JP5193888B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、基端に電線が接続されるとともに、先端に相手端子に接続される接続端子と、この接続端子を収容するハウジングとから構成されたコネクタに関する。
従来より自動車等に搭載される各種電子機器には、ワイヤーハーネスとの接続用に各種コネクタが使用されている。特に、極数が多い多極コネクタにおいては、そのコネクタハウジング(以下、単にハウジングと言う。)内への接続端子の嵌挿作業が煩雑化する傾向にある。この嵌挿作業の効率を図るために嵌挿自由度が高い円筒状の丸型接続端子の需要が多くなっている。
この種の従来の丸型接続端子用コネクタとして、特許文献1に開示されたものがある。この丸型接続端子用コネクタ100は、図18及び図19に示すように、ハウジング101と、ハウジング101内に嵌挿される雌型端子102とより構成されている。この雌型端子102は、図示しない相手側の雄型端子に接続される円筒状の端子接続部103と、小径の円筒状である首部104と、端子接続部103の基部105と略同一径で1対の電線かしめ部106,107からなる電線接続部108とより構成されている。端子接続部103の基部105と首部104との間の段部には、環状の溝部109が形成されている。ハウジング101は、雌型端子102を収容し、雄型端子を挿入接続する上下2段に形成された端子収容孔110,111と、端子収容孔110,111の略中間位置に形成されている係止ランス112とが設けられている。係止ランス112の頭部113先端が環状の溝部109に嵌合する。
上記構成によれば、雌型端子102が端子収容孔110,111に嵌挿されたとき、係止ランス112の頭部113が首部104部分に入り込むので、雌型端子102がハウジング101に係止される。この状態でハウジング101から抜き出す方向に雌型端子102を引っ張ると、係止ランス112の頭部113先端が環状の溝部109に嵌合し、係止ランス112全体が雌型端子102の軸心方向に変位するので、雌型端子102が係止ランス112を破損させることなくハウジング101に係止され、雌型端子102の抜け防止を図ることができる。
特開平8−50947号公報
しかしながら、特許文献1の丸型接続端子用コネクタ100にあっては、端子接続部103に接続される相手側雄型端子が平板形状を有するなど周方向の回転位置に関する方向性を有する場合、上記雄型端子に対して雌型端子102を所定の回転位置にセットしないと、雄型端子との接続状態を保持するバネ部材が良好に作用せず、雄型端子との接続不良を起こすという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、接続端子を容易にハウジングの端子収容孔に挿入できるとともに、相手側の接続端子が周方向の回転位置に関する方向性を有する場合であっても端子間の接続を確実に行うことができるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、外周面に形成された凹部からなる軸方向位置決め部を備えた接続端子と、この接続端子が収容される端子収容孔と、この端子収容孔内に出没可能に、且つ該軸方向位置決め部と係合可能に形成された軸方向係合部とを備えたハウジングとから構成され、該端子収容孔内に該接続端子が挿入された際に、該軸方向位置決め部と軸方向係合部とが係合し、該接続端子が該端子収容孔内に保持されるコネクタであって、前記接続端子に二面幅形状に形成された周方向位置決め部と、該二面幅形状を構成する平行な2面からなる当接面と、前記ハウジングに前記端子収容孔に直交しつつ連通するスライド穴と、このスライド穴内をスライド可能に配置されるスライダと、このスライダに該端子収容孔内に突出する周方向係合部とを備え、該接続端子が前記端子収容孔内に保持された状態で、該スライダを該端子収容孔側へスライドさせた際に、該周方向係合部が該当接面に当接して、該接続端子を周方向へ回転させ、該当接面が該周方向係合部を構成する規制面と平行に保持されることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記接続端子が断面略円形形状を有し、前記軸方向位置決め部が周方向に沿って連続する環状溝を有し、軸方向位置決め部と周方向位置決め部とが軸方向に隣接配置され、前記規制面が前記スライダのスライド方向に対して平行に形成され、該接続端子が前記端子収容孔内に保持された状態で、該スライダを該端子収容孔側へスライドさせた際に、前記当接面が該スライダのスライド方向と平行に保持されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記接続端子が断面略円形形状を有し、前記軸方向位置決め部が前記当接面と該接続端子の外周面との間の段部に設定され、前記規制面が前記スライダのスライド方向に対して直交するように形成され、該接続端子が前記端子収容孔内に保持された状態で、該スライダを該端子収容孔側へスライドさせた際に、該当接面が該スライダのスライド方向に対して直交するように保持されることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、接続端子をハウジングの端子収容孔に挿入した後、ハウジングに設けたスライダを端子収容孔側へ移動させることにより、周方向係合部が当接面に当接して、接続端子が周方向へ回転し、当接面がスライダの周方向係合部を構成する規制面と平行に保持される。これにより、接続端子をハウジングに組み込む際、周方向の回転位置に関する方向性を気にせずに、容易に接続端子をハウジングの端子収容孔に挿入できるとともに、スライダを移動させて接続端子を所定の回転位置にセットすることができる。
請求項2の発明によれば、接続端子が断面略円形形状を有するとともに、軸方向位置決め部が周方向に沿った環状溝であることによって、周方向に突出する部位が無く、接続端子がよりスムーズに周方向へ回転することができる。また、接続端子と端子収容孔の内壁との間の隙間を小さくできるので、端子収容孔内に収容された接続端子がガタつかないので、相手側端子との接続を確実に行なうことができる。
さらに、軸方向位置決め部と周方向位置決め部とが軸方向に隣接配置されたことによって、ハウジングの端子収容孔に接続端子を所定寸法挿入したところで、軸方向位置決め部と軸方向係合部とが係合することから、接続端子の軸方向への移動が阻止されるので、接続端子の軸方向の位置決めが行えるとともに、接続端子の脱落を防止できる。
請求項3の発明によれば、接続端子が断面略円形形状を有するとともに、軸方向位置決め部が周方向に沿った環状溝であることによって、周方向に突出する部位が無く、接続端子がよりスムーズに周方向へ回転することができる。また、接続端子と端子収容孔の内壁との間の隙間を小さくできるので、端子収容孔内に収容された接続端子がガタつかないので、相手側端子との接続を確実に行なうことができる。
さらに、軸方向位置決め部が当接面と接続端子の外周面との間の段部に設定されたことによって、接続端子の軸方向寸法を短くすることができるため、コネクタ全体を小型化することができる。
本発明の第1実施形態を示し、スライダが移動する前の状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、スライダが移動端まで移動した状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ハウジングの断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ハウジングの正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、スライダの斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、丸型接続端子の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、丸型接続端子を図6のA方向から見た図である。 本発明の第1実施形態を示し、丸型接続端子を図6のB方向から見た図である。 本発明の第1実施形態を示し、スライダおよび係合部の断面図で、(a)はスライダが移動する前の状態を示す断面図、(b)はスライダが係合部と係合し始めた状態を示す断面図、(c)はスライダが係合部に回転力を付与する状態を示す断面図、(d)はスライダが移動端まで移動した状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、スライダが移動する前の状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、はスライダが移動端まで移動した状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、ハウジングの断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、スライダの斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、丸型接続端子の斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、丸型接続端子を図14のC方向から見た図である。 本発明の第2実施形態を示し、丸型接続端子を図14のD方向から見た図である。 本発明の第2実施形態を示し、スライダおよび係合部の断面図で、(a)はスライダが移動する前の状態を示す断面図、(b)はスライダが移動端まで移動した状態を示す断面図である。 従来例の丸型接続端子用コネクタを示す断面図である。 従来例の丸型接続端子用コネクタの要部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図9は本発明の第1実施形態を示し、図1はスライダが移動する前の状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図、図2はスライダが移動端まで移動した状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図、図3はハウジングの断面図、図4はハウジングの正面図、図5はスライダの斜視図、図6は丸型接続端子の斜視図、図7は丸型接続端子を図6のA方向から見た図、図8は丸型接続端子を図6のB方向から見た図、図9はスライダおよび係合部の断面図で、(a)はスライダが移動する前の状態を示す断面図、(b)はスライダが係合部と係合し始めた状態を示す断面図、(c)はスライダが係合部に回転力を付与する状態を示す断面図、(d)はスライダが移動端まで移動した状態を示す断面図である。
本実施形態のコネクタ1は、図1〜図9に示すように、略円筒状に形成される丸型接続端子(雌型の接続端子)2と、一体成形した樹脂材からなり、丸型接続端子2を嵌挿する端子収容孔30を有するハウジング3とから主として構成されている。
丸型接続端子2は、端子挿入方向の基端側(図7および図8の右側)に、円形断面を有する電線4の一端にかしめ接合される電線接続部20を備え、端子挿入方向の先端側(図7および図8の左側)に、相手側となる雄型の接続端子(図示せず)に接続される端子接続部21を備えている。
電線接続部20は、電線4の被覆部4aを貫通する複数の圧接刃24と、被覆部4aに圧接する一対の電線保持部25とを有し、この一対の電線保持部25は、圧接刃24の端子挿入方向の基端側及び先端側に配置されている。圧接刃24は、電線接続部20に開口26を形成して、その縁部の一部を内側に折り曲げることにより形成されている。なお、圧接刃24は、開口26の端子挿入方向の基端側及び先端側にそれぞれ配置されるとともに、電線接続部20の軸心を境として反対側にも他の一対の圧接刃24が配置されている。
電線接続部20と端子接続部21との間には、後述するスライダ33が当接、係合する周方向位置決め部22と、軸方向位置決め部として丸型接続端子2の外周に連続して形成される環状の溝部23とが隣接しつつ、介設されている。周方向位置決め部22は、二面幅形状に形成され、丸型接続端子2の径方向に沿った平行な2面からなり、二面幅形状を構成する当接面22aを外周に備える長円形状の断面を有している。周方向位置決め部22の長手方向の寸法L1は丸型接続端子2の直径Dとほぼ同一に設定され、周方向位置決め部22の短手方向の寸法L2が丸型接続端子2の直径Dより小さく設定されている。
ハウジング3は、端子収容孔30に、軸方向係合部として可撓性を有する可撓腕31aと、この可撓腕31aの先端に設けられた係止部31bとからなり、可撓腕31aが撓むことで端子収容孔30内に出没可能に設定された係止ランス31を備えている。そして、係止ランス31は、端子収容孔30内に丸型接続端子2を挿入する際には、端子収容孔30の壁面に後退し、溝部23が現れると端子収容孔30内に突出し、溝部23と係合する。また、ハウジング3には、端子収容孔30に直交しつつ連通するスライド穴32が設けられている。そして、このスライド穴32内をスライド可能にスライダ33が配置されている。
スライダ33は、スライド穴32に向かって開口しつつ、丸型接続端子2の軸方向に沿って延設され、周方向位置決め部22を収容可能に形成されたU字溝34を備えている。また、このU字溝34の一方の側壁34aには、U字溝34内に突出する周方向係合部35が設けられている。U字溝34は、周方向位置決め部22の上記寸法L1より僅かに大きい幅寸法Wを有している。周方向係合部35の先端面35aは、U字溝34の底から寸法L1の1/2以上の位置にスライダ33の移動方向に対して直交するように設定されている。また、周方向係合部35の規制面35bは、側壁34aから寸法L2の1/2程度の位置に、スライダ33の移動方向と平行に設定されている。そして、丸型接続端子2は、U字溝34内で周方向位置決め部22の当接面22aがスライダ33のスライド方向と平行になるまで回転可能に設定されている。
上記構成において、まず電線接続部20内に電線4の一端を挿入した後、電線接続部20をかしめて電線4に沿って円筒状に形成することにより、電線保持部25が電線4の被覆部4aに圧接するので、電線接続部20と電線4との接合状態が保持される。また、圧接刃24が電線4に圧接して被覆部4aを貫通することによって、圧接刃24を介して丸型接続端子2が電線4の導線部4bと電気的に接続する。
このようにして組立てた丸型接続端子2は、ハウジング3の端子収容孔30に所定の寸法を挿入されると、丸型接続端子2外周に形成された環状の溝部23と端子収容孔30内の係止ランス31とが係合して、丸型接続端子2の端子収容孔30からの脱落が阻止される。またさらに、図9(a)に示すように、丸型接続端子2の周方向位置決め部22がスライダ33のU字溝34に収容される。次いで、図9(b)に示すように、例えば、周方向位置決め部22の長手方向がほぼ水平であるときに、スライダ33を端子収容孔30側である上方へ移動させると、周方向位置決め部22の当接面22aがU字溝34内の周方向係合部35に当接し、反時計方向の回転力が付与されるので、丸型接続端子2が軸心を中心として回転する。さらに、スライダ33を移動すると、図9(c)に示すように、周方向位置決め部22がU字溝34内で回転する。最終的に、スライダ33を移動端まで移動させると、図9(d)に示すように、周方向位置決め部22が周方向係合部35の規制面35bに当接することにより、周方向位置決め部22の当接面22aがスライダ33のスライド方向に沿って配置され、丸型接続端子2が所定の回転位置にセットされる。
以上、本実施形態では、丸型接続端子2をハウジング3に組み込む際、周方向の回転位置に関する方向性を気にせずに、容易に丸型接続端子2をハウジング3の端子収容孔30に挿入できるとともに、スライダ33を移動させて丸型接続端子2を所定の回転位置にセットすることによって、相手側の雄型端子との接続状態を保持するバネ部材27が良好に作用するので、このバネ部材27により端子間の接続を確実に行うことができる。
また、軸方向位置決め部23と周方向位置決め部22とが軸方向に隣接配置されたことによって、丸型接続端子2は、ハウジング3の端子収容孔30に所定寸法を挿入されると、丸型接続端子2外周に形成した環状の溝部23に端子収容孔30内の係止ランス31が係止されて、丸型接続端子2の軸方向の移動が阻止されるので、丸型接続端子2の軸方向の位置決めを行なえるとともに、丸型接続端子2の脱落を防止できる。加えて、スライダをスライドさせる際に丸型接続端子2がハウジング3から脱落するおそれがなくなるため、1つのスライダで複数の丸型接続端子2を周方向に回転させるような場合であっても、容易に回転させることができ、丸型接続端子2の配設作業を簡易化することができる。
また、丸型接続端子2が断面略円形形状を有するとともに、軸方向位置決め部が周方向に沿った環状溝であることによって、周方向に突出する部位が無く、接続端子がよりスムーズに周方向へ回転することができる。また、丸型接続端子2と端子収容孔30の内壁との間の隙間を小さくできるので、端子収容孔30内に収容された丸型接続端子2がガタつかないので、相手側の雄型端子との接続を確実に行なうことができる。
さらに、電線接続部20を円筒状に形成し、かしめ加工に伴う表面のエッジ発生を抑制したので、丸型接続端子2のハウジング(図示せず)への脱着時に丸型接続端子2がシール材(図示せず)内を円滑に通過することができ、シール材が損傷せずシール性能を保持でき、したがって、シール材の交換を要せずに丸型接続端子2をハウジングに脱着できる。また、電線4の被覆部4aの除去(いわゆる皮むき)を要せずに、丸型接続端子2と電線4の導線部4bとの電気的接続を行うことができるので、電線4の被覆部4aをあらかじめ除去する場合と比べて、手間を減らしてコストを抑えることができる。
なお、本実施形態では、丸型接続端子2の軸方向位置決め部を丸型接続端子2の外周に連続して形成される環状の溝部23としたが、環状突部とした場合にも同様の作用効果が得られる。
次に、第2実施形態について、図面に基づいて説明する。図10〜図17は本発明の第2実施形態を示し、図10はスライダが移動する前の状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図、図11はスライダが移動端まで移動した状態を示すコネクタの軸方向に沿った断面図、図12はハウジングの断面図、図13はスライダの斜視図、図14は丸型接続端子の斜視図、図15は丸型接続端子を図14のC方向から見た図、図16は丸型接続端子を図14のD方向から見た図、図17はスライダおよび係合部の断面図で、(a)はスライダが移動する前の状態を示す断面図、(b)はスライダが移動端まで移動した状態を示す断面図である。
なお、図10〜図17の第2実施形態において、前述した図1〜図9に示す第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
接続端子である丸型接続端子2′における、本実施形態の構成と前述の第1実施形態の構成との大きな違いは、軸方向位置決め部が、二面幅形状を構成する平行な2面からなる当接面22aと、丸型接続端子2′の外周面2aとの間の段部36に設定されている点である。
また、コネクタ1′における、本実施形態の構成と前述の第1実施形態の構成との大きな違いは、スライダ33に設けられた周方向係合部35′がスライダ33のスライド方向を横切るように突設され、周方向係合部35′を構成する規制面35cがスライダ33のスライド方向に対して直交するように設定されている点である。
ハウジング3は、前述の第1実施形態と同様に、端子収容孔30に、軸方向係合部として可撓性を有する可撓腕31aと、この可撓腕31aの先端に設けられた係止部31bとからなり、可撓腕31aが撓むことで端子収容孔30内に出没可能に設定された係止ランス31を備えている。また、係止ランス31は、丸型接続端子2′に面する角部に可撓腕31aが撓む方向に対して斜めに形成された誘導斜面31cが設けられている。
そして、係止ランス31は、端子収容孔30内に丸型接続端子2′を挿入する際には、端子収容孔30の壁面に後退し、段部36が現れると端子収容孔30内に突出し、段部36と係合する。
上記構成において、丸型接続端子2′をハウジング3の端子収容孔30の先部に突き当たるまで挿入する。すると、図17(a)に示すように、丸型接続端子2′の周方向位置決め部22がスライダ33のU字溝34に収容される。そして、周方向位置決め部22の長手方向が図の上下方向にほぼ平行であるときに、スライダ33を端子収容孔30側である上方へ移動させると、丸型接続端子2′の当接面22aの上方端が、係止ランス31の誘導斜面31cに当接し、反時計方向の回転力が付与されるので、丸型接続端子2′が軸心を中心として回転する。さらに、スライダ33を移動すると、当接面22aの下方端がスライダ33の規制面35cによって押上げられ、周方向位置決め部22がU字溝34内で回転する。最終的に、スライダ33を移動端まで移動させると、図17(b)に示すように、周方向位置決め部22が周方向係合部35の規制面35cに当接することにより、周方向位置決め部22の当接面22aがスライダ33のスライド方向に沿って配置され、丸型接続端子2′が所定の回転位置にセットされる。そして、丸型接続端子2′の外周面2aと当接面22aとの間に形成された段部36からなる軸方向位置決め部と端子収容孔30内の係止ランス31とが係合して、丸型接続端子2′の端子収容孔30からの脱落が阻止される。
以上、本実施形態では、丸型接続端子2′をハウジング3に組み込む際、周方向の回転位置に関する方向性を気にせずに、容易に丸型接続端子2′をハウジング3の端子収容孔30に挿入できるとともに、スライダ33を移動させて丸型接続端子2′を所定の回転位置にセットすることによって、相手側の雄型端子との接続状態を保持するバネ部材27が良好に作用するので、このバネ部材27により端子間の接続を確実に行うことができる。
さらに、軸方向位置決め部が当接面22aと丸型接続端子2′の外周面2aとの間の段部36に設定されたことによって、丸型接続端子2′の軸方向寸法を短くすることができるため、コネクタ全体を小型化することができる。
また、丸型接続端子2′が断面略円形形状を有するとともに、軸方向位置決め部が周方向に沿った環状溝であることによって、周方向に突出する部位が無く、接続端子がよりスムーズに周方向へ回転することができる。また、丸型接続端子2′と端子収容孔30の内壁との間の隙間を小さくできるので、端子収容孔30内に収容された丸型接続端子2′がガタつかないので、相手側の雄型端子との接続を確実に行なうことができる。
さらに、電線接続部20を円筒状に形成し、かしめ加工に伴う表面のエッジ発生を抑制したので、丸型接続端子2′のハウジング(図示せず)への脱着時に丸型接続端子2′がシール材(図示せず)内を円滑に通過することができ、シール材が損傷せずシール性能を保持でき、したがって、シール材の交換を要せずに丸型接続端子2′をハウジングに脱着できる。また、電線4の被覆部4aの除去(いわゆる皮むき)を要せずに、丸型接続端子2′と電線4の導線部4bとの電気的接続を行うことができるので、電線4の被覆部4aをあらかじめ除去する場合と比べて、手間を減らしてコストを抑えることができる。
1…コネクタ
2…丸型接続端子(接続端子)
3…ハウジング
22…周方向位置決め部
22a…当接面
23…軸方向位置決め部
30…端子収容孔
31…軸方向係合部
32…スライド穴
33…スライダ
35…周方向係合部
36…軸方向位置決め部

Claims (3)

  1. 外周面に形成された凹部からなる軸方向位置決め部を備えた接続端子と、
    この接続端子が収容される端子収容孔と、この端子収容孔内に出没可能に、且つ該軸方向位置決め部と係合可能に形成された軸方向係合部とを備えたハウジングとから構成され、
    該端子収容孔内に該接続端子が挿入された際に、該軸方向位置決め部と軸方向係合部とが係合し、該接続端子が該端子収容孔内に保持されるコネクタであって、
    前記接続端子に二面幅形状に形成された周方向位置決め部と、
    該二面幅形状を構成する平行な2面からなる当接面と、
    前記ハウジングに前記端子収容孔に直交しつつ連通するスライド穴と、
    このスライド穴内をスライド可能に配置されるスライダと、
    このスライダに該端子収容孔内に突出する周方向係合部とを備え、
    該接続端子が前記端子収容孔内に保持された状態で、該スライダを該端子収容孔側へスライドさせた際に、
    該周方向係合部が該当接面に当接して、該接続端子を周方向へ回転させ、
    該当接面が該周方向係合部を構成する規制面と平行に保持されることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記接続端子が断面略円形形状を有し、
    前記軸方向位置決め部が周方向に沿って連続する環状溝を有し、
    軸方向位置決め部と周方向位置決め部とが軸方向に隣接配置され、
    前記規制面が前記スライダのスライド方向に対して平行に形成され、
    該接続端子が前記端子収容孔内に保持された状態で、該スライダを該端子収容孔側へスライドさせた際に、
    前記当接面が該スライダのスライド方向と平行に保持されることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記接続端子が断面略円形形状を有し、
    前記軸方向位置決め部が前記当接面と該接続端子の外周面との間の段部に設定され、
    前記規制面が前記スライダのスライド方向に対して直交するように形成され、
    該接続端子が前記端子収容孔内に保持された状態で、該スライダを該端子収容孔側へスライドさせた際に、
    該当接面が該スライダのスライド方向に対して直交するように保持されることを特徴とするコネクタ。
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