JP2019136434A - 積層シート、積層シートの製造方法および使い捨て吸収性物品 - Google Patents

積層シート、積層シートの製造方法および使い捨て吸収性物品 Download PDF

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健次 中岡
和也 丸畠
Kazuya Maruhata
和也 丸畠
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Yuuki Takahashi
勇樹 高橋
昌俊 池内
Masatoshi Ikeuchi
昌俊 池内
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Abstract

【課題】積層シートの通気性を向上する。【解決手段】積層シート8は、不織布シート81と、樹脂フィルム82とを備える。樹脂フィルム82は、不織布シート81に積層されて、当該不織布シート81に溶着される。このように、積層シート8では、不織布シート81と樹脂フィルム82との間に接着剤層を設けることなく、不織布シート81と樹脂フィルム82とが接合されるため、当該接着剤層が設けられる場合に比べて、積層シート8の通気性を向上することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、積層シート、積層シートの製造方法および使い捨て吸収性物品に関する。
従来、着用者からの排泄物を受ける使い捨ておむつ等において、不織布とプラスチックフィルムとを積層して形成された積層シートが利用されている。例えば、特許文献1では、複合不織布と透湿フィルムとをホットメルト接着剤を用いて接合した積層シートが開示されている。当該複合不織布は、複数の不織布層が積層された構造を有する。
特開2004−330692号公報
ところで、特許文献1の積層シートでは、複合不織布と透湿フィルムとの間に設けられたホットメルト接着剤層の通気性があまり高くないため、積層シートの通気性向上に限界がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、積層シートの通気性を向上することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、積層シートであって、不織布シートと、前記不織布シートに積層されて前記不織布シートに溶着される樹脂フィルムとを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の積層シートであって、前記樹脂フィルムが伸張された状態で前記不織布シートに溶着される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の積層シートであって、前記不織布シートと前記樹脂フィルムとの溶着が熱エンボス加工により行われる。
請求項4に記載の発明は、使い捨て吸収性物品であって、着用者からの排泄物を吸収する吸収コアの着用者とは反対側の面を覆うシート部材の少なくとも一部が、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の積層シートにより形成される。
請求項5に記載の発明は、積層シートの製造方法であって、a)樹脂フィルムを不織布シートに積層する工程と、b)前記樹脂フィルムを前記不織布シートに溶着する工程とを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の積層シートの製造方法であって、前記b)工程において、前記樹脂フィルムが伸張された状態で前記不織布シートに溶着される。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の積層シートの製造方法であって、前記b)工程において、前記不織布シートと前記樹脂フィルムとの溶着が熱エンボス加工により行われる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の積層シートの製造方法であって、前記熱エンボス加工が、前記不織布シートおよび前記樹脂フィルムを、表面が平滑なフラットロールと、表面に凸部が設けられるエンボスロールとの間で挟むことにより行われ、前記フラットロールが前記樹脂フィルムに接触し、前記エンボスロールが前記不織布シートに接触する。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の積層シートの製造方法であって、前記熱エンボス加工が、前記不織布シートおよび前記樹脂フィルムを、表面が平滑なフラットロールと、表面に凸部が設けられるエンボスロールとの間で挟むことにより行われ、前記フラットロールの温度が前記エンボスロールの温度よりも低い。
本発明では、積層シートの通気性を向上することができる。
一の実施の形態に係る吸収性物品の平面図である。 吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の斜視図である。 積層シートの平面図である。 積層シートの断面図である。 積層シートの製造装置を示す図である。 積層シートの製造装置の一部を拡大して示す図である。 積層シートの製造の流れを示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る使い捨て吸収性物品1を広げた状態にて示す平面図である。図2は、使い捨て吸収性物品1を図1中のII−IIの位置で長手方向(すなわち、図1中における上下方向)に垂直な面で切断した断面図である。以下の説明では、使い捨て吸収性物品1を、単に「吸収性物品1」と呼ぶ。吸収性物品1は、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを、左右両側の接続部4により腰周りで止着して着用するテープタイプの使い捨ておむつである。吸収性物品1は、着用者からの排泄物を受ける。図1では、着用時に着用者に接する側(すなわち、着用者側)の面を手前にして吸収性物品1を描いている。
吸収性物品1は、略シート状の本体部2と、一対のサイドシート3とを備える。一対のサイドシート3は、本体部2の両側部(すなわち、長手方向に垂直な幅方向の両側の側部)上において本体部2の長手方向に延びる。図1に示す例では、一対のサイドシート3は、本体部2の長手方向のおよそ全長に亘って配置される。
本体部2の図1中における上側の部位201および下側の部位203はそれぞれ、着用者の腹側および背側の肌に接する。以下の説明では、当該部位201,203をそれぞれ、「前方部201」および「後方部203」と呼ぶ。また、本体部2のうち、前方部201と後方部203との間において前方部201および後方部203から連続する部位202を「股下部202」と呼ぶ。股下部202は、着用者の股間部に対向する。吸収性物品1では、本体部2が、前方部201、股下部202および後方部203を長手方向に順に有する。図1に示す例では、前方部201および後方部203の幅方向の幅(以下、単に「幅」ともいう。)は、股下部202の幅よりも大きい。換言すれば、吸収性物品1は、平面視において、いわゆる砂時計型である。
吸収性物品1は、本体部2の後方部203の両側部に取り付けられた一対の接続部4をさらに備える。吸収性物品1が着用者に装着される際には、本体部2の前方部201および後方部203をそれぞれ着用者の腹側および背側に当接させた状態で、一対の接続部4が、図3に示すように、前方部201の外面(すなわち、着用者に接する面とは反対側の面)の被止着部26に止着されることにより、後方部203の両側部が前方部201の両側部に接続される。
被止着部26は、後述するバックシート23の外面(すなわち、吸収コア22と対向する面とは反対側の面)上に、平面視において吸収コア22と重なるように接合される。被止着部26は、例えば、バックシート23上にホットメルト接着剤等により接合される面ファスナのループ部材である。被止着部26は、例えば、樹脂等により形成されたベースシートと、当該ベースシートのバックシート23に接合される面とは反対側の面に設けられる微細ループ構造とを有する。微細ループ構造とは、多数の微細なループ要素の集合を意味する。
一対の接続部4の内面には、例えば、被止着部26に対して止着可能な面ファスナのフック部材が設けられる。接続部4の内面とは、吸収性物品1を着用者に装着する際に本体部2の前方部201に対向する面である。当該フック部材は、例えば、樹脂等により形成されたベースシートと、当該ベースシートの内面に設けられる微細フック構造とを有する。微細フック構造とは、多数の微細なフック要素の集合を意味する。
図1および図2に示すように、本体部2は、トップシート21と、吸収コア22と、バックシート23とを備える。トップシート21は、透液性のシート部材である。バックシート23は、撥液性または不透液性のシート部材である。吸収コア22は、トップシート21とバックシート23との間に配置される。トップシート21は、吸収コア22の着用者側の面を覆う。バックシート23は、吸収コア22の着用者とは反対側の面を覆う。
トップシート21は、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉し、当該水分を吸収コア22へと移動させる。吸収コア22は、トップシート21を透過した水分(すなわち、着用者からの排泄物の水分)を吸収して固定する。バックシート23は、バックシート23に到達した排泄物の水分等が、本体部2の外部にしみ出すことを防止する。
図2では、図示の都合上、吸収性物品1の各構成を厚さ方向に離して描いている。また、図1では、図の理解を容易にするために、吸収コア22の輪郭を太破線にて描いている。図1に示す例では、前方部201および後方部203における吸収コア22の幅は、股下部202における吸収コア22の幅よりも大きい。換言すれば、吸収コア22は、平面視において、いわゆる砂時計型である。
トップシート21は、吸収コア22の周りにおいてバックシート23に固定される。トップシート21とバックシート23との固定は、例えば、ホットメルト接着剤を介して行われる。トップシート21とバックシート23との固定は、例えば、熱融着接合や超音波接合等により行われてもよい。図2に示す例では、トップシート21の幅は、バックシート23の幅よりも小さく、バックシート23の両側部は、トップシート21の両側縁から幅方向外側に延出している。
本体部2の長手方向の両端部では、幅方向に延びる複数の弾性部材25が、トップシート21とバックシート23との間にホットメルト接着剤等により伸張状態にて接合される。弾性部材25が収縮することによりウエストギャザーが形成され、吸収性物品1の着用時に本体部2が着用者の腰周りに密着する。
一対のサイドシート3はそれぞれ、撥液性または不透液性のサイドシート本体31と、弾性部材32a,32bとを備える。サイドシート本体31は、側壁固定部33と、側壁起立部34とを備える。側壁固定部33は、トップシート21の側部上、および、バックシート23のトップシート21から幅方向外側に延出する側部上に固定される。側壁固定部33とトップシート21およびバックシート23との固定は、例えば、ホットメルト接着剤を介して行われる。側壁固定部33とトップシート21およびバックシート23との固定は、例えば、熱融着接合や超音波接合等により行われてもよい。
側壁起立部34は、側壁固定部33の内側縁35に連続する。側壁起立部34は、長手方向の両端部においてトップシート21上に重ねられ、トップシート21に固定される。側壁起立部34とトップシート21との固定は、例えば、ホットメルト接着剤を介して行われる。側壁起立部34とトップシート21との固定は、例えば、熱融着接合や超音波接合等により行われてもよい。側壁起立部34は、長手方向の両端部を除き、側壁固定部33および本体部2に直接的に固定されておらず、離間可能である。
側壁起立部34の自由端部には、長手方向に延びる弾性部材32aが、ホットメルト接着剤等により伸張状態にて接合される。弾性部材32aが収縮することにより、側壁起立部34の長手方向両端部を除く部位が長手方向に収縮し、立体ギャザーが形成される。側壁起立部34は、図2に示すように、着用者に向かって起立し、着用者の鼠径部および臀部に接する。
また、本体部2の股下部202の側部では、長手方向に延びる2本の弾性部材32bが、側壁固定部33とバックシート23との間にホットメルト接着剤等により伸張状態にて接合される。弾性部材32bが収縮することにより、側壁固定部33およびバックシート23が着用者側かつ幅方向内側に向かって立ち上がり、着用者の脚の付け根近傍に密着するレッグギャザーとなる。
トップシート21は、例えば、透液性の不織布(エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布またはスパンレース不織布等)により形成される。当該不織布は、例えば、表面を界面活性剤により親水処理された疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)により形成される。当該不織布は、セルロース、レーヨンまたはコットン等の親水性繊維により形成されてもよい。
吸収コア22は、例えば、粒状または繊維状の高吸収性材料、および、親水性繊維の集合体のうち、少なくとも一方を吸収材として含む。当該高吸収性材料としては、例えば、粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))、または、繊維状の高吸収性ファイバー(SAF(Super Absorbent Fiber))が利用される。当該親水性繊維の集合体は、例えば、粉砕されたパルプ繊維またはセルロース繊維により形成される。
図2に示す例では、吸収コア22は、上述の親水性繊維の集合体に粒状のSAPを混合したものを、ティッシュペーパーまたは透液性不織布等により包み込むことにより形成される。これにより、親水性繊維の集合体の型崩れ、および、SAPの脱落(特に、吸液後における脱落)を防止することができる。なお、バックシート23の材料および構造については後述する。
サイドシート本体31は、疎水性繊維にて形成された不透液性または撥液性の不織布(例えば、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布またはSMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)により形成される。弾性部材25,32a,32bとしては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、または、糸状もしくは帯状の天然ゴム等が利用される。本実施の形態では、ポリウレタン糸が弾性部材25,32a,32bとして利用される。
次に吸収性物品1に使用される積層シート8について説明する。図4は、積層シート8の一方の主面を示す平面図である。図5は、積層シート8を図4中のV−Vの位置で切断した断面図である。図4では、図中の左右方向に延びる略帯状の積層シート8の一部を示す。
積層シート8は、例えば、吸収性物品1において水分の透過を防止または抑制する部材として利用される。吸収性物品1では、例えば、吸収コア22の外側(すなわち、着用者とは反対側)の面を覆うシート部材の少なくとも一部が、積層シート8により形成される。本実施の形態では、バックシート23の全体が積層シート8により形成される。
以下の説明では、図4中の左右方向および上下方向をそれぞれ、積層シート8の「長手方向」および「幅方向」と呼ぶ。また、図5中の上下方向を「厚さ方向」と呼び、図5中の上側および下側をそれぞれ、単に「上側」および「下側」と呼ぶ。積層シート8の長手方向、幅方向および厚さ方向は、互いに略垂直である。なお、積層シート8の長手方向、幅方向および厚さ方向(すなわち、上下方向)は、積層シート8が使用される吸収性物品1の各方向とは必ずしも一致しない。
図4および図5に例示する積層シート8は、不織布シート81と、樹脂フィルム82とを備える。不織布シート81および樹脂フィルム82は、厚さ方向(すなわち、図5中の上下方向)に積層される。図5に示す例では、樹脂フィルム82は、不織布シート81の下側に積層される。不織布シート81の幅方向の幅と、樹脂フィルム82の幅方向の幅とは、略同じである。不織布シート81および樹脂フィルム82の幅方向の幅は異なっていてもよい。
不織布シート81は、不織布により形成されたシート部材である。不織布シート81は、例えば、不透液性または撥液性を有する。当該不織布は、例えば、疎水性繊維により形成される。当該不織布は、例えば、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布またはSMS不織布である。図4および図5に示す例では不織布シート81は、エアスルー不織布により形成される。
樹脂フィルム82は、樹脂により形成されたフィルム状の部材である。樹脂フィルム82は、例えば、不透液性または撥液性を有する。樹脂フィルム82は、例えば、熱可塑性樹脂により形成されたプラスチックフィルムである。吸収性物品1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、樹脂フィルム82は透湿性(すなわち、通気性)を有することが好ましい。
不織布シート81および樹脂フィルム82は、互いに溶着される。不織布シート81と樹脂フィルム82との溶着は、例えば、熱エンボス加工により行われる。図4では、不織布シート81と樹脂フィルム82との溶着箇所である複数の溶着痕86(すなわち、エンボス痕)の外縁を細線にて示す。複数の溶着痕86は、積層シート8の略全面に亘って、略均等に分散配置されている。すなわち、不織布シート81と樹脂フィルム82とは、全面溶着はされておらず、部分的に溶着されている。なお、不織布シート81と樹脂フィルム82との間には接着剤層は設けられておらず、本実施の形態では、不織布シート81と樹脂フィルム82との接合は、上述の溶着のみにより実現される。
複数の溶着痕86は、複数の第1溶着痕列863と、複数の第2溶着痕列864とを含む。図4にて図示する第1溶着痕列863および第2溶着痕列864の数は、実際よりも少ない。各第1溶着痕列863は、積層シート8の長手方向に互いに離間しつつ配列される複数の第1溶着痕861を含む。各第1溶着痕861の形状は、例えば、上記長手方向に略平行な長辺を有する略長方形状、または、当該長手方向に略平行に延びる線状である。各第2溶着痕列864は、積層シート8の長手方向に互いに離間しつつ配列される複数の第2溶着痕862を含む。各第2溶着痕862の形状は、例えば、幅方向に略平行な長辺を有する略長方形状、または、幅方向に略平行に延びる線状である。
複数の第1溶着痕列863と、複数の第2溶着痕列864とは、例えば、幅方向に交互に配列される。各第1溶着痕861は、長手方向に関して、長手方向に隣接する2つの第2溶着痕862の間に位置する。換言すれば、積層シート8では、長手方向に関して、第1溶着痕861と第2溶着痕862とが交互に配置される。各溶着痕86(すなわち、各第1溶着痕861および各第2溶着痕862)では、不織布シート81および樹脂フィルム82には、溶着による貫通孔(例えば、樹脂フィルム82が溶着により溶けることにより形成される貫通孔)は形成されない。したがって、各溶着痕86を介して、液体が積層シート8の上側から下側へと、あるいは、下側から上側へと移動することが防止される。
次に、図6ないし図8を参照しつつ積層シート8の製造方法について説明する。図6は、積層シート8を製造する製造装置7の一例を示す図である。図7は、製造装置7の一部を拡大して示す図である。実際の製造装置7は、図示した構造よりも複雑な構造を有しており、例えば、吸収性物品1の製造装置に含まれる。図8は、積層シート8の製造の流れを示す図である。
図6に示すように、製造装置7は、第1保持ロール71と、第2保持ロール72と、速度調節部73と、搬送ロール75と、回収ロール76と、エンボスロール77と、フラットロール78とを備える。製造装置7の上記各構成は、図示省略のフレームに固定される。
第1保持ロール71は、不織布シート81を保持する略円柱状または略円筒状の部材である。第1保持ロール71には、略帯状の不織布シート81が巻き付けられて保持される。第1保持ロール71は、図中における反時計回りに回転する。これにより、不織布シート81が、第1保持ロール71から送出される。
第2保持ロール72は、樹脂フィルム82を保持する略円柱状または略円筒状の部材である。第2保持ロール72には、略帯状の樹脂フィルム82が巻き付けられて保持される。第2保持ロール72は、図中における時計回りに回転する。これにより、樹脂フィルム82が、第2保持ロール72から送出される。第2保持ロール72は、図6中において第1保持ロール71の下方に位置する。なお、図中の上下方向は、実際の製造装置7における上下方向(すなわち、重力方向)と同じであってもよく、異なっていてもよい。
第1保持ロール71から送出された不織布シート81と、第2保持ロール72から送出された樹脂フィルム82とは、エンボスロール77とフラットロール78との間を通過することにより溶着され、搬送ロール75を経由して回収ロール76に巻き取られる。以下の説明では、第1保持ロール71から搬送ロール75に至る不織布シート81の移動方向に沿う方向を、不織布シート81の「搬送方向」と呼ぶ。また、第2保持ロール72から搬送ロール75に至る樹脂フィルム82の移動方向に沿う方向を、樹脂フィルム82の「搬送方向」と呼ぶ。
不織布シート81は、第1保持ロール71と搬送ロール75との間において、不織布シート81の搬送方向(すなわち、長手方向)にテンションを加えられつつ保持される。樹脂フィルム82は、第2保持ロール72と搬送ロール75との間において、樹脂フィルム82の搬送方向(すなわち、長手方向)にテンションを加えられつつ保持される。
速度調節部73は、第1保持ロール71、第2保持ロール72、搬送ロール75および回収ロール76の回転速度を個別に調節する。速度調節部73により、搬送ロール75による不織布シート81および樹脂フィルム82の搬送速度を、第1保持ロール71による不織布シート81の送出速度よりも大きくすることにより、第1保持ロール71と搬送ロール75との間にて移動する不織布シート81を、不織布シート81の長手方向(すなわち、搬送方向)に伸張可能である。また、速度調節部73により、搬送ロール75による不織布シート81および樹脂フィルム82の搬送速度を、第2保持ロール72による樹脂フィルム82の送出速度よりも大きくすることにより、第2保持ロール72と搬送ロール75との間にて移動する樹脂フィルム82を、樹脂フィルム82の長手方向(すなわち、搬送方向)に伸張可能である。
上述の不織布シート81の送出速度は、単位時間当たりに第1保持ロール71から送出される不織布シート81の長さである。樹脂フィルム82の送出速度についても同様である。また、搬送速度は、単位時間当たりに搬送ロール75により搬送される(すなわち、搬送ロール75上を通過する)不織布シート81および樹脂フィルム82の長さである。
エンボスロール77は、第1保持ロール71および第2保持ロール72と搬送ロール75との間において、不織布シート81の上側に配置される略円筒状の部材である。エンボスロール77は、不織布シート81の上面(すなわち、樹脂フィルム82とは反対側の主面)に接触する。エンボスロール77は、紙面に垂直な回転軸を中心として図中における反時計回りに回転する。エンボスロール77の内部には、エンボスロール77の外周面を加熱するヒータ(図示省略)が設けられている。
図7に示すように、エンボスロール77の外周面には、上述の複数の溶着痕86に対応する複数の凸部776(以下、「エンボス凸部776」と呼ぶ。)が設けられる。上述の積層シート8のうち、複数のエンボス凸部776の頂面(すなわち、径方向の外端面)と接触した部位が、上述の複数の溶着痕86となる。複数のエンボス凸部776は、エンボスロール77の外周面のうち、少なくとも不織布シート81に接触する領域の略全体に亘って、略均等に分散配置されている。
複数のエンボス凸部776は、複数の第1エンボス凸部列773と、複数の第2エンボス凸部列774とを含む。各第1エンボス凸部列773は、エンボスロール77の外周面において、周方向の略全周に亘って延びる。各第1エンボス凸部列773は、周方向に互いに離間しつつ配列される複数の第1エンボス凸部771を含む。各第1エンボス凸部771の頂面の形状は、例えば、周方向に略平行な長辺を有する略長方形状である。各第2エンボス凸部列774は、エンボスロール77の外周面において、周方向の略全周に亘って延びる。各第2エンボス凸部列774は、周方向に互いに離間しつつ配列される複数の第2エンボス凸部772を含む。各第2エンボス凸部772の頂面の形状は、例えば、エンボスロール77の軸方向に略平行な長辺を有する略長方形状である。
複数の第1エンボス凸部列773と、複数の第2エンボス凸部列774とは、例えば、上記軸方向に交互に配列される。各第1エンボス凸部771は、上記周方向に関して、周方向に隣接する2つの第2エンボス凸部772の間に位置する。換言すれば、エンボスロール77では、周方向に関して、第1エンボス凸部771と第2エンボス凸部772とが交互に配置される。
図6に示すように、フラットロール78は、第1保持ロール71および第2保持ロール72と搬送ロール75との間において、樹脂フィルム82の下側に配置される略円筒状の部材である。フラットロール78は、樹脂フィルム82の下面(すなわち、不織布シート81とは反対側の主面)に接触する。フラットロール78は、エンボスロール77の下側に位置する。フラットロール78は、不織布シート81および樹脂フィルム82を挟んで、エンボスロール77と上下方向(すなわち、不織布シート81および樹脂フィルム82の厚さ方向)に対向する。フラットロール78は、紙面に垂直な回転軸を中心として図中における時計回りに回転する。フラットロール78の外周面は、平滑な円筒面である。フラットロール78の内部には、フラットロール78の外周面を加熱するヒータ(図示省略)が設けられている。
積層シート8を製造する際には、まず、上述の製造装置7において、所定の搬送方向に移動する不織布シート81の下面に、所定の搬送方向に移動する樹脂フィルム82が積層される(ステップS11)。製造装置7では、速度調節部73により第2保持ロール72および搬送ロール75の回転速度が調節されることにより、樹脂フィルム82が長手方向(すなわち、搬送方向)に伸張された状態で移動している。また、速度調節部73により第1保持ロール71および搬送ロール75の回転速度が調節されることにより、不織布シート81は長手方向(すなわち、搬送方向)に伸張されない状態で移動している。ステップS11では、長手方向に伸張された状態の樹脂フィルム82が、非伸張状態の不織布シート81に積層される。
積層された不織布シート81および樹脂フィルム82は、回転中のエンボスロール77とフラットロール78との間の間隙を通過する。不織布シート81および樹脂フィルム82は、予め加熱されているエンボスロール77とフラットロール78とによって、厚さ方向の両側から挟まれる。これにより、不織布シート81および樹脂フィルム82に熱エンボス加工が施され、不織布シート81と伸張された状態の樹脂フィルム82とが溶着されて積層シート8が形成される(ステップS12)。換言すれば、樹脂フィルム82は、長手方向に伸張された後に、不織布シート81に溶着される。積層シート8は、搬送ロール75により回収ロール76へと送られ、回収ロール76により巻き取られる。上述の溶着痕86は、ステップS12において形成される。
ステップS11,S12における樹脂フィルム82の長手方向における伸張は、長手方向の引張力が解除されてもほとんど収縮しない(すなわち、元の長さには復元しない)塑性変形の範囲内における伸張である。不織布シート81に溶着される際の樹脂フィルム82の長手方向における伸張率(すなわち、伸張状態の樹脂フィルム82の長さを、伸張および収縮していない樹脂フィルム82の自然長で除算した値)は、好ましくは、1倍よりも大きく、かつ、3倍以下であり、より好ましくは、1.5倍以上かつ2.5倍以下である。また、ステップS12におけるフラットロール78の外周面の温度は、エンボスロール77の外周面の温度(例えば、エンボスロール77のエンボス凸部776の頂面の温度)よりも低い。なお、樹脂フィルム82の伸張率は、3倍よりも大きくてもよい。
以上に説明したように、積層シート8は、不織布シート81と、樹脂フィルム82とを備える。樹脂フィルム82は、不織布シート81に積層されて、当該不織布シート81に溶着される。このように、積層シート8では、不織布シート81と樹脂フィルム82との間に接着剤層を設けることなく、不織布シート81と樹脂フィルム82とが接合されるため、当該接着剤層が設けられる場合に比べて、積層シート8の通気性を向上することができる。また、上記接着剤層が設けられる場合に比べて、積層シート8の製造コストを低減することもできる。
上述のように、樹脂フィルム82は、伸張された状態で不織布シート81に溶着される。これにより、積層シート8において、単位面積当たりの樹脂フィルム82の使用重量を低減することができる。その結果、積層シート8の製造コストをさらに低減することができる。
吸収性物品1では、着用者からの排泄物を吸収する吸収コア22の着用者とは反対側の面を覆うシート部材(例えば、バックシート23)の少なくとも一部が、上述の積層シート8により形成される。積層シート8は、上述のように通気性が良いため、吸収性物品1の着用感を向上することができる。また、積層シート8の製造コスト低減により、吸収性物品1の製造コストも低減することができる。
積層シート8の製造方法は、上述のように、樹脂フィルム82を不織布シート81に積層する工程(ステップS11)と、樹脂フィルム82を不織布シート81に溶着する工程(ステップS12)とを備える。これにより、不織布シート81と樹脂フィルム82とが積層された積層シート8を、不織布シート81または樹脂フィルム82に対する接着剤の塗布等を行うことなく、容易に製造することができる。
上述のように、ステップS12では、不織布シート81と樹脂フィルム82との溶着が熱エンボス加工により行われる。これにより、不織布シート81と樹脂フィルム82との溶着を容易とすることができる。その結果、積層シート8の製造をさらに容易とすることができる。
上記熱エンボス加工は、不織布シート81および樹脂フィルム82を、外周面が平滑なフラットロール78と、外周面にエンボス凸部776が設けられるエンボスロール77との間で挟むことにより行われる。上述の例では、フラットロール78は樹脂フィルム82に接触し、エンボスロール77は不織布シート81に接触する。これにより、強度が比較的低い樹脂フィルム82の損傷を防止し、樹脂フィルム82の不織布シート81に対する溶着を好適に行うことができる。
また、上述の例では、フラットロール78の温度はエンボスロール77の温度よりも低い。これにより、耐熱性が比較的低い樹脂フィルム82の損傷を防止し、樹脂フィルム82の不織布シート81に対する溶着を好適に行うことができる。
表1は、積層シート8の実施例1〜16について示す図である。
Figure 2019136434
実施例1〜9の積層シート8では、不織布シート81はポイントボンド不織布である。実施例10〜16の積層シート8では、不織布シート81はエアスルー不織布である。実施例1〜16の積層シート8では、樹脂フィルム82はポリエチレン系のフィルムである。実施例1〜3,10〜16の樹脂フィルム82の伸張率は、2.0倍である。実施例4〜6の樹脂フィルム82の伸張率は、1.5倍である。実施例7〜9の樹脂フィルム82の伸張率は、1.1倍である。
表1中の熱伝導率は、各積層シート8の熱伝導率である。表1中のP温度、F温度およびPF温度差は、各積層シート8の製造時におけるエンボスロール77の温度、フラットロール78の温度、および、エンボスロール77とフラットロール78との温度差である。表1中のライン速度は、各積層シート8の製造において、エンボスロール77とフラットロール78との間を通過する際の不織布シート81および樹脂フィルム82の移動速度である。
表1中のP伝熱量およびF伝熱量はそれぞれ、エンボスロール77およびフラットロール78から1秒間に積層シート8に付与される単位面積当たりの熱量を示す。PF伝熱量差は、P伝熱量とF伝熱量との差の絶対値である。P伝熱量は、積層シート8の面積を積層シート8の厚さにて除算した結果に、積層シート8の熱伝導率、および、エンボスロール77と積層シート8との温度差を乗算して求めた。F伝熱量は、積層シート8の面積を積層シート8の厚さにて除算した結果に、積層シート8の熱伝導率、および、フラットロール78と積層シート8との温度差を乗算して求めた。なお、P伝熱量およびF伝熱量は、加熱前の積層シート8の温度を25℃として求めた。
表1中のP熱量およびF熱量はそれぞれ、エンボスロール77およびフラットロール78から積層シート8に付与された単位面積当たりの熱量を示す。PF熱量比は、P熱量およびF熱量のうち、小さい方の熱量に対する大きい方の熱量の割合である。P熱量は、上述のP伝熱量に、エンボスロール77による積層シート8の加熱時間を乗算して求められる。F熱量は、上述のF伝熱量に、フラットロール78による積層シート8の加熱時間を乗算して求められる。これらの加熱時間は、上述のライン速度から求められる。
実施例1〜16では、好適な通気性を有する積層シート8が得られた。以上の実施例から、積層シート8の製造において、PF温度差(すなわち、エンボスロール77とフラットロール78との温度差)は、60℃以上かつ80℃以下であることが好ましい。これにより、不織布シート81に樹脂フィルム82を好適に接合することができる。なお、PF温度差および他の製造条件は、必ずしも上述の好ましい範囲には限定される必要はなく、様々に変更されてよい。
上述の積層シート8、吸収性物品1、および、積層シート8の製造方法では、様々な変更が可能である。
例えば、樹脂フィルム82は、不織布シート81に溶着される前に、必ずしも長手方向(すなわち、搬送方向)に伸張される必要はなく、当該長手方向に垂直な幅方向に伸張されてもよい。換言すれば、樹脂フィルム82は、長手方向および幅方向の少なくとも一方に伸張される。また、樹脂フィルム82は、必ずしも伸張される必要はなく、非伸張状態の樹脂フィルム82が、非伸張状態の不織布シート81に積層されて溶着されてもよい。あるいは、非伸張状態の樹脂フィルム82が、長手方向および幅方向の少なくとも一方に伸張された状態の不織布シート81に積層されて溶着されてもよい。
複数の溶着痕86は、必ずしも、積層シート8の略全面に亘って略均等に分散配置される必要はない。例えば、バックシート23のうち、着用者の体圧が加わる部位における溶着痕86の密度(すなわち、単位面積当たりに占める溶着痕86の面積の割合)が、他の部位における溶着痕86の密度よりも小さくされてもよい。これにより、バックシート23において、着用者の体圧が加わる部位の耐水圧を、他の部位よりも大きくすることができる。その結果、バックシート23から外部への液体の染み出しを、より一層防止することができる。
不織布シート81と樹脂フィルム82との溶着は、熱エンボス加工以外の様々な方法(例えば、超音波接合)によって行われてもよい。換言すれば、積層シート8の溶着痕86は、熱エンボス加工以外の様々な溶着方法により形成されてもよい。
製造装置7では、フラットロール78の外周面の温度とエンボスロール77の外周面の温度とは、およそ同じであってもよい。あるいは、フラットロール78の外周面の温度は、エンボスロール77の外周面の温度よりも高くてもよい。また、フラットロール78が不織布シート81に接触し、エンボスロール77が樹脂フィルム82に接触してもよい。
積層シート8は、不織布シート81および樹脂フィルム82に加えて、不織布シート81または樹脂フィルム82に積層される他のシート部材を備えていてもよい。当該他のシート部材は、例えば、不織布シートまたは樹脂フィルムである。
吸収性物品1では、バックシート23の一部(例えば、吸収コア22と重ならない部位)のみが積層シート8により形成されてもよい。また、吸収性物品1では、吸収コア22の着用者とは反対側の面を覆うシート部材の一部であれば、バックシート23以外の様々な部位が、積層シート8により形成されてもよい。
積層シート8は、テープタイプの使い捨ておむつ以外の様々な使い捨て吸収性物品(例えば、パンツタイプの使い捨ておむつ、補助吸収具、失禁パッドまたは生理用品)において、吸収コア22の着用者とは反対側の面を覆うシート部材に使用されてもよい。積層シート8は、使い捨て吸収性物品のうち、吸収コア22の着用者とは反対側の面を覆うシート部材以外の部位に使用されてもよい。また、積層シート8は、使い捨て吸収性物品以外の製品に利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 吸収性物品
8 積層シート
22 吸収コア
23 バックシート
77 エンボスロール
78 フラットロール
81 不織布シート
82 樹脂フィルム
S11〜S12 ステップ

Claims (9)

  1. 積層シートであって、
    不織布シートと、
    前記不織布シートに積層されて前記不織布シートに溶着される樹脂フィルムと、
    を備えることを特徴とする積層シート。
  2. 請求項1に記載の積層シートであって、
    前記樹脂フィルムが伸張された状態で前記不織布シートに溶着されることを特徴とする積層シート。
  3. 請求項1または2に記載の積層シートであって、
    前記不織布シートと前記樹脂フィルムとの溶着が熱エンボス加工により行われることを特徴とする積層シート。
  4. 使い捨て吸収性物品であって、
    着用者からの排泄物を吸収する吸収コアの着用者とは反対側の面を覆うシート部材の少なくとも一部が、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の積層シートにより形成されることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
  5. 積層シートの製造方法であって、
    a)樹脂フィルムを不織布シートに積層する工程と、
    b)前記樹脂フィルムを前記不織布シートに溶着する工程と、
    を備えることを特徴とする積層シートの製造方法。
  6. 請求項5に記載の積層シートの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記樹脂フィルムが伸張された状態で前記不織布シートに溶着されることを特徴とする積層シートの製造方法。
  7. 請求項5または6に記載の積層シートの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記不織布シートと前記樹脂フィルムとの溶着が熱エンボス加工により行われることを特徴とする積層シートの製造方法。
  8. 請求項7に記載の積層シートの製造方法であって、
    前記熱エンボス加工が、前記不織布シートおよび前記樹脂フィルムを、表面が平滑なフラットロールと、表面に凸部が設けられるエンボスロールとの間で挟むことにより行われ、
    前記フラットロールが前記樹脂フィルムに接触し、前記エンボスロールが前記不織布シートに接触することを特徴とする積層シートの製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の積層シートの製造方法であって、
    前記熱エンボス加工が、前記不織布シートおよび前記樹脂フィルムを、表面が平滑なフラットロールと、表面に凸部が設けられるエンボスロールとの間で挟むことにより行われ、
    前記フラットロールの温度が前記エンボスロールの温度よりも低いことを特徴とする積層シートの製造方法。
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