JPH1118642A - 魚釣用リ−ルのドラグ調節装置 - Google Patents
魚釣用リ−ルのドラグ調節装置Info
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- JPH1118642A JPH1118642A JP18901197A JP18901197A JPH1118642A JP H1118642 A JPH1118642 A JP H1118642A JP 18901197 A JP18901197 A JP 18901197A JP 18901197 A JP18901197 A JP 18901197A JP H1118642 A JPH1118642 A JP H1118642A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドラグ調節ツマミのスム−ズな回動操作
感覚が得られると共に微調節を円滑に行えること。 【解決手段】 クリック機構Cのラチェットリング6は
底板に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6bの内
周にクリック用凹凸歯の凹歯6cと凸歯6dが形成されて凸
歯6dの山数は45に形成され、クリック係合子ホルダ−
7は、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dに穿設された2
組の透孔7e、7fとで形成されている。クリック係合子8
は、バネ材で変形凸字形に折曲形成されて円弧部8aから
突出されて透孔7eの中に挿入される係合部γと、円弧部
8aが開放されて透孔7f内の両縁に係止される係止部8b、
8bとで形成され、係合部γは平行な摺動案内部分8cと山
形傾斜部分8dで形成されて一方の山形傾斜部分8dはクリ
ック用凹歯6cに係合され、他方の山形傾斜部分8dはクリ
ック用凸歯6dに係合されている。
感覚が得られると共に微調節を円滑に行えること。 【解決手段】 クリック機構Cのラチェットリング6は
底板に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6bの内
周にクリック用凹凸歯の凹歯6cと凸歯6dが形成されて凸
歯6dの山数は45に形成され、クリック係合子ホルダ−
7は、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dに穿設された2
組の透孔7e、7fとで形成されている。クリック係合子8
は、バネ材で変形凸字形に折曲形成されて円弧部8aから
突出されて透孔7eの中に挿入される係合部γと、円弧部
8aが開放されて透孔7f内の両縁に係止される係止部8b、
8bとで形成され、係合部γは平行な摺動案内部分8cと山
形傾斜部分8dで形成されて一方の山形傾斜部分8dはクリ
ック用凹歯6cに係合され、他方の山形傾斜部分8dはクリ
ック用凸歯6dに係合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スプ−ルや駆動
歯車等の回転体にドラグ制動力を掛けるドラグ調節ツマ
ミを改良した魚釣用リ−ルのドラグ調節装置に関する。
歯車等の回転体にドラグ制動力を掛けるドラグ調節ツマ
ミを改良した魚釣用リ−ルのドラグ調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実釣時の魚とのやりとりに十分対応でき
るように、釣糸が巻回されるスプ−ルに制動力を付与す
る制動装置を備えた魚釣用リ−ルは、例えば実公平1−
44063号公報、実開昭61−173271号公報や実公平5−106
12 号公報等で従来より知られている。これらの制動装
置は、釣り場の状況(対象魚、魚の引き具合い、使用糸
等)に応じて、制動力を強弱に調節できるようになって
おり、一般的に調節ツマミを指で回動操作することによ
り調節するように構成されている。
るように、釣糸が巻回されるスプ−ルに制動力を付与す
る制動装置を備えた魚釣用リ−ルは、例えば実公平1−
44063号公報、実開昭61−173271号公報や実公平5−106
12 号公報等で従来より知られている。これらの制動装
置は、釣り場の状況(対象魚、魚の引き具合い、使用糸
等)に応じて、制動力を強弱に調節できるようになって
おり、一般的に調節ツマミを指で回動操作することによ
り調節するように構成されている。
【0003】前記調節ツマミは、進退自在に螺合されて
制動部材を軸方向に押圧することにより前記スプ−ルの
摩擦結合力を直接或いは間接的に調節するようになって
いる。そして、制動力を設定値に維持するために、調節
ツマミの回動方向の弛み防止及び節度感を与えるために
該調節ツマミの回転方向に抵抗力を付与するバネ部材の
弾発力を利用した弛緩防止装置を備えている。
制動部材を軸方向に押圧することにより前記スプ−ルの
摩擦結合力を直接或いは間接的に調節するようになって
いる。そして、制動力を設定値に維持するために、調節
ツマミの回動方向の弛み防止及び節度感を与えるために
該調節ツマミの回転方向に抵抗力を付与するバネ部材の
弾発力を利用した弛緩防止装置を備えている。
【0004】回転抵抗力を発生させる方法としてこれら
は、内周の凹凸部にバネの先端部を係合させて節度を付
与するように構成されており、前記従来技術で見られる
ように一般的に15〜24位の凹凸部へのバネの弾発係
合作用で行うようになっている。調節ツマミを回動操作
して制動部材の制動板を押圧操作する場合、該押圧力が
強くなると、制動板との摩擦抵抗が大きくなり、スティ
ックスリップ(回転ムラ)が生じてスム−ズな回動操作
が阻害されて調節感が悪く、微調節を円滑に行えない。
又、この押圧時の回転ムラを軽減するために摩擦係数の
小さい潤滑材としてテフロン材を介在することも知られ
ているが、部品点数が増えると共に実釣時には海水、
水、異物等が制動部へ侵入付着し易く、安定した潤滑性
能を維持できない等の課題を残している。
は、内周の凹凸部にバネの先端部を係合させて節度を付
与するように構成されており、前記従来技術で見られる
ように一般的に15〜24位の凹凸部へのバネの弾発係
合作用で行うようになっている。調節ツマミを回動操作
して制動部材の制動板を押圧操作する場合、該押圧力が
強くなると、制動板との摩擦抵抗が大きくなり、スティ
ックスリップ(回転ムラ)が生じてスム−ズな回動操作
が阻害されて調節感が悪く、微調節を円滑に行えない。
又、この押圧時の回転ムラを軽減するために摩擦係数の
小さい潤滑材としてテフロン材を介在することも知られ
ているが、部品点数が増えると共に実釣時には海水、
水、異物等が制動部へ侵入付着し易く、安定した潤滑性
能を維持できない等の課題を残している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、調節ツマミを回動操作して制動部材の制動板を押
圧操作する場合、節度間隔が長いので押圧力が強くなる
と、制動板との摩擦抵抗が大きくなり、スティックスリ
ップ(回転ムラ)が生じてスム−ズな回動操作が阻害さ
れて調節感が悪く、微調節を円滑に行えないことであ
る。
点は、調節ツマミを回動操作して制動部材の制動板を押
圧操作する場合、節度間隔が長いので押圧力が強くなる
と、制動板との摩擦抵抗が大きくなり、スティックスリ
ップ(回転ムラ)が生じてスム−ズな回動操作が阻害さ
れて調節感が悪く、微調節を円滑に行えないことであ
る。
【0006】本発明の目的は前記欠点に鑑み、ドラグ調
節ツマミのスム−ズな回動操作感覚が得られると共に微
調節を円滑に行える魚釣用リ−ルのドラグ調節装置を提
供することである。
節ツマミのスム−ズな回動操作感覚が得られると共に微
調節を円滑に行える魚釣用リ−ルのドラグ調節装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1に係わる発明は、回転体にドラグ
制動力を掛けるドラグ調節ツマミのクリック係合子ホル
ダ−の径方向に係合部を突出するように付勢されたクリ
ツク係合子と、該係合部がクリック係合するラチェット
リングの内周に係合部の1回転で30以上のクリック音
を発生するように形成された凹凸歯とでドラグ調節ツマ
ミの弛み止めを構成したことを要旨とするものである。
請求項2に係わる発明は、前記クリック係合子の係合部
は径方向の摺動案内部分と山形傾斜部分で形成したこと
を要旨とするものである。請求項3に係わる発明は、前
記クリック係合子はバネ材で変形凸字形に折曲形成し、
該クリック係合子の係合部を平行な摺動案内部分と山形
傾斜部分で形成したことを要旨とするものである。請求
項4に係わる発明は、前記クリック係合子は係合部と該
係合部を径方向に付勢する発条とで構成したことを要旨
とするものである。請求項5に係わる発明は、前記ドラ
グ調節ツマミのクリック係合子ホルダ−にラチェットリ
ングに形成した凹凸歯に対して位相の異なる2組のクリ
ック係合子を配置したことを要旨とするものである。
するために、請求項1に係わる発明は、回転体にドラグ
制動力を掛けるドラグ調節ツマミのクリック係合子ホル
ダ−の径方向に係合部を突出するように付勢されたクリ
ツク係合子と、該係合部がクリック係合するラチェット
リングの内周に係合部の1回転で30以上のクリック音
を発生するように形成された凹凸歯とでドラグ調節ツマ
ミの弛み止めを構成したことを要旨とするものである。
請求項2に係わる発明は、前記クリック係合子の係合部
は径方向の摺動案内部分と山形傾斜部分で形成したこと
を要旨とするものである。請求項3に係わる発明は、前
記クリック係合子はバネ材で変形凸字形に折曲形成し、
該クリック係合子の係合部を平行な摺動案内部分と山形
傾斜部分で形成したことを要旨とするものである。請求
項4に係わる発明は、前記クリック係合子は係合部と該
係合部を径方向に付勢する発条とで構成したことを要旨
とするものである。請求項5に係わる発明は、前記ドラ
グ調節ツマミのクリック係合子ホルダ−にラチェットリ
ングに形成した凹凸歯に対して位相の異なる2組のクリ
ック係合子を配置したことを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】課題を解決する手段によって、ド
ラク調節ツマミ9の1回転で30以上のクリック音をと
もなう節度感が得られ、ドラグ制動力が強く調節されて
押圧力が強くなってスティックスリップ(回転ムラ)が
生じても、スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前
にドラク調節ツマミ9の回転方向の節度が優先作用する
ため、制動力の調節実行が確認されて良好な制動力の調
節操作が可能となると共に微細な回転方向の節度によ
り、制動力の微調節及び設定値の維持が確実に行える。
更にドラク調節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−
ズな回動操作感覚と精密感も得られる。
ラク調節ツマミ9の1回転で30以上のクリック音をと
もなう節度感が得られ、ドラグ制動力が強く調節されて
押圧力が強くなってスティックスリップ(回転ムラ)が
生じても、スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前
にドラク調節ツマミ9の回転方向の節度が優先作用する
ため、制動力の調節実行が確認されて良好な制動力の調
節操作が可能となると共に微細な回転方向の節度によ
り、制動力の微調節及び設定値の維持が確実に行える。
更にドラク調節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−
ズな回動操作感覚と精密感も得られる。
【0009】クリック係合子8、8′、8″の係合部
γ、γ′、γ″は摺動案内部分8c、8eと山形傾斜部分8
d、8fで形成されているので、摺動案内部分8c、8eはク
リック係合子ホルダ−7の透孔7e、7hの中を径方向に傾
かないで進退して山形傾斜部分8d、8fがラチェットリン
グ6のクリック用凹歯6c、6eと凸歯6d、6fとに当り、効
率によいクリック音が発生される。
γ、γ′、γ″は摺動案内部分8c、8eと山形傾斜部分8
d、8fで形成されているので、摺動案内部分8c、8eはク
リック係合子ホルダ−7の透孔7e、7hの中を径方向に傾
かないで進退して山形傾斜部分8d、8fがラチェットリン
グ6のクリック用凹歯6c、6eと凸歯6d、6fとに当り、効
率によいクリック音が発生される。
【0010】クリック係合子8、8′の係合部γはバネ
材で変形凸字形に折曲形成し、円弧部8aから起立された
平行な摺動案内部分8c、8cと山形傾斜部分8dで形成され
ているので、平行な摺動案内部分8c、8cはクリック係合
子ホルダ−7の透孔7eの中を径方向に傾かないで進退し
て山形傾斜部分8dがラチェットリング6のクリック用凸
歯6dと凹歯6cに当り、効率によいクリック音が発生され
る。
材で変形凸字形に折曲形成し、円弧部8aから起立された
平行な摺動案内部分8c、8cと山形傾斜部分8dで形成され
ているので、平行な摺動案内部分8c、8cはクリック係合
子ホルダ−7の透孔7eの中を径方向に傾かないで進退し
て山形傾斜部分8dがラチェットリング6のクリック用凸
歯6dと凹歯6cに当り、効率によいクリック音が発生され
る。
【0011】クリック係合子ホルダ−7の中に2組のク
リック係合子8、8又は係合部γ、γ′が位相を変えて
装着されていると、倍数のクリック音が得られると共に
微細な回転方向の節度により、制動力の微調節及び設定
値の維持が確実に行え、ドラク調節ツマミ9による調節
操作の円滑、スム−ズな回動操作感覚と精密感も得られ
る。
リック係合子8、8又は係合部γ、γ′が位相を変えて
装着されていると、倍数のクリック音が得られると共に
微細な回転方向の節度により、制動力の微調節及び設定
値の維持が確実に行え、ドラク調節ツマミ9による調節
操作の円滑、スム−ズな回動操作感覚と精密感も得られ
る。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、魚釣用リ−ルを魚釣用スピニングリ−ルで述べれ
ば、図1から図13は第1実施例で図1は魚釣用スピニン
グリ−ルの要部断面底面図、図2はころがり式一方向回
転規制機構の要部断面正面図、図3はスプ−ルの拡大断
面側面図、図4はスプ−ルの分解断面側面図と一部拡大
断面側面図、図5はスプ−ル支持部材の外観側面図、図
6はクリック機構の拡大断面側面図、図7はクリック機
構の拡大要部断面正面図、図8はクリック係合子ホルダ
−とクリック係合子の拡大断面側面図、図9はクリック
係合子ホルダ−の断面側面図、図10はクリック係合子ホ
ルダ−の正面図、図11はクリック係合子ホルダ−の側面
図、図12はクリック係合子ホルダ−の他の側面図、図13
はクリック係合子の拡大平面図である。
ると、魚釣用リ−ルを魚釣用スピニングリ−ルで述べれ
ば、図1から図13は第1実施例で図1は魚釣用スピニン
グリ−ルの要部断面底面図、図2はころがり式一方向回
転規制機構の要部断面正面図、図3はスプ−ルの拡大断
面側面図、図4はスプ−ルの分解断面側面図と一部拡大
断面側面図、図5はスプ−ル支持部材の外観側面図、図
6はクリック機構の拡大断面側面図、図7はクリック機
構の拡大要部断面正面図、図8はクリック係合子ホルダ
−とクリック係合子の拡大断面側面図、図9はクリック
係合子ホルダ−の断面側面図、図10はクリック係合子ホ
ルダ−の正面図、図11はクリック係合子ホルダ−の側面
図、図12はクリック係合子ホルダ−の他の側面図、図13
はクリック係合子の拡大平面図である。
【0013】第1実施例では皿状のクリック係合子ホル
ダ−の中に2組の板状のバネ材で変形凸字形に折曲形成
されたクリック係合子が位相を変えて装着されている。
魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1の一側に蓋体
10が図示しないビスで取り付けられ、リ−ル本体1と蓋
体10の両側に取り付けられた軸受11、12に駆動歯車2の
回転軸2aが軸支されている。回転軸2aの中心多角形孔に
ハンドル13が固定されたハンドル軸14が左右交換自在に
挿入嵌合されてビス15で取り付けられている。リ−ル本
体1の前部にはカラ−16を介して軸受17で回転駆動軸筒
18が回転自在に軸承されると共に前側に突出されてい
る。軸受17より前側の回転駆動軸筒18の外周にロ−タ19
が回り止め嵌合されて回転駆動軸筒18の先端に形成され
たネジ部に螺合されたナット20で固定されている。軸受
17より後側の回転駆動軸筒18の外周にころがり式一方向
回転規制機構Aの内輪21と軸受22が嵌合されている。
ダ−の中に2組の板状のバネ材で変形凸字形に折曲形成
されたクリック係合子が位相を変えて装着されている。
魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1の一側に蓋体
10が図示しないビスで取り付けられ、リ−ル本体1と蓋
体10の両側に取り付けられた軸受11、12に駆動歯車2の
回転軸2aが軸支されている。回転軸2aの中心多角形孔に
ハンドル13が固定されたハンドル軸14が左右交換自在に
挿入嵌合されてビス15で取り付けられている。リ−ル本
体1の前部にはカラ−16を介して軸受17で回転駆動軸筒
18が回転自在に軸承されると共に前側に突出されてい
る。軸受17より前側の回転駆動軸筒18の外周にロ−タ19
が回り止め嵌合されて回転駆動軸筒18の先端に形成され
たネジ部に螺合されたナット20で固定されている。軸受
17より後側の回転駆動軸筒18の外周にころがり式一方向
回転規制機構Aの内輪21と軸受22が嵌合されている。
【0014】回転駆動軸筒18の基端は軸受部1aで回転自
在に軸承され、基端の前側に一体的に形成されたピニオ
ン18a に駆動歯車2が噛合されてロ−タ19はハンドル13
の回転に連動して回転されるように支持されている。前
記回転駆動軸筒18の中心孔にはスプ−ル軸3の太径部3a
が前後往復動可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸3
の後端部3bには連結体23がビス24で取り付けられてい
る。リ−ル本体1の内側には歯車25が軸部1bに軸承さ
れ、歯車25は駆動歯車2の回転軸2aに形成された歯車2b
に噛合されている。歯車25には偏芯位置に突起25a が形
成されて連結体23の穴23a に挿入されている。
在に軸承され、基端の前側に一体的に形成されたピニオ
ン18a に駆動歯車2が噛合されてロ−タ19はハンドル13
の回転に連動して回転されるように支持されている。前
記回転駆動軸筒18の中心孔にはスプ−ル軸3の太径部3a
が前後往復動可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸3
の後端部3bには連結体23がビス24で取り付けられてい
る。リ−ル本体1の内側には歯車25が軸部1bに軸承さ
れ、歯車25は駆動歯車2の回転軸2aに形成された歯車2b
に噛合されている。歯車25には偏芯位置に突起25a が形
成されて連結体23の穴23a に挿入されている。
【0015】ころがり式一方向回転規制機構Aは図2の
ように、内輪21と、内輪21の外側に載せられた複数本の
棒状ころがり部材26と、棒状ころがり部材26の外側に嵌
合された外輪27と、棒状ころがり部材26を等間隔に保持
する保持体28と、発条29とで構成されている。外輪27の
内周には棒状ころがり部材26が回転自在の領域αと回転
が規制される領域βが形成されている。
ように、内輪21と、内輪21の外側に載せられた複数本の
棒状ころがり部材26と、棒状ころがり部材26の外側に嵌
合された外輪27と、棒状ころがり部材26を等間隔に保持
する保持体28と、発条29とで構成されている。外輪27の
内周には棒状ころがり部材26が回転自在の領域αと回転
が規制される領域βが形成されている。
【0016】ロ−タ19は筒部19a で回転駆動軸筒18に取
り付けられ、筒部19a と前壁19b と大径の筒部19c と大
径の筒部19c の基部19d 、19e の外周から前方に向けて
突出された一対の支持腕19f 、19g とで形成されてい
る。一対のベ−ル支持腕19f 、19g の先端部外側に一方
のベ−ル支持部材30と他方のベ−ル支持部材31が図示し
ないビスで図示の釣糸巻取位置と図示しない釣糸放出位
置に反転自在に軸承されている。一方のベ−ル支持部材
30には釣糸案内ロ−ラ32の取付部33が取り付けられてい
る。他方のベ−ル支持部材31と釣糸案内ロ−ラ32の取付
部33の間にベ−ル34が取り付けられている。
り付けられ、筒部19a と前壁19b と大径の筒部19c と大
径の筒部19c の基部19d 、19e の外周から前方に向けて
突出された一対の支持腕19f 、19g とで形成されてい
る。一対のベ−ル支持腕19f 、19g の先端部外側に一方
のベ−ル支持部材30と他方のベ−ル支持部材31が図示し
ないビスで図示の釣糸巻取位置と図示しない釣糸放出位
置に反転自在に軸承されている。一方のベ−ル支持部材
30には釣糸案内ロ−ラ32の取付部33が取り付けられてい
る。他方のベ−ル支持部材31と釣糸案内ロ−ラ32の取付
部33の間にベ−ル34が取り付けられている。
【0017】スプ−ル軸3の太径部3aの先端側には段部
で太径部3aより小径の小径部3cが形成され、先端にネジ
部3dが形成されている。小径部3cには軸方向と直交する
透孔3eが穿設されている。小径部3c外周には筒状のスプ
−ル支持部材4が嵌合されている。スプ−ル支持部材4
は筒部4aの後端に3段の鍔部4b、4c、4dが形成され、筒
部4aに軸方向と直交する透孔4eが穿設されている。透孔
4eより前側の筒部4a外周に周溝4fと周溝4fより前側の外
周には回り止め部4gが形成されている。透孔4eと透孔3e
には係合ピン35が挿脱自在に挿入される。
で太径部3aより小径の小径部3cが形成され、先端にネジ
部3dが形成されている。小径部3cには軸方向と直交する
透孔3eが穿設されている。小径部3c外周には筒状のスプ
−ル支持部材4が嵌合されている。スプ−ル支持部材4
は筒部4aの後端に3段の鍔部4b、4c、4dが形成され、筒
部4aに軸方向と直交する透孔4eが穿設されている。透孔
4eより前側の筒部4a外周に周溝4fと周溝4fより前側の外
周には回り止め部4gが形成されている。透孔4eと透孔3e
には係合ピン35が挿脱自在に挿入される。
【0018】スプ−ル支持部材4の筒部4aの外周には軸
受36と軸受からなる環体37が嵌合され、周溝4fにOリン
グ38が嵌合されて抜け止めされている。軸受36と軸受か
らなる環体37の外周には回転体となるスプ−ル5の内側
軸筒部5aが嵌合され、スプ−ル5の内側軸筒部5aより前
側の筒部4a外周にはドラグ機構Bの摩擦板39と制動板40
と摩擦板39と制動板41と摩擦板39とクリック機構Cの皿
状のラチェットリング6と皿状のクリック係合子ホルダ
−7が嵌合されている。制動板40の中心透孔40a と皿状
のラチェットリング6の中心透孔6aはスプ−ル支持部材
4の筒部4a外周に回り止め嵌合されている。係合ピン35
が挿脱自在に挿入されたスプ−ル軸3の透孔3eとスプ−
ル支持部材4の透孔4eは、軸受からなる環体37で閉塞さ
れている。
受36と軸受からなる環体37が嵌合され、周溝4fにOリン
グ38が嵌合されて抜け止めされている。軸受36と軸受か
らなる環体37の外周には回転体となるスプ−ル5の内側
軸筒部5aが嵌合され、スプ−ル5の内側軸筒部5aより前
側の筒部4a外周にはドラグ機構Bの摩擦板39と制動板40
と摩擦板39と制動板41と摩擦板39とクリック機構Cの皿
状のラチェットリング6と皿状のクリック係合子ホルダ
−7が嵌合されている。制動板40の中心透孔40a と皿状
のラチェットリング6の中心透孔6aはスプ−ル支持部材
4の筒部4a外周に回り止め嵌合されている。係合ピン35
が挿脱自在に挿入されたスプ−ル軸3の透孔3eとスプ−
ル支持部材4の透孔4eは、軸受からなる環体37で閉塞さ
れている。
【0019】スプ−ル5は、内側軸筒部5aと、内側軸筒
部5aの連結壁5bと、連結壁5bに穿設された複数の貫通孔
5cと、連結壁5bの後方に突出された筒部5dと、筒部5d内
周に形成されたクリック凹凸歯5eと、連結壁5bの前側の
凹部5fと、凹部5fの開口側に周溝5gと、釣糸42が巻回さ
れる外周の釣糸巻回胴部5hと、前側の鍔部5iと、後側の
大径の筒部5jとで形成されている。凹部5fにはドラグ機
構Bの摩擦板39と制動板40と摩擦板39と制動板41と摩擦
板39とクリック機構Cの皿状のラチェットリング6と皿
状のクリック係合子ホルダ−7が収容される。連結壁5b
に穿設された複数の貫通孔5cには制動板41に形成された
折曲腕部41aが挿入されて制動板41がスプ−ル5に回り
止めされている。周溝5gには抜け止め用の線材が多角形
に折曲された抜け止めリング43が嵌合される。
部5aの連結壁5bと、連結壁5bに穿設された複数の貫通孔
5cと、連結壁5bの後方に突出された筒部5dと、筒部5d内
周に形成されたクリック凹凸歯5eと、連結壁5bの前側の
凹部5fと、凹部5fの開口側に周溝5gと、釣糸42が巻回さ
れる外周の釣糸巻回胴部5hと、前側の鍔部5iと、後側の
大径の筒部5jとで形成されている。凹部5fにはドラグ機
構Bの摩擦板39と制動板40と摩擦板39と制動板41と摩擦
板39とクリック機構Cの皿状のラチェットリング6と皿
状のクリック係合子ホルダ−7が収容される。連結壁5b
に穿設された複数の貫通孔5cには制動板41に形成された
折曲腕部41aが挿入されて制動板41がスプ−ル5に回り
止めされている。周溝5gには抜け止め用の線材が多角形
に折曲された抜け止めリング43が嵌合される。
【0020】皿状のラチェットリング6は底板にスプ−
ル支持部材4の筒部4aの外周に回り止め嵌合される中心
透孔6aが、外周壁6bの内周にクリック用凹凸歯の凹歯6c
と凸歯6dが形成されている。凸歯6dの山数は45に形成
されている。
ル支持部材4の筒部4aの外周に回り止め嵌合される中心
透孔6aが、外周壁6bの内周にクリック用凹凸歯の凹歯6c
と凸歯6dが形成されている。凸歯6dの山数は45に形成
されている。
【0021】皿状のクリック係合子ホルダ−7は図3、
図4、図6から図12のように、底面7aと、底面7aの外側
の押圧面7bと、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dと、外
周壁7dに穿設された2組の透孔7e、7fと回り止め用切欠
き7g、7gとで形成されている。透孔7e、7eは逆台形に形
成され、透孔7f、7fは矩形に形成されている。
図4、図6から図12のように、底面7aと、底面7aの外側
の押圧面7bと、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dと、外
周壁7dに穿設された2組の透孔7e、7fと回り止め用切欠
き7g、7gとで形成されている。透孔7e、7eは逆台形に形
成され、透孔7f、7fは矩形に形成されている。
【0022】クリック係合子8は図7、図13のように、
金属材や合成樹脂材の板状のバネ材で変形凸字形に折曲
形成された円弧部8aと、円弧部8aから突出された係合部
γと、円弧部8aが開放された係止部8b、8bとで形成され
ている。係合部γは円弧部8aから起立された平行な摺動
案内部分8c、8cと山形傾斜部分8dで形成されている。ク
リック係合子ホルダ−7の外周壁7d内にクリック係合子
8が挿入されて透孔7eの中に係合部γが挿入され、透孔
7f内の両縁に係止部8b、8bが係止される。一方のクリッ
ク係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェ
ットリング6のクリック用凹歯6cに係合され、他方のク
リック係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラ
チェットリング6のクリック用凸歯6dに係合されて図7
では位相角度76度に設定されている。
金属材や合成樹脂材の板状のバネ材で変形凸字形に折曲
形成された円弧部8aと、円弧部8aから突出された係合部
γと、円弧部8aが開放された係止部8b、8bとで形成され
ている。係合部γは円弧部8aから起立された平行な摺動
案内部分8c、8cと山形傾斜部分8dで形成されている。ク
リック係合子ホルダ−7の外周壁7d内にクリック係合子
8が挿入されて透孔7eの中に係合部γが挿入され、透孔
7f内の両縁に係止部8b、8bが係止される。一方のクリッ
ク係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェ
ットリング6のクリック用凹歯6cに係合され、他方のク
リック係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラ
チェットリング6のクリック用凸歯6dに係合されて図7
では位相角度76度に設定されている。
【0023】スプ−ル支持部材4の鍔部4cの外周には皿
状のクリック係合子ホルダ−7と略同形の皿状のクリッ
ク係合子ホルダ−7′の中心透孔7hが回り止め嵌合さ
れ、皿状のクリック係合子ホルダ−7′の中にはクリッ
ク係合子8と略同形のクリック係合子8′が取り付けら
れている。クリック係合子8′の係合部γはスプ−ル5
のクリック凹凸歯5eに係合される。
状のクリック係合子ホルダ−7と略同形の皿状のクリッ
ク係合子ホルダ−7′の中心透孔7hが回り止め嵌合さ
れ、皿状のクリック係合子ホルダ−7′の中にはクリッ
ク係合子8と略同形のクリック係合子8′が取り付けら
れている。クリック係合子8′の係合部γはスプ−ル5
のクリック凹凸歯5eに係合される。
【0024】スプ−ル軸3の先端のネジ部3dにはドラク
調節ツマミ9の内側に回り止め嵌合されたナット部材44
のナット部44a が螺合されている。ドラク調節ツマミ9
の表面にはツマミ部9aが、裏面には筒部9bと数条の腕部
9cが形成されて腕部9cの先端に鈎部9dが形成されてい
る。鈎部9dはクリック係合子ホルダ−7の透孔7e、7fに
係止されてドラク調節ツマミ9とクリック係合子ホルダ
−7が一体化されている。筒部9bの内面には回り止め面
9eが形成されてナット部材44に形成された回り止め面44
b が係合される。ナット部材44と皿状のクリック係合子
ホルダ−7の底面7aの間には発条45が挿入されている。
調節ツマミ9の内側に回り止め嵌合されたナット部材44
のナット部44a が螺合されている。ドラク調節ツマミ9
の表面にはツマミ部9aが、裏面には筒部9bと数条の腕部
9cが形成されて腕部9cの先端に鈎部9dが形成されてい
る。鈎部9dはクリック係合子ホルダ−7の透孔7e、7fに
係止されてドラク調節ツマミ9とクリック係合子ホルダ
−7が一体化されている。筒部9bの内面には回り止め面
9eが形成されてナット部材44に形成された回り止め面44
b が係合される。ナット部材44と皿状のクリック係合子
ホルダ−7の底面7aの間には発条45が挿入されている。
【0025】スプ−ル軸3の先端にスプ−ル5とドラグ
機構Bとドラク調節ツマミ9と一体化されたクリック機
構Cとが組み込まれる時は、スプ−ル軸3の小径部3c外
周に筒状のスプ−ル支持部材4が嵌合されて透孔4eと透
孔3eに係合ピン35が挿入されると共にスプ−ル支持部材
4の筒部4aの外周に軸受36と軸受からなる環体37が嵌合
され、周溝4fにOリング38が嵌合されて抜け止めされ
る。次にスプ−ル支持部材4の筒部4aの外周にドラグ機
構Bとドラク調節ツマミ9と一体化されたクリック機構
Cが嵌合されてスプ−ル軸3の先端のネジ部3dにドラク
調節ツマミ9の内側のナット部材44のナット部44a が螺
合される。
機構Bとドラク調節ツマミ9と一体化されたクリック機
構Cとが組み込まれる時は、スプ−ル軸3の小径部3c外
周に筒状のスプ−ル支持部材4が嵌合されて透孔4eと透
孔3eに係合ピン35が挿入されると共にスプ−ル支持部材
4の筒部4aの外周に軸受36と軸受からなる環体37が嵌合
され、周溝4fにOリング38が嵌合されて抜け止めされ
る。次にスプ−ル支持部材4の筒部4aの外周にドラグ機
構Bとドラク調節ツマミ9と一体化されたクリック機構
Cが嵌合されてスプ−ル軸3の先端のネジ部3dにドラク
調節ツマミ9の内側のナット部材44のナット部44a が螺
合される。
【0026】ドラク調節ツマミ9が回動されてドラグ制
動力が調節される時は、ドラク調節ツマミ9が回動され
ると、ナット部材44で発条45を介してクリック機構Cの
クリック係合子ホルダ−7と皿状のラチェットリング6
が押圧され、ドラグ機構Bの摩擦板39と制動板40と摩擦
板39と制動板41と摩擦板39が押圧されてドラグ制動力が
調節される。この時ドラク調節ツマミ9が回動される
と、ドラク調節ツマミ9とクリック機構Cのクリック係
合子ホルダ−7とクリック係合子8がスプ−ル軸3と皿
状のラチェットリング6に対して一体に回動される。ク
リック係合子8が回動されると、一方のクリック係合子
8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリン
グ6のクリック用凹歯6cから凸歯6dに乗り上がり、他方
のクリック係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状
のラチェットリング6のクリック用凸歯6dから凹歯6cに
落下してクリック音が発生される。
動力が調節される時は、ドラク調節ツマミ9が回動され
ると、ナット部材44で発条45を介してクリック機構Cの
クリック係合子ホルダ−7と皿状のラチェットリング6
が押圧され、ドラグ機構Bの摩擦板39と制動板40と摩擦
板39と制動板41と摩擦板39が押圧されてドラグ制動力が
調節される。この時ドラク調節ツマミ9が回動される
と、ドラク調節ツマミ9とクリック機構Cのクリック係
合子ホルダ−7とクリック係合子8がスプ−ル軸3と皿
状のラチェットリング6に対して一体に回動される。ク
リック係合子8が回動されると、一方のクリック係合子
8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリン
グ6のクリック用凹歯6cから凸歯6dに乗り上がり、他方
のクリック係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状
のラチェットリング6のクリック用凸歯6dから凹歯6cに
落下してクリック音が発生される。
【0027】図7の第1実施例では、凸歯6dの山数は4
5に形成されているいるから、ドラク調節ツマミ9の1
回転で90のクリック音をともなう節度感が得られる。
又、凸歯6dの山間隔が角度8度に形成されているから、
角度4度で1回のクリック音が得られ、ドラグ制動力が
強く調節されて押圧力が強くなってスティックスリップ
(回転ムラ)が生じても、スティックスリップ(回転ム
ラ)が生じる前にドラク調節ツマミ9の回転方向の節度
が優先作用するため、制動力の調節実行が確認されて良
好な制動力の調節操作が可能となると共に微細な回転方
向の節度により、制動力の微調節及び設定値の維持が確
実に行える。更にドラク調節ツマミ9による調節操作の
円滑、スム−ズな回動操作感覚と精密感も得られる。
5に形成されているいるから、ドラク調節ツマミ9の1
回転で90のクリック音をともなう節度感が得られる。
又、凸歯6dの山間隔が角度8度に形成されているから、
角度4度で1回のクリック音が得られ、ドラグ制動力が
強く調節されて押圧力が強くなってスティックスリップ
(回転ムラ)が生じても、スティックスリップ(回転ム
ラ)が生じる前にドラク調節ツマミ9の回転方向の節度
が優先作用するため、制動力の調節実行が確認されて良
好な制動力の調節操作が可能となると共に微細な回転方
向の節度により、制動力の微調節及び設定値の維持が確
実に行える。更にドラク調節ツマミ9による調節操作の
円滑、スム−ズな回動操作感覚と精密感も得られる。
【0028】魚釣用リ−ルのドラグ調節装置が前記のよ
うに構成されると、ドラグ制動力が強く調節されて押圧
力が強くなってスティックスリップ(回転ムラ)が生じ
ても、スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前にド
ラク調節ツマミ9の回転方向の節度が優先作用するた
め、制動力の調節実行が確認されて良好な制動力の調節
操作が可能となると共に微細な回転方向の節度により、
制動力の微調節及び設定値の維持が確実に行える。更に
ドラク調節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−ズな
回動操作感覚と精密感も得られる。
うに構成されると、ドラグ制動力が強く調節されて押圧
力が強くなってスティックスリップ(回転ムラ)が生じ
ても、スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前にド
ラク調節ツマミ9の回転方向の節度が優先作用するた
め、制動力の調節実行が確認されて良好な制動力の調節
操作が可能となると共に微細な回転方向の節度により、
制動力の微調節及び設定値の維持が確実に行える。更に
ドラク調節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−ズな
回動操作感覚と精密感も得られる。
【0029】クリック係合子8の係合部γはバネ材で変
形凸字形に折曲形成し、摺動案内部分8cと山形傾斜部分
8dで形成されているので、摺動案内部分8cはクリック係
合子ホルダ−7の透孔7eの中を径方向に傾かないで進退
して山形傾斜部分8dがラチェットリング6のクリック用
凸歯6dと凹歯6cに当り、効率によいクリック音が発生さ
れる。クリック係合子ホルダ−7の中に2組のクリック
係合子8が位相を変えて装着されていると、倍数のクリ
ック音が得られると共に微細な回転方向の節度により、
制動力の微調節及び設定値の維持が確実に行え、ドラク
調節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−ズな回動操
作感覚と精密感も得られる。
形凸字形に折曲形成し、摺動案内部分8cと山形傾斜部分
8dで形成されているので、摺動案内部分8cはクリック係
合子ホルダ−7の透孔7eの中を径方向に傾かないで進退
して山形傾斜部分8dがラチェットリング6のクリック用
凸歯6dと凹歯6cに当り、効率によいクリック音が発生さ
れる。クリック係合子ホルダ−7の中に2組のクリック
係合子8が位相を変えて装着されていると、倍数のクリ
ック音が得られると共に微細な回転方向の節度により、
制動力の微調節及び設定値の維持が確実に行え、ドラク
調節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−ズな回動操
作感覚と精密感も得られる。
【0030】図14から図23は第2実施例で、図14はスプ
−ルの拡大断面側面図、図15はスプ−ルの分解断面側面
図と一部拡大断面側面図、図16はクリック機構の拡大断
面側面図、図17はクリック機構の拡大要部断面正面図、
図18はクリック係合子ホルダ−とクリック係合子の拡大
断面側面図、図19はクリック係合子ホルダ−の断面側面
図、図20はクリック係合子ホルダ−の正面図、図21はク
リック係合子ホルダ−の側面図、図22はクリック係合子
ホルダ−の他の側面図、図23はクリック係合子の拡大平
面図である。
−ルの拡大断面側面図、図15はスプ−ルの分解断面側面
図と一部拡大断面側面図、図16はクリック機構の拡大断
面側面図、図17はクリック機構の拡大要部断面正面図、
図18はクリック係合子ホルダ−とクリック係合子の拡大
断面側面図、図19はクリック係合子ホルダ−の断面側面
図、図20はクリック係合子ホルダ−の正面図、図21はク
リック係合子ホルダ−の側面図、図22はクリック係合子
ホルダ−の他の側面図、図23はクリック係合子の拡大平
面図である。
【0031】第2実施例では、板状のバネ材で変形凸字
形に折曲形成された1組のクリック係合子8′に2組の
係合部γ、γ′が位相を変えて形成されている。皿状の
ラチェットリング6は底板にスプ−ル支持部材4の筒部
4aの外周に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6b
の内周にクリック用凹凸歯の凹歯6eと凸歯6fが形成され
ている。凸歯6fの山数は17に形成されている。
形に折曲形成された1組のクリック係合子8′に2組の
係合部γ、γ′が位相を変えて形成されている。皿状の
ラチェットリング6は底板にスプ−ル支持部材4の筒部
4aの外周に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6b
の内周にクリック用凹凸歯の凹歯6eと凸歯6fが形成され
ている。凸歯6fの山数は17に形成されている。
【0032】皿状のクリック係合子ホルダ−7は図17か
ら図22のように、底面7aと、底面7aの外側の押圧面7b
と、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dと、外周壁7dに穿
設された2組の透孔7e、7eと回り止め用切欠き7g、7gと
で形成されている。透孔7e、7eは逆台形に形成されてい
る。クリック係合子8′は図17、図23のように、金属材
や合成樹脂材の板状のバネ材で変形凸字形に折曲形成さ
れた円弧部8aと、円弧部8aから突出された係合部γ、
γ′とで形成され、係合部γ、γ′は位相角度180度
に設定されている。係合部γ、γ′は夫々円弧部8aから
起立された平行な摺動案内部分8c、8cと山形傾斜部分8d
で形成されている。他の構成は前記第1実施例と略同一
である。
ら図22のように、底面7aと、底面7aの外側の押圧面7b
と、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dと、外周壁7dに穿
設された2組の透孔7e、7eと回り止め用切欠き7g、7gと
で形成されている。透孔7e、7eは逆台形に形成されてい
る。クリック係合子8′は図17、図23のように、金属材
や合成樹脂材の板状のバネ材で変形凸字形に折曲形成さ
れた円弧部8aと、円弧部8aから突出された係合部γ、
γ′とで形成され、係合部γ、γ′は位相角度180度
に設定されている。係合部γ、γ′は夫々円弧部8aから
起立された平行な摺動案内部分8c、8cと山形傾斜部分8d
で形成されている。他の構成は前記第1実施例と略同一
である。
【0033】クリック係合子ホルダ−7の外周壁7d内に
クリック係合子8が挿入されて透孔7e、7eの中に係合部
γ、γ′が夫々挿入される。クリック係合子8′の一方
の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリング
6のクリック用凹歯6eに係合され、他方の係合部γ′の
山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリング6のクリック
用凸歯6fに係合されている。
クリック係合子8が挿入されて透孔7e、7eの中に係合部
γ、γ′が夫々挿入される。クリック係合子8′の一方
の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリング
6のクリック用凹歯6eに係合され、他方の係合部γ′の
山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリング6のクリック
用凸歯6fに係合されている。
【0034】ドラク調節ツマミ9が回動されると、ドラ
ク調節ツマミ9とクリック機構Cのクリック係合子ホル
ダ−7とクリック係合子8′がスプ−ル軸3と皿状のラ
チェットリング6に対して一体に回動される。クリック
係合子8′が回動されると、クリック係合子8′の一方
の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリング
6のクリック用凹歯6eから凸歯6fに乗り上がり、クリッ
ク係合子8の他方の係合部γ′の山形傾斜部分8dは皿状
のラチェットリング6のクリック用凸歯6fから凹歯6eに
落下してクリック音が発生される。図17の第2実施例で
は、凸歯6fの山数は17に形成されているいるから、ド
ラク調節ツマミ9の1回転で34のクリック音をともな
う節度感が得られる。
ク調節ツマミ9とクリック機構Cのクリック係合子ホル
ダ−7とクリック係合子8′がスプ−ル軸3と皿状のラ
チェットリング6に対して一体に回動される。クリック
係合子8′が回動されると、クリック係合子8′の一方
の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェットリング
6のクリック用凹歯6eから凸歯6fに乗り上がり、クリッ
ク係合子8の他方の係合部γ′の山形傾斜部分8dは皿状
のラチェットリング6のクリック用凸歯6fから凹歯6eに
落下してクリック音が発生される。図17の第2実施例で
は、凸歯6fの山数は17に形成されているいるから、ド
ラク調節ツマミ9の1回転で34のクリック音をともな
う節度感が得られる。
【0035】図24から図26は第3実施例で、図24はスプ
−ルの拡大断面側面図、図25はクリック機構の拡大断面
側面図、図26はクリック機構の拡大要部断面正面図であ
る。
−ルの拡大断面側面図、図25はクリック機構の拡大断面
側面図、図26はクリック機構の拡大要部断面正面図であ
る。
【0036】第3実施例では、クリック係合子8″が金
属材や合成樹脂材で鋲状に形成されている。皿状のラチ
ェットリング6は底板にスプ−ル支持部材4の筒部4aの
外周に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6bの内
周にクリック用凹歯6cと凸歯6dが形成されている。凸歯
6dの山数は45に形成されている。
属材や合成樹脂材で鋲状に形成されている。皿状のラチ
ェットリング6は底板にスプ−ル支持部材4の筒部4aの
外周に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6bの内
周にクリック用凹歯6cと凸歯6dが形成されている。凸歯
6dの山数は45に形成されている。
【0037】皿状のクリック係合子ホルダ−7は図24か
ら図26のように、底面7aと、底面7aの外側の押圧面7b
と、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dと、外周壁7dに穿
設された透孔7iと、外周壁7dの内側の突堤壁7jと、突堤
壁7jの透孔7kとで形成されている。クリック係合子8″
は係合部γ″と抜け止め具46と係合部γ″を径方向に付
勢する発条47とで構成されている。係合部γ″は摺動案
内部分8eと円錐状山形傾斜部分8fで形成されて摺動案内
部分8e外周に周溝8gが形成されている。周溝8gには抜け
止め具46が係止され、摺動案内部分8e外周には発条47が
嵌合されている。他の構成は前記第1実施例と略同一で
ある。位相角度180度位置に2点鎖線のように他のク
リック係合子8″を設けてもよい。
ら図26のように、底面7aと、底面7aの外側の押圧面7b
と、底面7aの中心透孔7cと、外周壁7dと、外周壁7dに穿
設された透孔7iと、外周壁7dの内側の突堤壁7jと、突堤
壁7jの透孔7kとで形成されている。クリック係合子8″
は係合部γ″と抜け止め具46と係合部γ″を径方向に付
勢する発条47とで構成されている。係合部γ″は摺動案
内部分8eと円錐状山形傾斜部分8fで形成されて摺動案内
部分8e外周に周溝8gが形成されている。周溝8gには抜け
止め具46が係止され、摺動案内部分8e外周には発条47が
嵌合されている。他の構成は前記第1実施例と略同一で
ある。位相角度180度位置に2点鎖線のように他のク
リック係合子8″を設けてもよい。
【0038】図27から図32は第4実施例で、図27は魚釣
用スピニングリ−ルの要部断面底面図、図28はクリック
機構の拡大断面側面図、図29はクリック機構の拡大要部
断面正面図、図30はクリック係合子ホルダ−とクリック
係合子の拡大断面側面図、図31はクリック係合子ホルダ
−の側面図、図32はクリック係合子ホルダ−の他の側面
図である。
用スピニングリ−ルの要部断面底面図、図28はクリック
機構の拡大断面側面図、図29はクリック機構の拡大要部
断面正面図、図30はクリック係合子ホルダ−とクリック
係合子の拡大断面側面図、図31はクリック係合子ホルダ
−の側面図、図32はクリック係合子ホルダ−の他の側面
図である。
【0039】第4実施例では、皿状のクリック係合子ホ
ルダ−の中に1組の板状のバネ材で変形凸字形に折曲形
成されたクリック係合子が装着されている。皿状のラチ
ェットリング6は底板にスプ−ル支持部材4の筒部4aの
外周に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6bの内
周にクリック用凹歯6cと凸歯6dが形成されている。凸歯
6dの山数は45に形成されている。
ルダ−の中に1組の板状のバネ材で変形凸字形に折曲形
成されたクリック係合子が装着されている。皿状のラチ
ェットリング6は底板にスプ−ル支持部材4の筒部4aの
外周に回り止め嵌合される中心透孔6aが、外周壁6bの内
周にクリック用凹歯6cと凸歯6dが形成されている。凸歯
6dの山数は45に形成されている。
【0040】皿状のクリック係合子ホルダ−7は、底面
7aと、底面7aの外側の押圧面7bと、底面7aの中心透孔7c
と、外周壁7dと、外周壁7dに穿設された透孔7e、7fと回
り止め用切欠き7gとで形成されている。透孔7eは逆台形
に形成され、透孔7fは矩形に形成されている。クリック
係合子8は、金属材や合成樹脂材の板状のバネ材で変形
凸字形に折曲形成された円弧部8aと、円弧部8aから突出
された係合部γと、円弧部8aが開放された係止部8b、8b
とで形成されている。係合部γは円弧部8aから起立され
た平行な摺動案内部分8c、8cと山形傾斜部分8dで形成さ
れている。他の構成は前記第1実施例と略同一である。
7aと、底面7aの外側の押圧面7bと、底面7aの中心透孔7c
と、外周壁7dと、外周壁7dに穿設された透孔7e、7fと回
り止め用切欠き7gとで形成されている。透孔7eは逆台形
に形成され、透孔7fは矩形に形成されている。クリック
係合子8は、金属材や合成樹脂材の板状のバネ材で変形
凸字形に折曲形成された円弧部8aと、円弧部8aから突出
された係合部γと、円弧部8aが開放された係止部8b、8b
とで形成されている。係合部γは円弧部8aから起立され
た平行な摺動案内部分8c、8cと山形傾斜部分8dで形成さ
れている。他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0041】クリック係合子ホルダ−7の外周壁7d内に
クリック係合子8が挿入されて透孔7eの中に係合部γが
挿入され、透孔7f内の両縁に係止部8b、8bが係止され
る。クリック係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿
状のラチェットリング6のクリック用凹歯6cに係合され
ている。
クリック係合子8が挿入されて透孔7eの中に係合部γが
挿入され、透孔7f内の両縁に係止部8b、8bが係止され
る。クリック係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿
状のラチェットリング6のクリック用凹歯6cに係合され
ている。
【0042】第4実施例では、ドラク調節ツマミ9が回
動されると、ドラク調節ツマミ9とクリック機構Cのク
リック係合子ホルダ−7とクリック係合子8がスプ−ル
軸3と皿状のラチェットリング6に対して一体に回動さ
れる。クリック係合子8が回動されると、一方のクリッ
ク係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェ
ットリング6のクリック用凹歯6cから凸歯6dに乗り上が
り、ドラク調節ツマミ9の次の回動で山形傾斜部分8dが
凸歯6dから凹歯6cに落下してクリック音が発生される。
凸歯6dの山数は45に形成されているいるから、ドラク
調節ツマミ9の1回転で45のクリック音をともなう節
度感が得られる。
動されると、ドラク調節ツマミ9とクリック機構Cのク
リック係合子ホルダ−7とクリック係合子8がスプ−ル
軸3と皿状のラチェットリング6に対して一体に回動さ
れる。クリック係合子8が回動されると、一方のクリッ
ク係合子8の係合部γの山形傾斜部分8dは皿状のラチェ
ットリング6のクリック用凹歯6cから凸歯6dに乗り上が
り、ドラク調節ツマミ9の次の回動で山形傾斜部分8dが
凸歯6dから凹歯6cに落下してクリック音が発生される。
凸歯6dの山数は45に形成されているいるから、ドラク
調節ツマミ9の1回転で45のクリック音をともなう節
度感が得られる。
【0043】ドラグ制動力が強く調節されて押圧力が強
くなってスティックスリップ(回転ムラ)が生じても、
スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前にドラク調
節ツマミ9の回転方向の節度が優先作用するため、制動
力の調節実行が確認されて良好な制動力の調節操作が可
能となると共に微細な回転方向の節度により、制動力の
微調節及び設定値の維持が確実に行える。更にドラク調
節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−ズな回動操作
感覚と精密感も得られる。
くなってスティックスリップ(回転ムラ)が生じても、
スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前にドラク調
節ツマミ9の回転方向の節度が優先作用するため、制動
力の調節実行が確認されて良好な制動力の調節操作が可
能となると共に微細な回転方向の節度により、制動力の
微調節及び設定値の維持が確実に行える。更にドラク調
節ツマミ9による調節操作の円滑、スム−ズな回動操作
感覚と精密感も得られる。
【0044】前記説明では、魚釣用リ−ルのドラグ調節
装置をフロントドラグ方式の魚釣用スピニングリ−ルに
図示して実施したが、リヤドラグ方式の魚釣用スピニン
グリ−ルや魚釣用両軸受型リ−ルに実施してもよい。魚
釣用両軸受型リ−ルに実施される時、回転体はハンドル
軸に摩擦結合される駆動歯車となる。
装置をフロントドラグ方式の魚釣用スピニングリ−ルに
図示して実施したが、リヤドラグ方式の魚釣用スピニン
グリ−ルや魚釣用両軸受型リ−ルに実施してもよい。魚
釣用両軸受型リ−ルに実施される時、回転体はハンドル
軸に摩擦結合される駆動歯車となる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】ドラグ制動力が強く調節されて押圧力が強
くなってスティックスリップ(回転ムラ)が生じても、
スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前にドラク調
節ツマミの回転方向の節度が優先作用するため、制動力
の調節実行が確認されて良好な制動力の調節操作が可能
となると共に微細な回転方向の節度により、制動力の微
調節及び設定値の維持が確実に行える。更にドラク調節
ツマミによる調節操作の円滑、スム−ズな回動操作感覚
と精密感も得られる。
くなってスティックスリップ(回転ムラ)が生じても、
スティックスリップ(回転ムラ)が生じる前にドラク調
節ツマミの回転方向の節度が優先作用するため、制動力
の調節実行が確認されて良好な制動力の調節操作が可能
となると共に微細な回転方向の節度により、制動力の微
調節及び設定値の維持が確実に行える。更にドラク調節
ツマミによる調節操作の円滑、スム−ズな回動操作感覚
と精密感も得られる。
【0047】クリック係合子の係合部は摺動案内部分と
山形傾斜部分で形成されているので、摺動案内部分はク
リック係合子ホルダ−の透孔の中を径方向に傾かないで
進退して山形傾斜部分がラチェットリングのクリック用
凹歯と凸歯とに当り、効率によいクリック音が発生され
る。
山形傾斜部分で形成されているので、摺動案内部分はク
リック係合子ホルダ−の透孔の中を径方向に傾かないで
進退して山形傾斜部分がラチェットリングのクリック用
凹歯と凸歯とに当り、効率によいクリック音が発生され
る。
【0048】クリック係合子の係合部はバネ材で変形凸
字形に折曲形成し、円弧部から起立された平行な摺動案
内部分と山形傾斜部分で形成されているので、平行な摺
動案内部分はクリック係合子ホルダ−の透孔の中を径方
向に傾かないで進退して山形傾斜部分がラチェットリン
グのクリック用凸歯と凹歯に当り、効率によいクリック
音が発生される。
字形に折曲形成し、円弧部から起立された平行な摺動案
内部分と山形傾斜部分で形成されているので、平行な摺
動案内部分はクリック係合子ホルダ−の透孔の中を径方
向に傾かないで進退して山形傾斜部分がラチェットリン
グのクリック用凸歯と凹歯に当り、効率によいクリック
音が発生される。
【0049】クリック係合子ホルダ−の中に2組のクリ
ック係合子又は係合部が位相を変えて装着されている
と、倍数のクリック音が得られると共に微細な回転方向
の節度により、制動力の微調節及び設定値の維持が確実
に行え、ドラク調節ツマミによる調節操作の円滑、スム
−ズな回動操作感覚と精密感も得られる。
ック係合子又は係合部が位相を変えて装着されている
と、倍数のクリック音が得られると共に微細な回転方向
の節度により、制動力の微調節及び設定値の維持が確実
に行え、ドラク調節ツマミによる調節操作の円滑、スム
−ズな回動操作感覚と精密感も得られる。
【図1】第1実施例で魚釣用スピニングリ−ルの要部断
面底面図である。
面底面図である。
【図2】同ころがり式一方向回転規制機構の要部断面正
面図である。
面図である。
【図3】同スプ−ルの拡大断面側面図である。
【図4】同スプ−ルの分解断面側面図と一部拡大断面側
面図である。
面図である。
【図5】同スプ−ル支持部材の外観側面図である。
【図6】同クリック機構の拡大断面側面図である。
【図7】同クリック機構の拡大要部断面正面図である。
【図8】同クリック係合子ホルダ−とクリック係合子の
拡大断面側面図である。
拡大断面側面図である。
【図9】同クリック係合子ホルダ−の断面側面図であ
る。
る。
【図10】同クリック係合子ホルダ−の正面図である。
【図11】同クリック係合子ホルダ−の側面図である。
【図12】同クリック係合子ホルダ−の他の側面図であ
る。
る。
【図13】同クリック係合子の拡大平面図である。
【図14】第2実施例で、スプ−ルの拡大断面側面図であ
る。
る。
【図15】同スプ−ルの分解断面側面図と一部拡大断面側
面図である。
面図である。
【図16】同クリック機構の拡大断面側面図である。
【図17】同クリック機構の拡大要部断面正面図である。
【図18】同クリック係合子ホルダ−とクリック係合子の
拡大断面側面図である。
拡大断面側面図である。
【図19】同クリック係合子ホルダ−の断面側面図であ
る。
る。
【図20】同クリック係合子ホルダ−の正面図である。
【図21】同クリック係合子ホルダ−の側面図である。
【図22】同クリック係合子ホルダ−の他の側面図であ
る。
る。
【図23】同クリック係合子の拡大平面図である。
【図24】第3実施例で、スプ−ルの拡大断面側面図であ
る。
る。
【図25】同クリック機構の拡大断面側面図である。
【図26】同クリック機構の拡大要部断面正面図である。
【図27】第4実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
断面底面図である。
断面底面図である。
【図28】同クリック機構の拡大断面側面図である。
【図29】同クリック機構の拡大要部断面正面図である。
【図30】同クリック係合子ホルダ−とクリック係合子の
拡大断面側面図である。
拡大断面側面図である。
【図31】同クリック係合子ホルダ−の側面図である。
【図32】同クリック係合子ホルダ−の他の側面図であ
る。
る。
5 回転体(スプ−ル) 6 ラチェットリング 6c、6d、6e、6f 凹凸歯 7 クリック係合子ホルダ− 8、8′、8″ クリック係合子 8c、8e 摺動案内部分 8d、8f 山形傾斜部分 9 ドラク調節ツマミ 47 発条 γ、γ′、γ″ 係合部
Claims (5)
- 【請求項1】回転体にドラグ制動力を掛けるドラグ調節
ツマミのクリック係合子ホルダ−の径方向に係合部を突
出するように付勢されたクリツク係合子と、該係合部が
クリック係合するラチェットリングの内周に係合部の1
回転で30以上のクリック音を発生するように形成され
た凹凸歯とでドラグ調節ツマミの弛み止めを構成したこ
とを特徴とする魚釣用リ−ルのドラグ調節装置。 - 【請求項2】前記クリック係合子の係合部は径方向の摺
動案内部分と山形傾斜部分で形成したことを特徴とする
請求項1記載の魚釣用リ−ルのドラグ調節装置。 - 【請求項3】前記クリック係合子はバネ材で変形凸字形
に折曲形成し、該クリック係合子の係合部を平行な摺動
案内部分と山形傾斜部分で形成したことを特徴とする請
求項1又は2記載の魚釣用リ−ルのドラグ調節装置。 - 【請求項4】前記クリック係合子は係合部と該係合部を
径方向に付勢する発条とで(形成)構成したことを特徴
とする請求項1又は2記載の魚釣用リ−ルのドラグ調節
装置。 - 【請求項5】前記ドラグ調節ツマミのクリック係合子ホ
ルダ−にラチェットリングに形成した凹凸歯に対して位
相の異なる2組のクリック係合子を配置したことを特徴
とする請求項1乃至4記載の魚釣用リ−ルのドラグ調節
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18901197A JPH1118642A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 魚釣用リ−ルのドラグ調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18901197A JPH1118642A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 魚釣用リ−ルのドラグ調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1118642A true JPH1118642A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16233813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18901197A Pending JPH1118642A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 魚釣用リ−ルのドラグ調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1118642A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000342123A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-12 | Daiwa Seiko Inc | 釣 竿 |
JP2002218878A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
KR20030019261A (ko) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | 다이와 세이꼬 가부시끼가이샤 | 낚시용 스피닝 릴 |
JP2003274825A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-09-30 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールのドラグ装置 |
JP2008011772A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用スピニングリール |
JP2018157778A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リールのドラグ装置、及び魚釣用リールの制動力調整部材 |
CN109588385A (zh) * | 2017-09-22 | 2019-04-09 | 株式会社岛野 | 纺车式卷线器的转子制动装置 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP18901197A patent/JPH1118642A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000342123A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-12 | Daiwa Seiko Inc | 釣 竿 |
JP2002218878A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
KR20030019261A (ko) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | 다이와 세이꼬 가부시끼가이샤 | 낚시용 스피닝 릴 |
JP2003274825A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-09-30 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールのドラグ装置 |
JP2008011772A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用スピニングリール |
JP4668857B2 (ja) * | 2006-07-05 | 2011-04-13 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
JP2018157778A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リールのドラグ装置、及び魚釣用リールの制動力調整部材 |
CN109588385A (zh) * | 2017-09-22 | 2019-04-09 | 株式会社岛野 | 纺车式卷线器的转子制动装置 |
CN109588385B (zh) * | 2017-09-22 | 2021-12-28 | 株式会社岛野 | 纺车式卷线器的转子制动装置 |
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