JP2023030592A - 吸音材貼付装置、吸音材貼付方法及びこれを含む空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

吸音材貼付装置、吸音材貼付方法及びこれを含む空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 トレッド部の内面に吸音材を容易に貼り付けることができる。【解決手段】 空気入りタイヤTのトレッド部T2の内面Tbに吸音材2を貼り付けるための吸音材貼付装置1である。吸音材貼付装置1は、ビード部T3間のタイヤ軸方向の間隔を広げるためのビード拡幅具3と、間隔が広げられたビード部T3の間から内面Tbに吸音材2を挿入するための差入具4とを含んでいる。【選択図】図1

Description

本開示は、吸音材貼付装置、吸音材貼付方法及びこれを含む空気入りタイヤの製造方法に関する。
下記特許文献1には、タイヤのトレッド部の内面に帯状スポンジ材を貼り付けるための貼付け装置が記載されている。この貼付け装置は、支持装置に装着されている。前記支持装置は、前記タイヤのビードシート孔から前記貼付け装置を挿出入させる。
特開2018-202765号公報
ところで、近年需要が高まっている低燃費タイヤやSUV用の高偏平タイヤでは、ビード部間のタイヤ軸方向の間隔がこれまでより小さい傾向がある。したがって、この種のタイヤもタイヤ内腔に、前記貼付け装置を入れることが困難であり、ひいては、吸音材をトレッド部の内面に貼り付け難いという問題があった。
本開示は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、トレッド部の内面に吸音材を容易に貼り付けることができる吸音材貼付装置、吸音材貼付方法及びこれを含む空気入りタイヤの製造方法を提供することを主たる目的としている。
本開示は、トレッド部と、一対のビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に吸音材を貼り付けるための装置であって、前記一対のビード部間のタイヤ軸方向の間隔を広げるためのビード拡幅具と、前記間隔が広げられた一対のビード部の間から前記内面に前記吸音材を挿入するための差入具とを含む、吸音材貼付装置である。
本開示の吸音材貼付装置、吸音材貼付方法及びこれを含む空気入りタイヤの製造方法は、上記の構成を採用することで、トレッド部の内面に吸音材を容易に貼り付けることができる。
本開示の吸音材貼付装置の一実施形態を示す正面図である。 図1の吸音材貼付装置保持部の側面図である。 上側位置決め部の概要を説明するための斜視図である。 差入具の巻付体を示す正面図である。 本開示の貼付方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ビード拡幅具によるタイヤの変形例を示す正面図である。
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、吸音材貼付装置(以下、単に「装置」という場合がある)1の一実施形態を略示する正面図である。図2は、装置1の側面図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態の装置1は、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある)Tに吸音材2を貼り付けるためのものである。本開示の装置1に使用されるタイヤTとしては、例えば、低燃費タイヤやSUV用の高偏平タイヤ等の乗用車用が好適である。なお、タイヤTは、その他の乗用車用や、重荷重用のものでも構わない。
タイヤTは、例えば、トレッド部T2と、一対のビード部T3(図6に示す)とを含んでいる。また、タイヤTは、例えば、一対のサイドウォール部T4を含んでいる。トレッド部T2は、走行時に、路面と接地する外面Taと、外面Taとはタイヤ半径方向の逆側に位置する内面Tbとを含んでいる。内面Tbは、タイヤTの内腔を形成する。各サイドウォール部T4は、トレッド部T2のタイヤ軸方向の両端からタイヤ半径方向の内側に延びている。サイドウォール部T4は、タイヤ最大幅位置Mを有している。各ビード部T3は、各サイドウォール部T4に繋がってタイヤ半径方向の内側に延びている。各ビード部T3は、最もタイヤ半径方向の内側に位置するビードトウTcを有している。ビードトウTcは、リム(図示省略)と接触し得る端部である。
タイヤ最大幅位置Mは、本明細書では、正規状態において、サイドウォール部T4に設けられた文字、模様部及びリムプロテクタ等を除外したタイヤ断面輪郭形状(図示省略)において、最もタイヤ軸方向の外側に突出する位置である。
前記「正規状態」は、タイヤTが正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。
前記「正規リム」は、タイヤTが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
前記「正規内圧」は、タイヤTが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
吸音材2は、例えば、スポンジ、ポリエステル系不織布、ポリスチレン系不織布等から採用される。特に限定されるものではないが、吸音材2は、比重が0.06~0.08のスポンジが望ましい。吸音材2は、本実施形態では、長尺帯状体で形成されている(図4に示す)。吸音材2の一面2eには、周知の接着材が塗布されており、内面Tbと接着される。
本実施形態の装置1は、ビード拡幅具3と差入具4とを含んでいる。装置1は、例えば、保持具5をさらに含んでいる。ビード拡幅具3は、一対のビード部T3間のタイヤ軸方向の間隔La(図6に示す)を広げるための機能を有している。差入具4は、前記間隔Laが広げられた一対のビード部T3の間から内面Tbに吸音材2を挿入するための機能を有している。保持具5は、タイヤTを回転可能に保持する機能を有している。本明細書では、装置1における「タイヤ軸方向」、「タイヤ半径方向」及び「タイヤ周方向」は、それぞれ、装置1にタイヤTが装着された状態における各方向を意味する。
本実施形態の保持具5は、フレーム7と、駆動部8とを含んで構成されている。
フレーム7は、タイヤTのタイヤ軸方向両側に配される一対の側フレーム7L、7Rと、側フレーム7L、7R間を接合する横の継ぎ枠片7Cとを含んで構成されている。継ぎ枠片7Cは、例えば、上下方向(鉛直)に離隔した複数本で形成される。
駆動部8は、タイヤTをタイヤ回転軸回りに回転させる機能を有している。本実施形態の駆動部8は、フレーム7に取り付けられている。駆動部8は、本実施形態では、タイヤ支持部材11と、位置決め部材12と、押付け部材13とを含んで構成されている。
タイヤ支持部材11は、タイヤTを起立状態で保持する。本実施形態のタイヤ支持部材11は、一対の支持ローラ11a、11bを含んでいる。一対の支持ローラ11a、11bは、タイヤ周方向に距離をあけて互いに平行に配されている。本実施形態の支持ローラ11a、11bは、トレッド部T2の外面Taと接触可能、かつ、タイヤ軸方向に沿って延びており、水平に配されている。一対の支持ローラ11a、11bの両端は、フレーム7に回転自在に支持されている。いずれか一方の支持ローラ11aは、周知構造のモータ(図示省略)により回転駆動される。
位置決め部材12は、一対の支持ローラ11a、11b上に載置されたタイヤTのタイヤ軸方向の位置を保持する機能を有している。位置決め部材12は、例えば、タイヤTをサイドウォール部T4の両側から狭持しつつ、回転可能に保持することができる。位置決め部材12は、例えば、起立状態のタイヤTの上部を位置決めする上側位置決め部12Aと、起立状態のタイヤTの下部を位置決めする下側位置決め部12Bとを含んでいる。
上側位置決め部12A及び下側位置決め部12Bは、それぞれ、サイドウォール部T4と接触保持する側面支持体15を含んでいる。側面支持体15は、例えば、ローラ16と、ローラ16を回転可能に保持するローラ保持部17とを含んで構成される。本実施形態のローラ16は、その軸心16cが、例えば、タイヤTの回転軸に向かうように配されている。側面支持体15は、タイヤ軸方向の両側に配された一対で形成される。一対の側面支持体15は、タイヤTをタイヤ軸方向の両側から挟み込む。
図3は、上側位置決め部12Aの斜視図である。図3に示されるように、上側位置決め部12Aは、例えば、複数の側面支持体15と、各側面支持体15を移動させるための第1移動部材18とを含んでいる。本実施形態の上側位置決め部12Aは、4つの側面支持体15を有しており、タイヤTのタイヤ軸方向の両側に2個ずつ配されている。タイヤ軸方向の両側に配された2個の側面支持体15は、タイヤ周方向に離隔している。第1移動部材18は、タイヤ周方向に離隔したローラ保持部17を支持する二股状の支持部18aと、支持部18aをタイヤ軸方向へ移動し得る基部18bとを含んでいる。支持部18aは、例えば、各側面支持体15のそれぞれを、相対移動できないように保持している。基部18bは、例えば、ボールネジ機構やシリンダ機構等の周知構造をなしている。
図1に示されるように、下側位置決め部12Bは、側面支持体15と、側面支持体15を移動させるための第2移動部材19とを含んでいる。本実施形態の下側位置決め部12Bは、4つの側面支持体15を有しており、タイヤTのタイヤ軸方向の両側に2個ずつ配されている。タイヤ軸方向の両側に配された2個の側面支持体15は、タイヤ周方向に離隔している。第2移動部材19は、本実施形態では、各ローラ保持部17のそれぞれに接続されている。第2移動部材19は、ローラ保持部17をタイヤ軸方向や上下方向に移動し得る。第2移動部材19は、シリンダ機構等の周知構造で形成されている。
本実施形態の押付け部材13は、押さえローラ20と、押さえローラ20を上下方向に移動させるためのシリンダ21とを含んで構成されている。本実施形態の押さえローラ20は、タイヤ周方向に離隔した一対のローラ20a(図3に示す)から形成される。一対のローラ20aのそれぞれは、例えば、基部18bに回転可能に保持されている。シリンダ21は、例えば、継ぎ枠片7Cの上端に支持されている。シリンダ21のロッドの下端は、本実施形態では、基部18bに接続されている。このような押付け部材13は、シリンダ21の伸張動作によって、基部18bとともに、押さえローラ20を上下方向に移動させることができる。これにより、押付け部材13は、一対の支持ローラ11a、11bと押さえローラ20との間でタイヤTに押圧力を与えて、支持ローラ11aによるタイヤTの回転を安定させることができる。
ビード拡幅具3は、例えば、ビード部T3をタイヤ軸方向外側へ移動させるビード拡幅部30を含んでいる。ビード拡幅部30は、タイヤ軸方向の一方側に配された第1ビード拡幅部30Aと、タイヤ軸方向の他方側に配された第2ビード拡幅部30B(図6に示す)とを含んでいる。第1ビード拡幅部30A及び第2ビード拡幅部30Bは、例えば、各1個ずつ設けられても良いし、タイヤ周方向に間隔を隔てて、複数個ずつ設けられても良い。第1ビード拡幅部30A及び第2ビード拡幅部30Bは、本実施形態では、それぞれ4個ずつ設けられている。
ビード拡幅部30は、それぞれ、接触部31と、接触部31をタイヤ軸方向及びタイヤ半径方向に移動し得る移動部(図示省略)とを含んで構成される。前記移動部は、例えば、ボールネジ機構やシリンダ機構等の周知の構造で構成されている。
本実施形態の接触部31は、ガイドローラ部35と、ガイドローラ部35を回転可能に支持するローラ保持具36とを含んでいる。接触部31は、例えば、ガイドローラ部35とローラ保持具36とが直交する向きに接続されたL字状に形成されている。
ガイドローラ部35は、円筒状に形成されている。本実施形態のガイドローラ部35は、その長手方向がタイヤ半径方向を向くようにタイヤTと接触し得る。ローラ保持具36は、基部37と、基部37と直交する向きに延びる支持軸38とを含んで構成されている。基部37は、例えば、タイヤ軸方向に延びている。支持軸38は、例えば、軸受(図示省略)を介して、ガイドローラ部35を回転可能に支持している。これにより、ガイドローラ部35は、回転するタイヤTのビード部T3に接触することで、タイヤTに従動して回転する。
図1に示されるように、本実施形態の差入具4は、吸音材2が巻き付けられている巻付体41と、巻付体41を支持する支持体42とを含んでいる。
図4は、巻付体41の正面図である。図4に示されるように、巻付体41は、フレーム43と保持枠44と台紙回収部45と貼付ローラ46とを具えている。
フレーム43は、例えば、保持枠44と台紙回収部45と貼付ローラ46とを支持する板状に形成されている。本実施形態のフレーム43には、吸音材2を貼付ローラ46に案内するガイドローラ47が回転自在に配されている。
保持枠44は、台紙付吸音材2Aを渦巻状に巻回して保持する。台紙付吸音材2Aは、吸音材2の一面2eに台紙Pが貼り付けられることで形成される。このとき、台紙Pは、例えば、渦巻の半径方向外方に向けられている。本実施形態の保持枠44は、渦巻状の吸音材2の外周を囲む円環状の周囲枠部48と、周囲枠部48に繋がり、かつ、吸音材2を巻き戻して取り出す取出口49とを含んでいる。
台紙回収部45は、取出口49から取り出される吸音材2から台紙Pを剥離させる剥離ローラ50と、剥離した台紙Pを巻き取って回収する巻取りローラ51とを有する。台紙Pが剥離された吸音材2は、ガイドローラ47に案内される。
貼付ローラ46は、台紙Pが剥離された吸音材2を内面Tbに押し付けて貼付けする。貼付ローラ46は、フレーム43に固定されたシリンダ53のロッド下端に、周知構造のローラホルダを介して回転自在に保持される。
図1に示されるように、支持体42は、例えば、トラバース部54と、上下移動部55と、タイヤサイズ調整部56を少なくとも具える。トラバース部54は、巻付体41をタイヤ軸方向に移動させて、ビード部T3の開口からタイヤTの内腔に挿入させる。上下移動部55は、タイヤTの内腔に挿入された巻付体41をタイヤ半径方向の外側、本実施形態では、下方向に移動させるこれにより、吸音材2は、内面Tbに貼り付けられる。タイヤサイズ調整部56は、タイヤTのサイズ(直径)に合わせてトラバース部54及び上下移動部55を上下移動させる。これにより、種々のサイズのタイヤTの内面Tbに吸音材2が貼り付け可能になる。
次に、本実施形態の装置1を用いた吸音材2の貼付方法が説明される。図5は、本実施形態の貼付方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。図5に示されるように、本実施形態の貼付方法は、一対のビード部T3間のタイヤ軸方向の間隔La(図6に示す)を広げる拡幅工程S2と、間隔が広げられたビード部T3の間から内面Tbに、吸音材2を挿入する挿入工程S3とを含んでいる。また、本実施形態の貼付方法は、タイヤTを固定する固定工程S1を含んでいる。
先ず、固定工程S1が行われる。図1及び図2に示されるように、固定工程S1では、保持具5にタイヤTが投入される。このとき、差入具4やビード拡幅具3は、タイヤTの外側で待機されている(図示省略)。
固定工程S1では、駆動部8の一対の支持ローラ11a、11bの上に、タイヤTが載せられる。これにより、タイヤTは、起立状態となる。次に、固定工程S1では、各位置決め部12A、12Bの各側面支持体15が、第1移動部材18及び第2移動部材19によって、タイヤTのサイドウォール部T4の予め定められた位置まで移動される。本実施形態では、各側面支持体15がタイヤ最大幅位置Mよりもタイヤ軸方向の外側の位置に配される。
また、固定工程S1では、押付け部材13のシリンダ21が下方に伸長される。これにより、タイヤTは、押さえローラ20とタイヤ支持部材11との間で狭持される。このように、固定工程S1では、タイヤTが、タイヤ軸方向及び上下方向において、位置決めされる。
次に、拡幅工程S2が行われる。図6は、ビード拡幅具3によるタイヤTの変形例を示す正面図である。図6に示されるように、本実施形態の拡幅工程S2では、先ず、ビード拡幅具3の接触部31が、タイヤTのビード部T3のタイヤ軸方向の内側に配置される。具体的には、図示しない前記移動部を駆動させて、各ガイドローラ部35がタイヤTの内腔に配置される。
次に、拡幅工程S2では、ガイドローラ部35が、ビード部T3の所定の位置で当接されるとともに、タイヤ軸方向外側に移動される。これにより、ビード部T3のタイヤ軸方向の間隔Laが広げられる。ガイドローラ部35は、例えば、ビードトウTcと接触するように位置決めされる。また、位置決め部材12の側面支持体15が、上記の位置に配されているので、本実施形態の拡幅工程S2を行った場合でも、例えば、トレッド部T2の内面Tbがタイヤ半径方向内側に突出することが抑制される。
次に、挿入工程S3が行われる。本実施形態の挿入工程S3では、タイヤTの外側に待機された巻付体41が、支持体42によって、タイヤTの内腔の所定の位置に配置される。次に、支持ローラ11aが回転されるとともに、タイヤTが回転される。次に、巻付体41によって、タイヤTの内面Tbに吸音材2が貼り付けられる。このように、本実施形態の装置1では、差入具4とビード部T3との接触が抑制されるので、吸音材2が精度よく貼り付けられる。
以上、本開示の特に好ましい実施形態について詳述したが、本開示は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
[付記]
本開示は以下の態様を含む。
[本開示1]
トレッド部と、一対のビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に吸音材を貼り付けるための装置であって、
前記一対のビード部間のタイヤ軸方向の間隔を広げるためのビード拡幅具と、
前記間隔が広げられた一対のビード部の間から前記内面に前記吸音材を挿入するための差入具とを含む、
吸音材貼付装置。
[本開示2]
前記ビード拡幅具は、前記一対のビード部のそれぞれと接触可能な複数の接触部を含む、本開示1記載の吸音材貼付装置。
[本開示3]
前記各接触部は、前記空気入りタイヤとともに回転可能である、本開示2に記載の吸音材貼付装置。
[本開示4]
トレッド部と、一対のビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に吸音材を貼り付けるための方法であって、
前記一対のビード部間のタイヤ軸方向の間隔を広げる工程と、
前記間隔が広げられた前記一対のビード部の間から前記内面に、前記吸音材を挿入する工程とを含む、
吸音材貼付方法。
[本開示5]
前記間隔を広げる工程は、前記各ビード部と接触させた接触部をタイヤ軸方向の外側に移動させる、本開示4記載の吸音材貼付方法。
[本開示6]
本開示4又は5に記載された吸音材貼付方法を含む空気入りタイヤの製造方法。
1 吸音材貼付装置
2 吸音材
3 ビード拡幅具
4 差入具
T 空気入りタイヤ
T2 トレッド部
T3 ビード部
Tb 内面

Claims (6)

  1. トレッド部と、一対のビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に吸音材を貼り付けるための装置であって、
    前記一対のビード部間のタイヤ軸方向の間隔を広げるためのビード拡幅具と、
    前記間隔が広げられた一対のビード部の間から前記内面に前記吸音材を挿入するための差入具とを含む、
    吸音材貼付装置。
  2. 前記ビード拡幅具は、前記一対のビード部のそれぞれと接触可能な複数の接触部を含む、請求項1記載の吸音材貼付装置。
  3. 前記各接触部は、前記空気入りタイヤとともに回転可能である、請求項2に記載の吸音材貼付装置。
  4. トレッド部と、一対のビード部とを有する空気入りタイヤの前記トレッド部の内面に吸音材を貼り付けるための方法であって、
    前記一対のビード部間のタイヤ軸方向の間隔を広げる工程と、
    前記間隔が広げられた前記一対のビード部の間から前記内面に、前記吸音材を挿入する工程とを含む、
    吸音材貼付方法。
  5. 前記間隔を広げる工程は、前記各ビード部と接触させた接触部をタイヤ軸方向の外側に移動させる、請求項4記載の吸音材貼付方法。
  6. 請求項4又は5に記載された吸音材貼付方法を含む空気入りタイヤの製造方法。
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