JPH05185910A - 洗車機におけるタイヤ洗浄装置 - Google Patents

洗車機におけるタイヤ洗浄装置

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JPH05185910A
JPH05185910A JP2205592A JP2205592A JPH05185910A JP H05185910 A JPH05185910 A JP H05185910A JP 2205592 A JP2205592 A JP 2205592A JP 2205592 A JP2205592 A JP 2205592A JP H05185910 A JPH05185910 A JP H05185910A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗車機本体もしくは自動車の走行に伴い自動
車の車体を自動洗浄するタイプの洗車機に備えられ、自
動車のタイヤ部へ洗浄水を高圧スプレーしてタイヤ部の
重点洗浄を行うタイヤ洗浄装置において、洗い残しなく
タイヤ全体を洗浄でき、しかも洗浄水を消費したり誤検
出を生じることのないタイヤ検出を可能とする。 【構成】 自動車のタイヤ位置に設けられた発受光素子
間で授受される光信号が遮られたのを検知し、この物体
を連続検出する間の距離を算定してこの距離が所定以上
あることを条件に検出した物体をタイヤと認識する。タ
イヤを認識すると前記算定した距離より前後に所定分だ
け長い距離をタイヤと想定してタイヤ洗浄の開始位置と
終了位置とを設定し、その開始位置に至るとタイヤ洗浄
を開始させ、終了位置に至るとタイヤ洗浄を終えるよう
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗車機本体もしくは
自動車の走行に伴い自動車の車体を自動洗浄するタイプ
の洗車機に備えられ、前記自動車のタイヤ部へ洗浄水を
高圧スプレーして重点洗浄するタイヤ洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗車機として例えば特開
昭60−225009号公報に記載の装置が知られてい
る。すなわち、洗車機本体下部にスプレー手段とタイヤ
検出手段とを備え、洗車機の走行に伴いタイヤを検出す
るとスプレーしてタイヤの洗浄を行うものである。
【0003】ところでこの種の従来装置では、タイヤを
検出した時点でスプレーを開始し、非検出に転じたらス
プレーを停止するといったように、タイヤ検出中だけ洗
浄動作するため、洗い残しを生じる欠点があった。すな
わち、図1に示すように、自動車底面より下方に位置す
るタイヤ部分を検出するので、斜線部分をスプレーする
ことしかできず、タイヤの前後を洗い残してしまう。加
えて、洗浄の開始やタイヤ検出に遅れが生じて図1斜線
部より狭い部分の洗浄しかできなかった。
【0004】また、前記従来例ではスプレーされる洗浄
水の一部をタイヤ検出のために消費されてしまうため、
洗浄水全てを洗浄に活かすことができない欠点がある。
これに対し、発行素子と受光素子とを備えた光電スイッ
チ等によりタイヤ検出する方法が考えられるが、洗車に
伴い飛散する水滴を感知して誤検出を生じ易い欠点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の課
題とするところは、洗い残しなくタイヤ全体を洗浄で
き、しかも洗浄水を消費したり誤検出を生じることのな
いタイヤ検出を可能とした洗車機におけるタイヤ洗浄装
置が得られないか、という点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、洗車機本体
もしくは自動車の走行に伴い自動車の車体を自動洗浄す
るタイプの洗車機に備えられ、前記自動車のタイヤ部へ
洗浄水を高圧スプレーする手段をて備えタイヤ部の重点
洗浄を行うタイヤ洗浄装置において、洗車機本体もしく
は自動車が単位距離走行する毎に信号出力する手段と、
該信号出力手段からの信号をカウントして洗車機本体も
しくは自動車の走行位置を検出する手段と、洗車機本体
の前記高圧スプレー手段より前方で通常の自動車の底面
より低い位置に設けられ、自動車をはさんで発光素子と
受光素子とを対向させ両素子間で授受される光信号が遮
られたのを検知して物体を検出する手段と、該物体検出
手段で検出した物体の位置を前記走行位置検出手段で与
える走行位置に基づいて記憶する手段と、物体検出手段
で物体を連続検出する間の距離を前記信号出力手段から
の信号カウントまたは記憶手段で与える位置データによ
り算定する手段と、該算定手段で算定された距離が所定
範囲にあると前記物体検出手段で検出した物体をタイヤ
と認識する手段と、該タイヤ認識手段でタイヤを認識す
ると前記記憶手段で与える位置データに基づき算定手段
で与える距離より前後に所定分だけ長い距離をタイヤと
想定してタイヤ洗浄の開始位置と終了位置とを設定する
手段と、前記走行位置検出手段で与える走行位置が設定
手段で与える開始位置に至るとタイヤ洗浄を開始させ、
終了位置に至るとタイヤ洗浄を終えるよう制御する手段
とを備えて、上記課題の解決をはかったものである。
【0007】
【実施例】以下その実施例について図面を基に説明す
る。図2はこの発明の一実施例の正面説明図、図3は同
じく平面説明図で、ここでは自走式の門型洗車機に実施
した例を示している。1は門型に形成されレール2・2
上を往復走行する洗車機本体で、レール2・2間に停車
された自動車Aを跨ぐように移動しつつ同車体を洗浄す
る。3・4・4は回転ブラシ、5・6・6はブロワノズ
ルで、いずれも洗車機本体1に備えられ本体1の走行に
伴い自動車Aの車体に対して所定の順序で作動し、車体
の洗浄および乾燥をはかる。7・7は車輪8・8を回転
駆動して洗車機本体1を走行させる正逆回転可能なモー
タで、少なくとも一方のモータにはその出力軸の回転を
検出してパルス出力するロータリーエンコーダ9が取り
付けられている。27・27は自動車Aを洗車機設置面
より少許高い洗浄位置へ乗り入れさせるための乗入台で
ある。
【0008】10・10は洗浄ノズルで、通常は図2に
示すように洗車機本体1両側の下方位置にあって、自動
車Aの下縁部から底面にかけてスプレーするように設け
られている。また、洗浄ノズル10・10は、図3に示
すように本体1の前方にあって、少なくとも本体1が往
行する際にはノズル10・10による洗浄が前記ブラシ
3・4・4よりも先行する位置にある。なお、平面で見
て左右ノズル10・10それぞれの噴出方向を前後に少
許変えて設けてあり、各ノズルからのスプレーが自動車
の底面中央部で相互に干渉しないよう配慮されている。
【0009】11は給水装置で、水道等の水源より供給
される洗浄水を貯え、ポンプ12の駆動に伴い給水ホー
ス13を介して洗車機本体1へ送水する。給水ホース1
3により送られた洗浄水は本体1各部に設けられる公知
の散布ノズル(図示しない)より散布されるが、その一部
は分岐管路14に分流され本体1に搭載された高圧ポン
プ15へ連絡する。高圧ポンプ15が駆動されると、管
路14より送られる洗浄水を加圧して洗浄ノズル10・
10へ送り、同ノズルより高圧スプレーを行う。なお、
26は高圧ポンプ15の駆動時に分岐管路14を開路さ
せる電磁弁である。
【0010】16・16’は物体検出手段で、洗車機本
体1前端の洗浄ノズル10・10より更に前方で通常の
自動車底面より低い位置に自動車をはさんで発光素子1
6および受光素子16’対向させ、本体1の走行に伴い
両素子間で授受される光信号がタイヤ等によって遮られ
たのを検知して検出信号を出力する。
【0011】図4は実施例要部の説明図で、17は洗浄
ノズル10を上下に揺動させる揺動手段で、一端に洗浄
ノズル10を支持し洗車機本体1に軸支される揺動アー
ム18と、該揺動アーム18の他端に接続し同アーム1
8を回動させるエアーシリンダ19と、該シリンダ19
のピストンに内蔵されるマグネットに感応する近接スイ
ッチ20とを備えている。通常はエアーシリンダ19を
収縮させ近接スイッチ20の検知位置すなわち前記通常
位置aに洗浄ノズル10を保持し、必要に応じてエアー
シリンダ19を周期的に伸縮させ通常位置aから所定の
上方位置bの間にわたり揺動させる。
【0012】なお、前記エアーシリンダ19・19の代
わりにモータにカムまたはリンク等を組み合わせて揺動
手段17を構成することができ、こうすればモータを公
知の制御手段で電気制御することにより揺動の周期や速
度をより細かく調節することができる。
【0013】図5は洗浄ノズル10の部分断面図であ
り、図示のようにこの実施例では洗浄ノズル10として
回転直射型ノズルを使用している。このノズル10は、
略砲弾形の外形をもち断面略台形の内部空間Sを形成す
るケーシング21内に、軸方向に導水路Pを形成し一部
側周に羽根Iを設けた略円柱形の回転子22を収容して
なる。ケーシング21は基部Bにおいて高圧ポンプ15
と連通する高圧ホース24と接続し、ポンプ15より圧
送される洗浄水をノズル部Nより内部空間Sへ噴出させ
る。ノズル部Nからの噴出水は羽根Iに作用して回転子
22を回転させ、これにより回転子22はケーシング2
1の内壁に転がり接触して回転し、回転子21の先端を
中心として旋回する。ケーシング21内に充満した洗浄
水は、回転子21の導水路Pを通って噴水口25より放
出される。
【0014】これにより、洗浄ノズル10より放出され
る洗浄水は、回転子22の旋回に応じて断面リング状の
軌跡を描いて末広がりに放射される。ここで瞬時的に
は、ノズル10からの噴流は拡散のない直線流となって
放出されるので、ノズル10から離れた位置でも圧力損
失の少ない高圧で洗浄水を作用させることが可能とな
り、結果として広い範囲に高い洗浄力を発揮することが
できる。
【0015】図6は実施例の制御系を示すブロック図
で、30はマイクロコンピュータを含む制御部、31は
洗車機本体1前面に設けられる操作パネル、32は前記
ポンプ12・15等の出力機器の通電操作を行うリレー
ボードである。制御部30は、操作パネル31における
操作入力に応じて所要の洗車プログラムを実行し、リレ
ーボード32を介して洗車動作を与える。41は本体1
走行用のモータ7・7の回転速度を可変する速度可変回
路で、本体1の走行速度を少なくとも高低2段階に変え
ることができる。
【0016】操作パネル31には、予め設定された複数
の洗車コースA・Bのうちから希望のコースを選択する
コース選択キー33と、オプション作業として洗浄ノズ
ル10による高圧スプレーを用いたタイヤ洗浄もしくは
下部洗浄を希望する場合に入力するオプションキー34
と、コース選択キー33およびオプションキー34を用
いて設定された内容の洗車を開始するスタートキー35
と、が備えられている。コース選択キー33とオプショ
ンキー34にはそれぞれ表示ランプ36が付設され、キ
ー入力されたコースおよびオプション作業を点灯表示す
る。
【0017】37・38は前記エアーシリンダ19・1
9を作動させるための電磁弁で、いずれも大気開放ポー
トを有する三方電磁弁からなり、[状態1]電磁弁37
を給気側に電磁弁38を大気開放側に開けばエアーシリ
ンダ19・19を収縮させ、[状態2]電磁弁37を大
気開放側に電磁弁38を給気側に開けばエアーシリンダ
19・19を伸長させることができる。従って、制御部
30からの信号に基づき[状態1]と[状態2]とを周
期的に交互に与えれば、揺動アーム18が回動して洗浄
ノズル10を上下に揺動させることができる。39・4
0は三方電磁弁37・38の大気開放ポートに接続する
流量調節弁で、排気量の調節によりエアーシリンダ19
・19の応答速度を加減することができ、この流量調節
と、制御部30で与える[状態1]と[状態2]との切
替周期とにより、洗浄ノズル10・10の揺動範囲と揺
動速度とが設定される。
【0018】ここで、操作パネル31において洗車コー
スが選択されスタートキー35が押されれば、洗車機本
体1が走行して洗車コースが実行され、このときキー3
4においてオプション作業の設定があれば、洗車コース
の実行と並行して洗浄ノズル10・10よりスプレーし
タイヤ洗浄または下部洗浄が行われる。このオプション
作業の動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
【0019】図7は制御部30へロータリーエンコーダ
9からのパルス信号が入力されると実行される制御動作
のフローチャートで、ロータリーエンコーダ9はモータ
7の駆動に伴い洗車機本体1が所定の単位距離走行する
毎にパルス出力する。
【0020】パルス入力に伴い、そのパルスが洗車機本
体1の往行に伴うものか復行に伴うものかを確認し
(1)、往行に伴うものであれば本体1の走行位置を与え
るカウンタLに+1し(2)、復行に伴うものであれば同
カウンタLに−1する(3)。
【0021】続いて、現在実行中の洗車コースがオプシ
ョンキー34によるオプション作業を伴うものか否かを
確認し(4)、オプション作業を伴うものであればまずエ
ラーフラッグFEが立っているか否かを確認する(6)。
ここでエラー状態と認められなければ、物体検出手段1
6・16’からの信号をチェックして物体検出状態か否
かを確認し(6)、物体検出状態であれば物体検出状態に
ある間の距離を与えるカウンタLTに+1し(7)、この
カウンタがLT=1、すなわち物体検出状態に転じた直
後であれば(8)、その時点のカウンタLの値を物体検出
開始位置を与えるメモリP1に記憶する(9)。
【0022】次に、カウンタLTの値が検出手段16・
16’で検出する物体をタイヤと判定するため最低限必
要な所定値Tminに至ると(10)、検出物体をタイヤと判
定してタイヤフラッグFTに1をセットし(11)、ステッ
プ(9)で記憶した物体検出開始位置P1から所定距離d
手前を洗浄開始地点とし、検出手段16・16’と洗浄
ノズル10・10との設置位置の差Dを加味して仮の洗
浄開始位置PSを設定する(12)(図8参照)。なお、洗浄
開始位置PSは後述のタイヤ検出終了位置P2が設定さ
れた後により正確な位置が再設定されることになるが、
タイヤが大きかったり誤検出があるとタイヤ検出終了位
置P2を検知する前に洗浄ノズル10がタイヤ位置に到
達する可能性があるので、ここで仮設定して正確な開始
位置の設定が遅れても洗浄を開始できるようにしてい
る。
【0023】また、カウンタLTの値がタイヤ検出の最
大値Tmaxに達すると(13)、タイヤ以外の部分を誤検出
していると判断してエラーフラッグFEに1をセット
し、タイヤフラッグFTをリセットすると共に、操作パ
ネル31のオプションキー34に付設される該当の表示
ランプ36を点滅表示する(14)。更に、ステップ(12)で
仮設定された洗浄開始位置PSにカウンタLTで与える
距離を加味して仮の洗浄終了位置PEを設定し、カウン
タLTをリセットする(15)。こうして、一旦エラーフラ
ッグFEがセットされると、ステップ(5)の処理によっ
て以後に物体検出信号が発生してもタイヤとして認識す
ることはない。なお、エラーフラッグFEは1回の往工
程または復工程が終了すると同時にリセットされる。
【0024】ステップ(6)で物体検出状態にないと判断
されるとタイヤフラッグFTを確認し(16)、フラッグF
Tが立っていればその時点のカウンタLの値をタイヤ検
出終了位置を与えるメモリP2に記憶し、フラッグFT
をリセットする(17)。更に、記憶した検出位置P1・P
2、カウントした検出距離LTおよび前記設置位置の差
Dに基づいて洗浄開始位置PSと洗浄終了位置PEとを
設定し(18)、カウンタLTをリセットする(19)。
【0025】こうして一連の処理を終えると、実行中の
洗車がオプション作業を伴うものであればオプションル
ーチンを実行し、タイヤ洗浄または下部洗浄の処理を行
って(20)、リタンする。以上のように、エンコーダ9か
らのパルス信号に基づき本体1の走行位置を検出し、こ
の走行位置と物体検出手段16・16’からの検出信号
とに基づいて洗浄中の自動車のタイヤ位置を検出してい
る。更に、検出したタイヤ位置に基づいて洗浄の開始位
置PSと終了位置PEとを設定している。
【0026】次に、前記ステップ(18)における開始位置
PSと終了位置PEとの設定方法を説明する。図9に示
すように、タイヤの半径をr、物体検出手段16・1
6’の検出高さをhとすると、斜線を施した直角三角形
から数1が導かれ、数2に示すように半径rが求められ
る。この半径rに基づき、前記検出開始位置P1および
検出終了位置P2とタイヤの前後端位置S・Eとの各距
離差xは、数3により求められる。従って、検出開始位
置P1および検出終了位置P2から求めた距離差xだけ
前後に余裕をとって洗浄開始位置PSと洗浄終了位置P
Eとを設定することができる。なお、実際には自動車の
重量によりタイヤ下部がつぶれる状態となり、タイヤが
図9に示すような真円状態を保つことはありえないが、
真円と想定して計算することにより実際より大きな径の
タイヤと見なして、前後に余裕のある洗浄範囲を設定す
ることができる。
【0027】図10は前記オプションルーチンの内容を
示すフローチャートで、先に記憶した前記洗浄開始位置
PSおよび洗浄終了位置PEで与えられるタイヤ位置に
基づき、タイヤ部の重点洗浄を行う。なお、オプション
作業が下部洗浄の場合は、洗車開始に伴って高圧ポンプ
15が駆動され、洗浄ノズル10は通常位置a(図3)に
あって洗浄水を自動車底面に向けてスプレーする。
【0028】まずオプション作業の内容を確認し(21)、
タイヤ洗浄であれば洗車機本体1の走行位置Lと洗浄開
始位置PSから予測される洗浄開始の遅れ分eを見込ん
だ位置(図9参照)とを比較し(22)、両者が等しければ速
度可変回路41を介して本体1の走行速度を低速にし、
高圧ポンプ15を駆動すると共に揺動手段17を作動さ
せてタイヤ洗浄を開始する(23)。ステップ(22)で洗浄開
始位置にないと認められると走行位置Lと洗浄終了位置
PEとを比較し(24)、両者が等しければ本体1の走行速
度を上げて標準速度とし、前記タイヤ洗浄を停止する(2
5)。
【0029】ステップ(21)においてオプション作業が下
部洗浄と認められれば、走行位置Lと洗浄開始位置PS
とを比較し(26)、両者が等しければ揺動手段17を作動
させて下部洗浄からタイヤ部の洗浄に切り換える(27)。
一方、ステップ(26)で洗浄開始位置にないと認められる
と走行位置Lと洗浄終了位置PEとを比較し(28)、両者
が等しければ揺動手段17の作動を止めてタイヤ部の洗
浄から下部洗浄に復帰させる(29)。
【0030】この実施例は以上のように構成され、一対
の洗浄ノズル10・10を用いてタイヤ洗浄・下部洗浄
を効果的に行うことができる。特に、物体検出手段16
・16’からの検出信号に基づいて検出位置より前後に
広い範囲の洗浄を実施できるので、洗い残しのない確実
なタイヤ洗浄を行うことができる。また、タイヤ洗浄に
おいてポンプ15を起動する洗浄開始位置では、洗浄開
始の遅れ分eを見込んで設定した開始位置より手前で開
始動作するので、タイヤの全体を同じ条件でスプレー洗
浄することができる。更に、物体検出手段16・16’
からの検出信号が所定距離Tmin以上継続してからタイ
ヤと判断するため、洗車中に飛散する水滴等により短時
間の検出があってもタイヤと誤検出することがない。下
部洗浄中のタイヤ部に対しては、ノズル10・10から
の噴水がタイヤに遮られて車体底面に作用しないため、
ノズル10・10を上下に移動してタイヤ部を隈無く洗
浄できるよう動作を切り換え、高圧スプレーを有効利用
している。
【0031】また、タイヤを連続検出する距離が所定値
Tmax以上に達すると、タイヤ以外の車体等を検出して
いると判断して仮設定された開始位置PSと終了位置P
Eとにより洗浄を行い、以後はエラーフラッグFEを立
ててタイヤ検出を無効にして、洗浄水を無駄にスプレー
することを防止している。なお、例えば往行時の前輪で
このエラーが発生すると、後輪のタイヤ検出を行わず洗
浄できなくなるが、エラーフラッグFEは1回の往工程
または復工程が終了するとリセットされるため、続く復
工程で後輪から洗浄することができ、往復でタイヤ洗浄
するよう設定しておけばタイヤの検出エラーがあっても
確実に前後輪の洗浄ができる。
【0032】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の洗
車機や実施態様が考えられる。例えば、コンベヤ等で自
動車を搬送させつつ洗車を行う連続式自動洗車機にも支
障なく実施することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り、物体検出手段で検出
した位置より前後に広い範囲で洗浄を行い、タイヤ全体
を洗い残しなく洗浄できる。しかも、物体検出手段で物
体を連続検出する間の距離が所定以上あることを条件に
タイヤを認識するため、洗車中に飛散する水滴等により
短時間の検出があってもタイヤと誤検出することがな
く、確実なタイヤ検出ができる。またこれにより、光電
スイッチ等の光信号によるタイヤ検出が可能となり洗浄
水を無駄に消費することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のタイヤ洗浄範囲を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例の正面説明図である。
【図3】本発明の実施例の平面説明図である。
【図4】実施例要部の説明図である。
【図5】実施例要部の部分断面図である。
【図6】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図7】実施例の制御動作を示すフローチャート図であ
る。
【図8】図7の制御動作要部の説明図である。
【図9】図7の制御動作要部の説明図である。
【図10】実施例の制御動作を示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 洗車機本体 3・4・4 ブラシ 5・6・6 ブロワノズル 7・7 走行用のモータ 9 信号出力手段たるロータリーエンコーダ 10・10 高圧スプレー手段たる洗浄ノズル 11 給水装置 15 高圧ポンプ 16・16’ 物体検出手段 17 洗浄ノズルの揺動手段 30 制御部 31 操作パネル 38 速度可変回路
【数1】
【数2】
【数3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車機本体もしくは自動車の走行に伴い
    自動車の車体を自動洗浄するタイプの洗車機に備えら
    れ、前記自動車のタイヤ部へ洗浄水を高圧スプレーする
    手段をて備えタイヤ部の重点洗浄を行うタイヤ洗浄装置
    において、洗車機本体もしくは自動車が単位距離走行す
    る毎に信号出力する手段と、該信号出力手段からの信号
    をカウントして洗車機本体もしくは自動車の走行位置を
    検出する手段と、洗車機本体の前記高圧スプレー手段よ
    り前方で通常の自動車の底面より低い位置に設けられ、
    自動車をはさんで発光素子と受光素子とを対向させ両素
    子間で授受される光信号が遮られたのを検知して物体を
    検出する手段と、該物体検出手段で検出した物体の位置
    を前記走行位置検出手段で与える走行位置に基づいて記
    憶する手段と、物体検出手段で物体を連続検出する間の
    距離を前記信号出力手段からの信号カウントまたは記憶
    手段で与える位置データにより算定する手段と、該算定
    手段で算定された距離が所定以上あることを条件に前記
    物体検出手段で検出した物体をタイヤと認識する手段
    と、該タイヤ認識手段でタイヤを認識すると前記記憶手
    段で与える位置データに基づき算定手段で与える距離よ
    り前後に所定分だけ長い距離をタイヤと想定してタイヤ
    洗浄の開始位置と終了位置とを設定する手段と、前記走
    行位置検出手段で与える走行位置が設定手段で与える開
    始位置に至るとタイヤ洗浄を開始させ、終了位置に至る
    とタイヤ洗浄を終えるよう制御する手段とを備えたこと
    を特徴とする洗車機におけるタイヤ洗浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6303058B1 (ja) * 2017-10-16 2018-03-28 株式会社北土開発 車両洗浄装置
WO2019010483A1 (en) * 2017-07-07 2019-01-10 Plastic Omnium Advanced Innovation And Research STORAGE TANK FOR A SOLUTION AND METHOD FOR MEASURING A VALUE IN SUCH A RESERVOIR

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