JP7240072B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車体フレームに搭載されて、燃料の燃焼に基づき動力を生成するエンジンと、ケーシング内に、エンジンから排出される排気ガスの圧力低下を生み出す複数の隔室を区画する消音器と、上流端でエンジンの排気ポートに接続され下流端で消音器内の空間に開口する導管、および、導管の少なくとも一部を収容し、下流端でケーシングに結合されるアウターパイプを有する排気管と、エンジンの下方であってアウターパイプの内側で導管に組み込まれて、排気ガスを浄化する触媒とを備える鞍乗り型車両に関する。
特許文献1は、内燃機関から延びる排気管の後端に接続される消音器を開示する。排気管は、上流端でエンジンの排気ポートに接続され下流端で消音器内の空間に開口する導管を備える。触媒は、アウターパイプ(外管)の内側で導管(内管)に組み込まれる。触媒はステップよりも後方に位置する。
日本特開2014-196676号公報
消音器では圧力低下の促進にあたって隔室の容積の増大が要求される。しかしながら、消音器のケーシングが前方に延びると、車両左右方向に消音器が出っ張ってしまい不都合である。前方にケーシングを移動させずに隔室の容積の増大を実現する術が模索される。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、できる限り消音器の出っ張りを抑制しながら隔室の容積の増大に貢献することができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、車体フレームに搭載されて、燃料の燃焼に基づき動力を生成するエンジンと、ケーシング内に、前記エンジンから排出される排気ガスの圧力低下を生み出す複数の隔室を区画する消音器と、上流端で前記エンジンの排気ポートに接続され下流端で前記消音器内の空間に開口する導管、および、前記導管の少なくとも一部を収容し、下流端で、前記ケーシングの前端部に設けられて前方に向けて縮径するテーパ部に結合されるアウターパイプを有する排気管と、前記エンジンの下方であって前記アウターパイプの内側で前記導管に組み込まれて、前記排気ガスを浄化する触媒とを備える鞍乗り型車両において、前記触媒は、前記テーパ部よりも前記導管の上流側で前記テーパ部から離間した位置に設けられ、前記導管の外側であって前記アウターパイプの内側の空間は、前記排気管下流側の端部が前記隔室のうちの前端の隔室に接続されると共に、前記排気管上流側の端部が前記触媒の上流端まで延びており、前記導管の外周には、前記導管を前記アウターパイプに支持させる連結部材が設けられ、前記連結部材には、前記空間を前記隔室と連通させる通孔が形成される。
第2側面によれば、第1側面に加えて、前記触媒は、側面視で、前記車体フレームに固定されて乗員シートに跨がる乗員の足を受け止めるステップよりも前方に配置される。
第3側面によれば、第1または第2側面の構成に加えて、前記触媒は下面視で前記エンジンの最大幅よりも内側に配置される。
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、前記触媒の後方で前記アウターパイプの断面積は縮小する。
第5側面によれば、第1~第4側面のいずれか1の構成に加えて、鞍乗り型車両は、前記触媒よりも上流で前記導管に組み込まれる上流側触媒と、前上流側触媒に前記触媒を接続し、上下方向に向く分割面で分割される分割部材で構成される分割管とを備える。
第6側面によれば、第5側面の構成に加えて、鞍乗り型車両は、前記車体フレームから延びて前記エンジンの前方に連結されるエンジンハンガーを備え、前記上流側触媒は側面視で前記エンジンハンガーに重なる。
第7側面によれば、第1~第6側面のいずれか1の構成に加えて、鞍乗り型車両は、前記ステップの前方に踏み部材を配置しながら前記車体フレームに揺動自在に連結されるペダルと、前記アウターパイプよりも外側であって、側面視で前記ペダルに重なる位置に配置されるガード部材とを備える。
第1側面によれば、アウターパイプ内の空間の排気管下流側の端部が隔室に接続され、排気管上流側の端部が触媒の上流端まで延びていることから、排気ガスの圧力低下に寄与する空間の容積は増大することができる。実質的に消音器の容積は拡大することができる。消音器の消音効果は高められることができる。
第2側面によれば、触媒はステップよりも前方に配置されることからエンジンの排気ポートに近づくことができる。触媒に導入される排気ガスの温度低下は抑制されることができる。こうして排気ガスに対して触媒の浄化効率は高められることができる。
第3側面によれば、触媒は幅方向にコンパクトに配置されることができる。
第4側面によれば、触媒と消音器との一体感が維持されながらも、排気管の断面積は縮小されることができる。排気装置のコンパクト化は実現されることができる。
第5側面によれば、上下方向に向く分割面で分割される分割部材で構成される分割管では通常の管材よりも曲率は高められることができる。その結果、最低地上高は確保されることができる。
第6側面によれば、排気装置のレイアウトはコンパクト化される。上流側触媒はエンジンの排気ポートに近づくので、上流側触媒の早期活性化は実現されることができる。
第7側面によれば、ペダルの操作にあたってガード部材は操作者の動作から触媒を保護することができる。
図1は鞍乗り型車両の一具体例である自動二輪車の全体構成を概略的に示す側面図である。(第1の実施の形態) 図2は消音器の構造を概略的に示す拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図3は排気管の構造を概略的に示す拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図4は自動二輪車の拡大部分下面図である。(第1の実施の形態) 図5は図3の5-5線に沿った拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図6はガード部材の拡大平面図である。(第1の実施の形態)
11…鞍乗り型車両(自動二輪車)
12…車体フレーム
24…乗員シート
25…ステップ
26…ペダル(ブレーキペダル)
26a…踏み部材
27…エンジン
29…エンジンハンガー
32…排気管
32a…導管
32b…アウターパイプ
33…消音器
36…ガード部材
38…ケーシング
41…隔室(第1隔室)
43…隔室(第2隔室)
44…隔室(第3隔室)
51…触媒(下流側触媒)
52…上流側触媒
54…分割管(第2導管)
54a…分割部材
54b…分割部材
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。ここで、車体の上下前後左右は自動二輪車に乗車した乗員の目線に基づき規定されるものとする。
第1の実施の形態
図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車(鞍乗り型車両)の全体構成を概略的に示す。自動二輪車11は車体フレーム12を備える。車体フレーム12の前端でヘッドパイプ13にはフロントフォーク14が操向可能に支持される。フロントフォーク14には車軸15回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク14にはヘッドパイプ13の上側でハンドルバー16が結合される。車体フレーム12の後側でピボットフレーム17にはスイングアーム18が車幅方向に水平に延びる支軸19回りで揺動自在に支持される。スイングアーム18の後端には車軸21回りで回転自在に後輪WRが支持される。
ヘッドパイプ13の後方で車体フレーム12には燃料を貯蔵する燃料タンク23が搭載される。燃料タンク23の後方で車体フレーム12には乗員シート24が搭載される。自動二輪車11の運転にあたって乗員は乗員シート24を跨ぐ。
燃料タンク23の下方でピボットフレーム17には車幅方向外側に向かって延びる左右のステップ25が固定される。ステップ25は、乗員シート24に跨がる乗員の足を受け止める。右側のステップ25の前方にはブレーキペダル26の踏み部材26aが配置される。ブレーキペダル26はステップ25よりも後方に位置する水平軸線Hx回りで揺動自在に車体フレーム12に連結される。踏み部材26aは、ステップ25に受け止められる足の爪先で届く距離に位置する。踏み部材26aが踏み込まれると、後輪WRに制動力は作用する。
前輪WFおよび後輪WRの間で車体フレーム12にはエンジン27が搭載される。エンジン27の前側には、ヘッドパイプ13から下方に延びるダウンフレーム28に結合されるエンジンハンガー29が前方から連結される。エンジン27の後側には後方からピボットフレーム17が連結される。エンジン27には燃料タンク23から燃料が供給される。エンジン27は燃料の燃焼に基づき回転軸線Rx回りで動力を生成する。エンジン27の動力は動力伝達装置を経て後輪WRに伝達される。なお、本説明中では既知の内燃機関と同様な構成に関し説明が割愛されることがある。
エンジン27には、浄化機能および消音機能を果たしながらエンジン27の排気ガスを車体後方に排出する排気装置31が接続される。排気装置31は、エンジン27の排気ポートに上流端で接続されてエンジン27の下方をくぐって後方に延びる排気管32と、後輪WRの前方であって支軸19の下方で排気管32の下流端に接続され、後輪WRの側方で車軸21よりも高い位置に排気口26aを配置する消音器33とを備える。エンジン27の排気ポートには排気ガス内の酸素濃度を検出するO2センサー34が取り付けられる。
排気管32は、上流端でエンジン27の排気ポートに接続されて、下流端で消音器33内の空間に開口する導管32aと、エンジン27の下方で導管32aの少なくとも一部を収容し、下流端で消音器33に結合されるアウターパイプ32bとを有する。アウターパイプ32bはステップ25とブレーキペダル26との間に配置される。
アウターパイプ32bには、側面視でブレーキペダル26に重なる位置に配置されるガード部材36が取り付けられる。ガード部材36は外側からアウターパイプ32bの上方および側方を覆う。消音器33には、外側から消音器33の上方および側方を覆うプロテクター37が取り付けられる。
図2に示されるように、消音器33は、エンジン27から排出される排気ガスの圧力低下を生み出す複数の隔室を区画するケーシング38を備える。隔室には、前側の第1隔壁39で隔てられて、ケーシング38の前端から第1隔壁39まで広がる第1隔室41と、第1隔壁39および第1隔壁39よりも後方の第2隔壁42で隔てられて、第1隔壁39および第2隔壁42の間で広がる第2隔室43と、第2隔壁42の後方でケーシング38の後端(蓋体38a)まで広がる第3隔室44とが含まれる。
ケーシング38内には、第1隔壁39および第2隔壁42を貫通して、前端で排気管32の導管32aに接続される第1接続管45と、第2隔壁42を貫通して第3隔室44に第2隔室43を接続する第2接続管46と、第1隔壁39を貫通して第2隔室43に第1隔室41を接続する第3接続管47と、第1隔壁39、第2隔壁42およびケーシング38の蓋体38aを貫通して第1隔室41に外気空間を接続する排出管48とが配置される。排気ガスは、導管32aから第1接続管45を経て第3隔室44に導入され、第3隔室44から第2接続管46を通って第2隔室43に流入し、第2隔室43から第3接続管47を通って第1隔室41に流入し、第1隔室41から排出管48を通って外気空間に放出される。第1接続管45は、第1隔室41内に配置される支持部材49と、第1隔壁39および第2隔壁42とでケーシング38内に支持され固定される。
図3に示されるように、導管32aには、アウターパイプ32bの内側で、エンジン27から排出される排気ガスを浄化する下流側触媒51と、アウターパイプ32bよりも上流で、エンジン27から排出される排気ガスを浄化する上流側触媒52とが組み込まれる。図1に示されるように、上流側触媒52はエンジン27の前方に配置される。上流側触媒52は側面視でエンジンハンガー29に少なくとも部分的に重なる。下流側触媒51は、エンジン27の下方であって、側面視でステップ25よりも前方に配置される。すなわち、下流側触媒51は、後輪WRの回転軸線に平行であってステップ25に前方から接する仮想鉛直面Zpよりも前方に位置する。図4に示されるように、下流側触媒51はエンジン27の最大幅よりも内側に配置される。すなわち、下流側触媒51は、後輪WRの回転軸線に直交し、左右外側からエンジン27に外接する仮想鉛直面Vpよりも内側に(2つの鉛直面Vpに挟まれる空間に)配置される。
図3に示されるように、上流側触媒52は第1導管53でエンジン27に接続される。第1導管53は、内管53aおよび内管53bを収容する外管53bを備える二重管で構成される。内管53aは、上流端および下流端でそれぞれ拡径して外管53bの内面に結合される。
下流側触媒51は、湾曲する第2導管(分割管)54で上流側触媒52に接続される。第2導管54は縦割りの分割部材54a、54bで構成される。すなわち、分割部材54a、54bの分割面は上下方向に向く。第2導管54は外側に比べて内側で大きな曲率を有する。第2導管54は、上流側触媒52から徐々に縮径しながら下流側触媒51に至る。
アウターパイプ32bの上流端は下流側触媒51の上流端で第2導管54に結合される。アウターパイプ32bの断面積は下流側触媒51の後端から後方で段階的に縮小する。アウターパイプ32bの下流端は連結部材55で消音器33のケーシング38に結合される。連結部材55には、アウターパイプ32bに対して導管(インナーパイプ)32aを位置決めする仕切り56が組み込まれる。仕切り56には、導管32aの外側であってアウターパイプ32bの内側の空間に消音器33の第1隔室41を空間的に接続する通孔56aが形成される。
図5および図6に示されるように、ガード部材36は、下流側触媒51の側方でアウターパイプ32bの外側を覆う板片36aから前後2箇所でアウターパイプ32bに向かって突出する第1取り付け片57と、下流側触媒51の上方でアウターパイプ32bの上方を覆う板片36bから前後中央1箇所で広がってアウターパイプ32bに向き合わせられる第2取り付け片58とを有する。第1取り付け片57および第2取り付け片58はアウターパイプ32bの外面に固定されるステー59、61にそれぞれ重ねられる。第1取り付け片57および第2取り付け片58はステー59、61に締結される(あるいは固着される)。前側の第1取り付け片57を受けるステー59は第2導管54に結合される。第2取り付け片58を受けるステー61は下流側触媒51に対応する位置でアウターパイプ32bの外面に結合される。後側の第1取り付け片57を受けるステー59は下流側触媒51の下流位置でアウターパイプ32bの外面に結合される。
第2取り付け片58は、車幅方向に水平面に沿って広がる板片36bから折り曲げられ下方に向かって傾斜する。ガード部材36は、外方からの意匠性を確保しつつ下流側触媒51およびエンジン27の間に配置されることから、相互の熱影響は抑制されることができる。
次に本実施形態の作用を説明する。本実施形態に係る排気装置31ではアウターパイプ32bの下流端は消音器33のケーシング38に結合される。こうして下流側触媒51から消音器33までに排気管32のくびれの出現は回避される。その結果、排気管32および消音器33の一体感は演出される。自動二輪車11の意匠性は高められることができる。しかも、下流側触媒51はステップ25よりも前方に配置されることからエンジン27の排気ポートに近づくことができる。下流側触媒51に導入される排気ガスの温度低下は抑制されることができる。こうして排気ガスに対して下流側触媒51の浄化効率は高められることができる。下流側触媒51は下面視でエンジン27の最大幅よりも内側に配置されることから、下流側触媒51は幅方向にコンパクトに配置されることができる。
本実施形態では、導管32aの外側であってアウターパイプ32bの内側の空間は隔室のうちの第1隔室41に接続される。アウターパイプ32b内の空間が第1隔室41に接続されることから、排気ガスの圧力低下に寄与する空間の容積は増大することができる。実質的に消音器33の容積は拡大することができる。消音器33の消音効果は高められることができる。
下流側触媒51の後方でアウターパイプ32bの断面積は縮小する。下流側触媒51と消音器33との一体感が維持されながらも、排気管32の断面積は縮小されることができる。排気装置31のコンパクト化は実現されることができる。
本実施形態に係る排気装置31は、縦割りの分割部材54a、54bで構成されて、上流側触媒52に下流側触媒51を接続する第2導管54を備える。縦割りの分割部材54a、54bで構成される分割管では通常の管材よりも曲率は高められることができる。その結果、最低地上高は確保されることができる。
上流側触媒52は側面視でエンジンハンガー29に重なる。排気装置31のレイアウトはコンパクト化される。上流側触媒52はエンジン27の排気ポートに近づくので、上流側触媒52の早期活性化は実現されることができる。
本実施形態では、ガード部材36は、アウターパイプ32bよりも外側であって、側面視でブレーキペダル26に重なる位置に配置されるガード部材36を備える。ブレーキペダル26の操作にあたってガード部材36は操作者の動作から下流側触媒51を保護することができる。

Claims (7)

  1. 車体フレーム(12)に搭載されて、燃料の燃焼に基づき動力を生成するエンジン(27)と、
    ケーシング(38)内に、前記エンジン(27)から排出される排気ガスの圧力低下を生み出す複数の隔室(41、43、44)を区画する消音器(33)と、
    上流端で前記エンジン(27)の排気ポートに接続され下流端で前記消音器(33)内の空間に開口する導管(32a)、および、前記導管(32a)の少なくとも一部を収容し、下流端で、前記ケーシング(38)の前端部に設けられて前方に向けて縮径するテーパ部に結合されるアウターパイプ(32b)を有する排気管(32)と、
    前記エンジン(27)の下方であって前記アウターパイプ(32b)の内側で前記導管(32a)に組み込まれて、前記排気ガスを浄化する触媒(51)と
    を備える鞍乗り型車両(11)において、
    前記触媒(51)は、前記テーパ部よりも前記導管(32a)の上流側で前記テーパ部から離間した位置に設けられ、
    前記導管(32a)の外側であって前記アウターパイプ(32b)の内側の空間は、前記排気管(32)下流側の端部が前記隔室(41、43、44)のうちの前端の隔室(41)に接続されると共に、前記排気管(32)上流側の端部が前記触媒(51)の上流端まで延びており、
    前記導管(32a)の外周には、前記導管(32a)を前記アウタ―パイプ(32b)に支持させる連結部材(55)が設けられ、前記連結部材(55)には、前記空間を前記隔室(41)と連通させる通孔(56a)が形成されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗り型車両において、前記触媒(51)は、側面視で、前記車体フレーム(12)に固定されて乗員シート(24)に跨がる乗員の足を受け止めるステップ(25)よりも前方に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗り型車両において、前記触媒(51)は下面視で前記エンジン(27)の最大幅よりも内側に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗り型車両において、前記触媒(51)の後方で前記アウターパイプ(32b)の断面積は縮小することを特徴とする鞍乗り型車両。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両において、
    前記触媒(51)よりも上流で前記導管(32a)に組み込まれる上流側触媒(52)と、
    前記上流側触媒(52)に前記触媒(51)を接続し、上下方向に向く分割面で分割される分割部材(54a、54b)で構成される分割管(54)と
    を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  6. 請求項5に記載の鞍乗り型車両において、前記車体フレーム(12)から延びて前記エンジン(27)の前方に連結されるエンジンハンガー(29)を備え、前記上流側触媒(52)は側面視で前記エンジンハンガー(29)に重なることを特徴とする鞍乗り型車両。
  7. 請求項記載の鞍乗り型車両において、
    前記ステップ(25)の前方に踏み部材(26a)を配置しながら前記車体フレーム(12)に揺動自在に連結されるペダル(26)と、
    前記アウターパイプ(32b)よりも外側であって、側面視で前記ペダル(26)に重なる位置に配置されるガード部材(36)と
    を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
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