JP2019050097A - リチウム空気二次電池 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係るリチウム空気二次電池の基本的な構成図である。同図に示すように、リチウム空気二次電池100は、空気極101と、リチウムを含んで構成された負極102と、空気極101と負極102に挟まれて配置される有機電解液103とを備える。空気極101は正極として機能する。
本実施形態の空気極101は、触媒、導電性材料や支持体を少なくとも含み、必要に応じて結着剤等の添加剤を含む。
本実施形態のリチウム空気二次電池100では、空気極101に触媒としてCr,Mn,Fe,Co,Niの中の少なくとも1種の金属を含む酸化物、もしくは、Pt,Ru,Irの中の少なくとも1種の金属を含み、さらに望ましくは、少なくともPtとRuを含む材料であることが求められる。
式(1)中のリチウムイオン(Li+)は、負極102から電気化学的酸化により有機電解液103中に溶解し、この有機電解液103中を空気極101表面まで移動してきたものである。また、酸素(O2)は、大気(空気)中から空気極101内部に取り込まれたものである。なお、負極102から溶解する材料(Li+)、空気極101で析出する材料(Li2O2)、及び空気(O2)を図1の構成要素と共に示した。
本実施形態の空気極に含まれる導電性材料は、カーボンであることが好ましい。特に、本実施形態の導電性材料としては、以下のものに限定されないが、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラック類、活性炭類、グラファイト類、カーボンファイバー類等を挙げることができる。また、これらのカーボンは、例えば市販品として、又は合成により入手することが可能である。(I-1)の触媒と同様に、電極反応を引き起こす反応部位(上記の電解液/カーボン材料/空気(酸素)の三相部分)がより多く存在することが望ましい。このような観点から、使用するカーボン材料は比表面積が高い方が好ましく、BET比表面積の値としては1000m2/g以上であることが望ましい。さらに、安価なカーボンブラック類を使用してもよい。
空気極101は結着剤(バインダー)を含むことができる。この結着剤は、特に限定されないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリブタジエンゴムなどを例として挙げることができる。これらの結着剤は、粉末として又は分散液として用いることができる。
空気極支持体としては、導電性があり、カーボンや触媒を保持することが可能な構造を
有し、かつ、空気透過性を有していることが必須である。また、空気電池の作動雰囲気(有機電解液中)や作動条件(2V程度の高電圧)において腐食性がなく、形状安定性を有していることが望まれる。
空気極101は以下のように調製することができる。使用する支持体の種類によって、空気極101の作製法は異なる。
上記のスラリーを金属メッシュ上に塗布し、乾燥し空気極を作製した。必要に応じて、塗布と乾燥を繰り返し行い、所望の電極厚さになるように調整した。
上記のスラリーを導電性クロス・ペーパー上に塗布し、乾燥し空気極を作製した。必要に応じて、塗布と乾燥を繰り返し行い、所望の電極厚さになるように調整した。
上記のスラリーを発泡金属シート上に滴下し、金属製スパチュラでスラリーがシート中に浸透するように、ある程度、力を加えながら練り込んだ。その後、乾燥を行い、重量測定を行い、充填量を測定した。この操作を必要に応じて繰り返すことにより、カーボン充填量の調整を行った。
本実施形態のリチウム空気二次電池100は、負極102に負極活物質を含む。この負極活性物質は、リチウム二次電池の負極材料として用いることができる材料であれば特に制限されない。例えば、金属リチウムを挙げることができる。或いは、リチウム含有物質として、リチウムイオンを放出及び吸蔵することができる物質である、リチウムと、シリコン又はスズとの合金、或いはLi2.6Co0.4Nなどのリチウム窒化物を例として挙げることができる。
(放電反応) Li→Li++e− (2)
なお、充電時の負極においては、式(2)の逆反応であるリチウムの析出反応が起こる。
(III−1)有機電解液
有機電解液103としては、正・負極間でリチウムイオンの移動が可能な物質であればよく、リチウムイオンを含む金属塩(リチウム塩)を溶解した非水溶媒を使用でき、溶質として、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)やリチウムトリフルオロメタンスルホニルアミド[(CF3SO2)2NLi](LiTFSI)などを用いることができ、溶媒としては、例えば、炭酸ジメチル(DMC)、炭酸メチルエチル(MEC)、炭酸メチルプロピル(MPC)、炭酸メチルイソプロピル(MIPC)、炭酸メチルブチル(MBC)、炭酸ジエチル(DEC)、炭酸エチルプロピル(EPC)、炭酸エチルイソプロピル(EIPC)、炭酸エチルブチル(EBC)、炭酸ジプロピル(DPC)、炭酸ジイソプロピル(DIPC)、炭酸ジブチル(DBC)、炭酸エチレン(EC)、炭酸プロピレン(PC)、炭酸1,2−ブチレン(1,2−BC)などの炭酸エステル系溶媒、1,2−ジメトキシエタン(DME)などのエーテル系溶媒、γ−ブチロラクトン(GBL)などのラクトン系溶媒、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(TEGDMEなどのグライム系溶媒、ジメチルスルホキシド(DMSO)などのスルホキシド系溶媒あるいはこれらの中から二種類以上を混合した溶媒を挙げることができる。混合溶媒を用いる場合の混合割合は、特に限定されない。
本実施形態では、電解液に添加剤を加えることにより、電池性能改善が実現される。具体的には、添加剤として、Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Ruの中の少なくとも1種の金属を含む金属錯体が用いられる。具体的な化合物群としては、ポルフィリン系,フタロシアニン系,サレン系の金属錯体などを使用することができる。この中でも、特にMnサレンを用いた時に最も良好な電池性能を得ることができる。具体的な電解液への添加量としては、0.01〜3wt%の範囲であることが望ましい。
本実施形態のリチウム空気二次電池100は、上記構成要素に加え、セパレータ、電池ケース、金属メッシュ(例えばチタンメッシュ)などの構造部材、その他のリチウム空気二次電池に要求される要素を含む。これらの要素は、従来のものを使用することができる。
次に、本実施形態のリチウム空気二次電池100の構成について説明する。
続いて、図2のリチウム空気二次電池100の作製手順について説明する。
空気極101は、カーボン粉末及びポリフッ化ビニデン(PVdF)のようなバインダー粉末を混合し、この混合物を発泡金属等の支持体上に充填(又は塗布)することで形成する。その支持体の形状は、例えば発泡金属シート等にカーボンとバインダーを充填して空気極101を構成するので空気極101の形状と等しい。ここから発泡金属シートの参照符号を「50」と表記する。
図3(a)は、実験例1の空気極101の構造を簡略に示す模式図である。市販の発泡ニッケル10(厚さ0.6mm,空隙率96%、株式会社ニラコ製)に、カーボン粉末であるケッチェンブラックEC600JD粉末とPVdF粉末の重量比9:1の混合粉末とNMP溶剤が重量比で5:95となるように作製した粘稠性スラリーをスパチュラで押し付けることで、カーボン+PVdF20を発泡ニッケル10内に充填した。その後、80℃で12時間の前乾燥を行い、さらに100℃で12時間の真空乾燥を行った。なお、発泡ニッケル10を切断し、その断面を電子顕微鏡で観察することで、ほぼ隙間なく構造中に粉末が充填されていることを確認した。
図3(b)は、比較例1の空気極101の構造を簡略に示す模式図である。市販のチタンメッシュ30(線径0.1mm,100メッシュ、ニラコ株式会社製)に、カーボン粉末であるケッチェンブラックEC600JD粉末とPVdF粉末の重量比9:1の混合粉末とNMP溶剤が重量比で5:95となるように作製した粘稠性スラリーをスパチュラで塗布し、チタンメッシュ30の上にカーボン+PVdF20の層を積み重ねて空気極101を形成した。80℃で12時間の前乾燥及び80℃でのホットプレスを行い、さらに100℃で12時間の真空乾燥を行った。この工程を繰り返すことで、任意の電極厚さの空気極101を作製できることを確認した。比較例1では、この工程を5回繰り返すことで、厚さ0.6mmの空気極101を作製した。
図3(c)は、比較例2の空気極101の構造を簡略に示す模式図である。市販のカーボンペーパー40(厚さ110ミクロン, THP-H-030、東レ株式会社製)に、カーボン粉末であるケッチェンブラックEC600JD粉末(以下、KBと略記)とPVdF粉末の重量比9:1の混合粉末とNMP溶剤が重量比で5:95となるように作製した粘稠性スラリーをスパチュラで塗布し、カーボンペーパー40の上にカーボン+PVdF20の層を積み重ねて空気極101を形成した。80℃で12時間の前乾燥及び80℃でのホットプレスを行い、さらに100℃で12時間の真空乾燥を行った。この工程を繰り返すことで、任意の電極厚さの空気極101を作製できることを確認した。この工程を3回繰り返すことで、厚さ0.6mm(カーボンペーパーの厚さは除く)の空気極101を作製した。
次に、電池のサイクル試験について説明する。電池のサイクル試験は、充放電測定システム(VMP3,Bio Logic社製)を用いて、空気極101の面積当たりの電流密度で0.2mA/cm2を通電し、開回路電圧から電池電圧が、2.0Vに低下するまで放電電圧の測定を行った。電池の充電試験は、放電時と同じ電流密度で、電池電圧が、4.2Vに達するまで行った。電池の充放電試験は、通常の生活環境下で行った。充放電容量は空気極の面積当たりの値(mAh/cm2)で表した。
空気極101として、発泡ニッケル10(実験例1)、チタンメッシュ30(比較例1)、カーボンペーパー40(比較例2)を用いた電池の初回放電曲線を図4に、充放電サイクル試験の結果を表1に示す。図4より、全て同じ電極厚さにも関わらず、電池性能に差異が見られ、発泡ニッケル10を用いた電池が最も大きな放電容量の16mAh/cm2が得られた。序列としては、発泡ニッケル10>カーボンペーパー40>チタンメッシュ30であった。表1に示すように、充放電サイクル試験を行っても、この序列に変化はなく、20サイクル後において、発泡ニッケル10が最も大きな放電容量を維持した。なお、カーボンペーパー40やチタンメッシュ30を支持体として用いた場合は、0.6mm以上の厚膜化は剥離などにより非常に困難であることを確認している。よって、後述するが、任意の膜厚での電極作製が容易な発泡金属シート50が空気極支持体として優れていることが確認できた。
図5(a)は、発泡金属シート50を積層した空気極101の電極断面構造を簡略に示す模式図である。市販の厚さ1mmの発泡金属シート50に、実験例1と同様に、カーボン+PVdF20を含むスラリーを十分に塗り込んだ。同様にして、カーボン充填発泡金属シート50を合計で3枚を作製し、中心が一致するように重ねた。その後、室温で12時間以上の自然乾燥を行った。この乾燥により、発泡金属シート50は、強固に互いが密着していることを確認した。この空気極101は、80℃で12時間の前乾燥を行い、さらに100℃で12時間の真空乾燥を行った。この工程で、発泡金属シート50はより強固に接着されていることを確認した。ここで、発泡金属シート50は、〔実験例2〕ニッケル製(マグネクス株式会社製)、〔実験例3〕アルミニウム製(ERG Materials and Aerospace社製)、〔実験例4〕SUS430製(マグネクス株式会社製)、〔実験例5〕チタン製(株式会社長峰製作所製)、〔実験例6〕銅製(ERG Materials and Aerospace社製)、〔実験例7〕銀製(マグネクス株式会社製)のものを用いて、全て、同様の方法で厚さ1mmのカーボン充填金属シートを3枚積層させた空気極101を作製した。
発泡金属シート50を積層した効果を確認する目的で、3層積層した空気極101(図5(a))と同じ厚み(3mm)を単層の発泡金属シート50で形成して比較例を作製した。図5(b)は、発泡金属シート50の単層の空気極101の電極断面構造を簡略に示す模式図である。発泡金属シート50の厚みが厚いことにより、発泡金属シート50の中心部分にカーボン+PVdF20を含むスラリーを十分に充填できない領域60が生じる
〔比較例3〕発泡金属シート50をニッケル製(マグネクス社製)、〔比較例4〕アルミニウム製(ERG Materials and Aerospace社製)、〔比較例5〕SUS430製(マグネクス社製)、〔比較例6〕チタン製(長峰製作所製)、〔比較例7〕銅製(ERG Materials and Aerospace社製)、〔比較例8〕銀製(マグネクス社製)を用いた。なお、発泡金属シート50の空隙率は、全て90%以上であり、大きな差異はない。
表2に、実験例2〜7の発泡金属シート積層空気極を用いた電池の充放電試験結果を示す。表3に、比較例3〜8の発泡金属シート単層空気極を用いた電池の充放電試験結果を示す。
空気極101の電極断面構造は、発泡金属シート50を積層した構造とし、金属酸化物系の触媒を用いた実験例8〜18を作製した。
実験例8〜18の触媒担持・発泡金属シート積層空気極を用いた電池の充放電試験結果を表4に、比較のために、実験例2の触媒未担持・発泡金属シート積層空気極の結果とともに示す。表より、使用する触媒によって、電池性能に違いが見られた。特にMn3O4とPt50Ru50が大きな初回放電容量と充放電電圧の改善が見られた。一方、Cr2O3、Fe3O4,NiO,Pt,Irは、触媒未担持のものよりも初回放電容量が低下した。しかし、触媒を担持した全ての実験例において、20サイクル後も約80%の放電容量維持率を示し、未担持のものより大きな放電容量を維持している。このように、触媒担持は、初回放電容量の増大効果、もしくは充放電サイクル性能の改善効果を有していることを確認した。
空気極101の電極断面構造は、発泡金属シート50を積層した構造とし、Pt-Ru触媒を用いた実験例19〜20を作製した。Pt-Ru触媒は、既知の手法(上記の参考文献)を参考に、〔実験例13〕Pt、〔実験例19〕Pt75Ru25、〔実験例16〕Pt50Ru50、〔実験例20〕Pt10Ru90、〔実験例14〕Ruを、上記と同様に、重量比で貴金属:KB:PVdF=10:80:10となるように調整した。
上記と同様の手法で実験例19〜20の電池性能を評価した。実験例13,19,16,20,14のPt-Ru触媒担持・発泡金属シート積層空気極を用いた電池の充放電試験結果を表5に、比較のために、実験例2の触媒未担持・発泡金属シート積層空気極の結果とともに示す。表5より、Pt-Ru触媒を用いることにより、初回放電容量の増大や充放電サイクル性能改善が確認された。電池性能は、PtとRuの組成比に大きな依存性が見られた。特に、Pt10Ru90の組成の触媒を用いた時に、100mAh/cm2を超える非常に大きな放電容量と、20サイクル後も約80%の高い放電容量維持率を示した。これらの結果から、Pt-Ruは空気極触媒として、非常に優れた活性を有していることを確認した。
空気極101の電極断面構造は、発泡金属シート50を積層した構造とし、電解液添加剤を用いた実験例21〜38を作製した。Pt10Ru90触媒は、既知の手法(上記の参考文献)を参考に、重量比でPt10Ru90:KB:PVdF=10:80:10となるように調整した。
上記と同様の手法で電池性能の評価を実施した。実験例21〜38の電解液添加剤を用いた電池の充放電試験結果を表6に、比較のために、実験例20のPt10Ru90触媒担持・発泡金属シート積層空気極の結果とともに示す。表6より、中心金属や構造の違いによって電池性能に違いが見られたが、全ての実験例で充放電サイクル時の放電容量維持率の改善が確認され、20サイクル後においても約90%の値を示している。
発泡ニッケルシートの積層数を変えた実験例39〜42を作製した。Pt10Ru90触媒担持カーボンは、既知の手法(上記の参考文献)を参考に、重量比でPt10Ru90:KB:PVdF=10:80:10となるように合成した。
上記と同様の手法で電池性能の評価を実施した。実験例39〜42の電解液添加剤を用いた電池の充放電試験結果を表7に、比較のために、実験例26の結果とともに示す。表7より、積層数3層までは、空気極101の積層数に比例して、電池の放電容量も大きくなり、積層数3層で最大の放電容量135mAh/cm2が得られた。よって、面積当たりの放電容量の改善のために、空気極101の積層数を増していくことが有効な手法であると言える。また、この積層数の領域では、20サイクル後の放電容量維持率は約90%であり高いサイクル性能が得られている。
20:カーボン+PVdF
30:チタンメッシュ
40:カーボンペーパー
50:発泡金属シート
60:領域
100:リチウム空気二次電池
101:空気極(正極)
102:負極
103:有機電解液
104:空気極固定用リング
105:セパレータ
107:負極固定用リング
108:負極固定用座金
109:負極支持体
110:固定ねじ
111:Oリング
121:空気極端子
122:負極端子
151:仕切り
Claims (7)
- 正極活物質として空気中の酸素を用いる正極と、負極活物質として金属リチウム又はリチウム含有材料を用いる負極と、リチウム塩を含む有機電解液とを有するリチウム空気二次電池において、
前記正極は、カーボンとバインダーが充填された発泡金属シートを含む
ことを特徴とするリチウム空気二次電池。 - 前記発泡金属シートは、複数の該発泡金属シートが積層されて前記正極を構成する
ことを特徴とする請求項1に記載のリチウム空気二次電池。 - 前記発泡金属シートは、金属ニッケルを主成分とする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリチウム空気二次電池。 - 前記正極は、触媒としてCr,Mn,Fe,Co,Niの何れか1種の金属を含む酸化物、若しくはPt,Ru,Irの何れか1種の金属を含む
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のリチウム空気二次電池。 - 前記正極の触媒は、PtとRuを含む
ことを特徴とする請求項4に記載のリチウム空気二次電池。 - 前記有機電解液は、添加剤としてCr,Mn,Fe,Co,Ni,Ruの何れか1種の金属を含む金属錯体を含む
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のリチウム空気二次電池。 - 前記添加剤は、Mnサレンである
ことを特徴とする請求項6に記載のリチウム空気二次電池。
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