JP2019073477A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2019073477A
JP2019073477A JP2017200995A JP2017200995A JP2019073477A JP 2019073477 A JP2019073477 A JP 2019073477A JP 2017200995 A JP2017200995 A JP 2017200995A JP 2017200995 A JP2017200995 A JP 2017200995A JP 2019073477 A JP2019073477 A JP 2019073477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
dye composition
hair dye
mass
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017200995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7485323B2 (ja
Inventor
陽介 今井
Yosuke Imai
陽介 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoyu Co Ltd
Original Assignee
Hoyu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoyu Co Ltd filed Critical Hoyu Co Ltd
Priority to JP2017200995A priority Critical patent/JP7485323B2/ja
Publication of JP2019073477A publication Critical patent/JP2019073477A/ja
Priority to JP2023218697A priority patent/JP2024026512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7485323B2 publication Critical patent/JP7485323B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール又はその塩を含有する染毛剤組成物において、均染性を向上するための新たな手段を提供することである。【解決手段】上記課題を解決するために、(a)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール又はその塩を含有する染毛剤組成物において、(b)25℃におけるオクタノール/水分配係数が14.0以上である、炭化水素、ロウ類、エステル類、油脂から選択される一種以上の油性成分、(c)25℃におけるオクタノール/水分配係数が−10.0〜−3.0であるポリエチレングリコールを含有することを特徴とする、染毛剤組成物を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪等を染毛するための染毛剤組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール(以下、「4APE」という。)及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物において、均染性に優れた染毛剤組成物に関する。
従来、染毛剤としては、染料中間体とカプラーからなる酸化染料を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤を備えた2剤型の染毛剤組成物が広く利用されている。この染毛剤組成物は、低分子の酸化染料を毛髪中に浸透させ、毛髪の中で酸化染料を酸化重合することにより色素を生成させ毛髪を染着するものである。これらの染毛剤組成物は要望に応じて種々の色調に毛髪を染毛することができ、さらには染毛力にも優れている。
種々の染料中間体の中でも、4APE及びその塩は、毛髪に光沢を付し、自然でまろやかな染め上がりを得られる酸化染料として知られている。例えば、特許文献1〜3には、4APEを含有する染毛剤組成物であって、地肌汚れの低減、耐候性、深色性、染め上がりに優れた染毛剤組成物が開示されている。
一方で、4APE及び/又はその塩を染料中間体として使用した場合、均一に染毛できずにムラ染になるという欠点がある。そのため、4APE及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物において、均染性を高めることを目的とした染毛剤組成物の開発が行われている。例えば、特許文献4には、4APEを含有する染毛剤組成物に、カチオン化ポリマーを含有することにより均染性を高める方法が開示されている。
特開平7−267831号公報 特開平7−267833号公報 特開平7−267835号公報 特開平7−267832号公報
本発明の課題は、4APE及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物の更なる均染性の向上を目的として、4APE及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物の均染性を向上するための新たな手段を提供することである。
発明者は、上記課題に対して鋭意検討した結果、4APE及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物において、特定のオクタノール/水分配係数を有する油性成分およびポリエチレングリコールを含有することにより、均染性が向上することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の染毛剤組成物である。
本発明の染毛剤組成物は、(a)4APE及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物において、(b)25℃におけるオクタノール/水分配係数が14.0以上である、炭化水素、ロウ類、エステル類、油脂から選択される一種以上の油性成分、(c)25℃におけるオクタノール/水分配係数が−10.0〜−3.0であるポリエチレングリコール、を含有することを特徴とするものである。
本発明の染毛剤組成物によれば、均染性に優れた染毛剤組成物を提供することができる。
更に、本発明の染毛剤組成物の一実施態様としては、前記(b)に対する前記(c)の含有量の比(c/b)0.06〜1.0であるという特徴を有する。
この特徴によれば、本発明の均染性に優れるという効果をより発揮することができる。
更に、本発明の染毛剤組成物の一実施態様としては、前記(a)に対する前記(b)の含有量の比(b/a)が0.25〜100であるという特徴を有する。
(b)成分の含有量が増えると、均染性の向上に加えて、地肌汚れ防止効果、塗布操作性および製剤安定性が向上していく傾向が認められる。一方で、(b)成分を過剰に添加すると、染毛力については低下する傾向が認められる。そのため、前記(a)に対する前記(b)の含有量の比(b/a)が0.25〜100とすることにより、均染性の向上に加えて、さらに染毛力、製剤安定性、塗布操作性をバランスよく高めるという効果を奏する。
更に、本発明の染毛剤組成物の一実施態様としては、前記(a)に対する前記(c)の含有量の比(c/a)が0.0025〜100であるという特徴を有する。
(c)成分の含有量が増えると、均染性の向上に加えて、地肌汚れを防止するという効果が高まる。一方で、(c)成分を過剰に添加すると、染毛力が低下する傾向が認められる。そのため、前記(a)に対する前記(c)の含有量の比(c/a)が0.0025〜100とすることにより、均染性の向上に加えて、さらに地肌汚れの防止および染毛力の向上という効果についてバランスよく発揮することができる。
更に、本発明の染毛剤組成物の一実施態様としては、(d)p−アミノフェノールを含有するという特徴を有する。
この特徴によれば、均染性の更なる向上に加えて、地肌汚れを防止するという効果を奏する。
本発明によれば、4APE及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物において、均染性を向上するための新たな手段を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を含めて説明する。
[染毛剤組成物]
本発明の染毛剤組成物は、(a)4APE及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物において、(b)25℃におけるオクタノール/水分配係数(以下、「LogKow」という。)が14.0以上である、炭化水素、ロウ類、エステル類、油脂から選択される一種以上の油性成分、及び(c)LogKowが−10.0〜−3.0であるポリエチレングリコールを含有することを特徴とする。
染毛剤組成物は、酸化染料と酸化剤を別の剤に分けて流通し、酸化染料を酸化剤により酸化させて発色させるものである。代表的な染毛剤組成物としては、酸化染料を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤からなる2剤式のものであるが、3剤以上からなる多剤式であってもよい。
本発明の染毛剤組成物を形成する各剤の形態は、どのような形態であってもよく、例えば、水溶液や乳液等の液状、クリーム状、ジェル状等が挙げられる。また、各剤の混合後の染毛剤組成物が、液状、クリーム状、ジェル状等の塗布性を有する剤型であってもよい。また、使用時に泡状やミスト状としてもよい。泡状とする場合には、公知の噴射剤や発泡剤を適用したエアゾールフォーマー容器、スクイズフォーマー式やポンプフォーマー式等のノンエアゾールフォーマー容器、振とう容器等を使用すればよい。噴射剤または発泡剤の具体例としては、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、窒素ガス、炭酸ガス等が挙げられる。ミスト状とする場合には、噴霧器を使用すればよい。
酸化染料を含有する第1剤および酸化剤を含有する第2剤は、使用時に混合して染毛剤組成物を調製する。混合操作は、毛髪へ適用する前でも毛髪へ適用後でもよい。例えば、毛髪へ適用する直前に混合してもよいし、第1剤と第2剤等をコーム等に取り、毛髪上でコーム等を用いて混合してもよい。
次に、本発明の染毛剤組成物に使用する各成分について、詳細に説明する。なお、各成分の含有量については、特に断りがない場合には、各剤を混合した染毛剤組成物中の含有量を示す。
<酸化染料>
酸化染料は、第1剤に含有する成分であり、酸化剤により酸化重合して発色する染料である。酸化染料には、染料中間体とカプラーがあり、染料中間体は、自身の酸化により発色する物質であり、カプラーは、染料中間体との組み合わせにより種々の色調となる物質である。
〔染料中間体〕
本発明の染毛剤組成物では、染料中間体として(a)4APE及び/又はその塩を含有する。
4APEは、以下の化学式(1)に示す化合物である。塩としては、例えば、有機酸の塩あるいは無機酸の塩、すなわち、硫酸塩、塩酸塩、リン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、乳酸塩、クエン酸塩等が挙げられる。
Figure 2019073477
染毛剤組成物における4APE及び/又はその塩の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.01〜4.0質量%である。この場合、毛髪に光沢を付し、自然でまろやかな染め上がりを与えるという4APEの効果を十分に発揮できる。下限として、より好ましくは0.05質量%以上であり、更に好ましくは0.1質量%以上であり、特に好ましくは0.2質量%以上である。上限として、より好ましくは3.0質量%以下であり、更に好ましくは2.0質量%以下であり、特に好ましくは1.0質量%以下である。
〔その他の染料中間体〕
染毛剤組成物には、4APE及びその塩以外の染料中間体を含有してもよい。染料中間体は、主としてo−又はp−のフェニレンジアミン類あるいはアミノフェノール類である染料先駆物質である。
具体的には、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−メチルアミノフェノール、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、o−クロル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−m−クレゾール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4−ジアミノフェノール、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール及びそれらの塩類等が例示される。これら染料中間体の具体例のうち、一種のみが含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。
更に、本発明の染毛剤組成物は、(d)p−アミノフェノールを含有することが好ましい。p−アミノフェノールを含有することにより、均染性が向上するという本発明の効果をより一層高めることができるだけでなく、更には地肌汚れを防止するという効果も向上する。また、4APEとp−アミノフェノールを併用することにより、美しい暖色系の色調を実現することができる。
染毛剤組成物における(d)p−アミノフェノールの含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.001〜3質量%である。下限として、より好ましくは0.005質量%以上であり、特に好ましくは0.01質量%以上である。上限として、より好ましくは2質量%以下であり、特に好ましくは1質量%以下である。
(d)p−アミノフェノールの(a)4APE及び/又はその塩に対する含有量の比(d/a)は、特に制限されないが、好ましくは0.001〜50である。この場合、地肌汚れ防止効果をより発揮することができる。下限として、より好ましくは0.01以上であり、更に好ましくは0.1以上であり、特に好ましくは0.3以上である。上限として、より好ましくは15以下であり、更に好ましくは10以下であり、特に好ましくは5以下である。
染料中間体の種類は、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。4APE及び/又はその塩を含む染料中間体の総含有量は、特に制限されないが、例えば、染毛剤組成物中に、0.01〜10質量%である。下限として、より好ましくは0.1質量%以上であり、特に好ましくは0.5質量%以上である。上限として、より好ましくは7質量%以下であり、特に好ましくは5質量%以下である。
〔カプラー〕
カプラーとしては、主としてm−のジアミン類、アミノフェノール類又はジフェノール類が挙げられ、具体的には、m−アミノフェノール、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、5−アミノ−o−クレゾール、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、3,3’−イミノジフェニール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、タンニン酸及びそれらの塩、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール硫酸塩、N,N−ジエチル−m−アミノフェノール、フェニルメチルピラゾロン等が例示される。
カプラーの種類は、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。カプラーの含有量は、特に制限されないが、例えば、染毛剤組成物中に、0.01〜5質量%である。下限として、より好ましくは0.05質量%以上であり、特に好ましくは0.1質量%以上である。上限として、より好ましくは3質量%以下であり、特に好ましくは1質量%以下である。
<(b)LogKowが14.0以上である、炭化水素、ロウ類、エステル類、油脂から選択される一種以上の油性成分>
本発明の染毛剤組成物では、油性成分として、(b)LogKowが14.0以上である、炭化水素、ロウ類、エステル類、油脂から選択される一種以上の油性成分(以下、「(b)油性成分」という。)を含有する。
LogKowとは、水相と有機相(オクタノール相)での物質の分配のための尺度であり、以下の数式(1)のように定義される。
LogKow=log([Mo]/[Mw]) ・・・数(1)
[Mo]:オクタノール相中における物質のモル数
[Mw]:水相中における物質のモル数
本発明において、LogKowの測定は、Syracuse Research Corporation社のプログラム「KowWIN32」を用いて算出する。
また、当該プログラムにより算出できない場合には、日本工業規格Z7260−107:2000「分配係数(1−オクタノール/水)の測定−フラスコ振とう法」により測定する。
炭化水素は、炭素と水素よりなる化合物である。LogKowが14.0以上である炭化水素は、例えば、炭素数が28以上の炭化水素が挙げられ、具体的にはパラフィンワックス(14.09)、ワセリン(15.2)、マイクロクリスタリンワックス(22.44)、オゾケライト(20.48)、セレシン(16.06)、α−オレフィンオリゴマー(17.09)、合成スクワラン(14.63)、スクワレン(14.12)、スクワラン(14.63)等が挙げられる。なお、カッコ内は、LogKowを示す(以下も同様。)。
ロウ類は、高級脂肪酸と高級アルコールのエステルを主成分として含み、例えば、ミツロウ(21.98)、キャンデリラロウ(15.57)、ラノリン(15.6)、ホホバ油(18.54)等が挙げられる。
エステル類は、脂肪酸とアルコールとの脱水反応によって得られる化合物である。例えば、オレイン酸オクチルドデシル(17.27)、ジステアリン酸エチレングリコール(16.12)、ミリスチン酸オクチルドデシル(15.52)、パルミチン酸イソステアリル(15.60)、パルミチン酸セチル(14.62)、ステアリン酸2−ヘキシルデシル(15.52)、ステアリン酸コレステリル(17.60)、イソステアリン酸ヘキシルデシル(15.45)、オレイン酸オレイル(16.15)、イソステアリン酸フィトステリル(18.26)、ステアリン酸ステアリル(16.58)、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル(30.81)等が挙げられる。
油脂は、トリグリセリドすなわち脂肪酸とグリセリンとのトリエステルである。例えば、オリーブ油(23.07)、ヒマワリ油(22.86)、ブドウ種子油(21.96)、アボカド油(22.04)、ヤシ油(22.95)、シア脂(23.48)、マカダミアナッツ油(23.29)、サフラワー油(22.65)、カカオ脂(22.74)、トウモロコシ油(23.08)、落花生油(23.08)、ヒマシ油(18.75)、アマニ油(22.22)等が挙げられる。
(b)油性成分のLogKowは、好ましくは24.0以下、より好ましくは20.0以下、さらに好ましくは18.0以下である。具体的には、好ましくはマイクロクリスタリンワックス(22.44)、オリーブ油(23.07)、ヒマワリ油(22.86)、ブドウ種子油(21.96)、アボカド油(22.04)、ヤシ油(22.95)、シア脂(23.48)、マカダミアナッツ油(23.29)、サフラワー油(22.65)、カカオ脂(22.74)、トウモロコシ油(23.08)、落花生油(23.08)、アマニ油(22.22)、ミツロウ(21.98)、オゾケライト(20.48)、より好ましくはホホバ油(18.54)、イソステアリン酸フィトステリル(18.26)、ヒマシ油(18.75)、さらに好ましくはパラフィンワックス(14.09)、ワセリン(15.2)、セレシン(16.06)、α−オレフィンオリゴマー(17.09)、合成スクワラン(14.63)、スクワレン(14.12)、スクワラン(14.63)、キャンデリラロウ(15.57)、ラノリン(15.6)、オレイン酸オクチルドデシル(17.27)、ジステアリン酸エチレングリコール(16.12)、ミリスチン酸オクチルドデシル(15.52)、パルミチン酸イソステアリル(15.60)、パルミチン酸セチル(14.62)、ステアリン酸2−ヘキシルデシル(15.52)、ステアリン酸コレステリル(17.60)、イソステアリン酸ヘキシルデシル(15.45)、オレイン酸オレイル(16.15)、ステアリン酸ステアリル(16.58)である。
更に、本発明の染毛剤組成物の一実施態様としては、(b)油性成分は、融点が40℃以上であるという特徴を有する。この特徴によれば、本発明の効果をより発揮することができる。
染毛剤組成物における(b)油性成分の含有量は、好ましくは0.1〜30質量%である。下限値として、より好ましくは0.5質量%以上であり、特に好ましくは1質量%以上である。上限値として、より好ましくは20質量%以下であり、特に好ましくは10質量%以下である。(b)油性成分は2剤式染毛剤の場合は、第1剤または第2剤のいずれに配合してもよく、第1剤および第2剤の双方に配合してもよい。また3剤式以上の多剤式の場合は、第1剤および第2剤とは別の剤に配合してもよい。
また、(a)4APE及び/又はその塩に対する(b)油性成分の含有量の比(b/a)は、特に制限されないが、好ましくは0.25〜1000である。下限値として、より好ましくは0.3以上であり、特に好ましくは0.4以上である。上限値として、より好ましくは500以下であり、特に好ましくは100以下である。b/aが0.25以上の場合には、塗布操作性、地肌汚れ防止効果および製剤安定性が向上するという効果を奏する。一方、b/aが1000以下の場合には、染毛力が向上する。
<(c)LogKowが−10.0〜−3.0であるポリエチレングリコール>
本発明の染毛剤組成物では、(c)LogKowが−10.0〜−3.0であるポリエチレングリコール(以下、「(c)PEG」という。)を含有する。(c)PEGとしては、平均分子量が400〜1600のPEGであり、具体的には、PEG400(−3.12)、PEG600(−4.22)、PEG1000(−6.41)、PEG1540(−9.98)等が挙げられる。なお、カッコ内は、LogKowを示す。LogKowの測定方法は、上記(b)油性成分と同様である。上記PEGの平均分子量は、PEG400(平均分子量360〜440)、PEG600(平均分子量560〜640)、PEG1000(平均分子量950〜1050)、1540(平均分子量1290〜1650)である。(c)PEGのLogKowは、好ましくは−7.0以上であり、さらに好ましくは−4.5以上である。具体的には(c)PEGは、好ましくはPEG1000であり、さらに好ましくはPEG600またはPEG400である。
本発明の染毛剤組成物における(c)PEGの含有量は、好ましくは0.001〜30質量%である。下限値として、より好ましくは0.005質量%以上であり、特に好ましくは0.01質量%以上である。上限値として、より好ましくは20質量%以下であり、特に好ましくは10質量%以下である。(c)PEGは2剤式染毛剤の場合は、第1剤または第2剤のいずれに配合してもよく、第1剤および第2剤の双方に配合してもよい。また3剤式以上の多剤式の場合は、第1剤および第2剤とは別の剤に配合してもよい。
また、(a)4APE及び/又はその塩に対する(c)PEGの含有量の比(c/a)は、特に制限されないが、好ましくは0.0025〜1000である。下限値として、より好ましくは0.01以上であり、特に好ましくは0.1以上である。上限値として、より好ましくは500以下であり、特に好ましくは100以下である。c/aが0.0025以上の場合には、地肌汚れを防止するという効果を奏する。一方、c/aが1000以下の場合には、染毛力が向上する。
本発明の染毛剤組成物において、(b)油性成分に対する(c)PEGの含有量の比(c/b)は、1.0以下であることが好ましい。1.0以下の場合、均染性を向上するという本発明の効果がより一層向上する。一方、下限値としては、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.06以上であり、更に好ましくは0.1以上であり、特に好ましくは0.3以上である。0.01以上の場合、地肌汚れを防止するという効果がある。
<その他の成分>
本発明の染毛剤組成物は、上記酸化染料、(b)油性成分、(c)PEG以外にも、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、油性成分((b)油性成分を除く。)、多価アルコール((c)PEGを除く。)、酸化剤、アルカリ剤、直接染料、界面活性剤、アスコルビン酸、無水亜硫酸ナトリウム等の酸化防止剤、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、エタノール等の有機溶剤、ソルビトール、マルトース等の糖類、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン化水溶性高分子、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム二水塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液等のキレート剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ピロリン酸、グルコン酸、グルクロン酸、炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤が挙げられる。
<その他の油性成分>
その他の油性成分としては、例えば、LogKowが14.0未満である炭化水素、高級アルコール、高級脂肪酸、シリコーン油、LogKowが14.0未満である油脂、フッ素油、アルキルグリセリルエーテル、LogKowが14.0未満のエステル等が例示される。これらの油性成分から、1種又は2種以上を選んで用いることができる。
本発明の染毛剤組成物は、LogKowが14.0以上の油性成分に加えて、更に高級アルコールを含有することが好ましい。これにより、乳化安定性を向上させることができる。
LogKowが14.0未満である炭化水素は、例えば、流動パラフィン(12.13)、流動イソパラフィン(13.05)、リモネン(4.2)、テレビン油(4.19)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、セタノール(6.73)、ステアリルアルコール(7.72)、セトステアリルアルコール(7.32)、オレイルアルコール(7.50)、アラキルアルコール(8.70)、ベヘニルアルコール(9.68)、ラウリルアルコール(4.77)、ミリスチルアルコール(5.75)、2−ヘキシルデカノール(6.66)、イソステアリルアルコール(7.64)、2−オクチルドデカノール(8.63)、デシルテトラデカノール(10.59)、フィトステロール(9.47)、コレステロール(8.74)等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、オレイン酸(7.73)、ラウリン酸(5.00)、ミリスチン酸(5.98)、パルミチン酸(6.96)、ステアリン酸(7.94)、ベヘニン酸(9.91)、イソステアリン酸(7.87)、12−ヒドロキシステアリン酸(6.41)、リノール酸(7.51)等が挙げられる。
LogKowが14.0未満の油脂としては、例えば、アーモンド油(3.47)等が挙げられる。
シリコーン油は、有機基のついたケイ素と酸素が化学結合により交互に連なった合成高分子である。例えば、ジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコン)、ヒドロキシ末端基を有するジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコノール)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
上記のうち、アミノ変性シリコーンとしては、例えば、アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:アミノプロピルジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:アモジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:トリメチルシリルアモジメチコン)等が挙げられる。
アルキルグリセリルエーテルの具体例としては、例えばバチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、イソステアリルグリセリルエーテル等が挙げられる。
LogKowが14.0未満のエステル類としては、アジピン酸ジイソプロピル(2.94)、ミリスチン酸イソプロピル(7.18)、ミリスチン酸ミリスチル(12.65)、イソオクタン酸セチル(10.61)、パルミチン酸イソプロピル(8.16)、パルミチン酸2−エチルへキシル(10.61)、ステアリン酸ブチル(9.70)、ラウリン酸ヘキシル(7.74)等が挙げられる。
染毛剤組成物におけるその他の油性成分の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1〜30質量%である。下限値として、より好ましくは0.5質量%以上であり、特に好ましくは1質量%以上である。上限値として、より好ましくは20質量%以下であり、特に好ましくは15質量%以下である。
<その他の多価アルコール>
多価アルコールは、分子内に2個以上の水酸基を有するアルコールであり、具体的には、エチレングリコール(−1.93)、ジエチレングリコール(−1.3)、トリエチレングリコール(−1.98)、(c)成分以外のポリエチレングリコール、プロピレングリコール(−1.4)、ジプロピレングリコール(−0.64)、グリセリン(−0.29)、1,3−ブチレングリコール(−0.29)等が挙げられる。
本発明の染毛剤組成物におけるその他の多価アルコールの含有量は、特に制限されないが、好ましくは3質量%未満であり、より好ましくは2.5質量%未満であり、特に好ましくは1.5質量%未満である。その他の多価アルコールを添加すると、均染性の効果が低下する傾向が認められるため、その他の多価アルコールの含有量を3質量%未満とすることにより、本発明の効果を一層発揮することができる。
<酸化剤>
酸化剤は、第2剤に含有する成分であり、酸化力を有する物質である。酸化剤は、酸化染料を酸化して発色させる作用や、毛髪の内部のメラニンを分解する作用を有するものである。具体的には、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、過酢酸及びその塩、過ギ酸及びその塩、過マンガン酸塩、臭素酸塩等が例示される。これらの中でも、過酸化水素が好ましい。これらの酸化剤の具体例のうち、一種のみが単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。また、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩等を酸化助剤として含有してもよい。
染毛剤組成物における酸化剤の含有量は、特に限定されないが、例えば0.1〜15質量%である。下限値として、より好ましくは1質量%以上であり、上限値として、より好ましくは9質量%以下である。酸化剤として過酸化水素を含有する場合、その安定性を向上させる安定化剤として、スズ酸ナトリウム、エチレングリコールフェニルエーテル(フェノキシエタノール)、ヒドロキシエタンジホスホン酸、リン酸、クエン酸、又はその塩等を配合することが好ましい。
<アルカリ剤>
アルカリ剤は、毛髪を膨潤させて、染料や酸化剤の浸透を促進する作用を有するものである。アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、アルカノールアミン、ケイ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、硫酸塩、塩化物、有機アミン、塩基性アミノ酸、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物等が例示される。具体的には、アルカノールアミンとしてはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、イソプロピルアミン等が例示され、ケイ酸塩としてはケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が例示され、炭酸塩としては炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸マグネシウム、炭酸グアニジン等が例示され、炭酸水素塩としては炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が例示され、メタケイ酸塩としてはメタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等が例示され、リン酸塩としてはリン酸第1アンモニウム、リン酸第2アンモニウム、リン酸一水素二ナトリウム、リン酸三ナトリウム等が例示され、硫酸塩としては硫酸アンモニウムなどが例示され、塩化物としては塩化アンモニウムが例示され、有機アミンとしては2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジンが例示され、塩基性アミノ酸としてはアルギニン、リジン及びそれらの塩等が例示され、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物としては水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が例示される。これらの中でも、アンモニア及びアルカノールアミンを含有することが好ましい。
染毛剤組成物におけるアルカリ剤の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.01〜20質量%である。下限値として、より好ましくは0.1質量%以上であり、上限値として、より好ましくは15質量%以下である。
本発明の染毛剤組成物は、特に(e)アンモニアを含有することが好ましい。アンモニアを含有することにより、均染性が向上するという本発明の効果をより一層発揮することができる。更には、染毛処理における毛髪の明度および発色を向上するという効果を奏する。上記アンモニアによる効果と染毛時の不快臭抑制を両立したい場合には、アンモニアと他のアルカリ剤を併用してもよいが、アンモニアの含有量が大きいほど、上記アンモニアによる効果をより発揮することができる。そのため、アルカリ剤として、アンモニアのみを使用することが特に好ましい。
(e)アンモニアの(a)4APE及び/又はその塩に対する含有量の比(e/a)は、特に制限されないが、好ましくは0.01〜100である。下限値として、より好ましくは0.2以上であり、特に好ましくは1以上である。上限値として、より好ましくは50以下であり、更に好ましくは20以下であり、特に好ましくは10以下である。e/aが0.01以上の場合、均染性向上効果をより一層発揮でき、100以下の場合、アンモニアの不快臭を抑制することができる。
<直接染料>
直接染料は、色を有する化合物であり、毛髪に付着又は浸透して染毛する染料である。例えば、酸性染料、塩基性染料、天然染料、ニトロ染料、HC染料、分散染料等がある。これら直接染料は単独で配合しても良く、組み合わせて配合しても良い。
上記酸性染料としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色227号、赤色230号の(1)、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、だいだい色205号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204号、緑色401号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、かっ色201号、黒色401号等を例示できる。
上記塩基性染料としては、Basic Blue 3、Basic Blue 6、Basic Blue 7、Basic Blue 9、Basic Blue 26、Basic Blue 41、Basic Blue 47、Basic Blue 99、Basic Brown 4、Basic Brown 16、Basic Brown 17、Basic Green 1、Basic Green 4、Basic Orange 1、Basic Orange 2、Basic Orange 31、Basic Red 1、Basic Red 2、Basic Red 22、Basic Red 46、Basic Red 51、Basic Red 76、Basic Red 118、Basic Violet 1、Basic Violet 3、Basic Violet 4、Basic Violet 10、Basic Violet11:1、Basic Violet 14、Basic Violet 16、Basic Yellow 11、Basic Yellow 28、Basic Yellow 57、Basic Yellow 87等を例示できる。
上記天然染料としては、クチナシ色素、ウコン色素、アナトー色素、銅クロロフィリンナトリウム、パプリカ色素、ラック色素、ヘナ等を例示できる。
上記ニトロ染料としては、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクラミン酸、ピクリン酸、及びそれらの塩等を例示できる。
上記HC染料としては、HC Blue No.2、HC Blue No.5、HC Blue No.6、HC Blue No.9、HC Blue No.10、HC Blue No.11、HC Blue No.12、HC Blue No.13、HC Orange No.1、HC Orange No.2、HC Orange No.3、HC Red No.1、HC Red No.3、HC Red No.7、HC Red No.10、HC Red No.11、HC Red No.13、HC Red No.14、HC Violet No.1、HC Violet No.2、HC Yellow No.2、HC Yellow No.4、HC Yellow No.5、HC Yellow No.6、HC Yellow No.9、HC Yellow No.10、HC Yellow No.11、HC Yellow No.12、HC Yellow No.13、HC Yellow No.14、HC Yellow No.15等を例示できる。
上記分散染料としては、Disperse Black 9、Disperse Blue 1、Disperse Blue 3、Disperse Blue 7、Disperse Brown 4、Disperse Orange 3、Disperse Red 11、Disperse Red 15、Disperse Red 17、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Violet 15等を例示できる。
染毛剤組成物における直接染料の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%である。下限値として、より好ましくは0.01質量%以上であり、上限値として、より好ましくは3質量%以下である。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
なお、以下の記載において、POEはポリオキシエチレン鎖、POPはポリオキシプロピレン鎖を示し、これに続くカッコ内の数字は、その付加モル数を示している。また、アルキルに続くカッコ内の数字は、脂肪酸鎖の炭素数を示している。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEモノ脂肪酸エステル類、POEグリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、モノグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、アルキルポリグルコシド類等が挙げられる。POEアルキルエーテル類の具体例としては、POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEラノリン、POEフィトステロール等が挙げられる。
染毛剤組成物におけるノニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜40質量%である。下限値として、より好ましくは0.01質量%以上であり、特に好ましくは0.05質量%以上である。上限値として、より好ましくは30質量%以下であり、特に好ましくは20質量%以下である。
本発明の染毛剤組成物は、特にHLBが12.0以下であるノニオン性界面活性剤を含有することが好ましい。これにより、地肌汚れを防止するという効果をより一層発揮することができる。HLBが12.0以下であるノニオン性界面活性剤としては、例えば、POE(2)オレイルエーテル、POE(2)ステアリルエーテル等が挙げられる。
なお、HLBの測定は、「ハンドブック−化粧品・製剤原料−改訂版(昭和52年2月1日発行、日光ケミカルズ株式会社)」に記載された「20・3・1 乳化法によるHLB値の実測」(854〜855頁)に従って測定すればよい。
染毛剤組成物におけるHLBが12.0以下であるノニオン性界面活性剤の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.1〜5.0質量%である。下限値として、より好ましくは0.5質量%であり、特に好ましくは1.0質量%以上である。上限値として、より好ましくは4.5質量%以下であり、特に好ましくは4.0質量%以下である。0.1質量%の場合には、均染性が向上するという本発明の効果がより一層高まる。一方、5.0質量%以下の場合には、地肌汚れを防止する効果が高くなる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩、モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩類、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩、アーコベル型3級アミン塩等のアミン塩類、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリウム塩等の環式4級アンモニウム塩類、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
好ましくは、アルキル4級アンモニウム塩類であり、更に好ましくは、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩であり、特に好ましくは、モノアルキル型4級アンモニウム塩である。
モノアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化アルキル(28)トリメチルアンモニウム、塩化ジPOE(2)オレイルメチルアンモニウム、塩化ジPOEステアリルメチルアンモニウム、塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム、塩化POPメチルジエチルアンモニウム、塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。特に好ましくは、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムである。
ジアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ジアルキル(12〜15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(12〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化イソステアリルラウリルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
染毛剤組成物におけるカチオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%である。下限値として、より好ましくは0.01質量%以上であり、特に好ましくは0.05質量%以上である。上限値として、より好ましくは5質量%以下であり、特に好ましくは3質量%以下である。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルエーテル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニル エーテルカルボン酸塩、α−スルホン脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、スルホコハク酸エステル、N−アルキロイルメチルタウリン塩及びそれらの誘導体等が例示される。これらの界面活性剤のアニオン基の対イオンは、例えばナトリウムイオン、カリウムイオン、及びトリエタノールアミンのいずれであってもよい。
より具体的には、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、POEステアリルエーテル硫酸ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩類(ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等)、N−ラウロイルメチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム、高級脂肪酸であるラウリン酸、ミリスチン酸及びこれらの高級脂肪酸の塩が例示され、1又は2種以上を使用することができる。
染毛剤組成物におけるアニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%である。下限値として、より好ましくは0.01質量%以上であり、特に好ましくは0.05質量%以上である。上限値として、より好ましくは5質量%以下であり、特に好ましくは3質量%以下である。
両性界面活性剤としては、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤が挙げられる。
アミノ酸型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(ラウロアンホ酢酸Na)、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシエトキシエチル−N’−カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシメトキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、パーム油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムなどのグリシン型両性界面活性剤;ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミンなどのアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;などが挙げられる。
ベタイン型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタインなどのアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタインなどのスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
染毛剤組成物における両性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%である。下限値として、より好ましくは0.01質量%以上であり、特に好ましくは0.05質量%以上である。上限値として、より好ましくは5質量%以下であり、特に好ましくは3質量%以下である。
染毛剤組成物における全ての界面活性剤の総含有量としては、特に限定されないが、好ましくは0.01〜50質量%である。下限値として、より好ましくは0.05質量%以上であり、特に好ましくは0.1質量%以上である。上限値として、より好ましくは40質量%以下であり、特に好ましくは30質量%以下である。
[染毛剤組成物の使用方法]
本発明の染毛剤組成物の使用方法としては、前記染毛剤組成物を毛髪に適用することを特徴とする。この染毛剤組成物の使用方法によれば、染め上がりのムラを低減し、均染性に優れた染毛処理方法を提供することができる。本発明の染毛剤組成物は、健常毛や、染毛処理、ブリーチ処理、脱染処理、パーマ処理等の毛髪処理剤による毛髪処理履歴のある損傷毛のいずれにも好適に使用することができ、均染性に優れるという効果を奏する。さらに、損傷毛では、染毛処理による色むらが生じやすいため、均染性に優れるという本発明の効果をより一層発揮することができる。また、健常毛と損傷毛を有する毛髪では、さらに色むらが生じやすいため、本発明の染毛剤組成物をより好適に使用することができる。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。
[毛束の準備]
毛束サンプル(同一人毛、毛径;75〜95マイクロメートル)を用いて、「プロマスターEX LT」(ホーユー株式会社製、ブリーチ剤)で30℃、30分処理した後、水洗し、シャンプーを行いドライヤーにて乾かした(ブリーチ処理)。次いで、パーマ剤〔ホーユー(株)製の「ルテアTG」〕で常法によりパーマ処理した後、水洗し、シャンプーを行いドライヤーにて乾かした(パーマ処理)。
このように、上記ブリーチ処理を行い、続いて上記パーマ処理の連続工程を1回処理した毛束(損傷毛束)と、水洗、シャンプー、ドライヤー処理のみを1回施した毛束(健常毛束)を作成した。
[染毛剤組成物の調製]
以下の表1〜3に示す組成の第1剤および第2剤からなる2剤式の染毛剤組成物を調製した。なお、第1剤と第2剤の混合比は、1:1で混合した。
次に、染毛剤組成物について、「均染性」、「染毛力」、「地肌汚れ」、「塗布操作性」を評価した。また、第1剤について、「製剤安定性」を評価した。これらの評価方法を以下に示す。評価結果については、各表の下段に示した。
[評価方法]
染毛剤組成物の評価では、各例の染毛剤組成物を用いて損傷毛束および健常毛束を染毛処理した。染毛処理方法は、以下のとおりである。
(染毛処理方法)
各例の染毛剤組成物3gを毛束1gに対して刷毛を用いて塗布し、25℃で20分間放置した。その後、毛束をすすいで酸化染毛剤を洗い流し、更にシャンプー(ホーユー(株)製 プロマスターカラーケア スタイリッシュシャンプー)で2回洗浄し、染毛剤組成物を洗い落した。次に、毛束にトリートメント(ホーユー(株)製 プロマスターカラーケア スタイリッシュヘアトリートメント)を塗布した。毛束をすすいでトリートメントを洗い流した後、毛束の水分をタオルで拭き取り、最後にドライヤーで乾燥した。
<均染性>
上記のとおり染毛処理した損傷毛束および健常毛束について、測色計(ミノルタ株式会社製、CM−508D型)を用いて明度の測定を行った。
そして、損傷毛束(ブリーチ処理後、パーマ処理の連続工程を1回処理したサンプル)の明度(L1値)と、健常毛束(ブリーチおよびパーマ処理を施さなかったサンプル)の明度(L2値)との差(L1−L2)が、0.6未満のものを評価「5」、0.6以上1.0未満のものを評価「4」、1.0以上1.4未満のものを評価「3」、1.4以上1.8未満のものを評価「2」、1.8以上のものを評価「1」とした。尚、この測定においては、明度の差(L1−L2)が小さいほど、均染性に優れている。
上記評価結果を表1〜4の「評価」の欄における「均染性」の項に示す。
<染毛力>
上記のとおり染毛処理した健常毛束について、比較例1〜3のいずれと比較しても優れていた実施例1を基準として、染毛力を10名のパネラーが目視により評価した。評価方法は、染毛剤組成物の染毛力について、「実施例1よりも優れている」場合を2点、「実施例1と同等である」場合を1点、「実施例1よりも劣る」場合を0点とし、その合計点で評価した。次いで、各パネラーの採点結果について平均点を算出した。
5:平均点が1.9以上
4:平均点が1.4以上〜1.9未満
3:平均点が0.9以上〜1.4未満
2:平均点が1.4以上〜0.9未満
1:平均点が0.4未満
<地肌汚れ防止効果>
20名のパネラーの上腕部に各例の染毛剤組成物を塗布し、30分間放置した。その後、染毛剤を洗い流し、石鹸を用いて上腕部を軽くこすり洗いした。このとき上腕部に付着した染毛剤(地肌汚れ)を容易に落とすことができたと判定したパネラーの人数に基づいて、各例の染毛剤の地肌汚れ防止効果を以下の5段階で評価した。
5:20〜17名
4:16〜13名
3:12〜9名
2:8〜5名
1:4〜0名
<塗布操作性>
各例の染毛剤組成物を、刷毛を用いてヒトの頭髪に塗布し、各染毛剤組成物の塗布操作性について10名のパネラーにより評価した。評価方法は、染毛剤組成物の「刷毛での取りやすさ」、「頭髪へ塗布した際の伸び」及び「毛髪への喰い付き」の各項目について、「非常に良好である」場合を2点、「良好である」場合を1点、「不十分である」場合を0点とし、その合計点で評価した。次いで、各パネラーの採点結果について平均点を算出した。
5:平均点が5.0以上
4:平均点が4.0以上〜5.0未満
3:平均点が3.0以上〜4.0未満
2:平均点が2.0以上〜3.0未満
1:平均点が2.0未満
<製剤安定性>
各例の第1剤を、透明の4号規格ビン(約37mL容量)の約8分目まで充填し、密栓した。これを25℃の恒温槽に静置し、24時間後の乳化状態を10名のパネラーが目視により評価した。評価基準は、まったく分離が認められないものを4点、僅かに分離が認められるものを3点、かなり分離が認められるものを2点、完全に分離するものを1点とした。各パネラーの採点結果について平均点を算出した。
5:平均点が4.0以上
4:平均点が3.5以上〜4.0未満
3:平均点が3.0以上〜3.5未満
2:平均点が2.5以上〜3.0未満
1:平均点が2.5未満
Figure 2019073477
表1中、実施例1〜6および比較例1を対比すると、(b)油性成分および(c)PEGを含有することにより均染性の向上が認められた。また、比較例2、3に示すように、LogKowが14.0未満の油性成分や、LogKowが−3.0を超えるPEGを添加しても均染性は向上しなかった。
また、実施例1と実施例5および6を対比すると、(b)油性成分に対する(c)PEGの含有量の比(c/b)が1.0以下の場合および0.06以上の場合には、均染性がより一層向上するという効果が認められた。
Figure 2019073477
表2を見ると、染料中間体として(a)4APEと(d)p−アミノフェノールを併用することにより、均染性の更なる向上が認められた。また、地肌汚れを防止するという効果が向上した。
Figure 2019073477
表3中、実施例1、9および10を対比すると、(a)4APEに対する(b)油性成分の含有量の比(b/a)が大きくなるにつれて、地肌汚れ防止効果、製剤安定性および塗布操作性が向上し、一方、b/aが小さくなると、染毛力が向上することがわかる。
また、実施例1、11および12を対比すると、(a)4APEに対する(c)PEGの含有量の比(c/a)が大きくなるにつれて、地肌汚れを防止する効果が高まり、一方、c/aが小さくなると、染毛力が向上することがわかる。
Figure 2019073477
表4を見ると、(b)成分と(c)成分は、第2剤中に含有する場合でも、第1剤中に含有する場合と同様に均染性に優れることがわかる。
本発明の染毛剤組成物は、ヒトの頭髪、髭、眉毛、すね毛等の体毛を染色するための染毛剤組成物として利用することができる。その他、ペット等の動物の体毛を染色するために利用してもよい。
本発明の染毛剤組成物は、美容室用又は理容室用の染毛剤組成物、セルフカラーリング用の染毛剤組成物に利用することができる。
本発明の染毛剤組成物は、健常毛や、染毛処理、ブリーチ処理、脱染処理、パーマ処理等の毛髪処理履歴の有する損傷毛に好適に利用することができ、均染性に優れるという効果を奏する。更には、本発明の染毛剤組成物は、均染性に優れるという観点から、健常毛と損傷毛を有する毛髪に特に好適に利用することができる。
また、本発明の染毛剤組成物の使用方法は、美容室や理容室等における毛髪の染毛処理、セルフカラーリングに利用することができる。
なお、毛髪としては、健常毛、損傷毛のいずれにも好適に利用することができるが、特に、健常毛と損傷毛を有する毛髪の染毛処理に好適に利用することができる。


Claims (5)

  1. (a)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール及び/又はその塩を含有する染毛剤組成物において、
    (b)25℃におけるオクタノール/水分配係数が14.0以上である、炭化水素、ロウ類、エステル類、油脂から選択される一種以上の油性成分、
    (c)25℃におけるオクタノール/水分配係数が−10.0〜−3.0であるポリエチレングリコール、
    を含有することを特徴とする、染毛剤組成物。
  2. 前記(b)に対する前記(c)の含有量の比(c/b)が0.06〜1.0であることを特徴とする、請求項1に記載の染毛剤組成物。
  3. 前記(a)に対する前記(b)の含有量の比(b/a)が0.25〜100であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の染毛剤組成物。
  4. 前記(a)に対する前記(c)の含有量の比(c/a)が0.0025〜100であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の染毛剤組成物。
  5. (d)p−アミノフェノールを含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の染毛剤組成物。


JP2017200995A 2017-10-17 2017-10-17 染毛剤組成物 Active JP7485323B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200995A JP7485323B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 染毛剤組成物
JP2023218697A JP2024026512A (ja) 2017-10-17 2023-12-25 染毛剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200995A JP7485323B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 染毛剤組成物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023218697A Division JP2024026512A (ja) 2017-10-17 2023-12-25 染毛剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019073477A true JP2019073477A (ja) 2019-05-16
JP7485323B2 JP7485323B2 (ja) 2024-05-16

Family

ID=66543795

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017200995A Active JP7485323B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 染毛剤組成物
JP2023218697A Pending JP2024026512A (ja) 2017-10-17 2023-12-25 染毛剤組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023218697A Pending JP2024026512A (ja) 2017-10-17 2023-12-25 染毛剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP7485323B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07267831A (ja) * 1994-03-28 1995-10-17 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物
JPH07267832A (ja) * 1994-03-28 1995-10-17 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物
JP2002529492A (ja) * 1998-11-18 2002-09-10 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン Uvフィルターの新規使用、ケラチン繊維の染色方法、および該方法を行うための製剤
JP2003095900A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物及び染毛用品
JP2003095896A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Hoyu Co Ltd 酸化染毛剤組成物
JP2008074713A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Mandom Corp 酸化染毛剤組成物
JP2009096743A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Kao Corp 染毛剤組成物
JP2013100254A (ja) * 2011-10-14 2013-05-23 Milbon Co Ltd 酸化染毛剤用第1剤
JP2013151464A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物
JP2014240363A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社ダリヤ 染毛剤組成物
JP2014240362A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社ダリヤ 染毛剤組成物

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07267831A (ja) * 1994-03-28 1995-10-17 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物
JPH07267832A (ja) * 1994-03-28 1995-10-17 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物
JP2002529492A (ja) * 1998-11-18 2002-09-10 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン Uvフィルターの新規使用、ケラチン繊維の染色方法、および該方法を行うための製剤
JP2003095896A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Hoyu Co Ltd 酸化染毛剤組成物
JP2003095900A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物及び染毛用品
JP2008074713A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Mandom Corp 酸化染毛剤組成物
JP2009096743A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Kao Corp 染毛剤組成物
JP2013100254A (ja) * 2011-10-14 2013-05-23 Milbon Co Ltd 酸化染毛剤用第1剤
JP2013151464A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物
JP2014240363A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社ダリヤ 染毛剤組成物
JP2014240362A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社ダリヤ 染毛剤組成物

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"Men's Speedy Color (ID: 3466729)", MINTEL GNPD [ONLINE], JPN6021023576, October 2015 (2015-10-01), ISSN: 0004837765 *
ORDEVE 9-WAS [ONLINE], JPN6021023575, 3 January 2014 (2014-01-03), ISSN: 0004837764 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP7485323B2 (ja) 2024-05-16
JP2024026512A (ja) 2024-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013136480A1 (ja) 染毛剤及び染毛方法
KR101669034B1 (ko) 모발 화장료 조성물
JP2016108284A (ja) カプラー含有組成物
JP7184314B2 (ja) 染毛用第1剤組成物
JP7044236B2 (ja) 毛髪変形用還元性組成物
JP7485323B2 (ja) 染毛剤組成物
JP7104954B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
JP7016514B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
CN109195573B (zh) 氧化染发剂组合物
JP7134454B2 (ja) 毛髪脱色・脱染剤組成物又は染毛剤組成物
JP2019064952A (ja) 酸化染毛剤組成物
JP6792767B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
JP7396622B2 (ja) 酸化染毛剤組成物及び染毛方法
JP6801854B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
JP2023081029A (ja) 酸化染毛剤
JP2023081026A (ja) 酸化染毛剤組成物
WO2019066073A1 (ja) 酸化染毛剤組成物
JP2023081027A (ja) 酸化染毛剤、毛髪処理キット
JP2022171540A (ja) 酸化染毛剤
JP2022171543A (ja) 酸化染毛剤
JP2022171539A (ja) 酸化染毛剤、染毛方法
WO2020218588A1 (ja) 酸化染料含有組成物
WO2022231005A1 (ja) 酸化染毛剤、酸化染毛剤用の第1剤、酸化染毛剤の使用方法
JP2023081028A (ja) 酸化染毛剤組成物
JP2022030540A (ja) 染毛剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210805

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220613

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220613

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220621

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220628

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20220805

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20220809

C27B Notice of submission of publications, etc. [third party observations]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C2714

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7485323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150