JPH07276573A - 伸縮性複合防水シート - Google Patents

伸縮性複合防水シート

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JPH07276573A
JPH07276573A JP6073423A JP7342394A JPH07276573A JP H07276573 A JPH07276573 A JP H07276573A JP 6073423 A JP6073423 A JP 6073423A JP 7342394 A JP7342394 A JP 7342394A JP H07276573 A JPH07276573 A JP H07276573A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
sheet layer
stretchable
sheet
thermocompression bonding
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JP6073423A
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Kasumi Kin
霞 金
Fumio Niwa
文雄 丹羽
Hideo Ikezawa
秀男 池沢
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New Oji Paper Co Ltd
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New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷温感、柔軟性、強度、柔らかさに優れ、使
い捨ておむつ、特にパンツ型使い捨ておむつ、包帯等の
衛生・医療用品の基材として好適に使用しうる伸縮性複
合防水シートの提供。 【構成】 この伸縮性複合防水シートは、伸縮性のある
合成樹脂フィルムからなるシート層のすくなくとも片面
に、スパンボンド法で形成され、熱圧着部を有する長繊
維不織布シート層が接合されてなる伸縮性の複合シート
であって、熱圧着部は、(1)該スパンボンド不織布の
熱圧着率が5〜20%の範囲で、(2)それぞれに離間
して不織布面に均一に千鳥状に分布しており、且つ任意
の横方向の断面において間隔をおいてd或いは(2d+
b)mm毎に存在し、2.0〜5.0mmの長辺aと、
0.05〜1.0mmの短辺bとを有し、即ちa/bの
比は2〜100であり、cは、0.05<c<a/2−
0.05の条件及びdは、d>3bの条件を満足する範
囲で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷温感と柔軟性の優れ
た伸縮性複合防水シートに関するものである。更に詳し
く述べれば、本発明は、使い捨ておむつ、特にパンツ型
使い捨ておむつ、包帯等の衛生・医療用品の基材として
好適に使用しうる伸縮性複合防水シートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より使い捨ておむつ、包帯等の衛生
用品の防水材としては、合成樹脂からなるフィルムシー
トが用いられていた。しかしながら、合成樹脂からなる
フィルムを用いた場合、比較的安価であり、且つ防水性
に優れるという利点はあるものの冷温感に劣り、得られ
た衛生材料に高級感を付与することが困難であるという
欠点があった。ここで、冷温感とは、不織布を手で触れ
た時の温かさの感覚をいい、体温を速やかに吸収する場
合は冷たく感じ、冷温感に劣るという。逆に、体温を吸
収し難い場合は温かく感じ、冷温感に優れるという。
【0003】従来から使い捨て紙おむつのような衛生用
品の防水材に用いられる合成樹脂フィルムシートは、殆
ど空気を含まないため素材の熱伝導度が大きく、手で触
れた時に体温を吸収し易い。このため、合成樹脂フィル
ムシートを防水材として使用した使い捨て紙おむつは、
手で触れた時の高級感が劣ってしまうのである。このよ
うな問題を解決するために、近年合成樹脂からなるフィ
ルムシートを基体に、不織布を積層一体化した防水性不
織布複合シートが提案されるようになってきた。
【0004】例えば、特開昭56−26076号公報に
は通気防水性フィルムと不織布を積層一体化した防水衣
料やカバーが開示されている。使い捨ておむつのバック
シートとしては、防水フィルムと不織布の積層体が実開
昭59−149903号公報に提案されている。前記不
織布と合成樹脂フィルムとの積層は、軽量化と低コスト
の面から低目付で強度に優れる比較的安価なスパンボン
ド不織布が積層材として使用されている。
【0005】しかしながら、最近パンツ型の使い捨てお
むつのように使用者の身体にフィットし易く、且つ脱着
し易い衛生・衣料用品が普及してきたので、伸縮性のあ
る防水性シートが強く要望されるようになってきた。こ
のような要望に応えるには、例えば、特開平3−808
59号公報において開示されているように、伸縮性不織
布と伸縮性フィルムを積層したシートをバックシートと
して使用する使い捨てパンツ型のおむつがある。
【0006】ところが、一般に伸縮性の不織布は非伸縮
性不織布に比べると、それらの原料素材及び製造工程の
いずれにおいてもコスト高となり、そのために一般消費
者の経済的負担が大きくなる。又、伸縮性不織布の代わ
りに安価なスパンボンド不織布を使用とすると、従来の
スパンボンド不織布の伸びは非常に小さいため満足でき
る水準の伸縮性積層防水シートができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
現状を鑑み、伸縮性防水シートは多くの場合、マルチ方
向の伸縮性ではなく、横方向の伸縮性が要求されること
に着眼し、鋭意研究した結果、この目的を達成するに
は、スパンボンド不織布のエンボスパターンを工夫し
て、特殊なエンボスパターンを設けることによって、横
伸びを可能にしたスパンボンド不織布とし、これと伸縮
性フィルムとを積層することで、冷温感に優れた伸縮性
のある防水シートが得られることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
【0008】従って、本発明の目的は、冷温感、強度、
柔軟性等に優れ、且つ高級な衛生・医療材料の防水材と
して好適な伸縮性複合防水シートを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、伸縮性のある
合成樹脂フィルムからなるシート層の少なくとも片面に
スパンボンド法で形成される下記(1)及び(2)を満
足する熱圧着部を有する長繊維不織布シート層が接合さ
れてなる伸縮性複合防水シートである。 (1)該スパンボンド不織布の熱圧着部の面積率が5〜
20%の範囲である。 (2)該熱圧着部は、2.0〜5.0mmの長辺aと、
0.05〜1.0mmの短辺bとを有し、a/bの比が
2〜100からなる長方形であり、それぞれに離間して
不織布面に縦長に均一に千鳥状に分布しており、且つ任
意の横方向において間隔、d(mm)毎に存在し、隣接
する前記圧着部同士が縦方向において平面的に入り込み
重複する距離、c(mm)は、0.05<c<a/2−
0.05の条件及びdはd>3bの条件を満足する範囲
である。
【0010】本発明は、伸縮性を有する合成樹脂フィル
ムシートの少なくとも片面に特定の熱圧着部を有する長
繊維スパンボンド不織布を接合して積層してなる複合シ
ートである。本発明のための伸縮性を有する合成樹脂フ
ィルムシートとしては公知の防水性を有する厚みが5〜
25μmの合成樹脂フィルムが好適に使用されるが、特
に限定はない。このような合成樹脂フィルムとしては、
合成ゴム系フィルム、ポリウレタン、PE−EVA(ポ
リエチレン−エチレン酢酸ビニル・アセテート共重合
体)等の単独及び複合フィルムを挙げることができ、こ
れらの中から適宜選択して用いることができる。前記伸
縮性合成樹脂フィルムシートとスパンボンド不織布とを
積層し、接合する方法は特に限定されないが、公知の押
出ラミネート法による接合とホットメルト接着剤を用い
る方法による接合が好適に用いられる。
【0011】本発明に係る伸縮性積層複合防水シートに
おけるスパンボンド不織布層を構成する長繊維の繊度
は、2〜10デニールである。長繊維の繊度が10デニ
ールを超えて大きくなると、スパンボンド不織布層の柔
軟性が低下し、当然のことながら、得られる積層複合シ
ートの柔軟性も悪くなり、衛生材料の防水材の用途に使
用出来なくなるので適さない。又、長繊維の繊度が2デ
ニール未満では、柔軟性の優れたものが得られるが、ス
パンボンド不織布層自体を高速度で製造し難くなるので
適さない。
【0012】このスパンボンド不織布層の目付は、5〜
50g/m2の範囲である。目付が50g/m2を超えて
高くなると、繊度の場合と同様にスパンボンド不織布層
の柔軟性が低下し、従って得られる積層複合シートを衛
生材料の防水材のような用途に使用できなくなるので適
さない。目付を5g/m2未満とすると、薄くなりすぎ
て取扱いにくくなるため、適さない。
【0013】このスパンボンド不織布層は、マシン方向
(流れ方向)は引張応力が加わっても伸びないが、横方
向(幅方向)は引張応力が加わると伸びるように設計す
るために、本発明では不織布の表面に特定のパターンの
熱圧着部が設けられている。このような熱圧着部は、凸
部を有する加熱エンボスロールと平滑ロール、或いは一
対の凹凸を有する加熱エンボスロール間に不織布を通す
ことによって得られ、その形状は、長方形、楕円形等を
含有するものである。
【0014】本発明の熱圧着部を模式図に基づいて説明
する。図1は本発明の不織布層を構成する不織布の表面
に設けられた熱圧着部の全体を示す模式図、図2は前記
圧着部を示す拡大模式図である。本発明の熱圧着部は、
それぞれに離間して不織布の表面に均一に千鳥状に分布
していて(図1)、2.0〜5.0mmの長さaと、
0.05〜1.0mm、好ましくは0.08〜1.0m
mの短かい長さbとを有し、a/bの比が2〜100、
好ましくは2〜63の長方形であり、離間している複数
の前記長方形の熱圧着部(図2)は、長さ方向で離間し
て互いに入り込んでおり、その入り込んで重複している
距離c(mm)は、0.05<c<a/2−0.05の
条件を満足し、且つ離間する前記長方形の熱圧着部は、
熱圧着部同士の横方向における距離dが、d>3bの条
件を満足する範囲で配置され、任意の横方向の断面にお
いて間隔をおいてd或いは(2d+b)mm毎に存在し
ている。
【0015】a/bの比が2未満の場合、伸縮性複合防
水シートの横伸びが小さくなり本発明の目的に適さず、
逆にa/bの比が100を超えて大きくなると、縦方向
において熱圧着部の長方形同士が異常に接近し、その結
果縦方向での柔軟性が失われ、且つそのようなエンボス
加工の実施も困難になるので適さない。同様に、隣接す
る熱圧着部の長方形との入り込む距離c(mm)が0.
05より小さいと、複合防水シートの縦方向における伸
びを十分に押さえることができなくなり、従って横方向
の伸びが小さくなるので本発明の目的に適さない。又、
cがa/2−0.05より大きくなると、a/bの比が
100を超えて大きくなった場合と同様に、縦方向にお
いて熱圧着部の長方形同士の距離が小さくなり過ぎ、縦
方向での柔軟性が失われるので適さない。間隔を設けて
隣接する長方形同士の横方向におけ距離d(mm)が3
bより小さくなると、複合防水シートの横方向への伸び
が押さえられて小さくなるので適さない。一方、dが熱
圧着部の面積率の下限(5%)を超えて小さくなる程大
きくなると、複合防水シートの不織布表面の強度が不足
する。
【0016】前記熱圧着部の面積率は、このスパンボン
ド不織布面積の5〜20%の範囲である。熱圧着面積率
がスパンボンド不織布面積の20%を超えて大きくなる
と、スパンボンド不織布層の柔軟性が低下し、当然得ら
れるべき積層複合シートの柔軟性も悪くなり、衛生材料
の防水材のような用途に使用出来なくなるので適さな
い。また、熱圧着面積率が5%未満では、柔軟性に関し
ては優れたものが得られるが、不織布の表面強度が不足
し、扱い難くなるので適さない。
【0017】本発明のためのスパンボンド不織布層を構
成する長繊維としては、従来公知の長繊維を使用するこ
とができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系長繊維、ポリエステル系長繊維、ポリ
アミド系長繊維等を挙げることができる。又、この長繊
維の形態としては、通常の直線状のものであっても良い
し、捲縮性のものや異型断面の長繊維であっても良い。
更に、単成分のものであって良いし、複合成分のもので
あっても良い。
【0018】本発明は以上に説明した如き構成としたた
め、冷温感、強度、柔らかさ等に優れた伸縮性の富む衛
生・医療用品の防水シートが得られる。
【0019】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は勿論これらに限定されるものでは
ない。
【0020】実施例1 メルトフローレート40のポリプロピレン樹脂を温度2
30℃に加熱して溶融し、従来公知の溶融紡糸法で長繊
維を得た。この後直ちに、この長繊維を延伸して、繊度
3デニールの長繊維にし、捕集コンベア上に集積して不
織ウェブを得た。この不織ウェブを、多数の点状の凸部
をもつ130℃に加熱されたエンボスロールと平滑ロー
ルとの間に導入して、線圧80kg/cmで散点状の熱
圧着部を設け、スパンボンド不織布層を得た。このスパ
ンボンド不織布層は、目付が12g/m2であり、前記
熱圧着部の面積率は、不織布の面積に対して10%、接
着密度は10個/cm2であった。また、加熱エンボス
ロールに設けられている点状の凸部の先端形状は、概念
的に図2に示すように、a、b、c、dがそれぞれ2.
0mm、0.5mm、0.2mm、2.0mmからなる
長方形(a/bは4)であった。
【0021】次にポリウレタン樹脂を、ラミネート温度
200℃、速度30m/分で押し出し、スパンボンド不
織布の表面上に20μmの伸縮性フィルム層を形成し、
ラミネート処理してフィルムとスパンボンド不織布の積
層複合シートを製造した。得られた複合シートの厚み、
縦方向における引張り強度、横方向における伸度と伸張
応力、柔らかさを以下の試験法で試験し、品質を評価し
た。
【0022】試験法 (1)厚み カトーテック株式会社製圧縮試験機(型式:KES−F
B3)を用いて、不織布の測定面積2cm2で0.5g
/cm2の荷重を与え、その時の厚みを測定した。(2)引張強度 複合シートの縦方向における引張り強度は、東洋精密工
業株式会社製テンシロン万能引張試験機(型式:PTM
−100)を用いて、引張速度300mm/分、試料長
80mm、試料幅100mmで引張試験を行い、測定さ
れた破断点強度を3倍し、幅300mm当りの引張強度
で示した。
【0023】(3)伸度と伸張応力 複合シートの横方向における伸度と伸長応力は、JIS
L 1096に準じて測定した。(4)柔らかさ モニター20人による触感テストで防水材としての柔ら
かさを判定した。テストの方法は、実施例及び比較例に
係る不織布を手指で把持して、柔らかさを以下の基準で
判定し、20人の合計点数の平均値(小数点以下四捨五
入)で表示した。 5点:非常に柔らかい、4点:柔らかい、 3点:やや硬い; 2点:硬い; 1点:非常に硬い
【0024】実施例2 スパンボンド不織布層の熱圧着面積率がスパンボンド不
織布面積に対して18%、接着密度が18個/cm2
熱圧着部のcとdがそれぞれ0.7mmと1.6mmと
した以外は実施例1と同様にして複合シートを製造し、
その品質を評価した。
【0025】実施例3 スパンボンド不織布層の熱圧着面積率がスパンボンド不
織布面積に対して10%、接着密度が12個/cm2
熱圧着部のa、b、c、dがそれぞれ2.7mm、0.
3mm、0.3mm、1.0mmからなる長方形(a/
bは9)とした以外は実施例1と同様にして複合シート
を製造し、その品質を評価した。
【0026】実施例4 スパンボンド不織布層の熱圧着面積率がスパンボンド不
織布面積に対して10%、接着密度が20個/cm2
熱圧着部のa、b、c、dがそれぞれ5.0mm、0.
1mm、0.2mm、1.0mmからなる長方形(a/
bは50)とした以外は実施例1と同様にして複合シー
トを製造し、その品質を評価した。
【0027】
【比較例1】スパンボンド不織布層の熱圧着面積率がス
パンボンド不織布面積に対して24%、接着密度が16
個/cm2、熱圧着部のa、b、c、dがそれぞれ3.
0mm、0.5mm、1.4mm、1.6mmからなる
長方形(a/bは6)とした以外は実施例1と同様にし
て複合シートを製造し、その品質を評価した。
【0028】比較例2 スパンボンド不織布層の熱圧着部のa、b、c、dがそ
れぞれ1mm、1mm、−2.5mm(−は離れている
ことを示す)、2.5mmからなる正方形(a/bは
1)とした以外は実施例1と同様にして複合シートを製
造し、その品質を評価した。
【0029】比較例3 スパンボンド不織布層の熱圧着面積率がスパンボンド不
織布面積に対して16%、接着密度が35個/cm2
熱圧着部のa、b、c、dがそれぞれ1.5mm、0.
3mm、0mm、0.7mmからなる長方形(a/bは
5)とした以外は実施例1と同様にして複合シートを製
造し、その品質を評価した。
【0030】実施例と比較例で得られた結果を表1に示
した。
【0031】
【表1】
【0032】表1から明らかな如く、本発明の伸縮性複
合防水シートは、伸縮性に優れており、柔軟性にも優れ
ている(実施例1〜4)。これに対して、熱圧着面積率
が大きいスパンボンド不織布を使った複合シートは、シ
ートの柔らかさに欠け、実用に適さない(比較例1)。
また、熱圧着部の構成が本発明の規定範囲以外、とりわ
け離間している熱圧着部が流れ方向で互いに入り込んで
いないと、複合シートには伸縮性がなくなってしまうの
で、実用に適さない(比較例2と3)。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、冷温
感、強度及び伸縮性に優れ、且つ柔らかく、高級な衛生
・医療材料の防水材として好適な伸縮性複合防水シート
を提供するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスパンボンド不織布層の熱圧着部の
概要を示す模式図である。
【図2】 本発明のスパンボンド不織布層の熱圧着部の
細部を示し、図1A部の拡大模式図である。
【符号の説明】
a・・・2.0〜5.0mmの長辺 b・・・0.05〜1.0mmの短辺 c・・・任意の熱圧着部のaとbからなる長方形が間隔
をおいて隣接する別の長方形との縦方向における入り込
み重複する距離、mm d・・・aとbからなる長方形と離間して隣接する別の
長方形との横方向における間隔(距離)、mm 1・・・熱圧着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 65/48 7639−4F B32B 7/14 9268−4F // D04H 3/00 Z B29L 31:48

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性のある合成樹脂フィルムからなる
    シート層の少なくとも片面にスパンボンド法で形成され
    る下記(1)及び(2)を満足する熱圧着部を有する長
    繊維不織布シート層が接合されてなる伸縮性複合防水シ
    ート。 (1)該スパンボンド不織布の熱圧着部の面積率が5〜
    20%の範囲である。 (2)該熱圧着部は、2.0〜5.0mmの長辺aと、
    0.05〜1.0mmの短辺bとを有し、a/bの比が
    2〜100からなる長方形であり、それぞれに離間して
    不織布面に縦長に均一に千鳥状に分布しており、且つ任
    意の横方向において間隔、d(mm)毎に存在し、隣接
    する前記圧着部同士が縦方向において平面的に入り込み
    重複する距離、c(mm)は、0.05<c<a/2−
    0.05の条件及びdはd>3bの条件を満足する範囲
    である。
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