JP2019073155A - 車両洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪体の正確な検出結果に基づくことで洗浄媒体となる流体やエネルギーの無駄な消費を抑制しやすい。【解決手段】カメラ2は、洗浄液の噴射領域Aに向かって走行する車両Vを側方から撮像する。車両Vの車輪体(前輪F等)の撮像画像は制御部30に送信される。制御部30は、撮像画像中の車輪体の像を画像処理によって検出すると共に、その検出結果に基づいて車両Vの速度v0及び車輪体の位置を導出する。制御部30は、導出した速度v0及び車輪体の位置に基づいて、前輪F、後輪R1及び後輪R3の各車輪体が噴射領域Aに到達する少し前に洗浄液の噴射を開始し、各車輪体が噴射領域Aを通過した少し後に洗浄液の噴射を停止するように洗浄液噴射器10を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両洗浄装置に関する。
特許文献1のように、光電センサー等によって前輪及び後輪を検出し、その検出結果に基づいて前輪等を洗浄する装置がある。
特開2002−59816号公報
自動車等の車両を洗浄する場合、洗浄装置の周辺において自動車等に付着した水や泥がはねたり、雨水や土埃等が舞ったりすることがある。光電センサーを用いた前輪等の車輪体の検出においては、水や泥、雨水等の妨害物が光の経路を遮断することによって誤検出が発生するおそれがある。これによって車輪体を正確に検出できなくなると、洗浄媒体となる洗浄液等の流体を車輪に対して正確に噴射できず、噴射される流体や噴射に必要なエネルギーを無駄に消費することにもなりかねない。
本発明の目的は、車輪体の正確な検出結果に基づくことで洗浄媒体となる流体やエネルギーの無駄な消費を抑制しやすい車両洗浄装置を提供することにある。
本発明の車両洗浄装置は、車両の車輪体に向かって流体を噴射する流体噴射手段と、前記流体噴射手段による流体の噴射領域に向かって移動中である車両をその側方から連続的に撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって取得された前記車両の撮像に画像処理を施すことにより、前記車両の撮像中における車輪体の像を前輪及び後輪のそれぞれに関して検出する車輪体検出手段と、前記流体噴射手段を制御する噴射制御手段と、を備えており、前記噴射制御手段が、前記車輪体検出手段が前輪及び後輪の少なくともいずれかに関して前記車輪体の像を異なるタイミングで複数回検出した結果と前記車輪体検出手段が前輪の像及び後輪の像をそれぞれ検出した結果とに基づいて、前輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に前輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止し、後輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に後輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止するように、前記流体噴射手段を制御する。
本発明の車両洗浄装置によると、画像処理によって前輪及び後輪のいずれかの像が、異なるタイミングで複数回検出されると共に、前輪の像及び後輪の像がそれぞれ検出される。前者の検出により車両の速度が把握可能であり、後者の検出により前輪及び後輪それぞれの位置が検出可能である。したがって、上記の検出により車輪体の運動状況が正確に検出される。また、画像処理を用いて車輪体の像が検出されるため、光電センサーの光の経路を遮断するような水や泥、雨水等の妨害物が多少存在していても車輪体の検出が正確に行われやすい。かかる正確な車輪体の検出結果に基づいて、前輪又は後輪が流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射が開始されると共に、前輪又は後輪が流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射が停止される。したがって、車輪体の洗浄に必要な期間外の流体の噴射が抑制されやすい。このため、洗浄媒体となる流体やエネルギーの無駄な消費が抑制される。
なお、本発明の車輪体とは、ホイール及びタイヤを含む前輪又は後輪の構成全体を示す。本発明において検出される車輪体の像は、車輪体全体の像であってもよいし、車輪体の一部分の像であってもよい。車輪体の一部分の像とは、例えば、車輪体を構成する部品の輪郭であってもよい。また、本発明における流体は、液体であっても気体であってもよい。
また、本発明においては、前記流体噴射手段が、前記流体の噴射領域の範囲を上下方向に関して変更可能であり、前記噴射制御手段が、前記車輪体検出手段が検出した前記車輪体の像に基づいて、前記車輪体の大きさに応じて前記流体の噴射領域の範囲を上下方向に関して前記流体噴射手段に変更させることが好ましい。本発明は画像処理によって車輪体の像を検出する。このため、検出された車輪体の像に基づいて車輪体の大きさも把握可能である。これに基づき、上下方向に関する流体の噴射領域が車輪体の大きさに応じて調整される。仮に、流体の噴射領域が固定になっている場合、どの大きさの車輪体に対しても流体の噴射領域を適切に確保するためには、大きな車輪体に合わせて噴射領域を大きく設定しておく必要がある。この場合、小さな車輪体に対しては必要のない範囲まで流体を噴射することになる。よって、流体やエネルギーを無駄に消費するおそれがある。これに対し、上記の通り、上下方向に関する流体の噴射領域が車輪体の大きさに応じて調整されるので、流体やエネルギーの無駄な消費が抑制される。
また、本発明においては、前記流体噴射手段が、前記流体の噴射領域の範囲を車両左右方向に関して変更可能であり、前記噴射制御手段が、前輪に対する前記流体の噴射領域の範囲と比べて後輪に対する前記流体の噴射領域の範囲を車両左右方向に関して広げるように前記流体噴射手段を制御することが好ましい。トラック等の車両は前輪がいわゆるシングルタイヤ、後輪がいわゆるダブルタイヤになっていることが多い。これに基づいて、後輪における流体の噴射領域が前輪に対して左右方向に関して広げられる。したがって、左右方向に関する流体の噴射領域の幅がダブルタイヤに合わせて固定になっている場合と比べ、流体やエネルギーの無駄な消費が抑制される。
また、本発明においては、前記車輪体検出手段が、被写体のエッジを検出するエッジ検出処理と、前記エッジを円弧の断片を含む複数の断片に分割するセグメント化処理とを前記車両の撮像に順に施した後に、前記セグメント化処理において取得された前記断片中から、前記車輪体を構成する部品のいずれか1つの輪郭円に対応する断片を抽出することが好ましい。雨水等の妨害物が撮像に写り込むと、輪郭円に付随した不要なエッジが発生し、車輪体の誤検出につながるおそれがある。上記の構成によると、セグメント化処理によって、車輪体を構成する部品の輪郭円に対応するエッジに付随した不要なエッジが輪郭円に対応するエッジから分離されやすい。したがって、不要なエッジによって輪郭円を誤検出するおそれ、例えば、輪郭円を適切に抽出できなくなるおそれが小さくなる。
また、本発明においては、前記車輪体検出手段が、前記エッジ検出処理において検出された前記エッジ中から、比較的長く且つ真円度が比較的高いものを、長さ及び真円度の基準値との比較に基づいて抽出すると共に、抽出した前記エッジに関して前記セグメント化処理を施すことが好ましい。これによると、セグメント化処理を行う前にノイズとなるエッジがある程度除去される。したがって、セグメント化処理を経た輪郭円の抽出が適切に行われやすくなる。なお、本発明において「比較的長い」とは、基準値と比べて長いことを意味する。また、本発明において「真円度が比較的高い」とは、基準値と比べて真円度が高いことを意味する。
また、本発明においては、前記車輪体検出手段が、前記セグメント化処理において取得された前記断片のうちの同一円上にあるもの同士を結合すると共に、その結合によって取得された円又は円弧状の曲線から比較的長く且つ真円度が比較的高いものを、長さ及び真円度の基準値との比較に基づいて抽出することが好ましい。これによると、セグメント化処理によってエッジから分割された断片のうち同一円上にないものや、比較的短いもの、真円度が低いものは抽出されない。したがって、セグメント化処理において輪郭円に対応するエッジから分離された不要なエッジは抽出されない。よって、不要なエッジによって輪郭円を誤検出するおそれが小さくなる。
本発明の一実施形態に係る車両洗浄装置の概略構成を示す機能ブロック図及び洗浄対象である車両の平面図である。 図1の車両洗浄装置に設けられたカメラによって取得される車輪体の像を含む撮像画像の一例である。 車輪体の前方から図1の洗浄液噴射器を見た際の洗浄液噴射器の概略構成図である。 図1の車両洗浄装置が実行する洗浄方法の一連の流れを示すフロー図である。 図4において実行される車輪体検出処理の流れを示すフロー図である。 図5の車輪体検出処理において画像処理の対象となる撮像画像の一例である。 図5のエッジ検出処理が図6の画像に施された結果に対応する画像である。 図5の形状特徴量分析(1回目)が図7の画像に施された結果に対応する画像である。 図5のセグメント化処理が図8の画像に施された結果に対応する画像である。 図5の結合処理が図9の画像に施された結果に対応する画像である。 図5の形状特徴量分析(2回目)が図10の画像に施された結果に対応する画像である。 図5の円近似が図11の画像に施された結果に対応する画像である。 図13(a)は、前輪に対して洗浄液噴射が開始されるタイミングにおける洗浄液の噴射領域と前輪との位置関係を示す図である。図13(b)は、前輪が噴射領域にあるタイミングにおける洗浄液の噴射領域と前輪との位置関係を示す図である。図13(c)は、洗浄液噴射が停止されるタイミングにおける洗浄液の噴射領域と前輪との位置関係を示す図である。 図14(a)は、変形例における車両の洗浄方法に関し、後輪に対して洗浄液噴射が開始されるタイミングにおける洗浄液の噴射領域と後輪との位置関係を示す図である。図14(b)は、変形例における車両の洗浄方法に関し、後輪が噴射領域にあるタイミングにおける洗浄液の噴射領域と後輪との位置関係を示す図である。図14(c)は、洗浄液噴射が停止されるタイミングにおける洗浄液の噴射領域と後輪との位置関係を示す図である。
本発明の一実施形態に係る車両洗浄装置1について図1〜図14を参照しつつ説明する。車両洗浄装置1は、図1に示す車両Vのようなダンプトラック等の大型自動車や中型自動車の車輪体を洗浄する装置である。本明細書において車輪体とは、ホイール及びタイヤを有する前輪又は後輪の構成全体を示す。以下、前後左右上下の各方向は、特に断りがない限り、車両Vにおける方向を基準とする。車両Vは、一例として、左右一対の前輪F及び後輪R1〜R4を備えている。前輪Fは、片側に1個のタイヤを有するいわゆるシングルタイヤの車輪体である。後輪R1及びR2は、車両左右方向に並んだ2個のタイヤを片側に有するダブルタイヤの車輪体である。また、車両Vには、後輪R1及びR2のすぐ後方にダブルタイヤの後輪R3及びR4も設けられている。
車両洗浄装置1は、カメラ2(撮像手段)、洗浄液噴射器10(流体噴射手段)及び制御部30(車輪体検出手段、噴射制御手段)を備えている。洗浄液噴射器10は、図1の左方に向かって走行するトラック等の車両Vに洗浄液を噴射する噴射領域Aを有している。噴射領域Aは、洗浄液噴射器10に設けられた後述の噴射ノズル12a〜12fから噴射される洗浄液が届く領域である。車両Vは、噴射領域Aに向かって所定の直線経路に沿って等速で走行する。カメラ2は、車両Vの走行経路に対して所定の位置に固定され、車両Vをその側方(車両Vから見て左方)から複数回連続してデジタル撮像する。カメラ2は、車両Vがカメラ2による撮像範囲2aを通過する際に、前輪F並びに後輪R1及びR3が撮像範囲2a内に収まるように設置されている。これにより、カメラ2によって連続的に取得される車両Vの撮像画像のいずれかには、例えば、図2の実線に示すように前輪Fの像が写り込むことになる。カメラ2の位置及び撮影方向は、図2のように前輪FのホイールWの輪郭が真円の像として撮像画像に写り込むように調整されている。また、図2の実線に示す撮像とは少し後のタイミングで撮像された撮像画像は、実線の位置から少し左方にずれた二点鎖線に示す位置に、ホイールWの輪郭を含む前輪Fの像が含まれることになる。カメラ2が取得した撮像画像は順次、制御部30に送信される。
制御部30は、カメラ2からの撮像画像に対する画像処理等の各種の演算処理を実行するコンピュータと、コンピュータによる演算処理の結果に基づいて洗浄液噴射器10に制御指令を送信するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)とを備えている。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read−Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリ装置、並びに、入出力インタフェース等の各種インタフェース等からなるハードウェアと、メモリ装置に記録されたプログラムデータ等からなるソフトウェアとを備えている。コンピュータにおいてハードウェアがソフトウェアに従って演算処理、入出力処理等の各種の情報処理を実行する。コンピュータによる演算処理結果はPLCに出力される。PLCは、コンピュータによる演算処理結果に従って洗浄液噴射器10に制御指令を送信する。このように、ソフトウェアに従ったコンピュータの機能及びPLCの機能の協働により、制御部30における後述の各種の機能が実現される。
洗浄液噴射器10は、図3に示すように、洗浄液を供給するポンプ11と、ポンプ11から供給される洗浄液を車輪体に向けて噴射する噴射ノズル12a〜12fと、洗浄液供給のオン・オフを切り替える電磁弁13及び14とを備えている。なお、図3は、車両Vの左右のうち一方側の車輪体に洗浄液を噴射する構成を示しているが、実際には車両Vの左右のうち他方側にも図3と同様の構成が設けられている。図3の一点鎖線の各三角形は、噴射ノズル12a〜12fにおける洗浄液の噴射範囲を概念的に示している。図3には、一例として、噴射領域Aに配置された後輪R1及びR2が示されているが、これらと同じ位置に後輪R3及びR4が配置されると共に、後輪R1の位置に前輪Fが配置される。また、中型自動車を洗浄対象とする場合、その車輪体rは前輪F及び後輪R1より一回り小さくなり、後輪R1と重なる図3に示す位置に配置される。
ポンプ11は洗浄液を噴射ノズル12a〜12fに送出する。ポンプ11の作動状態は制御部30からの制御指令に従って、洗浄液を送出する状態(以下、洗浄液送出状態とする)と洗浄液の送出を停止した状態(以下、停止状態とする)との間で切り替えられる。噴射ノズル12a〜12fは車輪体の周囲に相当する位置に設置されている。このうち、噴射ノズル12a〜12cは、前輪F並びに後輪R1及びR3の左方に相当する位置に、上から噴射ノズル12a、12b及び12cの順で上下方向に並んでいる。噴射ノズル12a〜12cにより、前輪F並びに後輪R1及びR3の各左側面における上下方向に関する全範囲に洗浄液を噴射できる。また、噴射ノズル12b及び12cにより、後輪R1より径が小さい後輪rの左側面における上下方向に関する全範囲に洗浄液を噴射できる。噴射ノズル12dは、前輪F並びに後輪R1及びR3の各周面に対して洗浄液を噴射する。噴射ノズル12eは後輪R2の周面に対して洗浄液を噴射する。噴射ノズル12fは後輪R2の右方に相当する位置に配置されている。噴射ノズル12fは前輪F及び後輪R2の各右側面に対して洗浄液を噴射する。
電磁弁13はポンプ11から噴射ノズル12aへの洗浄液の供給経路に設けられている。電磁弁13は、制御部30からの制御指令に従って、噴射ノズル12aへの洗浄液供給のオン・オフを切り替える。電磁弁14はポンプ11から噴射ノズル12eへの洗浄液の供給経路に設けられている。電磁弁14は、制御部30からの制御指令に従って噴射ノズル12eへの洗浄液供給のオン・オフを切り替える。
以下、車両洗浄装置1による車両Vの洗浄方法について図4〜図14に基づいて説明する。この洗浄方法は、図1に示すように、所定の直線経路に沿って車両Vを洗浄液噴射器10に向かって走行させることから開始すると共に、図4のステップが順に実行される。まず、カメラ2が車両Vを撮像する(S1)。次に、制御部30が、カメラ2から送信された撮像画像に画像処理を施すことにより、S1で取得された撮像画像中に含まれる車輪体の像を検出する(S2)。S2における車輪体検出の詳細については後述する。次に、制御部30は、S2における車輪体検出が成功したか否かを判定する(S3)。検出が成功しなかった(車輪体が撮像範囲2aにいない)と判定すると(S3、NO)、制御部30はS10の処理を実行する。検出が成功した(車輪体が撮像範囲2aにいた)と判定すると(S3、YES)、制御部30は、車輪体検出の回数を示すカウンターを更新すると共に、S2における車輪体の像の検出結果に基づいて車輪体の位置及びホイールの径を導出する(S4)。車輪体検出のカウンターは車両ごとに用いられる。例えば、一台の車両に対して初めて車輪が検出された際、車両検出のカウンターは1に更新される。その後、車輪が検出されるごとにカウンターに1が加算される。これにより、車輪体検出の対象が前輪である場合にはカウンターが1に、車輪体検出の対象が後輪である場合にはカウンターが2以上になる。図2は、車輪体検出が成功した場合の撮像画像の一例である。車輪体検出が成功すると、S2では、撮像画像中の座標を基準とした車輪体の位置が検出される。制御部30は、撮像画像中の座標を基準とした車輪体の位置及びホイールの径に基づいて実際の車輪体の位置及びホイールの径を導出する。上記の通り、車両Vは所定の直線経路に沿って走行する。また、カメラ2は車両Vの走行経路に対して所定の位置に固定されている。したがって、撮像画像中の車両Vの各部の位置や大きさは実際の位置や大きさと厳密に対応する。この対応に基づき、撮像画像中の座標を基準とした車輪体の位置及びホイールの径から、実際の車輪体の位置及びホイールの径が算出される。
次に、カメラ2が、S1の撮像タイミングより少し後のタイミングで車両Vを撮像する(S5)。S5の撮像タイミングは、S2で撮像された車輪体と同じ車輪体の像が撮像に含まれるように調整されている。これにより、図2の二点鎖線に一例を示す撮像画像が取得される。次に、制御部30は、S2と同じ処理により、S5で取得された撮像画像中に含まれる車輪体の像を検出する(S6)。具体的には、撮像画像中の座標を基準とした車輪体の位置が検出される。S6における車輪体検出の詳細については後述する。次に、制御部30は、S6における車輪体の像の検出結果に基づいて車輪体の位置をS4と同様に導出する(S7)。次に、制御部30は、S4及びS7において互いに異なる撮像タイミングに関して導出された車輪体の位置に基づき、車両Vの速度を導出する(S8)。例えば、図2に示すように、時刻t1において撮像画像IM中の実線の位置にある車輪体の像が検出された後に、時刻t2において撮像画像IM中の二点鎖線の位置にある車輪体の像が検出されたとする。この場合、S4及びS7で導出された車輪体の位置から、実線の位置と二点鎖線の位置との距離Lが導出される。そして、車両Vの速度v0が以下の数式に基づいて導出される:v0=L/(t2−t1)。
次に、制御部30は、S4において取得された車輪体の位置及び径、S8において取得された速度v0に基づいて、車輪体に対して洗浄液を噴射するように、噴射ノズル12a〜12fからの洗浄液噴射のオン・オフ切り替え及びそのタイミングを制御する(S9)。また、S9の洗浄液噴射制御は、S4で更新されたカウンターに基づき、洗浄液噴射の対象となる車輪が前輪と後輪のいずれであるかの区別に従って実行される。S9における洗浄液噴射制御の詳細については後述する。次に、制御部30は、車両が撮像範囲2aの通過を完了したか否かを判定する(S10)。車両の通過は、例えば、S2の車輪体検出が最後に成功してから所定の時間が経過したか否かに基づいて判定されてもよい。また、車両が通過したか否かを検出するセンサーが別個に設けられ、そのセンサーの検出結果に基づいて判定されてもよい。車両が撮像範囲2aの通過を完了していないと判定すると(S10、NO)、制御部30は、S1からの処理を実行する。車両が撮像範囲2aの通過を完了したと判定すると(S10、YES)、制御部30は一連の処理を終了する。
以上の一連の処理により、車両に設けられた複数の車輪体が、前方から後方に向かって順に検出されていく。そして、車輪体が検出されるごとにその位置、ホイールの径及び速度が導出されると共に、導出された位置、ホイールの径及び速度に基づいて車輪体ごとに洗浄液噴射制御が実行される。具体的には、前輪Fの検出及び洗浄、後輪R1の検出及び洗浄、並びに、後輪R3の検出及び洗浄が順に実行される。
以下、S2及びS6において制御部30が実行する車輪体検出処理の詳細について図5〜図12に基づいて説明する。車輪体検出処理は、画像処理によって車輪体のホイールの像を検出する処理である。検出対象となるのがホイールの像である理由は、撮像画像において、その他の部位に比べ、ホイールとタイヤとの境界にホイールの輪郭が明確に表れるためである。図5は、カメラ2の撮像画像中に車輪体が含まれている場合の車輪体検出処理の流れを示す。車輪体検出処理における画像処理は、撮像画像全体のうち、下半分の部分に限られる。例えば、図6の画像IM1は、画像処理の対象となる画像の一例であり、実線枠で範囲が示された撮像画像全体から、前輪Fのホイールの像を含む下半分の部分のみが切り取られた画像である。このように、処理対象の画像領域が元の撮像画像の一部に限定されると、元の撮像画像全体に処理が施される場合と比べ、処理速度が向上する。
車輪体検出処理においては、図5に示すように、まず、カメラ2による撮像画像において被写体のエッジが検出される(S21)。エッジ検出は、撮像画像の画素値又は平滑化等の前処理が施された後の画素値に適宜のフィルタ演算処理を施すことにより実行される。例えば、このフィルタ演算処理は、注目画素における周辺画素との間の輝度の勾配を算出する処理である。この勾配が所定値より大きい場合にエッジが存在すると判定される。画像IM1に対するS21の処理によって、図7に示す画像IM2が生成される。画像IM2は、検出されたエッジを示す複数本の曲線を含んでいる。図7ではグレースケールの階調によって曲線の違いが表現されており、図8以降も同様である。なお、実際に取得される画像ではこのような階調表現が施されていなくてもよい。
次に、S21で取得された画像に1回目の形状特徴量分析が施される(S22)。S22の形状特徴量分析の処理は、S21で取得された画像においてエッジを示す曲線のうち、真円度が所定の基準値以上であって長さが所定の基準値以上であるものを抽出する処理である。真円度は、例えば、曲線の両端を直線等で繋いで閉曲線を形成したと仮定した場合に、その閉曲線が取り囲んだ領域の面積における、閉曲線の重心と閉曲線との距離の最大値を半径とする円の面積に対する比で表される。画像IM2に対するS22の処理によって、図8に示す画像IM3が生成される。画像IM3においては、画像IM2に含まれるノイズとなる曲線が除去されている。一方、画像IM3には、撮像画像に映り込んだ雨粒の像により被写体の一部の輪郭が歪んだ曲線部分P1が含まれている。
次に、S22で取得された画像にセグメント化処理が施される(S23)。セグメント化処理は、S22で取得された画像に含まれる各曲線を円弧部分及びそれ以外の部分からなる複数の部分に分割する。この処理は、例えば、各曲線に多角形近似を施すことによって得られた複数の線分同士を繋ぐと円弧に近くなる部分をそれ以外の部分から分割することによって実行される。画像IM3に対するS23の処理によって、図9に示す画像IM4が生成される。画像IM4においては、画像IM3に含まれる各曲線が複数の曲線断片に分割されている。図8に示す曲線部分P1も、図9に示すように複数の曲線断片からなる断片群P2に分割されている。
次に、S23で取得された画像に結合処理が施される(S24)。結合処理においては、まず、S23で取得された画像に含まれる曲線断片中、同じ半径の円に属すると判定された曲線断片であって、端点が互いに近いもの同士を結合する。次に、曲線断片同士の結合によって形成された結合断片のうち、互いの端点が近いもの同士をさらに結合する。1回目の結合においては、曲線断片同士の端点間の距離のみならず、曲線が円に属する(円弧である)か否かにも基づいて結合が実行される。これによって複数本の曲線断片を結合した円弧が形成される。2回目の結合においては、1回目で結合された曲線同士の端点間の距離のみに基づいて結合が実行される。これによって、1回目の結合より大きな円弧が形成されやすい。画像IM4に対するS24の処理によって、図10に示す画像IM5が生成される。画像IM5においては、画像IM4に含まれていた複数本の曲線断片同士が結合された元の断片より長い曲線が生成されている。これらの曲線には、前輪Fのホイールの輪郭の一部に相当する円弧状の曲線C0が含まれている。図9に示す断片群P2に含まれた歪みの部分は、図10の曲線群P3に示すように曲線C0から分離されている。
次に、S24で取得された画像に2回目の形状特徴量分析が施される(S25)。S25の形状特徴量分析の処理は、S24で取得された画像に含まれる曲線のうち、真円度が所定の基準値以上であって長さが所定の基準値以上であるものを抽出する処理である。S25で用いられる真円度に関する基準値には、S22で用いられた真円度に関する基準値と比べて高い真円度の円弧を抽出するための値が用いられる。長さに関する基準値には、車両Vのホイールの輪郭に匹敵する程度の長さを有する円弧を抽出するための値が用いられる。画像IM5に対するS25の処理によって、図11に示す画像IM6が生成される。図11に示すように、画像IM5に含まれた曲線から円弧状の曲線C0が抽出されている。
次に、S25で取得された画像に円近似が施される(S26)。S26の円近似処理は、例えば、S25において抽出された円弧上の各点との距離の合計が最小となるような近似円を取得する処理である。画像IM6に対するS26の処理によって、図12に示す画像IM7が生成される。図12に示すように、画像IM6に含まれた円弧状の曲線C0から近似円C1が生成されている。近似円C1は前輪Fのホイールの輪郭に対応する。このように、車輪体検出処理においては、カメラ2の撮像画像にS21〜S26の画像処理が施されることによって、車輪体の像としてホイールの輪郭が検出される。そして、S26で取得された近似円について、画像上の中心座標及び径が導出される(S27)。この中心座標及び径は、上記の通り、図4のS4及びS7において車輪体の位置及び径の導出に用いられる。以上の車輪体検出処理は、カメラ2の撮像画像中に車輪体が含まれている場合の処理の流れである。つまり、S22〜S26の処理がすべて成功し、車輪体の検出結果が“成功”となる場合の処理の流れである。実際には、前輪や後輪がまだ撮像範囲2aに到達しておらず、撮像画像中に車輪体の全体が含まれていない場合もある。この場合には、S22〜S26のいずれかのステップにおいて処理が成功せず、車輪体検出の結果は“失敗”となる。例えば、S25における円弧の抽出が失敗した場合には、車輪体検出の結果は“失敗”となる。なお、以上の説明では前輪Fを例に挙げたが、後輪R1及びR3についても同様に、S1及びS5において取得された撮像画像にこれらの車輪体が含まれていた場合に、そのホイールの像がS21〜S27の処理によってそれぞれ検出される。
以下、図4のS9における洗浄液噴射制御の詳細について説明する。S9の洗浄液噴射制御は、前輪F、後輪R1、及び、後輪R3のそれぞれが検出されるたびに各車輪体に対して実行される。まず、前輪Fに対する洗浄液噴射制御について説明する。前輪Fに向けては、噴射ノズル12a〜12d及び12fから洗浄液が噴射される。前輪Fの左側面に対しては噴射ノズル12a〜12cから洗浄液が噴射される。なお、前輪Fより一回り小さい車輪体rに対しては、これら3個のノズルのうち、噴射ノズル12b及び12cの2個のノズルのみから洗浄液が噴射される。噴射ノズル12a〜12cを用いるか噴射ノズル12b及び12cを用いるかは、図4のS4において導出された前輪Fの径に基づいて切り替えられる。具体的には、S4において導出された前輪Fの径が所定の基準値より大きい場合には電磁弁13がオン状態にされる。これにより、噴射ノズル12a〜12cから洗浄液が噴射する。S4において導出された前輪Fの径が所定の基準値以下である場合には電磁弁13がオフ状態にされる。これにより、噴射ノズル12aからは洗浄液が噴射せず、噴射ノズル12b及び12cから洗浄液が噴射する。このように、前輪の大きさに応じて上下方向に関する洗浄液の噴射範囲が変更される。トラック等の前輪はシングルタイヤであるとの想定に基づき、電磁弁14はオフ状態に切り替えられる。したがって、噴射ノズル12eからは洗浄液が噴射しない。
前輪Fに対する噴射ノズル12a〜12d及び12fからの洗浄液噴射のオン・オフは、制御部30によって、前輪Fと噴射領域Aとの位置関係に基づいて切り替えられる。まず、前輪Fが噴射領域Aに到達する少し前の図13(a)に示すタイミングで、ポンプ11の作動状態が停止状態から洗浄液送出状態に切り替えられる。前輪Fが噴射領域Aに到達するタイミングは、図4のS4において導出された前輪Fの位置及びその導出のタイミングとS8において導出された車両Vの速度v0とに基づいて取得される。具体的には、図4のS4において前輪Fの位置が導出されたタイミングと、S4において導出された位置からS8で導出された速度v0で噴射領域Aまで前輪Fが移動するのに要する時間とに基づいて取得される。前輪Fの前端が噴射領域Aに到達する厳密なタイミングは前輪Fの径にも依存する。このため、上記タイミングの導出には、S4で導出されたホイールの径も考慮されることが好ましい。
ポンプ11の作動状態が洗浄液送出状態に切り替えられることで、噴射領域Aにおいて噴射ノズル12a〜12d及び12fからの洗浄液の噴射が開始される。洗浄液の噴射は、前輪Fが噴射領域Aに配置されている図13(b)に示すタイミングを経て、前輪Fが噴射領域Aを通過するまで継続される。ポンプ11の作動状態は、前輪Fが噴射領域Aを通過した少し後の図13(c)に示すタイミングにおいて洗浄液送出状態から停止状態に切り替えられる。前輪Fが噴射領域Aを通過するタイミングは、前輪Fが噴射領域Aを通過するのに要する時間に基づいて取得される。通過時間は、図4のS8で取得された車両Vの速度v0と噴射領域Aの長さとから導出される。前輪Fの後端が噴射領域Aの通過を完了する厳密なタイミングは前輪Fの径にも依存する。このため、上記タイミングの導出には、S4で導出されたホイールの径も考慮されることが好ましい。なお、洗浄液の噴射開始が制御部30によって制御されるのに対し、洗浄液の噴射停止はタイマーによって実行されてもよい。具体的には、洗浄液の噴射が開始すると共にタイマーにおける時間計測が開始する。そして、計測時間があらかじめ設定された時間に達すると、タイマーからポンプ11に信号が送信され、その信号に基づいてポンプ11が作動状態を停止状態に切り替えてもよい。
次に、後輪R1〜R4に対する洗浄液噴射制御について説明する。後輪R1〜R4に向けては、噴射ノズル12a〜12fから洗浄液が噴射される。後輪R1及びR3の各左側面に対しては噴射ノズル12a〜12cから洗浄液が噴射される。なお、後輪R1及びR3より一回り小さい車輪体rに対しては噴射ノズル12b及び12cの2個のノズルから洗浄液が噴射される。この制御は、図4のS4において導出された後輪の径に基づいて、前輪Fの場合と同様に電磁弁13が切り替えられることで実行される。トラック等の後輪はダブルタイヤであるとの想定に基づき、電磁弁14はオン状態に切り替えられる。これにより、ダブルタイヤである後輪においては、シングルタイヤである前輪における場合と比べ、左右方向に関する洗浄液の噴射範囲が広げられる。後輪R1〜R4に対する噴射ノズル12a〜12fからの洗浄液噴射のオン・オフは、後輪R1又はR3と噴射領域Aとの位置関係に基づいて、前輪Fに対する上記の制御と同様に制御部30によって制御される。
以上説明した本実施形態に係る車両洗浄装置1によると、画像処理を用いて車輪体の像(具体的には、車輪体のホイールの輪郭)が検出される。車輪体の像は、画像において車輪体に対応する領域の中で、所定の範囲を有する領域に対応する。このため、水や泥、雨水等の妨害物が多少存在していても、その妨害物が占める領域が上記範囲に対して一部に留まれば、車輪体の像の検出に与える妨害物の影響は限定的になる。よって、車輪体の検出が正確に行われやすい。かかる正確な車輪体の検出結果に基づいて、各車輪体が噴射領域Aに到達する少し前のタイミングから車輪体が噴射領域Aを通過した少し後のタイミングまでの間、洗浄液が噴射される。したがって、車輪体の洗浄に必要な期間にのみ洗浄液が噴射される。このため、洗浄液の無駄な消費や、洗浄液を噴射するためのエネルギーの無駄な消費が抑制される。また、トレーラーのように3〜6軸又はそれ以上の数の車軸が設けられた車両においても、各車輪体の検出に応じて各車輪体に適切に洗浄液が噴射される。
また、本実施形態においては、検出されたホイール径に基づき、電磁弁13の切り替えにより、噴射ノズル12a〜12cを用いるか噴射ノズル12b及び12cを用いるかが切り替えられる。仮に、洗浄液の噴射領域が固定になっている場合、前輪F及び後輪R1〜R4並びに車輪体rのいずれに対しても洗浄液の噴射領域を適切に確保するためには、前輪F及び後輪R1〜R4の大きさに合わせて噴射領域を大きく設定しておく必要がある。この場合、車輪体rに対しては必要のない範囲まで洗浄液を噴射することになる。よって、洗浄液そのものや噴射に必要なエネルギーを無駄に消費するおそれがある。これに対し、上記の通り、噴射ノズル12a〜12cを用いるか噴射ノズル12b及び12cを用いるかが車輪体の大きさに応じて調整されるので、洗浄液そのものや噴射に必要なエネルギーの無駄な消費が抑制される。
また、本実施形態においては、噴射ノズル12d及び12eのうち、シングルタイヤである前輪Fに対しては噴射ノズル12dのみが、ダブルタイヤである後輪R1及びR2並びに後輪R3及びR4に対しては噴射ノズル12d及び12eの両方が使用される。したがって、ダブルタイヤに合わせて噴射ノズル12d及び12eの両方が常に使用される場合と比べ、洗浄液そのものや噴射に必要なエネルギーの無駄な消費が抑制される。
また、本実施形態においては、セグメント化処理(図5のS23)によって、ホイールの輪郭円に対応するエッジに付随した不要なエッジが輪郭円に対応するエッジから分離されやすい。例えば、図8の曲線部分P1における雨粒の像による歪みは、図10においてS24の結合処理後の円弧C0から分離されている。したがって、不要なエッジによってホイールの輪郭円を誤検出するおそれ、例えば、ホイールの輪郭円を適切に抽出できなくなるおそれが小さくなる。
また、本実施形態においては、1回目の特徴量分析(図5のS22)によってセグメント化処理を行う前にノイズとなるエッジがある程度除去される。したがって、セグメント化処理を経た輪郭円の抽出が適切に行われやすくなる。
また、本実施形態の結合処理(図5のS24)においては、セグメント化処理によってエッジが分割された断片のうち同一円上にないものや、比較的短いもの、真円度が低いものは、結合によって生成されるホイールの輪郭に対応する円弧(図11の円弧C0)から除かれる。したがって、円近似(図5のS26)の際、不要なエッジによって輪郭円を誤検出するおそれが小さくなる。
<変形例等>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、噴射ノズル12a〜12cのうち、噴射ノズル12aのオン・オフを切り替えることで、上下方向に関する洗浄液の噴射範囲が変更されている。また、噴射ノズル12d及び12eのうち、噴射ノズル12eのオン・オフを切り替えることで、左右方向に関する洗浄液の噴射範囲が変更されている。これに対し、その他の方法で噴射範囲が変更されてもよい。例えば、噴射ノズル12a〜12cの代わりに、上下方向の噴射範囲が変更可能な1つのノズルが設けられてもよい。また、噴射ノズル12d及び12eの代わりに、左右方向の噴射範囲が変更可能な1つのノズルが設けられてもよい。
また、上述の実施形態においては、制御部30がコンピュータ及びPLCによって構成されている。しかし、制御部30がコンピュータのみによって構成されてもよいし、PLCのみによって構成されてもよい。
また、上述の実施形態においては、撮像画像中の座標を基準とした前輪F等の車輪体の位置に基づいて実際の車輪体の位置が導出される(図4のS3等)。しかし、このような位置の検出の代わりに、撮像画像中の所定の位置に車輪体が到達したタイミングが検出されることで車輪体の位置が把握されてもよい。例えば、撮像画像の範囲から車輪体の像がフレームアウトする直前のタイミングが検出されてもよい。撮像画像の範囲から車輪体の像がフレームアウトする直前の車輪体の位置は既知である。このため、そのタイミングと車両の速度とに基づいて車輪体が噴射領域Aに到達するタイミングが取得可能である。
また、上述の実施形態においては、前輪F等の車輪体が噴射領域Aに到達する少し前のタイミングで洗浄液の噴射が開始され、車輪体が噴射領域Aを通過した少し後のタイミングで洗浄液の噴射が停止される。しかしながら、洗浄液そのものや噴射のエネルギーの消費を抑制する観点では、洗浄液噴射のオン・オフが車輪体の到達直後や通過直後になされることが好ましい。
また、上述の実施形態においては、車両に設けられた複数の車輪体について、各車輪体の検出と洗浄が完了してから次の車輪体の検出と洗浄を行っている。しかしながら、複数の車輪体の検出を完了してからその複数の車輪体に対して洗浄を行ってもよい。この場合、後輪R1及びR3のように互いに近接している複数の車輪体があるときには、その複数の車輪体に対して洗浄液の噴射を中断せず、洗浄液の噴射を連続させてもよい。例えば、後輪R1が噴射領域Aに到達する少し前の図14(a)に示すタイミングで洗浄液の噴射が開始され、後輪R1又はR3が噴射領域Aに配置されている図14(b)に示すタイミングを経て、後輪R3が噴射領域Aを通過した少し後の図14(c)に示すタイミングまで洗浄液の噴射が継続されてもよい。
本実施形態の車両洗浄装置1は、農作物に対する害虫、病原菌等の対策への応用が可能である。例えば、農作物の集荷に使用されるトラック、ダンプ及びトレーラー等の車両に対して、車両が汚染のない地区に進入する前に、タイヤに付着した土砂を本実施形態の車両洗浄装置によって事前に洗浄しておく。これにより、害虫や病原菌等の拡散が抑制される。また、農作物の収穫時期には多数のトラック、ダンプ及びトレーラーが稼働することになる。このような場合に、個々の車両を洗浄するたびに車両を停止させると車両の渋滞を招くおそれがある。これに対し、本実施形態は、車両を走行させつつ車輪体を適切に洗浄できる。このため、車両の渋滞を抑制しつつ車両を適切に洗浄可能である。
また、土木工事、とりわけ土砂運搬作業においては、使用する車両のタイヤに多量の土砂が付着する。このため、一般的には洗浄液にタイヤを浸漬させて洗浄する態様の洗浄装置が採用されている。しかしながら、このような態様の洗浄装置は、装置から一般道路までのアプローチ距離が短い場合、タイヤ等に付着した泥水の水滴が落下し、道路を汚してしまうおそれがある。これに対しては、本実施形態の車両洗浄装置1において高圧空気の噴射を用いたものを適用することが好ましい。これによると、タイヤに付着した水滴が除去されるので、道路を汚してしまうおそれが小さくなる。なお、高圧空気の噴射は、洗浄液の噴射に加えて適用されてもよいし、洗浄液の噴射に代えて適用されてもよい。後者においては、高圧空気の噴射によって車輪体に付着した汚れを直接吹き飛ばすことになる。
A 噴射領域
F 前輪
IM、IM1〜IM7 画像
R1〜R4 後輪
V 車両
1 車両洗浄装置
2 カメラ
10 洗浄液噴射器
11 ポンプ
12a〜12f 噴射ノズル
13、14 電磁弁
30 制御部
本発明の車両洗浄装置は、車両の車輪体に向かって流体を噴射する流体噴射手段と、前記流体噴射手段による流体の噴射領域に向かって移動中である車両をその側方から連続的に撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって取得された前記車両の撮像に画像処理を施すことにより、前記車両の撮像中における車輪体の像を前輪及び後輪のそれぞれに関して検出する車輪体検出手段と、前記流体噴射手段を制御する噴射制御手段と、を備えており、前記流体噴射手段が、前記流体の噴射領域の範囲を車両左右方向に関して変更可能であり、前記噴射制御手段が、前記車輪体検出手段が前輪及び後輪の少なくともいずれかに関して前記車輪体の像を異なるタイミングで複数回検出した結果と前記車輪体検出手段が前輪の像及び後輪の像をそれぞれ検出した結果とに基づいて、前輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に前輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止し、後輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に後輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止するように、前記流体噴射手段を制御すると共に、前輪に対する前記流体の噴射領域の範囲と比べて後輪に対する前記流体の噴射領域の範囲を車両左右方向に関して広げるように前記流体噴射手段を制御する。
本発明の車両洗浄装置によると、画像処理によって前輪及び後輪のいずれかの像が、異なるタイミングで複数回検出されると共に、前輪の像及び後輪の像がそれぞれ検出される。前者の検出により車両の速度が把握可能であり、後者の検出により前輪及び後輪それぞれの位置が検出可能である。したがって、上記の検出により車輪体の運動状況が正確に検出される。また、画像処理を用いて車輪体の像が検出されるため、光電センサーの光の経路を遮断するような水や泥、雨水等の妨害物が多少存在していても車輪体の検出が正確に行われやすい。かかる正確な車輪体の検出結果に基づいて、前輪又は後輪が流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射が開始されると共に、前輪又は後輪が流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射が停止される。したがって、車輪体の洗浄に必要な期間外の流体の噴射が抑制されやすい。このため、洗浄媒体となる流体やエネルギーの無駄な消費が抑制される。また、トラック等の車両は前輪がいわゆるシングルタイヤ、後輪がいわゆるダブルタイヤになっていることが多い。これに基づいて、後輪における流体の噴射領域が前輪に対して左右方向に関して広げられる。したがって、左右方向に関する流体の噴射領域の幅がダブルタイヤに合わせて固定になっている場合と比べ、流体やエネルギーの無駄な消費が抑制される。
また、本発明においては、前記車輪体検出手段が、被写体のエッジを検出するエッジ検出処理と、前記エッジを円弧の断片を含む複数の断片に分割するセグメント化処理とを前記車両の撮像に順に施した後に、前記セグメント化処理において取得された前記断片中から、前記車輪体を構成する部品のいずれか1つの輪郭円に対応する断片を抽出することが好ましい。また、別の観点における本発明の車両洗浄装置は、車両の車輪体に向かって流体を噴射する流体噴射手段と、前記流体噴射手段による流体の噴射領域に向かって移動中である車両をその側方から連続的に撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって取得された前記車両の撮像に、被写体のエッジを検出するエッジ検出処理と、前記エッジを円弧の断片を含む複数の断片に分割するセグメント化処理とを施した後に、前記セグメント化処理において取得された前記断片中から、前記車輪体を構成する部品のいずれか1つの輪郭円に対応する断片を抽出することにより、前記車両の撮像中における車輪体の像を前輪及び後輪のそれぞれに関して検出する車輪体検出手段と、前記流体噴射手段を制御する噴射制御手段と、を備えており、前記噴射制御手段が、前記車輪体検出手段が前輪及び後輪の少なくともいずれかに関して前記車輪体の像を異なるタイミングで複数回検出した結果と前記車輪体検出手段が前輪の像及び後輪の像をそれぞれ検出した結果とに基づいて、前輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に前輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止し、後輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に後輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止するように、前記流体噴射手段を制御する。
水等の妨害物が撮像に写り込むと、輪郭円に付随した不要なエッジが発生し、車輪体の誤検出につながるおそれがある。上記の構成によると、セグメント化処理によって、車輪体を構成する部品の輪郭円に対応するエッジに付随した不要なエッジが輪郭円に対応するエッジから分離されやすい。したがって、不要なエッジによって輪郭円を誤検出するおそれ、例えば、輪郭円を適切に抽出できなくなるおそれが小さくなる。

Claims (6)

  1. 車両の車輪体に向かって流体を噴射する流体噴射手段と、
    前記流体噴射手段による流体の噴射領域に向かって移動中である車両をその側方から連続的に撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって取得された前記車両の撮像に画像処理を施すことにより、前記車両の撮像中における車輪体の像を前輪及び後輪のそれぞれに関して検出する車輪体検出手段と、
    前記流体噴射手段を制御する噴射制御手段と、を備えており、
    前記噴射制御手段が、
    前記車輪体検出手段が前輪及び後輪の少なくともいずれかに関して前記車輪体の像を異なるタイミングで複数回検出した結果と前記車輪体検出手段が前輪の像及び後輪の像をそれぞれ検出した結果とに基づいて、前輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に前輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止し、後輪が前記流体の噴射領域に到達する以前のタイミングで流体噴射を開始すると共に後輪が前記流体の噴射領域を通過した以降のタイミングで流体噴射を停止するように、前記流体噴射手段を制御することを特徴とする車両洗浄装置。
  2. 前記流体噴射手段が、前記流体の噴射領域の範囲を上下方向に関して変更可能であり、
    前記噴射制御手段が、前記車輪体検出手段が検出した前記車輪体の像に基づいて、前記車輪体の大きさに応じて前記流体の噴射領域の範囲を上下方向に関して前記流体噴射手段に変更させることを特徴とする請求項1に記載の車両洗浄装置。
  3. 前記流体噴射手段が、前記流体の噴射領域の範囲を車両左右方向に関して変更可能であり、
    前記噴射制御手段が、前輪に対する前記流体の噴射領域の範囲と比べて後輪に対する前記流体の噴射領域の範囲を車両左右方向に関して広げるように前記流体噴射手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両洗浄装置。
  4. 前記車輪体検出手段が、
    被写体のエッジを検出するエッジ検出処理と、前記エッジを円弧の断片を含む複数の断片に分割するセグメント化処理とを前記車両の撮像に順に施した後に、前記セグメント化処理において取得された前記断片中から、前記車輪体を構成する部品のいずれか1つの輪郭円に対応する断片を抽出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両洗浄装置。
  5. 前記車輪体検出手段が、
    前記エッジ検出処理において検出された前記エッジ中から、比較的長く且つ真円度が比較的高いものを、長さ及び真円度の基準値との比較に基づいて抽出すると共に、抽出した前記エッジに関して前記セグメント化処理を施すことを特徴とする請求項4に記載の車両洗浄装置。
  6. 前記車輪体検出手段が、前記セグメント化処理において取得された前記断片のうちの同一円上にあるもの同士を結合すると共に、その結合によって取得された円又は円弧状の曲線から比較的長く且つ真円度が比較的高いものを、長さ及び真円度の基準値との比較に基づいて抽出することを特徴とする請求項4又は5に記載の車両洗浄装置。
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