JP2004177437A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004177437A
JP2004177437A JP2002340171A JP2002340171A JP2004177437A JP 2004177437 A JP2004177437 A JP 2004177437A JP 2002340171 A JP2002340171 A JP 2002340171A JP 2002340171 A JP2002340171 A JP 2002340171A JP 2004177437 A JP2004177437 A JP 2004177437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transfer
environment
charging
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002340171A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Kakeshita
智美 掛下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002340171A priority Critical patent/JP2004177437A/ja
Publication of JP2004177437A publication Critical patent/JP2004177437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】DC接触現像方式が有する問題を解決し、より安価な構成で、ユーザに違和感を与えることなく、ゴースト現象が発生しない安定した最適画像を形成することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体周囲の環境を検知する環境検知手段23と、像担持体上に形成されるトナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、画像形成装置を制御する制御手段とを有し、制御手段は、環境検知手段23の検知結果及び濃度検知手段の検知結果に基づいて帯電手段2に印加する直流電圧値を制御するとともに、直流電圧に基づいて転写手段6に印加する転写電圧値を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いたレーザービームプリンタ、電子写真複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の静電潜像技術を用いた、例えば、レーザービームプリンタ、電子写真複写機、ファクシミリなどの画像形成装置では、像担持体としての感光体を帯電手段にて一様に帯電し、その後、感光体表面に被写体の画像を結像するか、或いは、画像データに応じて点滅するレーザ光のスポットが感光体表面上を走査することによって、感光体上に静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像手段により可視像(トナー像)とし、このトナー像を普通紙などの転写材上に転写、定着して画像が形成される。
【0003】
感光体を帯電手段により帯電する帯電方式として、接触帯電方式が提案されている。
【0004】
接触帯電方式としては、例えば、接触帯電部材として、芯金の周りに導電性の弾性層を有する帯電ローラを使用し、感光体に帯電ローラを接触させつつ従動回転させ、この間に帯電ローラの芯金部に電源を介して直流電圧に交流電圧が重畳されたバイアス電圧を印加する帯電方式がある。この直流電圧に交流電圧が重畳することにより、感光体を直流電圧と同一の電位に帯電させる。
【0005】
ここで、バイアス電圧の交流成分は、感光体の帯電前の表面電位にかかわらず、帯電ローラの抵抗により感光体の表面電位を一定に収束させることができる。
【0006】
一方、低コスト化を目的として、交流を使わない直流電圧のみを印加する接触帯電方式(以後「DC接触帯電方式」と呼ぶ。)も使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DC接触帯電方式では、環境変動によって接触帯電部材の抵抗値が変動し、帯電開始電圧(Vth)の値が変動することがある。その結果、感光体の表面電位を所望の値(以後「VD」と呼ぶ。)にすることが難しい。
【0008】
このような異常に対しては、画像形成の直前直後で常に最適化制御を行うようにすれば、解決可能であるが、頻繁に最適化制御を行うと、今度は、検知精度によっては画像濃度が短期的に変化する可能性があり、ユーザーに相当の違和感を与えるという欠点がある。また、装置の動作速度が高速になった場合、連続した画像形成の間に、充分な最適化制御のための時間が確保できないという不具合も生じる。
【0009】
また、このような異常に対して、転写後から帯電工程前に、前露光や、帯電補助ローラ、帯電補助ブラシ、或いは、帯電補助シートなどを用いて、帯電突入前の感光体の表面電位を一定にするプロセスを設けるようにすれば、解決可能であるが、プロセスを増やすことによって、より複雑な構成で、高価な装置となってしまうため、コスト的に問題がある。
【0010】
また、帯電ローラの物性に起因するだけでなくDC接触帯電方式の特徴として、帯電前の感光体電位によっては直流の一回のみの帯電では十分に感光体を帯電できずに帯電電位が低下したり、部分的には過帯電になるという問題が発生する。
【0011】
その結果、感光体の一周前の画像が、感光体の次周期の画像上に現れてしまうという現象がおきてしまう。以後、これを「ゴースト現象」と呼ぶ。
【0012】
また、各環境で、この帯電前電位が同じであってもゴースト現象が出る条件は、ドラム特性(環境における感光体層の電荷輸送速度、電荷の残留、電荷の注入)やVDによって変動する。
【0013】
図1には、ゴースト現象が顕著に発生した画像を示す。ドラム半周分FF濃度の画像を形成した後、ハーフトーン画像を出力すると、ドラム半周分のFF濃度の電位が、帯電前の感光体電位によっては、一回のDC帯電では所定電位まで帯電できずに電位が低くなってしまい、画像上には濃く出てしまう。
【0014】
そこで、本発明の目的は、DC接触現像方式が有する上記問題を解決し、より安価な構成で、ユーザに違和感を与えることなく、ゴースト現象が発生しない安定した最適画像を形成することのできる画像形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、下記の構成を特徴とする画像形成装置を提供する。
【0016】
(1)像担持体と、前記像担持体に当接し、前記像担持体に直流電圧を印加して帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像とする現像手段と、前記像担持体上のトナー像を被転写部材に転写するために転写電圧を印加する転写手段とを有する画像形成装置において、画像形成装置本体周囲の環境を検知する環境検知手段と、前記像担持体上に形成されるトナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、前記画像形成装置を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記環境検知手段の検知結果及び前記濃度検知手段の検知結果に基づいて前記帯電手段に印加する直流電圧値を制御するとともに、前記直流電圧に基づいて前記転写手段に印加する転写電圧値を制御することを特徴とする画像形成装置。
【0017】
(2)像担持体と、前記像担持体に当接し、前記像担持体に直流電圧を印加して帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像とする現像手段と、前記像担持体上のトナー像を被転写部材に転写するために転写電圧を印加する転写手段とを有する画像形成装置において、画像形成装置本体周囲の環境を検知する環境検知手段と、前記画像形成装置の使用量に関する情報を記憶する記憶手段と、前記画像形成装置を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記環境検知手段の検知結果及び前記記憶手段に記憶された前記使用量に関する情報に基づいて前記帯電手段に印加する直流電圧値を制御するとともに、前記環境検知手段の検知結果に応じて前記転写手段に印加する転写電圧を制御することを特徴とする画像形成装置。
【0018】
(3)前記像担持体、前記帯電手段、前記現像手段及び前記記憶手段は、一体として画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとされることを特徴とする上記(2)に記載の画像形成装置。
【0019】
(4)前記使用量に関する情報は、画像形成装置本体に装着された後にプロセスカートリッジの使用に応じて変化する量に関する情報であることを特徴とする上記(3)に記載の画像形成装置。
【0020】
(5)前記制御手段は、前記使用量に関する情報に基づいて前記帯電手段に印加する直流電圧値を2以上の異なる電圧値に変化させることを特徴とする上記(2)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0021】
(6)前記転写手段に流れる転写電流を検知する電流検知手段を有し、前記制御手段は、前記環境検知手段の検知結果に基づいて前記転写電流の電流値範囲を設定し、前記電流値範囲の転写電流が前記転写手段に流れるよう前記転写手段に印加する転写電圧を制御することを特徴とする上記(2)乃至(5)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0022】
(7)前記環境検知手段は、周囲の環境温度を検知する温度検知手段であることを特徴とする上記(1)及至(6)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0023】
(8)前記環境検知手段は、周囲の環境湿度を検知する湿度検知手段であることを特徴とする上記(1)及至(6)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0024】
(9)前記被転写部材は、中間転写ベルト或いは転写材であることを特徴とする上記(1)及至(8)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0025】
(10)前記転写手段は、転写ローラであることを特徴とする上記(1)及至(9)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0026】
(11)前記記憶手段は、不揮発性メモリ、非接触型不揮発性メモリ、電源を備えた揮発性メモリのいずれかであることを特徴とする上記(2)及至(10)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0028】
実施例1
図2に、本発明に係る画像形成装置の一実施例として、複数の現像装置をもつインライン式のカラーレーザービームプリンタの概略構成を示す。なお、同図は、転写材の搬送方向に沿った縦断面図を示すものである。
【0029】
本実施例のカラーレーザービームプリンタとされるカラー画像形成装置は、ホストコンピューターからの画像情報を受け取り、画像出力する構成とされ、また、感光体、トナーなどの消耗品は、プロセスカートリッジとして本体から着脱し交換可能に構成されている。
【0030】
図2について説明すると、カラー画像形成装置は、上下垂直方向にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成部が配置され、この4つの画像形成部Y、M、C、Kに沿って、垂直方向に走行する無端状の中間転写体としての中間転写ベルト9が設けられる。中間転写ベルト9は、ローラ9a、9bに張設され、矢印方向に回転移動する。
【0031】
また、各画像形成部Y、M、C、Kには、互いに異なる色のトナー像を形成するプロセスカートリッジP(P1、P2、P3、P4)が設けられており、各プロセスカートリッジP(P1、P2、P3、P4)は、互いに上下方向に直列状態にて配置されている。
【0032】
次に、画像形成手段としての画像形成部Y、M、C、Kを構成するプロセスカートリッジP(P1、P2、P3、P4)について説明する。
【0033】
各画像形成部Y、M、C、Kは、基本的な構成作用に変わりはなく、ただ、プロセスカートリッジP(P1、P2、P3、P4)を構成する現像装置4(4Y、4M、4C、4K)に収納するトナーの色が異なるだけである。
【0034】
プロセスカートリッジP(P1、P2、P3、P4)は、像担持体としての感光体1(1Y、1M、1C、1K)を備え、その外周部には、帯電手段を構成する帯電部材としての帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)と、現像手段としての現像装置4(4Y、4M、4C、4K)が配設してある。現像装置4(4Y、4M、4C、4K)は、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーを収納し、トナーを搬送する現像剤担持体としての現像ローラ5(5Y、5M、5C、5K)を具備している。
【0035】
更に、感光体1(1Y、1M、1C、1K)の周りには、中間転写ベルト9を挟んで夫々の感光体1に対向する部位に、転写手段としての転写ローラ6(6Y、6M、6C、6K)が配設してある。
【0036】
感光体1(1Y、1M、1C、1K)は、導電性の円筒状のドラム基体表面に感光層、例えば、有機光半導体、アモルファスシリコン等を設けて構成したものである。感光体1(1Y、1M、1C、1K)は、駆動手段(不図示)によって回転駆動され、その表面は所定の表面移動速度(以下「周速度」という。)で矢印R1方向に回転する。
【0037】
前記帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)は、芯金とその外周のローラ状に被覆された中抵抗弾性ゴム層で構成されていて、芯金の両端を軸受けで回転可能に、かつ帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)が常時対応の感光体1(1Y、1M、1C、1K)に当接するように支持されている。帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)は感光体1(1Y、1M、1C、1K)に対して従動回転している。弾性層には、カーボンブラック、グラファイト、金属粉や金属酸化物などの導電性粉末を弾性材料中に分散した層を用いる。
【0038】
現像装置4(4Y、4M、4C、4K)は、回転駆動される現像剤担持体としての現像ローラ5(5Y、5M、5C、5K)と、現像ローラ5(5Y、5M、5C、5K)表面に担持されるトナーの層厚を規制する現像剤層厚規制部材である現像ブレード11(11Y、11M、11C、11K)と、現像ローラ5(5Y、5M、5C、5K)にトナーを供給するための現像剤供給手段であるトナー供給ローラ12(12Y、12M、12C、12K)とを備えている。
【0039】
現像剤(トナー)としては、磁性又は非磁性のいずれのトナーも使用することができ、またその製法についても重合、又は粉砕のいずれのものであってもよい。本実施例で使用したトナーは、摩擦により−(負)極性に帯電するものである。現像ローラ5(5Y、5M、5C、5K)表面に塗布されるとともに現像ブレード11(11Y、11M、11C、11K)によって層厚規制されたトナーは、現像バイアス電源(不図示)によって現像ローラ5(5Y、5M、5C、5K)に−400Vの現像バイアスを印加することにより、感光体1(1Y、1M、1C、1K)上の露光部に付着され、これにより静電潜像がトナー像として現像される。
【0040】
中間転写体9として使用される中間転写体ベルト9は、ポリカーボネート樹脂を、カーボンの分散により、抵抗値10Ω・cm程度に調整し、厚さT1=0.15mmに成型した基体91の上面に、抵抗値10Ω・cm、JIS−A硬度60度、厚さT2=0.3mmのNBRゴムを弾性層92として設けた部材を用いた。
【0041】
なお、JIS−A硬度の測定は、弾性層92を構成する材料を、厚さ10mmの板形状に成型し、荷重:1kg、測定環境:温度23℃/湿度60%にて行った。基体91の上面に弾性層92を設けることにより、一次転写ニップ部において、感光体1と中間転写体ベルト9の当接が均一になり、長手方向の濃度ムラの発生が防止できた。また、同時に、剛性の高い樹脂を基体91として用いることで、走行中のしわの発生も抑えられた。
【0042】
中間転写ベルト9は、感光体1に対して所定の押圧力をもって圧接させてあり、感光体1の周速度と同じ周速度をもって、若しくは、所定の周速差をもって感光体1の回転と順方向に回転される。また、中間転写ベルト9に対向して二次転写ローラ10が配置されている。
【0043】
次に、上記構成のカラー画像形成装置におけるカラー画像形成プロセスについて説明する。
【0044】
4つの画像形成部Y、M、C、Kは同じ構成とされるので、イエロー画像形成部Yについて説明する。
【0045】
感光体1Yは、回転過程で帯電ローラ2Yにより所定の極性(本実施例では負)電位に一様に帯電処理され、次に、その帯電面にレーザスキャナ3Yにより、カラー画像情報の第1の成分色画像(イエロー成分色画像)のレーザ走査書き込み露光がなされ、第1の成分色画像に対応した静電潜像が形成される。
【0046】
次いで、その静電潜像が第1の成分色画像に対応する第1現像装置(イエロー現像装置)5Yによって第1色目のイエロートナー画像として反転現像される。
【0047】
次に、感光体1Yと中間転写ベルト9との接触部である転写ニップ部において、感光体1Y面側の上記のイエロートナー画像が中間転写ベルト9上に一旦中間転写(1次転写)される。即ち、本実施例にて、中間転写ベルト9は、被転写部材として機能する。
【0048】
このとき対向ローラ、即ち、一次転写ローラ6Yには、後述の図3に示すような転写電圧印加手段200からトナーと逆極性の所定電圧のバイアス電圧(正)が付与され、その結果、感光体1Y面側のイエロートナー画像が中間転写ベルト9上に転写電界により転写される。
【0049】
中間転写ベルト9に対する第1色目としてのイエロートナー画像の転写を終えた感光体1Yの表面はクリーニング装置7Yにより清掃される。
【0050】
以下同様に、感光体1M、1C、1Kに対する帯電ローラ2M、2C、2Kによる帯電、レーザースキャナ3M、3C、3Kによる第2、第3、第4の成分色画像(マゼンタ、シアン、ブラック成分色画像)のレーザ走査書き込み露光、第2、第3、第4現像装置(マゼンタ現像装置5M、シアン現像装置5C、ブラック現像装置5K)による現像、第2、第3、第4色目であるマゼンタ、シアン、ブラックトナー画像の中間転写ベルト9への転写、感光体1M、1C、1Kのクリーニング装置7M、7C、7Kによる清掃が行われる。
【0051】
このように、画像形成サイクルが順次に実行されて、被転写部材である、回転する中間転写ベルト9上に対して上記4つの成分色トナー画像、即ち、イエロートナー画像、マゼンタトナー画像、シアントナー画像、ブラックトナー画像が互いに位置合わせ(レジスト)された状態において順次に重畳転写(1次転写、)されて、目的のカラー画像情報に対応した合成カラー画像(鏡像)が中間転写ベルト9上に形成される。
【0052】
また、第1色目から第4色目のトナー画像の形成順序は上記の順序に限らず適宜の順に設定することができる。
【0053】
第4色目のトナー画像、本実施例ではブラックトナー画像の中間転写ベルト9への転写が終了すると、中間転写ベルト9と二次転写ローラ10の当接部に、給紙カセット40から転写材Sが、給紙ローラ21等により所定のタイミングで給送される。
【0054】
二次転写ローラ10にはトナーと同極性(本実施例では負極性)のバイアス電圧が印加される。これにより、中間転写ベルト9上に重畳転写されている第1〜第4のトナー画像が転写材Sに対して一括転写(2次転写)される。即ち、転写材Sに対して合成カラートナー画像が転写形成される。
【0055】
二次転写ローラ10との転写ニップ部を通った転写材Sは、定着器13へ導入され、トナー画像の定着処理(加熱・加圧)を受けて画像形成物として出力される。
【0056】
ここで、図3を参照して、本実施例のカラー画像形成装置における1次転写系の転写バイアス制御方式(以下「ATVC方式」と呼ぶ。)について説明する。
【0057】
転写電圧印加手段である転写高圧電源200は、転写動作以前にDCコントローラ201からの信号HVTINにより制御される。
【0058】
信号経路は、DCコントローラ201よりD/Aコンバータ202にデジタル信号が入力されると、D/Aコンバータ202にて0〜5Vのアナログ電圧に変換され、このアナログ電圧により転写電圧電源200の出力電圧が0〜5KVに制御される。
【0059】
なお、DCコントローラ201からのPWM信号により転写高圧電源200の出力電圧を制御する方式であってもよい。
【0060】
DCコントローラ201内のCPU(不図示)が行う制御シーケンスは、例えば次のとおりである。
【0061】
DCコントローラ201からの信号によりD/Aコンバータ202から、ステップ状に順次増加された一定電圧が出力されるのに従い、転写高圧電源200からも同様に順次増加された一定電圧が出力される。ここでは、D/Aコンバータ202において、0Vを初期電圧とし、10ms毎にステップ状に60V刻みで増加していく一定電圧が出力される。
【0062】
そして、1次転写ローラ6から感光体1に対して1次転写部位を流れた電流は、電流検出回路203を介してA/Dコンバータ204に入力される。これは0〜5Vの電圧に変換されてHVTOUTというデジタル信号となってDCコントローラ201内のCPUに送られ、目標値と比較される。
【0063】
この目標値は、予め設定した所望の電流値(ターゲット電流)をA/Dコンバータ204により電流、電圧変換した値である。なお、この電流、電圧変換の値をソフト上で任意の値に設定することも可能である。
【0064】
そして、電流検出回路203から出力される検出電流をA/Dコンバータ204により変換した値が徐々に増加し、目標値付近に到達した後は前記HVTINの値を随時増減して微調整を行い(10ms毎に20V刻みでの増減,続いて5V刻みでの増減へと移行)、目標値と検出電流をA/Dコンバータ204により変換した値とが一致したときに制御を終了する。
【0065】
このとき同時にDCコントローラ201内のCPUに、ターゲット電流を流すことが可能な転写電圧を出力するデジタル信号HVTINの値が記憶される。
【0066】
そして、転写動作時には、DCコントローラ201内のCPUに記憶されている転写用のHVTINの値がD/Aコンバータ202に入力され、転写用の定電圧が1次転写ローラ6に印加される。
【0067】
本実施例では、DC接触帯電方式を使用しているが、上述のように、DC接触帯電方式の特徴として、帯電前の感光体電位によっては直流の一回のみの帯電では十分に感光体を帯電できずに帯電電位が低下したり、部分的には過帯電になるという問題が発生してしまう。その結果、感光体の一周前の画像が、感光体の次周期の画像上に現れてしまうという現象が発生する。これは、各環境で、帯電電位が同じであってもゴースト画像が出る条件は、ドラム特性(環境における感光層の電荷輸送速度、電荷の残留、電荷の注入)や帯電ローラや転写ローラ抵抗値変動やVDによって変動する。
【0068】
また、同じ転写電流でも材料の抵抗変動や感光体の特性によって環境で、ゴースト画像が出ない電流領域が変化してしまう。
【0069】
図4〜図6に転写電流と感光体のVD値との関係を示す。各VDに対してゴースト画像の出ない領域を、転写電圧(920V、1020V、1320V)毎に実線で示した。
【0070】
なお、図4は低温低湿環境、図5は通常環境、図6は高温高湿環境の結果を示している。
【0071】
これをみると、
(1)VDの値が大きくなればなるほど、ゴースト画像に有利である。
(2)環境によってゴースト画像の出ない領域が変化している。
ということが分かる。
【0072】
この結果からも、DC接触帯電方式では、VDが変動すること、使用環境により最適転写電流値が変化してしまうことが分かる。これは、特に転写後、帯電前に、帯電補助プロセスがないDC接触帯電方式でよくみられる現象である。
【0073】
図7〜図9を参照してゴースト画像の発生のメカニズムについて説明する。
【0074】
ゴースト画像は、帯電突入前電位と、画像部非画像部の突入前電位差によって発生する。通常、転写工程の放電現象により感光体が帯電する。本実施例では、転写にプラスの電圧を印加しているので、感光体はプラス側に帯電する。
【0075】
図7をみると、画像部、非画像部それぞれに電流が流れプラス側にシフトする。その電位のまま突入すると帯電ローラのDC放電により十分な帯電で、感光体が飽和状態(VD)まで帯電される。
【0076】
しかし、図8のように、転写電流量が少ないと、画像部が放電されるか、されない量になり、画像部と非画像部の突入前電位差が大きくなって、帯電ローラの一度の放電では帯電能が足りずに画像領域のみVD電位まで落ちないという現象がおきてしまう。これが、次の感光体の周期では黒くなって見えてしまう。これを、以後、「ポジゴースト」と呼ぶ。
【0077】
また、図9のように、転写電流量が多いと、突入前電位は一定でも、感光体の中に過剰に電荷が残ってしまったり、過帯電を起こしてしまい、非画像領域のVDが小さくなるという現象がおきてしまう。これが、次の感光体の周期では白くなって見えてしまう。これを、以後、「ネガゴースト」と呼ぶ。
【0078】
このことからも、転写電流量によって帯電突入前電位を制御する必要性がある。
【0079】
なお、転写電流と転写効率の関係も同時に示した。これは、図4〜図6の点線領域(転写効率最適領域)であるが、多少はずれているところはあるが最適値(白抜きプロット部)で見ると、ほぼゴースト画像のでない領域は、転写最適領域に包含されていることが分かった。
【0080】
従って、帯電のVD変動により転写電流を可変する方式を利用することによってよりよい画像が得られることが分かった。
【0081】
そこで、本実施例では、各環境におけるVD値を予測し、それに応じて最適転写電流を制御することを特徴とする。
【0082】
なお、各環境におけるVD値の予測は、濃度制御、メモリタグ制御、帯電バイアス制御、直接感光体表面の電位を測定する方式など様々な態様で可能であるが、本実施例では、濃度制御を使用した転写電流制御を行うことにする。この方式では、濃度検知によりVDを決定し、それに応じた最適転写制御を行う。
【0083】
次に、ここで更に詳しく本実施例のVD制御を説明する。
【0084】
図10に潜像バイアス設定値を示す。感光体にレーザが照射され一番下がる電位をVLと呼ぶ。そして、現像バイアス電位から感光体の帯電電位によって画像の濃度が変わる。VLと現像バイアス(Vdc)のコントラストの差を現像コントラスト、逆に現像バイアス(Vdc)とVDのコントラスト差を潜像コントラスト(バックコントラスト)と呼ぶことにする。
【0085】
この現像コントラストは、主に濃度やライン幅などに影響を及ぼす。そして、バックコントラストは、非画像部にトナーが転移するカブリに影響を及ぼす。
【0086】
バックコントラストが小さすぎると、現像時にVD部に正規トナーが飛翔する地カブリと呼ばれる現象が生じる。また、バックコントラストが大きすぎると、現像時にVD部に反転トナーが飛翔する反転カブリと呼ばれる現象が生じる。そのため、バックコントラストには適正値が設けられる。この適正値は、環境によるトナーの帯電電荷量、トナーの劣化状況などにより変動するため、環境によってもトナー特性によっても可変する。
【0087】
本実施例でのバックコントラスト適性値は、低温低湿環境下では、170V、高温高湿下では150Vであった。
【0088】
なお、VD制御は、あらかじめ環境によって最適バックコントラスト、帯電バイアスと現像バイアスの関係式を用いて、濃度制御を行い、環境によるVDを算出し、転写バイアスを可変する制御である。
【0089】
ここで、濃度制御を行ってVDを決定する制御について説明する。
【0090】
最初に、環境検知手段としての環境センサ23(図2参照)を用い、環境を検知し、それに応じて各環境に最適なバックコントラスト値(以後、「Vback」と呼ぶ。)を選択する。その後、帯電バイアスとVDを決定する。
【0091】
なお、環境センサ23による環境検知は以下の方法によって行う。
【0092】
本実施例では、温度センサ及び湿度センサとで構成された環境センサ23が装備されており、環境センサ23により周囲の温度及び湿度を一定時間検知する。また、環境センサ23からの信号を受けて現像装置の置かれている環境を判断し、画像形成条件を制御する制御手段が設けられている。
【0093】
この温度センサと湿度センサによって環境を判別するのであるが、本実施例では、高温高湿環境、低温低湿環境と常温常湿環境の3つの環境を判別する。今回は3環境に分けたが、系によっては何環境にわけても構わない。
【0094】
環境の判断方法として、温度及び湿度の値をそれぞれ検知する環境センサ23からの温度および湿度の出力値が、
温度35℃以上であり、かつ湿度85%以上・・・・・・・高温高湿環境
温度10℃〜35℃であり、かつ湿度20%〜85%・・・常温常湿環境
温度10℃以下であり、かつ湿度20%以下・・・・・・・低温低湿環境
と判断する。
【0095】
また、環境センサ23の取り付け位置は、図2に示すように、装置100内の空気を装置外へ排出するために設けられたファン101の近傍など、装置外の温度及び湿度を検知できる位置に設けても良い。望ましくは、転写ローラ6と感光体1が対向する1次転写部位の近傍に設ける。
【0096】
帯電バイアス(X)とVD(Yvd)の関係は下記の式で表される。
Yvd=aX+b ▲1▼
(b:Vth(放電開始電圧))
であり、a、bの絶対値は、環境、感光体1の感光層(CT)膜厚、帯電ローラ2の抵抗などで異なる。
【0097】
本実施例では、低温低湿下で(a、b)=(0.960、−550)、高温高湿下で(a、b)=(1.005、−520)とした。この式を用いて、帯電バイアスを決定する。
【0098】
また、帯電バイアス(X)と現像バイアス(Vdc)の関係は以下のような関係式で表される。
Vdc=aX+b−Vback ▲2▼
であり、Vback値は、上述したように、環境によって選択される。
【0099】
上記2式▲1▼、▲2▼よりVDと現像バイアス(Vdc)を求めることができる。
【0100】
適性帯電バイアスと現像バイアスについては、濃度制御によって決定される。以下に濃度制御方法について説明する。
【0101】
図11は、濃度と反射率との関係を説明する図である。
【0102】
濃度センサ70は、発光部71と受光部72とを備えており、感光体1表面上に形成された濃度制御用パッチTに発光部71からスポット光を照射してその反射光を受光部72で受光し、受光した光量によって濃度を検知するものである。制御装置は、濃度センサ70の受光部72から入力される受光光量情報に基づいて、現像装置4の現像バイアス等の画像形成条件を変更して画像濃度が適切になるように制御する。
【0103】
なお、図11において、反射率は、感光体1にトナーがない状態で受光部72に入射された光量を基準(100%)とした。また、反射率は、感光体1上のトナー像Tを測定した結果で、濃度は同条件で転写材上にトナー像を転写した時の、転写材S上での濃度である。
【0104】
感光体1上のトナー載り量が0の時は、その反射率は100%だが、トナー載り量が増すと、発光部71から照射された光はトナーにより拡散されるため、受光部72に入射される正反射光量が減少し、反射率は低下する。反射率からトナー濃度の変換は、実験的に求めた反射率−濃度変換テーブルをCPUに格納しておき、濃度を算出する際にこのテーブルを参照すれば良い。
【0105】
本実施例の濃度制御がCPUによって開始される。図12は、感光体1を周方向に展開した概略図で、ブラックの現像バイアスを、−100V、−150V、−200V、−250Vの4段階にそれぞれ設定し、そのときに帯電バイアスを可変させ濃度を変えたブラックのトナー像K1〜K4を示す。
【0106】
図13は、上記ブラックのトナー像K1〜K4における現像バイアスと反射率の関係を示した図である。図13中の黒点は、ブラックの現像バイアスを−100V、−150V、−200V、−250Vの4段階に設定した際に濃度センサ70の受光部72が検知した反射率を示すものである。
【0107】
また、図14は、上記ブラックのトナー像K1〜K4におけるパッチ濃度と反射率の関係を示した図である。
【0108】
本実施例では、濃度1.4となるように、現像バイアスを制御した。図14に示すように、パッチ濃度が1.4となるのは、濃度センサ70の受光部72が検知する反射率が15%となるときである。そして、図13に示すように、反射率が15%となるときの現像バイアス値を測定結果から線形補間すると、パッチ濃度が1.4となる現像バイアスは−220Vであることが分かる。
【0109】
上記方法により濃度1.4となる現像バイアスを求めることが可能となる。これより適性帯電バイアスも求めることが可能となる。本実施例では、高温高湿下の環境における濃度検知を行ったため、帯電バイアス及びVDの値は、−885V、−370Vとなった。
【0110】
VDが決定した後に、最適転写ターゲット電流値を選択する。
【0111】
これは、各環境において、各々のVDに対しての最適転写ターゲット電流をテーブルより選択する方法である。図4〜図6に各環境、VDに対して、最適転写電流の値を白抜きのプロットで示した。そして、その値を基にターゲット電流値のテーブルを作った。そのテーブルを表1に示す。
【0112】
【表1】
Figure 2004177437
【0113】
本実施例では、高温高湿環境において、転写のターゲット電流値として11μAを選択した。なお、本実施例はテーブルの区切りとして、3段階に区切ったがこれは何段階でもよく、系に沿った区切り方を行うのが適切である。
【0114】
フローチャートとしては、
(1)環境センサ23により環境検知を行うことで環境を判断し、判断した環境に応じてバックコントラストを決定する。
(2)濃度制御を行うことにより現像バイアスを決定し、決定されたバックコントラストと現像バイアスの値から帯電バイアス、VDを決定する。
(3)VDの値を基に表1からターゲット転写電流値を決定する。
【0115】
以上、上記のような制御を行うことによって、図15に示すように、VDをあらかじめ予測し、転写電流を制御することによってあらゆる環境、あらゆる状況下で、ゴースト画像が出ないバイアス制御が可能となり、かぶりが抑えられ、高画質な画像を得られることが可能になった。
【0116】
実施例2
次に、本発明に係る実施例2について説明する。本実施例2において、画像形成装置の構成及び作動態様は、実施例1と同様なので、ここでの説明は省略し、本実施例の特徴部分のみを説明する。
【0117】
実施例1では、濃度制御を用いて、感光体の表面電位(VD)を予測していたが、本実施例においては、濃度制御のない簡易画像形成装置においても安定した画像を得ることを目的とし、プロセスカートリッジPに記憶手段(メモリ)を装着し、メモリ内にカートリッジの使用量情報を格納する。
【0118】
そして、その使用量情報を元に、通紙枚数が多くなってもVDを一定にするようなバイアス電圧制御を行い、それに応じた適切な転写バイアス電圧を印加する制御を行う。
【0119】
ここで、カートリッジ使用量情報について説明する。
【0120】
使用量情報を各カートリッジのメモリ20内に格納する。メモリ20の容量については、カートリッジ使用量の情報を記憶するのに十分な容量をもつものとする。また、メモリ20には、カートリッジが使用された量が随時書き込み記憶されている。
【0121】
メモリ20内のカートリッジ使用量は、画像形成装置によって判断できるなら特に制限はない。例えば、各プロセスカートリッジユニットの回転時間、バイアス印加時間、トナー残量、印字枚数、感光体に作像する画像ドット数、感光体を露光する際のレーザ発光時間の積算値及び感光体の膜厚、それぞれの使用量の重みづけを行って組み合わせた値などが挙げられる。
【0122】
本実施例ではカートリッジ使用量情報として、感光体使用量を利用することにする。
【0123】
ここで、メモリ20について図16を用いて説明する。
【0124】
本実施例においてプロセスカートリッジPは、現像容器側面に設けられたメモリ20と、メモリ20への情報の読み書きを制御するためのカートリッジ側にあるメモリ伝達部21を有する。
【0125】
カートリッジPを画像形成装置に装着した場合は、メモリ伝達部21と画像形成装置側の本体制御部22が互いに対向して配置されている。また、本体制御部22は、本体側からカートリッジ側のメモリ伝達部21への伝達手段としての機能も含むものとする。
【0126】
本発明に使用されるメモリ20としては、通常の半導体による電子的な不揮発性メモリを特に制限なく使用することができる。特に、メモリ20が、メモリと読みだし/書き込みICの間のデータ通信を電磁波によって行う非接触型不揮発性メモリである場合、メモリ伝達部21と本体制御部22の間が非接触であってもよいためカートリッジPの装着状態による接触不良の可能性がなくなり、信頼性の高い制御を行うことができる。また、電源を備えた揮発性メモリとすることもできる。
【0127】
これら二つの制御部、即ち、メモリ伝達部21と本体制御部22によって、メモリ20内の情報の読み出し及び書き込みを行うための制御手段が構成される。メモリ20の容量については、後述するカートリッジ使用量及びカートリッジ特性値などの複数個の情報を記憶するのに十分な容量をもつものとする。また、メモリ20には、カートリッジが使用された量が随時書き込み記憶されている。
【0128】
図16を参照して、本実施例におけるメモリ制御構成を説明する。
【0129】
プロセスカートリッジP側には、メモリ20及びメモリ伝達部21が配置されている。また、本体100側には、本体制御部22が配置されており、その中は、環境検知部としての環境センサ23、制御部24、演算部25、感光体回転指示部26、帯電バイアス印加時間検出部27、環境テーブル28等がある。
【0130】
図16にメモリ20内の情報を示した。メモリ20内に様々な情報が格納されているが、本実施例では少なくとも帯電バイアス印加時間情報29、感光体回転時間情報30、ドラム使用量演算式係数31、及び、ドラム使用量演算式閾値(α、β)32が格納されている。
【0131】
閾値や係数は、感光体感度や感光体材料、製造時の膜厚及び帯電ローラ特性により変化するもので決まり、それぞれの特性に応じた値がカートリッジ製造時にメモリ20に書き込まれる。また、これらは本体制御部22内の演算部25と常に送受信可能な状態になっており、これら情報を元に演算され制御部24によってデータの照合が行われている。
【0132】
本実施例におけるドラム使用量データの算出法について説明する。
【0133】
感光回転指示部26からの感光回転時間情報30を積算したものをBとし、帯電バイアス印加時間検出部27からの帯電印加時間情報29を積算したものをAとすると、予め決められた重み付け係数φを用いた換算式
D=A+B×φ
により演算部25でドラム使用量Dが算出され、演算後プロセスカートリッジPのメモリ20に記憶される。
【0134】
なお、感光体回転時間情報30と帯電印加時間情報29は、随時メモリ20に格納され、ドラム使用量データの演算は、感光体1の駆動が停止した際に随時行われる。ドラム使用量データの演算式の閾値は、複数個もっていてもよい。本実施例においては、閾値を2つもち、それぞれα、β(α<β)とする。
【0135】
そこで、本実施例では、
(1)プロセスカートリッジPにメモリ20を備え、カートリッジ使用量情報をメモリ20に書き込む。
(2)本体周囲の環境を検知する環境センサ23を搭載し、湿度または温度により環境を検知する。
(3)環境検知結果とカートリッジ使用量情報により環境テーブル28から最適帯電バイアス電圧を選択する。
(4)最適帯電バイアス電圧を印加しつつVDを一定にする転写バイアス電圧を転写ローラ6に印加する。
という制御を行う。
【0136】
このことにより、DC接触帯電方式であっても、且つ、あらゆる環境においても、ユーザに違和感を与えることなく、安価な構成で、安定した最適画像を形成する画像形成装置を提供することができる。
【0137】
なお、環境センサ23としては、実施例1で説明した温度センサ、湿度センサから構成されるものを用いるものとする。
【0138】
ここで、図17及び図18のフローチャートを用いて、本実施例のステップ101〜113(S101〜S113)の各工程を備えたVD安定化制御の動作を説明する。
【0139】
<START>
S101:画像形成装置本体電源をOnする。
S102:感光体回転時間検出部が感光体回転時間のカウントを開始する。
S103:帯電バイアス印加時間検出部が帯電バイアス印加時間のカウントを開始する。
S104:プロセスカートリッジPのメモリ20の感光体回転時間情報30及び帯電印加時間情報29を更新する。
S105:プロセスカートリッジPのメモリ20に感光体回転時間を記憶する。
S106:プロセスカートリッジPのメモリ20に帯電印加時間を記憶する。
S107:制御部24がメモリ20から感光体回転時間情報30、帯電印加時間情報29及びドラム使用量演算式係数31を読み出す。
S108:演算部25が二つのパラメータによって演算し、使用量データを算出する。
S109:環境センサ23が環境を検知する。
S110:検知結果から、環境テーブル28と照合し、使用環境(高温高湿環境、通常環境、低温低湿環境のいずれか)を選択する。
S111:制御部24が、演算されたドラム使用量データがメモリ20に記憶されているドラム使用量閾値αに達したかを判断する。
S112:制御部24が、使用環境およびドラム使用量データに応じた帯電電圧を環境テーブル28から選択し、帯電印加電圧を変更する。
【0140】
なお、本実施例における環境テーブル28に記憶されている帯電バイアス電圧の値を以下の表2に示す。
【0141】
本実施例では、感光体の特性から、VDを−530Vになるように帯電バイアスを制御した。なお、分割する環境は少なくとも2つ以上であり、より精密に補正する場合は、分割数が多いほど良いのは言うまでもない。本実施例においては環境を大きく3水準に分けた。
【0142】
【表2】
Figure 2004177437
【0143】
S113:帯電電圧が変更されてから帯電した感光体1の表面電位が転写位置に到着した後、本体制御部22で転写電流値yを検出する。
S114:環境センサ23から得られた環境に応じた転写電流適正範囲を環境テーブル28から選択する。
【0144】
ここで、転写電流適正範囲とは、実施例1における図4〜図6で説明したように、感光体1の表面電位VDをある一定電位とするための転写電流値の範囲をいう。この転写電流適正範囲を外れた転写電流値ではゴースト画像がでてしまうので、画像に悪影響を与えてしまう。従って、本実施例においてはVD=−530Vとする場合の転写電流適正範囲を環境に応じて以下の表3に示すテーブルとして、環境テーブルに記憶させておくものとする。
【0145】
なお、本実施例ではVD=−530Vとしているが、異なるVDの値を選択することも可能であり、その場合は、VDの値に応じた転写電流適正範囲を環境テーブル28に記憶させておけば良い。
【0146】
【表3】
Figure 2004177437
【0147】
S115:転写電流値yが、転写電流適性範囲に含まれるか含まれないかを判断する。転写電流値yが転写電流適正範囲に含まれない場合はS116に進み、転写電流値yが転写電流適正範囲に含まれる場合はS119に進む。
S116:転写電流値yが、転写電流適性範囲より大きいか否かを判断する。ここで転写電流値yが、転写電流適性範囲より大きい場合はS117に進み、転写電流値yが、転写電流適性範囲より小さい場合はS118に進む。
S117:転写電流値yが、転写電流適性範囲より大きいので、ステップS113で検知した転写電流値yから1μAを減算した電流値(y−1[μA])を新たな転写電流値yとして決定し、S114へ戻る。
S118:転写電流値yが、転写電流適性範囲より小さいので、ステップS113で検知した転写電流値yに1μAを加算した電流値(y+1[μA])を新たな転写電流値yとして決定し、S114へ戻る。
【0148】
なお、ステップS117、ステップS118で転写電流yを1μAずつ小刻みに変化させるために、DCコントローラ201から転写高圧電源200への信号HVTINにより出力電圧を小刻みに変化させている。なお、本実施例においては、転写バイアス電圧値は、3msecおきに8V刻みで印加し、最適電流値になるよう制御している。すなわち、3msecおきに転写高圧電源200が印加する転写バイアス電圧値を8Vづつ変化させる(ステップS117で転写電流値を下げる場合は8Vづつ転写バイアス電圧値を下げ、ステップS118で転写電流値を上げる場合は8Vづつ転写バイアス電圧値を上げる)とともに、3msecおきに電流検出回路203で電流値の変化を確認し、転写電流値が1μA変化したと判定された場合は次のステップに移行する。
S119:転写電流値が転写電流適正範囲に含まれているので、転写電流値yをターゲット転写電流値として決定する。
S120:ステップS119でターゲット転写電流値として決定された転写電流値yを転写電圧値に変換して本体制御部22のメモリ(不図示)等に記憶し、画像形成を行う際は、記憶した転写電圧値を転写ローラ6に印加するよう制御する。なお、転写電流値yを転写電圧値に変換するには、実施例1において述べた転写バイアス制御方式(ATVC方式)を用いて行う。電流検出回路203に流れる電流値がステップS119で決定したターゲット転写電流値である転写電流値yとなるよう転写高圧電源200が印加する電圧を制御し、検出電流値が転写電流値yとなったときに転写高圧電源200が転写ローラ6に印加している電圧値を本体制御部22のメモリ(不図示)に記憶する。この記憶された転写電圧値を画像形成を行う際にメモリから読み出して転写ローラ6に印加することで、転写ローラ6に流れる転写電流値が記憶された転写電流値yと略等しくなるので、ゴースト画像の出ない画像を得ることができる。
<END>
【0149】
図19は、制御前のVD変動を示し、そして、図20は、上記のフローチャートを用いた制御後のVD変動を示す。
【0150】
これをみると、VDが一定に制御されていることが分かる。また、各環境において、最適転写バイアスを選択することによってゴーストの出ない画像が得られた。更に、図21を見るようにかぶりも低減できた。
【0151】
この結果からも、VDをあらかじめ予測し、転写電流を制御することによって、あらゆるプリンタの使用状況、あらゆる環境で、ゴースト画像が出ないバイアス制御が可能となり、かぶりが押さえられ、高画質な画像を得られることが可能になった。
【0152】
上記実施例1、2では、感光体1に形成されたトナー像は、中間転写ベルト9に転写され、次いで、中間転写ベルト9から転写材Sに転写される構成の画像形成装置に関して説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、感光体1に形成されたトナー像を、転写材搬送手段により搬送される被転写部材としての転写材Sに直接転写する構成の画像形成装置にも同様に適用することができ、実施例1、2と同様の構成にて同様の作用効果を奏し得る。
【0153】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置は、帯電補助部材のないDC接触帯電方式において、どのような環境下であっても、ゴースト画像が出ない制御が可能となり、その結果、異常画像などの弊害もなくなり、ユーザに常に高画質な画像形成装置を供給することができる。
【0154】
つまり、第1の本発明は、像担持体と、像担持体に当接し、像担持体に直流電圧を印加して帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、像担持体上の静電潜像を現像してトナー像とする現像手段と、像担持体上のトナー像を被転写部材に転写するために転写電圧を印加する転写手段とを有する画像形成装置において、画像形成装置本体周囲の環境を検知する環境検知手段と、像担持体上に形成されるトナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、画像形成装置を制御する制御手段とを有し、制御手段は、環境検知手段の検知結果及び濃度検知手段の検知結果に基づいて帯電手段に印加する直流電圧値を制御するとともに、直流電圧に基づいて転写手段に印加する転写電圧値を制御する構成とされるので、濃度制御によって、VDを予測し、そのVDに適正な転写バイアスを印加することができ、それにより、DC接触帯電方式においても、安価な構成で、異常画像がなく、色味も安定した高画質な画像を形成することができる。
【0155】
また、第2の本発明によれば、像担持体と、像担持体に当接し、像担持体に直流電圧を印加して帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、像担持体上の静電潜像を現像してトナー像とする現像手段と、像担持体上のトナー像を被転写部材に転写するために転写電圧を印加する転写手段とを有する画像形成装置において、画像形成装置本体周囲の環境を検知する環境検知手段と、画像形成装置の使用量に関する情報を記憶する記憶手段と、画像形成装置を制御する制御手段とを有し、制御手段は、環境検知手段の検知結果及び記憶手段に記憶された使用量に関する情報に基づいて帯電手段に印加する直流電圧値を制御するとともに、環境検知手段の検知結果に応じて転写手段に印加する転写電圧を制御する構成とされるので、使用量情報によって、感光体(感光層)の削れによるVD変動を予測し、そのVDに適正な転写バイアスを印加することができ、それにより、DC接触帯電方式においても、安価な構成で、あらゆる環境、あらゆる使用状況においても異常画像がなく、色味も安定した高画質な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴースト画像の説明図である。
【図2】本発明に係る実施例1のプロセスカートリッジ画像形成装置の断面図である。
【図3】転写電圧の制御回路の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る実施例1の低温低湿環境におけるターゲット電流値とゴースト画像がでない領域との関係を示す図である。
【図5】本発明に係る実施例1の通常環境におけるターゲット電流値とゴースト画像がでない領域との関係を示す図である。
【図6】本発明に係る実施例1の高温高湿環境におけるターゲット電流値とゴースト画像がでない領域との関係を示す図である。
【図7】本発明に係る実施例1の適正転写電流における感光体表面電位推移を説明する図である。
【図8】本発明に係る実施例1の転写電流が少ない場合における感光体表面電位推移を説明する図である
【図9】本発明に係る実施例1の転写電流が多い場合における感光体表面電位推移を説明する図である。
【図10】本発明に係る実施例1の画像形成に関する電位の関係を説明する図である。
【図11】本発明に係る実施例1の濃度検知装置の断面図である。
【図12】本発明に係る実施例1の濃度パッチの図である。
【図13】本発明に係る実施例1の現像バイアスと反射率の関係を示した図である。
【図14】本発明に係る実施例1のパッチ濃度と反射率との関係を示す図である。
【図15】本発明に係る実施例1の制御有り無しにおける通紙枚数とかぶり濃度との関係を示す図である。
【図16】本発明に係る実施例2のメモリ制御を説明する図である。
【図17】本発明に係る実施例2のメモリ制御のフローチャート図である。
【図18】本発明に係る実施例2のメモリ制御のフローチャート図である。
【図19】本発明に係る実施例2の制御前の通紙枚数とVD電位との関係を説明する図である。
【図20】本発明に係る実施例2の制御後の通紙枚数とVD電位との関係を説明する図である。
【図21】本発明に係る実施例2の制御有り無しにおける通紙枚数とかぶり濃度との関係を説明する図である。
【符号の説明】
1(1Y、1M、1C、1K)感光体(像担持体)
2(2Y、2M、2C、2K)帯電ローラ(帯電手段)
3(3Y、3M、3C、3K)レーザスキャナ(露光手段)
4(4Y、4M、4C、4K)現像装置(現像手段)
5(5Y、5M、5C、5K)現像ローラ(現像剤担持体)
6(6Y、6M、6C、6K)一次転写ローラ(一次転写手段)
7(7Y、7M、7C、7K)クリーニング装置(クリーニング手段)
9中間転写ベルト(被転写部材)
10二次転写ローラ(二次転写手段)
11(11Y、11M、11C、11K)現像ブレード(現像剤規制部材)
13定着器(定着手段)
20メモリ(記憶手段)
23環境センサ(環境検知手段)
70濃度検知手段

Claims (1)

  1. 像担持体と、前記像担持体に当接し、前記像担持体に直流電圧を印加して帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像とする現像手段と、前記像担持体上のトナー像を被転写部材に転写するために転写電圧を印加する転写手段とを有する画像形成装置において、画像形成装置本体周囲の環境を検知する環境検知手段と、前記像担持体上に形成されるトナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、前記画像形成装置を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記環境検知手段の検知結果及び前記濃度検知手段の検知結果に基づいて前記帯電手段に印加する直流電圧値を制御するとともに、前記直流電圧に基づいて前記転写手段に印加する転写電圧値を制御することを特徴とする画像形成装置。
JP2002340171A 2002-11-22 2002-11-22 画像形成装置 Pending JP2004177437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002340171A JP2004177437A (ja) 2002-11-22 2002-11-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002340171A JP2004177437A (ja) 2002-11-22 2002-11-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004177437A true JP2004177437A (ja) 2004-06-24

Family

ID=32702871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002340171A Pending JP2004177437A (ja) 2002-11-22 2002-11-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004177437A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025361A1 (ja) * 2004-09-01 2006-03-09 Seiko Epson Corporation 画像形成装置および画像形成方法
JP2006071802A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びその印加電圧設定方法
JP2008116627A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
US7409171B2 (en) 2004-08-02 2008-08-05 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and method having an intermediate transfer member with a multilayer structure that prevents abnormal images due to abnormal discharges
US7693437B2 (en) 2006-04-18 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2016024327A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成システム
US11275324B2 (en) 2019-09-10 2022-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that controls transfer current in a case in which a second toner image is transferred to a same recording material as a first toner image

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7409171B2 (en) 2004-08-02 2008-08-05 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and method having an intermediate transfer member with a multilayer structure that prevents abnormal images due to abnormal discharges
JP2006071802A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びその印加電圧設定方法
WO2006025361A1 (ja) * 2004-09-01 2006-03-09 Seiko Epson Corporation 画像形成装置および画像形成方法
US7664412B2 (en) 2004-09-01 2010-02-16 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus that adjusts operating conditions based on a density detection result of a patch image
US7693437B2 (en) 2006-04-18 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2008116627A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2016024327A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成システム
US11275324B2 (en) 2019-09-10 2022-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that controls transfer current in a case in which a second toner image is transferred to a same recording material as a first toner image

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4027287B2 (ja) 画像形成装置
US10488782B2 (en) Image forming apparatus
CN111381477A (zh) 图像形成装置
JP2004177437A (ja) 画像形成装置
US20110182604A1 (en) Image forming apparatus, image density control method, control program and recording medium
JP2006133333A (ja) 画像形成装置
US11099504B2 (en) Image forming apparatus
JP5157659B2 (ja) 画像形成装置
JP4250367B2 (ja) 画像形成装置
JP4781021B2 (ja) 画像形成装置におけるトナー濃度調整方法と装置
JP2007101755A (ja) 画像形成装置
JPH10161485A (ja) 画像形成装置
JP5489888B2 (ja) 画像形成装置
JP2005266686A (ja) 画像形成装置
JP2004101967A (ja) 画像形成装置
JP5146829B2 (ja) 画像形成装置
JP2006030490A (ja) 画像形成装置
JP2003076101A (ja) 画像形成装置
JP2021028669A (ja) 画像形成装置
US11747754B2 (en) Image forming apparatus
JPH10161487A (ja) 画像形成装置
JP2003241544A (ja) 画像形成装置
JP6032519B2 (ja) 画像形成装置
US20240069490A1 (en) Image forming apparatus
JP2004101810A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び記憶媒体