JP2018186664A - 回転電機に用いられる固定子、回転電機、及び固定子の製造方法 - Google Patents

回転電機に用いられる固定子、回転電機、及び固定子の製造方法 Download PDF

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【課題】コイルの巻崩れを抑制しつつ高占積率でコイルを巻回させ、小型かつ、高出力の回転電機を提供することである。【解決手段】回転電機の固定子は、周方向に所定の間隔で配置された放射状に突出するティース部と、前記ティース部の周りには、絶縁部材で形成されたボビンと、前記ボビンを介して前記ティース部に集中巻きによって巻回されるコイルと、を備える回転電機の固定子であって、前記ティース部の外周部を基点としてコイル口出し線が形成され、前記コイルは、前記ステータの内径側から順次折り返され、かつ当該固定子の軸方向端部にて段上がりをして巻回されることで多段のコイルを構成し、前記段上がりのうち、少なくとも偶数段の巻き終わりを構成するコイルは、次段の段上がりを構成するコイルと離間される。【選択図】図6(d)

Description

本発明は、回転電機に用いられる固定子、回転電機、及び固定子の製造方法に関するものである。
本技術分野の背景技術とし、特許文献1(特開2006-6777号公報)があり、この公報には、コイルを巻回するインシュレータボビンにおいて、コイルを誘導する案内溝を設けることで、コイルの巻崩れを防止して、円滑に巻回できると記載されている。
しかし、インシュレータボビンでコイルを誘導できるのは、1段目だけであり、巻回の仕様によっては、コイルが2段、3段、4段になる場合もある。段数が多くなれば、その分、コイルの巻崩れも発生しやすくなり、特許文献1のような、案内溝の効果は、もはや期待することはできない。
特に、コイルが1段目から2段目、2段目から3段目など、段上がりをする際、コイルを所定の位置に落とし込めない時に巻崩れが発生する。段上がりを、常に近接したコイル位置に落とし込む場合は、巻崩れは発生しにくいが、その分、コイルの占積率が高くできない。
コイルの占積率を高くするためには、段上がりを離れたコイル位置に落とし込む必要があり、急な角度での段上がりをする必要がある。その分、コイルの巻崩れの虞が大きくなる。
特開平2006−6777号公報
本発明の課題は、コイルの巻崩れを抑制しつつ高占積率でコイルを巻回させ、小型かつ、高出力の回転電機を提供することである。
上記課題を解決する回転電機の固定子は、周方向に所定の間隔で配置された放射状に突出するティース部と、前記ティース部の周りには、絶縁部材で形成されたボビンと、前記ボビンを介して前記ティース部に集中巻きによって巻回されるコイルと、を備える回転電機の固定子であって、前記ティース部の外周部を基点としてコイル口出し線が形成され、前記コイルは、前記ステータの内径側から順次折り返され、かつ当該固定子の軸方向端部にて段上がりをして巻回されることで多段のコイルを構成し、前記段上がりのうち、少なくとも偶数段の巻き終わりを構成するコイルは、次段の段上がりを構成するコイルと離間される。
本発明によれば、巻線ノズルが干渉しない物理的なスペースの中で、コイルの巻崩れを抑制しつつ高占積率でコイルを巻回することが可能となり、小型かつ、高出力の回転電機を提供できる。
本実施形態における回転電機100の断面図である。 シャフト2の回転軸方向から見たステータコア7の正面図である。 固定子101におけるインシュレータボビン8にコイル9を巻回した部分の拡大図である。 比較例として、巻線ノズル23が干渉しない物理的なスペースの中で、最大限までコイル9を配置し、回転軸方向から見た正面図である。 本実施形態のノズル集中巻きにおけるコイル9の巻回順番の説明図である。 本実施形態に係るコイル9を1段目9aから2段目9bまで巻回した図である。 本実施形態に係るコイル9が2段目9bから3段目9cに段上がりし、3段目9cを巻回するまでの図である。 本実施形態に係るコイル9を3段目9cまで巻回した図である。 本実施形態に係るコイル9を4段目9dまで巻回した図である。 通常のノズル集中巻きにおけるコイル9の巻回順番の説明図である。 比較例として、コイル9が1段目9aから2段目9bに段上がりするまでの図である。 比較例として、コイル9が2段目9bを巻回するまでの図である。 比較例として、コイル9が2段目9bから3段目9cに段上がりするまでの図である。 比較例として、コイルを3段目9cまで巻回し、3段目9cから4段目9dに段上がりするまでの図である。
以下、図1ないし図8を用いて実施例を説明する。まず、本発明の一例としての回転電機の概略構成について述べる。
図1は、本実施形態における回転電機100の断面図である。
回転電機100は、有底の円筒形状をしているハウジング1の内周に固定子101が圧入等で固定される。回転子102は、固定子101の内径側には、空隙を介して、ベアリング15により、継承支持される。
回転子102は、シャフト2と、シャフト2に圧入等で固定されたロータコア3と、を備えている。また、ロータコア3の外周面には、マグネット4と、マグネット4の軸方向の位置決めをする端板5と、マグネット4を外部からの衝撃等から保護及び回転による遠心力でマグネット4が飛散するのを防止する為の円筒状の保護カバー6と、が設けられる。
固定子101は、プレスで打ち抜かれた磁性鋼板の薄板を複数枚積層した円環状のステータコア7と、このステータコア7にナイロン等で成形されかつ絶縁機能を有するインシュレータボビン8と、インシュレータボビン8に巻回されているコイル9と、から構成されている。
端子台10は、コイル9を外部との電源に接続するための複数のバスバー11を樹脂モールド成形したもので、ハウジング1の内部に挿入される。複数のバスバー11は、コイル9の口出し線12と電気的に接続する為の接続部13を形成しており、ヒュージング等により、複数のバスバー11とコイル9を電気的に接続する。また、端子台10には、コネクタハウジング14も一体成形されており、コネクタハウジング14の突出部を除くと、円盤状の形状である。
回転子102のシャフト2には、二つのベアリング15の内輪側が固定され、回転可能に支持されている。ベアリング15の外輪は、ハウジング1とカバー16のベアリング箱17にそれぞれ収納される。カバー16側のベアリング15の外輪端部は、カバー16にボルト18でねじ止めされたプレート19によって押さえつけ、固定されており、回転子102の軸方向の移動を規制した構成になっている。
図2は、シャフト2の回転軸方向から見たステータコア7の正面図である。
ステータコア7は、圧入等で固定される固定部7aと、ステータコア7の内径側にある所定の間隔で複数突出しているティース7bと、で構成されている。図2に示されるステータコア7は一例であり、12個のティース7bからなる12スロットステータコアである。
ティース7bは、内径側にティース先端部7cを形成し、内径側に向かうに従って、広がりを持った形状になっている。また、隣り合うティース先端部7c間距離の開口幅20を有している。
図3は、固定子101におけるインシュレータボビン8にコイル9を巻回した部分の拡大図である。
ステータコア7の周りには、ステータコア7とコイル9を絶縁する為のインシュレータボビン8が構成される。インシュレータボビン8は、ナイロン等の樹脂で、ステータコア7をインサートした樹脂モールド成型等で形成させる。
インシュレータボビン8は、ティース8aと、ティース8aのコイル9が巻回される巻回部8bと、を形成する。巻回部8bの内外径側には、それぞれコイル9が、巻回部8bから飛び出さない為の、巻回壁部8cが形成されている。外径側の巻回壁部8cの一部には、コイル9の巻始め口出し線12aを逃がす為の溝部8dを形成している。また、巻回部8bを除く、外径側には、側壁8eを形成している。
コイル9は、ティース8aの外径側を起点として、巻線ノズル23でティース8aを周回し、外径側より内径側に移動しながら巻回され、順次段上がり部を形成しながら、複数の段で構成したコイルとなる。
次に、コイル9の配置について、4段で構成した例を基に以下説明する。
図4は、巻線ノズル23が干渉しない物理的なスペースの中で、最大限までコイル9を配置し、回転軸方向から見た正面図である。
コイル9は、ティース8a側から、1段目9aから4段目9dの4段で構成される。また、各段のコイル9の巻回数は、1段目×5巻き、2段目×5巻き、3段目×4巻き、4段目×1巻きの合計15巻きの構成になっている。
コイル9の段数と巻回数は、要求される回転電機100の特性や、ノズル幅23aによって決まる。ノズル幅23aは、コイル9の線径から、コイル9を巻回する為に必要な巻線ノズルの強度によって決まる。
回転電機100の小型化や高出力を図る為には、コイル9を可能な限り多く巻回し、占積率を上げる必要がある。
まず、通常のノズル集中巻きした場合において、図7及び図8を用いて説明する。なお、図7及び図8に図示したコイル9内のコイル番号は、コイル9を巻回する順番を示す。
まず、図7は、通常のノズル集中巻きにおけるコイル9の巻回順番の説明図である。コイル9は、コイル番号1からコイル番号15の順に15回巻回される。
巻始めである巻始め口出し線12aは、巻回部8b外径側のコイル番号1から巻回される。巻終わりである巻終わり口出し線12bは、次のティース8aに渡る為、もしくは、図1のバスバー11と接続する為に、巻回部8b外径側のコイル番号15に配置される。
図7のように、通常のノズル集中巻きをした場合では、コイル9を最後まで巻回することが困難である。その理由について、図8(a)ないし図8(d)で、巻回の順を追って説明する。
図8(a)は、コイル9が1段目9aから2段目9bに段上がりするまでの図である。
コイル9の1段目9aは、巻回部8bの外径側から内径側に向かって、コイル番号1からコイル番号5まで巻回される。次に、コイル番号5は、1段目9aから2段目9bの段上がり部21aを形成する。段上がり部21aは、近接されたコイル番号5と巻回壁部8c間のコイル番号6に落とし込まれ、折り返して2段目9bを、今度は巻回部8bの内径側から外径側向かって巻回される。
次に、図8(b)は、コイル9が2段目9bを巻回するまでの図である。
2段目9bは、コイル番号6からコイル番号10まで巻回される。ここで、コイル番号9からコイル番号10を巻回する際、コイル番号1の上を通過するが、巻始め口出し線12aは、インシュレータボビン8の溝部8dによって、干渉を回避している。
次に、図8(c)は、コイル9が2段目9bから3段目9cに段上がりするまでの図である。
コイル番号10は、2段目9bから3段目9cの段上がり部21bを形成する。段上がり部21bは、近接されたコイル番号10と巻回壁部8c間のコイル番号11に落とし込まれ、折り返して3段目9cを、巻回部8bを外径側から内径側に向かって巻回される。
但し、段上がり部21bを形成する際、巻初めの口出し部12aと干渉する干渉部22により、巻崩れの虞が発生する。
図8(b)のコイル番号10と同様に、インシュレータボビン8の溝部8dで回避することも可能だが、その為には、溝部8dの溝奥行きを広く設定(コイルの1本分以上)する必要があり、インシュレータボビン8の構造上、レイアウト上できない場合がある。仮に、溝部8dの奥行きを確保できた場合であっても、巻回時、巻初め口出し線12aが溝部8dの奥まで落とし込めず、結果、巻崩れの虞がある。また、段上がり部21bが巻崩れることで、続く3段目9c全体の巻崩れにも繋がることになる。
最後に、図8(d)は、コイルを3段目9cまで巻回し、3段目9cから4段目9dに段上がりするまでの図である。
3段目9cは、コイル番号11からコイル番号14まで巻回される。コイル番号14は、3段目9cから4段目9dの段上がり部21cを形成する。段上がり部21cは、近接されたコイル番号13とコイル番号14間ではなく、コイル番号13から、コイル2個分離れたコイル番号11とコイル番号12間のコイル番号15に落とし込む必要があり、段上がり部21cは、急な角度θ2で巻回しなければならない。
また、巻線ノズル23は、インシュレータボビン8の側壁8eがある為、奥まで入れることができず、移動範囲に制限がでてしまう。
その為、図8の(d)の点線部Bにおいて、段上がり部21cをコイル番号15に落とし込む際、コイル番号13の方向(図8の(d)の崩れ方向24)に巻崩れが発生する。
結果、コイル9を巻回していく過程で、巻崩れ部のコイル9と巻線ノズル23が干渉し、巻回することができない虞がある。これは、図8の(c)で先に述べた3段目9cの巻崩れ発生によって、4段目9dの巻崩れ発生は、より可能性が高くなる。
次に、図4で示したコイル9の配置において、本実施形態に関わるノズル集中巻きした実施形態について、図5及び図6を用いて説明する。なお、図5、6図のコイル9内のコイル番号は、コイル9を巻回する順番を示す。
図5は、本実施形態のノズル集中巻きにおけるコイル9の巻回順番の説明図である。コイル9はコイル番号1からコイル番号15の順に15回巻回される。
巻始めである巻始め口出し線12aは、巻回部8b外径側のコイル番号1から巻回される。巻終わりである巻終わり口出し線12bは、次のティース8aに渡る為、もしくは、図1のバスバー11と接続する為に巻回部8b外径側のコイル番号15に配置される。
本実施形態では、コイル番号11からコイル番号14の巻回順を工夫することで、コイル9の巻崩れがなく、また高占積率に巻回できることで、信頼性のある小型かつ高出力の回転電機100を提供できる。
次に本実施形態について、図6(a)ないし図6(d)で、具体的に巻回の順を追って説明する。
図6(a)は、本実施形態に係るコイル9が1段目9aから2段目9bまで巻回した図である。1段目9a及び2段目9bまでは、先に図8(a)及び図8(b)で述べた通常のノズル集中巻きと同様である為、説明は省略する。
次に図6(b)は、本実施形態に係るコイル9が2段目9bから、3段目9cに段上がりし、3段目9cを巻回するまでの図である。コイル番号10は、2段目9bから3段目9cの段上がり部21bを形成する。段上がり部21bは、折り返して、近接されたコイル番号9とコイル番号10間からコイル9が1個分離れた、コイル番号9とコイル番号8間のコイル番号11に落とし込まれ、3段目9cをコイル番号12まで巻回される。この時点で、巻回部8bの外径側には、コイル9が巻回されていない、コイルスペース25が形成される。
また、図6(b)の点線部Aにおいて、段上がり部21bを、近接されたコイル9から離れた位置に配置することで、段上がり部21bと巻初めの口出し線12aの干渉を回避することができる。
次に、図6(c)は、本実施形態に係るコイル9を3段目9cまで巻回した図である。
コイル9の3段目9cは、コイル番号12まで巻回した後に、折り返して、図6(b)のコイルスペース25内のコイル番号13に落とし込まれ、コイル番号14まで巻回される。この際、コイル番号11は、コイル番号13を落とし込む際の巻崩れを物理的に防止できる壁としての効果もある。
最後に、図6(d)は、本実施形態に係るコイル9を4段目9dまで巻回した図である。
コイル番号14は、3段目9cから4段目9dの段上がり部21cを形成する。段上がり部21cは、図8の(d)の急な角度θ2に対して、緩やか角度θ1で巻回が可能となり、近接されたコイル番号13とコイル番号14間のコイル番号15に落とし込まれ、巻回される。
このように、図6(b)及び図6(c)の2段目9bから3段目9cに段上がりをする際、近接されたコイル9から離れた位置に段上がり部21bを形成することで、3段目9cから4段目9dの段上がり部21cを、図6(d)のコイル番号15の位置に落とし込むことが可能になる。結果、コイル9の巻崩れを防止できる。
本実施例にすることで、巻線ノズルが干渉しない物理的なスペースの中で、最大限コイルを巻回することが可能となり、小型かつ、高出力な回転電機を提供できる。
1…ハウジング、2…シャフト、3…ロータコア、4…マグネット、5…端板、6…保護カバー、7…ステータコア、7a…固定部、7b…ティース、7c…ティース先端部、8…インシュレータボビン、8a…ティース、8b…巻回部、8c…巻回壁部、8d…溝部、8e…側壁、9…コイル、9a…1段目、9b…2段目、9c…3段目、9d…4段目、10…端子台、11…バスバー、12…口出し線、12a…巻始めの口出し部、12b…巻終わりの口出し部、13…接続部、14…コネクタハウジング、15…ベアリング、16…カバー、17…ベアリング箱、18…ボルト、19…プレート、20…開口幅、21a…1段目から2段目の段上がり部、21b…2段目から3段目の段上がり部、21c…3段目から4段目の段上がり部、22…干渉部、23…巻線ノズル、23a…ノズル幅、24…崩れ方向、25…コイルスペース、100…回転電機、101…固定子、102…回転子、θ1…緩やかな角度、θ2…急な角度

Claims (11)

  1. 周方向に所定の間隔で配置された放射状に突出するティース部と、
    前記ティース部の周りには、絶縁部材で形成されたボビンと、
    前記ボビンを介して前記ティース部に集中巻きによって巻回されるコイルと、を備える回転電機の固定子であって、
    前記ティース部の外周部を基点としてコイル口出し線が形成され、
    前記コイルは、前記ステータの内径側から順次折り返され、かつ当該固定子の軸方向端部にて段上がりをして巻回されることで多段のコイルを構成し、
    前記段上がりのうち、少なくとも偶数段の巻き終わりを構成するコイルは、次段の段上がりを構成するコイルと離間される回転電機の固定子。
  2. 請求項1に記載の回転電機の固定子であって、
    前記段上がりのうち、前記偶数段の巻き終わりを構成するコイルは、次段の段上がりを構成するコイルと離間すると共に、前記次段の段上がりは、前記固定子の軸方向端部において、当該偶数段の巻き終わりを構成するコイルと交差する回転電機の固定子。
  3. 請求項1に記載の回転電機の固定子であって、
    前記段上がりのうち、前記偶数段の巻き終わりを構成するコイルは、次段の段上がりを構成するコイルと離間すると共に、前記コイルの口出し線と前記次段の段上がりとの間に空隙を形成する回転電機の固定子。
  4. 請求項1に記載の回転電機の固定子であって、
    前記段上がりのうち、前記偶数段の巻き終わりを構成するコイルは、次段の段上がりを構成するコイルと離間すると共に、前記ティース部の外径側に空隙を形成する回転電機の固定子。
  5. 請求項3に記載の回転電機の固定子であって、
    前記空隙に、前記コイルが落とし込まれるように巻回される回転電機の固定子。
  6. 請求項1ないし5に記載のいずれかの固定子を備える回転電機であって、
    前記固定子と空隙を介して対向する回転子を備える回転電機。
  7. 周方向に所定の間隔で配置された放射状に突出するティース部と、前記ティース部の周りには、絶縁部材で形成されたボビンと、前記ボビンを介して前記ティース部に集中巻きによって巻回されるコイルと、を備える回転電機の固定子の製造方法であって、
    前記ティース部の外周部を基点としてコイル口出し線が形成させる第1工程と、
    前記コイルを前記ステータの内径側から順次折り返し、かつ当該固定子の軸方向端部にて段上がりをして巻回して多段のコイルを構成する第2工程と、
    前記段上がりのうち、少なくとも偶数段の巻き終わりを構成するコイルを次段の段上がりを構成するコイルと離間させる第3工程と、を備える回転電機の固定子の製造方法。
  8. 請求項7に記載の回転電機の固定子の製造方法であって、
    前記第3工程は、前記段上がりのうち、前記偶数段の巻き終わりを構成するコイルを次段の段上がりを構成するコイルと離間させると共に、前記次段の段上がりは、前記固定子の軸方向端部において、当該偶数段の巻き終わりを構成するコイルと交差させる回転電機の固定子の製造方法。
  9. 請求項7に記載の回転電機の固定子の製造方法であって、
    前記第3工程は、前記段上がりのうち、前記偶数段の巻き終わりを構成するコイルを次段の段上がりを構成するコイルと離間させると共に、前記コイルの口出し線と前記次段の段上がりとの間に空隙を形成させる回転電機の固定子の製造方法。
  10. 請求項7に記載の回転電機の固定子の製造方法であって、
    前記第3工程は、前記段上がりのうち、前記偶数段の巻き終わりを構成するコイルを次段の段上がりを構成するコイルと離間させると共に、前記ティース部の外径側に空隙を形成させる回転電機の固定子の製造方法。
  11. 請求項9に記載の回転電機の固定子の製造方法であって、
    前記空隙に、前記コイルが落とし込まれるように巻回される回転電機の固定子の製造方法。
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