JP7165333B2 - 造形装置、粉末除去装置および粉末除去方法 - Google Patents
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Description
粉末材料を使用する造形装置において、造形タンクに供給されたが造形物の形成に使用されなかった未結合粉末材料を除去する粉末除去装置であって、
前記造形タンクから供給された前記未結合粉末材料を一時的に貯蔵する第1貯蔵部および第2貯蔵部と、
前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とに接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能なバルブ部と、
前記バルブ部を制御することにより、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替スイッチ部と、
前記切替スイッチ部によって切り替えられた前記未結合粉末材料の前記排出元が前記第1貯蔵部であるか前記第2貯蔵部であるかを、識別可能に表示するインジケータと、
を備える。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る粉末除去装置は、
粉末材料を使用する造形装置において、造形タンクに供給されたが造形物の形成に使用されなかった未結合粉末材料を除去する粉末除去装置であって、
前記造形タンクから供給された前記未結合粉末材料を一時的に貯蔵する第1貯蔵部および第2貯蔵部と、
前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とに接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能なバルブ部と、
前記バルブ部を制御することにより、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替スイッチ部と、
を備え、
前記切替スイッチ部は、
前記第1貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第1手動切替バルブと、
前記第2貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第2手動切替バルブと、
を含み、
前記バルブ部は圧空制御型ボールバルブであり、前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの前記出力ポートが前記圧空制御型ボールバルブのパイロット入力ポートに接続され、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブのいずれからも、前記圧空制御型ボールバルブを介して、前記第1貯蔵部から前記未結合粉末材料を排出する状態と前記第2貯蔵部から前記未結合粉末材料を排出する状態とが切り替わる。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る粉末除去装置は、
粉末材料を使用する造形装置において、造形タンクに供給されたが造形物の形成に使用されなかった未結合粉末材料を除去する粉末除去装置であって、
前記造形タンクから供給された前記未結合粉末材料を一時的に貯蔵する第1貯蔵部および第2貯蔵部と、
前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とに接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能なバルブ部と、
前記バルブ部を制御することにより、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替スイッチ部と、
を備え、
前記切替スイッチ部は、
前記第1貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第1手動切替バルブと、
前記第2貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第2手動切替バルブと、
を含み、
前記バルブ部は、
前記第1貯蔵部からの前記未結合粉末材料の排出を制御するための第1圧空制御型ボールバルブと、
前記第2貯蔵部からの前記未結合粉末材料の排出を制御するための第2圧空制御型ボールバルブと、
を含み、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの出力ポートが、前記第1圧空制御型ボールバルブおよび前記第2圧空制御型ボールバルブのパイロット入力ポートに接続され、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブのいずれからも、前記第1貯蔵部から前記第1圧空制御型ボールバルブを介して前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態とが切り替わり、かつ、前記第2貯蔵部から前記第2圧空制御型ボールバルブを介して前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態とが切り替わる。
上記粉末除去装置を含み、粉末材料を使用する。
上記の粉末除去装置における粉末除去方法であって、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの切り替え状態の組み合わせに従って前記圧空制御型ボールバルブを制御して、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替ステップと、
前記切替ステップにおいて切り替えられた前記圧空制御型ボールバルブの開状態と閉状態とに対応して、前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とのいずれかから前記粉末材料を排出する排出ステップと、
を含む。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る粉末除去方法は、
上記の粉末除去装置における粉末除去方法であって、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの切り替え状態の組み合わせに従って前記第1圧空制御型ボールバルブおよび前記第2圧空制御型ボールバルブを制御して、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替ステップと、
前記切替ステップにおいて切り替えられた前記第1圧空制御型ボールバルブの開状態と閉状態および前記第2圧空制御型ボールバルブの開状態と閉状態に対応して、前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とのいずれかから前記粉末材料を排出する排出ステップと、
を含む。
本発明の第1実施形態としての粉末除去装置100について、図1を用いて説明する。粉末除去装置100は、粉末材料を使用する造形装置において粉末材料を除去する装置である。
次に、本発明の第2実施形態に係る粉末除去装置について説明する。本実施形態に係る粉末除去装置は、2個所の貯蔵部から簡単な操作で効率的な粉末材料の除去を行う。
図2は、本実施形態に係る粉末除去装置200の構成と粉末除去処理の概要とを示す図である。
図3は、本実施形態に係る粉末除去装置200に使用されるバルブ201~204の対応表300を示す図である。
図4Aは、本実施形態に係る4ポート手動切替バルブ201、202の構成例を示す図である。なお、図4Aの構成はその一例であって、4ポート手動切替バルブ201、202の構成は図4Aに限定されない。例えば、入力ポートR1とR2とを有する5ポート手動切替バルブを4ポートとして使用することもできる。また、4ポート手動切替バルブ201と202とは同じ構成であっても異なる構成であってもよい。
図4Bは、本実施形態に係る圧空制御型ボールバルブ203、204の構成例を示す図である。なお、図4Bの構成はその一例であって、圧空制御型ボールバルブ203、204の構成は図4Bに限定されない。例えば、パイロットのエアー入力が両側に設定されて、圧空により左右に移動する2つのピストンがある構成であってもよい。また、圧空制御型ボールバルブ203と204とは同じ構成であっても異なる構成であってもよい。
次に、本発明の第3実施形態に係る粉末除去装置について説明する。本実施形態に係る粉末除去装置は、上記第2実施形態と比べると、3個所の貯蔵部から粉末材料を除去する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。なお、本実施形態においては、3個所目の貯蔵部からの粉末材料の除去制御は、第2実施形態の構成および動作に簡単な構成を付加することで実現した。さらに、3個所の貯蔵部の近傍にそれぞれ3ステート手動切替バルブを配置して、3個所の貯蔵部からの粉末除去を切り替える構成も可能であるが、煩雑であるのでその説明は省略する。
図5は、本実施形態に係る粉末除去装置500の構成を示す図である。なお、図5において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図6は、本実施形態に係る粉末除去装置500に使用されるバルブ503~505の対応表600を示す図である。
次に、本発明の第4実施形態に係る粉末除去装置について説明する。本実施形態に係る粉末除去装置は、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、1つのボールバルブで複数の貯蔵部からの粉末材料の除去を制御する点で異なる。すなわち、第2実施形態においては、2つの貯蔵部222、223からの粉末材料の除去の切替を、それぞれのバルブに挿入された2つの圧空制御型ボールバルブ203、204の制御で行っていたが、本実施形態では、1つの圧空制御型ボールバルブで実現する。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る粉末除去装置700の構成を示す図である。なお、図7において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明は省略する。
図8は、本実施形態に係る圧空制御型ボールバルブ703の構成例を示す図である。なお、図8の構成はその一例であって、圧空制御型ボールバルブ703の構成は図8に限定されない。例えば、パイロットのエアー入力が両側に設定されて、圧空により左右に移動する2つのピストンがある構成であってもよい。
次に、本発明の第5実施形態に係る粉末除去装置について説明する。本実施形態に係る粉末除去装置は、上記第2実施形態乃至第4実施形態と比べると、粉末材料を除去している貯蔵部を認識可能に表示する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る粉末除去装置900の構成を示す図である。なお、図9において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る粉末除去装置900に使用されるエアインジケータ911、912、921、922の対応表1000を示す図である。なお、図10において、図3と同様の表には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
なお、上記実施形態においては、切替スイッチとして、圧空により制御される4ポート手動切替バルブや圧空制御型ボールバルブを使用した例を示したが、電気的な切替スイッチや電気的なオンオフバルブなどを使用しても、本発明は構成でき同様の効果を奏する。また、本発明で使用される粉末材料は、砂材料や樹脂材料あるいは金属材料であっても、同様の効果を奏する。また、上記実施形態においては、造形物を形成しなかった粉末材料を吸引によって貯蔵部から排出させたが、粉末材料を押出によって貯蔵部から排出させる構成であってもよい。
Claims (9)
- 粉末材料を使用する造形装置において、造形タンクに供給されたが造形物の形成に使用されなかった未結合粉末材料を除去する粉末除去装置であって、
前記造形タンクから供給された前記未結合粉末材料を一時的に貯蔵する第1貯蔵部および第2貯蔵部と、
前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とに接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能なバルブ部と、
前記バルブ部を制御することにより、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替スイッチ部と、
前記切替スイッチ部によって切り替えられた前記未結合粉末材料の前記排出元が前記第1貯蔵部であるか前記第2貯蔵部であるかを、識別可能に表示するインジケータと、
を備える粉末除去装置。 - 前記切替スイッチ部は、
前記第1貯蔵部に配置された第1切替スイッチと、
前記第2貯蔵部に配置された第2切替スイッチと、
を含み、
前記第1切替スイッチおよび前記第2切替スイッチのいずれからも前記バルブ部の前記開状態と前記閉状態とが制御される請求項1に記載の粉末除去装置。 - 前記バルブ部は、
前記第1貯蔵部に接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能な第1バルブと、
前記第2貯蔵部に接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能な第2バルブと、
を含む請求項2に記載の粉末除去装置。 - 前記造形タンクから供給される前記未結合粉末材料を一時的に貯蔵する第3貯蔵部をさらに備え、
前記バルブ部は、前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部と前記第3貯蔵部とに接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間で切り替え可能であり、
前記切替スイッチ部は、前記バルブ部を制御することにより、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部と前記第3貯蔵部との間で切り替える請求項1に記載の粉末除去装置。 - 粉末材料を使用する造形装置において、造形タンクに供給されたが造形物の形成に使用されなかった未結合粉末材料を除去する粉末除去装置であって、
前記造形タンクから供給された前記未結合粉末材料を一時的に貯蔵する第1貯蔵部および第2貯蔵部と、
前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とに接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能なバルブ部と、
前記バルブ部を制御することにより、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替スイッチ部と、
を備え、
前記切替スイッチ部は、
前記第1貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第1手動切替バルブと、
前記第2貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第2手動切替バルブと、
を含み、
前記バルブ部は圧空制御型ボールバルブであり、前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの前記出力ポートが前記圧空制御型ボールバルブのパイロット入力ポートに接続され、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブのいずれからも、前記圧空制御型ボールバルブを介して、前記第1貯蔵部から前記未結合粉末材料を排出する状態と前記第2貯蔵部から前記未結合粉末材料を排出する状態とが切り替わる粉末除去装置。 - 粉末材料を使用する造形装置において、造形タンクに供給されたが造形物の形成に使用されなかった未結合粉末材料を除去する粉末除去装置であって、
前記造形タンクから供給された前記未結合粉末材料を一時的に貯蔵する第1貯蔵部および第2貯蔵部と、
前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とに接続されて、前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態との間でを切り替え可能なバルブ部と、
前記バルブ部を制御することにより、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替スイッチ部と、
を備え、
前記切替スイッチ部は、
前記第1貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第1手動切替バルブと、
前記第2貯蔵部に配置され、圧縮空気の出力ポートを切り替える第2手動切替バルブと、
を含み、
前記バルブ部は、
前記第1貯蔵部からの前記未結合粉末材料の排出を制御するための第1圧空制御型ボールバルブと、
前記第2貯蔵部からの前記未結合粉末材料の排出を制御するための第2圧空制御型ボールバルブと、
を含み、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの出力ポートが、前記第1圧空制御型ボールバルブおよび前記第2圧空制御型ボールバルブのパイロット入力ポートに接続され、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブのいずれからも、前記第1貯蔵部から前記第1圧空制御型ボールバルブを介して前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態とが切り替わり、かつ、前記第2貯蔵部から前記第2圧空制御型ボールバルブを介して前記未結合粉末材料を排出する開状態と前記未結合粉末材料を排出しない閉状態とが切り替わる粉末除去装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の粉末除去装置を含み、粉末材料を使用する造形装置。
- 請求項5に記載の粉末除去装置における粉末除去方法であって、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの切り替え状態の組み合わせに従って前記圧空制御型ボールバルブを制御して、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替ステップと、
前記切替ステップにおいて切り替えられた前記圧空制御型ボールバルブの開状態と閉状態とに対応して、前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とのいずれかから前記粉末材料を排出する排出ステップと、
を含む粉末除去方法。 - 請求項6に記載の粉末除去装置における粉末除去方法であって、
前記第1手動切替バルブおよび前記第2手動切替バルブの切り替え状態の組み合わせに従って前記第1圧空制御型ボールバルブおよび前記第2圧空制御型ボールバルブを制御して、前記未結合粉末材料の排出元を前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部との間で切り替える切替ステップと、
前記切替ステップにおいて切り替えられた前記第1圧空制御型ボールバルブの開状態と閉状態および前記第2圧空制御型ボールバルブの開状態と閉状態に対応して、前記第1貯蔵部と前記第2貯蔵部とのいずれかから前記粉末材料を排出する排出ステップと、
を含む粉末除去方法。
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