JPH05214831A - 機械式駐車設備の入庫管理方法およびその装置 - Google Patents

機械式駐車設備の入庫管理方法およびその装置

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JPH05214831A
JPH05214831A JP4609692A JP4609692A JPH05214831A JP H05214831 A JPH05214831 A JP H05214831A JP 4609692 A JP4609692 A JP 4609692A JP 4609692 A JP4609692 A JP 4609692A JP H05214831 A JPH05214831 A JP H05214831A
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JP4609692A
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Takaaki Nakano
貴章 中野
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の入出庫の際に操作盤のスイッチ用鍵や
専用カードを不要とした機械式駐車設備の入庫管理装置
を提供することを目的とする。 【構成】 あらかじめ利用者の車両の鍵の形状を読み取
る鍵形状読取装置27と、前記鍵形状読取装置27によ
って読み取られた鍵形状に関する情報を記憶する記憶部
16aと、入庫または出庫時に当該車両の鍵の形状を読
み取り、この鍵形状の情報と、前記記憶部16aに記憶
されている鍵形状の情報とを照合する鍵形状照合部16
bと、を備え、この鍵形状照合部16bにおいて鍵形状
が照合されたときに、当該車両の入庫もしくは出庫の動
作を行なうようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入出庫用の鍵やカード
を不要とした機械式駐車設備の入庫管理方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都心など住宅が密集している地域におい
ては、地価の非常な高騰により駐車場のスペースを十分
とることは困難であり、そのため機械式駐車設備がよく
利用されている。
【0003】このような機械式駐車設備のうち、たとえ
ば垂直循環式の駐車設備などにおいては、車両搭載台と
しての各ケージを、アタッチメントを介して前後一対の
無端チェーンにそれぞれ連結し、この無端チェーンを駆
動手段により循環移動させることにより、車両乗入口に
順次移送させて入出庫するようになっている。
【0004】通常入出庫口付近には、利用者が入出庫操
作するための操作盤があり、この操作盤を操作して駆動
手段の制御装置に指示を送り、所定のケージを入出庫口
に呼び出す。
【0005】従来、契約利用者以外の一般利用者が駐車
設備を利用する場合は、入庫時に操作盤からプリントア
ウトされた駐車券を携帯して出庫時にその駐車券を係員
に提示し、あるいは当該駐車券に入庫時間などを磁気信
号で記録する磁気帯を設けておき、これを操作盤に設け
られたカードリーダに直接読み取らせて出庫操作するよ
うになっている。
【0006】契約利用者に対しては、あらかじめ操作盤
専用のスイッチ用鍵や、個別の暗証番号を記録した磁気
カードを交付しておき、契約利用者は、当該鍵を操作盤
の鍵穴に差し込んで電源を入れてから入出庫操作した
り、あるいは、磁気カードに記憶された暗証番号を操作
盤に設けられたカードリーダーに読み取らせて、契約利
用者の同一性を確認してから入出庫操作を行なうように
なっている。
【0007】また、スイッチ用鍵や磁気カードを使用せ
ず、自己の暗証番号を契約利用者が記憶しておき、操作
盤のテンキーからこの番号を入力することにより、利用
者の同一性を確認の上、入出庫動作を行なう入庫管理方
法も採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな管理方法によれば、利用者は所定の鍵や磁気カー
ド、駐車券を常に携帯しなければならないという煩わし
さがある上、これらを持ち歩いている時に紛失したり破
損したり、あるいは保管時に盗まれて複製されたりして
故意に悪用されるおそれがある。
【0009】また、各契約利用者ごとに異なる暗証番号
を設定してその番号を操作盤から入力することにより入
庫管理する方法においては、利用者にその暗証番号の記
憶を強いることになって精神的な負担が伴ううえ、人に
よっては銀行のキャッシュカードなど数種類の暗証番号
を持っており、これらの暗証番号と駐車設備利用のため
の暗証番号を混同したり、また時として忘れてしまうこ
ともある。
【0010】本発明は、上述のようなスイッチ用鍵や磁
気カードおよび駐車券を携帯する煩わしさを排除し、ま
た、暗証番号を記憶する負担もなく、確実に利用者の同
一性を判定し、駐車設備を円滑に利用できる入庫管理方
法およびその装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明にかかる機械式駐車設備の入庫管理方法は、
多数の車両搭載台を格納し、これらを移送することによ
り入出庫口から車両の入出庫を行なう機械式駐車設備の
入庫管理方法において、(a) あらかじめ利用者の車両の
鍵の形状を鍵形状読取装置に読み取らせて登録し、(b)
利用者が入庫または出庫するときにその車両の鍵形状を
前記鍵形状読取装置に読み取り、(c) 当該鍵の形状と前
記登録された鍵形状とを照合して一致した場合に、当該
車両の入庫または出庫動作をするようにしたことを特徴
としており、また、第2の発明にかかる機械式駐車設備
の入庫管理装置は、多数の車両搭載台を格納し、これら
を駆動手段により移送することにより入出庫口から車両
の入出庫を行なう機械式駐車設備の入庫管理装置におい
て、(a) 利用者の車両の鍵の形状を読み取る鍵形状読取
装置と、(b) 前記鍵形状読取装置によって読み取られた
鍵の形状に関する情報を記憶する記憶手段と、(c) 入庫
または出庫時に前記鍵形状読取装置によって当該車両の
鍵の形状を読み取り、この鍵形状の情報と前記記憶手段
に記憶されている鍵形状の情報とを照合する鍵形状照合
手段と、(d) 前記照合により前記記憶手段に記憶されて
いる鍵形状の情報の中に当該鍵形状に関する情報と一致
するものが確認されたときに、前記駆動手段を起動し、
当該車両の入庫もしくは出庫の動作を行なうように制御
する駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明にかかる機械式駐車設備の入庫管理
方法においては、あらかじめ利用者の車両の鍵の形状を
登録しておき、入庫もしくは出庫の際に当該鍵の形状を
読ませて登録済みの鍵形状と当該利用者の鍵形状を照合
して一致した場合に入出庫動作を行なうようにしている
ので、当該車両の鍵さえあれば、利用者の同一性を容易
に確認できる。
【0013】また、第2の発明は、上記入庫管理方法を
実施する装置であって、鍵形状読取装置によって利用者
の鍵の形状に関する情報を読み取って記憶手段に記憶し
て登録するとともに、利用者が入庫または出庫する際に
当該鍵の形状を鍵形状読取装置によって読み取り、この
鍵の形状と先に登録された鍵の形状に関する情報とを鍵
形状照合手段によって照合し、一致する鍵形状があれ
ば、利用者の同一性が確認できるので、駆動制御手段に
よって駆動手段を起動制御し、所定の入出庫動作を行
う。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を詳細
に説明するが、これにより本発明の技術的範囲が限定さ
れるものではない。
【0015】図1は、本発明を適用する駐車設備として
の垂直循環式駐車設備1の要部の構造を示す図である。
【0016】建屋2内の上・下には各2個ずつスプロケ
ット4が配設されている(図面では便宜上、下部のスプ
ロケット4のみが図示されている。)。この上・下スプ
ロケット4により前後2本の無端チェーン5が張設され
ており、この無端チェーン5には、アタッチメント6を
介して車両搭載台としての複数のケージ7が所定の間隔
で吊設されている。上部スプロケットは、駆動源(図示
せず。)によって回転駆動させられ、これにより無端チ
ェーン5が回転し複数のケージ7が循環移動するように
なっている。
【0017】入出庫口9は建屋2の最下部に設けられて
おり、この入出庫口9から建屋2内部の駐車乗入場所1
0に移送されて待機しているケージ7に車両Wを乗り入
れるようになっている。
【0018】また、入出庫口9には、入口扉11が設け
られており、開閉駆動源11a(図2参照)によって開
閉駆動される。
【0019】光電装置12、13は、それぞれ建屋2内
の駐車乗入場所10の入出庫口9付近および中央の位置
の、地上床14から適当な高さ(約50cm程度)のと
ころに設けられており、それぞれ入出庫口9付近を横切
る左右水平方向および、車両乗入場所10中央部を横切
る左右水平方向に光LB1、LB2を投射し、これによ
り光電装置12は、入出庫口9から建屋2内に侵入する
人や車両Wなどの物体を検知し、光電装置13は、車両
乗入場所10に停止しているケージ7上の車両Wの有無
を検知する。
【0020】操作盤15は、入出庫口9横の利用者が操
作しやすい位置に取り付けられており、後述の制御部1
6に接続され、利用者がこの操作盤15を操作すること
により所定の入出庫動作を行なうようになっている。
【0021】図2は、入庫管理装置30の全体の構成を
示す図である。
【0022】操作盤15には、電源スイッチ17、電源
ON表示ランプ18、一般利用者が空ケージを呼び出す
ための空ケージ呼釦19、各ケージの番号を付した実車
表示ランプ群20(斜線部は点灯で「実車」を示し、無
地は消灯で「空車」を示す。)、車両乗入場所10に到
達したケージ7の番号を表示する入口ケージ番号表示部
21、呼出したケージ7の番号を表示する呼ケージ番号
表示部22、入口扉11の「開」釦23および「閉」釦
24、手動/自動切換スイッチ25、利用者に指示を与
えるためのスピーカ26が設けられている。
【0023】なお、27aおよび27cは、それぞれ鍵
形状読取装置27における鍵挿入釦、および鍵挿入口を
示す。
【0024】鍵形状読取装置27は、操作盤15内部に
設けられており、図3に示すように、挿入された鍵Kの
鍵形状を撮像する撮像部28および画像処理部29とを
備えている。
【0025】操作盤15の開口部に嵌挿された鍵挿入釦
27aは、圧縮バネ27bにより常時外方に付勢されて
おり、鍵Kを鍵挿入口27cに挿入して押し込むと、鍵
挿入釦27aが圧縮バネ27bに抗して押し込まれ、リ
ミットスイッチ27dに接触してスイッチが入る。撮像
部28は、挿入された鍵Kの側面からその形状を撮像す
るテレビカメラ28aとこれを照明する照明ランプ28
bからなっており、前記リミットスイッチ27dのON
信号を受けてテレビカメラ28aが鍵Kの形状を撮像
し、そのアナログ画像信号を画像処理部29に送る。
【0026】前記アナログ画像信号は、画像処理部29
内のA/D変換器29aでデジタル信号に変換された
後、階調画像レジスタとしての濃淡画像レジスタ29b
に記憶されると同時に2値化回路29cで2値データに
変換され2値画像レジスタ29dに記憶される。そして
2値画像レジスタ29dの内容に応じて雑音除去回路2
9eが動作して2値画像レジスタ29dおよび濃淡画像
レジスタ29bの内容に補正が加えられ、これら両レジ
スタ29b,29dのデータは画像メモリ29fに読み
込まれて固定され、制御部16(図2)にその鍵の形状
に関するデジタル画像信号を送る。
【0027】制御部16は、上述の鍵形状に関するデジ
タル画像信号(以下単に「鍵パターン信号」と略称す
る。)を記憶する記憶部16aと、鍵パターン信号を比
較して照合する鍵形状照合部16bと、前記鍵パターン
の照合結果によりケージ循環用駆動源8と入口開閉駆動
源11の駆動を制御する駆動源制御部16cとからなっ
ており、これらがバスラインBによって相互に連結され
ている。
【0028】なお、鍵形状照合部16bには、記憶部1
6aに記憶された複数の鍵パターンから、当該駐車設備
利用時に読み取られた鍵パターン信号に一致するものを
検索して照合するシステムプログラムが設定されてお
り、また、駆動源制御部16cはCPUで構成されてお
り、あらかじめ設定された総ケージ数Nに車両を入庫す
るごとに「1」ずつ減算し(N−1=N)、出庫するご
とに「1」ずつ加算(N+1=N)することにより常に
空ケージ数Nを把握できるようになっており、また、あ
らかじめ設定された総契約者数M(≦N)に契約者の車
両Wが入庫するごとに「1」ずつ減算し(M−1=
M)、出庫するごとに「1」ずつ加算(M+1=M)し
て未入庫契約者数Mを演算して空ケージ数Nと未入庫契
約者数Mとの大小を比較する機能も備えており、円滑に
入出庫動作できるようにプログラムされている。
【0029】機械式駐車設備1の契約利用者は、あらか
じめ自己の車両の鍵の形状を鍵形状読取装置27に読み
取らせ、その鍵パターンを記憶部16aに登録しておく
ようになっている。このような契約利用者が、機械式駐
車設備1に車両を入出庫する場合の入庫管理装置100
の動作を図4のフローチャートに基づき説明する。 (I) 契約利用者による入庫動作 (1) 契約利用者が車両Wを入出庫させるべく、当該車両
の鍵Kを操作盤15の鍵挿入口27cに挿入して押し込
むと、鍵挿入釦27aも追随して押し込まれ、リミット
スイッチ27dのスイッチが入り、鍵挿入釦ONの信号
を発する(ステップS1)。
【0030】(2) すると照明ランプ28bが点灯し、テ
レビカメラ28aにより当該鍵の形状が撮像されて画像
処理手段29で処理され、その画像信号(鍵パターン信
号KP)がメモリ29fに読み込まれる(ステップS
2)。
【0031】(3) 鍵形状照合部16bは、画像メモリ2
9fから当該鍵パターン信号KPを読み出すと共に、あ
らかじめ記憶部16aに登録された契約利用者の各鍵パ
ターン信号KPx (添字の「x 」は、たとえばa,b,c,d
..で示される契約利用者の識別記号。)を呼出して鍵
パターン信号KPと登録鍵パターン信号KPx を順次照
合し、鍵パターン信号KPと一致する登録鍵パターン信
号KPx があるかどうかを判断する(ステップS3)。
【0032】(4) 登録鍵パターン信号KPx 内に鍵パタ
ーン信号KPと一致するものがあれば、当該利用者と契
約利用者の同一性が確認されるから、ステップS4に移
り、記憶部16aから契約利用者の入庫登録済鍵パター
ン信号KPXY(添字の「y 」はケージ番号を示し、たと
えばKPb3と登録されておれば、番号3のケージ7に契
約利用者bの車両Wが搭載されていることを示す。この
入庫登録済鍵パターン信号KPXYは、空ケージに車両W
を入庫する際に記憶部16aに登録される。後述のステ
ップS9参照。)を呼び出して順次照合する(ステップ
S4)。
【0033】(5) 登録鍵パターン信号KPx に対応する
入庫登録済鍵パターン信号KPxyがなければ、当該契約
利用者の車両Wはまだ入庫されておらず、現在契約利用
者が入庫要求をしているものと判断できるので、最寄の
空ケージの番号をyとし(ステップS5)、当該y番ケ
ージ7を入出庫口9に呼び出す(ステップS6)。
【0034】(6) 当該y番ケージ7が入出庫口9に到着
すると(ステップS7)、入口扉11を開いて車両Wを
入庫し入庫動作を完了する(ステップS8)。
【0035】(7) 入庫完了後、光電装置12によって車
両Wもしくは人が検知されないことを確認して入口扉1
1を閉じ、登録鍵パターン信号KPx に当該ケージ番号
yを対応させ、入庫登録鍵パターン信号KPxyとして記
憶部16aに入庫登録する。この際、光電装置13が、
y番ケージ7内の車両Wを検知しているため、y番の実
車表示ランプ20が点灯する。
【0036】(8) 駆動源制御部16cは、入庫前におけ
る空ケージ数Nおよび未入庫登録契約者数Mからそれぞ
れ「1」ずつ減算し、入庫後における新たな空ケージ数
Nおよび未入庫登録契約者数Mを設定する(ステップS
10)。 (II) 契約利用者による出庫動作 (1) 上述のステップ4において、もし、登録済鍵パター
ン信号KPX に対応する入庫登録鍵パターン信号KPXY
があれば、利用者の車両Wはすでに入庫されていて、契
約利用者が出庫要求をしているものと判断されるので、
当該y番ケージ7を入出庫口9に呼び出す処理を行なう
(ステップS11)。
【0037】(2) y番ケージ7が入出庫口9に到着する
と(ステップS12)、入口扉11を開き当該車両Wを
出庫して出庫動作を完了する(ステップS13)。
【0038】(3) 出庫完了後、光電装置12によって車
両Wもしくは人が検知されないことを確認して入口扉1
1を閉じ、入庫登録済鍵パターン信号KPXYの入庫登録
を抹消する(KPXYをKPx に戻す。)(ステップS1
4)。この際、光電装置13が、y番ケージ7内の車両
を検知しなくなるため、y番実車表示ランプ20が消灯
する。
【0039】(4) 駆動源制御部16cは、出庫前におけ
る空ケージ数Nおよび未入庫登録契約者数Mにそれぞれ
「1」ずつ加算し、出庫後における新たな空ケージ数N
および未入庫登録契約者数Mを設定する(ステップS1
5)。
【0040】次に、一般利用者が入出庫する場合の動作
を説明する。 (I) 一般利用者による入庫動作 (1) 図4のステップ1において、鍵挿入釦27aの操作
がなければ、図5のフローチャートのステップ21に移
り、空ケージ呼釦19の操作を待つ(ステップS2
1)。
【0041】(2) 一般利用者が空ケージ呼釦19を操作
すれば、駆動源制御部16cは現在の空ケージ数Nおよ
び未入庫登録契約者数Mを比較し(ステップS22)、
N≦Mであれば、すでに一般利用者の利用できる空ケー
ジがないことになるので、駐車設備の利用ができない旨
をスピーカ26から告げて(ステップS23)、終了す
る。
【0042】(3) N>Mであれば、まだ一般利用者が利
用可能な空ケージが残っていることになるので、最寄の
空ケージ7を入出庫口に呼び出す(ステップS24)。
【0043】(4) 空ケージ7が入出庫口9に到着すると
(ステップS25)、入口扉11を開いて車両Wを入庫
して入庫動作を完了する(ステップS26)。入庫完了
後、光電装置12によって車両Wもしくは人が検知され
ないことを確認して入口扉11が閉じられる。
【0044】(5) 次に当該利用者の車両Wの鍵Kを鍵挿
入口27bから挿入するようにスピーカ26から告げる
(ステップS27)。
【0045】(6) 一般利用者が、鍵Kを鍵挿入口27b
から挿入すると、鍵挿入釦27aが押し込まれてリミッ
トスイッチ27dがONになり(ステップ28)、照明
ランプ28bが点灯し、テレビカメラ28aにより当該
鍵の形状が撮像されて画像処理手段29で処理され、そ
の画像信号(鍵パターン信号KP)がメモリ29fに読
み込まれる(ステップS29)。
【0046】(7) 一般利用者用登録鍵パターン信号KP
ij(添字の「i 」は、たとえばp,q,r,s ..で示される一
般利用者に対応する識別記号。「j 」は、上述の呼び出
した空ケージ7のケージ番号)として記憶部16aに記
憶され入庫登録される(ステップS30)。この際、光
電装置13が、y番ケージ7内の車両を検知しているた
め、y番の実車表示ランプ20が点灯する。
【0047】(8) 入庫前における空ケージ数Nから
「1」ずつ減算し、入庫後における新たな空ケージ数N
とする(ステップS31)。この場合、未入庫登録契約
者数Mには変化はない。 (II)一般利用者による出庫動作 (1) 図4のフローチャートのステップS3において、記
憶部16aに登録鍵パターン信号KPx の中に鍵パター
ン信号KPと一致するものがなければ、次に図5のフロ
ーチャートのステップS32に移り、記憶部16aから
一般利用者用登録鍵パターン信号KPijを順次呼び出
し、鍵パターン信号KPと一致するものを照合する(ス
テップS32)。
【0048】(2) ステップS32において、一般利用者
用登録鍵パターン信号KPijから鍵パターン信号KPと
一致するものがなければ、当該利用者は入庫要求してい
るものと判断できるので、一般利用者用の空ケージ呼釦
19を押すようにスピーカ26から告げ、上述のステッ
プS21に移る。
【0049】(3)ステップS32において、一般利用者
用登録鍵パターン信号KPijから鍵パターン信号KPと
一致するものがあれば、すでに入庫済みで当該利用者は
出庫要求していると判断できるので、当該j番ケージ7
を入出庫口9に呼び出す処理をする(ステップS3
4)。
【0050】(4) j番ケージ7が入出庫口9に到着する
と(ステップS35)、入口扉11を開き当該車両Wを
出庫して出庫動作を完了する(ステップS36)。
【0051】(5) 出庫完了後、光電装置12によって車
両Wもしくは人が検知されないことを確認して入口扉1
1を閉じ、一般利用者用登録鍵パターン信号KPijの入
庫登録を抹消する(ステップS37)。この際、光電装
置13が、j番ケージ7内の車両を検知しなくなるた
め、j番の実車表示ランプ20が消灯する。
【0052】(6) 出庫前における空ケージ数Nに「1」
加算し、出庫後における新たな空ケージ数Nとする(ス
テップS38)。この場合、未入庫登録契約者数Mには
変化はない。
【0053】上述のように、契約利用者ではない一般利
用者が、機械式駐車設備1を利用するときは、入庫時に
当該車両の鍵Kの形状を読ませてその鍵パターン信号P
Kを一般利用者用登録鍵パターン信号KPijとして入庫
登録しておき、出庫時に鍵Kの形状を読ませて当該一般
利用者用登録鍵パターン信号KPijと照合し、この結果
に基づき前記出庫動作を行ない、出庫完了後その入庫登
録を抹消する。
【0054】したがって、一般利用者の場合は、1回の
駐車設備利用ごとに、車両Wの出庫動作に対しあらかじ
め(入庫時)当該車両Wの鍵の形状を一時登録するとい
う形になる。
【0055】なお、一般利用者については、必ずしもそ
の車両Wの鍵Kの形状を入庫時に登録させる必要はな
く、従来のように駐車券を発行して入庫管理してもよ
い。
【0056】また、個々の契約利用者に対し、その使用
するケージ番号が定められている場合には、鍵パターン
KPの一致さえ確認できれば、入庫出庫の別にかかわら
ず当該契約ケージを入出庫口に呼び出す動作さえすれば
よいから、図4の契約利用者の入出庫のフローチャート
におけるステップS4およびステップS11からステッ
プS14の段階を省略することができ、入出庫の制御が
容易になる。
【0057】また、鍵形状読取装置27における撮像手
段28はテレビカメラ28a,照明ランプ28bに代わ
り、イメージセンサーを使用してもよく、さらに撮像手
段28より簡易な手段、たとえば鍵Kの挿入方向と直角
方向に伸縮する接触子を、鍵挿入口27cの内側に鍵K
の挿入方向に沿って多数配設し、この接触子の頭部を鍵
Kの凹凸部に当接させることによって生じる各接触子の
伸縮の度合いにより鍵形状を電気信号化する方法を採用
してもよい。この場合には、画像処理手段29も不要と
なり、当該接触子群からの電気信号をA/D変換するA
/D変換部と、そのデジタル信号を記憶するメモリ部を
設けておけばよい。
【0058】なお、本発明は、背景技術として示した垂
直循環式の機械式駐車設備だけではなく、多層循環方式
のものや水平循環方式のもの、またはエレベータ方式の
ものなど、機械方式で当該車両搭載台を移動させて入出
庫口に呼び出して入出庫を行なう、全ての機械式駐車設
備にも適用できる。
【0059】
【発明の効果】本発明にかかる機械式駐車設備の入庫管
理方法および入庫管理装置によれば、あらかじめ利用者
の車両の鍵の形状を登録しておき、入庫もしくは出庫の
際に当該利用者の鍵の形状を読ませて、先に登録済みの
鍵形状と当該利用者の鍵形状を照合して一致した場合に
入出庫動作を行なうようにしているので、当該車両の鍵
さえあれば、利用者の同一性を容易に確認できる。
【0060】したがって、操作盤のスイッチ用鍵や磁気
カードまたは駐車券などを常に携帯する煩わしさがなく
なり、また暗証番号を暗誦する必要もなく、確実に利用
者の同一性を判定して当該駐車設備を円滑に利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される機械式駐車設備の一例とし
て垂直循環式の機械式駐車設備の構造を示す図である。
【図2】本発明にかかる入庫管理装置の全体の構成を示
す図である。
【図3】鍵形状読取装置の構成を示す図である。
【図4】契約利用者の入出庫動作を示すフローチャート
である。
【図5】一般利用者の入出庫動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 機械式駐車設備 2 建屋 4 スプロケット 5 無端チェーン 6 アタッチメント 7 ケージ 8 ケージ循環用駆動源 9 入出庫口 15 操作盤 16 制御部 16a 記憶部 16b 鍵形状照合部 16c 駆動源制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の車両搭載台を格納し、これらを移
    送することにより入出庫口から車両の入出庫を行なう機
    械式駐車設備の入庫管理方法において、 (a) あらかじめ利用者の車両の鍵の形状を鍵形状読取装
    置に読み取らせて登録し、 (b) 利用者が入庫または出庫するときにその車両の鍵形
    状を前記鍵形状読取装置に読み取り、 (c) 当該鍵の形状と前記登録された鍵形状とを照合して
    一致した場合に、当該車両の入庫または出庫動作をする
    ようにしたことを特徴とする機械式駐車設備の入庫管理
    方法。
  2. 【請求項2】 多数の車両搭載台を格納し、これらを駆
    動手段により移送することにより入出庫口から車両の入
    出庫を行なう機械式駐車設備の入庫管理装置において、 (a) 利用者の車両の鍵の形状を読み取る鍵形状読取装置
    と、 (b) 前記鍵形状読取装置によって読み取られた鍵の形状
    に関する情報を記憶する記憶手段と、 (c) 入庫または出庫時に前記鍵形状読取装置によって当
    該車両の鍵の形状を読み取り、この鍵形状の情報と前記
    記憶手段に記憶されている鍵形状の情報とを照合する鍵
    形状照合手段と、 (d) 前記照合により前記記憶手段に記憶されている鍵形
    状の情報の中に当該鍵形状に関する情報と一致するもの
    が確認されたときに、前記駆動手段を起動し、当該車両
    の入庫もしくは出庫の動作を行なうように制御する駆動
    制御手段と、を備えることを特徴とする機械式駐車設備
    の入庫管理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681501A (ja) * 1992-09-03 1994-03-22 Hitachi Zosen Corp 立体駐車場入出庫管理装置
JP2019127802A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社技研製作所 地下駐車場、及びその施工方法

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