JPH1069133A - 電子写真装置のプロセス制御 - Google Patents

電子写真装置のプロセス制御

Info

Publication number
JPH1069133A
JPH1069133A JP9203962A JP20396297A JPH1069133A JP H1069133 A JPH1069133 A JP H1069133A JP 9203962 A JP9203962 A JP 9203962A JP 20396297 A JP20396297 A JP 20396297A JP H1069133 A JPH1069133 A JP H1069133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
charge
exposure
opc
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9203962A
Other languages
English (en)
Inventor
Jean-Pierre Slabbaert
ジヤン−ピエール・スラツベルト
Robert Jansens
ロベルト・ジヤンセンス
Dirk Broddin
デイルク・ブロツデイン
Werner Heirbaut
ウエルナー・ハイアバウト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JPH1069133A publication Critical patent/JPH1069133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相対湿度及び温度の如く、環境パラメータに
拘わらず、一貫的な出力濃度を達成することを可能にす
る。 【解決手段】 2進又は多重レベル電子写真装置によっ
て生成されるマイクロドットの濃度を制御する方法が、
記載される。一つの実施例において、2成分現像システ
ムにおけるトナー濃度が、トナー電荷Q/Mをおおよそ
一定に保つように修正される。トナー電荷は、間接的に
評定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、2成分現像システムを有する
電子写真ディジタル複写機又はディジタルプリンターの
如く、画像形成装置のための器具及び方法に関する。
【0002】
【発明の背景】印刷画像の品質を数量化するための主要
因子の一つは、光学濃度範囲とコントーン演色の正確さ
及び安定性によって表わされた、色調スケール表現であ
る。電子写真エンジンの如くディジタル印刷機におい
て、コントーン画像の各色調は、幾つか又はすべての利
用可能な色調数/ピクセルの或る空間的な組合せによっ
て生成される。このプロセスは、スクリーニングと呼ば
れる。印刷機において利用可能な色調のセットは、露光
装置の特性によって規定される。例えば、バイナリ露光
装置を使用する電子写真式プリンターにおいて、僅かに
2つの色調(黒と白)が、コントーン画像を再生するた
めに、スクリーニングアルゴリズムに利用可能である。
しかし、いくつかの印刷機において、多重色調レベル
は、露光装置の出力点において領域又は輝度変調を適用
することにより、スクリーニングプロセスに利用可能で
ある(下記参照)。スクリーニングは、十分に規定さ
れ、その性質により、完全に反復性であるために、エン
ジンの画像品質は、色調のセットを再生する能力によっ
ておおよそ決定される。電子写真エンジンにおいて、各
マイクロドットのコントーン濃度は、紙に転写された、
単位面積当たりのトナー質量によって決定される。M/
Aと呼ばれ、mg/cm2で表わされたこのトナー質量
は、殆ど無限量のパラメータの関数である。これらのパ
ラメータの大部分は、設計によって一定であると見なさ
れ、こうして、エンジンの動作中、不変である。しか
し、幾つかのパラメータは、極めて変化しやすい。2成
分現像液系において最も重要なパラメータは、次のもの
である。
【0003】− トナー濃度(TC)=2成分系におけ
る現像ユニットにおいて利用されるトナー量とキャリヤ
量の比 − 単位質量当りのトナー電荷(Q/M)、μC/gで
表わされる。
【0004】− Volt=現像液供給ローラ(バイア
ス電圧VB)と潜像が存在する感光要素(露光後電圧
E)の間の現像ギャップでの電位差VE−VBで表され
た現像ポテンシャル(VDEV)。感光要素は、多くの場
合、有機光伝導体又はOPCとして実現される。
【0005】− 印刷媒体に転写されたトナー量と感光
要素において現像されたトナー量の比として%で表され
た転写効率(TE)。この従属性は、形式的に、 M/A=f(TC、Q/M、VDEV、TE) として表され、一般に、トナーの現像可能及び転写可能
性f()と呼ばれる。
【0006】電子写真エンジンにおいて、多重色調の再
生は、これらの各変数に高度に感応性である。トナー濃
度TCは、エンジンの制御下で画像現像とトナー添加に
よって生じたトナーの消耗により、エンジン動作中変化
する。トナー電荷Q/Mは、 − トナーとキャリアの摩擦電気特性、 − トナー濃度TC、 − 現像ユニットにおける空気の相対湿度RH、 − 現像ユニットにおける現像液の撹拌によって決定さ
れる。
【0007】現像液が適正に撹拌される時、Q/M、T
C及びRHの間に明瞭な関係が見いだされる。現像ポテ
ンシャルVDEVは、 − OPCの初期充電レベルVC、 − 現像ユニットのトナー供給ローラに印加されたバイ
アス電圧VB、 − 感光要素の画像従属照明の強度EEXPによって決定
される。
【0008】転写効率TEは、因子の中でも特に、 − トナー電荷Q/M、 − 感光要素におけるトナー量、 − 転写ゾーンにおける電界の値によって決定される。
【0009】現電子写真機は、トナー濃度TCを一定レ
ベルにおいて保つことにより、生成された色調の光学濃
度を維持する。この目的のために、それらは、現像ユニ
ットにおいてトナー濃度センサ、又はOPCにおいて発
生された濃度DOPCを測定する濃度センサ、もしくは両
方を使用する。相対湿度RH又はRHの変動によるトナ
ー電荷Q/Mの変化は、現像ポテンシャルVDEVと転写
電界の値を変化させることにより補償される。この技術
の不都合は、次のものである。
【0010】− ほこりの発生の増大と全色調スケール
でのかぶりと多分相反する転写品質につながる高相対湿
度RHにおける極めて低いトナー電荷Q/M、 − トナーの現像可能性を減少させる低相対湿度におけ
る極めて高いトナー電荷。これは、現像段階において大
きい電界を必要とし、結果として、より強力なエンジン
ハードウェアを含意する。
【0011】さらに、2成分現像システムに対して、潜
像の発生は、トナー電荷Q/Mによって殆ど完全に駆動
される。このため、トナー電荷Q/Mは、電子写真プロ
セスを操縦するためのプロセス制御システムへの貴重な
入力である。一般に、オンライントナー電荷Q/Mの測
定は、システム可変費の増大につながる高精度測定ハー
ドウェアの必要なしには、容易に履行されない。前述の
如く、電子写真エンジンにおける色調の生成は、領域変
調又は露光装置の光ビ―ムの輝度変調(又は両方の任意
の組合せ)によって行われる。このようにして、ピクセ
ル又はマイクロドットレベルにおける微視的色調のセッ
トが、生成される。これらは、スクリーニングプロセス
によって取り扱われるコントーン演色が反復性であるた
めに、一定に保持されなければならない微視的階調を形
成する。
【0012】
【発明の目的】このため、本発明の第1の目的は、品質
コントーン演色を維持し、同時に過度のほこり発生、か
ぶり、紙への転写の劣化と強力な電界の必要性の如く、
負の効果を回避するプロセス制御法を提供することであ
る。
【0013】発明のさらに他の目的は、センサ又は他の
測定装置の形式における特殊な外部ハードウェアの必要
なしに、トナー電荷Q/Mをエンジンにおいてオンライ
ンで測定する方法を提供することである。
【0014】発明のさらに他の目的及び利点は、以下の
説明から明らかになるであろう。
【0015】
【発明の要約】上記の目的は、クレーム1による特定の
特徴によって実現される。発明の好ましい特徴は、従属
クレームにおいて記載される。
【0016】これら目的は、図3に示された如く、電子
写真画像形成装置によって本発明により達成される。こ
の装置は、有機光伝導体(OPC)の如く感光要素1に
帯電する、スコロトロンの如く充電装置2を具備する。
帯電光伝導体1は、潜像を形成するために、LASE
R、LEDアレイ、空間光変調器(DMD:偏向鏡装
置)等の露光装置3によって露光される。潜像は、トナ
ー像を形成するために、2成分現像システムによって現
像される。トナー像は、紙又は透明画の如く出力媒体2
2に転写され、熱及び/又は機械的圧力を加えることに
より、溶融される。装置は、優先的に、OPCにおいて
現像された画像の光学濃度Dを測定するデンシトメータ
6を具備し、好ましくは、現像プロセスの可能な偏差を
補正する。装置は、OPC1の表面ポテンシャルを測定
する無接点型静電電圧センサ4を含む。装置はまた、好
ましくは、トナー濃度センサ16を含み、優先的に現像
システム5において位置する。トナー粒子の現像可能性
と転写可能性は、トナーの電荷Q/Mを狭い範囲内に保
つことにより、環境条件、現像液の寿命等の全範囲で維
持される。この範囲は、Q/M、TC及びRHの間の明
瞭な関係と、現像液の寿命を不利にすることなく、許容
されるTCの範囲によって規定される。エンジンの動作
中、トナー添加又はトナー消耗に応じて、トナー濃度T
Cを変化させることにより、トナー電荷Q/Mは、その
必要レベルにおいて維持される。トナー電荷Q/Mは、
現像がトナー供給によって限定されないM/Aの範囲
(低及び中間色調)に対して、M/A、Q/MとVDEV
の間に存在する明瞭な関係に基づいて、間接的に測定さ
れる。
【0017】
【実施例】発明は、添付の図面を参照して、実施例によ
り以後に記載される。
【0018】本発明は、以後、好ましい実施態様に関し
て記載されるが、発明はこれらの実施態様に限定される
ものではないことが理解される。これに反して、添付の
クレームによって記載された如く、発明の範囲内に含ま
れる総ての代案、修正及び等価物を包含するものであ
る。
【0019】電子写真エンジン 本発明のために適切な電子写真結像装置の最も重要な構
成部分が、図3において示される。OPCの如く感光要
素1が、充電装置2(スコロトロン等)によって帯電さ
れ、露光装置3(レーザー走査システム、LEDアレ
イ、DMD等)によって露光される。露光装置3は、ピ
クセル当り2つ以上の露光エネルギーレベルEEXPを発
生することができる。例えば、2進装置は、2つのレベ
ル(0と0以外の他のレベル)を結像し、16レベル
(4ビット/ピクセル情報)露光装置は、識別可能な1
6レベル/ピクセル(0を含む)を発生する等である。
露光装置3は、ページ記述言語において提示された画像
データをビットマップに変換する一般にRIP又はラス
ター画像プロセッサーと呼ばれる画像処理ユニット14
から画像データ33を受信する。ビットマップは、画像
における各ピクセルに対して必要な露光色調レベルIを
含む。好ましくは、露光装置3の内側に、ビットマップ
におけるデータを物理的露光エネルギーレベルEEXP
変換する変換テーブル15(参照用テーブル又はLU
T)がある。充電電圧Vcに充電し、続いての露光E
EXPだけ放電する効果は、無接点型静電電圧センサ4に
よって測定される。合成潜像は、2成分現像システム5
によって現像される。帯電トナー粒子は、ポテンシャル
EにおけるOPC表面とポテンシャルVBにおける磁気
ローラの表面の間に存在する電界VDEVの力によって、
磁気ブラシ8からOPC表面に転移される。現像済画像
の濃度DOPC31は、OPC表面に焦点を合わせたデン
シトメータ6で測定される。エンジンは、トナー容器1
2を具備し、トナーは、制御手段13を通して現像ユニ
ット5に追加される。現像ユニット5は、さらに、好ま
しくは、トナー濃度センサ16を含み、極度のトナー濃
度値を検出するためのウォッチドッグとして単に使用さ
れる。トナー像は、媒体7(紙、透明画等)に転写され
る。エンジンはまた、相対湿度RHと温度Tを検知する
環境センサ9(RH/Tセンサと呼ばれる)を含む。媒
体7に転写されないトナー粒子は、清浄系11によって
OPCからこすり取られ、トナーウエス箱10へ投げ捨
てられる。
【0020】用語の定義(図3参照) − OPCの充電ポテンシャル(VC23)は、露光の
不在において、スコロトロンの如く充電装置2を用いて
OPCを充電した後の、接地に関する表面電圧として規
定される。充電ポテンシャルは、TREKモデル856
の如く、無接点型静電電圧センサによって測定される。
【0021】− 露光後ポテンシャル又は放電ポテンシ
ャル(VE27)は、露光EEXPを伴った、OPCを充電
した後の接地に関するOPCの表面電圧として規定され
る。露光後ポテンシャルは、TREKモデル856の如
く、無接点型静電電圧センサによって測定される。
【0022】− バイアスポテンシャル(VB29)
は、接地に関する現像ユニット5の磁気ローラ8のスリ
―ブの電圧である。
【0023】− 現像ポテンシャル(VDEV30)は、
露光後ポテンシャルVE27とバイアスポテンシャルVB
29の間の差VDEV=VE−VBである。この値が負であ
る時、それは、「非現像」であると見なされ、0の値に
セットされる。
【0024】− 清浄ポテンシャル(VCL)は、バイア
スポテンシャルVBと充電ポテンシャルVCの間の差VCL
=VB−VCであり、優先的に、一定値と見なされる。
【0025】− 飽和ポテンシャル(VSAT)は、無限
強度値EEXPによる露光を伴った充電サイクルの後のO
PCにおける残留ポテンシャルである。あらゆる充電ポ
テンシャルVCに対して、VSATに対して一定値がある。
【0026】− トナー供給(TS):秒当り現像ギャ
ップ28に供給されたトナー量。TSは、トナー濃度T
C、ドクタ−ブレ−ド距離、磁気ローラ8の速度、等に
従属する。
【0027】− トナー濃度(TC):現像ユニット5
におけるキャリヤ量に対するトナー量の比。
【0028】− PIDコントローラ:比例、積分及び
差動制御器、一般制御法に関係して、”Modern
Control Engineering” K.Og
ata、Prentice−Hall、Inc.、En
glewood Cliffs、New Jersey
において記載された如く、それらの技術の1つ、2つ又
は3つを組み込む。
【0029】Q/Mの測定 上記の如く、OPCにおける現像済画像の濃度D
OPCは、デンシトメータ6によってオンラインで測定さ
れる。現像ポテンシャルVDEVは、無接点型静電電圧セ
ンサ4によって測定される。図1のグラフは、その全領
域上、即ち全濃度パッチで均質に露光された小さな矩形
画像又はパッチにおける堆積トナー質量M/Aの値のセ
ットを表現する。この堆積トナー質量M/Aは、現像が
起きた実トナー電荷Q/Mによって割算された現像ポテ
ンシャルVDEVの値の範囲において、いろいろなトナー
濃度TCといろいろな相対湿度RHに対して測定され
る。総てのデータは、実験の基づく。図1から、低堆積
トナー質量M/A値(おおよそ0.4mg/cm2)に
対して、トナー質量M/Aは、ある程度、トナー濃度T
C又は相対湿度RHとは独立している。結果として、例
えば0.4〜0.1即ち現像可能性曲線の直線部分の範
囲内でM/Aを有する全濃度パッチを現像し、間接的に
Eを測定することにより、現像ポテンシャルVDEVとト
ナー質量M/Aの両方を測定することにより、M/Aと
DEV/(Q/M)の間に概直線関係が、10%よりも
良好な妥当な精度で、充電情報を容易に抽出することを
許容する。これは、十分であると見なされる。
【0030】現像可能性の安定化 図2は、相対湿度RHのいろいろな値に対して、トナー
濃度TCの関数として、単位質量Q/M当りのトナー電
荷を示す。
【0031】− 曲線36は、RH=70に対するQ/
M=f(TC)を表現する。
【0032】− 曲線37は、RH=50に対するQ/
M=f(TC)を表現する。
【0033】− 曲線38は、RH=30に対するQ/
M=f(TC)を表現する。
【0034】前述の如く、現像プロセスと転写プロセス
は、トナーの安定充電レベルQ/Mから利益を得る。あ
らゆる環境条件に対して1つのレベルにおいてトナー電
荷Q/Mを維持することが、プロセス制御の目的であ
る。適用された方法が、以下で説明される。
【0035】図2から、1つのレベルにおいてトナー電
荷Q/Mを維持することは、作用するための非常に広範
囲のトナー濃度値TCを必要とする。例えば、垂直Q/
M軸において10μC/gにおいて充電を保持すること
は、水平軸において3%〜6%のTCの作用範囲を必要
とする。極度のトナー濃度値は、現像液の品質における
負の効果、例えば、短い寿命につながり、回避されなけ
ればならない。このため、トナー電荷Q/Mの目標値
は、好ましくは、環境の実相対湿度に従属される。相対
湿度RHは、好ましくは、環境RH/Tセンサ9によっ
て測定される。
【0036】(Q/M)target=a+b.RH ここで、aとbは、現像液の実特性に基づいて選ばれる
定数である。そのため、前述の方法でトナー電荷Q/M
を測定し、環境相対湿度RHに基づいて目標値(Q/
M)targetを計算することにより、閉ループ制御
系が、図4に描かれた如く考案される。実トナー電荷
(Q/M)actualは、ブロック43によって計算
される。目標Q/Mは、ブロック44によって計算され
る。目標及び実トナー電荷は、比較器41によって比較
される。PIDコントローラの如く制御アルゴリズム4
2を通して、プロセス制御は、次のどの修正処置を取る
かを判定する。
【0037】− トナー濃度TCを高めるためにトナー
を追加する、又は、 − トナー濃度TCを減少させるためにトナーを消耗す
る。これは、ダミー画像を現像し、トナーをトナーウエ
ス箱10へ投げ捨てることにより達成される。画像が作
成されている間、トナーを加えないことが、好ましい方
法である。
【0038】このようにして、トナー濃度TCは、常
に、あらゆる環境条件に対して最適値においてセットさ
れる。
【0039】微視的階調の安定化図5〜図10は、充電
ポテンシャルVC=−300V、−500Vの2つの異
なる値に対して、露光エネルギーEEXPと放電ポテンシ
ャルVE、現像ポテンシャルVDEV及び紙における濃度D
TRANSの間の関係を提示する。関係は、露光エネルギー
EXPと、 − 図5においてVC=−300Vに対し、図8におい
てVC=−500Vに対して、充電ポテンシャルVC、バ
イアスポテンシャルVB、露光後ポテンシャルVEと、 − 図6においてVC=−300Vに対し、図9におい
てVC=−500Vに対して、現像ポテンシャルVDEV
E−VB − 図7においてVC=−300Vに対し、図10にお
いてVC=−500Vに対して、均一に露光されたパッ
チDTRANSの透過濃度との間で示される。
【0040】グラフから、露光エネルギーEEXPと合成
透過濃度DTRANSの間の関係は、激烈に変化することは
非常に明らかになる。
【0041】− 図6と図9に示された、トナーをOP
Cに転写させる最小露光エネルギーEMINは、約3mJ
/m2の値(図6と図7)から2mJ/m2よりも小さい
値(図9と図10)に移動する。
【0042】− OPCにおける10mJ/m2の露光
エネルギーEEXPは、0.8の濃度になる(図7)が、
図10のグラフにおいて、同一露光レベルEEXP=10
mJ/m2から生じ、別の充電ポテンシャルVC=−50
0Vから始まる濃度は、約1.7である。
【0043】これは、トナー電荷Q/Mとトナー供給T
Sの変化に応じて必要な濃度DTRANSを維持するため
に、充電ポテンシャルVCが変化されている時、微視的
色調Iiの各々に対応する露光エネルギーレベルEEXPi
は、微視的階調が同一であるために、再定義されなけれ
ばならない。露光レベルを再定義するための幾つかの方
法が、使用される。これを行う第1の方法は、異なる露
光エネルギーEEXPi、I=1..10によって均質に露
光された、例えば10パッチのくさびを現像することで
ある。EEXPiは、ある露光装置に対する利用可能な範囲
MAXの%で表現される。パッチの数は、エンジンが生
成するビット/ピクセルの数に対応する必要はない。パ
ッチの数は、微視的階調キャリブレ−ションの必要な精
度に応じて、自由に選ばれる。前述の如く、その数が大
きいほど、手順の精度は高くなる。くさびは、デンシト
メータ6によって優先的にオンラインで測定される。そ
のような測定の結果は、図11のグラフにおいて提示さ
れる。くさびは、立ち上がり時、立ち上がり後規則正し
い時間間隔において、又は或る数の印刷後に、もしく
は、エンジンの動作点が大きく変化した時、又はエンジ
ンの構成部分の安定性により適切なこれらの基準の任意
の組合せにより、発生される。エンジンの工場キャリブ
レ−ションにおいて、テーブルは、制御マイクロプロセ
ッサのメモリにおいて優先的に記憶される。このテーブ
ルは、微視的濃度レベルの各々に対してデンシトメータ
6の必要な出力値(DOPCiRQを含む。例えば、4ビッ
ト/ピクセルエンジンにおいて、16の微視的濃度レベ
ル(DOPCiRQが、生成される(濃度0を含む)。図1
1において提示されたグラフの逆関数を取ることによ
り、図11において一つの値に対してグラフで示された
如く、対応する露光エネルギーEEXPiを、テーブルにお
ける各項目DOPCiに対して計算することが可能である。
垂直DOPC軸において、必要な目標濃度値DOPC17g
a、指示される。図11の感光度曲線19DOPC=f
(EEXP/EMAX)により、目標密度DOPC17を達成す
るために、対応する必要な露光エネルギーレベル18を
見いだすことができる。露光レベルは、EMAX:最大露
光エネルギーレベルに関するパーセントとして与えられ
る。これらの値は、露光装置の制御電子系において位置
する参照用テーブル(LUT)15において記憶され
る。
【0044】微視的階調を再較正する第2の方法は、i
=0..15に対して、EEXPiまで露光するが、上記の
ものと同様のくさびを現像しないことである。静電電圧
センサ4を用いて、各パッチiに対する現像ポテンシャ
ルVDEViが、記録される。これは、図11において記載
されたものに類似するグラフを構成することを可能にす
る。
【0045】好ましくは、エンジンの工場キャリブレ−
ションにおいて再び、必要な現像ポテンシャルV
DEViが、制御マイクロプロセッサのメモリにおいて常駐
するテーブルにおいて記憶される。記録された関数の逆
を取ることにより、テーブルにおいて各項目に対する必
要な露光エネルギーレベルEEXPiが、見いだされ、露光
装置内のLUT15において記憶される。
【0046】本発明の好ましい実施態様詳細を記載した
が、技術における当業者には、次のクレイムによって記
載された如く発明の範囲に反することなく、多数の修正
が行われることは明らかであろう。
【0047】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0048】1.感光要素を有する電子写真装置におけ
る出力濃度を制御するための方法において、光学濃度D
OPC、現像電圧VDEVとトナー電荷Q/Mの間の関係を確
立する段階と、媒体光学濃度に対応する静電パッチを、
該感光要素において発生する段階と、該静電パッチにお
いて現像電圧VDEVを測定する段階と、トナーの付着に
より該静電パッチを現像し、該感光要素においてトナー
パッチを与える段階と、該トナーパッチの光学濃度D
OPCを測定する段階と、該現像電圧と該光学濃度から、
上記関係を用いて、トナー電荷Q/Mを計算する段階
と、上記計算したトナー電荷Q/Mに対応して、トナー
濃度TCを修正する段階とを具備する方法。
【0049】2.該トナー濃度の修正が、トナー供給T
Sを増減させる段階を具備する上記1に記載の方法。
【0050】3.現像電圧VDEVの測定が、該静電パッ
チの露光後ポテンシャルVEを測定する段階と、該トナ
ー供給手段のバイアスポテンシャルVBを検出する段階
と、VEとVBの間の差を取る段階とを具備する上記のい
ずれかに記載の方法。
【0051】4.該トナー濃度TCを修正する段階が、
目標トナー電荷(Q/M)TARGETに基づく上記のいずれ
かに記載の方法。
【0052】5.該目標トナー電荷(Q/M)
TARGETが、相対湿度RHと目標トナー電荷の間の第2の
関係を確立する段階と、相対湿度RHを測定する段階
と、該第2の関係を用いて、該測定相対湿度から、目標
トナー電荷(Q/M)TARGETを計算する段階とを具備し
て、計算される上記4に記載の方法。
【0053】6.Q/Mと(Q/M)TARGETを規則的に
計算する段階と、PIDシステムにおけるこれらの値を
使用して、必要なTC変化を計算する段階とを具備する
上記4又は5に記載の方法。
【0054】7.該光伝導要素における複数のパッチ
を、各パッチ内で一定の種々の露光レベルEEXPiに露光
する段階を具備する上記1〜5のいずれかに記載の方
法。
【0055】8.トナーの付着により該パッチを現像す
る段階と、デンシトメータにより、各パッチの光学濃度
を測定する段階と、該測定光学濃度に基づいて、必要な
光学濃度の関数として、露光レベルを与える変換テーブ
ルを確立する段階とをさらに具備する上記7に記載の方
法。
【0056】9.該露光パッチの電圧レベルを測定する
段階と、該測定電圧レベルに基づいて、必要な光学濃度
の関数として、露光レベルを与える変換テーブルを確立
する段階とをさらに具備する上記7に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】多様なトナー濃度値TCといろいろな相対湿度
値RHに対して2成分現像液に典型的な現像可能性曲線
の測定点を表現するグラフである。
【図2】パラメータとして相対湿度RHを有する、トナ
ー濃度TCの関数として2成分現像液系におけるトナー
の単位質量当りのトナー電荷Q/Mを表現するグラフで
ある。
【図3】本発明のために適切な電子写真エンジンを表現
する。
【図4】トナー電荷Q/Mを調節するための閉ループ制
御系を表現する。
【図5】バイアスポテンシャルVB=−200Vと充電
ポテンシャルVC=−300を基準として、露光エネル
ギー量EEXPの関数として、露光装置3による感光要素
1の露光後の放電ポテンシャルVEを表現する。
【図6】充電ポテンシャルVC=−300Vに対して、
露光エネルギーEEXPの関数として現像ポテンシャルV
DEV=VE−VBを表現する。
【図7】充電ポテンシャルVC=−300Vに対して、
露光エネルギーEEXPの関数として透過濃度DTRANSを表
現する。
【図8】バイアスポテンシャルVB=−400Vと充電
ポテンシャルVC=−500Vを基準として、露光エネ
ルギー量EEXPの関数として、露光装置3による感光要
素1の露光後の放電ポテンシャルVEを表現する。
【図9】充電ポテンシャルVC=−500に対して、露
光エネルギーEEXPの関数として現像ポテンシャルVDEV
=VE−VBを表現する。
【図10】V充電ポテンシャルVC=−500Vに対し
て、露光エネルギーEEXPの関数として透過濃度DTRANS
を表現する。
【図11】相対露光エネルギーEEXP/(EEXPMAX
関して10階段くさびにおいて、デンシトメータで記録
された、10パッチの濃度DOPCを示す。
【符号の説明】
1 感光要素OPC有機性光伝導体 2 充電装置(スコロトロン) 3 露光装置(レーザー走査システムLED) 4 無接点型静電圧センサー 5 2成分現像系−現像ユニット−現像系 6 濃度センサー−全体的濃度測定−デンシトメーター 7 出力媒体:用紙又は透明画 8 磁気ローラー−磁気ブラシ−現像液供給ローラー−
トナー供給ローラー 9 環境センサー−RH/Tセンサー 10 トナーウエス箱 11 清浄系 12 トナー容器又は現像液 13 トナー制御手段 14 画像処理ユニット(RIP) 15 変換テーブル(LUT) 16 トナー濃度センサー 17 目標濃度値DOPC 18 最大露光エネルギーレベルの%として目標濃度D
OPCを達成するための必要露光レベル 19 感光度曲線DOPC=F(EEXP) 20 転写電界 21 転写域 22 微視的色調レベル−微視的階調 23 VC充電ポテンシャル 24 物理露光エネルギーレベル−出力エネルギーレベ
ル−露光エネルギー 25 露光強度 26 OPCの照度 27 VE:露光後ポテンシャル 28 現像ギャップ 29 VB:バイアス電圧/ポテンシャル 30 VDEV:現像ポテンシャル/電圧 31 OPC表面 32 放電ポテンシャル 33 ビットマップのデータ 36 RH=70%に対するQ/M=f(TC) 37 RH=50%に対するQ/M=f(TC) 38 RH=30%に対するQ/M=f(TC) 39 RH=30%において演色されたピクセルのピク
セルプロフィル40 RH=70%において演色された
ピクセルのピクセルプロフィル 41 比較器(Q/M)TARGETと(Q/M)ACTUAL 42 PID:比例、積分及び差動コントローラ 43 (Q/M)ACTUAL計算ユニット 44 (Q/M)TARGET計算ユニット 45 RH=30%に対する現像曲線 46 RH=70%に対する現像曲線 50 RH=30%における高充電電圧の一般OPCに
対する放電曲線 51 RH=70%における低充電電圧の一般OPCに
対する放電曲線 52 最大露光に対する一定放電ポテンシャルを指示す
る水平線 53 低相対湿度RH=30%において動作する電子写
真装置のピクセル中心からの距離の関数としてのトナー
質量M/Aの空間濃度 54 高相対湿度RH=70%において動作する電子写
真装置のピクセル中心からの距離の関数としてのトナー
質量M/Aの空間濃度 60 一ピクセルに対する堆積マップのプロフィル 61 一ピクセルに対する堆積マップのプロフィル 62 相対湿度RH=70%における現像曲線 63 相対湿度RH=30%における現像曲線 64 相対湿度RH=30%における放電曲線 65 相対湿度RH=70%における放電曲線 67 測定充電レベルVC 68 VCに対する目標値 69 誤り信号 71 比較器 72 電子写真プロセスのコントローラ 73 PID比例、積分及び差動コントローラ 74 電子写真エンジン 75 目標最大濃度 76 全濃度パッチの濃度 77 全濃度パッチ 78 誤り信号 81 PID比例、積分及び差動コントローラ 82 比較器
フロントページの続き (72)発明者 ロベルト・ジヤンセンス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 デイルク・ブロツデイン ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ウエルナー・ハイアバウト ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光要素を有する電子写真装置における
    出力濃度を制御するための方法において、光学濃度D
    OPC、現像電圧VDEVとトナー電荷Q/Mの間の関係を確
    立する段階と、媒体光学濃度に対応する静電パッチを、
    該感光要素において発生する段階と、該静電パッチにお
    いて現像電圧VDEVを測定する段階と、トナーの付着に
    より該静電パッチを現像し、該感光要素においてトナー
    パッチを与える段階と、該トナーパッチの光学濃度D
    OPCを測定する段階と、該現像電圧と該光学濃度から、
    上記関係を用いて、トナー電荷Q/Mを計算する段階
    と、上記計算したトナー電荷Q/Mに対応して、トナー
    濃度TCを修正する段階とを具備する方法。
JP9203962A 1996-07-18 1997-07-15 電子写真装置のプロセス制御 Pending JPH1069133A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE96202041.8 1996-07-18
EP96202041 1996-07-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1069133A true JPH1069133A (ja) 1998-03-10

Family

ID=8224203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9203962A Pending JPH1069133A (ja) 1996-07-18 1997-07-15 電子写真装置のプロセス制御

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH1069133A (ja)
DE (1) DE69735696D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253184A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Xerox Corp トナー濃度制御の計量配給時間アキュムレータ用最適化限界ゲイン補償
JP2019086695A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成装置のコンピュータにより実行されるプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253184A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Xerox Corp トナー濃度制御の計量配給時間アキュムレータ用最適化限界ゲイン補償
JP2019086695A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成装置のコンピュータにより実行されるプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
DE69735696D1 (de) 2006-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5216463A (en) Electrophotographic process control device using a neural network to control an amount of exposure
US6442355B2 (en) Developer density controlling apparatus including target density information detection and toner image density detection
US6034703A (en) Process control of electrophotographic device
US5974279A (en) Process control of electrophotographic device
US9268281B2 (en) Image forming apparatus
JP3552486B2 (ja) 画像形成装置
US5839020A (en) Method and apparatus for controlling production of full productivity accent color image formation
JP4950601B2 (ja) トナー補給制御装置および画像形成装置
JPH0293667A (ja) 画像形成装置
JPH1069133A (ja) 電子写真装置のプロセス制御
EP0819991B1 (en) Process control of an electrophotographic device
EP0788273A2 (en) Process control of electrophotographic device
JPH08123110A (ja) 画像形成装置およびその画像濃度制御方法
US5631728A (en) Process control for electrophotographic recording
JP3521472B2 (ja) 画像データ変換装置
JPH09172545A (ja) 画像形成方法とその画像形成装置
JP2001255711A (ja) 画像形成装置
US5742868A (en) Method and apparatus of adjusting of charge level on an electorstatographic recording medium
JPH11272024A (ja) 画像形成装置
JPS6054567A (ja) 記録装置
JPS6263966A (ja) 画像記録装置
JP2021056421A (ja) 画像形成装置
JPS59216166A (ja) 光プリンタの露光量制御装置
JPH07115487B2 (ja) 電子写真式印字装置
JP3699790B2 (ja) 電子写真プロセス制御装置