JP2018502813A5 - - Google Patents

Claims (6)

1. ４０％乃至６３％（重量％）の硫酸を含む硫酸が豊富な水溶液からの硫酸の回収のためのプロセスであって、前記溶液が、有機物の可溶性及び不溶性材料を含んでおり、前記プロセスが、
   前記溶液においてカロ酸のその場（ｉｎ ｓｉｔｕ）形成をし得るために、８０乃至１３０℃の温度で２乃至１０重量％のＨ _２ Ｏ _２ で前記硫酸の溶液を処理するステップであって、前記溶液に含まれる前記有機物の可溶性及び不溶性材料が、少なくとも１の不溶性又はガス状の種に変換され、前記有機物の可溶性及び不溶性材料が、ガラクトース、ラムノース、キシロース、マンノース、セルロース、グルコース、ヒドロキシメチルフルフラール、ガラクツロン酸、リグニン、レブリン酸、セルロースエーテル及びセルロースエステルから選択される、ステップと、
   酸性の前記溶液から前記不溶性又はガス状の種を除去し又は分離し得るステップと、
   を具えており、
   実質的に有機物を含まない実質的に濃縮された酸性溶液を生成することを特徴とするプロセス。
2. 請求項１に記載のプロセスにおいて、
   前記硫酸が豊富な水溶液が、５９％乃至６３％（重量％）の硫酸を含むことを特徴とするプロセス。
3. 請求項１に記載のプロセスにおいて、
   硫酸の回収が、ナノ結晶セルロースの生成のプロセスからであることを特徴とするプロセス。
4. 請求項１に記載のプロセスにおいて、
   前記有機物の５０％が、不溶性材料であることを特徴とするプロセス。
5. 請求項１に記載のプロセスにおいて、
   前記溶液が、５重量％のＨ _２ Ｏ _２ で処理されることを特徴とするプロセス。
6. 請求項１に記載のプロセスにおいて、
   前記実質的に有機物を含まない実質的に濃縮された酸性溶液が、０．０５乃至９００ｐｐｍの有機物を含むことを特徴とするプロセス。