JP2018510378A - アンプリントエンジン - Google Patents

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Abstract

印刷付き媒体から印刷を除去する印刷除去装置を記載する。実施形態では、印刷除去装置は、印刷搬された媒体を受け取り、印刷除去装置を通って印刷付き媒体をガイドする供給システムと、印刷付き媒体から印刷を除去するシステム、特に制御可能なレーザー光線を供給して印刷付き媒体から印刷を除去するレーザー光源とを備える。今まではアンプリントを行う使用済み用紙は、平らではなく、扱い易くなく、物理的なガイドが損なわれる部分の用紙の全幅へのアクセスが必要となることがある。従って、搬送システムは、印刷付き媒体が印刷除去装置を通ってガイドされるときに、印刷付き媒体をレーザー光源から遠ざかる方向に偏向させるように構成された屈曲部を含むが媒体ガイドを備え、また、媒体を好適な光学焦点面に対するより正確な制御を行うことができるとういう効果がある。発明者は、また好適な光学的な他の装置の構成を記載している。【選択図】図5a

Description

本発明は、紙等の印刷付き媒体から、トナーインク等の印刷を除去する装置及び方法に関する(「アンプリント(unprinting)」)。
本発明者らは、以前、白紙からトナーインクの除去を最適化するレーザーパルス長と波長の組み合わせを記述した。すなわち、リアル・アヤラ氏とオールウッドJ.M.氏によるデジタル印刷技術の国際会議(2010)(6−9ページ)の「紙再利用:レーザー切除によるトナー印刷の除去」において、そして、プロシーディング・ロイヤル・ソサエティAという雑誌において、リアル・アヤラ氏とオールウッドJ.M.氏とシュミットM氏とアレクシーブI氏による数学的、物理的及び工学的科学、(468(2144)、2272-2293を参照)において、「超短パルスレーザーによる紙からのトナー印刷の除去」を記述した。図1は、プロシーディング・ロイヤル・ソサエティAから取られたものであり、波長、パルス長、及び紙損傷の関係を示し、最適波長が可視であることを示し、最適パルス長が1~40nsの範囲である。更に、背景技術としてはUS8,693,064号特許、US5,489,158号特許;US2004/0080787出願に見出すことができる;US2012/0268799;WO95/00343;特開2005/292747号公報には、紙シート再生装置が記載されている 。
本発明者らは、以前、本発明者らの係属中の英国特許出願第1423033.8にて、実務的、商業的な印刷除去装置(アンプリンタ(unprinter))を製造するために、種々の実用的な技術問題を解決する方法を開示した。広義には、「アンプリンタ」は、媒体品、例えば、紙、から、トナー印刷を効果的に除去(すなわち「アンプリント」)するために、位置決めセンサと組み合わせるレーザー装置を備えるシステム又は装置である。トナー粒子は、レーザー切除によって紙から除去される。 「アンプリンタ」システム及びトナープリントを「アンプリント」するプロセスは、英国特許出願第1423033.8に詳述されていて、開示内容を引用して、その全体が本明細書に組み込まれる。
しかし、このような印刷除去装置のさらなる改良が必要である。
本発明の一態様によれば、印刷付き媒体(print-carrying medium)から印刷を除去する印刷除去装置が提供され、該印刷除去装置は、印刷を除去するために、制御可能なレーザー光線を供給するレーザー光源と、レーザー光線を印刷付き媒体上に反射させて、印刷付き媒体から印刷を除去する制御可能な反射体とからなる。
発明者らは、印刷除去装置の中に、反射体を設けることによって、印刷除去ヘッドの横方向位置が制御され、印刷付き媒体上をレーザー光源が移動する、レーザー光源を有する印刷除去ヘッドを設ける必要がなくなることを認識した。代わりに、レーザー光線はレーザー光源により供給され、レーザー光源を印刷除去装置に固定してもよい。反射体を制御することによって、印刷付き媒体に当たるレーザー光線の位置を変えることができる。 実施形態では、レーザー光源の位置を制御する必要がないので、レーザー光源を制御する複雑な制御システムが必要ではない。 レーザー光線を交差させることによって、光線は反射体によって印刷付き媒体に向かって反射される。
さらに、重いレーザー光源の位置を動かすことは、高い電力消費をもたらすので、本明細書に記載された実施形態による印刷除去装置の電力消費は、有利に低減される。
更に、重いレーザー光源の移動は、比較的遅いことがある。 そのため、レーザー光源に比べて反射体が相対的に軽く、その位置、及び/又は、傾きが、変化し得る反射体を設けることによって、「アンプリント」のプロセスがより高速に実行され得る。
以下でさらに概説するが、制御することができる反射体を利用するさらなる利点は、反射体(又は反射体用のキャリア(carrier)が使用される場合は、キャリア)が印刷付き媒体に近接していることであり、 印刷除去装置のサイズを小さくできることである。これとは対照的に、キャリア上のレーザー光源は、印刷付き媒体の上の印刷除去装置の体積を著しく増加させる。
説明全体を通して印刷という表現は、例えば、トナー、インク、ペンマークや鉛筆マーク、又は、当業者に公知の印刷付き媒体上の種々の印刷/マーク/書き込み/画像を含む。
反射体、及び/又はレーザー光源、及び/又は印刷除去装置の他の装置、特に光学装置を、塵埃又はレーザー光線により除去された印刷から保護するために、印刷除去装置に、1つ又は複数のバッフル(baffle)を設けることができる。これらは、好ましくは、強制空気吸引システムによって生成される任意の指向性気流と協働して作用するような位置に配備される。
レーザー光源は、電源に接続されている。
好ましい実施形態では、印刷除去装置は、印刷付き媒体上の印刷によって占有される位置又は領域を検出する印刷センサをさらに備える。印刷除去装置は、格納されたプログラム制御下のマイクロプロセッサなどの制御装置をさらに備え、制御装置はセンサに接続され、感知に応答して、制御可能な反射体を制御してレーザー光線を印刷付き媒体に反射して印刷付き媒体から印刷を除去する。
実施形態では、印刷センサの解像度は、300dpiと600dpiとの間である
これにより、印刷付き媒体を「アンプリント」ための合計時間は、「アンプリント」する必要のない領域をレーザー光線で走査しないことによって低減することができる
印刷除去装置の好ましい実施形態では、制御可能な反射体の制御は、印刷除去装置の中の印刷付き媒体の移動方向に垂直である第1の方向の反射体の位置を制御することで、第1の方向が、前記印刷付き媒体の平面に実質的に平行であること、又は、反射されたレーザー光線の第2の方向を変化させるために反射体を回転させることの、いずれか1つ又は両方から構成される。
反射体を回転させることは、レーザー光線が異なる方向に反射される結果となる反射体の配向の変化であることを意味する。 反射体は、連続的に回転されてもよいし、前後に回転されてもよい。
制御可能な反射体は、ある実施形態では、印刷除去装置内の印刷付き媒体の移動方向に実質的に垂直な方向に、印刷付き媒体上で駆動されてもよい。好ましくは、反射体は、印刷付き媒体の全幅を覆うように左右に動かされる。 代替的に又は追加的に、レーザー光線を異なる方向に反射させて、印刷付き媒体の異なる領域をレーザー光線で露光することができるように、反射体を回転又は傾斜させることができる。この説明において、反射体を回転させることを引用するとき、反射対を傾斜させることも意味し、一般的には、軸の方向の変化、特に、レーザー光線を異なる方向に反射されるための反射体の垂直軸を意味しています。
反射体は、位置/速度をフィードバックするエンコーダを有するモータ、特にDCモータによって制御することができる。 モータは、印刷除去装置(制御システムの有無にかかわらず)に組み込まれていてもよく、例えば、ベルト、シャフト又はギアを介してリンクされた搬送を駆動する外部リンケージが設けられてもよい。 反射体は、好ましくは、印刷付き媒体の幅の側部から側部への移動の際、各端部で加速/減速領域で加速又は減速することができる。 キャリアの望ましくない回転を最小にし、キャリア/反射体の安定した振動のない動作を提供するために、細長いベアリングをキャリア上に設けることができる。冷却羽根は、キャリア上にさらに設けられてもよい。 反射体の位置及び/又は傾きは、レールに乗った突起を使用して制御することができる。
反射体は、制御可能なキャリアに取り付けられてもよい。 反射体は、制御可能なキャリアと一体であってもよい。
好ましくは、キャリアは、キャリアの位置及び/又は傾きを制御する際の電力消費の低減を可能にすることができる低質量キャリアであってもよく、したがって反射体であってもよい。低質量の反射体を使用し、採用される場合、低質量のキャリアは、これらの構成要素の慣性及び低電力消費を最小限に抑えることができる。
反射体のキャリアは、キャリアを加速及び減速するときに回転トルクを最小限に抑えるために、できるだけドライブポイントに近い位置にある。反射体の荷重とそのマウントとのバランスをさらに取るために、釣り合い錘をキャリアに一体化することができる
密なパッキングは、全体の質量(釣り合い錘の重量を含む)を減少させることができる。
反射体は、例えば、ミラー、プリズムなどであってもよい。好ましくは、反射体は低コストであり、同時に高反射率なものが良い。例えば、実施形態では、反射体は、ベリリウム、アルミニウム及びシリカの1つ又は複数を含む複合材料を含むことができ、固体又は融合粒子として、好ましくは後加工され、蒸着反射コーティングで製造することができる。当業者は、低コストの高反射反射体を得るための材料及びプロセスに精通しているであろう。反射体が小さいほど、印刷除去装置内をより速く移動させることができるので、小さな反射体が好ましい。ミラーは、レーザー光線全体が反射されることを可能にするレーザースポットサイズと少なくとも同じ大きさであることが好ましい。
好ましい実施形態では、反射体を制御及び/又は回転させることにより、上記の印刷付き媒体の2つ以上のレーザー光線が照射された領域が、重なり合うことになる。例えばレーザーがパルスされている場合に、例えば、半値全幅(FWHM)、1 / e2幅(強度がその最大値の13.5%まで低下する)、D4o(第2の瞬間)幅又はIS011 146幅)場合は、10%〜80%で、重なり合う。レーザー光線に露光される可能性がある領域の重なりは、印刷付き媒体を完全にカバーすることを可能にする。重なり合いは、印刷付き媒体の任意の領域又は位置が1回又は複数回露光されるように変更されてもよい。
実施形態では、制御可能な反射体は、印刷付き媒体の移動方向に垂直な線に沿ってレーザーを走査するように制御され、制御可能な反射体は、パルスのスポットを、走査線に沿って第1のパーセンテージ(例えば、10%〜80%の領域で)、及び、隣接する2つの走査線の間の第2の異なるパーセンテージ(例えば、10%〜80%の領域で)で、オーバーラップするように制御される。第2のパーセンテージは、例えば、第1のパーセンテージよりも大きくてもよい。広義には、本発明者らは、印刷切除中にダイナミックプロセスが動作し、隣接する2つのスポットが同じ走査線に沿って切除(ablation)されたときに、その切除が次に影響を及ぼすが、この効果は隣接する走査線の間では目立たない(オーバーラップする切除事象の間の遅延はより長い)ことを発見した。実施形態では、次のラインが処理される前に走査線が実質的に完全に切除されることが目的である。
実施形態では、レーザースポットサイズは、レーザーフルエンスを大きくするために、比較的小さくてもよく、例えば、0.05-0.5mmの範囲、より具体的には0.1-0.2mmである。しかし、この小さなスポットサイズは、迅速な走査速度及び正確な機械公差が必要とされるために、光線を走査する際に困難をもたらす。これらの制約を満たすために、高速レーザースキャナ、例えば、ガルバノメータやスピニングポリゴンミラーの使用が望ましいことが判明している。光線がこのように走査される場合、ビームプロファイルは、例えば略円形から、より楕円形の形状に、走査線を横切って変化することができる。必要に応じて、歪みを補正するために、歪み補正光学系を含めることができ、及び/又は、パルスタイミング(パルス間の時間及び/又は間隔)を補償するように調整することができる
いくつかの実施形態では、レーザー光線は略円形のスポット形状を有する。これらの実施形態では、印刷付き媒体の表面全体を「アンプリント」する速度のための隣接するレーザー光線のパルスの最適な分離(すなわち、2つの隣接するスポットの中心間の距離)は、円形状のスポットの直径×約2−1/2である。このことは、レーザー光線のスポットの品質とエネルギーが、単一の露光で「アンプリント」するのに十分である場合、以下でさらに説明するように、円形スポット内に適合する四角形を当接させることができることを意味し、以下に説明する。
好ましい実施形態では、反射されたレーザー光線は、実質的に直角に、印刷付き媒体に当たる。したがって、レーザー光線は、平坦な反射体によって直角に反射されることができるように、最適な形状及びしきい値以上のパワーの均一性(光線の品質)を有し、それによりレーザースポットの特性を維持することが好ましい。
これにより、反射体は、好ましくは、「アンプリント」領域を通る印刷付き媒体の移動方向に対して垂直に移動するように配置される。反射体の動きは、コリメートされた非発散レーザー光線の軸に平行であることが好ましく、これによりレーザー光線が印刷付き媒体の表面に投影して、反射体が印刷付き媒体を横切るとき、印刷付き媒体の表面の全部の位置に実質的に同じスポット特性を与える。従って、好ましい実施形態では、レーザー光線は、印刷付き媒体の平面に略平行であり、且つ、印刷除去装置中の印刷付き媒体の動きの方向に対して略垂直な方向にレーザー光源によって供給される。略平坦な反射体を使用する場合、レーザー光線の反射体への入射角は、印刷付き媒体に当たるときにレーザー光線のスポット形状を維持するように約45度でよい。
上述の実施形態で概説したように、レーザー光線は丸みを帯びている。反射体は、傾斜角に起因してレーザー光スポットの直径よりも長くする必要があるので、長方形の形状を有することができる。 矩形の反射体は、レーザー光スポットと同じくらいの幅のみが必要であるので、他の寸法で、未使用材料を用いるとき、反射体は必ずしも矩形である必要はない。これは、反射体の質量及びコストを有利に低減することができる。
さらに好ましい実施形態では、反射レーザー光線は、印刷付き媒体に衝突するとき、第5の方向よりも第4の方向に長い形状を有し、第4の方向は、印刷付き媒体の移動方向に対して実質的に平行であり、第5の方向は、印刷除去装置内の印刷付き媒体の移動方向に対して実質的に垂直である。
印刷付き媒体の移動軸の比較的長い寸法を有するレーザー光線のスポット又はラインの利点は、レーザー光線によって露光される隣接領域の当接又は重なりを可能にするために、機械的な位置決めがあまり厳しくないことである。 例えば、レーザー線の長さ又はスポットの幅が機械的公差と比較して大きい場合、印刷除去装置内の印刷付き媒体の位置決めは、0.1mmまで、好ましくは0.5mmまで許容され得る。
レーザー光線の歪みは様々な方法で達成される。一つは、反射体は、レーザー光線のスポット形状を歪ませるためにある角度で傾斜することができる(すなわち、上に概説したように回転させる)。 代替的に又は追加的に、反射体は平坦ではなく、凸状、凹状、湾曲、又はレーザー光線を歪ませる別の複雑な形状を有してもよい。 例えば、反射体に入射したレーザー光の略円形のスポット形状は、反射体で反射されたときに細長い形状に変形してもよく、縮小領域に集中するエネルギーと同時に広いスワス(swath)を支持する。
反射されたレーザー光線を印刷付き媒体上の様々な位置に向けるために反射体が傾けられているとき、歪みが必要でない場合には、印刷付き媒体と反射体との間の分離を増加させることによって歪みを最小限に抑えることができる 。
さらに別の実施形態では、レーザー光線の横方向プロファイルは、より急峻な側面(例えば、ガウス分布からスーパーガウス分布に向かう)を有するように平坦化され、かつ/又は、より正方形又は長方形(又は、それ以上 一般に非円形対称である)に近くなるように修正される。 これは、切除される領域の迅速な回復を達成するのに役立つ(好ましくは、前述のように、隣接するスポット間でいくらかオーバーラップする)。 したがって、実施形態では、印刷除去装置の光学システムは、横方向ビームプロファイルを修正してプロファイルを平坦化し、及び/又は、光線を「正方形」にするために、又は、レーザーを選択するために回折光学素子などの光学素子を組み込むことができるので、上記のようなビームプロファイルを提供することができる。 ビームプロファイルは、例えば1/eレベルのような任意の都合のよい強度レベルで定義することができる。
カウル(cowl)は、少なくともスワスラインに沿って移動する反射体を、カウルの外側から駆動するためのリンク機構によって囲むように設けられてもよい。 駆動リンク機構が通過して摺動するスロットは、空気入口として機能してもよく、又は二次空気入口/漏れ経路として機能してもよい。 リンク機構を摺動させながら開口部を制限するために、移動シャッター又はブラシを設けてもよい。
さらに好ましい実施形態では、印刷除去装置は、除去された印刷を収集するための収集ユニットをさらに備える。収集ユニットは、実施形態において、除去された印刷デブリの粒子を濾過するための1つ以上のフィルタを備えることができる。1つ以上のフィルタは、例えば、炭素フィルタ及び/又はナノ粒子フィルタであってもよい
さらに好適な実施形態では、印刷除去装置は、印刷が除去される印刷付き媒体の領域から除去された印刷を抽出する抽出システムをさらに備える。抽出システムは、以下にさらに説明するように、収集ユニットに接続することができる 。
本発明者らは、係属中の英国特許出願第1408695.3号に、可撓性パイプ/ホースと、キャリッジ上のレーザーヘッドと共に移動するノズルとを用いた抽出のスキームを以前に記載している。
好ましい実施形態では、抽出システムは、除去された印刷の粒子を運ぶ印刷除去装置内に空気流を供給するように構成され、空気流の空気流方向は、 レーザー光源によって供給される制御可能なレーザー光線の光線方向を決定する。レーザー光線方向に実質的に垂直な方向に気流を供給することで、有利に、レーザー光線、及び/又は、反射体を除去された印刷デブリ(及び/又はほこり)の蓄積から保護することができる。したがって、システムを複雑にし、プリント除去装置の特に光学装置をクリーニングするために必要なクリーニング機構が、本印刷除去装置の実施形態では省略することができる。好ましい空気流の方向はさらに、印刷付き媒体搬送方向に垂直な経路の長さに沿って、媒体経路への、又は、媒体経路からの空気流の不均一な抽出を引き起こす漏れの影響を回避できる。
これは、反射体の動きと平行に配置された気流の抽出をもたらし、その結果、一方の端部での気流が他方の端部よりも高くなる。気流がスワスラインとキャリアを横断して加えられるので、さらに重要な利点が生じる。これにより、気流は、「アンプリント」のスワス全体にわたって良好にバランスされることが可能になる。この経路から用紙の経路までの空気漏れの効果は、「アンプリント」スワスの長さにわたって同様である可能性があり、気流が「アンプリント」スワスの線に沿った場合よりも低いピーク空気流を可能にする。印刷付き媒体の移動方向に気流を有する別の主な利点は、気流がレーザー光線に対して、垂直であることであり、これは光入力ポートの前後に流れるように外にでる(バッフル)されることを意味し、 反射体を妨害することはありません。
レーザーを用いた「アンプリント」プロセスは、印刷をすぐに周囲の空気中に切除する。 したがって、一旦除去された印刷物を抽出して収集することが望ましい。
したがって、本発明の関連する態様では、印刷付き媒体から印刷を除去する印刷除去装置、特に、上記の実施形態のいずれかに概説された印刷付き媒体から印刷を除去する印刷除去装置が提供され、印刷除去装置は、スワス線に沿って印刷付き媒体から印刷を除去するシステム、特に制御可能なレーザー光線を供給するレーザー光源と、 除去された印刷の粒子を抽出する抽出システムと、 抽出システムに接続され、抽出システムによって抽出され、除去された印刷デブリを収集するように構成された収集チャンバとを備え、 抽出システムは、スワス線に一致するように適合された入口開口形状を有する空気入口を含み、除去された印刷の粒子をスワス線から取り込むことを含み、 抽出システムを通る空気流の断面積が収集チャンバ領域で拡大し、空気流の速度が低下して収集領域内の粒子の沈降を促進する。
収集チャンバは、印刷の切除による大量の「アンプリント」廃棄物を収容することができる拡大収集チャンバ(「デブリチャンバ」)であってもよい。 いくつかの実施形態では、収集チャンバは、収集チャンバ内の除去された印刷デブリの沈降を可能にする蛇行流路を含むことができる。追加的又は代替的に、収集チャンバ内の除去された印刷デブリの沈降をさらに促進するために、バッフルを設けてもよい。
いくつかの実施形態では、レーザー光線のスワス線に隣接する狭くて細長い開口を設けて、「アンプリント」スワスの一部又は全てから除去された印刷(デブリ)を抽出することができる。狭い開口部は、レーザー光線に露光される印刷付き媒体の領域にわたり空気流の増加を可能にし、抽出を行う。開口部は、例えば射出成形されてもよいし、気流を取り囲みかつ印刷付き媒体をガイドするために低コストで形成されたマニホールドによって形成されてもよい。
「アンプリント」スワスに沿って空気及び切除されたデブリを引き寄せるための狭くて細長い開口部は、断面積を制限することによって、有利に、関心領域にわたる気流を増加させる。 狭い細長い開口部から抽出システムまで空気流路を設けることができる。
カウル、例えば、上記で概説したカウルは、マニホールドが配置されている場合には、レーザー光線からの遮蔽を提供することができる。
マニホールドは、媒体経路の反対側の協働構成要素に対して跳ね上げられて、媒体にピンチ駆動を提供することができるローラのような媒体駆動部又はニップ構成要素をさらに配置することができる。マニホールドは、また、媒体ガイドの1つ以上の部分を形成することができる。 さらに、マニホールドは、イメージセンサ、エッジ検出器、厚さ検出器、コードリーダ又は他の装置のようなセンサを配置することができる。
収集チャンバ内の除去された印刷の粒子を減速させて収集チャンバ内の大部分の粒子を収集することが好ましい場合がある。
したがって、上記で概説したように、実施形態では、抽出システムを通る空気流の断面積が収集チャンバ領域で拡大し、空気流の速度が低下して収集領域における粒子の沈降を促進する。従って、収集チャンバ内の空気流の速度は、抽出システム内の空気流と比較して低減され、粒子が収集チャンバに到着するときに粒子を減速させる。よって、収集チャンバの断面積は、抽出システムの入口ノズル及び入口ノズルを収集チャンバに接続する抽出システムの連結部(導管、ダクト又はパイプ)の断面積より大きくてもよい。また、収集チャンバ内の空気流量は急速に減少する。好ましくは、収集チャンバ内の大部分の粒子を収集するために、収集チャンバ(及び/又は抽出システム)にバッフルを設けて空気流路を延ばすことが好ましい。これは、後述するように、収集チャンバに加えて1つ以上のフィルタが設けられている場合に特に有利である。
1つ又は複数の収集チャンバ(順番に)を利用することができることは理解されよう。複数の収集チャンバを順番に使用することは、印刷除去装置の容積を増加させることになるが、微粒子を収集するために利用される可能性がある任意のフィルタの前に、収集チャンバ内の除去された印刷の蓄積を増加させるため、収集チャンバ内の空気流を徐々に減速していくので、有利である。
さらに好ましい実施形態では、印刷除去装置は、1つ又は複数のフィルタをさらに備え、収集チャンバは、抽出システムと1つ又は複数のフィルタとの間に配置される。収集チャンバ及び1つ又は複数のフィルタが使用される場合、収集チャンバ内の除去された印刷の粒子の大部分を収集するために収集チャンバに到着した後、上記のように粒子を減速させることが特に好ましい。したがって、より少量の粒子を濾過することができるので、1つ以上のフィルタの寿命を有利に改善することができる。同時に、収集チャンバは比較的大きな容積を有し、除去された印刷の大部分が1つ又は複数のフィルタによってフィルタリングされるのではなく、収集チャンバに収集される。
収集チャンバ内の大部分の粒子を収集することは、以下に説明するように、他の手段を用いてさらに有利に強化することができる。
したがって、本発明の関連する態様では、印刷付き媒体から印刷を除去する印刷除去装置、特に、上記の実施形態のいずれかに概説された印刷除去装置を提供する。印刷除去装置は、印刷付き媒体から印刷を除去するシステムと、 除去された印刷の粒子を抽出するための抽出システムと、 抽出システムに接続され、抽出システムによって抽出され、除去された印刷デブリを収集するように構成された収集チャンバとを備え、収集チャンバは、粒子を静電的収集するために、抽出チャンバから受け取った除去された印刷の粒子に電界を印加する電気部品を備える。粒子自体は、帯電していても帯電していなくてもよい。 粒子が帯電していなくても、それらの双極子モーメントにより電気部品に引き寄せられることがある。
1つ以上の電気部品を収集チャンバ内で利用することができることは理解されよう。 電気部品は、プリント回路基板上のトラック、例えばフレキシブルプリント回路基板であってもよい。 代替的又は追加的に、電気部品は、ワイヤ又はワイヤとして提供されてもよい。
電気部品は、例えば、1つ以上の導電性ワイヤ又は帯電ワイヤであってもよい。これらの部品は、上で概説したように、デブリ粒子を引き付けるためにバイアス静電電位を印加するために使用されてもよい。カウルは、プリント除去装置の使用者を電気部品に印加される比較的高い電圧(電位)から保護することができる。電気部品は、囲い込み内のインタフェーススロットを介して圧入されてもよく、又は、成形又は他の方法で製造されるときに収集チャンバに挿入されてもよい。あるいは、電気部品は、従来の可撓性のある回路基板上に形成されてもよく、あるいは、収集チャンバの内側及び外側の両方に接続部を形成する柔軟剛性タイプであってもよい。
説明の全体を通じて、印刷付き媒体から印刷を除去するシステムは、例えば、本明細書の実施形態に概説されるようなレーザー光源であってもよい。あるいは、磨耗又は化学技術を使用して、印刷付き媒体から印刷を除去することができる。 当業者であれば、印刷を除去するための代替技術に精通しており、特定の技術が特定のタイプの印刷を除去するのに特に適していることが理解されよう。
収集チャンバ内の収集物は、収集チャンバ内に到着する前に粒子を荷電することによってさらに拡充されてもよい。したがって、さらなる好ましい実施形態では、印刷除去装置は、収集チャンバ内の除去された印刷を受け取る前に印刷の粒子を帯電させるための帯電装置を備え、帯電装置は、システムによる印刷の除去前又は後に粒子を帯電させるように構成される。
帯電装置は、1つ以上の導電性部品及び/又は静電性部品、例えば、「アンプリント」の位置の前に印刷付き媒体を近接又は接触させて配置することができるカーボンブラシを備えることができ、 印刷付き媒体を予め帯電させ、印刷を帯電させる。収集チャンバ内の電気部品への粒子の引力を高めるために、印刷は、収集チャンバ内の電気部品と比較して反対の電荷で帯電されてもよい。
それに加えて又は代えて、印刷の粒子は、印刷が除去された領域と収集チャンバとの間の空気流路で帯電されてもよい。例えば、1つ又は複数の帯電したプレートを、切除領域の隣にある空気流中及び/又は切除領域と収集チャンバとの間の空気流路内の1つ又は複数の位置に設けて、収集チャンバに到着する前に粒子を帯電させる。
切除前に印刷付き媒体を帯電する場合、導電性部品(例えば、カーボンブラシ)は、切除後に印刷付き媒体に近接又は接触して配置され、それにより導電性部品は 切除領域を通過した媒体の領域を放電させる。
個々に独立した部品としてではなく、単一のユニットで組み合わせることができる収集チャンバ及び/又はフィルタは、除去された印刷デブリが一定量収集された後に交換することができる。部品が誤動作している場合、交換することもできる。 したがって、(収集チャンバ及び/又は1つ又は複数のフィルタを含むことができる)収集システムの部品をいつ交換するべきかを、予測、及び/又は、表示することが望ましい場合がある
したがって、本発明の関連する態様では、印刷除去装置から印刷を除去する印刷除去装置、特に、上記の実施形態のいずれかに概説された印刷除去装置が提供される。印刷除去装置は、印刷付き媒体から印刷を除去するシステムと、 除去された印刷を収集するように構成された収集システムと、 収集システムの部品がいつ交換されるべきかを予測及び/又は表示する交換判定システムとを備える。上記に概説したように、収集システムで収集された除去された印刷の量及び/又は部品の故障に起因して、部品が交換されるべきである時を予測する及び/又は表示することが望ましい場合がある。
好ましい実施形態では、印刷除去装置は、印刷付き媒体から印刷を除去するように構成された制御可能なレーザー光線を供給するレーザー光源を備え、収集システムは、収集チャンバと1つ以上のフィルタから構成される。したがって、印刷除去装置の実施形態は、収集チャンバ及び/又は1つ又は複数のフィルタに収集された印刷の量がしきい値を超えるとき(及び/又は収集チャンバ又はフィルタが誤動作しているとき)、予測及び/又は表示する。
収集システムの部品がいつ交換されるべきかを予測及び/又は表示するために、様々な装置及び方法を単独で又は組み合わせて使用することができる。したがって、プリント除去装置の好ましい実施形態では、交換判定システムは、印刷除去装置のファンによって発生し、除去された印刷の粒子を運ぶ空気流を感知する流量センサと、例えば、電流消費を測定することによって、ファンの電力消費及び/又は速度を(直接又は間接的に)測定する電気センサと、 印刷除去装置内の空気圧を測定する圧力センサと、収集され除去された印刷の重量又は体積を測定するセンサと、 レーザー光源の総使用時間、印刷付き媒体から取り除かれた印刷の総面積及びアンプリントされた印刷付き媒体の総数のうち1つ以上を判定及び/又は計数する装置とのうち1つ以上を備える。
空気流は、収集チャンバ又はフィルタが詰まると減少することがある。 これは、空気流が第1のしきい値を下回る可能性があるので、流量センサによって検出することができる。 説明全体を通して詰まった(又は略詰まった)という言葉は、収集システムが収集され、除去された印刷で満杯(又は略満杯)であることを意味する。
収集システムが詰まっていると、行われる機械的作業が少ないので、印刷除去装置のファンが使用する電力は少ない。したがって、ファンの電力消費が第2のしきい値より下であることが検出される。あるいは、印刷除去装置内の一定、又は、ほぼ一定の空気流が保証される(又は目標とされる)ようにファンを制御してもよい。この場合、収集システムが詰まると、ファンの速度が上昇し、より多くの電力が消費される。したがって、ファンの電力消費が所定のしきい値を上回っている場合には、詰まった収集システム(又は、略詰まった収集システム)が検出される可能性がある。それに加えて又は代替的に、ファンの速度を測定することができる。これは、好ましくは、モータへの電流を感知することによって、又は速度に略比例するファンのモータの逆起電力を測定することによって検出される。したがって、収集システムが満杯(又は略満杯)であるかどうかは、速度がしきい値を上回っている場合に、予測及び/又は表示することができる。
ファンに速度制御がない場合、収集システムが(略)満杯になると、例えばフィルタが詰まった場合、制限された空気流を動かすファンの仕事が少なくなるなど、ファンの速度が上がることがあります 。この場合、ファン速度がしきい値以上(又はしきい値を上回る)場合、収集システムの詰まり(又は略詰まり)の予測を行うことができる。それに加えて又は代えて、流量センサを用いて印刷除去装置内の減少した空気流を検出し、それにより)収集システムの詰まり(又は略詰まり)の予測を行うことができる。
本明細書全体にわたって記載された1つ以上のファンは、空気を吹き出すか、又は空気を吸い込んで印刷除去装置に空気流を供給することができることに留意されたい。
代替的に又は追加的に、印刷除去装置内の圧力がしきい値を上回っている場合、収集システムが満杯(又はほぼ満杯)であると予測及び/又は表示することができる。これは、例えば、印刷除去装置内にまだ空気流を生成している間に、フィルタが詰まり、装置内に圧力を蓄積することに起因する可能性がある。圧力は、ファン又はフィルタの前後、又は異なって、測定されてもよい。
収集システムに収集された除去された印刷デブリの量は、収集システムに一体化されたセンサを使用して、代替的又は追加的に測定されてもよい。したがって、収集システムが満杯(又は略満杯)かどうかは、収集された印刷の重量又は体積がしきい値を上回っている場合、予測又は表示することができる。
収集システムに収集された除去された印刷デブリの量は、収集された印刷デブリの量に相関する可能性のあるレーザー光源の総使用時間を判定/測定することによって、代替的に又は追加的に判定されてもよい。上記の実施形態で説明したように、レーザー光源は、センサによって媒体上に印刷が検出された後にのみ使用され得ることが理解されよう。したがって、レーザー光源の総使用時間がしきい値を超えている場合、収集システムが詰まっている(又は、略詰まっている)と判定され、収集システムの部品を交換する必要がある。総使用時間は、時間単位、時間と秒単位又はその他の時間単位で表すことができる。
同様に、印刷付き媒体から除去された印刷の総面積が、追加的又は代替的に判定されてもよく、これは、収集システムで収集された除去された印刷デブリの量の計測であり得る。総印刷面積は、経時的に処理された印刷付き媒体の全ての印刷部分の面積を集積することによって判定されてもよい。総面積がしきい値を上回っている場合、収集システムが詰まっている(又はほぼ詰まっている)と判断され、収集システムの部品を交換する必要がある。
同様に、収集システムに収集された除去された印刷の量の測定値で、印刷付き媒体(例えば、紙のページ)の総数を追加的に又は代替的に判定することができる。印刷が除去された印刷付き媒体の総量は、収集システムで収集され、除去された印刷の量の測定であってもよい。したがって、総数がしきい値を上回っている場合、収集システムが詰まっている(又は、略詰まっている)と判断され、収集システムの部品を交換する必要がある。これは、総ページ数の情報が印刷付き媒体から除去された印刷の正確な量に必ずしも相関していないので、収集システムが詰まっている(又は、略詰まっている)かどうかを判断する精度の低い方法であることが理解されよう。これは、媒体の中には他の媒体よりも少ない印刷しか印刷できない場合があるためで、 いくつかの実施形態では、これは、単一の印刷付き媒体の計数を、印刷付き媒体から除去される印刷の平均量に相関させることによって説明することができる。
上で概説したように、印刷付き媒体のいくつかの領域が重なり合って、印刷付き媒体のいくつかのピクセル又は位置を複数回露光することがある。これは、どの領域が露光しているかに関する情報を処理することによって、印刷付き媒体から除去された印刷の総量を判定する際に考慮され得る。
本発明の関連する態様では、印刷除去装置を用いて1つ又は複数の印刷付き媒体から除去された印刷を収集する収集システムの部品を交換する必要があるときを予測及び/又は表示する方法が提供され、 特に印刷除去装置のレーザー光源を使用して、1つ以上の印刷付き媒体から印刷を除去することを備える方法であって、この方法は、
a)印刷除去装置内の空気流を感知し、空気流は、除去された印刷の粒子を運び、
b)印刷除去装置のファンの消費電力を測定し、ファンは、空気流を制御するように構成され、
c)ファンの速度を測定し、
d)印刷除去装置内の気圧を測定し、
e))収集され、除去された印刷の重量又は体積を測定し、
f)レーザー光源の総使用時間を判定し、
g)1つ以上の印刷付き媒体から除去された印刷の総面積を判定し、及び
h)印刷が除去された印刷付き媒体の総数を計数し、
のうち1つ以上を更に備え、
方法は、
1)空気流が第1のしきい値よりも低い、
2)電力消費量が第2のしきい値よりも低いか、又は第2のしきい値よりも高い、
3)速度が第3のしきい値より高い、
4)気圧が第4のしきい値よりも高い、
5)重量又は体積が第5のしきい値よりも高い、
6))総使用時間が第6のしきい値よりも高い、
7)総面積が第7のしきい値よりも高い、及び
8)総数は、第8のしきい値よりも高い、
のうち1つ以上の場合、部品が交換されるべきと予測及び/又は表示することを更に備える。
好ましい実施形態では、この方法は、収集システムの部品を交換するべきであるという予測又は表示に応答して、印刷除去装置のユーザに警告することを含む。 したがって、印刷除去装置は、予測又は表示をユーザに知らせるための表示器を備えることができる。システムは、収集システムにおいて複数の部品が使用される場合に、これらの部品のうちどれを(1つ又は複数)交換するべきか示すことが好ましい。
本発明の関連する態様では、印刷付き媒体から印刷を除去する印刷除去装置、特に、上記の概説したいくつかの実施形態の印刷除去装置が提供され、印刷除去装置は、印刷付き媒体を受け取り、印刷除去装置を通して印刷付き媒体をガイドする供給システムと、印刷付き媒体から印刷を除去するシステム、特に、制御可能なレーザー光線を供給して印刷付き媒体から印刷を除去するレーザー光源とを備え、搬送システムは、印刷付き媒体が印刷除去装置を通ってガイドされるときに、印刷付き媒体をレーザー光源から離れた方向に付勢(バイアス)するように構成された変曲部を含む媒体ガイドを備える。
好ましい実施形態では、レーザー光線は、印刷付き媒体の一方の側から他方の側に移行してもよく、反射体から印刷付き媒体に(実質的に)その全幅にわたって妨げられないアクセスを必要とすることがある。また、特に紙のような可撓性媒体が引っ掛かる可能性のある縁を有するので、間隙を媒体ガイドに形成することは望ましくない。
したがって、上述したような屈曲部を含む媒体ガイドを提供することにより、このような縁部に引っかかる印刷付き媒体に関連する問題を最小限にするか又は排除することが可能になる。印刷付き媒体に上記の特定のバイアスを提供する屈曲部は、間隙を横切る機能が展開され、それによってレーザー光線を遮る場合、印刷付き媒体に供給されるレーザーパワーの不均一性を最小限に抑えるか又は排除することが可能になり、有利である。
例えば、スキャナが紙の移動方向に対して垂直に平行移動するミラー(紙への経路長さがミラーの横方向の位置によって著しく変化する)を含む場合、レーザーは焦点が合わない(しかしコリメートされてもよい)。しかし、いくつかの好ましい実施形態では、スキャナは、例えば、回転/振動ミラータイプのような先に説明したような高速レーザースキャナであり、この場合、レーザー光線を集束させることができ、これは切除に有利である。
焦点合わせされたレーザー走査システムの特徴は、被写界深度(所望の画像特性が所望の仕様又は焦点になるレーザー光線に沿った距離)がかなり短くてもよいことである。場合によっては、この被写界深度は、印刷付き媒体が媒体ガイドに沿って移動する際の印刷付き媒体の高さ公差(高さの変動)と同様であってもよい。(屈曲部は必須ではないが)記載されたようなガイドの変曲部は、印刷付き媒体をより正確に所望の焦点面に制御し、印刷付き媒体を反射体により制御して分離することを可能にするという更なる利点を有する。
より詳細には、光線が媒体の幅を横切って走査すると、集束部品、より具体的には反射体から媒体への経路長に変化が存在し得る。この変動は、媒体からの反射体の距離に依存し、例えば、200nmから800nmの範囲内であり得る。一例として、経路長の変動は〜7−8mmであるのに対して、媒体の位置(高さ)における変動は数ミリメートル、例えば〜2mmである。このばらつきは、媒体の高さを制御することにより、特に上側及び下側の用紙ガイド面(固まり、リブ、又は他の方法でパターン化されてもよい)を制御することにより低減でき、走査による経路長の変動は光学設計によって容易に対応することができる。
実施形態では、光学システムは、媒体の幅にわたって走査することによる経路長の変動を補償する光学素子を組み込むことができる。好ましくは、このような素子は、回転/振動ミラー(又は他の走査素子)の後に配置される。 好ましくは、素子は、その物理的サイズを縮小するために走査素子の近くに配置される。このような光学素子は、例えばF-θレンズを含むことができる。
いくつかの好ましい実施形態では、レーザー光線は、損傷を低減するために、走査素子(ミラー)の比較的大きな領域にわたって広げられる。したがって、光学システムは、好ましくは、レーザー源の出力の位置又は隣接して配置されるビームエキスパンダを組み込むことができる。これに加えて又は代えて、前述したようなレーザー光線(プロファイル)整形素子をこの位置に配置することができ、及び/又はビームエキスパンダと組み合わせることができる。
選択的に、装置の切除領域は、走査線に沿って媒体位置の下に(媒体ガイドによって画定されるように)配置された拡散板を組み込み、アンプリントを行う媒体がない場合にレーザーエネルギーを吸収する。
本明細書に記載の実施形態のいずれにおいても、印刷除去装置は、双方向モードで動作することができることが理解されよう。例えば、印刷付き媒体を印刷除去装置の一方の側からレーザー光照射領域を介して他方の側に導くことができる。これにより、印刷付き媒体の第1の表面上の印刷を除去することができる。印刷付き媒体は、他の側で(自動又は手動で)回転され、印刷除去装置を通ってガイドされて、印刷付き媒体の他の面上の印刷を取り除くことができる。
したがって、印刷除去装置の好ましい実施形態では、媒体ガイドは、媒体ガイドの第1の位置における第1の変曲部と、媒体ガイドの第2の位置における第2の変曲部とを備え、第2及び第2の位置は、印刷付き媒体がレーザーに露光される印刷除去装置の領域に対して、印刷除去装置を通って印刷付き媒体がガイドされる方向に対向する側に位置する。
印刷付き媒体をレーザー光に露光することができるスロットの片面又は両面に媒体ガイドを形成するプレート又は成形品は、スロットの後に媒体がディスクの軌道上を走行することを促進するようにプロファイルすることができる。これは、極端な場合には巻き上げられる使用された媒体に特に重要である。
印刷除去装置の好ましい実施形態では、媒体ガイドは、印刷除去装置を通って、印刷付き媒体をガイドする複数のワイヤを備え、印刷付き媒体がレーザー光線に露光されるように複数のワイヤの間に1つ以上の間隙が構成される。好ましくは、ワイヤは、印刷付き媒体の動きと平行にならないような角度で展開され、隣接するスワス上で、レーザー光線(上述したスロット)が印刷除去領域内の印刷付き媒体のすべての部分にアクセスできるようにする。ワイヤは、比較的薄くてもよく、例えば、ステンレス鋼で作ることができる。
場合によっては、印刷付き媒体を支持板の方へ引き下げるために、印刷付き媒体の下に吸引部を追加的又は代替的に設けることができる。しかしながら、これは、収集する切除された材料の粒子を伴う空気流に潜在的な影響があるため、あまり好ましくない。
当業者は、本発明の上記の特徴及び態様を、独立して、又は互いに組み合わせて使用することができることが分かる。
本発明のこれら及び他の態様は、例としてのみ説明される。図面を参照して、同様の符合は全体を通して同様の部分を示す。
図1は、アンプリントのための好ましい操作領域を示す波長及びパルス長の操作領域の例を示す 。 図2は、本発明に係る第1の実施形態のアンプリンタのモジュールの概略的な断面側面図を示す。 図3は、本発明に係る第2の実施形態のアンプリンタのモジュールの概略的な断面側面図を示す。 図4は、本発明の実施形態に係るアンプリントモジュールの概略的な斜視図を示す 。 図5aは、本発明の実施形態に係るアンプリンタモジュールの概略的な断面正面図を示す。 図5bは、本発明の実施形態に係るアンプリンタモジュールの概略的な斜視図を示す。 図6は、本発明の実施形態に係るアンプリンタモジュールにおける気流経路の概略的な断面側面図を示す。 図7は、本発明の実施形態に係るアンプリンタモジュールにおける気流経路の概略的な断面側面図を示す。 図8は、本発明の実施形態に係るレーザー光線のスポットサイズの概略図を示す。 図9は、本発明の実施形態に係るレーザー光線の歪みを示す概略図である。 図10aは、本発明のさらなる実施形態に係るアンプリントモジュールの詳細を示す図である 図10bは、本発明のさらなる実施形態に係るアンプリントモジュールの詳細を示す図である 図10cは、本発明のさらなる実施形態に係るアンプリントモジュールの詳細を示す図である 図10dは、本発明のさらなる実施形態に係るアンプリントモジュールの詳細を示す図である 図10eは、本発明のさらなる実施形態に係るアンプリントモジュールの詳細を示す図である 図10fは、本発明のさらなる実施形態に係るアンプリントモジュールの詳細を示す図である
上で概説したように、図1は、Proceedings of the royal Society A: Mathematical, Physical and Engineering Science, 468(214), 2272-2293から取られたものであり、波長、パルス長、及び紙損傷の関係を図示し、最適波長が緑周辺の可視であることを示し、最適パルス長の範囲は、1−40nsの範囲である。
図2は、第1の実施形態のアンプリンタモジュール100の概略的な断面側面図を示す 。
アンプリンタモジュール100は、レーザー光線(図2には示されていない)を、アンプリンタを通って供給される用紙112上に反射するように構成されたミラー102を有する。
この例では、ミラー102の位置は、キャリア104を使用して、用紙112を横切って駆動することにより変更させる。キャリア104は、細長いキャリッジ軸受106上に搭載され、キャリッジ軸受106自体がキャリッジシャフト142に取り付けられている。細長いキャリッジ軸受106は、回転を最小限に抑え、キャリア104上で走行する安定した振動を提供する。
この例では、キャリア104は、ミラー102を用紙112に対して45度に位置決めして、用紙112に垂直な側面ポート(以下参照)を介して射出されたレーザー光線を用紙112上に反射するように構成される。
ミラー102の位置を変えるために、キャリッジ駆動ベルト134をプーリで駆動することによってキャリア104の位置を変更することができる。キャリッジ駆動ベルト134は、ギアボックス144に接続され、この例ではギアボックスは、DCモータ及びエンコーダユニット146によって制御される。この例では、ギアボックス144はDCモータ及びエンコーダユニット146に一体化されている。エンコーダは、この例では、スロット付きディスク及び光カプラで形成された位置及び速度フィードバックエンコーダを備える。
したがって、DCモータ及びエンコーダユニット146を制御することにより、ミラー102の速度及び相対的な横方向位置を、この例では、アンプリンタモジュール100内の用紙112の移動方向に垂直な方向に制御することができる。したがって、レーザー光線は、用紙112上の異なる領域に向けられてもよい。
この例では、キャリッジシャフト142に取り付けられたキャリア104の回転をガイドして制御するレールランナー140が設けられ、それによってミラー102の位置が設定される。レールランナー140は、例えばアンプリンタモジュール100が何らかの搬送手段で上下逆さまになっているときに、搬送中の過剰回転をさらに防止する。
この実施形態では、ミラー102、キャリア104、キャリッジシャフト142上の細長いキャリッジ軸受106、キャリッジ駆動ベルト134、及びレールランナー140は、大きなカウル138の内側に配置される。アンプリンタモジュール100のこれらの要素をカウル138の内側に配置する利点は、アンプリンタの周りの埃が、好ましい空気取り入れ口を介してフィルタによって実質的に排除され、さらに、大きなカウル138を通過する任意の結合に必要なスロットがないことである。したがって、アンプリンタを取り巻く環境からの埃による洗浄プロセスの必要性は実質的に低減される。(けれども、光学デバイスは、これらのデバイス上に除去された印刷残屑、及び媒体供給経路に沿ったより限定された侵入のために、定期的に清掃され得ることは理解されるであろう)。
レーザー光線はカウル138を出ないので、アンプリンタの使用はより安全である。
図2に示すように、アンプリンタモジュール100には、接触イメージセンサ110と、キャリア104と相互作用する光カプラ108が設けられている。これらの光学素子は、アンプリンタに供給される用紙112上の印刷位置を検出するように構成される。エンコーダ及びキャリア駆動モータ146が相対位置を提供するとき、光カプラ108はキャリア104の機能と相互作用して、「ホーム」と呼ばれるキャリッジの絶対位置を決定できるようにする
いくつかの実施形態では、用紙経路内の屈曲を引き起こして用紙112を走査ギャップから離すように屈曲//付勢機能114が印刷除去領域の片側又は両側に設けられる。上に概説したように、これは、用紙112がアンプリンタモジュール100を通って供給されるときに、用紙112が端に引っ掛かるのを防止する。
したがって、用紙ガイドは、装置のレーザー削除「アンプリント」領域の片側又は両側、好ましくは各側に屈曲部114を備える。 好ましい実施形態では、用紙ガイドは、媒体経路の上方及び下方の両方のガイド面を画定する。(けれども、媒体経路の一方の側のガイド面が使用されてもよい)。ガイド面は、連続プレートによって画定されてもよいが、好ましい実施形態では、ガイド面は、例えば媒体移動の方向に沿って長手方向に延びるリブなどの一連の隆起要素によって画定される。 ガイド面は、媒体の下側に位置するか、又は媒体の両側にあり、一般に、媒体をアンプリントのために制約する。
好ましい実施形態では、ガイド面内の屈曲部は、除去領域の前で、低いレベル(用紙搬送の切除面に対して)への下方に遷移するようにしてある媒体ガイド面の領域を備える。いくつかの実施形態では、切除領域を超えて同様に上方への移行が存在し得る。 ここで、「下向き」及び「上向き」は、切除領域を通過した用紙又は他の媒体の動きの順方向に対して定義される。下向き及び上向きの両方の屈曲部を提供すると共に、アンプリント用の使用済用紙の取り扱いを容易にすることは、装置を通る紙の双方向搬送を容易にする。((図2では、用紙112は、この領域を横切って示された単純化した直線経路を取るのに対して、実際には、レーザーアンプリント領域を通過するとき、屈曲部は用紙を上部ガイド面に当てて、 下部ガイド面に向かうように配置される)。
図示されているように、実施形態では、実質的に用紙の全幅が切除領域内のレーザーにアクセス可能である。 選択的に、媒体供給システムは、アンプリントラインの直前又は直後に、ローラの駆動速度の制御された相対差を利用して、媒体に張力を供給するか、又はローラ間の媒体の弛緩領域を走行させることができる。
バイアスニップローラ132は、装置を通って搬送される媒体の長さよりも短い間隔で設けられている。 バイアスニップローラ132と協働する媒体駆動ローラ116は、アンプリンタモジュール100のフィードスルー内に配置され、アンプリンタ内の用紙112の動きを制御する。
アンプリンタモジュール100は、用紙112上にマークを読み取るためのセンサ118をさらに備える。用紙112をアンプリントするとき、用紙112がアンプリントされたことを示すラベル、メッセージ及び/又はコードで印を付けることができる。
フィルタ検出用光カプラ120を設けて、フィルタがアンプリンタモジュール100に挿入されている間のみ装置を動作させるようにしてもよい。
媒体ガイドプレート上の上側アセンブリの全体が、ヒンジアップするように取り付けられてもよいし、そうでなければ用紙経路にアクセスして詰まりを解消するようにしてもよいことに留意されたい。 これは、スイッチ又は光カプラと協働して、動作前にアセンブリが所定位置にあることを検出することができる。
アンプリンタモジュール100は、デブリチャンバ128及びフィルタ126を含むマニホールド124をさらに備える。
デブリチャンバ128は取り外し可能なカートリッジであってもよい。 デブリチャンバ128の好ましい実施形態は、上に概説されており、例えば、デブリチャンバ128内の除去された印刷デブリの沈降を可能にする蛇行状の空気流路を含むように構成される。
この例のカートリッジのフィルタ126は、空気流路に沿ってデブリチャンバ128を超えて設けられている。 フィルタ126は、例えば、カーボンフィルタ及び/又はナノ粒子フィルタであってもよい。
上述したように、フィルタ126を、印刷が用紙112から除去される領域から離れて対向するデブリチャンバ128の側に配置することが好ましい。これにより、除去された印刷デブリの大部分がデブリチャンバ128内に集められ、フィルタ126の寿命を長くする。
この実施形態では、マニホールド124の後ろにファン122が配置され、アンプリンタモジュール100の内側部分の空気を吸引する。代替実施形態では、ファン122は反対側に配置され、 アンプリンタモジュール100の内側内に空気を吹き込むように設けてもよい。アンプリンタモジュール100の片側又は両側に複数のファン122が設けられてもよいことが理解されよう。
図3は、第2の実施形態のアンプリンタに係るアンプリンタモジュール200の概略的な断面側面図を示す。
この例では、大きなカウル138が小さなカウル204に置き換えられている。単にミラー102、レールランナー140及びキャリア104の一部がカウル204の内側に配置されている。
カウル204の内側には、他の(光学的な)センサ及びミラー102を(大小のカウルバージョン用の)デブリ蓄積から保護するための空気バッフル202が設けられている
ミラーをカウルの外側から駆動するようにするために、細長いキャリッジ軸受106とミラー102との間に小さなカウル204を通過するリンク機構がキャリア104に設けられる。この実施形態を大きなカウル138を使用と場合と比較したときの不利な点は、小さなカウル204に長いチャネルが使用されて、リンク機構が摺動することである。 これはまた、空気取入口、又はそれへの貢献として使用することができます。 しかし、2つの機能を実行するので、設計が損なわれ、カウルの外部からの塵埃の侵入を効果的に濾過することがより困難になる。 この理由から、大きなカウル138が好ましい実施形態である。
図4は、アンプリンタのアンプリンタモジュール300の概略斜視図を示す。 アンプリンタのいくつかの要素は明確にするために省略する。
図示されているように、レーザー光源をデブリ及び塵の蓄積から保護するために、アンプリンタモジュール300にはバッフルを備えたレーザー入口ポート316が設けられている。
キャリア冷却ベーン302は、キャリア104の温度管理のために、アンプリンタモジュール300内のキャリア104の上に配置される。
この例では、モジュールアラインメントのための複数の位置機能306が、側板304(簡略化のために1つの側板304のみが示されている)上に設けられている。
上述したように、アンプリンタモジュール300のエッジ領域でキャリア104を加速又は減速させることが好ましい場合がある。このため、加速及び減速領域312がモジュール300の各側に設けられる。 用紙112の幅だけのために必要とされるよりも長いキャリア104の移動距離を提供することが好ましい。 加速減速領域312は、用紙112がモジュール300を介して供給される領域を超えた領域に設けられてもよい。
アンプリンタモジュール300は、モジュール300の各側に用紙制御機構308をさらに備える。用紙制御機構308は、隣接するモジュール上の嵌合及びオーバーラップ機構と相互作用するキャスタレーションを有し、両方向の媒体の供給の信頼性を供給することが示されている。用紙制御機能要素308は、キャステレーション機能を持たずに形成することができるが、用紙112が一方の側からのみモジュール300に供給されるときに形成される漏斗状の孔に挿入された狭いトラックから供給されることが理解される。
さらなる用紙制御機構310が、アンプリントモジュール300の中央領域に設けられる。レーザー光線によって印刷が用紙112から除去される印刷除去領域に間隙が設けられなければならないことは理解されよう。用紙制御機構310は、レーザー光線が通過することができる間隙の端部を形成する縁部で用紙112が引っ掛かることを回避するように構成される。 従って、図4に見られるように、用紙制御機構310は上方に湾曲している。さらに、狭いスロットが用紙制御機構310の縁部に設けられてもよい。狭いスロットの閉じた端部は、用紙112がプリンタ以外のモジュール300を通ってガイドされるときに用紙112の引っ掛かりを回避するように、わずかに上方に曲げられてもよい。したがって、レーザー光線が貫通して用紙112を露光する間隙を画定する縁部は、用紙112が印刷除去領域を通って送られるときに、用紙112のかじり/引っ掛かりを回避するように上方に曲げられてもよい
さらに、それらの間に間隙を有するワイヤ(図示せず)を、レーザー光線が貫通して用紙112から印刷を取り除くことができる間隙を横切って、制御機構310の端部の上記狭い間隙を通過するように配置することができる。これらのワイヤは、用紙112をガイドし、用紙112が間隙を画定する用紙ガイドの縁に引っ掛かるのを防止するために使用される。 ワイヤは、アンプリンタモジュール300内の用紙112の移動方向にほぼ平行な方向に間隙を横切って延びる。好ましくは、ワイヤは傾いている、すなわち、それらは、アンプリンタモジュール300内の用紙112の移動方向に正確に平行でない方向にギャップを横切って延びる。これは、レーザー光線が間隙の下方を横切ってガイドされるとき、特にレーザー光線が90度の角度で用紙112上に投影されるときのみ、レーザー光線が、ミラーの隣接するスワス上の用紙112の全ての領域を「見る」ことを可能にする。したがって、用紙112上の領域が第1のスワス中にレーザー光線によってアクセス可能でない場合、用紙112がアンプリンタモジュール300をさらに通過した後に、後のスワスにアクセス可能である。
図5aは、アンプリンタモジュール400の概略的な断面正面図を示し、図5bは、対応するモジュール400の概略的な斜視図を示す。
この例では、レーザー光源504によって生成されたレーザー光線は、ミラー102によって反射され、90度の角度で用紙112に当たる。大きいカウル138には空気入口402が設けられ、大きいカウル138に空気を吸引して気流を発生させ、除去された印刷デブリを抽出する。 空気入口402の内側又は外側に追加のフィルタを設けて、アンプリンタの環境から大きいカウル138の比較的清浄な領域へ塵埃を吸い込まないようにしてもよい。
図6は、本明細書で説明される実施形態に係るアンプリンタモジュール500内の空気流路の概略的な断面側面図を示す。 黄色(明るい)矢印(及び、デブリチャンバ128内の黒い矢印)として示される空気流路は、ファン122によって生成される。
空気は、空気入口402を介してアンプリンンタモジュール500に入ることができる。空気流は、用紙から除去された印刷デブリを収集し、抽出システムを介してデブリチャンバ128に供給する。除去された印刷デブリの多くは、デブリチャンバで収集される。 しかしながら、いくつかの粒子は、デブリチャンバ128内で捕捉されず、フィルタ126に運ばれる。空気がデブリチャンバ128及びフィルタ126によって濾過されると、ファン122を介してアンプリンタモジュール500を出ることができる。
図6では、様々な要素が(明確にするために)断面の位置から見えない、特に、カウル128内に配置される要素、例えば、ミラー102及びキャリア104である。ガイドレール504 は、レールランナー140をガイドするために設けられている。カートリッジスロット502は、フィルタ126を受け入れるためにアンプリンタモジュール500に設けられている。
図7は、図6のアンプリンタモジュール500を反対側から示している。 この図では、キャリアの背面が見え、それに対抗するミラーが見えない。
図8は、本明細書に記載の実施形態に係るレーザー光線のスポットサイズを図示した概略図を示す。
レーザー光線は、レーザー光線に対して用紙112の異なる領域を露光するようにミラー102の位置が変更されている間、連続的に作動されてもよいことが理解されよう。しかしながら、好ましくは、レーザー光線は、ミラーの連続的な移動と同期するように繰り返しパルスされ、印刷が検出された用紙112の領域のみを露光するようにさらに選択的にパルスされてもよい。パルスnのレーザースポットは、直径Dを有する実線の円として図8に示されている。上に概説したように、用紙の全てをアンプリントする速度用のパルスnと隣接する後続のパルスn+1との間の最適な間隔(すなわち、パルスnの円の中心とパルスn+1の中心の距離)は、約2−1/2×Dである。いくつかの実施形態では、機械システムの通常の位置許容値になるように、レーザースポットは、D>0.05、0.1又は0.2mmの直径を有するが、かなり大きくしてもよい。
図9は、凸状、凹状、湾曲又は他の複合形状のミラーを使用するレーザー光線の歪み、又はレーザー光線が90度よりも小さい角度で用紙112に当たるように傾けられた平面鏡を示す。矢印「A」は、アンプリンタにおける用紙112の移動方向を示す。 上で概説したように、レーザー光線を用紙の移動に垂直な方向よりも紙の移動方向(「A」方向)に長くするように、レーザー光線を歪ませることが好ましい場合がある。したがって、「A」の方向の機械的アライメントは、隣接するスワスの当接又は重なりを可能にするために、あまり要求されないことがある。元の直径が例えば、D=1mmであるレーザースポットは、用紙112に当たったときに紙の移動方向(A方向)に4−5mmの長さに歪む可能性がある。
レーザー及び光線の整形
ある実施形態では、光学システムに用いられるレーザーは、0.1nsから10ns、より好ましくは0.5nsから5nsの範囲のパルス長を有するパルス出力を供給する。好ましくは、レーザー出力は、少なくとも30KW、より好ましくは少なくとも50KWW又は90KW、例えば50−100KWの範囲のピークレーザーパルス出力を供給する。媒質に対するレーザーのフルエンスは、低いフルエンス、例えば0.1J/cmのような低いフルエンスで十分であるが、好ましくは、1.0から1.6又は2.0J/cmの範囲である。好ましくは、緑色の波長が、例えば490−580nmの範囲が使用される。 1つの好ましい実施形態では、ダイオード励起固体レーザー、より具体的には、周波数が倍増されたNd:YAGレーザーが使用される。
光エネルギーの強度プロファイルは、レーザー切除中の熱分布に影響を及ぼす。ガウスエネルギーの強度プロファイルは、周囲に比べて温度がかなり高い材料に集中したホットスポットをもたらす。ガウスビームによって生成された熱分布が材料の切除、マーキング及び切断中に利点を有するとういう見識であり、これは用紙からのトナーのレーザー除去にとって最適ではない。より具体的には、本発明者らは、トナーの切除が、媒体基板への熱の熱伝達を最小限に抑えるために、短時間に達成される単位面積(フルエンス)当たりのしきい値エネルギーで最も効果的であることを見出した。しきい値を大幅に上回るピークを有するが、しきい値を下回る先端を有するガウスビームは、ビームスポットの中央部分でエネルギーを浪費し、高熱濃度が用紙基材に悪影響を及ぼすことがあるので、非効率的である。
これらの理由から、フラットトップ(「トップハット(top−hat)」)ビームは、トナーの用紙からの除去に好ましい。このタイプの光線は、カバーする領域の大部分にわたって平坦な光エネルギー強度プロファイルを有し、より均一に分布した強度プロファイルをもたらし、これによりターゲット上のより均一な熱分布がもたらされる。ガウスビームは、回折光学素子などのビーム整形素子を使用することによって、円形、長方形、正方形、線又は他の形状のフラットトップ(「トップハット」)ビームに変換することができる。フラットトップビームは、より均一な温度分布に関連する利点に加えて、基材に対する熱損傷の危険性を管理しながら必要なアブレーションエネルギーしきい値を達成することに加えて、フラットトップビームはより大きな有用スポットを作り出すことによって、 連続するパルス間の重複の減少(ステップサイズの増加)を可能にして、アンプリント処理の速度を高める可能性がある。
ビームの形状は、レーザー源が本質的に所望の形状を提供するようにレーザー装置の幾何学的形状を選択することによって画定することができるが、レーザー源出力の後にビーム整形によって画定することもできる。 このビーム整形は、好ましくは、レーザー源の後に、好ましくはミラーの前に、特に略矩形(直線)又は正方形の形状を形成するために行われる。
アンプリントモジュール
ここで図10を参照するに、これは、アンプリンタ用のアンプリントモジュール1000のさらなる例を示す。同一の要素は、同一の参照番号で示されている。
図10aは、複数のフィン状用紙ガイド機能部1002aを含む用紙送り入力部1002を図示するモジュールの斜視図を示す。図示されているように、紙送りはモジュールの下から、例えばシートフィーダから垂直空間を利用して、アンプリンタのフットプリントを減らすことである。媒体駆動モータ1004は、複数のローラ1008(前述の媒体駆動ローラ116を駆動する)及びテンショナ1005を含む媒体搬送機構を駆動するためのベルト1006を有する。図10aでは、媒体は右から左へ移動し、レーザー走査線/アブレーション領域(図示せず)は排気ダクト(マニホールド)124の左側にある。光学センサ1012はモジュール内の媒体位置を検出する。
図10bは、媒体供給経路1014、レーザー光線1016、及び光線及びスキャナを実質的に包含し、レーザー入力ポート1020を有するレーザー光線ハウジング1018の側面から見た図を示す。図10cは、ここではモータ1024により駆動する振動ミラー1022を含む高速スキャナを示す媒体移動方向に沿った対応する図を示す。領域1026は、走査された光線の範囲を示す。 また、図10cには、拡散板1028が示されている。実施形態では、フェイル・セーフモード(例えば、用紙が存在しないか穴がある場合)でレーザーエネルギーを吸収することができる非反射板である。 拡散板は、ブラシ加工された黒色の陽極酸化されたアルミニウムストリップ板を含むことができる。
レーザーに向けてレーザー光線をかなり反射させることは望ましくない。 レーザースキャンの位置より下の媒体ガイドは、例えば、鋼鉄又は他の金属又はプラスチックで作られた場合には、多少、反射する。一般に、入射レーザー光線は、レーザーと軸上の直ぐの領域を除いて、レーザー源に戻る直接的な経路がないような角度である。しかし、エネルギーレベルは比較的高いので、追加予防措置を取ることが望ましい。 従って、適切な放熱能力を有する非反射材料は、アンプリントを行うラインの下に設置されることが好ましい。好ましい実施形態では、拡散板1028は、テクスチチャ構造を有するアルミニウムのストリップ(例えば、ブラシ加工、ブラスト加工又は浸食加工されたもの)を含む。 それは、黒色陽極酸化されている可能性がある。これは、光学システムの終端の構成部品であり、その上に媒体がない場合に入射するレーザー光線のエネルギーを吸収することを意図している。 この状況は、例えば、媒体移送中に障害(特に検出されない障害)が発生した場合、又は媒体の品に孔があるか、又は位置がずれているか、又は指定された寸法ではない場合に発生し得る。
図10dは、モジュールの光線の搬送セクションの縦断面図を示し、下部1030及び上部1032媒体ガイド及び屈曲部114を示している。選択的に、拡散板1028は、下部ガイドの一部であってもよく、下部媒体ガイド上の領域として形成されてもよい。 図示されているように、媒体ガイドはプレートを含むが、媒体ガイドはまた、間隙を有し、連続する表面がないリブから形成されてもよい。 図10eは、同じ領域の一部の斜視図を示す。 図10fは、媒体入力領域の詳細を示し、垂直方向から水平方向へ角を曲がる媒体経路を示し、さらなる光学媒体センサ1034及び媒体ニップ/ピンチローラ10366を示す。
図10の例では、媒体は、双方向ではなく一方向に搬送される(従って、2つの屈曲部114ではなく1つの屈曲部がある)が、双方向動作に適合させることができることを当業者であれば理解できる。
当然のことながら、多くの他の有効な代替案が当業者は考えてつくであろう。 本発明は、記載された実施形態に限定されず、当業者に明らかであり、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内にある変形を包含することが理解される。

Claims (26)

  1. 印刷付き媒体から印刷を除去する印刷除去装置であって、
    前記印刷付き媒体を受け取り、前記印刷除去装置を通して前記印刷付き媒体をガイドする供給システムと、
    前記印刷付き媒体から前記印刷を除去するシステム、特に、制御可能なレーザー光線を供給して前記印刷付き媒体から前記印刷を除去するレーザー光源と、を備え、
    前記搬送システムは、前記印刷付き媒体が前記印刷除去装置を通ってガイドされるときに、前記印刷付き媒体を前記レーザー光源から遠ざかる方向に偏向させるように構成された屈曲部を含む媒体ガイドを備える印刷除去装置。
  2. 前記媒体ガイドは、前記媒体ガイドの第1の位置における第1の前記屈曲部と、前記媒体ガイドの第2の位置における第2の前記屈曲部とを備え、前記第1及び第2の位置は、前記印刷付き媒体が前記レーザーに露光される前記印刷除去装置の領域に対して、前記印刷除去装置を通って前記印刷付き媒体がガイドされる方向の対向する側に位置する請求項1記載の印刷除去装置。
  3. 前記印刷除去装置を通って、前記印刷付き媒体をガイドする複数のワイヤを備える媒体ガイドを有し、前記印刷付き媒体が前記レーザー光線に露光されるように前記複数のワイヤの間に1つ以上の間隙が構成される請求項1又は2記載の印刷除去装置。
  4. 前記印刷付き媒体が前記レーザー光線に露光される領域内で、前記レーザー光線が前記印刷付き媒体の全ての部分に到達することができるように、前記ワイヤは、前記印刷除去装置内の前記印刷付き媒体の移動方向に対して0より大きい角度で展開される請求項3記載の印刷除去装置。
  5. 制御可能なレーザー光線を供給するレーザー光源と、
    前記印刷付き媒体から前記印刷を除去するために前記レーザー光線を前記印刷付き媒体に反射する、制御可能な反射体と、を備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷除去装置。
  6. 前記印刷付き媒体上の前記印刷によって占有される位置又は領域を検出する印刷センサと、前記制御可能な反射体を制御する制御装置を更に備え、前記制御可能な反射体は、前記検出に応答して、前記レーザー光線が前記印刷付き媒体上に反射して、前記印刷を前記印刷付き媒体から除去するように制御されることを特徴とする請求項5記載の印刷除去装置。
  7. 前記制御可能な反射体の前記制御は、
    前記印刷除去装置内の前記印刷付き媒体の移動方向に垂直な成分を有し、且つ、前記印刷付き媒体の平面に実質的に平行な第1の方向に前記反射体の位置を制御することと、
    前記反射されたレーザー光線の第2の方向を変化させるために前記反射体を回転させること、
    の少なくとも一方又は両方を含む前記制御可能な反射体を制御する制御装置を更に備える請求項5又は6記載の印刷除去装置、
  8. 前記制御及び/又は回転は、前記印刷付き媒体の2つ以上のレーザー光線の照射領域が重なるように構成されている請求項7記載の印刷除去装置。
  9. 前記レーザーはパルスであり、
    前記制御可能な反射体は、前記印刷付き媒体の進行方向に垂直な線に沿って前記レーザーを走査するように制御され、
    前記制御可能な反射体は、前記走査線に沿った第1のパーセンテージ及び前記走査線間の第2の異なるパーセンテージによって前記パルスのスポットが重なるように制御される 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の印刷除去装置。
  10. 前記反射されたレーザー光線は、実質的に直角に前記印刷付き媒体に衝突することを特徴とする 請求項5乃至9のいずれか1項に記載の印刷除去装置。
  11. 前記レーザー光源は、前記レーザー光源により、前記印刷付き媒体の平面と略平行であり、前記印刷除去装置における前記印刷付き媒体の移動方向に略垂直である第3の方向に供給されることを特徴とする請求項5乃至10のいずれかに1項に記載の印刷除去装置。
  12. 前記反射されたレーザー光線は、前記印刷付き媒体に衝突したとき、第5の方向よりも第4の方向に長い形状を有し、前記第4の方向は、前記印刷除去装置における前記印刷付き媒体の移動方向と実質的に平行であり、前記第5の方向は、前記印刷除去装置における前記印刷付き媒体の前記移動方向に対して実質的に垂直である請求項5乃至11のいずれかに1項に記載の印刷除去装置。
  13. 前記レーザー光線の横方向プロファイルを修正するための1つ以上の光学要素をさらに備え、特に正方形又は長方形の形状への修正、又は光線の強度プロファイルを平坦化するように構成されている請求項5乃至12のいずれかに1項に記載の印刷除去装置。
  14. 前記除去された印刷を収集する収集ユニットをさらに備える請求項5乃至13のいずれかに1項に記載の印刷除去装置。
  15. 前記収集ユニットが1つ以上のフィルタを含む請求項14に記載の印刷除去装置。
  16. 前記印刷付き媒体から前記印刷が除去される領域から前記除去される印刷を抽出する抽出システムをさらに備える請求項5乃至15のいずれかに1項に記載の印刷除去装置。
  17. 前記抽出システムは、前記印刷除去装置内に気流を供給するように構成され、前記気流は、前記除去された印刷の粒子を担持し、前記気流の気流方向は、前記レーザー光源により供給される前記制御可能なレーザー光線の光線方向に対して実質的に垂直であることを特徴とする請求項16記載の印刷除去装置。
  18. 前記印刷付き媒体から前記印刷をスワスラインに沿って除去するためのシステムであり、特に、制御可能なレーザー光線を供給するレーザー光源と、
    前記除去された印刷の粒子を抽出する抽出システムと、
    前記抽出システムに接続された収集チャンバと、を備え、前記収集チャンバは、前記抽出システムによって抽出された、除去された印刷デブリを収集するように構成され、
    前記抽出システムは、前記スワスラインに適合するように適応された入口開口形状を有する空気入口を含み、
    前記抽出システムを通る空気流の断面積は、前記空気流の速度が前記収集領域の前記粒子の沈降を促進するように減少するように、収集チャンバ領域で拡大する請求項1乃至17のいずれか1項に記載の印刷除去装置。
  19. 1つ又は複数のフィルタをさらに備え、前記収集チャンバは、前記抽出システムと前記1つ以上のフィルタとの間に配置される請求項18の印刷除去装置。
  20. 前記印刷付き媒体から前記印刷をスワスラインに沿って除去するためのシステムであり、特に、制御可能なレーザー光線を供給するレーザー光源と、
    前記除去された印刷の粒子を抽出する抽出システムと、
    前記抽出システムに接続された収集チャンバと、を備え、
    前記収集チャンバは、前記抽出システムによって抽出された、除去された印刷デブリを収集するように構成され、前記収集チャンバは、粒子を静電的収集するために、前記抽出チャンバから受け取った前記除去された印刷の粒子に電界を印加する電気部品を備える請求項1乃至19のいずれか1項に記載の印刷除去装置。
  21. 前記収集チャンバ内で前記除去された印刷を受け取る前に、前記印刷の粒子を電気的に帯電させるための荷電装置をさらに備え、前記荷電装置は、前記システムによる前記印刷の除去の前及び/又は後に前記粒子を帯電させるように構成されている 請求項20記載の印刷除去装置。
  22. 前記印刷付き媒体から前記印刷を除去するためのシステムと、
    前記除去された印刷を収集するように構成された収集システム
    前記収集システムの部品を交換すべきか否かを予測及び/又は表示するための交換判定システムを備える請求項1乃至21のいずれか1項に記載の印刷除去装置。
  23. 前記印刷付き媒体から前記印刷を除去するように構成された制御可能なレーザー光線を供給するレーザー光源を備え、前記収集システムは、収集チャンバとフィルタの一方又は両方を備える請求項22記載の印刷除去装置。
  24. 前記交換判定システムは、
    前記印刷除去装置のファンにより発生し、前記除去された印刷の粒子を運ぶ空気流を感知する流量センサと、
    電力消費及び/又は前記ファンの速度を測定する電気センサと、
    前記印刷除去装置内の気圧を測定する圧力センサと、
    収集され、除去された印刷の重量及び/又は体積を計測するセンサと、
    前記レーザー光源の総使用時間、前記印刷付き媒体から除去された前記印刷の総面積、及びアンプリントされた印刷付き媒体の総数のうち1つ以上を判定及び/又は計数する装置と、
    のうち1つ以上を備える請求項22又は請求項23記載の印刷除去装置。
  25. 印刷除去装置により1つ以上の印刷付き媒体から除去された印刷を収集する収集システムの部品を交換すべきかを予測及び/又は表示する方法であって、特に、前記印刷除去装置のレーザー光源を用いて、前記1つ以上の印刷付き媒体から前記印刷を除去することを備える方法であって、
    前記方法は、
    a)前記印刷除去装置内の空気流を感知し、前記空気流は、前記除去された印刷の粒子を運び、
    b)前記印刷除去装置のファンの消費電力を測定し、前記ファンは、前記空気流を制御するように構成され、
    c)前記ファンの速度を測定し、
    d)前記印刷除去装置内の気圧を測定し、
    e))前記収集され、除去された印刷の重量又は体積を測定し、
    f)前記レーザー光源の総使用時間を判定し、
    g)前記1つ以上の印刷付き媒体から除去された前記印刷の総面積を判定し、及び
    h)前記印刷が除去された印刷付き媒体の総数を計数し、
    のうち1つ以上を更に備え、
    前記方法は、
    1)前記空気流が第1のしきい値よりも低い、
    2)前記電力消費量が第2のしきい値よりも低いか、又は前記第2のしきい値よりも高い、
    3)前記速度が第3のしきい値より高い、
    4)前記気圧が第4のしきい値よりも高い、
    5)前記重量又は体積が第5のしきい値よりも高い、
    6))前記総使用時間が第6のしきい値よりも高い、
    7)前記総面積が第7のしきい値よりも高い、及び
    8)前記総数は、第8のしきい値よりも高い、
    のうち1つ以上の場合、前記部品が交換されるべきと予測及び/又は表示することを更に備える方法。
  26. 前記予測及び/又は表示に応答して前記印刷除去装置のユーザに警告することを更に備える請求項25に記載の方法。

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