JP2019119181A - 延伸フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記光学フィルムを面内で収縮させる収縮工程と、
前記光学フィルムに電子線またはγ線を照射する照射工程とをさらに有し、
前記収縮工程および前記照射工程を、前記少なくとも1回のうちの最終回の前記延伸工程よりも前に行うことを特徴とする延伸フィルムの製造方法。
図1は、本実施形態の延伸フィルムの製造方法による処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態の延伸フィルムの製造方法は、収縮工程(S1)と、照射工程(S2)と、少なくとも1回の延伸工程(S3)とを含む。
本実施形態の製造方法によって得られる延伸フィルムの面内位相差Roは、10nm〜300nmであることが好ましく、30nm〜180nmであることがより好ましい。また、延伸フィルムの厚み方向の位相差Rtは、10nm〜300nmであることが好ましく、50nm〜200nmであることがより好ましい。さらに、延伸フィルムの膜厚は、10μm〜70μmであることが好ましく、30〜50μmであることがより好ましい。
次に、上記した延伸フィルムの元となる光学フィルムの製造方法について説明する。光学フィルムの製造方法は特に限定されず、例えば以下に示す溶液流延製膜法または溶融流延製膜法を用いて光学フィルムを製造することができる。
図2は、溶液流延製膜法によって光学フィルムを製造する装置の概略の構成を模式的に示している。また、図3は、光学フィルムの製造工程の流れを示すフローチャートである。溶液流延製膜法による光学フィルムの製造方法は、攪拌調製工程(S11)、流延工程(S12)、剥離工程(S13)、収縮工程(S14)、第1乾燥工程(S15)、照射工程(S16)、延伸工程(S17)、第2乾燥工程(S18)、切断工程(S19)、エンボス加工工程(S20)、および巻取工程(S21)を含む。なお、上記製造方法は、第1乾燥工程(S15)および第2乾燥工程(S18)の両方を含む必要はなく、少なくともいずれか一方の工程を含んでいればよい。
S11の攪拌調製工程では、攪拌装置1の攪拌槽1aにて、少なくとも樹脂および溶媒を攪拌し、支持体3(エンドレスベルト)上に流延するドープを調製する。上記樹脂としては、シクロオレフィン系樹脂(COP)、セルロースエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などを想定することができる。溶媒としては、良溶媒および貧溶媒の混合溶媒を用いる。
S12の流延工程では、攪拌調製工程で調製されたドープを、加圧型定量ギヤポンプ等を通して、導管によって流延ダイ2に送液し、無限に移送する回転駆動ステンレス鋼製エンドレスベルトよりなる支持体3上の流延位置に流延ダイ2からドープを流延する。そして、流延したドープを支持体3上で乾燥させて、流延膜5(ウェブ)を形成する。流延ダイ2の傾き、すなわち、流延ダイ2から支持体3へのドープの吐出方向は、支持体3の面(ドープが流延される面)の法線に対する角度で0°〜90°の範囲内となるように適宜設定されればよい。
S12の流延工程にて、支持体3上で流延膜5が剥離可能な膜強度となるまで乾燥固化あるいは冷却凝固させた後、S13の剥離工程では、流延膜5を、自己支持性を持たせたまま剥離ロール4によって剥離する。
(ウェブの加熱処理後質量)×100
ここで、残留溶媒量を測定する際の加熱処理とは、115℃で1時間の加熱処理を行うことを表す。
S14の収縮工程では、流延膜5(光学フィルムF)を幅手方向に収縮させる。流延膜5を収縮させる方法としては、例えば、(1)流延膜5を幅手保持しない状態で高温処理して、流延膜5の密度を高める、(2)流延膜5に対して搬送方向(MD方向)に張力をかけて、流延膜5を幅手方向(TD方向)に収縮させる、(3)急峻に流延膜5の残留溶媒量を減少させる、等の方法がある。
S15の第1乾燥工程では、支持体3から剥離された流延膜5(光学フィルムF)が、乾燥装置6にて乾燥される。乾燥装置6内では、側面から見て千鳥状に配置された複数の搬送ロールによって流延膜5が搬送され、その間に流延膜5が乾燥される。乾燥装置6での乾燥方法は、特に制限はなく、一般的に熱風、赤外線、加熱ロール、マイクロ波等を用いて流延膜5を乾燥させる。簡便さの点から、熱風で流延膜5を乾燥させる方法が好ましい。なお、第1乾燥工程は、必要に応じて行われればよい。
S16の照射工程では、照射装置7によって、光学フィルムFに対して電子線またはγ線が照射される。この照射工程により、光学フィルムFの厚み方向におけるマトリックス分子間の架橋が高められる。なお、照射装置7は、テンター8よりも搬送方向上流側であればどの位置に設けられてもよく、例えば剥離ロール4と乾燥装置6との間に設けられてもよい。
S17の延伸工程では、S16にて電子線またはγ線が照射された光学フィルムFを、テンター8によって延伸する。このときの延伸方向としては、MD方向、TD方向、これらの両方向、のいずれかである。延伸工程では、光学フィルムFの両側縁部をクリップ等で固定して延伸するテンター方式が、フィルムの平面性や寸法安定性を向上させるために好ましい。なお、テンター8内では、延伸に加えて乾燥を行ってもよい。
S18の第2乾燥工程では、テンター8にて延伸された光学フィルムFが、乾燥装置9にて乾燥される。乾燥装置9内では、側面から見て千鳥状に配置された複数の搬送ロールによって光学フィルムFが搬送され、その間に光学フィルムFが乾燥される。乾燥装置9での乾燥方法は、特に制限はなく、一般的に熱風、赤外線、加熱ロール、マイクロ波等を用いて光学フィルムFを乾燥させる。簡便さの点から、熱風で光学フィルムFを乾燥させる方法が好ましい。光学フィルムFは、乾燥装置9にて乾燥された後、巻取装置12に向かって搬送される。
S19の切断工程では、スリッターからなる切断部10が、製膜された光学フィルムFの幅手方向の両端部を切断する。光学フィルムFにおいて、両端部の切断後に残った部分は、フィルム製品となる製品部を構成する。一方、光学フィルムFから切断された部分は、シュータにて回収され、再び原材料の一部としてフィルムの製膜に再利用される。
最後に、S21の巻取工程にて、エンボス加工が終了した光学フィルムFを、巻取装置12によって巻き取り、フィルムロールを得る。すなわち、巻取工程では、光学フィルムFを搬送しながら巻芯に巻き取ることにより、フィルムロールが製造される。光学フィルムFの巻き取り方法は、一般に使用されているワインダーを用いればよく、定トルク法、定テンション法、テーパーテンション法、内部応力一定のプログラムテンションコントロール法等の張力をコントロールする方法があり、それらを使い分ければよい。
溶融流延製膜法は、樹脂および可塑剤などの添加剤を含む樹脂組成物を、流動性を示す温度まで加熱溶融し、その後、流動性を有する溶融物を流延して光学フィルムを製膜する方法である。溶融流延製膜法によって製膜された光学フィルムに対して、図1で示した収縮工程(S1)、照射工程(S2)、および延伸工程(S3)を行うことにより、延伸フィルムを得ることができる。
本実施形態の光学フィルムまたは延伸フィルムに含まれるポリマー樹脂(マトリックス樹脂)は、特に限定されないが、延伸後のフィルムを光学用途に使用する場合には、所望の波長に対して透明な性質を有する樹脂を用いることが好ましい。このような樹脂としては、シクロオレフィン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテルスルフォン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などが挙げられる。
シクロオレフィン系樹脂としては、次のような構造を有する(共)重合体が挙げられる。
好ましいセルロースエステル系樹脂としては、下記式(1)および(2)を満たすセルロースアシレートが挙げられる。
式(1) 2.0≦Z1<3.0
式(2) 0≦X<3.0
(式(1)および(2)において、Z1はセルロースアシレートの総アシル基置換度を表し、Xはセルロースアシレートのプロピオニル基置換度およびブチリル基置換度の総和を表す。)
カラム: Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3本接続して使用した)
カラム温度:25℃
試料濃度: 0.1質量%
検出器: RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ: L6000(日立製作所(株)製)
流量: 1.0ml/min
校正曲線: 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=500〜2800000の範囲内の13サンプルによる校正曲線を使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いることが好ましい。
ポリカーボネート系樹脂としては、特に限定なく種々のものを使用でき、化学的性質および物性の点から芳香族ポリカーボネート樹脂が好ましく、特にビスフェノールA系ポリカーボネート樹脂が好ましい。その中でも、ビスフェノールAにベンゼン環、シクロヘキサン環、および脂肪族炭化水素基等を導入したビスフェノールA誘導体を用いたものがより好ましい。さらに、ビスフェノールAの中央の炭素に対して、非対称に上記官能基が導入された誘導体を用いて得られた、単位分子内の異方性を減少させた構造のポリカーボネート系樹脂が特に好ましい。このようなポリカーボネート系樹脂としては、例えば、ビスフェノールAの中央の炭素の2個のメチル基をベンゼン環に置き換えたもの、ビスフェノールAのそれぞれのベンゼン環の一の水素をメチル基やフェニル基などで中央炭素に対し非対称に置換したものを用いて得られるポリカーボネート樹脂が特に好ましい。
23℃水中、24時間の条件で測定した値)が0.3%以下のものであることが好ましい。また、Tgが120℃以上であって、吸水率が0.2%以下のものがより好ましい。
本実施形態の光学フィルムまたは延伸フィルムは、用途に応じて添加剤を適宜含んでいてもよい。添加剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、ポリエステル系添加剤、微粒子等が特に好ましく使用される。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、特に制限されないが、例えば、2−(2′−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2′−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール](分子量659;市販品の例としては株式会社ADEKAのLA31)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール(分子量447.6;市販品の例としてはBASFジャパン株式会社のチヌビン234、928)などが挙げられる。
ポリエステル系添加剤は、ジオールとジカルボン酸とを脱水縮合反応させた後、得られる反応生成物の分子末端の(ジオール由来の)ヒドロキシ基を、環構造を有するヒドロキシ基含有モノカルボン酸のカルボキシ基と脱水縮合反応させて得られる化合物である。
一般式(1):B−(G−A)n−G−B
式中、Bは、環構造を有するヒドロキシ基含有モノカルボン酸から誘導される基である。環構造とは、脂肪族炭化水素環、脂肪族ヘテロ環、芳香族炭化水素環または芳香族ヘテロ環を有する構造をいい、好ましくは脂肪族炭化水素環または芳香族炭化水素環を有する構造をいう。環構造を有するヒドロキシ基含有モノカルボン酸は、炭素原子数5〜20の脂環式モノカルボン酸、炭素原子数7〜20の芳香族モノカルボン酸およびそれらの混合物でありうる。
カラム:「TSK gel SuperHZM−M」×2本および「TSK gel SuperHZ−2000」×2本
ガードカラム:「TSK SuperH−H」
展開溶媒:テトラヒドロフラン
流速:0.35mL/分
ポリエステル系添加剤の数平均分子量は、縮合または重縮合の反応時間によって調整することができる。
本実施形態の光学フィルムまたは延伸フィルムは、表面に滑り性等を付与するために、微粒子(マット剤)をさらに含みうる。微粒子は、無機化合物で構成されてもよいし、樹脂で構成されてもよい。
本実施形態の光学フィルムまたは延伸フィルムは、有機エステルとして、糖エステルを含むことが好ましい。糖エステルは、耐水系の可塑剤として機能するため、光学フィルム等において、含水によるリタデーションRthの変動を抑える点で有効である。
(HO)m−G−(O−C(=O)−R2)n
上記一般式(A)において、Gは、単糖類又は二糖類の残基を表し、R2は、脂肪族基又は芳香族基を表し、mは、単糖類又は二糖類の残基に直接結合しているヒドロキシ基の数の合計であり、nは、単糖類又は二糖類の残基に直接結合している−(O−C(=O)−R2)基の数の合計であり、3≦m+n≦8であり、n≠0である。
本実施形態の光学フィルムまたは延伸フィルムは、リタデーション上昇剤を含むことが好ましい。リタデーション上昇剤とは、測定波長590nmにおけるフィルムのリタデーション(特に厚み方向のリタデーションRth)を、リタデーション上昇剤が未添加のものに比べて増大させる機能を有する化合物をいう。
次に、図1で示した延伸工程(S3)で用いられる延伸装置の一例である斜め延伸装置について説明する。
次に、上述した延伸部25の詳細について説明する。図5は、延伸部25のレールパターンの一例を模式的に示す平面図である。但し、これは一例であって、延伸部25の構成はこれに限定されるものではない。
本実施形態の延伸フィルムは、例えば液晶表示装置の偏光板に適用可能である。以下、偏光板も含めて液晶表示装置の構成について説明する。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるわけではない。
特許文献1の実施例1と同様の方法で延伸フィルムF−1を作製した。より具体的には、以下の通りである。
金属製の耐圧反応器を充分に乾燥した後、窒素置換した。この金属製耐圧反応器に、シクロヘキサン154.5部、ジシクロペンタジエン(エンド体含有率99%以上)の濃度70%シクロヘキサン溶液42.8部(ジシクロペンタジエンの量として30部)、および1−ヘキセン1.9部を加え、53℃に加温した。
以上で得たジシクロペンタジエンの開環重合体の水素添加物100部に、酸化防止剤(テトラキス〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン;BASFジャパン社製「イルガノックス(登録商標)1010」)1.1部を混合して、フィルムの材料となる樹脂を得た。
以上で得た樹脂を、内径3mmのダイ穴を4つ備えた二軸押出機に投入した。そして、二軸押出機によって、樹脂を熱溶融押出成形によりストランド状の成形体に成形した。この成形体をストランドカッターにて細断して、樹脂のペレットを得た。二軸押出機の運転条件を以下に示す。
・バレル設定温度:270℃〜280℃
・ダイ設定温度:250℃
・スクリュー回転数:145rpm
・フィーダー回転数:50rpm
・バレル温度設定:280℃〜290℃
・ダイ温度:270℃
・スクリュー回転数:30rpm
最後に、電子線照射装置(アイ・エレクトロンビーム社製)を用い、以上で得た延伸フィルムに対して、電子線照射雰囲気酸素濃度300ppm以下、加速電圧150kVの条件で吸収線量1200kGyになるように電子線を照射した。これにより、延伸フィルムF−1を得た。
延伸フィルムF−1の製造において、原反フィルムを100mm×100mmのサイズに裁断した後、原反フィルム搬送方向の2辺の端部を小型二軸延伸機のクリップで把持して、延伸温度110℃、延伸倍率1.1倍で自由端一軸延伸を行って、幅手方向に5%収縮させた。
(微粒子添加液の調製)
微粒子(アエロジルR812:日本アエロジル社製、一次平均粒子径:7nm、見掛け比重50g/L)
4質量部
ジクロロメタン 48質量部
エタノール 48質量部
以上をディゾルバーで50分間撹拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行った。さらに、二次粒子の粒径が所定の大きさとなるようにアトライターにて分散を行った。これを日本精線(株)製のファインメットNFで濾過し、微粒子添加液を調製した。
下記組成のドープを調製した。まず、加圧溶解タンクにジクロロメタンとエタノールを添加した。ジクロロメタンとエタノールの混合溶液の入った加圧溶解タンクにシクロオレフィン系樹脂(ARTON G7810、JSR(株)製)を撹拌しながら投入した。さらに、溶媒投入開始後15分後に、上記で調製した微粒子添加液を投入して、これを80℃に加熱し、撹拌しながら、完全に溶解した。このとき、室温から5℃/minの昇温し、30分間で溶解した後、3℃/minで降温した。得られた溶液を安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244を使用して濾過し、ドープを調製した。
《ドープの組成》
シクロオレフィン系樹脂(ARTON G7810、JSR(株)製) 100質量部
ジクロロメタン 200質量部
エタノール 10質量部
微粒子添加液 1質量部
以下の2工程を変更した以外は、延伸フィルムF−3の作製と同様にして、厚さ40μm、幅2000mmの延伸フィルムF−4を作製した。
(1)流延膜(光学フィルム)をステンレスベルト上から剥離する際に、搬送方向に1.2倍延伸することで、光学フィルムを幅手方向に15%収縮させた。
(2)乾燥終了後、幅手方向に延伸する前に、電子線照射を行った。
幅手方向の延伸を、180℃の条件下で、延伸倍率3.0倍で行った以外は、延伸フィルムF−4の作製と同様にして、厚さ40μm、幅2500mmの延伸フィルムF−5を作製した。
電子線照射を、流延膜(光学フィルム)をステンレスベルト上から剥離する直前に行った以外は、延伸フィルムF−4の作製と同様にして、厚さ40μm、幅2000mmの延伸フィルムF−6を作製した。
流延膜(光学フィルム)をステンレスベルト上から剥離する際に、搬送方向に1.2倍延伸することによって幅手方向に15%収縮させるまでは、延伸フィルムF−4の作製と同様の工程を行った。その後は、以下のようにして、厚さ40μm、幅2000mmの延伸フィルムF−7を作製した。
95℃の条件下で、電子線照射と幅手延伸を行い、延伸開始時の残留溶媒量を15質量%とした以外は、延伸フィルムF−7の作製と同様にして、厚さ40μm、幅2000mmの延伸フィルムF−8を作製した。
ドープの組成を以下のように変更した以外は、延伸フィルムF−7の作製と同様にして、厚さ40μm、幅2000mmの延伸フィルムF−9を作製した。
《ドープの組成》
セルロースアシレート(アセチル基置換度1.5、プロピオニル基置換度0.9)
100質量部
ジクロロメタン 340質量部
エタノール 60質量部
糖エステル 10質量部
リタデーション上昇剤 2質量部
微粒子添加液 1質量部
まず、ドープの組成を以下のように変更した以外は、延伸フィルムF−3の作製と同様にして、ドープを調製した。
(主ドープ)
シクロオレフィン系樹脂(ARTON G7810、JSR(株)製) 100質量部
ジクロロメタン 200質量部
エタノール 10質量部
チヌビン928(BASFジャパン(株)製) 3質量部
微粒子添加液 1質量部
(ポリカーボネート系樹脂の作製)
3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン(以下SPGと略す)76.6部、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン(以下BCFと略す)51.4部、1,6−ヘキサンジオール(以下HDと略す)1.4部、ジフェニルカーボネート87.8部、および触媒として炭酸水素ナトリウム1.6×10−4部を窒素雰囲気下180℃に加熱し溶融させた。その後、30分かけて減圧度を13.4kPaに調整した。その後、60℃/hrの速度で260℃まで昇温を行い、10分間その温度で保持した後、1時間かけて減圧度を133Paまで減圧した。合計5時間撹拌下で反応を行い、反応終了後、触媒量の1.5倍モルのドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩を添加し、触媒を失活した後、反応槽の底より窒素加圧下吐出し、水槽で冷却しながら、ペレタイザーでカットしてペレットを得た。
次に、得られたペレット(ポリカーボネート系樹脂)を押出機に供給し、押出機内で溶融させ、ポリマーパイプおよびポリマーフィルターを経て、Tダイからキャスティングドラム上にフィルム状に押出した。押し出した樹脂を、キャスティングドラムで冷却して巻取り、厚み90μm、幅1500mmの原反フィルムを作製した。
上記で作製した原反フィルムを、図4等で示した斜め延伸装置21を用いて斜め延伸した。このとき、延伸ゾーンZ2では、原反フィルムを幅手方向に2.5倍延伸した上で屈曲時に25%収縮させた以外は、延伸フィルムF−10の作製と同様にして、厚さ50μm、幅1300mmの長尺状の延伸フィルム(斜め延伸フィルム)F−11を作製した。
≪微粒子分散液の調製≫
微粒子(アエロジルR972V 日本アエロジル(株)製) 11質量部
エタノール 89質量部
以上をディゾルバーで50分間攪拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行い、微粒子分散液を調製した。
以下の組成に基づいて、メチレンクロライドを入れた溶解タンクに充分攪拌しながら、上記微粒子分散液をゆっくりと添加した。さらに二次粒子の粒径が所定の大きさとなるようにアトライターにて分散を行った。これを日本精線(株)製のファインメットNFで濾過し、微粒子添加液を調製した。
メチレンクロライド 99質量部
微粒子分散液1 5質量部
下記組成のドープを調製した。まず、加圧溶解タンクにメチレンクロライドとエタノールを添加した。そして、溶剤の入った加圧溶解タンクにセルロースアセテートを攪拌しながら投入した。これを加熱し、攪拌しながら、完全に溶解し、これを安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244を使用して濾過し、主ドープ液を調製した。その後、下記の比率となるように、主ドープ液と各材料とを密閉容器に投入し、攪拌しながら溶解してドープを調製した。なお、糖エステル化合物およびエステル化合物は、以下の合成例により合成した化合物を用いた。
メチレンクロライド 340質量部
エタノール 64質量部
セルロースアセテートプロピオネート(アセチル基置換度1.50、プロピオニル基置
換度0.90、総置換度2.40) 100質量部
糖エステル化合物 5.0質量部
エステル化合物(ポリエステル系添加剤) 5.0質量部
紫外線吸収剤(チヌビン928(BASFジャパン(株)製)) 1.5質量部
微粒子添加液 1質量部
以下の工程により、糖エステル化合物を合成した。
1)LC部
装置:日本分光(株)製カラムオーブン(JASCO CO−965)、ディテクター(JASCO UV−970−240nm)、ポンプ(JASCO PU−980)、デガッサー(JASCO DG−980−50)
カラム:Inertsil ODS−3 粒子径5μm 4.6×250mm(ジーエルサイエンス(株)製)
カラム温度:40℃
流速:1ml/min
移動相:THF(1%酢酸):H2O(50:50)
注入量:3μl
2)MS部
装置:LCQ DECA(Thermo Quest(株)製)
イオン化法:エレクトロスプレーイオン化(ESI)法
Spray Voltage:5kV
Capillary温度:180℃
Vaporizer温度:450℃
以下の工程により、エステル化合物を合成した。
ベルト流延装置を用い、温度35℃、1800mm幅でステンレスベルト上に均一にドープを流延した。ステンレスベルト上で、残留溶媒量が100質量%になるまで溶媒を蒸発させ、ステンレスベルト上から流延膜(光学フィルム)を剥離した。剥離した光学フィルムを50℃で乾燥しながら搬送させ、両端をスリットし、その後、テンターで幅手方向に160℃の温度条件下、20%の倍率で延伸した。延伸を始めたときの残留溶媒量は、15質量%であった。
作製した原反フィルムを、延伸フィルムF−10の作製と同様の手法で延伸し、厚さ30μm、幅1300mmの長尺状の延伸フィルム(斜め延伸フィルム)F−12を作製した。
脂環式構造含有重合体の一種であるノルボルネン重合体を含む熱可塑性樹脂のペレット(日本ゼオン社製「ZEONOR1420」、ガラス転移点137℃)を、100℃で5時間乾燥した。そして、上記のペレットを押出機に供給し、押出機内で溶融させ、ポリマーパイプおよびポリマーフィルターを経て、Tダイからキャスティングドラム上にフィルム状に押出した。押し出された樹脂は、キャスティングドラムで冷却され、これによって厚み55μm、幅1500mmの長尺の未延伸フィルムを得た。こうして得た未延伸フィルムを、長手方向に、延伸温度145℃、延伸倍率1.5倍で延伸(縦延伸)して、厚み45μm、幅1000mmの長尺状の縦延伸フィルムを得た。なお、上記の縦延伸により、幅手方向に19%の収縮が確認されている。
以下に示すいずれかの接着方法(UV接着または水系接着)を用い、偏光子の一方の面側に、上記で作製した延伸フィルムを貼り合わせ、偏光子の他方の面側に保護フィルム(コニカミノルタタックKC6UA、厚さ58μm、コニカミノルタ(株)製)を貼り合わせて、偏光板P−1〜P−13を作製した。このとき、延伸フィルムの遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度が90°となるように、延伸フィルムと偏光子とを貼り合わせた。
《接着剤の調製》
下記の各成分を混合した後、脱泡して、紫外線硬化型接着剤を調製した。なお、トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェートは、50質量%プロピレンカーボネート溶液として使用し、下記の構成では、トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェートを固形分量として表示した。
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート 45質量部
エポリードGT−301(ダイセル化学社製の脂環式エポキシ樹脂) 40質量部
1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 15質量部
トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェート 2.3質量部
9,10−ジブトキシアントラセン 0.1質量部
1,4−ジエトキシナフタレン 2.0質量部
延伸フィルムの表面に、コロナ放電処理を施した。なお、コロナ放電処理の条件は、コロナ出力強度2.0kW、ライン速度18m/分とした。次いで、延伸フィルムのコロナ放電処理面に、上記で調製した紫外線硬化型接着剤を、硬化後の膜厚が約3μmとなるようにバーコーターで塗布して紫外線硬化型接着剤層を形成した。そして、得られた紫外線硬化型接着剤層に、上記作製した偏光子を貼合した。
下記工程を順に経ることにより、延伸フィルム、偏光子、保護フィルム(コニカミノルタタックKC6UA、厚さ58μm、コニカミノルタ(株)製)を貼り合わせて、偏光板を作製した。
(凝集破壊)
上記で作製した偏光板を、23℃で相対湿度55%の環境下で24時間放置した。その後、偏光子と延伸フィルムとの接着面を手で引き剥がし、延伸フィルムにおける凝集破壊の発生の有無および程度を目視観察して、以下の基準で評価した。なお、○以上であれば、実用上問題ないレベルと判断した。
《評価基準》
◎:剥がれない。
○:延伸フィルムを剥がした後、偏光子側の面を顕微鏡で確認しても、延伸フィルムの破片が確認されなかった。
×:延伸フィルムを剥がした後、偏光子側の面を顕微鏡で確認すると、延伸フィルムの破片が確認された。
上記で作製した偏光板の偏光子と延伸フィルムとの(界面)接着性を、剥離強度を測定することで評価した。すなわち、上記で作製した偏光板を、23℃で相対湿度55%の環境下で24時間放置した後、延伸方向と平行に25mm、その直交方向に15mmの大きさに切り出した。そして、延伸フィルムと偏光子との間にカッターナイフで切り込みを入れ、偏光板をガラス板に貼り合わせた。その後、テンシロンにより、90度方向(フィルム面に垂直な方向)に延伸フィルムと偏光子とを剥離速度300mm/minで剥離し、その剥離強度を測定した。剥離強度が大きいほど、偏光子と延伸フィルムとの接着性が良好と言え、○以上であれば良好であり、△は実用上問題ないレベルと判断した。なお、上記の接着性は、凝集破壊が改良されて良好になる場合と、凝集破壊の程度が同じでも、樹脂または延伸条件の違いによる接着剤(糊)の浸透性の変化によって良好になる場合とがある。ここでは、これらの双方を含めて接着性を評価した。
《評価基準》
◎:剥離強度が4.0N以上である。
○:剥離強度が3.0N以上4.0N未満である。
△:剥離強度が2.0N以上3.0N未満である。
×:剥離強度が2.0N未満である。
Claims (3)
- 光学フィルムを延伸する少なくとも1回の延伸工程を有する延伸フィルムの製造方法であって、
前記光学フィルムを面内で収縮させる収縮工程と、
前記光学フィルムに電子線またはγ線を照射する照射工程とをさらに有し、
前記収縮工程および前記照射工程を、前記少なくとも1回のうちの最終回の前記延伸工程よりも前に行うことを特徴とする延伸フィルムの製造方法。 - 前記収縮工程および前記照射工程を、最終回の前記延伸工程よりも前にこの順で行うことを特徴とする請求項1に記載の延伸フィルムの製造方法。
- 前記光学フィルムは、シクロオレフィン系樹脂を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の延伸フィルムの製造方法。
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