JP2982603B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP2982603B2
JP2982603B2 JP6005488A JP548894A JP2982603B2 JP 2982603 B2 JP2982603 B2 JP 2982603B2 JP 6005488 A JP6005488 A JP 6005488A JP 548894 A JP548894 A JP 548894A JP 2982603 B2 JP2982603 B2 JP 2982603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被洗浄車両を車両移動
手段で搬送しながら連続洗車する洗車機(以下、連続洗
車機と称す)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の連続洗車機の構成は、たとえば特
開平3−90456号公報に開示されている。すなわ
ち、トンネル型の洗車機本体が床面に据付けられ、洗車
機本体内には被洗浄車両を入口から出口へ搬送する車両
搬送装置が設置され、洗車機本体内に高圧スプレーノズ
ル,フロントブラシ,リアブラシなどから形成されたウ
ォッシャブロック、ワックスノズル,サイドブラシ,ト
ップブラシなどから形成されたワックスブロック、およ
びサイド(ブロー)ノズル,トップ(ブロー)ノズルな
どから形成されたドライブロックが配設されている。ま
た、入口に起動を入力するスタートスイッチを設けてい
る。
【0003】上記構成により、作業員が被洗浄車両の車
両搬送装置上への乗入れとスタートスイッチの操作を繰
り返すことによって、順に被洗浄車両は車両搬送装置に
より洗車機本体内へ搬入され、洗車されて出口より搬出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の連続洗車
機では、高圧スプレーノズル,あるいはワックスノズル
から洗浄水、あるいはワックス液がスプレーされないま
ま、ブラシによる被洗浄車両の洗浄が実行されると、被
洗浄車両を傷付ける恐れがあった。また、車両搬送装置
が停止すると、被洗浄車両は洗車機本体内に取り残され
るという問題があった。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであり、
被洗浄車両の傷付きを防止した連続洗車機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に第1発明における洗車機は、据置型洗車機本体内に、
被洗浄車両を洗浄するブラシとスプレー装置を配設し、
前記被洗浄車両を前方から前記本体内に搬入するととも
に本体内から後方へ搬出する車両移動手段を設けた洗車
機であって、前記スプレー装置の配管に、水圧異常を検
出する水圧センサを取付け、前記水圧センサにより水圧
異常が検出されると、前記ブラシの駆動を停止するとと
もに、前記車両移動手段により前記被洗浄車両を本体内
から搬出する制御手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0007】また第2発明における洗車機は、上記第1
発明の洗車機であって、据置型洗車機本体内で、ブラシ
とスプレー装置の被洗浄車両搬送方向下流側に前記被洗
浄車両の乾燥手段を配設し、制御手段は、被洗浄車両の
ブラシとスプレー装置による洗浄後に、水圧センサによ
り水圧異常が検出されても、前記乾燥手段による前記被
洗浄車両の乾燥を続行することを特徴とするものであ
る。
【0008】さらに第3発明における洗車機は、上記第
1発明または第2発明の洗車機であって、スプレー装置
は、少なくとも被洗浄車両に洗浄水を噴射する洗浄水ス
プレー装置と、被洗浄車両にワックス液を噴射するワッ
クス液スプレー装置から構成され、前記洗浄水スプレー
装置とワックス液スプレー装置毎に水圧センサを取付
け、制御装置は、前記洗浄水スプレー装置に取付けた水
圧センサにより水圧異常が検出されると、洗浄水スプレ
ー装置により洗浄水が噴射される位置にある洗浄部のブ
ラシの駆動を停止し、前記ワックス液スプレー装置に取
付けた水圧センサにより水圧異常が検出されると、ワッ
クス液スプレー装置によりワックス液が噴射される位置
にあるワックス部のブラシの駆動を停止することを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】上記第1発明の構成によると、水圧センサによ
り水圧異常が検出されると、ブラシは被洗浄車両より引
き離される。よって、洗浄水、あるいは液体ワックスな
どがスプレーされないまま、ブラシによる被洗浄車両の
洗浄が実行されることが回避され、被洗浄車両を傷付け
ることを防止できる。また、車両移動手段はそのまま被
洗浄車両を移動し本体内より搬出する。よって、被洗浄
車両が洗車機本体内に取り残されるということもない。
【0010】また、上記第2発明の構成によると、被洗
浄車両のブラシとスプレー装置による洗浄後に、水圧セ
ンサにより水圧異常が検出されても、乾燥手段による前
記被洗浄車両の乾燥はそのまま続行される。よって、洗
車が終了する。
【0011】さらに、上記第3発明の構成によると、洗
浄水スプレー装置に取付けた水圧センサにより水圧異常
が検出されると、洗浄水スプレー装置により洗浄水が噴
射される位置にある洗浄部のブラシの駆動が停止され、
ワックス液スプレー装置に取付けた水圧センサにより水
圧異常が検出されると、ワックス液スプレー装置により
ワックス液が噴射される位置にあるワックス部のブラシ
の駆動が停止される。よって、スプレー装置の一方の洗
浄水スプレー装置あるいはワックス液スプレー装置に水
圧異常が発生しても、他のスプレー装置の位置にあるブ
ラシの駆動はそのまま続行される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における洗車機の内部
の構成を示す側面図、図2は同洗車機の内部の構成を示
す平面図である。
【0013】図示するように、床面1には、据置型の洗
車機本体2と、前方から洗車機本体2を貫通して後方に
達する左右一対のローラコンベヤ(車両移動手段)3と
が設置されている。上記洗車機本体2は門形状に形成さ
れ、洗車機本体2内には、前部から順に洗浄部4,ワッ
クス塗布部5,乾燥部6が形成されている。また、洗車
機本体2の前端部には被洗浄車両7の車高を検出するソ
ニックセンサ8が取付けられ、前面と後面にはそれぞれ
スタートスイッチ、ストップスイッチや洗車コースの選
択スイッチなどを備えた操作パネル9,10が設けられて
いる。
【0014】上記ローラコンベヤ3のうち、被洗浄車両
7の搬送方向右側(右方と略す)のローラコンベヤ3a
は被洗浄車両7の右方の前後輪11a,11bを支持搬送す
るものであり、被洗浄車両7の搬送方向左側(左方と略
す)のローラコンベヤ3bは被洗浄車両7の左方の前後
輪11c,11dを支持搬送するものである。尚、右方のロ
ーラコンベヤ3aの搬送面の幅W1は狭く形成され、車
種に関係なく被洗浄車両7の右側面の位置をほぼ一定位
置として、被洗浄車両7の右側面と洗車機本体2の間隔
を一定としており、右方のローラコンベヤ3bの搬送面
の幅W2は広く形成され、多様な車幅に対応できるよう
している。
【0015】上記洗浄部4は、被洗浄車両7の両側面下
部および前後輪11の側面を洗浄する左右一対の洗浄用サ
イド兼ロッカーブラシ12と、被洗浄車両7の上面を洗浄
する洗浄用トップブラシ13と、被洗浄車両7の前面、後
面、および両側面を洗浄する左右一対のサイドブラシ14
と、図1および図3に示す洗浄水を噴射する多数の噴射
ノズル22を備えた洗浄水アーチ15と、洗剤を噴射する多
数の噴射ノズル22を備えた洗剤アーチ16から形成されて
いる。また、図1の仮想線に示すように、右方の洗浄用
サイド兼ロッカーブラシ12aは洗車機本体2に固定され
るとともに前後方向に揺動自在であり、左方の洗浄用サ
イド兼ロッカーブラシ12bは、図2の仮想線に示すよう
に揺動アーム12cを介して右方の洗浄用サイド兼ロッカ
ーブラシ12aに対し接近離間自在に取付けられ、かつ前
後方向にも揺動自在である。また、右方のサイドブラシ
14aは移動することなく、ローラコンベヤ3により搬送
されていく被洗浄車両7の右側面を洗浄し、左方のサイ
ドブラシ14bは仮想線に示すように駆動機構により前後
左右に移動しながら被洗浄車両7の前面、左側面、およ
び後面を洗浄する。
【0016】また上記ワックス塗布部5は、被洗浄車両
7の上面にワックスを塗布するワックス用トップブラシ
17と、被洗浄車両7の両側面および車輪11の側面にワッ
クスを塗布する左右一対のワックス用サイド兼ロッカー
ブラシ18と、ワックスの下地剤を噴射するワックス下地
アーチ19と、液体ワックスを噴射するワックスアーチ20
と、フッソコート剤を噴射するフッソコートアーチ21か
ら形成されている。
【0017】また上記乾燥部6は、被洗浄車両7の上面
を乾燥させる昇降自在なトップノズル24と、トップノズ
ル24とワックス用ロッカーブラシ18との間に設けた、エ
アカーテンを形成する昇降自在な副トップノズル25と、
上記トップノズル24の後方に設けた、被洗浄車両7の両
側面を乾燥させる左右一対のサイドノズル26および被洗
浄車両7の上側面を乾燥させる左右一対の副サイドノズ
ル27と、トップノズル24とサイドノズル26と副サイドノ
ズル27にエアを供給する左右一対の第1ブロワ装置28
と、副トップノズル25にエアを供給する左右一対の第2
ブロワ装置29から形成されている。
【0018】また、両ローラコンベヤ3a,3bの始端
側には被洗浄車両7を円滑に乗り込ませるための前部ス
ロープ37が設置され、終端側には被洗浄車両7を円滑に
排出させるための後部スロープ38が設置されている。ま
た、右方のローラコンベヤ3aには被洗浄車両7の所定
位置への乗入れを検出する(車載)リミットスイッチ39
が設けられ、さらにローラコンベヤ3a,3bの駆動ユ
ニット31には、エンコーダ40が連結されている。
【0019】また、図1,図2に示すように、洗車機本
体2の後部一側方の下部には、洗浄水を蓄えるタンク41
が内蔵されている。このタンク41は、図4に示すよう
に、3列の洗浄水アーチ15と洗剤アーチ16、およびワッ
クス下地アーチ19とワックスアーチ20とフッソコートア
ーチ21に接続されている。このうち、洗浄水アーチ15と
洗剤アーチ16へ洗浄水を送る主配管42の途中には、洗浄
水をタンク41から各洗浄水アーチ15および洗剤アーチ16
に供給するポンプ43が設けられ、各分岐配管44の途中に
はそれぞれ、洗浄水の供給を断続するソレノイドバルブ
45が設けられている。また、洗剤アーチ16に接続されて
いる分岐配管44の途中には、洗剤を蓄えた洗剤タンク46
が接続されている。さらにワックス下地アーチ19とワッ
クスアーチ20とフッソコートアーチ21へ洗浄水を送る主
配管47の途中には、洗浄水をタンク41から各アーチ19,
20,21に供給するポンプ48が設けられ、各分岐配管49の
途中にはそれぞれ、洗浄水の供給を断続するソレノイド
バルブ50,51が設けられている。また、ワックス下地ア
ーチ19に接続されている分岐配管49の途中には、ワック
スの下地剤を蓄えたワックス下地剤タンク52が接続さ
れ、ワックスアーチ20に接続されている分岐配管49の途
中には、液体ワックスを蓄えたワックス液タンク53が接
続され、フッソコートアーチ21に接続されている分岐配
管49の途中には、フッソコート剤を蓄えたフッソコート
剤タンク54が接続されている。また、ポンプ43とソレノ
イドバルブ45間の主配管42には、水圧を検出する第1圧
力センサ55が設けられ、ポンプ48とソレノイドバルブ5
0,51間の主配管47には、水圧を検出する第2圧力セン
サ56が設けられている。
【0020】図5に本実施例の洗車機の制御系のブロッ
ク図を示す。洗車機の制御系は、大きく、洗車機本体2
に内蔵され、入力インターフェイス部30a,出力インタ
ーフェイス部30b,データとプログラムを記憶したメモ
リ部30cおよび制御コントロール部30dを有すマイクロ
コンピュータからなる制御装置30、操作パネル9,10、
ソニックセンサ8や車載リミットスイッチ39やエンコー
ダ40や圧力センサ55,56などからなるセンサ系57、洗浄
部4のサイド兼ロッカーブラシ12とトップブラシ13とサ
イドブラシ14のブラシ駆動機構58、洗浄水アーチ15と洗
剤アーチ16のソレノイドバルブ45、ワックス塗布部5の
サイド兼ロッカーブラシ18とトップブラシ19のブラシ駆
動機構59、ワックス下地アーチ19とワックスアーチ20の
ソレノイドバルブ50,フッソコートアーチ21のソレノイ
ドバルブ51、乾燥部6のトップノズル24と副トップノズ
ル25とサイドノズル26,27のノズル駆動機構60などから
なる駆動系61から構成されており、制御装置30は、操作
パネル9,10からの起動,停止などの操作信号、センサ
系57の検出信号を入力して記憶し、これら操作信号およ
び検出信号に応じて、上記駆動系61を制御して洗車機本
体2全体の動作を制御している。
【0021】以下、本発明の要部である、制御装置30の
洗浄部4のブラシとスプレー、ワックス部5のブラシと
スプレー、乾燥部6のノズルの制御を図6,図7に示す
ブロック図により詳細に説明する。なお、ブラシ駆動機
構58,59、およびノズル駆動機構60へ出力される信号が
オン(Hi;ハイレベル)のとき駆動指令が、オフ(L
o;ローレベル)のとき停止指令が伝達され、ソレノイ
ド45,50,51へ出力される信号がオン(Hi;ハイレベ
ル)のときバルブ開指令が、オフ(Lo;ローレベル)
のときバルブ閉指令が伝達されるようにしている。
【0022】各ブラシ駆動機構58,59、およびノズル駆
動機構60に対応してそれぞれR−Sフリップフロップ71
〜73が設けられている。また、ソニックセンサ8の車高
検出信号により、被洗浄車両7の先端を検出する車両先
端検出部74が設けられており、この車両先端検出部74か
ら車両先端検出時、パルス信号aが出力される。さら
に、ソニックセンサ8の車高検出信号により、被洗浄車
両7が検出された後、床面が検出されることにより、被
洗浄車両7の後端を検出する車両後端検出部75が設けら
れており、この車両後端検出部75から車両後端検出時、
パルス信号bが出力される。また、上記パルス信号aを
リセット・スタート信号、パルス信号bをストップ信号
とし、パルスエンコーダ40の出力パルスをカウントする
第1カウンタ76が設けられており、この第1カウンタ76
のカウント値は、パルス信号bによりホールド回路77で
ホールドされることにより、被洗浄車両7の車長Lが検
出される。また、上記パルス信号aをリセット信号と
し、パルスエンコーダ40の出力パルスをカウントする第
2カウンタ78が設けられている。
【0023】この第2カウンタ78のカウント値が設定値
α(αは洗車機本体2の先端とワックス塗布部5始端と
の距離に相当するカウント値)より大きい場合に、被洗
浄車両7の先端がワックス塗布部5に到達したと判断し
てワックス塗布部到達パルス信号cを出力するコンパレ
ータ81と、第2カウンタ78のカウント値が設定値αと車
長Lの加算値より大きい場合に、被洗浄車両7が洗浄部
4を通過したと判断して洗浄終了信号dを出力するコン
パレータ82と、第2カウンタ78のカウント値が設定値β
(βは洗車機本体2の先端と乾燥部6始端との距離に相
当するカウント値)より大きい場合に、被洗浄車両7の
先端が乾燥部6に到達したと判断して乾燥部到達パルス
信号eを出力するコンパレータ83と、第2カウンタ78の
カウント値が設定値βと車長Lの加算値より大きい場合
に、被洗浄車両7がワックス塗布部4を通過したと判断
してワックス終了信号fを出力するコンパレータ84と、
第2カウンタ78のカウント値が設定値η(ηは洗車機本
体2の先端と終端との距離に相当するカウント値)と車
長Lの加算値より大きい場合に、被洗浄車両7の乾燥部
6を通過したと判断して乾燥終了信号gを出力するコン
パレータ85が設けられている。
【0024】また、第1圧力センサ55により検出される
水圧が所定の設定値Pより小さい場合に、第1水圧異常
信号jを出力するコンパレータ86と、第2圧力センサ56
により検出される水圧が所定の設定値Qより小さい場合
に、第2水圧異常信号kを出力するコンパレータ87が設
けられている。
【0025】また、洗浄部4のブラシ駆動機構58に対す
るR−Sフリップフロップ71に対しては、車両先端検出
部74のパルス信号aによりセット回路が構成され、停止
指令信号とブラシ駆動機構58の故障信号と洗浄終了信号
dと第1水圧異常信号jの論理和がとられてリセット回
路が構成され、このR−Sフリップフロップ71の出力信
号xが洗浄部4のブラシ駆動機構58とソレノイド45へ出
力される。なお、上記停止指令信号は、たとえば操作パ
ネル9,10のストップスイッチの操作により形成され
る。
【0026】また、ワックス塗布部5のブラシ駆動機構
59に対するR−Sフリップフロップ72に対しては、ワッ
クス部到達パルス信号cによりセット回路が構成され、
停止指令信号とブラシ駆動機構59の故障信号とワックス
終了信号fと第2水圧異常信号kと、洗車コースの「ワ
ックス洗車」の選択信号と「フッソコート」の選択信号
の論理和信号の反転信号mとの論理和がとられてリセッ
ト回路が構成され、このR−Sフリップフロップ71の出
力信号yがワックス塗布部5のブラシ駆動機構59へ出力
される。また、このR−Sフリップフロップ71の出力信
号yと「ワックス洗車」の選択信号の論理積信号がソレ
ノイド50へ出力され、R−Sフリップフロップ71の出力
信号yと「フッソコート」の選択信号の論理積信号がソ
レノイド51へ出力される。なお、上記「ワックス洗車」
コースの選択信号と「フッソコート」コースの選択信号
は、操作パネル9,10の洗車コース選択スイッチの操作
により形成される。
【0027】また、乾燥部5のノズル駆動機構60に対す
るR−Sフリップフロップ73に対しては、乾燥部到達パ
ルス信号eによりセット回路が構成され、停止指令信号
とノズル駆動機構60の故障信号と乾燥終了信号gと、第
1水圧異常信号jと第2水圧異常信号kの論理和信号と
洗浄終了信号dの反転信号の論理積信号と、の論理和が
とられてリセット回路が構成され、このR−Sフリップ
フロップ71の出力信号zが乾燥部6のノズル駆動機構60
へ出力される。
【0028】次に、上記ブロック図による洗浄部4のブ
ラシとスプレー、ワックス部5のブラシとスプレー、乾
燥部6のノズルの制御の動作を説明する。なお、ローラ
コンベヤ3により被洗浄車両7は搬送されているものと
する。 (1)被洗浄車両7がローラコンベヤ3により搬送され
てその先端がソニックセンサ8および車両先端検出部74
により検出されると、R−Sフリップフロップ71がセッ
トされて、ブラシ駆動機構58とソレノイド45へ駆動信号
が出力され、ブラシ駆動機構58は起動し、アーチ15,16
から洗浄水と洗剤がスプレーされる。また、第1,第2
カウンタ76,78がエンコーダ40のパルス信号のカウント
を開始する。 (2)この状態で被洗浄車両7がワックス塗布部5へ搬
送されてくると、コンパレータ82が動作し、洗車コース
として、「ワックス洗車」、あるいは「フッソコート」
が選択されている場合、R−Sフリップフロップ72がセ
ットされて、ブラシ駆動機構59へ駆動指令が出力され、
ブラシ駆動機構59は起動する。また「ワックス洗車」コ
ース選択時は、ソレノイド50へ駆動指令が出力され、ア
ーチ19,20からワックス下地剤と液体ワックスがスプレ
ーされ、「フッソコート」コース選択時は、ソレノイド
51へ駆動指令が出力され、アーチ21からフッソコート剤
がスプレーされる。 (3)続いて、被洗浄車両7が乾燥部6へ搬送されてく
ると、コンパレータ83が動作し、R−Sフリップフロッ
プ73はセットされて、ノズル駆動機構60へ駆動指令が出
力され、ノズル駆動機構60は起動する。 (4)また、被洗浄車両7がソニックセンサ8の下を通
過して車両後端検出部75が動作すると、第1カウンタ76
はカウントを停止し、その値はホールド回路77によりホ
ールドされて、車長Lが検出される。そして、被洗浄車
両7が洗浄部4を通過してコンパレータ82が動作する
と、R−Sフリップフロップ71がリセットされて、ブラ
シ駆動機構58とソレノイド45へ停止指令が出力され、ブ
ラシ駆動機構58は停止し、ブラシは被洗浄車両7から引
き離され、アーチ15,16からの洗浄水と洗剤のスプレー
は停止される。 (5)次に、被洗浄車両7がワックス塗布部5を通過し
てコンパレータ84が動作すると、R−Sフリップフロッ
プ72がリセットされて、ブラシ駆動機構59とソレノイド
50,51へ停止指令が出力され、ブラシ駆動機構59は停止
し、ブラシは被洗浄車両7から引き離され、アーチ19,
20、あるはアーチ21からのワックス下地剤と液体ワック
ス、あるいはフッソコート剤のスプレーは停止される。 (6)次に、被洗浄車両7が乾燥部6を通過してコンパ
レータ85が動作すると、R−Sフリップフロップ73がリ
セットされて、ノズル駆動機構60へ停止指令が出力さ
れ、ノズル駆動機構60は停止し、ノズルは被洗浄車両7
の上方へ引き離される。 (7)また、前面、あるいは後面の操作パネル9,10の
ストップスイッチが操作されると、全てのR−Sフリッ
プフロップ71〜73がリセットされて、ブラシ駆動機構5
8,59、ノズル駆動機構60、ソレノイド45,50,51へ停
止指令が出力され、ブラシ・ノズルは被洗浄車両7から
引き離され、アーチ15,16,19,20,21からのスプレー
は停止される。 (8)またアーチ15,16へ供給される洗浄水の圧力が低
下すると、第1圧力センサ55によれ検出されている圧力
信号が低下し、コンパレータ86が動作して、R−Sフリ
ップフロップ71がリセットされ、ブラシ駆動機構58とソ
レノイド45へ停止指令が出力され、ブラシ駆動機構58は
停止し、ブラシは被洗浄車両7から引き離され、アーチ
15,16からの洗浄水と洗剤のスプレーは停止される。ま
た、洗浄終了以前に、この洗浄水の圧力が低下すると、
R−Sフリップフロップ73がリセットされて、ノズル駆
動機構60へ停止指令が出力され、ノズル駆動機構60は停
止し、ノズルは被洗浄車両7の上方へ引き離される。 (9)またアーチ19,20,21へ供給される洗浄水の圧力
が低下すると、第2圧力センサ56によれ検出されている
圧力信号が低下し、コンパレータ87が動作して、R−S
フリップフロップ72がリセットされ、ブラシ駆動機構59
とソレノイド50,51へ停止指令が出力され、ブラシ駆動
機構59は停止し、ブラシは被洗浄車両7から引き離さ
れ、アーチ19,20、あるはアーチ21からのワックス下地
剤と液体ワックス、あるいはフッソコート剤のスプレー
は停止される。また、洗浄終了以前に、この洗浄水の圧
力が低下すると、R−Sフリップフロップ73がリセット
されて、ノズル駆動機構60へ停止指令が出力され、ノズ
ル駆動機構60は停止し、ノズルは被洗浄車両7の上方へ
引き離される。
【0029】また、洗浄終了後に、いずれの洗浄水の圧
力が低下しても、R−Sフリップフロップ73がリセット
されず、ノズル駆動機構60により乾燥動作はそのまま実
行される。また、洗浄水の圧力が低下しても、ローラコ
ンベヤ3による被洗浄車両7の搬送はそのまま行われ
て、洗車機本体2より搬出される。
【0030】上記制御装置30による洗浄部4のブラシと
スプレー、ワックス部5のブラシとスプレー、乾燥部6
のノズルの駆動により、ローラコンベヤ3による被洗浄
車両7の搬送にしたがって、洗浄、ワックス、乾燥を順
次行うことができるとともに、アーチ15,16へ供給され
る洗浄水の圧力が低下すると、洗浄部4のブラシ駆動機
構58は停止され、ブラシが被洗浄車両7から引き離され
ることにより、洗浄水なしでのブラッシングが回避さ
れ、被洗浄車両7を傷つけることを防止でき、また同様
にアーチ19,20,21へ供給される洗浄水の圧力が低下す
ると、ワックス塗布部5のブラシ駆動機構59は停止さ
れ、ブラシが被洗浄車両7から引き離されることによ
り、洗浄水、およびワックス下地剤、あるいは液体ワッ
クス、あるいはフッソコート剤なしでのブラッシングが
回避され、被洗浄車両7を傷つけることを防止できる。
【0031】また、洗浄部4のアーチ15,16へ供給され
る洗浄水の圧力が低下しても、ワックス部5のワックス
塗布動作をそのまま実行されることにより、洗車を完了
することが可能となり、さらに、洗浄終了後に、アーチ
15,16へ供給される洗浄水の圧力、またはアーチ19,2
0,21へ供給される洗浄水の圧力が低下しても、乾燥部
6の乾燥動作がそのまま実行されることにより、洗車を
完了することができる。また、いずれの洗浄水の圧力が
低下しても、ローラコンベヤ3の駆動がそのまま続行さ
れることにより、洗車機本体2内に被洗浄車両7が残る
ことを防止することができる。
【0032】なお、本実施例では、被洗浄車両7を搬送
するコンベヤをローラコンベヤとしているが、他の種類
のコンベヤであってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、水圧セ
ンサにより水圧異常が検出されると、ブラシを被洗浄車
両より引き離すことによって、洗浄水、あるいは液体ワ
ックスがスプレーされないまま、ブラシによる被洗浄車
両の洗浄が実行されることを回避でき、被洗浄車両を傷
付けることを防止できる。また、車両移動手段はそのま
ま被洗浄車両を移動し本体内より搬出することによっ
て、被洗浄車両が洗車機本体内に取り残されることを防
止することができる。
【0034】また、第2発明によれば、被洗浄車両のブ
ラシとスプレー装置による洗浄後に、水圧センサにより
水圧異常が検出されても、乾燥手段による被洗浄車両の
乾燥はそのまま続行されることによって、洗車を終了す
ることができる。
【0035】さらに、第3発明によれば、スプレー装置
の一方の洗浄水スプレー装置あるいはワックス液スプレ
ー装置に水圧異常が発生しても、他のスプレー装置の位
置にあるブラシの駆動はそのまま続行されることによっ
て、洗車を終了することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗車機の内部の構成
を示す側面図である。
【図2】同洗車機の内部の構成を示す平面図である。
【図3】同洗車機の洗浄部のアーチの正面図である。
【図4】同洗車機のタンク−アーチ間の配管図である。
【図5】同洗車機の制御系のブロック図である。
【図6】同洗車機の制御装置のコンベヤ制御部のブロッ
ク図である。
【図7】同洗車機の制御装置のコンベヤ制御部のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 床面 2 洗車機本体 . 3 ローラコンベヤ(車両移動手段) 4 洗浄部 5 ワックス塗布部 6 乾燥部 7 被洗浄車両 8 ソニックセンサ 9 前面操作パネル 10 後面操作パネル 12,18 サイド兼ロッカーブラシ 13,17 トップブラシ 14 サイドブラシ 15 洗浄水アーチ 16 洗剤アーチ 19 ワックス下地アーチ 20 ワックスアーチ 21 フッソコートアーチ 24,25 トップノズル 26,27 サイドノズル 39 車載リミットスイッチ 40 エンコーダ 41 タンク 42,47 主配管 43,48 ポンプ 44,49 分岐配管 45,50,51 ソレノイドバルブ 46 洗剤タンク 52 ワックス下地剤タンク 53 ワックス液タンク 54 フッソコート剤タンク 55,56 圧力センサ 57 センサ系 58 洗浄部ブラシ駆動機構 59 ワックス塗布部駆動機構 60 ノズル駆動機構 61 駆動系

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 据置型洗車機本体内に、被洗浄車両を洗
    浄するブラシとスプレー装置を配設し、前記被洗浄車両
    を前方から前記本体内に搬入するとともに本体内から後
    方へ搬出する車両移動手段を設けた洗車機であって、 前記スプレー装置の配管に、水圧異常を検出する水圧セ
    ンサを取付け、前記水圧センサにより水圧異常が検出さ
    れると、前記ブラシの駆動を停止するとともに、前記車
    両移動手段により前記被洗浄車両を本体内から搬出する
    制御手段を設けたことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 据置型洗車機本体内で、ブラシとスプレ
    ー装置の被洗浄車両搬送方向下流側に前記被洗浄車両の
    乾燥手段を配設し、 制御手段は、被洗浄車両のブラシとスプレー装置による
    洗浄後に、水圧センサにより水圧異常が検出されても、
    前記乾燥手段による前記被洗浄車両の乾燥を続行するこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗車機。
  3. 【請求項3】 スプレー装置は、少なくとも被洗浄車両
    に洗浄水を噴射する洗浄水スプレー装置と、被洗浄車両
    にワックス液を噴射するワックス液スプレー装置から構
    成され、前記洗浄水スプレー装置とワックス液スプレー
    装置毎に水圧センサを取付け、 制御装置は、前記洗浄水スプレー装置に取付けた水圧セ
    ンサにより水圧異常が検出されると、洗浄水スプレー装
    置により洗浄水が噴射される位置にある洗浄部のブラシ
    の駆動を停止し、前記ワックス液スプレー装置に取付け
    た水圧センサにより水圧異常が検出されると、ワックス
    液スプレー装置によりワックス液が噴射される位置にあ
    るワックス部のブラシの駆動を停止することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の洗車機。
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