JP2018199410A - 車両後部構造 - Google Patents

車両後部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018199410A
JP2018199410A JP2017104842A JP2017104842A JP2018199410A JP 2018199410 A JP2018199410 A JP 2018199410A JP 2017104842 A JP2017104842 A JP 2017104842A JP 2017104842 A JP2017104842 A JP 2017104842A JP 2018199410 A JP2018199410 A JP 2018199410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
air
width direction
vehicle width
intake port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017104842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6838495B2 (ja
Inventor
杵島 史彦
Fumihiko Kinejima
史彦 杵島
徳山 浩二
Koji Tokuyama
浩二 徳山
希美 齋藤
Nozomi Saito
希美 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017104842A priority Critical patent/JP6838495B2/ja
Priority to CN201810503563.0A priority patent/CN108928398B/zh
Priority to US15/987,954 priority patent/US10501129B2/en
Priority to DE102018112474.0A priority patent/DE102018112474A1/de
Publication of JP2018199410A publication Critical patent/JP2018199410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6838495B2 publication Critical patent/JP6838495B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • B62D35/02Streamlining the undersurfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/16Mud-guards or wings; Wheel cover panels
    • B62D25/18Parts or details thereof, e.g. mudguard flaps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D37/00Stabilising vehicle bodies without controlling suspension arrangements
    • B62D37/02Stabilising vehicle bodies without controlling suspension arrangements by aerodynamic means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】リアホイールハウス内を流れる空気を整流でき、車両の走行中における空気抵抗を低減できる車両後部構造を得る。
【解決手段】リアホイールハウス14の車両後方側に設けられたアンダーカバー16と、アンダーカバー16に形成され、車両後方側へ向かって流れてきた空気を車両幅方向外側へ向かって流れるように取り込む空気取込口20と、アンダーカバー16における空気取込口20よりも車両幅方向外側に形成され、空気取込口20から取り込んだ車両幅方向外側へ向かって流れる空気を車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ排出する空気排出口30と、を備えた車両後部構造10とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両後部構造に関する。
リアホイールハウス内に発生する乱流を、リアバンパの前方側に形成した開口部から取り込むとともに、リアバンパの後方側に形成した開口部から排出して、車両の空気抵抗の低減と車両の横風安定性の向上を図るようにした車両の後部構造は、従来に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−25369号公報
通常、リアホイールハウス内に発生した乱流は、リアホイールハウス内の後部上側から車両幅方向外側へ吹き出すようになっており、リアホイールハウス内の後部下側では、車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて空気が流れ込むようになっている。この車両幅方向内側へ向けて流れ込んだ空気は、車両の外側へ効率よく排出されないと乱流になり、車両の走行中における空気抵抗の一因となってしまう。
しかしながら、上記のように、リアバンパの前方側及び後方側に開口部を形成して、リアホイールハウス内の上部に発生した乱流を車両後方側へ流すようにした場合には、ホイールハウス内の圧力が下がるため、リアホイールハウス内の下部において、車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込む空気流が増加してしまうおそれがある。つまり、リアホイールハウス内の下部において、乱流が発生し易くなり、車両の走行中における空気抵抗が増加してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、リアホイールハウス内を流れる空気を整流でき、車両の走行中における空気抵抗を低減できる車両後部構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両後部構造は、リアホイールハウスの車両後方側に設けられたアンダーカバーと、前記アンダーカバーに形成され、車両後方側へ向かって流れてきた空気を車両幅方向外側へ向かって流れるように取り込む空気取込口と、前記アンダーカバーにおける前記空気取込口よりも車両幅方向外側に形成され、前記空気取込口から取り込んだ車両幅方向外側へ向かって流れる空気を車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ排出する空気排出口と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、アンダーカバーに形成された空気取込口から、車両後方側へ向かって流れてきた空気を車両幅方向外側へ向かって流れるように取り込み、アンダーカバーにおける空気取込口よりも車両幅方向外側に形成された空気排出口から、空気取込口から取り込んだ車両幅方向外側へ向かって流れる空気を車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ排出する。
したがって、車両の走行中にリアホイールハウス内の後部下側に車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込んできた空気流は、それよりも車両後方側において、車両幅方向内側から車両幅方向外側へ向けて流れるように整流され、車両の側面を流れる空気流にスムーズに合流される。つまり、車両幅方向内側へ向けて流れ込んだ空気は、車両の外側へ効率よく排出される。よって、リアホイールハウス内の後部下側で乱流が発生するのが抑制され、車両の走行中における空気抵抗が低減される。
また、請求項2に記載の車両後部構造は、請求項1に記載の車両後部構造であって、前記空気排出口の辺縁部に設けられ、車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ空気流を案内する排出側案内壁を備えている。
請求項2に記載の発明によれば、空気排出口の辺縁部に、車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ空気流を案内する排出側案内壁が設けられている。したがって、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気は、効果的に車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ案内されて空気排出口から排出される。
また、請求項3に記載の車両後部構造は、請求項2に記載の車両後部構造であって、前記排出側案内壁は、前記空気排出口の車両幅方向外側で、かつ車両前後方向に沿って延びる外辺縁部から車両幅方向内側で、かつ車両上方側へ立設された外傾斜壁を有している。
請求項3に記載の発明によれば、排出側案内壁が、空気排出口の車両幅方向外側で、かつ車両前後方向に沿って延びる外辺縁部から車両幅方向内側で、かつ車両上方側へ立設された外傾斜壁を有している。したがって、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気は、もれなく車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ案内されて空気排出口から排出される。
また、請求項4に記載の車両後部構造は、請求項2又は請求項3に記載の車両後部構造であって、前記排出側案内壁は、前記空気排出口の車両後方側で、かつ車両幅方向に沿って延びる後辺縁部から車両前方側で、かつ車両上方側へ立設された後傾斜壁を有している。
請求項4に記載の発明によれば、排出側案内壁が、空気排出口の車両後方側で、かつ車両幅方向に沿って延びる後辺縁部から車両前方側で、かつ車両上方側へ立設された後傾斜壁を有している。したがって、車両の走行中に空気取込口から取り込まれて車両後方側へ流れた空気は、もれなく車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ案内されて空気排出口から排出される。
また、請求項5に記載の車両後部構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両後部構造であって、前記空気取込口の辺縁部に設けられ、車両幅方向外側へ空気流を案内する取込側案内壁を備えている。
請求項5に記載の発明によれば、空気取込口の辺縁部に、車両幅方向外側へ空気流を案内する取込側案内壁が設けられている。したがって、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気は、効果的に車両幅方向外側へ案内される。
また、請求項6に記載の車両後部構造は、請求項1に記載の車両後部構造であって、前記空気取込口と前記空気排出口とがダクトで接続されている。
請求項6に記載の発明によれば、空気取込口と空気排出口とがダクトで接続されている。したがって、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気は、もれなく空気排出口から排出される。
請求項1に係る発明によれば、リアホイールハウス内を流れる空気を整流でき、車両の走行中における空気抵抗を低減させることができる。
請求項2に係る発明によれば、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気を、効果的に車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ案内して空気排出口から排出することができる。
請求項3に係る発明によれば、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気を、もれなく車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ案内して空気排出口から排出することができる。
請求項4に係る発明によれば、車両の走行中に空気取込口から取り込まれて車両後方側へ流れた空気を、もれなく車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ案内して空気排出口から排出することができる。
請求項5に係る発明によれば、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気を、効果的に車両幅方向外側へ案内することができる。
請求項6に係る発明によれば、車両の走行中に空気取込口から取り込まれた空気を、もれなく空気排出口から排出することができる。
本実施形態に係る車両後部構造を底面から見て示す斜視図である。 本実施形態に係る車両後部構造の空気取込口を示す斜視図である。 本実施形態に係る車両後部構造の空気排出口を示す斜視図である。 本実施形態に係る車両後部構造を示す平面図である。 本実施形態に係る車両後部構造を示す底面図である。 本実施形態に係る車両後部構造を示す一部破断側面図である。 本実施形態に係る車両後部構造を示す背面図である。 本実施形態に係る車両後部構造を示す図4におけるX−X線矢視断面図である。 本実施形態に係る車両後部構造の空気の流れを説明する説明図である。 本実施形態に係る車両後部構造の変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る車両後部構造の変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る車両後部構造の変形例を示す斜視図である。 比較例に係る車両後部構造の空気の流れを説明する説明図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両上方向、矢印FRを車両前方向、矢印LHを車両左方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両上下方向の上下、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右を示すものとする。
図1に示されるように、車両12の底部で、かつ後輪Wrが収容されているリアホイールハウス14の少なくとも車両後方側には、樹脂製のアンダーカバー16が設けられている。そして、そのアンダーカバー16には、本実施形態に係る車両後部構造10を構成する空気取込口20及び空気排出口30が形成されている。
図1、図2に示されるように、アンダーカバー16には、車両前後方向に延在するとともに、車両後方側へ行くに従って車両下方側へ傾斜する傾斜樋18が形成されている。傾斜樋18は、車両前後方向から見た断面視で、車両下方側へ開放された略「U」字状に形成されており、その傾斜樋18の車両幅方向外側を向く壁部18Aのほぼ全体に亘って空気取込口20が形成されている。
すなわち、空気取込口20は、図6に示されるように、車両幅方向から見た側面視で、車両前後方向に長く、かつ車両後方側へ行くに従って開口高さが低くなる略矩形状に形成されており、車両幅方向外側へ向けて開口している。したがって、図4に示されるように、車両12の走行時に傾斜樋18内を流れる空気の少なくとも一部は、その空気取込口20から取り込まれ、車両幅方向外側へ流れるようになっている。
図3〜図5、図7に示されるように、空気排出口30は、空気取込口20よりも車両幅方向外側のアンダーカバー16に車両前後方向に長い略矩形状に形成されている。より詳細には、空気排出口30は、図4に示される底面視又は図5に示される平面視で、車両12の車両幅方向外側で、かつ車両後方側(図7に示されるリアバンパ15)の形状にほぼ沿って、車両後方側端部が車両幅方向内側へ向けて湾曲した略矩形状に形成されている。
そして、図3、図7に示されるように、空気排出口30の車両幅方向内側で、かつ車両前後方向に沿って延びる内辺縁部は、車両幅方向外側で、かつ車両下方側(以下「車両幅方向外側下方」という)へ傾斜する下傾斜壁32とされている。この下傾斜壁32と後述する傾斜壁34とにより、空気取込口20から取り込まれて車両幅方向外側へ流れた空気が、車両幅方向外側下方へ向けて案内されるようになっている(図8参照)。
また、図2、図3に示されるように、空気排出口30の車両幅方向外側で、かつ車両前後方向に沿って延びる外辺縁部には、車両幅方向内側で、かつ車両上方側へ傾斜する外傾斜壁36が一体に立設されている。そして、空気排出口30の車両後方側で、かつ車両幅方向に沿って延びる後辺縁部には、車両前方側で、かつ車両上方側へ傾斜する後傾斜壁38が一体に立設されている。
外傾斜壁36の後端部と後傾斜壁38の車両幅方向外側端部とは一体に接続されており、外傾斜壁36と後傾斜壁38とで1枚の傾斜壁34が構成されている。なお、この傾斜壁34(外傾斜壁36及び後傾斜壁38)が、本実施形態における排出側案内壁の一例である。
また、図4、図5に示されるように、この傾斜壁34は、平面視で空気排出口30の一部(又は全部でもよい)を隠すように、その空気排出口30と平面視で略同一形状に形成されており、空気排出口30の上方に、車両幅方向外側及び車両後方側からオーバーラップするようになっている。
なお、図8に示されるように、傾斜壁34の高さ(車両前後方向から見て、水平方向に対する角度も含む)は、空気取込口20から取り込まれて車両幅方向外側へ流れた空気が、空気排出口30へ効果的に案内される程度の高さ(上記角度)になっていればよい。
また、図2〜図4に示されるように、空気取込口20の車両前方側の辺縁部には、車両幅方向外側へ向かって延びる前傾斜壁22が一体に形成されている。前傾斜壁22は、平面視で車両後方側へ向かって凸となる湾曲板状に形成されており、車両前後方向から見て矩形状に形成されている。
この前傾斜壁22により、空気取込口20から取り込まれた空気が、車両幅方向外側へ向けて案内されるようになっている。なお、この前傾斜壁22が、本実施形態における取込側案内壁の一例である。
以上のような構成とされた車両後部構造10において、次にその作用について説明する。
図4、図9に示されるように、車両12の走行時において、車両12の底部を車両前方側から流れてきた空気の一部は、傾斜樋18内を通って車両後方側へ排出される。また、後輪Wrの車両後方側となるリアホイールハウス14内の後部下側では、車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて空気が流れ込み、その空気も傾斜樋18内へ流れ込む。なお、リアホイールハウス14内の後部上側では、車両幅方向外側へ向けて空気が吹き出される。
ここで、図13に示されるように、空気取込口20及び空気排出口30が形成されていない比較例の場合には、リアホイールハウス14内の後部下側において車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込んできた空気流は、傾斜樋18内を流れる空気流と衝突して乱流を発生させたり、車両12の側面を流れる空気流と衝突して乱流を発生させたりするおそれがある。
これに対し、本実施形態に係る車両後部構造10では、傾斜樋18の車両幅方向外側を向く壁部18Aに空気取込口20が形成されている。したがって、傾斜樋18内を流れる空気の少なくとも一部は、その空気取込口20に取り込まれ、車両幅方向外側へ向かって流れる。特に、その空気取込口20の車両前方側の辺縁部には、前傾斜壁22が形成されているので、空気取込口20に取り込まれた空気は、効果的に車両幅方向外側へ案内される。
また、空気取込口20よりも車両幅方向外側におけるアンダーカバー16には、空気排出口30が形成されている。そして、その空気排出口30の車両幅方向外側の辺縁部には外傾斜壁36が立設され、車両後方側の辺縁部には後傾斜壁38が立設されている。つまり、空気排出口30の車両幅方向外側から車両後方側にかけて傾斜壁34が立設されている。
したがって、図8に示されるように、車両12の走行中に、空気取込口20から取り込まれて車両幅方向外側へ流れた空気は、傾斜壁34によって、効果的に車両幅方向外側下方へ案内され、その空気の流れの慣性力を保ったまま、空気排出口30からスムーズに、かつ効率よく排出される。
より具体的には、空気取込口20に取り込まれて車両幅方向外側へ流れた空気は、外傾斜壁36によって、もれなく(乱流を発生させることなく)車両幅方向外側下方へ案内されて空気排出口30から排出される。そして、空気取込口20に取り込まれて車両後方側(車両幅方向外側で、かつ車両後方側)へ流れた空気は、後傾斜壁38によって、もれなく(乱流を発生させることなく)車両幅方向外側下方へ案内されて空気排出口30から排出される。
よって、車両12の走行中にリアホイールハウス14内の後部下側に車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込んできた空気流は、それよりも車両後方側において、車両幅方向内側から車両幅方向外側へ向けて効果的に流れるように整流され、車両12の側面を流れる空気流にスムーズに合流される(図9参照)。これにより、車両12の走行中における空気抵抗を低減させることができる。
換言すれば、車両12の走行中にリアホイールハウス14内の後部下側に車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込んだ空気を、それよりも車両後方側において、効率よく車両12の外側へ排出することができるため、リアホイールハウス14内の後部下側に車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込んできた空気流が過剰に集まって乱流になることによる流速の低下を抑制又は防止することができる。
また、車両12の走行中にリアホイールハウス14内の後部下側に車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込んできた空気流は、それよりも車両後方側において、車両幅方向内側から車両幅方向外側へ向けて効果的に流れるように整流されるため、その部位の流速が速くなり、その部位の流量も増える。これにより、リアホイールハウス14内の後部上側から車両幅方向外側へ吹き出す空気の流量を低減させることができる。
更に、車両12の走行中にリアホイールハウス14内の後部下側に車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向けて流れ込んだ空気は、後輪Wrの車両後方側におけるアンダーカバー16に形成された空気排出口30から排出されるため、その空気が後輪Wrの後部に流れ込むことを抑制又は防止することができ、それによる流速の低下も抑制又は防止することができる。よって、車両12の走行中において、その背面側(リアバンパ15の外面側)に形成される空気の流れも整流される。
また、空気排出口30は、車両12の車両幅方向外側で、かつ車両後方側(リアバンパ15)の形状にほぼ沿って形成されているため、リアバンパ15の車両幅方向外側下端部に沿って空気を排出することができる。したがって、そのリアバンパ15の車両幅方向外側付近における空気流の剪断力を低減させることができ、縦渦(車両上下方向に巻き込む空気流)の発生を低減させることができる。
これにより、アンダーカバー16の上面及び下面を流れる空気流の流速を速めることができ、車両12の走行中における空気抵抗を更に低減させることができる。そして、これにより、車両12の操縦安定性能を向上させることができる。
また、空気排出口30は、後輪Wrよりも車両後方側のアンダーカバー16に形成されているため、空気排出口30がリアバンパ15に形成されている構成に比べて、アンダーカバー16の上面に入り込んだ泥水や雪等を、側面視及び背面視で見えない部位に放出することができる。
なお、図10に示されるように、空気取込口20の車両後方側の辺縁部には、車両幅方向内側へ向かって延びる後傾斜壁24を一体に形成してもよい。この後傾斜壁24は、平面視で車両後方側へ向かって凸となる湾曲板形状に形成されており、車両前後方向から見て矩形状に形成されている。
このような後傾斜壁24を設けると、傾斜樋18内を流れる空気が、より効果的に車両幅方向外側へ向けて案内されて空気取込口20から取り込まれる。なお、この後傾斜壁24も、本実施形態における取込側案内壁の一例である。また、この後傾斜壁24は、泥水や雪等がアンダーカバー16の上面に取り込まれるのを抑制するために、なるべく小さい大きさに形成することが好ましい。
また、図11に示されるように、傾斜樋18がなく、その傾斜樋18が形成されていた部位よりも車両幅方向外側にしかアンダーカバー16が設けられていない車両12の場合には、車両12の底部12Aとの境界部分となるアンダーカバー16の車両幅方向内側端部16Aと、その車両幅方向内側端部16Aにおける後端部に側面視略直角三角形状に立設された仕切壁26の前端部26Aと、前傾斜壁22と、で空気取込口20が構成される。
したがって、このような構成とされた車両12の場合でも、その車両12の走行中に、空気取込口20から取り込まれて車両幅方向外側へ流れた空気は、傾斜壁34によって、効果的に車両幅方向外側下方へ案内され、その空気の流れの慣性力を保ったまま、空気排出口30からスムーズに、かつ効率よく排出される。なお、仕切壁26の形状は、図示の側面視略直角三角形状に限定されるものではなく、例えば側面視略四角形状や側面視略楕円形状などであってもよい。
また、図12に示されるように、空気取込口20と空気排出口30とを筒状とされた樹脂製のダクト28で連通接続するようにしてもよい。この場合、車両12の走行中に、空気取込口20から取り込まれた空気は、ダクト28によって流速が速められた状態で、もれなく空気排出口30からスムーズに、かつ効率よく排出される。
以上、本実施形態に係る車両後部構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両後部構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、空気取込口20の形状や大きさ及び空気排出口30の形状や大きさは、それぞれ図示の形状や大きさに限定されるものではない。
また、空気排出口30に立設する傾斜壁34(外傾斜壁36及び後傾斜壁38)の形状や大きさも、空気取込口20から取り込んで車両幅方向外側へ流れた空気を、空気排出口30から車両幅方向外側下方へ効果的に排出することができるような形状及び大きさになっていればよく、図示の形状や大きさに限定されるものではない。
同様に、空気取込口20に形成する前傾斜壁22及び後傾斜壁24の形状や大きさも、傾斜樋18内を流れる空気を空気取込口20へ効果的に取り込むことができるような形状及び大きさ(後傾斜壁24の場合は、更に泥水などを取り込み難い形状及び大きさ)になっていればよく、図示の形状や大きさに限定されるものではない。
10 車両後部構造
14 リアホイールハウス
16 アンダーカバー
20 空気取込口
22 前傾斜壁(取込側案内壁)
24 後傾斜壁(取込側案内壁)
28 ダクト
30 空気排出口
34 傾斜壁(排出側案内壁)
36 外傾斜壁(排出側案内壁)
38 後傾斜壁(排出側案内壁)

Claims (6)

  1. リアホイールハウスの車両後方側に設けられたアンダーカバーと、
    前記アンダーカバーに形成され、車両後方側へ向かって流れてきた空気を車両幅方向外側へ向かって流れるように取り込む空気取込口と、
    前記アンダーカバーにおける前記空気取込口よりも車両幅方向外側に形成され、前記空気取込口から取り込んだ車両幅方向外側へ向かって流れる空気を車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ排出する空気排出口と、
    を備えた車両後部構造。
  2. 前記空気排出口の辺縁部に設けられ、車両幅方向外側で、かつ車両下方側へ空気流を案内する排出側案内壁を備えた請求項1に記載の車両後部構造。
  3. 前記排出側案内壁は、前記空気排出口の車両幅方向外側で、かつ車両前後方向に沿って延びる外辺縁部から車両幅方向内側で、かつ車両上方側へ立設された外傾斜壁を有する請求項2に記載の車両後部構造。
  4. 前記排出側案内壁は、前記空気排出口の車両後方側で、かつ車両幅方向に沿って延びる後辺縁部から車両前方側で、かつ車両上方側へ立設された後傾斜壁を有する請求項2又は請求項3に記載の車両後部構造。
  5. 前記空気取込口の辺縁部に設けられ、車両幅方向外側へ空気流を案内する取込側案内壁を備えた請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両後部構造。
  6. 前記空気取込口と前記空気排出口とがダクトで接続されている請求項1に記載の車両後部構造。
JP2017104842A 2017-05-26 2017-05-26 車両後部構造 Active JP6838495B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017104842A JP6838495B2 (ja) 2017-05-26 2017-05-26 車両後部構造
CN201810503563.0A CN108928398B (zh) 2017-05-26 2018-05-23 车辆后部结构
US15/987,954 US10501129B2 (en) 2017-05-26 2018-05-24 Vehicle rear structure
DE102018112474.0A DE102018112474A1 (de) 2017-05-26 2018-05-24 Fahrzeugheckaufbau

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017104842A JP6838495B2 (ja) 2017-05-26 2017-05-26 車両後部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018199410A true JP2018199410A (ja) 2018-12-20
JP6838495B2 JP6838495B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=64109580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017104842A Active JP6838495B2 (ja) 2017-05-26 2017-05-26 車両後部構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10501129B2 (ja)
JP (1) JP6838495B2 (ja)
CN (1) CN108928398B (ja)
DE (1) DE102018112474A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022133308A1 (de) 2022-12-14 2024-06-20 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Anordnung einer Luftleitvorrichtung auf einer Unterseite eines Kraftwagens

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3712048A1 (de) * 1987-04-09 1988-10-27 Bayerische Motoren Werke Ag Vorrichtung zum absenken des auftriebs an fahrzeugen
DE19711336A1 (de) * 1997-03-18 1998-09-24 Bayerische Motoren Werke Ag Bodenaufbau an einem Kraftfahrzeug-Heck
FR2863244A1 (fr) * 2003-12-09 2005-06-10 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif aerodynamique pour vehicule automobile
JP2011218939A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車両の床下構造
JP2013154655A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Ntn Corp インホイールモータ駆動装置の冷却構造

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03103882U (ja) * 1990-02-09 1991-10-29
JP2803473B2 (ja) * 1992-07-07 1998-09-24 日産自動車株式会社 自動車のアンダーフロア構造
JPH0725369A (ja) 1993-07-09 1995-01-27 Mazda Motor Corp 車両の後部車体構造
JPH095369A (ja) 1995-06-20 1997-01-10 Mitsumi Electric Co Ltd 電気接続具の絶縁状態検査装置
JP2005199828A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Toyota Motor Corp インホイールモータの冷却装置
JP2013071462A (ja) 2011-09-26 2013-04-22 Toyota Motor Corp 車両後部構造
JP5983384B2 (ja) * 2012-12-12 2016-08-31 トヨタ自動車株式会社 車体後部構造
JP5854021B2 (ja) 2013-03-27 2016-02-09 トヨタ自動車株式会社 ホイルハウス後部構造
JP6048284B2 (ja) * 2013-04-03 2016-12-21 スズキ株式会社 車両用バッテリパック装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3712048A1 (de) * 1987-04-09 1988-10-27 Bayerische Motoren Werke Ag Vorrichtung zum absenken des auftriebs an fahrzeugen
DE19711336A1 (de) * 1997-03-18 1998-09-24 Bayerische Motoren Werke Ag Bodenaufbau an einem Kraftfahrzeug-Heck
FR2863244A1 (fr) * 2003-12-09 2005-06-10 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif aerodynamique pour vehicule automobile
JP2011218939A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車両の床下構造
JP2013154655A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Ntn Corp インホイールモータ駆動装置の冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6838495B2 (ja) 2021-03-03
US10501129B2 (en) 2019-12-10
DE102018112474A1 (de) 2018-11-29
CN108928398A (zh) 2018-12-04
CN108928398B (zh) 2021-12-10
US20180339735A1 (en) 2018-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5983568B2 (ja) 車両下部構造
JP5233927B2 (ja) 車両下部構造
JP5768930B2 (ja) エアガイド構造
JP5943093B2 (ja) 車両用マッドガード構造
JP6485442B2 (ja) ピックアップトラックの車両側部構造
JP2014113986A (ja) 車体後部構造
JP5519342B2 (ja) 車両用アンダーカバー
JP6048389B2 (ja) 自動車の前部構造
JP6336883B2 (ja) アンダーカバー
JP2018199410A (ja) 車両後部構造
JP2010158921A (ja) 車両の前部構造
JP2007331665A (ja) 船外機
JP5861320B2 (ja) 車両後部構造
JP5630331B2 (ja) 冷却風導入構造
JP2017210207A (ja) 空力部品
JP2017071289A (ja) 車体側部構造
JP5119799B2 (ja) 車両構造
JP5668648B2 (ja) 車両後部構造
JP2022162800A (ja) 車両の前部構造
JP2009023572A (ja) 移動車両
JP5879056B2 (ja) 車体構造
CN107856619B (zh) 车辆用车身底罩结构
JP6766760B2 (ja) 車両下部構造
JP6252145B2 (ja) 車両の構造
JP2015214275A (ja) 車載エンジンの吸気構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210125

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6838495

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151