JP2019086695A - 画像形成装置および画像形成装置のコンピュータにより実行されるプログラム - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置のコンピュータにより実行されるプログラム Download PDF

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【課題】像担持体の状態によらず転写メモリを抑制できる技術を提供すること。【解決手段】画像形成装置の制御装置(410)は、像担持体の使用量を取得するための使用量取得部(510)と、像担持体の使用量に対応する現像効率の目標を特定するための目標特定部(530)と、現像効率を算出するための効率算出部(520)と、算出された現像効率と特定された目標との差分に基づいて比率を調整するための調整部(540)と、比率センサー(27)により測定された比率に基づいて現像バイアス電圧を制御するための安定化制御部(550)とを含む。【選択図】図5

Description

この開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、電子写真方式の画像形成装置において画質を改善する技術に関する。
近年の画像形成装置に対する高画質化の要求が高まっている。高画質化を実現するためには、解像度の向上、コントラストの向上、画像濃度の均一化などの技術が求められる。
画像濃度を均一にする技術として、例えば、特開2008−039864号公報(特許文献1)は、「現像装置の現像γ特性を求め、この現像γ特性に基づいて目標現像γ特性値を設定し、測定された現像γ値と目標現像γ値とを比較し、その差異に応じて、センサーで検出された現像装置内のトナー濃度が目標現像γ特性値のトナー濃度に一致するように補正を行って現像装置へのトナーの補給量を制御」する画像形成装置を開示している(「要約」参照)。
特開2008−039864号公報
電子写真方式の画像形成装置において、前回の印字に伴う像担持体の表面電位の不均一性が今回の印字に影響を与える「転写メモリ」が知られている。転写メモリは、画像濃度の均一化を阻害する現象である。この転写メモリの度合いは、像担持体の状態に応じて変わる。
しかしながら、特許文献1に開示される画像形成装置は、像担持体の状態を考慮してトナーの補給量を制御していないため、像担持体の状態によっては、転写メモリを十分に抑制できない場合がある。したがって、像担持体の状態によらず転写メモリを抑制できる画像形成装置が必要とされている。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、像担持体の状態によらず転写メモリを抑制できる技術を提供することである。
ある実施形態に従う画像形成装置は、潜像を担持搬送可能に構成される像担持体と、潜像にトナーを供給して像担持体上にトナー像を現像するための現像装置と、現像装置に現像バイアス電圧を印加するための電源と、トナー像の濃度を測定するための濃度センサーと、現像装置における、キャリアに対するトナーの比率を測定するための比率センサーと、現像装置における現像効率の目標と像担持体の使用量との対応関係を記憶するための記憶装置と、比率を調整するための制御装置とを備える。制御装置は、像担持体の使用量を取得するための使用量取得部と、対応関係から取得された使用量に対応する目標を特定するための目標特定部と、異なる現像バイアス電圧により現像された複数のトナー像に対する濃度センサーの測定結果に基づいて現像効率を算出するための効率算出部と、算出された現像効率と特定された目標との差分に基づいて比率を調整するための調整部と、比率センサーにより測定された比率に基づいて現像バイアス電圧を制御するための安定化制御部とを含む。
好ましくは、調整部は、算出された現像効率が特定された目標よりも大きい場合に比率を下げる。
好ましくは、調整部は、算出された現像効率が特定された目標よりも小さい場合に比率を上げる。
好ましくは、使用量取得部は、像担持体が交換されたことに基づいて、使用量を初期化する。
好ましくは、調整部は、像担持体が交換されたことに基づいて比率を上げる場合、現像装置にトナーを補給する。
より好ましくは、制御装置は、像担持体の交換に伴い現像装置にトナーを補給する処理が行なわれている間、画像形成処理を禁止する。
好ましくは、調整部は、像担持体が交換されたことに基づいて比率を下げる場合、現像装置のトナーを消費する。
より好ましくは、制御装置は、像担持体の交換に伴い現像装置がトナーを消費する処理を行なっている間、画像形成処理を禁止する。
好ましくは、調整部は、画像形成処理に伴い比率を差分から定まる値に徐々に近づける。
好ましくは、調整部は、差分に対応するトナー帯電量を算出し、算出されたトナー帯電量に基づいて前記比率を補正するための差分比率を算出する。調整部はさらに、比率を、比率センサーにより測定された比率に差分比率を加算または減算した値に変更する。
好ましくは、画像形成装置は、当該画像形成装置の周囲環境を測定するための環境センサーをさらに備える。調整部は、周囲環境と差分とに基づいて比率を調整する。
好ましくは、像担持体の膜厚変動量は、10μ以上である。
好ましくは、トナーは、4部以上の顔料を有する。
他の局面に従うと、画像形成装置のコンピュータにより実行されるプログラムが提供される。画像形成装置は、潜像を担持搬送可能に構成される像担持体と、潜像にトナーを供給して像担持体上にトナー像を現像するための現像装置と、現像装置に現像バイアス電圧を印加するための電源と、トナー像の濃度を測定するための濃度センサーと、現像装置における、キャリアに対するトナーの比率を測定するための比率センサーと、現像装置における現像効率の目標と像担持体の使用量との対応関係を記憶するための記憶装置とを備える。プログラムはコンピュータに、像担持体の使用量を取得するステップと、対応関係から取得された使用量に対応する目標を特定するステップと、異なる現像バイアス電圧により現像された複数のトナー像に対する濃度センサーの測定結果に基づいて現像効率を算出するステップと、算出された現像効率と特定された目標との差分に基づいて比率を調整するステップと、比率センサーにより測定された比率に基づいて現像バイアス電圧を制御するステップとを実行させる。
ある実施形態に従う画像形成装置は、像担持体の状態に応じて転写メモリを抑制できる。
開示された技術的特徴の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本開示の技術思想を説明する図である。 転写メモリの感光体膜厚依存性を説明する図である。 実施形態1に従う画像形成装置の外観構成の一例を説明する図である。 実施形態1に従う画像形成装置の電気的な構成の一例を説明する図である。 CPUの機能構成の一例を表す。 現像バイアス電圧と、基準画像に対するトナー濃度との対応関係を表す。 Vi決定テーブルのデータ構造の一例を表す。 現像電位ギャップとトナー付着量との関係を表す。 目標テーブルのデータ構造の一例を表す。 感光体の現像効率とC色のトナー帯電量との対応関係を表す。 C色のトナー帯電量とトナー比率との対応関係を表す関係式を説明する図である。 転写メモリを抑制するための処理を表すフローチャートである。 C色の差分比率を補正するために用いられる補正テーブルのデータ構造の一例を表す。 実施形態2に従う画像形成装置における差分比率および現像電位ギャップの推移を表す図である。 実施形態3に従う画像形成装置の処理を表すフローチャートである。
以下、この技術的思想の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
[技術思想]
図1は、本開示の技術思想を説明する図である。図1を参照して、画像形成装置100は、感光体110を有する。感光体110の周囲には、帯電ローラー120と、露光装置130と、現像装置140と中間転写ローラー160と、1次転写ローラー170とが配置されている。
現像装置140は、現像ローラー142を有する。現像装置140には、キャリアとトナーとが格納されている。電源150は、現像ローラー142に対して現像バイアス電圧を印加する。これにより、キャリアによって現像ローラー142上の現像領域に搬送されたトナーは、感光体110上の潜像に付着する。
比率センサー144は、現像装置140内におけるキャリアに対するトナーの比率(トナー濃度)を測定する。制御装置180は、比率センサー144から入力される測定結果に基づいて現像バイアス電圧を算出し、算出結果を電源150に出力する。より具体的には、制御装置180は、トナー比率が低い場合、潜像に対して目標とするトナー供給量を満足するために現像バイアス電圧を高く設定する。一方、制御装置180は、トナー比率が高い場合、現像バイアス電圧を低く設定する。
(転写メモリ)
次に、転写メモリについて説明する。まず、帯電ローラー120は、感光体110を一様に帯電後電位Vo(負電位)に帯電する(状態(a))。次に、帯電装置130が感光体110に光を照射する。これにより、感光体110の露光された部分の電位が接地電位に近づいて露光後電位Viとなる(状態(b))。次に、電源150が現像ローラー142に現像バイアス電圧Vdを印加する(状態(c))。現像バイアス電圧Vdは、帯電後電位Voと露光後電位Viとの間に設定される。これにより、現像バイアス電圧Vdと露光後電位Viとの電位差(以下、「現像電位ギャップΔVd」とも言う)に従いトナーが潜像に供給される。
次に、1次転写ローラー170が中間転写ベルト160を介して感光体110に正の1次転写電流を印加する。感光体110のトナーが付着している部分(露光部)は電流が流れにくく、トナーが付着していない部分(非露光部)に電流が流れやすい。そのため、感光体110の非露光部の電位が負電位(帯電後電位Vo)から正の電位になり得る(状態(d))。係る場合、除電装置(不図示)は、感光体110の表面電荷、特に正電荷を完全に除電することが難しい。除電装置は、感光体110に光を照射することにより感光体110内部に正電荷を発生させて、感光体110表面の負電荷を打ち消すように構成されているためである。
その結果、感光体110の表面電位は均一でなくなる。この表面電位の不均一性は、次の印字にも反映される。その結果、画像濃度が不均一なトナー像が形成される。「転写メモリ」は、この感光体110の表面電位の不均一性を表す。
転写メモリを抑制するためには、帯電後電位Voの絶対値をより大きな値にすることが必要とされる。しかしながら、帯電後電位Voを大きくしてしまうと、現像バイアス電圧Vdと帯電後電位Voとの電位差(以下、「かぶりマージン電位ΔVm」とも言う)が大きくなる。かぶりマージン電位ΔVmが大きすぎると、キャリアが感光体110に付着してしまうという問題が生じる。一方、かぶりマージン電位ΔVmが小さすぎると、感光体110の非露光部にもトナーが付着するという問題が生じる。そのため、かぶりマージン電位ΔVmを所定範囲に保ちつつ、現像電位ギャップΔVdを大きくすることが求められる。
現像電位ギャップΔVdは、目標濃度のトナー像が得られる電位に設定される。より具体的には、現像電位ギャップΔVdは、現像効率と、目標濃度とによって設定される。現像効率は、単位印加電圧に対する単位面積あたりのトナー付着量(g/V・m^2)を表す。
つまり、制御装置180は、現像効率を変化させることによって現像電位ギャップΔVdを制御できる。例えば、制御装置180は、現像電位ギャップΔVdを大きくしたい場合、現像効率を小さくする。現像効率を変化させるパラメータとしては、現像装置140におけるトナー比率Tcが挙げられる。なお、現像効率を変化させる他のパラメータとして感光体110と現像ローラー142の周速比、現像バイアス電圧が交流電圧を含む場合は当該交流電圧の振幅、周波数などが挙げられるが、これらのパラメータは画質に影響を与える可能性があるため、制御するパラメータとして適さない。
ある局面において、制御装置180は、トナー比率Tcを下げて現像効率を下げる。その結果、制御装置180は、目標濃度を確保するために現像電位ギャップΔVdを大きくする。
(転写メモリの感光体膜厚依存性)
図2は、転写メモリの感光体膜厚依存性を説明する図である。感光体110が厚いほど、転写メモリは生じやすくなる。その理由は、1次転写は定電流で制御されており(つまり供給電荷量Qが一定)、感光体110が厚いほど、感光体110に印加される正の電圧が大きくなるためである。また、感光体110の膜厚は、感光体110の使用に伴い徐々に薄くなる。
そのため、直線210に示されるように、感光体110が厚いほど、転写メモリを抑制するために必要な帯電後電位Voは高くなる。これに伴い、直線220に示されるように、感光体110が厚いほど、転写メモリを抑制するために必要な現像電位ギャップΔVdも高くなる。よって、制御装置180は、感光体110が厚いほど、トナー比率Tcを小さく制御することによって、転写メモリを抑制するために必要な現像電位ギャップΔVdを確保する。
上記によれば、画像形成装置100は、感光体110の状態(膜厚)に応じた適切な現像電位ギャップΔVdを確保できる。これにより、画像形成装置100は、感光体110の状態によらず、転写メモリを抑制できる。以下、このような画像形成装置を実現するために必要な構成および処理について詳しく説明する。
[実施形態1]
(画像形成装置の外観構成)
図3は、実施形態1に従う画像形成装置300の外観構成の一例を説明する図である。画像形成装置300は、レーザプリンタやLEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置であって、入力された画像信号に基づいて用紙などの媒体上に画像を形成する。図3に示されるように、画像形成装置300は、内部の略中央部にベルト部材として中間転写ベルト1を備えている。中間転写ベルト1の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット2Y、2M、2C、2Kが中間転写ベルト1に沿って並んで配置されている。作像ユニット2Y、2M、2C、2Kは、潜像を担持搬送可能に構成される像担持体としての感光体3Y、3M、3C、3Kをそれぞれ有している。各作像ユニット2Y、2M、2C、2Kは、画像形成装置300から交換可能に構成される。潜像を担持搬送するための感光体3Y、3M、3C、3Kは、外周面に形成される感光体膜上で、用紙などの媒体へ転写されるトナー像を現像する。
各感光体3Y、3M、3C、3Kの周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電ローラー21Y、21M、21C、21Kと、露光装置22Y、22M、22C、22Kと、現像装置24Y、24M、24C、24Kと、中間転写ベルト1を挟んで各感光体3Y、3M、3C、3Kと対向する1次転写ローラー28Y、28M、28C、28Kと、クリーニングブレード29Y、29M、29C、29Kとがそれぞれ配置されている。
現像装置24Y、24M、24C、24Kは、現像ローラー23Y、23M、23C、23Kと、比率センサー27Y、27M、27C、27Kとをそれぞれ含む。比率センサー27Y、27M、27C、27Kは、現像装置24Y、24M、24C、24Kの底面にそれぞれ装着されている。各電源25Y、25M、25C、25Kは、現像ローラー23Y、23M、23C、23Kにそれぞれ現像バイアス電圧を印加する。また、現像装置24Y、24M、24C、24Kは、トナーボトル26Y、26M、26C、26Kがそれぞれ接続される。現像装置24Y、24M、24C、24Kは、対応するトナーボトル26Y、26M、26C、26Kから必要な量のトナーを補給できる。
クリーニングブレード29Y、29M、29C、29Kはそれぞれ、図示しない押圧機構により対応する感光体3Y、3M、3C、3Kに圧接されている。中間転写ベルト1の最下流側の作像ユニット2Kと2次転写領域との間には、濃度センサー4が設置されている。
中間転写ベルト1には、2次転写ローラー2が圧接されており、当該領域で2次転写が行なわれる。2次転写領域後方の搬送路の下流位置には、定着ローラー32と加圧ローラー34とを含む定着装置30が配置されている。
画像形成装置300の下部には、給紙カセット40が着脱可能に配置される。給紙カセット40内に積載収容された用紙は、搬送ローラー42aの回転によって最上部の用紙から1枚ずつ搬送路に送り出される。搬送路には、搬送ローラー対42b、42c、42dが配置される。搬送ローラー対42dの下流には、排紙トレイ50が配置されている。また、画像形成装置300の上部には操作パネル44が配置される。
なお、本実施形態において、画像形成装置300は、一例として、タンデム式の中間転写方式を採用しているがこれに限定されるものではない。画像形成装置は、サイクル方式を採用してもよい。また、画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファックスなどの機能を複合した複合機であってもよい。
(画像形成装置の概略動作)
次に、以上の構成からなる画像形成装置300の概略動作について説明する。外部装置(たとえば、パソコン等)から画像形成装置300に画像信号が入力されると、画像形成装置300は、この画像信号をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに色変換した各デジタル画像信号を作成するとともに、当該デジタル画像信号に基づいて、露光装置22Y、22M、22C、22Kを発光させて露光を行なう。
これにより、各感光体3Y、3M、3C、3K上に形成された静電潜像は、各現像装置24Y、24M、24C、24Kから供給されるトナーによりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。各色のトナー画像は、各1次転写ローラー28Y、28M、28C、28Kの作用により、中間転写ベルト1上に順次重ね合わせて1次転写される。1次転写の後、各感光体3Y、3M、3C、3K上に残留するトナーは、各クリーニングブレード29Y、29M、29C、29Kによって回収される。
このようにして中間転写ベルト1上に形成されたトナー画像は、2次転写ローラー2の作用により、用紙に一括して2次転写される。用紙に2次転写されたトナー画像は、定着装置30に達する。トナー画像は、加熱された定着ローラー32、および加圧ローラー34の作用により用紙に定着される。トナー画像が定着された用紙は、搬送ローラー対42dを介して排紙トレイ50に排出される。
以下では、上述の各色毎に設けられた構成要素からイエロー「Y」、マゼンタ「M」、シアン「C」、およびブラック「K」の記号を省略する場合がある。そのような構成要素は、4色の各構成要素の総称を表す。例えば、感光体3は、感光体3Y、3M、3C、3Kの総称を表す。
(画像形成装置の電気的構成)
図4は、実施形態1に従う画像形成装置300の電気的な構成の一例を説明する図である。画像形成装置300は、画像形成装置300の制御装置として機能するCPU(Central Processing Unit)410を有する。CPU410は、RAM(Random Access Memory)420と、ROM(Read Only Memory)430と、不揮発性メモリ440と、濃度センサー4と、露光装置22と、電源25と、比率センサー27と、操作パネル44と、環境センサー450と、通信インターフェイス(I/F)460とにそれぞれ電気的に接続されている。CPU410は、ROM430に格納される制御プログラム432を読み込んで実行することにより、接続される各デバイスの動作を制御する。
RAM420は、CPU410が制御プログラム432を実行するためのワーキングメモリーとして機能する。不揮発性メモリ440は、感光体回転数441と、Vi決定テーブル442と、目標テーブル443と、関係式444,445とを記憶している。
感光体回転数441は、各感光体3Y、3M、3C、3Kの累計回転数を表す。感光体回転数441は、感光体3が回転する毎にCPU410によって更新される。Vi決定テーブル442は、感光体3の累計回転数に応じた感光体3の露光後電位を格納する。目標テーブル443は、感光体3の累計回転数に応じた現像効率の目標範囲を格納する。関係式444は、現像効率とトナー帯電量との関係を表す。関係式445は、トナー帯電量と、トナー比率Tcとの関係を表す。Vi決定テーブル442、目標テーブル443、および関係式444,445の詳細は後述する。
濃度センサー4は、中間転写ベルト1上に形成された基準画像(例えば、ハーフトーン画像)の濃度を検出する。濃度センサー4は、一例として、光を照射する発光素子(不図示)と、この発光素子から照射されて反射された反射光を受光する受光素子(不図示)とを含む。発光素子から中間転写ベルト1に光が照射されると、中間転写ベルト1上のトナー像で反射された反射光を受光素子が検知する。濃度センサー4は、受光素子に発生する光電流(検知電圧)量をCPU410に出力する。
電源25は、CPU410により設定された現像バイアス電圧を現像ローラー23に印加する。比率センサー27は、現像装置24における2成分現像剤のトナー比率Tcを検出し、検出結果をCPU410に出力する。トナー比率Tcは、(トナー重量)/(トナー重量+キャリア重量)を意味する。操作パネル44は、一例として、ディスプレイと、ユーザーからの入力を受け付けるボタンとから構成され、ユーザーから受け付けた操作内容を、CPU410に出力する。
環境センサー450は、画像形成装置300の周囲環境を測定する。より具体的には、環境センサー450は、画像形成装置300の周囲(機内を含む)の温湿度を測定する。環境センサー450は、測定結果をCPU410に出力する。温度センサーは、接触式であってもよいし、非接触式であってもよい。また、湿度センサーは、高分子静電式であってもよいし、高分子抵抗式であってもよい。
通信I/F460は、一例として、無線LAN(Local Area Network)カードにより実現される。画像形成装置300は、通信インターフェイス460を介してLANまたはWAN(Wide Area Network)に接続された外部装置(パソコン、スマートフォン、タブレット、サーバー等)と通信可能に構成される。
(制御構造)
図5は、CPU410の機能構成の一例を表す。CPU410は、制御プログラム432を読み込んで実行することにより、使用量取得部510、効率算出部520、目標特定部530、調整部540、および安定化制御部550として機能する。図5〜図11を用いて、これらの機能の詳細な説明を行なう。
〈使用量取得部510〉
使用量取得部510は、感光体回転数441を参照して、感光体3の累計回転数を取得する。使用量取得部510は、取得した感光体3の累計回転数を、効率算出部520および目標特定部530に出力する。なお、他の実施形態において、画像形成装置300は、感光体3の使用量として、感光体3の累計回転数ではなく、感光体3の累計走行距離、感光体3を用いて印字された用紙の累計枚数などを記憶するように構成されてもよい。
〈効率算出部520〉
効率算出部520は、感光体3の現像効率αを算出する。上述のとおり、現像効率αは、単位印加電圧に対する単位面積あたりのトナー付着量(g/V・m^2)を表す。
図6は、現像バイアス電圧Vdと、基準画像に対するトナー濃度との対応関係を表す。ある局面において、CPU410は、異なる現像バイアス電圧Vd1〜Vd4によって基準画像を現像する。これにより4枚の基準画像が中間転写ベルト1上に転写される。濃度センサー4は、現像バイアス電圧Vd1〜Vd4に対応する基準画像のトナー付着量(g/m^2)M1〜M4をCPU410に出力する。図6に示されるように、現像バイアス電圧Vdの絶対値が大きくなるほど、基準画像のトナー付着量は多い。
効率算出部520は、現像バイアス電圧Vd1〜Vd4の各々から露光後電位Viを差し引いて、現像電位ギャップΔVd1〜ΔVd4を算出する。効率算出部520は、この露光後電位Viを決定するために、Vi決定テーブル442を参照する。
図7は、Vi決定テーブル442のデータ構造の一例を表す。Vi決定テーブル442は、異なる感光体3の回転速度に対応するテーブル442Fと、テーブル442Mと、テーブル442Sとを含む。一例として、テーブル442Fは感光体3の回転速度が290mm/secの場合に、テーブル442Mは感光体3の回転速度が250mm/secの場合に、テーブル442Sは感光体3の回転速度が166mm/secの場合にそれぞれ対応する。感光体3の回転速度が遅いほど、単位時間あたりの感光体3の露光量が増えるため、感光体3の露光後電位Viがより接地電位に近づく。
各テーブル442F,442M,442Sは、感光体3の累計回転数および画像形成装置300の平均環境に応じた露光後電位Viを保持している。感光体3の累計回転数は、感光体3の膜厚に対応する。つまり、感光体3の累計回転数が多いほど、感光体3の膜厚は薄い。各テーブルにおいて、感光体3の露光後電位Viは、感光体3が厚いほど接地電位に近づくように設定されている。
画像形成装置300の平均環境は、一例として、感光体3を交換後の平均温度が18℃未満をLL環境、平均温度が18℃以上25℃未満をNN環境、平均温度が25℃以上をHH環境と定義する。CPU410は、環境センサー450の出力に基づいて、定期的に画像形成装置300の平均温度を更新する。各テーブルにおいて、感光体3の露光後電位Viは、平均温度が高いほど接地電位に近づくように設定されている。
効率算出部520は、画像形成装置300に設定された感光体3の回転速度(プロセス速度)と、画像形成装置300の平均環境と、使用量取得部510から入力される感光体3の累計回転数とに基づいて、感光体3の露光後電位Viを決定する。
効率算出部520は、現像バイアス電圧Vd1〜Vd4の各々から上記決定した露光後電位Viを差し引いて、現像電位ギャップΔVd1〜ΔVd4を算出する。
図8は、現像電位ギャップΔVdとトナー付着量との関係を表す。図8を参照して、効率算出部520は、現像電位ギャップΔVd1〜ΔVd4と、トナー付着量M1〜M4との対応関係から、現像電位ギャップの変化量に対するトナー付着量の変化量(つまり、傾き)である現像効率αを算出する。図5を再び参照して、効率算出部520は、算出した現在の現像効率αを調整部540に出力する。
〈目標特定部530〉
次に、目標特定部530により実現される処理について説明する。目標特定部530は、現在の感光体3の状態(膜厚)に応じた現像効率の目標を特定する。図9を用いてこの処理を具体的に説明する。
図9は、目標テーブル443のデータ構造の一例を表す。目標テーブル443は、感光体3の累計回転数と、現像効率の目標範囲とを互いに関連付けて保持する。目標テーブル443において、感光体3の累計回転数が少ないほど、換言すれば、感光体3が厚いほど、現像効率の目標上限値が低く設定されている。その理由は、感光体3が厚いほど転写メモリが生じやすいため、現像効率を低く設定することにより大きな現像電位ギャップΔVdを確保する必要があるためである。なお、図9に示される例において、目標テーブル443は、C色についての現像効率の目標範囲を保持するように構成されているが、実際には他のY,M,K色についての現像効率の目標範囲も保持する。また、他の局面において、目標テーブル443は各色毎の目標範囲ではなく、目標値を保持するように構成されてもよい。
目標特定部530は、目標テーブル443に基づいて、使用量取得部510から入力された感光体3の累計回転数に対応する現像効率の目標範囲を特定する。目標特定部530は、特定した現像効率の目標範囲を調整部540に出力する。
〈調整部540〉
図5を再び参照して、調整部540は、算出された現在の現像効率α、および現像効率の目標範囲の入力を受け付ける。調整部540は、現在の現像効率αが目標範囲に含まれているか否かを判断する。調整部540は、現在の現像効率αが目標範囲に含まれている場合は、現在の設定のまま転写メモリが生じることはないと判断し、特別な処理を実行しない。一方、調整部540は、現在の現像効率αが目標範囲に含まれていない場合、現在の現像効率αと目標範囲との差分(以下、「差分効率」とも言う)に基づいて、トナー比率Tcを補正する。以下、トナー比率Tcを補正する処理について説明する。
調整部540は、帯電量算出部542と、差分比率算出部544とを含む。帯電量算出部542は、差分効率に対応するトナー帯電量(以下、「差分帯電量」とも言う)を算出する。差分比率算出部544は、帯電量算出部542によって算出された差分帯電量に対応するトナー比率(以下、「差分比率」とも言う)を算出する。以下、図10および図11を用いてこれらの処理を具体的に説明する。
図10は、感光体3Cの現像効率αとC色のトナー帯電量Qbとの対応関係を表す。図10に示される各点は予め実験により算出されたデータである。例えば、現像効率αは上述の方法により算出され、トナー帯電量Qbはブローオフ法、吸引法、直流電界法、その他の公知の紛体の帯電量を測定する方法により予め測定される。これら予め取得された実験データから、現像効率αとC色のトナー帯電量Qbとの対応関係を表す関係式444Cが導き出される。関係式444は、関係式444Cだけでなく、Y,M,K色についての、現像効率αとトナー帯電量Qbとの対応関係も保持する。
帯電量算出部542は、差分効率を差分帯電量ΔQbに換算する。一例として現在の感光体3Cの現像効率αが1.60(図10の星印に対応)で、感光体3Cの累計回転数が100k未満で、関係式444Cが「Y=−45.979X+95.603(X=現像効率α、Y=トナー帯電量Qb)」あるとする。この場合、現像効率の目標は0.62〜1.36である(図10の一点鎖線で囲まれる範囲に対応)。帯電量算出部542は、現在の現像効率1.60から現像効率の目標上限値1.36を差し引いて、差分効率0.24を算出する。続いて、帯電量算出部542は、関係式444Cを用いて差分効率0.24を差分帯電量−11.0に換算する。
図11は、C色のトナー帯電量Qbとトナー比率Tcとの対応関係を表す関係式445Cを説明する図である。図11に示されるように、トナー比率Tcが大きくなるほど、トナー帯電量Qbが小さい。その理由は、トナー比率Tcが大きくなるほど、トナーとキャリアとが接触摩擦する機会が少なくなるためである。関係式445Cは、予め実験データにより算出されたデータに基づいて算出される。より具体的には、C色のトナー比率Tcを上昇させながら、当該トナーの帯電量を公知の紛体の帯電量を測定する方法により複数点測定し、これら複数の実験データに基づいて、関係式445Cが導き出される。関係式445は、関係式445Cだけでなく、Y,M,K色についての、トナー帯電量Qbとトナー比率Tcとの対応関係も保持する。
差分比率算出部544は、帯電量算出部542から入力された差分帯電量ΔQbに基づいて、当該差分帯電量ΔQbに対応する色の関係式445から差分比率ΔTcを算出する。この差分比率ΔTcは、現在の現像効率αが目標範囲に含まれるために必要な目標のトナー比率と、現在のトナー比率Tc(比率センサー27により測定された値)との差分を表す。例えば、現在の現像効率αが目標よりも大きい場合(つまり、差分効率が正の値の場合)、差分比率ΔTcは負の値になる。一方、現在の現像効率αが目標よりも小さい場合(つまり、差分効率が負の値の場合)、差分比率ΔTcは正の値になる。
図5を再び参照して、差分比率算出部544は、算出した差分比率ΔTcに基づいて、トナー比率Tcを調整するための制御信号を現像装置24に出力する。差分比率ΔTcが正の値である場合、現像装置24は、トナーボトル26からトナーを補給することにより、トナー比率Tcを差分比率ΔTcだけ上げる。一方、差分比率ΔTcが負の値である場合、現像装置24は、トナーを消費することにより、トナー比率Tcを差分比率ΔTcだけ下げる。より具体的には、画像形成装置300は、予め定められた画像(例えば、ベタ画像)を感光体3上に形成することにより、現像装置24内のトナーを消費する。その結果、比率センサー27により測定される現在のトナー比率Tcが変更される。
〈安定化制御部550〉
安定化制御部550は、比率センサー27から入力されるトナー比率Tc(上記一連の処理により変更されたトナー比率Tc)に基づいて、目標とするトナー供給量を満足するための現像バイアス電圧を決定する。安定化制御部550は、決定した値を示す情報を電源25に出力する。電源25は、当該情報に基づいて決定された現像バイアス電圧を現像ローラー23に印加する。
上記によれば、実施形態に従う画像形成装置300は、目標特定部530の作用により、感光体3の状態(膜厚)に応じた適切な現像効率の目標を設定できる。その結果、感光体3の状態によらず、転写メモリを抑制するために必要な現像電位ギャップΔVdを確保できる。
加えて、目標テーブル443は、感光体3の累計回転数(使用量)が多くなるほど、現像効率の目標上限値が大きく設定されている。これにより、画像形成装置300は、感光体3の累計回転数が多くなるほど現像電位ギャップΔVdを小さく設定する。その結果、画像形成装置300は、感光体3の累計回転数の増加に伴い、帯電ローラー21に印加される帯電バイアス電圧、および現像ローラー23に印加される現像バイアス電圧に要する消費電力を削減できる。
図12は、上記一連のトナー比率Tcを変更することにより転写メモリを抑制するための処理を表すフローチャートである。なお、図12に示される各処理は、CPU410が、ROM430に格納される制御プログラム432を実行することにより実現される。
ステップS1310にて、CPU410は、所定のタイミングであるか否かを判断する。所定のタイミングは、例えば、画像形成装置300の電源が投入されたタイミング、累計印字枚数が予め定められた枚数に到達したタイミング、感光体3が交換されたタイミングなどを含む。CPU410は、所定のタイミングであると判断した場合(ステップS1310でYES)、処理をステップS1320に勧める。
ステップS1320にて、CPU410は、異なる現像バイアス電圧Vdにより複数の基準画像を中間転写ベルト1上に形成する。CPU410はさらに、これら複数の基準画像のトナー濃度を濃度センサー4により取得する。
ステップS1330にて、CPU410は、上記複数の現像バイアス電圧Vdと複数のトナー濃度との対応関係とに基づいて、現在の現像効率αを算出する。
ステップS1340にて、CPU410は、感光体回転数441と、目標テーブル443とに基づいて、感光体3の累計回転数に対応する現像効率の目標範囲を特定する。CPU410はさらに、ステップS1330で算出した現像効率αが、特定した目標範囲に含まれるか否かを判断する。CPU410は、現像効率αが目標範囲に含まれると判断した場合(ステップS1340でYES)、一連の処理を終了する。一方、CPU410は、現像効率αが目標範囲に含まれないと判断した場合(ステップS1340でNO)、ステップS1350の処理を実行する。
ステップS1350にて、CPU410は、現像効率αと目標範囲との差分効率を算出し、関係式444に基づいて差分効率に対応する差分帯電量ΔQbを算出する。
ステップS1360にて、CPU410は、関係式445に基づいて差分帯電量ΔQbに対応する差分比率ΔTcを算出する。
ステップS1370にて、CPU410は、補正後のトナー比率Tcが予め定められた範囲を超えないように最終的なトナー比率補正量を決定する。一例として、CPU410は、補正後のトナー比率Tcが5.0%〜8.0%の範囲内に収まるように、トナー比率補正量を決定する。仮に、現在のトナー比率Tcが7.5%であって、差分比率ΔTcが0.6%である場合、CPU410は、トナー比率補正量を0.5%に設定する。その理由は、トナー比率Tcが高すぎると、トナーの電荷量が小さくなりすぎて、キャリアとトナーとの間に働く静電気力が現像ローラー23の回転に伴う遠心力を下回り、トナーが飛散してしまうためである。一方、トナー比率Tcが低すぎると、トナーの電荷量が大きくなりすぎて、電界からトナーに働く力がキャリアと現像ローラー23との間に働く磁力を上回り、感光体3にキャリアが付着しやすくなるためである。
ステップS1380にて、CPU410は、ステップS1370で決定したトナー比率補正量に基づく制御信号を現像装置24に出力する。現像装置24は、入力された制御信号に従い、トナーボトル26からトナーを補給、またはトナーを消費する。
なお、トナー比率Tcに対して正の差分比率ΔTcの割合が予め定められた割合(たとえば、1.0%)を超える場合、CPU410は、差分比率ΔTcに対応するトナーを一度に現像装置24に供給するのではなく、徐々に(例えば、0.5%/回)トナーを現像装置24に供給するように制御してもよい。これにより、画像形成装置300は、上述のトナーが飛散する問題が生じる可能性を抑制できる。
[実施形態2]
実施形態1に従う画像形成装置300は、関係式444,445に基づいて、差分効率を差分比率ΔTcに換算するように構成されている。実施形態2に従う画像形成装置300は、画像形成装置300の周囲の環境と差分効率とに基づいて、差分効率ΔTcを算出する。
より具体的には、実施形態1において関係式445は、各色毎のトナー帯電量Qbとトナー比率Tcとの対応関係を含むように構成されているが、実施形態2において関係式445は、各色および画像形成装置300の環境毎のトナー帯電量Qbとトナー比率Tcとの対応関係を含むように構成される。その理由は、トナー帯電量Qbは、環境(特に、湿度)に応じて変化するためである。より具体的には、低温低湿環境のトナー帯電量Qbの方が高音皇室環境のトナー帯電量Qbよりも大きくなる。
また、CPU410は、関係式445が環境毎の対応関係を含まなくとも、図13に示されるような補正テーブル1300を用いることによって、環境に応じて差分比率ΔTcを補正できる。
図13は、C色の差分比率ΔTcを補正するために用いられる補正テーブル1300のデータ構造の一例を表す。補正テーブル1300は、C色の現像剤(トナー,キャリア)の使用量が異なる2つのテーブル1310,1320を含む。補正テーブル1300は、不揮発性メモリ440に保存されている。なお、不揮発性メモリ440は、補正テーブル1300だけでなく、Y,M,K色についての差分比率ΔTcを補正するために用いられる補正テーブルも格納している。
一例として、テーブル1310は、同一のトナーボトル26を用いた累計印字枚数が30k枚未満の場合に用いられ、テーブル1320は、同一のトナーボトル26を用いた累計印字枚数が30k枚以上の場合に用いられる。テーブル1310に保持される差分比率ΔTcの補正量(%)よりも、テーブル1320に保持される差分比率ΔTcの補正量の方が大きく設定されている。これは、同一のトナーボトル26を用いた累計印字枚数(使用期間)が長くなるほどトナー帯電量Qbが小さくなるため、トナー帯電量Qbに対する環境による変化の割合(%)が相対的に大きくなるためである。
補正テーブル1310,1320は、相対湿度および差分帯電量ΔQbに応じた差分比率ΔTcの補正量を保持している。上述のように、相対湿度が高くなるほどトナー帯電量Qbが小さくなる。そのため、補正テーブル1310,1320において、相対湿度が高くなるほど差分比率ΔTcの補正量(%)が相対的に大きくなるように設定されている。
一例として、C色の差分帯電量ΔQb(−μC/g)が20で、差分比率ΔTcが0.3%で、環境センサー450により測定された相対湿度が30%で、同一のトナーボトル26Cを用いた累計印字枚数が20k枚であったとする。係る場合、CPU410は、補正テーブル1310を参照して、差分比率ΔTcの補正量が−0.6%であると特定する。CPU410は、差分比率0.3%から補正量0.0018%(=0.3×0.006)を差し引いた0.2982%を最終的なトナー比率の補正量として算出し得る。
図14は、実施形態2に従う画像形成装置300における差分比率ΔTcおよび現像電位ギャップΔVdの推移を表す図である。図14の横軸は累計印字枚数を、左側の縦軸は現像電位ギャップΔVd(V)を、右側の縦軸はトナー比率Tcをそれぞれ表す。
図14に示される例において、一点鎖線で示されるタイミングで、画像形成装置300の環境(湿度)が大きく変化している。このような場合であっても画像形成装置300は上述のように環境を考慮した上でトナー比率Tcを決定しているため、現像電位ギャップΔVdが転写メモリを抑制するために必要な電位(破線)以上で維持できる。
一例として、CPU410は、画像形成処理(印字処理)が実行される前にトナー比率Tcが目標値に到達するように現像装置24を制御することにより、濃度が均一な画像を用紙に形成する。
以上より、実施形態2に従う画像形成装置300は、画像形成装置300の周囲の環境を考慮した上で差分効率を差分比率ΔTcに換算するため、転写メモリを抑制するために必要な現像電位ギャップΔVdをより確実に確保し得る。
[実施形態3]
実施形態3に従う画像形成装置300は、感光体3が交換された場合に生じ得る転写メモリを含む不具合を抑制するための制御を実行する。
図15は、実施形態3に従う画像形成装置300の処理を表すフローチャートである。ステップS1510にて、CPU410は、感光体3が交換されたか否かを判断する。例えば、CPU410は、操作パネル44の出力に基づいて、感光体3が交換されたと判断する。他の例として、CPU410は、感光体3を含む交換ユニットが備える不揮発性メモリを参照して、感光体3が交換されたと判断する。CPU410は、感光体3が交換されたと判断した場合(ステップS1510でYES)、ステップS1520の処理を実行する。
ステップS1520にて、CPU410は、不揮発性メモリ440に格納される感光体回転数441をリセット(初期化)する。より具体的には、CPU410は、感光体回転数441に保持される各色の累計回転数のうち、交換された感光体3の色に対応する累計回転数をリセットする。なお、他の局面において、感光体3を含むユニットが、当該感光体3の累計回転数(使用履歴)を格納する記憶媒体を備える場合がある。係る場合、CPU410は、交換されたユニットの記憶装置に格納される累計回転数を用いて感光体回転数441を上書きするように構成されてもよい。
ステップS1530にて、CPU410は、交換された感光体3に関する差分比率ΔTcを算出する。この処理は上述の処理と同じであるため、繰り返し説明しない。
ステップS1540にて、CPU410は、算出した差分比率ΔTcが正の値であるか負の値であるかを判断する。CPU410は、差分比率ΔTcが正の値であると判断した場合(ステップS1540でYES)、現像装置24に対してトナーボトル26からトナーを補給するように指示する(ステップS1550)。一方、CPU410は、差分比率ΔTcが負の値であると判断した場合(ステップS1540でNO)、現像装置24のトナーを消費する(ステップS1560)。トナーの消費方法は上述の方法と同様であるため、繰り返し説明しない。
例えば、感光体3が現状用いられているものよりも古いものに交換された場合、転写メモリを抑制するために必要な現像電位ギャップΔVdは小さくなる。その結果、差分比率ΔTcは正の値となる。一方、感光体3が現状用いられているものよりも新しいものに交換された場合、転写メモリを抑制するために必要な現像電位ギャップΔVdは大きくなる。その結果、差分比率ΔTcは負の値となる。
CPU410は、ステップS1550およびS1560において、現像装置24がトナーを補給または消費している間、画像形成処理を禁止する。その理由は、トナー比率Tcが目標値に到達していない状況で画像形成処理(例えば、現像)が行なわれ、トナー像の濃度が不均一になることを避けるためである。
なお、他の局面において、CPU410は、ステップS1550およびS1560にて、画像形成処理が行なわれる前にトナー比率Tcを目標値に変更するのではなく、画像形成処理に伴い、トナー比率Tcを目標値に徐々に変更するように構成されてもよい。
現像装置24は、画像形成処理(印字)に伴い、形成される画像により定まる所定量のトナー量を消費するとともに、当該所定量のトナーをトナーボトル26から補給する。これに対し、ステップS1550にて、CPU410は、画像形成処理に伴い所定量よりも多いトナー量を現像装置24に補給させる。一方、ステップS1560にて、CPU410は、画像形成処理に伴い、所定量よりも多いトナー量を現像装置24に消費させる。
上記によれば、画像形成装置300は、トナー比率Tcを画像形成処理に伴い徐々に目標値へと近づけることができるため、トナーを補給または消費する処理に伴うダウンタイムを抑制できる。
[感光体3およびトナーの構成]
上述のとおり、感光体3の膜厚が厚いほど、現像効率が高くなり、転写メモリは生じやすくなる。そのため、上述の処理は、膜厚変動量が10μ以上であるような厚い感光体3を用いる場合により効果を奏する。ここで言う感光体3の膜厚とは、例えば、感光体3のキャリア発生層(CGL層)およびキャリア輸送層(CTL層)を足し合わせた層の厚みのことを言うものとする。
また、近年、省エネルギー化および環境配慮の観点から、トナーに含まれる顔料(着色粒子)の部数が増えてきている。一方、トナーに含まれる顔料部数が増えるほど、現像効率が高くなり、転写メモリは生じやすくなる。そのため、上述の処理は、トナーに含まれる顔料が4.0部以上のような高充填トナーを用いる場合により効果を奏する。
[その他の構成]
上述の各処理は、1つのCPU410によって実現されるものとしてあるが、これに限られない。各処理は、少なくとも1つのプロセッサのような半導体集積回路、少なくとも1つの特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのDSP(Digital Signal Processor)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、および/またはその他の演算機能を有する回路によって実現され得る。
これらの回路は、有形の読取可能な少なくとも1つの媒体から、1以上の命令を読み出すことにより上記の各種処理を実行しうる。
このような媒体は、磁気媒体(たとえば、ハードディスク)、光学媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)、DVD)、揮発性メモリ、不揮発性メモリの任意のタイプのメモリなどの形態をとるが、これらの形態に限定されるものではない。
揮発性メモリはDRAM(Dynamic Random Access Memory)およびSRAM(Static Random Access Memory)を含み得る。不揮発性メモリは、ROM、NVRAMを含み得る。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,160 中間転写ベルト、2 2次転写ローラー、3,110 感光体、4 濃度センサー、21,120 帯電ローラー、22,130 露光装置、23,142 現像ローラー、24,140 現像装置、25,150 電源、26 トナーボトル、27,144 比率センサー、44 操作パネル、100,300 画像形成装置、180 制御装置、420 RAM、430 ROM、432 制御プログラム、440 不揮発性メモリ、441 感光体回転数、442 決定テーブル、443 目標テーブル、444,445 関係式、450 環境センサー、510 使用量取得部、520 効率算出部、530 目標特定部、540 調整部、542 帯電量算出部、544 差分比率算出部、550 安定化制御部、1300 補正テーブル、Qb トナー帯電量、Tc トナー比率、Vd 現像バイアス電圧、Vi 露光後電位、Vo 帯電後電位。

Claims (14)

  1. 潜像を担持搬送可能に構成される像担持体と、
    前記潜像にトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を現像するための現像装置と、
    前記現像装置に現像バイアス電圧を印加するための電源と、
    前記トナー像の濃度を測定するための濃度センサーと、
    前記現像装置における、キャリアに対するトナーの比率を測定するための比率センサーと、
    前記現像装置における現像効率の目標と前記像担持体の使用量との対応関係を記憶するための記憶装置と、
    前記比率を調整するための制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記像担持体の使用量を取得するための使用量取得部と、
    前記対応関係から前記取得された使用量に対応する目標を特定するための目標特定部と、
    異なる現像バイアス電圧により現像された複数のトナー像に対する前記濃度センサーの測定結果に基づいて前記現像効率を算出するための効率算出部と、
    前記算出された現像効率と前記特定された目標との差分に基づいて前記比率を調整するための調整部と、
    前記比率センサーにより測定された比率に基づいて前記現像バイアス電圧を制御するための安定化制御部とを含む、画像形成装置。
  2. 前記調整部は、前記算出された現像効率が前記特定された目標よりも大きい場合に前記比率を下げる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整部は、前記算出された現像効率が前記特定された目標よりも小さい場合に前記比率を上げる、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記使用量取得部は、前記像担持体が交換されたことに基づいて、前記使用量を初期化する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記調整部は、前記像担持体が交換されたことに基づいて前記比率を上げる場合、前記現像装置にトナーを補給する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、前記像担持体の交換に伴い前記現像装置にトナーを補給する処理が行なわれている間、画像形成処理を禁止する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記調整部は、前記像担持体が交換されたことに基づいて前記比率を下げる場合、前記現像装置のトナーを消費する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、前記像担持体の交換に伴い前記現像装置がトナーを消費する処理を行なっている間、画像形成処理を禁止する、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記調整部は、画像形成処理に伴い前記比率を前記差分から定まる値に徐々に近づける、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記調整部は、
    前記差分に対応するトナー帯電量を算出し、
    前記算出されたトナー帯電量に基づいて前記比率を補正するための差分比率を算出し、
    前記比率を、前記比率センサーにより測定された比率に前記差分比率を加算または減算した値に変更する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置は、当該画像形成装置の周囲環境を測定するための環境センサーをさらに備え、
    前記調整部は、前記周囲環境と前記差分とに基づいて前記比率を調整する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記像担持体の膜厚変動量は、10μ以上である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記トナーは、4部以上の顔料を有する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 画像形成装置のコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記画像形成装置は、
    潜像を担持搬送可能に構成される像担持体と、
    前記潜像にトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を現像するための現像装置と、
    前記現像装置に現像バイアス電圧を印加するための電源と、
    前記トナー像の濃度を測定するための濃度センサーと、
    前記現像装置における、キャリアに対するトナーの比率を測定するための比率センサーと、
    前記現像装置における現像効率の目標と前記像担持体の使用量との対応関係を記憶するための記憶装置とを備え、
    前記プログラムは前記コンピュータに、
    前記像担持体の使用量を取得するステップと、
    前記対応関係から前記取得された使用量に対応する目標を特定するステップと、
    異なる現像バイアス電圧により現像された複数のトナー像に対する前記濃度センサーの測定結果に基づいて前記現像効率を算出するステップと、
    前記算出された現像効率と前記特定された目標との差分に基づいて前記比率を調整するステップと、
    前記比率センサーにより測定された比率に基づいて前記現像バイアス電圧を制御するステップとを実行させる、プログラム。
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