JP2019081210A - タイヤ加工装置及びタイヤ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工手段を一対のビード部間から容易に挿入し、内面への加工性を向上し得るとともに、ビード部と加工手段との接触を抑制する。【解決手段】トレッド部T1と、一対のサイドウォール部T2と、一対のサイドウォール部T2の各内方にそれぞれ位置するビード部とを有する空気入りタイヤTのトレッド部T1の内面Taに、加工を施すための装置1である。装置1は、ビード部のタイヤ軸方向の間隔を広げるビード拡幅手段5を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤのトレッド部の内面を加工するためのタイヤ加工装置及びタイヤ加工方法に関する。
従来、空気入りタイヤの内腔で生じる空洞共鳴音を低減するために、例えば、トレッド部の内面に、吸音性能を有するスポンジ材が接着されることがある。一般に、トレッド部の内面には、加硫成形用のブラダーとの離型性を高めるためのシリコンオイル等の離型剤が残存している。この離型剤は、上述のスポンジ材とトレッド部の内面との接着を妨げる。このため、スポンジ材とトレッド部の内面との接着性を高めるために、例えば、一対のビード部間から円筒状のバフを含む研磨手段をタイヤ内腔に挿入し、トレッド部の内面を薄く研磨加工して離型剤を除去することが知られている。
特開2016−78232号公報
近年、低燃費タイヤの需要が高まり、サイドウォール部のゴムの厚さは小さくなる傾向がある。このようなタイヤは、ビード部のタイヤ軸方向の間隔が小さくなりやすく、ひいては、研磨手段等の加工装置をタイヤ内腔に入れにくいという問題があった。また、前記研磨手段が間隔の狭い前記ビード部に接触しやすくなり、トレッド部の内面を精度良く加工できないという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ビード部のタイヤ軸方向の間隔を広げて、トレッド部の内面への加工性を向上しうるタイヤ加工装置及びタイヤ加工方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部の各内方にそれぞれ位置するビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に、加工を施すための装置であって、前記ビード部のタイヤ軸方向の間隔を広げるビード拡幅手段を含んでいる。
本発明に係るタイヤ加工装置は、前記ビード拡幅手段によって、前記サイドウォール部のタイヤ軸方向の間隔が広がるのを防ぐサイドウォール保持手段をさらに含むのが望ましい。
本発明に係るタイヤ加工装置は、前記サイドウォール保持手段が、前記各サイドウォール部の外面と当接可能な一対の当接部材を含むのが望ましい。
本発明に係るタイヤ加工装置は、前記各当接部材が、前記ビード拡幅手段によって、前記ビード部のタイヤ軸方向の間隔が最も広がるタイヤ周方向の位置で前記サイドウォール部の外面と当接可能であるのが望ましい。
本発明に係るタイヤ加工装置は、前記各当接部材が、前記空気入りタイヤとともに回転可能に支持されているのが望ましい。
本発明に係るタイヤ加工装置は、前記各当接部材が、前記空気入りタイヤのタイヤ最大幅位置と当接可能である第1領域を含むのが望ましい。
本発明は、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部の各内方にそれぞれ位置するビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に、加工を施すための方法であって、前記ビード部のタイヤ軸方向の間隔を広げる工程を含んでいる。
本発明に係るタイヤ加工方法は、前記広げる工程では、前記サイドウォール部のタイヤ軸方向の間隔が広がるのを抑制するのが望ましい。
本発明のタイヤ加工装置は、ビード部のタイヤ軸方向の間隔を広げるビード拡幅手段を含んでいるので、例えば、タイヤの内面を加工するための加工手段を一対のビード部間から容易に挿入することができ、前記内面への加工性が向上する。また、加工時に、ビード部と加工手段との接触を抑制できるので、タイヤの損傷が防止される。
本発明の加工装置の一実施形態を示す正面図である。 保持部の一実施形態を示す側面図である。 ビード拡幅手段の一実施形態を示す正面図である。 ビード拡幅手段によるタイヤの変形例を示す正面図である。 サイドウォール保持手段の他の実施形態を示す断面斜視図である。 本発明の加工方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 (a)、(b)は、ビード拡幅手段の移動を説明する正面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、空気入りタイヤT(以下、単に「タイヤT」ということがある。)のトレッド部T1の内面Taに加工を施すためのタイヤ加工装置1(以下、単に「加工装置1」ということがある。)の一実施形態を略示する正面図である。本実施形態の加工装置1は、例えば、タイヤTの内面Taを、バフ研磨するための研磨装置として用いられる。バフ研磨されたタイヤTは、例えば、その後、内面Taにタイヤ内腔内の共鳴振動を抑制するための制音用の帯状スポンジ材や、パンクを防止するためのシーラント材等が貼り付けられる。本実施形態の加工装置1は、このような研磨装置として使用されるものに限定されるものではない。
本実施形態の加工装置1は、保持部3と、加工手段4と、ビード拡幅手段5とを有している。
図2は、保持部3の一実施形態を示す側面図である。保持部3は、タイヤTを保持するためのものである。図1及び図2に示されるように、本実施形態の保持部3は、フレーム7と、駆動手段8とを含んで構成されている。
フレーム7は、加工対象のタイヤTのタイヤ軸方向両側に配される一対の側フレーム7L、7Rと、側フレーム7L、7R間を接合する横の継ぎ枠片7Cとを含んで構成されている。
駆動手段8は、タイヤTをタイヤ回転軸回りに回転させるためのものである。本実施形態の駆動手段8は、フレーム7に取り付けられている。駆動手段8は、本実施形態では、タイヤ支持手段11と、位置決め手段12と、押付け手段13とを含んで構成されている。
本実施形態のタイヤ支持手段11は、一対の支持ローラ11a、11bを含んで構成されている。一対の支持ローラ11a、11bは、タイヤ周方向に距離をあけて互いに平行に配されている。本実施形態の支持ローラ11a、11bは、タイヤ軸方向に沿って水平にのびている。また、一対の支持ローラ11a、11bの両端は、側フレーム7L、7Rに回転自在に軸受(図示省略)を介して支持されている。一対の支持ローラ11a、11bのうち、一方の支持ローラ11aは、側フレーム7Lに設けられた第1モータ19により回転駆動される。このようなタイヤ支持手段11は、一対の支持ローラ11a、11b間にタイヤTを乗せて起立状態で保持し、かつ、一方の支持ローラ11aの回転によって、タイヤTをタイヤ回転軸回り(水平軸回り)に回転駆動する。
図1に示されるように、本実施形態の位置決め手段12は、タイヤTのサイドウォール部T2を両側から挟む一対の側面支持体15、15を含んで構成されている。各側面支持体15は、例えば、支持体主部16と、保持ローラ17とを含んで構成される。
本実施形態の支持体主部16は、矩形状に枠組みされたフレームとして構成されている。各支持体主部16は、例えば、一対の側フレーム7L、7R間をタイヤ軸方向にのびる一対の案内ガイド18(図2に示す)によって、X方向(水平方向)に移動可能に案内される。また、各支持体主部16、16は、本実施形態では、左右開閉手段(図示省略)を介して、タイヤ軸方向において、互いに逆向きに移動しうる。左右開閉手段は、周知のギヤー・ラック機構含んで構成される。なお、X方向は、位置決め手段12によって位置決めされたタイヤTのタイヤ軸方向と平行な方向である。Y方向は、水平方向と平行かつX方向と直角の方向である。Z方向は、鉛直の方向である。
本実施形態の保持ローラ17は、支持体主部16、16の互いに向き合う面に、複数個設けられている。図2に示されるように、各保持ローラ17の軸心17cは、タイヤTの回転軸心Tbに向けて配されている。このような位置決め手段12は、タイヤTをサイドウォール部T2の両側から狭持しつつ、回転可能に保持することができる。
本実施形態の押付け手段13は、シリンダ20と、押さえローラ21とを含んで構成されている。シリンダ20は、例えば、フレーム7の上端に支持されている。押さえローラ21は、例えば、シリンダ20のロッド23の下端に取り付けられている。このような押付け手段13は、シリンダ20の伸張動作によって、一対の支持ローラ11a、11bの上方からタイヤTを押し付けでき、タイヤTを安定して回転させうる。
加工手段4は、本実施形態では、タイヤTのトレッド部T1の内面Taを研磨するためのものである。本実施形態の加工手段4は、バフ25と、バフ支持手段26と、バフ支持手段に連なる図示しない周知構造のバフ移動手段とを含んで構成されている。
本実施形態のバフ25は、例えば、金属製のフィラメント材、または、合成樹脂製のフィラメント材によって形成される周知な円筒状のバフブラシ25aを具えている。
本実施形態のバフ支持手段26は、図示しないモータを介してバフ25を第1軸A1(図4に示す)の回りで回転可能、かつ、第2軸A2の回りで回転可能に支持する周知の構造を有している。本実施形態の第1軸A1は、水平方向に沿ってのびている。本実施形態の第2軸A2は、Z方向に沿ってのびている。
本実施形態の前記バフ移動手段は、バフ25をX方向、Y方向及びZ方向に移動させ得る。バフ移動手段は、例えば、ボールネジ機構やシリンダ機構等の周知構造のアクチュエータを有することによってバフ25を移動し得る。
図3は、ビード拡幅手段5の拡大図である。図3に示されるように、本実施形態のビード拡幅手段5は、例えば、バフ25及びバフ支持手段26とビード部T3との接触を防ぐために、ビード部T3のタイヤ軸方向の間隔を広げるためのものである。ビード拡幅手段5は、本実施形態では、タイヤ軸方向の一方側のビード部T3をタイヤ軸方向外側へ移動させる第1ビード拡幅手段30Aと、タイヤ軸方向の他方側のビード部T3をタイヤ軸方向外側へ移動させる第2ビード拡幅手段30Bとを含んでいる。第1ビード拡幅手段30A及び第2ビード拡幅手段30Bは、例えば、各1個ずつ設けられても良いし、タイヤ周方向に間隔を隔てて、複数個ずつ設けられても良い。
第1ビード拡幅手段30A及び第2ビード拡幅手段30Bは、それぞれ、保護部材31、第1移動部32、及び、第2移動部33を含んで構成される。
本実施形態の保護部材31は、ガイドローラ部35と、ガイドローラ部35のタイヤ半径方向の内端側に配置され、かつ、ガイドローラ部35を回転可能に支持するローラ保持具36とを含み、L字状に形成されている。
ガイドローラ部35は、その軸方向の長さL5が外径D5よりも大きい円筒状に形成されている。本実施形態のガイドローラ部35の長手方向は、タイヤTの回転軸心Tb(図2に示す)に向けてのびている。
ローラ保持具36は、基部37と、基部37からガイドローラ部35の軸心にのびる支持軸38とを含んで構成されている。基部37は、ガイドローラ部35と、第1移動部32との間をX方向にのびている。支持軸38は、例えば、軸受(図示省略)を介して、ガイドローラ部35を回転可能に支持している。
このようなガイドローラ部35は、回転するタイヤTのビード部T3と接触して転動することができる。さらに、保護部材31は、加工手段4と、保持部3に置かれたタイヤTのビード部T3との間に位置することにより、加工手段4とビード部T3との接触を防ぐことができる。
第1移動部32は、第1ガイド部39と、第1移動台40と、第1直線駆動部(図示省略)とを含んで構成されている。第1ガイド部39は、X方向に沿ってのびている。第1移動台40は、第1ガイド部39の案内により、X方向に移動可能に設けられている。直線駆動部は、例えば、ボールネジ機構を有しており、第1移動台40を水平方向に移動させることができる。この第1移動台40の移動により、保護部材31を、X方向に移動させることができる。
第2移動部33は、第2支持台43と、第2ガイド部44と、第2昇降台45と、第2直線駆動部(図示しない)とを含んで構成されている。第2支持台43は、フレーム7の台板7a(図1に示す)に固定されている。第2ガイド部44は、第2支持台43の側部に固定されており、Z方向にのびている。第2昇降台45は、第2ガイド部44の案内により、Z方向に移動可能に設けられている。第2直線駆動部は、ボールネジ機構を有しており、第2昇降台45をZ方向に移動させることができる。第2昇降台45の移動により、保護部材31を、Z方向に移動させることができる。第2昇降台45は、本実施形態では、第1ガイド部39と固定されている。
図4は、ビード拡幅手段5を用いて、ビード部T3のタイヤ軸方向の間隔Laを大きく広げた図である。図4に示されるように、例えば、ビード部T3の間隔を大きく広げるために、ガイドローラ部35をタイヤ軸方向外側へさらに移動すると、仮想線で示されるように、ビード部T3に引っ張られてサイドウォール部T2もタイヤ軸方向外側へ移動する。このようなサイドウォール部T2の移動は、タイヤ赤道C付近の内面Taをタイヤ半径方向内側に突出させて、内面Taのタイヤ半径方向高さ位置がタイヤ軸方向に亘って不均一な状態とする。このため、タイヤ軸方向に長さを有する加工手段4を用いても、精度良く内面Taを加工できないおそれがある。このような不具合を解消するため、図2及び図3に示されるように、本実施形態の加工装置1には、サイドウォール部T2のタイヤ軸方向の間隔が広がるのを防ぐためのサイドウォール保持手段6が設けられている。
本実施形態のサイドウォール保持手段6は、各サイドウォール部T2の外面Tcと当接可能な一対の当接部材50、50を含んで構成されている。
本実施形態の各当接部材50は、回転可能な周知構造のローラ状で形成されている。各当接部材50は、例えば、タイヤ半径方向にのび、その両端が支持体主部16に軸受を介して回転可能に保持されている。各当接部材50は、タイヤTとともに回転し得る外周面51を含んでいる。
当接部材50は、ビード拡幅手段5によって、ビード部T3のタイヤ軸方向の間隔が最も広がるタイヤ周方向の位置でサイドウォール部T2の外面Tcと当接可能であるのが望ましい。これにより、サイドウォール部T2の移動によるタイヤ赤道C付近の内面Taのタイヤ半径方向内側への突出が効果的に抑制される。当接部材50は、本実施形態では、ガイドローラ部35と同じタイヤ周方向位置に配されている。なお、ガイドローラ部35がタイヤ周方向に複数個設けられる場合は、当接部材50は、各ガイドローラ部35と同じタイヤ周方向位置に複数個設けられるのが望ましい。また、当接部材50の配設位置は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、ガイドローラ部35を挟んでタイヤ周方向に離間するように複数個設けられる態様でも構わない。
各当接部材50は、タイヤTのタイヤ最大幅位置Td(図4に示す)と当接可能である第1領域50aを含んでいる。これにより、サイドウォール部T2のタイヤ軸方向の間隔が広がるのを効果的に防ぐことができる。各当接部材50は、本実施形態では、第1領域50aと、タイヤTと当接しない第2領域50bとを含み、これらが外周面51に形成されている。
図5は、本発明の他の実施形態のサイドウォール保持手段6の断面斜視図である。この実施形態において、本実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略することがある。
図5に示されるように、この実施形態のサイドウォール保持手段6は、各当接部材50が、外向面52aと内向面52bとを有する円環状で形成されている。本実施形態の外向面52aは、タイヤ赤道C位置でのタイヤTの外面と同じタイヤ半径方向高さに位置するのが望ましい。これにより、当接部材50の外向面52aがタイヤTとともに支持ローラ11a、11bと接触するので、スムーズにタイヤTと当接部材50とが回転する。本実施形態の内向面52bは、タイヤ最大幅位置Tdよりもタイヤ半径方向の内側に配されるのが望ましい。これにより、サイドウォール部T2のタイヤ軸方向の間隔が広がるのを効果的に抑制できる。
なお、このようなサイドウォール保持手段6が用いられる場合、保持ローラ17は、タイヤTと接触することなく、当接部材50と接触しつつ、当接部材50とともに回転する。
次に、本実施形態の加工装置1を用いたトレッド部T1の内面Taの加工方法(以下、単に「加工方法」ということがある。)が説明される。本実施形態の加工方法では、内面Taが研磨される。図6は、トレッド部T1の内面Taの加工方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7(a)、(b)は、加工手段4及びビード拡幅手段5の移動を説明する正面図である。
図6に示されるように、本実施形態の加工方法では、先ず、タイヤTを固定する工程(以下、単に「固定工程」という場合がある。)S1が行われる。固定工程S1では、加工手段4やビード拡幅手段5をタイヤTの外側(図7(a)に示す)で待機させた状態で、保持部3(図1及び図2に示す)にタイヤTが投入される。
固定工程S1では、先ず、図1及び図2に示されるように、駆動手段8の一対の支持ローラ11a、11b間に、タイヤTを乗せる。これにより、タイヤTは、起立状態で保持される。次に、固定工程S1では、一対の位置決め手段12、12の各側面支持体15をタイヤ軸方向内側に移動させて、タイヤTのサイドウォール部T2を狭持する。本実施形態では、当接部材50が支持体主部16に固定されているので、保持ローラ17及び当接部材50がタイヤTのサイドウォール部T2の外面Tcと接触する。また、本実施形態では、タイヤTのタイヤ赤道Cと、加工装置1のX方向の中心位置とが一致するように、位置合わせが行われる。
次に、固定工程S1では、図2に示されるように、押付け手段13のシリンダ20を下方に伸長させる。これにより、タイヤTは、押さえローラ21と、一対の支持ローラ11a、11bとの間で狭持される。このように、固定工程S1では、タイヤTが、タイヤ軸方向及びタイヤ半径方向において、狭持される。
次に、本実施形態の加工方法では、ビード部T3のタイヤ軸方向の間隔を広げる工程(以下、単に「広げる工程」という場合がある。)S2が行われる。
本実施形態の広げる工程S2では、先ず、ビード拡幅手段5の保護部材31が、タイヤTのビード部T3で囲まれるタイヤ内腔に配置される。具体的には、図示しない第2直線駆動部を駆動させて第2昇降台45(図3に示す)をZ方向に移動させるとともに、図示しない第1直線駆動部を駆動させて第1移動台40をX方向に移動させてガイドローラ部35がタイヤ内腔に配置される。
次に、図7(b)に示されるように、広げる工程S2では、第2昇降台45及び第1移動台40を駆動させて、保護部材31のガイドローラ部35が、ビード部T3の所定の位置で当接されるとともに、タイヤ軸方向外側に移動されてビード部T3のタイヤ軸方向の間隔が広げられる。この場合、図2に示されるように、サイドウォール保持手段6の当接部材50がサイドウォール部T2の外面Tcと当接している。これにより、サイドウォール部T2のタイヤ軸方向の間隔が広がってトレッド部T1の内面Taがタイヤ半径方向内側に突出することが抑制される。従って、タイヤ赤道C付近の内面Taのタイヤ半径方向高さ位置がタイヤ軸方向に亘って均一な状態で維持されているので、精度良く内面Taが加工できる。
次に、トレッド部T1の内面Taを加工する工程S3が行われる。先ず、タイヤTの外側に待機された加工手段4のバフ25及びバフ支持手段26が図示しないバフ移動手段によって、タイヤ内腔内の所定の位置に配置される。次に、図1に示されるように、第1モータ19が駆動されて一方の支持ローラ11aが回転するとともに、タイヤTが回転される。次に、バフ25を図示しないモータによって、タイヤTとは逆回りに回転させるとともに、バフ移動手段によって、タイヤTの内面Taと接触さて、内面Taを研磨加工する。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 装置
5 ビード拡幅手段
T 空気入りタイヤ
T1 トレッド部
T2 サイドウォール部
T3 ビード部
Ta 内面

Claims (8)

  1. トレッド部と、一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部の各内方にそれぞれ位置するビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に、加工を施すための装置であって、
    前記ビード部のタイヤ軸方向の間隔を広げるビード拡幅手段を含む、
    タイヤ加工装置。
  2. 前記ビード拡幅手段によって、前記サイドウォール部のタイヤ軸方向の間隔が広がるのを防ぐサイドウォール保持手段をさらに含む、請求項1記載のタイヤ加工装置。
  3. 前記サイドウォール保持手段は、前記各サイドウォール部の外面と当接可能な一対の当接部材を含む、請求項2記載のタイヤ加工装置。
  4. 前記各当接部材は、前記ビード拡幅手段によって、前記ビード部のタイヤ軸方向の間隔が最も広がるタイヤ周方向の位置で前記サイドウォール部の外面と当接可能である、請求項3記載のタイヤ加工装置。
  5. 前記各当接部材は、前記空気入りタイヤとともに回転可能に支持されている、請求項3または4に記載のタイヤ加工装置。
  6. 前記各当接部材は、前記空気入りタイヤのタイヤ最大幅位置と当接可能である第1領域を含む、請求項3乃至5のいずれかに記載のタイヤ加工装置。
  7. トレッド部と、一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部の各内方にそれぞれ位置するビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に、加工を施すための方法であって、
    前記ビード部のタイヤ軸方向の間隔を広げる工程を含む、
    タイヤ加工方法。
  8. 前記広げる工程では、前記サイドウォール部のタイヤ軸方向の間隔が広がるのを抑制する、請求項7記載のタイヤ加工方法。
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