・・・・・・・・(3) 上式から算出された除去粉末の体積を利用して求められ
た閾値に対して、流量センサ78により測定された計測
値の積分値(累積値)、すなわち除去済み粉末の体積が次
の2つの条件を満足すれば、粉末除去動作を停止するよ
う制御部10から指示が出される。 (流量センサから得られる除去済み粉末の体積)>(除
粉粉末の体積Ve)×(1−α2) ここで、α2は、流量センサ78の計測誤差などを考慮
したものである。 (流量センサの計測値)<β2 ここで、流量センサ78の計測値は、除去済み粉末の体
積の単位時間あたりの変化量を示すこととなる。
【0122】なお、完了判定においては、上記、の
条件を単独で判定しても良い。また、上記の所定値α
2、β2は予め経験的に求めた値を使用しても良いし、
その値に操作者が修正を加えたものでも良い。
【0123】以上で説明した各判定のフローチャート
(すなわちステップS16の詳細)を図20に示してお
く。
【0124】<第2実施形態> <三次元造形システムの要部構成>図9は、本発明の第
2実施形態に係る粉末除去装置70Aを組込んだ三次元
造形システム1Aの要部構成を示す図である。
【0125】三次元造形システム1Aは、第1実施形態
の三次元造形システム1と類似の構成であるが、粉末除
去装置70Aの送風部WTが異なっている。
【0126】送風部WTは、第1実施形態と同様の送風
駆動部73と、送風駆動部73の送風出口から2方に分
岐して垂直内壁61aに接続する配管74Aと、配管7
4Aに介挿される2つの送風用バルブ74vとを備えて
いる。
【0127】また、送風部WTは、配管74Aの端部に
接続するノズル部700と、シャッター703とを有し
ている。
【0128】ノズル部700は、俯仰自在の送風ノズル
701とノズル駆動部702とを有しており、制御部1
0からの指令信号に応答して能動化される。ノズル駆動
部702内のモータなどにより送風ノズル701の送風
方向がXZ平面内で変更可能となっている。
【0129】シャッター703は、Z方向に移動自在に
構成されている。
【0130】<三次元造形システム1Aの動作>三次元
造形システム1Aは、第1実施形態の三次元造形システ
ム1と類似の動作を行うが、粉末除去装置70Aにおけ
る粉末除去の動作(図3のステップS9)が異なってい
る。
【0131】この除粉動作においては、三次元造形物9
1を造形(図9)した後、図10に示すように、造形ステ
ージ62を降下させるとともに、シャッター67を閉
じ、送風部WTのシャッター703を開ける。
【0132】そして、図11に示すように、網状トレイ
9と造形ステージ62とが分離されると、送風ノズル7
01から気流Afによる送風が行われるとともに吸引開
口70cから気流Agによる粉末の吸引が行われる。こ
の送風では、ノズル駆動部702を駆動し、気流Afの
向きを三次元造形物91の位置に追従するように制御す
る。
【0133】このように送風ノズル701からの気流A
fの方向が可変となっているため、三次元造形物91の
形状や、造形ステージ62と送風ノズル701との相対
位置に基づき吐出制御を行うことで、効率よく除粉を行
えることとなる。
【0134】以上の粉末除去装置70Aの動作により、
粉末除去において、三次元造形物91に対して複数の開
口から送風を効果的に行えるため、不要な粉末材料をよ
り効率よく除去できる。
【0135】なお、送風ノズル701の向きについて
は、XZ平面内で変更自在となっているのは必須でな
く、XY平面内で変更自在となっていても良い。また、
三次元造形物91の移動に追従して送風ノズル701の
向きを変更するのは必須でなく、ランダムにその向きを
変更しても良い。複数の送風ノズル701のうちの少な
くとも1の送風ノズルの向きを変更可能にすることによ
って、この実施形態と同様の作用が得られる。
【0136】<第3実施形態>図12は、本発明の第3
実施形態に係る粉末除去装置70Bを組込んだ三次元造
形システム1Bの要部構成を示す図である。
【0137】三次元造形システム1Bは、第1実施形態
の三次元造形システム1と類似の構成であるが、粉末除
去装置70Bが異なっている。以下では、第1実施形態
の粉末除去装置70と異なる部位を中心に説明する。
【0138】粉末除去装置70Bは、造形槽61上部の
垂直内壁61aより幅広となっている処理室72Bと、
造形ステージ62B上で三次元造形物91の姿勢を変更
可能な姿勢変更部65と、支持棒63aと造形ステージ
62との間に設けられる重量センサ79Bとを有してい
る。なお、造形ステージ62Bは、網状トレイ9を載置
しないため、第1実施形態の造形ステージ62に対し電
磁石62mが削除されているとともに孔H2(図2(b))
のない平板として形成されている。
【0139】姿勢変更部65は、傾斜台65aと回転台
65bとを有している。
【0140】傾斜台65aは、可動部と、この可動部と
円弧面で接続する基部を有しており、可動部が円弧面に
沿った方向SLにスライド可能な構成となっている。こ
れにより、姿勢変更部65上の三次元造形物91を傾け
ることが可能となる。
【0141】回転台65bは、円板状の形状を有し、上
部が軸Rcを中心に回転できる構成となっている。これ
により、姿勢変更部65上の三次元造形物91を、その
底面に平行な面内で回転(旋回)させることが可能とな
る。
【0142】重量センサ79Bは、第1実施形態の重量
センサ79に代わるものであり、造形ステージ62上の
三次元造形物91を含む積載重量を計測する。
【0143】<三次元造形システム1Bの動作>三次元
造形システム1Bは、第1実施形態の三次元造形システ
ム1と類似の動作を行うが、粉末除去装置70Bにおけ
る粉末除去の動作(図3のステップS9)が異なってい
る。
【0144】この除粉動作においては、第1実施形態の
網状トレイ9を使用せずに三次元造形物91を造形した
後、図12に示すように、造形ステージ62Bを降下す
るとともに、シャッター67を閉じる。
【0145】そして、送風部WSにおける送風開口70
bから三次元造形物91の方に向けて気流Afによる送
風を行うとともに、吸引開口70cから気流Agによる
粉末の吸引を行う。ここでは、図13のように三次元造
形物91を傾けるとともに、軸Rcを中心に回転を加え
ることにより、より効率よく除粉が行えることとなる。
【0146】なお、重量センサ79Bによる計測値を用
いて粉末除去の完了判定を行う場合には、次の判定式
(4)で判定される。
【0147】 (重量センサの計測値−造形ステージおよび姿勢変更部の重量) <(三次元造形物の重量)×(1+α1)・・・・(4) また、このような姿勢変更部65による三次元造形物9
1の姿勢変更に加えて、造形ステージ62の昇降による
三次元造形物91の移動によって、三次元造形物91と
送風開口70bからの気流方向との相対位置を変更でき
るため、より効果的に粉末除去を行うことができる。
【0148】なお、粉末除去装置70Bに第2実施形態
のノズル部700をさらに付加することにより、さらに
効果的に粉末除去が行える。
【0149】また、上述のように除粉を容易にするた
め、三次元造形物91の凹状部を鉛直下向きとなるよう
に造形するのが好ましいが、粉末積層造形法において
は、上面側の表面の方が下流側の表面よりも面精度がよ
く滑らかな面に仕上がる傾向にあり、三次元造形物91
において精度良く仕上げたい面を鉛直上向きにして造形
を行いたい場合もある。このような場合にも、凹状部の
開口を上向きに造形した後、三次元造形部91と送風開
口70bとの相対位置が変更可能な姿勢変更部65を駆
動することにより、適切に粉末除去が行えることとな
る。
【0150】以上の粉末除去装置70Bの動作により、
粉末除去において、三次元造形物の姿勢を変更できるた
め、不要な粉末材料をより効率よく除去できる。
【0151】<変形例> ◎上記の第3実施形態における三次元造形システムにつ
いては、造形ステージ62B上の姿勢変更部65が除去
された構成の造形部6A(図14)を備えるものでも良
い。
【0152】この造形部6Aにおける除粉動作では、造
形ステージ62を下降させつつ、まず上段の送風開口7
0bから気流Afによる送風を行うとともに、上段の吸
引開口70cから気流Agによる粉末の吸引を行う(図
14(a))。そして、造形ステージ62の降下が進む
と、それに追従して、中段から下段に送風開口70bか
らの気流Afおよび吸引開口70cへの気流Agを追加
していく(図14(b))。
【0153】このような気流Af、Agの選択的な動作
により、三次元造形物91の姿勢変更を行う場合より多
少除粉効率が低下しつつも除粉が適切に行える。また、
以上の構成により造形部の構成を簡素化できる。
【0154】◎上記の各実施形態の送風部については、
図15に示すような構成を有する送風部WUでも良い。
【0155】送風部WUは、送風ノズル711とロボッ
トアーム712とを有している。
【0156】このロボットアーム712は、アーム71
3と、アーム713を移動させる水平駆動部714と、
送風ノズル711の向きを変更させる回転駆動部715
とを有している。
【0157】この水平駆動部714および回転駆動部7
15の駆動により、送風ノズル711は、方向FBにス
ライドできるとともに、方向ROに回動できる。
【0158】このロボットアーム712により、例えば
図15に示す気流Afの方向にするなど様々な角度から
三次元造形物91に対して送風できることとなる。
【0159】以上の構成を有する送風部WUによって、
さらに効果的に未結合粉末の除去を行える。
【0160】なお、上記のロボットアームで吸引するよ
うにしても良い。この場合、送風が必ずしも必要でなく
なる。
【0161】◎上記の各実施形態における粉末回収機構
80については、未結合の粉末材料をリフレッシュする
装置85を付加しても良い(図17参照)。
【0162】図18は、リフレッシュ装置85の要部構
成を示す図である。
【0163】リフレッシュ装置85は、振動器851
と、振動器851に加振されるふるい852と、異物回
収容器853と、搬送ベルト854と、熱源855と、
搬送容器856とを有している。
【0164】このリフレッシュ装置85では、まず、ふ
るい852に落下した粉末が、振動器851で加振され
るふるい852により、粒径が小さく再利用可能な粉末
が搬送ベルト854に落下されるとともに、粒径が大き
くなり異物として扱われる粉体が異物回収容器853に
排出される。
【0165】次に、駆動される搬送ベルト854によ
り、粉末が方向TRに移動し熱源855で乾燥されて搬
送容器856に収容される。この搬送容器856内の粉
末は、粉末搬送用スクリュー82により粉末供給部40
に搬送されることとなる。
【0166】そして、粉末供給部40のタンク部41に
戻された粉末は、粉末材料容器30に収容される未使用
の粉末と混合されて造形に再利用されることなる。な
お、例えば、タンク部41において回収された粉末が不
足するまで造形部6に供給し、不足した合には未使用の
粉末を粉末材料容器30から補充するといったように、
回収された粉末を未使用の粉末より優先して使用しても
良い。
【0167】以上のリフレッシュ装置85の動作によ
り、再利用可能な粉末を粉末供給部40に戻すことがで
き、経済的で品質の良い三次元造形物91の造形が可能
となる。
【0168】また、次で説明するリフレッシュ装置86
を粉末回収機構80に適用しても良い。
【0169】図19は、リフレッシュ装置86の要部構
成を示す図である。
【0170】リフレッシュ装置86は、送風機861
と、ヒータ862と、異物回収容器863と、搬送容器
864とを有している。
【0171】このリフレッシュ装置86では、まず、導
入路865を通過して落下した粉末が、送風機861で
発生しヒータ862で暖められた温風によって、乾燥さ
れるとともに、重量が大きく異物として扱われる粉体が
異物回収容器863に落下する。一方、再利用可能な軽
い粉末は、温風によって吹き飛ばされ搬送容器654に
落下する。そして、搬送容器654内の粉末は、粉末搬
送用スクリュー82により粉末供給部40に搬送され
る。
【0172】以上のリフレッシュ装置86の動作によ
り、上記のリフレッシュ装置85と同様に、再利用可能
な粉末を粉末供給部40に戻すことができ、経済的で品
質の良い三次元造形物91の製作が可能となる。
【0173】◎上記の各実施形態については、造形槽に
おいて一方の内壁に送風開口が設けられ対向する内壁に
吸引開口が設けられているが、このような配置に限ら
ず、送風開口の直下に吸引開口を設けたり、鉛直方向に
送風開口と吸引開口とを互い違いに設けるなどの配置で
も良い。
【0174】また、造形槽の周囲の各面に送風口を設
け、それらを順に動作させることにより、造形物の全周
に対して送風を行うようにしても良い。
【0175】◎上記の第1および第2実施形態における
粉末除去装置については、未結合粉末を効率よく落下さ
せるため、網状トレイに振動器を接続し微小振動を与
え、粉末の流動性を高めるようにしても良い。この振動
器としては、モータの回転軸におもりを偏芯して取り付
けたページャモータ、圧電セラミクスなどが適用でき
る。この場合、粉末材料の粒径、質量などに応じて、網
状トレイに与える振動周波数の設定を変更し、最適な振
動を与え粉末粒子の流動性を高めるのが望ましい。
【0176】◎上記の各実施形態については、送風開口
を設けて処理室に送風するのは必須でなく、例えば処理
室内に複数の送風用ファンを設け、複数の気流を発生さ
せて三次元造形物に送風しても良い。
【0177】◎上記の各実施形態における除粉完了の判
定については、制限時間オーバで強制終了した場合に
は、制御装置のモニタや造形部の表面部に、除粉の強制
終了と人手による除粉作業とを促す旨の警告を表示する
のが好ましい。
【0178】◎上記の各実施形態において、除去粉末の
流量変化率または三次元造形物に係る重量変化率が、予
想より低く除粉の効率が悪化していると判断される場合
には、送風の風速、風圧を大きくするなどの制御を行
い、効率の良い除粉制御を行っても良い。
【0179】◎上記の各実施形態においては、除去粉末
量を流量センサ78で測定するのは必須でなく、除去粉
末量を重量センサで計測しても良い。
【0180】また、吸引開口70cが複数ある場合に
は、吸引開口70cに接続するそれぞれの配管に、流量
センサを設けても良い。
【0181】◎上記の第1および第3実施形態における
送風開口については、造形ステージに平行にスリット状
の形状を有するものでも良い。この場合、送風開口から
空気を噴出させつつ造形ステージを昇降させることによ
り、三次元造形物の周囲から均一に送風が行えるため、
未結合の粉末の除去に有効である。
【0182】◎上記の第1および第2実施形態における
網状トレイの固定については、造形ステージに電磁石を
設けて行うのは必須でなく、機構的に固定・解除が行え
るものを適用しても良い。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項3の発明によれば、未結合の粉末材料の除去処理を
行う処理室において、三次元造形物に送風する複数の気
流を互いに離れた部位から同時にまたは選択的に発生さ
せることが可能であるため、三次元造形物から不要な粉
末材料を効率良く除去できる。
【0184】特に、請求項2の発明については、処理室
の外部から複数の気流を導入する複数の送風口が設けら
れて、それらを選択的に能動化できるため、粉末材料の
除去プロセスにおいて最適な気流を与えることができ
る。
【0185】また、請求項3の発明については、複数の
気流のうち少なくとも1の気流の方向を変更するため、
不要な粉末材料をより効率よく除去できる。
【0186】また、請求項4の発明によれば、未結合の
粉末材料の除去処理を行う処理室において、三次元造形
物に送風する気流の方向を変更するため、三次元造形物
から不要な粉末材料を効率良く除去できる。
【0187】また、請求項5および請求項6の発明によ
れば、未結合の粉末の除去処理を行う処理室において、
未結合の粉末材料を吸引する複数の気流を互いに離れた
部位から同時にまたは選択的に発生させることが可能で
あるため、三次元造形物から不要な粉末材料を効率良く
除去できる。
【0188】また、請求項6の発明については、処理室
の外部に複数の気流を排出する複数の吸引口が設けられ
るため、簡易に吸引機構を構成できる。
【0189】また、請求項7の発明によれば、三次元造
形物からの未結合の粉末材料の除去中に三次元造形物の
姿勢を変更するため、三次元造形物から不要な粉末材料
を効率良く除去できる。
【0190】また、請求項8ないし請求項12の発明に
ついては、三次元造形物から除去された未結合の粉末材
料を粉末材料を供給する供給部に搬送するため、未結合
の粉末の再利用ができ、経済的である。
【0191】また、請求項9の発明については、供給部
では未使用の粉末材料より回収された未結合の粉末材料
を優先して供給するため、三次元造形をより廉価に行え
る。
【0192】また、請求項11の発明については、回収
された未結合の粉末材料から異物を除去するため、より
品質の良い三次元造形物の造形ができる。
【0193】また、請求項12の発明については、回収
された未結合の粉末材料を乾燥するため、より品質の良
い三次元造形物の造形ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る粉末除去装置70
を組込んだ三次元造形システム1の要部構成を示す図で
ある。
【図2】網状トレイ9および造形ステージ62の断面を
示す図である。
【図3】三次元造形システム1の基本的な動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】粉末除去の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】粉末除去の動作を説明するための図である。
【図6】粉末除去の動作を説明するための図である。
【図7】粉末除去の動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図8】粉末除去の動作を説明するための図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る粉末除去装置70
Aを組込んだ三次元造形システム1Aの要部構成を示す
図である。
【図10】粉末除去の動作を説明するための図である。
【図11】粉末除去の動作を説明するための図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る粉末除去装置7
0Bを組込んだ三次元造形システム1Bの要部構成を示
す図である。
【図13】粉末除去の動作を説明するための図である。
【図14】本発明の変形例に係る造形部6を説明する図
である。
【図15】本発明の変形例に係る送風部WUの要部構成
を示す図である。
【図16】粉末除去の動作を説明するための図である。
【図17】本発明の変形例に係るリフレッシュ装置85
を説明する図である。
【図18】リフレッシュ装置85の要部構成を示す図で
ある。
【図19】リフレッシュ装置86の要部構成を示す図で
ある。
【図20】粉末除去の完了判定を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1、1A、1B 三次元造形システム 40 粉末供給部 65 姿勢変更部 70、70A、70B 粉末除去装置 70b 送風開口 70c 吸引開口 71 回収室 72 処理室 73 送風駆動部 75 吸引駆動部 78 流量センサ 79、79B 重量センサ 80 粉末回収機構 85、86 リフレッシュ装置 91 三次元造形物 700 ノズル部 712 ロボットアーム WS、WT、WU 送風部 WR 吸引部 Af、Ag 気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 基浩 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 和田 晃 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 4F213 AC04 WA25 WA97 WB01 WL02 WL15 WL26 WL55 WL87 WL96

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末材料の層に結合剤を選択的に付与し
    粉末材料を結合させることにより、前記粉末材料の結合
    体を順次形成し生成される三次元造形物について、前記
    三次元造形物の周囲から未結合の粉末材料を除去する装
    置であって、 (a)前記三次元造形物を内包し、前記未結合の粉末材料
    の除去処理を行う処理室と、 (b)前記処理室において、前記三次元造形物に送風する
    複数の気流を相互に離れた部位からそれぞれ発生可能な
    送風手段と、を備えることを特徴とする粉末材料除去装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の粉末材料除去装置にお
    いて、 前記処理室には、前記処理室の外部から前記複数の気流
    を選択的に導入する複数の送風口が設けられることを特
    徴とする粉末材料除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の粉末材
    料除去装置において、 (c)前記複数の気流のうち少なくとも1の気流の方向を
    変更する変更手段、をさらに備えることを特徴とする粉
    末材料除去装置。
  4. 【請求項4】 粉末材料の層に結合剤を選択的に付与し
    粉末材料を結合させることにより、前記粉末材料の結合
    体を順次形成し生成される三次元造形物について、前記
    三次元造形物の周囲から未結合の粉末材料を除去する装
    置であって、 (a)前記三次元造形物を内包し、前記未結合の粉末材料
    の除去処理を行う処理室と、 (b)前記処理室において、前記三次元造形物に送風する
    気流を発生させる送風手段と、 (c)前記気流の方向を変更する変更手段と、を備えるこ
    とを特徴とする粉末材料除去装置。
  5. 【請求項5】 粉末材料の層に結合剤を選択的に付与し
    粉末材料を結合させることにより、前記粉末材料の結合
    体を順次形成し生成される三次元造形物について、前記
    三次元造形物の周囲から未結合の粉末材料を除去する装
    置であって、 (a)前記三次元造形物を内包し、前記未結合の粉末の除
    去処理を行う処理室と、 (b)前記処理室において、前記未結合の粉末材料を吸引
    する複数の気流を相互に離れた部位に向かってそれぞれ
    発生可能な吸引手段と、を備えることを特徴とする粉末
    材料除去装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の粉末材料除去装置にお
    いて、 前記処理室には、前記処理室の外部に前記複数の気流を
    選択的に排出する複数の吸引口が設けられることを特徴
    とする粉末材料除去装置。
  7. 【請求項7】 粉末材料の層に結合剤を選択的に付与し
    粉末材料を結合させることにより、前記粉末材料の結合
    体を順次形成し生成される三次元造形物について、前記
    三次元造形物の周囲から未結合の粉末材料を除去する装
    置であって、 (a)前記三次元造形物から前記未結合の粉末材料を除去
    する除去手段と、 (b)前記未結合の粉末材料の除去中に、前記三次元造形
    物の姿勢を変更する変更手段と、を備えることを特徴と
    する粉末材料除去装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の粉末材料除去装置を有し、三次元造形物を生成する
    三次元造形システムであって、 (d)前記三次元造形物の造形に使用する粉末材料を供給
    する供給部と、 (e)前記粉末材料除去装置によって前記三次元造形物か
    ら除去された未結合の粉末材料を回収する回収部と、 (f)前記回収部で回収された前記未結合の粉末材料を、
    前記供給部に搬送する搬送手段と、を備えることを特徴
    とする三次元造形システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の三次元造形システムに
    おいて、 前記供給部は、 (d-1)前記三次元造形物の造形に未使用の粉末材料を補
    充する手段、を有し、 前記供給部では、前記未使用の粉末材料よりも、前記回
    収部で回収された粉末材料を優先して供給することを特
    徴とする三次元造形システム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の三次元造形システム
    において、 前記供給部は、 (d-1)前記三次元造形物の造形に未使用の粉末材料を補
    充する手段、を有し、 前記供給部では、前記回収部で回収された粉末材料を、
    前記未使用の粉末材料と混合して供給することを特徴と
    する三次元造形システム。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし請求項10のいずれか
    に記載の三次元造形システムにおいて、 前記搬送手段は、 (f-1)前記回収部で回収された未結合の粉末材料から異
    物を除去する手段、を有することを特徴とする三次元造
    形システム。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし請求項11のいずれか
    に記載の三次元造形システムにおいて、 前記搬送手段は、 (f-2)前記回収部で回収された未結合の粉末材料を乾燥
    する手段、を有することを特徴とする三次元造形システ
    ム。
JP2001004132A 2001-01-11 2001-01-11 粉末材料除去装置、および三次元造形システム Pending JP2002205338A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004132A JP2002205338A (ja) 2001-01-11 2001-01-11 粉末材料除去装置、および三次元造形システム
US10/041,250 US20020090410A1 (en) 2001-01-11 2002-01-08 Powder material removing apparatus and three dimensional modeling system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004132A JP2002205338A (ja) 2001-01-11 2001-01-11 粉末材料除去装置、および三次元造形システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002205338A true JP2002205338A (ja) 2002-07-23

Family

ID=18872363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001004132A Pending JP2002205338A (ja) 2001-01-11 2001-01-11 粉末材料除去装置、および三次元造形システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002205338A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106319A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsuura Machinery Corp 金属光造形複合加工装置の粉末回収装置
JP2008534819A (ja) * 2005-03-22 2008-08-28 ディーニ,エンリコ 複合建築物を自動的に建築するための方法および装置
JP2009508723A (ja) * 2005-09-20 2009-03-05 ピーティーエス ソフトウェア ビーブイ 三次元物品を構築する装置及び三次元物品を構築する方法
JP2014065180A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Brother Ind Ltd 立体造形装置および立体造形データ作成プログラム
JP2015527227A (ja) * 2012-07-09 2015-09-17 エクスワン ゲーエムベーハー 構成要素を開梱する方法及び装置
JP2015196205A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 日本電子株式会社 3次元積層造形装置に用いられるブラスト装置
JP2017039230A (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 ローランドディー.ジー.株式会社 三次元造形装置
JP2018016882A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング 三次元の対象の積層造形的な製造の為の装置の為の粉末モジュール
KR20180034433A (ko) * 2015-07-30 2018-04-04 꽁빠니 제네날 드 에따블리세망 미쉘린 적층 제조 판의 건식-세정을 위한 장치
EP3368313A4 (en) * 2015-10-30 2019-04-03 Seurat Technologies, Inc. POWDER RECYCLING MATERIAL FOR ADDITIVE MANUFACTURE
JP2019119193A (ja) * 2018-01-08 2019-07-22 三緯國際立體列印科技股▲ふん▼有限公司XYZprinting, Inc. 3次元プリンタ及びそのスキャンモジュール
JP2019155710A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 株式会社リコー 造形方法、造形装置およびプログラム
WO2019187112A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 シーメット株式会社 積層造形システム、粉末再利用装置、粉末再利用方法および粉末再利用プログラム
WO2019187109A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 シーメット株式会社 造形装置、粉末除去装置および粉末除去方法
JP2019535904A (ja) * 2016-11-14 2019-12-12 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 送気によるクリーニング装置を備えた粉末ベースの付加製造設備
JP2020001363A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 ローランドディー.ジー.株式会社 三次元造形装置
JP2020084318A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 吸引アセンブリを有する付加製造装置およびシステムならびにこれらを用いる方法
JP2020100899A (ja) * 2016-11-14 2020-07-02 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング 付加製造された3次元物体を、この物体を取り囲む造形材料からアンパックするためのアンパック装置
JP2020117807A (ja) * 2016-11-14 2020-08-06 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング アンパックステーション
JP2020533483A (ja) * 2017-09-08 2020-11-19 ザウアー ゲーエムベーハーSAUER GmbH 吸出システムを有するレーザ工作機械
JP2020535983A (ja) * 2017-09-28 2020-12-10 スリーディー システムズ インコーポレーテッド 粉末材料から積層造形するための大容量装置
US10913259B2 (en) 2015-11-20 2021-02-09 Ricoh Company, Ltd. Three-dimensional shaping apparatus and three-dimensional shaping system
JP2021503397A (ja) * 2017-11-17 2021-02-12 ザール スリーディー リミテッド 三次元物体の製造のための装置
WO2021076499A1 (en) * 2019-10-15 2021-04-22 Applied Materials, Inc. Powder bin for additive manufacturing system
JP2021522404A (ja) * 2018-04-17 2021-08-30 エルピーダブリュ テクノロジー リミテッドLpw Technology Ltd 付加製造による物品の製造装置および製造方法

Cited By (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008534819A (ja) * 2005-03-22 2008-08-28 ディーニ,エンリコ 複合建築物を自動的に建築するための方法および装置
JP2009508723A (ja) * 2005-09-20 2009-03-05 ピーティーエス ソフトウェア ビーブイ 三次元物品を構築する装置及び三次元物品を構築する方法
JP2008106319A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsuura Machinery Corp 金属光造形複合加工装置の粉末回収装置
JP2015527227A (ja) * 2012-07-09 2015-09-17 エクスワン ゲーエムベーハー 構成要素を開梱する方法及び装置
US9833955B2 (en) 2012-07-09 2017-12-05 Exone Gmbh Method and device for unpacking a component
JP2014065180A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Brother Ind Ltd 立体造形装置および立体造形データ作成プログラム
JP2015196205A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 日本電子株式会社 3次元積層造形装置に用いられるブラスト装置
KR102520417B1 (ko) * 2015-07-30 2023-04-11 꽁빠니 제네날 드 에따블리세망 미쉘린 적층 제조 판의 건식-세정을 위한 장치
KR20180034433A (ko) * 2015-07-30 2018-04-04 꽁빠니 제네날 드 에따블리세망 미쉘린 적층 제조 판의 건식-세정을 위한 장치
JP2018527219A (ja) * 2015-07-30 2018-09-20 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 付加製造プレートのドライクリーニング装置
JP2017039230A (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 ローランドディー.ジー.株式会社 三次元造形装置
US11911964B2 (en) 2015-10-30 2024-02-27 Seurat Technologies, Inc. Recycling powdered material for additive manufacturing
EP3368313A4 (en) * 2015-10-30 2019-04-03 Seurat Technologies, Inc. POWDER RECYCLING MATERIAL FOR ADDITIVE MANUFACTURE
US10913259B2 (en) 2015-11-20 2021-02-09 Ricoh Company, Ltd. Three-dimensional shaping apparatus and three-dimensional shaping system
US10821515B2 (en) 2016-07-29 2020-11-03 Concept Laser Gmbh Powder module for an apparatus for additive manufacturing of three-dimensional objects
US11458543B2 (en) 2016-07-29 2022-10-04 Concept Laser Gmbh Powder module for an apparatus for additive manufacturing of three-dimensional object
JP2018016882A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング 三次元の対象の積層造形的な製造の為の装置の為の粉末モジュール
JP7053612B2 (ja) 2016-11-14 2022-04-12 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 送気によるクリーニング装置を備えた粉末ベースの付加製造設備
JP2019535904A (ja) * 2016-11-14 2019-12-12 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 送気によるクリーニング装置を備えた粉末ベースの付加製造設備
JP2020100899A (ja) * 2016-11-14 2020-07-02 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング 付加製造された3次元物体を、この物体を取り囲む造形材料からアンパックするためのアンパック装置
JP2020117807A (ja) * 2016-11-14 2020-08-06 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング アンパックステーション
JP7265534B2 (ja) 2017-09-08 2023-04-26 ザウアー ゲーエムベーハー 吸出システムを有するレーザ工作機械
JP2020533483A (ja) * 2017-09-08 2020-11-19 ザウアー ゲーエムベーハーSAUER GmbH 吸出システムを有するレーザ工作機械
JP2020535983A (ja) * 2017-09-28 2020-12-10 スリーディー システムズ インコーポレーテッド 粉末材料から積層造形するための大容量装置
JP6990766B2 (ja) 2017-09-28 2022-01-12 スリーディー システムズ インコーポレーテッド 粉末材料から積層造形するための大容量装置
JP2021503397A (ja) * 2017-11-17 2021-02-12 ザール スリーディー リミテッド 三次元物体の製造のための装置
US11780167B2 (en) 2017-11-17 2023-10-10 Stratasys Powder Production Ltd. Apparatus for the manufacture of three-dimensional objects
JP7169360B2 (ja) 2017-11-17 2022-11-10 ストラタシス パウダー プロダクション リミテッド 三次元物体の製造のための装置
JP2019119193A (ja) * 2018-01-08 2019-07-22 三緯國際立體列印科技股▲ふん▼有限公司XYZprinting, Inc. 3次元プリンタ及びそのスキャンモジュール
JP2019155710A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 株式会社リコー 造形方法、造形装置およびプログラム
JP7031388B2 (ja) 2018-03-13 2022-03-08 株式会社リコー 造形方法、造形装置およびプログラム
JP7165334B2 (ja) 2018-03-30 2022-11-04 シーメット株式会社 積層造形システム、粉末再利用装置、粉末再利用方法および粉末再利用プログラム
JP7165333B2 (ja) 2018-03-30 2022-11-04 シーメット株式会社 造形装置、粉末除去装置および粉末除去方法
WO2019187109A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 シーメット株式会社 造形装置、粉末除去装置および粉末除去方法
WO2019187112A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 シーメット株式会社 積層造形システム、粉末再利用装置、粉末再利用方法および粉末再利用プログラム
JPWO2019187112A1 (ja) * 2018-03-30 2021-04-01 シーメット株式会社 積層造形システム、粉末再利用装置、粉末再利用方法および粉末再利用プログラム
JPWO2019187109A1 (ja) * 2018-03-30 2021-04-08 シーメット株式会社 造形装置、粉末除去装置および粉末除去方法
JP7350775B2 (ja) 2018-04-17 2023-09-26 エルピーダブリュ テクノロジー リミテッド 付加製造による物品の製造装置および製造方法
JP2021522404A (ja) * 2018-04-17 2021-08-30 エルピーダブリュ テクノロジー リミテッドLpw Technology Ltd 付加製造による物品の製造装置および製造方法
JP7160582B2 (ja) 2018-07-02 2022-10-25 ローランドディー.ジー.株式会社 三次元造形装置
JP2020001363A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 ローランドディー.ジー.株式会社 三次元造形装置
JP2020084318A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 吸引アセンブリを有する付加製造装置およびシステムならびにこれらを用いる方法
JP7376286B2 (ja) 2018-11-26 2023-11-08 ザ・ボーイング・カンパニー 吸引アセンブリを有する付加製造装置およびシステムならびにこれらを用いる方法
WO2021076499A1 (en) * 2019-10-15 2021-04-22 Applied Materials, Inc. Powder bin for additive manufacturing system
US11203153B2 (en) 2019-10-15 2021-12-21 Applied Materials, Inc. Powder bin for additive manufacturing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002205338A (ja) 粉末材料除去装置、および三次元造形システム
US20020090410A1 (en) Powder material removing apparatus and three dimensional modeling system
JP2001334583A (ja) 三次元造形装置
JP2002205339A (ja) 粉末材料除去装置
US10639715B2 (en) Method and device for producing three-dimensional models
JP3792743B2 (ja) トナー充填方法及び装置
CN106626369B (zh) 具有支撑材料成型功能的三维打印机及其成型方法
CN104428123B (zh) 带有沿出料容器可运动的储备或填料容器的用于构造多层体的设备
US11097480B2 (en) Post-processing in 3D printing systems using a separate material management apparatus
US7037382B2 (en) Three-dimensional printer
WO1995034468A1 (en) Powder handling apparatus for additive fabrication equipment
US8017055B2 (en) Three-dimensional printer
US20170259507A1 (en) Additive manufacturing process automation systems and methods
EP1429911B1 (en) Three-dimensional printer and method for fabricating a three-dimensional object
US20100192806A1 (en) Method and system for recycling remaining powder of an equipment for generatively manufacturing three-dimensional objects
JP5917586B2 (ja) 積層造形装置の材料供給装置及び積層造形装置
JP6617515B2 (ja) 立体造形装置
CN109475936A (zh) 用于增材制造的设备和该设备的用途
US20150130101A1 (en) Method and apparatus for feeding print material
JP6644493B2 (ja) 三次元造形装置
CN106738890A (zh) 自动去除支撑材料的三维打印机及其成型方法
CN106827504A (zh) 具有支撑材料打印头的三维打印机
CN106738869A (zh) 一种高精度彩色三维打印机及其成型方法
JP2002292751A (ja) 三次元造形装置及び方法
GB2550551A (en) Powder material mixer

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050613