JP2019132969A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動シートの各凹部内に潤滑剤を良好に保持することで、摺動シートと無端ベルトの内周面との摺動抵抗の変動を抑えることを目的とする。【解決手段】摺動シート87は、無端ベルトの内周面と接触する表面F1のうちニップ部に対応する所定領域の少なくとも一部に規則的に配列された複数の凹部C1を有する。複数の凹部C1のうち、任意に選択される第1凹部C11と第1凹部C11と隣り合う第2凹部C12との間には、第1尾根部H1が形成されている。複数の凹部C1のうちの1つである第3凹部C13は、第1尾根部H1を通過するとともに第1尾根部H1と平行な第1直線L1であって、第1凹部C11および第2凹部C12と交差しない全ての第1直線L1と交差する位置に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置に関する。
従来、加熱ローラと、加熱ローラとの間で無端ベルトを挟んでニップ部を形成するニップ形成部材と、無端ベルトの内周面とニップ形成部材との間に配置される摺動シートとを備えた定着装置が知られている(特許文献1参照)。摺動シートの無端ベルトの内周面に接触する表面には、無端ベルトの内周面との摺動抵抗を低減するために、複数の凹部が形成されている。複数の凹部は、摺動シートの表面に直線状に並べられており、各凹部の間には、摺動シートの一端側から他端側まで延びる直線状の面が形成されている。
特開2009−15227号公報
しかしながら、従来の摺動シートでは、各凹部の間に摺動シートの一端側から他端側まで延びる直線状の面が形成されるので、例えば無端ベルトの内周面に塗布された潤滑剤が直線状の面に沿って流れて、摺動シートの一端側から他端側に通り抜けてしまい、各凹部内で潤滑剤を保持しにくくなっていた。そのため、摺動シートと無端ベルトの内周面との摺動抵抗が変動しやすいという問題があった。
そこで、本発明は、摺動シートの各凹部内に潤滑剤を良好に保持することで、摺動シートと無端ベルトの内周面との摺動抵抗の変動を抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、内周面に潤滑剤が塗布された無端ベルトと、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んでニップ部を形成するニップ形成部材と、前記ニップ部において、前記無端ベルトの内周面と前記ニップ形成部材との間で挟まれる摺動シートと、を備える。
前記摺動シートは、前記無端ベルトの内周面と接触する表面のうち前記ニップ部に対応する所定領域の少なくとも一部に規則的に配列された複数の凹部を有する。
前記複数の凹部のうち、任意に選択される第1凹部と前記第1凹部と隣り合う第2凹部との間には、第1尾根部が形成されている。
前記複数の凹部のうちの1つである第3凹部は、前記第1尾根部を通過するとともに前記第1尾根部と平行な第1直線であって、前記第1凹部および前記第2凹部と交差しない全ての第1直線と交差する位置に配置されている。
この構成によれば、摺動シート表面の規則的に凹部が形成された領域において、隣接する第1凹部と第2凹部の間の第1尾根部上を通るように任意の第1直線を引いた際に、いずれかの第1直線と交差しないように第3凹部が配置される場合には、その第1直線上を移動する潤滑剤は、第3凹部で捕捉されずに、摺動シートから漏れるおそれがある。これに対し、第3凹部が、第1凹部と第2凹部の間の第1尾根部上を通る全ての第1直線と交差する位置に配置されることで、第1尾根部上を移動する潤滑剤が第3凹部で捕捉されやすくなるため、潤滑剤を摺動シートと無端ベルトの間に良好に保持させておくことができる。
また、前記第3凹部は、前記第1凹部と隣り合う凹部であり、前記複数の凹部は、前記第3凹部と隣り合う第4凹部をさらに備え、前記第4凹部は、前記第1凹部と前記第3凹部との間に形成される第2尾根部を通過するとともに前記第2尾根部と平行な第2直線であって、前記第1凹部および前記第3凹部とは交差しない全ての第2直線と交差する位置に配置されていてもよい。
これによれば、潤滑剤が第1尾根部から第2尾根部に移動しても、第4凹部に入り込みやすいため、潤滑剤を摺動シートと無端ベルトとの間により良好に保持させておくことができる。
また、前記複数の凹部の開口部の形状は、多角形であってもよい。
また、前記第3凹部は、前記第1凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線と交差するとともに、前記第2凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線と交差していてもよい。
また、前記第3凹部の前記開口部の形状は、六角形であり、前記第3凹部の前記開口部の頂点のうち、前記第1尾根部に最も近い頂点が、前記第1凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線と、前記第2凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線との間に位置していてもよい。
また、前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部は、それぞれ前記開口部の形状が正六角形であり、前記第1凹部および前記第2凹部は、前記第3凹部の前記開口部の頂点のうち、前記第1尾根部に最も近い頂点を通過し、且つ、前記第1凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線に直交する直線と交差する位置に配置されていてもよい。
これによれば、第1凹部と第3凹部の間の尾根部、および、第2凹部と第3凹部の間の尾根部の面積を小さくすることができるので、所定領域内における摺動シートと無端ベルト内周面との接触面積を減らし、摩擦抵抗を低減することができる。
また、前記第1尾根部は、前記回転体の回転軸と平行な方向に沿って延びていてもよい。
また、前記摺動シートの前記所定領域の面積に対する、前記所定領域中の前記無端ベルトに接触する表面の面積率が、50%以下であってもよい。
また、前記第1凹部および前記第3凹部は、それぞれ前記開口部の形状が六角形であり、前記第2凹部および前記第4凹部は、それぞれ前記開口部の形状が四角形であり、前記第2凹部の前記開口部の頂点のうち前記第2尾根部に最も近い頂点、および、前記第4凹部の前記開口部の頂点のうち前記第2尾根部に最も近い頂点が、前記第1凹部と前記第2尾根部との境界線の延長線と、前記第3凹部と前記第2尾根部との境界線の延長線との間に位置していてもよい。
また、前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部は、互いに隣接しているとともに、それぞれ前記開口部の形状が六角形であり、前記複数の凹部は、前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部で囲まれる領域に配置される第5凹部を有し、前記第5凹部の前記開口部の形状は、三角形であってもよい。
また、前記第1凹部、前記第2凹部、前記第3凹部および前記第4凹部は、それぞれ前記開口部の形状が五角形であってもよい。
また、前記第1凹部および前記第2凹部は、それぞれ前記開口部の形状が平行四辺形であり、前記第3凹部の前記開口部の形状は、ひし形であり、前記第1凹部の前記開口部の2つの辺、前記第2凹部の前記開口部の2つの辺および前記第3凹部の前記開口部の2つの辺が、仮想的な六角形の輪郭を構成するように、前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部が前記輪郭内に配置されていてもよい。
また、前記ニップ形成部材は、弾性体であってもよい。
また、前記複数の凹部は、前記所定領域の全体に配置されていてもよい。
また、本発明に係る定着装置は、ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、内周面に潤滑剤が塗布された無端ベルトと、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んでニップ部を形成するニップ形成部材と、前記ニップ部において、前記無端ベルトの内周面と前記ニップ形成部材との間で挟まれる摺動シートと、を備える。
前記摺動シートは、前記無端ベルトの内周面と接触する表面のうち前記ニップ部に対応する所定領域の少なくとも一部に規則的に配列された複数の凹部を有する。
前記複数の凹部は、開口部の形状が正六角形であり、ハニカム状に配置されている。
これによれば、複数の凹部がハニカム状に配置された領域において、隣接する3つの凹部のうち2つの凹部の間を通る潤滑剤が、残りの1つの凹部に捕捉されやすくなるため、潤滑剤を摺動シートと無端ベルトの間に良好に保持させておくことができる。
また、前記摺動シートの前記所定領域の面積に対する、前記所定領域中の前記無端ベルトに接触する表面の面積率が、50%以下であってもよい。
本発明によれば、摺動シートの各凹部内に潤滑剤を良好に保持することができるので、摺動シートと無端ベルトの内周面との摺動抵抗の変動を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置を示す断面図(a)と、ニップ部の周囲を拡大して示す拡大図(b)である。 摺動シートに形成された複数の凹部を示す図である。 複数の凹部を拡大して示す斜視図(a)と平面図(b)である。 第1凹部、第2凹部および第3凹部の関係を説明するための平面図である。 摺動シートの面積率と摩擦係数の関係を示すグラフである。 面積率に応じた摺動シートの耐久性を示すグラフである。 第1変形例に係る複数の凹部を示す平面図である。 第2変形例に係る複数の凹部を示す平面図である。 第3変形例に係る複数の凹部を示す平面図である。 第4変形例に係る複数の凹部を示す平面図である。 第5変形例に係る複数の凹部を示す平面図である。 第6変形例に係る複数の凹部を示す平面図である。 第7変形例に係る複数の凹部を示す平面図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、図1における紙面に向かって左側を「前」、紙面に向かって右側を「後」とし、紙面に向かって奥側を「左」、紙面に向かって手前側を「右」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、筐体2内に、給紙部3と、露光装置4と、プロセスカートリッジ5と、定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、筐体2内の下部に設けられ、用紙Sが収容される給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5に供給される。
露光装置4は、筐体2内の上部に配置され、図示しない光源装置や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置4では、光源装置から出射される画像データに基づく光ビームが、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から筐体2に対して着脱可能となっている。プロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とを備えている。ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナーを収容する収容部74とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からの光ビームによって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置されている。トナー像が転写された用紙Sは、定着装置8を通過することでトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
図2(a)に示すように、定着装置8は、回転体の一例としての加熱ローラ81と、ヒータ82と、無端ベルト83と、加圧ユニット84と、を備えている。そして、加熱ローラ81および加圧ユニット84の一方が他方に向けて付勢されることで、加熱ローラ81と無端ベルト83との間にニップ部NPが形成されている。
なお、以下の説明では、無端ベルト83の幅方向を単に「幅方向」とも称し、ニップ部NPにおける無端ベルト83の移動方向を単に「移動方向」とも称し、加熱ローラ81と加圧ユニット84(詳しくは、後述する加圧パッド85)が対向する対向方向を単に「対向方向」とも称する。本実施形態では、幅方向は、加熱ローラ81の回転軸と平行な方向であり、左右方向に沿っている。また、移動方向は、前後方向に沿い、対向方向は、上下方向に沿っている。
加熱ローラ81は、円筒状の基体を有するローラであり、一例として、アルミニウムなどの金属からなる素管の外周面にフッ素樹脂などからなる離型層を形成することで構成されている。加熱ローラ81は、図示せぬモータから駆動力が入力されることで、図2の反時計回りに回転駆動する。加熱ローラ81は、無端ベルト83の外周面に接触している。
ヒータ82は、加熱ローラ81を加熱するヒータであり、加熱ローラ81の径方向内側に配置されている。ヒータ82としては、例えば、通電によって発光し、輻射熱によって加熱ローラ81を加熱するハロゲンランプを用いることができる。
無端ベルト83は、筒状の部材であり、可撓性を有している。無端ベルト83は、一例として、ステンレス鋼などの金属やポリイミド樹脂などの樹脂などからなる基材の外周面にフッ素樹脂などからなる離型層を形成することで構成されている。無端ベルト83は、加熱ローラ81の回転によって図2の時計回りに従動回転するように設けられている。
無端ベルト83の内周面83Aには、グリスなどの潤滑剤が塗布されている。これにより、無端ベルト83の内周面83Aと加圧ユニット84との摺動性を高めることができるので、無端ベルト83を良好に回転させることができるようになっている。
加圧ユニット84は、ニップ形成部材の一例としての加圧パッド85と、加圧パッド85を支持するホルダ86と、摺動シート87とを備えている。
加圧パッド85は、無端ベルト83の径方向内側に位置して、無端ベルト83に覆われている。加圧パッド85は、ゴムなどの弾性体からなり、加熱ローラ81との間で無端ベルト83を挟むことで、加熱ローラ81と無端ベルト83との間にニップ部NPを形成する。このように加圧パッド85によってニップ部NPを形成することで、用紙Sは、ニップ部NPを通過する間に加熱および加圧されて、用紙S上にトナー像が定着される。
摺動シート87は、加圧パッド85と無端ベルト83との摩擦抵抗を低減するための矩形のシートである。摺動シート87は、ニップ部NPにおいて、無端ベルト83の内周面83Aと加圧パッド85との間で挟まれている。詳しくは、摺動シート87の一端は、ホルダ86の移動方向上流側の部位に固定されている。そして、摺動シート87は、ホルダ86の移動方向上流側の部位を上流側から覆うように巻き掛けられて、加圧パッド85と無端ベルト83の間に配置されている。
なお、本実施形態では、摺動シート87の他端部を、固定せずにフリーな状態としているが、本発明はこれに限定されず、他端部をホルダ86等に固定してもよい。また、摺動シート87の材料は、どのようなものであってもよいが、本実施形態では、ポリイミドを含有した樹脂シートを採用している。
図2(b)に示すように、摺動シート87は、無端ベルト83の内周面83Aと接触する表面F1に複数の凹部C1を有している。図3に示すように、複数の凹部C1は、表面F1のうちニップ部NPに対応する所定領域A1の全体に規則的に配列されている。詳しくは、所定領域A1は、加熱ローラ81からニップ圧が加わる部分である。所定領域A1の大きさは、例えば、前後方向に10mm、幅方向に230mmとすることができる。なお、本実施形態では、複数の凹部C1が形成される凹凸領域A2は、幅方向において所定領域A1と同じ大きさで、且つ、移動方向において所定領域A1よりも大きくなっている。また、凹凸領域A2は、所定領域A1に対して移動方向の上流側と下流側にはみ出している。
なお、凹凸領域A2は、摺動シート87の表面F1の一部に形成されていてもよいし、表面F1の全体に形成されていてもよい。また、凹凸領域A2は、所定領域A1の一部であってもよい。なお、凹凸領域A2を所定領域A1の一部とする場合には、凹凸領域A2は、所定領域A1の幅方向の一端から他端にわたる範囲に形成するのが好ましい。
摺動シート87の所定領域A1の面積に対する、無端ベルト83に接触する表面F1の面積率は、50%以下となっている。ここで、所定領域A1の面積は、凹凸を考慮せずに所定領域A1内を平面とみなしたときの面積をいう。
また、前述した加圧パッド85は、摺動シート87よりも柔らかい材料で形成するのが好ましい。このように構成することで、加圧パッド85によって摺動シート87が加圧されても、凹部C1の形状を保つことができる。
図4(a)に示すように、凹部C1は、表面F1と直交する方向から見た際の開口部Eの形状が正六角形となる凹部であり、六角錐の各側面を構成するような六つの三角形状の内面CFを有している。複数の凹部C1は、形状および大きさが同じであり、それぞれ所定間隔を空けてハニカム状に配置されている。なお、以下の説明では、表面F1のうち各凹部C1の間の部位を、尾根部Hとも称する。尾根部Hの幅(短手方向の長さ)は、凹部C1の開口部Eに接する最大の内接円ICの直径よりも小さくなっている。また、凹部の作製方法はどのようなものであってもよいが、本実施形態では、エンボス加工によって凹凸形状を設けている。
図4(b)に示すように、複数の凹部C1は、複数の凹部C1のうち任意の隣接する2つの凹部C1(例えば、後述する第1凹部C11および第2凹部C12)の間を通る任意のすべての第1直線L1に対して複数の凹部C1のいずれかが交差するように、配置されている。ここで、隣接する2つの凹部C1は、1本の直線状の尾根部Hを挟む2つの凹部C1をいう。
また、隣接する2つの凹部C1の間を通る任意のすべての第1直線L1は、2つの凹部C1の間において、移動方向の一方側に最大に傾斜した第1直線L1から、移動方向の他方側に最大に傾斜した第1直線L1までの範囲で自由に引いた直線をいう。そして、前述した記載を言い換えると、隣接する2つの凹部C1の間を通るように、自由な角度で第1直線L1を引いたとしても、いずれの第1直線L1も1つの凹部C1と交差するようになっている。
言い換えると、複数の凹部C1のうち、任意に選択される第1凹部C11と第1凹部C11と隣り合う第2凹部C12との間には、第1尾根部H1が形成されている。第1尾根部H1は、幅方向に沿って延びている。詳しくは、第1尾根部H1は、幅方向の長さが移動方向の長さよりも大きくなっている。複数の凹部C1のうちの1つである第3凹部C13は、第1尾根部H1を通過するとともに第1尾根部H1の表面と平行な第1直線L1であって、第1凹部C11および第2凹部C12と交差しない全ての第1直線L1と交差する位置に配置されている。
第3凹部C13は、第1凹部C11および第2凹部C12と隣り合っている。第3凹部C13と第1凹部C11との間には、第2尾根部H2が形成されている。
複数の凹部C1は、第3凹部C13および第1凹部C11と隣り合う第4凹部C14をさらに備えている。第4凹部C14は、第2尾根部H2を通過するとともに第2尾根部H2の表面と平行な第2直線L2であって、第1凹部C11および第3凹部C13とは交差しない全ての第2直線L2と交差する位置に配置されている。なお、全ての第2直線L2は、全ての第1直線L1と交差している。
なお、複数の凹部C1は、規則的に配列されているため、第1凹部C11、第2凹部C12、第3凹部C13および第4凹部C14の関係は、複数の凹部C1のうち任意に選んだ、隣接する4つの凹部C1で成り立っている。
第1凹部C11、第2凹部C12および第3凹部C13は、それらの中心CP1,CP2,CP3を結んだ形状が正三角形となるように、配置されている。第1凹部C11、第3凹部C13および第4凹部C14は、それらの中心CP1,CP3,CP4を結んだ形状が正三角形となるように、配置されている。
第1凹部C11と第2凹部C12は、第1尾根部H1を挟んで移動方向に隣接している。第3凹部C13は、第1凹部C11および第2凹部C12に対して幅方向の一方側に配置され、第1凹部C11に対して第2尾根部H2を挟んで隣接し、第2凹部C12に対して第3尾根部H3を挟んで隣接している。第4凹部C14と第3凹部C13は、第4尾根部H4を挟んで移動方向に隣接している。第4凹部C14は、第1凹部C11の幅方向の一方側に配置され、第5尾根部H5を挟んで隣接している。
図5に示すように、各凹部C1の開口部Eは、直線状の、第1直線部E1、第2直線部E2、第3直線部E3、第4直線部E4、第5直線部E5および第6直線部E6を有している。第1直線部E1と第4直線部E4は、平行に配置され、第2直線部E2と第5直線部E5は、平行に配置されている。また、第3直線部E3と第6直線部E6は、平行に配置されている。
第2直線部E2と第5直線部E5は、幅方向に平行となるように配置されている。第1直線部E1は、第2直線部E2の幅方向の一方側の端部に繋がり、第3直線部E3は、第2直線部E2の幅方向の他方側の端部に繋がっている。
第6直線部E6は、第5直線部E5の幅方向の一方側の端部に繋がるとともに、第1直線部E1に繋がっている。第4直線部E4は、第5直線部E5の幅方向の他方側の端部に繋がるとともに、第3直線部E3に繋がっている。
また、開口部Eは、第1頂点P1、第2頂点P2、第3頂点P3、第4頂点P4、第5頂点P5および第6頂点P6を有している。第1頂点P1は、第1直線部E1と第6直線部E6の間に位置し、第2頂点P2は、第1直線部E1と第2直線部E2との間に位置する。第3頂点P3は、第2直線部E2と第3直線部E3との間に位置し、第4頂点P4は、第3直線部E3と第4直線部E4との間に位置する。第5頂点P5は、第4直線部E4と第5直線部E5との間に位置し、第6頂点P6は、第5直線部E5と第6直線部E6との間に位置する。
第1凹部C11の第2直線部E2は、第1凹部C11と第1尾根部H1の境界線を構成し、第2凹部C12の第5直線部E5は、第2凹部C12と第1尾根部H1との境界線を構成している。第3凹部C13は、第1凹部C11の第2直線部E2の延長線LE1と交差するとともに、第2凹部C12の第5直線部E5の延長線LE2と交差している。そして、第3凹部C13の開口部Eの各頂点P1〜P6のうち、第1尾根部H1に最も近い第4頂点P4は、延長線LE1と延長線LE2との間に位置している。
なお、凹部C1の開口部Eの最大幅Wは、例えば0.5〜5mmとすることができる。また、凹部C1の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
第3凹部C13が、第1凹部C11と第2凹部C12の間の第1尾根部H1上を通る全ての第1直線L1と交差する位置に配置されることで、第1尾根部H1上を移動する潤滑剤が第3凹部C13で捕捉されやすくなるため、潤滑剤を摺動シート87と無端ベルト83の間に良好に保持させておくことができる。これにより、摺動シート87と無端ベルト83の内周面83Aとの摺動抵抗の変動を抑えることができる。
第4凹部C14が、第1凹部C11と第3凹部C13との間の第2尾根部H2を通る全ての第2直線L2と交差する位置に配置されることで、潤滑剤が第1尾根部H1から第2尾根部H2に移動しても、第4凹部C14に入り込みやすいため、潤滑剤を摺動シート87と無端ベルト83との間により良好に保持させておくことができる。
第1尾根部H1を幅方向に沿って延びるように形成することで、例えば第1尾根部が移動方向と平行な場合よりも、移動方向における第1尾根部H1の長さが短くなるため、第1尾根部H1の移動方向上流側にある第2凹部C12から第1尾根部H1の全体にわたって潤滑剤が供給されやすくなり、第1尾根部H1での潤滑状態を良好に維持することができる。また、第2凹部C12から流れ出た潤滑剤が第1尾根部H1に沿って幅方向の一方側に流れた場合であっても、潤滑剤が、第2尾根部H2に沿って流れて第4凹部C14で捕捉される。同様に、第2凹部C12から流れ出た潤滑剤が第1尾根部H1に沿って幅方向の他方側に流れた場合であっても、潤滑剤が、第1凹部C11の幅方向の他方側にある尾根部Hに沿って流れて、この尾根部Hの移動方向下流側にある凹部C1で捕捉される。そのため、各凹部C1によって潤滑剤を良好に保持することができる。
第1凹部C11および第2凹部C12が直線LAと交差する位置に配置されることで、第2尾根部H2および第3尾根部H3の面積を小さくすることができるので、所定領域A1内における摺動シート87と無端ベルト83の内周面83Aとの接触面積を減らし、摩擦抵抗を低減することができる。
摺動シート87の所定領域A1の面積に対する、無端ベルト83に接触する表面F1の面積率を50%以下としたので、図6に示すように、摺動シート87の無端ベルト83に対する摩擦係数μを小さくすることができる。ここで、図6は、面積率が22%、50%、65%となる3種類の摺動シート87に対して、無端ベルト83を摺動させたときの摩擦係数μを示している。図6に示す◇、□、△のマークは、摺動シート87と無端ベルト83との間の圧力の条件を示している。◇のマークは、圧力を第1圧力としたときの実験結果であり、□のマークは、圧力を第1圧力よりも大きな第2圧力としたときの実験結果であり、△のマークは、圧力を第2圧力よりも大きな第3圧力としたときの実験結果である。これらの実験結果より、圧力をどのような圧力に設定した場合でも、面積率が50%以下であるときの摩擦係数μが、面積率が65%であるときの摩擦係数μよりも小さくなることが分かる。
図7は、摺動シート87の面積率に応じた耐久性を示す実験結果である。図7に示す◇のマークは、面積率を52%としたときの実験結果であり、□のマークは、面積率を50%としたときの実験結果であり、△のマークは、面積率を22%としたときの実験結果である。これらの実験結果より、面積率を22%にした場合には、摺動距離が大きくなっても、それほどトルクUP率が上がらず、耐久性がよいことが分かる。そのため、耐久性の点においては、面積率を22%以下にするのが好ましい。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、各凹部C1の開口部Eの形状を正六角形としたが、本発明はこれに限定されず、正六角形でない六角形であってもよいし、その他の多角形や円などであってもよい。また、多角形の角部は、曲線状に形成されていてもよい。以下に、凹部の開口部の形状の変形例を例示する。
図8に示すように、第1変形例では、規則的に配列された複数の凹部C2は、開口部Eの形状が正六角形となる第1凹部C21および第3凹部C23と、開口部Eの形状が四角形となる第2凹部C22および第4凹部C24とを有している。第1凹部C21と第3凹部C23は、同一形状で、かつ、同一の大きさとなっており、第2凹部C22と第4凹部C24は、同一形状で、かつ、同一の大きさとなっている。
第1凹部C21と第2凹部C22との間には、第1尾根部H1が形成されている。第1凹部C21と第3凹部C23との間には、第2尾根部H2が形成されている。図示は省略するが、第1尾根部H1を通る前述した任意のすべての第1直線L1は、第3凹部C23に交差する。また、第2尾根部H2を通る前述した任意のすべての第2直線L2は、第4凹部C24に交差する。
なお、凹部C2の開口部Eの最大幅Wは、例えば0.5〜5mmとすることができる。また、凹部C2の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。
第2凹部C22の開口部Eの頂点のうち第2尾根部H2に最も近い頂点P22は、第1凹部C21と第2尾根部H2との境界線の延長線LE3と、第3凹部C23と第2尾根部H2との境界線の延長線LE4との間に位置している。また、第4凹部C24の開口部Eの頂点のうち第2尾根部H2に最も近い頂点P24も、延長線LE3と延長線LE4との間に位置している。
図9に示すように、第2変形例では、規則的に配列された複数の凹部C3は、開口部Eの形状が正六角形となる第1凹部C31、第2凹部C32、第3凹部C33および第4凹部C34と、開口部Eの形状が三角形となる第5凹部C35とを有している。第1凹部C31、第2凹部C32、第3凹部C33および第4凹部C34は、同一形状で、かつ、同一の大きさとなっている。第1凹部C31、第2凹部C32および第3凹部C33は、互いに隣接し、第1凹部C31、第3凹部C33および第4凹部C34は、互いに隣接している。
第1凹部C31と第2凹部C32との間には、第1尾根部H1が形成されている。第1凹部C31と第3凹部C33との間には、第2尾根部H2が形成されている。図示は省略するが、第1尾根部H1を通る前述した任意のすべての第1直線L1は、第3凹部C33に交差する。また、第2尾根部H2を通る前述した任意のすべての第2直線L2は、第4凹部C34に交差する。
なお、凹部C3の開口部Eの最大幅Wは、例えば0.5〜5mmとすることができる。また、凹部C3の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。なお、第5凹部C35は、一辺の長さを0.3〜2mmとし、深さは他の凹部C31〜C34と同じにしてもよい。
第5凹部C35は、第1凹部C31、第2凹部C32および第3凹部C33で囲まれる三角形の領域に配置されている。また、第5凹部C35は、第1凹部C31、第3凹部C33および第4凹部C44で囲まれる三角形の領域にも配置されている。
図10に示すように、第3変形例では、規則的に配列された複数の凹部C4は、開口部Eの形状が五角形となっており、すべて同一形状で、かつ、同一の大きさとなっている。凹部C4の開口部Eは、辺の長さが第1長さとなる3つの第1辺E11と、辺の長さが第1長さよりも大きな第2長さとなる2つの第2辺E12とを有している。6個の凹部C4は、2つの第2辺E12の間にある頂点が所定の中心点PCを向くように、中心点PCを中心とする円上に並んで配置されている。これにより、6個の凹部C4は、花びら状に並んでいる。花びら状に配置される6個の凹部C4からなるユニットは、第1辺E11同士が隣接するように、複数互いに隣接して配置されている。
複数の凹部C4は、第1凹部C41、第2凹部C42、第3凹部C43および第4凹部C44を有している。第1凹部C41および第2凹部C42は、前述した花びら状の1つのユニットを構成している。第3凹部C43および第4凹部C44は、第1凹部C41および第2凹部C42を含むユニットに隣接するユニットを構成している。
第1凹部C41と第2凹部C42との間には、第1尾根部H1が形成されている。第1凹部C41と第3凹部C43との間には、第2尾根部H2が形成されている。図示は省略するが、第1尾根部H1を通る前述した任意のすべての第1直線L1は、第3凹部C43に交差する。また、第2尾根部H2を通る前述した任意のすべての第2直線L2は、第4凹部C44に交差する。
なお、凹部C4における、中心点PCに最も近い頂点から、中心点PCから最も離れた辺の間の長さは、例えば0.5〜5mmとすることができる。凹部C4の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。
図11に示すように、第4変形例では、規則的に配列された複数の凹部C5は、開口部Eの形状が平行四辺形となる第1凹部C51および第4凹部C54と、開口部Eの形状が三角形となる第2凹部C52と、開口部Eの形状が六角形となる第3凹部C53とを有している。
第1凹部C51と第2凹部C52との間には、第1尾根部H1が形成されている。第1凹部C51と第3凹部C53との間には、第2尾根部H2が形成されている。図示は省略するが、第1尾根部H1を通る前述した任意のすべての第1直線L1は、第3凹部C53に交差する。また、第2尾根部H2を通る前述した任意のすべての第2直線L2は、第4凹部C54に交差する。
なお、第1凹部C51と第2凹部C52は、一辺の長さを例えば0.5〜5mmとすることができる。凹部C5の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。
第1凹部C51および第4凹部C54を構成し得るひし形状の凹部C5は、開口部Eの一辺が第3凹部C53の一辺に対向するように、第3凹部C53の周りに合計6個配置されている。第2凹部C52を構成し得る三角形状の凹部C5は、2つのひし形状の凹部C5の間に配置されている。三角形状の凹部C5は、第3凹部C53の周りに合計6個配置されている。そして、ひし形状の凹部C5の開口部Eの一辺と、三角形状の凹部C5の開口部Eの一辺は、仮想的な六角形の輪郭PRを構成している。仮想的な六角形の輪郭PRは、例えばハニカム状に配置することができる。
図12に示すように、第5変形例では、規則的に配列された複数の凹部C6は、開口部Eの形状が平行四辺形となる第1凹部C61および第2凹部C62と、開口部Eの形状がひし形となる第3凹部C63とを有している。第1凹部C61の開口部Eの2つの辺、第2凹部C62の開口部Eの2つの辺および第3凹部C63の開口部Eの2つの辺が、仮想的な六角形の輪郭PRを構成するように、第1凹部C61、第2凹部C62および第3凹部C63が輪郭PR内に配置されている。仮想的な六角形の輪郭PRは、ハニカム状に配置されている。
第1凹部C61と第2凹部C62との間には、第1尾根部H1が形成されている。図示は省略するが、第1尾根部H1を通る前述した任意のすべての第1直線L1は、第3凹部C63に交差する。
なお、凹部C6は、一辺の長さを例えば0.5〜5mmとすることができる。凹部C6の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。
図13に示すように、第6変形例では、規則的に配列された複数の凹部C7は、開口部Eの形状が正五角形となる第1凹部C71および第3凹部C73と、開口部Eの形状が二等辺三角形となる第2凹部C72と、開口部Eの形状が四角形となる第4凹部C74とを有している。
第1凹部C71と第2凹部C72との間には、第1尾根部H1が形成されている。第1凹部C71と第3凹部C73との間には、第2尾根部H2が形成されている。図示は省略するが、第1尾根部H1を通る前述した任意のすべての第1直線L1は、第3凹部C73に交差する。また、第2尾根部H2を通る前述した任意のすべての第2直線L2は、第4凹部C74に交差する。
なお、第1凹部C71および第3凹部C73は、一辺の長さを例えば0.5〜5mmとすることができる。凹部C7の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。なお、その他の凹部C72,C74は、五角形の凹部C71,C73と尾根部Hの関係を満たすサイズにすればよい。
第2凹部C72を構成し得る三角形状の凹部C7は、二等辺三角形の頂点が所定の中心点PCを向くように、中心点PCを中心とする円上に10個並んで配置されている。これにより、10個の三角形状の凹部C7の底辺が、仮想的な十角形の輪郭PR1を構成している。
第1凹部C71および第3凹部C73を構成し得る五角形状の凹部C7は、開口部Eの一辺が、三角形状の凹部C7の開口部Eの底辺に対向するように、三角形状の凹部C7のそれぞれに対応して配置されている。第4凹部C74を構成し得る四角形状の凹部C7は、開口部Eの二辺が、隣接する2つの五角形状の凹部C7の各辺に対向するように配置されている。四角形状の凹部C7は、その開口部Eの一辺もしくは二辺が仮想的な六角形の輪郭PR2を構成している。仮想的な六角形の輪郭PR2は、例えばハニカム状に配置することができる。
図14に示すように、第7変形例では、規則的に配列された複数の凹部C8は、開口部Eの形状が正方形となっており、すべて同一形状で、かつ、同一の大きさとなっている。各凹部C8は、隣接する他の凹部C8に対して、移動方向または幅方向にずれるように配置されている。
複数の凹部C8は、第1凹部C81、第2凹部C82、第3凹部C83および第6凹部C86を有している。第2凹部C82は、第1凹部C81の移動方向上流側に配置され、第1凹部C81に対して幅方向の他方側にずれている。第1凹部C81に対する第2凹部C82の幅方向の他方側へのずれ量は、尾根部Hの幅よりも大きい。第3凹部C83は、第2凹部C82の幅方向の他方側に配置され、第2凹部C82に対して移動方向下流側にずれている。第2凹部C82に対する第3凹部C83の移動方向下流側へのずれ量は、尾根部Hの幅よりも大きい。第6凹部C86は、第3凹部C83の移動方向下流側に配置され、第3凹部C83に対して幅方向の一方側にずれている。第3凹部C83に対する第6凹部C86の幅方向の一方側へのずれ量は、尾根部Hの幅よりも大きい。
第1凹部C81と第2凹部C82との間には、第1尾根部H1が形成されている。図示は省略するが、第1尾根部H1を通る前述した任意のすべての第1直線L1は、第3凹部C83に交差する。
このような関係となる4つの凹部C81〜C83,C86が繰り返し規則的に形成されることにより、以下のような効果を得ることができる。
第2凹部C82から流れ出た潤滑剤が第1尾根部H1に沿って幅方向に流れても、第1凹部C81の幅方向の一方側と他方側にある2つの尾根部Hに沿って移動方向下流側に流れて、各尾根部Hの移動方向下流側にある2つの凹部C8で捕捉されるため、各凹部C8によって潤滑剤を良好に保持することができる。
なお、凹部C8は、一辺の長さを例えば0.5〜5mmとすることができる。凹部C8の深さは、例えば0.1〜1mmとすることができる。また、尾根部Hの幅は、0.1〜1mmとすることができる。
前記実施形態では、第1尾根部H1を幅方向に沿って形成したが、本発明はこれに限定されず、第1尾根部が延びる方向は、例えば、移動方向に沿った方向であってもよいし、幅方向に対して傾斜した方向であってもよい。
前記実施形態では、ヒータ82としてハロゲンランプを例示したが、本発明はこれに限定されず、ヒータは、例えば、カーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、ニップ形成部材としてゴムなどの弾性体からなる加圧パッド85を例示したが、本発明はこれに限定されない。ニップ形成部材は、例えば、加圧時においても弾性変形しない樹脂や金属などの硬質材料からなる板状の部材であってもよい。また、ニップ形成部材は、ホルダ86と一体に形成されていてもよい。但し、ニップ形成部材として樹脂や金属などの硬質材料を用いた場合、長期間の使用により摺動シート表面の凹部が潰れて摺動抵抗が増加したり、無端ベルトに摺動シートの凹凸パターンが現れて画質が悪化してしまう虞がある。このため、ニップ形成部材としては、加圧パッド85のように、加圧時に摺動シートの凹凸形状にならって弾性変形するゴムなどの弾性体を用いることが好ましい。
前記実施形態では、凹部を角錐形状に形成したが、本発明はこれに限定されず、凹部は、例えば尾根部と平行な底面を有する角錐台形状や、球冠形状であってもよい。
前記実施形態では、回転体としてヒータ82を内蔵した加熱ローラ81を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ヒータによって内周面が加熱される無端状の加熱ベルトであってもよい。また、ヒータを回転体の外部に配置し、回転体の外周面を加熱する外部加熱方式や、IH(Induction Heating)方式でもよい。また、無端ベルトの内部にヒータを配置し、無端ベルトの外周面に接触する回転体を間接的に加熱してもよい。また、回転体と無端ベルトがそれぞれヒータを内蔵していてもよい。
前記実施形態では、本発明のニップ部を形成するための構成を定着装置8に適用したが、本発明はこれに限定されず、本発明の構成は、定着装置以外の用紙搬送系にも適用することができる。例えば、搬送ローラと、搬送ローラとの間で用紙を搬送する用紙搬送ベルトを備える用紙搬送系において、用紙搬送ベルト内に本発明の構成を設けてもよい。
また、本発明のニップ部を形成するための構成は、前記実施形態のような定着装置8に限らず、様々な定着装置に適用することができる。例えば、定着ローラと、定着ローラとの間で定着ニップを形成する加圧ローラと、定着ローラに所定のニップ圧で接触して定着ローラを加熱する加熱ユニットと、を備え、定着ニップにおいて用紙上にトナー像を定着させる定着装置においては、加熱ユニット内に本発明の構成を設けてもよい。詳しくは、加熱ユニットが、無端ベルトと、定着ローラとの間で無端ベルトを挟む加熱部材とを備える場合には、加熱部材と無端ベルトの間に摺動シートを設けてもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
8 定着装置
81 加熱ローラ
82 ヒータ
83 無端ベルト
83A 内周面
85 加圧パッド
87 摺動シート
A1 所定領域
C1 凹部
C11 第1凹部
C12 第2凹部
C13 第3凹部
E 開口部
F1 表面
H1 第1尾根部
L1 第1直線

Claims (16)

  1. ヒータと、
    前記ヒータによって加熱される回転体と、
    内周面に潤滑剤が塗布された無端ベルトと、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んでニップ部を形成するニップ形成部材と、
    前記ニップ部において、前記無端ベルトの内周面と前記ニップ形成部材との間で挟まれる摺動シートと、を備え、
    前記摺動シートは、前記無端ベルトの内周面と接触する表面のうち前記ニップ部に対応する所定領域の少なくとも一部に規則的に配列された複数の凹部を有し、
    前記複数の凹部のうち、任意に選択される第1凹部と前記第1凹部と隣り合う第2凹部との間に第1尾根部が形成されており、
    前記複数の凹部のうちの1つである第3凹部は、前記第1尾根部を通過するとともに前記第1尾根部と平行な第1直線であって、前記第1凹部および前記第2凹部と交差しない全ての第1直線と交差する位置に配置されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第3凹部は、前記第1凹部と隣り合う凹部であり、
    前記複数の凹部は、前記第3凹部と隣り合う第4凹部をさらに備え、
    前記第4凹部は、前記第1凹部と前記第3凹部との間に形成される第2尾根部を通過するとともに前記第2尾根部と平行な第2直線であって、前記第1凹部および前記第3凹部とは交差しない全ての第2直線と交差する位置に配置されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記複数の凹部の開口部の形状は、多角形であることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第3凹部は、前記第1凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線と交差するとともに、前記第2凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線と交差することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記第3凹部の前記開口部の形状は、六角形であり、
    前記第3凹部の前記開口部の頂点のうち、前記第1尾根部に最も近い頂点が、前記第1凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線と、前記第2凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線との間に位置することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部は、それぞれ前記開口部の形状が正六角形であり、
    前記第1凹部および前記第2凹部は、前記第3凹部の前記開口部の頂点のうち、前記第1尾根部に最も近い頂点を通過し、且つ、前記第1凹部と前記第1尾根部との境界線の延長線に直交する直線と交差する位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記第1尾根部は、前記回転体の回転軸と平行な方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記摺動シートの前記所定領域の面積に対する、前記所定領域中の前記無端ベルトに接触する表面の面積率が、50%以下であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第1凹部および前記第3凹部は、それぞれ前記開口部の形状が六角形であり、
    前記第2凹部および前記第4凹部は、それぞれ前記開口部の形状が四角形であり、
    前記第2凹部の前記開口部の頂点のうち前記第2尾根部に最も近い頂点、および、前記第4凹部の前記開口部の頂点のうち前記第2尾根部に最も近い頂点が、前記第1凹部と前記第2尾根部との境界線の延長線と、前記第3凹部と前記第2尾根部との境界線の延長線との間に位置することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  10. 前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部は、互いに隣接しているとともに、それぞれ前記開口部の形状が六角形であり、
    前記複数の凹部は、前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部で囲まれる領域に配置される第5凹部を有し、
    前記第5凹部の前記開口部の形状は、三角形であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記第1凹部、前記第2凹部、前記第3凹部および前記第4凹部は、それぞれ前記開口部の形状が五角形であることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  12. 前記第1凹部および前記第2凹部は、それぞれ前記開口部の形状が平行四辺形であり、
    前記第3凹部の前記開口部の形状は、ひし形であり、
    前記第1凹部の前記開口部の2つの辺、前記第2凹部の前記開口部の2つの辺および前記第3凹部の前記開口部の2つの辺が、仮想的な六角形の輪郭を構成するように、前記第1凹部、前記第2凹部および前記第3凹部が前記輪郭内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  13. 前記ニップ形成部材は、弾性体であることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の定着装置。
  14. 前記複数の凹部は、前記所定領域の全体に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の定着装置。
  15. ヒータと、
    前記ヒータによって加熱される回転体と、
    内周面に潤滑剤が塗布された無端ベルトと、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んでニップ部を形成するニップ形成部材と、
    前記ニップ部において、前記無端ベルトの内周面と前記ニップ形成部材との間で挟まれる摺動シートと、を備え、
    前記摺動シートは、前記無端ベルトの内周面と接触する表面のうち前記ニップ部に対応する所定領域の少なくとも一部に規則的に配列された複数の凹部を有し、
    前記複数の凹部は、開口部の形状が正六角形であり、ハニカム状に配置されていることを特徴とする定着装置。
  16. 前記摺動シートの前記所定領域の面積に対する、前記所定領域中の前記無端ベルトに接触する表面の面積率が、50%以下であることを特徴とする請求項15に記載の定着装置。
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