JP2019044779A - 自動二輪車 - Google Patents

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康弘 ▲高▼田
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【課題】本発明は、消音器の近傍に排気ガスセンサを備えた自動二輪車において、車両の大型化を抑えることができる技術を提供することを課題とする。【解決手段】後輪を回転可能に支持するスイングアーム16と、排気管41と、スイングアーム16の外側に配置されると共に、排気管41に接続される消音器43と、排気管41内に設けられる触媒と、排気管41内の排気ガス成分を検出できる排気ガスセンサ67とを備える自動二輪車10であって、消音器43は、徐々に拡径された拡径部95を備え、排気ガスセンサ67は、拡径部95に取付けられる。【選択図】図7

Description

本発明は、排気ガスセンサを備えた自動二輪車の改良に関する。
排気ガス中の排気ガス成分を検出できる排気ガスセンサを備えたエンジンの排気装置が知られている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
特許文献1の図3に示すように、エンジンの排気装置(6)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、エンジンの排気ポートから延びる排気管(7)と、この排気管(7)の下流端部(7a)に接続された消音器(8)とを備えており、下流端部(7a)は、消音器(8)内に収容される。排気管(7)内には、三元触媒(10)(以下、「触媒」と言う。)が配置され、この触媒(10)の下流側にO2センサ(14)(以下、「排気ガスセンサ(14)」と言う。)が配置される。
ところで、消音器(8)は、所定の容量をもつ膨張室を有する。このような消音器(8)内に排気ガスセンサ(14)を設けると、消音器(8)の外方に張り出すように排気ガスセンサ(14)が設けられてしまい、車両が大型化する傾向にある。
消音器の近傍に排気ガスセンサを備えた自動二輪車において、車両の大型化を抑えることができる技術が望まれる。
国際公開第WO2005/075805号
本発明は、消音器の近傍に排気ガスセンサを備えた自動二輪車において、車両の大型化を抑えることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、後輪を回転可能に支持するスイングアームと、エンジンと、このエンジンの排気ポートに接続される排気管と、スイングアームの外側に配置されると共に、排気管の後端に接続される消音器と、排気管内に設けられる触媒と、排気管内の排気ガス成分を検出できる排気ガスセンサとを備える自動二輪車であって、触媒は、排気ガスセンサよりも上流側に設けられ、消音器は、消音器と排気管の接合部から徐々に拡径された拡径部と、拡径部から後方に延び、拡径部よりも大断面の筒状部と、を備え、排気ガスセンサは、拡径部に取付けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、消音器は、排気ガスセンサの前、左又は右の少なくともいずれかと重なる壁部を含むことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、排気ガスセンサは、排気管の中心に対して上側に配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、排気ガスセンサは、排気管の中心に対して車幅方向で内側に配置されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、拡径部に、排気管に向かって窪む凹部が設けられ、この凹部に排気ガスセンサが取付けられることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、凹部に対応する位置で、排気管の中心は、拡径部の中心から凹部に寄った位置に設けられることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、車両正面視で、排気ガスセンサは、エンジンのクランクケースと重なる位置に配置されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、自動二輪車に、更に、同乗者が足を置くピリオンステップが備えられ、このピリオンステップの内側に、排気ガスセンサが配置されることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、消音器は、同乗者ステップに支持されており、排気ガスセンサから配線が延びており、この配線は、ピリオンステップの内側に沿って、車体カバー内に配策されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、排気ガスセンサは、消音器に備えられている拡径部に取付けられる。拡径部のスペースを利用して排気ガスセンサを取付けることができれば、排気ガスセンサを筒状部に取付ける場合に比べて径方向外側に大きく張り出さないように配置できる。従って、触媒の後方に排気ガスセンサが備えられている自動二輪車において、車両の大型化を抑えることができる。
請求項5に係る発明では、拡径部に凹部が設けられ、この凹部に排気ガスセンサが取付けられる。排気ガスセンサは、凹部に収容されるので、凹部が形成されない場合に比べ排気ガスセンサの張出量を抑えることができる。また、排気ガスセンサの張出量が減るので、外からの影響を受け難く飛石等から保護することができる。
請求項6に係る発明では、排気管の中心は、拡径部の中心から凹部に寄った位置に設けられる。凹部に寄せて排気管を配策したので、凹部が窪む量を小さくできる。窪み量が小さい凹部になれば、加工費を抑制できる。
請求項7に係る発明では、車両正面視で、排気ガスセンサは、エンジンのクランクケースと重なる位置に配置される。走行中に、前方から飛散する飛び石等はクランクケースに当たり、このクランクケースの後方に配置した排気ガスセンサには当り難い。結果、前方からの飛び石等から排気ガスセンサを保護できる。
請求項8に係る発明では、排気ガスセンサは、同乗者ステップの内側に配置される。同乗者ステップの内側に排気ガスセンサを配置したので、同乗者ステップに足を置く際に、排気ガスセンサが邪魔になり難い。
請求項9に係る発明では、消音器は、同乗者ステップに支持されており、排気ガスセンサから配線が延びており、この配線は、同乗者ステップの内側に沿って、車体カバー内に配策されているので、スイングアームの揺動の影響を考慮することなく配策できる。すなわち、配線を、一旦、スイングアームに沿わせて配策しようとすると、消音器とスイングアームの間で、配線を撓みをもたせて配策する対策が必要となる。
しかし、本発明は、消音器を支持するステップに配線を沿わせることで、配線は、同乗者ステップの内側に沿って、車体カバー内に配策されているので、配線に揺動を考慮した撓みをもたせて配策する対策は不要である。
本発明に係る自動二輪車の右側面図である。 本発明に係る自動二輪車の正面図である。 排気ガスセンサが備えられている消音器及びその周辺部の平面図である。 図1の4−4線断面図であって、排気ガスセンサの配置構造等を説明する図である。 一部を破断した消音器の右側面図である。 消音器の平面図である。 図1の7−7線断面図であって、排気ガスセンサとスイングアーム間のレイアウトを説明する図である。 図1の8−8線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11に懸架されるエンジン12と、車体フレーム11に操向自在に設けられる前輪13と、車体フレーム11のピボット部15に揺動自在に支持されるスイングアーム16と、このスイングアーム16の後端に設けられ回転可能に支持される後輪14と、前輪13と後輪14の間にて車体フレーム11に設けられ乗員が座るシート17とを有し、このシート17に乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、前輪13を回動自在に支持するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から車両斜め後下方へ向け上に凸の略円弧状に延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の下方でヘッドパイプ21から車両斜め後下方へ延びているダウンフレーム23と、メインフレーム22の下端に設けられるピボット部15と、メインフレーム22の中間部から後方へ延びるシートレール24L、24R(図手前側の符号24Rのみ示す。)と、シートレール24L、24Rとピボット部15の間に渡されるサポートフレーム25L、25R(図手前側の符号25Rのみ示す。)とを主要素とする。
ヘッドパイプ21に、ステアリング軸31が回動可能に設けられ、このステアリング軸31の上端に操向ハンドル32が取付けられ、ステアリング軸31の下端から前輪13を支えるフロントフォーク33が延びている。スイングアーム16とシートレール24L、24Rの間に、クッションユニット34L、34R(図手前側の符号34Rのみ示す。)が渡される。フロントフォーク33に、フロントフェンダ35が取付けられ、シートレール24L、24Rにリヤフェンダ36が取付けられる。操向ハンドル32の後方に燃料タンク37が配置され、この燃料タンク37の後方に連続するようにシート17が配置される。
燃料タンク37は、メインフレーム22に支持され、シート17は、シートレール24L、24Rに支持されている。また、エンジン12から運転者が足を置くことができる運転者ステップ38が車幅方向側方に延びており、サポートフレーム25L、25Rから同乗者が足を置くことができる同乗者ステップ39L、39R(図手前側の符号39Rのみ示す。)が車幅方向側方に延びている。
エンジン12から排気装置40が延びており、この排気装置40は、排気管41と、この排気管41の途中に介在される触媒42と、排気管41の下流端(後端)に連結される消音器43とを主要素とする。消音器43は、排気管41の後端に接続されると共に、スイングアーム16の外側に配置される。
排気管41の上流端は、エンジン12の排気ポート66に接続され、排気管41の後部は、第1ステー45を介してピボット部15に取付けられると共に、消音器43は、第2ステー46を介して同乗者ステップ39に取付けられ支持されている。
エンジン12は、前エンジンハンガー47を介してダウンフレーム23の下端に取付けられると共に、後エンジンハンガー48を介してピボット部15に取付けられる。ピボット部15にブレーキペダル49が回動自在に設けられている。
エンジン12は、クランクケース51と、このクランクケース51の上面に載置され取付けられるシリンダブロック52と、このシリンダブロック52の上面に載置され取付けられるシリンダヘッド53と、このシリンダヘッド53の上面に載置され取付けられるヘッドカバー54とを備え、クランクケース51の下面に、下方から上方へオイルパン55が取付けられている。クランクケース51の図手前側の右側面に、クラッチカバー56が取付けられている。
シリンダヘッド53の後面53bに、吸気装置60が連結される。シリンダヘッド53の前面53aに排気ポート66が設けられ、この排気ポート66に排気装置40が連結される。
次に、車体カバー類について説明する。
車体カバー70は、ヘッドパイプ21の前方を覆うフロントカウル71と、フロントカウル71の後方で燃料タンク37の前部側方を覆うタンクカウル72L、72R(図手前側の72Rのみ示す。)と、このタンクカウル72L、72Rの後方でメインフレーム22の後部及びピボット部15を覆うミッドサイドカバー73L、73R(図手前側の73Rのみ示す。)と、このミッドサイドカバー73に連続するように設けられるリヤサイドカバー74L、74R(図手前側の74Rのみ示す。)とからなる。フロントカウル71の下部に前方へ突設されライセンスプレートが装着されるライセンスステー75が設けられている。
図2に示すように、車両正面視で、エンジン12のクランクケース51は、車幅方向左右外方に張り出すように設けられている。クランクケース51の前方に、排気管41が設けられている。この排気管41は、クランクケース51の下方まで延びている。図1に戻り、クランクケース51の下方に延びている排気管41は、車両後方へ延びており、その下流側は消音器43に連結される。
次に、同乗者ステップ(同乗者ステップ)の構造等について説明する。
図3に示すように、同乗者が足を置く左右の同乗者ステップ39L、39Rは、各々、サポートフレーム25L、25R(図1参照)から車幅方向外方に延びた後、図裏側の下方へ向け延びておりパイプ状の第1アーム81L、81R及び第2アーム82L、82Rと、これらの第1アーム81L、81R及び第2アーム82L、82Rの下端に、各々設けられるステップ側ステー83L、83Rと、当該ステップ側ステー83L、83Rから車幅方向外方へ突設される足置部84L、84Rとからなる。
右の同乗者ステップ39Rの構成要素である右のステップ側ステー83Rには、ボス部85が付設される。このボス部85に、締結部材86を介して消音器側の第2ステー46が締結されている。すなわち、消音器43は、右の同乗者ステップ39Rに支持されている。
以下、排気装置及び排気ガスセンサの配置等について詳細に説明する。
図4に示すように、右の同乗者ステップ39Rの下方に消音器43が配置され、この消音器43の外側面に、消音器カバー77が取付けられている。消音器43の内側面に、第2ステー46が設けられ、この第2ステー46の車両前方に、排気ガスセンサ67が配置され、この排気ガスセンサ67から配線68が延びている。
図1及び図3を併せて参照し、排気ガスセンサ67は、同乗者ステップ39Rの内側に配置される。また、排気ガスセンサ67から延びている配線68は、同乗者ステップ39Rの内側に沿って配策された後、同乗者ステップ39Rに沿って配策されている。
図5及び図6に示すように、消音器43は、ケース部91と、このケース部91の内側を区画するセパレータ部92と、ケース部91の内側に配策され排気管41の後端部に連結される管部材93とからなる。この管部材93の上流端に、排気管41が接続される。
ケース部91は、排気管41と接合される接合部94と、この接合部94から徐々に外径が大きくなるように拡径された拡径部95と、この拡径部95の後端部に接続され一定の外径で車両後方へ延びている円筒部96と、この円筒部96の下流端を塞ぐキャップ部97とからなる。
セパレータ部92は、第1セパレータ101と、この第1セパレータ101の車両後方に設けられる第2セパレータ102とからなる。第1セパレータ101及び第2セパレータ102は、ケース部91の長手方向に垂直な方向に配置される。第1セパレータ101は、拡径部95と円筒部96との境界近傍に配置され、第2セパレータ102は、円筒部96の後部に配置される。これらの第1セパレータ101及び第2セパレータ102によって、ケース部91は、前から後に、第1室104と第2室105と第3室106とにこの順に区画される。
消音器43の管部材93は、第1セパレータ101及び第2セパレータ102によって支持され第3室106まで延びている第1管部材107と、第2セパレータ102及びキャップ部97とによって支持される第2管部材108とからなる。第2室105に臨む位置にて第1管部材107に、多数の第1孔111を有し排気ガスを第1管部材107の外に流す第1デフューザ部114が設けられており、第3室106に臨む位置にて、第1管部材107の後端107bは、小キャップ117で塞がれ、この小キャップ117の前方位置にて第3室106に臨む位置に、第3デフューザ部116が設けられている。第3室106に臨む位置にて、第2管部材108に、多数の第2孔112を有し排気ガスを第2管部材108の外に流す第2デフューザ部115が設けられている。
第1管部材107に入った排気ガスは、第1孔111から第2室105へ流れると共に、第3デフューザ部116に設けた第3孔113を通過して第3室106に流れ、第3室106に流れた排気ガスは、第2孔112から第2管部材108に入り、第2管部材108の後端から外へ排出される。第2室105に流れた排気ガスは、第2管部材108の前端から入り、第2管部材108の後端から外へ排出される。
排気管41は、第1室104の内側を通り、第1セパレータ101を通って、消音器43を構成する管部材93の上流端に接続される。すなわち、排気管41は、消音器43の内側まで延びている。排気管41内には、触媒42が設けられる。この触媒42は、消音器43と排気管41の接合部94の近傍に設けられている。この触媒42の下流側にて排気管41に、排気管内の排気ガス成分を検出できる排気ガスセンサ67が備えられている。排気ガスセンサ67は、消音器43の拡径部95に取付けられている。
図7に示すように、拡径部95に、排気管41に向かって窪む凹部121が設けられ、この凹部121に排気ガスセンサ67が取付けられる。凹部121に対応する位置で、排気管41は凹部121に寄った位置に設けられている。
排気ガスセンサ67は、拡径部95に取付けられると共に、排気管41とスイングアーム16の間に設けられる。拡径部95に、排気管41に向かって窪む凹部121が設けられ、この凹部121に排気ガスセンサ67が取付けられる。前述したように、凹部121に対応する位置で、排気管41は凹部121に寄った位置に設けられる。
図2に戻り、車両正面視で、排気ガスセンサ67は、エンジン12のクランクケース51と重なる位置に配置される。すなわち、排気ガスセンサ67は、クランクケース51の後方でクランクケース51に重なるように配置される。
排気ガスセンサ67は、エンジン12のクランクケース51と重なる位置に配置されるので、走行中に、前方から飛散する飛び石等はクランクケース51に当たり、このクランクケース51の後方に配置した排気ガスセンサ67には当り難い。結果、前方からの飛び石等から排気ガスセンサ67を保護できる。
図8に示すように、右の同乗者ステップ39Rの構成要素でありパイプ状を呈する第1ステー45R及び第2ステー46Rのうちの第1ステー45Rに、車幅方向内側に窪ませた、窪み部122が形成される。この窪み部122に、排気ガスセンサ67から延びている配線68を沿わせた。窪み部122は、車幅方向内方から車体カバー70の構成要素であるカバー部材78で覆われている。すなわち、配線68は、同乗者ステップ39L、39Rの内側に沿って、車体カバー70の構成要素であるカバー部材78内に配策されている。
なお、本実施例では、配線は、カバー部材で覆われているが、この他、例えば、リヤサイドカバーやリヤフェンダなどを延長して、同乗者ステップを内側から覆うようにすることは差支えない。
以上に述べた排気ガスセンサが備えられている自動二輪車の作用を次に述べる。
図7に戻り、排気ガスセンサ67は、消音器43に備えられている拡径部95に取付けられる。拡径部95のスペースを利用して排気ガスセンサ67を取付けることができれば、排気ガスセンサ67を消音器43の外側に大きく張り出さないように配置できる。従って、消音器43に排気ガスセンサ67が備えられている自動二輪車10において、車両の大型化を抑えることができる。また、排気ガスセンサ67は、排気管41とスイングアーム16の間に挟まれるように配置されるので、車両の外観性が損なわれる心配もない。
また、拡径部95に凹部121が設けられ、この凹部121に排気ガスセンサ67が取付けられる。排気ガスセンサ67は、凹部121に収容されるので、凹部121が形成されない場合に比べ排気ガスセンサ67の張出量を抑えることができる。また、排気ガスセンサ67の張出量が減るので、外からの影響を受け難くすることができる。
排気管41は凹部121に寄った位置に設けられる。凹部121に寄せて排気管41を配策したので、凹部121が窪む量を小さくできる。窪み量が小さい凹部121になれば、加工工数を抑制できる。
図3及び図4に戻り、排気ガスセンサ67は、同乗者ステップ39L、39Rの内側に配置される。同乗者ステップ39L、39Rの内側に排気ガスセンサ67を配置したので、同乗者ステップ39L、39Rに足を置く際に、排気ガスセンサ67が邪魔になり難い。
図1及び図8を併せて参照し、排気ガスセンサ67から延びている配線68は、消音器43が支持される同乗者ステップ39Rの内側に沿って、車体カバー70内に配策されている。仮に、排気ガスセンサから延びている配線を消音器に沿って配策しようとすると、そのままでは、消音器が温度上昇するため、配策は難しい。別途、遮熱対策を施す必要がある。また、上記配線を、一旦、スイングアームに沿わせて配策しようとすると、消音器とスイングアームの間で、配線を撓みをもたせて配策する対策が必要となる。
この点、本発明では、配線68は、同乗者ステップ39Rの内側に沿って、車体カバー70内に配策されているので、配線68を撓みをもたせて配策する対策は不要である。同乗者が足を載せる同乗者ステップ39Rに、消音器43を支持する機能を兼ねさせ、この同乗者ステップ39Rの内側に、消音器43から延びる排気ガスセンサ67の配線68を配策するようにした。同乗者ステップ39Rは、揺動しないため、配線68の長さを短くできる。また、配線68を同乗者ステップ39Rの内側に配策したので、配線68は外から見えなくなり、車両の外観性が損なわれる心配もない。
なお、本実施例の排気ガスセンサは、排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサ(O2センサ)を用いている。O2センサは安価であるため好適であるが、O2センサに限定されることなく、排気ガス中の成分を検出できるセンサであれば、その種類は問わず任意の種類のセンサでも良い。例えば、COセンサやNOxセンサ等がある。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、排気管に排気ガスセンサが備えられている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、12…エンジン、14…後輪、16…スイングアーム、39L、39R…同乗者ステップ(ピリオンステップ)、41…排気管、42…触媒、43…消音器、51…クランクケース、66…排気ポート、67…排気ガスセンサ、68…配線、78…カバー部材、94…接合部、95…拡径部、121…凹部。

Claims (9)

  1. 後輪(14)を回転可能に支持するスイングアーム(16)と、
    エンジン(12)と、
    このエンジン(12)の排気ポート(66)に接続される排気管(41)と、
    前記スイングアーム(16)の外側に配置されると共に、前記排気管(41)の後端に接続される消音器(43)と、
    前記排気管(41)内に設けられる触媒(42)と、
    前記排気管(41)内の排気ガス成分を検出できる排気ガスセンサ(67)とを備える自動二輪車であって、
    前記触媒(42)は、前記排気ガスセンサ(67)よりも上流側に設けられ、
    前記消音器(43)は、前記消音器(43)と前記排気管(41)の接合部(94)から徐々に拡径された拡径部(95)と、前記拡径部(95)から後方に延び、前記拡径部よりも大断面の筒状部(96)と、を備え、
    前記排気ガスセンサ(67)は、前記拡径部(95)に取付けられることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記消音器(43)は、前記排気ガスセンサ(67)の前、左又は右の少なくともいずれかと重なる壁部(121)を含むことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記排気ガスセンサ(67)は、前記排気管(41)の中心(C2)に対して上側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車。
  4. 前記排気ガスセンサ(67)は、前記排気管(41)の中心(C2)に対して車幅方向で内側に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  5. 前記拡径部(95)に、前記排気管(41)に向かって窪む凹部(121)が設けられ、この凹部(121)に前記排気ガスセンサ(67)が取付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  6. 前記凹部(121)に対応する位置で、前記排気管(41)の中心(C2)は、前記拡径部(95)の中心(C1)から前記凹部(121)に寄った位置に設けられることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車。
  7. 車両正面視で、前記排気ガスセンサ(67)は、前記エンジン(12)のクランクケース(51)と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の自動二輪車。
  8. 前記自動二輪車に、更に、同乗者が足を置く同乗者ステップ(39)が備えられ、
    この同乗者ステップ(39)の内側に、前記排気ガスセンサ(67)が配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の自動二輪車。
  9. 前記消音器(43)は、前記同乗者ステップ(39)に支持されており、
    前記排気ガスセンサ(67)から配線(68)が延びており、
    この配線(68)は、同乗者ステップ(39)の内側に沿って、車体カバー(78)内に配策されていることを特徴とする請求項8記載の自動二輪車。
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