JP7146845B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP7146845B2
JP7146845B2 JP2020095243A JP2020095243A JP7146845B2 JP 7146845 B2 JP7146845 B2 JP 7146845B2 JP 2020095243 A JP2020095243 A JP 2020095243A JP 2020095243 A JP2020095243 A JP 2020095243A JP 7146845 B2 JP7146845 B2 JP 7146845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
connector
groove
terminal accommodating
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020095243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021190328A (ja
Inventor
慶彦 永沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2020095243A priority Critical patent/JP7146845B2/ja
Priority to DE102021113737.3A priority patent/DE102021113737A1/de
Priority to CN202110598028.XA priority patent/CN113764927B/zh
Publication of JP2021190328A publication Critical patent/JP2021190328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7146845B2 publication Critical patent/JP7146845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/44Means for preventing access to live contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2201/00Connectors or connections adapted for particular applications
    • H01R2201/26Connectors or connections adapted for particular applications for vehicles

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタは、端子金具と、この端子金具が収容されるハウジングと、を備えている。そして、そのハウジングには、端子金具が端子収容室の中で収容完了位置に保たれるように、その端子収容室の中の端子金具を収容完了位置で係止させるランス等の端子係止部が設けられている。この種のコネクタについては、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。
特開2010-114057号公報 特開2012-113853号公報
ところで、コネクタにおいては、端子金具に手指が触れることを防ぐべく、触指防止の対策が施されている。例えば、従来のコネクタは、その触指防止機能をハウジングに持たせている。そのハウジングは、端子金具が収容されるハウジング本体と、このハウジング本体を外方から覆い、かつ、内方に手指を入り込ませないよう筒状に形成された筒体(所謂フードと称されるもの)と、を有している。しかしながら、この従来のコネクタは、端子金具に対する触指防止を図れるが、体格の大型化を招くという不都合を生じさせる。
そこで、本発明は、体格の大型化を抑えつつ触指防止機能を持たせることが可能なコネクタを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、円筒状に形成された端子接続部を有する端子金具と、円筒状に形成され且つ前記端子金具を内方に収容させる端子収容部が設けられたハウジングと、を備え、前記端子接続部は、外周壁に対して同心上に設けた円環状の環状溝を有し、かつ、前記環状溝における円環状の環状面を被係止部とし、前記端子収容部は、外周壁に一部又は全部が囲われた部屋であり、自身の後端から先端に向けて挿入された前記端子金具を収容完了位置に収容させる端子収容室と、前記外周壁に設け、前記外周壁の外周面側を溝開口とする溝部と、前記溝部を介して前記端子収容室を外方に連通させる連通口と、前記溝部の中に前記連通口を片持ち状態で前記溝開口側から覆うように設け、自由端側を前記連通口に対して接近及び離隔させる撓みが可能な可撓部と、前記可撓部の前記自由端側に前記連通口に向けた突出状態で設け、前記収容完了位置の前記端子金具の前記環状溝に挿入することで前記被係止部に対して前記後端側に配置されて、前記端子金具を前記収容完了位置で係止させる係止部と、を有し、前記溝部と前記連通口と前記可撓部と前記係止部の組み合わせを2組設け、そのそれぞれの組み合わせを前記端子収容部の筒軸を中心にして対向配置させることを特徴としている。
ここで、前記可撓部は、前記自由端側の先端面と前記溝開口側の外壁面とを繋ぐ面取り部を有することが望ましい。
また、前記可撓部は、前記端子収容部の前記先端側が自由端となり、かつ、前記端子収容部の前記後端側が固定端となるように形成されることが望ましい。
また、前記端子収容部の前記先端側を突出させ且つ前記可撓部の前記自由端側を突出させた状態で前記ハウジングを内方に収容させるシールドシェルを備えることが望ましい。
本発明に係るコネクタにおいては、溝部と連通口を介して端子収容室が外方に繋がっている。しかしながら、このコネクタにおいては、溝部の中で可撓部が弾性変形し得る範囲内で連通口を溝開口側から覆い隠している。このため、このコネクタにおいては、その溝部に作業者の手指が入り込むことができたとしても、その手指が連通口に到達する前に可撓部にぶつかるので、連通口を介した端子収容室の中の端子金具に対する手指の接触を防ぐことができる。このように、本発明に係るコネクタは、ハウジングに対する端子金具の係止機能を担う端子収容部の可撓部によって、その端子金具に対する触指防止を図っている。このため、このコネクタにおいては、その端子収容部を外方から覆うフード等の筒体をハウジングに設けずとも、端子金具に対する触指防止を図ることができる。つまり、本発明に係るコネクタは、体格の大型化を抑えつつ触指防止機能を持たせることができる。
図1は、実施形態のコネクタを示す斜視図である。 図2は、実施形態のコネクタを上方から見た平面図である。 図3は、実施形態のコネクタを端子挿入口側から見た平面図である。 図4は、図2のX-X線断面図である。 図5は、実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。 図6は、図4のA部拡大図である。
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るコネクタの実施形態の1つを図1から図6に基づいて説明する。
図1から図6の符号1は、本実施形態のコネクタを示す。このコネクタ1は、端子金具10とハウジング20とシールドシェル30とを備える(図3から図5)。このコネクタ1は、端子金具10とハウジング20を筒状の相手方嵌合部(図示略)の内方に挿入嵌合させることによって、その端子金具10を相手方嵌合部の内方の相手方端子金具(図示略)に電気接続させる。このコネクタ1は、その相手方嵌合部に対して、この相手方嵌合部の筒軸方向に沿って挿抜させる。
例えば、このコネクタ1は、相手方機器(図示略)の相手方端子金具に電気接続させることによって、この相手方機器と電線Weの先の機器(図示略)との間を電気接続させる。その相手方機器は、金属製の筐体と、この筐体の相手方壁体から相手方嵌合部を外方に突出させた端子台又は相手方コネクタ(図示略)と、を備えている。その相手方嵌合部は、相手方壁体の平面状の壁面に対する直交方向を筒軸方向とするものであり、例えば、筒軸方向に対する直交断面が円形又は長円形の環状を成すものとして形成されている。このコネクタ1は、相手方嵌合部に嵌合接続させることによって、例えば、車両に搭載された相手方機器としてのインバータと、車両に搭載された電線Weの先の機器としての回転機と、を電気接続させる。ここで示すコネクタ1は、相手方嵌合部に嵌合接続させた状態で、相手方壁体の壁面に固定される。
端子金具10は、金属等の導電性材料で成形される。この端子金具10は、相手方端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる端子接続部11と、電線Weの端末に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部12と、を有する(図4及び図5)。この端子金具10は、電線Weの端末に取り付けられる。
例えば、端子接続部11と相手方端子金具の相手方端子接続部は、その内の一方が雌端子形状に形成され、その内の他方が雄端子形状に形成される。ここでは、端子接続部11が円筒状の雌端子形状に形成され、相手方端子接続部が端子接続部11の内方に嵌入される円柱状の雄端子形状に形成されている。この例示の端子金具10においては、端子接続部11の内方に同心の接点部材15が組み付けられている(図3、図4及び図6)。その接点部材15は、複数の接点部が周方向に間隔を空けて並べられた鼓の如き形状で、かつ、径方向への弾性変形が可能なものとして成形されている。この端子金具10においては、相手方端子接続部が端子接続部11の内方に嵌入され、接点部材15の各接点部が相手方端子接続部の外周面から径方向の外側への力を受けることによって、相手方端子接続部が端子接続部11に電気接続される。
また、電線接続部12は、電線Weの端末の芯線We1に対して、例えば、圧着又は溶着させることによって、この電線Weに対して物理的且つ電気的に接続させる。ここで示す電線接続部12は、円筒状に形成されており、自身の内方に挿入された芯線We1に対して加締め圧着させる。
尚、ここで示す電線Weは、所謂シールド電線であり、円柱状の導電性の芯線We1と、この芯線We1を同心で覆う円筒状の絶縁性の内部被覆(内部シース)We2と、この内部被覆We2を同心で覆う円筒状の導電性の編組We3と、この編組We3を同心で覆う円筒状の絶縁性の外部被覆(外部シース)We4と、を備える(図4)。
この例示の端子金具10は、その端子接続部11と電線接続部12を同心で且つ直線上に配置したストレート形状のものとして成形されている。よって、電線Weは、その直線に沿う端子金具10の延在方向に電線接続部12から引き出される。但し、この端子金具10は、端子接続部11と電線接続部12を直交配置させるなど、これらを交差させて配置したものであってもよい。
ここで示すコネクタ1は、その対になる端子金具10と電線Weの組み合わせを2組備えている。
ハウジング20は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。このハウジング20は、端子金具10と電線Weを内方に収容させる。そして、このハウジング20においては、その端子金具10が収容状態のまま保持され、かつ、その電線Weが内方から外方に引き出される。
このハウジング20は、端子金具10を内方に収容させ、かつ、相手方嵌合部の内方に挿入させる端子収容部40を有する(図1から図6)。その端子収容部40は、外周壁41に一部又は全部が囲われた部屋であり、自身の後端40aから先端40bに向けて挿入された端子金具10を収容完了位置に収容させる端子収容室40cと、この端子収容室40cに連通させ、相手方端子金具を先端40bから後端40aに向けて端子収容室40cまで挿入させる先端40bの端子挿入口40dと、を有する(図1及び4)。その後端40aから先端40bに向けた端子金具10の挿入方向は、コネクタ1と相手方コネクタとを嵌合接続させる際のコネクタ1から見たコネクタ挿入方向と同じ方向である。
その端子収容室40cと端子挿入口40dの組み合わせは、端子金具10毎に設けられている。例えば、ハウジング20は、その端子収容室40cと端子挿入口40dの組み合わせ毎に端子収容部40を有するものであってもよく、端子収容室40cと端子挿入口40dの全ての組み合わせが設けられた1つの端子収容部40を有するものであってもよい。ここで示すハウジング20は、端子収容室40cと端子挿入口40dの組み合わせ毎に端子収容部40を有している。
ここで示す端子収容部40は、円筒状に形成され、その筒軸方向に沿って相手方嵌合部に対して挿抜させる。また、ここで示す端子収容部40においては、その先端40bの内径を先端40b以外の内径よりも小さくしている。よって、端子収容室40cは、先端40bの円柱形状の直径が先端40b以外の円柱形状の直径よりも小さくなっている。ここで示すハウジング20においては、それぞれの端子収容部40が筒軸方向に対する直交方向に並べて配置されている。
また、このハウジング20は、電線接続部12から引き出された電線Weを内方に収容させ、かつ、その電線Weを内方から外方に引き出させる電線収容部51を有する(図4及び5)。ここで示す電線収容部51は、円筒状に形成され、かつ、端子収容部40と同軸上に並べて配置されている。よって、この電線収容部51は、電線接続部12から引き出された電線Weをその引出方向のままの同じ向きで内方から外方に引き出させる。つまり、電線Weは、電線収容部51における端子収容部40とは逆側の開口51aから引き出されている。ここで示すハウジング20においては、この電線収容部51が端子金具10毎に設けられ、かつ、それぞれの電線収容部51が筒軸方向に対する直交方向に並べて配置されている。
また、このハウジング20は、それぞれの端子収容部40とそれぞれの電線収容部51の間に、それぞれの端子収容部40よりも径方向の外側で且つそれぞれの電線収容部51よりも径方向の外側に突出させた環状のフランジ部52を有する(図4及び5)。
このハウジング20においては、電線収容部51の開口51aに端子接続部11を差し入れ、その端子接続部11を端子収容部40の端子収容室40cまで挿入していくことによって、その端子収容室40cの収容完了位置に端子金具10が収容される。
ところで、このハウジング20には、端子収容室40cに収容された端子金具10を収容完了位置で保持させる。そこで、このハウジング20には、収容完了位置の端子金具10の被係止部(以下、「第1被係止部」という。)13に対して端子収容部40の先端40b側に配置され、その第1被係止部13の先端40b側に向けた動きを係止することによって、端子金具10を収容完了位置で係止させる係止部(以下、「第1係止部」という。)21を設けている(図6)。更に、このハウジング20には、収容完了位置の端子金具10の被係止部(以下、「第2被係止部」という。)14に対して端子収容部40の後端40a側に配置され、その第2被係止部14の後端40a側に向けた動きを係止することによって、端子金具10を収容完了位置で係止させる係止部(以下、「第2係止部」という。)22を設けている(図6)。
ここでは、端子接続部11における円環状の先端面を第1被係止部13として利用し、端子収容室40cの先端40bにおける円環状の環状面を第1係止部21として利用する。先に示したように、ここで示す端子収容室40cは、先端40bの円柱形状の直径が先端40b以外の円柱形状の直径よりも小さくなっている。つまり、ここで示す端子収容室40cは、先端40bとそれ以外の部分との間に円環状の環状面を介した段差ができている。よって、ここでは、その円環状の環状面を第1係止部21として利用している。
このコネクタ1においては、端子金具10が端子収容室40cの収容完了位置まで挿入されたときに、端子接続部11の先端の第1被係止部13に対して、端子収容部40の第1係止部21を端子金具10の挿入方向側で対向配置させる。その第1係止部21は、端子金具10が端子収容部40の先端40b側に相対移動したとしても、端子金具10を収容完了位置のまま保つことのできる範囲内で第1被係止部13を係止する。
また、端子接続部11は、その外周壁に対して同心上に設けた円環状の環状溝11aを有している(図4から図6)。ここでは、その環状溝11aにおける先端側の円環状の環状面を第2被係止部14として利用する(図6)。そして、第2係止部22については、その環状溝11aに挿入させるものとしてハウジング20に設ける。例えば、ここで示す端子収容部40は、外周壁41に設け、この外周壁41の外周面側を溝開口42aとする溝部42と、この溝部42を介して端子収容室40cを外方に連通させる連通口43と、を有する(図1から図6)。更に、ここで示す端子収容部40は、その溝部42の中に連通口43を片持ち状態で溝開口42a側から覆うように設け、自由端側を連通口43に対して接近及び離隔させる撓みが可能な可撓部44を有する(図1から図6)。第2係止部22は、その可撓部44の自由端側に連通口43に向けた突出状態で設ける。この例示では、その溝部42と連通口43と可撓部44と第2係止部22の組み合わせを2組設けている。そのそれぞれの組み合わせは、端子収容部40の筒軸を中心にして対向配置されている(図4及び図6)。
このコネクタ1においては、端子金具10が端子収容室40cの収容完了位置まで挿入されているときに、端子接続部11が係止突起としての第2係止部22を押し動かしながら可撓部44を撓ませて、その可撓部44の自由端側を連通口43に対して離隔させる。そして、このコネクタ1においては、端子金具10が端子収容室40cの収容完了位置まで挿入されたときに、可撓部44の撓みが解消されながら、第2係止部22が端子接続部11の環状溝11aに挿入される。このコネクタ1においては、収容完了位置の端子接続部11における環状溝11aの第2被係止部14に対して、係止突起としての第2係止部22を端子金具10の抜去方向側で対向配置させる。その第2係止部22は、端子金具10が端子収容部40の後端40a側に相対移動したとしても、端子金具10を収容完了位置のまま保つことのできる範囲内で第2被係止部14を係止する。
ここで、可撓部44は、端子収容部40の先端40b側を自由端とし、かつ、端子収容部40の後端40a側を固定端とするものであってもよく、端子収容部40の後端40a側を自由端とし、かつ、端子収容部40の先端40b側を固定端とするものであってもよい。ここで示す可撓部44は、端子収容部40の先端40b側が自由端となり、かつ、端子収容部40の後端40a側が固定端となるように形成されている(図4)。また、ここで示す連通口43は、第1係止部21としての円環状の環状面に連接させているので、端子接続部11の先端に対して端子接続部11の径方向で向かい合わせに配置される。よって、環状溝11a(つまり、第2被係止部14)は、端子接続部11の先端側に設けている。そして、ここで示す可撓部44については、その自由端側の先端を第2係止部22よりも端子収容部40の先端40b側に突出させ、かつ、端子接続部11の先端よりも端子収容部40の先端40b側に突出させている。
このコネクタ1においては、溝部42と連通口43を介して端子収容室40cが外方に繋がっている。しかしながら、このコネクタ1においては、溝部42の中で可撓部44が弾性変形し得る範囲内で連通口43を溝開口42a側から覆い隠している。このため、このコネクタ1においては、その溝部42に作業者の手指が入り込むことができたとしても、その手指が連通口43に到達する前に可撓部44にぶつかるので、連通口43を介した端子収容室40cの中の端子金具10に対する手指の接触を防ぐことができる。
また、ここで示すコネクタ1においては、可撓部44が溝部42の中に収容されている(つまり、可撓部44を端子収容部40における外周壁41の外周面から突出させていない)ので、可撓部44の先端に対する手指の引っ掛けを抑止することができる。よって、このコネクタ1においては、可撓部44の先端に手指を引っ掛けて、この可撓部44の先端と端子金具10との間隔を拡げてしまったり、この可撓部44に過負荷を加えてしまったりという不都合を回避することができる。
更に、ここで示すコネクタ1においては、溝部42が端子収容部40の先端40bの先端面にまで繋がったスリット形状を成しており、その先端面に対して可撓部44の自由端側の先端を端子収容部40の後端40a側にオフセットさせている。このため、その溝部42においては、端子収容部40の先端40bの先端面と可撓部44の先端との間に手指が入り込む余地がある。そこで、可撓部44には、自由端側の先端面と溝開口42a側の外壁面とを繋ぐ面取り部44aを設けている(図1、図2及び図6)。面取り部44aは、C面形状に形成されたものであってもよく、R面形状に形成されたものであってもよい。ここで示す面取り部44aは、C面形状に形成されている。これにより、このコネクタ1においては、可撓部44の先端に手指を引っ掛けて、この可撓部44の先端と端子金具10との間隔を拡げてしまったり、この可撓部44に過負荷を加えてしまったりという不都合を回避することができる。
シールドシェル30は、金属材料(例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金)で成形される。このシールドシェル30は、ハウジング20と当該ハウジング20から外方に引き出された電線Weとを内方に収容させる。そして、このシールドシェル30においては、そのハウジング20を収容完了位置に保たせたまま、このハウジング20の電線収容部51から引き出された電線Weを内方から外方に引き出させる。このシールドシェル30においては、電線収容部51から引き出された電線Weをその引出方向のままの同じ向きで内方から外方に引き出させる。
このシールドシェル30は、互いに組み付けられる第1シェル部材30Aと第2シェル部材30Bとを備える(図1、図2、図4及び図5)。
ここで示す第1シェル部材30Aは、電線Weの引出方向(以下、「電線引出方向」という。)を筒軸方向とする筒状に形成された筒部30Aと、この筒部30Aの電線引出方向における環状端面30A11から当該環状端面30A11の一部30A111を残して部分的に電線引出方向へと突出させた分割筒部30Aと、を有する(図1、図2、図4及び図5)。一方、ここで示す第2シェル部材30Bは、その分割筒部30Aに組み付けられることで当該分割筒部30Aと相俟って筒形状を成す分割筒形状に成形される。つまり、このシールドシェル30においては、その筒形状を二分割したものの内の何れか一方が分割筒部30Aになり、その内の他方が第2シェル部材30Bになる。
ここで示す筒部30Aは、筒軸方向に対する直交断面が長円形の環状を成す筒形状のものとして形成されている。そして、ここで示す筒部30Aは、それぞれの端子収容部40におけるフランジ部52側と、フランジ部23と、それぞれの電線収容部51におけるフランジ部52側と、を内方に収容させる。よって、この筒部30Aは、それぞれの電線収容部51を電線引出方向側で内方から外方に突出させ、かつ、それぞれの端子収容部40を電線引出方向側とは逆側で内方から外方に突出させる。ここで示すシールドシェル30は、端子収容部40の先端40b側を筒部30Aにおける電線引出方向側とは逆側の他端から外方に突出させ、かつ、可撓部44の自由端側をその筒部30Aの他端から外方に突出させた状態でハウジング20を内方に収容させる。
また、分割筒部30Aと第2シェル部材30Bは、筒形状を二分割したものであれば、如何様な形状に形成されたものであってもよい。例えば、分割筒部30Aと第2シェル部材30Bは、その筒形状を均等に二分割したものであってもよく、一方が開口を有する分割筒形状として形成され、他方がその開口を塞ぐ蓋部の如き分割筒形状として形成されたものであってもよい。ここで示す分割筒部30Aと第2シェル部材30Bは、互いに組み付けられた筒形状の状態で、その筒軸方向に対する直交断面が長円形の環状を成すものとして形成されている。ここでは、その筒形状を長円形の環状の短手方向で一方と他方に均等に二分割したが如き分割筒形状に分割筒部30Aと第2シェル部材30Bとが形成されている。この分割筒部30Aと第2シェル部材30Bは、互いに組み付けられた筒形状の状態で、電線引出方向側の一端の開口から電線Weを外方に引き出させる(図1)。
組み付けられた第1シェル部材30Aと第2シェル部材30Bは、電線引出方向側の一端に設けた固定部31a,32a同士を電線引出方向に対する直交方向の軸力で螺子止めさせる(図5)。よって、第1シェル部材30Aにおいては、分割筒部30Aにおける電線引出方向側の一端に固定部31aを設けている。その固定部31aは、雄螺子部材Bの雄螺子部B1を螺合させる雌螺子部31bを有している。また、第2シェル部材30Bにおいては、電線引出方向側の一端に固定部32aを設けている。その固定部32aは、雄螺子部B1を挿通させる貫通孔32bを有している。
このコネクタ1は、相手方嵌合部に嵌合接続させた状態で、そのシールドシェル30を相手方壁体の壁面に固定させる。シールドシェル30は、第1シェル部材30Aにおける電線引出方向側とは逆側の他端を相手方壁体の壁面に固定させる。よって、第1シェル部材30Aは、その筒部30Aにおける他端に、この筒部30Aの外周面よりも外側に突出させた環状のフランジ部33を有している(図1から図5)。そのフランジ部33は、螺子部材によって相手方壁体の壁面に固定される。
また、このコネクタ1は、そのシールドシェル30を電線Weの編組We3に対して電気接続させる電気接続部材61を備える(図4及び図5)。その電気接続部材61は、金属等の導電性材料で成形される。ここで示す電気接続部材61は、電線We毎に設けられている。また、ここで示す電気接続部材61は、円筒状に成形され、その内方の電線Weを同心で覆っている。
また、このコネクタ1は、外方から浸入した液体を端子金具10まで到達させぬように、電線Weとシールドシェル30との間の環状の隙間を埋める環状の第1シール部材71を備える(図4及び図5)。また、このコネクタ1は、液密性を高めるべく、その第1シール部材71よりも内方に、電線Weとハウジング20との間の環状の隙間を埋める環状の第2シール部材72を備える(図4及び図5)。また、このコネクタ1は、相手方コネクタとの間での液密性を高めるべく、端子収容部40と相手方嵌合部との間の環状の隙間を埋める環状の第3シール部材73を備える(図3から図5)。
以上示したように、本実施形態のコネクタ1は、ハウジング20に対する端子金具10の係止機能を担う端子収容部40の可撓部44によって、その端子金具10に対する触指防止を図っている。このため、このコネクタ1においては、その端子収容部40を外方から覆うフード等の筒体をハウジング20に設けずとも、端子金具10に対する触指防止を図ることができる。つまり、本実施形態のコネクタ1は、体格の大型化を抑えつつ触指防止機能を持たせることができる。
1 コネクタ
10 端子金具
14 第2被係止部(被係止部)
20 ハウジング
22 第2係止部(係止部)
30 シールドシェル
40 端子収容部
40a 後端
40b 先端
40c 端子収容室
41 外周壁
42 溝部
42a 溝開口
43 連通口
44 可撓部
44a 面取り部
We 電線

Claims (4)

  1. 円筒状に形成された端子接続部を有する端子金具と、
    円筒状に形成され且つ前記端子金具を内方に収容させる端子収容部が設けられたハウジングと、
    を備え、
    前記端子接続部は、外周壁に対して同心上に設けた円環状の環状溝を有し、かつ、前記環状溝における円環状の環状面を被係止部とし、
    前記端子収容部は、外周壁に一部又は全部が囲われた部屋であり、自身の後端から先端に向けて挿入された前記端子金具を収容完了位置に収容させる端子収容室と、前記外周壁に設け、前記外周壁の外周面側を溝開口とする溝部と、前記溝部を介して前記端子収容室を外方に連通させる連通口と、前記溝部の中に前記連通口を片持ち状態で前記溝開口側から覆うように設け、自由端側を前記連通口に対して接近及び離隔させる撓みが可能な可撓部と、前記可撓部の前記自由端側に前記連通口に向けた突出状態で設け、前記収容完了位置の前記端子金具の前記環状溝に挿入することで前記被係止部に対して前記後端側に配置されて、前記端子金具を前記収容完了位置で係止させる係止部と、を有し、
    前記溝部と前記連通口と前記可撓部と前記係止部の組み合わせを2組設け、そのそれぞれの組み合わせを前記端子収容部の筒軸を中心にして対向配置させることを特徴としたコネクタ。
  2. 前記可撓部は、前記自由端側の先端面と前記溝開口側の外壁面とを繋ぐ面取り部を有することを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記可撓部は、前記端子収容部の前記先端側が自由端となり、かつ、前記端子収容部の前記後端側が固定端となるように形成されることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記端子収容部の前記先端側を突出させ且つ前記可撓部の前記自由端側を突出させた状態で前記ハウジングを内方に収容させるシールドシェルを備えることを特徴とした請求項3に記載のコネクタ。
JP2020095243A 2020-06-01 2020-06-01 コネクタ Active JP7146845B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095243A JP7146845B2 (ja) 2020-06-01 2020-06-01 コネクタ
DE102021113737.3A DE102021113737A1 (de) 2020-06-01 2021-05-27 Steckverbinder
CN202110598028.XA CN113764927B (zh) 2020-06-01 2021-05-31 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095243A JP7146845B2 (ja) 2020-06-01 2020-06-01 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021190328A JP2021190328A (ja) 2021-12-13
JP7146845B2 true JP7146845B2 (ja) 2022-10-04

Family

ID=78509244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020095243A Active JP7146845B2 (ja) 2020-06-01 2020-06-01 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7146845B2 (ja)
CN (1) CN113764927B (ja)
DE (1) DE102021113737A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014007133A (ja) 2012-05-28 2014-01-16 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
WO2014181693A1 (ja) 2013-05-07 2014-11-13 矢崎総業株式会社 端子金具の保持構造
WO2019035331A1 (ja) 2017-08-16 2019-02-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5193888B2 (ja) 2008-10-06 2013-05-08 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5588316B2 (ja) 2010-11-22 2014-09-10 矢崎総業株式会社 丸形端子付きコネクタ
JP6386138B1 (ja) * 2017-07-14 2018-09-05 日本航空電子工業株式会社 コネクタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014007133A (ja) 2012-05-28 2014-01-16 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
WO2014181693A1 (ja) 2013-05-07 2014-11-13 矢崎総業株式会社 端子金具の保持構造
WO2019035331A1 (ja) 2017-08-16 2019-02-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
DE102021113737A1 (de) 2021-12-02
JP2021190328A (ja) 2021-12-13
CN113764927B (zh) 2023-09-05
CN113764927A (zh) 2021-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6506803B2 (ja) 同軸コネクタアセンブリ
US7618286B2 (en) Shield connector
JP4148345B2 (ja) 直角型同軸電気コネクタ
JP5727839B2 (ja) シールドコネクタ
TWI463746B (zh) 具有順性的電纜應變消除元件之電氣連接器
CN106030913A (zh) 同轴连接器组件
JP6806738B2 (ja) コネクタ
CN114079180B (zh) 连接器
JP4238787B2 (ja) シールドコネクタ
EP3249757B1 (en) Waterproof connector
EP3582333B1 (en) Terminal
JP2021057278A (ja) コネクタ
JP7146845B2 (ja) コネクタ
WO2018173688A1 (ja) 防水コネクタ
JP2021018979A (ja) 防水シールドコネクタ
CN110504597A (zh) 屏蔽连接器
JP7174028B2 (ja) コネクタ
US11374350B2 (en) Waterproof communication cable
US20190115689A1 (en) Connector
JP2021057277A (ja) コネクタ
JP7062345B2 (ja) コネクタ
JP2001326034A (ja) シールド機能を備えた電気コネクタ
JP2903115B2 (ja) シールド型電気コネクタ
JP7460959B2 (ja) シールドコネクタ
WO2021166279A1 (ja) コネクタおよびコネクタ用シール部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7146845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350