JP2019130325A5 - 靴、センサユニット及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は、靴、センサユニット及びプログラムに関する。

特許文献１のような運動靴は、該靴に設けられたＬＥＤを確認することで条件達成の有無は把握できるものの、その詳細や運動の履歴等を管理することができず、例えば運動の習慣づけを行う用途や、着用者の自発的な運動意欲を惹起する用途としては、好適な結果が得られない可能性があった。
ところで、運動靴を着用して行われる運動の検出には３軸の加速度センサ等が使用される。しかしながら、このような加速度センサを使用して詳細な運動能力を測定するためには、複数の軸のデータを参照することが好ましいが、データ演算の負荷が増大し得る。

本発明は、データ演算の負荷を低減させて運動を測定する靴、センサユニット及びプログラムを提供することを目的とする。

本発明の靴は、着用して行われた運動の測定結果を出力する靴であって、一足の靴の少なくとも片方は、該靴に生じた運動を検出し、靴の踵からつま先に向かう方向に対応する軸と、該方向に基づいて定まる２軸とを含む３軸方向の運動を検出して軸ごとの波形を出力する加速度センサと、加速度センサによる運動の検出結果に基づいて各々所定の運動項目を測定する複数のモードのうちから、測定を行うモードを設定する設定手段と、加速度センサによる運動の検出結果に基づいて、設定手段により設定された前記測定を行うモードに対応する運動項目を測定する測定手段と、設定されているモードに応じて測定手段により測定された運動項目の測定結果を記憶する記憶手段と、を有し、複数のモードの各々には、対応する運動項目について、検出された運動の波形のうちの１つの軸の波形に基づいて測定手段が運動項目の測定を行うことが定められる。

本発明によれば、データ演算の負荷を低減させて運動を測定することが可能となる。

Claims (10)

1. 着用して行われた運動の測定結果を出力する靴であって、
   一足の前記靴の少なくとも片方は、
   該靴に生じた運動を検出し、前記靴の踵からつま先に向かう方向に対応する軸と、該方向に基づいて定まる２軸とを含む３軸方向の運動を検出して軸ごとの波形を出力する加速度センサと、
   前記加速度センサによる運動の検出結果に基づいて各々所定の運動項目を測定する複数のモードのうちから、測定を行うモードを設定する設定手段と、
   前記加速度センサによる運動の検出結果に基づいて、前記設定手段により設定された前記測定を行うモードに対応する運動項目を測定する測定手段と、
   前記設定されているモードに応じて前記測定手段により測定された運動項目の測定結果を記憶する記憶手段と、
   を有し、
   前記複数のモードの各々には、対応する運動項目について、前記検出された運動の波形のうちの１つの軸の波形に基づいて前記測定手段が運動項目の測定を行うことが定められる靴。
2. 前記加速度センサは、前記靴の靴底部に内蔵される請求項１に記載の靴。
3. 前記靴底部は、該靴底部の上面に開口を有する、少なくとも２層に形成された凹部を有し、
   前記加速度センサは、
   第１層の凹部に配置され、
   前記第１層よりも上層にある第２層の凹部に剛性部材が配置されることで、前記靴底部に内蔵され、
   前記第２層の凹部の開口面積は、前記第１層の凹部の開口面積よりも広い
   請求項２に記載の靴。
4. 前記複数のモードの少なくとも一部のモードにおいて、対応する運動項目の測定で参照される軸の動作が異なる請求項１乃至３のいずれか１項に記載の靴。
5. 前記複数のモードは、測定する運動項目に応じて分類されており、
   前記記憶手段は、前記設定されているモードの分類に応じて異なる格納領域に前記測定結果を記憶する
   請求項１乃至４のいずれか１項に記載の靴。
6. 外部機器からの取得要求がなされたことに応じて、前記記憶手段に記憶された前記測定結果を該外部機器に送信する通信手段をさらに有する請求項１乃至５のいずれか１項に記載の靴。
7. 前記通信手段は、前記測定を行うモードを示すモード情報を前記外部機器から受信し、
   前記設定手段は、前記通信手段により前記モード情報が受信された場合に、対応するモードを設定する
   請求項６に記載の靴。
8. 前記設定手段は、前記複数のモードのうちの一部のモードについては、前記モード情報の受信を条件とせずに設定を変更する請求項７に記載の靴。
9. 運動を検出し、所定の方向に対応する軸と、該方向に基づいて定まる２軸とを含む３軸方向の運動を検出して軸ごとの波形を出力する加速度センサと、
   前記加速度センサによる運動の検出結果に基づいて各々所定の運動項目を測定する複数のモードのうちから、測定を行うモードを設定する設定手段と、
   前記加速度センサによる運動の検出結果に基づいて、前記設定手段により設定された前記測定を行うモードに対応する運動項目を測定する測定手段と、
   前記設定されているモードに応じて前記測定手段により測定された運動項目の測定結果を記憶する記憶手段と、
   を有し、
   前記複数のモードの各々には、対応する運動項目について、前記検出された運動の波形のうちの１つの軸の波形に基づいて前記測定手段が運動項目の測定を行うことが定められるセンサユニット。
10. コンピュータを、請求項１乃至８のいずれか１項に記載の靴の各手段として機能させるためのプログラム。