JPH0565789U - オートバイのマフラ取付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マフラを取付けるブラケットを、マフラの内
側の見え難い位置に沿って配置し、ブラケットコストの
低減を図ることができるオートバイのマフラ取付け装置
を得ること。 【構成】 車体２の後下部側面に前後方向に向けて筒状
のマフラ１を取付けるもので、車体２の下部側面に前端
を締着するブラケット３をマフラ１の内側に沿わせて後
側に伸し、後端を上向きにしてマフラステー４とフート
レスト５の基端を締着したこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、オートバイのマフラ取付け装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

オートバイは、図３に示すように、車体Ａの後下部側面に、筒状のマフラＢを 前後方向に向けて取付けており、車体Ａの下部側面に前端を締着するブラケット ＣをマフラＢの上側に配置して後側に伸し、ブラケットＣの後端にマフラステー Ｄと同乗者用のフートレストＥを締着している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ブラケットＣは、外側から見えるので、軽合金の鍛造品などで体裁のよいよう に作られる。又、パイプ材を用いて溶接して作ることもある。この場合、見栄え がよいように、メッキや塗装などの仕上げを施したり、溶接するときも、溶接跡 が目立たないように、きれいな仕上げにしていて、コスト高につく。

【０００４】 かかる点に鑑み、この考案は、マフラを取付けるブラケットを、マフラの内側 の見え難い位置に沿って配置し、ブラケットコストの低減を図ることができるオ ートバイのマフラ取付け装置を得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、この考案のオートバイのマフラ取付け装置は、車 体の後下部側面に前後方向に向けて筒状のマフラを取付けるもので、車体の下部 側面に前端を締着するブラケットをマフラの内側に沿わせて後側に伸し、後端を 上向きにしてマフラステーとフートレストの基端を締着したことにある。

【０００６】

【作用】

ブラケットは、マフラの内側に沿わせて配置してあるので、殆んど外側から見 えないようにできる。このため、ブラケットを鋼板の安価なものなどにできると 共に、表面仕上げを防錆目的だけの安価なものにすることができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図１及び図２によって説明する。 マフラ１は、筒状のもので、車体２の後下部側面に、前後方向に向けて取付け る。ブラケット３は、前端を車体２の下部側面にボルトナットを用いて締着する 。そして、ブラケット３は、マフラ１の内側に沿わせて後側に伸し、後端を上向 きに曲げてある。ブラケットの後端には、マフラ１の上面に突設したマフラステ ー４と、同乗者用のフートレスト５を重ね、ボルトで締着して取付ける。

【０００８】 ブラケット３は、マフラ１の内側面に沿わせてあるので、外側からは殆んど見 えない。このため、ブラケット３を安価な材質のもので、仕上げの塗装なども外 観にこだわらないものにできて、コストダウンが図れる。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案は上述のよう構成したので、マフラ１を取付け るブラケット３をマフラ１の内側に沿って配置したので、ブラケット３を外側か ら殆んど見えないようにでき、材質及び仕上げを安価なものにできてコストダウ ンを図ることができる。又、ブラケット３がマフラ１の内側に隠れることによっ て、スタイリングの特徴にもなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す側面図である。

【図２】本考案の実施例を示すマフラステー取付け部分
の背面図である。

【図３】従来例を示す側面図である。

【符号の説明】

１ マフラ ２ 車体 ３ ブラケット ４ マフラステー ５ フートレスト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車体の後下部側面に前後方向に向けて筒
   状のマフラを取付けるもので、車体の下部側面に前端を
   締着するブラケットをマフラの内側に沿わせて後側に伸
   し、後端を上向きにしてマフラステーとフートレストの
   基端を締着したことを特徴とするオートバイのマフラ取
   付け装置。