JP2006071802A - 画像形成装置及びその印加電圧設定方法 - Google Patents

画像形成装置及びその印加電圧設定方法 Download PDF

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Abstract

【解決課題】 帯電部における像担持体への帯電のための帯電電圧を常に安定させることができ、特に、帯電電圧の低下による、「カブリ」を防止することで、画質を向上する。
【解決手段】 確実に「カブリ」が生じ得る帯電ロール56への印加電圧として第1の基準電圧を設定し、徐々に「カブリ」が解消する方向(電圧の絶対値を下げる方向)に段階的に「カブリ」が絶対起き得ない印加電圧までシフトしていきながら、それぞれの段階の非画像部の濃度を検出し、この濃度と第1の基準電圧時の濃度との差が、予め設定した「カブリ」濃度しきい値を超えた時点の印加電圧を第2の基準電圧として設定し、現在の環境に基づいて、補正することで、現在の環境に適した印加電圧を設定することができる。従って、環境変化と経時変化との双方を考慮した、最適な帯電ロール56の印加電圧を得ることができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に係り、特に像担持体に表面に対して近接される帯電部材へ所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表示を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へ直接、或いは中間転写体を介してトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置及びその印加電圧設定方法に関するものである。
従来、この種の電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置では、像担持体としての感光体ドラムを中心として、この感光体ドラムの周面に対向するように帯電部、光走査部、現像部、転写部等が配置されている。
すなわち、帯電部へ所定の電圧を印加することによって感光体ドラムの表面を一様に帯電し、光走査部からの光ビームによって静電潜像を形成し、現像部においてトナーを供給して現像し、転写部において例えば、中間転写体等へトナー像を転写した後、記録用紙へ画像を転写する。
画像が転写された記録用紙は、排出口までの搬送中に定着部において定着処理されるようになっている。
ここで、帯電部に適用される帯電部材(例えば、帯電ロール等)が周囲の環境状態(温度及び湿度)に影響され易いことに起因して、帯電部へ印加する所定の電圧による感光体ドラムの帯電電圧が変動し、画質に悪影響を及ぼすことがある。特に、帯電電圧が低いと、「カブリ」を生じ易くなる。
このため、帯電部の近傍に温度センサを配設し、帯電部(特に、帯電部材)の温度を検出し、この検出結果に基づいて印加電圧を制御することが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、この特許文献1では、帯電部材の使用頻度によって温度と適正電圧との相関関係が変化するため、帯電部材の経時的な劣化には対応できない。また、温度センサを帯電部材の近傍に専用に設ける必要があり、部品点数の増加を招く。
また、帯電電圧の低下に伴う画像の「カブリ」の対策として、帯電部へ2種類のバイアスを印加し、それぞれの場合の感光体ドラムの表面のカブリ濃度を測定し、両者の比に対応した電圧を帯電電圧として印加することが提案されている(特許文献2参照)。
さらに、特に、低温環境において、帯電部材等の経時劣化と抵抗変化との相関関係に着目し、温度センサが低温状態を検出した場債に、印加する電圧の下限を引き上げることで、「カブリ」を防止することが提案されている(特許文献3参照)。
特開平7−168420号公報 特開平11−95529号公報 特開2003−186285公報
しかしながら、上記特許文献2及び特許文献3において、長寿命化、省エネルギー化を考えた場合、感光体ドラムの表面電位、現像バイアスの値が狭い範囲となり、前記特許文献2の2種類のバイアス印加時のカブリ濃度の相関関係や、特許文献3の帯電部材等の経時劣化と抵抗変化との相関関係がリニアな関係にならず、最適な帯電電圧を得ることができない。
なお、特許文献3において、上記問題点は、帯電部における感光体ドラム表面の帯電のための印加電圧として、高寿命化が図れる直流電圧(以下、DC帯電という)を適用した場合に顕著であり、DC帯電の場合は、さらに、最適な帯電電圧が、現像コントラストとクリーニング電圧のバランスにより、各環境状態で異なる。このため、「カブリ」を解消したとしても、二成分現像剤を用いた場合のキャリア飛散の発生は抑制できない。
このように、DC帯電は高寿命化が図れるが、環境状態(温度、湿度)に対して、感光体ドラムの帯電量が不安定となる。
なお、直流電圧に交流電圧を重畳させた場合は、感光体ドラムの帯電量が環境状態の変化に左右されにくい反面、構成が複雑であり、寿命も短いため、コスト重視の画像形成装置には適用しにくい。
本発明は上記事実を考慮し、帯電部における像担持体への帯電のための帯電電圧を常に安定させることができ、特に、帯電電圧の低下による、「カブリ」を防止することで、画質を向上することができる画像形成装置及びその帯電電圧設定方法を得ることが目的である。
(1) 第1の発明は、像担持体に表面に対して近接される帯電部材へ、直流の所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表示を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へ直接、或いは中間転写体を介してトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、前記帯電部材へ印加する電圧を調整する帯電電圧調整手段と、前記画像形成エンジン近傍の温度又は湿度の少なくとも一方を含む環境状態を検出する環境検出手段と、前記環境検出手段による検出結果に基づいて、前記帯電部材へ印加する初期設定電圧としての第1の基準電圧を設定する第1の基準電圧設定手段と、前記帯電電圧調整手段を制御して、前記第1の基準電圧設定手段で設定された第1の基準電圧を、前記像担持体の表面の濃度が高くなる方向へ変更する印加電圧変更制御手段と、前記印加電圧変更制御手段により変更されていく印加電圧での帯電による前記像担持体又は中間転写体の表面の濃度を検出する濃度センサと、前記濃度センサの検出によるそれぞれの印加電圧での濃度値と、前記第1の基準電圧設定時の濃度値との差が予め設定したしきい値を超えた時点の印加電圧を、実際の画像形成時の適用印加電圧である第2の基準電圧として設定すると共に、前記環境検出手段の検出結果に基づいて、最終的に前記帯電部材へ印加する前記所定の電圧を設定する印加電圧設定手段と、を有している。
第1の発明によれば、第1の基準電圧設定手段では、環境検出手段による検出結果に基づいて、前記帯電部材へ印加する初期設定電圧としての第1の基準電圧を設定する。
印加電圧変更制御手段では、帯電電圧調整手段を制御して、前記第1の基準電圧設定手段で設定された第1の基準電圧を、前記像担持体の表面の濃度が高くなる方向へ変更する。
印加電圧設定手段では、濃度センサを用いて、第1の基準電圧を含み、変更時の印加電圧での帯電による像担持体又は中間転写体の表面の濃度を検出し、第1の基準電圧設定時の濃度値と、変更後の印加電圧の濃度値との差をしきい値と比較し、当該差がしきい値を超えた時点に対応する印加電圧を抽出する。この抽出された印加電圧を第2の基準電圧として設定する。
さらに印加電圧設定手段では、上記第2の基準電圧を、環境検出手段の検出結果に基づいて、最終的に前記帯電部材へ印加する前記所定の電圧を設定する。
上記のように、濃度センサと、環境検出手段とを併用し、経時変化する帯電電圧と濃度との相関関係に則した帯電部への印加電圧を設定することができるため、どのような環境下であっても、最適な帯電部の印加電圧を設定することができる。
また、上記第1の発明において、前記印加電圧設定手段による前記所定の電圧の設定を、装置電源オン時、或いは装置電源オン状態での待機モードからの復帰時に実行することを特徴としている。
上記印加電圧設定手段による帯電部へ印加する所定の電圧の設定は、画像形成処理以外の時期、すなわち、装置電源オン時、或いは装置電源オン状態での待機モードからの復帰時に実行する。
特に装置電源オフや待機モード時は、環境温度が変化し易いため、このようなときからの立ち上げ時に印加電圧設定手段による所定の電圧の設定を実行することで、いかなる環境下でも「カブリ」を防止することができる。
さらに、第1の発明において、前記印加電圧設定手段による、前記所定の電圧設定時における環境状態を更新記憶する環境状態記憶手段をさらに有し、前記環境状態記憶手段に記憶された環境状態が属する環境領域に対して、現在の環境状態が属する環境領域が逸脱した場合に、前記印加電圧設定手段による前記所定の電圧の設定処理を実行することを特徴としている。
環境状態記憶手段では、印加電圧設定手段による、前記所定の電圧設定時における環境状態を更新記憶し、記憶された環境状態が属する環境領域に対して、現在の環境状態が属する環境領域が逸脱した場合に、前記印加電圧設定手段による前記所定の電圧の設定処理を実行する。
言い換えれば、環境状態の変化度合いが少ない場合には、最適な印加電圧もほとんど変化がないと判断し、印加電圧設定手段の実行をキャンセルし、例えば、ファーストプリントの遅延を回避する。
また、第1の発明において、前記濃度センサが、プロセスコントロールのために予め設置された反射式濃度センサを適用することを特徴としている。
濃度センサを、既存のプロセスコントロールのために設置された反射式濃度センサを適用することで、新規に濃度センサを配設する必要がなく、部品点数を増加を防止することができる。
(2) 第2の発明は、像担持体に表面に対して近接される帯電部材へ、直流の所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表示を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へ直接、或いは中間転写体を介してトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置に用いられ、前記帯電部材へ印加する前記所定の電圧を設定するための印加電圧設定方法であって、温度及び湿度を検出して、前記帯電部材へ印加する初期設定印加電圧としての第1の基準電圧を設定し、この第1の基準電圧の絶対値を段階的に下げていき、当該段階毎の印加電圧での帯電による像担持体又は中間転写体の表面の濃度を検出し、前記第1の基準電圧時の濃度との差が、予め定めたしきい値を超えた時点での印加電圧を第2の基準電圧とし、この第2の基準電圧に対して、温度及び湿度に基づいて予め定めた電圧を加えた電圧を、前記所定の電圧として設定する、ことを特徴としている。
第2の発明によれば、帯電部へ印加する所定の電圧を設定するべく、まず、温度及び湿度を検出する。
次に、前記帯電部材へ印加する初期設定印加電圧としての第1の基準電圧を設定する。この第1の基準電圧は「カブリ」が生じない比較的高い電圧とするのが好ましい。
この第1の基準電圧が設定された後は、当該第1の基準電圧の絶対値を段階的に下げていき、当該段階毎の印加電圧での帯電による像担持体又は中間転写体の表面の濃度を検出する。
この検出結果と、前記第1の基準電圧時の濃度とを、予め定めたしきい値と比較して、当該しきい値を超えた時点での印加電圧を第2の基準電圧として設定する。
これにより、「カブリ」が生じず、かつ逆に二成分現像剤で発生するキャリア飛散が発生しないほぼ最適な印加電圧を得ることができる。
さらに、この第2の基準電圧に対して、温度及び湿度に基づいて予め定めた電圧を加えた電圧を、前記所定の電圧として設定することで、環境状態に応じた最適な印加電圧を所定の電圧として設定することができる。
以上説明した如く本発明によれば、帯電部における像担持体への帯電のための帯電電圧を常に安定させることができ、特に、帯電電圧の低下による、「カブリ」を防止することで、画質を向上することができるという優れた効果を有する。
(画像形成装置の概略構成)
図1には、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10には、エンジン部12が備えられており、エンジン部12の下部には、給紙ユニット14が設けられている。
この給紙ユニット14は、用紙が積載される用紙トレイ22と、この用紙トレイ22から用紙を送り出す給紙ロール24と、で構成されており、給紙ロール24により送り出された用紙は、搬送ロール26、28を経て給紙路30を通過し、後述する転写ロール74へ搬送される。
この転写ロール74によってトナー像が用紙に転写され、定着部32の定着ロール32Aで定着された後、切替爪34の位置選択によって、排出ロール36又は排出ロール38により、エンジン部12の上部に設けられた第1の排出トレイ16又は第2の排出トレイ18へ排出される。
ここで、両面印刷の場合、上記のような順序で表面の印刷が終わった後、第1の排出トレイ16へ用紙が完全に排出される前に、排出ロール36が逆転し、該用紙が反転路40へ供給される。そして、搬送ロール42、44、46、48を経て再び給紙路30に戻され、用紙の裏面側が印刷される。また、手差し印刷の場合、手差しトレイ20へ用紙を載置することで、用紙は手差しロール49から搬送ロール48を経て給紙路30へ搬送され、印刷される。
前記定着部32は、ランプ(例えば、ハロゲンランプ等)の点灯によって定着ロール32Aが所定温度に加熱されており、前記トナー像は、この加熱された定着ロール32Aによる加熱及び加圧によって用紙にトナー像が定着されるようになっている。言い換えれば、定着部32は、他の部位に比べて、極めて高温環境であるため、厳重な監視の下、温度制御が行われている。この定着部32の温度制御については、後述する。
ところで、画像形成装置10の図1の右側には、各色毎の現像剤(トナーと磁性キャリアからなる)が充填された4個の現像剤カートリッジ64が配設されている。この現像剤カートリッジ64は、それぞれ現像剤供給路65によって、図1の上から順に配列された後述する現像器60Y、60M、60K、60Cと接続されており、現像剤カートリッジ64中の現像剤が現像器60Y、60M、60K、60Cへ供給される。
現像剤カートリッジ64の図1の左側には、露光ユニット62が配置されており、露光ユニット62からは、画像信号に応じた4本のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)が、露光ユニット62の図1の左側に配置された感光体ユニット50を構成する感光体ドラム52Y、52M、52K、52C(以下、総称する場合は、単に「52」とする)へ向けて発せられ、感光体ドラム52に潜像を形成するようになっている。
感光体ドラム52は、図1の上からイエロー(52Y)、マゼンダ(52M)、ブラック(52K)、シアン(52C)用となっている。
露光ユニット62は、 Y、M、C、K各色のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)(以下総称する場合は、レーザ光Lという)を出力する光源部と、レーザ光Lに対して変調及び走査を行なう変調処理部と、露光面上の走査速度を補正するfθレンズや走査方向にレンズパワーを持つ面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ等により構成された光学系と、を含んで構成されている。
露光ユニット62では、光源部から射出された各色のレーザ光Lが変調処理部に入射され、各色毎の画像情報に応じてそれぞれ変調されて、ポリゴンモータ63により回転しているポリゴンミラー67により走査(主走査)される。ポリゴンミラー67により走査された各色のレーザ光Lは、ミラー群69により各色に対応する感光体ドラム52の配設方向に反射されて各感光体ドラム52上に結像される。
感光体ユニット50には、各感光体ドラム52に対応して、帯電ロール56及びリフレッシュロール54が備えられており、それぞれ感光体ドラム52に接触回転するように設けられている。帯電ロール56では、感光体ドラム52を一様に帯電させ、後述する現像器ユニット58に備えられたマグネットロール80から飛翔するトナーを感光体ドラム52の表面に付着させる。一方、リフレッシュロール54では感光体ドラム52を放電させ、感光体ドラム52の表面に付着した残留トナーを取り除き、感光体ドラム52の表面にトナーが残留することで生じるゴースト等を防止する。
ここで、現像器ユニット58は、それぞれの感光体ユニット50の図1右下側に配置されており、各感光体ドラム52(52Y、52M、52K、52C)に対応して4つの現像器60Y、60M、60K、60Cが縦方向に並べられている。
一方、感光体ユニット50の図1の左側には、中間転写ユニット66が配置されており、3つのドラム状の中間転写体68、70、72が備えられている。2つの第1中間転写体68、70は、縦方向に上下に並べられており、上部の第1中間転写体68が、感光体ドラム52のうち上部に配置された2つの感光体ドラム52Y、52Mに接触回転し、下部の第1中間転写体70が、下部に配置された2つの感光体ドラム52K、52Cに接触回転するようになっている。また、第2中間転写ドラム72は、第1中間転写体68、70の双方に接触回転するようになっており、この第2中間転写ドラム72に、前述した転写ロール74が接触回転する。
したがって、感光体ドラム52Y、52Mから各トナー像が第1中間転写体68に転写され、感光体ドラム52K、52Cから各トナー像が第1中間転写体70にそれぞれ転写される。この第1中間転写体68、70に転写された各2色のトナー像が、第2中間転写ドラム72に転写されて4色となり、この4色のトナー像が転写ロール74により用紙に転写されることになる。
これらの中間転写体68、70、72の近傍には、それぞれクリーニングロール76及びクリーニングブラシ78が配置されており、中間転写体68、70、72の表面の残留トナーが掻き落とされる。
(画像形成装置全体の制御系の概略構成)
図2は、エンジン部12における画像形成のための制御系のブロック図である。
メイン電源管理部200には、図示しない商用電源が接続されており、LVPS(低電圧電源)及びHVPS(高電圧電源)を生成し、電源供給ラインを介して各部へ電源を供給する。
メインコントローラ202には、ユーザインターフェイス204が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、このメインコントローラ202には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ202では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部12に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、MCUの一部を構成する画像形成処理制御部206へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部206では、入力されたイメージデータに基づいて、画像形成処理制御部206と共に、それぞれMCUを構成する光走査系コントロール部208、駆動系コントロール部210、帯電器コントロール部212、現像装置コントロール部214、定着部コントロール部216のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部206には、状態管理部218が接続されており、エンジン部12の稼動状態(例えば、処理モード中、スリープモード中、スリープモードからの立ち上げ中、処理中等)を判別するようになっている。状態管理部218で判別した前記稼動状態は、メインコントローラ202へ送出されるようになっている。
また、前記メイン電源管理部200には、電源投入監視センサ220が接続され、この電源投入監視センサ220によって電源の投入時を検出し、その電源投入時情報を状態管理部218を介してメインコントローラ202へ送出するようになっている。
さらに、メインコントローラ202には、環境検出手段としての、温度センサ221、湿度センサ222が接続されている。この温度センサ221、湿度センサ222では、エンジン部1A内の環境温度・湿度を検出する。
また、メインコントローラ202には、プロセスコントロール(濃度補正)を行うために必須の濃度センサ224が接続されている。この濃度センサ224は、その検出面が二次中間転写ドラム72の周面に対向した配設されている。すなわち、この濃度センサ224は、反射型であり、二次中間転写ドラム72に対して光を照射し、その反射光を検出することで、濃度値に応じた電気信号を出力する構成となっている。
(帯電ロール56の印加電圧設定制御)
上記構成において、メインコントローラ202では、電源投入時及びスリープモードからの立ち上げ時を判別して、帯電器コントロール部212において設定する帯電ロール56の印加電圧の設定制御を実行する。
すなわち、帯電ロール56の帯電電圧は、環境温度及び湿度、並びに経時的な変化によって変化し、感光体ドラム52の表面電位に多大な影響を及ぼす。すなわち、帯電電圧が低いと「カブリ」を発生させる原因となり、一方、帯電電圧が高いと二成分現像剤の場合には、キャリア飛散が発生するため、帯電電圧を適正な値にする必要がある。
そこで、本実施の形態では、環境に応じて前記「カブリ」が発生し得る印加電圧(約−1000〜−850V)をベースとして、その絶対値を徐々に段階的(|10V|〜|20|V単位)に下げていき、各段階での二次転写ドラム72の表面の濃度を濃度センサ224で検出すると共に、予め定めた濃度しきい値と比較して、最適な印加電圧を設定するようにしている。
図3には、メインコントローラ202における、上記帯電ロール56の印加電圧設定制御を実行するための機能ブロック図が示されている。
起動判定部250には、前記状態管理部218(図2参照)からの電源状態やモード状態に関する情報が入力されており、帯電ロール56の印加電圧設定制御を起動する時期を判定する。
起動判定部250において、起動の時期であると判定されると、第1の基準電圧設定部252へ起動信号を送出する。
第1の基準電圧設定部252には、温度センサ221、湿度センサ222が接続されており、前記起動信号をトリガとして、温度及び湿度を検出し、第1の基準電圧を設定する。
すなわち、検出した温度、湿度とに基づいて、図4に示す特性図から領域(環境1乃至環境6)を特定し、表1に基づいて、ベースとなる第1の基準電圧を設定する。なお、補正電圧については、後述する。
Figure 2006071802
例えば、図5及び図6に示される如く、第1の基準電圧は、ほぼ−940V程度に設定され、この電圧は、そのときの環境下において、確実に「カブリ」が発生し得る電圧である。
また、第1の基準電圧設定部252は、印加電圧指示部254と接続されている。
印加電圧指示部254では、初期動作として、当該設定された第1の基準電圧を帯電指示部256へ送出する。帯電指示部256では、入力された印加電圧で帯電ロール56を帯電させるように、画像形成処理制御部206を介して帯電器コントロール部216へ帯電指示信号を送出する。
また、印加電圧指示部254は、濃度値読取部258に接続されており、濃度値読取部258では、帯電ロール56を帯電させて画像形成動作をさせたとき(初期では、第1の基準電圧が印加電圧となる)の二次中間転写ドラム72の表面の濃度を検出するべく、濃度センサ224からの検出信号を読み取る。
読み取った濃度値は、濃度差演算部260へ送出されるようになっている。濃度差演算部260には、第1の基準電圧時の濃度値を記憶する第1の基準電圧時濃度値メモリ262が接続され、第1の基準電圧時に検出した濃度値が記憶されるようになっている。
また、この濃度差演算部260では、後述する印加電圧変更部264において、印加電圧を変更したときのそれぞれの濃度値と、前記第1の基準電圧時濃度値メモリ262に記憶された濃度値との差を演算し、比較部266へ送出する。
比較部266には、濃度差しきい値メモリ268が接続されており、前記演算した濃度差と、予め設定された濃度差しきい値とが比較されるようになっている。
本実施の形態では、図5及び図6に示される如く、非画像部(トナーが付着しない背景部分)の濃度差しきい値を0.15としている。この0.15という濃度差しきいちは、「カブリ]が発生する境界である。
比較部266には、印加電圧変更部264及び第2の基準電圧設定部270が接続されている。
印加電圧変更部264では、比較部266からアクティブ信号が入力すると、前記印加電圧指示部254に対して、印加電圧の絶対値を所定値下げるように指示する。本実施の形態では、|10V|〜|20|V下げるように指示する。第1の基準電圧を初期値として、段階的に絶対値を|10V|〜|20|Vずつ下げていくことになる。
また、印加電圧変更部264では、上記段階的な印加電圧変更が所定の印加電圧(本実施の形態では、−860V程度)を限度としており、この印加電圧の変更が終了すると、第2の基準電圧設定部270をアクティブとする。
第2の基準電圧設定部270では、各段階の印加電圧に対応する比較部266での比較結果データが蓄積・格納されるようになっており、その比較結果データに基づいて、濃度差が濃度差しきい値を超えた時点の印加電圧を抽出して、当該抽出した印加電圧に所定の電圧の絶対値(ここでは、|60|V)を加算した値を第2の基準電圧として設定する。
すなわち、濃度差が濃度差しきい値を超えたときの印加電圧は、「カブリ」が発生する/しないの境界であり、この境界に属する印加電圧に基づいて所定の電圧の絶対値を加えることで、経時的な変動を加味した適正な「カブリ」防止印加電圧を設定することが可能となる。
前記第2の基準電圧設定部270で設定された第2の基準電圧は、帯電ロール印加電圧設定部272に送出されるようになっている。この帯電ロール印加電圧設定部272には、温度センサ221、湿度センサ222が接続されており、そのときの温度、湿度に応じて第2の基準電圧が、前記表1に基づいて補正された後、画像形成処理制御部206を介して帯電器コントロール部216へ送出される。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(画像形成処理の流れ)
各感光体ドラム52の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成(印字)プロセスが次のように行われる。
まず、各感光体ドラム52は所定の回転速度(例えば95mm/sec)で回転駆動される。
そして、感光体ドラム52の表面は、図1に示すように、帯電ロール56に所定の帯電レベル(例えば、約−800V)の直流電圧を印加することによって、所定レベルに一様に帯電される。なお、本実施の形態では、帯電ロール56に対して直流電圧のみを印加しているが、交流成分を直流成分に重畳するように構成することもできる。
次に、一様な表面電位とされた各感光体ドラム52の表面に、露光ユニット62によって各色に対応したレーザ光Lが照射され、各色毎の画像情報に応じた静電潜像が形成される。これにより、感光体ドラム52のレーザ光Lによる露光部位の表面電位は所定レベル(例えば、−60V以下程度)にまで除電される。
そして、各感光体ドラム52の表面に形成された静電潜像は対応する各現像器ユニット58によって現像され、各感光体ドラム52上に各色のトナー像として可視化される。
次に、各感光体ドラム52上に形成された各色のトナー像は、対応する一次中間転写ドラム68、70上に静電的に一次転写される。ここで、感光体ドラム52Y、52Mに形成されたY色及びM色のトナー像は一次中間転写ドラム68に、感光体ドラム52K、52Cに形成されたK色及びC色のトナー像は一次中間転写ドラム70上に、各々転写される。
この後、一次中間転写ドラム68、70上に形成されたトナー像は、二次中間転写ドラム72上に静電的に二次転写される。これにより、二次中間転写ドラム72上には、単色像からY、M、K、Cの各色の四重色像までのトナー像が形成されることになる。
最後に、二次中間転写ドラム72上に形成されたトナー像は、転写ロール74によって用紙搬送路を通る用紙に三次転写される。当該用紙は、三次転写の後、用紙上に形成されたトナー像が、定着ユニット32によって加熱定着され、画像形成プロセスが終了する。
(帯電ロール56の印加電圧設定制御)
ここで、帯電ロール56の印加電圧が一定であっても、帯電電圧は経時的に変化すると共に、温度、湿度を含む環境状態によっても変化する。このため、従来は、温度、湿度には対応することはできたが、経時的な変化には対応しておらず、初期の段階で「カブリ」を生じることがない印加電圧での帯電が、経時的な変化で「カブリ」を発生させる場合があった。
そこで、本実施の形態では、経時的な変化を考慮し、帯電ロール56への印加電圧を設定するようにした。以下、図7のフローチャートに従い、帯電ロール56への印加電圧設定制御ルーチンを説明する。
ステップ300では、起動判定部250において、帯電ロール56の印加電圧の設定時期か否かが判断され、否定判定された場合には、このルーチンは終了する。
また、ステップ300で肯定判定されると、ステップ302へ移行して、温度センサ221から温度を検出し、かつ湿度センサ222から湿度を検出して、ステップ304へ移行する。
ステップ304では、検出した温度・湿度から得られる環境領域(図4参照)に基づいて、第1の基準電圧を設定する(第1の基準電圧設定部252)。
次のステップ306において、帯電ロール56へ印加する電圧を指示することで、帯電ロール56は所定の電圧(初期の段階では、第1の基準電圧、以後は段階的に変更)が印加され、画像形成処理が実行される(ステップ308)。
次のステップ310では、濃度センサ224により非画像部の濃度を検出し、ステップ312へ移行する。
ステップ312では、現在の帯電ロール56の印加電圧が第1の基準電圧か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ314へ移行して、検出した濃度値を、第1の基準電圧時濃度値メモリ262へ記憶し、ステップ324へ移行する(後述)。
また、ステップ312で否定判定された場合には、既に第1の基準電圧時濃度値メモリ262に第1の基準電圧時濃度が記憶されている状態であり、ステップ316へ移行して、検出した濃度値と、第1の基準電圧時濃度値との差を演算し、ステップ318へ移行する。
ステップ318では、前記演算した濃度差と、濃度差しきい値メモリ268に記憶されている濃度差しきい値と比較され、次いで、当該比較結果を帯電ロール56の印加電圧と対応付けて格納する(ステップ320)。
次のステップ322では、印加電圧の段階的変更が最終段階であるか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ324へ移行して、印加電圧の絶対値を所定値下げてステップ306へ戻る。なお、前記ステップ314から移行した場合も、印加電圧の絶対値を所定値下げてステップ306へ戻る。
また、ステップ322で肯定判定されると、データのサンプリングが終了したと判断され、ステップ326へ移行して、濃度しきい値を超えた時点の印加電圧を抽出する(第2の基準電圧設定部270)。この抽出は、図6に示される、帯電ロール56の印加電圧と、濃度差との相関図に基づき、予め設定した濃度しきい値での交点を抽出する。
次のステップ328では、抽出した第2の基準電圧を現在の温度・湿度に基づいて補正を加え(表1参照)、次いでステップ330へ移行して、当該補正後の電圧値を帯電ロール56の印加電圧として登録し、このルーチンは終了する。
なお、本実施の形態では、帯電ロール56の印加電圧の設定制御を、電源オン時及び/又はスリープモード(待機モード)からの立ち上げ時に実行するようにしたが、このような時期に限らず、現在の環境領域(図4参照)から逸脱した時点で、帯電ロール56の印加電圧の設定を行うようにしたもよい。逆に言えば、電源オン時及び/又はスリープモード(待機モード)からの立ち上げ時であっても、環境領域に変化がなければ帯電ロール56の印加電圧を現状維持するようにしてもよい。
以上説明したように本実施の形態では、確実に「カブリ」が生じ得る帯電ロール56への印加電圧として第1の基準電圧を設定し、徐々に「カブリ」が解消する方向(電圧の絶対値を下げる方向)に段階的に「カブリ」が絶対起き得ない印加電圧までシフトしていきながら、それぞれの段階の非画像部の濃度を検出し、この濃度と第1の基準電圧時の濃度との差が、予め設定した「カブリ」濃度しきい値を超えた時点の印加電圧を第2の基準電圧として設定し、現在の環境に基づいて、補正することで、現在の環境に適した印加電圧を設定することができる。従って、環境変化と経時変化との双方を考慮した、最適な帯電ロール56の印加電圧を得ることができる。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 エンジン部の制御ブロック図である。 メインコントローラにおける、帯電ロール印加電圧設定制御の機能的に示したブロック図である。 温度・湿度に基づく環境領域分布図である。 帯電ロール印加電圧−非画像部濃度(第1の基準電圧での濃度との差)特性図である。 図5に対応する帯電ロール印加電圧と非画像部濃度と相関を示す特性図である。 帯電ロールインか電圧設定制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
12 エンジン部
52 感光体ドラム(像担持体)
56 帯電ロール
60 現像器
62 露光ユニット
72 二次中間転写ドラム(中間転写体)
202 メインコントローラ(印加電圧設定手段)
216 帯電器コントロール部
218 状態管理部
221 温度センサ
222 湿度センサ(環境検出手段)
224 濃度センサ(環境検出手段)
250 起動判定部
252 第1の基準電圧設定部(第1の基準電圧設定手段)
254 印加電圧指示部(帯電電圧調整手段)
256 帯電指示部
258 濃度値読取部
260 濃度差演算部
262 第1の基準電圧時濃度値メモリ
264 印加電圧変更部(印加電圧変更制御手段)
266 比較部(印加電圧設定手段)
268 濃度差しきい値メモリ
270 第2の基準電圧設定部(印加電圧設定手段)
272 帯電ロール印加電圧設定部(印加電圧設定手段)

Claims (5)

  1. 像担持体に表面に対して近接される帯電部材へ、直流の所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表示を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へ直接、或いは中間転写体を介してトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、
    前記帯電部材へ印加する電圧を調整する帯電電圧調整手段と、
    前記画像形成エンジン近傍の温度又は湿度の少なくとも一方を含む環境状態を検出する環境検出手段と、
    前記環境検出手段による検出結果に基づいて、前記帯電部材へ印加する初期設定電圧としての第1の基準電圧を設定する第1の基準電圧設定手段と、
    前記帯電電圧調整手段を制御して、前記第1の基準電圧設定手段で設定された第1の基準電圧を、前記像担持体の表面の濃度が高くなる方向へ変更する印加電圧変更制御手段と、
    前記印加電圧変更制御手段により変更されていく印加電圧での帯電による前記像担持体又は中間転写体の表面の濃度を検出する濃度センサと、
    前記濃度センサの検出によるそれぞれの印加電圧での濃度値と、前記第1の基準電圧設定時の濃度値との差が予め設定したしきい値を超えた時点の印加電圧を、実際の画像形成時の適用印加電圧である第2の基準電圧として設定すると共に、前記環境検出手段の検出結果に基づいて、最終的に前記帯電部材へ印加する前記所定の電圧を設定する印加電圧設定手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記印加電圧設定手段による前記所定の電圧の設定を、装置電源オン時、或いは装置電源オン状態での待機モードからの復帰時に実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記印加電圧設定手段による、前記所定の電圧設定時における環境状態を更新記憶する環境状態記憶手段をさらに有し、
    前記環境状態記憶手段に記憶された環境状態が属する環境領域に対して、現在の環境状態が属する環境領域が逸脱した場合に、前記印加電圧設定手段による前記所定の電圧の設定処理を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度センサが、プロセスコントロールのために予め設置された反射式濃度センサを適用することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 像担持体に表面に対して近接される帯電部材へ、直流の所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表示を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へ直接、或いは中間転写体を介してトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置に用いられ、前記帯電部材へ印加する前記所定の電圧を設定するための印加電圧設定方法であって、
    温度及び湿度を検出して、前記帯電部材へ印加する初期設定印加電圧としての第1の基準電圧を設定し、
    この第1の基準電圧の絶対値を段階的に下げていき、
    当該段階毎の印加電圧での帯電による像担持体又は中間転写体の表面の濃度を検出し、
    前記第1の基準電圧時の濃度との差が、予め定めたしきい値を超えた時点での印加電圧を第2の基準電圧とし、
    この第2の基準電圧に対して、温度及び湿度に基づいて予め定めた電圧を加えた電圧を、前記所定の電圧として設定する、
    ことを特徴とする画像形成装置の印加電圧設定方法。
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