JP2993347B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP2993347B2
JP2993347B2 JP6008027A JP802794A JP2993347B2 JP 2993347 B2 JP2993347 B2 JP 2993347B2 JP 6008027 A JP6008027 A JP 6008027A JP 802794 A JP802794 A JP 802794A JP 2993347 B2 JP2993347 B2 JP 2993347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被洗浄車両を車両移動
手段で搬送しながら連続洗車する洗車機(以下、連続洗
車機と称す)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の連続洗車機の構成は、たとえば特
開平3−90456号公報に開示されている。すなわ
ち、トンネル型の洗車機本体が床面に据付けられ、洗車
機本体内には被洗浄車両を入口から出口へ搬送する車両
搬送装置が設置され、洗車機本体内に高圧スプレーノズ
ル,フロントブラシ,リアブラシなどから形成されたウ
ォッシャブロック、ワックスノズル,サイドブラシ,ト
ップブラシなどから形成されたワックスブロック、およ
びサイド(ブロー)ノズル,トップ(ブロー)ノズルな
どから形成されたドライブロックが配設されている。ま
た、入口に起動を入力するスタートスイッチを設けてい
る。
【0003】上記構成により、作業員が被洗浄車両の車
両搬送装置上への乗入れとスタートスイッチの操作を繰
り返すことによって、順に被洗浄車両は車両搬送装置に
より洗車機本体内へ搬入され、洗車されて出口より搬出
される。また、上記ブラシやブローノズルに異常が発生
すると、その異常信号により洗車機全体の動作を停止し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ブラシや
ブローノズルに異常が発生すると、洗車機全体の動作を
停止しているため、実働時間が少なくなり、運転コスト
を上昇させるという問題があった。すなわち、1本のブ
ラシに異常が発生しても、その部分を洗浄完了後に作業
員が洗浄することも可能であるにもかかわらず、全体の
動作を停止して、使用不可としている。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであり、
実働時間を向上させる連続洗車機を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に第1発明における洗車機は、据置型洗車機本体内に、
被洗浄車両の洗車手段を配設し、前記被洗浄車両を前方
から前記本体内に搬入するとともに本体内から後方へ搬
出する車両移動手段を設けた洗車機であって、前記被洗
浄車両の洗車手段を構成する各装置の駆動ロック選択ス
イッチを設け、前記各装置の駆動ロック状態を記憶する
記憶手段を設け、前記駆動ロック選択スイッチの選択信
号を前記記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶された装置
をロックして他の前記被洗浄車両の洗車手段を駆動し、
前記車両移動手段を駆動する制御手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0007】また第2発明における洗車機は、上記第1
発明の記憶手段を、電気的な書き込み、ならびに電気的
消去の可能な読みだし専用メモリで構成したことを特徴
とするものである。
【0008】さらに第3発明における洗車機は、上記第
1発明、または第2発明の洗車機であって、駆動ロック
選択スイッチを設ける装置を、被洗浄車両を洗浄する複
数のブラシと、被洗浄車両に洗剤を噴霧する洗剤噴霧装
置と、被洗浄車両にワックスを塗布する複数のワックス
塗布装置と、被洗浄車両を乾燥する複数のノズルのうち
少なくとも一台としたことを特徴とするものである。
【0009】また第4発明における洗車機は、上記第3
発明のブラシとして、被洗浄車両の上面を洗浄する洗浄
用トップブラシと、被洗浄車両の前面、後面、両側面、
および前後輪の側面を洗浄するサイドブラシを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0010】また第5発明における洗車機は、上記第3
発明のワックス塗布装置として、被洗浄車両にワックス
液を噴霧する噴霧装置と、被洗浄車両の上面にワックス
液を塗布するワックス用トップブラシと、被洗浄車両の
両側面および前後輪の側面にワックス液を塗布するワッ
クス用サイドブラシを備えることを特徴とするものであ
る。
【0011】また第6発明における洗車機は、上記第3
発明のノズルとして、被洗浄車両の上面を乾燥させる昇
降自在なトップノズルと、被洗浄車両の両側面を乾燥さ
せるサイドノズルを備えることを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】上記第1発明の構成によると、駆動ロック選択
スイッチが選択されると、このスイッチにより選択され
た装置の駆動ロック状態が記憶手段に記憶され、記憶手
段に記憶された装置の動作はロックされ、洗車機の運転
条件から除外される。よって、装置に異常が発生してい
ても、駆動ロック選択スイッチによりこの装置を選択す
ることで、洗車機を駆動することが可能となる。
【0013】また、上記第2発明の構成によると、メモ
リに記憶された駆動ロック選択スイッチの選択信号は、
システム電源が切られても記憶される。さらに、上記第
3発明の構成によると、ブラシ、または洗剤噴霧装置、
またはワックス塗布装置、またはノズルに異常が発生し
ても、駆動ロック選択スイッチによりこれら各装置を選
択することで、洗車機を駆動することが可能となる。ま
た、上記第4発明の構成によると、洗浄用のトップブラ
シ、またはサイドブラシに異常が発生しても、駆動ロッ
ク選択スイッチによりこれら各装置を選択することで、
洗車機を駆動することが可能となる。
【0014】また、上記第5発明の構成によると、噴霧
装置、またはワックス用のトップブラシ、またはワック
ス用のサイドブラシに異常が発生しても、駆動ロック選
択スイッチによりこれら各装置を選択することで、洗車
機を駆動することが可能となる。
【0015】また、上記第6発明の構成によると、トッ
プノズル、またはサイドノズルに異常が発生しても、駆
動ロック選択スイッチによりこれら各装置を選択するこ
とで、洗車機を駆動することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明の一実施例における洗車機の内部
の構成を示す側面図、図3は同洗車機の内部の構成を示
す平面図である。
【0017】図示するように、床面1には、据置型の洗
車機本体2と、前方から洗車機本体2を貫通して後方に
達する左右一対のローラコンベヤ(車両移動手段)3と
が設置されている。上記洗車機本体2は門形状に形成さ
れ、洗車機本体2内には、前部から順に洗浄部4,ワッ
クス塗布部5,乾燥部6が形成されている。また、洗車
機本体2の前端部には被洗浄車両7の車高を検出するソ
ニックセンサ8が取付けられ、前面には操作パネル9が
設けられている。
【0018】上記ローラコンベヤ3のうち、被洗浄車両
7の搬送方向右側(右方と略す)のローラコンベヤ3a
は被洗浄車両7の右方の前後輪11a,11bを支持搬送す
るものであり、被洗浄車両7の搬送方向左側(左方と略
す)のローラコンベヤ3bは被洗浄車両7の左方の前後
輪11c,11dを支持搬送するものである。尚、右方のロ
ーラコンベヤ3aの搬送面の幅W1は狭く形成され、車
種に関係なく被洗浄車両7の右側面の位置をほぼ一定位
置として、被洗浄車両7の右側面と洗車機本体2の間隔
を一定としており、右方のローラコンベヤ3bの搬送面
の幅W2は広く形成され、多様な車幅に対応できるよう
にしている。
【0019】上記洗浄部4は、被洗浄車両7の両側面下
部および前後輪11の側面を洗浄する左右一対の洗浄用サ
イド兼ロッカーブラシ12と、被洗浄車両7の上面を洗浄
する洗浄用トップブラシ13と、被洗浄車両7の前面、後
面、および両側面を洗浄する左右一対のサイドブラシ14
と、洗浄水を噴射する洗浄水アーチ15と、洗剤を噴射す
る洗剤アーチ(洗剤噴霧装置)16から形成されている。
また、図2の仮想線に示すように、右方の洗浄用サイド
兼ロッカーブラシ12aは洗車機本体2に固定されるとと
もに前後方向に揺動自在であり、左方の洗浄用サイド兼
ロッカーブラシ12bは、図3の仮想線に示すように揺動
アーム12cを介して右方の洗浄用サイド兼ロッカーブラ
シ12aに対し接近離間自在に取付けられ、かつ前後方向
にも揺動自在である。また、右方のサイドブラシ14aは
移動することなく、ローラコンベヤ3により搬送されて
いく被洗浄車両7の右側面を洗浄し、左方のサイドブラ
シ14bは仮想線に示すように駆動機構により移動しなが
ら被洗浄車両7の前面、左側面、および後面を洗浄す
る。
【0020】また上記ワックス塗布部5は、被洗浄車両
7の上面にワックスを塗布するワックス用トップブラシ
17と、被洗浄車両7の両側面および車輪11の側面にワッ
クスを塗布する左右一対のワックス用サイド兼ロッカー
ブラシ18a,18bと、ワックスの下地剤を噴射するワッ
クス下地アーチ19と、液体ワックスを噴射するワックス
アーチ(ワックス液噴霧装置)20と、フッソコート剤を
噴射するフッソコートアーチ21から形成されている。
【0021】また上記乾燥部6は、被洗浄車両7の上面
を乾燥させる昇降自在なトップノズル24と、トップノズ
ル24とワックス用ロッカーブラシ18との間に設けた、エ
アカーテンを形成する昇降自在な副トップノズル25と、
上記トップノズル24の後方に設けた、被洗浄車両7の両
側面を乾燥させる左右一対のサイドノズル26および被洗
浄車両7の上側面を乾燥させる左右一対の副サイドノズ
ル27と、トップノズル24とサイドノズル26と副サイドノ
ズル27にエアを供給する左右一対の第1ブロワ装置28
と、副トップノズル25にエアを供給する左右一対の第2
ブロワ装置29から形成されている。
【0022】前面の操作パネル9には、図4に示すよう
に、その左半分に自動洗車データを入力するスイッチと
して、洗車コース選択スイッチ31、車両2が特殊な車種
であること、あるいは特殊な部品が取付けてあることを
入力する車種入力スイッチ32、洗車スタートOKランプ
33、洗車スタート/ストップスイッチ34,35が設けら
れ、右半分には表示ランプや作業員の手作業などを設定
するスイッチとして、表示用のディジタル表示装置36、
異常を表示する表示ランプ(チェックモニター)37、デ
ータ入力用のテンキースイッチ38、ディジタル表示装置
27に表示されるエラーコードなどの確認スイッチ39、設
定値などのデータのチェックスイッチ40、洗車後に作業
員が行う手作業を選択する付属メニュー選択スイッチ4
1、洗車中の駆動をロックするブラシを選択するマニュ
アルロックスイッチ42、および管理・点検時に入力する
ファンクションスイッチ43が設けられている。
【0023】上記マニュアルロックスイッチ42として、
右方の洗浄用サイド兼ロッカーブラシ12aの駆動ロック
選択スイッチ51と、左方の洗浄用サイド兼ロッカーブラ
シ12bの駆動ロック選択スイッチ52と、洗浄用トップブ
ラシ13の駆動ロック選択スイッチ53と、右方のサイドブ
ラシ14aの駆動ロック選択スイッチ54と、左方のサイド
ブラシ14bの駆動ロック選択スイッチ55と、ワックス用
トップブラシ17の駆動ロック選択スイッチ56と、右方の
ワックス用サイド兼ロッカーブラシ18aの駆動ロック選
択スイッチ57と、左方のワックス用サイド兼ロッカーブ
ラシ18bの駆動ロック選択スイッチ58と、駆動ロックの
リセットスイッチ60が設けられている。これら駆動ロッ
ク選択スイッチ51〜58の操作により、各ブラシの駆動が
ロックが選択される。
【0024】なお、上記スイッチはパネルスイッチによ
り構成され、スイッチには対応するランプが付属されて
いる。また、これら操作パネル9のスイッチ31,32,33
〜35,39〜43、ランプ,スイッチのランプ31〜37,39〜
43は、後述する制御装置30に接続されている。
【0025】また、両ローラコンベヤ3a,3bの始端
側には被洗浄車両7を円滑に乗り込ませるための前部ス
ロープ44が設置され、終端側には被洗浄車両7を円滑に
排出させるための後部スロープ45が設置されている。
【0026】図5に本実施例の洗車機の制御系のブロッ
ク図を示す。洗車機の制御系は、大きく、洗車機本体2
に内蔵され、入力インターフェイス部30a,出力インタ
ーフェイス部30b,データを記憶する、電気的な書き込
み、ならびに電気的消去の可能な読みだし専用メモリ
(EEP−ROM)からなる第1メモリ部30c,プログ
ラムを記憶するROMからなる第2メモリ部30dおよび
制御コントロール部30eを有すマイクロコンピュータか
らなる制御装置30、操作パネル9、ソニックセンサ8な
どのセンサ系46、各ブラシの駆動機構などからなる駆動
系47から構成されており、制御装置30は、操作パネル9
からの起動,停止,駆動ロックなどの操作・選択信号、
センサ系46の検出信号を入力して記憶し、これら操作・
選択信号および検出信号に応じて、上記駆動系47を制御
して洗車機本体2全体の動作を制御している。
【0027】以下、本発明の要部である、制御装置30の
各ブラシのインターロックを、右方の洗浄用サイド兼ロ
ッカーブラシ12aを例にとって図1に示すブロック図に
より詳細に説明する。なお、右方の洗浄用サイド兼ロッ
カーブラシ(駆動機構)12aへ出力される信号がオン
(Hi;ハイレベル)のとき駆動指令が、オフ(Lo;
ローレベル)のとき停止指令が伝達される。
【0028】右方の洗浄用サイド兼ロッカーブラシ12a
の駆動ロック選択スイッチ51に対応してR−Sフリップ
フロップ61が設けられ、このR−Sフリップフロップ61
の出力信号により第1メモリ部30cの右方の洗浄用サイ
ド兼ロッカーブラシ12aの駆動ロック状態を示すデバイ
ス(例えば、D001)がセット(”1”)され、また
リセット(”0”)される。また右方の洗浄用サイド兼
ロッカーブラシ(駆動機構)12aに対応してR−Sフリ
ップフロップ62が設けられている。
【0029】上記R−Sフリップフロップ61に対して、
前面の操作パネル9の駆動ロック選択スイッチ51の操作
による選択信号と、R−Sフリップフロップ61の出力信
号(デバイス;D001)の反転信号(NOT)の論理
積(AND)がとられてセット回路が構成され、また前
面の操作パネル9のリセットスイッチ60の操作による停
止信号によりリセット回路が構成されている。
【0030】また、R−Sフリップフロップ62に対し
て、起動条件成立の信号、たとえばソニックセンサ8の
動作信号と、第1メモリ部30cのデバイス(D001)
の反転信号の論理積がとられてセット回路が構成され、
また停止条件成立の信号、たとえばストップスイッチ35
の操作信号と、駆動機構12aの故障信号と、後述するイ
ンターロック(INT)リレイの動作による全停止信号
との論理和(OR)がとられてリセット回路が構成され
ている。
【0031】また、上記故障信号と、第1メモリ部30c
のデバイス(D001)の反転信号の論理積がとられ
て、洗車機全体の運転動作を停止する緊急停止信号aが
形成され、さらに第1メモリ部30cのデバイス(D00
1)により駆動ロック選択スイッチ51のランプ51aの点
灯信号が形成されている。
【0032】また、上記緊急停止信号aと他の駆動機構
の緊急停止信号の論理和(OR)がとられてインターロ
ック(INT)リレイを動作させており、このインター
ロック(INT)リレイの動作による全停止信号により
洗車機全ての駆動機構を停止させている。
【0033】次に、上記ブロック図による右方の洗浄用
サイド兼ロッカーブラシ12aの動作を説明する。 (1)デバイス(D001)が”0”、すわなち駆動ロ
ックされていない状態で、被洗浄車両7がローラコンベ
ヤ3により搬送されてソニックセンサ8が動作するなど
による右方の洗浄用サイド兼ロッカーブラシ12aの起動
条件が成立すると、R−Sフリップフロップ62がセット
されて、駆動機構12aへ駆動指令が出力され、右方の洗
浄用サイド兼ロッカーブラシ12aは駆動する。 (2)この状態で被洗浄車両7がローラコンベヤ3によ
り搬送され、通過するなどの停止条件が成立すると、あ
るいは駆動機構12aのモータ異常などの故障が発生する
と、あるいはインターロック(INT)リレイが動作す
ると、R−Sフリップフロップ62がリセットされて、駆
動機構12aへ停止指令が出力され、右方の洗浄用サイド
兼ロッカーブラシ12aは停止する。 (3)また、駆動機構12aの故障発生時、デバイス(D
001)が”0”、すわなち駆動ロックされていない場
合、緊急停止信号aが形成され、よってインターロック
(INT)リレイが動作し、洗車機全体の装置が停止す
る。 (4)また、駆動ロック選択スイッチ51が操作される
と、R−Sフリップフロップ61がセットされて、デバイ
ス(D001)は”1”、すわなち駆動ロックが設定さ
れる。このロック状態では、上記起動条件が成立しても
R−Sフリップフロップ62はセットされず、よって右方
の洗浄用サイド兼ロッカーブラシ12aは起動しない。ま
たこのロック状態では、駆動機構12aの故障発生中でも
緊急停止信号aが形成されず、よって洗車機全体の装置
が停止することはなく、他の装置は通常通り動作され
る。また、駆動ロックにより、駆動ロック選択スイッチ
51のランプ51aが点灯し、ロック状態が表示される。ま
た、リセットスイッチ60が操作されると、R−Sフリッ
プフロップ61がリセットされて、デバイス(D001)
は”0”となり、駆動ロックが解除され、駆動ロック選
択スイッチ51のランプ51aは消灯される。
【0034】上記制御装置30の動作により、駆動ロック
選択スイッチ51の操作により駆動ロックが選択される
と、右方の洗浄用サイド兼ロッカーブラシ12aの駆動が
ロックされるとともに、故障中でも緊急停止信号aが形
成されないことから他の装置を駆動して洗浄動作を実行
できる。
【0035】このように、マニュアルロックスイッチ42
による駆動をロックする装置の選択により、選択された
装置の駆動ロック状態がメモリ30cに記憶され、メモリ
30cに記憶された装置の動作はロックされ、洗車機の運
転条件から除外されることによって、装置に異常が発生
していても、駆動ロック選択スイッチによりこの装置を
選択することで、洗車機を駆動することが可能となる。
よって、洗車機の実働時間を向上でき、運転コストを低
減することができる。
【0036】また、第1メモリ部30cはEEP−ROM
から形成されているため、第1メモリ部30cに記憶され
た駆動ロック選択スイッチの選択信号は、システム電源
が切られても消去されることなく記憶され、よって次回
の動作時にも駆動ロックの状態で洗車機を駆動すること
ができる。
【0037】なお、本実施例では、各ブラシ毎に駆動ロ
ック選択スイッチを設けているが、洗剤噴霧装置(洗剤
アーチ16)、ワックス塗布部5の各噴霧装置(下地アー
チ19、ワックスアーチ20、フッソコートアーチ21)、乾
燥部6の各ノズル24〜27、各ブロア装置28,29にも同様
にそれぞれ駆動ロック選択スイッチを設けて駆動をロッ
クするようにすることもできる。
【0038】また、本実施例では、被洗浄車両7を搬送
するコンベヤをローラコンベヤとしているが、ベルトコ
ンベヤなど他の車両搬送手段であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、駆動ロ
ック選択スイッチが選択されると、このスイッチの選択
信号は記憶手段に記憶され、記憶手段に記憶された装置
の動作はロックされることにより、洗車機の運転条件か
ら除外され、この装置に異常が発生していても、駆動ロ
ック選択スイッチによりこの装置を選択することで、洗
車機を駆動することができる。よって、洗車機の実働時
間を向上でき、運転コストを低減することができる。
【0040】また、第2発明によれば、メモリに記憶さ
れた駆動ロック選択スイッチの選択信号は、システム電
源が切られても記憶され、次回の動作時にも駆動ロック
の状態で洗車機を駆動することができる。
【0041】さらに、第3発明によれば、ブラシ、また
は洗剤噴霧装置、またはワックス塗布装置、またはノズ
ルに異常が発生しても、駆動ロック選択スイッチにより
この装置を選択することで、洗車機を駆動することがで
きる。
【0042】また、第4発明によれば、洗浄用のトップ
ブラシ、またはサイドブラシに異常が発生しても、駆動
ロック選択スイッチによりこれら各装置を選択すること
で、洗車機を駆動することができる。
【0043】また、第5発明によれば、噴霧装置、また
はワックス用のトップブラシ、またはワックス用のサイ
ドブラシに異常が発生しても、駆動ロック選択スイッチ
によりこれら各装置を選択することで、洗車機を駆動す
ることができる。
【0044】また、第6発明によれば、トップノズル、
またはサイドノズルに異常が発生しても、駆動ロック選
択スイッチによりこれら各装置を選択することで、洗車
機を駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗車機の制御装置の
要部ブロック図である。
【図2】同洗車機の内部の構成を示す側面図である。
【図3】同洗車機の内部の構成を示す平面図である。
【図4】同洗車機の操作パネルの平面図である。
【図5】同洗車機の制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 床面 2 洗車機本体 . 3 ローラコンベヤ(車両移動手段) 4 洗浄部 5 ワックス塗布部 6 乾燥部 7 被洗浄車両 8 ソニックセンサ 9 操作パネル 12 洗浄用サイド兼ロッカーブラシ 13 洗浄用トップブラシ 14 サイドブラシ 16 洗剤アーチ(洗剤噴霧装置) 17 ワックス用トップブラシ 18 ワックス用サイド兼ロッカーブラシ 19 下地アーチ 20 ワックスアーチ 21 フッソコートアーチ 24 トップノズル 25 副トップノズル 26 サイドノズル 27 副サイドノズル 28,29 ブロワ装置 30 制御装置(制御手段) 51〜58 駆動ロック選択スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−164353(JP,A) 特開 平5−193462(JP,A) 特開 平3−262763(JP,A) 特開 平4−110356(JP,A) 特開 昭62−221957(JP,A) 特開 昭61−232950(JP,A) 特開 昭61−220957(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 3/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 据置型洗車機本体内に、被洗浄車両の洗
    車手段を配設し、前記被洗浄車両を前方から前記本体内
    に搬入するとともに本体内から後方へ搬出する車両移動
    手段を設けた洗車機であって、 前記被洗浄車両の洗車手段を構成する各装置の駆動ロッ
    ク選択スイッチを設け、前記各装置の駆動ロック状態を
    記憶する記憶手段を設け、前記駆動ロック選択スイッチ
    の選択信号を前記記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶さ
    れた装置をロックして他の前記被洗浄車両の洗車手段を
    駆動し、前記車両移動手段を駆動する制御手段を設けた
    ことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 記憶手段を、電気的な書き込み、ならび
    に電気的消去の可能な読みだし専用メモリで構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗車機。
  3. 【請求項3】 駆動ロック選択スイッチを設ける装置
    を、被洗浄車両を洗浄する複数のブラシと、被洗浄車両
    に洗剤を噴霧する洗剤噴霧装置と、被洗浄車両にワック
    スを塗布する複数のワックス塗布装置と、被洗浄車両を
    乾燥する複数のノズルのうち少なくとも一台としたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の洗車機。
  4. 【請求項4】 ブラシとして、被洗浄車両の上面を洗浄
    する洗浄用トップブラシと、被洗浄車両の前面、後面、
    両側面、および前後輪の側面を洗浄するサイドブラシを
    備えることを特徴とする請求項3記載の洗車機。
  5. 【請求項5】 ワックス塗布装置として、被洗浄車両に
    ワックス液を噴霧する噴霧装置と、被洗浄車両の上面に
    ワックス液を塗布するワックス用トップブラシと、被洗
    浄車両の両側面および前後輪の側面にワックス液を塗布
    するワックス用サイドブラシを備えることを特徴とする
    請求項3記載の洗車機。
  6. 【請求項6】 ノズルとして、被洗浄車両の上面を乾燥
    させる昇降自在なトップノズルと、被洗浄車両の両側面
    を乾燥させるサイドノズルを備えることを特徴とする請
    求項3記載の洗車機。
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