JP2019120564A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019120564A
JP2019120564A JP2017254769A JP2017254769A JP2019120564A JP 2019120564 A JP2019120564 A JP 2019120564A JP 2017254769 A JP2017254769 A JP 2017254769A JP 2017254769 A JP2017254769 A JP 2017254769A JP 2019120564 A JP2019120564 A JP 2019120564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
unit
contact point
contact
separation distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017254769A
Other languages
English (en)
Inventor
憲昭 小谷
Kensho Kotani
憲昭 小谷
冬生 ▲高▼田
冬生 ▲高▼田
Fuyumi Takada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2017254769A priority Critical patent/JP2019120564A/ja
Priority to TW107146950A priority patent/TWI698386B/zh
Priority to CN201811612569.8A priority patent/CN110007212A/zh
Publication of JP2019120564A publication Critical patent/JP2019120564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2855Environmental, reliability or burn-in testing
    • G01R31/286External aspects, e.g. related to chambers, contacting devices or handlers
    • G01R31/2865Holding devices, e.g. chucks; Handlers or transport devices
    • G01R31/2867Handlers or transport devices, e.g. loaders, carriers, trays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

【課題】載置部の載置面と、この載置面に載置される電子部品との位置決め調整を簡単に行なうことができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。【解決手段】電子部品が載置される載置面を有し、第1位置と、前記第1位置と異なる第2位置との間を前記電子部品を搬送する載置部と、前記載置面に載置された前記電子部品に当接可能な第1当接点を有する第1当接部と、前記載置面に載置された前記電子部品に前記第1当接点と異なる位置で当接可能であり、前記第1当接点から離間した第2当接点を有する第2当接部と、前記第1当接部と前記第2当接部とを相対的に移動させる機構部と、を備え、前記第1位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第1離間距離は、前記第2位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第2離間距離よりも長いことを特徴とする電子部品搬送装置。【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関する。
従来から、例えばモジュールIC等のような電子部品を搬送する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の装置は、電子部品を移送するキャリアと、キャリアをローディングポジションからアンローディングポジションに移送するキャリア移送装置と、ローディングおよびアンローディングポジションでキャリアの位置を正確にさらに位置決めし、電子部品をキャリアに正確にローディングするかまたはキャリアからアンローディングし得るようにするキャリアの位置決め装置とを備えている。
特開2000−162272号公報
上記のような特許文献1に記載の装置では、キャリアを位置決めできたとしても、キャリア上にあるポケットを正確に位置決めできない場合には、電子部品がソケットに搬送されたときに、電子部品がソケットと正しく接触できず、電子部品を正しく検査することができないおそれがあった。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明の電子部品搬送装置は、電子部品を搬送する搬送部と、
前記電子部品が載置される載置面を有し、前記電子部品が載置面に載置される第1位置と、前記第1位置と異なる第2位置とに移動可能に支持され、前記第1位置と前記第2位置との間を前記電子部品を搬送する載置部と、
前記載置部を移動させる駆動部と、
前記載置面に載置された前記電子部品に当接可能な第1当接点を有する第1当接部と、
前記載置面に載置された前記電子部品に前記第1当接点と異なる位置で当接可能であり、前記第1当接点から離間した第2当接点を有する第2当接部と、
前記第1当接部と前記第2当接部とを相対的に移動させる駆動機構部と、を備え、
前記第1位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第1離間距離は、前記第2位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第2離間距離よりも長いことを特徴とする。
これにより、第1位置において、電子部品が、第1当接点と第2当接点との間の、どの位置に載置されたとしても、第2位置において、電子部品を目標載置位置に案内することができる。したがって、電子部品がソケットに搬送されたときには電子部品はソケットと正しく接触でき、電子部品を正しく検査することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記駆動機構部は、機構部であり、
前記機構部は、前記載置部の移動に連動して、前記機構部を作動させる外力が付与され、前記載置部の移動に連動して、前記第1当接部と前記第2当接部とを相対的に移動させるよう構成されているのが好ましい。
これにより、第1当接部と第2当接部とを容易に離間させることができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記載置部が前記第1位置にあるときに、前記機構部を作動させる前記外力を付与する外力付与部を備え、
前記機構部は、前記載置部に配置され、前記外力付与部から前記外力を受ける受圧部を有するのが好ましい。
これにより、外力付与部から外力を十分に受けることができ、よって、第1当接部と第2当接部とを離間させることができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記外力付与部は、突出した突出部を有し、
前記受圧部は、前記突出部から前記外力を受けることが可能となっているのが好ましい。
これにより、第1当接部と第2当接部とを迅速に離間させることができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記受圧部が前記突出部から前記外力を受けることにより、前記第1離間距離が前記第2離間距離よりも長くなり、
前記機構部は、前記第1当接点と前記第2当接点とが接近する方向に、前記第1当接部または前記第2当接部を付勢する付勢部を有するのが好ましい。
これにより、第1当接点と第2当接点との間を第2離間距離とすることができ、よって、載置面上の電子部品が位置決めされ、そのままの状態で、第2位置まで搬送される。
本発明の電子部品搬送装置では、前記機構部は、前記第1当接点と前記第2当接点との接近限界を規制する規制部を有するのが好ましい。
これにより、第2離間距離を一定に維持することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1当接部は、小片または枠体で構成され、
前記第2当接部は、小片または枠体で構成されているのが好ましい。
これにより、例えば第1当接部および第2当接部の双方が小片で構成されている場合には、機構部が第1当接部と第2当接部とを相対的に移動させる際の、機構部に対する負担を軽減することができ、よって、前記相対的な移動を円滑に行なうことができる。
本発明の電子部品搬送装置は、前記電子部品を把持する把持部を有し、前記電子部品を搬送する搬送部と、
前記電子部品が載置される載置面を有し、第1位置と、前記第1位置と異なる第2位置とに移動可能に支持され、前記第1位置と前記第2位置との間を前記電子部品を搬送する載置部と、
前記載置部を移動させる駆動部と、
前記載置面に載置された前記電子部品に当接可能な第1当接点を有する第1当接部と、
前記載置面に載置された前記電子部品に前記第1当接点と異なる位置で当接可能であり、前記第1当接点から離間した第2当接点を有する第2当接部と、を備え、
前記把持部が前記載置面に接近した状態での、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第1離間距離は、前記把持部が前記載置面から離間した状態での、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第2離間距離よりも長いことを特徴とする。
これにより、第1位置では、第1当接点と第2当接点との間が最大の離間距離(第1離間距離)となっている。これにより、第1位置での載置部の位置調整の精度がそれほど高くはなかった場合でも、第1当接点と第2当接点との間を電子部品が余裕を持って通過することができ、よって、載置面に案内される。その結果、電子部品が載置面に載置される。また、第1位置での載置部の位置調整の精度を高精度に維持するのが省略され、よって、載置部の位置調整作業にそれほど時間を掛けずとも、電子部品搬送装置は、電子部品の搬送に十分に耐え得るものとなっている。このように、本発明によれば、載置部の載置面と、この載置面に載置される電子部品との位置決め調整を簡単に行なうことができる。
本発明の電子部品検査装置は、電子部品を搬送する搬送部と、
前記電子部品が載置される載置面を有し、前記電子部品が載置面に載置される第1位置と、前記第1位置と異なる第2位置とに移動可能に支持され、前記第1位置と前記第2位置との間を前記電子部品を搬送する載置部と、
前記載置部を移動させる駆動部と、
前記載置面に載置された前記電子部品に当接可能な第1当接点を有する第1当接部と、
前記載置面に載置された前記電子部品に前記第1当接点と異なる位置で当接可能であり、前記第1当接点から離間した第2当接点を有する第2当接部と、
前記第1当接部と前記第2当接部とを相対的に移動させる駆動機構部と、
前記電子部品を検査可能な検査部と、を備え、
前記第1位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第1離間距離は、前記第2位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第2離間距離よりも長いことを特徴とする。
これにより、第1位置では、第1当接点と第2当接点との間が最大の離間距離(第1離間距離)となっている。これにより、第1位置での載置部の位置調整の精度がそれほど高くはなかった場合でも、第1当接点と第2当接点との間を電子部品が余裕を持って通過することができ、よって、載置面に案内される。その結果、電子部品が載置面に載置される。また、第1位置での載置部の位置調整の精度を高精度に維持するのが省略され、よって、載置部の位置調整作業にそれほど時間を掛けずとも、電子部品搬送装置は、電子部品の搬送に十分に耐え得るものとなっている。このように、本発明によれば、載置部の載置面と、この載置面に載置される電子部品との位置決め調整を簡単に行なうことができる。
また、検査部まで電子部品を搬送することができ、よって、当該電子部品に対する検査を検査部で行なうことができる。また、検査後の電子部品を検査部から搬送することができる。
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を正面側から見た概略斜視図である。 図2は、図1に示す電子部品検査装置の動作状態を示す概略平面図である。 図3は、図1に示す電子部品検査装置が備えるデバイス供給部の平面図である。 図4は、図3中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大図(開状態)である。 図5は、図3中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大図(閉状態)である。 図6は、本発明の電子部品検査装置(第2実施形態)が備えるデバイス供給部の斜視図である。 図7は、図6中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図(開状態)である。 図8は、図6中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図(閉状態)である。 図9は、本発明の電子部品検査装置(第3実施形態)が備えるデバイス供給部の平面図(開状態)である。 図10は、本発明の電子部品検査装置(第3実施形態)が備えるデバイス供給部の平面図(閉状態)である。 図11は、本発明の電子部品検査装置(第4実施形態)が備えるデバイス供給領域内のデバイス搬送ヘッドの斜視図である。 図12は、本発明の電子部品検査装置(第4実施形態)が備えるデバイス供給部の一部を拡大した斜視図(閉状態)である。 図13は、図12に示すデバイス供給部に対して、図11に示すデバイス搬送ヘッドが接近した状態を示す斜視図(開状態)である。 図13は、図12に示すデバイス供給部に対して、図11に示すデバイス搬送ヘッドが離間した状態を示す斜視図(閉状態)である。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照して、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向(第1の方向)」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向(第2の方向)」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向(第3の方向)」とも言う。また、各方向の矢印が向いた方向を「正」、その反対方向を「負」と言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば±5°未満程度)傾いた状態も含む。また、図1中(図6〜図8および図11〜図14についても同様)の上側、すなわち、Z方向正側を「上」または「上方」、下側、すなわち、Z方向負側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図4、図5中の左側、すなわち、X方向負側を「左」または「左方」、右側、すなわち、X方向正側を「右」または「右方」と言うことがある。
本発明の電子部品搬送装置10は、図1に示す外観を有するハンドラーである。この電子部品搬送装置10は、電子部品であるICデバイス90を搬送する搬送部25と、ICデバイス90(電子部品)が載置される載置面142を有し、ICデバイス90(電子部品)を搬送する載置部29としてのデバイス供給部14と、デバイス供給部14(載置部29)を移動させる駆動部26と、載置面142に載置されたICデバイス90(電子部品)に当接可能な第1当接点41を有する第1当接部4と、載置面142に載置されたICデバイス90(電子部品)に第1当接点41と異なる位置で当接可能であり、第1当接点41から離間した第2当接点51を有する第2当接部5と、デバイス供給部14(載置部29)の移動に連動して、第1当接部4と第2当接部5とを相対的に移動させる駆動機構部としての機構部6と、を備える。なお、デバイス供給部14(載置部29)は、デバイス供給領域A2内の第1位置と、第1位置と異なる検査領域A3内の第2位置とに移動可能に支持され、第1位置と第2位置との間をICデバイス90(電子部品)を搬送することができる。そして、第1位置における、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第1離間距離(第1離間距離LX1、第1離間距離LY1)は、第2位置における、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第2離間距離(第2離間距離LX2、第2離間距離LY2)よりも長い。
後述するように、電子部品搬送装置10は、一般的に、出荷される前には、例えば、デバイス供給部14の位置調整を作業者が手作業で行なうことがある。この場合、作業者の熟練の程度によっては、デバイス供給部14の位置調整の精度(正確性)にバラツキが生じたり、その位置精度を上げようとして、デバイス供給部14の位置調整作業に時間かかってしまう等という問題があった。例えば第1位置でのデバイス供給部14の位置調整の精度がそれほど高くはなかった場合、ICデバイス90がデバイス供給部14の載置面142に載置されず、ジャムが生じるおそれがある。
そこで、電子部品搬送装置10は、第1位置では、第1当接点41と第2当接点51との間が最大の離間距離(第1離間距離LX1)となっている。これにより、第1位置でのデバイス供給部14の位置調整の精度がそれほど高くはなかった場合でも、第1当接点41と第2当接点51との間をICデバイス90が余裕を持って通過することができ、よって、載置面142に案内される。その結果、ICデバイス90が載置面142に載置される。また、第1位置でのデバイス供給部14の位置調整の精度を高精度に維持するのが省略され、よって、デバイス供給部14の位置調整作業にそれほど時間を掛けずとも、電子部品搬送装置10は、ICデバイス90の搬送に十分に耐え得るものとなっている。
このように、本発明によれば、デバイス供給部14の載置面142と、この載置面142に載置されるICデバイス90との位置決め調整を簡単に行なうことができる。
ICデバイス90(電子部品)を正しく検査するためにICデバイス90を検査部16(ソケット)と正しく接触させる必要があるところ、ICデバイス90が検査部16と正しく接触する位置に基づいて、ICデバイス90がデバイス供給部14(シャトル)に載置される目標載置位置(例えば凹部141の位置)が定められている。
このとき、デバイス供給部14の位置決め精度や、デバイス搬送ヘッド13(供給ロボット)の搬送する精度といった、ICデバイス90がデバイス供給部14に載置される際の位置決め精度が悪い場合には、ICデバイス90が目標載置位置からずれて載置されてしまう。その状態においてICデバイス90を検査部16に搬送しても、ICデバイス90は、検査部16と正しく接触する位置からずれてしまい、検査部16と正しく接触できないために、正しく検査されないおそれがあった。
ここで、位置決め精度とは、目標値に対し最大となるズレの大きさとしてよく、JIS B8432に定めるポーズ精度としてもよい。
また、第2離間距離とは、ICデバイス90を目標載置位置に案内することができる程度に、第1当接点41と第2当接点51との距離が第1離間距離より狭くなった距離であり、ICデバイス90の大きさに余裕(クリアランス)を加えた距離である。クリアランスは、例えば、0.25mm以下として設定してもよい。
また、目標載置位置とは、ICデバイス90を検査部16に搬送する直前の状態において、デバイス供給部14に載置する目標位置であり、ICデバイス90を検査部16に搬送した後にICデバイス90が検査部16と正しく接触する位置となるように定められる位置である。例えば、検査部16の周辺にソケット位置決めピンを設け、デバイス供給部14の載置面142にシャトル位置決めピンを設け、検査部16とソケット位置決めピンとの距離の分だけ、シャトル位置決めピンから離れた位置としてもよい。
さらに、目標載置位置は、領域(枠)として設定してよく、例えば、ICデバイス90の全体を覆うようにICデバイス90の外形より大きい領域(枠)として設定してもよく、ICデバイス90の外形と同じ大きさである領域(枠)と設定してもよい。また、所定の点と設定してもよい。
ICデバイス90を目標載置位置に案内するとは、例えば、目標載置位置をICデバイス90の外形より大きい領域(枠)とした場合には、ICデバイス90の外形を目標載置位置(枠)に収めるようにすること、目標載置位置をICデバイス90の外形と同じ大きさである領域(枠)とした場合には、ICデバイス90の外形を目標載置位置(枠)に合せること、目標載置位置を所定の点とした場合には、ICデバイス90の中心位置や重心位置を目標載置位置(点)と重ね、さらにICデバイス90が所定の角度となるようにすること、等を含みうる。
また、図2に示すように、本発明の電子部品検査装置1は、電子部品搬送装置10を有し、さらに、電子部品を検査する検査部16を有する。すなわち、本発明の電子部品検査装置1は、電子部品であるICデバイス90を搬送する搬送部25と、ICデバイス90(電子部品)が載置される載置面142を有し、ICデバイス90(電子部品)を搬送する載置部29としてのICデバイス90(電子部品)デバイス供給部14と、デバイス供給部14(載置部29)を移動させる駆動部26と、載置面142に載置されたICデバイス90(電子部品)に当接可能な第1当接点41を有する第1当接部4と、載置面142に載置されたICデバイス90(電子部品)に第1当接点41と異なる位置で当接可能であり、第1当接点41から離間した第2当接点51を有する第2当接部5と、デバイス供給部14(載置部29)の移動に連動して、第1当接部4と第2当接部5とを相対的に移動させる機構部6と、ICデバイス90(電子部品)を検査可能な検査部16と、を備える。なお、デバイス供給部14(載置部29)は、デバイス供給領域A2内の第1位置と、第1位置と異なる検査領域A3内の第2位置とに移動可能に支持され、第1位置と第2位置との間をICデバイス90(電子部品)を搬送することができる。そして、第1位置における、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第1離間距離(第1離間距離LX1、第1離間距離LY1)は、第2位置における、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第2離間距離(第2離間距離LX2、第2離間距離LY2)よりも長い。
これにより、前述した電子部品搬送装置10の利点を持つ電子部品検査装置1が得られる。また、検査部16にまでICデバイス90(電子部品)を搬送することができ、よって、当該ICデバイス90に対する検査を検査部16で行なうことができる。また、検査後のICデバイス90を検査部16から搬送することができる。
以下、各部の構成について詳細に説明する。
図1、図2に示すように、電子部品搬送装置10を有する電子部品検査装置1は、例えばBGA(Ball Grid Array)パッケージであるICデバイス等の電子部品を搬送し、その搬送過程で電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)する装置である。なお、以下では、説明の便宜上、前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。ICデバイス90は、本実施形態では、一例として、平板状をなし、その平面視で正方形のものとなっている。
なお、ICデバイスとしては、前記のものの他に、例えば、「LSI(Large Scale Integration)」「CMOS(Complementary MOS)」「CCD(Charge Coupled Device)」や、ICデバイスを複数モジュールとしてパッケージ化した「モジュールIC」、また、「水晶デバイス」、「圧力センサー」、「慣性センサー(加速度センサー)」、「ジャイロセンサー」、「指紋センサー」等が挙げられる。
電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域A4と、トレイ除去領域A5とを備え、これらの領域は、後述するように各壁部で分けられている。そして、ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を矢印α90方向に順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。このように電子部品検査装置1は、各領域を経由するようにICデバイス90を搬送する搬送部25を有する電子部品搬送装置10と、検査領域A3内で検査を行なう検査部16と、制御部800とを備えたものとなっている。また、その他、電子部品検査装置1は、モニター300と、シグナルランプ400と、操作パネル700とを備えている。
なお、電子部品検査装置1は、トレイ供給領域A1、トレイ除去領域A5が配された方、すなわち、図2中の下側が正面側となり、検査領域A3が配された方、すなわち、図2中の上側が背面側として使用される。
また、電子部品検査装置1は、ICデバイス90の種類ごとに交換される「チェンジキット」と呼ばれるものを予め搭載して用いられる。このチェンジキットとしては、本実施形態では、例えば、後述する温度調整部12と、デバイス供給部14と、デバイス回収部18とがある。また、前記のようなチェンジキットとは別に、ユーザーが用意するトレイ200と、回収用トレイ19と、その他、検査部16もある。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が供給される給材部である。トレイ供給領域A1は、トレイ200を複数積み重ねて搭載可能な搭載領域と言うこともできる。なお、本実施形態では、各トレイ200には、複数の凹部(ポケット)が行列状に配置されている。各凹部には、ICデバイス90を1つずつ収納、載置することができる。
デバイス供給領域A2は、トレイ供給領域A1から搬送されたトレイ200上の複数のICデバイス90がそれぞれ検査領域A3まで搬送、供給される領域である。なお、トレイ供給領域A1とデバイス供給領域A2とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ水平方向に搬送するトレイ搬送機構11A、トレイ搬送機構11Bが設けられている。トレイ搬送機構11Aは、搬送部25の一部であり、トレイ200を、当該トレイ200に載置されたICデバイス90ごとY方向の正側、すなわち、図2中の矢印α11A方向に移動させることができる。これにより、ICデバイス90を安定してデバイス供給領域A2に送り込むことができる。また、トレイ搬送機構11Bは、空のトレイ200をY方向の負側、すなわち、図2中の矢印α11B方向に移動させることができる。これにより、空のトレイ200をデバイス供給領域A2からトレイ供給領域A1に移動させることができる。
デバイス供給領域A2には、温度調整部(ソークプレート(英語表記:soak plate、中国語表記(一例):均温板))12と、デバイス搬送ヘッド13と、トレイ搬送機構15とが設けられている。また、デバイス供給領域A2と検査領域A3とをまたぐように移動するデバイス供給部14も設けられている。
温度調整部12は、複数のICデバイス90が載置され、当該載置されたICデバイス90を一括して加熱または冷却することができる「ソークプレート」と呼ばれる。このソークプレートにより、検査部16で検査される前のICデバイス90を予め加熱または冷却して、当該検査に適した温度に調整することができる。
このような温度調整部12は、固定されている。これにより、当該温度調整部12上でのICデバイス90に対して安定して温度調整することができる。
また、温度調整部12は、グランドされて(接地されて)いる。
図2に示す構成では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、トレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12まで搬送される。
デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持して搬送する把持部であり、デバイス供給領域A2内で移動可能に支持されている。このデバイス搬送ヘッド13は、搬送部25の一部でもあり、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド13のX方向の移動を矢印α13Xで示し、デバイス搬送ヘッド13のY方向の移動を矢印α13Yで示している。
デバイス供給部14は、温度調整されたICデバイス90が載置される載置部29であり、当該ICデバイス90を検査部16近傍まで搬送することができる「供給用シャトルプレート」または単に「供給シャトル」と呼ばれるものである。
また、デバイス供給部14は、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間をX方向、すなわち、矢印α14方向に沿って往復移動可能(移動可能)に支持されている。これにより、デバイス供給部14は、ICデバイス90をデバイス供給領域A2から検査領域A3の検査部16近傍まで安定して搬送することができ、また、検査領域A3でICデバイス90がデバイス搬送ヘッド17によって取り去られた後は再度デバイス供給領域A2に戻ることができる。
図2に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス供給部14を「デバイス供給部14A」と言い、Y方向正側のデバイス供給部14を「デバイス供給部14B」と言うことがある。そして、温度調整部12上のICデバイス90は、デバイス供給領域A2内でデバイス供給部14Aまたはデバイス供給部14Bまで搬送される。また、デバイス供給部14は、温度調整部12と同様に、当該デバイス供給部14に載置されたICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。これにより、温度調整部12で温度調整されたICデバイス90に対して、その温度調整状態を維持して、検査領域A3の検査部16近傍まで搬送することができる。また、デバイス供給部14も、温度調整部12と同様に、グランドされている。
トレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200をデバイス供給領域A2内でX方向の正側、すなわち、矢印α15方向に搬送する機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、トレイ搬送機構11Bによってデバイス供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、ICデバイス90に対して検査を行なう検査部16と、デバイス搬送ヘッド17とが設けられている。
デバイス搬送ヘッド17は、搬送部25の一部であり、温度調整部12と同様に、把持したICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。これにより、前記温度調整状態が維持されたICデバイス90を把持して、前記温度調整状態を維持したまま、ICデバイス90を検査領域A3内で搬送することができる。
このようなデバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内でY方向およびZ方向に往復移動可能に支持され、「インデックスアーム」と呼ばれる機構の一部となっている。これにより、デバイス搬送ヘッド17は、デバイス供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14から、ICデバイス90を持ち上げて、検査部16上に搬送し、載置することができる。
なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド17のY方向の往復移動を矢印α17Yで示している。また、デバイス搬送ヘッド17は、Y方向に往復移動可能に支持されているが、これに限定されず、X方向にも往復移動可能に支持されていてもよい。また、図2に示す構成では、デバイス搬送ヘッド17は、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス搬送ヘッド17を「デバイス搬送ヘッド17A」と言い、Y方向正側のデバイス搬送ヘッド17を「デバイス搬送ヘッド17B」と言うことがある。デバイス搬送ヘッド17Aは、検査領域A3内で、ICデバイス90のデバイス供給部14Aから検査部16への搬送を担うことができ、デバイス搬送ヘッド17Bは、検査領域A3内で、ICデバイス90のデバイス供給部14Bから検査部16への搬送を担うことができる。
検査部16(ソケット)は、電子部品であるICデバイス90を載置して、当該ICデバイス90の電気的特性を検査することができる。この検査部16は、ICデバイス90が収納、載置される凹部を有し、その凹部の底部に、複数のプローブピンが設けられている。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが導電可能に接続される、すなわち、接触することにより、ICデバイス90の検査を行なうことができる。ICデバイス90の検査は、検査部16に接続されるテスターが備える検査制御部に記憶されているプログラムに基づいて行われる。
このような検査部16は、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス回収領域A4は、検査領域A3で検査され、その検査が終了した複数のICデバイス90が回収される領域である。このデバイス回収領域A4には、回収用トレイ19と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21とが設けられている。また、検査領域A3とデバイス回収領域A4とをまたぐように移動するデバイス回収部18も設けられている。また、デバイス回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
デバイス回収部18は、検査部16で検査が終了したICデバイス90が載置され、当該ICデバイス90をデバイス回収領域A4まで搬送することができるものであり、「回収用シャトルプレート」または単に「回収シャトル」と呼ばれる。このデバイス回収部18も、搬送部25の一部となり得る。
また、デバイス回収部18は、検査領域A3とデバイス回収領域A4との間をX方向、すなわち、矢印α18方向に沿って往復移動可能に支持されている。また、図2に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス回収部18を「デバイス回収部18A」と言い、Y方向正側のデバイス回収部18を「デバイス回収部18B」と言うことがある。そして、検査部16上のICデバイス90は、デバイス回収部18Aまたはデバイス回収部18Bに搬送され、載置される。なお、ICデバイス90の検査部16からデバイス回収部18Aへの搬送は、デバイス搬送ヘッド17Aが担い、検査部16からデバイス回収部18Bへの搬送は、デバイス搬送ヘッド17Bが担う。また、デバイス回収部18も、温度調整部12やデバイス供給部14と同様に、グランドされている。
回収用トレイ19は、検査部16で検査されたICデバイス90が載置されるものであり、デバイス回収領域A4内で移動しないよう固定されている。これにより、デバイス搬送ヘッド20等の各種可動部が比較的多く配置されたデバイス回収領域A4であっても、回収用トレイ19上では、検査済みのICデバイス90が安定して載置されることとなる。なお、図2に示す構成では、回収用トレイ19は、X方向に沿って3つ配置されている。
また、空のトレイ200も、X方向に沿って3つ配置されている。この空のトレイ200も、検査部16で検査されたICデバイス90が載置される。そして、デバイス回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに分類されて、回収されることとなる。
デバイス搬送ヘッド20は、デバイス回収領域A4内でX方向およびY方向に移動可能に支持され、さらにZ方向にも移動可能な部分を有している。このデバイス搬送ヘッド20は、搬送部25の一部であり、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド20のX方向の移動を矢印α20Xで示し、デバイス搬送ヘッド20のY方向の移動を矢印α20Yで示している。
トレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200をデバイス回収領域A4内でX方向、すなわち、矢印α21方向に搬送する機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される除材部である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、デバイス回収領域A4とトレイ除去領域A5とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつY方向に搬送するトレイ搬送機構22A、トレイ搬送機構22Bが設けられている。トレイ搬送機構22Aは、搬送部25の一部であり、トレイ200をY方向、すなわち、矢印α22A方向に往復移動させることができる移動部である。これにより、検査済みのICデバイス90をデバイス回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送することができる。また、トレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をY方向の正側、すなわち、矢印α22B方向に移動させることができる。これにより、空のトレイ200をトレイ除去領域A5からデバイス回収領域A4に移動させることができる。
制御部800は、例えば、トレイ搬送機構11Aと、トレイ搬送機構11Bと、温度調整部12と、デバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、トレイ搬送機構15と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21と、トレイ搬送機構22Aと、トレイ搬送機構22Bの作動等を制御することができる。図3に示すように、制御部800は、少なくとも1つのプロセッサー、すなわち、CPU(Central Processing Unit)と、記憶部とを有している。CPUは、例えば、各種の判断や各種の命令等を行なうことができる。記憶部は、例えば、ICデバイス90をトレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで搬送するプログラム等の各種プログラムが記憶されている。また、この制御部800は、電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)に内蔵されていてもよいし、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。また、外部機器は、例えば、電子部品検査装置1とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、電子部品検査装置1とネットワーク(例えばインターネット)を介して接続されている場合等がある。また、CPUと記憶部とは、例えば、一体化されて、1つのユニットとして構成されていてもよいし、CPUが電子部品検査装置1に内蔵され、記憶部が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよいし、記憶部が電子部品検査装置1に内蔵され、CPUが外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。
オペレーターは、モニター300を介して、電子部品検査装置1の動作条件等を設定したり、確認したりすることができる。このモニター300は、例えば液晶画面で構成された表示画面301を有し、電子部品検査装置1の正面側上部に配置されている。図1に示すように、トレイ除去領域A5の図中の右側には、マウスを載置するマウス台600が設けられている。このマウスは、モニター300に表示された画面を操作する際に用いられる。
また、モニター300に対して図1の右下方には、操作パネル700が配置されている。操作パネル700は、モニター300とは別に、電子部品検査装置1に所望の動作を命令するものである。
また、シグナルランプ400は、発光する色の組み合わせにより、電子部品検査装置1の作動状態等を報知することができる。シグナルランプ400は、電子部品検査装置1の上部に配置されている。なお、電子部品検査装置1には、スピーカー500が内蔵されており、このスピーカー500によっても電子部品検査装置1の作動状態等を報知することもできる。
電子部品検査装置1は、トレイ供給領域A1とデバイス供給領域A2との間が第1隔壁231によって区切られており、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間が第2隔壁232によって区切られており、検査領域A3とデバイス回収領域A4との間が第3隔壁233によって区切られており、デバイス回収領域A4とトレイ除去領域A5との間が第4隔壁234によって区切られている。また、デバイス供給領域A2とデバイス回収領域A4との間も、第5隔壁235によって区切られている。
電子部品検査装置1は、最外装がカバーで覆われており、当該カバーには、例えばフロントカバー241、サイドカバー242、サイドカバー243、リアカバー244、トップカバー245がある。
前述したように、デバイス供給部14は、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間をX方向に沿って往復移動可能に支持されている。このデバイス供給部14には、デバイス供給部14Aとデバイス供給部14Bとがある。デバイス供給部14Aとデバイス供給部14Bとは、配置箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、デバイス供給部14Aについて代表的に説明する。
図3に示すように、デバイス供給部14Aは、板状をなし、ICデバイス90が1つずつ収納される凹部141を複数有している。図3に示す構成では、これらの凹部141は、X方向に沿って4つ、Y方向に沿って2つずつ配置されているが、その配置数および配置態様としては、これに限定されない。そして、図4、図5に示すように、各凹部141の底面が、ICデバイス90が載置される載置面142となっている。なお、各凹部141の深さとしては、特に限定されず、例えば、ICデバイス90がBGA(Ball Grid Array)のデバイスである場合、半田ボール(端子)が隠れる程度の深さ、すなわち、半田ボールの径(高さ)と同じとなっているのが好ましい。これにより、凹部141内のICデバイス90の有無を検出する検出センサー(光学センサー)の光が、半田ボールに反射するのを防止することができ、よって、検出センサーによる検出精度が低下するのを防止することができる。
なお、本実施形態では、デバイス供給部14Aは、凹部141が1つ形成された凹部形成部材143を有し、この凹部形成部材143が複数配置されたものとなっている。各凹部形成部材143は、2つのボルト901を介して、固定されている。
また、デバイス供給部14Aは、駆動部26によって、デバイス供給領域A2内での停止位置である第1位置と、検査領域A3内での停止位置である第2位置との間を移動することができる。第1位置(図4参照)では、デバイス搬送ヘッド13によって、デバイス供給部14Aの凹部141にICデバイス90が載置される。第2位置では、デバイス搬送ヘッド17Aによって、ICデバイス90が凹部141から除去される。なお、この除去されたICデバイス90は、検査部16で検査が行われることとなる。
駆動部26は、デバイス供給部14Aの下側に配置されており、例えば、モーターと、モーターに連結されるとともに、デバイス供給部14Aに連結されたボールネジと、デバイス供給部14Aに連結されたリニアガイドとを有する構成となっている。このような構成により、デバイス供給部14AをX方向に、すなわち、第1位置と第2位置との間を円滑に往復移動させることができる。
図3に示すように、電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)は、デバイス供給部14Aの各凹部141内でのICデバイス90の位置決めを行なう位置決めユニット3Aと、力伝達ユニット27と、デバイス供給部14Aが第1位置にあるときに、力伝達ユニット27を介して、位置決めユニット3Aの機構部6を作動させる外力を付与する外力付与部28とを備えている。
位置決めユニット3Aは、デバイス供給部14A上に、各凹部141に対応して配置されており、図3に示す構成では、凹部141の配置と同様に、X方向に沿って4つ、Y方向に沿って2つずつ配置されている。なお、位置決めユニット3Aの配置数および配置態様としては、これに限定されない。
力伝達ユニット27は、デバイス供給部14A上で、位置決めユニット3AよりもX方向負側に位置しており、図3に示す構成では、Y方向に沿って2つ配置されている。なお、力伝達ユニット27は、図3に示す配置数および配置態様に限定されない。また、力伝達ユニット27は、例えば、位置決めユニット3Aの配置数および配置態様によっては、省略される場合もある。
各力伝達ユニット27は、板状をなす基部271と、基部271上に配置された蓋部272と、基部271と蓋部272との間に配置された棒状をなすプッシャー273と、プッシャー273をX方向負側に付勢する付勢部274とを有している。
基部271は、デバイス供給部14A上に固定されている。
蓋部272は、基部271よりも小さい板状をなし、基部271上に固定されている。この蓋部272の基部271側の面には、プッシャー273が挿通する溝275が形成されている。
プッシャー273は、溝275に案内されて、X方向に摺動することができる。このプッシャー273は、両端側がそれぞれ蓋部272から突出している。また、プッシャー273のX方向負側の端部は、外径が拡径したフランジ部276となっている。
付勢部274は、コイルバネで構成されており、プッシャー273が挿通している。この付勢部274は、プッシャー273のフランジ部276と、蓋部272との間で圧縮状態となっている。これにより、プッシャー273をX方向負側に付勢することができる。
外力付与部28は、X方向正側に向かって突出した2つの突出部281と、各突出部281を一括して支持する支持部282とを有している。
2つの突出部281は、Y方向に沿って配置されている。これら2つの突出部281のうちのY方向負側の突出部281は、この突出部281と同じ側にある力伝達ユニット27のプッシャー273に当接して、さらにプッシャー273をX方向正側に向かって押圧することができる。同様に、Y方向正側の突出部281は、この突出部281と同じ側にある力伝達ユニット27のプッシャー273に当接して、さらにプッシャー273をX方向正側に向かって押圧することができる。各突出部281は、柱状をなし、その中心軸がX方向と平行となるように支持部282されている。なお、各突出部281の形状は、柱状に限定されない。
支持部282は、Y方向に離間して配置された2つの脚部283と、これら2つの脚部283の間に架設されたブリッジ部284とで構成されている。
各脚部283は、デバイス供給領域A2内で固定されている。
ブリッジ部284は、Y方向に延在した長尺な板状をなしている。そして、このブリッジ部284の長手方向の途中に各突出部281が固定されている。
前述したように、電子部品検査装置1は、デバイス供給部14Aの各凹部141内でのICデバイス90の位置決めを行なう位置決めユニット3Aを8つ備えている。各位置決めユニット3Aは、配置箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、1つの位置決めユニット3Aについて代表的に説明する。
図4、図5に示すように、位置決めユニット3Aは、載置面142に載置されたICデバイス90に当接可能な第1当接点41を有する第1当接部4と、載置面142に載置されたICデバイス90に第1当接点41と異なる位置で当接可能であり、第1当接点41から離間した第2当接点51を有する第2当接部5と、デバイス供給部14Aの移動に連動して、第1当接部4と第2当接部5とを相対的に移動させる機構部6とを備えている。なお、位置決めユニット3Aには、凹部形成部材143を含めてもよい。
第1当接部4は、凹部141に対して右側に位置している。この第1当接部4は、小片または枠体(本実施形態では小片)で構成されている。第1当接部4の左側の縁部の一部は、ICデバイス90に臨んだ平面状をなし、そこがICデバイス90に点接触、線接触または面接触可能な第1当接点41となる。この第1当接点41には、本実施形態では、X方向負側に臨んだ第1当接点41Xと、Y方向正側に臨んだ第1当接点41Yとがある。なお、第1当接点41としては、2箇所あるが、これに限定されず、1箇所または3箇所あってもよい。また、第1当接部4の平面視での形状は、図4や図5に示す形状に限定されない。
このような構成の第1当接部4は、回動支持部144を介して、凹部形成部材143上で回動可能に支持されている。回動支持部144は、凹部形成部材143に固定され、Z方向正側に向かって突出した円柱状の部材で構成されており、第1当接部4を貫通している。これにより、第1当接部4は、回動支持部144を回転中心として、回転することができる。なお、第1当接部4は、Cリング145によって、回動支持部144から離脱するのが防止されている。
凹部141に対して左側、すなわち、凹部141を介して第1当接部4と反対側には、第2当接部5が位置している。
また、前述したように、第1当接部4は、小片または枠体(本実施形態では小片)で構成されている。第2当接部5は、小片または枠体(本実施形態では第1当接部4よりも大きい小片)で構成されている。このように本実施形態では、第1当接部4と第2当接部5とがそれぞれ小片で構成されている。これにより、機構部6が第1当接部4と第2当接部5とを相対的に移動させる際の、機構部6に対する負担を軽減することができ、よって、前記相対的な移動を円滑に行なうことができる。また、位置決めユニット3Aの小型化を図ることができる。
第2当接部5の右側の縁部の一部は、ICデバイス90に臨んだ平面状をなし、そこがICデバイス90に点接触、線接触または面接触可能な第2当接点51となる。この第2当接点51には、本実施形態では、X方向正側に臨んだ第2当接点51Xと、Y方向負側に臨んだ第2当接点51Yとがある。なお、第2当接点51としては、2箇所あるが、これに限定されず、1箇所または3箇所あってもよい。また、第2当接部5の平面視での形状は、図4や図5に示す形状に限定されない。
このような構成の第2当接部5は、XY平面方向に離間して配置された2本のガイドピン146を介して、凹部形成部材143上に位置決めされている。また、第2当接部5は、2つのボルト902を介して、凹部形成部材143に固定されている。
なお、第1当接部4および第2当接部5は、ICデバイス90の種類に応じて交換可能となっている。
前述したように、第1当接部4は、回動可能に支持されている。これにより、第1当接部4が第2当接部5に対して接近して、これらの間が閉じた閉状態と(図4参照)、第1当接部4が第2当接部5に対して離間して、これらの間が開いた開状態(図5参照)とを取り得る。そして、図4に示す開状態での、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第1離間距離は、図5に示す閉状態での、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第2離間距離よりも長い。なお、第1離間距離には、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間の第1離間距離LX1と、第1当接点41Yと第2当接点51Yとの間の第1離間距離LY1とがある(図4参照)。また、第2離間距離には、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間の第2離間距離LX2と、第1当接点41Yと第2当接点51Yとの間の第2離間距離LY2とがある(図5参照)。そして、第1離間距離LX1は、第2離間距離LX2よりも長く、第1離間距離LY1は、第2離間距離LY2よりも長い。以降では、「第1当接点41と第2当接点51との間の第1離間距離」として、第1離間距離LX1を代表とし、「第1当接点41と第2当接点51との間の第2離間距離」として、第2離間距離LX2を代表とする。そして、デバイス供給部14Aが第1位置に位置しているときに、第1離間距離LX1となり、デバイス供給部14Aが第2位置に位置しているときに、第2離間距離LX2となる。
図4に示すように、第1位置では、ICデバイス90がデバイス供給部14Aの凹部141に載置される。このとき、第1当接点41と第2当接点51との間は、第1離間距離LX1となっている。これにより、ICデバイス90が凹部141に載置される際、第1当接部4と第2当接部5との間は、ICデバイス90が余裕をもって通過することができる程度に広がっているため、ICデバイス90の凹部141への載置を容易に行なうことができる。
ところで、電子部品検査装置1は、一般的に、出荷される前には、例えば、デバイス供給部14Aの位置調整を作業者が手作業で行なうことがある。この場合、作業者の熟練の程度によっては、デバイス供給部14Aの位置調整の精度(正確性)にバラツキが生じたり、その位置精度を上げようとして、デバイス供給部14Aの位置調整作業に時間かかってしまう等という問題があった。例えば、デバイス供給部14Aの凹部141が従来のようにICデバイス90とのクリアランスが0.25mm程度で、第1位置でのデバイス供給部14Aの位置調整の精度がそれほど高くはなかった場合、ICデバイス90がデバイス供給部14Aの凹部141に載置されず、ジャムが生じるおそれがある。
そこで、電子部品検査装置1では、第1位置では、第1当接点41と第2当接点51との間が第1離間距離LX1となっている。これにより、第1位置でのデバイス供給部14Aの位置調整の精度がそれほど高くはなかった場合でも、ICデバイス90が凹部141に載置される。また、第1位置でのデバイス供給部14Aの位置調整の精度を高精度に維持するのが省略され、よって、デバイス供給部14Aの位置調整作業にそれほど時間を掛けずとも、電子部品検査装置1は、ICデバイス90の搬送に十分に耐え得るものとなっている。
以上のように、電子部品検査装置1は、デバイス供給部14Aの凹部141と、この凹部141に載置されるICデバイス90との位置決め調整を簡単に行なうことができるよう構成されている。
また、第1当接部4と第2当接部5とは、機構部6の作動によって相対的に移動することができる。本実施形態では、機構部6は、第1当接部4を、固定された第2当接部5に対して移動させる、すなわち、接近、離間させるよう構成されている。これにより、ICデバイス90に対する位置決め精度が向上する。なお、機構部6は、このような構成のもの限定されず、例えば、第2当接部5が移動可能に支持されている場合には、第2当接部5を第1当接部4に対して移動させるよう構成されたものであってもよいし、第1当接部4および第2当接部5の双方を移動させるよう構成されたものであってもよい。
機構部6は、デバイス供給部14A(載置部29)の移動に連動して、機構部6を作動させる外力が付与されるよう構成されている。すなわち、前述したように、電子部品検査装置1は、デバイス供給部14A(載置部29)が第1位置にあるときに、機構部6を作動させる外力を付与する外力付与部28を備えている。
機構部6は、デバイス供給部14A(載置部29)に配置され、外力付与部28から外力を受ける受圧部611を有する受圧部材61を備えている。図4、図5に示すように、受圧部材61は、凹部形成部材143と第2当接部5との間に配置された棒状をなす部材である。また、第2当接部5の凹部形成部材143側の面には、受圧部材61が挿通する溝52が形成されている。これにより、受圧部材61は、溝52に案内されて、X方向に摺動することができる。この受圧部材61は、両端側がそれぞれ第2当接部5から突出している。また、受圧部材61のX方向負側の端部は、外径が拡径したフランジ部で構成された受圧部611となっている。これにより、外力付与部28から外力を十分に受けることができる。
これにより、載置部29を駆動する駆動部を設けるだけでよく、機構部6を駆動するための駆動部を別途設けることなく、第1当接部4と第2当接部5とを容易に離間させることができる。機構部6を駆動するための駆動部(アクチュエーター)を設ける必要がないため、移動する載置部29にアクチュエーターを駆動する配線を設けるといった困難がない。また、アクチュエーターやその配線用のスペースを設ける必要がないため、そのようなスペースが設けられていない、従来の電子部品搬送装置に、後から搭載することができる。
なお、X方向に隣り合う位置決めユニット3Aは、受圧部材61同士が一直線上に配置され、当接し合っている。
また、前述したように、外力付与部28は、突出した突出部281を有している。受圧部611は、デバイス供給部14Aが第1位置に位置しているとき、力伝達ユニット27を介して、突出部281からX方向正側に向かった外力を受けることが可能となっている。これにより、後述するように、第1当接部4を、第2当接部5から離間する方向に迅速に回動させることができる。
受圧部材61の長手方向の途中には、Z方向正側に向かって突出したカム612が設けられている。このカム612は、第1当接部4の回動支持部144と反対側に形成されたカム溝42に挿入されている。カム溝42は、第1当接点41Xと平行に形成された長孔で構成されている。これにより、受圧部材61は、外力付与部28からX方向正側に向かった外力を受けた際、外力の方向に移動して、カム612がカム溝42内を、その形成方向に沿って摺動することができる。これにより、第1当接部4が図4中の反時計回りに回動することができ、よって、第1当接部4と第2当接部5は、開状態となる。
このように位置決めユニット3Aでは、受圧部材61(受圧部611)が外力付与部28(突出部281)から外力を受けることにより、第1離間距離LX1が第2離間距離LX2よりも長くなる。これにより、第1当接点41と第2当接点51との間をICデバイス90が余裕を持って通過することができ、よって、凹部141に案内される。その結果、ICデバイス90が正確に凹部141に載置されることとなる。
図4、図5に示すように、機構部6は、第1当接点41と第2当接点51とが接近する方向に、第1当接部4または第2当接部5(本実施形態では第1当接部4)を付勢する付勢部62を有している。付勢部62は、圧縮コイルバネで構成されており、受圧部材61が挿通している。この付勢部62は、受圧部材61の受圧部611と、凹部形成部材143との間で圧縮状態となっている。これにより、受圧部材61を介して、第1当接部4をX方向負側に付勢することができる。
デバイス供給部14Aが第1位置から第2位置に向かって移動し始めると、その移動に伴って、徐々に受圧部材61に対する外力付与部28から外力が解除されていく。そして、遂には、受圧部材61に対する外力が解除される。このとき、付勢部62による付勢力によって、第1当接部4は、図5中の時計回りに回動する。これにより、第1当接部4と第2当接部5とは、閉状態となる、すなわち、第1当接部4と第2当接部5との間が第2離間距離LX2となる。これにより、凹部141内のICデバイス90が位置決めされ、そのままの状態で、第2位置まで搬送される。そして、搬送先の第2位置では、ICデバイス90は、デバイス搬送ヘッド17Aによって検査部16に搬送されて、検査部16で検査が行われる。
さらに、第1位置において、第1当接部4と第2当接部5とが第1離間距離となった後、受圧部材61が外力付与部28から離れるとともに第1当接部4と第2当接部5とが閉じるため、デバイス供給部14(シャトル)が移動している際に閉じた状態となることができる。つまり、仮に、第1当接部4と第2当接部5とが第1離間距離のままでデバイス供給部14(シャトル)が移動する場合には、デバイス供給部14(シャトル)の加減速によりICデバイス90(電子部品)が移動し、第1当接部4または第2当接部5等の部材に勢いよくぶつかり、ICデバイス90(電子部品)が破損するおそれがあるものの、閉じた状態となるために、勢いよくぶつかることがなく、破損するおそれがない。
また、徐々に受圧部材61に対する外力付与部28から外力が解除されていくために、第1当接部4と第2当接部5とは、徐々に閉状態となることから、第1当接部4と第2当接部5とが、ICデバイス90(電子部品)に勢いよくぶつかってICデバイス90(電子部品)が破損する、といったおそれがない。
以上のように、電子部品検査装置1では、位置決めユニット3Aは、デバイス供給部14Aの移動を利用して駆動するものとなっており、位置決めユニット3Aを駆動させる専用の駆動源を別途設けるのが省略されている。これにより、電子部品検査装置1の構成を簡単なものとすることができる。
また、第1当接部4と第2当接部5とが閉状態にあるとき、第1当接点41や第2当接点51と、ICデバイス90との間には、例えば、0.25mm以下のクリアランスが形成されることもある。
また、付勢部62は、本実施形態では第1当接部4を付勢するよう構成されているが、これに限定されず、例えば、第2当接部5が回動可能に支持されている場合には、第2当接部5を付勢するよう構成されていてもよい。
また、デバイス供給部14Aが第1位置から第2位置に移動する際に、受圧部材61に対する外力が解除される位置を「第3位置」と言うこともできる。また、この第3位置では、デバイス供給部14Aが第2位置から第1位置に移動する際に、受圧部材61に対する外力が作用し始める。
図4、図5に示すように、機構部6は、第1当接点41と第2当接点51との接近限界を規制する規制部63を有している。規制部63は、第1当接部4と第2当接部5との間に配置され、凹部形成部材143に固定されている。また、規制部63は、Z方向正側に向かって突出した円柱状の部材で構成されている。これにより、第1当接部4は、図4に示す状態から図5に示す状態に回動した際に、規制部63に当接することができ、よって、第1当接部4と第2当接部5との閉状態では、第2離間距離LX2が一定に維持される。これにより、凹部141内のICデバイス90に対する位置決め精度も一定に維持することができる。
なお、閉状態にある第1当接部4と第2当接部5との間には、間隙31が生じる。この間隙31は、凹部141内のICデバイス90の有無を検出する検出センサー(光学センサー)の光が通過する光路となる。
また、凹部形成部材143上には、検査領域A3内でデバイス搬送ヘッド17Aの位置決めを行なう位置決めユニット7が2つ配置されている。これら2つの位置決めユニット7は、第1当接部4と第2当接部5とを介して、互いに反対側に配置されている。各位置決めユニット7は、配置箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、1つの位置決めユニット7について代表的に説明する。
位置決めユニット7は、位置決めブロック71と、位置決めピン72とを有している。
位置決めブロック71は、デバイス搬送ヘッド17AのZ方向の位置決めを行なう部材であり、ボルト903を介して、凹部形成部材143に固定されている。デバイス搬送ヘッド17Aは、ICデバイス90を把持する際、位置決めブロック71の上面に、デバイス搬送ヘッド17Aの所定箇所が突き当たる。これにより、デバイス搬送ヘッド17AのZ方向の位置決めがなされる。
位置決めピン72は、デバイス搬送ヘッド17AのXY方向の位置決めを行なう部材であり、位置決めブロック71に固定されている。デバイス搬送ヘッド17Aは、ICデバイス90を把持する際、デバイス搬送ヘッド17Aのガイド孔(図示せず)に位置決めピン72が挿入される。これにより、デバイス搬送ヘッド17AのXY方向の位置決めがなされ、よって、デバイス搬送ヘッド17AのZ方向の位置決めと相まって、ICデバイス90を正確に把持することができる。
以上、駆動機構部として機構部6を設けた例について説明したが、駆動機構部として駆動部60を設けた変形例について説明する。
駆動部60は、デバイス供給部14A(載置部29)に配置され、図4に示すように、駆動部60は、凹部形成部材143と第2当接部5との間に配置された棒状をなす部材と、図4中の二点鎖線で示したアクチュエーター601とからなる。この図4のようにデバイス供給部14(シャトル)上に設けられてもよい。アクチュエーター601として、例えば、圧空シリンダを用いてもよく、その場合、図示しない配管が設けられている。
これにより、第1位置において、ICデバイス90(電子部品)が、第1当接点41と第2当接点51との間の、どの位置に載置されたとしても、第2位置において、ICデバイス90(電子部品)を目標載置位置に案内することができる。したがって、ICデバイス90(電子部品)が検査部16(ソケット)に搬送されたときにはICデバイス90(電子部品)は検査部16(ソケット)と正しく接触でき、ICデバイス90(電子部品)を正しく検査することができる。
<第2実施形態>
以下、図6〜図8を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、位置決めユニットの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、位置決めユニット3Bは、機構部6がリンク機構を有する構成となっている。機構部6は、第1リンクとしての受圧部材61と、受圧部材61に回動可能に連結された第2リンク64と、第2リンク64を介して受圧部材61を付勢する付勢部62とを有している。
受圧部材61の長手方向の途中には、4つの第1当接部4が等間隔に配置、固定されている。
また、第2リンク64も、受圧部材61の長手方向の途中に配置されている。図6に示す構成では、第2リンク64は、X方向負側から1つ目の第1当接部4と、2つ目の第1当接部4との間に、1つ配置され、X方向負側から3つ目の第1当接部4と、4つ目の第1当接部4との間も、1つ配置されている。
図7、図8に示すように、各第2リンク64は、長尺状をなし、その一端部641が回動支持部65を介して回動可能に支持されている。また、各第2リンク64の他端部642は、付勢部62に連結されている。なお、付勢部62は、本実施形態では、引張りコイルバネで構成されており、第2リンク64の他端部642と反対側の端部が、デバイス供給部14A上に固定された柱状の部材147に連結されている。これにより、第2リンク64は、付勢部62によりX方向負側に引張られた状態となる。また、各第2リンク64は、一端部641と他端部642との間が回動連結部66を介して受圧部材61に回動可能に連結されている。これにより、受圧部材61は、第1当接部4ごと、付勢部62によって付勢される。
デバイス供給部14Aが第1位置に位置しているときには、図7に示すように、受圧部材61は、付勢部62の付勢力に抗して、X方向負側に前記外力を受けて、その方向に移動した状態となる。これにより、第1当接部4と第2当接部5とが開状態となる、すなわち、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間が第1離間距離LX1となる。これにより、ICデバイス90は、第1当接点41と第2当接点51との間を余裕を持って通過することができ、よって、載置面142に載置されることとなる。
また、デバイス供給部14Aが第1位置から第2位置に向かって移動し始めると、その移動に伴って、徐々に受圧部材61に対する前記外力が解除されていく。そして、遂には、受圧部材61に対する前記外力が解除される。このとき、図8に示すように、受圧部材61は、第1当接部4ごと、付勢部62の付勢力によってX方向負側に移動しつつ、第2当接部5に接近する。これにより、第1当接部4と第2当接部5とは、閉状態となる、すなわち、第1当接部4と第2当接部5との間が第2離間距離LX2となる。これにより、載置面142上のICデバイス90が位置決めされ、そのままの状態で、第2位置まで搬送される。この第2位置では、ICデバイス90は、デバイス搬送ヘッド17Aによって検査部16に搬送され、その後、検査部16で検査が行われる。
<第3実施形態>
以下、図9および図10を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、位置決めユニットの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9、図10に示すように、本実施形態における位置決めユニット3Cでは、第1当接部4は、小片または枠体(本実施形態では枠体)で構成されている。第2当接部5は、小片または枠体(本実施形態では小片)で構成されている。
枠体で構成された第1当接部4は、その内側に開口して(貫通して)形成された開口部43を有している。開口部43は、8つ形成されており、本実施形態では、X方向に4つずつ配置され、Y方向に2つずつ配置されている。なお、開口部43の形成数や形成態様としては、図9、図10に示すものに限定されない。また、各開口部43の平面視での形状は、正方形となっているが、これに限定されない。そして、各開口部43のX方向負側に位置する縁部が第1当接点41Xとなり、Y方向正側に位置する縁部が第1当接点41Yとなる。また、第1当接部4は、デバイス供給部14A上を移動することができる。この移動は、第1当接部4に形成されたカム溝45と、デバイス供給部14Aに突出し、カム溝45に挿入されるカムフォロア148とにより、円滑に行なわれる。
一方、小片で構成された第2当接部5は、各開口部43の内側に1つずつ配置され、デバイス供給部14Aに固定されている。そして、各第2当接部5は、該第2当接部5が配置されている開口部43の第1当接点41Xに対向する部分が第2当接点51Xとなり、第1当接点41Yに対向する部分が第2当接点51Yとなる。なお、第2当接部5は、本実施形態では小片で構成されているが、これに限定されず、枠体で構成されていてもよい。
機構部6は、回動支持部67を介してデバイス供給部14Aに回動可能に支持されたカム部材68と、検査領域A3に配置、固定されたカムフォロア69と、カム部材68を付勢する付勢部62とを有している。なお、カムフォロア69は、Z軸回りに回転能なものであるのが好ましい。
カム部材68は、第1当接部4に突出したカムフォロア44が挿入されるカム溝681を有している。また、カム部材68は、デバイス供給部14Aが第2位置に移動してくるときにカムフォロア69が摺動するカム面682も有している。
付勢部62は、回動支持部67を中心として、カム部材68を図中の時計回りに付勢することができる。
デバイス供給部14Aが第1位置に位置しているときには、図9に示すように、カム部材68が、カムフォロア44を介して、第1当接部4を図中の上側に向かって引張った状態となっている。これにより、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間が第1離間距離LX1となる。これにより、ICデバイス90は、第1当接点41と第2当接点51との間を余裕を持って通過することができ、よって、載置面142に載置されることとなる。
また、デバイス供給部14Aは、第2位置に移動してきたときには、図10に示すように、カムフォロア69がカム部材68のカム面682を摺動していき、それに伴って、カム部材68は、付勢部62の付勢力に抗して、図中の反時計回りに回転する。これにより、カムフォロア148がカム溝45を摺動することとなり、よって、第1当接部4が移動することができる。これにより、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間が第2離間距離LX2となり、載置面142上のICデバイス90が位置決めされる。そして、ICデバイス90は、デバイス搬送ヘッド17Aによって検査部16に搬送され、その後、検査部16で検査が行われる。
なお、第1当接部4とカム部材68とは、それぞれ、別体で構成されているが、これに限定されず、例えば、第1当接部4とカム部材68とが一体で構成されている、すなわち、第1当接部4がカム面682を有するものであってもよい。
また、カム部材68は、カムフォロア69によって回動するものであるが、これに限定されず、例えば、カム部材68がワイヤやバネ等のような線材に連結されて、線材に張力を付与することにより回動するよう構成されていてもよい。例えば線材がバネの場合、バネは、カム部材68と反対側の端部がデバイス供給領域A2の柱に連結されている。そして、デバイス供給部14Aが第1位置から第2位置に向かって移動すると、その移動距離に、バネ定数を乗じた力が張力としてバネに掛かる。これにより、カム部材68が回動することができ、よって、第1当接部4が移動して、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間が第2離間距離LX2となる。
<第4実施形態>
以下、図11〜図14を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、検査領域内のデバイス搬送ヘッドの構成と、位置決めユニットの構成とが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
本発明の電子部品搬送装置10は、電子部品であるICデバイス90を把持する把持部171を有するデバイス搬送ヘッド17(デバイス搬送ヘッド17A)を備え、ICデバイス90(電子部品)を搬送する搬送部25と、ICデバイス90(電子部品)が載置される載置面142を有し、ICデバイス90(電子部品)を搬送する載置部29としてのICデバイス90(電子部品)デバイス供給部14(デバイス供給部14A)と、デバイス供給部14(載置部29)を移動させる駆動部26と、載置面142に載置されたICデバイス90(電子部品)に当接可能な第1当接点41を有する第1当接部4と、載置面142に載置されたICデバイス90(電子部品)に第1当接点41と異なる位置で当接可能であり、第1当接点41から離間した第2当接点51を有する第2当接部5と、を備えている。なお、デバイス供給部14(載置部29)は、デバイス供給領域A2内の第1位置と、第1位置と異なる検査領域A3内の第2位置とに移動可能に支持され、第1位置と第2位置との間をICデバイス90(電子部品)を搬送することができる。そして、把持部171が載置面142に接近した状態での、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第1離間距離(第1離間距離LX1、第1離間距離LY1)は、把持部171が載置面142から離間した状態での、第1当接点41と第2当接点51との間の離間距離である第2離間距離(第2離間距離LX2、第2離間距離LY2)よりも長い。
このような本発明によれば、第1位置では、第1当接点41と第2当接点51との間が最大の離間距離(第1離間距離LX1)となっている。これにより、第1位置でのデバイス供給部14の位置調整の精度がそれほど高くはなかった場合でも、第1当接点41と第2当接点51との間をICデバイス90が余裕を持って通過することができ、よって、載置面142に案内される。その結果、ICデバイス90が載置面142に載置される。また、第1位置でのデバイス供給部14の位置調整の精度を高精度に維持するのが省略され、よって、デバイス供給部14の位置調整作業にそれほど時間を掛けずとも、電子部品搬送装置10は、ICデバイス90の搬送に十分に耐え得るものとなっている。このように、本発明でも、デバイス供給部14の載置面142と、この載置面142に載置されるICデバイス90との位置決め調整を簡単に行なうことができる。
図11に示すように、デバイス搬送ヘッド17Aは、吸着によりICデバイス90を把持する把持部171を有している。把持部171は、円筒状をなし、その外周部172の外径が下方に向かって漸減したテーパー状をなす部分となっている。
図12に示すように、位置決めユニット3Dでは、第1当接部4は、2つの小片46で構成されている。2つの小片46のうちの一方の小片46は、第2当接部5の第2当接点51Xと対向した第1当接点41Xを有している。また、他方の小片46は、第2当接部5の第2当接点51Yと対向した第1当接点41Yを有している。
図13、図14に示すように、各小片46は、板バネ47を介して、デバイス供給部14A上に片持支持されている。これにより、前記一方の小片46は、第2当接点51Xに接近する方向に付勢され、前記他方の小片46は、第2当接点51Yに接近する方向に付勢される。なお、各小片46を付勢するものとしては、板バネ47に限定されず、例えば、コイルバネであってもよい。
デバイス供給部14Aが第1位置にあるときには、デバイス搬送ヘッド17Aにより、ICデバイス90がデバイス供給部14Aの載置面142(凹部141)に載置される。その際、図13に示すように、把持部171が載置面142に接近した状態となる。これにより、各小片46は、板バネ47の付勢力に抗して、把持部171の外周部172に一括して押圧される。この押圧により、各小片46は、第2当接部5から離間する方向に傾倒して、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間が第1離間距離LX1となり、第1当接点41Yと第2当接点51Yとの間が第1離間距離LY1となる。この状態では、ICデバイス90は、第1当接点41と第2当接点51との間を余裕を持って通過することができ、よって、載置面142に載置されることとなる。なお、第1離間距離LX1は、第2離間距離LX2よりも長く、第1離間距離LY1は、第2離間距離LY2よりも長い。
そして、このICデバイス90の載置後、図14に示すように、デバイス搬送ヘッド17Aが上昇して、把持部171が載置面142から離間する。これにより、各小片46は、把持部171の外周部172からの押圧力が解除されるとともに、板バネ47の付勢力によって第2当接部5に接近する方向に起立する(戻る)。これにより、第1当接点41Xと第2当接点51Xとの間が第2離間距離LX2となり、第1当接点41Yと第2当接点51Yとの間が第2離間距離LY2となる。このとき、ICデバイス90は、載置面142上で位置決めされる。
その後、デバイス供給部14Aは、第2位置に移動することができる。第2位置では、ICデバイス90は、デバイス搬送ヘッド17Aによって検査部16に搬送され、その後、検査部16で検査が行われる。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、電子部品搬送装置および電子部品検査装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明は、駆動部が載置部を(直接的に)移動させるものでもよく、機構部を間接的に駆動するものでもよく、機構部を駆動するための駆動部を別途設けるのを省略した構成したものであれば、どのような構成のものも含む。
また、第1当接部と第2当接部とは、第1実施形態や第2実施形態では、第1位置で外力が付与されるときに開状態となり、第2位置で外力が解除されているときに閉状態となるよう構成されているが、これに限定されない。例えば、第1当接部と第2当接部とは、第1位置で外力が付与されていないときに開状態となり、第2位置で外力が付与されているときに閉状態となるよう構成されていてもよい。
1…電子部品検査装置、10…電子部品搬送装置、11A…トレイ搬送機構、11B…トレイ搬送機構、12…温度調整部、13…デバイス搬送ヘッド、14…デバイス供給部、14A…デバイス供給部、14B…デバイス供給部、141…凹部、142…載置面、143…凹部形成部材、144…回動支持部、145…Cリング、146…ガイドピン、147…部材、148…カムフォロア、15…トレイ搬送機構、16…検査部、17…デバイス搬送ヘッド、17A…デバイス搬送ヘッド、17B…デバイス搬送ヘッド、171…把持部、172…外周部、18…デバイス回収部、18A…デバイス回収部、18B…デバイス回収部、19…回収用トレイ、20…デバイス搬送ヘッド、21…トレイ搬送機構、22A…トレイ搬送機構、22B…トレイ搬送機構、231…第1隔壁、232…第2隔壁、233…第3隔壁、234…第4隔壁、235…第5隔壁、241…フロントカバー、242…サイドカバー、243…サイドカバー、244…リアカバー、245…トップカバー、25…搬送部、26…駆動部、27…力伝達ユニット、271…基部、272…蓋部、273…プッシャー、274…付勢部、275…溝、276…フランジ部、28…外力付与部、281…突出部、282…支持部、283…脚部、284…ブリッジ部、29…載置部、3A…位置決めユニット、3B…位置決めユニット、3C…位置決めユニット、3D…位置決めユニット、31…間隙、4…第1当接部、41…第1当接点、41X…第1当接点、41Y…第1当接点、42…カム溝、43…開口部、44…カムフォロア、45…カム溝、46…第1小片、47…板バネ、5…第2当接部、51…第2当接点、51X…第2当接点、51Y…第2当接点、52…溝、6…機構部、60…駆動部、、601…アクチュエーター、61…受圧部材、611…受圧部、612…カム、62…付勢部、63…規制部、64…第2リンク、641…一端部、642…他端部、65…回動支持部、66…回動連結部、67…回動支持部、68…カム部材、681…カム溝、682…カム面、69…カムフォロア、7…位置決めユニット、71…位置決めブロック、72…位置決めピン、90…ICデバイス、200…トレイ、300…モニター、301…表示画面、400…シグナルランプ、500…スピーカー、600…マウス台、700…操作パネル、800…制御部、901…ボルト、902…ボルト、903…ボルト、A1…トレイ供給領域、A2…デバイス供給領域、A3…検査領域、A4…デバイス回収領域、A5…トレイ除去領域、LX1…第1離間距離、LX2…第1離間距離、LY1…第2離間距離、LY2…第2離間距離、α11A…矢印、α11B…矢印、α13X…矢印、α13Y…矢印、α14…矢印、α15…矢印、α17Y…矢印、α18…矢印、α20X…矢印、α20Y…矢印、α21…矢印、α22A…矢印、α22B…矢印、α90…矢印

Claims (9)

  1. 電子部品を搬送する搬送部と、
    前記電子部品が載置される載置面を有し、前記電子部品が載置面に載置される第1位置と、前記第1位置と異なる第2位置とに移動可能に支持され、前記第1位置と前記第2位置との間を前記電子部品を搬送する載置部と、
    前記載置部を移動させる駆動部と、
    前記載置面に載置された前記電子部品に当接可能な第1当接点を有する第1当接部と、
    前記載置面に載置された前記電子部品に前記第1当接点と異なる位置で当接可能であり、前記第1当接点から離間した第2当接点を有する第2当接部と、
    前記第1当接部と前記第2当接部とを相対的に移動させる駆動機構部と、を備え、
    前記第1位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第1離間距離は、前記第2位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第2離間距離よりも長いことを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 前記駆動機構部は、機構部であり、
    前記機構部は、前記載置部の移動に連動して、前記機構部を作動させる外力が付与され、前記載置部の移動に連動して、前記第1当接部と前記第2当接部とを相対的に移動させるよう構成されている請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  3. 前記載置部が前記第1位置にあるときに、前記機構部を作動させる前記外力を付与する外力付与部を備え、
    前記機構部は、前記載置部に配置され、前記外力付与部から前記外力を受ける受圧部を有する請求項2に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記外力付与部は、突出した突出部を有し、
    前記受圧部は、前記突出部から前記外力を受けることが可能となっている請求項3に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記受圧部が前記突出部から前記外力を受けることにより、前記第1離間距離が前記第2離間距離よりも長くなり、
    前記機構部は、前記第1当接点と前記第2当接点とが接近する方向に、前記第1当接部または前記第2当接部を付勢する付勢部を有する請求項4に記載の電子部品搬送装置。
  6. 前記機構部は、前記第1当接点と前記第2当接点との接近限界を規制する規制部を有する請求項5に記載の電子部品搬送装置。
  7. 前記第1当接部は、小片または枠体で構成され、
    前記第2当接部は、小片または枠体で構成されている請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  8. 前記電子部品を把持する把持部を有し、前記電子部品を搬送する搬送部と、
    前記電子部品が載置される載置面を有し、第1位置と、前記第1位置と異なる第2位置とに移動可能に支持され、前記第1位置と前記第2位置との間を前記電子部品を搬送する載置部と、
    前記載置部を移動させる駆動部と、
    前記載置面に載置された前記電子部品に当接可能な第1当接点を有する第1当接部と、
    前記載置面に載置された前記電子部品に前記第1当接点と異なる位置で当接可能であり、前記第1当接点から離間した第2当接点を有する第2当接部と、を備え、
    前記把持部が前記載置面に接近した状態での、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第1離間距離は、前記把持部が前記載置面から離間した状態での、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第2離間距離よりも長いことを特徴とする電子部品搬送装置。
  9. 電子部品を搬送する搬送部と、
    前記電子部品が載置される載置面を有し、前記電子部品が載置面に載置される第1位置と、前記第1位置と異なる第2位置とに移動可能に支持され、前記第1位置と前記第2位置との間を前記電子部品を搬送する載置部と、
    前記載置部を移動させる駆動部と、
    前記載置面に載置された前記電子部品に当接可能な第1当接点を有する第1当接部と、
    前記載置面に載置された前記電子部品に前記第1当接点と異なる位置で当接可能であり、前記第1当接点から離間した第2当接点を有する第2当接部と、
    前記第1当接部と前記第2当接部とを相対的に移動させる駆動機構部と、
    前記電子部品を検査可能な検査部と、を備え、
    前記第1位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第1離間距離は、前記第2位置における、前記第1当接点と前記第2当接点との間の離間距離である第2離間距離よりも長いことを特徴とする電子部品検査装置。
JP2017254769A 2017-12-28 2017-12-28 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Pending JP2019120564A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254769A JP2019120564A (ja) 2017-12-28 2017-12-28 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
TW107146950A TWI698386B (zh) 2017-12-28 2018-12-25 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
CN201811612569.8A CN110007212A (zh) 2017-12-28 2018-12-27 电子部件输送装置及电子部件检查装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254769A JP2019120564A (ja) 2017-12-28 2017-12-28 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019120564A true JP2019120564A (ja) 2019-07-22

Family

ID=67165302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017254769A Pending JP2019120564A (ja) 2017-12-28 2017-12-28 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2019120564A (ja)
CN (1) CN110007212A (ja)
TW (1) TWI698386B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114269511A (zh) * 2019-07-31 2022-04-01 德克尔马霍普夫龙滕有限公司 在机床控制单元和电子部件之间传输能量和信号的传输装置和方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI718851B (zh) * 2020-01-20 2021-02-11 鴻勁精密股份有限公司 承載裝置及其應用之作業設備
TWI728716B (zh) * 2020-02-21 2021-05-21 鴻勁精密股份有限公司 具校正單元之作業裝置及其應用之作業設備
TWI741829B (zh) * 2020-10-13 2021-10-01 承洺股份有限公司 觸控面板自動化功能測試機構

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206183A (ja) * 1999-01-14 2000-07-28 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の電気的特性測定方法および測定装置
JP2011039057A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Multitest Elektronische Systeme Gmbh 整列固定具の当接部に対して二つの角度をもった力成分をはたらかせる弾性ユニット
JP2012218858A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Sharp Corp 搬送用パレットおよびそれを備える搬送装置
JP2017125860A (ja) * 2017-03-17 2017-07-20 株式会社 Synax 電子部品の搬送装置
JP2017167019A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置、および電子部品検査装置
US20170301575A1 (en) * 2014-10-10 2017-10-19 Rasco Gmbh Chip tray

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7470140B1 (en) * 2007-06-18 2008-12-30 David Eldridge Integrated chip clamp adjustment assembly and method
KR100610778B1 (ko) * 2004-12-03 2006-08-09 미래산업 주식회사 반도체 소자 테스트 핸들러용 캐리어 모듈
JP2008101959A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Hioki Ee Corp 基板治具ボードおよびこれを組み込んだ基板検査用治具ユニット
WO2009069189A1 (ja) * 2007-11-26 2009-06-04 Advantest Corporation インサート、トレイ及び電子部品試験装置
MY152834A (en) * 2009-08-18 2014-11-28 Multitest Elektronische Syst An elastic unit for clamping an electronic component and extending below an electronic component receiving volume of an align fixture
MY152429A (en) * 2009-08-18 2014-09-30 Multitest Elektronische Syst Carrier for aligning electronic components with slidably arranged plates
CN106290990A (zh) * 2015-06-10 2017-01-04 鸿劲科技股份有限公司 可同时多颗电子元件定位的定位装置及其应用的作业设备
CN106483399A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 精工爱普生株式会社 电子部件输送装置以及电子部件检查装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206183A (ja) * 1999-01-14 2000-07-28 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の電気的特性測定方法および測定装置
JP2011039057A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Multitest Elektronische Systeme Gmbh 整列固定具の当接部に対して二つの角度をもった力成分をはたらかせる弾性ユニット
JP2012218858A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Sharp Corp 搬送用パレットおよびそれを備える搬送装置
US20170301575A1 (en) * 2014-10-10 2017-10-19 Rasco Gmbh Chip tray
JP2017167019A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置、および電子部品検査装置
JP2017125860A (ja) * 2017-03-17 2017-07-20 株式会社 Synax 電子部品の搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114269511A (zh) * 2019-07-31 2022-04-01 德克尔马霍普夫龙滕有限公司 在机床控制单元和电子部件之间传输能量和信号的传输装置和方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201930169A (zh) 2019-08-01
TWI698386B (zh) 2020-07-11
CN110007212A (zh) 2019-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019120564A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
US20140111235A1 (en) Electronic component handling apparatus, electronic component testing apparatus, and electronic component testing method
WO2015083211A1 (ja) 電子部品搬送装置
TW202043126A (zh) 電子零件搬送裝置、及電子零件檢查裝置
JPH08248095A (ja) 検査装置
CN110211889A (zh) 检查系统
JP2018105730A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
TW201634939A (zh) 電子零件搬送裝置、電子零件檢查裝置、電子零件搬送裝置之定位裝置及電子零件搬送裝置之定位方法
JP2019164099A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
KR20020053000A (ko) 오토핸들러 및 측정방법
KR101187306B1 (ko) 반송장치 및 전자부품 핸들링 장치
TW201827838A (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
KR100528706B1 (ko) 반도체 소자 테스트 핸들러의 트레이 이송장치
KR100528707B1 (ko) 반도체 소자 테스트 핸들러의 트레이 정렬장치
KR101342699B1 (ko) 엘이디 패키지 테스트 핸들러
TWI711112B (zh) 電子零件搬送裝置、電子零件搬送用單元及電子零件檢查裝置
KR20200063655A (ko) 도어 이송 장치
JP2019045232A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
WO2024122080A1 (ja) ワーク位置決め機構及びワーク検査装置
JP2019190972A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP2018169187A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP2017067594A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP7393594B1 (ja) ワーク搬送装置及びワーク検査装置
JP2017032373A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
KR20110024963A (ko) 소자검사장치 및 검사방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201113

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220405