JP2019128245A - グリップ性能評価方法及びタイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

グリップ性能評価方法及びタイヤ用ゴム組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】グリップ性能に優れたタイヤ用ゴム組成物を得るための評価方法の提供。【解決手段】この評価方法は、準備工程と、析出工程と、測定工程とを有している。準備工程では、ゴム組成物を加硫してなる試験片と、1又は多数の線状突起を有する研磨板とを準備する。析出工程では、この試験片に1又は多数の線状突起を押しあてて荷重をかけた状態で、試験片と研磨板とを相対移動させることにより、試験片の表面に粘着物質を析出させる。測定工程では、この粘着物質を採取して、その質量を測定する。この評価方法では、この粘着物質の単位時間当たりの析出量を指標として、このゴム組成物を用いて得られるタイヤのグリップ性能を評価する。所定の条件下で求められる粘着物質の単位時間当たりの析出量が5mg/hr以上50mg/hr以下のゴム組成物から得られるタイヤは、グリップ性能に優れている。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤの性能評価方法及びタイヤ用ゴム組成物に関する。詳細には、本発明は、グリップ性能評価方法及びタイヤのトレッド用ゴム組成物に関する。
加硫ゴムの用途の一つに、タイヤがある。タイヤが装着された車両が路面を走行するとき、加硫ゴムからなるトレッドが路面と接触する。路面に対する加硫ゴムの摩擦性能は、タイヤのグリップ性能に影響する。
加硫ゴムの摩擦性能に関し、ヒステリシス摩擦、粘着摩擦及びアンカー摩擦の寄与が知られている。ヒステリシス摩擦は、加硫ゴムの周期的な変形及び復元に伴って生じるエネルギー損失として定義される。粘着摩擦とは、加硫ゴムと路面との付着及び剪断により生じる摩擦である。アンカー摩擦は、路面の凹凸に対する引っかかりにより生じる摩擦である。車両が走行する路面(以下、実路面と称する)における加硫ゴムの摩擦性能には、ヒステリシス摩擦及び粘着摩擦による寄与が大きいと考えられている。
ヒステリシス摩擦の寄与を評価する方法としては、例えば、加硫ゴムの損失正接(tanδ)を指標とする方法が提案されている。しかし、この損失正接(tanδ)による摩擦性能の評価結果は、必ずしも、実路面における評価結果と相関するものではなかった。
通常、実路面には、大小様々な凹凸が多数形成されている。走行中、多数の凹凸を有する実路面と繰り返し接触することにより、タイヤ表面に粘着物質が析出する場合がある。粘着物質は、粘着摩擦を増大させるが、一方で滑りの原因となるため、粘着物質が析出したタイヤではグリップ性能が低下する場合がある。タイヤのグリップ性能を精度良く評価するためには、走行中に析出する粘着物質による影響を考慮する必要がある。
特開2016−170138号公報には、特定構造の試験装置を用いて、ゴム表面に析出する粘着物質の体積と、単位面積当たりの粘着力とを測定して、タイヤの摩擦性能を評価する技術が開示されている。
特開2016−170138号公報
実車走行条件で発生する粘着物質はごく微量である。微量の粘着物質による影響を考慮して、グリップ性能を精度良くかつ簡便に評価する方法は、未だ提案されていない。また、粘着物質による影響を考慮して、グリップ性能が改善されたタイヤを得るためのゴム組成物も、未だ提案されていない。
本発明の目的は、グリップ性能に優れたタイヤ用ゴム組成物を得るための評価方法及びタイヤ用ゴム組成物の提供である。
本発明に係る評価方法は、
(1)ゴム組成物を加硫してなる試験片と、1又は多数の線状突起を有する研磨板とを準備する準備工程、
(2)この試験片に1又は多数の線状突起を押しあてて荷重をかけた状態で、試験片と研磨板とを相対移動させることにより、試験片の表面に粘着物質を析出させる析出工程
及び
(3)粘着物質を採取してその質量を測定する測定工程
を有している。この評価方法では、粘着物質の単位時間当たりの析出量を指標として、このゴム組成物を用いて得られるタイヤのグリップ性能を評価する。
好ましくは、それぞれの線状突起の高さは、1.0mm以上10mm以下である。好ましくは、それぞれの線状突起の断面形状は山形であり、その先端部の曲率半径は0.01mm以上2.00mm以下である。好ましくは、この研磨板は、ピッチ0.5mm以上6.0mm以下の多数の線状突起を有している。
好ましくは、析出工程において、この試験片と研磨板との接触部分は0.1MPa以上2.0MPa以下の圧力で荷重される。
好ましくは、この評価方法は、準備工程と析出工程との間に、この試験片の表面を粗面処理する前処理工程をさらに有している。
好ましくは、この試験片は円筒形であり、析出工程において、この試験片の外周面に、1又は多数の線状突起を押しあてて荷重した状態で、試験片を5rpm以上200rpm以下の回転速度で周方向に回転させる。
好ましくは、この試験片は円筒形であり、その外径は30mm以上150mm以下であり、その内径は5mm以上140mm以下であり、その軸方向幅は2mm以上40mm以下である。
本発明に係るタイヤ用ゴム組成物は、下記の方法で求められる粘着物質の単位時間当たりの析出量が5mg/hr以上50mg/hr以下である。
(この粘着物質の単位時間当たりの析出量は、ゴム組成物を加硫してなる円筒形の試験片(外径78mm、内径30mm及び軸方向幅28mm)と、20本の線状突起(高さ1.5mm、先端部の曲率半径0.1mm及びピッチ3.0mm)を有する研磨板とを準備し、サンドペーパー(#24)を用いて、この試験片の外周面を0.2MPaの圧力で荷重しながら粗面処理した後、この外周面に、この研磨板の、線状突起が形成された面を押しあてて、0.2MPaの圧力で荷重をかけた状態で、この試験片を50rpmの回転速度で周方向に回転させることにより粘着物質を析出させ、この粘着物質を全量採取してその質量を測定し、試験片の総回転時間で除すことにより求められる。)。
析出工程において、試験片の表面に単位時間当たりに析出する粘着物質の質量は、この試験片と同じ配合のゴム組成物から得られるトレッドを備えたタイヤのグリップ性能と、高い精度で相関する。本発明に係る評価方法によれば、粘着物質の影響を考慮したグリップ性能の評価が可能である。この評価方法において、特定の条件下で求められる粘着物質の単位時間当たりの析出量が5mg/hr以上50mg/hr以下のゴム組成物からなるトレッドを備えたタイヤは、グリップ性能に優れている。
図1は、本発明の一実施形態に係る評価方法を示すフローチャートである。 図2は、図1の準備工程で準備する試験片の正面図である。 図3は、図2の試験片のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、図1の準備工程で準備する研磨板の一部を示す平面図である。 図5は、図4の研磨板のV−V線に沿った部分断面図である。 図6は、図1の析出工程を説明するための概略図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る評価方法で用いる研磨板の部分断面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明の詳細を説明するが、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。
本発明に係る評価方法は、必須工程として、準備工程、析出工程及び測定工程を有し、付加的に前処理工程を有している。図1は、本発明の一実施形態に係る評価方法を示すフローチャートである。図示される通り、この実施形態に係る評価方法は、準備工程、前処理工程、析出工程及び測定工程を有している。
準備工程は、ゴム組成物を加硫してなる試験片と、1又は多数の線状突起を有する研磨板とを準備する工程である。前処理工程は、試験片の表面を粗面処理する工程である。析出工程は、試験片に1又は多数の線状突起を押しあてて荷重をかけた状態で、試験片と研磨板とを相対移動させることにより、試験片の表面に粘着物質を析出させる工程である。測定工程は、試験片の表面に析出した粘着物質を採取して、その質量を測定する工程である。
図2は、この実施形態に係る評価方法で準備する試験片2の正面図である。図2において、上下方向が周方向であり、左右方向が軸方向である。図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。図3において、紙面との垂直方向が軸方向である。図2及び3に示される通り、この試験片2は、略円筒形である。図2に示される両矢印Wは、試験片2の軸方向幅である。図3に示される両矢印di及びdoは、それぞれ、試験片2の内径及び外径である。
図4は、この実施形態に係る評価方法で準備する研磨板4の一部が示された平面図である。図4において、左右方向が長さ方向であり、上下方向が幅方向であり、紙面との垂直方向が高さ方向である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。図5において、左右方向が幅方向であり、上下方向が高さ方向である。
図示される通り、この研磨板4は、基準面8と、この基準面8から突出する複数の線状突起6とを有している。各線状突起6の断面形状は、山形である。各線状突起6の長さが、図4に、両矢印Lとして示されている。図示される通り、複数の線状突起6は、相互に、略平行に配置されている。図5において、線状突起6の先端部(頂点)が記号Rとして示されている。線状突起6の基準面8から先端部Rまでの高さが、両矢印H1として示されている。複数の線状突起6のピッチが、両矢印P1として示されている。
図6は、この実施形態の前処理工程及び析出工程を説明するための概略図である。図6において、上下方向が鉛直方向であり、左右方向が水平方向である。
この実施形態では、前処理工程及び析出工程において、試験装置10が使用される。試験装置10は、略水平に設置された固定台12と、この固定台12の上に移動可能に載置された可動プレート14と、この可動プレート14に立設された押圧プレート16とを備えている。固定台12には滑車18が取り付けられている。可動プレート14には、接続部材22が取り付けられ、滑車18を通って荷重部材20と連結されている。押圧プレート16は、装着部26を有している。
図示されないが、試験装置10は、試験片2を、装着部26に相対する位置に回転可能に保持する保持手段と、試験片2を回転させる回転手段とを有している。図6には、試験片2が保持手段により試験装置10に保持された状態が示されている。試験片2の下方には、採取部材24が設置されている。
前処理工程では、装着部26に、サンドペーパーを貼付したガラス板を装着する。その後、荷重部材20に所定の荷重を付加する。荷重部材20は、滑車18を介して接続部材22に連結された可動プレート14を、矢印Gの方向に牽引する。この牽引により、可動プレート14上の押圧プレート16に装着されたサンドペーパーが、試験片2に押しあてられる。このとき、試験片2とサンドペーパーとの接触部分に対して、矢印Fの方向に一定の圧力で荷重が負荷される。続いて、試験片2に荷重をかけた状態で、試験装置10を稼働させ、回転手段により試験片2を、矢印Sとして示された方向に回転させる。この回転により、試験片2の外周面がサンドペーパーで摩擦される。この摩擦により、試験片2の外周面が粗面処理される。
析出工程では、装着部26に、研磨板4を装着する。このとき、複数の線状突起6を有する面が試験片2に相対し、各線状突起6の長さ方向が、試験片2の軸方向と略平行になるように、研磨板4を装着部26に装着する。その後、前処理工程と同様にして、荷重部材20に荷重を付加することにより、試験片2に複数の線状突起6を押しあてる。そして、試験片2と各線状突起6との接触部分に対して、矢印Fの方向に一定の圧力で荷重をかけた状態で、試験装置10を稼働させ、試験片2を矢印Sの方向に所定時間回転させる。この回転により、試験片2の外周面が複数の線状突起6により繰り返し摩擦され、粘着物質が析出する。析出工程において析出した粘着物質の一部は、研磨板4に付着する。粘着物質の他の一部は、試験片2から剥離して可動プレート14に設置された採取部材24に落下する。
測定工程では、研磨板4に付着した粘着物質と、採取部材24に落下した粘着物質とを全量回収して、その質量を測定する。析出工程前後における、研磨板4及び採取部材24の質量変化から、析出した粘着物質の質量を求めてもよい。
この評価方法では、試験片2の外周面における粘着物質の単位時間当たりの析出量を算出する。具体的には、測定工程で測定した粘着物質の質量M[mg]を、析出工程における試験片2の回転時間T[hr]で除すことにより、単位時間当たりの析出量M/T[mg/hr]を算出する。
この評価方法では、析出工程において、複数の線状突起6による摩擦により、試験片2の外周面に実路面での走行状態が再現される。この評価方法で求められる単位時間当たりに析出する粘着物質の質量M/T[mg/hr]は、この試験片2をなす加硫ゴムと同じ配合のゴム組成物から得られるトレッドを備えたタイヤの実車走行試験により得られる評価結果と、高い精度で相関する。この評価方法によれば、単位時間当たりに析出する粘着物質の質量M/T[mg/hr]を指標とすることにより、走行中に析出する粘着物質を考慮したグリップ性能の評価が可能である。
本発明に係る評価方法において、試験片2の形状に特に制限はないが、析出工程において、実車走行時の状態を再現しやすいとの観点から、図2及び3に例示した円筒形が好ましい。この試験片2を準備する方法は特に限定されない。例えば、基材ゴムと、通常タイヤ分野で使用される各種添加剤とを、所定の配合に従ってオープンロール、バンバリーミキサー等に投入して混練することによりゴム組成物を調製し、このゴム組成物を所定の形状の金型中で加熱及び加圧することにより、試験片2を準備してもよい。また、調製したゴム組成物をプレス加硫してゴムシートを作製し、このゴムシートを適宜切削して、図2及び3に示される基本構成を備えた回転体の外周面に貼り付けることで、試験片2を準備してもよい。さらには、調製したゴム組成物をトレッドの形状に合わせて押出加工した後、他のタイヤ部材と併せて加硫機中で加熱及び加圧することによりタイヤを製造し、このタイヤのトレッド表面から切り出したシート状のゴム片を、前述の回転体の外周面に貼り付けることにより、試験片2を準備してもよい。ゴムシート又はシート状のゴム片を貼り付ける回転体の材質は、特に限定されないが、評価精度向上の観点から、ゴムシート又はゴム片と同程度の硬さを有する加硫ゴムが好ましい。
本発明の効果が阻害されない限り、試験片2のサイズは特に限定されない。例えば、試験片2を円筒形に形成する場合、粘着物質量の測定精度の観点から、試験片2の軸方向幅Wは2mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。装置のコンパクト化の観点から、軸方向幅Wは40mm以下が好ましく、35mm以下がより好ましい。
粘着物質量の測定精度の観点から、円筒形の試験片2の外径doは、30mm以上が好ましく、40mm以上がより好ましい。装置のコンパクト化の観点から、外径doは、150mm以下が好ましく、140mm以下がより好ましい。試験片2の内径diは、外径doに応じて適宜調整される。実路面での走行状態を再現するとの観点から、試験片2の内径diは、5mm以上が好ましく、10mm以上がより好ましい。析出工程での試験片2の変形抑制の観点から、内径diは140mm以下が好ましく、120mm以下がより好ましい。評価精度向上の観点から、外径doと内径diとの差(do−di)は3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。好ましい差(do−di)は100mm以下である。
図2及び3に示される基本構成を備えた回転体に、ゴムシート又はシート状のゴム片を貼り付けて試験片2とする場合、評価精度向上の観点から、ゴムシート及びゴム片の厚みは、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。ゴムシート及びゴム片の厚みは、5mm以下が好ましい。
試験片2をなす加硫ゴムに配合される基材ゴム及び各種添加剤の種類は、特に限定されない。好ましい基材ゴムとして、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エポキシ化天然ゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンスチレンゴム等が例示される。二種以上の基剤ゴムを併用してもよい。基材ゴムとともに配合される添加剤の例として、カーボンブラック、シリカ等の充填剤、水酸化アルミニウム、老化防止剤、シランカップリング剤、オイル、ワックス、酸化亜鉛、加工助剤、樹脂、加硫剤、加硫促進剤及び加硫促進助剤が挙げられる。本発明の効果が阻害されない限り、本願明細書にて明示されない他の添加剤を使用することも可能である。
本発明に係る評価方法において、試験片2をなす加硫ゴムの配合は特に限定されない。好適には、タイヤ表面を構成する加硫ゴムの配合が用いられる。典型的には、トレッドゴム用の配合が例示される。
研磨板4及び1又は多数の線状突起6の材質は、特に限定されない。粘着物質の析出効率及び耐久性の観点から、アルミニウム、ステンレス、鉄等が、好適に用いられる。研磨板4と各線状突起6との材質が同じであってもよく、異なっていてもよい。
本発明に係る評価方法において、研磨板4が有する線状突起6の数及び配置は、特に限定されず、試験片2の形状に応じて適宜選択される。粘着物質の析出効率の観点から、研磨板4が有する線状突起6の数は、2以上が好ましく、3以上がより好ましい。この評価方法では、析出工程において、試験片2の外表面と接触する位置に配置された線状突起6のみが、粘着物質の析出に寄与する。従って、析出工程において、好ましくは2以上、より好ましくは3以上の線状突起6が、試験片2の外表面と接触しうるように、配置されることが好ましい。研磨板4が有する線状突起6の数の上限には、特に制限はないが、試験片2の摩耗又は磨滅を抑制する観点から、析出工程において試験片2と接触する位置に配置される線状突起の数は、20以下が好ましい。
各線状突起6の長さLは特に限定されず、試験片2の形状及びサイズに応じて適宜選択される。図2及び3に例示する円筒形の試験片2を用いる場合、この試験片2との接触を確保する観点から、各線状突起6の長さLは、試験片2の軸方向幅Wより大きいことが好ましい。具体的には、線状突起6の長さLは10mm以上が好ましく、20mm以上がより好ましい。長さLの上限に特に制限はないが、装置のコンパクト化の観点から200mm以下が好ましい。
本発明の目的が達成される限り、各線状突起6の断面形状は特に限定されず、山形、矩形、多角形等適宜選択される。研磨板4が、断面形状が異なる複数の線状突起6を有してもよい。
析出工程において、粘着物質を効率的に析出しうるとの観点から、図4及び5に例示する断面山形の線状突起6が好適に用いられる。この観点から、各線状突起6の先端部Rにおける曲率半径r1は、2.00mm以下が好ましく、1.80mm以下がより好ましく、1.60mm以下が特に好ましい。耐久性の観点から、好ましい曲率半径r1は0.01mm以上である。線状突起6の曲率半径r1は、図5の断面において測定される。
析出工程において、実路面での走行状態が再現されやすいとの観点から、各線状突起6の高さH1は、1.0mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましい。試験片2の破損防止の観点から、高さH1は、10mm以下が好ましく、9mm以下がより好ましい。粘着物質の析出効率の観点から、複数の線状突起6のピッチP1は、6.0mm以下が好ましく、5.0mm以下がより好ましい。好ましいピッチP1は、0.5mm以上である。高さH1及びピッチP1は、図5の断面において測定される。
図7には、本発明の他の実施形態に係る評価方法で用いる研磨板104の部分断面図が示されている。図7において、左右方向が幅方向であり、上下方向が高さ方向である。図7に示される通り、この研磨板104は、基準面108と、この基準面108から突出する複数の線状突起106とを有している。図示される通り、それぞれの線状突起106の断面形状は略矩形である。図7に示される両矢印H2は、線状突起106の基準面108からの高さであり、両矢印D2は線状突起106の幅である。図示されないが、複数の線状突起106は、相互に、略平行に配置されている。複数の線状突起106のピッチが、両矢印P2として示されている。
この実施形態において、線状突起106の高さH2は1.0mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましい。好ましい高さH2は10mm以下である。線状突起106の幅D2は0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましい。好ましい幅D2は10mm以下である。複数の線状突起106のピッチP2は10mm以下が好ましく、8mm以下がより好ましい。好ましいピッチP2は1mm以上である。高さH2、幅D2及びピッチP2は、いずれも図7の断面において測定される。
本発明の目的が達成される限り、析出工程において試験片2と研磨板4とを相対移動させる方法は、特に限定されない。試験片2を固定して研磨板4を移動させてもよく、研磨板4を固定して試験片2を移動させてもよく、両者を相互に移動させてもよい。
例えば、図6に示す試験装置10を用いて円筒形の試験片2を回転させることにより、この試験片2と研磨板4とを相対移動させる場合、粘着物質の析出効率の観点から、試験片2の回転速度は5rpm以上が好ましく、10rpm以上がより好ましい。試験片2の摩耗及び磨滅抑制の観点から、回転速度は200rpm以下が好ましく、180rpm以下がより好ましい。同様の観点から、析出工程における試験片2の回転時間は120分以上が好ましく、180分以上がより好ましい。この回転時間は1200分以下が好ましく、1080分以下がより好ましい。実路面の走行条件を再現する観点から、析出工程では、試験片2と各線状突起6との接触部分に対して、好ましくは0.05MPa以上、より好ましくは0.10MPa以上の圧力で荷重する。試験片2の変形及び破損防止の観点から、好ましくは10MPa以下、より好ましくは9MPa以下の圧力で荷重する。
前処理工程は、析出工程における粘着物質の析出を促進するために実施する工程である。本発明の目的が達成される限り、前処理工程を実施することなく、析出工程をおこなってもよい。前処理工程を実施する場合、試験片2の外表面を粗面処理する方法は特に限定されない。典型的には、サンドペーパー、砥石等を用いて試験片2の外表面を摩擦する方法が適用される。前処理工程における試験片2の粗面処理条件は、試験片2の形状、試験片2をなす加硫ゴムの種類等に応じて適宜選択される。評価精度向上の観点から、試験片2の外表面を摩耗及び磨滅させない条件が好ましい。
例えば、図6に示す試験装置10において、円筒形の試験片2の外周面にサンドペーパーを押しあてて荷重をかけた状態で、試験片2を回転させることにより粗面処理する場合、処理効率の観点から、前処理工程における試験片2の回転速度は10rpm以上が好ましく、15rpm以上がより好ましい。試験片2の摩耗及び磨滅抑制の観点から、回転速度は100rpm以下が好ましく、90rpm以下がより好ましい。同様の観点から、前処理工程における試験片2の回転時間は0.5分以上が好ましく、1分以上がより好ましい。この回転時間は10分以下が好ましく、8分以下がより好ましい。処理効率の観点から、前処理工程では、試験片2とサンドペーパーの接触部分に対して、好ましくは0.05MPa以上、より好ましくは0.10MPa以上の圧力で荷重する。試験片2の変形及び破損防止の観点から、好ましくは10MPa以下、より好ましくは9MPa以下の圧力で荷重する。サンドペーパーの種類は、試験片2をなす加硫ゴムの種類により適宜選択される。好適には、粒度#10以上#1000以下のサンドペーパーが用いられうる。
後述する実施例でも示される通り、本発明に係る評価方法において算出する粘着物質の単位時間当たりの析出量M/Tは、実路面におけるタイヤのグリップ性能と高い精度で相関する。特に、円筒形の試験片2(外径78mm、内径30mm及び軸方向幅28mm)と、複数の線状突起6(高さ1.5mm、先端部の曲率半径0.1mm及びピッチ3.0mm)を有する研磨板4とを準備し、サンドペーパー(#24)を用いて、この試験片2の外周面を0.2MPaの荷重下で粗面処理した後、この外周面に、複数の線状突起6を押しあてて0.2MPaの荷重をかけた状態で、この試験片2を50rpmの回転速度で周方向に回転させることにより粘着物質を析出させ、この粘着物質を全量採取してその質量Mを測定し、試験片2の総回転時間Tで除すことにより求められる粘着物質の単位時間当たりの析出量M/Tが、5mg/hr以上50mg/hr以下であるゴム組成物は、タイヤのウェットグリップ性能向上に寄与しうる。
ウェットグリップ性能向上の観点から、ゴム組成物の粘着物質の単位時間当たりの析出量M/Tは、8mg/hr以上がより好ましく、10mg/hrがさらに好ましい。粘着物質による滑りが回避されるとの観点から、48mg/hr以下がより好ましく、45mg/hr以下がさらに好ましい。
以下、具体的な実験例を挙げて本発明の効果を明らかにするが、この実験例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。なお、以下の実験例において、特に指定がない限り、試験温度は室温である。
[試験1]
[試験1]では、配合が異なるゴム組成物を用いて複数の試験片を準備し、図1のフローチャートに従って、各試験片について粘着物質の単位時間当たりの析出量を算出した。
(試験片の作製)
下表1にAとして示された配合に従って、硫黄及び加硫促進剤以外の材料を、容量1.7Lのバンバリーミキサー(神戸製鋼社製)に投入して、150℃で5分間、混練した。得られた混練物をバンバリーミキサーから取り出して、表1に示された量の硫黄及び加硫促進剤をそれぞれ添加した後、オープンロールを用いて、100℃で3分間混練することにより、未加硫のゴム組成物を得た。得られたゴム組成物を、金型に投入して170℃で12分間、加硫することにより、図2及び3に示される円筒形の試験片A1(外径78mm、内径30mm、軸方向幅28mm)を準備した。
ゴム組成物の配合を下表1のB−Eとして示されたものに変更した以外は、試験片A1と同様にして、試験片B1−E1を準備した。試験片B1−E1の形状及びサイズは全て試験片A1と同じである。
Figure 2019128245
表1に記載された化合物の詳細は、以下の通りである。
SBR:旭化成社製のスチレンブタジエンゴム、商品名「タフデン4850」
カーボンブラック:新日化カーボン社製の商品名「ニテロン#55S」
シリカ:デグッサ社製の商品名「ウルトラシルVN」
水酸化アルミニウム:昭和電工社製の商品名「ハイジライトH−43」
老化防止剤1:大内新興化学工業社製の商品名「ノクラック6C」
老化防止剤2:フレキシス社製の商品名「ノクラック224」
ステアリン酸:日油社製の商品名「桐」
酸化亜鉛:三井金属鉱業社製の商品名「酸化亜鉛」
カップリング剤:デグッサ社製の商品名「Si69」
ワックス:大内新興化学工業社製の商品名「サンノックN」
オイル:ジャパンエナジー社製の商品名「プロセスX−260」
(粘着物質の析出)
初めに、図6に示された基本構成を備えた試験装置の押圧プレートに、サンドペーパー(#24)を貼付したガラス板を装着して、以下の処理条件で、試験片A1の外周面を摩擦処理した。
荷重:0.2MPa
回転数:50rpm
回転時間:2分
次に、前述の試験装置の押圧プレートに、図4及び5に示された構成の研磨板を装着した。この研磨板は、20本の線状突起をピッチ3.0mmで有するものであった。これらの線状突起の断面形状は山形(先端部の曲率半径0.1mm、高さ1.5mm)であった。続いて、試験装置を稼働させ、以下の条件にて、試験片A1の外周面に粘着物質を析出させた。試験装置の稼働開始(回転開始)から120分毎に、装置を停止して析出した粘着物質を採取し、回転時間が720分になるまでこの手順を繰り返した。
荷重:0.2MPa
回転数:50rpm
回転時間:720分
試験片A1と同様にして、試験片B1−E1の外周面に粘着物質を析出させた。それぞれの試験片について、採取した粘着物質の質量[mg]を測定し、回転時間(720分=12時間)で除すことにより、単位時間当たりの析出量[mg/hr]を算出した。得られた値が、表2にM/Tとして示されている。
[試験2]
[試験1]と同様にして、配合A−Eのゴム組成物を調整し、それぞれ、トレッドの形状に合わせて押出加工した後、他のタイヤ部材と組み合わせて183℃で10分間プレス加硫することにより、試作タイヤA2−E3(タイヤサイズ:195/65R15)を製造した。得られた試作タイヤA2−E2を正規リムに組み込んで、内圧180kPaで空気を充填した後、実車走行試験をおこなって、グリップ性能を評価した。具体的には、各試作タイヤを装着した試験車両(国産FF2000cc)にて、ドライバーに、アスファルト路面のテストコースを、ウェット条件下、速度80km/時で走行させ、ブレーキをかけてから停止するまでの最大摩擦係数μを測定した。試作タイヤA2の測定値を100としたときの指数が、Index(μ)として、下表2に示されている。数値が大きいほど、評価が高い。
[試験3]
[試験1]と同様にして準備した試験片A3−E3の外周面から、それぞれ加硫ゴムを採取し、JIS K6394に準拠して粘弾性測定をおこなった。測定装置及び測定条件は、以下の通りである。
装置:粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製)
温度:0℃
初期歪み10%
動的歪み:0.5%
周波数:10Hz
試験片A3−E3について損失正接(tanδ)を求め、試験片A3の測定値を100としたときの指数が、Index(tanδ)として、下表2に示されている。数値が大きいほど、評価が高い。
Figure 2019128245
[試験4−6]
研磨板を、表面に微細な凹凸を有するガラス路面、サンドペーパー(#1000)及びサンドペーパー(#100)にそれぞれ変更した以外は、[試験1]と同様にして、析出工程を実施した。ガラス路面を用いた[試験4]及びサンドペーパー(#1000)を用いた[試験5]では、回転時間を長くしても測定可能な量の粘着物質が析出しなかった。サンドペーパー(#100)を用いた[試験6]では、各試験片の外周面が研削されたため、粘着物質だけを採取することができなかった。
表2に示されるように、[試験1]で求めた粘着物質の単位時間当たりの析出量M/Tが5.0mg/hr以上50mg/hrであった配合B−Dのゴム組成物を用いて得られるタイヤは、ウェットグリップ性に優れている。一方、[試験3]の損失正接(tanδ)による評価結果と[試験2]の実車走行による評価結果との間に、明確な相関関係は見られなかった。この試験結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された評価方法は、加硫ゴムからなるトレッドを備えた種々の形状のタイヤに適用されうる。
2・・・試験片
4、104・・・研磨板
6、106・・・線状突起
8、108・・・基準面
10・・・試験装置
12・・・固定台
14・・・可動プレート
16・・・押圧プレート
18・・・滑車
20・・・荷重部材
22・・・接続部材
24・・・採取部材
26・・・装着部

Claims (9)

  1. ゴム組成物を加硫してなる試験片と、1又は多数の線状突起を有する研磨板とを準備する準備工程と、
    上記試験片に上記1又は多数の線状突起を押しあてて荷重をかけた状態で、この試験片と上記研磨板とを相対移動させることにより、この試験片の表面に粘着物質を析出させる析出工程と、
    上記粘着物質を採取してその質量を測定する測定工程と、を有しており、
    上記粘着物質の単位時間当たりの析出量を指標として、上記ゴム組成物を用いて得られるタイヤのグリップ性能を評価する評価方法。
  2. 上記それぞれの線状突起の高さが、1.0mm以上10mm以下である請求項1に記載の評価方法。
  3. 上記それぞれの線状突起の断面形状が山形であり、その先端部の曲率半径が0.01mm以上2.00mm以下である請求項1又は2に記載の評価方法。
  4. 上記研磨板が、ピッチ0.5mm以上6.0mm以下である多数の線状突起を有している請求項1から3のいずれかに記載の評価方法。
  5. 上記析出工程において、上記試験片と上記研磨板との接触部分が0.1MPa以上2.0MPa以下の圧力で荷重される請求項1から4のいずれかに記載の評価方法。
  6. 上記準備工程と上記析出工程との間に、上記試験片の表面を粗面処理する前処理工程をさらに有する請求項1から5のいずれかに記載の評価方法。
  7. 上記試験片が円筒形であり、
    上記析出工程において、上記試験片の外周面に、上記1又は多数の線状突起を押しあてて荷重した状態で、この試験片を5rpm以上200rpm以下の回転速度で周方向に回転させる請求項1から6のいずれかに記載の評価方法。
  8. 上記試験片が、その外径が30mm以上150mm以下であり、その内径が5mm以上140mm以下であり、その軸方向幅が2mm以上40mm以下の円筒形である請求項1から7のいずれかに記載の評価方法。
  9. 下記方法で求められる粘着物質の単位時間当たりの析出量が5mg/hr以上50mg/hr以下であるタイヤ用ゴム組成物。
    (ここで、粘着物質の単位時間当たりの析出量は、ゴム組成物を加硫してなる円筒形の試験片(外径78mm、内径30mm及び軸方向幅28mm)と、複数の線状突起(高さ1.5mm、先端部の曲率半径0.1mm及びピッチ3.0mm)を有する研磨板とを準備し、サンドペーパー(#24)を用いて、上記試験片の外周面を0.2MPaの荷重下で粗面処理した後、この外周面に、この研磨板の、複数の線状突起が形成された面を押しあてて、0.2MPaの荷重をかけた状態で、この試験片を50rpmの回転速度で周方向に回転させることにより粘着物質を析出させ、この粘着物質を全量採取してその質量を測定し、試験片の総回転時間で除すことにより求められる。)。
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