JP2019036465A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランスの不正な変形を防止する。
【解決手段】コネクタ1は、挿入空間11を有するハウジング10と、挿入空間11内に挿入可能な端子モジュール27(挿入部材)と、外面17Sがハウジング10の外部へ露出するようにハウジング10に形成され、端子モジュール27が挿入空間11に挿入する過程では外面17S側へ弾性変形し、端子モジュール27が正規挿入されると弾性復帰して端子モジュール27を抜止めするランス16と、ランス16に形成され、ハウジング10に係止することでランス16が挿入空間11側へ変位することを規制する規制部23とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、ハウジングに形成したコンタクト収容キャビティ内に、コンタクトを挿入し、コンタクト収容キャビティに形成したランスをコンタクトに係止させることで、コンタクトを抜止めするコネクタが開示されている。コンタクトの挿入過程では、ランスがコンタクトとの干渉によって弾性変形し、コンタクトが正規挿入状態になるとランスが弾性復帰にしてコンタクトに係止する。
特開2006−054141号公報
上記コネクタでは、ランスがハウジングの内部に収容された形態となっている。このコネクタにおいて低背化を図ろうとする場合、ハウジングのうちランスを覆っている部分を除去し、ランスがハウジングの外面に露出した状態とする構造が考えられる。しかし、ランスをハウジングの外面に露出させてしまうと、異物がランスの外面に当たったときに、ランスがコンタクト収容キャビティ内に押し込まれ、塑性変形してしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ランスの不正な変形を防止することを目的とする。
本発明のコネクタは、
挿入空間を有するハウジングと、
前記挿入空間内に挿入可能な挿入部材と、
外面が前記ハウジングの外部へ露出するように前記ハウジングに形成され、前記挿入部材が前記挿入空間に挿入する過程では外面側へ弾性変形し、前記挿入部材が正規挿入されると弾性復帰して前記挿入部材を抜止めするランスと、
前記ランスに形成され、前記ハウジングに係止することで前記ランスが前記挿入空間側へ変位することを規制する規制部とを備えているところに特徴を有する。
ランスの外面が押されても、規制部がハウジングに係止するので、ランスが挿入空間側へ不正に変形する虞はない。
実施例1において端子モジュールがハウジングに正規挿入された状態のコネクタの斜視図 端子モジュールがハウジングに正規挿入された状態のコネクタの平面図 図2のA−A線断面図 図3のB−B線断面図 端子モジュールが半挿入の状態のコネクタの斜視図 端子モジュールが半挿入の状態のコネクタの正面図 図6のC−C線断面図 実施例2において端子モジュールがハウジングに正規挿入された状態のコネクタの斜視図 端子モジュールがハウジングに正規挿入された状態のコネクタの平面図 図9のD−D線断面図 図10のE−E線断面図 端子モジュールが半挿入の状態のコネクタの斜視図 端子モジュールが半挿入の状態のコネクタの正面図 図13のF−F線断面図
本発明は、前記ランスは、前記挿入部材の挿入方向と略平行に片持ち状に延出した形態であり、前記規制部は、前記ランスの延出方向における基端部より延出端側の位置に配されていてもよい。ランスが挿入部材との干渉によって外面側へ弾性変形するときには、ランスの撓み量が基端部で最大となるため、規制部がランスの基端部に形成されていると、ランスの基端部の曲げ剛性が高くなり、挿入部材を挿入するときの抵抗が大きくなる。そこで、規制部を、ランスの延出方向における基端部よりも延出端側の位置に形成した。これにより、ランスが弾性変形するときの曲げ剛性が高くならずに済むので、挿入部材を挿入する際の抵抗が増大することもない。
本発明は、前記ランスが弾性変形しない自由状態であるときに、前記ランスの前記外面が、前記ハウジングの外壁面よりも奥まった位置に配されていてもよい。この構成によれば、ランスの外面に異物が干渉し難くなる。
本発明は、前記ランスは、前記挿入部材の挿入方向と略平行に片持ち状に延出した形態であり、前記ランスの両側縁部から一対の前記規制部が突出していてもよい。この構成によれば、規制部がハウジングに当接してランスの弾性変形を規制したときに、ランスが傾く虞がない。
本発明は、前記ハウジングの外壁面には、前記ランスの弾性変形に伴って変位した前記規制部に臨む検知溝が形成されていてもよい。この構成によれば、挿入部材が半挿入の状態ではランスが外面側へ弾性変形する。この状態で、検知溝に沿って相手側部材を嵌合させると、相手側部材が規制部に突き当たるので、この突き当たりにより、挿入部材が半挿入状態であることを検知できる。
本発明は、前記ランスは、前記挿入部材の挿入方向と略平行に片持ち状に延出した形態であり、前記ハウジングの外壁面には、前記ランスの前記延出端部に向かって延びるガイド溝が形成されていてもよい。この構成によれば、ランスを挿入部材から解離させる際には、治具を、ガイド溝に沿ってスライドさせることによりランスの延出端部の内側へ潜り込ませることができるので、作業性がよい。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図7を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図1、5における斜め左下方及び図2,4,7における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1,3,5〜7にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
本実施例1のコネクタ1は、合成樹脂製のハウジング10と、シールド導電路26を構成する端子モジュール27(請求項に記載の挿入部材)とを備えて構成されている。端子モジュール27は後方からハウジング10内に挿入されている。端子モジュール27をシールド電線28の前端部に取り付けることで、シールド導電路26が構成されている。
端子モジュール27は、シールド電線28を構成するツイストペア線29の個別に接続した内導体(図示省略)と、内導体を収容する誘電体30と、誘電体30を包囲する外導体31とを備えて構成されている。端子モジュール27には、外導体31の上面から突出した係止突起32が形成されているとともに、外導体31の下面から突出した突当突起33が形成されている。
ハウジング10は全体としてブロック状をなしており、ハウジング10の内部には1つの挿入空間11が形成されている。挿入空間11の前端部はハウジング10の前端面に開口し、挿入空間11の後端部は、ハウジング10の後端面において挿入口として開口している。挿入空間11を区画する上壁部12は、ハウジング10の上壁面13(請求項に記載の外壁面)を構成している。上壁部12には、ハウジング10の外部と挿入空間11の内部とを連通させる切欠部14が形成されている。切欠部14の平面視形状(上壁面13と直角に視た形状)は、全体として前後方向に長い長方形である。
ハウジング10には、挿入空間11の底面から突出した形態の前止まり部15が形成されている。ハウジング10には、挿入空間11の天井面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態のランス16が一体形成されている。ランス16は、ランス本体部17と左右一対の規制部23とを備えている。ランス本体部17の平面視形状は、切欠部14と同じく前後方向に長い長方形をなす。ランス本体部17は、切欠部14内に収容されることで、ハウジング10の上壁部12を構成する。
ランス本体部17の後端部17R(請求項に記載のランスの基端部)は、切欠部14の開口領域の後縁部に連なっているが、ランス本体部17の前端部17F(請求項に記載のランスの延出端部)と左右両側縁部は、切欠部14の開口縁とは非接触である。つまり、切欠部14の開口縁部とランス本体部17の外周縁との間には、平面視が略U字形をなすスリットが存在している。即ち、ランス16本板部(ランス16)は、前方へ片持ち状に延出した形態であり、ランス本体部17の後端部17Rを支点として上方(ハウジング10の上壁面12側)へ弾性変形し得るようになっている。
ランス本体部17の下面には、抜止め突起18が形成されている。図1〜4に示すように、ランス16が弾性変形していない抜止め位置(自由状態)にあるときには、抜止め突起18が挿入空間11内における端子モジュール27の挿入経路内へ進出する。図5〜7に示すように、ランス16が上方へ弾性変位した解除位置にあるときには、抜止め突起18が挿入空間11の上方へ退避する。抜止め突起18の前端面は係止面19となっており、ランス本体部17の前端より少し後方に位置している。抜止め突起18の後端は、ランス本体部17の後端より少し前方に位置している。
ランス16が抜止め位置にある状態では、ランス本体部17の上面17S(請求項に記載のランスの外面)の全領域が、ハウジング10の上壁面13よりも少し低い位置(上壁面13よりも凹んだ位置)にある。ランス16が解除位置にある状態では、ランス本体部17の上面17Sのうち概ね前端側領域が、ハウジング10の上壁面13よりも高い位置(上壁面13から突出した位置)へ変位する。
ランス本体部17の上面17Sにおける前端部(延出端部)は、誘導斜面20となっている。前後方向(ランス16の延出方向と平行な方向)における誘導斜面20の形成領域は、ランス本体部17の前端から、係止面19より少し後方の位置に至る範囲である。ランス16が抜止め位置にあるとき、誘導斜面20は、前方に向かって下り勾配となるように傾斜する。
ランス本体部17の前端部における下面(内面)は、治具受け面21となっている。前後方向における治具受け面21の形成領域は、ランス本体部17の前端から、係止面19より前方の位置に至る範囲である。ランス16が抜止め位置にあるとき、治具受け面21は、前方に向かって上り勾配となるように傾斜している。また、ハウジング10には、平面視において切欠部14の前縁部の一部(左右方向中央部)を凹ませた形態の治具挿入部22が形成されている。治具受け部は治具挿入部22に対し前後方向に接近して対向するように位置している。
ランス16には、平面視形状が方形をなす左右対称な一対の規制部23が一体形成されている。規制部23は、ランス本体部17の左右両側縁部から左右方向(幅方向)外方へ突出している。前後方向における規制部23の形成領域は、係止面19より少し後方の位置(誘導斜面20の後端より僅かに後方の位置)から、ランス本体部17の後端より前方の位置(抜止め突起18の後端より少し前方の位置)に至る範囲である。換言すると、規制部23の形成領域は、ランス16の延出方向に沿った側縁部における一部のみであり、規制部23は、ランス16の延出方向における基端部より延出端側(前端側)の位置に配されている。
規制部23の厚さ寸法(ランス16の弾性変形方向と概ね平行な方向の寸法)は、ランス本体部17の最大厚さ寸法より小さい。規制部23の上面は、ランス16の上面のうち誘導斜面20より後方の領域に対して面一状に連なっている。規制部23の下面は、ランス本体部17の下面より上方に位置する。
規制部23は、ランス本体部17の左右両側縁から側方へ突出した形態なので、平面視では、切欠部14の開口領域の外部へ張り出している。この規制部23と対応するように、ハウジング10には、ハウジング10の上壁面13のうち切欠部14の開口領域の左右両側縁部を凹ませることにより、左右対称な一対のストッパ24が形成されている。ストッパ24は、上方に面していて、規制部23の下面(内面)と上下に対向するように位置している。
ランス16が抜止め位置にあるときには、規制部23の下面がストッパ24に対し僅かな隙間を空けて対向するように位置する。ランス16が解除位置へ弾性変形すると、規制部23がストッパ24から遠ざかるように上方へ変位する。抜止め位置のランス16が解除位置とは反対側(下方)へ変位しようとしたときは、ランス16が僅かに下方へ変位したところで、規制部23がストッパ24に当接し、それ以上のランス16の弾性変形が規制されるようになっている。
また、ハウジング10の上壁面13には、左右一対の検知溝25が形成されている。一対の検知溝25は、ハウジング10の上壁面13の前端から左右両規制部23に向かって前後方向に直線状に延びた形態である。つまり、一対の検知溝25は、左右方向に関して一対の規制部23と対応するように位置している。検知溝25の後端部は切欠部14と連通している。検知溝25の溝低面は、ランス16が抜止め位置にあるときの規制部23の上面とほぼ同じ高さである。したがって、ランス16が解除位置へ弾性変形すると、規制部23は検知溝25の溝底面より高い位置へ変位する。
次に、本実施例1の作用及び効果を説明する。端子モジュール27とハウジング10を組み付ける際には、ハウジング10の後方から端子モジュール27を挿入空間11内に挿入する。挿入の過程において、端子モジュール27が正規挿入位置の直前の半挿入位置に至ると、外導体31の係止突起32がランス16の抜止め突起18に当接するので、図7に示すように、ランス16は抜止め位置から解除位置へ弾性変形させられる。この状態から挿入が進んで端子モジュール27が正規の挿入位置に到達すると、端子モジュール27の突当突起33が挿入空間11の前止まり部15に突き当たるので、端子モジュール27のそれ以上の挿入動作が規制される。
端子モジュール27が正規挿入されると、係止突起32が抜止め突起18を通過するので、解除位置のランス16が抜止め位置へ弾性復帰し、抜止め突起18の係止面19が係止突起32に対し後方から係止する状態となる。これにより、端子モジュール27が後方への変位を規制されて、正規挿入位置に保持される。この状態では、抜止め突起18が外導体31の上面当接するとともに、ランス本体部17の前端部下面が係止突起32の上面に当接するので、抜止め位置のランス16が、解除位置とは反対方向(下方)へ不正に変位することはない。
ハウジング10に端子モジュール27を取り付けた後、コネクタ1は、図示しない相手側コネクタ(例えば、基板用コネクタ1)に嵌合される。相手側コネクタには、嵌合過程で一対の検知溝25に個別に嵌合される検知リブ(図示省略)が形成されているので、コネクタ1が相手側コネクタに対して上下反転した不正な向きで嵌合される虞はない。コネクタ1が相手側コネクタに正規嵌合されると、検知リブの嵌合方向先端部が規制部23の上面を覆うように位置する。
端子モジュール27が正規挿入位置に到達する直前の半挿入位置のままで、挿入作業を終了すると、係止突起32が抜止め突起18と干渉したままとなるので、ランス16は解除位置へ持ち上がった状態となる。この状態でコネクタ1を相手側コネクタに嵌合すると、検知リブが規制部23の前端に突き当たるので、コネクタ1と相手側コネクタを正規に嵌合することができない。このことにより、端子モジュール27が半挿入状態のままであることを検知できる。
尚、コネクタ1を相手側コネクタに嵌合する前に、端子モジュール27(シールド導電路26)の導通検査を行う場合、導通検査装置(図示省略)に上記検知リブと同様の構造を設けておけば、コネクタ1を導通検知装置にセットする際に、半挿入状態の端子モジュール27の存在を検出することが可能である。
ハウジング10に挿入されている端子モジュール27を抜き取る際には、治具(図示省略)を、治具挿入部22に差し込んでランス16の治具受け面21に当て、治具を傾けてテコの原理でランス16を解除位置へ弾性変形させる。ランス16が解除位置へ変位すると、抜止め突起18が係止突起32から解離して係止突起32の上方へ退避するので、端子モジュール27が抜止め状態から解放される。この後は、ランス16を解除位置へ変位させたままの状態で、ツイストペア線29を摘んで端子モジュール27を後方へ引き抜けばよい。
本実施例1のコネクタ1は、挿入空間11を有するハウジング10と、挿入空間11内に挿入可能な端子モジュール27と、ランス16とを備えてている。ランス16は、外面がハウジング10の外部へ露出するようにハウジング10に形成されたものである。端子モジュール27が挿入空間11に挿入する過程では、ランス16がその外面17S側へ弾性変形し、端子モジュール27が正規挿入されるとランス16が弾性復帰して端子モジュール27を抜止めするようになっている。
端子モジュール27が挿入空間11に挿入されている状態では、ランス16が、外導体31の上面に当接するので下方(挿入空間11内に進出する方向)へ変位することはない。しかし、端子モジュール27をハウジング10に挿入する前の状態では、ランス16を挿入空間11側から支える部材が存在しない。しかも、ランス16の外面は、ハウジング10の外部へ露出している。そのため、ランス16の外面(上面)が押された場合、ランス16が挿入空間11内へ進出するように不正に変形することが懸念される。
この対策として、ランス16には規制部23を形成している。ランス16が挿入空間11側への変位を開始すると、開始直後に規制部23がハウジング10のストッパ24に係止することにより、ランス16が挿入空間11側へ変位することが規制されている。したがって、端子モジュール27がハウジング10に未挿入の状態で、ランス16の上面17Sが押されても、ランス16が挿入空間11側へ不正に変形する虞はない。
また、ランス16は、端子モジュール27の挿入方向と略平行な方向(前方)に片持ち状に延出した形態であり、ランス16が端子モジュール27との干渉によって外面側へ弾性変形するときには、ランス16の撓み量が後端部17R(基端部)で最大となる。そのため、規制部23がランス16の後端部17Rに形成されていると、ランス16の基端部17Rの曲げ剛性が高くなり、端子モジュール27を挿入するときの抵抗が大きくなる。本実施例1では、この対策として、規制部23をランス16の延出方向における後端部17Rより延出端部17F側の位置に配している。これにより、ランス16が弾性変形するときの曲げ剛性が高くならずに済むので、端子モジュール27を挿入する際の抵抗が増大することもない。
また、ランス16が弾性変形しない自由状態であるとき(抜止め位置にあるとき)に、ランス16の外面(ランス本体部17の上面17S)が、ハウジング10の外壁面13よりも奥まった位置に配されているので、ランス16の上面に異物が干渉し難くなっている。
また、ランス16は、端子モジュール27の挿入方向と略平行に片持ち状に延出した形態である。この形態に着目し、一対の規制部23を、ランス16の左右両側縁部から突出させた。この構成によれば、左右一対の規制部23がハウジング10に当接してランス16の弾性変形を規制したときに、ランス16が傾くことを防止できる。
また、ハウジング10の上壁面13には、ランス16の弾性変形に伴って変位した規制部23に臨むように、検知溝25が形成されている。端子モジュール27が半挿入の状態ではランス16がその上面17S(外面)側へ弾性変形するが、この状態のままで、検知溝25に沿って相手側部材(相手側コネクタの検知リブ等)をスライドさせると、相手側部材が規制部23に突き当たる。これにより、端子モジュール27が半挿入状態のままであることを検知できる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図8〜図14を参照して説明する。本実施例2のコネクタ2は、ハウジング40の上壁面41(請求項に記載の外壁面)の形状を上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
上記実施例1のコネクタ1では、ハウジング10の上壁面13に、左右方向において一対の規制部と対応する一対の検知溝25を形成したが、本実施例2のコネクタ2では、ハウジング40の上壁面41に、検知溝25は形成せず、1本のガイド溝42のみを形成している。左右方向において、ガイド溝42は、一対の規制部23とは非対応であり、且つランス本体部17と対応するように配されている。ガイド溝42の後端は、治具挿入部22に臨んでいる。つまり、ガイド溝42と治具挿入部22は連通している。
ガイド溝42は、ランス16が、端子モジュール27の挿入方向と略平行に(前方へ)片持ち状に延出した形態である点に着目して形成された。ガイド溝42は、ハウジング10の前端縁からランス16の延出端部17F(前端部)、即ち、治具受け面21が形成されている部位に向かって直線状に延びた形態である。したがって、ランス16を端子モジュール27から解離させる際には、治具(図示省略)をガイド溝42に沿って後方へスライドさせれば、治具は、確実に治具挿入部22に案内され、治具受け面21(ランス16の延出端部17Fの内側)へ潜り込む。したがって、作業性に優れている。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1、2では、規制部を、ランスの延出方向における基端部より延出端側の位置に配したが、規制部はランスの基端部に配してもよい。
(2)上記実施例1、2では、規制部を、ランスの延出方向に沿った側縁部における一部のみに配したが、規制部はランスの側縁部の全長に亘って連続するように形成してもよい。
(3)上記実施例1、2では、ランスが自由状態であるときに、ランスの外面がハウジングの外壁面より奥まった位置に配されているが、ランスの外面はハウジングの外面壁と面一となるように、又はハウジングの外壁面よりも突出するように配されていてもよい。
(4)上記実施例1、2では、規制部がランスの側縁部から突出しているが、規制部は、ランスの延出端部から前方へ突出していてもよい。
(5)上記実施例では、挿入部材が、内導体が収容された誘電体を外導体で包囲した形態の端子モジュールである場合について説明したが、本発明は、挿入部材が内導体であり、誘電体にランスが形成されている場合や、挿入部材が誘電体等に収容されていない露出状態の端子金具である場合等にも適用することができる。
1,2…コネクタ
10,40…ハウジング
11…挿入空間
13,41…ハウジングの上壁面(外壁面)
16…ランス
17F…ランスの延出端部
17R…ランスの基端部
17S…ランスの外面
23…規制部
25…検知溝
27…端子モジュール(挿入部材)
42…ガイド溝

Claims (6)

  1. 挿入空間を有するハウジングと、
    前記挿入空間内に挿入可能な挿入部材と、
    外面が前記ハウジングの外部へ露出するように前記ハウジングに形成され、前記挿入部材が前記挿入空間に挿入する過程では外面側へ弾性変形し、前記挿入部材が正規挿入されると弾性復帰して前記挿入部材を抜止めするランスと、
    前記ランスに形成され、前記ハウジングに係止することで前記ランスが前記挿入空間側へ変位することを規制する規制部とを備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ランスは、前記挿入部材の挿入方向と略平行に片持ち状に延出した形態であり、
    前記規制部は、前記ランスの延出方向における基端部より延出端側の位置に配されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ランスが弾性変形しない自由状態であるときに、前記ランスの前記外面が、前記ハウジングの外壁面よりも奥まった位置に配されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ランスは、前記挿入部材の挿入方向と略平行に片持ち状に延出した形態であり、
    前記ランスの両側縁部から一対の前記規制部が突出していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングの外壁面には、前記ランスの弾性変形に伴って変位した前記規制部に臨む検知溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記ランスは、前記挿入部材の挿入方向と略平行に片持ち状に延出した形態であり、
    前記ハウジングの外壁面には、前記ランスの前記延出端部に向かって延びるガイド溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
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