JP2014012118A - 炊飯器 - Google Patents

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正人 佐野
Tetsuya Matsuoka
哲也 松岡
Nobuko Ichiki
暢子 市来
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大輔 岡本
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【課題】ご飯の食味をより一層向上させることができる炊飯器を提供する。
【解決手段】鍋を加熱する鍋加熱装置と、炊飯器本体の上部開口部を開閉可能な中空構造の蓋と、鍋の上部開口部を密閉可能に蓋に取り付けられた内蓋と、内蓋に設けられた蒸気排出穴を開閉することにより鍋内の圧力を調整する調圧弁と、鍋加熱装置による加熱動作と調圧弁による調圧動作を制御して、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、蒸らし工程を含む炊飯工程を行う炊飯制御部とを備え、炊飯制御部は、昇温工程において、調圧弁により蒸気排出穴を閉塞して鍋内の圧力を大気圧より高い圧力にした後、少なくとも1度は前記鍋内の水が突沸するように前記調圧弁により前記蒸気排出穴を開放して前記鍋内の圧力を減圧するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ご飯の食味をより一層向上させることができる炊飯器に関する。
従来、この種の炊飯器として、例えば、特許文献1(特開平10−127484号粉方)、特許文献2(特開2004−344568号公報)に記載された炊飯器が知られている。
特許文献1には、鍋の底面側を発熱させる第1のワークコイルと、鍋の側面側を発熱させる第1のワークコイルとを備え、それらを交互に通電させて鍋を誘導加熱するように構成された炊飯器が記載されている。
特許文献1の炊飯器によれば、第1のワークコイルと第2のワークコイルとを交互に通電することにより、鍋内2の水を対流させ、米を攪拌しながら加熱することができる。これにより、米粒1粒1粒に均一に熱量を加えることができ、ご飯の食味を向上させることができる。
特許文献2には、鍋内の調理物が沸騰温度であり且つ沸騰維持工程の初期段階の水分が十分にある間に、鍋内の圧力を一気に低下させることにより突沸現象を発生させて米粒を撹拌するように構成された炊飯器が記載されている。
特許文献2の炊飯器によれば、鍋の底面から大量の泡を発生させるとともに当該泡を鍋全体に略均一に行き渡らせることができ、米粒1粒1粒に加わる熱量をより多くして、ご飯の食味を向上させることができる。
特開平10−127484号公報 特開2004−344568号公報
しかしながら、特許文献1及び2の炊飯器においては、ご飯の食味を一層向上させるという観点において、未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、ご飯の食味を一層向上させることができる炊飯器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明にかかる炊飯器は、炊飯器本体の内部に収容され、水と米とを含む調理物を入れる鍋と、
前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
前記炊飯器本体の上部開口部を開閉可能な中空構造の蓋と、
前記鍋の上部開口部を密閉可能に前記蓋に取り付けられた内蓋と、
前記内蓋に設けられた蒸気排出穴を開閉することにより前記鍋内の圧力を調整する調圧弁と、
前記鍋加熱装置による加熱動作と前記調圧弁による調圧動作を制御して、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、蒸らし工程を含む炊飯工程を行う炊飯制御部と、
を備え、
前記炊飯制御部は、前記昇温工程において、前記調圧弁により前記蒸気排出穴を閉塞して前記鍋内の圧力を大気圧より高い圧力にした後、少なくとも1度は前記鍋内の水が突沸するように前記調圧弁により前記蒸気排出穴を開放して前記鍋内の圧力を減圧するように制御する、ように構成されている。
本発明にかかる炊飯器によれば、ご飯の食味をより一層向上させることができる。
本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の模式断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる炊飯器が備える調圧弁の周辺の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる炊飯器が備える調圧弁の周辺の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる炊飯器が備える過熱蒸気投入孔の周辺の構成を示す断面図である。
本発明の第1態様によれば、炊飯器本体の内部に収容され、水と米とを含む調理物を入れる鍋と、
前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
前記炊飯器本体の上部開口部を開閉可能な中空構造の蓋と、
前記鍋の上部開口部を密閉可能に前記蓋に取り付けられた内蓋と、
前記内蓋に設けられた蒸気排出穴を開閉することにより前記鍋内の圧力を調整する調圧弁と、
前記鍋加熱装置による加熱動作と前記調圧弁による調圧動作を制御して、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、蒸らし工程を含む炊飯工程を行う炊飯制御部と、
を備え、
前記炊飯制御部は、前記昇温工程において、前記調圧弁により前記蒸気排出穴を閉塞して前記鍋内の圧力を大気圧より高い圧力にした後、少なくとも1度は前記鍋内の水が突沸するように前記調圧弁により前記蒸気排出穴を開放して前記鍋内の圧力を減圧するように制御する、炊飯器を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記鍋加熱装置は、前記鍋を誘導加熱する複数の加熱コイルを備え、
前記炊飯制御部は、前記沸騰維持工程において、少なくとも1度は前記鍋内の水が突沸するように前記調圧弁により前記蒸気排出穴を開閉するとともに、前記鍋内の水が対流するように前記複数の加熱コイルを交互に通電するように制御する、第1態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第3態様によれば、更に、100℃を超える過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成装置を備え、
前記炊飯制御部は、前記蒸らし工程において、前記調理物の表面に前記過熱蒸気が投入されるように前記過熱蒸気生成装置を制御する、第1又は2態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記調圧弁は、前記蒸気排出穴を開閉可能な球体を備え、
前記蓋の内部には、プランジャを進退移動させることにより前記球体を移動させ、前記蒸気排出穴を開閉するソレノイドが設けられている、第1〜3態様のいずれか1つに記載の炊飯器を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記調圧弁は、前記蒸気排出穴を開閉可能な金属製の球体を備え、
前記蓋の内部には、前記金属製の球体を磁力により移動させ、前記蒸気排出穴を開閉する電磁石が設けられている、第1〜3態様のいずれか1つに記載の炊飯器を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記内蓋には、前記過熱蒸気生成装置が生成した前記過熱蒸気を前記鍋内に供給する過熱蒸気投入孔が設けられ、
更に、前記鍋内の圧力が大気圧より高いとき、前記過熱蒸気投入孔を閉塞し、前記鍋内の圧力が大気圧以下のとき、前記過熱蒸気投入孔を開放する逆止弁を備える、第3態様に記載の炊飯器を提供する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態によって、本発明が限定されるものではない。
《第1実施形態》
図1を用いて、本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の模式断面図である。
図1に示すように、本第1実施形態にかかる炊飯器は、内部に鍋収納部1aが形成された略有底筒状の炊飯器本体1と、鍋収納部1aに収納され、米と水が入れられる鍋2とを備えている。鍋2の底部のコーナー部は、例えば、曲率半径R10mm程度の曲面を有するように丸められている。炊飯器本体1の上部には、炊飯器本体1の上部開口部を開閉可能な中空構造の蓋3が取り付けられている。蓋3の内側(鍋2の開口部を覆う側)には、鍋2の上部開口部を密閉可能な略円盤状の内蓋(加熱板ともいう)4が着脱可能に取り付けられている。
炊飯器本体1の鍋収納部1aは、上枠1bとコイルベース1cとで構成されている。上枠1bは、収納された鍋2の側壁に対して所定の隙間が空くように配置される筒状部分1baと、筒状部分1baの上部から外方に突出し炊飯器本体1の上部開口部の内周部に嵌合するフランジ部1bbとを備えている。また、フランジ部1bbには、水タンク5を収納する水タンク収納部1bcが形成されている。水タンク5は、蒸気を生成するための水を入れる有底筒状の容器である。水タンク収納部1bcの外周面には、水タンク5を加熱(誘導加熱)する水タンク加熱装置の一例である水タンク加熱コイル6が取り付けられている。水タンク加熱コイル6が水タンク5を加熱することにより、水タンク5内の水が沸騰して、約100℃の蒸気が生成される。なお、水タンク加熱コイル6に代えて、ヒータにより水タンク5を加熱するように構成されてもよい。
また、水タンク収納部1bcの側部には、開口が設けられている。当該開口部分には、水タンク5の温度を測定するための水タンク温度センサ7が、水タンク収納部1bcに収納された水タンク5の側部に当接可能に配置されている。
コイルベース1cは、鍋2の下部の形状に対応して有底筒状に形成され、その上部が上枠1bの筒状部分1baの下端部に取り付けられている。コイルベース1cの外周面には、鍋2を加熱(誘導加熱)する鍋加熱装置の一例である鍋底加熱ユニット8が取り付けられている。鍋底加熱ユニット8は、底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとで構成されている。底内加熱コイル8aは、コイルベース1cを介して鍋2の底部の中央部周囲に対向するように配置されている。底外加熱コイル8bは、コイルベース1cを介して鍋2の底部のコーナー部に対向するように配置されている。
底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとは、独立してインバータ制御されるように構成されている。また、底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとは、底内加熱コイル8aを通電している時は底外加熱コイル8bを通電せず、底外加熱コイル8bを通電している時は底内加熱コイル8aを通電しないように、後述する炊飯制御部30により制御される。すなわち、底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとが交互に通電されるように、後述する炊飯制御部30により制御される。
コイルベース1cの底部の中央部分には開口が設けられている。当該開口部分には、鍋2の温度を測定するための鍋温度検知部の一例である鍋温度センサ9が、鍋収納部1aに収納された鍋2の底部に当接可能に配置されている。鍋2の温度は鍋2内の調理物の温度と略同じであるので、鍋温度センサ9が鍋2の温度を検知することで、鍋2内の調理物の温度を検知することができる。
蓋3は、蓋3の外郭を構成する上外郭部材3aと下外郭部材3bとを備えている。また、蓋3は、ヒンジ軸3Aを備えている。ヒンジ軸3Aは、蓋3の開閉軸であり、炊飯器本体1の上枠1bに両端部を回動自在に固定されている。上外郭部材3aの中央部付近には、貫通穴3cが設けられている。当該貫通穴3cには、蒸気筒10が着脱可能に取り付けられている。蒸気筒10の上壁及び底壁には、鍋2内の余分な蒸気を炊飯器の外部に排出できるように、蒸気逃がし孔10a,10bが設けられている。蓋3の内蓋4側の貫通穴3cの周囲には、環状のパッキン11が取り付けられている。
また、蓋3には、内蓋4の温度を検知する内蓋温度検知部の一例である内蓋温度センサ12が取り付けられている。蓋3の底壁となる下外郭部材3bの内面(蓋内側)には、内蓋4を誘導加熱する内蓋加熱装置の一例である内蓋加熱コイル13が取り付けられている。
内蓋4は、誘導加熱が可能なステンレスなどの磁性体金属で構成されている。内蓋4の外周部の鍋2側の面には、環状のパッキン14が取り付けられている。パッキン14は、蓋3が閉状態にあるときに鍋2のフランジ部に密着するように設けられている。
また、蓋3の内部には、100℃を超える過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成装置15が設けられている。過熱蒸気生成装置15は、水タンク5で発生した約100℃の蒸気を過熱して過熱蒸気を生成可能に構成されている。過熱蒸気生成装置15には、蒸気供給管16と過熱蒸気投入管17とが接続されている。また、過熱蒸気生成装置15には、過熱蒸気生成装置15で生成された過熱蒸気の温度を検知する過熱蒸気温度検知部の一例である過熱蒸気温度センサ18が当接している。
蒸気供給管16は、蓋3が閉状態にあるときに水タンク5内と連通し、水タンク5内で発生した蒸気を過熱蒸気生成装置15へ導くように設けられている。蒸気供給管16の水タンク5側の端部には、環状のパッキン19が取り付けられている。パッキン19は、蓋3が閉状態にあるときに水タンク5のフランジ部が密着するように設けられている。
過熱蒸気投入管17は、蓋3が閉状態にあるときに内蓋4に設けられた過熱蒸気投入孔4bを通じて鍋2内と連通し、過熱蒸気生成装置15で生成された過熱蒸気を鍋2内へ投入するように設けられている。過熱蒸気投入管17の鍋2側の端部には、環状のパッキン20が取り付けられている。パッキン20は、蓋3が閉状態にあるときに内蓋4の過熱蒸気投入孔4bの周囲に密着するように設けられている。
また、内蓋4の上方には、図2に示すように、鍋2内の圧力を調整するための調圧弁21が設けられている。調圧弁21は、内蓋4に設けられた調圧弁受け部22に載置されている。調圧弁21の周囲には、調圧弁21を覆うように調圧弁カバー23が設けられている。調圧弁カバー23と内蓋4との間には、板状のパッキン24が設けられている。
また、蓋3の下外郭部材3bには、調圧弁21を動かすためのソレノイド25が設けられている。また、蓋3の下外郭部材3bには、調圧弁カバー23を覆うように調圧弁カバー収納部3dが設けられている。調圧弁カバー収納部3dには、ソレノイド25のプランジャ25aが進退移動する穴3daが設けられている。穴3daには、炊飯中に発生した蒸気が蓋3内に侵入するのを防止するソレノイドパッキン27が設けられている。ソレノイドパッキン27には、プランジャ25aの先端部が嵌合する凹部27aが設けられている。また、調圧弁カバー23には、ソレノイドパッキン27の凹部27aに嵌合するプランジャ25aが進退移動する穴23aが設けられている。
また、蓋3には、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示部28と、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な炊飯コース選択部の一例である操作部29とが設けられている。操作部29は、炊飯コースの選択の他、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を指示できるように、炊飯開始ボタンなどの複数のボタンで構成されている。ユーザーは、表示部28の表示内容を参照しつつ、操作部29にて特定の炊飯コースを選択し、炊飯開始を指示することができる。
炊飯器本体1の内部には、炊飯制御部30が搭載されている。炊飯制御部30は、米を炊飯するための炊飯シーケンスを複数記憶する記憶部を備えている。ここで、「炊飯シーケンス」とは、予熱、昇温、沸騰維持、蒸らしの主として4つの工程を順に行うにあたって、各工程において通電時間、加熱温度、加熱時間、加熱出力等が予め決められている炊飯の手順をいう。各炊飯シーケンスは、複数の炊飯コースのいずれかにそれぞれ対応している。炊飯制御部30は、操作部29にて選択された炊飯コース及び各温度センサ7,9,及び12の検知温度に基づいて、各部及び各装置の駆動を制御し、炊飯工程を実行する。また、炊飯制御部30は、操作部29にて選択された炊飯コース及び加熱蒸気温度センサ18の検知温度に基づいて、過熱蒸気を過熱蒸気生成装置15に生成させる。
次に、本第1実施形態にかかる炊飯器の動作について説明する。
まず、ユーザーにより、調理物である米と水が入れられた鍋2が鍋収納部1aにセットされるとともに、水が入れられた水タンク5が水タンク収納部1bcにセットされる。その後、ユーザーにより、操作部29にて炊飯コースが選択された後、炊飯開始が指示されると、炊飯制御部30の制御により炊飯工程が開始される。炊飯工程が開始されると、まず、予熱工程が開始される。
予熱工程は、以降の工程において、米の中心部まで十分に糊化できるように、糊化温度よりも低温の水に米を浸して、予め米に吸水させる工程である。この予熱工程において、炊飯制御部30は、鍋2内の水の温度を米の糊化が始まる温度(約60℃)近くまで昇温させた後、当該昇温後の温度を維持するように、鍋温度センサ9の検知温度に基づいて鍋底加熱ユニット8の鍋加熱動作を制御する。このとき、炊飯制御部30は、底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとを交互に通電することにより鍋加熱動作を制御する。これにより、鍋2内の水が対流して米が攪拌され、米の吸水が促進される。
また、この予熱工程において炊飯制御部30は、水タンク加熱コイル6を駆動させて水タンク5内の水を予熱する。予熱工程の開始から前記選択された炊飯コースに応じて予め設定された時間経過すると、昇温工程に移行する。
昇温工程は、鍋2を強火で一気に加熱して、鍋2内の水を沸騰維持状態(約100℃)にする工程である。この昇温工程において、炊飯制御部30は、鍋2を急速に加熱して鍋2内の水を沸騰状態にするように、鍋底加熱ユニット8を制御する。
ここで、従来、ご飯を炊く場合、この昇温工程の後半において、鍋内の調理物をしゃもじ等でかき混ぜることで、ご飯の食味を向上させることができることが知られている。その理由は以下の通りである。
昇温工程においては、調理物の温度が75℃〜85℃まで上昇したとき、米から澱粉が多量に溶出し、米の糊化が促進される。その後、更に調理物の温度が上昇されて米の糊化が進むと、鍋2の内面に近接している米粒同士がくっつき、徐々に鍋2の内面に沿った形状の大きな塊となる。このため、水が沸騰することにより鍋2の底面付近で発生した泡は、当該米粒の塊により鍋2の中心部を通って上方に移動することを阻害され、鍋2の内面に沿って上方に移動するようになる。この場合、鍋2の内面付近の米粒には十分な熱量が供給される一方で、それ以外の米粒には十分な熱量が供給されなくなる。その結果、炊きむらが発生し、ご飯の食味が低下する。
これに対し、昇温工程の後半において、しゃもじで鍋2内をかきまぜて、米粒同士のくっつきを崩すと、鍋2の底面付近で発生した泡を鍋2の全体に行き渡らせることができる。これにより、鍋2内の調理物を均一に加熱して、炊きむらをなくし、ご飯の食味を向上させることができる。
しかしながら、昇温工程の後半に蓋3を開けて鍋2内をかきまぜる動作は、ユーザーが行わなければならない。また、昇温工程の後半に蓋3を開けると、鍋2内の蒸気によりユーザーが火傷する等の事故が起こり得る。このため、本第1実施形態にかかる炊飯器のような炊飯工程を自動的に行う炊飯器において、前記動作を適用することはできない。
そこで、本第1実施形態にかかる炊飯器は、昇温工程の後半に鍋2の内面付近でくっついた米粒同士のくっつきを崩すように、炊飯制御部30が以下のような制御を行う。
昇温工程が開始すると、炊飯制御部30は、ソレノイド25を後退移動させて調圧弁21から離す。これにより、調圧弁21が、蒸気排出穴31を閉塞するように調圧弁受け部22上に移動する。この状態で、鍋底加熱ユニット8による加熱が継続されると、鍋2内の圧力が上昇する。
鍋2内の圧力が大気圧よりも高い圧力(ここでは一例として1.2気圧とする)に達したとき、炊飯制御部30は、ソレノイド25を進出移動させ、調圧弁21を押す。これにより、調圧弁21が、蒸気排出穴31を開放するように調圧弁受け部22上を移動する。その結果、鍋2内が一気に減圧され、鍋2内の水が突沸して、鍋2内の底面から爆発的に泡が発生する核沸騰が起こる。この核沸騰により、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきを崩すことができる。
昇温工程の実施により、鍋温度センサ9の検知温度が約100℃になると、沸騰維持工程に移行する。
沸騰維持工程は、鍋2内の水の沸騰状態を維持して、米の澱粉を糊化させ、糊化度を50%〜80%程度まで引き上げる工程である。この沸騰維持工程において、炊飯制御部30は、鍋2内の水の沸騰状態を維持するように鍋底加熱ユニット8及び内蓋加熱コイル13を制御する。より具体的には、炊飯制御部30は、鍋底加熱ユニット8及び内蓋加熱コイル13の駆動(ON)、駆動停止(OFF)を一定時間間隔で繰り返すデューティー制御を行い、鍋2を間欠加熱する。また、このとき、炊飯制御部30は、底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとを独立してインバータ制御し、それらを交互に通電することにより鍋加熱動作を行う。これにより、鍋2内の水が対流して米が攪拌され、米の吸水が促進される。
また、沸騰維持工程が進むに連れて米の糊化が促進されるので、鍋2の内面付近の米粒同士がくっつきやすくなる。このため、本第1実施形態において、炊飯制御部30は、ソレノイド25のプランジャ25aを少なくとも1回進退移動させて調圧弁21を移動させ、蒸気排出穴31を開閉する。これにより、鍋2内では、加圧状態と減圧状態とが交互に繰り返され、少なくとも1回の突沸が起こる。その結果、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきが崩され、鍋2内で米が攪拌される。
すなわち、本第1実施形態では、少なくとも1回の突沸を起こさせることで、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきを崩しながら、鍋底加熱ユニット8による加熱を行うようにしている。これにより、鍋2の底面付近で発生した泡を鍋2の全体に行き渡らせることができ、米により多くの熱量を与えて、米の吸水を促進させることができる。
なお、沸騰維持工程においては、連続的に水を沸騰させるため、約100℃の蒸気が大量に発生する。この蒸気は、内蓋4の蒸気排出穴31及び蒸気筒10の蒸気逃がし孔10a,10bを通過して炊飯器の外部に放出される。これにより、鍋2内のほとんどの水がなくなると、鍋2の底面の温度が水の沸点以上に上昇する。鍋2の底面の温度が沸点以上(例えば、130℃)に到達したことを鍋温度センサ9が検知すると、蒸らし工程に移行する。
蒸らし工程は、予熱を利用して余分な水分を蒸発させ、米の糊化度を100%近くまで引き上げる工程である。この蒸らし工程において、炊飯制御部30は、鍋2の温度が一定温度以下に下がる毎に、鍋2を加熱するように鍋底加熱ユニット8及び内蓋加熱コイル13を制御する。より具体的には、炊飯制御部30は、沸騰維持工程と同様に、鍋底加熱ユニット8及び内蓋加熱コイル13の駆動(ON)、駆動停止(OFF)を一定時間間隔で繰り返すデューティー制御を行い、鍋2を間欠加熱する。また、蒸らし工程において、炊飯制御部30は、ソレノイド25のプランジャ25aを進出移動させ、蒸気排出穴31を開放するように調圧弁21を移動させる。これにより、鍋2内は、大気圧まで減圧される。
また、本第1実施形態においては、昇温工程及び沸騰維持工程において、加圧状態と減圧状態とが交互に繰り返されるようにしている。このため、鍋2内を加圧するときに、米粒に圧力がかかり過ぎて米粒の表面が崩れ、澱粉が溶出してべたつきがあるご飯に仕上がるおそれがある。
また、鍋2内を減圧したときには、0.2気圧分の水分が一気に大気圧中に開放される。これに伴い、鍋2内の米の煮汁が炊飯器外に吹き零れ、ユーザーが火傷するおそれがある。これを防ぐため、本第1実施形態においては、減圧時に発生した煮汁を蒸気筒10に溜めるようにしている。沸騰維持工程中においては、鍋2内が1.2気圧の加圧状態にあるため、蒸気筒10内の煮汁は鍋2内に戻らない。しかしながら、蒸らし工程においては、蒸気排出穴31を開放することにより鍋2内が大気圧まで減圧されるので、蒸気筒10内の煮汁が鍋2内に戻る。この煮汁は、ご飯の上面に落ち、ご飯をべたつかせる要因となる。
そこで、本第1実施形態においては、蒸らし工程において、鍋2内に過熱蒸気を投入して、ご飯のべたつきを低減するようにしている。
より具体的には、炊飯制御部30は、水タンク加熱コイル6を駆動して、水タンク5内の水を沸騰させ、約100℃の蒸気を発生させる。さらに、炊飯制御部30は、過熱蒸気生成装置15を駆動して、蒸気供給管16を通じて過熱蒸気生成装置15に導入された蒸気を過熱し、過熱蒸気温度センサ18の検知温度に基づいて、100℃を超える過熱蒸気を生成させる。過熱蒸気生成装置15にて生成された過熱蒸気は、過熱蒸気投入管17及び内蓋4の過熱蒸気投入孔4bを通じて鍋2内に投入される。この過熱蒸気が有する熱エネルギーと乾燥効果とにより、ご飯の表面の水分とべたつきを無くし、粒感のあるご飯を仕上げることができる。また、蒸らし工程中に鍋2内に戻った煮汁には、ご飯の甘みとなる成分が多量に含まれている。この煮汁に過熱蒸気の熱エネルギーを与えることで、熱分解が発生し、甘みのあるご飯に仕上げることができる。
蒸らし工程の開始から、炊飯量に応じて予め設定された時間経過すると、蒸らし工程を終了(すなわち、炊飯工程を終了)する。
本第1実施形態にかかる炊飯器によれば、昇温工程において、調圧弁21により蒸気排出穴31を閉塞して鍋2内の圧力を大気圧より高い圧力(例えば、1.2気圧)にした後、鍋2内の水が突沸するように調圧弁21により蒸気排出穴31を開放して鍋2内の圧力を減圧するようにしている。これにより、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきを崩して、米を攪拌させ、米の吸水を促進させることができる。その結果、ご飯の食味を向上させることができる。
また、本第1実施形態にかかる炊飯器によれば、沸騰維持工程において、少なくとも1度は鍋2内の水が突沸するように調圧弁21により蒸気排出穴31を開閉するとともに、鍋2内の水が対流するように底内加熱コイル8aと底外過熱コイル8bとを交互に通電するようにしている。これにより、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきを崩しつつ、米を攪拌させ、米の吸水を一層促進させることができる。その結果、ご飯の食味を一層向上させることができる。
また、本第1実施形態にかかる炊飯器によれば、蒸らし工程において、調理物の表面に過熱蒸気を投入するようにしている。これにより、鍋2内を加圧又は減圧することに起因して、ご飯のべたつきが発生した場合でも、当該べたつきを無くすことができる。その結果、ご飯の食味を一層向上させることができる。
なお、鍋2は、図1に示すように、曲面部分が少ないものであることが好ましい。また、鍋2の底面は、平坦であることが好ましい。これにより、鍋2内の水を突沸させたときに起こる核沸騰の発生面積を増やし、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきをより確実に崩すことができる。なお、鍋2の底面を曲面にした場合には、鍋2の底面から発生した泡は、当該曲面に沿って移動しやすくなり、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきを崩す効果が低減することになる。
また、鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきは、鍋2内の水の温度が75℃〜85℃のときに生じやすい。このため、本第1実施形態においては、鍋2内の水の温度が75℃〜85℃のときに、鍋2内の圧力が1.2気圧になるように調圧弁21の大きさ及び蒸気排出穴31の断面積が調整されている。しかしながら、この場合、鍋2内の水の温度が100℃以上になったときには、鍋2内の圧力が例えば1.3気圧以上になる。この高圧状態は沸騰維持工程でも継続されるので、仕上がったご飯は、表面が崩れてべたつきのあるものになる。
このため、蒸気排出穴31には、図1に示すように、鍋2内の圧力が1.2気圧よりも高くならないように調整することが可能な圧力調整弁32を設けることが好ましい。これにより、ご飯のべたつきを抑えて、ご飯の食味を一層向上させることができる。なお、このような圧力調整弁32は、例えば、穴33を設けたゴム部材により構成することができる。この構成によれば、ゴム部材が変形して穴33の面積が変化することで、鍋2内の圧力を1.2気圧に維持することができる。
なお、圧力調整弁32を設けず、鍋2内の水の温度が約90℃に達したときに鍋2内の圧力を減圧するようにしても、同様の効果を得ることが可能である。
また、底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとは、個々の電力設定及び通電率の設定を自由に行えるように、独立してインバータ制御されることが好ましい。これにより、鍋2内の水を好適に対流させ、米全体を均一に加熱することができる。なお、底内加熱コイル8aと底外加熱コイル8bとを直列に配置し、1個のインバータ回路で制御するようにした場合には、底内加熱コイル8aのターン数と底外加熱コイル8bのターン数とが限定されることになる。また、底外加熱コイル8bによる加熱量が多い場合には、鍋2の底面から発生する泡は、鍋2の内側面に沿って上昇しやすくなる。その結果、鍋2内の水を突沸させることにより鍋2の内面付近の米粒同士のくっつきを崩したとしても、米全体を均一に加熱することが困難になる。
《第2実施形態2》
図3を用いて、本発明の第2実施形態にかかる炊飯器について説明する。図3は、本発明の第2実施形態にかかる炊飯器の調圧弁の周辺の構成を示す断面図である。本第2実施形態にかかる炊飯器が前記第1実施形態にかかる炊飯器と異なる点は、ソレノイド25に代えて、蓋3の下外郭部材3bに設けた電磁石34により調圧弁21を移動させ、蒸気排出穴31を開閉するようにしている点である。
本第2実施形態にかかる炊飯器によれば、前記第1実施形態で述べたソレノイドパッキン27のようなシール部材を設ける必要性を無くすことができる。これにより、調圧弁カバー23を収納する調圧弁カバー収納部3dのお手入れ性を向上させることができる。
《第3実施形態》
図4を用いて、本発明の第3実施形態にかかる炊飯器について説明する。図4は、本発明の第3実施形態にかかる炊飯器の過熱蒸気投入孔の周辺の構成を示す断面図である。本第3実施形態にかかる炊飯器が前記第1実施形態にかかる炊飯器と異なる点は、内蓋4の過熱蒸気投入孔4bの周辺の構成である。
図4に示すように、内蓋4には、過熱蒸気投入孔4bから蓋3の内方へ凹む凹部40が形成されている。凹部40には、断面I型の逆止弁41が設けられている。逆止弁41の鍋2側の端部には、逆止弁ゴム42が設けられている。逆止弁41の蓋3側の端部には、ストッパー43が設けられている。逆止弁41は、凹部40の上部に設けられた穴44を貫通するように設けられている。ストッパー43は、逆止弁41が鍋2側に落下するのを防止するように形成されている。内蓋4の凹部40の上部と逆止弁ゴム42との間には、逆止弁付勢バネ45が設けられている。逆止弁41は、逆止弁付勢バネ45により鍋2側に付勢されている。
次に、逆止弁41の作用・効果について説明する。
前述したように昇温工程及び沸騰維持工程においては、鍋2内の圧力が大気圧よりも高くなる。鍋2内の圧力が大気圧よりも高くなると、逆止弁41は逆止弁付勢バネ45の付勢力に抗して上方(蓋3側)へ移動する。これにより、内蓋4と逆止弁ゴム42とが接触して密着し、内蓋4の過熱蒸気投入孔4bが閉塞される。その結果、鍋2内の圧力が大気圧よりも高くなっても、過熱蒸気生成装置15及び過熱蒸気投入管17に大気圧を超える圧力がかかることを防止することができる。また、鍋2内の蒸気が漏れること防いで、安全性を確保することができる。
また、前述したように蒸らし工程においては、調圧弁21が移動されて蒸気排出穴31が開放され、鍋2内の圧力が大気圧以下になる。鍋2内の圧力が大気圧以下になると、逆止弁付勢バネ45の付勢力により、逆止弁41は下方(鍋2側)に移動する。これにより、内蓋4の過熱蒸気投入孔4bが開放される。その結果、過熱蒸気生成装置15により生成された過熱蒸気を鍋2内に投入することができる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明にかかる炊飯器は、ご飯の食味を一層向上させることができるので、家庭用及び業務用の炊飯器等として有用である。
1 炊飯器本体
1a 鍋収納部
2 鍋
3 蓋
3A ヒンジ軸
3a 上外郭部材
3b 下外郭部材
3c 貫通穴
3d 調圧弁カバー収納部
3da 穴
4 内蓋
5 水タンク
6 水タンク加熱コイル(水タンク加熱装置)
7 水タンク温度センサ
8 鍋底加熱ユニット(鍋加熱装置)
9 鍋温度センサ(鍋温度検知部)
10 蒸気筒
11,14,19,20,24 パッキン
12 内蓋温度センサ(内蓋温度検知部)
13 内蓋加熱コイル(内蓋加熱装置)
15 過熱蒸気生成装置
16 蒸気供給管
17 過熱蒸気投入管
18 過熱蒸気温度センサ(過熱蒸気温度検知部)
21 調圧弁
22 調圧弁受け部
23 調圧弁カバー
23a 穴
25 ソレノイド
25a プランジャ
27 ソレノイドパッキン
27a 凹部
28 表示部
29 操作部
30 炊飯制御部
31 蒸気排出穴
32 圧力調整弁
33 穴
40 凹部
41 逆止弁
42 逆止弁ゴム
43 ストッパー
44 穴
45 逆止弁付勢バネ

Claims (6)

  1. 炊飯器本体の内部に収容され、水と米とを含む調理物を入れる鍋と、
    前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
    前記炊飯器本体の上部開口部を開閉可能な中空構造の蓋と、
    前記鍋の上部開口部を密閉可能に前記蓋に取り付けられた内蓋と、
    前記内蓋に設けられた蒸気排出穴を開閉することにより前記鍋内の圧力を調整する調圧弁と、
    前記鍋加熱装置による加熱動作と前記調圧弁による調圧動作を制御して、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、蒸らし工程を含む炊飯工程を行う炊飯制御部と、
    を備え、
    前記炊飯制御部は、前記昇温工程において、前記調圧弁により前記蒸気排出穴を閉塞して前記鍋内の圧力を大気圧より高い圧力にした後、少なくとも1度は前記鍋内の水が突沸するように前記調圧弁により前記蒸気排出穴を開放して前記鍋内の圧力を減圧するように制御する、炊飯器。
  2. 前記鍋加熱装置は、前記鍋を誘導加熱する複数の加熱コイルを備え、
    前記炊飯制御部は、前記沸騰維持工程において、少なくとも1度は前記鍋内の水が突沸するように前記調圧弁により前記蒸気排出穴を開閉するとともに、前記鍋内の水が対流するように前記複数の加熱コイルを交互に通電するように制御する、請求項1に記載の炊飯器。
  3. 更に、100℃を超える過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成装置を備え、
    前記炊飯制御部は、前記蒸らし工程において、前記調理物の表面に前記過熱蒸気が投入されるように前記過熱蒸気生成装置を制御する、請求項1又は2に記載の炊飯器。
  4. 前記調圧弁は、前記蒸気排出穴を開閉可能な球体を備え、
    前記蓋の内部には、プランジャを進退移動させることにより前記球体を移動させ、前記蒸気排出穴を開閉するソレノイドが設けられている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の炊飯器。
  5. 前記調圧弁は、前記蒸気排出穴を開閉可能な金属製の球体を備え、
    前記蓋の内部には、前記金属製の球体を磁力により移動させ、前記蒸気排出穴を開閉する電磁石が設けられている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の炊飯器。
  6. 前記内蓋には、前記過熱蒸気生成装置が生成した前記過熱蒸気を前記鍋内に投入する過熱蒸気投入孔が設けられ、
    更に、前記鍋内の圧力が大気圧より高いとき、前記過熱蒸気投入孔を閉塞し、前記鍋内の圧力が大気圧以下のとき、前記過熱蒸気投入孔を開放する逆止弁を備える、請求項3に記載の炊飯器。
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