JP2018502813A - 酸に富む溶液からの酸の回収 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]米国特許第2,631,974号
[2]米国特許第8,052,953号
[3]米国特許第3,856,673号
[4]Huling S.G. and Pivetz B.E. In Situ Chemical Oxidation. Engineering Issue. Ground Water and Ecosystem Restoration Information Center, UAEPA, EPA/600/R-06/072 (2006)
少なくとも1の酸化剤又は酸化剤の少なくとも1の前駆体で溶液を処理するステップであって、酸化剤が、少なくとも1の不溶性又はガス状の種に溶液に含まれる有機物質を酸化し得る、ステップと、
酸性溶液から不溶性又はガス状の種を除去し又は分離し得るステップと、
を具えており、
実質的に有機物を含まない(ここで開示されているように、前記有機不純物を含まない)実質的に濃縮された酸性溶液を生成する。
カロ酸で又は溶液においてカロ酸のその場(in situ)形成をし得るために当該カロ酸の少なくとも1の前駆体で溶液を処理するステップであって、溶液に含まれる有機物質が、少なくとも1の不溶性又はガス状の種に変換される、ステップと、
酸性溶液から不溶性又はガス状の種を除去し又は分離し得るステップと、
を具えており、
実質的に有機物を含まない実質的に濃縮された酸性溶液を生成する。
少なくとも1の不溶性又はガス状の種に、溶液に含まれる有機物質を変換するために、カロ酸で又は過酸化水素で溶液を処理するステップと、
酸性溶液から前記不溶性又はガス状の種を除去し又は分離し得るステップと、
を具えており、
実質的に有機物を含まない実質的に濃縮された酸性溶液を生成する。
7.54kgの30%H2O2(最終溶液当たり5重量%のH2O2)が、2.2%(溶液の重量当たりの重量)の炭水化物を含む38kgの60%の硫酸懸濁液に室温で投入された。懸濁液の組成は、約2/3の不溶性複合炭水化物(例えば、セルロース、ヘミセルロース)及び1/3の可溶性炭水化物(単量体+重合体)及びその誘導体であった。このような酸の調合物は、グルコース(9.8g/L乃至30g/L)、ガラクトース(0.2g/L未満)、アラビノース(0.2g/L未満)、マンノース(0.2g/L未満)、キシロース(0.6g/L乃至1.8g/L)、ギ酸(1g/L未満)、酢酸(1g/L未満)、レブリン酸(1g/L未満)、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)(0.2g/L未満)及びフルフラール(0.2g/L未満)を含んでいた。
上記のプロセスはまた、紙製品、紙パルプ又は概してセルロース材料を利用するための工業的処理で使用される酸調合物の酸の回収に使用された。
ステップ1.加水分解されたNCC懸濁液からの濃硫酸の分離
ステップ2.過酸化水素の添加によるによる硫酸溶液に含まれる炭水化物の分解
その後、酸化した生成物を多数の追加的ステップ又は方法によって除去する。
ステップ1.加水分解されたNCC懸濁液から濃硫酸の分離
ステップ2.過酸化水素の添加によるによる硫酸溶液に含まれる炭水化物の分解
ステップ3.UV、活性炭等といった異なる方法による残りの酸化剤の分離
ステップ4.任意に、活性炭といった吸着剤を使用した、溶液における残りの微量の有機物の吸着
ステップ1:濃酸の分離
加水分解されたNCC懸濁液からの濃硫酸の分離に続いて、反応混合物の重量の大部分は、第1の分離で、懸濁液に得られた。この「使用済み溶液」は、可溶性炭水化物とともに、NCCを生成するための反応で元々使用されたほとんど全ての酸を含んでいた。
「使用済み溶液」は、様々な炭水化物を含んでいた。「使用済み溶液」の組成は、セルロースの原料及び加水分解の条件に依存した。図1Aは、セルロースの加水分解から生成される炭水化物を示す。キシロース、マンノースといった他の単糖類及び他のヘミセルロース誘導体も含んだ溶液については、同じような生成物が示された。図1Bは、炭水化物の概略的な分解プロセスを示す。
回収プロセスにおけるこの任意のステップは、2つの目的を有する。
A:ステップ2の後に残っている微量有機物の回収
B:酸化剤の回収
0.76kgの活性炭(最初の60%の酸の重量当たり2重量%の活性炭)が、室温で、微量の炭水化物及び5%以下のH2O2を含む44kgの50%以下の硫酸溶液の「透明な溶液」に投入された。この溶液を混合し、且つ分光光度計でモニタリングし、KMnO4との滴定によってTOCレベルが測定された。8時間後、400nm乃至1100nmの領域での吸収及び滴定量が最小値に達し(図5)、反応が収まり、ろ過された。その後、「透明な溶液」は、さらに酸に基づく反応に使用された。
Claims (40)
- 酸を多く含む水溶液からの酸回収のためのプロセスであって、前記水溶液が、少なくとも1の酸及び少なくとも1の有機物質を含んでおり、前記プロセスが、
少なくとも1の酸化剤又は前記酸化剤の少なくとも1の前駆体で前記酸を多く含む溶液を処理するステップであって、前記酸化剤が、少なくとも1の不溶性又はガス状の種に前記溶液に含まれる前記有機物質を酸化し得る、ステップと、
酸性溶液から前記不溶性又はガス状の種を除去し又は分離し得るステップと、
を具えており、
実質的に有機物を含まない実質的に濃縮された酸性溶液を生成することを特徴とするプロセス。 - 請求項1に記載のプロセスにおいて、
有機物を実質的に含まない前記濃縮された酸性溶液が、最大で1,000ppmの有機物を含むことを特徴とするプロセス。 - 請求項1又は2に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤又はその前駆体が、室温で前記酸を多く含む溶液に加えられることを特徴とするプロセス。 - 請求項1に記載のプロセスにおいて、
前記酸を多く含む溶液と前記酸化剤又はその前駆体とを含む混合物が、室温(25乃至30℃)で、50℃を越える温度で、又は60℃を越える温度で、又は70℃を越える温度で、又は80℃を越える温度で、又は90℃を越える温度で、又は100℃を越える温度で、又は110℃を越える温度で、又は120℃を越える温度で、又は130℃を越える温度で、又は140℃を越える温度で、又は150℃を越える温度で、又は50℃乃至100℃の温度で、又は60℃乃至110℃の温度で、又は70℃乃至120℃の温度で、又は80℃乃至130℃の温度で、又は90℃乃至140℃の温度で、又は100℃乃至150℃の温度で、又は50℃乃至150℃の温度で、又は60℃乃至140℃の温度で、又は70℃乃至130℃の温度で、又は80℃乃至120℃の温度で、又は90℃乃至100℃の温度で、1時間乃至7日間にわたって反応し得ることを特徴とするプロセス。 - 請求項1に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤又はその前駆体が、室温よりも低い温度で前記酸を多く含む溶液に加えられることを特徴とするプロセス。 - 請求項1に記載のプロセスにおいて、
前記酸を多く含む溶液と前記酸化剤又はその前駆体とを含む混合物が、−30℃乃至0℃の温度で、又は−30℃乃至−20℃の温度で、又は−30℃乃至−10℃の温度で、又は、−20℃乃至−10℃の温度で、又は−20℃乃至0℃の温度で、又は−10℃乃至0℃の温度で、又は−30℃乃至5℃の温度で、又は−30℃乃至10℃の温度で、又は−30℃乃至15℃の温度で、又は−30℃乃至20℃の温度で、又は−30℃乃至25℃の温度で、又は−30℃乃至30℃の温度で、又は0℃乃至5℃の温度で、又は0℃乃至10℃の温度で、又は0℃乃至15℃の温度で、又は0℃乃至20℃の温度で、又は0℃乃至25℃の温度で、又は0℃乃至30℃の温度で、反応し得ることを特徴とするプロセス。 - 請求項1に記載のプロセスにおいて、
さらに、有機物が実質的に無い前記富む酸性溶液を処理して、酸化されていない微量の有機物、酸化された有機物の残留物及び不溶性の種を除去するステップを具えることを特徴とするプロセス。 - 請求項7に記載のプロセスにおいて、
微量及び残留物が、機械的又は化学的な吸着手段によって除去されることを特徴とするプロセス。 - 請求項8に記載のプロセスにおいて、
前記微量及び残留物が、活性炭への吸着によって、凝集又は沈殿によって除去されることを特徴とするプロセス。 - 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤が、前記有機物質を1又はそれ以上の酸化物形式に変換するよう選択され、前記形式が、未酸化の形式と比較して、溶けにくく又は容易に蒸発可能であることを特徴とするプロセス。 - 請求項10に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤が、前記有機物質の100wt%、有機物質の99%、98%、97%、96%、95%、94%、93%、92%、91%、90%、80%乃至100%、90%乃至100%、80%乃至95%、又は80%乃至90%を酸化し得ることを特徴とするプロセス。 - 請求項10に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤が、+1ボルトよりも高い標準電極電位(E0)を有することを特徴とするプロセス。 - 請求項10に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤が、+1乃至+2のE0を有するよう選択されることを特徴とするプロセス。 - 請求項10に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤が、過塩素酸アンモニウム、過マンガン酸アンモニウム、過酸化バリウム、臭素、塩素酸カルシウム、次亜塩素酸カルシウム、三フッ化塩素、無水クロム、クロム酸、過酸化ジベンゾイル、フッ素、過酸化水素、過酸化マグネシウム、三酸化窒素、過塩素酸、臭素酸カリウム、塩素酸カリウム、過酸化カリウム、硝酸プロピル、塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウム、過塩素酸ナトリウム、硫酸及び過酸化ナトリウムから選択されることを特徴とするプロセス。 - 請求項10に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤が、過酸化水素(H2O2)又はH2SO5(カロ酸)であることを特徴とするプロセス。 - 請求項1乃至15のいずれか一項に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤の前駆体が加えられ、前記酸化剤がその場で(in situ)形成されることを特徴とするプロセス。 - 請求項16に記載のプロセスにおいて、
前記前駆体が、前記酸が豊富な溶液に加えられ、前記溶液のある量の酸を前記酸化剤に変換することを特徴とするプロセス。 - 請求項16に記載のプロセスにおいて、
強酸化剤の前駆体が過酸化水素であり、前記酸が硫酸であることを特徴とするプロセス。 - 酸を多く含む水溶液からの酸回収のためのプロセスであって、前記溶液が、少なくとも1の有機物質を含んでおり、前記プロセスが、
カロ酸で又は前記溶液においてカロ酸のその場(in situ)形成をし得るために当該カロ酸の少なくとも1の前駆体で前記溶液を処理するステップであって、前記溶液に含まれる前記有機物質が、少なくとも1の不溶性又はガス状の種に変換される、ステップと、
前記酸性溶液から前記不溶性又はガス状の種を除去し又は分離し得るステップと、
を具えており、
実質的に有機物を含まない実質的に濃縮された酸性溶液を生成することを特徴とするプロセス。 - 請求項19に記載のプロセスにおいて、
前記酸を多く含む溶液が、ある量の予め調整されたカロ酸で処理されることを特徴とするプロセス。 - 請求項19に記載のプロセスにおいて、
前記酸を多く含む溶液が、ある量の硫酸及び過酸化水素で処理され、その場で(in situ)カロ酸を形成することを特徴とするプロセス。 - 請求項1乃至21のいずれか一項に記載のプロセスにおいて、
前記酸を多く含む溶液が、重量で約5%乃至約98%の酸、水及び少なくとも1の有機物質を含むことを特徴とするプロセス。 - 請求項22に記載のプロセスにおいて、
前記酸を多く含む溶液の酸が、鉱酸であることを特徴とするプロセス。 - 請求項22に記載のプロセスにおいて、
前記溶液が、重量で約5%乃至約90%の酸、又は重量で約30%乃至約85%の酸、又は重量で約30%乃至約80%の酸、又は重量で約30%乃至約75%の酸、又は重量で約30%乃至約60%の酸を含むことを特徴とするプロセス。 - 請求項22に記載のプロセスにおいて、
前記溶液が、重量で約35%乃至約95%の酸、又は重量で約40%乃至約95%の酸、又は重量で約45%乃至約95%の酸、又は重量で約50%乃至約95%の酸、又は重量で約55%乃至約95%の酸を含むことを特徴とするプロセス。 - 請求項22に記載のプロセスにおいて、
前記溶液が、重量で約40%乃至約90%の酸、又は重量で約50%乃至約85%の酸、又は重量で約60%乃至約80%の酸、又は重量で約60%乃至約75%の酸、又は重量で約60%乃至約65%の酸を含むことを特徴とするプロセス。 - 請求項1乃至26のいずれか一項に記載のプロセスにおいて、
前記酸を多く含む溶液から回収すべき前記酸が、塩酸(HCl)、硝酸(HNO3)、リン酸(H3PO4)、硫酸(H2SO4)、ホウ酸(H3BO3)、フッ酸(HF)、臭化水素酸(HBr)及び過塩素酸(HClO4)から選択されることを特徴とするプロセス。 - 請求項27に記載のプロセスにおいて、
前記酸が硫酸であることを特徴とするプロセス。 - 請求項28に記載のプロセスにおいて、
硫酸を含む前記酸を多く含む溶液が、前記溶液におけるある量の硫酸と反応し得る酸化剤の前駆体で処理されて前記酸化剤を形成することを特徴とするプロセス。 - 請求項29に記載のプロセスにおいて、
前記前駆体が過酸化水素であることを特徴とするプロセス。 - 請求項1乃至30のいずれか一項に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤のその場(in situ)形成を可能にするために前記酸を多く含む溶液に加えられるある量の前記酸化剤の前駆体が、約2乃至約10%であることを特徴とするプロセス。 - 請求項31に記載のプロセスにおいて、
前記量が、2乃至9%、2乃至8%、2乃至7%、2乃至6%、2乃至5%、2乃至4%、2乃至3%、3乃至10%、3乃至9%、3乃至8%、3乃至7%、3乃至6%、3乃至5%、3乃至4%、4乃至10%、4乃至9%、4乃至8%、4乃至7%、4乃至6%、4乃至5%、5乃至10%、5乃至9%、5乃至8%、5乃至7%、5乃至6%、6乃至10%、6乃至9%、6乃至8%、6乃至7%、7乃至10%、8乃至10%、又は9乃至10%であることを特徴とするプロセス。 - 請求項32に記載のプロセスにおいて、
前記酸化剤の前駆体が、10乃至30%、12乃至30%、14乃至30%、16乃至30%、18乃至30%、20乃至30%、22乃至30%、24乃至30%、26乃至30%、28乃至30%、10乃至25%、12乃至25%、14乃至25%、16乃至25%、18乃至25%、20乃至25%、10乃至20%、12乃至20%、14乃至20%、16乃至20%、18乃至20%、25乃至30%、3乃至30%、5乃至30%、7乃至30%又は9乃至30%の量で存在する過酸化水素であることを特徴とするプロセス。 - 硫酸を多く含む水溶液からの硫酸の回収のためのプロセスであって、前記溶液が、さらに、少なくとも1の有機物質を含んでおり、前記プロセスが、
少なくとも1の不溶性又はガス状の種に前記溶液に含まれる前記有機物質を変換するために、カロ酸又は過酸化水素で前記溶液を処理するステップと、
前記酸性溶液から前記不溶性又はガス状の種を除去し又は分離し得るステップと、
を具えており、
実質的に有機物を含まない実質的に濃縮された酸性溶液を生成することを特徴とするプロセス。 - 請求項1乃至34のいずれか一項に記載されたプロセスにおいて、
前記少なくとも1の有機物質が、可溶性及び不溶性の有機物質を含むことを特徴とするプロセス。 - 請求項35に記載されたプロセスにおいて、
前記少なくとも1の有機物質が、前記酸を多く含む溶液に完全に可溶化することを特徴とするプロセス。 - 請求項35に記載されたプロセスにおいて、
前記少なくとも1の有機物質が、可溶性及び不溶性の有機物の混合物であることを特徴とするプロセス。 - 請求項35に記載されたプロセスにおいて、
前記少なくとも1の有機物質が、前記酸を多く含む溶液に不溶性であることを特徴とするプロセス。 - 水及び少なくとも1の酸を含む回収された酸性溶液であって、
最大で1,000ppmの有機物を任意にさらに含み、
前記溶液が請求項1乃至38のいずれか一項に記載の回収プロセスによって得られることを特徴とする酸性溶液。 - 請求項39に記載の溶液において、
前記酸が硫酸であることを特徴とする酸性溶液。
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