JP2006016549A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1個の(メタ)アクリロイルオキシ基及びポリオレフィン骨格を有し数平均分子量500〜10,000の化合物(A)、2個の(メタ)アクリロイルオキシ基及び炭化水素骨格を有し炭素数25〜200の化合物(B)及び光ラジカル重合開始剤(C)を含む光硬化性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
以下、本発明を詳細に説明する。
尚、本明細書においては、アクリレート又はメタクリレートを(メタ)アクリレートと表し、アクリロイル基又はメタクリロイル基を(メタ)アクリロイル基と表す。
(A)成分は、1個の(メタ)アクリロイルオキシ基及びポリオレフィン骨格を有し、数平均分子量500〜10,000である化合物である。
(A)成分におけるポリオレフィン骨格としては、ポリオレフィンであれば種々の単位が使用できる。具体的には、ポリブタジエン、水添ポリブタジエン、ポリイソプレン、水添ポリイソプレン、エチレン−ブチレン共重合体及びポリブテン等が挙げられる。これらの中でも、水添ポリブタジエン及びエチレン−ブチレン共重合体が好ましく、硬化物の耐久性に優れ、黄変性が少なく、(メタ)アクリレートの原料となる水酸基含有化合物の入手が容易であるという理由で、エチレン−ブチレン共重合体がより好ましい。
尚、本発明において数平均分子量とは、1HNMRスペクトルのプロトン比により算出される値を意味する。例えば、(A)成分が、片末端に水酸基を有するポリオレフィンを使用して製造されたものの場合、酸素原子に隣接するCH2の水素原子積算値を基準として、残りの水素原子の積算値に基づきに全体の水素原子数を計算して、この値からさらに計算することにより(A)成分の分子量を算出することができる。
エステル化反応物の精製は、通常実施される反応液を水洗する方法では、エマルジョン様の状態となり明瞭な二層系にならないため、n−ヘキサン等の炭化水素とメタノールによる二層系で洗浄する方法が好ましい。この炭化水素層を脱溶媒することで、触媒等の不純物を含まない(A)成分を得ることができる。
片末端に水酸基を有するポリオレフィンとしては、片末端が水酸基の水添ポリブタジエン及び水酸基のエチレン−ブチレン共重合体が好ましい。片末端が水酸基のエチレン−ブチレン共重合体の市販品としては、例えばクレイトンポリマーズ社製L−1203がある。(A)成分は市販品があり、メタクリレートであるクレイトンポリマーズ社製のL−1253が挙げられる。
(B)成分は、2個の(メタ)アクリロイルオキシ基及び炭化水素骨格を有する炭素数25〜200の化合物である。(B)成分は、好ましくは、(メタ)アクリロイルオキシ基及び炭化水素骨格のみから成る化合物、すなわち(メタ)アクリロイルオキシ基以外が炭素原子及び水素原子のみからなる化合物である。
(B)成分の炭素数が25未満の場合は、(A)成分との相溶性が悪くなり、均一透明な組成物が得られず好ましくない。組成物が不均一である場合、すなわち配合成分が分離していると、透明性の問題のみならず、液の染み出しや弾性率の不均一さの問題も生じる。一方、炭素数が200を超える場合は、(B)成分の割合を大部分にしなければ半液体状の硬化物となってしまう。炭素数としては、25〜60のものが好ましい。
(B)成分がベンゼン環を有する場合、低弾性率化と低屈折率化が不十分となることがある。ダイマージオールのジ(メタ)アクリレートは、(A)成分との相溶性に優れ、又低弾性率でありながら耐熱性に優れた硬化物を与えるため、特に好ましい。さらに、原料であるダイマージオールは、工業的に容易に入手可能であり、この点からも好ましい。
(C)成分は、光ラジカル重合開始剤であり、光照射でラジカルを発生する化合物であれば、種々の化合物が使用できる。
好ましい(C)成分としては、具体的には、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュア184)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製ダロキュアー1173)、2−メチル−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノ−1−プロパノン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュアー907)、ベンジルジメチルケタール(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュアー651)、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュアー2959)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュアー369)及びジエトキシアセトフェノン(ファーストケミカル製ファーストキュアーDEAP)等のアセトフェノン系光重合開始剤;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル及びベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル系光重合開始剤;ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルサルファイド及び2,4,6−トリメチルベンゾフェノン等のベンゾフェノン系光重合開始剤;2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン及び1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン等のチオキサントン系光重合開始剤;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド及びビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤;並びにカンファーキノン等が挙げられる。
これらの中でも、アセトフェノン系の光重合開始剤が、硬化性や保存安定性等に優れるため好ましく、さらに2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンや1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンは、硬化物の黄変を小さくできるため特に好ましい。
以下、(A)及び(B)成分、又は(A)、(B)成分及び当該不飽和化合物を、硬化性成分という。
配合割合は目的に応じて調整可能であるが、硬化性成分の合計量100質量部に対して0〜3質量部の範囲内にすることが好ましい。
本発明の組成物には、前記必須成分の他、必要に応じてさらにその他の成分を配合することができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤等が挙げられる。
その他不飽和化合物としては、(メタ)アクリレートが好ましい。
(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート及びラウリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート;シクロヘキシル(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレート等の脂環式アルキル(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;フェノキシエチル(メタ)アクリレート等のフェノールのアルキレンオキシド付加物のアクリレート類及びそのハロゲン核置換体;エチレングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコールのモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート及びトリプロピレングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート等のグリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリヒドロキシエチルイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等のポリオールの(メタ)アクリレート、並びにこれらポリオールのアルキレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(メタ)アクリレートとしては、オリゴマーも使用可能であり、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート及びエポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
単官能(メタ)アクリレートとしては、炭素数が9〜30の単官能(メタ)アクリレートが好ましく、より好ましくは(メタ)アクリロイル基以外が炭素原子及び水素原子のみからなる化合物であり、特に好ましくはベンゼン環をも含まない化合物である。特に好適な化合物としては、ラウリル(メタ)アクリレートや、イソボルニル(メタ)アクリレートが例示できる。
本発明の組成物は、上記必須成分及び必要に応じてその他の成分を常法に従い、攪拌・混合することにより得ることができる。本発明の組成物は、均一透明であるものが好ましい。
本発明の組成物を塗料及び接着剤等として使用する場合は、基材に組成物を塗布した後、光を照射する。又、成型材として使用する場合は組成物を空間部を有する型に流し込み、その後前記と同様にして硬化させる方法等が挙げられる。
光としては、紫外線又は可視光が挙げられ、好ましくは200〜380nmの紫外線である。紫外線照射装置としては、高圧水銀灯及びメタルハライドランプ等が挙げられる。
光の照射量及び照射時間等は、使用する組成物及び用途に応じて、適宜設定すれば良い。
例えば、光ピックアップレンズの接着剤として使用すると、低弾性率であるため硬化収縮による位置ズレを生じ難く、好適である。
プラスチックフィルムと金属及び金属酸化物の薄膜を接着する場合には、熱膨張係数の違いなどによるソリの防止に効果的である。この点で、光ディスク等の光記録媒体の接着や、液晶ディスプレイ等のディスプレイ材料の接着にも好適に使用できる。
光導波路やLED等、微細な形状の金属やガラス等の部品を含む容器の中に樹脂を入れて硬化させる場合、すなわちこれらを封止する場合、通常の光硬化型樹脂では急速に硬化するためクラックや剥離を生じ易いが、本発明の組成物は柔軟であるため、クラックや剥離の防止に効果的である。ここで、本発明の組成物は低屈折率であるため、光導波路のクラッド剤兼封止剤として特に好適である。
タッチパネル内部の配線の絶縁膜やドットスペーサーなどには、低弾性率でかつ形状変化後の復元性にも優れるため、特に好適である。
前記(A)成分としては、エチレン−ブチレン共重合体のモノ(メタ)アクリレート化した化合物が好ましく、前記(B)成分としては、ダイマージオールのジ(メタ)アクリレートが好ましい。
組成物の硬化物は、G’が、25℃、1Hzにおいて1×106Pa以下であることが好ましい。
組成物の硬化物は、光学材料として好適に使用できる。
尚、下記において「部」とは、質量部を意味する。
○(A)成分の製造
冷却管を取りつけたディーンスタークトラップ、温度計、ガス導入管、撹拌装置を取りつけた500mlの四つ口フラスコに、片末端水酸基のエチレン−ブチレン共重合体(クレイトンポリマーズ社製L−1203、(数平均分子量3,700)111.1g(水酸基として30mmol)、n−ヘプタン113.7g、アクリル酸2.6g(36mmol)、p−トルエンスルホン酸1水和物(以下PTSという)4.5g、ハイドロキノンモノメチルエーテル(以下HQという)0.023gを仕込み、空気を20ml/分で吹き込みながら、100℃で3時間反応させた。この間0.98mlの脱水が確認され、エステル化による理論量0.54gとPTSによる理論量0.43gの合計量にほぼ一致した。
反応終了後分液漏斗に移し、ヘプタン170gとメタノール110gを加え、振り混ぜて放置した後、下層のメタノール層を捨てて洗浄した。さらに、ヘキサン110gとメタノール80gを加えて同様の洗浄を2回実施した。この炭化水素溶媒の溶液にHQ0.023gを加え、80℃以下で減圧して溶媒を留去し、淡黄色透明の粘調液体102.5g(収率91%)を得た。
1H−NMRスペクトル(CDCl3;270MHz)(以下単にNMRという)により、目的物が生成していることを確認した。以下この化合物を、L1203−Aという。NMRによる数平均分子量は約3800であった。
○(B)成分の製造
合成例1と同様のフラスコに、ダイマージオール(ユニケマ社製)108.1g(水酸基として400mmol)、n−ヘプタン142.7g、アクリル酸34.6g(480mmol)、PTS5.7g、HQ0.029gを仕込み、空気を20ml/分で吹き込みながら、100℃で3時間反応させた。この間7.9mlの脱水が確認され、エステル化による理論量7.2gとPTSによる理論量0.5gの合計量に一致した。
反応終了後分液漏斗に移し、ヘキサン300gと水60gを加え、振り混ぜて放置した後、下層の水層を捨てて洗浄した。次に、ヘキサン300gと水酸化ナトリウム0.14gを含む水60gを加えて同様に洗浄後、ヘキサン300gと水60gによる洗浄を再度実施した。この炭化水素溶媒の溶液にHQ0.029gを加え、80℃以下で減圧して溶媒を留去し、淡黄色透明の液体を得た。
NMRにより、目的物が生成していることを確認した。以下この化合物を、DOH−Aという。
○両末端水酸基の水添ポリブタジエンのアクリレート化
容量が1000mlであること以外は合成例1と同様のフラスコに、両末端水酸基の水添ポリブタジエン〔三菱化学(株)製ポリテールHA、数平均分子量2,000)〕217.4g(水酸基として200mmol)、n−ヘプタン234.7g、アクリル酸17.3g(240mmol)、PTS9.4g、HQ0.047gを仕込み、空気を20ml/分で吹き込みながら、100℃で2時間反応させた。この間4.6mlの脱水が確認され、エステル化による理論量3.6gとPTSによる理論量0.9gの合計量にほぼ一致した。
反応終了後分液漏斗に移し、ヘキサン480gとメタノール200gを加え、振り混ぜて放置した後、下層のメタノール層を捨てて洗浄した。同様の洗浄をさらに2回実施した後、この炭化水素溶媒の溶液にHQ0.047gを加え、80℃以下で減圧して溶媒を留去し、淡黄色透明の粘調液体220g(収率96%)を得た。
NMRにより、目的物が生成していることを確認した。以下この化合物を、HA−Aという。
表1に示す各成分を表1に示す割合使用し、常法に従って攪拌・混合し、組成物を製造した。得られた組成物は、すべて均一透明な液体であった。
得られた組成物を使用し、以下に示す方法により1mm厚の硬化物を試験体とし、粘弾性スペクトル、硬化物の屈折率(nD 25)、耐熱試験(150℃×15時間)前後の色差を測定した。
5cm×5cmの穴を開けた1mm厚のゴムシートを両面テープにてPETフィルム(東レ(株)製ルミラー50−T60、以下同じものを使用)に貼り付け、これをガラス板上に置き、型枠内に組成物を入れて上からPETフィルムでラミネートし、さらにガラス板を被せて四隅をクリップで挟んで固定した。
この組成物に、60W/cm高圧水銀ランプ、ランプ高さ30cmにて紫外線を片面より20秒間照射して硬化させ、硬化物からPETフィルムを取り外して評価した。
各試験体について、ティーエーインスツルメント社製RDS−IIにて周波数1Hzで測定し、貯蔵弾性率(G’)及び損失正接(tanδ)の温度依存性を測定した。測定結果を図1及び図2に示す。本発明の組成物は、非常に低弾性率(室温でG’<1×106Pa)でありながら高温で流動することがなく、耐熱性にも優れた組成物である。又、実施例2では室温におけるtanδの値も小さく、形状変化後の復元性にも優れている。
各試験体について、(株)アタゴ製のアッベ屈折率計により、25℃におけるナトリウムD線での屈折率(nD 25)を測定した。
それらの結果を表1に示す。本発明の組成物では、フッ素原子やシリコン原子を含まない組成物としては、かなり屈折率の低い硬化物が得られる。
各試験体、及びこれらを空気下150℃×15時間放置したものについて、日本電色工業(株)製の色差計Σ80により、反射法にて測定した。
それらの結果を表2に示す。本発明の組成物は、150℃×15時間後の標準白色板に対する色差ΔEや黄色度ΔYIが比較例に比べると明らかに小さい。耐熱試験条件下においても着色が小さいことから、長期使用後も無色透明性が要求される光学材料においても好適に使用可能である。
Dc1173:2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製ダロキュアー1173)。
TEAI:両末端水酸基の分子量約1000の水添ポリブタジエンとトリレンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレートからなるウレタンアクリレート〔日本曹達(株)製NISSO−PB TEAI−1000〕。
BAC−45:両末端水酸基の分子量約3000のポリブタジエンをアクリレート化した化合物〔大阪有機化学工業(株)製BAC−45〕。
LA:ラウリルアクリレート〔共栄社化学(株)製ライトアクリレートL−A〕
L1203−Aの90部に対し、表3に示す多官能アクリレート化合物10部、及び光開始剤を2部配合し、溶解性を調べた。溶解したものを○、光開始剤を添加すると白濁したものを△、光開始剤添加以前から白濁又は分離したものを×と評価した。評価×のものについては、どの開始剤を添加しても均一透明に変化することがなかったため、表中の光開始剤の欄には「なし」と記載した。
Irg184:1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュア184)
Irg651:ベンジルジメチルケタール(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュアー651)
Dc1173:2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製ダロキュアー1173)。
図1の縦軸:貯蔵弾性率(G’)の値(Pa、対数目盛)
図2の縦軸:損失正接(tanδ)の値(対数目盛)
図1、図2の細い実線:実施例1の組成物の硬化物を示す曲線
図1、図2の太い実線:実施例2の組成物の硬化物を示す曲線
図1、図2の太い破線:比較例1の組成物の硬化物を示す曲線
図1、図2の太い一点破線:比較例2の組成物の硬化物を示す曲線
Claims (5)
- 1個の(メタ)アクリロイルオキシ基及びポリオレフィン骨格を有し数平均分子量500〜10,000の化合物(A)、2個の(メタ)アクリロイルオキシ基及び炭化水素骨格を有し炭素数25〜200の化合物(B)及び光ラジカル重合開始剤(C)を含むことを特徴とする光硬化性樹脂組成物。
- 前記(A)成分が、エチレン−ブチレン共重合体のモノ(メタ)アクリレートである請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
- 前記(B)成分が、ダイマージオールのジ(メタ)アクリレートである請求項1又は請求項2記載の光硬化性樹脂組成物。
- 硬化物の動的粘弾性のずり変形による貯蔵弾性率(G’)が、25℃、1Hzにおいて1×106Pa以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜請求項4のいずれかの組成物の硬化物からなる光学材料。
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