JP2019001939A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
光硬化性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019001939A JP2019001939A JP2017118935A JP2017118935A JP2019001939A JP 2019001939 A JP2019001939 A JP 2019001939A JP 2017118935 A JP2017118935 A JP 2017118935A JP 2017118935 A JP2017118935 A JP 2017118935A JP 2019001939 A JP2019001939 A JP 2019001939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- meth
- resin composition
- photocurable resin
- conjugated diene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
Description
[1]末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)、(メタ)アクリルアミド化合物(B)、及び光重合開始剤(C)を含有し、
前記末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)が、下記一般式(I)
で表される末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−I)、及び下記一般式(II)
で表される末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−II)からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、
前記(メタ)アクリルアミド化合物(B)が、下記一般式(III)
で表される(メタ)アクリルアミド化合物(b−I)、及び
下記一般式(IV)
で表される(メタ)アクリルアミド化合物(b−II)からなる群から選ばれる少なくとも1種である、光硬化性樹脂組成物;
末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)は、本発明の光硬化性樹脂組成物において、光硬化性樹脂組成物の硬化物に柔軟性、衝撃吸収性、耐破壊性及び耐水性を付与するために用いられる。また、末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)は、光で硬化した際に、寸法精度に優れ、造形性に優れる。末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)は、共役ジエン重合体骨格が極めて低極性で疎水性であり、かつ硬化物中で、共役ジエン重合体部位がマトリックス化することによって、耐水性に優れると考えられる。また、通常、ウレタンアクリレート及びアクリルアミド骨格は、極性が強く、親水性であるため、これらと共役ジエン重合体とは混和性が得られないが、末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)では、末端(メタ)アクリロイル変性することによって、共役ジエン重合体骨格の有する性質を損なうことなく、(メタ)アクリルアミド化合物(B)との混和性が得られるようになったものと考えられる。
式(I)の各記号について説明する。R1は水素原子又はメチル基であり、水素原子が好ましい。R2は炭素数2〜4のアルキレン基であり、例として、エチレン基、1,3−プロピレン基、1,2−プロピレン基、1,4−ブチレン基、2−メチル−1,3−プロピレン基、1,1−ジメチルエチレン基が挙げられ、エチレン基が好ましい。aは1又は2であり、2が好ましい。
(1)テトラヒドロフラン溶媒中で1,4−ジリチオ−1,1,4,4−テトラフェニルブタンなどのジアニオン系開始剤を用いて共役ジエンを重合後に、エチレンオキシドを添加して末端リチウムオキシドに変換し、メタノールを添加して反応を完全に停止させて、下記一般式(V)
で表される末端水酸基変性共役ジエン共重合体を得る。
(3)一般式(V)で表される末端水酸基変性共役ジエン重合体1モルに対して、(メタ)アクリル酸ハロゲン化物又は(メタ)アクリル酸無水物を反応させることによって、下記一般式(I)
で表される末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−I)を製造する。
式(II)の各記号について説明する。R3は水素原子又はメチル基であり、水素原子が好ましい。R4、R5はそれぞれ独立に、2価の非置換又は置換された炭化水素基であり、該炭化水素基が、脂肪族、芳香族及び/又は脂環式の炭素数6〜20の炭化水素基であることが好ましい。R6は炭素数2〜4のアルキレン基であり、例として、エチレン基、1,3−プロピレン基、1,2−プロピレン基、1,4−ブチレン基、2−メチル−1,3−プロピレン基、1,1−ジメチルエチレン基が挙げられ、エチレン基が好ましい。bは1又は2であり、2が好ましい。
(4)下記一般式(VI)
で表されるジイソシアネート1モルに対して、下記一般式(VII)
で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを、一般式(VI)の一方のイソシアネートと反応させて、下記一般式(VIII)
で表されるイソシアネート基含有(メタ)アクリレートを生成し;次いで
で表される末端水酸基変性共役ジエン重合体と反応させることによって、下記一般式(II)
で表される末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−II)を製造する。
(メタ)アクリルアミド化合物(B)は、本発明の光硬化性樹脂組成物において、光硬化性樹脂組成物の粘度低減、及び硬化物に耐破壊性を付与するために用いられる。また、(メタ)アクリルアミド化合物(B)は、末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン共重合体(A)と組み合わされた場合に、硬化物の柔軟性、衝撃吸収性及び耐水性にも寄与する。
式(III)の各記号について説明する。得られる本発明の光硬化性樹脂組成物が硬化性に優れる点から、式(III)において、R7は水素原子又はメチル基であり、末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)との混和性が良く、光硬化性樹脂組成物の硬化性及び硬化物の耐破壊性が優れる点から、水素原子が好ましい。R8及びR9はそれぞれ独立に、水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜8のアルキル基である。前記アルキル基としては、炭素数1〜5が好ましく、炭素数1〜4がより好ましく、炭素数1〜3がさらに好ましい。R8及びR9としては、いずれか一方の基が水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜5のアルキル基であり、かつ他方の基が非置換又は置換された炭素数1〜5のアルキル基であることが好ましく、いずれか一方の基が水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜4のアルキル基であり、かつ他方の基が非置換又は置換された炭素数1〜4のアルキル基であることがより好ましく、いずれか一方の基が水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、かつ他方の基が非置換又は置換された炭素数1〜3のアルキル基であることがさらに好ましい。R8及びR9は直接結合していない。R8及びR9が炭素数9以上である場合、重合基の密度が小さくなるため硬化性が低下する。また、R8及びR9が直接結合する場合、剛直で嵩高い環状構造が形成されるため、柔軟性が低下する。R8及びR9のアルキル基としては、直鎖状又は分枝状のいずれであってもよく、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、sec−ペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基などが挙げられる。前記アルキル基が有する置換基の数は、通常1〜10個であり、1〜8個が好ましく、1〜6個がより好ましく、1〜4個がさらに好ましい。前記アルキル基の置換基としては、上述の末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−II)の基R4及びR5の炭化水素基の置換基と同様のものが挙げられる。
式(IV)の各記号について説明する。得られる本発明の光硬化性樹脂組成物が硬化性、耐破壊性に優れる点から、式(IV)において、R10は水素原子又はメチル基であり、末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)との混和性が良く、光硬化性樹脂組成物の硬化性及び硬化物の耐破壊性が優れる点から、水素原子が好ましい。R12は非置換又は置換された炭素数1〜8のアルキレン基である。前記アルキレン基としては、炭素数1〜6が好ましく、炭素数2〜5がより好ましく、炭素数2〜4がさらに好ましい。R11、R13及びR14はそれぞれ独立に、水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜8のアルキル基である。前記アルキル基としては、炭素数1〜5が好ましく、炭素数1〜4がより好ましく、炭素数1〜3がさらに好ましい。R11、R13及びR14としては、いずれか1つ又は2つの基が水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜5のアルキル基であり、かつ残りの基が非置換又は置換された炭素数1〜5のアルキル基であることが好ましく、いずれか1つ又は2つの基が水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜4のアルキル基であり、かつ残りの基が非置換又は置換された炭素数1〜4のアルキル基であることよりが好ましく、いずれか1つ又は2つの基が水素原子又は非置換又は置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、かつ残りの基が非置換又は置換された炭素数1〜3のアルキル基であることがさらに好ましい。R11及びR12は直接結合していない。R11及びR13は直接結合していない。R11及びR14は直接結合していない。R12及びR13は直接結合していない。R13及びR14は直接結合していない。R11、R12、R13及びR14が炭素数9以上である場合、重合基の密度が小さくなるため硬化性が低下する。また、R11及びR12が直接結合する場合、剛直で嵩高い環状構造が形成されるため、柔軟性が低下する。R12のアルキレン基としては、直鎖状又は分枝状のいずれであってもよく、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、n−プロピレン基、イソプロピリデン基、テトラメチレン基、イソブチリデン基、sec‐ブチリデン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基などが挙げられる。前記アルキレン基が有する置換基の数は、通常1〜10個であり、1〜8個が好ましく、1〜6個がより好ましく、1〜4個がさらに好ましい。前記アルキレン基の置換基としては、上述の末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−II)の基R4及びR5の炭化水素基の置換基と同様のものが挙げられる。R11、R13及びR14のアルキル基としては、R8及びR9のアルキル基と同様のものが挙げられる。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、更に、多官能性(メタ)アクリル酸エステル系重合性単量体(D)を含有することが好ましい。
本発明に用いられる光重合開始剤(C)は、一般工業界で使用されている重合開始剤から選択して使用でき、中でも歯科用途に用いられている光重合開始剤が好ましく用いられる。
5LのSUSオートクレーブ中、空気雰囲気下でアクリル酸クロライド160gと、ピリジン200gと、末端を水酸基で変性した水素添加ポリブタジエン(GI−1000、数平均分子量1,500、Mw/Mn1.15、1,2−結合単位の含有量7モル%、ヨウ素価測定による水素添加率96モル%、日本曹達社製)1500gを混合し、60℃にて48時間反応させた。反応液をトルエン1Lで希釈した後、蒸留水0.5Lで3回洗浄、蒸留水/メタノールの50/50(体積比)の溶媒で再沈、減圧乾燥して、末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−I−1)を得た。得られた末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−I−1)について、IR測定を行い1735cm-1(CO)のカルボニル基の吸収を確認した。得られた末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−I−1)について数平均分子量(Mn)をGPC法で測定したところ、3,000であった。
5LのSUSオートクレーブ中、空気雰囲気下でイソホロンジイソシアネート390gと、アルミキレートM3.5gと、2−ヒドロキシエチルアクリレート200gを混合し、60℃にて1時間反応させ、反応物Aを合成した。次に、空気雰囲気下にて、先に合成した反応物A600gと、末端を水酸基で変性した水素添加ポリブタジエン(GI−1000、数平均分子量1,500、Mw/Mn1.15、1,2−結合単位の含有量7モル%、ヨウ素価測定による水素添加率96モル%、日本曹達社製)1500gと、アルミキレートM12.0gを混合し、60℃にて2時間反応させた。残存NCOが0.1%以下であることを確認して反応を終了し、反応液をトルエン1Lで希釈した後、蒸留水0.5Lで3回洗浄、蒸留水/メタノールの50/50(体積比)の溶媒で再沈、減圧乾燥して、末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−II−1)を得た。得られた末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−II−1)について、1H−NMR測定を行い、2つのNHシグナル(4.55ppm、4.70ppm)を確認した。また、IR測定を行い1728cm-1(CO)、3339cm-1(NH)のウレタン結合の吸収を確認した。得られた末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−II−1)について数平均分子量(Mn)をGPC法で測定したところ、3,200であった。なお、「残存NCO(%)」とは、化合物の質量中に占めるイソシアネート部位の質量(モル数と42.02(NCO分子量)の乗数)を%で示したものである。
GI−1000を、末端を水酸基で変性した水素添加ポリブタジエンGI−3000(数平均分子量3,100、Mw/Mn1.12、1,2−結合単位の含有量7モル%、ヨウ素価測定による水素添加率96モル%、日本曹達社製)に変えたこと以外、合成例2と同様に反応、洗浄を行い、末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−II−2)を得た。得られた末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−II−2)について、1H−NMR測定を行い、2つのNHシグナル(4.55ppm、4.70ppm)を確認した。また、IR測定を行い1728cm-1(CO)、3339cm-1(NH)のウレタン結合の吸収を確認した。得られた末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−II−2)について数平均分子量(Mn)をGPC法で測定したところ、4,500であった。
GI−1000を、末端を水酸基で変性した未水添ポリブタジエンG−1000(数平均分子量1,400、Mw/Mn1.15、1,2−結合量85モル%、日本曹達社製)に変えたこと及びイソホロンジイソシアネートをトリレンジイソシアネートに変えたこと以外、合成例2と同様に反応、洗浄を行い、末端アクリロイル変性未水添ポリブタジエン(a−II−3)を得た。得られた末端アクリロイル変性添加ポリブタジエン(a−II−3)について、1H−NMR測定を行い、2つのNHシグナル(4.55ppm、4.70ppm)を確認した。また、IR測定を行い1728cm-1(CO)、3339cm-1(NH)のウレタン結合の吸収を確認した。得られた末端アクリロイル変性水素添加ポリブタジエン(a−II−3)について数平均分子量(Mn)をGPC法で測定したところ、2,900であった。
DEAA:N,N−ジエチルアクリルアミド(KJケミカルズ社製)
NIPAM:N−イソプロピルアクリルアミド(KJケミカルズ社製)
DMAPAA:N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(KJケミカルズ社製)
TPO:2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド
UDMA:2,2,4−トリメチルヘキサメチレンビス(2−カルバモイルオキシエチル)ジメタクリレート
U4TH:N,N−(2,2,4−トリメチルヘキサメチレン)ビス〔2−(アミノカルボキシ)プロパン−1,3−ジオール〕テトラメタクリレート
LA:ドデシルアクリレート(共栄社化学社製)
BHT:3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン
各実施例及び各比較例に係る光硬化性樹脂組成物について、光造形機(DWS社製 DigitalWax(登録商標) 028J−Plus)を用いて厚さ2.0mm×長さ11cm×幅5.0cmのシートの造形を行った。寸法通りのシート(厚さ2.0mm±0.1mm、幅5.0cm±0.5mm、長さ11cm±0.5mm)が造形可能であった場合を造形可能○とし、造形物が得られなかった場合を造形不可×とした。
各実施例及び各比較例に係る光硬化性樹脂組成物の硬化物について、上記のシートを2枚重ね厚さ4mmとしたのち、その試験片を用いて、JIS K 7215:1986に基づいて、タイプAデュロメータで23℃における硬化物の硬度(A硬度)を測定し、柔軟性の指標とした。結果を表1及び表2にそれぞれ示す。この測定において、23℃におけるA硬度が70〜85である場合、その硬化物は柔軟性が優れるということができる。
衝撃吸収性は落下衝撃試験によって測定した。ストーンテーブル上に、上記の光造形機により作製したシートを2枚重ねて厚さ4mmとし、φ3/8インチ(3.58g)の鋼球を、高さ50cmから自然落下させて、その跳ね返った高さをボール落下式反発弾性試験機EFK07(bareiss社製)を用いて測定し、反発係数を算出した。反発係数の計算式を次式に示す。反発係数が30以下であると、衝撃吸収性に優れる。
反発係数=〔跳ね返った高さ(cm)/50(cm)〕×100
各実施例及び各比較例に係る硬化物について、上記のシートからJIS K 6252−1:2015(加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引裂強さの求め方)に記載されているトラウザ形試験片と同じ寸法の試験片を打抜き刃にて作製した。作製した試験片を用い、オートグラフAG−1(島津製作所社製)を用いて試験スピード500mm/minにて引張試験を行った。この試験による引裂強度が10kN/m以上であると耐破壊性に優れる。
各実施例及び各比較例に係る硬化物について、上記のシートからJIS K 6251:2010(加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方)に記載されているダンベル状8号形試験片と同じ寸法の試験片を打抜き刃にて作製した。作製した試験片を用い、試験スピード500mm/minにて引張試験を行った。この試験による引張強度が5.0MPa以上かつ引張伸度50%以上であると耐破壊性に優れる。
各実施例及び各比較例に係る硬化物について、37℃水中浸漬24時間後、上記と同様に、引裂強度及び引張強度を測定した。初期の引裂強度及び引張強度に対する、37℃水中浸漬後の引裂強度及び引張強度の変化率(低下率)が10%以下であれば耐水性に優れる。
引裂強度の変化率=〔初期の引裂強度(kN/m)−水中浸漬後の引裂強度(kN/m)〕/初期の引裂強度(kN/m)×100
引張強度の変化率=〔初期の引張強度(MPa)−水中浸漬後の引張強度(MPa)〕/初期の引張強度(MPa)×100
Claims (15)
- 末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)、(メタ)アクリルアミド化合物(B)、及び光重合開始剤(C)を含有し、
前記末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(A)が、下記一般式(I)
で表される末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−I)、及び下記一般式(II)
で表される末端(メタ)アクリロイル変性共役ジエン重合体(a−II)からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、
前記(メタ)アクリルアミド化合物(B)が、下記一般式(III)
で表される(メタ)アクリルアミド化合物(b−I)、及び
下記一般式(IV)
で表される(メタ)アクリルアミド化合物(b−II)からなる群から選ばれる少なくとも1種である、光硬化性樹脂組成物。 - R2及び/又はR6がエチレン基である、請求項1に記載の光硬化性樹脂組成物。
- R7及び/又はR10が水素原子である、請求項1又は2に記載の光硬化性樹脂組成物。
- R4及びR5の炭化水素基が、脂肪族、芳香族及び/又は脂環式の炭素数6〜20の炭化水素基である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- R5の炭化水素基が、イソホロン基、トリレン基、4,4’−ジフェニルメタン基、ナフチレン基、キシリレン基、フェニレン基、3,3’−ジクロロ−4,4’−フェニルメタン基、トルイレン基、ヘキサメチレン基、4,4’−ジシクロヘキシルメタン基、水添化キシリレン基、トリフェニレンメタン基、及びテトラメチルキシレン基からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- A1及びA2の共役ジエン化合物の重合体及びはその水素添加物が、ブタジエンの重合体、イソプレンの重合体、及びそれらの水素添加物からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- A1及びA2の共役ジエン化合物の重合体及び/又はその水素添加物の数平均分子量が500〜100,000である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- R1及び/又はR3が水素原子である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 更に、多官能性(メタ)アクリル酸エステル系重合性単量体(D)を含有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 前記多官能性(メタ)アクリル酸エステル系重合性単量体(D)が、ウレタン結合を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合性単量体を含む、請求項9に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 光学的立体造形用である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物の硬化物からなる、マウスガード。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物の硬化物からなる、咬合用スプリント。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物の硬化物からなる、義歯床材。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の光硬化性樹脂組成物を用いて、光学的立体造形法によって立体造形物を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017118935A JP6893834B2 (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 光硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017118935A JP6893834B2 (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 光硬化性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019001939A true JP2019001939A (ja) | 2019-01-10 |
JP6893834B2 JP6893834B2 (ja) | 2021-06-23 |
Family
ID=65006755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017118935A Active JP6893834B2 (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 光硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6893834B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020071552A1 (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-09 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
WO2021054458A1 (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用組成物 |
JPWO2021085481A1 (ja) * | 2019-10-28 | 2021-05-06 | ||
WO2021162007A1 (ja) * | 2020-02-10 | 2021-08-19 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
WO2023190931A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
JP7426274B2 (ja) | 2020-03-30 | 2024-02-01 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04159317A (ja) * | 1990-10-23 | 1992-06-02 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク金属製センターハブとポリカーボネート製基板接着用紫外線硬化型接着剤 |
JPH06194837A (ja) * | 1992-10-02 | 1994-07-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 感光性樹脂組成物 |
JP2005059477A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Shiyoufuu:Kk | 立体構造物製作装置 |
JP2006016549A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toagosei Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物 |
JP2014051654A (ja) * | 2012-08-06 | 2014-03-20 | Toagosei Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型コーティング剤組成物 |
JP2014214275A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 綜研化学株式会社 | 活性エネルギー線硬化型光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、画像表示装置、出入力装置、ならびに粘着剤層の製造方法 |
JP2015214594A (ja) * | 2014-05-07 | 2015-12-03 | 昭和電工株式会社 | 重合性組成物、重合物、光学用粘着シート、画像表示装置およびその製造方法 |
JP2016112824A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | コニカミノルタ株式会社 | モデル材インク、インクセットおよび3d造形物を製造する方法 |
-
2017
- 2017-06-16 JP JP2017118935A patent/JP6893834B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04159317A (ja) * | 1990-10-23 | 1992-06-02 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク金属製センターハブとポリカーボネート製基板接着用紫外線硬化型接着剤 |
JPH06194837A (ja) * | 1992-10-02 | 1994-07-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 感光性樹脂組成物 |
JP2005059477A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Shiyoufuu:Kk | 立体構造物製作装置 |
JP2006016549A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toagosei Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物 |
JP2014051654A (ja) * | 2012-08-06 | 2014-03-20 | Toagosei Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型コーティング剤組成物 |
JP2014214275A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 綜研化学株式会社 | 活性エネルギー線硬化型光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート、画像表示装置、出入力装置、ならびに粘着剤層の製造方法 |
JP2015214594A (ja) * | 2014-05-07 | 2015-12-03 | 昭和電工株式会社 | 重合性組成物、重合物、光学用粘着シート、画像表示装置およびその製造方法 |
JP2016112824A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | コニカミノルタ株式会社 | モデル材インク、インクセットおよび3d造形物を製造する方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
大阪有機化学工業株式会社 BAC−45 ポリブタジエン末端ジアクリレート, JPN6020035904, ISSN: 0004351127 * |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020071552A1 (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-09 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
JPWO2020071552A1 (ja) * | 2018-10-05 | 2021-09-16 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
US11655324B2 (en) | 2018-10-05 | 2023-05-23 | Kuraray Noritake Dental Inc. | Resin composition for optical shaping |
JP7356443B2 (ja) | 2018-10-05 | 2023-10-04 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
WO2021054458A1 (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用組成物 |
JPWO2021085481A1 (ja) * | 2019-10-28 | 2021-05-06 | ||
WO2021085481A1 (ja) * | 2019-10-28 | 2021-05-06 | 三井化学株式会社 | 光硬化性組成物及び歯科用製品 |
WO2021162007A1 (ja) * | 2020-02-10 | 2021-08-19 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
JP7426274B2 (ja) | 2020-03-30 | 2024-02-01 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
WO2023190931A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 光造形用樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6893834B2 (ja) | 2021-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6893834B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP6934475B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP7252940B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP7105102B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物 | |
JP7474200B2 (ja) | 光造形用樹脂組成物 | |
JP7352627B2 (ja) | 光造形用樹脂組成物 | |
CN113993497B (zh) | 固化性组合物和包含其的光造形用树脂组合物 | |
JP7455822B2 (ja) | 光学的立体造形用樹脂組成物 | |
CN115038730A (zh) | 光造形用树脂组合物 | |
WO2021066073A1 (ja) | 光造形用樹脂組成物 | |
JP7356443B2 (ja) | 光造形用樹脂組成物 | |
WO2021054458A1 (ja) | 光造形用組成物 | |
JP7426274B2 (ja) | 光造形用樹脂組成物 | |
JP7332454B2 (ja) | 光造形用樹脂組成物 | |
WO2023190931A1 (ja) | 光造形用樹脂組成物 | |
JP7358470B2 (ja) | 硬化性組成物及びそれからなる光造形用樹脂組成物 | |
JP2022033644A (ja) | 歯科用硬化性組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200814 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200929 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210518 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210602 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6893834 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |