JP2019035054A - ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体及びガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
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Description
FRPを素材とする成形品(以下、「ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体」と記載する)の成形方法としては、主に引抜成形法やフィラメントワインディング法などが知られている。
一方、フィラメントワインディング法によるガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の成形方法においては、先ず前述の引抜成形法と同様に、ロービング巻回体よりガラスストランドを引出し、一方向に進行させつつ未硬化の熱硬化性樹脂を満たした槽に浸漬する。そして、熱硬化性樹脂に浸漬されたガラスストランド(樹脂含浸ガラスストランド)を管形状の型にワインディングさせながら巻付けた後、加熱硬化させて脱型することにより成形する(例えば、「特許文献2」を参照)。
ここで、例えば単に、ガラスストランドを構成するガラス単繊維の繊維径を太くしても、ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の曲げ強度と曲げ弾性率の向上を図ることは、これらが相反する特性であるため困難である。
また、成形されたガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の表面近傍にガラスストランドが存在すると、当該表面にガラス単繊維による凹凸が発生し易いところ、ガラス単繊維の繊維径を太くすれば、増々大きな凹凸が発生し易くなる。
その結果、特に意匠性の要求が高いガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体においては、例えば、ガラスチョップドストランドマットやガラスペーパーなどに熱硬化性樹脂を含浸させたものをガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の表面に貼り付けて、別途意匠性を高めることが必要となり、製造コストの増加を招く要因ともなり得る。
その結果、適度な曲げ弾性率を確保しつつ曲げ強度の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、ガラスストランドの表面に現れるガラス単繊維の繊維径は、例えば同じ番手の従来のものに比べて小さくなることから、成形されたガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の表面上に凹凸が発生し難く、当該ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の外観の向上を図ることができる。
その結果、適度な曲げ弾性率を確保しつつ曲げ強度の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、ガラスストランド(樹脂含浸ガラスストランド)の表面に現れるガラス単繊維の繊維径は、例えば同じ番手の従来のものに比べて小さくなることから、成形されたガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の表面上に凹凸が発生し難く、当該ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の外観の向上を図ることができる。
加えて、表面以外は、表面に配置されるガラスストランドと比較して繊維径の大きなガラスストランドにより構成されるため、適度な曲げ弾性率を確保しつつ曲げ強度の向上を図ることができる。即ち、表面に配置されるガラスストランドと、表面以外のガラスストランドの平均繊維径が異なることにより、外観と、曲げ弾性率、曲げ強度の両立を図ることができる。
即ち、本発明に係るガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体、及び当該ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法によれば、適度な曲げ弾性率を確保しつつ曲げ強度の向上を図るとともに、外観性に優れたガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体、及び当該ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法を提供することができる。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図4中に示した矢印の方向によって、イーブン試験装置100の上下方向及び左右方向を規定して記述する。
先ず、本発明を具現化するガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体1(以下、単に「樹脂成形体1」と記載する)の構成について、図1及び図4を用いて説明する。
なお、以下の説明においては、主に中実の丸棒形状の樹脂成形体1について記載するが、当該樹脂成形体1の形状についてはこれに限定されるものではなく、例えば中実の他の断面形状からなるもの(例えば、平板部材など)や、中空の管形状のものや、底部を有する筒型形状のものなど、何れの形状であってもよい。
言い換えれば、熱硬化性樹脂2は、ガラスストランド3の表面だけでなく、それらの間隔に充填された状態で存在する。
ここで、ガラス単繊維3aを構成するガラスとしては、Eガラス、ARガラス、Cガラス、Dガラス、及びSガラスなど、何れの種類のものを用いてもよい。
但し、Eガラスは安価であり、且つ比較的機械的強度に優れた樹脂成形体1を得やすいために好ましい。また、Sガラスは、Eガラスに比べてより一層機械的強度に優れた樹脂成形体1を得やすいために好ましい。
また、ガラスストランド3を構成する複数のガラス単繊維3a・3a・・・の本数は、4000本以上10000本以下に設定されている。
さらに、ガラス単繊維3aの平均繊維径が11μmを超える場合、成形後の樹脂成形体1の表面近傍にガラス単繊維3aが存在することによって、当該表面にガラス単繊維3aによる凹凸が発生し易く、樹脂成形体1の外観が低下する。また、ガラス単繊維3aの平均繊維径が11μmを超える場合、樹脂成形体1の曲げ弾性率が低下する。
これにより、例えば同じ番手の従来のガラスストランドを用いた場合と比べて、ガラス単繊維3aの平均繊維径は小さくなり、また束ねる本数も多くなることから、ガラス単繊維3a・3a・・・全体の表面積(外周面)が増加し、熱硬化性樹脂2との結着可能な面積が増加する。
その結果、適度な曲げ弾性率を確保しつつ曲げ強度の向上を図ることができる。
より具体的には、複数のガラス単繊維3a・3a・・・については、平均繊維径が7μm以上8μm以下であり、且つ、本数が5500本以上6500本以下であることがより好ましい。
先ず、試験対象となるガラスストランド3を2.0m〜2.2m程度の長さに切断し、イーブン試験装置100にセットする。
なお、支持部材101・102によってガラスストランド3の両端部を支持する際は、例えば接着剤等を用いて各々堅固に固定される。
また、ガラス単繊維3aの水平方向中央部は、一対の支持部材101・102間の水平方向中央部に該当し、この部分において、ガラス単繊維3aの垂下り量は最大値となる。
なお、ガラス単繊維3aの垂下り量は、複数存在するガラス単繊維3a・3a・・・のうちで、最も変位量の大きなガラス単繊維3aの垂下り量にて規定するものとする。
そして、1回目の測定値と2回目の測定値とを比較し、両者の測定値が同じであれば、当該測定値をガラス単繊維3aの垂下り量(図4(b)中の寸法X)として判断する。
こうして、垂下り量の測定値が前回の測定値と同じ値になるまで、一連の作業は繰り返され、最後に測定された垂下り量をガラス単繊維3aの垂下り量(寸法X)として判断する。
具体的には、20mm以上35mm以下の垂下り量となるガラス単繊維3aから構成されたガラスストランド3を用いることが、樹脂成形体1にとってより好ましい。
次に、本実施形態におけるガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体1(樹脂成形体1)の製造方法について、図2を用いて説明する。
成形された複数のガラス単繊維3a・3a・・・は、その後集束剤を塗布され、集束ローラー11を介して一本のガラスストランド3に集束される。
成形工程S100は、引抜成形法を用いた製造工程であり、主に経時的に順に配置される含浸工程S101、加熱工程S102、及び切断工程S103などにより構成される。
含浸工程S101には、未硬化の熱硬化性樹脂2Aが貯溜された樹脂収容槽20が設けられている。
ロービング巻回体4より引出されたガラスストランド3は、樹脂収容槽20内に導かれ、未硬化の熱硬化性樹脂2A内を通過しながら浸漬され、その後、再び当該樹脂収容槽20の外部へと引出される。
これにより、ガラスストランド3には未硬化の熱硬化性樹脂2Aが含浸され、樹脂含浸ガラスストランド5が形成される。
加熱工程S102は、樹脂含浸ガラスストランド5を加熱硬化して樹脂成形体1を得る工程である。
加熱工程S102には、貫通通路30aを有した引抜金型30が設けられている。
また、貫通通路30aの断面形状は、最終的に得られる樹脂成形体1の形状等に基づき設定されており、例えば本実施形態においては、円形状に設定されている。
なお、貫通通路30aの内周面には、流動パラフィン、溶剤系ワックス、シリコーン樹脂、ポリビニルアルコール溶液などの離型剤が塗布されていてもよい。
これにより、樹脂含浸ガラスストランド5は、貫通通路30aの断面形状に外形を規制されつつ、加熱硬化されることとなり、連続する樹脂成形体1が成形される。
切断工程S103は、成形された樹脂成形体1を、最終製品として所定の長さに切断する工程である。
切断工程S103には、例えば円盤形状のブレード51や、軸心を中心にして当該ブレード51を回転駆動させる駆動モータ52などからなる切断装置50が設けられている。
これにより、最終製品である所定長さの長尺の樹脂成形体1Aが得られ、成形工程S100は終了する。
次に、別実施形態におけるガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体(以下、単に「樹脂成形体201」と記載する)の構成について、図3を用いて説明する。
別実施形態における樹脂成形体201は、前述した樹脂成形体1と一部同等な構成を有する一方、ガラスストランド203の構成において、樹脂成形体1と大きく相違する。
よって、以下の説明においては、主に樹脂成形体1との相違点について記載し、当該樹脂成形体1と同等な構成についての記載は省略する。
ここで、使用される複数本のガラスストランド203は、ガラス単繊維の平均繊維径が異なる複数種類のガラスストランドからなり、例えば本実施形態においては、平均繊維径がR1である第1ガラスストランド203Aと、当該第1ガラスストランド203Aを構成するガラス単繊維と比べて、少なくとも平均繊維径の小さな平均繊維径R2であるガラス単繊維からなる第2ガラスストランド203Bとの2種類のガラスストランド203A・203Bによって構成されている。
加えて、表面以外は、表面に配置されるガラスストランドと比較して繊維径の大きなガラスストランドにより構成されるため、適度な曲げ弾性率を確保しつつ曲げ強度の向上を図ることができる。即ち、表面に配置されるガラスストランドと、表面以外のガラスストランドの平均繊維径が異なることにより、外観と、曲げ弾性率、曲げ強度の両立を図ることができる。
また、平均繊維径の最も大きなガラス単繊維からなるガラスストランド203が、樹脂成形体201の表面に配置されない限りにおいて、ガラスストランド203の種類を3種類以上としてもよい。
具体的には、例えば異なる3種類の平均繊維径のガラスストランドを用いた場合、平均繊維径の最も小さなガラス単繊維からなるガラスストランドが、樹脂成形体の表面に配置されるようにする。
次に、別実施形態におけるガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体(樹脂成形体)201の製造方法について、図3を用いて説明する。
先ず、前述した樹脂成形体1の製造方法と同様に、前工程において、ブッシング210のノズル210a・210a・・・を介して繊維状に引出された複数のガラス単繊維203a・203a・・・が、集束ローラー211によって一本のガラスストランド203に集束され、その後図示せぬコレット等によってロール状に巻き取られることにより、ロービング巻回体204が形成される。
よって、前工程においては、第1ガラスストランド203Aが巻き取られてなる第1ロービング巻回体204A、及び第2ガラスストランド203Bが巻き取られてなる第2ロービング巻回体204Bが、各々形成される。
成形工程S200は、フィラメントワインディング法を用いた製造工程であり、主に経時的に順に配置される含浸工程S201、巻付け工程S202、加熱工程S203、及び脱型工程S204などにより構成される。
よって、以下の説明においては、主に含浸工程S101との相違点について記載し、当該含浸工程S101と同等な内容についての記載は省略する。
その後、第1ロービング巻回体204Aより引出された第1ガラスストランド203Aは、樹脂収容槽220内に導かれる。
これにより、第1ガラスストランド203Aには未硬化の熱硬化性樹脂202Aが含浸され、樹脂含浸ガラスストランド205が形成される。
これにより、引き続き第2ガラスストランド203Bが、未硬化の熱硬化性樹脂202A内を通過しながら浸漬されることとなり、当該第2ガラスストランド203Bに熱硬化性樹脂202Aが含浸されることにより、樹脂含浸ガラスストランド205が継続して形成される。
巻付け工程S202は、樹脂含浸ガラスストランド205を連続的に巻付けて、中空の管形状に形成する工程である。
巻付け工程S202には、例えば円柱状のマンドレル231や、軸心を中心にして当該マンドレル231を回転駆動させる駆動モータ232などからなる巻取装置230が設けられている。
これにより、樹脂含浸ガラスストランド205は、中空の管形状に形成される。
その結果、中空の管形状に形成された樹脂含浸ガラスストランド205においては、第1ガラスストランド203Aに比べて、平均繊維径の小さなガラス単繊維203aからなる第2ガラスストランド203Bが、常に表面に配置された状態となる。
加熱工程S203は、樹脂含浸ガラスストランド205を加熱硬化して樹脂成形体1を得る工程である。
ここで、巻取装置230には、図示せぬ加熱ヒーターが備えられており、当該加熱ヒーターによって、マンドレル231は、所定の加熱温度に昇温される構成となっている。
これにより、樹脂含浸ガラスストランド205は、第1ガラスストランド203Aに比べて、繊維径の小さなガラス単繊維203aからなる第2ガラスストランド203Bが、常に表面に配置された状態にて加熱硬化されることとなり、中空の管形状の樹脂成形体201が成形される。
脱型工程S204は、成形された樹脂成形体201を、巻取装置230より取出す工程である。
これにより、最終製品である中空の管形状の樹脂成形体201Aが得られ、成形工程S200は終了する。
以上のように、本実施形態における樹脂成形体1・201は、主に引抜成形法またはフィラメントワインディング法の何れかの方法により成形される。
即ち、前述したような丸棒形状の樹脂成形体1については、主に引抜成形法によって成形され、また例えば管形状からなる別実施形態の樹脂成形体201については、主にフィラメントワインディング法によって成形される。
また、これらの成形方法においては、各製造工程における機械化が進んでおり、大量生産と自動化が可能であるだけでなく、成形される樹脂成形体1の品質は比較的安定しているという特徴がある。
即ち、ガラス単繊維の平均繊維径及び集束本数が異なる種々のガラスストランドを用意し、これらのガラスストランドに、ラジカル開始剤パーカドックスC−50L(化薬アグゾ製)を2質量%溶解している熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂N−350L(ジャパンコンポジット製)を各々含浸させたうえで、熱硬化性樹脂が含浸されたガラスストランドを直径2.3mm、長さ50cmのガラス管内に投入した。
また、実施例1において用いたガラスストランドは、番手が600texであり、且つサンプル中における繊維量が79.3wt%であり、実施例2において用いられるガラスストランドは、番手が600texであり、且つサンプル中における繊維量が65.7wt%である。
また、比較例1において用いられるガラスストランドは、番手が1200texであり、且つサンプル中における繊維量が79.5wt%であり、比較例2において用いられるガラスストランドは、番手が700texであり、且つサンプル中における繊維量が79.7wt%であり、比較例3において用いられるガラスストランドは、番手が1200texであり、且つサンプル中における繊維量が65.42wt%である。
一方、比較例2におけるサンプルについては、外観が普通(△印)であるものの、比較例1、3におけるサンプルについては、ともに外観が不良(×印)であるとの結果を得ることとなった。
また、成形されるサンプルの外形サイズについては、ともに内径が50mmであり、且つ外径が60mmとなるように設定することとした。
一方、比較例4については、平均繊維径が17.0μmであり、且つ集束本数が2000本である複数のガラス単繊維からなるガラスストランドを用いて、サンプルを成形することとした。
一方、比較例4におけるサンプルについては、外観が不良(×印)であるとの結果を得ることとなった。
2 熱硬化性樹脂
2A 熱硬化性樹脂(未硬化)
3 ガラスストランド
3a ガラス単繊維
5 樹脂含浸ガラスストランド
201 ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体(樹脂成形体)
202 熱硬化性樹脂
202A 熱硬化性樹脂(未硬化)
203 ガラスストランド
203A 第1ガラスストランド
203B 第2ガラスストランド
203a ガラス単繊維
205 樹脂含浸ガラスストランド
S101 含浸工程
S102 加熱工程
S201 含浸工程
S203 加熱工程
Claims (6)
- 熱硬化性樹脂と、
前記熱硬化性樹脂中に内在されるガラスストランドと、
を備えるガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体であって、
前記ガラスストランドは複数のガラス単繊維からなり、
前記複数のガラス単繊維の平均繊維径は5μm以上11μm以下であり、且つ、前記複数のガラス単繊維の本数は4000本以上10000本以下である、
ことを特徴とするガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体。 - 前記ガラスストランドを複数備えてなる、
ことを特徴とする、請求項1に記載のガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体。 - 複数のガラス単繊維を集束して形成されたガラスストランドを、未硬化の熱硬化性樹脂に含浸させて樹脂含浸ガラスストランドを形成する含浸工程と、
前記樹脂含浸ガラスストランドを加熱硬化してガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体を得る加熱工程と、
を備えるガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法であって、
前記複数のガラス単繊維の平均繊維径は5μm以上11μm以下であり、且つ、前記複数のガラス単繊維の本数は4000本以上10000本以下である、
ことを特徴とするガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法。 - 前記樹脂含浸ガラスストランドは、複数の前記ガラスストランドを備えてなる、
ことを特徴とする、請求項3に記載のガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法。 - 前記樹脂含浸ガラスストランドは、
前記ガラス単繊維の平均繊維径がR1である第1のガラスストランドと、
前記ガラス単繊維の平均繊維径が、前記第1のガラスストランドを構成するガラス単繊維の平均繊維径R1よりも平均繊維径の小さいR2である第2のガラスストランドと、
を備えてなり、
前記加熱工程において、
前記第2のガラスストランドを表面に配置した状態にて加熱硬化する、
ことを特徴とする、請求項4に記載のガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法。 - 前記ガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体は、引抜成形法またはフィラメントワインディング法の何れかの方法により成形される、
ことを特徴とする、請求項3〜請求項5の何れか一項に記載のガラス繊維強化熱硬化性樹脂成形体の製造方法。
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