JP2002516216A - 自動車処理設備および運転方法 - Google Patents

自動車処理設備および運転方法

Info

Publication number
JP2002516216A
JP2002516216A JP2000550719A JP2000550719A JP2002516216A JP 2002516216 A JP2002516216 A JP 2002516216A JP 2000550719 A JP2000550719 A JP 2000550719A JP 2000550719 A JP2000550719 A JP 2000550719A JP 2002516216 A JP2002516216 A JP 2002516216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
approach
facility
gate
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000550719A
Other languages
English (en)
Inventor
ディーチュ,ボルフガンク
クロス,バルター
ビンデル,ギュンター
Original Assignee
バッシュテック ホールディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE29809426U external-priority patent/DE29809426U1/de
Priority claimed from DE29903300U external-priority patent/DE29903300U1/de
Application filed by バッシュテック ホールディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical バッシュテック ホールディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JP2002516216A publication Critical patent/JP2002516216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S3/00Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles
    • B60S3/002Vehicle drying apparatus
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S3/00Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles
    • B60S3/04Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles

Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも1つのゲート(3)と、自動車操縦者の操作案内のための信号装置(7)とを有する自動車処理設備(1)とその運転方法に関する。自動車処理設備(1)は、進入時に自動車操縦者に光学的な方向指示および修正指示を伝達する進入補助手段(19)を有している。進入補助手段は、たとえば進入方向に沿って向き調整された視認可能な誘導線(34)を形成する。進入補助手段は、センサ装置またはカメラ(24、25)を備えた光学的検出装置として構成された測定装置(12、13)を有することができる。測定装置は、進入時に自動車(2)の位置および向きを検出および評価し、自動車操縦者に信号装置(7)を介して相応の進行方向指示(10)を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、方法に関する主請求項および装置に関する主請求項の前提部に記載
された特徴を有する自動車処理設備を運転する方法および自動車処理設備に関す
る。
【0002】 自動車処理設備、特にゲート形洗車設備は、実用において進入軌道を側方限定
し、場合によっては車輪を側方案内する2つの床側ガイドレールからなる機械的
な案内装置を有している。この機械的な誘導補助手段は十分確実ではなく、車輪
によって比較的容易に乗り越えられる。さらにこれらのレールはつまづきの要素
をなし、操縦者が自動車に乗降する際に事故の原因となる。さらに実用において
、赤色と緑色の照明を備えた信号灯として形成された信号装置がゲートに設けら
れている。この信号灯は、自動車操縦者がゲートの下または前に十分大きく移動
して自動車を停止できる時点を自動車操縦者に示す。この場合、自動車の誤位置
、たとえば側方ずれや傾斜位置は検出されない。傾斜位置の場合において信号灯
が修正指示を送ることもない。公知の自動車処理設備は、案内安定性および事故
安全性が制限されているので要求に適うものではない。
【0003】 DE−G−9215013により、車庫における自動車のための別の進入補助
手段が公知である。この進入補助手段は、自動車と機械的に連結可能なマニピュ
レータを有していて、自動車を無人で、もしくは自動的に停止位置に動かす。こ
のような配置構成は非常に複雑であり、しかも周囲条件が困難なので洗車設備に
は使用できない。
【0004】 本発明の課題は、より良好な洗車設備を提供することである。
【0005】 本発明によれば、上記の課題は請求項1の特徴部に記載した特徴によって解決
される。 本発明による洗車設備は、自動車操縦者に視認可能な方向指示および修正指示
を伝達する進入補助手段を有している。このような進入補助手段により、自動車
操縦者は進入時に設備内に安全かつ確実に進入し、好ましくない傾斜位置やその
他の誤位置を回避できる。この進入補助手段は、自信のない自動的操縦者から、
洗車設備内に正確に進入することに対する不安も取り除く。
【0006】 この進入補助手段の働きによって、機械的なガイドレールや、自動車それ自体
に作用するその他の案内装置は不要である。これらのガイドレールを省くことに
より、事故安全性および洗車設備内の快適さも改善できる。
【0007】 進入補助手段は、受動的進入補助手段または能動的進入補助手段として種々異
なって形成されてよい。受動的進入補助手段は、自動車操縦者に少なくとも1つ
の視認可能な誘導線を提供する。自動車操縦者は設備内に進入する際に、この誘
導線を視準線として方向づけを行うことができる。この場合、自動車操縦者は誘
導線と自動車位置に基づき、側方にずれて進入したか、または斜めに進入したこ
とを誘導線に対して相対的に確認し、進行方向を相応に修正できる。一方では誘
導線は位置が固定していることにより、自動車操縦者に方向指示を与える。他方
では誘導線が目標位置から逸脱することにより、自動車操縦者は位置が誤ってい
ることを知らされる。この場合、逸脱の大きさと方向が修正指示を与える。
【0008】 誘導線は一方ではほぼ進入方向に沿うように向き調整され、他方では設備に対
して中央に、または自動車ハンドルの範囲に向き調整されていると有利である。
【0009】 光学的誘導線を上方から自動車および/または設備床の上に投影することは特
に有利である。そうすることによって自動車操縦者は、進入開始時に誘導線を自
分の前方の床上に見ることができる。自動車操縦者は設備内では特にボンネット
およびフロントガラス上に誘導線を見て、所望の進入方向に対して中央からずれ
ているかどうかを非常に簡単に認識できる。
【0010】 この場合、進入補助手段は、あらゆる自動車寸法に等しく適していて、適合調
整を行う必要がないということが特に有利である。さらに、設備床における機械
的な誘導装置を不要にできるので、つまずいて転倒することがなくなる。さらに
、光学的誘導線は方向逸脱時に驚くような衝撃を発しないので心理的にも好まし
い。さらに、この光学的進入補助手段は大きな工事コストを必要とせず、いつで
も追加装備できる点が有利である。
【0011】 別の構成において、個々の誘導線に代えて、線束または誘導網を使用すること
もできる。この場合、自動車操縦者の前方のフロントガラスに3次元的に現れる
コーン状の誘導画像を投影することによって、光学的な立体的誘導効果も達成で
きる。この光効果および/または画像効果は、仮想的な進入補助手段として現れ
ることができる。
【0012】 この場合、自動車操縦者は信号装置を介して操縦指示を受け取り、それによっ
て自動車の位置決めおよび向き調整における誤位置を修正できる。特にそれによ
り傾斜位置や、進入軌道に対する過度な側方ずれを修正することができる。
【0013】 能動的進入補助手段は1つ以上の測定装置で作動する。これらの測定装置は、
進入時および目標位置における自動車の位置と向きを検出し、適当な制御装置で
評価し、位置が誤っている場合には適当な信号装置を介して方向指示および修正
指示により自動車操縦者に必要な誘導補助を与える。
【0014】 本発明の1つの構成において、測定装置は無接触式センサ、特に光学的センサ
を有することができる。改良されたより複雑な構成では、別の光学的検出装置、
たとえばカメラシステムまたはいわゆるビジョンシステムを使用できる。測定装
置は非常に運転安定性に優れ、洗車設備に特有の周囲条件のもとでも確実かつ正
確に作動する。特に光学的検出装置は組立、設置、保守および運転のコストが少
ない。光学的検出装置は費用面でも有利である。
【0015】 カメラシステムの有利な点は、別の目的、特に輪郭検出、ならびに処理プロセ
スもしくは自動車処理設備の制御および/または監視にも使用できることである
。さらにカメラシステムは、非常に廉価で運転安定性が高い。1つの進入補助だ
けが必要とされる場合は、解像度が低く、計算能力に対する要求も少ない廉価な
システムで十分である。これらのシステムは、自動車のスイッチを入れたヘッド
ライトで方向づけを行う。これよりも良好なカメラシステムは解像度がより高く
、上述の制御および監視機能を有する輪郭検出を可能にする。
【0016】 能動的な進入補助手段において、信号装置を自動車操縦者の直前の視野、たと
えばゲートの開口部に配置できると非常に好都合である。これはたとえば、洗車
設備の昇降可能な屋根ノズルに配置することによって実現できる。これにより、
信号装置を操作案内のために自動車操縦者の前方の直接視線範囲内に下降させ、
後続の処理プロセスのために、あるいはまた進出のために再び遠ざけることがで
きる。さらに屋根処理ユニット、特に屋根乾燥ノズルには、比較的大きい、もし
くは比較的複雑な信号装置を収容するのに十分なスペースが存在している。しか
し、信号装置は洗浄運転時には屋根ノズルと一緒に上方の比較的飛沫のかからな
い位置に移動できるので、それほど厳重に保護する必要はない。
【0017】 信号装置は多様に形成することができる。好ましい実施の形態では、信号装置
は自動車操縦者に向けられた切替え可能な光学的表示装置である。これについて
従属請求項には、種々異なる形成可能性が記載されている。これにより操作案内
は、従来よりも良好で広範囲かつ的確な情報を自動車操縦者に伝達できる。この
場合、光学的表示装置と並んで、あるいは光学的表示装置に代えて、別の信号形
態、たとえば音声メッセージが出るようにすることもできる。
【0018】 特に本発明による信号装置は、洗車設備に進入する際に自動車操縦者に詳細な
指示一式を出すことができる。この信号装置により、運転中にその他の種類のメ
ッセージ、たとえば自動車処理の範囲および現在の状況に関する情報、宣伝など
を自動車操縦者に伝達することもできる。
【0019】 本発明の好適な構成が従属請求項に記載されている。
【0020】 以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】 図1から図6は、光学的進入補助手段(19)を有する自動車(2)のための
処理設備(1)を示している。処理設備(1)は任意に形成できる。図示された
実施の形態では、処理設備(1)は洗車設備である。これに代えて、磨き設備ま
たはその他の設備であってもよい。
【0022】 図1から図6には、洗車設備(1)が概略的に示されている。洗車設備は、特
に洗浄装置(4)と乾燥装置とを収容した1つ以上のゲート(3)からなる。図
示の実施の形態では、ゲート(3)は慣用的にU字形に形成されており、床に固
定した走行レール(20)上で移動する。択一的に、ゲート(3)は高い位置に
あるレールまたは台架で支えたレール上をクレーンなどのように移動することも
できる。洗車設備(4)は任意に形成でき、化学製品や洗浄水の吹付け装置、高
圧ノズル、屋根ブラシ、サイドブラシ、その他のユニットを装備できる。見やす
くするために、図面には車輪洗浄ブラシのみ示してある。
【0023】 乾燥装置は少なくとも1つの昇降可能な屋根乾燥ノズル(6)を有している。
それと並んで、複数の可動式または定置式のサイドノズルを設けることができる
。択一的に、屋根乾燥ノズル(6)は動かないように配置することもできる。好
ましい実施の形態において、屋根乾燥ノズル(6)は、ゲート(3)内の垂直案
内手段と昇降駆動手段とを有している。さらに、光バリヤや、屋根ノズル運動の
ためのその他の制御要素を設けることができる。
【0024】 図示の実施の形態では、洗車設備(1)はゲート形洗車設備として洗浄建屋(
39)内に収容されている。洗浄建屋(39)は、床(40)、天井または屋根
(41)、入口(17)および場合によっては反対側の出口(18)を有してい
る。この場合、必要なすべてのユニットを装備したゲート(3)が、停止してい
る自動車(2)に対して運動する。自動車(2)は自動車操縦者によって、進入
軌道(21)上を進入方向(16)で停止しているゲートの前もしくは下に移動
される。洗浄後、自動車(2)は設備の構成に応じて前進または後退して洗車設
備(1)から出ることができる。
【0025】 洗車設備(1)は択一的にタンデム形設備またはサイクル形設備として構成す
ることができる。タンデム形設備では、相前後して設置され種々異なるユニット
を装備された2つのゲートが存在している。これらのゲートは別々に、または一
緒に動くことができる。サイクル形設備では、同様に2つ以上のゲートが相前後
して配置されており、可動な隔壁によって異なる処理領域に分割されている。自
動車操縦者は第1の処理過程が終了したら、自動車を次のゲートの下に移動する
。この自動車の移動は、牽引装置によって行うこともできる。同様に、これらの
設備タイプの混合形態も可能である。 基本的に洗車設備(1)は任意に構成することができる。
【0026】 洗車設備(1)は進入補助手段(19)を有している。進入補助手段(19)
は、図1および図2に示す実施の形態では受動的進入補助手段として、図3から
図6の変形例では能動的進入補助手段として形成されている。受動的進入補助手
段(19)は、少なくとも1つの光学的誘導線(34)をもって働く。能動的進
入補助手段(19)は1つ以上の測定装置(12、13)と、自動車操縦者の操
作案内のための進行方向指示(10)を備えた信号装置(7)とを有している。
【0027】 図1および図2に示す受動的な光学的進入補助手段(19)は、自動車操縦者
が、正確に進入方向(16)に沿って設備(1)内に進入し、ゲート(3)の前
または下で自動車を停止することを可能にする。このために進入補助手段(19
)は、自動車操縦者の前方に視認可能な1つ以上の誘導線(34)を形成する装
置を有している。自動車操縦者はこの誘導線(34)に基づき、側方ずれによっ
て左または右に行き過ぎていないか、あるいは場合によっては斜めに進入してい
ないかを確認し、相応に修正できる。
【0028】 この構成において、洗車設備(1)は床(40)に車輪に対する機械的案内レ
ール(38)を有している。しかしこれは好ましい実施の形態では光学的進入補
助手段(19)が設けられているので省いてもよい。
【0029】 図示の実施の形態では、唯一の誘導線(34)がほぼ進入方向(16)に沿っ
て向き調整されている。さらに、この誘導線(34)は好ましくは自動車ハンド
ルの範囲に向き調整されている。誘導線(34)は、ステアリングコラムに対し
てほぼ中央に延びている。択一的に、誘導線(34)は図1および図2に示すよ
うに、設備(1)に対してほぼ中央に配置することができる。
【0030】 光学的誘導線(34)は種々の仕方で形成できる。好ましい実施の形態では、
光学的誘導線(34)が上方から自動車(2)および/または設備床(40)に
投影される。そうすることによって、光学的誘導線(34)は設備(1)内のあ
らゆる進入位置で自動車操縦者に見えるようになる。
【0031】 好ましい実施の形態において、進入補助手段(19)は1つ以上の光学的な光
線発生器(35)、たとえばランプ、レーザ装置などを有していて、集束された
光線、特にレーザ光線などを形成する。このために図1および図2は、同一の図
面に種々異なる実施の形態を変形例として示している。
【0032】 光学的誘導線(34)は、入口(17)からゲート(3)の下の正確な停止位
置まで延びていることが好都合である。しかしまた択一的に、誘導線(34)は
連続して建屋端部または出口(18)まで延びることができる。誘導線(34)
は連続線としても点線としても形成できる。これらの線または点は、任意の幾何
学的な形態、記号などを有することもできる。
【0033】 最も単純な実施の形態では、建屋天井(41)および/またはゲート(3)の
上に位置している横桁(33)に、1つ以上の光線発生器(35)が配置されて
いる。これらの光線発生器(35)は光線(36)を下方に垂直または斜めに向
ける。この場合、光線発生器(35)は可動に配置できるので、光線(36)は
所望の誘導線(34)に沿って前方および後方に揺動する。構成が相応に素早く
動くと、緩慢な目には衝突点が線(34)のように見える。同様に、複数の光線
発生器(35)が好ましくは中央に、所望の誘導線(36)上で相前後して配置
されていて、それらの光線の衝突点で誘導線(34)を点状または線状にマーク
することも可能である。
【0034】 図1に示す別の変形例は、たとえば側方に配置されて回転する光線発生器(3
5)を有しており、その光線(36)は適当な転向部材(37)、たとえば鏡に
よって下方に転向されて誘導線(34)を形成する。光線発生器は、たとえば健
康に問題のない光量を有する回転するレーザヘッドであることができる。
【0035】 別の変形例では、光線発生器(35)は別の任意の箇所、たとえば床の近傍ま
たは建屋の壁に配置できる。この場合、光線(36)は適当な鏡(37)などに
よって転向される。同様に1つ以上の光線発生器(35)が入口(17)に配置
されて、進入方向(16)で光線(36)を放出できる。この配置構成は、建屋
端部および出口(18)でも可能である。この場合、光線投影は眩しくないよう
に前方から自動車(2)に向けられている。
【0036】 光線(36)もしくは光線によって形成された誘導線(34)を好ましくは上
方から自動車(2)の上に投影することにより、車の中の自動車操縦者はボンネ
ット上およびまたフロントガラス(32)上に誘導線(34)を見ることができ
る。ほとんどの自動車が左右対称に形成されている以上、自動車操縦者は対称性
に基づいて、誘導線(34)が自動車中線の外部にあるか、または自動車長手方
向線に対して斜めに位置しているかも認識でき、ハンドルの旋回角を相応に修正
できる。
【0037】 光学的誘導線(34)は、場合によっては進入深さを規定し、信号で合図する
ために利用することもできる。こ目的のために光学的誘導線(34)は、長手方
向の長さを相応に制限することができる。誘導線(34)がボンネットの前端部
で見えなくなったときは、進入位置に達しているのである。
【0038】 進入補助手段(19)もしくは光線発生器(35)は適当な仕方で制御されて
投入および遮断できる。これらは進入センサ、たとえば光バリヤ、誘導ループ、
近接スイッチなどによって、自動車(2)の進入時に自動的に投入され、所定の
時間が経過すると、または相応に監視された自動車位置に到達すると、再び自動
的に遮断される。
【0039】 図示された実施の形態の別の変形例において、誘導線(34)は、たとえば設
備床(40)に定置して光帯によって形成できる。別の変形例では、1つの光学
的誘導線(34)に代えて、たとえば互いに平行に相並んで進む複数の光学的誘
導線(34)を設けることができる。さらに別の変形例は、複数の点状光源が存
在しており、これらの光源が自動車(2)の前部または設備床(40)上に唯一
の光点を形成し、しかも自動車が定置光源に向かって動くのに伴ってこれらの点
が光学的に移動するようにもできる。
【0040】 別の変形例において、複数の誘導線を複雑な画像の形で、自動車操縦者の前方
に、たとえばフロントガラスに投影できる。これらの画像は3次元的な視覚的効
果を与え、自動車操縦者に、たとえば立体的な効果のある一種の進入コーンを指
示することができる。このような多次元的な仮想的画像は、たとえば1つ以上の
相応のレーザ装置によって形成できる。これと並んで、他の任意の適当な投影装
置も使用可能である。
【0041】 図3から図6に示されている能動的進入補助手段(19)は、自動車処理設備
(1)に進入する際に自動車(2)の位置と向き(30)を検出して評価するた
めに、1つ以上の測定装置(12、13)と1つの制御装置(14)とを有して
いる。信号装置(7)と進行方向指示(10)は制御装置(14)を介して相応
に操作される。
【0042】 信号装置(7)は自動車操縦者を光学的および/または聴覚的に適当に案内で
きる。この場合、自動車の誤位置(30)において、たいてい中央に位置してい
る進入理想線(29)と正確な進入方向を守るために、進行方向指示(10)が
自動車操縦者に修正補助および操縦補助を与える。さらに、信号装置(7)は、
たとえば現在の自動車位置や、まだ前進しなければならない区間長さなどに関す
る情報も伝達できる。
【0043】 図3および図4の実施の形態では、無接触式センサ(22、23)、特に光学
的センサとして形成された複数の測定装置(12、13)が存在している。これ
らのセンサは、たとえば光バリヤ、赤外光スキャナなどであってもよい。
【0044】 図3に明らかなように、測定装置(12)もしくはセンサ(22)はほぼ垂直
の検出方向(15)を有している。さらに、複数の測定装置(13)もしくはセ
ンサ(23)は、ほぼ水平の検出方向(15)を有するように配置されている。
これらのセンサ(22、23)は、進入軌道(21)の両側で対をなして、ゲー
ト(3)の前方に間隔を置いて配置されている。これらのセンサ(22、23)
はゲート運動範囲の外部に存在し、洗車設備(1)内に、たとえば床に固定した
枠で、あるいは建屋の壁または天井に直接固定して、あるいはその他の適当な仕
方で定位置に位置決めされている。
【0045】 垂直の検出方向(15)を有する測定装置(12)は、好ましくはゲート(3
)の、長手方向に移動する干渉エッジ(5)に合わせて調整されている。これら
の干渉エッジは、ゲート(3)または処理装置(4、6)の構成に応じて任意に
規定できる。図3に明らかなように、たとえばこれらの垂直干渉エッジ(5)は
、停止位置にある洗浄ブラシの内部でわずかな間隔を置いて延びている。場合に
よっては、側方の乾燥ノズルまたは高圧ノズル(図示しない)も、内側の垂直干
渉エッジ(5)と進入軌道(21)に対するそれらの位置を規定する。進入方向
(16)に沿ったゲート(3)の移動経路上に干渉エッジ面が生じる。測定装置
(12)のセンサ(22)は、好ましくはこの干渉エッジ面内に配置されており
、それらの検出方向(15)はほぼこの面内で延びている。図4は、この位置を
明らかにしている。ここでは、たとえば4つのセンサ(12)が2対ずつ配置さ
れている。
【0046】 垂直に検出する測定装置(12)により、自動車(2)の傾斜位置または側方
ずれを、すでに進入の間に、すなわちゲート(3)の最終位置に到達する前に確
認できる。図4は、これを自動車(2)の傾斜位置(30)に基づいて示してい
る。ここでは右側の自動車後部が干渉エッジ面(5)内に突入しており、洗浄過
程でゲート(3)またはその部分と接触する恐れがある。後部範囲に位置決めさ
れている右後方のセンサ(12)が、光線範囲(15)内に位置している自動車
部分を検出する。他の3つのセンサ(12)は自動車部分を検出せずに、正常な
運転状態を知らせる。制御装置(14)において、これらの送られたセンサ信号
が評価されて、指摘された傾斜位置(30)が確認される。
【0047】 進入時にそのような自動車(2)の誤位置が確認されたら、制御装置(14)
において信号評価と適当なプログラムに基づき必要な修正補助が求められ、自動
車操縦者に進行方向指示(10)を介して信号が送られる。自動車操縦者は聴覚
信号、光学信号、またはその他の適当な信号を受け取り、図示された実施の形態
では車輪を右方向に旋回させて、再び側方ずれと傾斜位置を修正し、正確な進入
理想線(29)上に戻るように指示される。操縦補助が効果を示し、自動車が再
び正しい位置を有すると、直ちに修正指示は消滅する。
【0048】 自動車操縦者が自動車(2)を誤位置で停止させた場合、制御装置(14)に
より信号装置(7)を介して自動車操縦者に相応の指示が伝達される。さらに制
御装置(14)は洗車設備(1)を封鎖し、ゲート(3)と処理装置(4、6)
の始動を阻止できる。
【0049】 垂直方向に検出する測定装置(12)は、図示されている傾斜位置のほかに、
自動車(2)が向きはまっすぐであるが、単に理想線(29)に対して側方にず
れている場合も確認できる。この場合は、右側の両センサ(12)が覆われて、
自動車部分を検出する。場合によっては、極端な傾斜位置が生じ、3つのセンサ
が反応するということもあり得る。
【0050】 図示の実施の形態とは異なり、4つのセンサ(22)または測定装置(12)
に代えて、それよりも多いか、または少ない測定装置が存在することもできる。
さらに、それらの測定装置は構成および配置も異なってよい。たとえば、図示さ
れているように個別センサを配設する代わりに、センサ条片が干渉エッジ面(5
)に沿って配置されるか、あるいは進入軌道に対して横断方向に延びることがで
きる。
【0051】 図示の実施の形態では、センサ(22)は赤外光スキャナとして形成され、自
動車(2)および設備床の上方に間隔を置いて配置されている。赤外光スキャナ
は細い円錐形で、好ましくは下方に垂直に放射する。この構成形態は運転安定性
が高く、構造が単純で、あまりコストがからない。自動車が入っていないか、ま
たは正確に進入した場合は、赤外光スキャナは干渉エッジ範囲(5)において自
動車床のみ検出する。このために、赤外光スキャナは進入補助手段(19)を設
置する際に、相応の向きと位置に調整されている。
【0052】 センサ(22)は、たとえば間隔測定器として機能し、自動車(2)の一部が
光線範囲(15)内に入ってセンサ(22)からの間隔が設備床よりも小さいか
を、光の反射を介して確認する。
【0053】 択一的に、測定装置(12)もしくはセンサ(22)は、別の任意の適当な仕
方で形成し位置決めすることもできる。それらは、たとえば静電容量形スキャナ
か誘導形スキャナ、または光バリヤであってよい。同様に、上方に配置されて非
常に運転安定性の高い光スキャナに代えて、床側の走査装置、たとえば設備床内
の圧力センサまたは床側の光スキャナを設けることもできる。
【0054】 さらに、図3および図4の実施の形態では、1つ以上の、好ましくは側方に位
置決めされて、ほぼ水平の検出方向(15)を有する測定装置(13)が設けら
れている。これらの測定装置(13)は同様に進入軌道(21)の両側で対をな
して、ゲート(3)の前方に間隔を置いて存在している。これらの測定装置(1
3)は、適当な床側の台枠上に配置され、無接触式センサ(23)として適当な
仕方で形成されていることが好ましい。図示の実施の形態では光バリヤである。
択一的に、別の任意の適当なセンサ(23)が可能である。
【0055】 水平方向に作動する測定装置(13)は、進入方向(16)における自動車の
前進を検出する。この目的のために、これらの測定装置(13)は、少なくとも
自動車(2)の正面部および前側側部範囲を走査できるようにするために相応の
高さに配置されている。測定装置(13)の信号は、制御装置(14)において
垂直方向に検出する測定装置(12)と組み合わせることができる。それにより
自動車の位置と向きがより良好かつ正確に確認できる。特にこれらの値から制御
装置(14)に対して、位置の誤りがどの程度であるか、また相応の修正補助お
よびハンドル旋回がどの位でなければならないかを導き出すことができる。相応
に形成された信号装置(7)において、相応に段階付けられた操縦指示を出すこ
とができる。
【0056】 図5および図6は、測定装置(12、13)の別の構成および配置を有する能
動的進入補助手段(19)の変形例を示している。ここでは測定装置(12、1
3)は光学的検出装置(24、25)として、特にカメラシステムまたはいわゆ
るビジョンシステムとして形成されている。光学的検出装置(24、25)は、
図3および図4に示す実施の形態における単純なセンサ(22、23)よりも複
雑である。カメラ(24、25)は、より大きい情報密度を有しており、進入す
る自動車(2)の画像を撮影できる。この場合、光学的情報を評価することによ
って、自動車がカメラ画像の内部で所望の位置にあるか否かが確認される。目標
位置に対して側方ずれまたはねじれが存在する場合には、これが制御装置(14
)において、または光学的検出装置(24、25)において確認され、その位置
と大きさが計算される。この目的のために光学的検出装置(24、25)は周知
の位置において周知の視線方向(31)で位置決めされている。
【0057】 単純な実施の形態において、カメラ(24、25)は低い解像度を有し、本質
的にスイッチを入れたヘッドライト(27)もしくは進入する自動車(2)の光
円錐(28)のみを検出する。光円錐(28)は比較的明るい周囲に対して際立
って明るい2つの光点として検出される。ヘッドライト(27)の位置から自動
車の中心が計算され、場合によっては所定の進入理想線(29)からの側方逸脱
が規定され得る。進入時に変化するヘッドライト位置を記憶および比較すること
により、自動車(2)の進行方向も規定できる。さらに、光学的検出装置(24
、25)によりゲート(3)における目標点までの自動車(2)の距離も求める
ことができる。低い解像度との組み合わせにおいて、制御装置(14)の計算能
力に対する要求もより少ない。これに応じて、ハードウェアおよびソフトウェア
のコストを少なく押さえることができる。
【0058】 高価で解像度が高いカメラ(24、25)を用いると、自動車(2)のより複
雑な画像も撮影でき、特に車体の車輪を光学的に検出および走査できる。これら
の画像データは、前述の仕方で自動車(2)の位置および向き(30)の評価に
利用できる。さらに、自動車(2)の検出された輪郭データは、洗浄装置または
磨き装置(4)とゲート(3)を制御する目的にも利用できる。これにより洗浄
ブラシは、自動車(2)の位置と輪郭に従って正確に制御できる。同様に、自動
車の屋根範囲や側方に設けた高圧洗浄ブラシや、水、洗浄剤、泡、洗剤などの吹
付け装置や、乾燥ノズルも制御できる。さらに光学的検出装置(24、25)に
より、監視設備、たとえばモニタ、記録装置などと組み合わせることによって、
洗浄過程または磨き過程の視覚的監視を実施できる。こうすることにより、万一
の接触や、不十分な洗浄結果または磨き結果などを確認し、少なくとも記録する
ことができ、場合によっては修正し、および洗浄過程または磨き過程を再度実施
するように評価することもできる。さらにこの視覚的監視により、たとえば厄介
な自動車輪郭、たとえば凹んだ屋根に対するブラシ位置を最適化し、その都度の
自動車形状に適合させることができる。これらの機能は、進入補助手段(19)
としての機能なしでも有利に利用できる。
【0059】 図5に示す実施の形態では、唯一のカメラ(24)が測定装置(12)として
設けられ、好ましくは動かないように配置され、ほぼ進入理想線(29)内に位
置決めされている。カメラの視線方向(31)は、進入軌道(21)もしくは自
動車(2)に向けられていて、理想線(29)に沿って延びている。カメラ(2
4)はほぼラジエータの高さに配置されていることが好ましい。カメラ(24)
は自動車処理設備(1)の後方端部に存在し、ゲート(3)の下または後ろに配
置できる。カメラ(24)は上述したように解像度は低くてよく、ヘッドライト
(27)を検出できる。しかし択一的に、カメラは全自動車輪郭を検出するため
の上記の複雑なビジョンシステムとして形成されてもよい。
【0060】 上述した仕方で唯一のカメラ(24)を用いて、理想線(29)に対して側方
にずれた自動車(2)の誤位置を確認できる。しかしまた自動車(2)の撮影さ
れた位置データの記憶および比較により、進入する自動車(2)の傾斜位置(3
0)も確認できる。
【0061】 図6に示す変形例では、複数の測定装置(12、13)と複数の光学的検出系
(24、25)が存在している。理想線(29)内に配置された中央のカメラシ
ステム(24)は、図5に示したものと等しい。これに加えて、進入軌道(21
)もしくは進入した自動車(2)の周囲に別のカメラ(25)が位置決めされて
いる。これは図6に示すように、たとえば中央カメラ(24)の両側に配置され
た2つのカメラ(25)であることができる。これらのカメラ(25)はそれぞ
れ視線方向(31)が進入軌道(21)もしくは自動車(2)に向けられている
。択一的または追加的に、入口(17)の近傍に別の2つのカメラ(25)を配
置することもできる。これらのカメラ(25)はそれぞれ自動車処理設備(1)
の側壁または角隅範囲に位置決めされていて、視線方向(31)が下方から目標
位置における自動車(2)に向けられている。
【0062】 図5に示す実施の形態では、単独のカメラ(24)が適当な導線もしくはビデ
オバス(26)を介して制御装置(14)と接続されている。図6に示す実施の
形態では、5つのカメラ(24、25)がすべてビデオバス(26)を介して制
御装置(14)と接続されている。ここでは唯一のビデオバス(26)しか存在
せず、個々のカメラ(24、25)も互いに接続していることが好都合である。
【0063】 カメラ(24、25)は位置が固定して動かないように設置できる。これらの
カメラ(24、25)は周知の位置と所定の視線方向(31)を有している。択
一的または追加的に、若干の、またはすべてのカメラ(24、25)を位置可変
に、またはそれ自体で運動可能に、たとえば回転可能または旋回可能に配置でき
る。これは設備(1)内に進入する際に自動車の側方形状または高さ輪郭を検出
するために有利である。この場合、自動車(2)の長さ、高さおよび輪郭は、ボ
ンネット、屋根、後部範囲およびフロントガラスによって検出され、記憶され、
前述した幾つかの手段によって適当に評価するために利用される。可動のカメラ
(24、25)では、運動を検出するために、またカメラ測定データを相応に評
価もしくは修正するために適当な測定系が存在できる。
【0064】 図示の実施の形態では信号装置(7)が、ゲート開口部内の横桁の下に収容さ
れている。信号装置(7)は屋根乾燥ノズル(6)に配置され、自動車操縦者に
向けられていることが好ましい。上下移動できる屋根乾燥ノズルにおいて、ノズ
ル運動によって信号装置(7)は運転者の視界内に入れられ、再びそこから取り
出される。しかしまた択一的に、信号装置(7)は自動車処理設備(1)のゲー
ト(3)または他の適当な箇所に配置することもできる。
【0065】 信号装置(7)は種々多様に形成できる。図示の実施の形態では、切替え可能
な光学的表示装置(8)である。これは、たとえば色の異なる照明を1つ以上有
するカラー信号灯(9)を含んでいる。たとえば赤および緑の色を示すことによ
って、ゲート(3)に向かってまだどのくらい前進できるかを運転者に合図する
ことができる。
【0066】 信号装置(7)は、任意の適当な仕方で形成できる1つ以上の進行方向指示(
10)を有している。図3では、それは切替え可能な、特に照明可能な方向矢印
(10)である。方向矢印(10)は、たとえば左方向と右方向に向いており、
ゲート(3)の正し停止位置に到達するためにはどの方向に車輪を旋回しなけれ
ばならないかを運転者に合図する。これらの矢印は上方または下方に向けられて
、運転者にまだどのくらい前進できるかを合図することもできる。さらに、必要
なハンドル旋回の強さを示すために矢印は多重矢印として形成するか、または赤
その他の色の警告色による色変化を有することができる。
【0067】 信号装置(7)は択一的または追加的に、1つ以上の切替え可能な文字盤(1
1)を有することができる。この文字盤(11)で、運転者に任意の文を光学的
に伝達できる。文のほかに、画像や記号も信号として送ることができる。この文
字盤(11)は、動く文字によって完全な注意文または指示文による操作案内一
式を可能にする。文字盤(11)は進行方向指示として機能できる。伝達された
情報は、任意の内容を含んでもよい。上記の進入指示(10)のほかに、たとえ
ば洗浄サービス、価格、宣伝などに関する情報も伝達できる。
【0068】 操作案内は、自動車の進入時や停止時にしか与えられないものではない。情報
の伝達は、洗浄プロセス中や、洗浄プロセス終了後の進出時も情報伝達が可能で
ある。洗浄プロセス中は、たとえば選択された洗浄過程の範囲や個々の処理過程
の現状について知らせることができる。洗浄が終わったら、運転者は進出指示、
宣伝、感謝の言葉などを受け取る。基本的に信号装置(7)によって伝達される
指示は、任意の性格のものであってよい。
【0069】 上記の光学的表示装置(8)のほかに、択一的または追加的に、他の任意の表
示装置、たとえば聴覚的表示装置も存在できる。これはスピーカ装置からなり、
音声指示、音楽、その他の聴覚的情報を伝達できる。聴覚的表示装置は、警告ブ
ザー、サイレンなども含むことができる。
【0070】 制御装置(14)は、コンピュータ支援されて自由にプログラム可能な制御装
置として形成されていることが望ましい。信号装置(7)も制御装置(14)と
接続されていて、制御装置(14)から個々の表示要素を操作するための制御信
号を受け取る。この場合、照明は投入および遮断したり、文字を生成したり、そ
の他の切替え過程を遮断したりできる。場合によっては、信号装置(7)の表示
要素も可動で、回転、開閉またはその他の仕方で位置や現象形態を変えることが
できる。
【0071】 信号機能を発揮するために、屋根乾燥ノズル(6)は独自の運動を実施できる
。進入準備および運転準備の完了した洗車設備(1)において、屋根乾燥ノズル
(6)を下方に下降させて、信号装置(7)が運転者の前方の人間工学的に好都
合な視界に位置するようにする。これによって運転者は進入時に慣れた仕方で前
方を見ることができ、その視線範囲内に必要な操作指示と情報を見いだす。自動
車の位置決めが行われた後、洗浄プロセスを開始する前に、屋根乾燥ノズル(6
)は再び上方の停止位置に戻り、飛沫からも保護されている。この位置では信号
装置(7)は見えないか、または覆われることができる。
【0072】 洗浄プロセスが終わると再び屋根乾燥ノズル(6)が下降し、信号装置(7)
が投入されて洗浄プロセスの終了と進出準備完了を運転者に表示することができ
る。進出が後方の出口(18)から行われる場合は、屋根乾燥ノズル(6)は再
びあらかじめ持ち上げて、自動車(2)との衝突を避ける。これは、たとえば近
接センサ、事前に設定された遅延スイッチ、またはその他の適当な方策によって
行うことができる。
【0073】 図1から図6に示した実施の形態に対する変形例において、受動的進入補助手
段(19)と能動的進入補助手段(19)との組み合わせも可能である。受動的
進入補助手段(19)は、測定装置(12、13)と組み合わせることができ、
光学的誘導線(34)は追加的に信号装置(7)として作動する。この場合、た
とえば光線発生器(35)がパルス状に作動して、光線(36)もしくは光線に
よって形成される誘導線(34)が点滅するか、あるいは別の仕方で明瞭な明度
差を示すことにより、誘導線(34)を介して自動車操縦者に信号を伝達できる
。このような光学的効果によって、自動車操縦者が誘導線(34)のみには正し
く反応せず、進入時に操縦を誤るような場合に、たとえば危険状況を自動車操縦
者に知らせることができる。複数の誘導線または進入コーンなどの3次元画像を
投影する場合、投影された誘導線または画像を自動車位置に応じて変更し、光学
的な変化によって自動車操縦者にハンドル旋回を変更させることができる。この
場合、立体的な光学的進入コーンまたは進入トンネルは自動車操縦者にとって斜
めに延びているように錯覚され、自動車操縦者にこれに追従する操縦動作を行わ
せることができる。
【0074】 図示された実施の形態は種々の仕方で変化させることができる。測定装置(1
2、13)は数、配置および構成を変えることができる。特に水平方向に作動す
る測定装置(13)は省くこともできる。1つ以上のカメラを用いるビジョンシ
ステムでは、いずれにせよ唯一のシステムで十分である。制御装置および/また
は信号装置は、別の仕方で接続技術または場所的な配置によって測定装置(12
、13)と連結できる。測定装置および表示装置は、場合によって互いに組み合
わせることができる。測定装置は自動車(2)の位置と向きのほかに、その輪郭
、特に側面の輪郭の少なくとも一部も検出できる。これらの測定データは記憶さ
れて、適当な仕方で処理ユニットの輪郭制御のために評価され使用することがで
きる。
【0075】 信号装置は屋根乾燥ノズルではなく、他の任意の屋根処理ユニットに配置でき
る。これは、たとえば水平の高圧ノズル管、泡、洗剤などを吹き付けるスプレー
管、洗浄管などであってよい。屋根処理ユニットは、ほぼ固定して配置できる。
昇降運動のための駆動装置を持つ必要はない。別の変形例では信号装置は独自の
案内と、昇降運動のための固有の駆動装置を持つことができるので、他の処理ユ
ニットとかかわりなくゲート内で運動可能である。しかし、これに対して図示の
実施の形態は、信号装置の運動のために、いずれにせよ既に存在しているユニッ
トを利用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学的誘導光線を用いた受動的進入補助手段を有する洗車設備の平面図である
【図2】 図1に示す配置構成の正面図である。
【図3】 光学的センサを用いた能動的進入補助手段を有する洗車設備の正面図である。
【図4】 図3に示す配置構成の平面図である。
【図5】 1つのカメラを用いた、図4に従う配置構成の変形例を示す図である。
【図6】 複数のカメラを用いた別の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…洗車設備 2…自動車 3…ゲート 4…洗浄装置 5…干渉エッジ 6…屋根処理ユニット、屋根乾燥ノズル 7…信号装置 8…光学的表示装置 9…信号灯 10…進行方向指示、方向矢印 11…文字盤 12…測定装置 13…測定装置 14…制御装置 15…検出方向、光線方向 16…進入方向 17…入口、進入口 18…出口、進出口 19…進入補助手段 20…走行レール、移動レール 21…進入軌道 22…センサ、側方間隔 23…センサ、正面位置 24…光学的検出装置、カメラ 25…光学的検出装置、カメラ 26…ビデオバス 27…ヘッドライト 28…光円錐 29…進入理想線 30…自動車の向き、傾斜位置 31…カメラ方向、視線方向 32…フロントガラス 33…横桁 34…光学的誘導線 35…光線発生器 36…光線 37…転向部材、鏡 38…案内レール 39…洗浄建屋 40…床 41…屋根、天井
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月16日(2000.6.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 自動車処理設備および運転方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、方法に関する主請求項および装置に関する主請求項の前提部に記載
された特徴を有する自動車処理設備を運転する方法および自動車処理設備に関す
る。
【0002】 このような自動車処理設備は、US−A−3596241により公知である。
そこで開示された門形洗車設備は、2つの床側ガイドレールからなる機械的な案
内装置を有している。これらのガイドレールは、進入軌道を側方で限定し、車輪
を側方案内する。追加的に、車輪によって操作可能な複数の電気的スイッチ要素
と、光学的信号装置とからなる進入補助手段が存在している。これらのスイッチ
要素は、1つの実施の形態では電気的なスイッチラグとして形成されて、ガイド
レールに相前後して間隔を置いて固定されている。別の実施の形態ではスイッチ
要素は、ガイドレールに対して平行に設備床内に組み付けられた電気的な圧力ス
イッチ条片として形成されている。電気的なスイッチ要素は、単純な電流回路お
よび平行接続において信号装置と接続している。電気的なスイッチ要素を操作す
ると電流回路が閉じられ、それによって信号装置においてこの電流回路と接続さ
れた発光矢印が点灯する。公知の進入補助手段はガイドレールに対する行過ぎ防
止手段として働く。ガイドレールは自動車が斜めに走行すると比較的容易に車輪
によって乗り越えられ、操作した場合に進入軌道から出てガイドレールに接近し
過ぎていることを自動車操縦者に知らせる。発光矢印は、どの方向に反対に操縦
すべきかを自動車操縦者に指示する。進出補助手段は、1つ以上の車輪がガイド
レールに接近し過ぎたことを確認できるだけである。この場合、直線的な進入方
向で自動車の傾斜位置または側方ずれが生じているかは、進入補助手段によって
は確認できない。さらに進入補助手段は、進入軌道の端部で床内に電気的な圧力
スイッチを有している。これらの圧力スイッチも信号装置と接続しており、自動
車操縦者が十分な大きく前進して自動車を停止できるときに信号を送る。これら
のガイドレールはつまづきの要素をなし、自動車操縦者が自動車に乗降する際に
事故の原因となる。
【0003】 JP−A−60128047は、自動車操縦者のための光学的誘導装置を有す
る別の門形洗車設備を開示している。この門形洗車設備は、設備床に設けた平行
な4つのスパイク列からなる。これらのスパイク列は、自動車操縦者に左右の車
輪軌道を合図し、自動車操縦者はそれらの間に車輪を維持しなければならない。
ゲートには追加的に鏡が配置されており、それによって自動車操縦者は死角に位
置しているスパイク列と車輪を見ることができる。
【0004】 JP−A−06321067は、ゲートの前の自動車の最終位置を確認するた
めの電気的なスイッチ装置を開示している。ここでは冒頭に記載した合衆国出願
明細書におけるように、自動車が十分大きく前進したか、またはゲートの下に入
ったかが確認されるのみである。進入時の自動車の傾斜位置または側方ずれは検
出されない。
【0005】 JP−A−01297344は、屋根に給油口が配置されているガソリンスタ
ンド用の別の受動的進入補助手段を開示している。進入補助手段は、設備床に設
けた複数列の光反射体からなる。これらの光反射体が車輪軌道を合図し、屋根に
設けた発光器によって発光させられる。
【0006】 DE−G−9215013により、車庫における自動車のための別の進入補助
手段が公知である。この進入補助手段は、自動車と機械的に連結可能なマニピュ
レータを有しており、これが自動車を無人で、もしくは自動的に停止位置に動か
す。このような配置構成は非常に複雑であり、しかも周囲条件が困難なので洗車
設備には使用できない。
【0007】 本発明の課題は、より良好な洗車設備を提供することである。
【0008】 本発明によれば、上記の課題は請求項1の特徴部に記載した特徴によって解決
される。 本発明による洗車設備は、自動車操縦者に視認可能な方向指示および修正指示
を伝達する能動的進入補助手段を有している。能動的進入補助手段は、1つ以上
の無接触式に測定する測定装置によって作動する。これらの測定装置は、進入時
および目標位置における自動車の位置と向きを検出し、適当な制御装置によって
評価し、位置が誤っている場合には適当な信号装置を介して自動車操縦者に方向
指示および修正指示によって必要な操縦補助を与える。
【0009】 このような進入補助手段により、自動車操縦者は進入時に設備内に安全かつ確
実に進入し、好ましくない傾斜位置やその他の誤位置を回避できる。この進入補
助手段は、自信のない自動的操縦者から、洗車設備内に正確に進入することに対
する不安も取り除く。
【0010】 この進入補助手段の働きによって、機械的なガイドレールや、自動車それ自体
に作用するその他の案内装置は不要である。これらのガイドレールを省くことに
より、事故安全性や、洗車設備内の快適さも改善できる。この進入補助手段は、
あらゆる自動車寸法に等しく適していて、適合させる必要がないということが特
に有利である。
【0011】 自動車操縦者は信号装置を介して操縦指示を受け取り、それによって自動車の
位置決めおよび向き調整における誤位置を修正できる。特に、それによって傾斜
位置や、進入軌道に対する過度な側方ずれを修正することができる。
【0012】 本発明の1つの構成において、測定装置は無接触式センサ、特に光学的センサ
を有することができる。改良されたより複雑な構成では、別の光学的検出装置、
たとえばカメラシステムまたはいわゆるビジョンシステムを使用できる。測定装
置は非常に運転安定性に優れ、洗車設備に特有の周囲条件のもとでも確実かつ正
確に作動する。特に光学的検出装置は組立、設置、保守および運転のコストが少
ない。光学的検出装置は費用面でも有利である。
【0013】 カメラシステムの有利な点は、別の目的、特に輪郭検出、ならびに処理プロセ
スもしくは自動車処理設備の制御および/または監視にも使用できることである
。さらにカメラシステムは、非常に廉価で運転安定性が高い。1つの進入補助だ
けが必要とされる場合は、解像度が低く、計算能力に対する要求も少ない廉価な
システムで十分である。これらのシステムは、自動車のスイッチを入れたヘッド
ライトで方向づけを行う。これよりも良好なカメラシステムは解像度がより高く
、上述の制御および監視機能を有する輪郭検出を可能にする。
【0014】 能動的な進入補助手段において、信号装置を自動車操縦者の直前の視野、たと
えばゲートの開口部に配置できると非常に好都合である。これはたとえば、洗車
設備の昇降可能な屋根ノズルに配置することによって実現できる。これにより、
信号装置を操作案内のために自動車操縦者の前方の直接視線範囲内に下降させ、
後続の処理プロセスのために、あるいはまた進出のために再び遠ざけることがで
きる。さらに屋根処理ユニット、特に屋根乾燥ノズルには、比較的大きい、もし
くは比較的複雑な信号装置を収容するのに十分なスペースが存在している。しか
し、信号装置は洗浄運転時には屋根ノズルと一緒に上方の比較的飛沫のかからな
い位置に移動できるので、それほど厳重に保護する必要はない。
【0015】 信号装置は多様に形成することができる。好ましい実施の形態では、信号装置
は自動車操縦者に向けられた切替え可能な光学的表示装置である。これについて
従属請求項には、種々異なる形成可能性が記載されている。これにより操作案内
は、従来よりも良好で広範囲かつ的確な情報を自動車操縦者に伝達できる。この
場合、光学的表示装置と並んで、あるいは光学的表示装置に代えて、別の信号形
態、たとえば音声メッセージが出るようにすることもできる。
【0016】 特に本発明による信号装置は、洗車設備に進入する際に自動車操縦者に詳細な
指示一式を出すことができる。この信号装置により、運転中にその他の種類のメ
ッセージ、たとえば自動車処理の範囲および現在の状況に関する情報、宣伝など
を自動車操縦者に伝達することもできる。
【0017】 本発明の好適な構成が従属請求項に記載されている。
【0018】 以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】 図1から図4は、光学的進入補助手段(19)を有する自動車(2)のための
処理設備(1)を示している。処理設備(1)は任意に形成できる。図示された
実施の形態では、処理設備(1)は洗車設備である。これに代えて、磨き設備ま
たはその他の設備であってもよい。
【0020】 図1から図4には、洗車設備(1)が概略的に示されている。洗車設備は、特
に洗浄装置(4)と乾燥装置とを収容した1つ以上のゲート(3)からなる。図
示の実施の形態では、ゲート(3)は慣用的にU字形に形成されており、床に固
定した走行レール(20)上で移動する。択一的に、ゲート(3)は高い位置に
あるレールまたは台架で支えたレール上をクレーンなどのように移動することも
できる。洗車設備(4)は任意に形成でき、化学製品や洗浄水の吹付け装置、高
圧ノズル、屋根ブラシ、サイドブラシ、その他のユニットを装備できる。見やす
くするために、図面には車輪洗浄ブラシのみ示してある。
【0021】 乾燥装置は少なくとも1つの昇降可能な屋根乾燥ノズル(6)を有している。
それと並んで、複数の可動式または定置式のサイドノズルを設けることができる
。択一的に、屋根乾燥ノズル(6)は動かないように配置することもできる。好
ましい実施の形態において、屋根乾燥ノズル(6)は、ゲート(3)内の垂直案
内手段と昇降駆動手段とを有している。さらに、光バリヤや、屋根ノズル運動の
ためのその他の制御要素を設けることができる。
【0022】 図示の実施の形態では、洗車設備(1)はゲート形洗車設備として洗浄建屋(
39)内に収容されている。洗浄建屋(39)は、床(40)、天井または屋根
(41)、入口(17)および場合によっては反対側の出口(18)を有してい
る。この場合、必要なすべてのユニットを装備したゲート(3)が、停止してい
る自動車(2)に対して運動する。自動車(2)は自動車操縦者によって、進入
軌道(21)上を進入方向(16)で停止しているゲートの前もしくは下に移動
される。洗浄後、自動車(2)は設備の構成に応じて前進または後退して洗車設
備(1)から出ることができる。
【0023】 洗車設備(1)は択一的にタンデム形設備またはサイクル形設備として構成す
ることができる。タンデム形設備では、相前後して設置され種々異なるユニット
を装備された2つのゲートが存在している。これらのゲートは別々に、または一
緒に動くことができる。サイクル形設備では、同様に2つ以上のゲートが相前後
して配置されており、可動な隔壁によって異なる処理領域に分割されている。自
動車操縦者は第1の処理過程が終了したら、自動車を次のゲートの下に移動する
。この自動車の移動は、牽引装置によって行うこともできる。同様に、これらの
設備タイプの混合形態も可能である。 基本的に洗車設備(1)は任意に構成することができる。
【0024】 洗車設備(1)は進入補助手段(19)を有している。進入補助手段(19)
は能動的進入補助手段として形成されている。能動的進入補助手段(19)は1
つ以上の測定装置(12、13)と、自動車操縦者の操作案内のための進行方向
指示(10)を備えた信号装置(7)とを有している。
【0025】 この構成において、洗車設備(1)は床(40)に車輪に対する機械的案内レ
ールを有している。しかしこれは好ましい実施の形態では光学的進入補助手段(
19)が設けられているので省いてもよい。
【0026】 図1から図4に示されている能動的進入補助手段(19)は、自動車処理設備
(1)に進入する際に自動車(2)の位置と向き(30)を検出して評価するた
めに、1つ以上の測定装置(12、13)と1つの制御装置(14)とを有して
いる。信号装置(7)と進行方向指示(10)は制御装置(14)を介して相応
に操作される。
【0027】 信号装置(7)は自動車操縦者を光学的および/または聴覚的に適当に案内で
きる。この場合、自動車の誤位置(30)において、たいてい中央に位置してい
る進入理想線(29)と正確な進入方向を守るために、進行方向指示(10)が
自動車操縦者に修正補助および操縦補助を与える。さらに、信号装置(7)は、
たとえば現在の自動車位置や、まだ前進しなければならない区間長さなどに関す
る情報も伝達できる。
【0028】 図1および図2の実施の形態では、無接触式センサ(22、23)、特に光学
的センサとして形成された複数の測定装置(12、13)が存在している。これ
らのセンサは、たとえば光バリヤ、赤外光スキャナなどであってもよい。
【0029】 図1に明らかなように、測定装置(12)もしくはセンサ(22)はほぼ垂直
の検出方向(15)を有している。さらに、複数の測定装置(13)もしくはセ
ンサ(23)は、ほぼ水平の検出方向(15)を有するように配置されている。
これらのセンサ(22、23)は、進入軌道(21)の両側で対をなして、ゲー
ト(3)の前方に間隔を置いて配置されている。これらのセンサ(22、23)
はゲート運動範囲の外部に存在し、洗車設備(1)内に、たとえば床に固定した
枠で、あるいは建屋の壁または天井に直接固定して、あるいはその他の適当な仕
方で定位置に位置決めされている。
【0030】 垂直の検出方向(15)を有する測定装置(12)は、好ましくはゲート(3
)の、長手方向に移動する干渉エッジ(5)に合わせて調整されている。これら
の干渉エッジは、ゲート(3)または処理装置(4、6)の構成に応じて任意に
規定できる。図1に明らかなように、たとえばこれらの垂直干渉エッジ(5)は
、停止位置にある洗浄ブラシの内部でわずかな間隔を置いて延びている。場合に
よっては、側方の乾燥ノズルまたは高圧ノズル(図示しない)も、内側の垂直干
渉エッジ(5)と進入軌道(21)に対するそれらの位置を規定する。進入方向
(16)に沿ったゲート(3)の移動経路上に干渉エッジ面が生じる。測定装置
(12)のセンサ(22)は、好ましくはこの干渉エッジ面内に配置されており
、それらの検出方向(15)はほぼこの面内で延びている。図2は、この位置を
明らかにしている。ここでは、たとえば4つのセンサ(12)が2対ずつ配置さ
れている。
【0031】 垂直に検出する測定装置(12)により、自動車(2)の傾斜位置または側方
ずれを、すでに進入の間に、すなわちゲート(3)の最終位置に到達する前に確
認できる。図2は、これを自動車(2)の傾斜位置(30)に基づいて示してい
る。ここでは右側の自動車後部が干渉エッジ面(5)内に突入しており、洗浄過
程でゲート(3)またはその部分と接触する恐れがある。後部範囲に位置決めさ
れている右後方のセンサ(12)が、光線範囲(15)内に位置している自動車
部分を検出する。他の3つのセンサ(12)は自動車部分を検出せずに、正常な
運転状態を知らせる。制御装置(14)において、これらの送られたセンサ信号
が評価されて、指摘された傾斜位置(30)が確認される。
【0032】 進入時にそのような自動車(2)の誤位置が確認されたら、制御装置(14)
において信号評価と適当なプログラムに基づき必要な修正補助が求められ、自動
車操縦者に進行方向指示(10)を介して信号が送られる。自動車操縦者は聴覚
信号、光学信号、またはその他の適当な信号を受け取り、図示された実施の形態
では車輪を右方向に旋回させて、再び側方ずれと傾斜位置を修正し、正確な進入
理想線(29)上に戻るように指示される。操縦補助が効果を示し、自動車が再
び正しい位置を有すると、直ちに修正指示は消滅する。
【0033】 自動車操縦者が自動車(2)を誤位置で停止させた場合、制御装置(14)に
より信号装置(7)を介して自動車操縦者に相応の指示が伝達される。さらに制
御装置(14)は洗車設備(1)を封鎖し、ゲート(3)と処理装置(4、6)
の始動を阻止できる。
【0034】 垂直方向に検出する測定装置(12)は、図示されている傾斜位置のほかに、
自動車(2)が向きはまっすぐであるが、単に理想線(29)に対して側方にず
れている場合も確認できる。この場合は、右側の両センサ(12)が覆われて、
自動車部分を検出する。場合によっては、極端な傾斜位置が生じ、3つのセンサ
が反応するということもあり得る。
【0035】 図示の実施の形態とは異なり、4つのセンサ(22)または測定装置(12)
に代えて、それよりも多いか、または少ない測定装置が存在することもできる。
さらに、それらの測定装置は構成および配置も異なってよい。たとえば、図示さ
れているように個別センサを配設する代わりに、センサ条片が干渉エッジ面(5
)に沿って配置されるか、あるいは進入軌道に対して横断方向に延びることがで
きる。
【0036】 図示の実施の形態では、センサ(22)は赤外光スキャナとして形成され、自
動車(2)および設備床の上方に間隔を置いて配置されている。赤外光スキャナ
は細い円錐形で、好ましくは下方に垂直に放射する。この構成形態は運転安定性
が高く、構造が単純で、あまりコストがからない。自動車が入っていないか、ま
たは正確に進入した場合は、赤外光スキャナは干渉エッジ範囲(5)において自
動車床のみ検出する。このために、赤外光スキャナは進入補助手段(19)を設
置する際に、相応の向きと位置に調整されている。
【0037】 センサ(22)は、たとえば間隔測定器として機能し、自動車(2)の一部が
光線範囲(15)内に入ってセンサ(22)からの間隔が設備床よりも小さいか
を、光の反射を介して確認する。
【0038】 択一的に、測定装置(12)もしくはセンサ(22)は、別の任意の適当な仕
方で形成し位置決めすることもできる。それらは、たとえば静電容量形スキャナ
か誘導形スキャナ、または光バリヤであってよい。同様に、上方に配置されて非
常に運転安定性の高い光スキャナに代えて、床側の走査装置、たとえば床側の光
スキャナを設けることもできる。
【0039】 さらに、図1および図2の実施の形態では、1つ以上の、好ましくは側方に位
置決めされて、ほぼ水平の検出方向(15)を有する測定装置(13)が設けら
れている。これらの測定装置(13)は同様に進入軌道(21)の両側で対をな
して、ゲート(3)の前方に間隔を置いて存在している。これらの測定装置(1
3)は、適当な床側の台枠上に配置され、無接触式センサ(23)として適当な
仕方で形成されていることが好ましい。図示の実施の形態では光バリヤである。
択一的に、別の任意の適当なセンサ(23)が可能である。
【0040】 水平方向に作動する測定装置(13)は、進入方向(16)における自動車の
前進を検出する。この目的のために、これらの測定装置(13)は、少なくとも
自動車(2)の正面部および前側側部範囲を走査できるようにするために相応の
高さに配置されている。測定装置(13)の信号は、制御装置(14)において
垂直方向に検出する測定装置(12)と組み合わせることができる。それにより
自動車の位置と向きがより良好かつ正確に確認できる。特にこれらの値から制御
装置(14)に対して、位置の誤りがどの程度であるか、また相応の修正補助お
よびハンドル旋回がどの位でなければならないかを導き出すことができる。相応
に形成された信号装置(7)において、相応に段階付けられた操縦指示を出すこ
とができる。
【0041】 図3および図4は、測定装置(12、13)の別の構成および配置を有する能
動的進入補助手段(19)の変形例を示している。ここでは測定装置(12、1
3)は光学的検出装置(24、25)として、特にカメラシステムまたはいわゆ
るビジョンシステムとして形成されている。光学的検出装置(24、25)は、
図1および図2に示す実施の形態における単純なセンサ(22、23)よりも複
雑である。カメラ(24、25)は、より大きい情報密度を有しており、進入す
る自動車(2)の画像を撮影できる。この場合、光学的情報を評価することによ
って、自動車がカメラ画像の内部で所望の位置にあるか否かが確認される。目標
位置に対して側方ずれまたはねじれが存在する場合には、これが制御装置(14
)において、または光学的検出装置(24、25)において確認され、その位置
と大きさが計算される。この目的のために光学的検出装置(24、25)は周知
の位置において周知の視線方向(31)で位置決めされている。
【0042】 単純な実施の形態において、カメラ(24、25)は低い解像度を有し、本質
的にスイッチを入れたヘッドライト(27)もしくは進入する自動車(2)の光
円錐(28)のみを検出する。光円錐(28)は比較的明るい周囲に対して際立
って明るい2つの光点として検出される。ヘッドライト(27)の位置から自動
車の中心が計算され、場合によっては所定の進入理想線(29)からの側方逸脱
が規定され得る。進入時に変化するヘッドライト位置を記憶および比較すること
により、自動車(2)の進行方向も規定できる。さらに、光学的検出装置(24
、25)によりゲート(3)における目標点までの自動車(2)の距離も求める
ことができる。低い解像度との組み合わせにおいて、制御装置(14)の計算能
力に対する要求もより少ない。これに応じて、ハードウェアおよびソフトウェア
のコストを少なく押さえることができる。
【0043】 高価で解像度が高いカメラ(24、25)を用いると、自動車(2)のより複
雑な画像も撮影でき、特に車体の車輪を光学的に検出および走査できる。これら
の画像データは、前述の仕方で自動車(2)の位置および向き(30)の評価に
利用できる。さらに、自動車(2)の検出された輪郭データは、洗浄装置または
磨き装置(4)とゲート(3)を制御する目的にも利用できる。これにより洗浄
ブラシは、自動車(2)の位置と輪郭に従って正確に制御できる。同様に、自動
車の屋根範囲や側方に設けた高圧洗浄ブラシや、水、洗浄剤、泡、洗剤などの吹
付け装置や、乾燥ノズルも制御できる。さらに光学的検出装置(24、25)に
より、監視設備、たとえばモニタ、記録装置などと組み合わせることによって、
洗浄過程または磨き過程の視覚的監視を実施できる。こうすることにより、万一
の接触や、不十分な洗浄結果または磨き結果などを確認し、少なくとも記録する
ことができ、場合によっては修正し、および洗浄過程または磨き過程を再度実施
するように評価することもできる。さらにこの視覚的監視により、たとえば厄介
な自動車輪郭、たとえば凹んだ屋根に対するブラシ位置を最適化し、その都度の
自動車形状に適合させることができる。これらの機能は、進入補助手段(19)
としての機能なしでも有利に利用できる。
【0044】 図3に示す実施の形態では、唯一のカメラ(24)が測定装置(12)として
設けられ、好ましくは動かないように配置され、ほぼ進入理想線(29)内に位
置決めされている。カメラの視線方向(31)は、進入軌道(21)もしくは自
動車(2)に向けられていて、理想線(29)に沿って延びている。カメラ(2
4)はほぼラジエータの高さに配置されていることが好ましい。カメラ(24)
は自動車処理設備(1)の後方端部に存在し、ゲート(3)の下または後ろに配
置できる。カメラ(24)は上述したように解像度は低くてよく、ヘッドライト
(27)を検出できる。しかし択一的に、カメラは全自動車輪郭を検出するため
の上記の複雑なビジョンシステムとして形成されてもよい。
【0045】 上述した仕方で唯一のカメラ(24)を用いて、理想線(29)に対して側方
にずれた自動車(2)の誤位置を確認できる。しかしまた自動車(2)の撮影さ
れた位置データの記憶および比較により、進入する自動車(2)の傾斜位置(3
0)も確認できる。
【0046】 図4に示す変形例では、複数の測定装置(12、13)と複数の光学的検出系
(24、25)が存在している。理想線(29)内に配置された中央のカメラシ
ステム(24)は、図3に示したものと等しい。これに加えて、進入軌道(21
)もしくは進入した自動車(2)の周囲に別のカメラ(25)が位置決めされて
いる。これは図4に示すように、たとえば中央カメラ(24)の両側に配置され
た2つのカメラ(25)であることができる。これらのカメラ(25)はそれぞ
れ視線方向(31)が進入軌道(21)もしくは自動車(2)に向けられている
。択一的または追加的に、入口(17)の近傍に別の2つのカメラ(25)を配
置することもできる。これらのカメラ(25)はそれぞれ自動車処理設備(1)
の側壁または角隅範囲に位置決めされていて、視線方向(31)が下方から目標
位置における自動車(2)に向けられている。
【0047】 図3に示す実施の形態では、単独のカメラ(24)が適当な導線もしくはビデ
オバス(26)を介して制御装置(14)と接続されている。図6に示す実施の
形態では、5つのカメラ(24、25)がすべてビデオバス(26)を介して制
御装置(14)と接続されている。ここでは唯一のビデオバス(26)しか存在
せず、個々のカメラ(24、25)も互いに接続していることが好都合である。
【0048】 カメラ(24、25)は位置が固定して動かないように設置できる。これらの
カメラ(24、25)は周知の位置と所定の視線方向(31)を有している。択
一的または追加的に、若干の、またはすべてのカメラ(24、25)を位置可変
に、またはそれ自体で運動可能に、たとえば回転可能または旋回可能に配置でき
る。これは設備(1)内に進入する際に自動車の側方形状または高さ輪郭を検出
するために有利である。この場合、自動車(2)の長さ、高さおよび輪郭は、ボ
ンネット、屋根、後部範囲およびフロントガラスによって検出され、記憶され、
前述した幾つかの手段によって適当に評価するために利用される。可動のカメラ
(24、25)では、運動を検出するために、またカメラ測定データを相応に評
価もしくは修正するために適当な測定系が存在できる。
【0049】 図示の実施の形態では信号装置(7)が、ゲート開口部内の横桁の下に収容さ
れている。信号装置(7)は屋根乾燥ノズル(6)に配置され、自動車操縦者に
向けられていることが好ましい。上下移動できる屋根乾燥ノズルにおいて、ノズ
ル運動によって信号装置(7)は運転者の視界内に入れられ、再びそこから取り
出される。しかしまた択一的に、信号装置(7)は自動車処理設備(1)のゲー
ト(3)または他の適当な箇所に配置することもできる。
【0050】 信号装置(7)は種々多様に形成できる。図示の実施の形態では、切替え可能
な光学的表示装置(8)である。これは、たとえば色の異なる照明を1つ以上有
するカラー信号灯(9)を含んでいる。たとえば赤および緑の色を示すことによ
って、ゲート(3)に向かってまだどのくらい前進できるかを運転者に合図する
ことができる。
【0051】 信号装置(7)は、任意の適当な仕方で形成できる1つ以上の進行方向指示(
10)を有している。図1では、それは切替え可能な、特に照明可能な方向矢印
(10)である。方向矢印(10)は、たとえば左方向と右方向に向いており、
ゲート(3)の正し停止位置に到達するためにはどの方向に車輪を旋回しなけれ
ばならないかを運転者に合図する。これらの矢印は上方または下方に向けられて
、運転者にまだどのくらい前進できるかを合図することもできる。さらに、必要
なハンドル旋回の強さを示すために矢印は多重矢印として形成するか、または赤
その他の色の警告色による色変化を有することができる。
【0052】 信号装置(7)は択一的または追加的に、1つ以上の切替え可能な文字盤(1
1)を有することができる。この文字盤(11)で、運転者に任意の文を光学的
に伝達できる。文のほかに、画像や記号も信号として送ることができる。この文
字盤(11)は、動く文字によって完全な注意文または指示文による操作案内一
式を可能にする。文字盤(11)は進行方向指示として機能できる。伝達された
情報は、任意の内容を含んでもよい。上記の進入指示(10)のほかに、たとえ
ば洗浄サービス、価格、宣伝などに関する情報も伝達できる。
【0053】 操作案内は、自動車の進入時や停止時にしか与えられないものではない。情報
の伝達は、洗浄プロセス中や、洗浄プロセス終了後の進出時も情報伝達が可能で
ある。洗浄プロセス中は、たとえば選択された洗浄過程の範囲や個々の処理過程
の現状について知らせることができる。洗浄が終わったら、運転者は進出指示、
宣伝、感謝の言葉などを受け取る。基本的に信号装置(7)によって伝達される
指示は、任意の性格のものであってよい。
【0054】 上記の光学的表示装置(8)のほかに、択一的または追加的に、他の任意の表
示装置、たとえば聴覚的表示装置も存在できる。これはスピーカ装置からなり、
音声指示、音楽、その他の聴覚的情報を伝達できる。聴覚的表示装置は、警告ブ
ザー、サイレンなども含むことができる。
【0055】 制御装置(14)は、コンピュータ支援されて自由にプログラム可能な制御装
置として形成されていることが望ましい。信号装置(7)も制御装置(14)と
接続されていて、制御装置(14)から個々の表示要素を操作するための制御信
号を受け取る。この場合、照明は投入および遮断したり、文字を生成したり、そ
の他の切替え過程を遮断したりできる。場合によっては、信号装置(7)の表示
要素も可動で、回転、開閉またはその他の仕方で位置や現象形態を変えることが
できる。
【0056】 信号機能を発揮するために、屋根乾燥ノズル(6)は独自の運動を実施できる
。進入準備および運転準備の完了した洗車設備(1)において、屋根乾燥ノズル
(6)を下方に下降させて、信号装置(7)が運転者の前方の人間工学的に好都
合な視界に位置するようにする。これによって運転者は進入時に慣れた仕方で前
方を見ることができ、その視線範囲内に必要な操作指示と情報を見いだす。自動
車の位置決めが行われた後、洗浄プロセスを開始する前に、屋根乾燥ノズル(6
)は再び上方の停止位置に戻り、飛沫からも保護されている。この位置では信号
装置(7)は見えないか、または覆われることができる。
【0057】 洗浄プロセスが終わると再び屋根乾燥ノズル(6)が下降し、信号装置(7)
が投入されて洗浄プロセスの終了と進出準備完了を運転者に表示することができ
る。進出が後方の出口(18)から行われる場合は、屋根乾燥ノズル(6)は再
びあらかじめ持ち上げて、自動車(2)との衝突を避ける。これは、たとえば近
接センサ、事前に設定された遅延スイッチ、またはその他の適当な方策によって
行うことができる。
【0058】 図1から図4に示した実施の形態に対する変形例において、能動的進入補助手
段(19)と、1つ以上の光学的誘導線を有する受動的進入補助手段との組み合
わせも可能である。受動的進入補助手段は、測定装置(12、13)と組み合わ
せることができ、光学的誘導線は追加的に信号装置(7)として働く。この場合
、たとえば光線発生器がパルス作動して、光線もしくは光線によって形成される
誘導線が点滅するか、あるいは別の仕方で明瞭な明度差を示すことにより、誘導
線を介して自動車操縦者に信号を伝達できる。このような光学的効果によって、
自動車操縦者が誘導線のみには正しく反応せず進入時に操縦を誤るような場合に
、自動車操縦者に、たとえば危険状況を知らせることができる。複数の誘導線ま
たは進入コーンなどの3次元画像を投影する場合、投影された誘導線または画像
を自動車位置に応じて変更し、光学的な変化によって自動車操縦者にハンドル旋
回を変更させることができる。この場合、立体的な光学的進入コーンまたは進入
トンネルは自動車操縦者にとって斜めに延びているように錯覚され、自動車操縦
者にこれに追従する操縦動作を行わせることができる。
【0059】 図示された実施の形態は種々の仕方で変化させることができる。測定装置(1
2、13)は数、配置および構成を変えることができる。特に水平方向に作動す
る測定装置(13)は省くこともできる。1つ以上のカメラを用いるビジョンシ
ステムでは、いずれにせよ唯一のシステムで十分である。制御装置および/また
は信号装置は、別の仕方で接続技術または場所的な配置によって測定装置(12
、13)と連結できる。測定装置および表示装置は、場合によって互いに組み合
わせることができる。測定装置は自動車(2)の位置と向きのほかに、その輪郭
、特に側面の輪郭の少なくとも一部も検出できる。これらの測定データは記憶さ
れて、適当な仕方で処理ユニットの輪郭制御のために評価され使用することがで
きる。
【0060】 信号装置は屋根乾燥ノズルではなく、他の任意の屋根処理ユニットに配置でき
る。これは、たとえば水平の高圧ノズル管、泡、洗剤などを吹き付けるスプレー
管、洗浄管などであってよい。屋根処理ユニットは、ほぼ固定して配置できる。
昇降運動のための駆動装置を持つ必要はない。別の変形例では信号装置は独自の
案内と、昇降運動のための固有の駆動装置を持つことができるので、他の処理ユ
ニットとかかわりなくゲート内で運動可能である。しかし、これに対して図示の
実施の形態は、信号装置の運動のために、いずれにせよ既に存在しているユニッ
トを利用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学的センサを用いた能動的進入補助手段を有する洗車設備の正面図である。
【図2】 図1に示す配置構成の平面図である。
【図3】 1つのカメラを用いた、図2に従う配置構成の変形例を示す図である。
【図4】 複数のカメラを用いた別の変形例を示す図である。
【符号の説明】 1…洗車設備 2…自動車 3…ゲート 4…洗浄装置 5…干渉エッジ 6…屋根処理ユニット、屋根乾燥ノズル 7…信号装置 8…光学的表示装置 9…信号灯 10…進行方向指示、方向矢印 11…文字盤 12…測定装置 13…測定装置 14…制御装置 15…検出方向、光線方向 16…進入方向 17…入口、進入口 18…出口、進出口 19…進入補助手段 20…走行レール、移動レール 21…進入軌道 22…センサ、側方間隔 23…センサ、正面位置 24…光学的検出装置、カメラ 25…光学的検出装置、カメラ 26…ビデオバス 27…ヘッドライト 28…光円錐 29…進入理想線 30…自動車の向き、傾斜位置 31…カメラ方向、視線方向 32…フロントガラス 33…横桁 34… 35… 36… 37… 38… 39…洗浄建屋 40…床 41…屋根、天井
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 299 03 300.7 (32)優先日 平成11年2月24日(1999.2.24) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CA,C N,JP,KR,PL,RU,US (72)発明者 ビンデル,ギュンター ドイツ連邦共和国,デー−63825 シェル クリッペン−シュネッペンバッハ,シュタ インシュトラーセ 15 Fターム(参考) 3D026 AA02 AA25 AA34 AA40 AA44 AA45

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのゲートと、自動車操縦者の操作案内のため
    の信号装置とを有する自動車処理設備、特に洗車設備または磨き設備を運転する
    ための方法において、 自動車処理設備(1)内に進入する際に、進入補助手段(19)から自動車操
    縦者に光学的な方向指示および修正指示を伝達することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記進入補助手段(19)によって、ほぼ進入方向に沿って
    向き調整された視認可能な少なくとも1つの誘導線(34)が形成されることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記誘導線(34)が上方から自動車(2)、特にフロント
    ガラス(32)および/または床(40)に投影されることを特徴とする請求項
    1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 自動車処理設備(1)内に進入する際に、自動車(2)の位
    置および向きが少なくとも1つの測定装置(12、13)によって検出および評
    価され、所定の位置および向きから逸脱すると、進入補助手段(19)から信号
    装置(7)を介して特殊な進行方向指示および修正指示が伝達されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つのゲートと、自動車操縦者の操作案内のため
    の信号装置とを有する自動車処理設備、特に洗車設備または磨き設備において、 自動車処理設備(1)が、当該自動車処理設備(1)内に進入する際に自動車
    操縦者に光学的な方向指示および修正指示を伝達する進入補助手段(19)を有
    していることを特徴とする自動車処理設備。
  6. 【請求項6】 進入補助手段(19)が、ほぼ進入方向(16)に沿って向
    き調整された視認可能な少なくとも1つの誘導線(34)を形成するための装置
    を有していることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 進入補助手段(19)が、ほぼ自動車操縦装置の範囲内また
    は設備(1)に対して中央に配置された誘導線(34)を上方から自動車(2)
    および/または床(40)の上に投影することを特徴とする請求項5または6記
    載の自動車処理設備。
  8. 【請求項8】 進入補助手段(19)が、前記誘導線(34)を2次元画像
    または3次元画像として自動車操縦者の前方のフロントガラス(32)の上に投
    影することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の自動車処理設備。
  9. 【請求項9】 進入補助手段(19)が、ゲート(3)および/または設備
    (1)の天井(41)に配置された少なくとも1つの光学的な光線発生器(35
    )を有しており、この光線発生器(35)が好ましくは光線(36)に対する転
    向部材(37)を備えていることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項記
    載の自動車処理設備。
  10. 【請求項10】 進入補助手段(19)が、少なくとも1つの測定装置(1
    2、13)と、進入時の自動車(2)の位置および向きを検出および評価するた
    めの制御装置(14)と、この制御装置(14)と接続されている、進行方向指
    示(10)を備えた信号装置(7)とを有することを特徴とする請求項5から9
    のいずれか1項記載の自動車処理設備。
  11. 【請求項11】 測定装置(12、13)が光学的検出装置、特にカメラ(
    24、25)として形成されていることを特徴とする請求項10記載の自動車処
    理設備。
  12. 【請求項12】 カメラ(24)がゲート(3)の下または後ろに配置され
    ていて、ほぼ進入理想線(29)内に、進入する自動車(2)に向かう視線方向
    (31)で位置決めされていることを特徴とする請求項10または11記載の自
    動車処理設備。
  13. 【請求項13】 複数のカメラ(24、25)が配設されて、進入軌道(2
    1)に対して種々異なる視線方向(31)で配置されていることを特徴とする請
    求項10から12のいずれか1項記載の自動車処理設備。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つのカメラ(24、25)が自動車(2)の
    明るいヘッドライト(27)を検出および測量することを特徴とする請求項10
    から13のいずれか1項記載の自動車処理設備。
  15. 【請求項15】 測定装置(12、13)が無接触式センサ(22、23)
    として、好ましくは光学的センサ、特に光バリヤまたは赤外光スキャナとして形
    成されており、ほぼ水平の検出方向(15)を有する複数のセンサ(23)と、
    ほぼ垂直の検出方向(15)を有する複数のセンサ(22)とが、進入軌道(2
    1)の両側で対をなして、ゲート(3)の前方に間隔を置いて配置されているこ
    とを特徴とする請求項10記載の自動車処理設備。
  16. 【請求項16】 信号装置(7)がゲート(3)の開口部に配置されていて
    、昇降可能に案内され駆動されていることを特徴とする請求項10から15のい
    ずれか1項記載の自動車処理設備。
  17. 【請求項17】 信号装置(7)が屋根処理ユニット(6)、好ましくは屋
    根乾燥ノズル(6)に配置されていることを特徴とする請求項10から16のい
    ずれか1項記載の自動車処理設備。
  18. 【請求項18】 信号装置(7)が、複数の切替え可能な方向矢印(10)
    および/または複数の切替え可能な文字盤(11)を有していることを特徴とす
    る請求項10から17のいずれか1項記載の自動車処理設備。
JP2000550719A 1998-05-26 1999-05-25 自動車処理設備および運転方法 Pending JP2002516216A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE29809426U DE29809426U1 (de) 1998-05-26 1998-05-26 Einfahrhilfe
DE29819722 1998-11-05
DE29819722.7 1999-02-24
DE29903300U DE29903300U1 (de) 1998-11-05 1999-02-24 Einfahrhilfe für Fahrzeugbehandlungsanlagen
DE29903300.7 1999-02-24
DE29809426.6 1999-02-24
PCT/EP1999/003577 WO1999061295A1 (de) 1998-05-26 1999-05-25 Fahrzeugbehandlungsanlage und betriebsverfahren

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002516216A true JP2002516216A (ja) 2002-06-04

Family

ID=27220111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000550719A Pending JP2002516216A (ja) 1998-05-26 1999-05-25 自動車処理設備および運転方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6661516B1 (ja)
EP (1) EP1090235B1 (ja)
JP (1) JP2002516216A (ja)
AU (1) AU4366999A (ja)
ES (1) ES2177283T3 (ja)
WO (1) WO1999061295A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081952A (ja) * 2010-09-15 2012-04-26 Akihide Kaneko 移動洗車機
JP2017074817A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社ダイフク 洗車機
JP6303058B1 (ja) * 2017-10-16 2018-03-28 株式会社北土開発 車両洗浄装置
JP2020199786A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 エムケー精工株式会社 洗車装置

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7039932B2 (en) * 2000-08-31 2006-05-02 Prime Research Alliance E., Inc. Queue-based head-end advertisement scheduling method and apparatus
ES2252226T3 (es) 2000-05-08 2006-05-16 Delaware Capital Formation, Inc. Sistema de carga sin contacto para un sitema de lavado automatico de vehiculos en un recinto.
JP4660003B2 (ja) * 2001-04-13 2011-03-30 エムケー精工株式会社 洗車機
US7100621B2 (en) * 2003-05-08 2006-09-05 Superior Investments, Inc. Sidetrack vehicle washer with rotating spray arm
DE10344528A1 (de) * 2003-09-25 2005-04-28 Volkswagen Ag Verfahren zur Prüfung und/oder Einstellung eines fertig montierten Fahrzeuges
US20050279385A1 (en) * 2004-06-16 2005-12-22 Ryko Manufacturing Company Apparatus and method for positioning a vehicle in the wash area of a vehicle wash system
WO2006059998A1 (en) * 2004-12-01 2006-06-08 Advanced Detection Technologies, Inc. Vehicle-undercarriage inspection system
DE102005019618A1 (de) * 2005-04-28 2006-11-09 Wolfgang Decker Trocknungsrahmen für eine Fahrzeugwaschanlage
EP1767418A3 (en) * 2005-09-22 2007-06-06 Lavados Laving, S.A. Vehicle wash system
ES2283193B1 (es) * 2005-09-22 2008-08-16 Lavados Laving, S.A. Sistema para el lavado de vehiculos.
WO2008110175A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-18 Ninki Holding Aps Safety system for a car wash
DE102008034571A1 (de) 2008-07-24 2010-02-04 Wash Tec Holding Gmbh Radleitschiene, Fahrzeugwaschanlage und Verfahren zum mittigen Positionieren eines Fahrzeugs
DE102009017569A1 (de) 2009-04-17 2010-10-21 Washtec Holding Gmbh Fahrzeugbehandlungsanlage und Verfahren zu deren Betrieb
DE202009005639U1 (de) 2009-04-17 2010-09-02 Washtec Holding Gmbh Fahrzeugbehandlungsanlage
US10266155B2 (en) * 2009-08-18 2019-04-23 Innovatice Control Systems, Inc. Method and system for washing a vehicle
ITAN20110063A1 (it) * 2011-05-20 2012-11-21 Omg Di Geminiani Gino Sistema d' acquisizione del profilo di automezzi
DE102012016432B4 (de) * 2012-08-17 2014-03-06 Audi Ag Verfahren zum autonomen Fahren in einer Waschstraße und Kraftfahrzeug
US10457205B2 (en) * 2017-03-16 2019-10-29 Robotzone, Llc Assisted trailer alignment system
DE202017104609U1 (de) * 2017-08-02 2018-08-03 Washtec Holding Gmbh Vorrichtung zum Positionieren eines zu behandelnden Fahrzeugs in einer Fahrzeugbehandlungsanlage mittels einer Führungseinrichtung
GB2567632B (en) * 2017-10-16 2022-05-04 John Utting David A transportable vehicle enclosure for inspecting vehicles
WO2019096373A1 (de) * 2017-11-14 2019-05-23 Alfred Kärcher SE & Co. KG Fahrzeugwaschanlage
DE102018117440A1 (de) * 2018-07-18 2020-01-23 Washtec Holding Gmbh Verfahren und Sensoranordnung für eine berührungslose Breitenüberwachung in Fahrzeugbehandlungsanlagen
AU2020230916A1 (en) * 2019-03-06 2021-09-16 Stephenson Technologies Inc. A vehicle sensing and guidance system for a vehicle wash, and a vehicle wash
US11770493B2 (en) * 2019-04-02 2023-09-26 ACV Auctions Inc. Vehicle undercarriage imaging system
DE102019130039A1 (de) * 2019-11-07 2021-05-12 Audi Ag Verfahren zum Betreiben eines fahrerlosen Transportsystems und fahrerloses Transportsystem
US20220113157A1 (en) * 2020-10-14 2022-04-14 Sam Carbis Asset Management, Llc Loading dock alignment system

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3596241A (en) * 1969-02-04 1971-07-27 Maurice Migneault Signalling apparatus and method for car washes and the like
JPS60128047A (ja) * 1983-12-16 1985-07-08 Tokyo Tatsuno Co Ltd 洗車機
JPH01297344A (ja) * 1988-05-25 1989-11-30 Tokyo Tatsuno Co Ltd 給油所
DE9215013U1 (ja) 1992-11-04 1992-12-24 Rogic, Vladimir, 7000 Stuttgart, De
JP2876933B2 (ja) * 1993-05-13 1999-03-31 株式会社ダイフク 洗車設備
DE4417864C5 (de) * 1994-05-20 2011-06-09 Washtec Holding Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Steuern eines Behandlungsaggregates an einer Fahrzeugwaschanlage
JPH08119071A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Daifuku Co Ltd 洗車設備
JPH08207713A (ja) 1995-02-08 1996-08-13 Fujitsu General Ltd 無人洗車機
JP3349634B2 (ja) * 1996-06-18 2002-11-25 エムケー精工株式会社 門型洗車機
DE19639054A1 (de) * 1996-09-24 1998-03-26 Inprotec Innovative Produktion Hinweiselement zur optischen Darstellung einer Richtung
DE29723828U1 (de) * 1997-10-17 1999-03-25 California Kleindienst Holding Fahrzeugbehandlungsanlage mit Meßeinrichtungen

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081952A (ja) * 2010-09-15 2012-04-26 Akihide Kaneko 移動洗車機
JP2017074817A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社ダイフク 洗車機
JP6303058B1 (ja) * 2017-10-16 2018-03-28 株式会社北土開発 車両洗浄装置
JP2019073155A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 株式会社北土開発 車両洗浄装置
JP2020199786A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 エムケー精工株式会社 洗車装置
JP7183117B2 (ja) 2019-06-06 2022-12-05 エムケー精工株式会社 洗車装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU4366999A (en) 1999-12-13
EP1090235B1 (de) 2002-06-19
ES2177283T3 (es) 2002-12-01
WO1999061295A1 (de) 1999-12-02
EP1090235A1 (de) 2001-04-11
US6661516B1 (en) 2003-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002516216A (ja) 自動車処理設備および運転方法
US6709530B1 (en) Vehicle treatment system and operating method
CN111599212B (zh) 一种停车场车辆引导系统及引导方法
CN107636546B (zh) 自主移动系统
KR101760995B1 (ko) 차량의 운전 지원 장치
JP3804161B2 (ja) 自動駐車装置および駐車誘導装置
JP6169364B2 (ja) 車両の運転支援装置
CN212782315U (zh) 一种用于停车场车辆引导的空中悬挂小车
CN111613093B (zh) 一种光学投影辅助停车入库系统及实现方法
US6147625A (en) Device for positioning motor vehicles in front of a car wash
JP6416976B2 (ja) 車両の運転支援装置
JP2004009829A (ja) 車載運転支援装置
JP6928907B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、プログラム及びそれを記録した記録媒体
US6772525B2 (en) Laser device for guiding a vehicle
JP2000344005A (ja) 道路上の物体の周辺面表示装置
JPH1191567A (ja) プラットホームの安全監視装置
KR102409259B1 (ko) 차선 도색차량용 차선 안내장치
KR20200062619A (ko) 안전삼각대 설치 로봇
CN212782318U (zh) 一种光学投影辅助停车入库系统
KR102052188B1 (ko) 자율주행 차량용 주차 보조 시스템
KR100713587B1 (ko) 교통안내용 자율이동 로봇 시스템
JP4006969B2 (ja) 運転支援装置
JP3156541B2 (ja) 虚像コーナマーカ
CN208248084U (zh) 一种车载激光指示装置
US20200062169A1 (en) Controlling a controllable headlight of a motor vehicle