JP2022095318A - 目標達成度評価装置、目標達成度評価方法、及び目標達成度評価プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 運動者によるトレーニングの継続を促すことができる、目標達成度評価装置、目標達成度評価方法、及び目標達成度評価プログラムを提供する。【解決手段】 トレーニング結果評価装置は、運動者によるトレーニングの継続を促すために、トレーニングに対する運動者の目標意識に応じてトレーニング効果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる。これにより、目標意識が高い運動者に対しては、トレーニングが予定通りの結果を示しているかを認識しやすい報知が行われ、目標意識が低い運動者に対しては、トレーニングの効果をより認識しやすい報知が行われる。【選択図】 図1
Description
本発明は、目標達成度評価装置、目標達成度評価方法、及び目標達成度評価プログラムに関する。
ダイエット等を目的としたトレーニングを行う運動者は、自身が目標とする体形等に達するためにトレーニング等を行う場合が多い。しかしながら、全ての運動者が自身の目標を達するまでトレーニングを継続できるとは限らず、目標に達する前にトレーニングをやめる人もいる。
そこで、運動者によるトレーニングを継続させることを目的として、下記の手法が提案されている。
特許文献1には、ユーザが実行するタスクに応じてインセンティブを与えることが記載されている。この特許文献1では、ユーザが運動強度の高いタスクを実行しない傾向にある場合、運動強度の高いタスクを一定期間実行していないことを条件に、運動強度の高いタスクの付与ポイントを増加させ、運動強度の高いタスクを実行するインセンティブを高めることが記載されている。
特許文献2には、健康管理対象者による問い合わせに対して回答情報から文例を生成し、健康管理対象者の生体情報等に基づいて文例を補正することが記載されている。
特許文献3には、ウェイトコントロールに関する行動目標の達成度の中から、最も小さい達成度に対応する項目に対応する理由をユーザ端末に表示することが記載されている。
特許文献4には、現体重と当該現体重の測定時における目標体重とを比較し、両者が一致しているか否かを判断した結果に応じた体重管理に関する情報を出力することが記載されている。
特許文献5には、顧客から指導者への報告データと指導者から顧客への指導データとの履歴を含む統計データを蓄積し、蓄積したデータを参照して新規顧客への適切な指導候補又は将来予想に関する出力データを出力することが記載されている。
しかしながら、運動者は各々トレーニングに対する目標意識が異なっており、特許文献1から5の何れの手法でも運動者の目標意識を加味したものではなく、モチベーション維持を促進するような工夫がされていないので、目標意識が低い運動者にとってはモチベーションを保てずトレーニングを継続できない場合がある。また目標意識が高い運動者にとっても必ずしもトレーニングの継続を促すものとはなっていない。
そこで、本発明は、運動者によるトレーニングの継続を促すことができる、目標達成度評価装置、目標達成度評価方法、及び目標達成度評価プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の目標達成度評価装置は、トレーニングを行う運動者の目標意識を導出する目標意識導出手段と、前記目標意識導出手段で導出された前記目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる報知態様変化手段と、を備える。
本構成によれば、トレーニングに対する運動者の目標意識に応じてトレーニング効果を示す複数の評価項目に基づく報知態様が変化する。例えば、目標意識が高い運動者に対しては、トレーニングが予定通りの結果を示しているかを認識しやすい報知が行われる。これにより、目標意識が高い運動者は、目標までの達成感を得やすいのでトレーニングを継続して行う動機付けとなる。一方、目標意識が低い運動者に対しては、トレーニングの効果をより認識しやすい報知が行われる。これにより、目標意識が低い運動者であっても、トレーニングの効果を実感しやすいのでトレーニングを継続して行う動機付けとなる。従って、本構成は、運動者によるトレーニングの継続を促すことができる。
上記の目標達成度評価装置において、前記目標意識は、運動者のトレーニング情報に基づく評価、運動者の生体情報に基づく評価、運動者の主観的判断に基づく評価、運動者の運動に対する自己啓発活動に基づく評価の少なくともいずれか1つに基づいて導出されてもよい。本構成によれば、運動者の目標意識をより適切に導出できる。
上記の目標達成度評価装置において、前記運動者の目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す前記複数の評価項目毎の優先度を導出する優先度導出手段、を備え、前記報知態様変化手段は、前記優先度に応じて、前記複数の評価項目に基づく報知態様を変化させてもよい。
本構成によれば、トレーニング結果を示す評価項目の優先度が導出されると共に、運動者の目標意識に応じて評価項目の優先度が修正されることで、トレーニング結果の報知態様が変化する。従って、本構成は、より運動者に適したトレーニング結果の報知ができる。
上記の目標達成度評価装置において、前記優先度導出手段は、前記運動者の前記目標意識が相対的に高い場合に、前記トレーニングの計画で示される達成すべき前記評価項目の優先度を高く導出し、前記運動者の前記目標意識が相対的に低い場合に、前記トレーニングの結果が良好な前記評価項目の優先度を高く導出してもよい。
本構成によれば、目標意識が高い運動者に対しては、トレーニングが予定通りの結果を示しているかを認識しやすい報知が行われ、目標意識が低い運動者に対しては、トレーニングの効果をより認識しやすい報知が行われる。従って、本構成は、運動者によるトレーニングの継続を促すことができる。
上記の目標達成度評価装置において、前記優先度導出手段は、前記運動者の目標意識が相対的に低い場合に、前記トレーニングによって変化しやすい前記評価項目の前記優先度を高く導出してもよい。本構成によれば、目標意識が低い運動者がトレーニングに対する運動意欲が低下することを抑制できる。
上記の目標達成度評価装置において、前記評価項目毎の前記優先度は、前記運動者による前記トレーニングの開始からの経過期間によって決定されてもよい。本構成によれば、トレーニングの開始時期を起点として効果が出やすい評価項目の優先度を高くする等、評価項目毎の優先度をより適切に導出できる。
上記の目標達成度評価装置において、前記報知態様は、前記複数の評価項目の表示順序でもよい。本構成によれば、運動者はトレーニング結果を容易に認識できる。
上記の目標達成度評価装置において、前記報知態様は、前記運動者による前記トレーニングの達成度でもよい。本構成によれば、運動者はトレーニング結果を容易に認識できる。
上記の目標達成度評価装置において、前記達成度は、前記評価項目毎の達成度に前記評価項目毎の優先度を加味した値の総和であってもよい。本構成によれば、トレーニングの達成度を簡易に算出できる。
上記の目標達成度評価装置において、前記報知態様に応じた表示を行う表示手段を備えてもよい。本構成によれば、運動者はトレーニング結果を容易に認識できる。
本発明の一態様の目標達成度評価方法は、トレーニングを行う運動者の目標意識を目標意識導出手段が導出する第1工程と、前記目標意識導出手段で導出された前記目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を報知態様変化手段が変化させる第2工程と、を有する。
本発明の一態様の目標達成度評価プログラムは、コンピュータを、トレーニングを行う運動者の目標意識を導出する目標意識導出手段と、前記目標意識導出手段で導出された前記目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる報知態様変化手段と、して機能させる。
本発明によれば、運動者によるトレーニングの継続を促すことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施する場合の一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明の実施にあたっては、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてよい。
図1は、本実施形態のトレーニング結果評価システム10の概略構成図である。トレーニング結果評価システム10は、一例として、スポーツジム等の運動施設に備えられる。このため以下の説明において、一例として、運動者とはスポーツジムの会員ユーザであり、トレーニング結果評価システム10は、スポーツジムのインストラクター等の従業員(指導ユーザー)によって操作される。したがって、指導ユーザは、トレーニング結果評価システム10を用いたサービスの提供者であり、会員ユーザは、トレーニング結果評価システム10を用いたサービスの受益者である。また、トレーニング結果とは、運動者の体組成の変化及び運動者がトレーニングとして実行した負荷の変化が含まれる。なお、トレーニング結果とは、換言すると、目標に対する達成度である。本実施形態の負荷は、一例として、ウェイト重量としているが、これに限らず、ランニングの距離、スイミングの距離等でもよい。
本実施形態のトレーニング結果評価システム10は、図1に示されるようにトレーニング結果評価装置12、体組成計14、及びサーバ16を備える。本実施形態では、トレーニング結果評価装置12の一例として、独立した情報処理装置として説明するが、これに限らず、トレーニング結果評価装置12は体組成計14に組み込まれてもよい。
トレーニング結果評価装置12は、情報処理装置であり、例えばラップトップ型のパーソナルコンピュータ、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、又はタブレット端末等である。
体組成計14は、生体情報測定装置であり、被計測者である運動者の体重及び生体インピーダンスに基づく体組成値等の生体情報を測定する。体組成計14は、体組成値として、脂肪率、脂肪量、除脂肪量、筋肉量、内臓脂肪量、内臓脂肪レベル、内臓脂肪面積、皮下脂肪量、基礎代謝量、骨量、体水分率、BMI、細胞内液量、細胞外液量等を算出する。そして、運動者毎の体重及び体組成値をサーバ16へ送信する。
サーバ16は、運動者の身長、年齢、性別等の個人情報、体組成計14で測定された運動者毎の体重、体組成値、及び運動者のトレーニングプラン等を記憶している。
次にトレーニング結果評価装置12の詳細について図1を参照して説明する。トレーニング結果評価装置12は、演算部20、記憶部22、表示部24、操作部26、及び通信部28を備える。
演算部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等であり、トレーニング結果評価装置12による各種演算等を実行する。
記憶部22は、例えば、フラッシュメモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリであり、各種データ及び演算部20の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部22に記憶されるプログラムは、例えば、トレーニング結果評価装置12のOS(Operating System)、各種ハードウェア制御するための各種ドライバ、本実施形態のトレーニング結果評価処理を実行するためのソフトウェア(アプリケーションソフト)等である。
表示部24は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等であり、演算部20による処理に基づいて画像を表示する。操作部26は、トレーニング結果評価装置12に対して各種入力操作を行うものであり、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス、タッチパッド、及びボタン等である。通信部28は、体組成計14、サーバ16等の他の情報処理装置、及びプリンタとの間で各種データの送受信を行う。
ここで、本実施形態のトレーニング結果評価装置12は、運動者によるトレーニングの継続を促すために、トレーニングに対する運動者の目標意識に応じてトレーニング効果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる。
ダイエットを目的としてトレーニングを始めた運動者を例に挙げると、トレーニングを開始して間もない頃はトレーニングの結果として直接的にトレーニングの目的と関連する体重、体組成には特に変化が表れない、又は表れにくい場合がある。
例えば、目標意識が低い運動者は、トレーニングの結果として直接的にトレーニングの目的と関連する体重、体組成には特に変化が表れなかった場合には、モチベーションを保てずトレーニングの継続を断念してしまうことがある。このような場合であっても、例えば、持ち上げられるウェイトの重量が重くなったといった、運動者がトレーニングの効果をより認識しやすいトレーニングの結果を優先して運動者に認識させるような報知することによって、目標意識の低い運動者であってもモチベーションを保つことができ、トレーニングを継続できることが期待できる。
一方、目標意識が高い運動者は、トレーニングの結果として体重、体組成には特に変化が表れなかったとしても、トレーニングが予定通りに進むようにトレーニングを継続して行うことができる。そのため、トレーニングが予定通りの結果を示しているかを運動者が認識しやすい報知を行うことによって、運動者は、目標までの達成感を得やすいのでトレーニングを継続して行う動機付けとなる。
例えば、目標意識が高い運動者に対しては、トレーニングが予定通りの結果を示しているかを認識しやすい報知が行われる。これにより、目標意識が高い運動者は、目標までの達成感を得やすいのでトレーニングを継続して行う動機付けとなる。一方、目標意識が低い運動者に対しては、トレーニングの効果をより認識しやすい報知が行われる。これにより、目標意識が低い運動者であっても、トレーニングの効果を実感しやすいのでトレーニングを継続して行う動機付けとなる。
そこで、本実施形態のトレーニング結果評価装置12は、目標情報取得部30、データ取得部32、プラン生成部34、目標意識導出部36、優先度導出部38、達成度演算部44、及び報知態様変化部46を備える。これら各機能は、演算部20がプログラムを実行することにより実現されるが、これに限らず、トレーニング結果評価装置12が、各機能に対応したASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の個別のハードウェアを備えることで実現されてもよい。
目標情報取得部30は、運動者(会員ユーザ)の目標情報をサーバ16から取得する。目標情報は、例えば、現在から目標とする期限(数ヶ月後)における運動者の目標体形、所定の生体情報(体重又は所定の体組成値)等であり、後述するトレーニングプランで示される。目標情報は、例えば、運動者がスポーツジムへ入会するとき、新たなトレーニングを開始するとき等に、スポーツジムの従業員(指導ユーザ)によってトレーニング結果評価装置12又は他の情報処理装置を介して入力され、運動者毎にサーバ16に記憶される。
データ取得部32は、運動者の現在の生体情報(身長、体重、体組成計測値等)及び運動者のトレーニング情報をサーバ16から取得する。トレーニング情報は、運動者によるトレーニングの実施状況を示す情報であり、例えば、運動者が実施したトレーニング毎の日時、回数等である。トレーニング情報は、運動者又はスポーツジムのインストラクターによってトレーニング結果評価装置12又は他の情報処理装置を介して入力され、運動者毎にサーバ16に記憶される。
プラン生成部34は、目標情報取得部30によって取得された運動者の目標情報、及びデータ取得部32によって取得された運動者の生体情報等に基づいて、運動者が実行するトレーニングの計画(以下「トレーニングプラン」という。)を生成する。生成されたトレーニングプランは、サーバ16に記憶される。
図2は、トレーニングプランの一例を示す模式図である。図2の例では、運動者は現在から6ヶ月後により筋肉質の体形となることを目標としている。そして、この目標に応じたプランがプラン生成部34によって生成される。図2の例では、現在から6月後に至るまでの毎月の体重変化及び体組成変化、並びにトレーニングの内容がプランとして生成される。すなわち、このプランの通りに運動者がトレーニングを行うことによって、体重及び体組成が変化し、目標とする体形に至ることを示す。
トレーニングプランは、運動者の目標情報及び生体情報に基づいて所定のアルゴリズムによって自動的に生成されてもよいし、運動者の目標情報及び生体情報を参照してスポーツジムの従業員が生成してもよい。なお、図2に示されるトレーニングプランにおいて重視される項目は、体重変化、体組成変化、トレーニング内容の順である。
目標意識導出部36は、トレーニングを行う運動者の目標意識Mを導出する。目標意識は、運動者の運動習慣、トレーニング頻度(例えば時間/日又は回/週)、スポーツジムへの来店頻度又はばらつき(回/月)、運動や健康に関するセミナーへの参加状況、運動意欲に関するアンケート結果(続けられるか不安、仕事が忙しい、結婚式までに、等)、運動者のトレーニング期間中の生活習慣(食事内容等)、トレーニング期間における体組成変化等に基づいて演算により導出される。このように、目標意識は運動者のトレーニング情報に基づく評価、運動者の生体情報に基づく評価、運動者の主観的判断(アンケート結果等)に基づく評価、運動者の運動に対する自己啓発活動(セミナーへの参加状況等)に基づく評価等によって決定される指標である。
なお、目標意識の高低は、一つの評価のみで導出されるのではなく、複数の評価から総合的に導出されてもよい。また、これに限らず、目標意識は、インストラクターが運動者に質問等することでインストラクターが運動者の目標意識を判断してトレーニング結果評価装置12に入力されてもよい。このように、本実施形態の目標意識は、運動者のトレーニング情報に基づく評価、運動者の生体情報に基づく評価、運動者の主観的判断に基づく評価、運動者の運動に対する自己啓発活動に基づく評価等の少なくともいずれか1つに基づいて導出されるので、運動者の目標意識をより適切に導出できる。
目標意識は、例えば、最も目標意識が低い場合を“1”とし、最も目標意識が高い場合を“10”とし、“1”から“10”の間で“1”刻みで複数の段階で表されてもよいし、“高い”又は“低い”の2段階で表されてもよい。
優先度導出部38は、運動者の目標意識に応じて、運動者によるトレーニングの結果を示す複数の評価項目毎の優先度を導出する。評価項目は、運動者がトレーニングによって変化させたい、またはトレーニングによって変化が見込まれる、体組成情報およびトレーニング情報である。例えば、図2に示されるトレーニングプランにおける体重変化、体組成変化、及びトレーニングの実施状況であり、運動者によるトレーニングの実績である。
また、優先度導出部38は、重み係数導出部40及び修正部42を備える。
重み係数導出部40は、運動者の目標意識に応じた重み係数を複数の評価項目毎に導出する。
修正部42は、重み係数導出部40が導出した重み係数によって、複数の評価項目毎の優先度を修正する。優先度の修正は、一例として、評価項目毎の優先度に評価項目毎の重み係数を乗算することで行われるが、重み係数を用いて優先度を修正するのであれば、これに限られない。
なお、優先度導出部38による優先度の導出のタイミングと重み係数導出部40による重み係数の導出のタイミングは異なってもよい。例えば、優先度はトレーニング開始からの時期によって変化するため、月に1回程度の導出とし、目標意識は頻繁に変わる可能性があるため、トレーニングを行う毎や週に1回毎に重み係数が導出されてもよい。
また、目標意識によって重み係数の導出頻度を変更してもよく、例えば、運動者がトレーニングを行う頻度に応じて重み係数を導出する頻度を変更してもよい。例えばトレーニングを行う頻度にばらつきがある運動者は、重み係数を頻繁に変更する一方、トレーニングを行う頻度が一定の運動者は重み係数の導出の頻度を相対的に下げてもよい。
達成度演算部44は、運動者によるトレーニングプランの達成度を算出する。本実施形態の達成度演算部44は、評価項目毎の達成度(以下「項目別達成度」という。)に基づいて総合的な達成度(以下「総合達成度」という。)を算出する。
報知態様変化部46は、目標意識導出部36で導出された目標意識に応じて、運動者によるトレーニング結果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる。このため本実施形態の報知態様変化部46は、修正部42によって修正された優先度に応じて、複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる。そして、表示部24は、報知態様変化部46によって変化した報知態様に応じた表示を行う。
本実施形態の評価項目に基づく報知態様は、運動者がトレーニング結果を簡易に認識できるように、一例として、複数の評価項目の表示順序及び運動者によるトレーニングの総合達成度の少なくとも一方であるが、報知態様はこれに限らず、他の態様でもよい。
このように、トレーニング結果評価装置12は、トレーニング結果を示す評価項目の優先度を運動者の目標意識に応じて導出する。例えば、運動者の目標意識に応じて重み係数を導出し、評価項目の優先度を重み係数によって修正する。それにより、トレーニング結果の報知態様を変化させる。従って、本実施形態のトレーニング結果評価装置12は、より運動者に適したトレーニング結果の報知ができる。
次に、トレーニング結果評価装置12による評価項目毎の優先度及び重み係数の導出について説明する。
評価項目の優先度は、一例として、トレーニングプランにおいて運動者が重視する項目の順に導出される。図2の例では、体重変化、体組成変化、トレーニング内容の順に重視されるので、体重変化の優先度が0.4、体組成変化の優先度が0.3、トレーニングの実施状況が0.3とされる。
これらの評価項目毎の優先度は、評価項目の数やトレーニングプランにおいて重視される順に基づいて算出されてもよいし、予め決定されていてもよい。なお、一例として、複数の評価項目毎の優先度の総和は“1”とされる。すなわち、ある評価項目の優先度が高くなると相対的に優先度が低くなる評価項目がある。
また、本実施形態の評価項目毎の優先度はWi(E,t)で表され、トレーニングプランEとトレーニングの開始からの経過時期tにより変化させてもよい。これにより、例えば、運動者が有酸素運動によるダイエットに取り組んでいる場合、効果が出やすい時期には脂肪量の生体情報が重視されるため、体組成値である脂肪量の優先度を高くしてもよい。
このように、優先度導出部38は、運動者によるトレーニングの開始からの経過時間によって評価項目毎の優先度を決定することで、トレーニングの開始時期を起点として効果が出やすい評価項目の優先度を高くする等、評価項目毎の優先度をより適切に導出できる。
また、本実施形態の優先度導出部38は、運動者の目標意識が相対的に高い場合に、トレーニングプランで示される達成すべき評価項目の優先度を高く導出し、運動者の目標意識が相対的に低い場合に、トレーニングプランが良好な評価項目の優先度を高く導出する。
そこで、評価項目毎の優先度Wi(E,t)は、目標意識Miに応じた重み係数Ciによって修正されて優先度Wi(Ci,E,t)となる。なお、一例として、重み係数Ciによって修正された複数の評価項目毎の優先度Wi(Ci,E,t)の総和は“1”とされる。すなわち、ある評価項目の重み係数Ciが大きくされた場合には、他の評価項目の重み係数Ciは小さくされる。
そして、本実施形態の重み係数導出部40は、運動者の目標意識が相対的に高い場合に、トレーニングプランで示される達成すべき評価項目の優先度が相対的に高くなるように重み係数Ciを導出し、運動者の目標意識が相対的に低い場合に、トレーニングの結果が良好な評価項目の優先度が相対的に高くなるように重み係数Ciを導出する。
これによれば、目標意識が高い運動者に対しては、トレーニングが予定通りの結果を示しているかを認識しやすい報知が行われ、目標意識が低い運動者に対しては、トレーニングの効果をより認識しやすい報知が行われる。
なお、トレーニング結果が良好とは、優先度に関わらずトレーニングによる変化がプラス方向である項目をいう。プラス方向とは、例えば体重が減少傾向にあること、体脂肪率が減少傾向にあること、筋肉量が増加傾向にあること、トレーニングのウェイト重量(負荷)が増加傾向にあることである。
ここで評価項目を体重変化とした場合を例に、具体的な優先度Wi(Ci,E,t)の導出例を以下に記す。下記例ではCi、E、tは不連続な関数とされるが、これに限らず、連続的な関数とされてもよい。なお、下記例では重み係数Ciが5を超える場合は、運動者の目標意識が高い場合であり、重み係数Ciが5未満の場合は、運動者の目標意識が低い場合である。
・Ci≧5かつE=“ダイエット”かつt<3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.5
・Ci<5かつE=“ダイエット”かつt<3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.3
・Ci≧5かつE=“ダイエット”かつt>3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.7
・Ci<5かつE=“ダイエット”かつt>3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.5
また、優先度導出部38は、運動者の目標意識が相対的に低い場合に、トレーニングによって変化しやすい評価項目の優先度を高く導出してもよい。
・Ci≧5かつE=“ダイエット”かつt<3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.5
・Ci<5かつE=“ダイエット”かつt<3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.3
・Ci≧5かつE=“ダイエット”かつt>3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.7
・Ci<5かつE=“ダイエット”かつt>3か月の場合、優先度Wi(Ci,E,t)=0.5
また、優先度導出部38は、運動者の目標意識が相対的に低い場合に、トレーニングによって変化しやすい評価項目の優先度を高く導出してもよい。
そこで、本実施形態の重み係数導出部40は、一例として、運動者の目標意識Miが相対的に低い場合に、トレーニングによって変化しやすい評価項目(生体情報)の優先度が大きくなるように重み係数Ciを導出する。例えば、トレーニングによって体重の変化が生じない一方、ある体組成値の変化が大きい場合には、当該体組成値の重み係数Ciが大きくされ、体重の重み係数Ciが相対的に小さくされる。
このように、運動者の目標意識Miに基づく重み係数Ciを導出して優先度Wiを修正することで、目標に近づくために確認すべき評価項目だけでなく、ある期間で変化が大きい評価項目が重視されやすくなる。これにより、目標意識が低い運動者において、目標までの進捗が良くない場合でも変化の大きい評価項目が優先して表示されることとなるので、運動者の満足度は大きくなり、運動意欲が低下することを防ぐ。
図3,4は、運動者が実行したトレーニング結果を示す複数の評価項目の表示態様を示す図である。図3は、目標意識の低い運動者のトレーニング結果の表示態様を示し、図4は、目標意識の高い運動者のトレーニング結果の表示態様を示す。一方、図3,4に示される総合達成度は、一例として、運動者の目標意識Miに基づく重み付けは行われておらず、目標意識の高低にかかわらず同じである。
また図3,4共にトレーニング結果は同じものであり、一例として、トレーニングの実施状況(図3,4における“トレーニング”として示される変化)はトレーニングプランで示されたものと同じ(項目別達成度100%)である一方、体重変化及び体組成変化はトレーニングプランで示されたものよりも項目別達成度は低いとされている。
目標意識が低い運動者は、上述のように、トレーニング結果において良好な評価項目の優先度が高くなるように優先度が導出される。このため図3に示されるように、目標意識が低い運動者に対しては、項目別達成度が100%であるトレーニングの実施状況の優先度が高くなるように導出されることによって、トレーニングの実施状況が“注目情報”として表示される。他の評価項目である体重変化及び体組成変化は“その他情報”として表示される。なお、“その他情報”における評価項目の表示順も優先度に基づいて決定される。図3の“その他情報”における表示順は、一例として、優先度が高いほど図3の左側に表示される。
一方、目標意識が高い運動者は、上述のように、トレーニングプランにおいて達成すべき評価項目の優先度が高くなるように優先度が修正される。このため図4に示されるように、運動者が目標とする体重変化の優先度が高く修正されることによって、体重変化が“注目情報”として表示される。そして、他の評価項目である体組成変化及びトレーニングの実施状況は“その他情報”として表示される。
図3,4では、一例として“注目情報”を“その他の情報”よりも大きく表示している。また、達成度の高い項目、図3,4の例では“総合達成度”に対して“Good”のような付加表示を行っている。このように、評価項目の表示状態を達成度等に応じて変化させてもよい。この変化は、図3,4に示す態様に限らず、例えば、評価項目の表示色を変化させてもよいし、“注目情報”の文字を目立たせてもよい。
次に、報知態様としての総合達成度の算出について図5,6を参照して説明する。図5,6共にトレーニングプランとして、体重を90kgから80kgとなるように10kg減量させ、体脂肪率を25%から20%となるように5%減少させる目標としている。図5は、このトレーニングプランの目標に向かって順調に体重及び体脂肪率が減少している場合である。一方で、図6は、トレーニングプランの目標に向かって順調に体重及び体脂肪率が減少していない場合である。また、図5,6では各々、トレーニング内容としてウェイト重量(負荷)の変化も示しており、トレーニングプランではウェイト重量は40(kg)を基準に期間が経過するに従い増加する。
以下の例では、図5,6に基づいて、期間1から期間2へ至った場合の総合達成度を運動者の目標意識の高低に応じて算出する。総合達成度Aは、下記式(1)に示されるように、評価項目毎の項目別達成度Aiに優先度Wiを加味した値の総和として算出される。なお、ここでいう加味とは、一例として項目別達成度Aiに優先度Wiを乗算することである。これにより、トレーニングの総合達成度Aを簡易に算出できる。なお、下記(1)で示される優先度Wiは、重み係数で修正された優先度でもある。
A=Σ(Wi×Ai) ・・・(1)
まず、目標意識が低い運動者の総合達成度の算出について説明する。
まず、目標意識が低い運動者の総合達成度の算出について説明する。
運動者のトレーニングがトレーニングプランの目標に順調に向かっている図5の例では、体重の項目別達成度は67%、体脂肪率の項目別達成度は100%、ウェイト重量の項目別達成度は100%である。そして、目標意識に応じた重み付け修正前後における優先度と総合達成度は以下のようになる。
優先度(重み付け修正前):体重=0.4、体脂肪率=0.3、ウェイト重量=0.3
総合達成度(重み付け修正前):67×0.4+100×0.3+100×0.3=87%
優先度(重み付け修正後):体重=0.2、体脂肪率=0.4、ウェイト重量=0.4
総合達成度(重み付け修正後):67×0.2+100×0.4+100×0.4=93%
上記例では、運動者の目標意識が低いため、項目別達成度の高い体脂肪率とウェイト重量の優先度が高くなるように修正が行われる一方、項目別達成度の低い体重の優先度が低くなるように修正されている。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が87%であったものの、修正後の総合達成度は93%とのように総合達成度が上昇する。
総合達成度(重み付け修正前):67×0.4+100×0.3+100×0.3=87%
優先度(重み付け修正後):体重=0.2、体脂肪率=0.4、ウェイト重量=0.4
総合達成度(重み付け修正後):67×0.2+100×0.4+100×0.4=93%
上記例では、運動者の目標意識が低いため、項目別達成度の高い体脂肪率とウェイト重量の優先度が高くなるように修正が行われる一方、項目別達成度の低い体重の優先度が低くなるように修正されている。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が87%であったものの、修正後の総合達成度は93%とのように総合達成度が上昇する。
一方、トレーニングプランの目標に順調に向かっていない図6の例では、体重の項目別達成度は33%、体脂肪率の項目別達成度は0%、ウェイト重量の項目別達成度は150%である。そして、目標意識に応じた重み付け修正前後における優先度と総合達成度は以下のようになる。
優先度(重み付け修正前):体重=0.4、体脂肪率=0.3、ウェイト重量=0.3
総合達成度(重み付け修正前):33×0.4+0×0.3+150×0.3=58%
優先度(重み付け修正後):体重=0.3、体脂肪率=0.2、ウェイト重量=0.5
総合達成度(重み付け修正後):33×0.3+0×0.2+150×0.5=85%
上記例では、運動者の目標意識が低いため、項目別達成度の高いウェイト重量の優先度が高くなるように修正が行われる一方、項目別達成度の低い体重及び体脂肪率の優先度が低くなるように修正されている。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が58%であったものの、修正後の総合達成度は85%とのように総合達成度が上昇する。
総合達成度(重み付け修正前):33×0.4+0×0.3+150×0.3=58%
優先度(重み付け修正後):体重=0.3、体脂肪率=0.2、ウェイト重量=0.5
総合達成度(重み付け修正後):33×0.3+0×0.2+150×0.5=85%
上記例では、運動者の目標意識が低いため、項目別達成度の高いウェイト重量の優先度が高くなるように修正が行われる一方、項目別達成度の低い体重及び体脂肪率の優先度が低くなるように修正されている。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が58%であったものの、修正後の総合達成度は85%とのように総合達成度が上昇する。
次に、目標意識が高い運動者の総合達成度の算出について説明する。
トレーニングプランの目標に順調に向かっている図5の例では、上述のように体重の項目別達成度は67%、体脂肪率の項目別達成度は100%、ウェイト重量の項目別達成度は100%である。そして、目標意識に応じた重み付け修正前後における優先度と総合達成度は以下のようになる。
優先度(重み付け修正前):体重=0.4、体脂肪率=0.3、ウェイト重量=0.3
総合達成度(重み付け修正前):67×0.4+100×0.3+100×0.3=87%
優先度(重み付け修正後):体重=0.5、体脂肪率=0.4、ウェイト重量=0.1
総合達成度(重み付け修正後):67×0.5+100×0.4+100×0.1=74%
上記例では、運動者の目標意識が高いため、トレーニングプランに基づいて体重、体脂肪率、ウェイト重量の順に優先度が高くなるように修正が行われる。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が87%であったものの、修正後の総合達成度は74%とのように総合達成度が低下する。
総合達成度(重み付け修正前):67×0.4+100×0.3+100×0.3=87%
優先度(重み付け修正後):体重=0.5、体脂肪率=0.4、ウェイト重量=0.1
総合達成度(重み付け修正後):67×0.5+100×0.4+100×0.1=74%
上記例では、運動者の目標意識が高いため、トレーニングプランに基づいて体重、体脂肪率、ウェイト重量の順に優先度が高くなるように修正が行われる。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が87%であったものの、修正後の総合達成度は74%とのように総合達成度が低下する。
一方、トレーニングプランの目標に順調に向かっていない図6の例では、上述のように体重の項目別達成度は33%、体脂肪率の項目別達成度は0%、ウェイト重量の項目別達成度は150%である。そして、目標意識に応じた重み付け修正前後における優先度と総合達成度は以下のようになる。
優先度(重み付け修正前):体重=0.4、体脂肪率=0.3、ウェイト重量=0.3
総合達成度(重み付け修正前):33×0.4+0×0.3+150×0.3=58%
優先度(重み付け修正後):体重=0.5、体脂肪率=0.4、ウェイト重量=0.1
総合達成度(重み付け修正後):33×0.5+0×0.4+150×0.1=32%
上記例では、運動者の目標意識が高いため、トレーニングプランに基づいて体重、体脂肪率、ウェイト重量の順に優先度が高くなるように修正が行われる。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が58%であったものの、修正後の総合達成度は32%とのように総合達成度が低下する。
総合達成度(重み付け修正前):33×0.4+0×0.3+150×0.3=58%
優先度(重み付け修正後):体重=0.5、体脂肪率=0.4、ウェイト重量=0.1
総合達成度(重み付け修正後):33×0.5+0×0.4+150×0.1=32%
上記例では、運動者の目標意識が高いため、トレーニングプランに基づいて体重、体脂肪率、ウェイト重量の順に優先度が高くなるように修正が行われる。この結果、運動者の目標意識に応じた重み付け修正前の総合達成度が58%であったものの、修正後の総合達成度は32%とのように総合達成度が低下する。
図5,6を参照して説明したように、目標意識に応じた重み付けで優先度を修正することにより、目標意識が低い運動者については、目標に到達していない場合にも変化しやすい項目をより重視するため、総合達成度は目標意識が高い運動者よりも相対的に高くなる。一方、目標意識が高い運動者については、体重と体脂肪率の減少という目標までの結果を重視し、目標に近づいていても目標意識の低い運動者よりも総合達成度は相対的に低くなる。これにより、運動者の目標意識に応じた総合達成度を算出でき、運動者の運動意欲を保つことができる。
図7は、トレーニング結果評価装置12によって実行されるトレーニング結果評価処理の流れを示すフローチャートである。トレーニング結果評価処理は、運動者のトレーニング結果をトレーニング結果評価装置12の表示部24に表示させる場合、例えばインストラクター等がトレーニング結果評価装置12にインストールされているアプリケーションソフトを起動させることで実行される。
まず、ステップS100では、目標情報取得部30が運動者の目標情報(トレーニングプラン)をサーバ16から取得する。
次のステップS102では、データ取得部32が運動者の生体情報及びトレーニング情報(評価項目に関する情報)を取得する。
次のステップS104では、取得した情報に基づいて優先度導出部38がトレーニング結果の評価項目毎の優先度を導出する。
次のステップS106では、目標意識に応じて評価項目毎の優先度を決定するか否かを判定し、肯定判定の場合はステップS108へ移行し、否定判定の場合はステップS112へ移行する。
なお、トレーニング結果評価装置12の画面には、評価項目の優先度の修正を行うか否かの選択するための画像が表示され、操作者であるインストラクター等が修正を行うことを選択した場合にステップS106では肯定と判定される。一方、修正を行うことが選択されなかった場合は、ステップS106では否定と判定される。また、これに限らず、予め運動者毎の目標意識に基づいて、優先度の修正を行うか否かが運動者毎に決定されてもよい。
次のステップS108では、重み係数導出部40が運動者の目標意識に応じて複数の評価項目毎の重み係数を導出する。
次のステップS110では、修正部42が重み係数によって複数の評価項目毎の優先度を修正する。
次のステップS112では、達成度演算部44が修正された優先度に項目別達成度及び総合達成度を算出する。
次のステップS114では、報知態様変化部46によって変化された報知態様に応じた表示(優先度順の結果表示、総合達成度の表示)を表示部24が行い、本トレーニング結果評価処理を終了する。
以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、運動者の目標意識が高い場合も低い場合も優先度を修正する形態について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、運動者の目標意識が高い場合には優先度を修正せず、運動者の目標意識が低い場合に優先度を優勢してもよい。
また、上記実施形態では、運動者毎の生体情報及びトレーニング情報を含む運動者毎の情報がサーバ16に記憶される形態について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、トレーニング結果評価システム10はトレーニング結果評価装置12及び体組成計14で構成され、トレーニング結果評価装置12が運動者毎の情報を記憶してもよい。
また、上記実施形態では、重み係数によって優先度を修正する形態について説明したが、本発明はこれに限られず、優先度は重み係数による修正ではなく、他の手法によって修正されてもよい。
また、優先度導出部38で導出された優先度は運動者又はインストラクター等のユーザが適宜変更可能としてもよい。
また、目標意識導出部36、優先度導出部38、重み係数導出部40、修正部42、及び報知態様変化部46が有する機能の一部又は全部をトレーニング結果評価装置12とは異なる装置が有してもよい。例えば、トレーニングマシンや体組成計14で目標意識の導出を行い、優先度の導出及び修正をスマートフォン又はタブレット端末にインストールさているアプリで行ってもよい。なお、このスマートフォン又はタブレット端末の表示部24には図3,4に示すようなトレーニング結果の表示が行われる。また、上記機能の一部又は全部をサーバ16で行ってもよい。
10 トレーニング結果評価装置(目標達成度評価装置)
24 表示部(表示手段)
36 目標意識導出部(目標意識導出手段)
38 優先度導出部(優先度導出手段)
46 報知態様変化部(報知態様変化手段)
24 表示部(表示手段)
36 目標意識導出部(目標意識導出手段)
38 優先度導出部(優先度導出手段)
46 報知態様変化部(報知態様変化手段)
Claims (12)
- トレーニングを行う運動者の目標意識を導出する目標意識導出手段と、
前記目標意識導出手段で導出された前記目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる報知態様変化手段と、
を備える目標達成度評価装置。 - 前記目標意識は、運動者のトレーニング情報に基づく評価、運動者の生体情報に基づく評価、運動者の主観的判断に基づく評価、運動者の運動に対する自己啓発活動に基づく評価の少なくともいずれか1つに基づいて導出される、
請求項1に記載の目標達成度評価装置。 - 前記運動者の目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す前記複数の評価項目毎の優先度を導出する優先度導出手段、を備え、
前記報知態様変化手段は、前記優先度に応じて、前記複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる、
請求項1又は請求項2に記載の目標達成度評価装置。 - 前記優先度導出手段は、
前記運動者の前記目標意識が相対的に高い場合に、前記トレーニングの計画で示される達成すべき前記評価項目の前記優先度を高く導出し、
前記運動者の前記目標意識が相対的に低い場合に、前記トレーニングの結果が良好な前記評価項目の前記優先度を高く導出する、
請求項3に記載の目標達成度評価装置。 - 前記優先度導出手段は、前記運動者の目標意識が相対的に低い場合に、前記トレーニングによって変化しやすい前記評価項目の前記優先度を高く導出する、
請求項3又は請求項4に記載の目標達成度評価装置。 - 前記評価項目毎の前記優先度は、前記運動者による前記トレーニングの開始からの経過期間によって決定される、請求項3から請求項5の何れか1項に記載の目標達成度評価装置。
- 前記報知態様は、前記複数の評価項目の表示順序である、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の目標達成度評価装置。
- 前記報知態様は、前記運動者による前記トレーニングの達成度である、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の目標達成度評価装置。
- 前記達成度は、前記評価項目毎の達成度に前記評価項目毎の優先度を加味した値の総和である、請求項8に記載の目標達成度評価装置。
- 前記報知態様に応じた表示を行う表示手段を備える、請求項1から請求項9の何れか1項に記載の目標達成度評価装置。
- トレーニングを行う運動者の目標意識を目標意識導出手段が導出する第1工程と、
前記目標意識導出手段で導出された前記目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を報知態様変化手段が変化させる第2工程と、
を有する目標達成度評価方法。 - コンピュータを、
トレーニングを行う運動者の目標意識を導出する目標意識導出手段と、
前記目標意識導出手段で導出された前記目標意識に応じて、前記運動者による前記トレーニングの結果を示す複数の評価項目に基づく報知態様を変化させる報知態様変化手段と、
して機能させるための目標達成度評価プログラム。
Priority Applications (2)
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JP2020208581A JP2022095318A (ja) | 2020-12-16 | 2020-12-16 | 目標達成度評価装置、目標達成度評価方法、及び目標達成度評価プログラム |
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JP6498332B1 (ja) * | 2017-11-02 | 2019-04-10 | 株式会社バンダイ | 運動量測定システム、靴及びプログラム |
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2021
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