JP2019037591A - 圧力式炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ご飯の食味を一層向上させる。【解決手段】本発明に係る圧力式炊飯器は、鍋と、鍋を加熱する加熱装置と、鍋の開口部を塞ぐ蓋体と、鍋内と蓋体とを連通する蒸気排出穴を開閉する圧力弁と、蒸気排出穴を閉塞する閉塞位置と蒸気排出穴を開放する開放位置との間で前記圧力弁を移動させることにより、鍋内の圧力を調整する圧力弁移動機構と、鍋内の圧力を検知する圧力検知部と、米情報を取得する米情報取得部と、加熱装置及び圧力弁移動機構を制御して、沸騰維持工程を含む炊飯工程を行う制御部と、を備え、制御部は、米情報取得部で取得した米情報に基づいて第1モードと第2モードとのいずれかを設定し、第1モードに設定した場合、沸騰維持工程において、鍋内の圧力を第1目標圧力まで上昇させた後に下降させ、第2モードに設定した場合、沸騰維持工程において、鍋内の圧力を前記第1目標圧力よりも低い第2目標圧力まで上昇させた後に下降させる。【選択図】図7

Description

本発明は、鍋内の圧力を大気圧以上に加圧して炊飯を行う圧力式炊飯器に関する。
この種の圧力式炊飯器として、例えば、特許文献1に記載された圧力式炊飯器が知られている。特許文献1の圧力式炊飯器では、沸騰維持工程において、鍋内を加圧した後、圧力弁を開作動し、加圧された鍋内と大気とを連通させて鍋内の圧力を一気に低下させ、米粒を鍋内で攪拌している。
特許第3986467号明細書
しかしながら、特許文献1では、ご飯の食味を一層向上させるという観点において未だ改善の余地がある。
したがって、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、ご飯の食味を一層向上させることができる圧力式炊飯器を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明の一態様に係る圧力式炊飯器は、
鍋と、
前記鍋を加熱する加熱装置と、
前記鍋の開口部を塞ぐ蓋体と、
前記鍋内と前記蓋体とを連通する蒸気排出穴を開閉する圧力弁と、
前記蒸気排出穴を閉塞する閉塞位置と前記蒸気排出穴を開放する開放位置との間で前記圧力弁を移動させることにより、前記鍋内の圧力を調整する圧力弁移動機構と、
前記鍋内の圧力を検知する圧力検知部と、
米情報を取得する米情報取得部と、
前記加熱装置及び前記圧力弁移動機構を制御して、沸騰維持工程を含む炊飯工程を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記米情報取得部で取得した米情報に基づいて第1モードと第2モードとのいずれかを設定し、前記第1モードに設定した場合、前記沸騰維持工程において、前記鍋内の圧力を第1目標圧力まで上昇させた後に下降させ、前記第2モードに設定した場合、前記沸騰維持工程において、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力よりも低い第2目標圧力まで上昇させた後に下降させる。
本発明に係る圧力式炊飯器によれば、ご飯の食味を一層向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る圧力式炊飯器の模式断面図である。 図2は、図1の圧力式炊飯器の斜視図である。 図3は、図1の圧力式炊飯器から外蓋の上外郭部材側の部品を取り外した状態を示す平面図である。 図4は、図1の圧力式炊飯器における蒸気供給部の配置を示す模式断面図である。 図5は、図1の圧力式炊飯器の一部切欠き側面図である。 図6は、図1の圧力式炊飯器を用いて炊飯工程の一例を行ったときの鍋内の温度及び圧力の推移を示すグラフである。 図7は、本発明の実施の形態に係る圧力式炊飯器の沸騰維持工程における鍋内の温度及び圧力の推移を示すグラフである沸騰維持工程。 図8は、本発明の実施の形態に係る圧力式炊飯器の追い炊き工程における鍋内の温度及び圧力の推移を示すグラフである。 図9は、本発明の実施の形態に係る圧力式炊飯器の鍋内の温度と圧力との関係を示すグラフである。
(本開示の基礎となった知見)
本発明者らは、ご飯の食味を一層向上させるため、鋭意検討した結果、以下の新規な知見を得た。
従来の圧力式炊飯器では、沸騰維持工程において、鍋内の圧力を大気圧以上に上昇させた後、圧力弁を開放することによって、鍋内の米を攪拌している。これにより、鍋内の温度を均一化し、炊きムラを削減している。また、鍋内の圧力を上げることにより米の糊化を促進している。
また、追い炊き工程において、圧力弁を閉塞すると共に鍋内に蒸気を供給することによって水分が蒸発しすぎるのを抑制しつつ、鍋内の圧力を上昇させて米の糊化を促進している。
しかしながら、魚沼産コシヒカリ等に代表される軟質米又は新米などの糊化しやすい米質を有する米においては、鍋内の圧力を上げすぎると糊化が過剰となり、炊きあがったご飯のべたつきが生じやすくなる。即ち、ご飯の粘りが増加する。また、鍋内を攪拌することによって米同士がこすれあい、更にべたつきが大きくなる。
そこで、本発明者らは、米質に応じて鍋内の圧力を制御する構成を見出した。この構成により、ご飯のべたつきを抑えて、ご飯の食味を一層向上させることができる。この新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の発明に至った。
本発明の第1態様の圧力式炊飯器は、
鍋と、
前記鍋を加熱する加熱装置と、
前記鍋の開口部を塞ぐ蓋体と、
前記鍋内と前記蓋体とを連通する蒸気排出穴を開閉する圧力弁と、
前記蒸気排出穴を閉塞する閉塞位置と前記蒸気排出穴を開放する開放位置との間で前記圧力弁を移動させることにより、前記鍋内の圧力を調整する圧力弁移動機構と、
前記鍋内の圧力を検知する圧力検知部と、
米情報を取得する米情報取得部と、
前記加熱装置及び前記圧力弁移動機構を制御して、沸騰維持工程を含む炊飯工程を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記米情報取得部で取得した米情報に基づいて第1モードと第2モードとのいずれかを設定し、前記第1モードに設定した場合、前記沸騰維持工程において、前記鍋内の圧力を第1目標圧力まで上昇させた後に下降させ、前記第2モードに設定した場合、前記沸騰維持工程において、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力よりも低い第2目標圧力まで上昇させた後に下降させる。
本発明の第2態様の圧力式炊飯器においては、前記制御部は、前記第1モードにおいて、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力まで上昇させた後、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力に保持してもよい。
本発明の第3態様の圧力式炊飯器においては、前記制御部は、
前記第1モードにおいて、前記鍋内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させ、
前記沸騰維持工程の初期において、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、
2回目以降の圧力変化における目標圧力を、前記第1目標圧力より低くしてもよい。
本発明の第4態様の圧力式炊飯器においては、前記制御部は、
前記第2モードにおいて、前記鍋内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させ、
前記沸騰維持工程の初期において、前記鍋内の圧力を前記第2目標圧力まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、
2回目以降の圧力変化における目標圧力を、前記第2目標圧力より低くしてもよい。
本発明の第5態様の圧力式炊飯器においては、前記鍋内に蒸気を供給する蒸気供給部を備え、
前記制御部は、前記加熱装置、前記圧力弁移動機構、及び前記蒸気供給部を制御して追い炊き工程を行っており、前記追い炊き工程において、前記米情報取得部で取得した米情報と前記圧力検知部で検知された前記鍋内の圧力とに基づいて、前記蒸気供給部を制御してもよい。
本発明の第6態様の圧力式炊飯器においては、前記制御部は、前記米情報に基づいて第3モードと第4モードとのいずれかを設定し、前記第3モードに設定した場合、前記追い炊き工程において、前記蒸気供給部から前記鍋内へ供給する蒸気の量を制御して前記鍋内の圧力を第3目標圧力に保持し、前記第4モードに設定した場合、前記追い炊き工程において、前記鍋内の圧力を前記第3目標圧力よりも小さい第4目標圧力に保持してもよい。
本発明の第7態様の圧力式炊飯器においては、前記米情報は、新米、古米、及び銘柄のうち少なくとも1つの情報を含んでもよい。
本発明の第8態様の圧力式炊飯器においては、前記米情報取得部は、ユーザによる入力によって前記米情報を取得してもよい。
本発明の第9態様の圧力式炊飯器においては、
前記鍋内の温度を検知する鍋温度検知部を備え、
前記圧力検知部は、前記鍋温度検知部の検知した前記鍋内の温度に基づいて、前記鍋内の圧力を推定してもよい。
以下、本開示の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。また、各図においては、説明を容易なものとするため、各要素を誇張して示している。
(実施の形態)
[全体構成]
本発明の実施の形態に係る圧力式調理器の一例である圧力式炊飯器について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器の模式断面図である。図2は、図1の圧力式炊飯器の斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る圧力式炊飯器は、内部に鍋収納部1aが形成された略有底筒状の炊飯器本体1と、鍋収納部1aに収納され、米や水などの被調理物が入れられる鍋2とを備えている。炊飯器本体1の上部には、炊飯器本体1の上部開口部を開閉可能な中空構造の外蓋3が取り付けられている。外蓋3の内側(鍋2の上部開口部を覆う側)には、鍋2の上部開口部を密閉可能な略円盤状の内蓋4が着脱可能に取り付けられている。本実施の形態においては、外蓋3と内蓋4とで、鍋2の上部開口部を開閉可能な蓋体が構成されている。
炊飯器本体1の鍋収納部1aは、上枠1bとコイルベース1cとで構成されている。上枠1bは、収納された鍋2の側壁に対して所定の隙間が空くように配置される筒状部1baと、筒状部1baの上部から外方に突出し炊飯器本体1の上部開口部の内周部に嵌合するフランジ部1bbとを備えている。筒状部1baの上端は、鍋2の上部開口部の周囲に設けられたフランジ部2aを支持している。
コイルベース1cは、鍋2の下部の形状に対応して有底筒状に形成され、その上部が上枠1bの筒状部1baの下端部に取り付けられている。コイルベース1cの外周面には、鍋2を加熱(誘導加熱)する鍋加熱装置の一例である鍋底加熱ユニット5が取り付けられている。鍋底加熱ユニット5は、底内加熱コイル5aと底外加熱コイル5bとで構成されている。底内加熱コイル5aは、コイルベース1cを介して鍋2の底部の中央部周囲に対向するように配置されている。底外加熱コイル5bは、コイルベース1cを介して鍋2の底部のコーナー部に対向するように配置されている。
コイルベース1cの底部の中央部分には開口部が設けられている。当該開口部には、鍋2の温度を測定するための鍋温度検知部の一例である鍋温度センサ6が、鍋収納部1aに収納された鍋2の底部に当接可能に配置されている。鍋2の温度は鍋2内の被調理物の温度と略同じであるので、鍋温度センサ6が鍋2の温度を検知することで、鍋2内の被調理物の温度を検知することができる。
外蓋3は、外蓋3の外郭を構成する上外郭部材3aと下外郭部材3bとを備えている。また、外蓋3は、ヒンジ軸3Aを備えている。ヒンジ軸3Aは、外蓋3の開閉軸であり、炊飯器本体1の上枠1bに両端部を回動自在に固定されている。ヒンジ軸3Aの周囲には、ねじりコイルばね7が取り付けられている。ねじりコイルばね7は、ヒンジ軸3Aを中心として外蓋3を鍋2の上部開口部から離れる方向(開方向)に弾性的に付勢する。
外蓋3の内部には、蓋開放装置8が設けられている。蓋開放装置8は、炊飯器本体1の一部に係合することにより、外蓋3が鍋2の上部開口部を塞いだ状態を保持する。一方、蓋開放装置8は、外蓋3が鍋2の上部開口部を塞いだ状態で炊飯器本体1又は外蓋3に設けられた開蓋ボタン81(図2参照)が押圧されたとき、フック軸8Aを中心に矢印A1方向に回転する。これにより、蓋開放装置8と炊飯器本体1の一部との係合が外れ、外蓋3が、ねじりコイルばね7の付勢力によりヒンジ軸3Aを中心として鍋2の上部開口部から離れる方向に回転する。これにより、外蓋3が、鍋2の上部開口部を塞いでいない開状態になる。なお、外蓋3は、例えば、鍋2の上部開口部を塞いだ位置からヒンジ軸3Aを中心として90度回転すると、当該回転を停止するように構成されている。
上外郭部材3aのヒンジ軸3Aの近傍には、凹部3dが設けられている。凹部3dには、蒸気筒9が着脱可能に取り付けられている。凹部3dの底部には、鍋2内の余分な蒸気を蒸気筒9に向けて排出できるように、蒸気逃がし穴3daが設けられている。蒸気筒9の上壁には、鍋2内の余分な蒸気を炊飯器の外部に排出できるように、蒸気逃がし穴9aが設けられている。
内蓋4には、鍋2内の蒸気を排出するための蒸気排出穴4aと、蒸気排出穴4bとが設けられている。蒸気排出穴4bの直径は、蒸気排出穴4aの直径よりも大きく、例えば、蒸気排出穴4aの直径の2倍以上に設定されている。蒸気排出穴4aの直径は、例えば4mmであり、蒸気排出穴4bの直径は、例えば10mmである。
また、内蓋4には、蒸気排出穴4aを開閉可能な圧力抑制弁10と、蒸気排出穴4bを開閉可能な圧力弁11とが設けられている。
圧力抑制弁10は、鍋2内の圧力が大気圧より高い所定値(例えば、1.2気圧)以上に上昇することを抑制する弁である。本実施の形態において、圧力抑制弁10は、ボールにより構成され、自重により蒸気排出穴4aを閉塞する。一方、圧力抑制弁10は、鍋2内の圧力が自重よりも大きくなったとき(例えば、1.2気圧以上になったとき)、鍋2内の圧力のみに押されて蒸気排出穴4aから離れ、蒸気排出穴4aを開放する。
圧力弁11は、圧力弁移動機構12により、蒸気排出穴4bを閉塞する閉塞位置と、蒸気排出穴4bを開放する開放位置とに移動するように構成されている。例えば、圧力弁移動機構12は、カム機構により、圧力弁11を閉塞位置及び開放位置に移動させてもよい。圧力弁11の端部に接触すると共に、先端が圧力弁11に向かって突設した板材を歯車機構によって水平移動させることによって、圧力弁11を上下に移動させてもよい。なお、圧力弁移動機構12は、カム機構に限定されず、圧力弁11を閉塞位置及び開放位置に移動させることができる機構であればよい。
外蓋3には、蒸気排出穴4bを開閉するように圧力弁11を移動させる圧力弁移動機構12が設けられている。圧力弁移動機構12は、圧力弁11を所定値(例えば、1.2気圧)よりも大きな圧力で圧力弁11を押圧して、圧力弁11を閉塞位置で保持するように構成されている。また、圧力弁移動機構12は、鍋2内の圧力が所定値(例えば、1.2気圧)以上になった所定のタイミングで、後述する制御部14の制御により、圧力弁11を閉塞位置から開放位置に移動させるように構成されている。これにより、鍋2内の圧力を一気に減圧(例えば、1.2気圧から1.0気圧に減圧)させて、鍋2内の水を突沸させ、鍋2内の米粒を撹拌させることができる。
また、圧力弁移動機構12は、後述する圧力センサユニットによって検知された鍋2内の圧力に基づいて圧力弁11を移動させることによって、鍋2内の圧力を調節することができる。
外蓋3には、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示するとともに、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な表示操作部13が設けられている。表示操作部13は、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示する液晶ディスプレイ13Aと、炊飯コースの選択の他、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を指示する複数のボタン13Bとを備えている。ユーザは、液晶ディスプレイ13Aに表示された各種情報を参照しつつ、複数のボタン13Bにより特定の炊飯コースを選択して炊飯開始を指示することができる。
また、液晶ディスプレイ13Aには、新米、古米、及び銘柄などの米の情報を表示させることができる。例えば、ユーザは、複数のボタン13Bを操作して、液晶ディスプレイ13Aに表示された米の情報の中から、炊飯する米質に応じた米の情報を選択することができる。即ち、表示操作部13は、新米、古米、及び銘柄等の米質に関する米の情報を取得する米情報取得部として機能する。このように、本実施の形態では、米情報取得部は、ユーザの入力によって米情報を取得する。
炊飯器本体1の内部には、制御部14が搭載されている。制御部14は、米を炊飯するための炊飯シーケンスを複数記憶する記憶部を備えている。ここで、「炊飯シーケンス」とは、予熱、昇温、沸騰維持、蒸らしの主として4つの工程を順に行うにあたって、各工程において通電時間、加熱温度、加熱時間、加熱出力等が予め決められている炊飯の手順をいう。各炊飯シーケンスは、複数の炊飯コースのいずれかにそれぞれ対応している。制御部14は、表示操作部13にて選択された炊飯コース及び鍋温度センサ6の検知温度に基づいて、鍋底加熱ユニット5と圧力弁移動機構12とを制御し、炊飯工程を実行する。
また、制御部14は、表示操作部13で設定された米の情報と、後述する圧力センサユニットで検知された鍋2内の圧力とに基づいて、圧力弁移動機構12を制御し、鍋2内の圧力を調節する。本実施の形態において、制御部14は、沸騰維持工程において、米質に応じて鍋2内の圧力を調節する。
図3は、図1の圧力式炊飯器から外蓋3の上外郭部材3a側の部品を取り外した状態を示す平面図である。図3に示すように、外蓋3の内部には、鍋2内に蒸気を供給する蒸気供給部15が設けられている。本実施の形態において、蒸気供給部15は、蒸気として100度を超える過熱蒸気を鍋2内に供給するように構成されている。蒸気供給部15は、ビスなどの締結部材により外蓋3の下外郭部材3bに取り付けられている。蒸気供給部15には、蒸気導入管16と、蒸気排出管17とが接続されている。
図4は、図1の圧力式炊飯器における蒸気供給部15の配置を示す模式断面図である。図4に示すように、蒸気供給部15は、蒸気導入管16を介して水タンク18と接続されている。水タンク18は、蒸気を生成するための水を入れる有底筒状の容器である。水タンク18は、水タンク収納部1bcに収納されている。水タンク収納部1bcの外周面には、水タンク18を加熱(誘導加熱)する水タンク加熱コイル19が取り付けられている。水タンク加熱コイル19が水タンク18を加熱することにより、水タンク18内の水が沸騰して、約100℃の蒸気が生成される。水タンク18内で生成された蒸気は、蒸気導入管16を通って、蒸気供給部15に供給される。蒸気供給部15は、加熱コイルを有し、蒸気導入管16から供給された蒸気を更に加熱する。本実施の形態では、蒸気供給部15と水タンク加熱コイル19とによって、スチームヒーターを構成している。
蒸気導入管16は、蓋体が閉状態にあるときに水タンク18内と連通し、水タンク18内で発生した蒸気を蒸気供給部15へ導くように設けられている。蒸気供給部15は、蒸気導入管16を通じて水タンク18から導入された蒸気を過熱して過熱蒸気とし、当該過熱蒸気を、蒸気排出管17を通じて鍋2内に供給する。
蒸気排出管17は、蓋体が閉状態にあるときに内蓋4に設けられた蒸気供給孔4cを通じて鍋2内と連通し、蒸気供給部15で生成された蒸気を鍋2内へ導くように設けられている。蒸気排出管17の鍋2側の端部には、環状のパッキンが取り付けられている。パッキンは、蓋体が閉状態にあるときに内蓋4の蒸気供給孔4cの周囲に密着するように設けられている。なお、蒸気供給部15の具体的な構成は、従来の蒸気供給部の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図5は、図1の圧力式炊飯器の一部切欠き側面図である。図5に示すように、外蓋3には、鍋2内の圧力を検知する圧力検知部の一例として、圧力センサユニット21が内蔵されている。より具体的には、圧力センサユニット21は、外蓋3の下外郭部材3bに取り付けられている。
外蓋3の下外郭部材3bには、図3に示すように、圧力センサユニット21の取り付け位置に貫通穴3cが設けられている。内蓋4には、内蓋4が外蓋3の下外郭部材3bに取り付けられた際に貫通穴3cと対向する位置に、貫通穴4dが設けられている。
[動作]
本実施の形態に係る圧力式炊飯器の動作について説明する。図6は、本実施の形態に係る圧力式炊飯器を用いて炊飯工程の一例を行ったときの鍋2内の温度及び鍋2内の圧力を示すグラフである。また、図6は、古米の炊飯工程における、圧力弁11の開閉状態、スチームヒーターの動作状態、及び加熱装置5の動作状況の関係を示す。なお、図6に示す圧力値は、大気圧を基準(0kPa)として加圧された圧力値を示す。
まず、ユーザにより、被調理物である米と水とを含む被調理物が入れられた鍋2が鍋収納部1aにセットされる。その後、ユーザにより、表示操作部13にて、米情報が設定されると共に炊飯コースが選択された後、炊飯開始が指示されると、制御部14の制御により炊飯工程が開始される。炊飯工程が開始されると、まず、予熱工程が開始される。
予熱工程は、以降の工程において、米の中心部まで十分に糊化できるように、糊化温度よりも低温の水に米を浸して、予め米に吸水させる工程である。この予熱工程において、制御部14は、鍋2内の水の温度を米の糊化が始まる温度(約50℃)近くまで昇温させた後、当該昇温後の温度を維持するように、鍋温度センサ6の検知温度に基づいて鍋底加熱ユニット5の鍋加熱動作を制御する。また、制御部14は、予熱工程の間、圧力弁11が開放位置で保持されるように圧力弁移動機構12を制御する。予熱工程の開始から前記選択された炊飯コースに応じて予め設定された時間経過すると、昇温工程に移行する。
昇温工程は、鍋2を強火で一気に加熱して、鍋2内の水を沸騰状態にする工程である。この昇温工程において、制御部14は、鍋2を急速に加熱して鍋2内の水を沸騰状態にするように、鍋底加熱ユニット5を制御する。また、制御部14は、昇温工程の間、圧力弁11が開放位置で保持されるように圧力弁移動機構12を制御する。昇温工程の実施により、鍋温度センサ6の検知温度が鍋2内の水の沸点(約100℃)に達すると、沸騰維持工程に移行する。
沸騰維持工程は、鍋2内の水の沸騰状態を維持して、米の澱粉を糊化させ、糊化度を50%〜80%程度まで引き上げる工程である。この沸騰維持工程において、制御部14は、鍋2内の水の沸騰状態を維持するように鍋底加熱ユニット5及び圧力弁移動機構12を制御する。
沸騰維持工程の初期において、制御部14は、図6に示すように、圧力弁移動機構12により圧力弁11を閉塞位置で保持し続けることで鍋2内の圧力を目標圧力に上昇させる昇圧工程を行う。その後、制御部14は、圧力弁移動機構12により圧力弁11を開放位置に移動させて、鍋2内の圧力を大気圧まで急激に下降させる。なお、目標圧力は、表示操作部13(米情報取得部)で取得された米情報に基づいて、制御部14によって決定される。制御部14は、例えば、5kPa以上20kPa以下の範囲で目標圧力を決定する。
このように、沸騰維持工程に移行すると、制御部14は、すぐに圧力弁移動機構12を制御し、圧力弁11を制御する。これは、沸騰維持工程に入った直後は、鍋2内の残水量が多く、残水量が多いほど米粒が鍋2内で攪拌されやすく移動しやすいからである。時間が経過するにつれて残水量が減少するので、残水量が多い沸騰維持工程の初期に、圧力弁11を制御することによって、鍋2内で急激な圧力変化を生じさせ、米粒をより激しく攪拌させている。
また、図6に示すように、制御部14は、沸騰維持工程の初期における1回目の圧力変化の後、即ち、沸騰維持工程の初期において鍋2内の圧力を目標圧力に上げてから大気圧まで急激に下降させた後、更に、圧力弁11を複数回開閉させて、鍋2内の圧力を複数回変化させている。言い換えると、制御部14は、沸騰維持工程において、鍋2内の圧力を目標圧力に上げてから大気圧まで下降させる急激な圧力変化を複数回発生させている。このような制御により、加熱不足の領域にある米粒を攪拌することができる。これにより、加熱状態を平均化することができるので、最終的に炊きあがったご飯上面を平坦にすることができる。
また、制御部14は、沸騰維持工程の初期における1回目の圧力変化の幅よりも2回目以降の圧力変化の幅の方を小さく設定している。即ち、制御部14は、2回目以降の圧力変化における目標圧力を、沸騰維持工程の初期における1回目の圧力変化における目標圧力よりも低くしている。
本実施の形態において、2回目以降の圧力変化における目標圧力は、1回目の圧力変化における目標圧力の1/2に設定されている。
攪拌エネルギーは圧力に比例する。沸騰維持工程が進むと、ご飯が軟らかくなると共に鍋2内の水が少なくなる。このため、炊きムラをなくすように加熱したい一方で、鍋2内の圧力を大きくしすぎると、ご飯のべたつきが増加することになる。このため、2回目以降の圧力変化における目標圧力を、1回目の圧力変化における目標圧力よりも低くすることで、ご飯のべたつきが増加するのを抑制することができる。
本実施の形態において、制御部14は、米情報に基づいて、沸騰維持工程における鍋2内の圧力を調節する。具体的には、制御部14は、表示操作部13にて設定された米情報に基づいて第1モードと第2モードとのいずれかを設定する。例えば、第1モードは、沸騰維持工程において、古米又は硬質米などの糊化しにくい米質を有する米を炊飯するモードである。第2モードは、沸騰維持工程において、新米又は軟質米などの糊化しやすい米質を有する米を炊飯するモードであり、第1モードよりも低い圧力で炊飯を行う。本実施の形態では、沸騰維持工程において、第1モードとして古米を炊飯し、第2モードとして新米を炊飯する例を説明する。
図7は、本実施の形態に係る圧力式炊飯器の沸騰維持工程における鍋2内の温度及び圧力の推移を示すグラフである。図7は、第1モードで古米を炊飯する場合の鍋2内の温度及び圧力の推移と、第2モードで新米を炊飯する場合の鍋2内の温度及び圧力の推移とを示す。
<第1モード>
まず、第1モードについて説明する。沸騰維持工程の初期において、制御部14は、圧力弁移動機構12により圧力弁11を開放位置から閉塞位置に移動し、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1まで上昇させる。本実施の形態では、第1目標圧力Pt1は、例えば、20kPaである。これにより、鍋2内の水の沸点が約105℃に上昇する。
鍋2内の圧力が第1目標圧力Pt1まで上昇すると、制御部14は、圧力弁移動機構12を制御して、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1に保持する調圧工程を行う。この調圧工程において、制御部14は、圧力センサユニット21が検知した圧力値と第1目標圧力Pt1との差が閾値よりも小さいか否かに基づいて圧力弁移動機構12の動作速度を変化させる。このように、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1に保持することによって、鍋2内の米の糊化を促進することができる。
鍋2内の圧力が第1目標圧力Pt1に保持された後、制御部14は、圧力弁移動機構12により圧力弁11を開放位置に移動させることによって、鍋2内の圧力を急激に0kPa(大気圧)まで下げる。なお、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1に保持する時間は、選択された炊飯コース及び/又は米の情報に基づいて予め決定された時間に設定される。
このように、沸騰維持工程の初期において、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1から大気圧まで急激に下げることによって、米粒を激しく攪拌させることができる。
また、制御部14は、第1モードにおいて、鍋2内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させている。第1モードにおいて、制御部14は、沸騰維持工程の初期において、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、2回目以降の圧力変化における目標圧力を、第1目標圧力Pt1より低くしている。即ち、第1モードにおいて、2回目以降の圧力変化の幅は、1回目の圧力変化の幅より小さい。
具体的には、制御部14は、沸騰維持工程の初期における1回目の圧力変化において、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1まで上昇させた後に急激に大気圧(0kPa)まで下降させている。これに対し、制御部14は、2回目以降の圧力変化において、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1より低い目標圧力まで上昇させた後に急激に大気圧(0kPa)まで下降させている。
<第2モード>
次に、第2モードについて説明する。沸騰維持工程の初期において、制御部14は、圧力弁移動機構12により圧力弁11を開放位置から閉塞位置に移動し、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2まで上昇させる。第2目標圧力Pt2は、第1目標圧力Pt1よりも低く設定されている。本実施の形態では、第2目標圧力Pt2は、例えば、8kPaである。
鍋2内の圧力が第2目標圧力Pt2まで上昇すると、制御部14は、圧力弁移動機構12により圧力弁11を開放位置に移動させることによって、鍋2内の圧力を0kPa(大気圧)まで下げる。このように、第2モードでは、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1より低い第2目標圧力Pt2まで上昇させた後に急激に大気圧まで下降させている。
このように、沸騰維持工程の初期において、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1より低い第2目標圧力Pt2から大気圧まで急激に下げることによって、第1モードよりも米の攪拌効果を抑えることができる。その結果、糊化しやすい米質を有する米については、米のべたつきを抑制することができる。
また、制御部14は、第2モードにおいて、鍋2内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させている。第2モードにおいて、制御部14は、沸騰維持工程の初期において、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、2回目以降の圧力変化における目標圧力を、第2目標圧力Pt2より低くしている。即ち、第2モードにおいて、2回目以降の圧力変化の幅は、1回目の圧力変化の幅より小さい。
具体的には、制御部14は、沸騰維持工程の初期における1回目の圧力変化において、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2まで上昇させた後に急激に大気圧(0kPa)まで下降させている。これに対し、制御部14は、2回目以降の圧力変化において、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2より低い目標圧力まで上昇させた後に急激に大気圧(0kPa)まで下降させている。
図6に戻って、沸騰維持工程においては、連続的に水を沸騰させるため、蒸気が大量に発生する。この蒸気は、蒸気排出穴4a、蒸気排出穴4b、蒸気逃がし穴3da,9aなどを通過して炊飯器の外部に放出される。これにより、鍋2内のほとんどの水がなくなると、鍋2の底面の温度が水の沸点以上に上昇する。鍋温度センサ6の検知温度が沸点以上の所定温度(例えば、130℃)になると、蒸らし工程に移行する。
蒸らし工程は、予熱を利用して余分な水分を蒸発させ、米の糊化度を100%近くまで引き上げる工程である。この蒸らし工程において、制御部14は、鍋2の温度が一定温度(例えば、100℃)以下に下がる毎に、鍋底加熱ユニット5を制御して鍋2を加熱すると共に蒸気供給部15を制御して鍋2内に蒸気を供給する追い炊き工程を実行する。なお、追い炊き工程とは、蒸らし工程の初期の工程を意味する。
追い炊き工程において、制御部14は、圧力弁移動機構12を制御して、圧力弁11で蒸気排出穴4bを閉塞する。また、制御部14は、蒸気供給部15を制御して、鍋2内に蒸気を供給する。具体的には、制御部14は、水タンク加熱コイル19を制御して、水タンク18内の水を沸騰させ、蒸気を発生させる。さらに、制御部14は、蒸気供給部15を制御して、蒸気導入管16を通じて蒸気供給部15に導入された蒸気を過熱し、蒸気排出管17及び内蓋4の蒸気供給孔4cを通じて鍋2内に過熱蒸気として供給する。言い換えると、制御部14は、蒸気供給部15と加熱コイル19とで構成されるスチームヒーターの火力を上げることによって、鍋2内へ蒸気を供給している。
追い炊き工程において、制御部14は、米情報に応じて鍋2内の目標圧力を決定する。制御部14は、鍋2内の圧力が目標圧力となるように、蒸気供給部15から鍋2内へ供給する蒸気の量を調節する。具体的には、制御部14は、スチームヒーターの火力を調節することによって、蒸気供給部15から鍋2内に供給される蒸気の量を調節する。
具体的には、制御部14は、表示操作部13にて設定された米情報に基づいて第3モードと第4モードとのいずれかを設定する。例えば、第3モードは、追い炊き工程において、古米又は硬質米などの糊化しにくい米質を有する米を炊飯するモードである。第4モードは、追い炊き工程において、新米又は軟質米などの糊化しやすい米質を有する米を炊飯するモードであり、第3モードよりも低い圧力で炊飯を行う。本実施の形態では、追い炊き工程において、第3モードとして古米を炊飯し、第4モードとして新米を炊飯する例を説明する。
図8は、本実施の形態に係る圧力式炊飯器の追い炊き工程における鍋2内の温度及び圧力の推移を示すグラフである。図8は、第1モードで古米を炊飯する場合の鍋2内の温度及び圧力の推移と、第2モードで新米を炊飯する場合の鍋2内の温度及び圧力の推移とを示す。
<第3モード>
まず、第3モードについて説明する。追い炊き工程において、制御部14は、圧力弁移動機構12により圧力弁11を開放位置から閉塞位置に移動する。また、制御部14は、蒸気供給部15を制御して、鍋2内へ蒸気を供給する。具体的には、制御部14は、スチームヒーターの火力を上昇させることによって、蒸気供給部15から鍋2内に蒸気を供給する。鍋2内に蒸気が供給されると、鍋2内の圧力が上昇する。
制御部14は、追い炊き工程において、鍋2内の圧力を第3目標圧力Pt3に保持する。具体的には、制御部14は、追い炊き工程が開始すると、スチームヒーターの火力を上げて、蒸気供給部15から鍋2内へ蒸気を供給する。蒸気により鍋2内の圧力が上昇して第3目標圧力Pt3を上回ると、制御部14は、スチームヒーターの火力を下げるように調整する。これにより、蒸気供給部15から鍋2内へ供給する蒸気の量を減らし、第3目標圧力Pt3を超えて上昇した鍋2内の圧力を下げる。鍋2内の圧力が第3目標圧力Pt3を下回ると、制御部14は、スチームヒーターの火力を上げて、蒸気供給部15から鍋2内へ供給する蒸気の量を増大させる。これにより、鍋2内の圧力を上昇させる。このように、制御部14は、追い炊き工程において、鍋2内の圧力を第3目標圧力Pt3に保持するように、スチームヒーターの火力を調節している。
本実施の形態では、例えば、第3目標圧力Pt3は8kPaであり、鍋2内の圧力は第3目標圧力Pt3から±2kPaの範囲に保持される。なお、第3モードにおいて、追い炊き工程における鍋2内の温度は、およそ101℃〜103℃の範囲で変化する。
<第4モード>
第4モードについて説明する。追い炊き工程において、制御部14は、圧力弁移動機構12により圧力弁11を開放位置から閉塞位置に移動する。蒸気供給部15を制御して、鍋2内へ蒸気を供給する。具体的には、制御部14は、スチームヒーターの火力を上昇させることによって、蒸気供給部15から鍋2内に蒸気を供給する。鍋2内に蒸気が供給されると、鍋2内の圧力が上昇する。
制御部14は、追い炊き工程において、鍋2内の圧力を、第3目標圧力Pt3より低い第4目標圧力Pt4に保持する。具体的には、制御部14は、追い炊き工程が開始すると、スチームヒーターの火力を上げて、蒸気供給部15から鍋2内へ蒸気を供給する。蒸気により鍋2内の圧力が上昇して第4目標圧力Pt4を上回ると、制御部14は、スチームヒーターの火力を下げるように調整する。これにより、蒸気供給部15から鍋2内へ供給する蒸気の量を減らし、第4目標圧力Pt4を超えて上昇した鍋2内の圧力を下げる。鍋2内の圧力が第4目標圧力Pt4を下回ると、制御部14は、スチームヒーターの火力を上げて、蒸気供給部15から鍋2内へ供給する蒸気の量を増大させる。これにより、鍋2内の圧力を上昇させる。このように、制御部14は、追い炊き工程において、鍋2内の圧力を第4目標圧力Pt4に保持するように、スチームヒーターの火力を調節している。
本実施の形態では、例えば、第4目標圧力Pt4は4kPaであり、鍋2内の圧力は第3目標圧力Pt3から±1kPaの範囲に保持される。なお、第4モードにおいて、追い炊き工程における鍋2内の温度は、およそ100.5℃〜101℃の範囲で変化する。
追い炊き工程は、蒸らし工程の初期において、選択された炊飯コースに応じて予め決められた時間行われる。また、蒸らし工程は、選択された炊飯コースに応じて、蒸らし工程の開始から予め決定された時間が経過すると終了する。
[効果]
本実施の形態に係る圧力式炊飯器によれば、以下の効果を奏することができる。
本実施の形態に係る圧力式炊飯器によれば、制御部14は、沸騰維持工程において、米情報に基づいて第1モードと第2モードとのいずれかを設定することによって、米質に応じて炊飯を行っている。制御部14は、第1モードに設定した場合、沸騰維持工程において、圧力弁移動機構12を制御して、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1まで上昇させた後に下降させる。また、制御部14は、第2モードに設定した場合、沸騰維持工程において、圧力弁移動機構12を制御して、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1よりも低い第2目標圧力Pt2まで上昇させた後に下降させる。このような構成により、米質に応じた圧力で沸騰維持工程を行うことができ、ご飯の食味を一層向上させることができる。
例えば、糊化しにくい古米又は硬質米は、第1モードで炊飯される。第1モードにおいて、制御部14は、圧力弁移動機構12を制御して、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1まで上昇させた後に下降させている。これにより、鍋2内で突沸を起こし、鍋2内の米を攪拌することによって、鍋2内の温度を均一化し、炊きムラを抑制することができる。
また、制御部14は、第1モードにおいては、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1に上昇させると、鍋2内の圧力を下降させる前に、圧力弁移動機構12を制御して、第1目標圧力Pt1に保持する調圧工程を行う。これにより、糊化しにくい米質のご飯の糊化を更に促進することができる。
一方、糊化しやすい新米又は軟質米は、第2モードで炊飯される。第2モードにおいて、制御部14は、圧力弁移動機構12を制御して、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1より低い第2目標圧力Pt2に上昇させた後に下降させている。これにより、新米又は軟質米などの糊化しやすい米質のご飯の糊化が過剰となることを抑制すると共に米同士がこすれ合うことを抑制することができる。その結果、炊きあがったご飯のべたつきを抑えることができる、即ち、ご飯の粘りを減少させることができる。
制御部14は、第1モードにおいて、鍋2内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させている。制御部14は、沸騰維持工程の初期において、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、2回目以降の圧力変化における目標圧力を、第1目標圧力Pt1より低くしている。
また、制御部14は、第2モードにおいても、鍋2内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させている。制御部14は、沸騰維持工程の初期において、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、2回目以降の圧力変化における目標圧力を、第2目標圧力Pt2より低くしている。
このような構成により、沸騰維持工程において、ご飯のべたつきが増加することを抑制しつつ、鍋2内でご飯を攪拌することができる。これにより、ご飯の食味を一層向上させることができる。
本実施の形態に係る圧力式炊飯器によれば、制御部14が、蒸らし工程の初期の追い炊き工程において、米情報に基づいて第3モードと第4モードとのいずれかを設定する。制御部14は、第3モードに設定した場合、追い炊き工程において、スチームヒーターの火力を調節することによって蒸気供給部15から鍋2内に供給される過熱蒸気の量を調節し、鍋2内の圧力を第3目標圧力Pt3に保持する。一方、制御部14は、第4モードに設定した場合、追い炊き工程において、スチームヒーターの火力を調節することによって蒸気供給部15から鍋2内に供給される過熱蒸気の量を調節し、鍋2内の圧力を第3目標圧力Pt3より低い第4目標圧力Pt4に保持する。このような構成により、米質に応じた圧力で追い炊き工程を行うことができ、ご飯の食味を一層向上させることができる。
なお、本実施の形態において、沸騰維持工程において米質に応じて設定されるモードの例として、第1モードと第2モードとを説明したが、これらに限定されない。沸騰維持工程におけるモードは、2つ以上あってもよい。同様に、蒸らし工程に含まれる追い炊き工程において米質に応じて設定されるモードの例として、第3モードと第4モードとを説明したが、これに限定されない。追い炊き工程におけるモードは、2つ以上あってもよい。炊飯する米情報の数に応じて、モードの数を増やしてもよい。
本実施の形態において、第1モード及び第3モードは古米モード、第2モード及び第4モードは新米モードを例として説明したが、これに限定されない。例えば、モードは、「白米」、「玄米」及び「無洗米」などの米の種類、あるいは「やわらかめ」及び「かため」などの米の炊き方を設定するモードであってもよい。
本実施の形態において、沸騰維持工程において、第1モード又は第2モードのいずれかのモードを実行し、追い炊き工程において、第3モード又は第4モードのいずれかのモードを実行する例について説明したが、これに限定されない。例えば、沸騰維持工程において、米質に応じて第1モード又は第2モードのいずれかのモードを選択して炊飯を行い、追い炊き工程において、米質に関係なく予め決められたシーケンスで炊飯を行ってもよい。あるいは、沸騰維持工程において、米質に関係なく予め決められたシーケンスで炊飯を行い、追い炊き工程において、米質に応じて第3モード又は第4モードのいずれかのモードを選択して炊飯を行ってもよい。
本実施の形態において、追い炊き工程を1回行う例について説明したが、これに限定されない。例えば、追い炊き工程は、複数回実行してもよい。
本実施の形態において、第1目標圧力Pt1、第2目標圧力Pt2、第3目標圧力Pt3、第4目標圧力Pt4は、説明を容易にするため例示の数値を示して説明したが、これらに限定されない。これらの数値は、米情報及び炊飯コースに応じて決定してもよい。
本実施の形態において、米の情報を取得する米情報取得部として、ユーザが米情報を入力する表示操作部13を例にして説明したが、これに限定されない。例えば、米情報取得部は、米を収容する袋に付されたバーコードを、リーダによって読み取ることによって、米情報を取得してもよい。例えば、バーコードには、米の収穫時期又は銘柄などの情報が含まれていてもよい。
本実施の形態において、制御部14は、米情報に基づいて、第1モード、第2モード、第3モード、及び第4モードを設定する例について説明したが、これに限定されない。例えば、表示操作部13にそれぞれのモードを表示し、ユーザがモードを選択することによって、モードを決定してもよい。即ち、米情報取得部は、米情報としてユーザが選択したモードの情報を取得してもよい。
本実施の形態において、鍋2内の圧力を検知する圧力検知部として圧力センサユニット21を用いて、鍋2内の圧力を検知する例を説明したが、これに限定されない。例えば、圧力検知部は、鍋2内の温度から鍋2内の圧力を推定してもよい。
図9は、実施の形態に係る圧力式炊飯器の鍋内の温度と圧力との関係を示すグラフである。図9に示すように、鍋2内の温度及び圧力は相関関係にあるため、鍋2内の温度から鍋2内の圧力を推定することができる。したがって、圧力検知部は、検知された鍋2内の温度に基づいて、鍋2内の圧力を推定してもよい。
本実施の形態において、制御部14は、沸騰維持工程の第1モードにおいて、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1に上昇させた後、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1に保持する例について説明したが、これに限定されない。例えば、制御部14は、第1モードにおいて、鍋2内の圧力を第1目標圧力Pt1に上昇させた後、すぐに鍋2内の圧力を下降させてもよい。これにより、第1モードにおいて、米の過剰な糊化を抑制し、ご飯のべたつきを抑制することができる。
本実施の形態において、制御部14は、沸騰維持工程の第2モードにおいて、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2に上昇させた後、すぐに鍋2内の圧力を下降させる例について説明したが、これに限定されない。例えば、第2モードは、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2に上昇させた後、鍋2内の圧力を第2目標圧力Pt2に保持してもよい。これにより、第2モードにおいて、米の糊化を促進することができる。
本実施の形態において、制御部14は、沸騰維持工程の第1モード及び第2モードにおいて、鍋2内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に大気圧まで下降させる圧力変化を複数回発生させる例について説明したが、これに限定されない。例えば、制御部14は、第1モード及び第2モードにおいて、沸騰維持工程の初期における圧力変化を1回だけ発生させてもよい。これにより、米の過剰な糊化を抑制し、ご飯のべたつきを抑制することができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明に係る圧力式炊飯器は、ご飯の食味を一層向上させることができるので、例えば、家庭用及び業務用の圧力式炊飯器に有用である。
1 炊飯器本体
1A ヒンジ部
1a 鍋収納部
1b 上枠
1ba 筒状部
1bb フランジ部
1bc タンク収納部
1c コイルベース
2 鍋
2a フランジ部
3 外蓋
3A ヒンジ軸
3a 上外郭部材
3b 下外郭部材
3c 貫通穴
3d 凹部
3da 蒸気逃がし穴
4 内蓋
4a,4b 蒸気排出穴
4c 蒸気供給孔
4d 貫通穴
5 鍋底加熱ユニット(加熱装置)
5a 底内加熱コイル
5b 底外加熱コイル
6 鍋温度センサ
7 ねじりコイルばね
8 蓋開放装置
8A フック軸
9 蒸気筒
9a 蒸気逃がし穴
10 圧力抑制弁
11 圧力弁
12 圧力弁移動機構
13 表示操作部(米情報取得部)
13A 液晶ディスプレイ
13B ボタン
14 制御部
15 蒸気供給部
16 蒸気導入管
17 蒸気排出管
18 水タンク
19 水タンク加熱コイル
21 圧力センサユニット(圧力検知部)
81 開蓋ボタン

Claims (9)

  1. 鍋と、
    前記鍋を加熱する加熱装置と、
    前記鍋の開口部を塞ぐ蓋体と、
    前記鍋内と前記蓋体とを連通する蒸気排出穴を開閉する圧力弁と、
    前記蒸気排出穴を閉塞する閉塞位置と前記蒸気排出穴を開放する開放位置との間で前記圧力弁を移動させることにより、前記鍋内の圧力を調整する圧力弁移動機構と、
    前記鍋内の圧力を検知する圧力検知部と、
    米情報を取得する米情報取得部と、
    前記加熱装置及び前記圧力弁移動機構を制御して、沸騰維持工程を含む炊飯工程を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記米情報取得部で取得した米情報に基づいて第1モードと第2モードとのいずれかを設定し、前記第1モードに設定した場合、前記沸騰維持工程において、前記鍋内の圧力を第1目標圧力まで上昇させた後に下降させ、前記第2モードに設定した場合、前記沸騰維持工程において、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力よりも低い第2目標圧力まで上昇させた後に下降させる、圧力式炊飯器。
  2. 前記制御部は、前記第1モードにおいて、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力まで上昇させた後、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力に保持する、請求項1に記載の圧力式炊飯器。
  3. 前記制御部は、
    前記第1モードにおいて、前記鍋内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させ、
    前記沸騰維持工程の初期において、前記鍋内の圧力を前記第1目標圧力まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、
    2回目以降の圧力変化における目標圧力を、前記第1目標圧力より低くする、
    請求項1又は2に記載の圧力式炊飯器。
  4. 前記制御部は、
    前記第2モードにおいて、前記鍋内の圧力を目標圧力まで上昇させた後に下降させる圧力変化を複数回発生させ、
    前記沸騰維持工程の初期において、前記鍋内の圧力を前記第2目標圧力まで上昇させた後に下降させる1回目の圧力変化を発生させ、
    2回目以降の圧力変化における目標圧力を、前記第2目標圧力より低くする、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧力式炊飯器。
  5. 前記鍋内に蒸気を供給する蒸気供給部を備え、
    前記制御部は、前記加熱装置、前記圧力弁移動機構、及び前記蒸気供給部を制御して追い炊き工程を行っており、前記追い炊き工程において、前記米情報取得部で取得した米情報と前記圧力検知部で検知された前記鍋内の圧力とに基づいて、前記蒸気供給部を制御する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧力式炊飯器。
  6. 前記制御部は、前記米情報に基づいて第3モードと第4モードとのいずれかを設定し、前記第3モードに設定した場合、前記追い炊き工程において、前記蒸気供給部から前記鍋内へ供給する蒸気の量を制御して前記鍋内の圧力を第3目標圧力に保持し、前記第4モードに設定した場合、前記追い炊き工程において、前記鍋内の圧力を前記第3目標圧力よりも小さい第4目標圧力に保持する、請求項5に記載の圧力式炊飯器。
  7. 前記米情報は、新米、古米、及び銘柄のうち少なくとも1つの情報を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の圧力式炊飯器。
  8. 前記米情報取得部は、ユーザによる入力によって前記米情報を取得する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の圧力式炊飯器。
  9. 前記鍋内の温度を検知する鍋温度検知部を備え、
    前記圧力検知部は、前記鍋温度検知部の検知した前記鍋内の温度に基づいて、前記鍋内の圧力を推定する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の圧力式炊飯器。
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