JP2019127802A - 地下駐車場、及びその施工方法 - Google Patents

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北村  精男
敏夫 池田
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敏夫 池田
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Abstract

【課題】地上の乗降位置と地下の駐車台との間の車両の昇降、搬送を安全かつ迅速に行うことができる地下駐車場を提供する。【解決手段】地下駐車場100は、地上から地下にかけて筒状に形成された躯体1と、載荷台3と、載荷台3を躯体1内の中央で地上から地下まで昇降させる昇降装置と、躯体1内において、載荷台3が昇降装置によって昇降する昇降路の周りに階層的に設けられた複数の駐車台5と、載荷台3又は駐車台5に支持されている車両Cの車輪を挟持して持ち上げて、載荷台3と駐車台5との間で車両Cを搬送する搬送装置6と、地上に位置する載荷台3を覆うように地上に設けられた建屋7とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、地下空間を利用した昇降・搬送式の地下駐車場及びその施工方法に関する。
車両の多い市街地では、駐車効率のよい駐車場が必要である。そのため、車両を建物内に吊り上げて収納するゴンドラ式の立体駐車場のほか、建屋の地下に車両の駐車空間を階層化した地下駐車場等が提供されている。
地下駐車場では、乗員は地上において降車して、無人の車両を降下、搬送して地下に形成された駐車台まで移動させ、乗車する際には、駐車台から車両を搬送、上昇させて地上まで移動させる(例えば、特許文献1)。
特許第2787435号公報
本発明は、地上の乗降位置と地下の駐車台との間の車両の昇降、搬送を安全かつ迅速に行うことができる地下駐車場を提供することを目的とする。
本発明の一態様の地下駐車場は、地上から地下にかけて筒状に形成された躯体と、載荷台と、前記載荷台を前記躯体内の中央で地上から地下まで昇降させる昇降装置と、前記躯体内において、前記載荷台が前記昇降装置によって昇降する昇降路の周りに階層的に設けられた複数の駐車台と、前記載荷台又は前記駐車台に位置する車両の車輪を挟持して持ち上げて、前記載荷台と前記駐車台との間で前記車両を搬送する搬送装置と、少なくとも地上に位置する前記載荷台を覆うように地上に設けられた建屋とを備えた構成を有している。
この構成により、昇降装置によって昇降する載荷台と駐車台との間で、車両の車輪を挟持して持ち上げて搬送するので、地上の乗降位置と地下の駐車台との間の車両の昇降、搬送を安全かつ迅速に行うことができる。
上記の地下駐車場は、前記載荷台を回転させる回転装置をさらに備えていてよく、前記建屋は入口及び出口を有していてよい。この構成により、載荷台が回転するので、建屋の任意の位置に入口及び出口を設けることができる。
上記の地下駐車場において、前記躯体は、複数の杭を円形に並べて打設することで円筒状に形成されていてよく、前記駐車台は前記昇降路の周りに放射状に設けられていてよい。この構成により、1つの建屋に対して載荷台を平行移動することなくより多くの駐車台に車両を駐車することができる。
上記の地下駐車場において、前記杭は、U形鋼矢板、ハット型鋼矢板、Z型鋼矢板、H型鋼、鋼管矢板、鋼管杭、又はコンクリート杭であってよい。この構成により、通常の杭圧入装置を用いて杭を地中に圧入できる。杭の種類は躯体の高さ(地下駐車場の深さ)に応じて選択することができる。また、コンクリート杭については、地下に穴を形成してその中にコンクリートを流し込む場所打ち杭としてもよい。
上記の地下駐車場において、前記躯体は、隣り合う前記杭の間に充填材を充填して形成されてよい。この構成により、充填材によって止水、土留がされるので、躯体の外部の水や土が躯体内部に漏れることを防止できる。
上記の地下駐車場は、前記載荷台を回転させる回転装置をさらに備えていてよく、前記載荷台は円形であってよく、前記駐車台は前記昇降路の周りに放射状に設けられていてよい。この構成により、円形の載荷台を回転させることで、地下に放射状に設けられた任意の駐車台に車両を駐車できる。
上記の地下駐車場は、前記複数の駐車台の間に、前記昇降装置、前記搬送装置、及び前記回転装置の制御を行う制御装置を備えていてよい。この構成により、地下の空いたスペースを有効に活用して制御装置を配置し、地上のスペースを確保できる。
上記の地下駐車場は、地上に位置する前記載荷台を当該位置に固定する係止手段をさらに備えていてよい。この構成により、載荷台は地上に位置するときに、昇降装置によって当該位置に維持されるだけでなく、係止手段によって当該位置に固定されるので、昇降装置が載荷台を維持できない障害が生じた場合であっても、載荷台は係止手段により当該位置に維持され、乗降車の安全が確保される。
上記の地下駐車場において、前記搬送装置は、前記載荷台又は前記駐車台に支持されている車両の各車輪について設けられた、当該車輪の下半部分に前後から当接する1組のバーと、前記バーの一端を回転中心として、前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出を妨げない退避位置と前記進入及び退出を制限する制限位置との間で前記バーを駆動するバー駆動装置とを備えていてよい。この構成により、1組のバーによって車輪を挟持して車両を持ち上げることができるとともに、車両が載荷台に対して進入及び退出する際には、当該バーを退避させることができる。
上記の地下駐車場において、前記バー駆動装置は、前記バーの一端を回転中心として前記退避位置と前記制限位置との間で回動させるバー回動装置を含んでいてよく、前記退避位置は、前記バーが前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出の方向と平行になる位置であり、前記制限位置は、前記バーが前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出の方向と垂直な方向になる位置であってよい。この構成により、バーを回動駆動することによって退避位置と制限位置との間を駆動できる。
上記の地下駐車場において、前記載荷台に対する前記車両の進入の方向の最奥の前記バーは、前記車両の進入の際にも前記制限位置に維持されてよい。この構成により、最奥のバーは車両を載荷台に進入させる際の位置決めストッパとして機能する。
上記の地下駐車場において、前記搬送装置の前記駐車台側の先端部には、前記搬送装置が垂れ下がることを防止する支持部材が設けられていてよく、前記駐車台には、前記搬送装置が前記載荷台と前記駐車台との間を移動する際に前記支持部材を下から支持する受レールを有していてよい。
上記の地下駐車場は、前記載荷台に進入する車両の車輪を検知するためのセンサをさらに備えていてよく、前記バー駆動装置は、前記センサにおける車輪の検知に応じて、前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出の方向に、前記バーを駆動してよい。この構成により、車両のホイルベースに応じて、確実に前後の車輪を1組のバーで挟持することができる。
前記車両を入庫させた際の前車輪用の前記1組のバーと後車輪用の前記1組のバーとの間隔を当該車両、当該車両の運転者、又は当該車両が駐車される前記駐車台を特定する情報と関連付けて記憶する記憶装置をさらに備えていてよい。この構成により、車両、車両の運転者、又は駐車台を特定して車両を出庫する際には、記憶装置を参照することで、ホイルベースを再度検出することなく、車両のホイルベースに応じて、確実に前後の車輪を1組のバーで挟持することができる。
上記の地下駐車場において、前記昇降装置の少なくとも一部が地下に設置されていてよい。この構成により、昇降装置設置のための敷地面積を必要とせず、地上の敷地を有効活用できる。
上記の地下駐車場において、前記昇降装置の少なくとも一部が地上に設置されていてよい。この構成により、昇降装置の少なくとも一部が地上に設けられるので、昇降装置の当該一部のメンテナンスのために地下に行く必要がなく、メンテナンスを容易に行うことができる。
上記の地下駐車場において、前記建屋の上部に前記昇降装置の少なくとも一部が設置されていてよく、前記建屋の屋根が取り外し可能であってよい。この構成により、昇降装置の少なくとも一部が地上に設けられるので、昇降装置の当該一部のメンテナンスのために地下に行く必要がなく、屋根を取り外すことで当該一部のメンテナンスが可能となる。また、建屋周りの敷地を有効活用できる。
上記の地下駐車場は、制御装置をさらに備えていてよく、前記建屋は、当該建屋を開放し、閉鎖する開閉装置と、人を検知するセンサとを備えていてよく、前記制御装置は、入庫時には、前記センサに基づいて前記建屋内に人がいないと判断されることを条件に、前記開閉装置に前記建屋を閉鎖させ、前記建屋を閉鎖させた状態で前記昇降装置、前記搬送装置を制御して、車両を前記駐車台に入庫させるようにしてよい。この構成により、建屋内に人がいない状態で駐車の動作を行うことができる。
上記の地下駐車場は、前記建屋の外部に、車両、車両の所有者、又は駐車台を特定する識別情報を認証する認証装置と、前記認証装置にて認証された前記識別番号を前記駐車台と関連付けて記憶する記憶装置とをさらに備えていてよく、前記制御装置は、入庫時に、前記認証装置で認証されたことを条件として、前記昇降装置、前記搬送装置を制御して、車両を前記駐車台に入庫させてよい。この構成により、入庫時に、車両を駐車する駐車台と識別番号とを関連付けて記憶することができる。
上記の地下駐車場において、前記制御装置は、出庫時に、前記記憶装置を参照して、前記認証装置にて認証された識別番号に対応する前記駐車台を特定して、前記昇降装置、前記搬送装置を制御して、車両を前記駐車台から出庫させてよい。この構成により、識別情報に対応する車両を出庫させることができる。
上記の地下駐車場において、前記認証装置は、前記識別情報を記憶した記憶媒体から近距離無線通信で前記識別情報を読み出して認証してよい。この構成により、利用者は記憶媒体を認証装置にかざすことで認証装置に認証を行わせることができる。
上記の地下駐車場は、前記地下駐車場における異常を検知する異常検知装置と、前記異常検知装置にて異常が検知されたときに通知をする通信手段とをさらに備えていてよい。この構成により、通信手段からの通知を受けることで遠隔で異常の発生を知ることができる。
本発明の一態様は、地下駐車場の施工方法であって、複数の杭を並べて地中に打設することで地上から地下にかけて筒状の躯体を形成する打設工程と、前記打設工程で形成された前記躯体の内部を掘削する掘削工程と、前記掘削工程で形成された前記躯体の内部の空間に、載荷台と、前記載荷台を前記躯体内の中央で地上から地下まで昇降させる昇降装置と、前記載荷台が前記昇降装置によって昇降する昇降路の周りに階層的に設けられた複数の駐車台と、前記載荷台又は前記駐車台に支持されている車両の車輪を挟持して持ち上げて前記載荷台と前記駐車台との間で前記車両を搬送する搬送装置と、を設置する内部設置工程と、前記昇降路に対応する穴を残して前記躯体の上部開口を地上と同レベルで覆う覆蓋工程と、前記覆蓋工程で残された前記昇降路に対応する前記穴を少なくとも覆う建屋を地上に設置する外部設置工程とを含む構成を有している。
この構成により、地下の複数の駐車台に複数の車両を駐車させる地下駐車場を完成させることができる。
本発明によれば、昇降装置によって昇降する載荷台と駐車台との間で、車両の車輪を挟持して持ち上げて搬送するので、地上の乗降位置と地下の駐車台との間の車両の昇降、搬送を安全かつ迅速に行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態の地下駐車場の透視斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態の地下駐車場の正面方向の断面図である。 図3は、本発明の実施の形態の地下駐車場の地下における平面方向の断面図である。 図4は、本発明の実施の形態の地下駐車場の地上における平面方向の断面図である。 図5は、本発明の実施の形態の地下駐車場の制御を実行するための構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態の昇降装置におけるワイヤ43a、43bの取り回しを模式的に示す図である。 図7は、本発明の実施の形態の係止装置の正面図である。 図8は、本発明の実施の形態の係止装置(係止時)の平面図である。 図9は、本発明の実施の形態の係止装置(非係止時)の平面図である。 図10は、本発明の実施の形態の駐車台の構成を示す斜視図である。 図11は、本実施の形態の搬送装置の断面図である。 図12は、本発明の実施の形態の搬送台の断面図である。 図13は、本発明の実施の形態の搬送台の平面図である。 図14は、本発明の実施の形態の前側のクランプバーの平面図である。 図15は、本実施の形態の車路の平面図である。 図16は、本発明の実施の形態のクランプバーの部分破断平面図である。 図17は、本発明の実施の形態のクランプバーの平面図である。 図18は、本発明の実施の形態のクランプバーの作動を説明する平面図である。 図19は、本発明の実施の形態のクランプバーの作動を説明する側面図である。 図20Aは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(長ホイルベース時)を説明する図である。 図20Bは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(長ホイルベース時)を説明する図である。 図20Cは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(長ホイルベース時)を説明する図である。 図20Dは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(長ホイルベース時)を説明する図である。 図20Eは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(長ホイルベース時)を説明する図である。 図21Aは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(短ホイルベース時)を説明する図である。 図21Bは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(短ホイルベース時)を説明する図である。 図21Cは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(短ホイルベース時)を説明する図である。 図21Dは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(短ホイルベース時)を説明する図である。 図21Eは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(短ホイルベース時)を説明する図である。 図22は、本発明の実施の形態の車両持ち上げ時のクランプバーの側面図である。 図23は、本発明の実施の形態の搬送モータを駆動した状態を示す側面図である。 図24Aは、本発明の実施の形態の制御装置による入庫処理のフローチャートである。 図24Bは、本発明の実施の形態の制御装置による入庫処理のフローチャートである。 図24Cは、本発明の実施の形態の制御装置による入庫処理のフローチャートである。 図24Dは、本発明の実施の形態の制御装置による入庫処理のフローチャートである。 図25Aは、本発明の実施の形態の制御装置による出庫処理のフローチャートである。 図25Bは、本発明の実施の形態の制御装置による出庫処理のフローチャートである。 図26は、本発明の実施の形態の地下駐車場の施工方法(打設工程)を示す図である。 図27は、本発明の実施の形態の地下駐車場の施工方法(掘削工程)を示す図である。 図28は、本発明の実施の形態の地下駐車場の施工方法(内部設置工程)を示す図である。 図29は、本発明の実施の形態の地下駐車場の施工方法(外部設置工程)を示す図である。 図30は、本発明の実施の形態の変形例の地下駐車場の正面方向の断面図である。 図31は、本発明の実施の形態の変形例の地下駐車場の地上における平面方向の断面図である。 図32は、本発明の実施の形態の変形例の地下駐車場の地上における平面方向の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する場合の一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じた具体的構成が適宜採用されてよい。
(地下駐車場の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態の地下駐車場の透視斜視図である。図2は、本発明の実施の形態の地下駐車場の正面方向の断面図である。図3は、本発明の実施の形態の地下駐車場の地下における平面方向の断面図である。図4は、本発明の実施の形態の地下駐車場の地上における平面方向の断面図である。以下、図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態の地下駐車場100の全体構成を説明する。
図1及び図2に示すように、地下駐車場100は、地上から地下にかけて筒状に形成された躯体1の内部に複数の駐車台5が階層的に設けられて構成される。躯体1は、複数の杭を円形に並べて打設することで全体として円筒状に形成されている。躯体1の地上レベルの開口には、蓋板2が被せられている。蓋板2の上には、円筒状の躯体1の中央に、車両Cの乗員が乗降車する建屋7が設けられている。
躯体1の内部には、乗降車時に車両Cを載せるための円形の載荷台3を備えている。蓋板2には、載荷台3に対応する位置に円形の開口が形成されている。建屋7は、少なくとも蓋板2の円形の開口を囲うように設計・配置されている。車両Cの乗員は、入庫時には車両Cを運転して建屋7に進入させ、建屋7内で蓋板2の開口に位置している載荷台3に駐車をして降車し、出庫時には、建屋7内で蓋板2の開口に位置している載荷台3に載せられている車両Cに乗車して運転をして建屋7から退出する。
載荷台3は、昇降フレーム9とともに昇降体11を構成している。地下駐車場100は、さらに、載荷台3を含む昇降体11を躯体1内の中央の昇降路8で地上から地下まで昇降させる昇降装置4を備えている。地下の躯体1の内部において載荷台3及び昇降フレーム9を含む昇降体11が昇降する経路には昇降路8が形成されている。図1及び図3に示すように、地下の複数の駐車台5は、昇降路8の周りに放射状に設けられている。昇降体11は、さらに、昇降フレーム9に対して載荷台3を回転させる回転装置10と、載荷台3又は駐車台5に支持されている車両Cの車輪を挟持して持ち上げて、載荷台3と駐車台5との間で車両Cを搬送する搬送装置6を備えている。
車両Cを支持する載荷台3は、回転装置10によって昇降フレーム9に対して任意の方向に回転することができる。このように、昇降装置4によって載荷台3を含む昇降体11を昇降させ、昇降体11において円形の載荷台3を回転させ、かつ、搬送装置6において載荷台3と駐車台5と間で車両Cを搬送することで、地下に階層的かつ放射状に設けられた任意の駐車台5に車両Cを駐車し、かつ出庫させることができる。
図4に示すように、建屋7には、ゲート開閉装置23によって開閉する入口ゲート121を備えた車両入口12とゲート開閉装置23によって開閉する出口ゲート131を備えた車両出口13とが形成されている。建屋7の外部において、車両入口12の前は車両進入路14とされ、車両出口13の前は車両退出路15とされる。車両進入路14における車両進入方向(建屋7に向かう方向)の右側には入庫受付盤17が設けられる。また、車両進入路14及び車両退出路15に重ならない位置に入出庫開始盤18が設けられている。
地下駐車場100は、昇降装置4、回転装置10、搬送装置6、車両入口12、車両出口13を制御する制御装置16を備えている。また、建屋7には、載荷台3の上の車両Cの前輪を検知する前輪センサ19a、19b、載荷台3の上の車両Cの後輪を検知する後輪センサ19c、19dが設けられており、内壁面には建屋7内の人を検知する人感センサ20a、20b、20cが設けられており、車両入口12及び車両出口13にはそれぞれ車両入口12、車両出口13を横切る物体を検知するゲートセンサ21d、21eが設けられている。以下、前輪センサ19a、19b及び後輪センサ19c、19dを「車輪センサ19」と総称し、人感センサ20a〜20cを「人感センサ20」と総称し、ゲートセンサ21a、21bを「ゲートセンサ21」と総称する。
制御装置16は、各センサにおける検出値や入庫受付盤17、入出庫開始盤18からの信号に基づいて昇降装置4、回転装置10、搬送装置6、車両入口12、車両出口13を制御する。制御装置16は、プロセッサ、メモリ等を備えたコンピュータであり、プログラムに従って制御のための演算処理を行う。制御装置16は、躯体1の内部、即ち地下に設置される。
図5は、本発明の実施の形態の地下駐車場の制御を実行するための構成を示すブロック図である。地下駐車場100は、上述のように、ゲート開閉装置23、昇降装置4、回転装置10、搬送装置6を備えている。これらの装置は、いずれも制御装置16によって制御される。
地下駐車場100は、さらに、制御装置16に接続される記憶装置50を備えている。記憶装置50には、駐車台5の利用状況が記憶される。後述するように、本実施の形態の地下駐車場100は、一時利用及び定期利用が可能である。一時利用は事前の登録なしにできる利用であり、利用するごとに駐車券が発行される。定期利用は、事前に登録することで定期券が発行され、入出庫の際にはこの定期券が用いられる。本実施の形態では、駐車券には、識別情報と入庫日時の情報が発券時に書き込まれる。また、定期券には識別情報が書き込まれている。
本実施の形態では、駐車券には、磁気的に情報が書き込まれて、接触方式で書込み及び読出しが行われる。定期券には、小型のIC及び近距離無線通信回路が埋め込まれ、近距離無線方式(例えば、NFC(Near Field Communication)方式)によって、情報の書込み及び読出しが行われる。
記憶装置50は、定期利用者にあらかじめ割り当てられた駐車台5の番号を記憶し、一時利用者について、利用している駐車台5の番号を記憶する。また、記憶装置50は、駐車台5に駐車している車両Cの前輪と後輪との間隔、又は前輪と後輪の位置を記憶する。
入庫受付盤17及び入出庫開始盤18は、制御装置16に接続される。入庫受付盤17は、発券ボタン171と、発券口172と、無線読取装置173と、モニタ174とを備えている。入庫受付盤17は、発券ボタン171が押下されると識別番号を記憶した駐車券を発券し、発券口172から出す。
制御装置16は、記憶装置50から駐車台5の利用状況を読み出すことにより、定期利用者に割り当てられておらず、かつ空いている駐車台5を特定して、発券された駐車券の識別番号と関連付けて記憶装置50に記憶する。また、入庫受付盤17は、読取装置173にて定期券が読み取られると、記憶装置50を参照して、当該定期券の識別情報に関連付けられた駐車台5を特定する。モニタ174は、以上の動作を行うように利用者に案内する表示を行う。
入出庫開始盤18は、安全確認ボタン181と、駐車券挿入口182と、無線読取装置183と、モニタ184と、緊急停止ボタン186とを備えている。駐車券挿入口182の内部には、磁気読取装置185が備えられている。入出庫開始盤18は、車両Cの入庫及び出庫の際に利用者が操作する。安全確認ボタン181は、入庫の際に、車両Cが入った建屋7の入口ゲート111を閉めるために用いられ、また、出庫の際に、車両Cが出た建屋8の出口ゲート121を閉めるために用いられる。安全確認ボタン181の押下を検知した場合には、その旨の信号が制御装置16に送られる。
緊急停止ボタン186は、利用者が何らかの緊急事態を認識した場合に用いられる。緊急ボタン186が押下されると、制御装置16にその旨の信号が送信され、制御装置16は、昇降装置4等のすべての装置に駆動を停止する。
駐車券挿入口182に駐車券が挿入されると、磁気読取装置185は、駐車券に記憶された情報を読み取る。また、無線読取装置183は、定期券から情報を読み出す。モニタ184は、以上の動作を行うように利用者に案内する表示を行う。なお、入庫受付盤17及び入出庫開始盤18にさらにスピーカが設けられ、モニタ174、184での案内に加えて、又は、これらに代えて音声による案内がされてもよい。
制御装置16にはさらに、車輪センサ19、人感センサ20、ゲートセンサ21が接続されている。また、制御装置16には、上記の入庫受付盤17及び入出庫開始盤18が接続されている。制御装置16は、入庫受付盤17又は入出庫開始盤18に対する操作、車輪センサ19、人感センサ20、及びゲートセンサ21の検出値、記憶装置に記憶された情報に基づいて、ゲート開閉装置23、昇降装置4、回転装置10、搬送装置6を制御する。具体的な制御については後述する。
制御装置16には、さらに通信装置90が接続されている。通信装置90は、インターネットを介して通信を行うことが可能である。通信装置90の具体的な動作については、後述する。
(地下駐車場の動作の概要)
車両Cを入庫させる際には、運転者は車両Cを車両進入路14に沿って建屋7に向けて前進させて、車両入口12の前で停車させる。運転者が入庫受付盤17を操作すると、車両入口12の入口ゲート121が開くので、運転者は車両Cを建屋7に進入させる。運転者は、建屋7内において、地上レベル、即ち蓋板2の開口に位置している載荷台3に車両Cを停車させる。そして、乗員はすべて降車し、建屋7から退出する。その後、入出庫開始盤18が操作されると、制御装置16によって、車両入口12の入口ゲート121が閉じられて、昇降装置4、回転装置10、搬送装置6によって、載荷台3上の車両Cが適当な駐車台5まで運ばれる。
車両Cを出庫させる際には、入出庫開始盤18を操作することで、制御装置16が昇降装置4、回転装置10、搬送装置6を制御して、該当する車両Cを駐車台5から載荷台3まで搬送し、昇降装置4によって載荷台3を地上レベル、即ち蓋板2の開口(車両乗入位置)まで上昇させる。このとき、回転装置10によって、車両Cはその先頭が車両出口13に臨む向きとされる。その後、制御装置16による制御によって、車両出口13の出口ゲート131が開き、乗員は建屋7内に入って載荷台3の上に停車している車両Cに乗車する。運転者は、車両Cを運転して、車両出口13から車両退出路15を通って出庫する。
(昇降装置)
昇降装置4は、地下に設置された昇降駆動装置41と、カウンタウェイト42と、昇降駆動装置41と昇降フレーム9とを接続するワイヤ43aと、昇降駆動装置41とカウンタウェイト42とを接続するワイヤ43bと、ワイヤ43a、43bを取り回すための複数のシーブ44a〜44fとを備えている。
図6は、本発明の実施の形態の昇降装置におけるワイヤ43a、43bの取り回しを模式的に示す図である。昇降フレーム9には、両端から外向きにアーム91a、91bが伸びており、ワイヤ43aの一端はアーム91a、91bに固定される。ワイヤ43aは、昇降フレーム9から昇降フレーム上シーブ44a、中間シーブ44b、昇降駆動装置上シーブ44cを経て昇降駆動装置41の巻胴411a、411bに巻回されている。
ワイヤ43bは、巻胴411a、411bよりもカウンタウェイト42側にあるワイヤであり、ワイヤ43aから連続している。ワイヤ43bは、巻胴411a、411bから昇降駆動装置上シーブ44c、カウンタウェイト上シーブ44e、カウンタウェイト42に固定されたカウンタウェイトシーブ44fを経て躯体1の上部に固定されている。
(係止装置)
図4に示したように、載荷台3の周囲には、90度の等間隔に係止装置22が設けられている。図7は、本発明の実施の形態の係止装置の正面図であり、図8は、本発明の実施の形態の係止装置(係止時)の平面図であり、図9は、本発明の実施の形態の係止装置(非係止時)の平面図である。
係止装置22は、軸221に支持されて軸211周りを回転する円錐台形状の係止ローラ222を備えている。軸221は、載荷台3に固定された垂直軸225に対して回転可能である。軸211の垂直軸周りの回転によって、係止ローラ222は、載荷台3の縁部に収められた非係合位置と、載荷台3から蓋板2側に繰り出した係合位置との間を回動する。軸211の回転は、一端が軸211に回転可能に固定され、他端が載荷台3に回転可能に固定されたシリンダ224が伸縮することによって実現される。
軸211は、垂直軸225から上方向に傾斜している。これにより、係止位置において、係止ローラ222の錐面が水平な受面223と平行になって支持される。受面223は、垂直軸225周りの回転によって被係合位置と係合位置との間を移動する係止ローラ222を支持するために、その両端が下方に傾斜している。
受面223は、蓋板2の開口の内側に形成されている。蓋板2の開口の内側には、90度の等間隔に4つ1セットの受面223が2セット設けられている。1セットの4つの受面223は、載荷台3が入庫時の位置にあるときの4つの係止ローラ222の位置に対応する位置に設けられており、他の1セットの4つの受面223は、載荷台3が出庫時の位置にあるときの4つの係止ローラ222の位置に対応する位置に設けられている。
上述のように、載荷台3を支持する昇降フレーム9は、昇降装置4によって昇降され、載荷台3が蓋板2の開口(車両乗入位置)に位置するときにも昇降装置4によって支持されるが、これと同時に係止装置22によっても支持される。よって、ワイヤ43が切れるなどして昇降装置4によって載荷台3を車両乗入位置、即ち建屋7内に維持できなくなった場合にも、載荷台3は係止装置22によって建屋7内に維持でき、車両Cに乗降する乗員の安全が確保される。また、載荷台3を車両乗入位置に維持する場合に、昇降装置4のワイヤ43の張力を解除して係止ローラ222のみで載荷台3を含む昇降フレーム9を保持することで、ワイヤ43の疲労を軽減でき、載荷台3を維持すためのエネルギーも軽減できる。
(駐車台)
図10は、本発明の実施の形態の駐車台の構成を示す斜視図である。躯体1の内部には、底に打ち込まれて固定される複数の柱51が立設されており、駐車台5は、この柱に固定される。駐車台5は、左右に分離した一対のパレット52を備えている。パレット52は、車両Cを駐車するのに十分な長さを有している。一対のパレット52は、互いに向き合う方に開口した断面コ字状の形状を有しており、上段及び下段に、長さ方向に延在する平面を有している。上段の平面は、車両Cの車輪を支持する車輪支持面53であり、下段の平面は、搬送装置6を支持する搬送装置支持面54である。
(搬送装置)
図11は、本実施の形態の搬送装置の断面図である。載荷台3は、その中央に昇降フレーム9に対して回転可能な断面U字形状の車路61を有する。車路61は、回転装置10によって、昇降フレーム9に対して回転する。回転装置10は、昇降フレーム9に設けられたモータ101と、モータ101の回転を載荷台3の回転に変える遊星ギア103と、載荷台3の車路61と昇降フレーム9との間に設けられたベアリング102とから構成される。
車路61には、搬送台62を有するスライダ63が取り付けられている。スライダ63は、車路61の内側面に設けられたコロ64を介して車路61に往復移動自在に取り付けられている。このスライダ63の往復移動は車路61に取り付けられた搬送モータ65の駆動によって行われる。このためスライダ63の下面にはラック66が形成されており、このラック66が搬送モータ65の回転軸側のギア67に噛合している。
搬送台62は、車両を搭載するものであり、その両側面にはスライダ63の内面に転接するコロ64が取り付けられ、このコロ64の転動によりスライダ63に対して往復移動する。図12は、本発明の実施の形態の搬送台の断面図であり、図13は、本発明の実施の形態の搬送台の平面図である。図12に示すように、搬送台62の下面にはチェーン68が連結されている。チェーン68は、車路61との間で無端状に架け渡されるとともに、スライダ63の下面に回転自在に取り付けられたスプロケット69(図11参照)に巻回されている。
したがって、搬送台62は、搬送モータ65の駆動でスライダ63が移動すると、この移動力がスプロケット69及びチェーン68を介して伝達され、これにより往復移動する。この移動により、搬送台62は、スライダ63とともに、駐車台5内に進入する。このとき、スライダ63の下面に取り付けられたスライダコロ70、及び搬送台62の下面に取り付けられた搬送コロ71は、駐車台5への進入時に駐車台5の搬送装置支持面54を転動する。
搬送台62には、車両Cの左右の前輪に対応する2対の前側のクランプバー72、73、及び車両Cの左右の後輪に対応する2対の後側のクランプバー74、75が取り付けられている。クランプバー72とクランプバー73は、載荷台3又は駐車台5に支持されている車両Cの前輪FTについて設けられ、前輪FTの下半部分に前後から当接する。また、クランプバー74とクランプバー75は、載荷台3又は駐車台5に支持されている車両Cの後輪RTについて設けられ、後輪RTの下半部分に前後から当接する。
クランプバー72〜75は、その下部に設けたクランプバー持ち上げ用のシリンダ76により上下動自在である。クランプバー72〜75は、同時に上下方向へ作動するようになっている。また、クランプバー72〜75は、シリンダ76周りに回転自在である。クランプバー72〜75は、車両進行方向に対して直交して車輪の移動を制限する制限位置と、車両進行方向に平行になって車輪の移動を可能にする退避位置との間で回転し、制限位置と退避位置でそれぞれ固定される。
図14は、本発明の実施の形態の前側のクランプバーの平面図であり、図15は、本実施の形態の車路の平面図である。前側のクランプバー72、73は、これらを支持する前側可動台77上に取り付けられている。前側可動台77は、平行移動用シリンダ79の伸縮によって車両Cの進行方向に平行な方向に、搬送台62のスライドレール86(図12参照)上を移動する。この構成により、前側のクランプバー72、73は、距離D1の範囲で移動する。
後側のクランプバー74、75も同様に、これらを支持する後側可動台78上に取り付けられている。後側可動台78は、平行移動用シリンダ80の伸縮によって車両Cの進行方向に平行な方向に、搬送台62のスライドレール81上を移動する。この構成により、後側のクランプバー74、75は、距離D2の範囲で移動する。クランプバー72〜75は、バー回動装置としての回転用シリンダ82〜85の伸縮によって回動し、この回動により車両Cの前輪及び後輪に当接して、前輪及び後輪を挟持する。クランプバー72〜75は、車輪の当接を検知するセンサ(不図示)を備えている。
図16は、本発明の実施の形態のクランプバーの部分破断平面図であり、図17は、本発明の実施の形態のクランプバーの平面図である。図16及び図17では、クランプバー72を例に説明するが、クランプバー73〜75も同じ構成である。クランプバー72は、回転用シリンダ82のピストンに連結されるシャフト721と、このシャフト721の外側に回転自在に取り付けられた管体722とを備えている。管体722は、車両Cの車輪に当接するものであり、ベアリング723、724を介してシャフト721に回転自在となっている。このような構造のクランプバー72は、車両の車輪に当接する際に、外側の管体722が回転するため、車輪との当接を確実に行うことができる。
図18は、本発明の実施の形態のクランプバーの作動を説明する平面図であり、図19は、本発明の実施の形態のクランプバーの作動を説明する側面図である。回転用シリンダ82、83が伸びることで、前側のクランプバー72、73が回動して、前輪Tに当接すると、管体722、732が回転する。このため、図19にて破線で示すように、クランプバー72、73は、前輪Tの下に潜り込むことができ、前輪Tに確実に当接して、後述する車両Cの持ち上げ時に挟持力を十分に確保できる。しかも、このような挟持の際に前輪を損傷することがない。後輪側についても同様である。
前輪側についてはさらに、後述すように、クランプバー72は、車両Cの載荷台3への乗込み時に車両止めとして用いられるが、前輪Tがクランプバー72に当接すると車両Cの車輪Tの回転に伴って管体722が回転するため、車輪Tが空転する。このため、車両Cが車輪止めとしてのクランプバー72を乗り越えることがなく、安全性を確保できる。
図20A〜図20Eは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(長ホイルベース時)を説明する図である。図20A〜図20Eにおいて、車両Cは、前向きで図の右方向に進入してくる。車両Cの入庫に備える場合には、まず、回転用シリンダ82を駆動して、図20Aに示すように、最奥のクランプバー72を車両Cの進行方向に直交する制限位置にし、その他のクランプバー73〜75を車両の進行方向と平行な退避位置として、車両Cの進入を可能とする。
車両Cが進入してくると、後側可動台78に設置した後側車輪センサ88で前輪FTが検出され、さらに車両Cが前進すると、前輪FTが後側車輪センサ88を通過して、後側車輪センサ84が車輪を検出しなくなる。後側車輪センサ88が車輪を検出しなくなった後に、回転用シリンダ84を駆動して、図20Bに示すように、クランプバー74を制限位置にする。車両Cがさらに前進して、前側車輪センサ87が後側車輪センサ88より先に車輪を検出した場合には、図20Cに示すように、後輪RTがクランプバー74に当接するより先に前輪FTがクランプバー72に当接することとなる。この場合には、後側可動第78をその位置に固定して、クランプバー74を車輪止めとして機能させる。
この場合に、前側可動台77は、移動可能な状態にされ、前進する車両Cの前輪FTに押されて前進する。このとき、上述のように、クランプバー72は、その外側の管体722が回転可能であるので、前輪FTはクランプバー72に乗り上げることがなく、クランプバー72を押しながら前進する。図20Dに示すように、後輪RTが後側車輪センサ88に検知されてクランプバー74に当接すると、後側可動台78は固定されているので、クランプバー74が車輪止めとして作用し、車両Cはそれ以上前進できなくなる。
この状態で、図20Eに示すように、クランプバー73、75が制限位置まで回動すると、前輪FTはクランプバー72とクランプバー73とによって挟持され、後輪RTはクランプバー74とクランプバー75とによって挟持される。この状態で、前側可動台77も固定される。そうすると、車両Cは前後方向に完全に移動できなくなる。
図20A〜図20Eは、ホイルベース(前輪と後輪との間隔)が前側可動台77と後側可動台78との初期間隔(図20A参照)よりも長い車両Cが進入してきた場合の作動を示していた。以下では、ホイルベースが前側可動台77と後側可動台78との初期間隔(図20A参照)よりも短い車両Cが進入してきた場合の作動を説明する。
図21A〜図21Eは、本発明の実施の形態の入庫時のクランプバーの作動(短ホイルベース時)を説明する図である。図21A〜図21Eでも、車両Cは、前向きで図の方向に進入してくる。図21Aは、車両Cの入庫に備えている状態を示すが、この状態は、図20Aと同じである。すなわち、搬送装置6は、事前に進入してくる車両Cのホイルベースを知得しておく必要はない。
車両Cが進入してくると、後側可動台78に設置した後側車輪センサ88で前輪FTが検出され、さらに車両Cが前進すると、前輪FTが後側車輪センサ88を通過して、後側車輪センサ84が車輪を検出しなくなる。後側車輪センサ88が車輪を検出しなくなった後に、回転用シリンダ84を駆動して、図21Bに示すように、クランプバー74を制限位置にする。車両Cがさらに前進して、前側車輪センサ87が車輪を検出する前に後側車輪センサ88が再度車輪を検出した場合には、図21Cに示すように、前輪FTがクランプバー72に当接するより先に後輪RTがクランプバー74に当接することとなる。この場合は、前側可動台77をその位置に固定して、クランプバー72を車輪止めとして機能させる。
この場合に、後側可動台78は、移動可能な状態にされ、前進する車両Cの後輪RTに押されて前進する。このとき、上述のように、クランプバー74は、その外側の管体742が回転可能であるので、後輪RTはクランプバー74に乗り上げることがなく、クランプバー74を押しながら前進する。図21Dに示すように、前輪FTが前側車輪センサ87に検知されてクランプバー72に当接すると、前側可動台77は固定されているので、クランプバー72が車輪止めとして作用し、車両Cはそれ以上前進できなくなる。
この状態で、図21Eに示すように、クランプバー73、75が制限位置まで回動すると、前輪FTはクランプバー72とクランプバー73とによって挟持され、後輪RTはクランプバー74とクランプバー75とによって挟持される。この状態で、後側可動台78も固定される。そうすると、車両Cは前後方向に完全に移動できなくなる。
図22は、本発明の実施の形態の車両持ち上げ時のクランプバーの側面図である。車両Cを持ち上げるには、図22に示すように各クランプバー72〜75のシリンダ76を駆動してすべてのクランプバー72〜75を同時に上昇させて前輪FT及び後輪RTを支持して車両Cを持ち上げる。
図23は、本発明の実施の形態の搬送モータを駆動した状態を示す側面図である。搬送モータ65を駆動することで、ギア67、ラック66を介してスライダ63を駐車台5の方へ移動させる。このとき、スライダ63がコロ89に案内されて移動すると、スライダ63のスプロケット69の回転によりチェーン68を介して搬送台62がスライダ63上を右方向に移動する。
この移動で搬送台62はスライダ63と共に駐車台5内に入り、スライダコロ70及び搬送コロ71のそれぞれが駐車台5の搬送装置支持面54移動して所定の駐車位置に至る。このとき、搬送台62の先端部に設けられた搬送コロ71は、搬送装置6が垂れ下がることを防止する支持部材として機能する。駐車台5には、搬送台62が駐車台5に向けて繰り出してきた際に搬送ローラ71を下から支持する受レール55を有する。
車両Cが所定の駐車位置に達すると搬送モータ65の駆動を停止させ、シリンダ76を駆動してクランプバー72〜75を降下させて車両Cの車輪を駐車台5の車輪支持面53に支持させる。これにより、駐車台5の所定位置に車両Cを駐車させる。その後、後輪RTに後側から当接するクランプバー75を制限位置に固定したまま、他のクランプバー72〜74を対比位置まで回動し、前輪FT及び後輪RTの挟持状態を解除する。
そして、搬送モータ65を駆動して、ギア67、ラック66を介してスライダ63を移動する。このとき、搬送台62は、スライダ63のスプロケット69の回動によりチェーン68を介して左方向に移動する。このようにして、クランプバー72〜75及び搬送台62はスライダ63とともに載荷台3内の下の位置に戻る。さらに、昇降フレーム9を車両乗入位置まで戻し、平行移動用シリンダ79、80を伸縮させて前側可動台77及び後側可動台78をそれぞれ初期位置まで戻して、入庫待ち状態とする。
上記の入庫の際に、車両Cの前輪FTと後輪RTとの間隔(ホイルベース)に応じて前輪FT及び後輪RTを教示するための前側可動台77及び後側可動台78の位置が確定すると(例えば、図20Dや図20Eのタイミングないしは図22のタイミングで)、制御装置16は、前側可動台77及び後側可動台78の位置又はその間隔を、当該車両Cを駐車する駐車台5の番号に関連付けて記憶装置50に記憶する。出庫の際には、制御装置16は、出庫に係る駐車台5に関連付けて記憶装置50に記憶された前側可動台77及び後側可動台78の位置を読み出して、読み出した当該位置に従って搬送装置6を制御する。
出庫の際には、まず、昇降装置4を駆動することで、載荷台3と出庫に係る駐車台5とが同レベルになるまで昇降フレーム9が車両乗入位置から降下される。また、回転装置10によって載荷台3の向きが出庫に係る駐車台5と平行になるように、載荷台3を回転させる。さらに、前側可動台77及び後側可動台78が記憶装置50から読み出した位置になるように、平行移動用シリンダ79、80を駆動する。さらに、回転用シリンダ82〜85を駆動して、最も手前のクランプバー75のみを制限位置とし、その他のクランプバー72〜74を退避位置にする。この状態で、搬送モータ65を駆動することで、ギア67、ラック66、スプロケット69、チェーン68を介してスライダ63及び搬送台62を駐車台5の方へ移動させる。
スライダ63及び搬送台62が所定の位置まで進出すると、最も手前のクランプバー75が駐車されている車両Cの後輪RTに後ろから当接して停止する。この状態で、回転用シリンダ82〜84を駆動して、残りのクランプバー72〜74を制限位置まで開店することで、前輪FT及び後輪RTがクランプバー72〜75によって挟持される。この後、シリンダ76を駆動して、クランプバー72〜75を持ち上げ、そのまま搬送モータ65を駆動して搬送台62及びスライダ63を載荷台3に戻す。
搬送台62及びスライダ63が完全に載荷台3に戻ると、昇降装置4を駆動して、載荷台が車両乗入位置になるように、昇降フレーム9を上昇させる。このとき、同時に回転装置10を駆動して、車両Cの先頭が車両出口13に臨むように、載荷台3を回転させる。載荷台3が車両乗入位置に達すると、係止ローラ222を係合位置にして、最奥のクランプバー72のみを制限位置にしたままで、他のクランプバー73〜75を退避位置にする。これにより、車両出口13の出口ゲート131が開くと、出庫が可能になる。このとき、最奥のクランプバー72は、誤って後進しようとする車両Cの車止めとして機能する。
(制御フロー)
図24A〜24Dは、本発明の実施の形態の制御装置による入庫処理のフローチャートである。本実施の形態の地下駐車場100は、上述のように、一時利用及び定期利用が可能である。入庫処理では、まず、一時利用であるか、定期利用であるかが判断される。具体的には、制御装置16は、待機状態にあるときには、入庫受付盤17の発券ボタン171が押されたか否か(ステップS101)、及び入庫受付盤17の読取装置173で定期券が読み取られたか否か(ステップS102)を判断している。
まず、一時利用の場合について説明する、待機状態にあるときに、発券ボタン171が押下されると(ステップS101でYES)、入庫受付盤17は、これに応じて発券口172から駐車券を発券する(ステップS103)。制御装置16は、駐車券を発券した際に、その識別情報と発券日時を記憶装置50に記憶させる。
運転者は発券された駐車券を発券口172から抜き取る。制御装置16は、発券口172から駐車券が抜き取られるかを判断する(ステップS104)。制御装置16は、駐車券が抜き取られると(ステップS104でYES)、ゲート開閉装置23を駆動して、車両入口12の入口ゲート121を開ける(ステップS105)。
車両Cが車両入口12から建屋7に進入してくると、搬送装置6は、図20A〜20E及び図21A〜20Eで説明した動作によって車両Cの車輪を挟持する(ステップS106)。車両Cから運転者を含む乗員が降車して、建屋7から退出する。運転者は、駐車券を持って入出庫開始盤18に行き、入出庫開始盤18に駐車券を挿入する。制御装置16は、入出庫開始盤18に駐車券が挿入されたかを判断する(ステップS107)。
入出庫開始盤18に駐車券が挿入されると(ステップS107でYES)、制御装置16は、次に、入出庫開始盤18の安全確認ボタン181が押下されたか否か判断する(ステップS108)。運転者は、建屋7内に人が残っていないかを確認した上で、入出庫開始盤18の安全確認ボタン181を押す。入出庫開始盤18の安全確認ボタン181が押下されると(ステップS108でYES)、制御装置16は、人感センサ29が建屋7内の人を検知したか否かを判断する(ステップS109)。
人感センサ20が人を検知した場合には(ステップS109でYES)、入出庫開始盤18が駐車券を排出して(ステップS110)、建屋7内において人の退出を指示する音声を出力し(ステップS111)、ステップS107に戻る。すなわち、駐車券が挿入されて(ステップS107でYES)、安全確認ボタン181が押された(ステップS108でYES)後に、人感センサ20で人が検知された場合には(ステップS109でYES)、運転者に駐車券の挿入及び安全確認を再度行わせる。なお、人感センサ20で人が検知された場合に(ステップS109でYES)、駐車券の排出(ステップS110)をせずに、ステップS108に戻って再度安全確認ボタン181を押させるようにしてもよい。
人が検知されなかった場合には(ステップS109でNO)、制御装置16は、入出庫開始盤18に駐車券を排出させ(ステップS112)、ゲート開閉装置23を駆動して、車両入口12の入り口ゲート121を閉じて(ステップS120)、係止ローラ222を非係止位置に移動させて載荷台3の係止を解除する(ステップS121)。その後、制御装置16は、記憶装置50に記憶されている駐車台5の利用状況から空いている駐車台5を指定して、当該車両Cの駐車券の識別情報と関連付けて記憶装置50に記憶させる。これにより、記憶装置50には、駐車券の識別情報と、駐車台5の番号と、駐車日時とが関連付けて記憶される。
制御装置16は、昇降装置4及び回転装置10を駆動して、指定された駐車台5に車両Cを入庫できるように、昇降フレーム9を降下させて、回転装置10により載荷台3を回転させる(ステップS122)。昇降装置4及び回転装置10が停止すると、搬送装置6は、図23で説明したように搬送台62及びスライダ63を駐車台5に向けて伸ばし、車両Cを駐車台5内に搬送する(ステップS123)。
その後、制御装置16は、シリンダ76を駆動して、クランプバー72〜75を降下させて車両Cを駐車台5に支持させ、回転用シリンダ82〜84を駆動して、クランプバー72〜74を退避位置まで回転させてクランプバー72〜75による車輪の挟持を解除する(ステップS124)。次に、制御装置16は、搬送装置6を駆動して、駐車台5内に伸びた搬送台62及びスライダ63を載荷台3まで戻し(ステップS125)、昇降装置4及び回転装置10を駆動して、載荷台3をもとの車両乗入位置まで戻し(ステップS126)、係止ローラ222を係止位置まで回転させて係止ローラ222によって載荷台3を蓋板2に固定する(ステップS127)。
次に、定期券による入庫について説明する。入庫受付盤17の読取装置173が記憶媒体を読み取ると(ステップS102でYES)、制御装置16は、読取装置173が記憶媒体から読み取った情報と記憶装置50に記憶されている登録者又は登録車の情報とを照合することにより認証を行う(ステップS113)。すなわち、読取装置173と制御装置16とで認証装置が構成される。記憶媒体に記憶された登録者又は登録車の識別情報があらかじめ特定の駐車台5に関連付けられて記憶装置50に記憶されている。
認証装置による認証が成功すると(ステップS113でYES)、制御装置16は、ゲート開閉装置23を駆動して、車両入口12の入口ゲート121を開ける(ステップS114)。車両Cが車両入口12から建屋7に進入してくると、搬送装置6は、図20A〜20E及び図21A〜20Eで説明した動作によって車両Cの車輪を挟持する(ステップS115)。車両Cから運転者を含む乗員が降車して、建屋7から退出する。
運転者は、入出庫開始盤18に行き、入出庫開始盤18の読取装置184に記憶媒体を読み取らせる。読取装置184が記憶媒体を読み取ると、制御装置16は、読取装置184が記憶媒体から読み取った情報と記憶装置50に記憶されている登録者又は登録車の情報とを照合することにより認証を行う(ステップS116)。すなわち、読取装置184と制御装置16とで認証装置が構成される。
制御装置16は、記憶媒体の読取りによる登録車又は登録者の認証に成功した場合には(ステップS116でYES)、入出庫開始盤18の安全確認ボタン181が押下されたか否か判断する(ステップS117)。運転者は、建屋7内に人が残っていないかを確認した上で、入出庫開始盤18の安全確認ボタン181を押す。入出庫開始盤18の安全確認ボタン181が押下されると(ステップS117でYES)、制御装置16は、人感センサ20が建屋7内の人を検知したか否かを判断する(ステップS118)。
人感センサ20が人を検知した場合には(ステップS118でYES)、建屋7内において人の退出を指示する音声を出力して(ステップS119)、ステップS115に戻る。すなわち、登録車又は登録者の認証が成功して(ステップS116でYES)、安全確認ボタン181が押された(ステップS117でYES)後に、人感センサ20で人が検知された場合には(ステップS118でYES)、運転者に登録車又は登録者の認証及び安全確認を再度行わせる。人が検知されなかった場合には(ステップS118でNO)、ステップS120に移行する。その後の処理は上記で説明したとおりである。なお、人感センサ20で人が検知された場合に(ステップS117でYES)、ステップS116に戻って再度安全確認ボタン181を押させるようにしてもよい。
図25A〜25Bは、本発明の実施の形態の制御装置による出庫処理のフローチャートである。出庫処理では、まず、入出庫開始盤18が、駐車券挿入口182に駐車券が挿入されたか否か(ステップS201)、無線読取装置183で定期券を読み取ったか否か(ステップS202)を判断する。駐車券が挿入されるか(ステップS201でYES)、定期券が読み取られた(ステップS202でYES)場合には、載荷台3の係止ローラ222を非係止位置に移動させて、係止を解除する(ステップS203)。
制御装置16は、駐車券又は定期券から読み取った識別情報を記憶装置50に記憶された識別情報と照合することにより、当該駐車券又は定期券に対応する駐車台を特定し、昇降装置4及び回転装置10を駆動して、特定された駐車台5から車両Cを出庫できるように、昇降フレーム9を降下させて、回転装置10により載荷台3を回転させる(ステップS204)。昇降装置4及び回転装置10が停止すると、搬送装置6は搬送台62及びスライダ63を駐車台5に向けて伸ばし、車両Cの下に潜り込ませる(ステップS205)。
その後、搬送装置6は、平行移動読シリンダ79、80、及び回転用シリンダ82〜84、シリンダ76を駆動することで、車両の前輪FT及び後輪RTをクランプバー72〜75で挟持して、駐車台5から持ち上げる(ステップS206)。記憶装置50には、当該駐車台5の番号と関連付けて、前輪FT及び後輪RTの位置又はそれらの間隔が記憶されているので、制御装置16は、記憶された当該位置又は間隔に従って平行移動読シリンダ79、80を駆動することで、前側可動台77及び後側可動台78を迅速に適切な位置に移動させる。
制御装置16は、搬送装置6が車両Cを持ち上げると、搬送台62及びスライダ63を載荷台3に戻して(ステップS207)、昇降装置4及び回転装置10を駆動して、載荷台3を車両乗り入れ位置まで上昇させるとともに、車両Cの先頭が車両出口13に臨む方向に載荷台3を回転させる(ステップS208)。そして、係止ローラ222を係止位置に移動させた後(ステップS209)、出口ゲート131を開ける(ステップS210)。
出口ゲート131が開くと、運転者は、建屋7に入って車両Cに乗り込み、車両Cを運転して建屋から退出する。運転者は一旦停止して、出口ゲート131を閉めるために入出庫開始盤18を操作する。運転者は、安全を確認したうえで、安全確認ボタン181を押す。制御装置16は、安全確認ボタン181が押下されると(ステップS211でYES)、ゲートセンサ21からの信号に基づいて、車両Cが完全に退出したかを判断する(ステップS212)。車両が完全に退出していないときは、建屋7内において車両の退出を指示する音声を出力して(ステップS213)、ステップS211に戻る。
車両Cが完全に退出したと判断された場合には(ステップS212でYES)、人感センサ20が建屋7内の人を検知したかを判断する(ステップS214)。人感センサ20が建屋7内の人を検知した場合には(ステップS214でYES)、建屋7内において人の退出を指示する音声を出力して(ステップS215)、ステップS211に戻る。すなわち、安全確認ボタン181が押された(ステップS211でYES)後に、ゲートセンサ21で車両が検知された場合(ステップS213)、及び人感センサ20で人が検知された場合には(ステップS109でYES)、利用者に再度安全確認をさせて安全確認ボタン181を押させる。
なお、本実施の形態の入庫処理及び出庫処理は、運転者が自ら入庫及び出庫の指示を行うことを前提とした処理であるが、本発明はこれに限定されない。入出庫開始盤18は専門のオペレータが操作するようにしてもよい。この場合には、上記のフローチャートも必要に応じて変形させてよい。
なお、駐車券や定期券に記憶される識別情報は、その駐車券や定期券に割り当てられた駐車台の番号であってもよい。また、駐車券及び定期券は、上述のように、識別情報を記憶する記憶媒体として用いられるが、記憶媒体は、駐車券や定期券のようなカードの形態でなくてもよく、例えばスマートフォン等の電子機器の形態であってもよい。また、記憶媒体としての駐車券や定期券用いる代わりに、車両のナンバープレートを用いて車両を識別してもよい。この場合には、車両入口12の付近にはカメラが設置されて、車両Cのナンバープレートを撮影して、撮影画像に対して画像認識を行うことで車両Cのナンバーを認識することができる。また、識別情報の代わりに運転者の指紋、顔等の生体情報を用いてもよい。
(通信機能)
通信装置90(図5参照)は、制御装置16による制御によってインターネットを介して外部の通信機器との間で種々の通信を行う。本実施の形態の地下駐車場100は、特に、入庫や出庫において異常が発生した場合に所定の宛先に通知を送信する機能を有している。本実施の形態の地下駐車場100は、各所に異常を検知するための図示しない異常検知センサを備えている。異常検知センサは制御装置16に接続されている。制御装置16は、異常検知センサの検出値に基づいて異常を検知すると通信装置90を介して異常が発生したことを知らせる通知を送信する。
通信装置90は、地下駐車場100の管理者の宛先に異常発生の通知を送信する。また、定期利用者は、登録をする際に通知宛先を登録することができ、登録された宛先は、当該定期利用者の識別情報と関連付けて記憶装置50に記憶される。制御装置16が、異常検知センサに基づいて異常にかかわる車両又は駐車台5を特定できる場合には、通信装置90は、記憶装置50を参照して得られた該当する利用者の宛先に異常検知の通知を送信してよい。
また、通信装置90は、異常発生の通知のみならず、他の用途に用いられてもよい。例えば、利用者が通信機器を用いて遠隔から通信装置90に対して入庫や出庫の予約をできるようにしてよい。また、利用者が出庫の指示をしてから出口ゲート131が開いて車両Cに乗車できるようになるまでの所要時間を通信装置90から当該利用者の通信機器に通知してもよい。
(施工方法)
図26〜29は、本発明の実施の形態の地下駐車場の施工方法を示す図である。地下駐車場100を建設するには、まず、図26に示すように、複数の杭を並べて地中に打設することで地上から地下にかけて筒状の躯体1を形成する(打設工程)。杭の打設には杭圧入装置200を用いることができる。特に、既設杭上をクランプ装置でクランプすることで既設杭から圧入のための反力を得て新たな杭を圧入するとともに、既設杭場を移動することで互いに連なる複数の杭を順次打設していく杭圧入装置200を用いることができる。
躯体1の壁面を構成するために打設する杭としては、躯体1の高さ(地下駐車場の深さ)に応じて、U形鋼矢板、ハット型鋼矢板、Z型鋼矢板、H型鋼、鋼管矢板、鋼管杭、又はコンクリート杭を選択できる。隣り合う杭の間に止水材を介在させてもよい。例えば、鋼矢板の継手部分にパッキンを設けることで、隣り合う鋼矢板どうしの間から水や土砂が漏れることを防止できる。止水材によって止水、土留がされるので、躯体1の外部の水や土が躯体1の内部に漏れることを防止できる。
複数の杭を円筒状に並べて打設して躯体1が形成された後に、図27に示すように、躯体1の内部を掘削する(掘削工程)。躯体1の内部の土砂が取り除かれたら、躯体1の内部にコンクリートを流し込んで底面を形成する。
次に、掘削工程で形成された躯体1の内部の空間に、図28に示すように、中央の昇降路8の周りに駐車台5を形成するための複数の柱を立設し、昇降路8の周りに放射状に複数段の駐車台5を形成する。昇降路8には、載荷台3、搬送装置6、回転装置10、昇降フレーム9を含む昇降体11を設置し、さらに、駐車台5の間の空間に、昇降体11を昇降させる昇降装置4を設置する(内部設置工程)。
躯体1内の施工が完了すると、躯体1の上部の開口(地上レベル)を塞ぐ蓋板2を設置する(覆蓋工程)。蓋板2は、入出庫する車両が走行するため、一定の強度を確保して設置される。このとき、蓋板2の中央には、載荷台3がちょうど収まる円形の孔が形成される。昇降体11が昇降装置4によって上昇すると、載荷台3は、この円形の孔にはまって蓋板2と同レベルになる。これにより、蓋板2を走行してきた車両Cがそのまま載荷台3まで自走でき、また、載荷台3に載せられて地下の駐車台5から上昇してきた車両Cに乗り込んで蓋板2まで自走できる。
次に、図29に示すように、蓋板2に形成された穴を覆う建屋7を地上、即ち蓋板2上に設置する(外部設置工程)。
なお、上記の例では鋼矢板や杭を地中に圧入することによって収容部20となる円柱状の空洞の壁面を構成したが、これに代えて、円筒形状の躯体1を作るために地中を掘削し、掘削によってできた円柱状の空洞の内壁を覆うように、所定の高さかつ所定の中心角を有する湾曲した壁面部材を深さ方向及び周方向に連続して並べて連結することによって円筒状の壁面を形成してもよい。湾曲した壁面部材は、コンクリートによって成形されてもよいし、金属製であってもよい。あるいは、地下に穴を形成してその中にコンクリートを流し込んで構成される場所打ちコンクリート杭によってこれを躯体1の壁としてもよい。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記の実施の形態に対しては種々の変形が可能である。
図30は、本発明の実施の形態の変形例の地下駐車場の正面方向の断面図である。上記の実施の形態では、昇降体11を昇降させる昇降駆動装置41や制御装置16が躯体1内、即ち地下に設置された。これにより、地下の空きスペースを有効に活用して必要な装置を配備することができ、地上の利用可能なスペースをより広く確保できるという利点がある。しかしながら、これらの装置が地下にあると、それらをメンテナンスしたり取り替えたりする場合には、作業員が地下に入らなければならず、大掛かりな作業になる。
そこで、この変形例の地下駐車場100では、昇降駆動装置41を含む昇降装置4の一部及び制御装置16等の地上に設置できるものについては、建屋7の上部ないし屋根裏に設置する。そして、建屋7の屋根の一部又は全部を取り外し可能な構成とする。あるいは、建屋7の内部から屋根裏に行けるようにしてもよい。昇降駆動装置41に接続されるワイヤ43は、建屋7の壁の内部を通過させて地下に引き回す。これにより、昇降駆動装置41等へのアクセスが容易になるとともに、地上の利用可能なスペースは依然として広く確保できる。
図31及び図32は、本発明の実施の形態の変形例の地下駐車場の地上における平面方向の断面図である。上記の実施の形態では、図4に示したように、建屋7には、互いに隣り合って45度の角度をなす車両入口12と車両出口13とが形成されている。図31の例では、車両入口12と車両出口13とが、建屋7の中央を挟んで互いに反対側に、並行に形成されている。この例では、車両入口12への車両の進入方向と車両出口13からの車両の退出方向とが一致している。
なお、この場合には、上記の実施の形態の入出庫開始盤18は、図31に示すように、入庫開始盤18a及び出庫開始盤18bに分けて、それぞれ車両入口12及び車両出口13の付近に設置してよい。
図32は、建屋7に車両入口と車両出口とを兼ねる車両出入口が1つ設けられている。この例は、建屋7の周りに車両が倉庫するための十分なスペースがない場合に有効である。上記のように、本実施の形態の地下駐車場では、載荷台3が回転装置10によって回転可能であるので、車両の進入方向及び退出方向を任意に設定することができ、任意の方向に形成された車両入口、車両出口、又は車両出入口に対応することが可能である。
上記の実施の形態及び図31、図32の例において、建屋7は円筒形を基調として平面の車両入口や車両出口が設けられているが、建屋7の形状はこれに限られない。例えば、建屋7は、直方体形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。また、建屋7の模様、色彩も周囲の他の建造物等と調和するようにデザインされてよい。
1:躯体、3:載荷台、4:昇降装置、5:駐車台、6:搬送装置、7:建屋、8:昇降路、9:昇降フレーム、10:回転装置、11:昇降体、12:車両入口、13:車両出口、16:制御装置、17:入庫受付盤、18:入出庫開始盤、19:車両センサ、20:人感センサ、21:ゲートセンサ、22:係止装置、23:ゲート開閉装置、50:記憶装置、90:通信装置、100:地下駐車場

Claims (23)

  1. 地上から地下にかけて筒状に形成された躯体と、
    載荷台と、
    前記載荷台を前記躯体内の中央で地上から地下まで昇降させる昇降装置と、
    前記躯体内において、前記載荷台が前記昇降装置によって昇降する昇降路の周りに階層的に設けられた複数の駐車台と、
    前記載荷台又は前記駐車台に支持されている車両の車輪を挟持して持ち上げて、前記載荷台と前記駐車台との間で前記車両を搬送する搬送装置と、
    少なくとも地上に位置する前記載荷台を覆うように地上に設けられた建屋と、
    を備えた地下駐車場。
  2. 前記載荷台を回転させる回転装置をさらに備え、
    前記建屋は入口及び出口を有する、請求項1に記載の地下駐車場。
  3. 前記躯体は、複数の杭を円形に並べて打設することで円筒状に形成されており、
    前記駐車台は前記昇降路の周りに放射状に設けられている、請求項1又は2に記載の地下駐車場。
  4. 前記杭は、U形鋼矢板、ハット型鋼矢板、Z型鋼矢板、H型鋼、鋼管矢板、鋼管杭、又はコンクリート杭である、請求項1〜3のいずれかに記載の地下駐車場。
  5. 前記躯体は、隣り合う前記杭の間に止水材を介在させてなる、請求項3又は4に記載の地下駐車場。
  6. 前記載荷台を回転させる回転装置をさらに備え、
    前記載荷台は円形であり、
    前記駐車台は前記昇降路の周りに放射状に設けられている、請求項1に記載の地下駐車場。
  7. 前記複数の駐車台の間に、前記昇降装置、前記搬送装置、及び前記回転装置の制御を行う制御装置を備えた、請求項6に記載の地下駐車場。
  8. 地上に位置する前記載荷台を当該位置に固定する係止手段をさらに備えた、請求項1に記載の地下駐車場。
  9. 前記搬送装置は、
    前記載荷台又は前記駐車台に支持されている車両の各車輪について設けられた、当該車輪の下半部分に前後から当接する1組のバーと、
    前記バーの一端を回転中心として、前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出を妨げない退避位置と前記進入及び退出を制限する制限位置との間で前記バーを駆動するバー駆動装置と、
    を備えた、請求項1に記載の地下駐車場。
  10. 前記バー駆動装置は、前記バーの一端を回転中心として前記退避位置と前記制限位置との間で回動させるバー回動装置を含み、
    前記退避位置は、前記バーが前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出の方向と平行になる位置であり、前記制限位置は、前記バーが前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出の方向と垂直な方向になる位置である、請求項9に記載の地下駐車場。
  11. 前記載荷台に対する前記車両の進入の方向の最奥の前記バーは、前記車両の進入の際にも前記制限位置に維持される、請求項9又は10に記載の地下駐車場。
  12. 前記搬送装置の前記駐車台側の先端部には、前記搬送装置が垂れ下がることを防止する支持部材が設けられており、前記駐車台には、前記搬送装置が前記載荷台と前記駐車台との間を移動する際に前記支持部材を下から支持する受レールを有する、請求項1に記載の地下駐車場。
  13. 前記載荷台に進入する車両の車輪を検知するためのセンサをさらに備え、
    前記バー駆動装置は、前記センサにおける車輪の検知に応じて、前記載荷台に対する前記車両の進入及び退出の方向に、前記バーを駆動する、請求項1に記載の地下駐車場。
  14. 前記車両を入庫させた際の前車輪用の前記1組のバーと後車輪用の前記1組のバーとの間隔を当該車両、当該車両の運転者、又は当該車両が駐車される前記駐車台を特定する情報と関連付けて記憶する記憶装置をさらに備えた、請求項13に記載の地下駐車場。
  15. 前記昇降装置の少なくとも一部が地下に設置されている、請求項1に記載の地下駐車場。
  16. 前記昇降装置の少なくとも一部が地上に設置されている、請求項1に記載の地下駐車場。
  17. 前記昇降装置の少なくとも一部が前記建屋の上部に設置され、
    前記建屋の屋根が取り外し可能である、請求項16に記載の地下駐車場。
  18. 制御装置をさらに備え、
    前記建屋は、
    当該建屋を開放し、閉鎖する開閉装置と、
    人を検知するセンサと、
    を備え、
    前記制御装置は、入庫時には、前記センサに基づいて前記建屋内に人がいないと判断されることを条件に、前記開閉装置に前記建屋を閉鎖させ、前記建屋を閉鎖させた状態で前記昇降装置、前記搬送装置を制御して、車両を前記駐車台に入庫させる、請求項1に記載の地下駐車場。
  19. 前記建屋の外部に、車両、車両の所有者、又は駐車台を特定する識別情報を認証する認証装置と、
    前記認証装置にて認証された前記識別番号を前記駐車台と関連付けて記憶する記憶装置と、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、入庫時に、前記認証装置で認証されたことを条件として、前記昇降装置、前記搬送装置を制御して、車両を前記駐車台に入庫させる、請求項18に記載の地下駐車場。
  20. 前記制御装置は、出庫時に、前記記憶装置を参照して、前記認証装置にて認証された識別番号に対応する前記駐車台を特定して、前記昇降装置、前記搬送装置を制御して、車両を前記駐車台から出庫させる、請求項19に記載の地下駐車場。
  21. 前記認証装置は、前記識別情報を記憶した記憶媒体から近距離無線通信で前記識別情報を読み出して認証する、請求項19又は20に記載の地下駐車場。
  22. 前記地下駐車場における異常を検知する異常検知装置と、
    前記異常検知装置にて異常が検知されたときに通知をする通信手段と、
    をさらに備えた、請求項1に記載の地下駐車場。
  23. 地下駐車場の施工方法であって、
    複数の杭を並べて地中に打設することで地上から地下にかけて筒状の躯体を形成する打設工程と、
    前記打設工程で形成された前記躯体の内部を掘削する掘削工程と、
    前記掘削工程で形成された前記躯体の内部の空間に、載荷台と、前記載荷台を前記躯体内の中央で地上から地下まで昇降させる昇降装置と、前記載荷台が前記昇降装置によって昇降する昇降路の周りに階層的に設けられた複数の駐車台と、前記載荷台又は前記駐車台に支持されている車両の車輪を挟持して持ち上げて前記載荷台と前記駐車台との間で前記車両を搬送する搬送装置と、を設置する内部設置工程と、
    前記昇降路に対応する穴を残して前記躯体の上部開口を地上と同レベルで覆う覆蓋工程と、
    前記覆蓋工程で残された前記昇降路に対応する前記穴を少なくとも覆う建屋を地上に設置する外部設置工程と、
    を含む、施工方法。
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