JP2019140913A - カードラン含有組成物、カードラン含有組成物を含む製品、およびカードラン含有組成物を含む製品の製造方法 - Google Patents

カードラン含有組成物、カードラン含有組成物を含む製品、およびカードラン含有組成物を含む製品の製造方法 Download PDF

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卓也 西澤
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Abstract

【課題】水に分散または溶解させた際に凝集物を生じにくく、かつカードラン分散液または溶解液を容易に調製することができるカードラン含有組成物、そのカードラン含有組成物を含む食品等の製品、およびそのカードラン含有組成物を含む食品等の製品の製造方法を提供する。【解決手段】カードランおよびアルカリ塩を含有し、前記カードランおよび前記アルカリ塩が顆粒化されており、顆粒化された粒子の体積平均粒径は、90〜1000μmの範囲であり、前記顆粒化された粒子において、体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合が粒子全体に対して10%以下であり、カードランの含有重量を100とした場合、アルカリ塩の含有重量は、10以上であり、カードラン含有組成物を水に分散または溶解して得られる分散液または水溶液のpHが、10〜13の範囲である、カードラン含有組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、カードランおよびアルカリ塩を含むカードラン含有組成物、そのカードラン含有組成物を含む食品等の製品、およびそのカードラン含有組成物を含む食品等の製品の製造方法に関する。
カードランは、増粘多糖類として、様々な分野の増粘、ゲル化、保水、保形といった主に物性改良用途等で利用されている。
カードランは粉末で使用した場合でも効果を発揮するが、水に不溶性の物質であるため、加工食品の製造等においてカードランの機能を十分に発揮し得ていないという問題がある。
カードランは酸性から中性付近では水には不溶であることから、カードラン単体を水に添加するとカードランの沈殿が生じる場合がある。カードランはアルカリ性水溶液には可溶である性質から、その水溶液を調製するためには、事前にカードランを水に分散させた分散液とアルカリ性の溶液を別々に用意し、撹拌機等での機械混合等が必要であった。
このようにカードランはアルカリ状態では水に可溶となるが、アルカリ溶液に直接カードランを添加すると凝集物(いわゆる「だま」)を形成することや、カードラン水溶液とアルカリ溶液の2液を準備してカードラン溶液の作製手間が必要なこと等のため、カードラン水溶液の製造工程が煩雑となる(特許文献1参照)。このようなカードラン水溶液の調製の手間を省くため、カードランにアルカリ剤を事前に粉体配合した混合物を調製し、これを水に加えて混合して、カードラン分散液を得る方法が考えられるが、混合溶液のpHを指標として調製された混合物を水に添加した場合、凝集物が生じて均一な分散溶液をつくることが困難である。
この問題を解決したカードラン混合物として、被覆されたアルカリ剤を使用したカードラン混合物が知られている(特許文献2参照)。この混合物を水に添加すると、カードランが水になじみ、続いて被覆されたアルカリ剤からアルカリが溶出されるので、凝集物が形成されにくくなる。しかし、特許文献2のようなカードラン製剤の調製には被覆されたアルカリ剤を用意する必要がある。また、カードランが水に不溶な素材であることからカードランがすぐに沈殿し、容易にカードラン分散液を作製することは困難である。
このため、水に分散させた際に凝集物が生じにくく、かつカードラン分散液を容易に調製することができるカードラン含有組成物の開発が望まれている。
特開平10−042802号公報 特開平11−075723号公報
本発明の目的は、水に分散または溶解させた際に凝集物を生じにくく、かつカードラン分散液または溶解液を容易に調製することができるカードラン含有組成物、そのカードラン含有組成物を含む食品等の製品、およびそのカードラン含有組成物を含む食品等の製品の製造方法を提供することにある。
本発明は、カードランおよびアルカリ塩を含有し、前記カードランおよび前記アルカリ塩が顆粒化されており、顆粒化された粒子の体積平均粒径は、90〜1000μmの範囲であり、前記顆粒化された粒子において、体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合が粒子全体に対して10%以下であり、前記カードランの含有重量を100とした場合、前記アルカリ塩の含有重量は、10以上であり、カードラン含有組成物を水に分散または溶解して得られる分散液または水溶液のpHが、10〜13の範囲であるカードラン含有組成物である。
前記カードラン含有組成物において、前記顆粒化された粒子の体積平均粒径は、130〜1000μmの範囲であることが好ましい。
前記カードラン含有組成物において、前記アルカリ塩が、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、および水酸化ナトリウムのうち少なくとも1つを含むことが好ましい。
前記カードラン含有組成物において、前記カードラン含有組成物中の前記カードランの含有量が、10〜90重量%の範囲であることが好ましい。
前記カードラン含有組成物において、前記カードラン含有組成物が、3〜55℃の水に対して30分以内に25重量%以下の量で分散または溶解可能であることが好ましい。
また、本発明は、前記カードラン含有組成物を含む、食品等の製品である。
また、本発明は、前記カードラン含有組成物を用いて製品を製造する、食品等の製品の製造方法である。
本発明では、カードランおよびアルカリ塩を顆粒化することにより、水に分散または溶解させた際に凝集物を生じにくく、かつカードラン分散液または溶解液を容易に調製することができる。また、そのカードラン含有組成物を含む食品等の製品、およびそのカードラン含有組成物を含む食品等の製品の製造方法を提供することができる。
(1)実施例2のカードラン含有組成物を水に分散させた液(カードラン濃度:1重量%)の様子を示す写真、(2)実施例2のカードラン含有組成物を水に分散させた液(カードラン濃度:5重量%)の様子を示す写真、(3)カードランを水に分散させた液(カードラン濃度:1重量%)の様子を示す写真、(4)カードランを水に分散させた液(カードラン濃度:5重量%)の様子を示す写真である。 実施例11の微粉、粗大粉が除去されているカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を示す図である。 実施例12の、微粉、粗大粉が除去されているが、実施例11よりも粒径が大きいカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を示す図である。 比較例8の粉体のカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を示す図である。 比較例11の微粉が除去されていないカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を示す図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係るカードラン含有組成物は、カードランおよびアルカリ塩を含有し、カードランおよびアルカリ塩が顆粒化されている。ここで、カードランおよびアルカリ塩が「顆粒化」されているとは、カードランおよびアルカリ塩が同一粒子内に含まれており、後述する粒子の体積平均粒径が90μm以上、好ましくは130μm以上であることを指す。本実施形態に係るカードラン含有組成物は、カードランおよびアルカリ塩を混合して粒状に造粒したものである。
カードランおよびアルカリ塩が顆粒化されていることにより、水に分散または溶解させた際に凝集物を生じにくく、かつカードラン分散液または溶解液を容易に調製することができる。本実施形態に係るカードラン含有組成物により、カードランの加熱凝固性や保水性等を維持しつつ、低濃度から高濃度のカードランを従来法よりも短時間で水へ容易に分散または溶解させることが可能となる。また、カードランおよびアルカリ塩が顆粒化されていることにより、ハンドリング性が向上する。カードランにアルカリ塩を配合し、さらに顆粒化されていることによって粒子の膨潤性が向上するため、このカードラン含有組成物を含有させた食品等の製品に対する品質改良効果が向上する。
本発明の実施の形態に係るカードラン含有組成物によれば、事前に水に不溶なカードランを分散させるために増粘多糖類等の粘度を付与する物質との併用や、事前にカードランを水に分散させた分散液とアルカリ性の溶液を別々に用意しなくてもよく、一度に低濃度から高濃度まで水に分散または溶解させることができ、カードラン分散液または水溶液の製造工程が簡略化される。また、被覆されたアルカリ剤を用意しなくてもよい。
また、カードランは加熱凝固性の素材であることから、従来法では50℃前後の温水中にカードランを添加すると特に高濃度状態で略均質な溶液作製が困難であったが、本実施形態に係るカードラン含有組成物によれば、50℃前後の温水へ添加しても分散液の作製が可能となる。
以下、本実施形態に係るカードラン含有組成物について、食品や飲料用途等を基準とし説明を行うが、その他、医薬品、工業用、医薬部外品、化粧品、飼料用途等、食品関連以外の用途も含むものとする。
本実施形態で用いられるカードランは、微生物によって生産されるβ−1,3−グルコシド結合を主体とする加熱凝固性多糖類である。この多糖類としては、アルカリゲネス属またはアグロバクテリウム属の微生物によって生産されるもの等が挙げられる。具体的には、カードランは、アルカリゲネス・フェカリス・バールミクソゲネス(Alcaligenes faeccalis var.myxogenes)菌株10C3K[アグリカルチュラル・バイオロジカル・ケミストリー,Vol.30,p196(1966)]、アルカリゲネス・フェカリス・バールミクソゲネス(Alcaligenes faeccalis var.myxogenes)菌株10C3Kの変異株NTK−u(IFO13140)、アグロバクテリウム・ラジオバクター(IFO13127)およびその変異株U−19(IFO13126)により生産される多糖類である。カードランは、市販のものを使用してもよい。
本実施形態で用いられるアルカリ塩としては、無機塩基、例えば、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム等)、アルカリ金属炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム等)、アルカリ金属重炭酸塩(例えば、炭酸水素ナトリウム等)、リン酸等の無機酸のアルカリ金属塩(例えば、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム等)等のアルカリ金属の無機塩等が挙げられる。アルカリ塩としては、好ましくは、アルカリ金属の無機塩であり、より好ましくは、リン酸のアルカリ金属塩およびアルカリ金属水酸化物であり、水に分散または溶解させた際に凝集物を生じにくい等の点から、特に好ましくは、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、および水酸化ナトリウムである。アルカリ塩は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。アルカリ塩は、特に被覆等の処理が施されたものでなくてもよい。
本実施形態に係るカードラン含有組成物中のアルカリ剤の含有量は、カードラン含有組成物を水に分散または溶解させて得られる分散液または水溶液のpH、例えば、カードラン含有組成物をカードラン含有量として水に2重量%分散または溶解させて得られる分散液または水溶液のpHを10以上、好ましくは、11以上、例えば10〜13の範囲、さらに好ましくは11〜13の範囲にする量であればよい。得られる分散液または水溶液のpHが10未満では、液が粘調液とはならない場合があり、13を超えると、アルカリが強すぎることにより十分な粘性発現が起こらない場合がある。なお、カードラン含有組成物をカードラン含有量として水に2重量%加えた際、pHが11未満では、カードランは水に分散し、pHが11以上になると、カードランは水に分散または溶解する。
本実施形態に係るカードラン含有組成物における顆粒化された粒子の体積平均粒径は、90〜1000μmの範囲であることが好ましく、130〜1000μmの範囲であることがより好ましく、130〜300μmの範囲であることがさらに好ましい。顆粒化された粒子の体積平均粒径が90μm未満であると、水への分散または溶解の際に凝集物が形成されやすくなる場合がある。体積平均粒径の上限については特に限定されないが、粒子径が大きくなると(例えば、1000μmを超えると)、水への分散に時間を要し、カードランの分散液または溶解液が形成されにくい場合がある。顆粒化された粒子の体積平均粒径および粒度分布は、レーザー回折式粒度分布測定装置(マルバーン社製、マスターサイザー)を用いて、測定することができる。
本実施形態に係るカードラン含有組成物における顆粒化された粒子において、体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合が粒子全体に対して20%以下であり、10%以下であることが好ましい。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合が粒子全体に対して20%を超えると、水への分散または溶解の際に凝集物が形成されやすくなる。また、体積平均粒径が300μm以上の粒子の割合が粒子全体に対して30%以下であり、20%以下であることが好ましい。体積平均粒径が300μm以上の粒子の割合が粒子全体に対して30%を超えると、水への分散に時間を要し、高濃度のカードランの分散液または溶解液が形成されにくくなる。粒子全体に対する体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合、および体積平均粒径が300μm以上の粒子の割合は、乾式レーザー回折式粒度分布測定装置を用いて測定した粒度分布より求めることができる。例えば、所定の孔径の篩等を用いて分級する方法等により、体積平均粒径が50μm以下の微粉および体積平均粒径が300μm以上の粗大粉を除去して低減すればよい。
本実施形態に係るカードラン含有組成物は、カードランおよびアルカリ塩を混合した後、造粒機、打錠機、押し出し機、流動層造粒装置等の顆粒剤製造機器を用いて、カードランおよびアルカリ塩を同一粒子内に適切な配合や組成を施して含まれるように顆粒剤化することによって得ることができる。V型混合機やナウターミキサー等の粉末混合機で粉体を均質混合や、ヘンシェルミキサー等で微粉化して粉砕混合した配合物においては、カードランおよびアルカリ塩が粒子内で一体化していないことから、分散または溶解の際に十分な上記効果が得られない。したがって、これらの製造機器は、本実施形態に係るカードラン含有組成物を製造するための機器に含まれない。
本実施形態に係るカードラン含有組成物中、カードランの含有量は、10〜90重量%の範囲とすることができる。カードランの含有量が10重量%未満では、本組成物を使用した対象物において、カードランの十分な効果が発揮および確認されない場合があり、またカードランの含有量が90重量%を超えると、アルカリ塩の十分な効果が得られにくくなり、略均質な粒子または粘調液を形成しにくくなると考えられる。本実施形態に係るカードラン含有組成物によれば、従来の方法では困難であった、高濃度カードランの分散液を容易に作製することができる。
本実施形態に係るカードラン含有組成物において、カードランの含有量(重量)を100とした場合、アルカリ塩の含有量(重量)は、10以上であり、20以上であることが好ましい。カードランの含有量(重量)を100とした場合、アルカリ塩の含有量(重量)が10未満であると、カードランが均質に分散しない場合がある。カードランの含有量に対するアルカリ塩の含有量の上限については特に限定されない。アルカリ塩の含有量が多くなると相対的に組成物中のカードランの含有割合が減少し、カードランの十分な効果が発揮および確認されない場合がある。
本実施形態に係るカードラン含有組成物は、水に高濃度で短時間に容易に分散または溶解させることができる。例えば、ホモジナイザーや高速ミキサー等の高速撹拌装置を使用しなくても、3〜55℃の水に対して30分以内、例えば30秒〜30分間で、25重量%以下、例えば1〜25重量%の量で分散または溶解させることができる。本実施形態に係るカードラン含有組成物の使用の際、分散時、溶解時、撹拌時、および製品製造時等において、加温等の温度調整を行ってもよい。加温は、カードラン含有組成物が分散または溶解しやすい温度、例えば、40〜50℃程度とすればよい。
本実施形態に係るカードラン含有組成物は、分散または溶解の際のpHに大きく影響しないものであれば必要に応じて、カードランおよびアルカリ塩以外の他の成分を含んでもよい。このような他の成分としては、キサンタンガム、グァーガム、カロブビーンガム、タマリンドシードガム、カラギナン、グルコマンナン、ジェランガム、加工でん粉等の増粘剤;砂糖、水飴、デキストリン等の糖類;小麦粉、でん粉等の穀物粉;イヌリン、セルロース等の食物繊維;グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル;酵素等が挙げられる。
本実施形態に係るカードラン含有組成物は、水、ジュース、タレ等の液体に添加するだけではなく、肉や小麦粉等の食品固形分や粉体等に直接添加してもよい。カードラン含有組成物の添加量は、対象物の種類や状態等や、用いるカードラン含有組成物のカードランの含有量等に応じて適宜調整すればよいが、例えば対象物に対して、カードランの含有量が、0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜5重量部となるように、対象物に添加すればよい。
本実施形態に係るカードラン含有組成物の利用として、カードラン含有組成物を含む食品、飲料、医薬品、医薬部外品、化粧品、飼料、工業製品等の製品が挙げられる。本実施形態に係るカードラン含有組成物を用いることにより、カードラン含有組成物を含む食品、飲料、医薬品、医薬部外品、化粧品、飼料、工業製品等の製品を効率よく製造することができる。カードラン含有組成物を用いる限り、その他の製造方法については、特に制限はない。本実施形態に係るカードラン含有組成物を含ませることにより、食品等の製品に、粘度、ゲル化、保水、接着等の物性を付与することができる。なお、形態または使用時の調製加工方法が異なっていてもよい。
食品としては、例えば、ハム、ソーセージ等の食肉加工品、かまぼこ等の水産加工品、ゼリー、プリン、ムース、ヨーグルト等のデザート類、ハンバーグ、コロッケ等の惣菜類、キャンディー、ガム、スナック等の菓子類、中華麺、うどん、パスタ、そば等の麺類、ケーキ、クッキー等の菓子類、アイスクリーム、シャーベット等の冷菓等の嗜好食品、餅、おにぎり、即席米飯等の米飯類、タレ、ソース、ドレッシング等のソースおよび調味料類、嚥下障害者用、介護食、きざみ食、とろみ食、流動食等のユニバーサルデザインフード、タブレット、ソフトカプセル、ハードカプセル、キャンディー、散剤等の健康食品等が挙げられる。なお、冷凍食品、レトルト食品、電子レンジ食品等のように、形態または使用時の調製加工方法が異なっていてもよい。
飲料としては、例えば、清涼飲料水、果実飲料、茶系飲料、コーヒー飲料、粉末飲料、乳飲料、乳酸菌飲料、炭酸飲料、栄養飲料、ゼリー飲料等が挙げられる。
医薬品としては、例えば、錠剤、カプセル、皮膚用外用剤、軟膏等が挙げられる。
医薬部外品としては、例えば、口中清涼剤、はみがき、石鹸類等の薬事法における医薬部外品等が挙げられる。
化粧品としては、例えば、散髪料、ヘアリンス等の頭髪用化粧品、クリーム等の仕上用化粧品等が挙げられる。
飼料としては、例えば、畜産、ペットフード等の家畜用飼料や養殖魚用飼料等が挙げられる。
工業製品としては、例えば、接着剤、芳香剤等の化学工業分野、コンクリート等の建築資材分野等が挙げられる。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)90重量部、リン酸三カリウム 4重量部、リン酸三ナトリウム(オルガノフードテック社製)6重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。このカードラン含有組成物における顆粒化された粒子の体積平均粒径は、レーザー回析式粒度分布測定装置(マルバーン社製、マスターサイザー)を用いて分散気圧3.0bar、分散媒屈折率1.0の条件で測定したところ、134μmであった。レーザー回折式粒度分布装置を使用して粒子径を求めたところ、体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%以下であった。
次に、実施例1のカードラン含有組成物を常温(20℃±5℃、以下同じ)の水にカードラン濃度が2重量%となるように添加し、マグネティックスターラー(成和技研株式会社製、S.D.STIRRER SD−15型)を用いて、撹拌数400rpmで、1分間撹拌混合したところ、液のpHが11.4となり、目視で確認したところ、溶液は凝集物が生成せず、略均質な粘調液となった。
<実施例2>
カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)40重量部、リン酸三ナトリウム(オルガノフードテック社製)6重量部、リン酸三カリウム 4重量部、デキストリン(マックス1000、松谷化学社製)50重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。このカードラン含有組成物における顆粒化された粒子の体積平均粒径は、155μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%以下であった。
次に、実施例2のカードラン含有組成物を常温の水にカードラン濃度が2重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、5分間撹拌(試験例1)またはガラス棒で5分間撹拌(試験例2)の2試験を実施した。いずれの試験においても、液のpHが11.5となり、溶液は凝集物が生成せず、略均質な粘調液となった。また、試験例2より、この組成物はミキサー等の機械的撹拌ではなく、投入方法にもよるが、撹拌棒等の撹拌機未使用での人的撹拌でも高濃度の分散液の作製もなし得るほど、従来よりも非常に容易にカードランの高濃度溶液の作製が可能な組成物となった。
実施例2のカードラン含有組成物を常温の水にカードラン濃度が1重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、5分間撹拌したところ、図1(1)に示すように良好な分散液が得られた。実施例2のカードラン含有組成物を常温の水にカードラン濃度が5重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、5分間撹拌したところ、図1(2)に示すように良好な分散液が得られた。カードランを常温の水にカードラン濃度が1重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、5分間撹拌したところ、図1(3)に示すようにカードランは分散されなかった。カードランを常温の水にカードラン濃度が5重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、5分間撹拌したところ、図1(4)に示すようにカードランは分散されなかった。
<実施例3〜5,比較例1,2>
表1に示す割合で、カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)、およびリン酸三ナトリウム(オルガノフードテック社製)、デキストリン(マックス1000、松谷化学社製)を流動層造粒装置(パウレック社製)において凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。このカードラン含有組成物における顆粒化された粒子の体積平均粒径は、140〜160μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は、いずれも粒子全体に対して10%以下であった。
次に、実施例3〜5,比較例1,2のカードラン含有組成物を常温の水にカードラン濃度が2重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、10分間撹拌した。実施例3〜5,比較例1,2の組成および撹拌の際の溶状をまとめたものを表1に示す。
<比較例3>
カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)60重量部、リン酸三ナトリウム(オルガノフードテック社製)10重量部、リン酸三カリウム 10重量部、デキストリン(マックス1000:松谷化学社製)20重量部を粉体混合ミキサーで十分に混合し、略均質な配合物(粉体混合物)を作製した。なお、本品の体積平均粒径は121μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%より多かった。
次に、比較例3の配合物を常温の水にカードラン濃度が2重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、10分間撹拌したところ、pHが11.5となったが、凝集物が生成し、沈殿の生成等も見られた。常温で3時間放置後も状態に変化はほとんど見られず、粘度の発現はほとんど見られなかった。
<実施例6>
カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)60重量部、炭酸カリウム20重量部、デキストリン(マックス1000:松谷化学社製)20重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において、凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。このカードラン含有組成物における顆粒化された粒子の体積平均粒径は、165μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%以下であった。
次に、実施例6の配合物を常温の水にカードラン濃度が2重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、10分間撹拌したところ、pHが10.7とアルカリになり、溶液は略均質に分散し、凝集物は生成せず、液は略均質な粘調な溶液となった。
<比較例4>
カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)60重量部、クエン酸三ナトリウム20重量部、デキストリン(マックス1000、松谷化学社製)20重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において、凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。このカードラン含有組成物における顆粒化された粒子の体積平均粒径は、152μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%以下であった。
次に、比較例4の配合物を常温の水にカードラン濃度が2重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、10分間撹拌したところ、pHが8.7とアルカリにはなり、溶液は略均質に分散し、凝集物は生成しなかった。しかし、液は略均質な粘調な溶液とならなかった。常温で3時間放置後も分散せずに沈殿の発生が見られた。
<比較例5>
カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)70重量部、リン酸三ナトリウム(オルガノフードテック社製)5重量部、リン酸三カリウム 20重量部、デキストリン(マックス1000:松谷化学社製)5重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において、凝集造粒し、配合物を作製した。この配合物における粒子の体積平均粒径は、80μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%以下であった。
次に、比較例5の配合物を常温の水にカードラン濃度が2重量%となるように添加し、プロペラ撹拌機を用いて、撹拌数400rpmで、3分間撹拌したところ、pHが11.6とアルカリであったが、溶液は凝集物が多数生成し、常温で3時間放置後も略均質な粘調な溶液とはならなかった。
<実施例7>
カードラン(MCフードスペシャリティーズ社製)70重量部、リン酸三ナトリウム(オルガノフードテック社製)16重量部、リン酸三カリウム 4重量部、デキストリン(マックス1000:松谷化学社製)10重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において、凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。このカードラン含有組成物における顆粒化された粒子の体積平均粒径は、148μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%以下であった。
次に、当該組成物を表2に示すように、分散させる水の温度を調整し、カードラン濃度が2重量%となるようにプロペラ撹拌機を用いて、撹拌数400rpmでの撹拌時における溶状を確認した。その結果、5℃〜55℃では略均質な分散液となったが、65℃の高温時では凝集物の形成が確認され、3時間放置後も溶状にほとんど変化は見られなかった。
<実施例8〜10、比較例6,7>
カードラン40重量部、アルカリ塩類25重量部、デキストリン(SR−25、オルガノフードテック社製)35重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において、凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。検討したアルカリ塩類を表3に示す。このカードラン含有組成物の体積平均粒径は、150〜165μmであった。体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合は粒子全体に対して10%以下であった。
次に、カードラン濃度が1.5重量%となるように、30℃の水中に添加し、プロペラ撹拌機を用いて、撹拌数400rpmでの撹拌時における溶状を確認した。その結果、アルカリ塩として炭酸ナトリウムを用いた場合でも凝集物は生成せず、分散性は良好であったが、リン酸三カリウム、水酸化ナトリウムを用いた場合が、最も分散性が良好であった。また、アルカリ塩としてポリリン酸ナトリウムやクエン酸三ナトリウムを用いた場合では凝集物はほとんど生成しなかったが十分な分散液とはならず、沈殿が生じた。
<実施例11,12、比較例8〜11>
実施例11,12、比較例8〜11では、カードラン70重量部、リン酸三ナトリウム(オルガノフードテック社製)16重量部、リン酸三カリウム 4重量部、デキストリン(SR−25、オルガノフードテック社製)10重量部を流動層造粒装置(パウレック社製)において、凝集造粒し、カードラン含有組成物を作製した。実施例11,12では、20メッシュの篩を用いて粗大粉を除去し、100メッシュの篩を用いて微粉を除去した。比較例8〜11では、粗大粉および微粉の除去を行わなかった。なお、比較例8では、凝集造粒しないものを用いた。実施例11の微粉、粗大粉が除去されているカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を図2に、実施例12の、微粉、粗大粉が除去されているが、実施例11よりも粒径が大きいカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を図3に、比較例8の粉体のカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を図4に、比較例11の微粉が除去されていないカードラン含有組成物の体積平均粒径を測定した結果を図5に示す。
次に得られた配合物を常温の水に対して2重量%となるように添加し、マグネティックスターラーを用いて、撹拌数400rpmで、10分間撹拌した。各配合物の粒径と水に添加した際の溶状を表4に示す。
このように、実施例のカードラン含有組成物により、水に分散または溶解させた際に凝集物が生じにくく、カードラン分散液または溶解液を容易に調製することができた。
<実施例13>
実施例1で作製したカードラン含有組成物を水に溶かし、2重量%の水溶液を調製した。この水溶液50重量部と、5重量部のグラニュー糖を溶かしたパイナップルジュース45重量部とを混合し、ゼリーカップに充填し、65℃で30分加熱殺菌したのち冷却した。得られたゼリーは瑞々しく、口当たりのよい滑らかな食感を有していた。
<実施例14>
実施例2で作製したカードラン含有組成物を水に溶かし、3重量%の水溶液を調製した。この水溶液60重量部を加温しながら、33重量部のほうれんそうペースト、2重量部の加工デンプン(オルスターチW、オルガノフードテック社製)、2重量部のグラニュー糖を加え混合した。10重量%クエン酸溶液2重量部を加え、撹拌した後、ゼリーカップに充填し、85℃40分で加熱殺菌したのち冷却し、ゼリーとした。得られたゼリーは冷凍しても離水が少なく、解凍後、98℃20分で加温しても溶けない耐熱性を有したゼリーであった。
<実施例15>
実施例7で作製したカードラン含有組成物を水に0.15重量%添加した。この溶液50重量部にジェランガム(ケルコゲル、DSP五協社製)を0.1重量%添加し、50℃程度に加温しながら、オレンジジュース50重量部を添加した。さらに加温し、85℃に達温後、事前にみかんのさのうを適量入れていた容器に添加することで、のど越しのよい、みかんを分散させたドリンクゼリーを作製することができた。
このように、実施例で作製した、顆粒化されたカードラン含有組成物を用いて、食品等の製品を効率よく製造することができた。

Claims (7)

  1. カードランおよびアルカリ塩を含有し、前記カードランおよび前記アルカリ塩が顆粒化されており、
    顆粒化された粒子の体積平均粒径は、90〜1000μmの範囲であり、
    前記顆粒化された粒子において、体積平均粒径が50μm以下の粒子の割合が粒子全体に対して10%以下であり、
    前記カードランの含有重量を100とした場合、前記アルカリ塩の含有重量は、10以上であり、
    カードラン含有組成物を水に分散または溶解して得られる分散液または水溶液のpHが、10〜13の範囲であることを特徴とするカードラン含有組成物。
  2. 請求項1に記載のカードラン含有組成物であって、
    前記顆粒化された粒子の体積平均粒径は、130〜1000μmの範囲であることを特徴とするカードラン含有組成物。
  3. 請求項1または2に記載のカードラン含有組成物であって、
    前記アルカリ塩が、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、および水酸化ナトリウムのうち少なくとも1つを含むことを特徴とするカードラン含有組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカードラン含有組成物であって、
    前記カードラン含有組成物中の前記カードランの含有量が、10〜90重量%の範囲であることを特徴とするカードラン含有組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のカードラン含有組成物であって、
    前記カードラン含有組成物が、3〜55℃の水に対して30分以内に25重量%以下の量で分散または溶解可能であることを特徴とするカードラン含有組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のカードラン含有組成物を含むことを特徴とする製品。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のカードラン含有組成物を用いて製品を製造することを特徴とする製品の製造方法。
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