JP2016131827A - 通信装置、プログラムおよびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】被験者が運動能力を容易に把握でき、運動能力を向上することができる技術を提供する。【解決手段】運動能力管理システムにおいて、スマートフォンなどの通信装置は、加速度センサなど各種センサ装置の出力に基づきユーザの運動時の計測データを取得する。計測が終了すると、通信装置は、計測データをサーバへ送信する。サーバは、データベースに蓄積される他のユーザの計測データと比較すること等により、計測データに示されるユーザの運動内容を解析する。通信装置は、サーバから解析結果を受信して解析結果表示部188へ表示する。解析結果は、ユーザが容易に自身の運動能力を把握できる情報と、運動能力の向上に有益な情報とを含む。サーバは、各ユーザに対してSNS機能を提供しており、ユーザ間でのメッセージの送受信機能を提供する。例えばユーザはSNS機能により動画等を投稿して、トレーナー等からのアドバイスを受けることができる。【選択図】図8

Description

本開示は、ユーザの運動能力を評価するための技術に関し、特に、ユーザの運動に伴い計測される計測データを解析する技術及び競技能力を評価する技術に関する。
被験者の運動能力を、適宜、測定することが実施されている。例えば、3歳程度の幼児から19歳程度までの男女を対象として、体力・運動能力テストが学校等において行われている。このような体力・運動能力テストでは、学校の教員等が、例えば反復横とび、持久走、立ち幅とびなど、様々な種目について被験者の運動能力を測定する。
この他にも人々が徐々に健康に関心を向けており、ランニングなどのスポーツを行う運動者が増加している。運動者は、例えばGPS(Global Positioning System)機能を搭載した通信機器を使用して、走った距離、走った時間など運動に関するデータを記録している。
また、例えば高齢者を対象として、運動能力が維持されているか否かを測定することにより、健康管理をいっそう効果的に行うことが期待されている。例えば、歩行速度や歩行時の人体の傾き等を計測することにより、歩行能力に変化がないかモニタリングすることが想定されている。
人の姿勢や運動に関して定量的に解析するため、様々な技術が検討されている。例えば、特開2006−26092号公報(特許文献1)は、人間の姿勢や運動能力について解析を行うための加速度送信装置を記載している。具体的には、特許文献1は、被験者に加速度センサを装着させることにより、被験者の歩幅や歩行速度、歩行時のスタンス(左右方向の脚の開き)及び左右の脚の速度差を算出することで、被験者の運動が歩行か否かを判定し、被験者が転倒したか否かを検出する技術を記載している。
特開2006−26092号公報
被験者の運動に伴って、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS等のセンサ装置から信号が出力される。被験者の運動能力を測定するために、様々な種目についてセンサ装置から出力される信号に基づき計測データが記録される。計測データとは、例えば、加速度センサなどのセンサ装置から出力される信号値そのもの、または、これらセンサ装置から出力される信号値により算出される、被験者の運動能力を示す値(例えば、ランニングなどの競技種目の場合、走行速度や走行ピッチなど)である。例えば、児童の体力を測定するために、反復横とびなど様々な種目についてセンサ装置が出力する信号により計測データが取得される。またスポーツなどの競技の分野においても、様々な練習項目に対応した様々な種目についてセンサ装置により計測データを記録する必要がある。
これら被験者の運動に伴って計測される計測データは、通常、運動の種目によって異なる傾向を有している。運動を指導するトレーナーたちは、被験者の運動に伴って計測される計測データの傾向に基づいて、運動時の姿勢など様々なアドバイスを提供する。しかし、運動を指導するトレーナーとは異なり、通常のユーザにとっては、例えばセンサ装置によって出力される加速度、角速度等のデータの出力値を参照したとしても、データの解釈が容易ではなく、自身の運動能力がどの程度であるのかを直感的に把握することは困難である。
そこで、本開示は、被験者が運動能力や競技能力を容易に把握する技術を提供することを目的としている。
一実施形態に従うシステムは、ユーザの運動に伴い計測される計測データを解析するためのものである。システムは、通信装置と、ネットワークを介して通信装置に接続されるサーバ装置とを備える。通信装置は、第1の通信部と、通信装置の動作を制御する第1のプロセッサとを含む。第1のプロセッサは、プログラムに従って動作することにより、ユーザにより指定された運動の種目の識別情報を取得し、計測開始の指示に応じて、指定された運動の種目においてユーザの運動に伴いセンサ装置が出力する信号により計測データを取得するデータ取得部と、ユーザにより指定された運動の種目について取得される計測データを、第1の通信部によりサーバ装置へ送信するデータ送信部として機能する。サーバ装置は、運動の種目と対応付けて、複数のユーザそれぞれについて、各ユーザの運動に伴い計測される計測データを記憶するための記憶部と、第2の通信部と、サーバ装置の動作を制御するための第2のプロセッサとを含む。第2のプロセッサは、プログラムに従って動作することにより、指定された運動の種目の計測データを通信装置から第2の通信部により受信するデータ受信部と、受信される計測データと、記憶部に記憶される、指定された種目の各ユーザの計測データとに基づいて、ユーザにより指定された種目にかかるユーザの運動内容を解析し、解析結果を通信装置へ送信する解析結果送信部として機能する。通信装置の第1のプロセッサは、プログラムに従って動作することにより、サーバ装置から、ユーザにより指定された運動の種目にかかるユーザの運動内容の解析結果を受信して、受信した解析結果をユーザに報知する報知部として機能する。
一実施形態によると、ネットワークを介してサーバ装置と接続される通信装置が提供される。通信装置は、通信部と、通信装置の動作を制御するプロセッサとを備える。プロセッサは、プログラムに従って動作することにより、ユーザにより指定された運動の種目の識別情報を取得し、計測開始の指示に応じて、指定された運動の種目においてユーザの運動に伴いセンサ装置が出力する信号により計測データを取得するデータ取得部と、ユーザにより指定された運動の種目について取得される計測データを、通信部によりサーバ装置へ送信するデータ送信部と、サーバ装置から、ユーザにより指定された運動の種目にかかるユーザの運動内容の解析結果を受信して、受信した解析結果をユーザに報知する報知部として機能する。
一実施形態によると、通信装置は、センサ装置を含み、さらに、入力操作を受け付ける操作受付部を備えている。データ取得部が計測データを取得することは、操作受付部が計測開始の指示を示す入力操作を受け付けることにより、センサ装置が出力する信号の信号値の取得を開始して、取得した信号値に基づき計測データを取得することを含む。
一実施形態によると、通信装置は、さらに、入力操作を受け付ける操作受付部と、カメラとを備えている。通信部は、センサ装置を含む通信機器と通信する。プロセッサは、通信機器と同期する同期部として機能する。データ取得部が計測データを取得することは、センサ装置が出力する信号に基づくデータを通信機器から取得すること、および、通信機器における計測開始のタイミングを示す信号を受信することを含む。プロセッサは、通信機器における計測開始のタイミングを示す信号に基づいて、カメラにより撮影される動画または静止画の撮影タイミングと、撮影タイミングにおけるセンサ装置が出力する信号に基づき取得される計測データの値とを対応付けてディスプレイに表示する画像表示部として機能する。
一実施形態によると、通信装置は、さらに、入力操作を受け付ける操作受付部を備えている。プロセッサのデータ送信部は、サーバ装置に対し、ユーザの識別情報を登録する入力操作を操作受付部により受け付けて、受け付けた登録内容をサーバ装置へ送信する。サーバ装置は、複数のユーザの識別情報の登録を受け付けて、運動の種目と対応付けて各ユーザの計測データを記憶するよう構成されている。通信装置の報知部が解析結果をユーザに報知することは、サーバ装置から、ユーザに関連づけて登録された他のユーザについての計測データ、当該計測データの解析結果、またはユーザに関連付けて登録された他のユーザによって生成されたデータの少なくともいずれかを受信して、受信した他のユーザの計測データ、当該計測データの解析結果、またはメッセージの少なくともいずれかを報知することを含む。
一実施形態によると、ネットワークを介してサーバ装置と接続される通信装置の動作を制御するためのプログラムが提供される。通信装置は、通信部と、通信装置の動作を制御するプロセッサと、メモリとを備える。プログラムは、プロセッサに、ユーザにより指定された運動の種目の識別情報を取得し、計測開始の指示に応じて、指定された運動の種目においてユーザの運動に伴いセンサ装置が出力する信号により計測データを取得するステップと、ユーザにより指定された運動の種目について取得される計測データを、通信部によりサーバ装置へ送信するステップと、サーバ装置から、ユーザにより指定された運動の種目にかかるユーザの運動内容の解析結果を受信して、受信した解析結果をユーザに報知するステップとを実行させる。
一実施形態に従う電子機器によると、ユーザによって指定された運動の種目についてセンサ装置の出力値に基づき取得される計測データが通信装置からサーバ装置へ送信され、サーバ装置において蓄積される計測データに基づいて、ユーザの運動内容が解析され、解析結果がサーバ装置から通信装置へ送信される。したがって、ユーザは、センサ装置によって出力されるデータの出力値の解釈が不得手である場合においても、運動の種目ごとに、サーバ装置による解析結果を得ることができ、それぞれの運動の種目についてのユーザの運動能力を容易に把握することができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態1の運動能力管理システム1の構成を示す図である。 実施の形態1の通信装置10の構成を概略的に示す図である。 装着型通信機器30の構成の概略を示す図である。 サーバ20の構成を示すブロック図である。 ユーザ管理情報261のデータ構造と、データ管理情報262のデータ構造とを示す図である。 競技種目毎特性情報264のデータ構造を示す図である。 通信装置10からサーバ20へ計測データを送信し、サーバ20における計測データの解析結果を通信装置10が受信してユーザへ報知する処理を示すフローチャートである。 通信装置10がユーザの運動内容をセンサ部130により計測し、計測データに基づきサーバ20がユーザの運動内容を解析した解析結果を表示する処理の画面の例を示す図である。 サーバ20が、ユーザの運動能力に適合すると推定される競技種目を特定し、ユーザの指定する競技種目がある場合にメッセージを生成して通信装置10へ送信する処理を示すフローチャートである。 通信装置10が、サーバ20から、ユーザの運動能力の評価結果を受信して、受信した評価結果をディスプレイ142に表示する処理の画面の例を示す図である。 実施の形態2の運動能力管理システムにおける装着型通信機器30と通信装置10の動作を示すフローチャートである。 通信装置10の撮影データと、装着型通信機器30が計測した計測データとを同期させてディスプレイ142に表示する場合の画面の例を示す図である。 アドバイス履歴情報265のデータ構造を示す図である。 実施の形態3の運動能力管理システムにおいて、サーバ20がユーザとアドバイザーとを結びつけるプラットフォームとして機能するための、通信装置10とサーバ20の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3の運動能力管理システムにおいて、サーバ20が、アドバイザーへアドバイスを求めるための情報の検索を通信装置10から受け付けて、そのユーザに対し、アドバイス内容を含むメッセージや動画を検索結果として応答するための処理を示すフローチャートである。 サーバ20が、通信装置10のユーザと、ユーザに対しアドバイスをするアドバイザーとを結びつけるプラットフォームとして機能し、ユーザとアドバイザーとの間でメッセージ、動画その他の情報を通信するための処理を行う際の通信装置10の画面の表示例、およびユーザから蓄積された情報の検索を受け付ける画面の表示例を示す。 実施の形態4の通信装置10およびサーバ20の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1の運動能力管理システム1の構成を示す図である。図1に示すように、運動能力管理システム1は、通信装置10A(スマートフォン)と、通信装置10B(タブレット)と、装着型通信機器30と、サーバ20とを含む。ネットワーク90に、ブロードバンドルータ91、無線基地局92、サーバ20等の各装置が接続されている。以下、通信装置10Aおよび通信装置10B等の装置を総称して「通信装置10」ということもある。
通信装置10は、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、およびWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの規格に従って、無線基地局92と無線通信する。通信装置10は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格にも対応し、ブロードバンドルータ91と無線通信する。これにより、通信装置10は、ネットワーク90を介してサーバ20と通信することができる。例えば、通信装置10Aは、運動能力を測定するユーザが使用する端末であり、通信装置10Bは、運動能力を測定するユーザに対し、アドバイスをするアドバイザー(トレーナーまたはコーチ等)として登録されるユーザが使用する端末である。通信装置10Aと通信装置10Bとは、サーバ20と接続することにより、サーバ20を介してメッセージを送受信することもできる。
装着型通信機器30は、人間などの生物、または、人が使用する器具や用具などに装着されて使用される電子機器であり、ウェアラブルデバイスとも称される。図1では、腕時計型の装着型通信機器30を示しているが、これに限られず、人が装着するデバイスとして、例えば眼鏡型のデバイスや首輪型のデバイスであってもよいし、人が使用する器具や用具に装着されるデバイスとして、例えば靴の中に敷くインソール型のデバイスであってもよいし、人が着用するスポーツウェアにセンサ等を取り付けたデバイスであってもよいし、人が使用するトレーニング器具に装着するデバイスなどであってもよい。装着型通信機器30は、通信装置10と、Bluetooth(登録商標)、無線LAN規格等の近距離無線通信の規格に従って接続され、通信装置10との間でデータを送受信する。装着型通信機器30は、各種センサを備えており、センサが出力するデータを通信装置10へ送信する。
サーバ20は、通信装置10と通信することにより、通信装置10の各種センサの出力値をデータベースとして保持する。また、サーバ20は、運動能力管理システム1を利用するユーザの登録を受け付けて、ユーザ同士の交流を促すためのプラットフォームとして機能する。サーバ20は、SNS(Social Network Service)機能を有しており、ユーザ同士のデータの閲覧や、ユーザ間のメッセージの送受信を可能とする。
<通信装置10の構成>
図2は、実施の形態1の通信装置10の構成を概略的に示す図である。
図2に示すように、通信装置10は、アンテナ101と、無線通信部111と、センサ部130(加速度センサ132、角速度センサ133、GPS(Global Positioning System)モジュール134等の各種センサを含む)と、物理操作キー131と、操作受付部(タッチパネル)141と、ディスプレイ142と、カメラ144と、音声処理部146と、マイク147と、スピーカ148と、記憶部150と、制御部160とを含む。
アンテナ101は、通信装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ101は、空間から電波を受信して受信信号を無線通信部111へ与える。本実施形態では、通信装置10は、複数の無線通信規格に対応している。
無線通信部111は、通信装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ101等を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。無線通信部111は、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。無線通信部111は、通信装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部160へ与える。
物理操作キー131は、物理的な入力装置であり、ユーザによる押下操作を受け付ける。物理操作キー131は、ユーザの押下操作に応じて、操作内容を示す信号を制御部160へ出力する。
加速度センサ132は、通信装置10の動きを、加速度として検出するためのセンサである。通信装置10の重力方向の加速度から通信装置10の傾き(角度)も取得される。加速度センサ132は、例えば3軸加速度センサである。加速度センサ132は、検出した3軸の加速度を制御部160へ出力する。
角速度センサ133は、角速度を検出するためのセンサであり、通信装置10の回転を検出する。角速度センサ133は、例えば3軸角速度センサである。
GPSモジュール134は、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュール134が搭載される通信装置10の現在位置を検出する。
操作受付部141は、ユーザの入力操作を受け付ける。操作受付部141は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、ユーザの接触位置を検出する。操作受付部141は、検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部160へ出力する。
ディスプレイ142は、制御部160の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ142は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
音声処理部146は、音声信号の変復調を行う。音声処理部146は、マイク147から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部160へ与える。また、音声処理部146は、音声信号をスピーカ148へ与える。音声処理部146は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。
マイク147は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部146へ与える。スピーカ148は、音声処理部146から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を通信装置10の外部へ出力する。
記憶部150は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、通信装置10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部150は、ユーザの運動能力をセンサ部130の各センサによって計測し、計測されたデータをサーバ20へ送信し、計測されたデータの解析結果をサーバ20から受信してディスプレイ142に表示するための処理を行うアプリケーション159を記憶する。アプリケーション159は、プログラムと、プログラムにより参照されるデータとを含む。アプリケーション159は、データとして、ユーザ識別情報151と、計測データ152と、解析結果情報153と、メッセージデータ154とが含まれる。ユーザ識別情報151は、サーバ20に登録されるユーザを特定するための情報である。計測データ152は、ユーザによる計測開始の指示に応じて、センサ部130の各種センサの出力値を記録したデータ、または、各種センサから出力される出力値により算出される、ユーザの運動能力を示すデータ(例えば、ランニングなどの競技種目の場合、走行速度や走行ピッチなど)である。解析結果情報153は、センサ部130の各種センサの出力値を、サーバ20が解析した解析結果である。メッセージデータ154は、通信装置10を操作するユーザが、他のユーザと送受信するテキスト、音声、画像または動画等のデータである。
制御部160は、記憶部150に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、通信装置10の動作を制御する。制御部160は、例えばアプリケーションプロセッサである。制御部160は、アプリケーション159に従って動作することにより、データ取得部161と、データ送信部162と、解析結果報知部163と、同期処理部164と、画像表示部165としての機能を発揮する。
データ取得部161は、アプリケーション159が計測に対応している運動の種目のうち、ユーザにより指定された運動の種目の識別情報を取得する。データ取得部161は、操作受付部141等によって受け付ける計測開始の指示に応じて、指定された運動の種目においてユーザの運動に伴いセンサ部130の各種センサが出力する信号により計測データを取得する。計測データは、例えば、センサ部130の各種センサが出力する信号値、または、センサが出力する信号値に基づき、運動の種目に対応して計算される計算値(例えば、運動の種目がユーザの走行を含む場合は、センサの出力値に基づき計算されるユーザの走行速度を計測データに含めてもよい)である。データ取得部161は、例えば操作受付部141または物理操作キー131によって計測開始の指示を示す入力操作を受け付けることにより、センサ部130の各種センサが出力する信号に基づいて計測データを取得する。また、データ取得部161は、装着型通信機器30と通信している場合、装着型通信機器30のセンサが出力する信号に基づくデータ(センサの出力値または運動の種目に対応して計算される計算値)を装着型通信機器30から取得し、装着型通信機器30における計測開始のタイミングを示す信号とを装着型通信機器30から受信する。
データ送信部162は、ユーザにより指定された運動の種目について取得される計測データ152を、無線通信部111によりサーバ20へ送信する。データ送信部162は、ユーザ識別情報151をサーバ20に登録する入力操作を操作受付部141により受け付けて、受け付けた登録内容をサーバ20へ送信する。
解析結果報知部163は、サーバ20から、ユーザにより指定された運動の種目にかかるユーザの運動内容の解析結果を受信して、受信した解析結果をユーザに報知する。解析結果報知部163は、サーバ20から、ユーザに関連づけて登録された他のユーザについての計測データ、ユーザの通信装置10から受信した計測データの解析結果、当該受信した計測データに基づいて推薦される競技種目、ユーザが指定する競技種目について当該受信した計測データに基づいて生成されるメッセージ、またはユーザに関連付けて登録された他のユーザによって生成されたデータ(例えば、トレーナーからのメッセージ)の少なくともいずれかを受信して、受信した他のユーザの計測データ、解析結果、推薦される競技種目、他のユーザによって生成されたメッセージ等のデータその他の情報を、ディスプレイ142またはスピーカ148等により報知する。
同期処理部164は、通信装置10が装着型通信機器30と通信する場合に、装着型通信機器30と同期する。
画像表示部165は、カメラ144により撮影された動画または静止画をディスプレイ142に表示する。画像表示部165は、通信装置10が装着型通信機器30と時刻などを同期している場合に、装着型通信機器30で計測された計測データと、カメラ144により撮影された動画または静止画の撮影タイミングとを同期させてディスプレイ142に表示させる。
図3は、装着型通信機器30の構成の概略を示す図である。装着型通信機器30は、例えば人体に装着される装置であり、例えば、腕時計型のデバイス、メガネ型のデバイス、腕輪型のデバイスなど様々な形態により実現される。装着型通信機器30は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格により通信装置10と接続され、通信装置10と連携して様々な処理を行う。例えば、装着型通信機器30は、様々な通知(メッセージングアプリケーションの新着メッセージなど)を通信装置10から受信して、音声等によりユーザに通知を報知する。
図3に示すように、装着型通信機器30は、アンテナ301と、無線通信部311と、センサ部330(加速度センサ332、角速度センサ333、GPSモジュール334等の各種センサを含む)と、物理操作キー331と、操作受付部(タッチパネル)341と、ディスプレイ342と、音声処理部346と、マイク347と、スピーカ348と、記憶部350と、制御部360とを含む。
アンテナ301は、装着型通信機器30が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ301は、空間から電波を受信して受信信号を無線通信部311へ与える。本実施形態では、装着型通信機器30は、複数の無線通信規格に対応している。
装着型通信機器30が他の無線機器と通信するため、無線通信部311は、アンテナ301等を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。無線通信部311は、チューナー、RSSI算出回路、CRC算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。無線通信部311は、装着型通信機器30が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部360へ与える。
物理操作キー331は、物理的な入力装置であり、ユーザによる押下操作を受け付ける。物理操作キー331は、ユーザの押下操作に応じて、操作内容を示す信号を制御部360へ出力する。
加速度センサ332は、装着型通信機器30の動きを、加速度として検出するためのセンサである。装着型通信機器30の重力方向の加速度から装着型通信機器30の傾き(角度)も取得される。加速度センサ332は、例えば3軸加速度センサである。加速度センサ332は、検出した3軸の加速度を制御部360へ出力する。
角速度センサ333は、角速度を検出するためのセンサであり、装着型通信機器30の回転を検出する。角速度センサ333は、例えば3軸角速度センサである。
GPSモジュール334は、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュール334が搭載される装着型通信機器30の現在位置を検出する。
操作受付部341は、ユーザの入力操作を受け付ける。操作受付部341は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、ユーザの接触位置を検出する。操作受付部341は、検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部360へ出力する。
ディスプレイ342は、制御部360の制御に応じて、画像、動画、テキストその他の情報を表示する。ディスプレイ342は、例えばLCDや有機ELディスプレイによって実現される。
音声処理部346は、音声信号の変復調を行う。音声処理部346は、マイク347から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部360へ与える。また、音声処理部346は、音声信号をスピーカ348へ与える。音声処理部346は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。
マイク347は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部346へ与える。スピーカ348は、音声処理部346から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を装着型通信機器30の外部へ出力する。
記憶部350は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、装着型通信機器30が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部350は、計測データ352を記憶する。計測データ352は、ユーザによる計測開始の指示に応じて、センサ部330の各種センサの出力値を記録したデータ、または、各種センサから出力される出力値により算出される、ユーザの運動能力を示すデータである。
制御部360は、記憶部350に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、装着型通信機器30の動作を制御する。制御部360は、例えばアプリケーションプロセッサである。制御部360は、プログラムに従って動作することにより、データ取得部361と、通信処理部362としての機能を発揮する。
データ取得部361は、通信装置10のアプリケーション159が計測に対応している運動の種目のうち、ユーザにより指定された運動の種目を取得し、計測開始の指示に応じて、指定された運動の種目においてユーザの運動に伴いセンサ部330の各種センサが出力する信号により計測データを取得する。データ取得部361は、例えば操作受付部341または物理操作キー331によって計測開始の指示を示す入力操作を受け付けることにより、センサ部330の各種センサが出力する信号により計測データを取得する。
通信処理部362は、ユーザにより指定された運動の種目について取得される計測データ352を、通信部311により通信装置10へ送信する。
図4は、サーバ20の構成を示すブロック図である。図4を参照して、サーバ20は、通信部202と、記憶部206と、制御部207とを含む。
記憶部206は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、RAM等により構成され、サーバ20が使用するプログラムを記憶し、サーバ20が使用する各種のデータを蓄積する。ある局面において、記憶部206は、ユーザ管理情報261と、データ管理情報262と、メッセージデータ263と、競技種目毎特性情報264と、アドバイス履歴情報265とを記憶する。ユーザ管理情報261は、ユーザ同士の交流を促すためのプラットフォームに登録されるユーザを管理するための情報である。データ管理情報262は、各ユーザについて取得される計測データを管理するための情報である。メッセージデータ263は、登録されるユーザ間で送受信されるメッセージのデータである。競技種目毎特性情報264は、スポーツなどの競技種目それぞれのプレイヤーの、運動種目ごとの運動能力を示すデータの傾向を示す情報である。例えば、競技種目毎特性情報264は、競技種目「野球」のプレイヤーについて、運動種目「20m走」、運動種目「プロアジリティ」、その他の運動種目の計測データのプレイヤーの平均的な運動能力を示す。アドバイス履歴情報265は、スポーツなどの競技において、競技者であるユーザが動画およびメッセージをサーバ20へ送信し、サーバ20に蓄積された動画およびメッセージに対し、アドバイザーであるユーザが動画およびアドバイスを返信した履歴を示す情報である。アドバイス履歴情報265は、アドバイスを求めるユーザがサーバ20に動画およびメッセージデータを投稿した日時と、当該動画およびメッセージデータに対しアドバイザーであるユーザが返信した動画およびアドバイスとが対応づけられている。サーバ20は、複数の通信装置10と、ネットワーク90を介して通信接続しており、各通信装置10から計測データ152を受信してデータ管理情報262により管理し、各通信装置10からメッセージデータ154を受信してメッセージデータ263として記憶する。
通信部202は、サーバ20が他の通信機器と通信するための変復調処理などを行う通信インタフェースである。通信部202は、通信装置10から、サーバ20が提供するプラットフォームを利用するためのユーザの登録と、登録されたユーザについて取得された計測データ152と、登録されたユーザ間で送受信するためのメッセージデータ154とを受信する。サーバ20が登録を受け付けたユーザは、ユーザ管理情報261によって管理される。サーバ20が受信した計測データ152は、データ管理情報262によって管理される。サーバ20が受信したメッセージデータ154は、メッセージデータ263として記憶部206に記憶される。
制御部207は、記憶部206に記憶されるプログラムを読み込んで実行することにより、サーバ20の動作を制御する。制御部207は、例えば複数のプロセッサによって実現される。制御部207は、プログラムに従って動作することにより、データ受信部271と、解析結果送信部272と、メッセージ送受信部273として機能する。
データ受信部271は、通信装置10から、ユーザによって指定された種目の計測データ152を受信する。
解析結果送信部272は、受信される計測データ152と、記憶部206に記憶される、指定された種目の各ユーザの計測データとに基づいて、ユーザにより指定された種目にかかるユーザの運動内容を解析し、解析結果を通信装置10へ送信する。例えば、解析結果送信部272は、ユーザの運動内容を解析するため、通信装置10から受信する計測データと、データ管理情報262で管理する複数人の計測データとに基づいて、通信装置10から受信する計測データの偏差値を算出する。また、解析結果送信部272は、通信装置10から受信する計測データと、トップアスリートの計測データとの差分を算出する。また、解析結果送信部272は、計測データに示される加速度センサ132の出力値および角速度センサ133の出力値等に基づいて、ユーザの運動中の姿勢の傾きを解析し、運動中の理想の姿勢との差分を示すメッセージを生成する。このように、解析結果送信部272は、センサから出力される計測データに基づき、ユーザの運動内容を解析する。
メッセージ送受信部273は、サーバ20に登録されるユーザ間で、テキスト、音声、画像または動画等のデータを送受信させるための処理を行う。
<データ構造>
図5と図6とを参照して、実施の形態1の運動能力管理システム1で使用されるデータのデータ構造について説明する。
図5は、ユーザ管理情報261のデータ構造と、データ管理情報262のデータ構造とを示す図である。図5に示すように、ユーザ管理情報261は、サーバ20に登録される各ユーザの詳細な情報を示す。ユーザ管理情報261の各レコードは、ユーザ識別情報261Aと、ユーザ名261Bと、体格情報261Cと、連絡先261Dと、国籍・地域261Eと、性別261Fと、競技種目261Gと、生年月日261Hを含む。
ユーザ識別情報261Aは、各ユーザを識別する情報である。各ユーザは、様々な属性が付与されており、例えば、各ユーザには、運動能力をセンサにより計測する一般ユーザと、一般ユーザに対してアドバイス等を行うアドバイザー(コーチなど)が含まれる。
ユーザ名261Bは、各ユーザの名称を示す。体格情報261Cは、各ユーザの体格についての情報を示し、例えば、年齢の情報と、身長の情報と、体重の情報とを含む。連絡先261Dは、各ユーザの連絡先を示す。国籍・地域261Eは、各ユーザの国籍と、住所又は居所となる地域とを示す。性別261Fは、各ユーザの性別を示す。競技種目261Gは、各ユーザが予め登録する、スポーツなどの競技種目を示す。生年月日261Hは、各ユーザの生年月日を示す。
データ管理情報262は、各ユーザについて、ユーザに指定された運動の種目における計測データ、および、計測データの解析結果を示す。
ユーザ識別情報262Aは、各ユーザを識別する情報である。運動種目262Bは、センサにより計測される対象となる運動の種目を示す。センサ出力値262Cは、センサによって出力されたデータを示す。例えば、センサ出力値262Cは、加速度センサ132、角速度センサ133およびGPSモジュール134の出力値を含む。データ取得日時262Dは、センサによりデータが出力された日時を示す。データ解析結果262Eは、センサ出力値262Cに示されるデータに対し、サーバ20の解析結果送信部272によって解析された解析結果を示す。例えば、サーバ20から通信装置10へ、テキストデータを含む解析結果を送信する場合に、データ解析結果262Eは、サーバ20から通信装置10へ送信されるテキストデータの本文を含む。なお、図5の例では、センサ出力値262Cにおいて、センサにより出力されるデータを格納することとしているが、この他に、センサにより出力されるデータに基づいて算出される、ユーザの運動能力を示すデータをデータ管理情報262に含めることとしてもよい。
図6は、競技種目毎特性情報264のデータ構造を示す図である。図6に示すように、競技種目毎特性情報264は、競技種目264Aと、運動種目264Bと、得点平均264Cとを含む。
競技種目264Aは、野球やバレーボールなどの、スポーツその他の競技の種目を示す。
運動種目264Bは、運動種目264Bに示される各運動種目について、各競技種目のプレイヤーの計測データの平均値を示す。例えば、サーバ20は、各運動種目について、計測データに基づき、ユーザの運動能力を表す値を算出し(例えば、運動種目「20m走」であれば、サーバ20は、センサの出力値に基づき、走行速度や走行ピッチなどを算出し、これら算出値のそれぞれに重みづけを施すこと等により、ユーザの運動能力を表す値を算出する)、算出した値の分布をとって、各プレイヤーの偏差値を算出する。サーバ20は、各競技種目のプレイヤーの偏差値の傾向に基づいて、各競技種目のプレイヤーの計測データの平均値を算出する。例えば、運動種目に示される各ユーザの運動能力を、計測データの偏差値に基づいて0点から4点の範囲で評価した場合に、競技をしていないユーザ(競技種目「一般」)の得点が、運動種目「20m走」では得点「2.0点」であるのに対し、競技種目「野球」を指定しているユーザは、運動種目「20m走」について、平均では得点「2.7点」となっており、競技をしていないユーザと比べて、競技種目「野球」を指定しているユーザが平均して走行能力が高いことが示されている。
得点平均264Cは、各運動種目に示されるプレイヤーの運動能力の総合的な評価を示す値であり、運動種目264Bに示される各運動種目の得点の平均を示す。
<動作>
次に、運動能力管理システム1に含まれる通信装置10とサーバ20の動作について説明する。
図7は、通信装置10からサーバ20へ計測データを送信し、サーバ20における計測データの解析結果を通信装置10が受信してユーザへ報知する処理を示すフローチャートである。通信装置10は、ユーザの運動能力を計測するためのアプリケーション159を実行することによりサーバ20と接続して、図7に示す処理を開始する。
ステップS101において、制御部160は、運動の計測を開始するか、SNS機能によりユーザ同士の交流を開始するかの指示を、操作受付部141等を介してユーザから受け付ける。ステップS101において、ユーザがSNS機能の開始を指示した場合、制御部160は、後述するステップS111の処理を行う。ステップS101において、ユーザが運動の計測の開始を指示した場合、制御部160は、ステップS103の処理を行う。
ステップS103において、制御部160は、運動の種目の指定を、操作受付部141等を介してユーザから受け付ける。
ステップS105において、制御部160は、計測開始の指示を、操作受付部141等を介してユーザから受け付けることにより、センサ部130の各センサの出力値を記録する。
ステップS107において、制御部160は、センサ部130の各センサによるデータの出力の終了後、ユーザ識別情報151と、ユーザにより指定された運動の種目について取得された計測データ152とをサーバ20へアップロードする。
ステップS201において、サーバ20の制御部207は、通信装置10から、ユーザ識別情報151と、ユーザにより指定された運動の種目について取得された計測データ152とを受信してデータ管理情報262を更新する。
ステップS203において、制御部207は、ユーザにより指定された運動の種目について、データ管理情報262を参照し、他のユーザの計測データと、ステップS201で受信したユーザの計測データとに基づいて、ステップS201で受信した計測データに示されるユーザの運動内容を解析する(例えば、ユーザの運動能力の偏差値を算出する)。
ステップS205において、制御部207は、ステップS203で解析したユーザの運動内容の解析結果を通信装置10へ送信する。
ステップS109において、制御部160は、センサ部130の各センサの計測データに対し、サーバ20において解析された解析結果をサーバ20から受信して、受信した解析結果をディスプレイ142へ表示すること等により、解析結果をユーザへ報知する。
ステップS111(ステップS101においてユーザがSNS機能の開始を指示した場合)において、制御部160は、サーバ20を介して、サーバ20に登録された他のユーザとの間でメッセージを送受信する。
ステップS113において、制御部160は、サーバ20から、サーバ20に登録されている他のユーザの計測データ(ユーザの友達の計測データ、アスリートの計測データなど)を受信して、受信した他のユーザの計測データをディスプレイ142に表示する。
<画面の表示例>
次に、通信装置10における画面の表示の例を説明する。
図8は、通信装置10がユーザの運動内容をセンサ部130により計測し、計測データに基づきサーバ20がユーザの運動内容を解析した解析結果を表示する処理の画面の例を示す図である。
図8の状態(A)において、通信装置10は、ディスプレイ142に、ユーザ名表示部181と、運動種目表示部182と、計測開始ボタン183と、計測モード指示部184と、メッセージモード指示部185とを表示する。
ユーザ名表示部181は、サーバ20に登録されているユーザであって、通信装置10からサーバ20に接続しているユーザの識別情報を表示する領域である。ユーザ名表示部181に表示される情報は、サーバ20が提供するプラットフォームに通信装置10からログインしているユーザ(例えば、ユーザ名「AAA」)を示す。
通信装置10は、計測モード指示部184とメッセージモード指示部185とにより、運動の計測を開始するか、SNS機能を開始するかを示す指示をユーザから受け付ける。計測モード指示部184は、運動の計測を開始する指示をユーザから受け付けるための領域である。メッセージモード指示部185は、SNS機能を開始する指示をユーザから受け付けるための領域である。状態(A)の例では、通信装置10は、ユーザから計測モード指示部184に対する入力操作を受け付けて(または、アプリケーション159の起動時に、予め計測モード指示部184が選択された状態にして)、運動の計測を開始するための画面を表示している。計測モード指示部184は、メッセージモード指示部185と比較して強調表示されている(図7のステップS101において、「運動の計測」)。なお、通信装置10は、メッセージモード指示部185を選択する操作をユーザから受け付けた場合、サーバ20のSNS機能を利用するための画面を表示する(図7のステップS101において、「SNS機能」)。これにより、ユーザ名表示部181に示されるユーザは、他のユーザとメッセージを送受信することができる。
運動種目表示部182は、運動の計測の対象となる、運動の種目の指定をユーザから受け付けるための領域である。通信装置10は、複数の運動の種目に対応している。運動の種目としては、例えば、文部科学省が定める新体力テスト実施要項等の、運動能力をテストするために予め定められたテスト項目があり、具体的には、項目「反復横とび」、項目「50m走」、項目「立ち幅とび」、項目「20mシャトルラン(往復持久走)」など様々なものがある。また、運動の種目としては、この他にも、ウェイトトレーニングにおけるトレーニングメニューがあり、例えば、項目「ベンチプレス」、項目「スクワット・ジャンプ」、項目「ランニング」などがある。また、運動の種目としては、これらに限らず、野球やサッカーなど様々なスポーツにおける練習項目を、運動の種目として指定可能としてもよい。これらの項目において、ユーザの運動能力を測定するために、例えばバーベルやユーザの腕などに通信装置10(または装着型通信機器30)を装着する。この状態で、通信装置10は、ユーザの運動開始の指示と連動して、加速度センサ132、角速度センサ133、GPSモジュール134およびその他のセンサ装置からの出力値に基づく計測データを記憶する。
例えば、ユーザの運動能力を測定するために、運動の種目として項目「20m走」をユーザが指定した場合、ユーザは、通信装置10(または装着型通信機器30)を装着し、ユーザ自身が測定開始を通信装置10に指示して走行を開始する。通信装置10またはサーバ20は、加速度センサ132および角速度センサ133等の各種センサの出力値に基づいて、20mの走行が完了するまでのタイム、疾走中の歩幅およびピッチ(歩数)、疾走中の速度(スタートダッシュの速度を表す。通常、ユーザが10歳程度までの年齢であると、10m程度の走行時にユーザの最高速度が出現する)などを計算する。また、運動の種目として項目「プロアジリティ(敏捷性)」をユーザが指定した場合、通信装置10またはサーバ20は、加速度センサ132および角速度センサ133等の各種センサの出力値に基づいて、プロアジリティテストを完了するまでのタイム、疾走中の歩幅およびピッチ、疾走中の速度の変化(スタート時、減速時、切り替えし時など)などを計算する。
また、例えば、運動の種目が、ユーザの跳躍を伴うものである場合(項目「反復横とび」、項目「垂直とび」、項目「立ち幅とび」、項目「リバウンドジャンプ指数」、項目「スクワット・ジャンプ」など)、通信装置10またはサーバ20は、加速度センサ132および角速度センサ133等の各種センサの出力値に基づいて、ユーザが跳躍した距離、ユーザが地面に着地した接地時間などを計測データとして計算する。また、例えば、運動の種目が「ランニング」である場合、通信装置10またはサーバ20は、加速度センサ132、角速度センサ133およびGPSモジュール134等の各種センサの出力値に基づいて、ユーザのランニング時における平均スピード、平均ステップ数(一定時間内における接地の回数を示し、ランニングのペースを表す)、平均ステップ長(歩幅)など、ランニングに関する運動能力を示す様々なパラメータを計算する。サーバ20は、これらユーザが跳躍した距離、ユーザが地面に着地した接地時間などの計算結果に基づいて、他のユーザのデータと比較して、運動能力を計測したユーザの運動内容を解析する。ユーザの運動内容を解析するために、例えば、サーバ20は、運動能力を計測したユーザのデータと、他のユーザのデータとを比較して、運動能力を計測したユーザの偏差値を算出する、または運動能力を向上させるために次に取り組むべきトレーニングメニューを特定する(例えば、他のユーザのデータと比較して、ユーザが跳躍した距離を向上させられる余地が一定以上ある場合、ユーザの跳躍力を向上させるためのトレーニングメニューを特定する)等の処理を行う。
計測開始ボタン183は、計測開始の指示をユーザから受け付けるための領域である。通信装置10は、計測開始の指示を受け付けることにより、センサ部130の各種センサの出力値を記録する(図7のステップS105)。なお、通信装置10は、例えばユーザから計測終了を示す操作を通信装置10が受け付ける、または計測開始から一定時間が経過する等の予め設定された条件に従って、ユーザの運動能力の計測を終了する。
図8の状態(B)は、通信装置10がユーザの運動能力の計測を終了し、ユーザの識別情報と、ユーザにより指定された運動の種目と、センサ部130の各種センサから出力された出力値に基づく計測データ152とをサーバ20へ送信する状態を示す(図7のステップS107)。計測種目表示部186は、計測の対象となった運動の種目を示す。図8の状態(B)において、計測データ表示部187は、センサ部130の各種センサから出力された計測値を示す。解析結果表示部188は、ユーザにより指定された運動の種目についての計測データ152に基づいて、サーバ20がユーザの運動内容を解析した解析結果を表示するための領域である。なお状態(B)では、通信装置10は、サーバから、ユーザの運動内容の解析結果を受信するために待機しており、解析結果表示部188には情報が表示されていない。
図8の状態(C)は、通信装置10がサーバ20から、ユーザの運動内容を解析した解析結果を受信して、受信した解析結果をディスプレイ142に表示している状態を示す(図7のステップS109)。通信装置10は、解析結果表示部188に、ユーザの運動内容の解析結果を表示する。状態(C)の例では、ユーザの計測データについて、ユーザと同世代の他のユーザの計測データと比較した際の偏差値、ユーザの運動能力についての評価、ユーザが一層の運動能力の強化を志向する場合のトレーニング箇所の示唆などが、ユーザの運動内容の解析結果に含まれる。また、ユーザの運動能力の計測が終了した状態(C)において、サーバ20のSNS機能の利用を促すためのインタフェースが提供される。具体的には、通信装置10は、トレーナーモード指示部191と、ソーシャルモード指示部192と、アスリートモード指示部193とをディスプレイ142に表示する。トレーナーモード指示部191は、ユーザの運動能力について、トレーナー(コーチ)としてサーバ20に登録される他のユーザのアドバイスを表示するための操作を受け付ける領域である。ソーシャルモード指示部192は、ユーザが、運動能力を示す計測データを、サーバ20に登録される他のユーザの計測データと比較するための操作を受け付ける領域である。アスリートモード指示部193は、ユーザが、運動能力を示す計測データを、プロアスリートの計測データと比較するための操作を受け付ける領域である。
図8の状態(D)は、通信装置10が、ユーザの運動能力について、トレーナー(コーチ)としてサーバ20に登録される他のユーザのアドバイスをディスプレイ142に表示している状態を示す。トレーナーメッセージ表示部189は、トレーナーとしてサーバ20に登録されるユーザのアドバイスを表示するための領域である。例えば、通信装置10のユーザは、予め、トレーナーとしてサーバ20に登録されるユーザを指定する。トレーナーとして指定されたユーザは、計測データを参照して、運動能力を測定したユーザに対するアドバイスをサーバ20に登録する。サーバ20は、トレーナーとして指定されたユーザが登録したアドバイスを、トレーナーを指定したユーザに対し送信する。これにより、運動能力を測定したユーザは、ユーザ自身が各種センサの出力値の解釈に不得手であっても、運動能力についての評価を容易に知ることができる。
図9は、サーバ20が、ユーザの運動能力に適合すると推定される競技種目を特定し、ユーザの指定する競技種目がある場合にメッセージを生成して通信装置10へ送信する処理を示すフローチャートである。サーバ20は、ユーザ管理情報261の競技種目261Gを参照して、ユーザが指定している競技種目を特定する。
ステップS221において、サーバ20の制御部207は、データ管理情報262を参照して、ユーザの計測データと、サーバ20に蓄積される各ユーザの計測データとを比較して、各運動種目についてユーザの運動能力を示すパラメータ(複数のユーザの計測データの分布に対し、パラメータの算出対象となるユーザの計測データの偏差値など)を算出する。
ステップS223において、制御部207は、競技種目毎特性情報264を参照し、ユーザの運動能力を示すパラメータと最も近い競技種目を特定する。例えば、制御部207は、運動種目ごとに、ユーザの運動能力を示すパラメータとの差分を算出し、差分の累計が最も低い競技種目を、ユーザの運動能力を示すパラメータと最も近い競技種目と特定する。
ステップS225において、制御部207は、ユーザ管理情報261の競技種目261Gを参照して、ユーザが指定している競技種目がある場合は、ユーザの運動能力を示すパラメータと、その競技種目について競技種目毎特性情報264に示されるパラメータ(その競技種目のプレイヤーの平均的な運動能力)との差分に基づいてメッセージを作成する。例えば、サーバ20は、予め、ユーザの運動能力を示すパラメータと、競技種目毎特性情報264に示されるパラメータとの差分の大きさと対応したメッセージを記憶している。制御部207は、差分と、記憶しているメッセージとに基づいて、ユーザが指定した競技種目のプレイヤーの平均的な運動能力に対し、著しく運動能力が低いパラメータがある場合は、そのパラメータを向上させるためのアドバイスを含むメッセージを生成する。
ステップS227において、制御部207は、ステップS223で特定した、ユーザの運動能力を示すパラメータと最も近い競技種目の情報と、ステップS225でメッセージを生成した場合は、そのメッセージと、その他の競技種目についての情報とを、ユーザの運動能力の評価結果として通信装置10へ送信する。
ステップS117において、通信装置10の制御部160は、サーバ20から、ユーザの運動能力の評価結果を受信して、受信した評価結果を、ディスプレイ142に表示する等によりユーザへ報知する。
図10は、通信装置10が、サーバ20から、ユーザの運動能力の評価結果を受信して、受信した評価結果をディスプレイ142に表示する処理の画面の例を示す図である。
図10の状態(A)において、通信装置10は、ディスプレイ142に、運動能力評価開始ボタン401を表示する。運動能力評価開始ボタン401は、運動種目ごとの計測データに基づいて、ユーザに適合すると推定される競技種目と、ユーザが指定した競技種目がある場合は、指定されている競技種目のプレイヤーの平均的な運動能力との差分に応じたメッセージとを表示するための指示をユーザから受け付けるための領域である。
状態(B)は、通信装置10が、運動種目ごとのユーザの計測データの評価結果と、ユーザが指定した競技種目についてのプレイヤーの平均的な運動能力とを表示している状態を示す。
競技種目表示部402は、ユーザが指定している競技がある場合に、当該競技の種目を表示するための領域である。運動能力表示部403は、通信装置10によって計測されるユーザの計測データと、サーバ20に蓄積される各ユーザの計測データとに基づいて、通信装置10のユーザの運動能力をレーダーチャート形式で表示するための領域である。状態(B)の例では、運動種目として、種目「20m走」など6種目を表示する例を示している。提案ボタン405は、ユーザの運動能力のパラメータと最も近い競技種目としてサーバ20によって特定される競技種目(図9のステップS223)を表示する操作をユーザから受け付けるための領域である。
平均能力表示部404は、ユーザが指定している競技種目のプレイヤーの平均的な運動能力をレーダーチャート形式で表示するための領域である。解説ボタン406は、ユーザの運動能力のパラメータと、ユーザが指定する競技種目のプレイヤーの平均的な運動能力との差分に基づいてサーバ20により生成されるメッセージ(図9のステップS225)を表示する操作をユーザから受け付けるための領域である。
状態(C)は、通信装置10が、状態(B)において提案ボタン405への入力操作をユーザから受け付けた場合の画面の表示例を示す。通信装置10は、提案ボタン405への入力操作を受け付けることで、提案内容408をディスプレイ142に表示する。提案内容408は、図9のステップS223の処理により、ユーザの運動能力のパラメータと最も近い競技種目として特定される競技種目をユーザに通知するための領域である。状態(C)の例では、ユーザの運動能力に最も近い競技種目は、種目「野球」であることが、提案内容408に表示されている。
状態(D)は、通信装置10が、状態(B)において解説ボタン406への入力操作をユーザから受け付けた場合の画面の表示例を示す。通信装置10は、解説ボタン406への入力操作を受け付けることで、解説409をディスプレイ142に表示する。解説409は、図9のステップS225の処理により、ユーザが指定する競技種目についてサーバ20が生成したメッセージを表示するための領域である。状態(D)の例では、通信装置10は、ユーザが指定する競技である種目「バレーボール」について、ユーザの運動能力のパラメータと、種目「バレーボール」のプレイヤーの平均的な運動能力との差分に基づいて、どの運動種目のトレーニングを重点的に行うとよいか等のメッセージを解説409に表示している。
各種センサの出力に基づき取得される計測データの解釈がユーザにとって不得手であることがある。これに対し、実施の形態1の運動能力管理システム1によると、サーバ20による解析結果を通信装置10が表示することで、ユーザは、運動能力や競技能力を容易に把握することができる。
<実施の形態2>
次に、運動能力管理システムの別の実施の形態について説明する。実施の形態2では、装着型通信機器30と通信装置10とが時刻を同期して、装着型通信機器30がユーザに装着されて各種センサの出力値を記録するタイミングと、通信装置10のカメラ144による撮影データとを同期させて記憶する。
図11は、実施の形態2の運動能力管理システムにおける装着型通信機器30と通信装置10の動作を示すフローチャートである。
ステップS301において、装着型通信機器30の制御部360は、Bluetooth(登録商標)、無線LAN規格など既定の通信規格に従って、通信装置10との無線通信による接続を確立する。
ステップS131において、通信装置10の制御部160は、規定の通信規格に従って、装着型通信機器30との無線通信による接続を確立する。
ステップS303において、装着型通信機器30の制御部360は、時刻を同期させるためのプロトコルに従うことにより、通信装置10と時刻を同期させる。
ステップS133において、通信装置10の制御部160は、無線基地局から送信される時刻同期情報などを利用することにより、装着型通信機器30と時刻を同期させる。例えば、通信装置10と装着型通信機器30とが、時刻を同期させるプロトコルに従って時刻情報を調整したことを互いに通知すること等により、通信装置10と装着型通信機器30とが同期する。
ステップS305において、装着型通信機器30の制御部360は、物理操作キー331等を介してユーザから計測開始の指示を受け付けることにより、センサ部330の各センサの出力値を記録する。
ステップS135において、通信装置10の制御部160は、カメラ144により撮影データを生成する。
ステップS307において、装着型通信機器30の制御部360は、センサ部330の各センサによる計測の終了後、計測時の時刻情報と、ユーザにより指定された運動の種目について取得された計測データ352とを通信装置10へ送信する。
ステップS137において、通信装置10の制御部160は、装着型通信機器30から、装着型通信機器30における計測時の時刻情報と、ユーザにより指定された運動の種目について取得された計測データ352とを受信して記憶部150により記憶する。通信装置10は、カメラ144により生成される撮影データと、撮影時刻とを対応付けて記憶部150により格納する。
ステップS139において、制御部160は、ユーザ識別情報151と、ユーザにより指定された運動の種目について取得された計測データ152とをサーバ20へアップロードする。
ステップS141において、制御部160は、センサ部130の各センサの出力値に基づく計測データに対し、サーバ20において解析された解析結果をサーバ20から受信して、受信した解析結果をディスプレイ142へ表示すること等により、解析結果をユーザへ報知する。制御部160は、サーバ20から受信した解析結果を装着型通信機器30へ送信する。
ステップS309において、制御部360は、ユーザの運動内容の解析結果を通信装置10から受信して、受信した解析結果をスピーカ348等によりユーザへ報知する。
図12は、通信装置10の撮影データと、装着型通信機器30が取得した計測データとを同期させてディスプレイ142に表示する場合の画面の例を示す図である。
図12において、計測結果表示部196は、装着型通信機器30をユーザが装着した場合に、装着型通信機器30のセンサ部330の出力値に基づき取得される計測データ352を表示するための領域である。通信装置10は、装着型通信機器30から、計測データ352を受信して記憶部150により記憶する(図11のステップS137)。
動画表示部197は、通信装置10がカメラ144により撮影した撮影データを表示するための領域である。図12の例では、運動の種目として項目「30m走」がユーザにより指定されている。計測結果表示部196において、矢印198は、動画表示部197に表示される動画の再生時点を示す。
このように、通信装置10が、計測データの変化と、カメラ144により生成される撮影データとを同期させてディスプレイ142に表示することで、ユーザが計測データと撮影データとを関連付けて容易に確認することができる。そのため、撮影データに示される映像にユーザが含まれる場合に、通信装置10は、姿勢等と計測データとの関係を視覚的に容易にユーザに理解させることができる。また、通信装置10は、計測データと同期が取れた動画データをサーバ20へアップロードすることができるため、ユーザがサーバ20へ投稿した動画データについて、アドバイザーが参照する際に、ユーザの計測データと動画データとの時刻の関係を視覚的に容易にアドバイザーに理解させることができる。
<実施の形態3>
次に、運動能力管理システムの別の実施の形態について説明する。実施の形態1では、運動能力管理システム1において、特に、サーバ20が、通信装置10から送信される計測データおよびサーバ20に蓄積されるデータに基づいて、ユーザの運動内容を解析する。また、サーバ20は、計測データ等に基づいてユーザの運動能力を解析することにより、ユーザに適した競技種目についてのメッセージや、ユーザが指定した競技種目についてのメッセージを生成する。これに対し、実施の形態3の運動能力管理システムでは、サーバ20は、通信装置10のユーザと、ユーザに対しアドバイスをするアドバイザーとを結びつけるプラットフォームとして機能し、ユーザとアドバイザーとの間でメッセージ、動画その他の情報を通信するための処理を行う。サーバ20は、ユーザとアドバイザーとの間の通信の履歴をアドバイス履歴情報265として管理する。これにより、ユーザがアドバイザーに対してアドバイスを求める内容が、例えばメッセージや動画としてサーバ20へ蓄積される。サーバ20は、このようにして蓄積された情報をもとに、不特定のユーザから、アドバイザーへアドバイスを求めるための情報の検索を受け付けて、そのユーザに対し、アドバイス内容を含むメッセージや動画を検索結果として応答する。
サーバ20は、ユーザがアドバイスを求める内容の検索の履歴を蓄積することで、他者(例えば、スポーツ用品メーカーなど、ユーザが使用する製品、ユーザが利用するサービスその他の便益を提供する者)に対し、ユーザが運動、競技その他の運動能力に関して情報を検索するためのキーワードが何であるかを提供することができる。また、サーバ20は、ユーザが閲覧したアドバイザーのメッセージ等の閲覧回数等を記録することで、優れたアドバイザーをユーザと結びつけるプラットフォームとしての機能を発揮し、これによりユーザ数の増加を図ることもできる。
<データ構造>
図13を参照して、実施の形態3の運動能力管理システムで使用されるデータのデータ構造について説明する。
図13は、アドバイス履歴情報265のデータ構造を示す図である。図13に示すように、アドバイス履歴情報265は、ユーザがアドバイザーにアドバイスを求めるためのデータ(メッセージデータ、動画データその他の情報)と、アドバイザーがユーザに応答するデータ(アドバイスを含むメッセージデータ、動画データその他の情報)とを対応づけたものである。
ユーザ識別情報265Aは、各ユーザを識別する情報である。競技種目265Bは、ユーザが指定する競技種目を示す。動画受信日時265Cは、通信装置10から、ユーザが生成した動画を受信した日時を示す。ユーザが送信した動画には、例えば、野球やバレーボールなどの競技種目において、ユーザ自身のプレー内容や練習風景などを撮影したものを含む。メッセージデータ265Dは、ユーザがアドバイザーに対して送信するメッセージを含む。
アドバイザー識別情報265Eは、ユーザが送信したメッセージデータ、動画データその他の情報に対してアドバイスを行うアドバイザーを識別する情報である。動画返信日時265Fは、アドバイザーが生成した動画データを、ユーザ識別情報265Aに示されるユーザの通信装置10にサーバ20が送信した日時を示す。アドバイザーが生成した動画には、例えば、ユーザが生成した動画データを閲覧したアドバイザーが、ユーザが生成した動画データについてコメントする様子などを含む。アドバイス265Gは、アドバイザーがユーザに対して送信するメッセージを含む。例えば、アドバイス265Gは、アドバイザーが生成した動画データの内容を要約したテキスト(例えば、アドバイザー自身が入力したテキスト)を含む。
<動作>
図14は、実施の形態3の運動能力管理システムにおいて、サーバ20がユーザとアドバイザーとを結びつけるプラットフォームとして機能するための、通信装置10とサーバ20の動作を示すフローチャートである。
ステップS151において、通信装置10の制御部160は、競技の種目を指定する操作を、操作受付部141等を介してユーザから受け付ける。制御部160は、アドバイザーにアドバイスを求めるユーザがカメラ144によって生成した動画データ、ユーザが入力したメッセージデータ等の情報をサーバ20へアップロードする。制御部160は、センサ部130によって出力される出力値に基づく計測データ152がある場合は、計測データ152をサーバ20へアップロードする。
ステップS231において、サーバ20の制御部207は、通信装置10から、ユーザの識別情報と、ユーザが指定した競技の種目の情報と、ユーザが生成した動画データとを受信する。制御部207は、通信装置10から計測データ152を受信した場合は、計測データ152を記憶部150に記憶させる。
ステップS233において、制御部207は、ユーザに対しアドバイスをするアドバイザー(トレーナー、コーチなど)の端末に対し、通信装置10から動画データがアップロードされたことを通知する。アドバイザーの端末は、アドバイザーの操作に応じて、サーバ20から通知された動画データをサーバ20からダウンロードする。また、アドバイザーの端末は、アドバイザーの操作に応じて、ユーザに応答するための動画データを生成すること、ユーザに対するアドバイザーのアドバイスの入力を受け付けることその他の処理を行う。アドバイザーの端末は、アドバイザーが生成した動画データ、アドバイザーが入力したアドバイスを含むメッセージデータその他の情報をサーバ20へアップロードする。
ステップS235において、制御部207は、通信装置10のユーザが生成した動画データに対する返信として、アドバイザーの端末から、アドバイスを含むメッセージデータ、動画データその他の情報を受信し、受信した情報を記憶部260に蓄積させる。制御部207は、アドバイザーの端末から受信した情報として、メッセージデータ、動画データまたは動画データがあることを通信装置10へ通知する情報その他の情報を通信装置10へ送信する。
ステップS157において、通信装置10の制御部160は、アドバイザーのアドバイスを含むメッセージデータ、アドバイザーが生成した動画データまたは動画データがあることを通知する情報その他の情報をサーバ20から受信して、受信した情報をディスプレイ142等によりユーザへ報知する。
図15は、実施の形態3の運動能力管理システムにおいて、サーバ20が、アドバイザーへアドバイスを求めるための情報の検索を通信装置10から受け付けて、そのユーザに対し、アドバイス内容を含むメッセージや動画を検索結果として応答するための処理を示すフローチャートである。
ステップS161において、通信装置10の制御部160は、競技の種目を指定する操作を、操作受付部141等を介してユーザから受け付ける。制御部160は、アドバイザーのアドバイスを含むメッセージデータおよびアドバイザーが生成した動画データを検索するためのキーワード等の検索条件の入力を、操作受付部141等を介してユーザから受け付ける。
ステップS163において、制御部160は、ユーザから受け付けた競技種目および検索条件をサーバ20へ送信する。
ステップS241において、サーバ20の制御部207は、通信装置10から検索条件その他の情報を受信して、受信した検索条件を記憶部260に蓄積させる。制御部207は、通信装置10から受信した検索条件に基づいて、アドバイス履歴情報265を参照して、アドバイザーのアドバイスを含むメッセージデータおよび動画データ等の情報を検索する。
ステップS243において、制御部207は、通信装置10に対し、アドバイザーのアドバイスを含むメッセージデータおよび動画データの検索結果を送信する。
ステップS165において、通信装置10の制御部160は、アドバイザーのアドバイスを含むメッセージデータおよび動画データの検索結果をサーバ20から受信して、受信した情報を、ディスプレイ142等によりユーザへ報知する。
ステップS167において、制御部160は、サーバ20から受信した検索結果をディスプレイ142に表示して、検索結果を選択する操作をユーザから受け付ける。制御部160は、ユーザが指定した検索結果(アドバイスを含むメッセージデータおよび動画データ)をサーバ20へ要求する。
ステップS245において、サーバ20の制御部207は、ユーザが指定した検索結果(アドバイスを含むメッセージデータおよび動画データ)の要求を受け付けて、ユーザが指定した内容を記憶部260に蓄積するとともに、通信装置10に対し、ユーザが指定した情報(アドバイスを含むメッセージデータおよび動画データ)を送信する。
ステップS169において、通信装置10の制御部160は、アドバイスを含むメッセージデータ及び動画データをサーバ20から受信して、受信した情報を、ディスプレイ142等によりユーザへ報知する。
図16は、サーバ20が、通信装置10のユーザと、ユーザに対しアドバイスをするアドバイザーとを結びつけるプラットフォームとして機能し、ユーザとアドバイザーとの間でメッセージ、動画その他の情報を通信するための処理を行う際の通信装置10の画面の表示例、およびユーザから蓄積された情報の検索を受け付ける画面の表示例を示す。
図16の状態(A)において、通信装置10は、ディスプレイ142に、競技種目指定受付部432と、アドバイザー指定受付部433と、送信指示部434と、メッセージ入力受付部435とを表示する。競技種目指定受付部432は、ユーザから競技の種目の指定を受け付けるための領域である(ステップS151)。アドバイザー指定受付部433は、ユーザから、アドバイザーの指定を受け付けるための領域である。例えばサーバ20から、ユーザが指定可能なアドバイザーの識別情報を通信装置10が受信している。送信指示部434は、ユーザによって生成された動画データをサーバ20へアップロードする操作を受け付けるための領域である(ステップS151)。メッセージ入力受付部435は、動画データとともにアドバイザーへ送信するメッセージの入力をユーザから受け付けるための領域である(ステップS151)。
状態(B)は、通信装置10からサーバ20に対し、動画データ、メッセージデータその他の情報を送信している状態を示す。指定競技436は、ユーザが指定した競技の種目を表示するための領域である。動画データ表示部437は、通信装置10がサーバ20へ送信している動画データを表示するための領域である。アドバイザー応答表示部438は、ユーザが生成した動画データに対する応答として、アドバイザーが生成する動画を表示するための領域である。状態(B)においては、通信装置10は、サーバ20から、アドバイザーからの応答としてのメッセージデータ、動画データその他の情報の受信をするために待機している状態である。そのため、アドバイザー応答表示部438は、アドバイザーからの応答としての動画データの受信待ちであることを表示している。
状態(C)は、通信装置10が、アドバイザーのアドバイスを含むメッセージデータ、動画データその他の情報をサーバ20から受信して、受信した情報をディスプレイ142に表示している状態を示す(ステップS157)。アドバイザーメッセージ表示部439は、サーバ20から受信した、アドバイザーのアドバイスを含むメッセージデータを表示するための領域である。また、アドバイザー応答表示部438は、サーバ20から、アドバイザーが生成した動画データをサーバ20から受信しており再生可能であることか、または、アドバイザーが生成した動画データがサーバ20に登録されており、動画データが通信装置10によってサーバ20からストリーミングデータとして利用可能であること等を表示している。
状態(D)は、図15に示す処理のステップS161に対応した状態の例を示す。検索条件受付部441は、検索条件の入力をユーザから受け付けるための領域である。状態(D)の例では、ユーザがサーバ20に蓄積されたアドバイザーの動画データおよびメッセージデータを検索するために、キーワード「打球」と、キーワード「練習方法」とがユーザによって入力されている。すなわち、通信装置10は、ユーザから、競技種目「野球」について、打球を練習するための練習方法を知るためのキーワードを検索条件として受け付けている(ステップS161)。検索開始指示部442は、サーバ20に蓄積されるアドバイザーの動画データおよびメッセージデータを検索するために、ユーザによって入力されたキーワード等をサーバ20に送信する指示をユーザから受け付けるための領域である(ステップS163)。
実施の形態3の運動能力管理システムによると、ユーザがアドバイザーに対してアドバイスを求める内容が何であるか、また、ユーザが運動能力や競技能力を向上させるためにどのようなことに関心をもっているか等の情報がサーバ20に蓄積される。具体的には、サーバ20は、これらの情報を、ユーザの通信装置10からサーバ20へ送信される情報、アドバイザーの端末からユーザへの応答としてアドバイザーが生成する情報その他の情報によって蓄積していく。これにより、運動能力管理システムは、他者に対し、ユーザが運動、競技その他の運動能力に関して情報を検索するためのキーワードが何であるかを提供することができる。また、運動能力管理システムは、ユーザとアドバイザーとを結びつけるプラットフォームとしての機能を発揮することができる。
<実施の形態4>
次に、運動能力管理システムの別の実施の形態について説明する。実施の形態4では、サーバ20は、通信装置10から、一定の運動能力を有するユーザを抽出するための検索条件の入力を受け付けて、検索条件を満たすユーザに対するメッセージの送信を受け付ける。
図17は、実施の形態4の通信装置10およびサーバ20の動作を示すフローチャートである。
ステップS141において、制御部160は、一定の運動能力を有するユーザを抽出するための検索条件の入力を、ディスプレイ142等により受け付ける。検索条件とは、例えば、跳躍力が一定以上あること、ランニング時の走行速度が一定水準を超えること、ユーザの年齢層などさまざまなものがある。
ステップS143において、制御部160は、ユーザから入力を受け付けた検索条件をサーバ20へ送信する。
ステップS211において、サーバ20の制御部207は、通信装置10から、ユーザを抽出するための検索条件(例えば、サーバ20は、図5のユーザ管理情報261に含まれる、ユーザの体格の情報(体格情報261C)、国籍の情報(国籍・地域261E)などを検索条件として受け付ける)を受け付けて、サーバ20に登録されるユーザのうち、検索条件を満たすユーザを、ユーザ管理情報261およびデータ管理情報262に基づき照合する。
ステップS213において、制御部207は、検索条件に基づき抽出されたユーザがある場合に、抽出されたユーザがあることを通信装置10へ通知し、抽出されたユーザに対してメッセージを送信するか否かを問い合わせる画面を通信装置10へ応答する。
ステップS145において、通信装置10の制御部160は、サーバ20から、検索条件に対する検索結果を受信し、検索条件に基づき抽出されたユーザがある場合に、当該ユーザに対し、メッセージを送信するか否かの入力操作をユーザから受け付ける。
ステップS147において、制御部160は、検索条件に基づき抽出されたユーザに対してメッセージを送信する場合に、メッセージを送信する指令およびメッセージ本文をサーバへ送信する。
ステップS215において、サーバ20の制御部207は、検索条件に基づき抽出されたユーザに対し、当該ユーザがメッセージを受信するか否かの設定に従って、通信装置10からのメッセージを送信する。
これにより、例えば、スカウトを担当する者が、運動能力の高いユーザをスカウトしたい場合に、当該ユーザに容易にコンタクトをとることができる。また、ユーザがメッセージの受信の可否を設定している場合、受信の設定に応じて、スカウトを担当する者からのメッセージを受信することができる。
本実施の形態に係る通信装置およびサーバは、プロセッサと、その上で実行されるプログラムにより実現される。本実施の形態を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 運動能力管理システム、10 通信装置、20 サーバ、30 装着型通信機器、111 無線通信部、130 センサ部、131 物理操作キー、132 加速度センサ、133 角速度センサ、134 GPSモジュール、141 操作受付部、142 ディスプレイ、144 カメラ、146 音声処理部、147 マイク、148 スピーカ、150 記憶部、151 ユーザ識別情報、152 計測データ、153 解析結果情報、154 メッセージデータ、159 アプリケーション、160 制御部、161 データ取得部、162 データ送信部、163 解析結果報知部、164 同期処理部、165 画像表示部、202 通信部、206 記憶部、207 制御部、261 ユーザ管理情報、262 データ管理情報、263 メッセージデータ、271 データ受信部、272 解析結果送信部、273 メッセージ送受信部、311 無線通信部、330 センサ部、331 物理操作キー、332 加速度センサ、333 角速度センサ、334 GPSモジュール、341 操作受付部、342 ディスプレイ、346 音声処理部、347 マイク、348 スピーカ、350 記憶部、352 計測データ、360 制御部、361 データ取得部、362 通信処理部。

Claims (6)

  1. ユーザの運動に伴い計測される計測データを解析するシステムであって、
    通信装置と、ネットワークを介して前記通信装置に接続されるサーバ装置とを備え、
    前記通信装置は、
    第1の通信部と、
    前記通信装置の動作を制御する第1のプロセッサとを含み、
    前記第1のプロセッサは、プログラムに従って動作することにより、
    前記ユーザにより指定された運動の種目の識別情報を取得し、計測開始の指示に応じて、前記指定された運動の種目において前記ユーザの運動に伴いセンサ装置が出力する信号により計測データを取得するデータ取得部と、
    前記ユーザにより指定された運動の種目について前記取得される前記計測データを、前記第1の通信部により前記サーバ装置へ送信するデータ送信部として機能し、
    前記サーバ装置は、
    運動の種目と対応付けて、複数のユーザそれぞれについて、各ユーザの運動に伴い計測される前記計測データを記憶するための記憶部と、
    第2の通信部と、
    前記サーバ装置の動作を制御するための第2のプロセッサとを含み、
    前記第2のプロセッサは、プログラムに従って動作することにより、
    前記指定された運動の種目の前記計測データを前記通信装置から前記第2の通信部により受信するデータ受信部と、
    前記受信される前記計測データと、前記記憶部に記憶される、前記指定された種目の各ユーザの前記計測データとに基づいて、前記ユーザにより指定された種目にかかる前記ユーザの運動内容を解析し、解析結果を前記通信装置へ送信する解析結果送信部として機能し、
    前記通信装置の前記第1のプロセッサは、プログラムに従って動作することにより、
    前記サーバ装置から、前記ユーザにより指定された運動の種目にかかる前記ユーザの運動内容の前記解析結果を受信して、受信した前記解析結果を前記ユーザに報知する報知部として機能する、システム。
  2. ネットワークを介してサーバ装置と接続される通信装置であって、
    通信部と、
    前記通信装置の動作を制御するプロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、プログラムに従って動作することにより、
    前記ユーザにより指定された運動の種目の識別情報を取得し、計測開始の指示に応じて、前記指定された運動の種目において前記ユーザの運動に伴いセンサ装置が出力する信号により計測データを取得するデータ取得部と、
    前記ユーザにより指定された運動の種目について前記取得される前記計測データを、前記通信部により前記サーバ装置へ送信するデータ送信部と、
    前記サーバ装置から、前記ユーザにより指定された運動の種目にかかる前記ユーザの運動内容の前記解析結果を受信して、受信した前記解析結果を前記ユーザに報知する報知部として機能する、通信装置。
  3. 前記通信装置は、前記センサ装置を含み、さらに、入力操作を受け付ける操作受付部を備えており、
    前記データ取得部が前記計測データを取得することは、前記操作受付部が前記計測開始の指示を示す入力操作を受け付けることにより、前記センサ装置が出力する信号の信号値の取得を開始して、取得した信号値に基づき計測データを取得することを含む、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通信装置は、さらに、入力操作を受け付ける操作受付部と、
    カメラとを備えており、
    前記通信部は、前記センサ装置を含む通信機器と通信し、
    前記プロセッサは、前記通信機器と同期する同期部として機能し、
    前記データ取得部が前記計測データを取得することは、前記センサ装置が出力する信号に基づくデータを前記通信機器から取得すること、および、前記通信機器における計測開始のタイミングを示す信号を受信することを含み、
    前記プロセッサは、前記通信機器における前記計測開始のタイミングを示す信号に基づいて、前記カメラにより撮影される動画または静止画の撮影タイミングと、前記撮影タイミングにおける前記センサ装置が出力する信号に基づき取得される前記計測データの値とを対応付けてディスプレイに表示する画像表示部として機能する、請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置は、さらに、入力操作を受け付ける操作受付部を備えており、
    前記プロセッサの前記データ送信部は、前記サーバ装置に対し、前記ユーザの識別情報を登録する入力操作を前記操作受付部により受け付けて、受け付けた登録内容を前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、複数のユーザの識別情報の登録を受け付けて、運動の種目と対応付けて各ユーザの前記計測データを記憶するよう構成されており、
    前記通信装置の前記報知部が前記解析結果を前記ユーザに報知することは、前記サーバ装置から、前記ユーザに関連づけて登録された他のユーザについての前記計測データ、当該計測データの解析結果、または前記ユーザに関連付けて登録された他のユーザによって生成されたデータの少なくともいずれかを受信して、受信した前記他のユーザの前記計測データ、当該計測データの解析結果、または前記メッセージの少なくともいずれかを報知することを含む、請求項2に記載の通信装置。
  6. ネットワークを介してサーバ装置と接続される通信装置の動作を制御するためのプログラムであって、前記通信装置は、通信部と、前記通信装置の動作を制御するプロセッサと、メモリとを備え、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記ユーザにより指定された運動の種目の識別情報を取得し、計測開始の指示に応じて、前記指定された運動の種目において前記ユーザの運動に伴いセンサ装置が出力する信号により計測データを取得するステップと、
    前記ユーザにより指定された運動の種目について前記取得される前記計測データを、前記通信部により前記サーバ装置へ送信するステップと、
    前記サーバ装置から、前記ユーザにより指定された運動の種目にかかる前記ユーザの運動内容の前記解析結果を受信して、受信した前記解析結果を前記ユーザに報知するステップとを実行させる、プログラム。
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