JP2019054768A - スピニングリールのロータ制動装置 - Google Patents

スピニングリールのロータ制動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019054768A
JP2019054768A JP2017181920A JP2017181920A JP2019054768A JP 2019054768 A JP2019054768 A JP 2019054768A JP 2017181920 A JP2017181920 A JP 2017181920A JP 2017181920 A JP2017181920 A JP 2017181920A JP 2019054768 A JP2019054768 A JP 2019054768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
reel body
friction
braking
reel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017181920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6965074B2 (ja
Inventor
哲史 池袋
Tetsushi Ikebukuro
哲史 池袋
啓 齋藤
Akira Saito
啓 齋藤
卓司 ▲高▼松
卓司 ▲高▼松
Takuji Takamatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2017181920A priority Critical patent/JP6965074B2/ja
Priority to KR1020180070148A priority patent/KR102657946B1/ko
Priority to TW107122211A priority patent/TWI756442B/zh
Priority to US16/105,344 priority patent/US10617103B2/en
Priority to DE102018122460.5A priority patent/DE102018122460B4/de
Priority to GB1814943.5A priority patent/GB2568146A/en
Priority to CN201811100524.2A priority patent/CN109588385B/zh
Publication of JP2019054768A publication Critical patent/JP2019054768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6965074B2 publication Critical patent/JP6965074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0102Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line with a closed face
    • A01K89/01025Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line with a closed face with line snubber shifted by a remote actuator
    • A01K89/01026Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line with a closed face with line snubber shifted by a remote actuator with rotor and snubber shiftable axially
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/02Brake devices for reels
    • A01K89/027Brake devices for reels with pick-up, i.e. for reels with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0108Pick-up details
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/02Brake devices for reels
    • A01K89/027Brake devices for reels with pick-up, i.e. for reels with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0275Brake devices for reels with pick-up, i.e. for reels with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line with closed face

Abstract

【課題】スピニングリールのロータ制動装置において、制動力の安定化を図ることにある。【解決手段】ロータ制動装置6は、移動部材15と、制動部材21と、少なくとも1つの凸部22と、を備える。移動部材15は、ベールアーム4に連動して糸巻き取り姿勢に対応する第1位置と糸開放姿勢に対応する第2位置とを取り得るようにロータ3に配置される。制動部材21は、リール本体1に相対回転可能でありリール本体1に摩擦係合する摩擦部21a、及び移動部材15が第2位置に移動したとき移動部材15に係合する複数の係合部21b、を有し、移動部材15が係合部21bに係合したときロータ3の回転を制動する。少なくとも1つの凸部22は、リール本体1および摩擦部21aのいずれか一方にリール本体1および摩擦部21aの他方と接触して設けられ、摩擦部21aをリール本体1に部分的に摩擦係合させる。【選択図】図5

Description

本発明は、スピニングリールのロータ制動装置、特に、リール本体に対して回転自在に装着されたロータを、ベールアームの揺動に応じて制動するスピニングリールのロータ制動装置に関する。
スピニングリールには、釣り糸をスプールに案内するためのベールアームがロータに揺動可能に装着されている。ベールアームは、揺動に応じて、スプールに釣り糸を巻き付けるときの糸巻き取り姿勢と、スプールに巻き付けられた釣り糸を送り出すときの糸開放姿勢と、の2つの姿勢を取り得るように構成されている。
ベールアームが糸開放姿勢にあるときにロータが自由に回転してしまうと、ベールアームが糸巻き取り姿勢に復帰してしまうなど、キャスティング時の操作がしにくくなることがある。そこで、ベールアームが糸開放姿勢にあるときにロータの回転を防止するロータ制動装置を設けたものが知られている。
例えば、特許文献1に記載されたロータ制動装置は、ベールアームの揺動に連動して前後方向に移動する移動部材と、リール本体に対して相対回転可能に摩擦係合する環状の制動部材と、を備えている。移動部材は、ベールアームが糸開放姿勢のとき制動部材に係合して、ロータの回転を制動している。
特許第4804314号公報
特許文献1のロータ制動装置では、装着溝に装着された制動部材の内周部全体が、リール本体と接触して摩擦係合するため、制動力が大きくなりすぎるおそれがある。また、製造誤差などにより、装着溝の外径および制動部材の内径が変動すると、制動力が大きく変化するおそれがあり、安定した制動力を得ることが難しい。
本発明の課題は、スピニングリールのロータ制動装置において、制動力の安定化を図ることにある。
本発明の一側面に係るスピニングリールのロータ制動装置は、リール本体に回転自在に装着されたロータを、ベールアームの揺動に応じて制動する。ロータ制動装置は、移動部材と、制動部材と、少なくとも1つの凸部と、を備えている。移動部材は、ベールアームに連動して糸巻き取り姿勢に対応する第1位置と糸開放姿勢に対応する第2位置とを取り得るようにロータに配置されている。制動部材は、リール本体に相対回転可能でありリール本体に摩擦係合する摩擦部、及び移動部材が第2位置に移動したとき移動部材に係合する複数の係合部、を有し、移動部材が係合部に係合したときロータの回転を制動する。少なくとも1つの凸部は、リール本体および制動部材の摩擦部のいずれか一方にリール本体および制動部材の摩擦部の他方と接触して設けられ、摩擦部をリール本体に部分的に摩擦係合させる。
このスピニングリールのロータ制動装置では、摩擦部がリール本体に部分的に摩擦係合するため、摩擦部全体がリール本体と摩擦係合する場合に比べて、制動力が大きくなりすぎることを防ぐことができ、安定した制動力を得ることができる。また、凸部によりリール本体と摩擦部とが摩擦係合する面積を調整することができるため、制動力の調整や管理がし易くなる。
好ましくは、リール本体および制動部材の摩擦部の他方は、凸部および凸部以外の一部に摩擦係合する。この場合も、上記と同様に制動力が大きくなりすぎることを防ぐことができ、安定した制動力を得ることができる。
好ましくは、複数の凸部を有し、リール本体および制動部材の摩擦部の一方は、複数の凸部を含み、リール本体および制動部材の摩擦部の他方は、移動部材が係合部に係合したとき複数の凸部にのみ摩擦係合する。この場合は、りール本体および制動部材の摩擦部の他方が、複数の凸部にのみ摩擦係合するため、さらに安定した制動力を得ることができる。
好ましくは、制動部材は、環状であり、内周側に摩擦部が形成され、外周側に係合部が形成され、リール本体は、制動部材が装着される円筒部を有する。
好ましくは、凸部は、リール本体に一体形成され、リール本体の円筒部から摩擦部に向かって突出する。この場合は、凸部がリール本体に一体形成されるため、部品点数を削減することができる。
好ましくは、凸部は、制動部材の摩擦部に一体形成され、摩擦部からリール本体の円筒部に向かって突出する、この場合は、凸部が制動部材に一体形成されるため、部品点数を削減することができる。
本発明の一側面に係るスピニングリールは、上記のいずれかに記載のスピニングリールのロータ制動装置を備えている。
本発明によれば、スピニングリールのロータ制動装置において、制動力の安定化を図ることができる。
本発明の一実施形態が採用されたスピニングリールの縦断面図。 糸巻き取り姿勢のベールアームを含む第1ロータアームの側面図。 糸開放姿勢のベールアームを含む第1ロータアームの側面図。 ロータ制動装置を含むリール本体の部分側面図。 ロータ制動装置を含むリール本体の部分正面図。 リール本体の円筒部の斜視図。 他の実施形態に係る図5に相当する図。 他の実施形態に係る図5に相当する図。 他の実施形態に係る図5に相当する図。 他の実施形態に係る図5に相当する図。
[第1実施形態]
図1は、本発明の一実施形態が採用されたスピニングリール100の縦断面図である。スピニングリール100は、リール本体1と、スプール2と、ロータ3と、ベールアーム4と、ベール反転機構5と、ロータ制動装置6と、を有している。
リール本体1は、図1に示すように、内部に空間を有するリール本体部1aと、リール本体部1aの前方に形成されたフランジ部1bと、フランジ部1bの外径よりも小径の円筒部1cと、を有している。リール本体部1aの内部空間には、例えば、ロータ3が駆動されるロータ駆動機構7や、スプール2に釣り糸を均一に巻き付けるためのオシレーティング機構8などが収納されている。円筒部1cには、円筒部1cの外径よりも小径の装着溝1dが形成されている。リール本体1には、ハンドル9が回転可能に装着されている。
スプール2は、外周に釣り糸が巻き付けられる部材である。スプール2は、ハンドル9の回転に伴って、リール本体1の内部に設けられたオシレーティング機構8によって、リール本体1に対して、前後方向に往復移動する。
ロータ3は、スプール2に釣り糸を巻き付けるための部材である。ロータ3は、ロータ本体部3aと、第1ロータアーム3bと、第2ロータアーム3cと、を有している。第1ロータアーム3bと第2ロータアーム3cとは、ロータ本体部3aの径方向外側でロータ本体部3aを挟んで互いに対向する位置に形成されている。ロータ3は、ロータ駆動機構7により、ハンドル9の回転に伴ってスプール2の中心軸を中心に回転する。
ベールアーム4は、第1ロータアーム3b及び第2ロータアーム3cのそれぞれの先端に揺動可能に装着されている。ベールアーム4は、図2に示す糸巻き取り姿勢と、図3に示す糸開放姿勢との間で揺動する。なお、糸巻き取り姿勢とは、スプール2に釣り糸を巻き付けるときのベールアーム4の姿勢であり、糸開放姿勢とは、スプール2に巻き付けられた釣り糸を送り出すときのベールアーム4の姿勢である。
ベールアーム4は、第1ベール支持部材4aと、第2ベール支持部材4bと、第1ベール支持部材4aと第2ベール支持部材4bとを連結する円弧状のベール部4cと、を有している。第1ベール支持部材4aは、第1ロータアーム3bの先端にねじ込まれた第1取付ねじ11によって第1ロータアーム3bに揺動可能に装着されている。第2ベール支持部材4bは、第2ロータアーム3cの先端にねじ込まれた第2取付ねじ12によって第2ロータアーム3cに揺動可能に装着されている。
ベール反転機構5は、第1ロータアーム3bの内部に配置されている。ベール反転機構5は、ベールアーム4が糸巻き取り姿勢もしくは糸開放姿勢にあるときの姿勢を保持する機構である。また、ベール反転機構5は、ベールアーム4が糸開放姿勢にあるときにロータ3の回転に連動してベールアーム4を糸巻き取り姿勢に復帰させる。
ベール反転機構5は、図1から図5に示すように、移動部材15と、トグルばね16と、切換部材17と、を有している。
移動部材15は、例えば金属製の線材からなり、図1乃至図3に示すように、両端を90度異なる方向に折り曲げて形成された第1突出部15a及び第2突出部15b、を有している。
第1突出部15aは、ロータ3の回転中心に向けて折り曲げられている。第2突出部15bは、ロータ3の回転中心から離れる方向に折り曲げられ、第1ベール支持部材4aに形成された係合凹溝4dに係止されている。
移動部材15は、ベールアーム4の糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢との揺動に伴って、図2に示す第1位置と図3に示す第1位置よりも後退した第2位置とに移動可能である。詳細には、移動部材15は、係合凹溝4d及び第1ロータアーム3bに前後方向に延びて形成された案内部3dに案内されて、ベールアーム4の揺動に伴って第1位置と第2位置との間で移動する。
トグルばね16は、ベールアーム4を糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢し、かつ、ベールアーム4を糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに保持するための部材である。トグルばね16は、後端側が第1ロータアーム3bに係止されている。トグルばね16はコイル状のばね部材であり、先端側からは第1ロータアーム3bに沿って延びたロッド18の一部がトグルばね16の内側を挿通している。
ロッド18は、トグルばね16によって第1ベール支持部材4aに向かって付勢されている。ロッド18の中間部には、係止突起18aが設けられており、係止突起18aとトグルばね16の先端との間にワッシャ19が配置されている。ロッド18の先端は、第1ベール支持部材4aに形成された係止穴4eに係止され、第1ベール支持部材4aの揺動に伴って、第1ベール支持部材4aの揺動中心を中心に揺動する。これにより、トグルばね16の後端側からロッド18の先端部までの距離が変化して、トグルばね16が圧縮される。
トグルばね16の死点は、ロッド18の先端が基端側の中心と第1ベール支持部材4aの揺動中心とを結ぶ直線上に位置するときであり、このときにトグルばね16が最も圧縮される。トグルばね16は、死点を挟んでベールアーム4を糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢する。
切換部材17は、ロータ3の回転に連動して移動部材15を図4の実線で示す第2位置から破線で示す第1位置に移動させる部材である。切換部材17は、図4及び図5に示すように、リール本体1のフランジ部1bに配置されている。なお、図4の破線で示す移動部材15の第1位置は、図2に示す移動部材15の第1位置に対応している。同様に、図4の実線で示す移動部材15の第2位置は、図3に示す移動部材15の第2位置に対応している。
切換部材17は、移動部材15が第2位置にあるとき、ロータ3が釣り糸巻き取り方向LWに回転して所定位置に到達すると、移動部材15の第1突出部15aに接触する。詳細には、切換部材17は、移動部材15を徐々に第1位置方向(前方)へ押し上げる方向に傾斜した傾斜面17aを有している。ロータ3の回転に伴って移動部材15の第1突出部15aが傾斜面17aを通過するとき、移動部材15の第1突出部15aが徐々に第1位置方向へ押し上げられる。そして、移動部材15がトグルばね16の死点を越える位置まで押し上げられると、糸開放姿勢側に付勢されていたベールアーム4が糸巻き取り姿勢側に付勢されて、最終的にベールアーム4が糸開放姿勢に復帰する。
ロータ制動装置6は、ベールアーム4が糸開放姿勢にあるときにロータ3の回転を制動する。ロータ制動装置6は、図5及び図6に示すように、移動部材15と、制動部材21と、少なくとも1つの凸部22と、を有している。
移動部材15は、ベール反転機構5の一部を構成するとともに、ロータ制動装置6の一部も構成している。移動部材15は、ベールアーム4の揺動に連動して糸巻き取り姿勢に対応する第1位置と糸開放姿勢に対応する第2位置とを取り得るように第1ロータアーム3bの内部に配置されている。移動部材15の第1突出部15aは、図4及び図5に示すように、第1位置から第2位置移動したとき、制動部材21の径方向外側に位置するとともに、第1突出部15aの先端が後述する制動部材21の係合部21bに係合する。
制動部材21は、リール本体1の円筒部1cに形成された装着溝1dに装着されている。制動部材21は、本実施形態では、例えばゴム等からなる弾性変形可能な環状の部材である。制動部材21は、摩擦部21aと、複数の係合部21bと、を有している。
摩擦部21aは、制動部材21の内周側に形成されている。摩擦部21aは、リール本体1に相対回転可能であり、リール本体1に摩擦係合する。具体的には、摩擦部21aは、装着溝1dに対して相対回転して、装着溝1dと摩擦係合する。
複数の係合部21bは、制動部材21の外周側に形成されている。詳細には、複数の係合部21bは、制動部材21の外周から径方向外側に延び、周方向に所定の間隔を隔てて形成されている。複数の係合部21bは、ベールアーム4が糸開放姿勢に揺動したとき、すなわち移動部材15が第2位置に移動したとき、移動部材15に係合する。これにより、ベールアーム4が糸開放姿勢にあるときにロータ3が回転しようとすると、摩擦部21aと装着溝1dとが摩擦係合して移動部材15が制動され、その結果ロータ3の回転が制動される。
少なくとも1つの凸部22は、制動部材21の摩擦部21aをリール本体1に部分的に摩擦係合させるために設けられる。詳細には、リール本体1および制動部材21の摩擦部21aのいずれか一方にリール本体1および制動部材21の摩擦部21aの他方と接触して設けられる。本実施形態では、図5及び図6に示すように、凸部22がリール本体1の装着溝1dに一体形成され、装着溝1dから摩擦部21aに向かって突出している。また、凸部22は、装着溝1dの外周から径方向外側に円弧状に突出するとともに、軸方向に沿って延びている。凸部22は、リール本体1の装着溝1dに周方向に間隔を隔てて複数(ここでは、3つ)形成されている。なお、凸部22は、接着等の固定手段により、リール本体1に後から装着可能な部材であってもよい。
制動部材21の摩擦部21aは、図5に示すように、装着溝1dの凸部22に接触して摩擦係合する。装着溝1dの凸部22以外の外周部は、制動部材21の摩擦部21aとの間には、径方向において隙間があり、互いに接触していない。このため、摩擦部21aの周全体が装着溝1dに摩擦係合する場合と比べて、制動力が大きくなりすぎることなく、安定した制動力を得ることができる。また、製造誤差などにより、装着溝1dの外径や制動部材21の内径などにバラツキがあった場合でも、摩擦部21aが凸部22に接触して摩擦係合するため、バラツキを吸収でき、制動力が大きく変化するおそれがなく、安定した制動力を得ることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、装着溝1dに凸部22を複数設けて、制動部材21の摩擦部21aを凸部22にのみ接触させて摩擦係合していたが、凸部22は少なくとも1つあればよい。例えば、図7に示すロータ制動装置106は、装着溝101dに凸部22を1つだけ設けて、凸部22および凸部22以外の一部と、制動部材21の摩擦部21aとが摩擦係合するように構成されている。詳細には、装着溝1dの凸部22以外の外周部は、凸部22近辺では、径方向において制動部材21の摩擦部21aとの間に隙間があり、互いに接触していないが、凸部22から離れた外周部では、摩擦係合している。これにより、装着溝101dと制動部材21の摩擦部21aとが部分的に摩擦係合するため、摩擦部21aの全体が装着溝1dに摩擦係合する場合と比べて、制動力が大きくなりすぎることなく、安定した制動力を得ることができる。
また、図8に示すように、複数の凸部22を設ける場合に、装着溝201dに凸部22を不等間隔に設けてもよい。この場合におけるロータ制動装置206では、凸部22の間隔を調整して、凸部22以外での摩擦係合の範囲を調整することで、制動力を調整し、より安定した制動力を得ることができる。さらに、バラツキをより吸収しやすく、より安定した制動力を得ることができる。
(b)前記実施形態では、リール本体1の装着溝1dに凸部22を設けていたが、図9に示すロータ制動装置306のように、凸部322を制動部材321の摩擦部321aに設けてもよい。この場合は、装着溝301dに凸部22を設ける必要がない。凸部322は、制動部材321の摩擦部321aから装着溝301dに向かって突出する。
(c)前記実施形態では、リール本体1の装着溝1dに凸部22を、または、図9に示すように、制動部材321の摩擦部321aに凸部322を設けていたが、図10に示すロータ制動装置406では、リール本体1の装着溝1d及び制動部材321の摩擦部321aの双方に、凸部22、322を設けてもよい。また、図10に示すように、凸部22、322を前記実施形態よりも周方向に延ばして、緩やかに突出させてもよい。
1 リール本体
1c 円筒部
3 ロータ
4 ベールアーム
6,106,206,306,406 ロータ制動装置
15 移動部材
21,321 制動部材
21a,321a 摩擦部
21b 係合部
22,322 凸部
100 スピニングリール

Claims (7)

  1. リール本体に回転自在に装着されたロータを、ベールアームの揺動に応じて制動するスピニングリールのロータ制動装置であって、
    前記ベールアームに連動して糸巻き取り姿勢に対応する第1位置と糸開放姿勢に対応する第2位置とを取り得るように前記ロータに配置された移動部材と、
    前記リール本体に相対回転可能であり前記リール本体に摩擦係合する摩擦部、及び前記移動部材が前記第2位置に移動したとき前記移動部材に係合する複数の係合部、を有し、前記移動部材が前記係合部に係合したとき前記ロータの回転を制動する制動部材と、
    前記リール本体および前記制動部材の前記摩擦部のいずれか一方に前記リール本体および前記制動部材の前記摩擦部の他方と接触して設けられ、前記摩擦部を前記リール本体に部分的に摩擦係合させるための少なくとも1つの凸部と、
    を備えた、
    スピニングリールのロータ制動装置。
  2. 前記リール本体および前記制動部材の前記摩擦部の他方は、前記凸部および前記凸部以外の一部に摩擦係合する、
    請求項1に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  3. 複数の前記凸部を有し、
    前記リール本体および前記制動部材の前記摩擦部の一方は、複数の前記凸部を含み、
    前記リール本体および前記制動部材の前記摩擦部の他方は、前記移動部材が前記係合部に係合したとき複数の前記凸部にのみ摩擦係合する、
    請求項1に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  4. 前記制動部材は、環状であり、内周側に前記摩擦部が形成され、外周側に前記係合部が形成され、
    前記リール本体は、前記制動部材が装着される円筒部を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  5. 前記凸部は、前記リール本体に一体形成され、前記リール本体の前記円筒部から前記摩擦部に向かって突出する、
    請求項4に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  6. 前記凸部は、前記制動部材の前記摩擦部に一体形成され、前記摩擦部から前記リール本体の前記円筒部に向かって突出する、
    請求項4に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のロータ制動装置を備えた、スピニングリール。
JP2017181920A 2017-09-22 2017-09-22 スピニングリールのロータ制動装置 Active JP6965074B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017181920A JP6965074B2 (ja) 2017-09-22 2017-09-22 スピニングリールのロータ制動装置
KR1020180070148A KR102657946B1 (ko) 2017-09-22 2018-06-19 스피닝 릴의 로터 제동 장치
TW107122211A TWI756442B (zh) 2017-09-22 2018-06-28 捲線器的轉子制動裝置
US16/105,344 US10617103B2 (en) 2017-09-22 2018-08-20 Rotor braking device for spinning reel
DE102018122460.5A DE102018122460B4 (de) 2017-09-22 2018-09-14 Rotorbremsvorrichtung für eine Spinnrolle
GB1814943.5A GB2568146A (en) 2017-09-22 2018-09-14 Rotor braking device for spinning reel
CN201811100524.2A CN109588385B (zh) 2017-09-22 2018-09-20 纺车式卷线器的转子制动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017181920A JP6965074B2 (ja) 2017-09-22 2017-09-22 スピニングリールのロータ制動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019054768A true JP2019054768A (ja) 2019-04-11
JP6965074B2 JP6965074B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=64013409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017181920A Active JP6965074B2 (ja) 2017-09-22 2017-09-22 スピニングリールのロータ制動装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10617103B2 (ja)
JP (1) JP6965074B2 (ja)
KR (1) KR102657946B1 (ja)
CN (1) CN109588385B (ja)
DE (1) DE102018122460B4 (ja)
GB (1) GB2568146A (ja)
TW (1) TWI756442B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7320475B2 (ja) 2020-03-31 2023-08-03 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11132373B1 (en) * 2019-04-30 2021-09-28 Splunk Inc. Decoupled update cycle and disparate search frequency dispatch for dynamic elements of an asset monitoring and reporting system
JP2023030443A (ja) * 2021-08-23 2023-03-08 株式会社シマノ スピニングリール

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3008381U (ja) * 1994-08-30 1995-03-14 ダイワ精工株式会社 魚釣用スピニングリ−ル
JPH104839A (ja) * 1996-06-20 1998-01-13 Ryobi Ltd 魚釣用スピニングリール
JP2000125712A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリール
JP2002306032A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Shimano Inc スピニングリールのベール反転装置
JP2003310113A (ja) * 2002-04-30 2003-11-05 Shimano Inc スピニングリールのロータ制動装置
JP2004141144A (ja) * 2002-08-28 2004-05-20 Shimano Inc スピニングリールのロータ制動装置
JP2004290049A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリール
JP2007097581A (ja) * 2005-09-07 2007-04-19 Shimano Inc スピニングリールのロータ制動装置
JP2011087570A (ja) * 2009-09-28 2011-05-06 Globeride Inc 魚釣用スピニングリール
JP4804314B2 (ja) * 2006-11-20 2011-11-02 株式会社シマノ スピニングリールのロータ

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS484314B1 (ja) 1968-01-18 1973-02-07
JP2594253Y2 (ja) * 1993-05-14 1999-04-26 株式会社シマノ スピニングリール
JPH1118642A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リ−ルのドラグ調節装置
JP4266719B2 (ja) * 2003-06-13 2009-05-20 株式会社シマノ スピニングリールのロータ制動装置
SG110185A1 (en) * 2003-09-11 2005-04-28 Shimano Kk Rotor for spinning reel
JP4451734B2 (ja) * 2004-06-30 2010-04-14 株式会社シマノ スピニングリールのロータ制動装置
SG144041A1 (en) * 2006-12-21 2008-07-29 Shimano Kk Reel unit of spinning reel
JP4804330B2 (ja) * 2006-12-21 2011-11-02 株式会社シマノ スピニングリールのリール本体
JP4892416B2 (ja) * 2007-06-15 2012-03-07 株式会社シマノ スピニングリールのリール本体
JP5143757B2 (ja) * 2009-01-26 2013-02-13 株式会社シマノ 釣り用リールの螺軸及びそれを用いた釣り用リールの往復移動機構
US8469300B2 (en) * 2011-07-22 2013-06-25 Eastaboga Tacle Mfg. Co., Inc. Spinning reel
CN202853510U (zh) * 2012-07-27 2013-04-03 胡兆贤 一种制动卷尺
JP6457258B2 (ja) * 2014-12-19 2019-01-23 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. スピニングリール
JP6465058B2 (ja) 2016-03-31 2019-02-06 マツダ株式会社 車両用効果音発生装置
CN106081987B (zh) * 2016-07-18 2019-02-12 维多利科技(江苏)有限公司 一种轻载手扳葫芦及其制动机构
JP6964998B2 (ja) * 2017-03-08 2021-11-10 株式会社シマノ スピニングリールのロータ制動装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3008381U (ja) * 1994-08-30 1995-03-14 ダイワ精工株式会社 魚釣用スピニングリ−ル
JPH104839A (ja) * 1996-06-20 1998-01-13 Ryobi Ltd 魚釣用スピニングリール
JP2000125712A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリール
JP2002306032A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Shimano Inc スピニングリールのベール反転装置
JP2003310113A (ja) * 2002-04-30 2003-11-05 Shimano Inc スピニングリールのロータ制動装置
JP2004141144A (ja) * 2002-08-28 2004-05-20 Shimano Inc スピニングリールのロータ制動装置
JP2004290049A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリール
JP2007097581A (ja) * 2005-09-07 2007-04-19 Shimano Inc スピニングリールのロータ制動装置
JP4851880B2 (ja) * 2005-09-07 2012-01-11 株式会社シマノ スピニングリールのロータ制動装置
JP4804314B2 (ja) * 2006-11-20 2011-11-02 株式会社シマノ スピニングリールのロータ
JP2011087570A (ja) * 2009-09-28 2011-05-06 Globeride Inc 魚釣用スピニングリール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7320475B2 (ja) 2020-03-31 2023-08-03 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール

Also Published As

Publication number Publication date
CN109588385A (zh) 2019-04-09
GB2568146A (en) 2019-05-08
GB201814943D0 (en) 2018-10-31
TWI756442B (zh) 2022-03-01
KR102657946B1 (ko) 2024-04-17
JP6965074B2 (ja) 2021-11-10
DE102018122460A1 (de) 2019-03-28
CN109588385B (zh) 2021-12-28
DE102018122460B4 (de) 2023-03-09
US10617103B2 (en) 2020-04-14
TW201914424A (zh) 2019-04-16
KR20190034065A (ko) 2019-04-01
US20190090467A1 (en) 2019-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6457258B2 (ja) スピニングリール
JP2019054768A (ja) スピニングリールのロータ制動装置
JP2016116463A5 (ja)
JP2015065961A (ja) 両軸受リール
US10624325B2 (en) Spinning reel
JP6352618B2 (ja) スピニングリール
JP6964998B2 (ja) スピニングリールのロータ制動装置
US9320266B2 (en) Bail support mechanism for a spinning reel
JP2015097492A5 (ja)
US11716980B2 (en) Spinning reel
US10709122B1 (en) Spinning reel
JP2003125678A (ja) スピニングリールのロータ
JP6566818B2 (ja) 両軸受リール
JP2003310113A (ja) スピニングリールのロータ制動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6965074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150