JP2009235274A - ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤのトレッドゴムに使用することにより、タイヤの初期グリップ性能と走行安定性の両方を、従来のタイヤよりも向上させることが可能なゴム組成物、及び該ゴム組成物をトレッドゴムに用いたタイヤを提供する。
【解決手段】本発明のゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対して、軟化点が130℃以上190℃以下であるインデンを含有するC系樹脂から選択される少なくとも1種を5〜80質量部、軟化点が130℃以上のテルペンの単独重合体樹脂及びテルペン−フェノール共重合体樹脂から選択される少なくとも1種を10〜80質量部、並びに液状スチレン−ブタジエン共重合体を10〜200質量部配合してなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤのトレッドゴムに使用することにより、タイヤの初期グリップ性能と走行安定性の両方を、従来のタイヤよりも向上させることが可能なゴム組成物、及び該ゴム組成物をトレッドゴムに用いたタイヤに関する。
トレッド、特に高性能タイヤ用のトレッドにおいては、走行初期から走行終了まで優れた乾燥路面における操縦安定性(DRYグリップ(把握力)性)を保つことが望まれる。従来から、初期のDRYグリップ性を向上させる目的で、タイヤのトレッドに使用するゴム組成物への低軟化点樹脂及び液状ポリマーを含めたオイル成分の増化、並びに低温軟化剤の添加が検討されている。
また、走行中の安定したグリップ性を得るために、タイヤのトレッドに使用するゴム組成物への高軟化点樹脂の配合が検討されている。
しかしながら、低軟化点樹脂を配合したゴム組成物をトレッドゴムに用いて製造したタイヤは、初期グリップ性は向上するものの、走行中、トレッドの温度が上昇するにつれて走行安定性が低下する問題がある。一方、走行中にタイヤ温度が上昇した際のタイヤのグリップ性(走行安定性)を向上させるためにC系樹脂等の高軟化点樹脂を単独で配合したゴム組成物をトレッドゴムに用いて製造したタイヤは、低温路面上においてタイヤの初期グリップ性が大きく低下する。(特許文献1)。
これらの問題を解決するため、高軟化点樹脂と低軟化点樹脂を組み合わせてゴム組成物に配合する方法が考えられるが、ゴム組成物に添加する樹脂の総量がコンパウンド全体の温度特性に大きく影響するため、ゴム組成物に配合可能な樹脂の総量が制限される。そのため、高軟化点樹脂と低軟化点樹脂を組み合わせてゴム組成物から得られる性能は初期性能も走行安定性も中庸のグリップ性であった。従って、初期グリップ性と走行安定性を高いレベルで両立する技術は未だ提供されていないのが現状であり、かかる技術を開発することが求められている。
特開平5−9336号公報
本発明者は、低軟化点樹脂を配合したゴム組成物をトレッドゴムとして用いた初期グリップ性が良好であるタイヤは、走行中のどのような状況でグリップ性が低下するかについて鋭意検討したところ、同じコース上であっても、その路面温度によってグリップ性の低下の度合いが大きく変化することを見出した。すなわち、路面温度が10℃以下の路面上ではタイヤの走行安定性がほとんど低下しないのに対し、路面温度が40℃を超える路面上ではタイヤの走行安定性が低下しやすいことが判った。
また、路面温度が42℃のサーキットにおいてタイヤを装着した車両を走行させ、該タイヤの走行中の内部温度を測定したところ、該タイヤの内部温度が10ラップ程度走行した後には100℃〜110℃まで上昇していることが見出された。タイヤの内部温度の測定は車輌がガレージに戻ってきた後に行うため、走行中のタイヤの内部温度は更に高いことが予想される。低軟化点樹脂を配合したゴム組成物は100℃以上での動的弾性率(E’)の低下が大きいので、該ゴム組成物をトレッドゴムに用いたタイヤは、タイヤ内部が高温になった際に樹脂と共にゴム組成物が軟化し、走行安定性が低下することが懸念される。
そこで、本発明は、タイヤのトレッドゴムに使用することにより、タイヤの初期グリップ性能と走行安定性の両方を、従来のタイヤよりも向上させることが可能なゴム組成物、及び該ゴム組成物をトレッドゴムに用いたタイヤを堤供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために、ゴム組成物に配合する2種以上の樹脂の組み合わせについて鋭意検討した結果、特定の樹脂を組み合わせてゴム組成物に配合し、更に液状スチレン−ブタジエン共重合体を配合して、該ゴム組成物をトレッドゴムに使用してタイヤを製造することによって、従来よりも高い初期グリップ性と走行安定性とを同時に実現したタイヤが提供できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明のゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対して、軟化点が130℃以上190℃以下であるインデンを含有するC系樹脂から選択される少なくとも1種を5〜80質量部、軟化点が130℃以上のテルペンの単独重合体樹脂及びテルペン−フェノール共重合体樹脂から選択される少なくとも1種を10〜80質量部、並びに液状スチレン−ブタジエン共重合体を10〜200質量部配合してなる。
また、本発明のゴム組成物は、前記インデンを含有するC系樹脂の軟化点が140℃以上190℃以下、並びに前記テルペンの単独重合体樹脂及び前記テルペン−フェノール共重合体樹脂の軟化点が140℃以上であることが好ましい。
本発明のゴム組成物において、前記液状スチレン−ブタジエン共重合体の重量平均分子量が5000〜20000の範囲であることが好適である。
本発明のゴム組成物において、前記ゴム成分は、ブタジエン部のビニル結合量が10%以上であるブタジエン系共重合体を70質量%以上含むことが好ましい。
本発明のゴム組成物の好適例において、前記ブタジエン系共重合体がスチレン−ブタジエン共重合体を含む。
また、本発明のゴム組成物において、前記スチレン−ブタジエン共重合体は、スチレン含有量が20〜60質量%であることが好適である。
本発明のゴム組成物においては、更に、カーボンブラックを前記ゴム成分100質量部に対して60〜200質量部含有することが好適である。
本発明のゴム組成物の好適例において、前記インデンを含有するC系樹脂は、軟化点が155℃以上180℃以下のα−メチルスチレン−ビニルトルエン−インデン共重合体樹脂である。
また、本発明のタイヤは、前記ゴム組成物をトレッドゴムに用いたことを特徴とする。
本発明によれば、タイヤのトレッドゴムに使用することにより、タイヤの初期グリップ性と走行安定性の両方を従来のタイヤよりも向上させることが可能であり、特に走行中の乾燥路面の把握力(DRYグリップ性)を低下させることなく、耐熱ダレ性(耐熱疲労性)等の耐久性を向上させることができ、更に作業性にも優れた超高性能のゴム組成物、及び該ゴム組成物をトレッドゴムに用いた高速競技用タイヤとして好適な超高性能のタイヤを提供することができる。
本発明のゴム組成物においては、ゴム成分100質量部に対して、軟化点が130℃以上190℃以下であるインデンを含有するC系樹脂から選択される少なくとも1種を5〜80質量部配合する。ここで、ゴム組成物に配合するインデンを含有するC系樹脂の軟化点が130℃未満であるとタイヤの走行安定性が損なわれ、190℃を超えると混練り中での分散性が悪化する。前記インデンを含有するC系樹脂は、該ゴム組成物に該樹脂の特性を付与するため、前記ゴム組成物にゴム成分100質量部に対して5質量部以上配合することが必要であるが、80質量部を超えると低温においてゴム組成物が硬化する。ここで、前記インデンを含有するC9 樹脂とは、インデンの単独重合体、及び、C9 芳香族系モノマーの共重合体樹脂のうち、原料のモノマーにインデンが含まれる樹脂のことをいい、該C芳香族系モノマーとしては、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クマロン等が挙げられる。即ち、前記インデンを含有するC系樹脂としては、ビニルトルエン−α−メチルスチレン−インデン樹脂、ビニルトルエン−インデン樹脂、α−メチルスチレン−インデン樹脂、クマロン−インデン樹脂、α−メチルスチレン−ビニルトルエン−インデン共重合体樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
ここで、タイヤの走行安定性向上の観点から、前記インデンを含有するC系樹脂の軟化点は140℃以上190℃以下であることが好ましく、155℃以上180℃以下であることが更に好ましい。また、前記インデンを含有するC系樹脂としては、軟化点155℃以上180℃以下のα−メチルスチレン−ビニルトルエン−インデン共重合体樹脂が特に好ましい。前記インデンを含有するC系樹脂がα−メチルスチレン−ビニルトルエン−インデン共重合体樹脂であると高温での走行安定性が確保されるが、かかる軟化点が155℃未満であると高温での十分な走行安定性が得られず、180℃を超えると樹脂のゴム成分中での分散性が低下するためゴム組成物の破壊物性が低下する。
また、本発明のゴム組成物においては、グリップ性能と作業性の両方を更に高いレベルでバランスした性能を得るために、軟化点が130℃以上のテルペンの単独重合体樹脂及びテルペン−フェノール共重合体樹脂から選択される少なくとも1種を10〜80質量部配合する。前記樹脂の軟化点が130℃未満であると、タイヤの初期グリップ性能は向上するものの走行安定性が損なわれる。また、走行安定性の観点から、前記樹脂の軟化点は140℃以上が好ましい。前記樹脂の前記ゴム組成物に対する配合量は、ゴム成分100質量部に対して10質量部未満であると、本発明の目的である所望の効果が得られず、80質量部を超えて配合してもゴム組成物の性能は向上せず、混練り作業性が著しく悪化し、更に加硫後に低温で硬化するため作業性が悪化する。これら作業性等の観点から、前記樹脂の前記ゴム組成物への配合量は20〜80質量部であることが好ましい。前記テルペンの単独重合体樹脂及びテルペン−フェノール共重合体樹脂の原料であるテルペンモノマーとしては特に限定されず、α−ピネン及びリモネン等のモノテルペン炭化水素が好適に挙げられる。グリップ性能と作業性の観点から、該モノマーとしてはα−ピネンを含むモノマーが更に好ましく、α−ピネンであることがより一層好ましい。該樹脂の軟化点は、該樹脂の混練り中での分散性を考えれば190℃以下が好ましい。
また、本発明のゴム組成物においては、液状スチレン−ブタジエン共重合体をゴム成分100質量部に対して10〜200質量部配合する。ここで、前記ゴム組成物に対する液状スチレン−ブタジエン共重合体の配合量が10質量部未満であるとゴム組成物の加工性を向上させることができず、200質量部を超えると、タイヤのグリップ性が低下する。また、本発明のゴム組成物に対する液状スチレン−ブタジエン共重合体の配合量は、ゴム成分100質量部に対して10〜70質量部であることが好ましく、10〜40質量部であることが更に好ましい。
本発明者がゴム組成物に配合する油展分中のゴム組成物の加工性を低下させる因子について検討したところ、液状スチレン−ブタジエン共重合体中の低分子量成分が原因である事が判明した。そこで、油展成分として特定の重量平均分子量を有する液状スチレン−ブタジエン共重合体を使用したところ、ゴム組成物の加工性が向上することを見出した。即ち、本発明のゴム組成物において、前記液状スチレン−ブタジエン共重合体は重量平均分子量が5000〜20000の範囲であることが好ましい。ここで、前記液状スチレン−ブタジエン共重合体の重量平均分子量が5000未満であるとゴム組成物の加工性が低下し、一方、重量平均分子量が20000を超えると、ゴムの軟化効果が小さくなるためグリップ性が低下し、更にゴム組成物の加工性が悪くなる。なお、上記液状スチレン−ブタジエン共重合体のミクロ構造等は、特に制限されない。ここで、液状とは、室温(25℃)において液状であることをいう。
また、本発明のゴム組成物において、前記ゴム成分はブタジエン部のビニル結合量が10%以上であるブタジエン系共重合体を70質量%以上含むことが好適である。ここで、該ブタジエン系共重合体のブタジエン部のビニル結合量が10%未満であるとゴム組成物の高温域での剛性が低下して所望の効果が得られず、該ブタジエン系共重合体のゴム成分中での含有率が70質量%未満であるとゴム組成物の基本的な耐熱性が大きく低下する。ここで、前記ブタジエン系共重合体のブタジエン部のビニル結合量は30〜60%が更に好ましい。また、前記ゴム成分はブタジエン部のビニル結合量が10%以上であるブタジエン系共重合体を20〜100質量%含むことが更に好ましい。
なお、本発明のゴム組成物のゴム成分としては、特に限定されず、上記ブタジエン系共重合体の他、例えば、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、エチレン−プロピレン共重合体、イソブチレン−イソプレン共重合体、ポリクロロプレン等のジエン系ゴムを含んでもよい。ここで、ゴム成分の重量平均分子量は15万〜300万が好ましく、20万〜200万が更に好ましい。
また、本発明のゴム組成物において、前記ブタジエン系共重合体がスチレン−ブタジエン共重合体を含むことが好ましい。前記ブタジエン系共重合体がスチレン−ブタジエン共重合体を含むと、前記ゴム組成物のヒステリシスロスが向上するためグリップ性能が向上する。スチレン−ブタジエン共重合体は、乳化重合や溶液重合等の如何なる合成法で合成してもよい。スチレン−ブタジエン共重合体以外のブタジエン系共重合体としてはアクリロニトリル−ブタジエン共重合体等が挙げられる。
本発明のゴム組成物において、前記スチレン−ブタジエン共重合体は、スチレン含有率が20〜60質量%であることが好ましい。前記ゴム組成物において、前記スチレン−ブタジエン共重合体のスチレン含有率が20質量%未満であると、低温及び高温においてタイヤが所望のグリップ性能を得ることができず、スチレン含有率が60質量%を超えると、ブロック剛性が必要以上に高くなり路面へのゴムの食い込みが少なくなるため、所望のグリップ性能を得ることができない。更に、タイヤのグリップ性能が顕著に高くなることから、前記スチレン−ブタジエン共重合体のスチレン含有率は20〜45質量%であることがより好ましい。
本発明のゴム組成物は、更にカーボンブラックを上記ゴム成分100質量部に対して60〜200質量部配合してなることが好ましい。ここで、前記ゴム組成物へのカーボンブラックの配合量が60質量部未満であると、タイヤのDRYグリップ性向上への寄与が十分ではなく、200質量部を超えると加工性が極端に悪化する。また、前記ゴム組成物へのカーボンブラックの配合量は70〜140質量部であることがより好ましい。前記カーボンブラックとしては、HAF、ISAF、及びSAF等が挙げられ、耐摩耗性能とグリップ性能の両立という点からSAFが好ましい。カーボンブラックは、1種単独で使用しても2種以上を併用してもよく、市販品を好適に使用できる。
本発明のゴム組成物には、ゴム成分、樹脂、液状スチレン−ブタジエン共重合体、カーボンブラックの他、プロセスオイル等の油分、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、軟化剤、酸化亜鉛、及びステアリン酸等のゴム業界で通常使用される配合剤を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択し配合することができる。これら配合剤は、市販品を好適に使用できる。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分に樹脂及びカーボンブラックを配合し、必要に応じて適宜選択した前記配合剤等を加えて、混練り、熱入れ、押出、及び加硫等することにより製造できる。
混練りの条件としては、特に制限はなく、混練り装置への各成分の投入量、ローターの回転速度、ラム圧、混練り温度、混練り装置の種類等の諸条件によって適宜選択できる。前記混練り装置としては、一般にゴム組成物の混練りに用いるバンバリーミキサー、インターミックス、及びニーダー等が挙げられる。
熱入れの条件は、特に制限はなく、熱入れ温度、熱入れ時間、熱入れ装置等の諸条件について目的に応じて適宜選択することができる。前記熱入れ装置としては、通常ゴム組成物の熱入れに用いるロール機等が挙げられる。
押出の条件は、特に制限はなく、押出時間、押出速度、押出装置、及び押出温度等の諸条件に応じて適宜選択できる。前記押出装置としては、一般にタイヤ用ゴム組成物の押出に用いる押出機等が挙げられる。前記押出温度は、適宜決定することができる。
本発明のゴム組成物は、タイヤのトレッドゴム、特にサーキット走行等に使用する高速競技車用タイヤとして好適な超高性能のタイヤのトレッドゴムに用いることが好適である。
本発明のタイヤは、トレッドゴムに本発明のゴム組成物を使用したことを特徴とする。本発明のタイヤは、トレッドゴム以外のタイヤ部材としては公知の部材を使用することができ、ソリッドタイヤでも空気入りタイヤでもよい。また、本発明のタイヤが空気入りタイヤである場合、該空気入りタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
本発明のタイヤの構成の一例としては、該タイヤが、1対のビード部、該ビード部にトロイド状をなして連なるカーカス、該カーカスのクラウン部をたが締めするベルト及びトレッドを有してなるタイヤであることが挙げられる。本発明のタイヤは、ラジアル構造を有していてもよいし、バイアス構造を有していてもよい。
本発明のタイヤのトレッドの構造としては、特に制限はなく、1層構造であってもよいし、多層構造であってもよく、また、直接路面に接地する上層のキャップ部と、該キャップ部のタイヤの内側に隣接して配置される下層のベース部とから構成される、いわゆるキャップ・ベース構造を有していてもよい。本発明のタイヤのトレッドがキャップ・ベース構造を有している場合、少なくとも前記キャップ部が本発明のゴム組成物で形成されていることが好ましい。
本発明のタイヤは、その製造方法につき特に制限はないが、例えば、以下のようにして製造することができる。即ち、まず、本発明のゴム組成物を調製し、該ゴム組成物を生タイヤケースのクラウン部に予め貼り付けられた未加硫のベース部の上に貼り付ける。その後、所定のモールドで所定温度、所定圧力の下で加硫成形することにより製造することができる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
(液状スチレン−ブタジエン共重合体(重量平均分子量3000)の合成方法)
十分に窒素置換した拌翼つきの5リットルオートクレーブに、シクロヘキサン3000g、テトラヒドロフラン(THF)94.6g、1,3−ブタジエン200g及びスチレン100gを導入し、オートクレーブ内の温度を21℃に調整した。次に、n−ブチルリチウム12gを加えて昇温条件下で60分間重合し、モノマーの転換率が99%であることを確認した後、イソプロピルアルコール13.5gを加え重合を停止した。生成物を分析したところ、スチレン含有率は33%、ブタジエン部のビニル結合量は42%、重量平均分子量は3000であった。
(液状スチレン−ブタジエン共重合体(重量平均分子量10000)の合成方法)
十分に窒素置換した拌翼つきの5リットルオートクレーブに、シクロヘキサン3000g、テトラヒドロフラン(THF)27.3g、1,3−ブタジエン200g及びスチレン100gを導入し、オートクレーブ内の温度を21℃に調整した。次に、n−ブチルリチウム3.46gを加えて昇温条件下で60分間重合し、モノマーの転換率が99%であることを確認した後、イソプロピルアルコール3.2gを加え重合を停止した。生成物を分析したところ、スチレン含有率は33%、ブタジエン部のビニル結合量は42%、重量平均分子量は10000であった。
(液状スチレン−ブタジエン共重合体(重量平均分子量30000)の合成方法)
十分に窒素置換した拌翼つきの5リットルオートクレーブに、シクロヘキサン3000g、テトラヒドロフラン(THF)9g、1,3−ブタジエン200g及びスチレン100gを導入し、オートクレーブ内の温度を21℃に調整した。次に、n−ブチルリチウム1.15gを加えて昇温条件下で60分間重合し、モノマーの転換率が99%であることを確認した後、イソプロピルアルコール1.3gを加え重合を停止した。生成物を分析したところ、スチレン含有率は33%、ブタジエン部のビニル結合量は42%、重量平均分子量は30000であった。
(動的弾性率 E’(MPa)の測定方法)
動的弾性率 E’は、得られたゴム組成物を145℃、45分で加硫した後、JIS K6265に記されるフレクソメーターによる定応力測定を各温度において行ない、サンプル内部に亀裂が発生するまでの時間を耐熱疲労時間とし、測定を行なった。データは比較例1を200として指数化した値を示す。
(DRYグリップ性の評価方法)
試作タイヤ(サイズ:225/40R18の乗用車用タイヤ)を最高時速300km/hで走行可能な高性能車両に装備させてサーキットで走行させ、走行初期(計測1周目)グリップにおけるテストドライバーのフィーリングを下記の基準にて評価した。数値が正の値で大きくなる程、DRYグリップ性に優れることを意味する。
+3 ・・・運転頻度の低い一般ドライバーが明確に差を認識できる程度
+2 ・・・運転頻度の高い一般ドライバーが差を認識できる程度
+1 ・・・プロのドライバーが差を認識できる程度
0 ・・・コントロール
−1 ・・・プロのドライバーが差を認識できる程度
−2 ・・・運転頻度の高い一般ドライバーが差を認識できる程度
−3 ・・・運転頻度の低い一般ドライバーが明確に差を認識できる程度
(耐熱疲労性の評価方法)
試作タイヤ(サイズ:225/40R18の乗用車用タイヤ)を最高時速300km/hで走行可能な高性能車両に装備させて、サーキットで走行させ、走行後におけるタイヤの内部及び外観を観察して下記の基準にて評価した。
0・・・全くチャンクの発生がない状態
−1・・・内部に0.5mm未満の亀裂がある状態
−2・・・内部に0.5mm以上の亀裂がある状態
−3・・・内部に亀裂がある状態
表1及び2に示す配合処方のゴム組成物を調製し、該ゴム組成物を160℃、12分間の条件で加硫して得られた厚さ2mmのスラブシートから、幅5mm、長さ40mmのシートを切り出し、上記方法により動的弾性率(E’)を測定した。結果を表1及び2に示す。また、該ゴム組成物をトレッドゴムに適用した試作タイヤを作製し、該試作タイヤについて上記方法でDRYグリップ性及び耐熱疲労性に関する評価を行った。結果を表1及び2に示す。
Figure 2009235274
Figure 2009235274
1)スチレン−ブタジエンゴム(E−SBR、JSR(株)製、1712、ゴム成分100質量部に対してアロマティックオイル37.5質量部油展、スチレン23.5重量%含有、ビニル結合量18.9%
2)東海カーボン(株)製、シースト9H(窒素吸着比表面積(NSA)=142m/g、ジブチルフタレート吸油量=130ml/100g)
3)上記方法で製造した液状スチレン−ブタジエン共重合体(重量平均分子量3000)
4)上記方法で製造した液状スチレン−ブタジエン共重合体(重量平均分子量10000)
5)上記方法で製造した液状スチレン−ブタジエン共重合体(重量平均分子量30000)
6)ヤスハラケミカル社製、YSポリスターT115、軟化点=115℃、テルペン−フェノール共重合体樹脂
7)ヤスハラケミカル社製、YSポリスターT160、軟化点=160℃、テルペン−フェノール共重合体樹脂
8)新日本石油社製、ネオポリマーL90、軟化点90℃、インデンを含有するC系樹脂
9)新日本石油社製、ネオポリマー170S、軟化点170℃インデンを含有するC系樹脂
10)精工化学(株)製、マイクロクリスタリンワックス
11)N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン
12)ビス(4−メチルジベンゾチアゾリル−2)−ジスルフィド
表1及び2から、実施例のゴム組成物は比較例のゴム組成物に対して、30℃のE’の値及び100℃のE’の値の両方が著しく向上することが分かる。従って、実施例のゴム組成物をトレッドゴムに使用したタイヤは、高温においても軟化せずグリップ性を維持できると考えられる。また、表1及び2から、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに対して、耐熱疲労性及びDRYグリップ性が著しく向上することが分かる。

Claims (9)

  1. ゴム成分100質量部に対して、軟化点が130℃以上190℃以下であるインデンを含有するC系樹脂から選択される少なくとも1種を5〜80質量部、軟化点が130℃以上のテルペンの単独重合体樹脂及びテルペン−フェノール共重合体樹脂から選択される少なくとも1種を10〜80質量部、並びに液状スチレン−ブタジエン共重合体を10〜200質量部配合してなることを特徴とするゴム組成物。
  2. 前記インデンを含有するC系樹脂の軟化点が140℃以上190℃以下、並びに前記テルペンの単独重合体樹脂及び前記テルペン−フェノール共重合体樹脂の軟化点が140℃以上であることを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 前記液状スチレン−ブタジエン共重合体の重量平均分子量が5000〜20000の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  4. 前記ゴム成分は、ブタジエン部のビニル結合量が10%以上であるブタジエン系共重合体を70質量%以上含むことを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  5. 前記ブタジエン系共重合体がスチレン−ブタジエン共重合体を含むことを特徴とする請求項4に記載のゴム組成物。
  6. 前記スチレン−ブタジエン共重合体は、スチレン含有量が20〜60質量%であることを特徴とする請求項5に記載のゴム組成物。
  7. 更に、カーボンブラックを前記ゴム成分100質量部に対して60〜200質量部含有することを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  8. 前記インデンを含有するC系樹脂が、軟化点が155℃以上180℃以下のα−メチルスチレン−ビニルトルエン−インデン共重合体樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のゴム組成物をトレッドゴムに用いたことを特徴とするタイヤ。
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