JP2019129304A - リード線端子及び固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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Manabu Yamazaki
学 山▲崎▼
治人 荒木
Haruto Araki
治人 荒木
壮志 中村
Takeshi Nakamura
壮志 中村
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【課題】 固体電解コンデンサのリード線端子のリード部に形成されたメッキ層の流失を抑制することにより固体電解コンデンサの歩留まりを向上する。【解決手段】 固体電解質を保持したコンデンサ素子3を備えた固体電解コンデンサ1に用いられるリード線端子4であって、コンデンサ素子3を形成する電極箔31、32に接続される端子部41と、端子部41から延出するリード部42とを有し、リード部42の外周には、溶融メッキ法により形成されたメッキ層422が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサに用いられるリード線端子及び固体電解コンデンサの製造方法に関する。
各種電子機器に用いられる電解コンデンサとして、固体電解コンデンサが知られている。
固体電解コンデンサは、導電性高分子等から成る固体電解質を保持したコンデンサ素子と、このコンデンサ素子から導出されたリード線端子とを備えている。
リード線端子は、コンデンサ素子を形成する電極箔に接続される端子部と、この端子部から延出するリード部とを有している。
リード部の外周には、回路基板との半田付け特性を向上させるために、錫等から成るメッキ層が形成されている。
このメッキ層は、一般に、製造コストが安価な電気メッキ法により形成される。
リード線端子の端子部を電極箔に接続し、電極箔を巻回することによりコンデンサ素子が形成される。
このコンデンサ素子に切り口化成と加熱処理を行った後、モノマーと酸化剤とをコンデンサ素子に含浸させ、モノマーを熱重合させることにより、固体電解質層が形成される。
特開2008−235322号公報
上記のような固体電解コンデンサの製造方法において、切り口化成後に行われる加熱処理は、ESR(等価直列抵抗)等の電気的特性を良好にするために、なるべく高温で行われることが望ましい。
しかしながら、コンデンサ素子をメッキ層の融点以上の温度で加熱処理すると、メッキ層が溶融してその大部分が流失したり、変色してしまうことがあり、歩留まりが低下するという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであり、その目的は、固体電解コンデンサのリード線端子のリード部に形成されたメッキ層の流失を抑制することにより固体電解コンデンサの歩留まりを向上することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、固体電解質を保持したコンデンサ素子を備えた固体電解コンデンサに用いられるリード線端子であって、前記コンデンサ素子を形成する電極箔に接続される端子部と、前記端子部から延出するリード部とを有し、前記リード部の外周には、溶融メッキ法により形成されたメッキ層が設けられていることを特徴とする。
また、第2の発明は、固体電解質を保持したコンデンサ素子を備えた固体電解コンデンサの製造方法であって、第1の発明のリード線端子を準備する工程と、前記コンデンサ素子を形成する電極箔に前記リード線端子の端子部を接続する工程と、前記電極箔を巻回して前記コンデンサ素子を形成する工程と、前記コンデンサ素子を前記メッキ層の融点以上の温度で加熱処理する工程とを包含することを特徴とする。
本発明によれば、固体電解コンデンサのリード線端子のリード部に形成されたメッキ層の流失を抑制し、固体電解コンデンサの歩留まりを向上することができる。
本発明による固体電解コンデンサの縦断面図である。 図1の固体電解コンデンサのリード線端子の斜視図である。 図2のリード線端子のリード部の断面図である。 図1の固体電解コンデンサのコンデンサ素子の分解斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の固体電解コンデンサ1は、頂部が閉塞された筒状の容器2と、この容器2内に収容されたコンデンサ素子3と、このコンデンサ素子3から導出された一対のリード線端子4と、容器2の開口部を封閉する封口部材5とを備えている。
容器2は金属製の薄板から成り、開口端が内方に折曲されて封口部材5を固定支持している。
図2に示すように、リード線端子4は、端子部41と、端子部41から延出するリード部42とを有している。
端子部41は、アルミニウム等から成る棒状部材をプレス加工することにより形成され、一端側に扁平部411、他端側に丸棒部412を有している。
扁平部411はコンデンサ素子3を形成する電極箔31又は32(図4参照)にカシメ等によって接続され、丸棒部412にはリード部42が溶接部43により接続される。
図3に示すように、リード部42は、CP線(銅被覆鋼線)等から成る芯線421の外周にメッキ層422が設けられたものである。メッキ層422は錫から成り、溶融メッキ法により形成されている。
図4に示すように、コンデンサ素子3は、陽極側の電極箔31と、陰極側の電極箔32と、これらの電極箔31、32の間に介在するセパレータ33とを円筒状に巻回し、テープ34により固定したものである。
封口部材5(図1参照)はゴム等により形成され、端子部41の丸棒部412を挿通する一対の貫通孔51を有している。
次に、固体電解コンデンサ1の製造方法について説明する。
まず、図2に示されるリード線端子4を複数本準備する。
次いで、電極箔31、32の各々にリード線端子4の端子部41の扁平部411を接続する。
次いで、電極箔31、32の間にセパレータ33を介在させた状態で電極箔31、32を巻回してテープ34で固定し、コンデンサ素子3を形成する。
次いで、コンデンサ素子3に切り口化成を施す。
そして、コンデンサ素子3を加熱処理する。この加熱処理は、所望のコンデンサ性能が得られ易くするために、錫の融点(230℃)より高い270℃で約5分間行われる。
次いで、モノマーと酸化剤とをコンデンサ素子3に含浸させ、モノマーを熱重合させることにより、固体電解質層を形成する。
次いで、コンデンサ素子3から導出されたリード部42、42と丸棒部412とを封口部材5の貫通孔51に挿通する。
そして、コンデンサ素子3及び封口部材5を容器2に収容し、容器2の開口端を絞り加工して封口部材5を固定すると、固体電解コンデンサ1が完成する。
従来のリード線端子のリード部のメッキ層は電気メッキ法により形成されている。この場合、本実施形態と同じ条件でコンデンサ素子を加熱処理すると、メッキ層の大部分が流失して不良品が多く発生した。
一方、本実施形態の場合、メッキ層がわずかに流失した製品は発生したものの、従来品のような不良品はほとんど発生せず、従来品に比べて歩留まり率が大幅に向上した。
溶融メッキ法は電気メッキ法に比べてコスト高であるものの、コストアップ分を補ってあまりある効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、コンデンサ素子の加熱処理の温度と時間は上記の温度と時間に限定されない。すなわち、錫の融点は230℃であるので、加熱温度は230℃以上であればよい。
また、メッキ層の材質は錫以外の材質(例えば、錫を含む合金)でもよい。要するに、溶融メッキ法でメッキ層を形成した場合に、電気メッキ法でメッキ層を形成する場合と比べて、コンデンサ素子の加熱処理(メッキ層の融点以上の温度)でメッキ層の流失が抑制される材質であれば、いかなる材質でもよい。
また、本実施形態では、陽極側の電極箔と陰極側の電極箔との両方に本発明のリード線端子が用いられているが、陽極側の電極箔と陰極側の電極箔とのいずれか一方のみに本発明のリード線端子を用いてもよい。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記の実施形態に種々の改変を施すことができる。
1 固体電解コンデンサ
3 コンデンサ素子
4 リード線端子
41 端子部
42 リード部
422 メッキ層

Claims (4)

  1. 固体電解質を保持したコンデンサ素子を備えた固体電解コンデンサに用いられるリード線端子であって、
    前記コンデンサ素子を形成する電極箔に接続される端子部と、前記端子部から延出するリード部とを有し、
    前記リード部の外周には、溶融メッキ法により形成されたメッキ層が設けられているリード線端子。
  2. 前記メッキ層が錫又は錫を含む合金から成る請求項1記載のリード線端子。
  3. 固体電解質を保持したコンデンサ素子を備えた固体電解コンデンサの製造方法であって、
    請求項1又は2記載のリード線端子を準備する工程と、
    前記コンデンサ素子を形成する電極箔に前記リード線端子の端子部を接続し、前記電極箔を巻回して前記コンデンサ素子を形成する工程と、
    前記コンデンサ素子を前記メッキ層の融点以上の温度で加熱処理する工程と
    を包含する固体電解コンデンサの製造方法。
  4. 前記リード線端子のメッキ層が錫又は錫を含む合金から成り、前記加熱処理は230℃以上で行われる請求項3記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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